JPH11219644A - 継電器の制御回路 - Google Patents

継電器の制御回路

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JPH11219644A
JPH11219644A JP21214998A JP21214998A JPH11219644A JP H11219644 A JPH11219644 A JP H11219644A JP 21214998 A JP21214998 A JP 21214998A JP 21214998 A JP21214998 A JP 21214998A JP H11219644 A JPH11219644 A JP H11219644A
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三彦 菊岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接点溶着時に継電器に有効な衝撃パルスを印
加することにより、短時間で確実に接点の溶着を解除で
きる継電器の制御回路を実現することを目的とするもの
である。 【解決手段】 継電器2の接点溶着を検出しその信号を
マイクロコンピュータ1の入力とするとともに、継電器
2を制御するマイクロコンピュータ1の出力ポートに第
1の駆動手段6を接続し、さらに他の出力ポートに第2
の駆動手段7を設け、継電器2を並列駆動させる構成と
することにより継電器2の接点溶着時に第1および第2
の駆動手段を交互に駆動させて有効な衝撃パルスを印加
することができ、接点溶着を確実に早く解除できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロコンピュ
ータで継電器を駆動する際に利用される継電器の制御回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータで継電器を制御
し、かつ接点溶着を自力解除する技術は、従来より提案
されており、図6のような構成を有していた。すなわ
ち、21はマイクロコンピュータ、21aは+DC電源
VDDで、21bは負荷電源と共通ラインとした電源V
SSである。マイクロコンピュータ21の継電器制御出
力21cにはドライバー用トランジスタ23を介して継
電器22が接続され、継電器22の接点24aは負荷2
5を介して電源26に、別の接点24bは接点24aが
溶着した場合の検出用としてマイクロコンピュータ21
の入力21dに接続されている。
【0003】次に上記構成による接点溶着時の制御動作
を簡単に説明する。マイクロコンピュータ21の継電器
制御出力21cがonからoffに切り替わった時点
で、継電器22のコイル電圧はoffになり、負荷25
もoffになる。このとき、接点24aが溶着した場合
は接点24aがonのままとなり、接点溶着検知用の接
点24bからの復帰信号がマイクロコンピュータ21の
入力21dに戻らないため溶着と判断される。これによ
り、マイクロコンピュータ21の継電器制御出力21c
の制御信号は溶着を解除するモードに切り替わり、短い
パルス信号が継電器22のコイルに印加され、その衝撃
が接点溶着部に伝わり溶着が解除される。ここで、一回
で溶着が解除すればその時点で溶着解除モードは正常な
制御モードに戻り、もし溶着が解除できない場合は解除
できるまで続行するというものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来構成では、溶着解除のパルスを一回印加すると次の
パルス印加まで継電器駆動電源の立ち上がり時間が必要
となり、そのため衝撃パルスの連続性に欠け、溶着解除
能力が低くなるという課題を有していた。
【0005】また継電器が正常動作中に瞬時停電が発生
した際に、継電器の駆動電源が感動電圧レベルに満たな
いまま電源が復帰すると、継電器の接点がoff状態の
ままになったり、あるいは接点圧が十分得られないとい
う問題が発生し、最悪の場合は接点が発熱し、機器の信
頼性を低下させるという課題も有していた。
【0006】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためのものであり、接点溶着時に並列駆動回路で有効
な衝撃パルスを印加することにより、短時間で接点溶着
を解除可能にするとともに、駆動電源の立ち上がり不足
による継電器の復帰問題があった場合でも、他の並列出
力ポートから駆動信号を継電器に供給することによっ
て、この問題を同時に解決することができる制御回路を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明による継電器の制御回路は、継電器の接点で負
荷を制御する回路であって、前記継電器を制御するため
のマイクロコンピュータと、前記マイクロコンピュータ
に前記継電器の接点溶着を検出しその信号を入力する接
点溶着検出手段と、前記接点溶着検出手段の信号に基づ
き接点溶着時に前記マイクロコンピュータの継電器制御
信号を短いパルス信号に切り換える第1および第2の駆
動手段を備え、前記第1および第2の駆動手段を用いて
前記継電器を並列駆動させる構成としたものである。
【0008】この構成によれば、接点溶着時に継電器を
並列駆動させることにより、接点に有効な衝撃パルスを
印加することが可能となり、短時間で接点溶着の解除を
行うことができるとともに、駆動電源の立ち上がり不足
による接点の復帰問題があった場合でも、並列に設けら
れた他の出力ポートから継電器駆動信号を供給すること
によって接点を復帰させることができ、これらの問題を
同時に解決できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、継電器の接点溶着を検出しその信号をマイクロコン
ピュータの入力とした接点溶着検出手段と、継電器を制
御するマイクロコンピュータの出力ポートに第1の駆動
手段を接続し、さらに他の並列出力ポートに第2の駆動
手段を設け、継電器を並列駆動させる構成とした継電器
の制御回路であり、この構成によれば、継電器の接点溶
着時にマイクロコンピュータの2つの出力ポートで交互
に有効な衝撃パルスを継電器のコイルに印加でき、確実
な溶着解除ができるという作用を有する。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、第1の
駆動手段の駆動電圧と第2の駆動手段の駆動電圧を異な
らせたことを特徴とする請求項1記載の継電器の制御回
路であり、より確実な溶着解除ができるという作用を有
する。
【0011】請求項3に記載の発明は、接点溶着時にマ
イクロコンピュータにプログラムされた複数の制御パタ
ーンに基づいて第1および第2の駆動手段を制御して継
電器を並列駆動させる構成を有しており、この構成によ
れば、継電器のコイルにいろいろなパターンの衝撃パル
スを切り換えて印加することができ、これにより確実な
溶着解除効果が得られるとともに、従来困難とされてい
た継電器によるインチング動作も可能になるという作用
を有する。
【0012】請求項4に記載の発明は、第1の駆動手段
を継電器の定格より小さい電圧で駆動させるとともに、
第2の駆動手段を前記継電器の定格より大きく最大定格
以内の電圧で駆動させる構成を有しており、これによ
り、溶着が発生しても溶着面積の小さい軽い溶着で済む
とともに、接点がonとするときのバウンシングも小さ
いため、接点表面の微小突起部を成長させることもな
く、接点寿命を大幅に延ばすことができるという作用を
有する。
【0013】請求項5に記載の発明は、始動時に第2の
駆動手段を継電器の駆動最大電圧の近傍で強制駆動を一
時的に行わせるとともに、その後、第1の駆動手段を必
要最小限の駆動電圧で駆動させる構成を有しており、こ
れにより、始動時の機械的摩擦による始動バラツキが抑
えられ、繰り返し動作時間のバラツキが少なくなるとと
もに、継電器動作音の静音化が図れるという作用を有す
る。
【0014】以下、本発明の実施の形態について図を用
いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態にお
ける継電器の制御回路の構成を示す回路図である。
【0015】図1において、1はマイクロコンピュー
タ、2は継電器、6は第1の駆動手段であり、トランジ
スタ3と整流ダイオード4と平滑用コンデンサ5とから
構成されている。7は第2の駆動手段であり、トランジ
スタ8と整流ダイオード9と平滑コンデンサ10から構
成されている。トランジスタ3と8のベースはそれぞれ
マイクロコンピュータ1の出力ポート1a,1bに接続
されており、コレクタは継電器2に並列接続されてい
る。
【0016】11は継電器駆動時の電圧を確保するため
の定電圧素子、12は定電圧素子の電流制限抵抗であ
り、かつ継電器作動時のコイル温度上昇を抑える保持電
流制限抵抗である。14は商用電源で、継電器の接点2
aと2bを介して負荷13が接続されている。接点2c
は接点2aと2bが溶着したときの検出用であり、マイ
クロコンピュータ1の入力ポート1cに接続されてい
る。
【0017】以下に、図1を用いて同実施の形態におけ
る動作を説明する。マイクロコンピュータ1の出力ポー
ト1aから継電器駆動信号が出るとトランジスタ3がo
nし、平滑用コンデンサ5にチャージアップされたDC
電圧が継電器2に加わり駆動される。したがって継電器
の接点2aと2bはonになり負荷13が通電される。
マイクロコンピュータ1の出力ポート1aの継電器駆動
信号をoffしたとき、継電器の接点2cに2bの接点
が復帰した信号をマイクロコンピュータ1の入力ポート
1cで検出する。
【0018】もしも接点が溶着して復帰信号が検出でき
ない場合は、出力ポート1aは短いパルス信号に切り替
わり、第1の駆動手段6によって接点溶着部に衝撃を与
える。さらに第1の駆動手段6のパルス印加終了後、す
かさず第2の駆動手段7によるマイクロコンピュータ1
の出力ポート1bから短いパルス信号が加わる。この連
続した出力ポート1aと1bの強力な衝撃パルスで接点
溶着が外れるまで続行される。接点溶着が外れると接点
2cに復帰レベルを得て、マイクロコンピュータ1の入
力ポート1cが溶着解除信号として受け取り、出力ポー
ト1aの短いパルス信号は正常動作信号に切り替わる。
また出力ポート1bは出力停止状態になり、正常時は以
下に記載する動作以外は何も行わない。
【0019】次に図1の実施の形態の中で図2を用いて
他の動作を説明する。図1の回路構成において商用電源
が瞬時停電したときの動作を図2を用いて説明する。商
用電源14がa点で入ったとすると、ほぼ同時にマイク
ロコンピュータ1のDC電源が供給される。継電器2の
駆動電源は上述したように継電器2のコイルの温度上昇
を抑えるため、平滑コンデンサにチャージアップされた
電圧で継電器2を駆動し、作動後は必要最小限の保持電
流で維持するよう電流制限抵抗12で駆動電流を押さえ
つけられている。
【0020】したがって継電器2の第1の駆動手段6は
平滑コンデンサ5と抵抗12の時定数で電源投入から少
し遅れたb点で所定の電圧に落ち着く。通常この時間は
数秒以下であり実用上はなんら差し支えない。c点も同
様に第2の駆動手段7で所定の電圧に落ち着く。d点で
マイクロコンピュータ1の出力ポート1aから継電器2
の制御信号が出力されると、平滑コンデンサ5にチャー
ジアップされていた高い電圧e点が継電器2に印加さ
れ、継電器2の接点がf点で閉じ作動状態になると、継
電器2のコイル電流は必要最小限の保持電流g点に落ち
着く。
【0021】ここで突然瞬時停電がh点で発生したとす
ると、第1の駆動手段6の電圧も低下し、コイル電流は
i点の保持電圧以下になって継電器2の接点もj点で開
状態になる。停電がk点で復帰してもマイクロコンピュ
ータ1の出力ポート1aからの制御信号はonのままな
ので継電器2の再起動できる電圧は点のように期待で
きず、継電器2の接点は点の開状態のままで負荷を駆
動できない状態に陥る。たとえ接点が閉状態となっても
十分な接点圧が確保できず接点発熱等で信頼性の低下を
招く恐れがある。そこで停電復帰後、マイクロコンピュ
ータ1の出力ポート1bのm点で第2の駆動手段7の制
御信号を出すと継電器2はn点の高いコイル電流を得て
o点で接点は正常復帰する。
【0022】以上のようにして得られる継電器2の制御
回路は、接点溶着時に複数の駆動回路で有効な衝撃パル
スを印加することにより、短時間で接点溶着を解除する
ことができるとともに、駆動電源の立ち上がり不足によ
る継電器の復帰問題があった場合でも、別の並列出力ポ
ートから駆動信号を供給することによって接点を復帰さ
せることができ、これらの問題を同時に解決できる継電
器の制御回路を提供できるという有利な効果が得られ
る。
【0023】次に図3を用いて、マイクロコンピュータ
でプログラムされた複数の制御パターンに基づいて並列
駆動が行われる動作例を説明する。
【0024】図3はマイクロコンピュータの入力ポート
1cが接点溶着検知をして出力ポート1aおよび1bか
ら出力される制御パターンを図示したものである。A点
は短いパルス信号(約500ms程度)に切り替わった
継電器2の制御信号が出力ポート1aから出され、B点
で切れると、継電器2の接点がoffする時間余裕をみ
てC点で出力ポート1bから制御信号が出される。同様
にD,Eへと接点溶着が外れるまで繰り返される。この
動作が基本モードである。
【0025】次に押圧モードではF点で長めのパルス
(500ms〜1s)が出され、G点で切れる。その後
は前記同様、継電器2の接点がoffする時間余裕をみ
てH点で短いパルスを出力ポート1bから出力される。
同様にI,Jへと接点溶着が外れるまで繰り返される。
【0026】また衝撃モードでは、出力ポート1aから
K点で極短パルス(200ms以下)が出され、継電器
2の接点がoffする時間余裕をみてL点で出力ポート
1bからも極短パルスが出力される。同様にM,N点へ
と接点溶着が外れるまで繰り返される。
【0027】以上の3つのモードは単独で実行される場
合、組み合わせて実行される場合、組み合わせ加工する
場合等があるが、もっとも有効な結果が出るようなプロ
グラムを組むことによって多面的な展開が可能となるも
のである。
【0028】以上のように、継電器の制御信号をマイク
ロコンピュータでプログラムされた複数の制御パターン
に基づいて第1の駆動手段と第2の駆動手段をそれぞれ
交互に駆動させることによって、接点の溶着解除に有効
な衝撃パルスを短時間に印加することができるため、確
実な溶着解除効果が得られるとともに、従来困難とされ
ていたインチング動作も可能となる。
【0029】さらにプログラムを図4のようにする事に
よって他の効果を得ることができるので、それについて
説明する。
【0030】図4において、継電器の駆動信号がA点で
入ったとすると、ほぼ同時に第1の駆動手段1aと第2
の駆動手段1bが動作し、継電器コイルは第2の駆動手
段1bの継電器駆動最大電圧印加により、接点移動区間
Eの初期(A〜B)は勢いよく接点が閉成方向に始動す
る。その後B点以降は第1の駆動手段1aの比較的低い
電圧で接点動作区間の残りを移動しつつ接点閉成区間
(C〜D)へと移る。
【0031】この一連の始動モードの動作には2つの効
果を得ることができる。1つは駆動初期に、第2の駆動
手段1bで強制駆動を接点移動区間E(A〜C間)を行
う事によって、始動時の機械的摩擦による動作時間バラ
ツキを抑えられ、繰り返しバラツキを少なくする有効な
手段となる。
【0032】もう一つは、接点移動区間Eの終盤(B〜
C)から接点閉成区間Fの必要最低限度の低電圧モード
駆動は、接点閉成時の機械的衝撃音を抑えることがで
き、継電器の静音化に有効な手段となる。また、第2の
駆動手段1bで接点閉成区間Fの終了後、継電器駆動信
号Gを出力することによって、接点閉成時の接点圧が不
足しているような時でもコイル吸引力を補強し接点圧を
確保することができるのである。尚、第1の駆動手段1
aおよび第2の駆動手段1bの駆動時間関係式は次式で
示す。
【0033】E×k>H E:接点移動区間の時間
k:係数で0.1〜0.9 H:第2の駆動手段の動作時間 次に、図5(a)(b)に本実施の形態で用いた継電器
の接点部分の状態モデルを示す。図において、2aはN
O接点(固定接点)であり、2bはCOM接点(可動接
点)であり、その表面には酸化皮膜や汚染皮膜等の皮膜
(2d)が付着している。図に示されるように、電流が
流れる際の接点の状態は、複数個の金属の微小突起同士
が、その先端部でのみ接触(矢印A)しており、これに
より電流経路が形成されていることがわかる。
【0034】したがって、本実施の形態において、第1
の駆動手段を継電器の制御可能な範囲で継電器の定格よ
りも低い電圧で駆動させてやれば、万一接点溶着が発生
しても溶融溶着部分の面積を最小限に抑えることができ
るとともに、接点表面の微小突起の成長も最小限に抑え
ることができるため、軽い溶着で済ませることができる
とともに、軽溶着も発生しにくくすることができる。ま
た、接点on時に発生するバウンシング現象も低い電圧
で行う程、最小限に抑えることができ、接点寿命を飛躍
的に延ばすことが可能となる。
【0035】なお、駆動電圧を低くすると、接点が溶着
した際の自力解除能力が低下、すなわちノッキングパル
スが弱くなるが、第2の駆動手段の駆動電圧を第1の駆
動手段の駆動電圧よりも高く(例えば、定格より大きく
最大定格以内の電圧)して並列駆動させてやれば、より
強い衝撃を加えることができ、自力解除能力も十分確保
することが可能となる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明の継電器の制御回
路によれば、接点溶着時に継電器を並列駆動させること
により、接点に有効な衝撃パルスを印加することがで
き、短時間で接点溶着の解除を行うことができるととも
に、駆動電源の立ち上がり不足による継電器の復帰問題
があった場合でも、並列に設けられた他の出力ポートか
ら駆動信号を継電器に供給することによって接点を復帰
させることができ、これらの問題を同時に解決できると
いう有利な効果が得られるものである。
【0037】また、マイクロコンピュータにプログラム
された複数の制御パターンに基づいて、継電器を並列駆
動させるため、第1の駆動手段と第2の駆動手段を交互
に駆動させてもっとも有効な衝撃パルスを印加すること
ができ、確実な溶着解除効果が得られるとともに、従来
困難とされていたインチング動作もできるという有利な
効果が得られるものである。
【0038】さらに、第1の駆動手段は、定格よりも低
い電圧で駆動されるため、溶着が発生しても軽い溶着で
済むとともに、接点on時のバウンシングも小さいた
め、接点表面の微小突起部を成長させることもなく、接
点寿命を大幅に延ばすことができるとともに、接点溶着
時には定格よりも大きい電圧で第2の駆動手段が駆動さ
れるため、強い衝撃を溶着部に加えることができ、接点
溶着時の自己復帰がより確実に行えるという有利な効果
が得られるものである。
【0039】さらに、第2の駆動手段は継電器の駆動最
大電圧で始動モード時に強制動作を一時的に行わせるこ
とによって、継電器動作初期の機械的摩擦による始動バ
ラツキが抑えられるため、繰り返し動作時間のバラツキ
が少なくなる効果がある。さらに、その後は第1の駆動
手段1aで必要最小限の駆動電圧で接点を閉成させるた
め、継電器動作音の静音化に有利な効果が得られるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における継電器の制御回
路の構成を示す回路図
【図2】同実施の形態における瞬時停電時の効果を説明
するためのタイムチャート
【図3】同実施の形態における溶着解除制御パターンを
説明するためのタイムチャート
【図4】同実施の形態における他の溶着解除制御を説明
するためのタイミングチャート
【図5】(a)同実施の形態における継電器の要部拡大
図(b)同継電器の接点状態を示す要部拡大断面図
【図6】従来の溶着解除手段を有する継電器の制御回路
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 1a 第1の駆動手段の出力ポート 1b 第2の駆動手段の出力ポート 2 継電器 2a 継電器のNO接点 2b 継電器のCOM接点 2c 継電器のNC接点 3,8 トランジスタ 4,9 整流ダイオード 5,10 平滑用コンデンサ 6 第1の駆動手段 7 第2の駆動手段 11 定電圧素子 12 電流制限抵抗 13 負荷 14 商用電源

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継電器の接点で負荷を制御する回路であ
    って、前記継電器を制御するためのマイクロコンピュー
    タと、前記マイクロコンピュータに前記継電器の接点溶
    着を検出しその信号を入力する接点溶着検出手段と、前
    記接点溶着検出手段の信号に基づき接点溶着時に前記マ
    イクロコンピュータの継電器制御信号を短いパルス信号
    に切り換える第1および第2の駆動手段を備え、前記第
    1および第2の駆動手段を用いて前記継電器を並列駆動
    させることを特徴とする継電器の制御回路。
  2. 【請求項2】 第1の駆動手段の駆動電圧と第2の駆動
    手段の駆動電圧を異ならせたことを特徴とする請求項1
    記載の継電器の制御回路。
  3. 【請求項3】 接点溶着時にマイクロコンピュータにプ
    ログラムされた複数の制御パターンに基づいて第1およ
    び第2の駆動手段を制御して継電器を並列駆動させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の継電器の制御回路。
  4. 【請求項4】 第1の駆動手段を継電器の定格より小さ
    い電圧で駆動させるとともに、第2の駆動手段を前記継
    電器の定格より大きく最大定格以内の電圧で駆動させる
    ことを特徴とする請求項1記載の継電器の制御回路。
  5. 【請求項5】 始動時に第2の駆動手段を継電器の駆動
    最大電圧の近傍で強制駆動を一時的に行わせるととも
    に、その後、第1の駆動手段を必要最小限の駆動電圧で
    駆動させることを特徴とする請求項1記載の継電器の制
    御回路。
JP21214998A 1997-09-08 1998-07-28 継電器の制御回路 Expired - Fee Related JP3724207B2 (ja)

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