JPH11218816A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH11218816A
JPH11218816A JP10034222A JP3422298A JPH11218816A JP H11218816 A JPH11218816 A JP H11218816A JP 10034222 A JP10034222 A JP 10034222A JP 3422298 A JP3422298 A JP 3422298A JP H11218816 A JPH11218816 A JP H11218816A
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JP
Japan
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film
frame
noise level
camera
magnetic
Prior art date
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JP10034222A
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English (en)
Inventor
Yuji Fujiwara
裕司 藤原
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH11218816A publication Critical patent/JPH11218816A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film, e.g. title, time of exposure
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/02Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外乱ノイズによる再生信号のS/N比の悪化
による未露光駒と露光済み駒との誤判定による二重露光
を確実に防止する。 【解決手段】 フィルムに記録された磁気情報を再生す
る再生手段と、途中まで露光されたフィルムを持つフィ
ルムカートリッジが装填された場合、前記フィルムカー
トリッジからのフィルム給送中に、前記再生手段を動作
させて磁気信号の有無を判定して未露光駒の先頭位置を
検出し、該未露光駒を所定の撮影可能位置に自動的に設
定する駒位置出し手段と、該駒位置出し手段の動作中に
おけるフィルム給送時の各駒間毎に、前記再生手段によ
り得られる再生信号に基づいてノイズレベルを測定し、
該ノイズレベルが所定の閾値を超えたか否かを判定し、
超えた場合と越えない場合とでその後の動作を変える動
作制御手段(#147,#148及び#164,#16
5)を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、途中まで露光され
たフィルムを持つフィルムカートリッジが装填された場
合、前記フィルムカートリッジからのフィルム給送中
に、再生手段を動作させて磁気信号の有無を判定して未
露光駒の先頭位置を検出し、該未露光駒を所定の撮影可
能位置に自動的に設定する駒位置出し手段を有したカメ
ラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラに磁気ヘッドを有し、該磁
気ヘッドによりフィルムに設けられた磁気記録層の所定
の位置に撮影駒毎に種々のデータを記録可能なカメラが
製品化されている。そして、前記磁気記録されたデータ
は、現像所において、プリント処理時に読み取られ、プ
リント品質向上の為の参考データとして用いられたり、
印画紙の表あるいは裏面に印字されたりする。
【0003】更に、上記データは、撮影途中のフィルム
を一旦途中で巻き戻してカメラから取り出し、後日再使
用する際に、未露光駒と露光駒との境界位置検出にも使
用される。すなわち、一旦露光された駒には磁気データ
が所定の位置に原則として記録されている為、該磁気デ
ータの有無を検索することにより(前記磁気ヘッドによ
り)、露光済駒と未露光駒との境界位置を検出すること
ができ、これによりいわゆる頭出しを行うようにしてい
る。なお、この種の機能を「MRC(Mid RollChange
)」機能と記す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記記
録媒体である銀塩フィルムに形成される磁気記録層は、
画質に影響を及ぼさない為に非常に低密度の層にて形成
されている。従って、前記カメラにおいて、フィルムの
磁気記録層に記録されたデータを記録,再生するのに一
般的に磁気ヘッドが用いられるが、その再生出力はフィ
ルムの給送速度がある程度以上ないと所定の出力レベル
を得ることが困難となる。その結果、S/N比の低下に
よりデータの有無を正確に判別できなくなり、駒が露光
済であるにもかかわらず未露光駒と誤検出してしまい、
この駒から誤って二重露光が開始されてしまう恐れがあ
る。
【0005】また、前記MRC機能の実行中に何らかの
外的要因によるノイズが磁気ヘッド,回路等の磁気信号
検出部に侵入し、前記と同等の誤検出を引き起こす可能
性がある。
【0006】前記フィルム給送速度の低下は、電源電
圧,フィルムの種類,使用温度等、種々の原因によって
引き起こされるものの、前記MRC機能を実行する時以
外に神経質に監視する必要は無い。
【0007】(発明の目的)本発明の目的は、外乱ノイ
ズによる再生信号のS/N比の悪化による未露光駒と露
光済み駒との誤判定による二重露光を確実に防止するこ
とのできるカメラを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、フィルムに記録された磁気情報を再生す
る再生手段と、途中まで露光されたフィルムを持つフィ
ルムカートリッジが装填された場合、前記フィルムカー
トリッジからのフィルム給送中に、前記再生手段を動作
させて磁気信号の有無を判定して未露光駒の先頭位置を
検出し、該未露光駒を所定の撮影可能位置に自動的に設
定する駒位置出し手段とを有するカメラにおいて、前記
駒位置出し手段の動作中におけるフィルム給送時の各駒
間毎に、前記再生手段により得られる再生信号に基づい
てノイズレベルを測定し、該ノイズレベルが所定の閾値
を超えたか否かを判定し、超えた場合と越えない場合と
でその後の動作を変える動作制御手段を有したカメラと
するものである。
【0009】上記構成においては、本来は磁気信号は無
く、再生信号が得られる筈のない各駒間においてノイズ
レベルを測定し、このノイズレベルが所定の閾値を超え
た場合は、前記駒位置出し手段による未露光駒の位置出
しが正常にできる環境下にないと判定し、例えば警告を
したり、更にフィルムのフィルムカートリッジ内への巻
戻しを行うようにして、誤った駒から撮影が続行されな
いようにしている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の実施の一形態に係るカメラ
のフィルム給送系を示す斜視図であり、一般に、一端部
に巻取りスプール11を備え、もう一方の端部はアパー
チャを挟んでフィルムカートリッジ8が装填されるカー
トリッジ室を備えている。前記フィルムカートリッジ8
は、スプール軸10に磁気記録層を有するフィルム13
を巻き付けたものであり、その両端は不図示のスラスト
エンジンと呼ばれる弾性のある薄い樹脂のディスクで挟
み込まれ、フィルム先端の切欠き部がそのディスクに引
っかかって完全に巻き込まれないようになっている。
【0012】図1において、フィルムカートリッジ8内
のスプール軸10の上端部は回転フォーク9と係合して
おり、図に示す単一の給送モータ14とは駆動伝達機構
1(二点鎖線で示している)を介して連結され、又巻取
りスプール11は駆動伝達機構2(二点鎖線で示してい
る)を介して前記給送モータ14と連結されている。そ
して、前記供給モータ14によって巻取りスプール11
とスプール軸10がある速比をもって連動駆動されるよ
うになっている。前記給送モータ14の正回転で前記ス
プール軸10が回転を始めると、前記スラストエンジン
によりフィルム先端がフィルムカートリッジ8のライト
ロックドア(遮光ドア)から押し出されていき、もう一
方の連動駆動している巻取りスプール11に巻き付くま
で送られ、その後、前記スプール軸10に対して巻取り
スプール11が速く回転する事により、送りから引っ張
り力に変わって巻上げ給送が行われる。この時、回転速
度の速比分によるフィルム送り量の差は、前記モータか
らの駆動伝達系の中に不図示のワンウェイクラッチを設
けることにより吸収される構造となっている。
【0013】前記給送モータ14の逆転時には、回転フ
ォーク9が逆転してスプール軸10は巻戻し方向に回転
し、フィルムカートリッジ8内にフィルム13が巻き取
られる。この時、巻取りスプール11は伝達駆動系の不
図示の遊星ギアによりモータからの伝達系から切り離さ
れ、フリーに回転できる状態になっているため、突っぱ
る事はない。
【0014】前記フィルム13には、片方の縁部に各駒
の両端に対応する形でパーフォレーション3が形成され
ており、所定の位置に設けられた光学センサであるとこ
とのフォトリフレクタ5,6で該パーフォレーション3
の位置を検出する事により、この検出信号が後述する各
種フィルム給送制御用の信号として利用される。また、
前記フィルム13には前述した様に画質に影響を及ぼさ
ない為に非常に低密度の磁気記録層が形成されており、
露光済駒を巻上げる際に、該フィルム13の他方の縁部
に、前記撮影駒に対応する撮影情報等の磁気データが磁
気ヘッド7によって書き込まれる。この磁気データが記
録されている部分を磁気記録部4として示している。そ
して、前述したMRC動作を行う時に、前記磁気記録部
4上より磁気データが前記磁気ヘッド7によって読み取
られるようになっている。
【0015】従って、図1に示す様に、露光済の駒につ
いては磁気データが書き込まれ、磁気記録部4が形成さ
れており、一方、未露光駒については磁気データは書き
込まれていないので磁気記録部4は形成されておらず、
よって、フィルム巻上げ時にフィルム13上に磁気デー
タ(磁気記録部4)が有るか無いかを検出する事によ
り、露光済駒と未露光駒の境界位置を検出することがで
きる。つまり、未露光の先頭駒をアパーチャ位置に自動
的にセット(いわゆる頭出し)する事が可能となる。
【0016】図2は、上記構成のカメラの主要部分の電
気的構成を示すブロック図であり、本発明に直接関係し
ない部分は省略してある。
【0017】同図において、201はCPUであり、カ
メラの各種回路を制御すると共に後述するノイズ測定や
フィルム給送速度測定を行う。202はカートリッジ室
にフィルムカートリッジ8が装填されたか否かを検出す
る公知にフィルムカートリッジ検出スイッチ、203は
カメラのバッテリーの状態(電源電圧)をチェックする
バッテリーチェック回路である。204はデータディス
ク読取回路であり、フィルムカートリッジ8に具備され
た不図示のデータディスクよりフィルムの使用状態(未
使用,露光済み,途中露光済み等)を読み取ったり、フ
ィルム巻き戻し終了後のフィルム状態セット(以下、こ
のセットを「VEIセットと記す)時に用いられる。2
05はフィルムの途中巻戻しを指示する為の巻戻しスイ
ッチ、206はフィルム13に形成されたパーフォレー
ション3を検出する光学センサであり、図1に示したフ
ォトリフレクタ5,6がこれに相当する。
【0018】207はフィルム給送回路であり、給送モ
ータ14を駆動する事により、フィルム13の巻上げや
巻戻しを行う。208はカメラが使用時の外部温度を測
定する為の温度測定回路であり、通常はカメラに具備さ
れている測光センサを用いてその測定が行われる。20
9は各種の撮影情報やバッテリーが十分でない場合の警
告、さらにはその他の警告等を行う液晶等より成る表示
回路、210は、磁気ヘッド211(図1の磁気ヘッド
7に相当する)を駆動して、フィルム13に磁気データ
を記録して磁気記録部4を形成する磁気記録回路、21
2は前記磁気ヘッド211(1)を駆動して前記磁気記
録部4上より磁気データ(磁気信号)を読み取る磁気再
生回路である。213はフィルム給送回路であり、給送
モータ14を駆動する事により、フィルム13の巻上げ
や巻戻しを行う。
【0019】ここで、上記磁気再生回路212について
詳述すると、該回路は、図2に示す様に磁気ヘッド7
(212)に接続されており、不図示の増幅回路,カッ
トオフフィルタ、及び、コンパレータにて構成されてい
る。そして、フィルム13に書き込まれている磁気記録
部4上の磁気信号は、磁気ヘッド1により微少電圧とし
て読み取られ、前記増幅回路にて適当なレベルまで増幅
され、カットオフフィルタでノイズカットされた後、コ
ンパレータによってロジック信号に変換され、CPU2
01へ出力される。
【0020】一般にカメラにおいては、フィルムと磁気
ヘッドとの接触状態(これらの相対角や圧板に取り付け
られた磁気ヘッドの圧板面に対する凹凸状態)やフィル
ム幅方向の位置ずれ、フィルム給送速度の変動、ジッタ
ー等々の存在により、磁気信号を十分なレベルで読み出
すことは難しいが、再生出力の大きさを検出して磁気信
号の有無を判定することは可能である。
【0021】次に、上記CPU201による、本発明の
係る部分の動作について、図3〜図6のフローチャート
及び図7及び図8のタイミングチャートを用いて詳述す
る。
【0022】まず、ステップ#101において、フィル
ムカートリッジ検出スイッチ202の状態を読み取り、
次のステップ#102において、カートリッジ室にフィ
ルムカートリッジ8が装填されているか否かのチェック
を行う。この結果、未だフィルムカートリッジ8が装填
されていなければステップ#101へ戻り、再びフィル
ムカートリッジ検出スイッチ202の状態を読み取る。
以下、ステップ#102にてフィルムカートリッジ8が
装填された事が検出されるまで、ステップ#102→#
101→#102を繰り返す。
【0023】その後、ステップ#102にてフィルムカ
ートリッジ8が装填された事を検出するとステップ#1
03へ進み、ここではバッテリーチェック回路203を
駆動して現在の不図示の電池のバッテリーチェック(フ
ローでは、B.Cと記す)を行う。そして、次のステッ
プ#104にて、上記ステップ#103にて得られた電
池電圧(以下、この電池電圧をバッテリーチェック電圧
Vbとも記す)が例えば「 2.3 V」よりも低く、以降
の動作を実行するのに十分な電圧でないと判定した場合
はステップ#105へ進み、表示回路209により電池
交換を促す警告を行い、次のステップ#106へ進み、
カメラをホールド状態にする。なお、ホールド状態と
は、マイコン(CPU)が省電力モードに入り、ある特
定のスイッチ、例えば巻戻しスイッチ205以外の操作
部材は一切受けつけない状態にする事をいう。
【0024】また、上記ステップ#104にて電池電圧
が例えば「 2.3V」よりも高いと判定した場合はステッ
プ#107へ進み、フィルム給送回路207を介して給
送モータ14を逆回転させてフィルムカートリッジ8内
のプール軸10を巻戻し方向に回転させると共にデータ
ディスク読取回路204を駆動し、前記フィルムカート
リッジ8に設けられたデータディスクよりフィルムの使
用状態やポジフィルムかネガフィルムかの種類の情報を
読み取る。そして、上記の情報を読み取った後は、最初
のフィルム使用状態で給送モータ14を一旦停止する。
【0025】次のステップ#108においては、上記ス
テップ#107にて読み取ったフィルムの種類がポジフ
ィルムであるか否かを調べ、ネガフィルムであると判定
した場合はステップ#115へ進むが、ポジフィルムで
あると判定した場合はステップ#109へ進み、不図示
のEEPROM等に記録されているポジフィルム使用時
のバッテリーチェック禁止電圧(例えば「 2.5V」)を
読み出す。ここで、ポジフィルム使用時のバッテリーチ
ェック禁止電圧が前記ステップ#104でのバッテリー
チェック禁止電圧(例えば「 2.3V」)よりも高いのは
以下の理由による。つまり、ノイズレベルの閾値はフィ
ルムの種類(ポジとネガ )で異なるが、一般的にポジフ
ィルムの方が磁気再生出力信号のレベルが低いため、フ
ィルム給送速度を高速にする必要があるからである。
【0026】次のステップ#110においては、バッテ
リーチェック電圧Vbと前記バッテリーチェック禁止電
圧「 2.5V」とを比較し、バッテリーチェック電圧Vb
の方が低ければ、所定のフィルム給送速度を確保する事
ができないのでステップ#114へ進み、MRC禁止フ
ラグを立ててステップ#115へと進む。
【0027】一方、バッテリーチェック電圧Vbの方が
高ければ、ポジフィルムであっても所定のフィルム給送
速度を確実に確保できるのでステップ#111へ進み、
ここでは温度測定回路208を駆動して、カメラ使用環
境下における温度測定を行う。これは、低温下において
はフィルムの給送負荷が上昇する傾向にあり、所定の給
送速度を確実に保障するための安全対策を以下のステッ
プで判定するのに必要となるからである。上記温度測定
が終了したらステップ#112へと進み、現在の温度が
所定温度(例えば「−10℃」)以上か否かを判定し、
所定温度以上であれば何ら問題はないので直ちにステッ
プ#115へ進むが、所定温度以下であった場合はこの
ような環境下であっても所定の給送速度を確実に保障す
るために、バッテリーチェック電圧Vbと更に高いバッ
テリーチェック禁止電圧「 2.7V」とを比較する。もし
現在のバッテリーチェック電圧Vbが前記バッテリーチ
ェック禁止電圧「 2.7V」よりも高ければ、所定の給送
速度を確実に保障することができるのでステップ#11
5へ進むが、そうでない場合は所定の給送速度を確実に
保障する事ができないので、換言すれば磁気信号の有無
を正確に検出する事ができないのでステップ#114へ
進み、MRC禁止フラグを立ててステップ#115へと
進む。
【0028】ステップ#115においては、上記ステッ
プ#107にて読み出されたフィルム使用状態が「途中
露光済み 」(フローでは、PARTIALと記す)以外
のフィルムと判定した場合はステップ#116へ進み、
各フィルム状態に応じた動作を実行する。一方、「途中
露光済み 」のフィルムと判定した場合はステップ#11
7へ進み、磁気再生回路212をON状態にしてノイズ
レベルの測定を行う。なお、ここではフィルム給送は行
わっておらず、単に磁気再生回路212をONにし、こ
の状態時に磁気ヘッド7より得られる再生出力よりノイ
ズレベルの状態を、つまりノイズ環境を調べようとする
ものである。前述した事から明らかなように、ノイズレ
ベルの閾値はフィルムの種類(ポジとネガ)で異なり、
一般的にネガフィルムの方が磁気再生出力信号のレベル
が高いためそれに伴ってノイズレベルの閾値も高めに設
定できるので、次のステップ#119においては、使用
中のフィルムがネガフィルムであれば、ポジフィルム使
用時よりも高いノイズレベルの閾値を、そうでなければ
ポジフィルムに適したノイズレベルの閾値を、不図示の
EEPROM等から読み出し、上記ステップ#118に
て得られたノイズレベルとの比較を行う。
【0029】上記比較の結果、ノイズレベルが閾値を超
えるようであればステップ#120へ進み、前記磁気再
生回路212をOFFにし、次のステップ#121にお
いて、表示回路209を駆動して、MRC機能を発動で
きる環境ではない事を示す警告表示を行い、続くステッ
プ#122において、カメラをホールド状態に設定す
る。また、上記ステップ#119にてノイズレベルが閾
値よりも低ければステップ#123へ進み、既にMRC
禁止フラグが立っているか否かを調べ、もしMRC禁止
フラグが立っていれば(上記ステップ#114を通過し
ている場合)ステップ#121へ進み、前述したように
MRC機能を発動できる環境ではない事を示す警告表示
を行い、続くステップ#122において、カメラをホー
ルド状態に設定する。
【0030】また、上記ステップ#119にてMRC禁
止フラグが立っていなければステップ#124へ進み、
フィルム給送回路207を介して給送モータ14を正回
転、すなわち巻上げ方向に駆動してMRC機能をスター
トさせる。そして、図4のステップ#125へ進み、前
記給送モータ14の駆動中におけるノイズレベルを測定
し、次のステップ#126において、再度ノイズ環境の
チェックを行う。ここで、各使用フィルムに適したノイ
ズレベルの閾値を上記測定されたノイズレベルが超える
ようであればステップ#127へ進み、磁気再生回路2
12をOFFにし、次のステップ#128において、上
記給送モータ14を逆回転させてフィルムの巻戻しを行
い、巻戻しが終了すると次のステップ#129におい
て、フィルム使用状態を「途中露光済み」にセット(V
EIセット)する動作を行う。なお、ここでフィルム使
用状態を「途中露光済み」にセットしたのは、現在はノ
イズ環境が悪く、MRC機能を発動できないが、現在と
は異なった環境下ではMRC機能を発動できる可能性が
あるからである。そして、次のステップ#130におい
て、表示回路209を駆動してMRC機能を発動できる
環境ではない事を示す警告表示を行い、続くステップ#
122において、カメラをホールド状態に設定する。
【0031】また、上記ステップ#126にてノイズレ
ベルが閾値より小さい場合はステップ#132へ進み、
フィルム給送速度(スピード)チェックの動作を行う。
【0032】このステップ#132において実行される
「フィルム給送速度チェック」の詳細について、図7の
サブルーチンにより説明する。
【0033】ステップ#132にてこのサブルーチンが
コールされると、ステップ#201を介してステップ#
202へ進み、ここでフィルム給送速度を測定する。こ
の測定は、フィルム13がフィルムカートリッジ8から
送り出されて反対側の巻取りスプール11に巻き取ら
れ、最初のパーフォレーション3(3a)がカートリッ
ジ室側のフォトリフレクタ(フローでは、「PR」と記
す)5を通過する際に行う。
【0034】この時のパーフォレーションとフォトリフ
レクタ及び磁気ヘッドの相対的な位置関係を示したの
が、図8(b),(c)であり、測定範囲を示したの
が、図10(a)である。なお、図8(a)は、アパー
チャの位置に第1駒目(図8では、FRAME1と記
す。以下、同様)がセットされた通常のフィルム停止状
態を示す図であり、この状態から上記フィルム給送速度
の測定が行われる例を示している。
【0035】具体的には、図8(a)の状態にあったフ
ィルムが巻取りスプール11に巻き取られていき、図8
(b)に示す様に、パーフォレーション3aのエッジ1
がカートリッジ室側のフォトリフレクタ5の位置に達す
るとフィルム給送速度の測定を開始する為の不図示にタ
イマをスタートさせ、その後図8(c)に示す様に、パ
ーフォレーション3aのエッジ2がフォトリフレクタ5
の位置に達するとフィルム給送速度の測定を終了する為
に前記タイマをストップさせる。つまり、図10(a)
に示すエッジ1とエッジ2との間の給送に要する時間を
計時する。そして、予めわかっているパーフォレーショ
ン3aのエッジ1とエッジ2の間隔(距離)と前記タイ
マの計時内容とに基づいてフィルム給送速度Vmm/secを
算出することになる。
【0036】以上に様にしてフィルム給送速度を算出す
るとステップ#203へ進み、フィルムの種類を調べ、
もしネガフィルムであればステップ#204へ進み、所
定の第1の給送速度(例えば「20mm/sec」)と上記Vmm
/secとを比較し、現在の給送速度が所定の給送速度より
も遅ければ、フィルムの給送速度が低下して所定の磁気
再生出力が得られず、S/N比の低下により露光済み駒
でありながら磁気信号が無い、すなわち未露光と判定し
て頭出しされてしまう恐れがあるのでステップ#207
へ進み、磁気再生回路212をOFFにし、次のステッ
プ#208において、上記給送モータ14を逆回転させ
てフィルムの巻戻しを行い、巻戻しが終了すると次のス
テップ#209において、フィルム使用状態を「途中露
光済み」にセット(VEIセット)する動作を行う。な
お、ここでフィルム使用状態を「途中露光済み」にセッ
トしたのは、この様な状態(給送速度の低下)が想定さ
れるのは、給送機構の異常等であり、このままではMR
C機能を発動できないが、再度同様の測定を行った場合
はMRC機能を発動できる可能性があるからである。そ
して、次のステップ#210において、表示回路209
を駆動してMRC機能を発動できる環境ではない事を示
す警告表示を行い、続くステップ#211において、カ
メラをホールド状態に設定する。また、上記ステップ#
204にて現在の給送速度が所定の給送速度よりも速け
れば、つまり磁気信号の有無の検出に問題ない位のフィ
ルム給送速度であるのでステップ#205を介して、図
4のステップ#133へリターンする。
【0037】また、上記ステップ#203にて使用フィ
ルムがポジフィルムと判定した場合はステップ#206
へ進み、上記所定の第1の給送速度よりも速い所定の第
2の給送速度(例えば「40mm/sec」であり、この理由は
前述した通りである。)と上記Vmm/secとを比較し、現
在の給送速度が所定の給送速度よりも遅ければ、ネガフ
ィルムの場合と同様、ステップ#207以降の動作を実
行し、カメラをホールド状態に設定するが、現在の給送
速度が所定の給送速度よりも速ければ、つまり磁気信号
の有無の検出に問題ない位のフィルム給送速度であれば
ステップ#205を介して、図4のステップ#133へ
リターンする。
【0038】図4に戻って、ステップ#133において
は、磁気信号のチェックを行う。
【0039】具体的には、図9(a)に示す様にカート
リッジ室側のフォトリフレクタ5が2つ目のパーフォレ
ーション3bのエッジ3を検出してから、図9(b)に
示す様にスプール室側のフォトリフレクタ6にパーフォ
レーション3aのエッジ1が到達するまでの(つまり、
1駒分)タイミング(図10(b)も参照)で磁気信号
の有無のチェックを行う。この磁気信号測定範囲は、所
定の磁気記録部4の内側にあって、確実に磁気記録がさ
れている範囲を保障するように設定されている。磁気記
録層を有するフィルムカートリッジで、フィルム使用状
態が「途中露光済み」の場合、露光済み駒には原則とし
て磁気信号がなければならないため、次のステップ#1
34にて、磁気信号無しと判定した場合はステップ#1
35へ進み、磁気再生回路212をOFFにし、次のス
テップ#136において、上記給送モータ14を逆回転
させてフィルムの全駒巻戻しを行い、巻戻しが終了する
と次のステップ#137において、フィルム使用状態を
「露光済み」にセット(VEIセット)する動作を行
う。なお、ここでフィルム使用状態を「露光済み」にセ
ットしたのは、第1駒目に磁気信号が無いのは、異常な
フィルムカートリッジであるからである。そして、次の
ステップ#138において、表示回路209を駆動して
警告表示を行い、続くステップ#139において、カメ
ラをホールド状態に設定する。
【0040】また、上記ステップ#134にて磁気信号
有りと判定した場合はステップ#140へ進み、現在の
駒数をチェックし、次のステップ#141において、最
終駒であるか否かの判定を行う。最初は当然、最終駒で
はないので図5のステップ#147へと動作を進め、こ
こでは駒と駒との間のノイズレベルの測定を行う。
【0041】具体的には、図9(c)に示す様にスプー
ル室側のフォトリフレクタ6が2つ目のパーフォレーシ
ョン3bのエッジ3を検出してから、図9(d)に示す
様にカートリッジ室側のフォトリフレクタ5が3つ目の
パーフォレーション3cのエッジ4を検出するまでのタ
イミングで、つまり図10(c)に示した駒間でノイズ
レベルの測定を行う( この間はほとんどの場合、磁気信
号が無いと考えられる) 。
【0042】次のステップ#148においては、上記ス
テップ#147で測定したノイズレベルとMRC発動直
後のステップ#125で測定したノイズレベルとを比較
し、上記駒間でのノイズレベルの方が大きい場合には、
MRCが作動している途中からカメラのノイズ環境が悪
化したと判定してステップ#149へ進み、磁気再生回
路212をOFFにし、次のステップ#150におい
て、上記給送モータ14を逆回転させてフィルムの全駒
巻戻しを行い、巻戻しが終了すると次のステップ#15
1において、フィルム使用状態を「途中露光済み」にセ
ット(VEIセット)する動作を行う。なお、ここでフ
ィルム使用状態を「途中露光済み」にセットしたのは、
上記の様にMRCが作動している途中からカメラのノイ
ズ環境が悪化した場合であるので、異なる使用環境下で
は正常にMRC動作を行える可能性があるからである。
そして、次のステップ#152において、表示回路20
9を駆動してMRC機能を発動できる環境ではない事を
示す警告表示を行い、続くステップ#153において、
カメラをホールド状態に設定する。
【0043】上記ステップ#148にて駒間ノイズレベ
ルの方がMRC発動直後のノイズレベルよりも小さいと
判定した場合はステップ#154へ進み、図7に示した
様な、フィルム給送速度チェックを行い、所定の第1又
は第2の給送速度以上であればステップ#155へ進
み、前述した様にして次駒の磁気信号のチェックを行
い、次のステップ#156において、磁気信号の有無を
判定する。
【0044】上記ステップ#156にて磁気信号が有る
と判定した場合は、図4のステップ#140へ戻り、駒
数チェックを行い、続くステップにて最終駒か否かの判
定を行う。従って、磁気信号が有ると判定されている間
は、ステップ#141→#147→#148→#154
→#155→#156→#140→#141→#147
……を繰り返すことになる。
【0045】上記のループを繰り返している間の、ステ
ップ#141において最終駒であることを判定した場合
は、ステップ#142へ進み、磁気再生回路212をO
FFにし、次のステップ#143において、上記給送モ
ータ14を逆回転させてフィルムの全駒巻戻しを行い、
巻戻しが終了すると次のステップ#144において、フ
ィルム使用状態を「露光済み」にセット(VEIセッ
ト)する動作を行う。なお、ここでフィルム使用状態を
「露光済み」にセットしたのは、云うまでもなく、上記
の様に最終駒まで磁気信号有りと判定したからである。
そして、次のステップ#145において、表示回路20
9を駆動して異常であることの警告表示を行い、続くス
テップ#146において、カメラをホールド状態に設定
する。
【0046】また、上記のループを繰り返している間
の、ステップ#156において磁気信号無しを判定した
場合は、ステップ#157へ進み、未露光駒の数をカウ
ントするカウンタCを「1」にセットし、次のステップ
#158において、駒数チェックを行い、次のステップ
#159において、再度最終駒であるか否かの判定を行
う。ここで最終駒であると判定した場合はステップ#1
60へ進み、磁気再生回路212をOFFにし、次のス
テップ#161において、上記給送モータ14を逆回転
させてフィルムの2駒巻戻しを行い(未露光駒を検出し
てからここまで1駒巻上げているので)、次のステップ
#162において、上記給送モータ14を正回転させて
フィルムの1駒巻戻しを行い(これは、未露光駒の1駒
目をアパーチャ位置にセットする為)、次のステップ#
163にて不図示の撮影待機状態のステップへとリター
ンする。
【0047】上記ステップ#159にて最終駒でないと
判定した場合はステップ#164へ進み、次の駒の駒間
ノイズレベルの測定を行い、次のステップ#165にお
いては、上記ステップ#164で測定したノイズレベル
とMRC発動直後のステップ#125で測定したノイズ
レベルとを比較し、上記駒間でのノイズレベルの方が大
きい場合には、MRCが作動している途中からカメラの
ノイズ環境が悪化したと判定してステップ#166へ進
み、磁気再生回路212をOFFにし、次のステップ#
167において、上記給送モータ14を逆回転させてフ
ィルムの全駒巻戻しを行い、巻戻しが終了すると次のス
テップ#168において、フィルム使用状態を「途中露
光済み」にセット(VEIセット)する動作を行う。な
お、ここでフィルム使用状態を「途中露光済み」にセッ
トしたのは、上記の様にMRCが作動している途中から
カメラのノイズ環境が悪化した場合であるので、異なる
使用環境下では正常にMRC動作を行える可能性がある
からである。そして、次のステップ#169において、
表示回路209を駆動してMRC機能を発動できる環境
ではない事を示す警告表示を行い、続くステップ#17
0において、カメラをホールド状態に設定する。
【0048】また、上記ステップ#165にて駒間ノイ
ズレベルの方がMRC発動直後のノイズレベルよりも小
さいと判定した場合はステップ#171へ進み、図7に
示した様な、フィルム給送速度チェックを行い、所定の
第1又は第2の給送速度以上であればステップ#172
へ進み、前述した様にして次駒の磁気信号のチェックを
行う。なお、ここで磁気信号のチェック等を行うのは、
磁気書込みされてない駒の次の駒も磁気信号が無いこと
を確認することで、前駒の磁気信号無しの判定が間違っ
ていないかどうか確認するためのものである。何駒先ま
で確認するかは磁気ヘッド7の再生出力を基準に考え
て、給送速度や回路定数、ノイズレベル等のカメラの個
体差を考慮して各々個別の値を設定できるようにしてお
く。この実施の形態では、ステップ#180にて後述す
る様に、未露光駒と判定してから更に2駒先まで確認す
るようにしている。そして、次の図6に示すステップ#
173において、磁気信号の有無を判定する。
【0049】上記ステップ#173において磁気信号有
りと判定した場合は、途中に磁気信号の抜けがある異常
なフィルムカートリッジであるのでステップ#174へ
進み、磁気再生回路212をOFFにし、次のステップ
#175において、上記給送モータ14を逆回転させて
フィルムの全駒巻戻しを行い、巻戻しが終了すると次の
ステップ#176において、フィルム使用状態を「露光
済み」にセット(VEIセット)する動作を行う。な
お、ここでフィルム使用状態を「露光済み」にセットし
たのは、云うまでもなく、磁気信号の無い駒が途中に検
出されたからである。そして、次のステップ#177に
おいて、表示回路209を駆動して異常であることの警
告表示を行い、続くステップ#178において、カメラ
をホールド状態に設定する。
【0050】また、上記ステップ#174にて磁気信号
が無いと判定した場合は、ステップ#179へ進み、カ
ウンタCを「+1」し、次のステップ#180におい
て、未露光駒を検出してから2駒目に達したか否かを判
定する。未だ2駒目に達していなければ図5のステップ
#158へ戻り、駒数チェックを行い、以下前述と同様
の動作を繰り返す。そして、ステップ#180にて、2
駒目に達したことを判定するとステップ#181へ進
み、磁気再生回路212をOFFにし、次のステップ#
182において、上記給送モータ14を逆回転させてフ
ィルムのN+1駒分の、つまりこの実施の形態では3駒
分の巻戻しを行い(未露光駒を検出してからここまで2
駒巻上げているので)、次のステップ#182におい
て、上記給送モータ14を正回転させてフィルムの1駒
巻戻しを行い(これは、未露光駒の1駒目をアパーチャ
位置にセットする為)、次のステップ#184にて不図
示の撮影待機状態のステップへとリターンする。
【0051】上記の実施の形態によれば、途中露光済み
のフィルムカートリッジが装填され、MRC機能が発動
してフィルム給送が行われている最中に、何らかの要因
により急激に給送スピードが低下して、それに比例して
磁気再生出力も低下して所定の検出閾値を超えられず、
露光済み駒でありながら磁気信号がない、すなわち未露
光と判定されて、該駒がアパーチャ位置にセットされて
しまい二重露光に至る事故を確実に防ぐことができる。
【0052】また、MRC機能が発動してフィルム給送
が行われている最中に、モータやテレビのブラウン管や
パソコンのモニタの様な電磁ノイズ発生源が近くにあっ
た場合には、磁気信号が無いにもかかわらず磁気ヘッド
にはあたかも再生出力が出ているように、すなわち露光
済みと判定されて未露光駒を飛ばして次の駒がアパーチ
ャ位置にセットされ、その駒からの撮影が続行されてし
まう事故を防ぐことができる。この場合、一見二重露光
のような致命事故に至らなそうに見えるが、再度、途中
巻戻しを行い、次に外来ノイズの無い環境でMRC動作
を行った場合、前回飛ばした未露光駒にセットされてし
まい、先のMRC動作にて未露光駒としてセットされて
撮影が継続された駒に対して、二重露光が行われてしま
うことになるが、この様な事故を防止することができ
る。
【0053】(発明と実施の形態の対応)上記実施の各
形態において、磁気ヘッド7(212)及び磁気再生回
路212が本発明の再生手段に相当し、CPU201の
主に図5のステップ#147,#148やステップ#1
64,#165の処理を行う部分が本発明の動作制御手
段に相当する。
【0054】以上が実施の形態の各構成と本発明の各構
成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形態の
構成に限定されるものではなく、請求項で示した機能、
又は実施の形態がもつ機能が達成できる構成であればど
のようなものであってもよいことは言うまでもない。
【0055】(変形例)上記の実施の形態では、未露光
駒である事を2駒先まで確認にする様にしているが、こ
れに限定されるものではなく、既に述べた様に磁気ヘッ
ド7の再生出力を基準に考えて、給送速度や回路定数、
ノイズレベル等のカメラの個体差を考慮して各々設定さ
れるものである。
【0056】本発明は、以上の実施の形態に記載のカー
トリッジ以外の形式のカートリッジやフィルム以外の画
像記録媒体を有するカートリッジであっても適用できる
ものである。
【0057】また、以上の実施の形態のソフト構成とハ
ード構成は、適宜置き換えることができるものである。
【0058】また、本発明は、一眼レフカメラやレンズ
シャッタカメラ等、各種のカメラやその他の光学機器に
適用できるものである。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外乱ノイズによる再生信号のS/N比の悪化による未露
光駒と露光済み駒との誤判定による二重露光を確実に防
止することがきるカメラを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るカメラのフィルム
給送系に関する部分の斜視図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係るカメラの主要部分
の電気的構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の一形態に係るカメラの主要部分
の動作を示すフローチャートである。
【図4】図3の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【図5】図4の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【図6】図5の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【図7】図5のステップ#154にて実行されるフィル
ム給送速度チェック時の動作の詳細を示すフローチャー
トである。
【図8】本発明の実施の形態においてフィルム給送速度
測定時の説明を助ける為の図である。
【図9】本発明の実施の形態において磁気信号測定時及
び駒間ノイズ測定時の説明を助ける為の図である。
【図10】本発明の実施の形態においてフィルム給送速
度測定時、磁気信号測定時及び駒間ノイズ測定時の説明
を助ける為のタイミングチャートである。
【符号の説明】
3 パーフォレーション 4 磁気記録部 5 カートリッジ室側のフォトリフレクタ 6 スプール室側のフォトリフレクタ 7(212) 磁気ヘッド 8 フィルムカートリッジ 14 給送モータ 201 CPU 206 光学センサ 208 温度測定回路 209 表示回路 212 磁気再生回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムに記録された磁気情報を再生す
    る再生手段と、途中まで露光されたフィルムを持つフィ
    ルムカートリッジが装填された場合、前記フィルムカー
    トリッジからのフィルム給送中に、前記再生手段を動作
    させて磁気信号の有無を判定して未露光駒の先頭位置を
    検出し、該未露光駒を所定の撮影可能位置に自動的に設
    定する駒位置出し手段とを有するカメラにおいて、 前記駒位置出し手段の動作中におけるフィルム給送時の
    各駒間毎に、前記再生手段により得られる再生信号に基
    づいてノイズレベルを測定し、該ノイズレベルが所定の
    閾値を超えたか否かを判定し、超えた場合と越えない場
    合とでその後の動作を変える動作制御手段を有したこと
    を特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記動作制御手段は、前記各駒間のノイ
    ズレベルが所定の閾値を超えた場合は、警告を行うこと
    を特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記動作制御手段は、前記各駒間のノイ
    ズレベルが所定の閾値を超えた場合は、警告を行うと共
    に、前記フィルムカートリッジ内へのフィルムの巻戻し
    を行うことを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 複数の光学センサを有し、前記動作制御
    手段は、前記光学センサそれぞれによって、各駒に対応
    してフィルムに形成されているパーフォレーションのエ
    ッジが検知されることにより、前記再生手段の再生位置
    に前記駒の終了位置及び次駒の開始位置が来たと判定
    し、この間の前記再生手段よりの再生信号に基づいてノ
    イズレベルの測定を行うことを特徴とする請求項1記載
    のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記光学センサは、カートリッジ室側と
    スプール室側とにそれぞれ設けられており、前記スプー
    ル室側の第1の光学センサは、駒の先頭位置に形成され
    たパーフォレーションのエッジを検知するものであり、
    前記カートリッジ室側の第2の光学センサは、駒の終了
    位置に形成されたパーフォレーションのエッジを検知す
    るものであり、 前記動作制御手段は、前記第1の光学センサによるパー
    フォレーションのエッジの検知により、前記再生手段の
    再生位置に前記駒の終了位置が来たと判定し、前記第2
    の光学センサによるパーフォレーションのエッジの検知
    により、前記再生手段の再生位置に前記次駒の開始位置
    が来たと判定することを特徴とする請求項4記載のカメ
    ラ。
  6. 【請求項6】 前記動作制御手段は、前記駒位置出し手
    段の動作中におけるフィルム給送速度を測定し、所定の
    給送速度以下の場合は、前記各駒間のノイズレベルが所
    定の閾値を超えていない場合であっても、その後の動作
    を変えることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記所定の閾値は、装填されたフィルム
    の種類に応じて異なることを特徴とする請求項1記載の
    カメラ。
  8. 【請求項8】 前記所定の閾値は、カメラの使用環境温
    度によって異なることを特徴とする請求項1又は6記載
    のカメラ。
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