JP2002099036A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002099036A
JP2002099036A JP2000286320A JP2000286320A JP2002099036A JP 2002099036 A JP2002099036 A JP 2002099036A JP 2000286320 A JP2000286320 A JP 2000286320A JP 2000286320 A JP2000286320 A JP 2000286320A JP 2002099036 A JP2002099036 A JP 2002099036A
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JP
Japan
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frame
film
frames
photographed
magnetic recording
Prior art date
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JP2000286320A
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English (en)
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Masakazu Taku
雅一 卓
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 未露光の先頭駒のセットに関する情報を入力
する手間を省くと共に、正確に未露光の先頭駒を所定の
位置にセットすることを可能にする。 【解決手段】 フィルムに具備された磁気記録部に情報
を記録する磁気記録手段と、磁気記録可能なフィルムが
装填された後、前記フィルムの巻戻しが行われる際は、
前記フィルムの磁気記録部に前記磁気記録手段により撮
影済駒数または空送り駒数を表すデータを記録させる記
録制御手段(#126、#135)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録可能なフ
ィルムを使用するカメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、途中まで撮影したフィルムカ
ートリッジを取り出し、その後再装填して、未露光の先
頭駒より撮影を可能とするカメラに関しての提案が種々
なされており、例えば以下のようなものがある。
【0003】1)特開平11−84514号では、途中
取り出しされたフィルムカートリッジの撮影済駒数をカ
ートリッジIDで識別するもので、カメラ内の記憶容量
の使い方を良くしたものである 2)特開平5−66467号では、途中取り出しされた
フィルムカートリッジの撮影済駒数をカートリッジのス
プール位相で外部表示し、使用者に手動入力させたり、
前記カートリッジのスプール位相を検出して撮影済駒数
を認識させる構成としている。
【0004】3)特開平8−122888号では、途中
取り出しされたフィルムカートリッジが再装填された時
に、各駒に記録されている磁気情報を再生し、再生され
ない時を未露光の先頭駒として検出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案の従来カメラにおいては、以下の様な問題点を有して
いた。
【0006】1)上記特開平11−84514号におい
ては、途中取り出しされたフィルムを識別する為に、フ
ィルムのIDを入力する必要があった。
【0007】2)上記特開平5−66467号において
は、フィルムカートリッジのスプール位相を検出するこ
とにより例えばフィルムの状態が未露光、部分露光、露
光済、現像済の4種類の判別は可能であるが、フィルム
駒数を同様なスプール位相で判別しようとすると、フィ
ルム状態表示の10倍の40駒の位相判別が必要にな
り、しかも撮影済駒数を1駒でも間違えると撮影済駒に
再度撮影してしまい、写真がだめになるという問題があ
った。
【0008】3)上記特開平8−122888号におい
ては、各駒に記録されている磁気情報を再生し、再生さ
れない時を未露光の先頭駒として検出する構成にしてい
るが、再生されないとわかったときは既に未露光の先頭
駒を給送し終わっており、その時点でフィルム停止して
も、1駒分未露光駒として無駄になってしまっていた。
なお、この点に鑑み、未露光の先頭駒として検出した
ら、一旦巻戻してから再度フィルムを給送し、所定の位
置に未露光の先頭駒をセットする方法があるが、上記の
様に巻戻しや巻き上げを何度も行う必要があるため、こ
の方法ではフィルムのセットに時間がかかり、煩わしい
ものであった。
【0009】(発明の目的)本発明の第1の目的は、未
露光の先頭駒のセットに関する情報を入力する手間を省
くと共に、正確に未露光の先頭駒を所定の位置にセット
することのできるカメラを提供しようとするものであ
る。
【0010】本発明の第2の目的は、撮影済駒数の読み
取り動作を最小にして給送負荷を軽減し、素早く未露光
の先頭駒を所定の位置にセットすることのできるカメラ
を提供しようとするものである。
【0011】本発明の第3の目的は、フィルム状態表示
が誤表示であっても、未露光の先頭駒をセットする為の
無用な空送り動作を防止すると共に、省電化にも寄与す
るカメラを提供しようとするものである。
【0012】本発明の第4の目的は、撮影済駒数の記録
機能を有しないカメラに部分露光フィルムが装填され、
何駒か撮影され、途中で取り出された部分露光フィルム
が装填されたとしても、正確に未露光の先頭駒を所定の
位置にセットすることのできるカメラを提供しようとす
るものである。
【0013】本発明の第5の目的は、同一のフィルム
が、撮影済駒数を表すデータを記録する手段を有するカ
メラと有していないカメラそれぞれにて使用されても、
正確に未露光の先頭駒を所定の位置にセットすることの
できるカメラを提供しようとするものである。
【0014】本発明の第6の目的は、撮影済駒記録ので
きなかった不良駒の無駄なプリントを防止したり、不良
な磁気記録が行われてしまう事や、該カメラにて途中ま
で撮影されたフィルムが、磁気記録の有無の検出で未露
光の先頭駒の検出を行う他のカメラに使用されたとして
も、該他のカメラにて未露光駒の先頭駒位置の誤検出が
なされることを防ぐことのできるカメラを提供しようと
するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明は、フィルムに具備さ
れた磁気記録部に情報を記録する磁気記録手段を有する
カメラにおいて、磁気記録可能なフィルムが装填された
後、前記フィルムの巻戻しが行われる際は、前記フィル
ムの磁気記録部に前記磁気記録手段により撮影済駒数ま
たは空送り駒数を表すデータを記録させる記録制御手段
を有するカメラとするものである。
【0016】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項2に記載の発明は、前記撮影済駒数を表すデータ
が記録される前記フィルムの磁気記録部を、前記フィル
ムのリーダー部とする請求項1に記載のカメラとするも
のである。
【0017】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項3に記載の発明は、磁気記録可能なフィルムに対
して最大撮影駒数まで撮影が行われた後に巻戻しが行わ
れる際は、前記フィルムの磁気記録部に、“最大撮影駒
数”を表すデータを記録させる記録制御手段を有する請
求項1に記載のカメラとするものである。
【0018】同じく上記第3の目的を達成するために、
請求項4に記載の発明は、装填されたフィルム状態を判
定するフィルム状態判定手段を有し、前記記録制御手段
は、未露光フィルムが装填されていると判定された該フ
ィルムに対し、一度の撮影も行われずに巻戻しが行われ
る際は、前記フィルムの磁気記録部に、撮影済駒数とし
て“0駒”を表すデータを記録させる請求項1に記載の
カメラとするものである。
【0019】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項5に記載の発明は、磁気記録可能なフィルムが装
填された場合、前記フィルムの磁気記録部に撮影済駒数
を表すデータが記録されているかどうかを検出する磁気
再生手段を有するカメラとするものである。
【0020】また、上記第4の目的を達成するために、
請求項9に記載の発明は、磁気記録可能なフィルムが装
填された場合、前記フィルムの磁気記録部に撮影済駒数
が記録されているかどうかを検出する磁気再生手段と、
該磁気再生手段により検出された撮影済駒数データにて
表される駒数に対して1駒加えた駒数を未露光の先頭駒
位置として空送り動作を行う駒セット手段と、前記空送
りされた各駒に撮影済駒記録があるかどうかの判定を行
う撮影済駒記録判定手段とを有するカメラとするもので
ある。
【0021】また、上記第5の目的を達成するために、
請求項10に記載の発明は、磁気記録可能なフィルムが
装填された場合、前記フィルムの磁気記録部に撮影済駒
数データが記録されているかどうかを検出する磁気再生
手段と、該磁気再生手段により検出された撮影済駒数デ
ータにて表される駒数に対して1駒加えた駒数を未露光
の先頭駒位置として空送り動作を行う駒セット手段と、
該駒セット手段によりセットされた駒に撮影済駒記録が
あるかどうかの判定を行う撮影済駒記録判定手段とを有
するカメラとするものである。
【0022】また、上記第6の目的を達成するために、
請求項12に記載の発明は、磁気記録可能なフィルムが
装填された場合、前記フィルムの磁気記録部に撮影済駒
数データが記録されているかどうかを検出する磁気再生
手段と、該磁気再生手段により検出された撮影済駒数デ
ータにて表される駒数に対して1駒加えた駒数を未露光
の先頭駒位置として空送り動作を行う駒セット手段と、
前記空送りされた各駒に撮影済駒記録があるかどうかの
判定を行う撮影済駒記録判定手段と、該撮影済駒記録判
定手段により撮影済駒記録がないと判定された駒に対し
て、フィルム巻戻し時に、磁気記録手段によって磁気情
報を記録させる記録制御手段とを有するカメラとするも
のである。
【0023】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項15に記載の発明は、フィルムに具備された磁気
記録部に情報を記録する磁気記録手段を有するカメラに
おいて、磁気記録可能なフィルムが装填された後、前記
フィルムの巻戻しが行われる際は、前記フィルムの磁気
記録部に前記磁気記録手段により未露光先頭駒ナンバー
または空送り駒数データを記録させる記録制御手段を有
するカメラとするものである。
【0024】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項16に記載の発明は、前記フィルムの磁気記録部
としてのリーダー部に、前記磁気記録手段により未露光
先頭駒ナンバーまたは空送り駒数データを記録させる請
求項15に記載のカメラとするものである。
【0025】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項17に記載の発明は、装填されたフィルム状態を
判定するフィルム状態判定手段を有し、前記記録制御手
段は、未露光フィルムが装填されていると判定された該
フィルムに対し、一度の撮影も行われずに巻戻しが行わ
れる際は、前記フィルムの磁気記録部に、未露光先頭駒
ナンバーまたは空送り駒数として“第1駒”を表すデー
タを記録させる請求項15に記載のカメラとするもので
ある。
【0026】同じく上記第2の目的を達成するために、
請求項18に記載の発明は、磁気記録可能なフィルムが
装填された場合、前記フィルムの磁気記録部に未露光先
頭駒ナンバーまたは空送り駒数データが記録されている
かどうかを検出する磁気再生手段を有するカメラとする
ものである。
【0027】また、上記第5の目的を達成するために、
請求項23に記載の発明は、磁気記録可能なフィルムが
装填された場合、前記フィルムの磁気記録部に撮影済駒
数データが記録されているかどうかを検出する磁気再生
手段と、該磁気再生手段により検出された未露光先頭駒
ナンバーまたは空送り駒数データにて表される駒数の位
置を未露光の先頭駒位置として空送り動作を行う駒セッ
ト手段と、該駒セット手段によりセットされた駒に撮影
済駒記録があるかどうかの判定を行う撮影済駒記録判定
手段とを有するカメラとするものである。
【0028】また、上記第6の目的を達成するために、
請求項25に記載の発明は、磁気記録可能なフィルムが
装填された場合、前記フィルムの磁気記録部に撮影済駒
数データが記録されているかどうかを検出する磁気再生
手段と、該磁気再生手段により検出された撮影済駒数デ
ータにて表される駒数に対して1駒加えた駒数を未露光
の先頭駒位置として空送り動作を行う駒セット手段と、
前記空送りされた各駒に撮影済駒記録があるかどうかの
判定を行う撮影済駒記録判定手段と、該撮影済駒記録判
定手段により撮影済駒記録がないと判定された駒に対し
て、フィルム巻戻し時に、磁気記録手段によって磁気情
報を記録させる記録制御手段とを有するカメラとするも
のである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0030】(実施の第1の形態)図1〜図2は本発明
の実施の第1の形態に係るカメラの内部構造を示す図で
あり、詳しくは、図1は、カメラにフィルムカートリッ
ジが装填され、フィルムがスラスト駆動によりスラスト
され始めた時の状態を示す斜視図、図2は、フィルムが
何駒か給送され、未露光駒が撮影画面にセットされてい
る状態を示す斜視図である。
【0031】これらの図において、1は撮影の露光を開
始させるための起動をするレリーズボタン、2は撮影画
角を変化させるためのズームダイアル、3はカメラのカ
バー、4はフィルムカートリッジ、5はフィルムカート
リッジ4からスラスト駆動されているフィルム、6はフ
ィルム5に露光するときの画面を決めるアパーチャー
枠、7は磁気情報が記録されているフィルム5より磁気
情報を読取るための磁気ヘッド、8はフィルム5の磁気
記録エリアである後述するリーダー部および各駒の磁気
記録部5dに磁気記録を行うための磁気ヘッド、9はフ
ィルムの撮影画面5aに対して設定されている2つのパ
ーフォレーション5b,5cを検出し画面の位置セット
を行うためのフォトセンサ、10はファインダの接眼レ
ンズである。11は不図示の給送モータによりフィルム
カートリッジ4からフィルム5がスラスト駆動されると
巻き取るようになっている巻取りスプールであり、通常
はこの巻取りスプールの内側に給送モータが配置されて
いる。
【0032】図3は上記カメラに使用されるフィルムカ
ートリッジ4よりフィルム5を引き出した状態を示す斜
視図である。
【0033】同図において、4aはフィルム5を巻き取
ったりスラスト駆動したりするためのカートリッジスプ
ール、4bはバーコードが記録されているデータディス
クであり、カートリッジスプール4aと一体化されて回
転する構成になっており、特開平11−084461号
等に開示されているように、フィルムの巻戻し完了時の
該データディスク4bの停止位相でフィルム状態を表示
すようになっていて、フィルムカートリッジ4をカメラ
より取り出して再装填した時に、不図示のスプールドラ
イブで前記カートリッジスプール4aをスラスト回転さ
せるときにどの位相で停止していたかを不図示のデータ
ディスク読取り回路で読み取ってフィルム状態を判別で
きるようになっている。4cはフィルム出口のドアであ
る。5iはフィルムの撮影駒の第1駒5eのパーフォレ
ーション5f,5gに対してフィルムリーダー側に追加
されているパーフォレーションであり、巻戻し時にこの
パーフォレーション5iを検知してリーダー部の磁気記
録部5jへの書込みを開始する信号としている。5hは
第1駒5eの磁気記録部(磁気記録部5dに相当)であ
る。
【0034】図4は、上記構成のカメラの主要部分の電
気的構成を示すブロック図である。
【0035】同図において、101は、カメラのシーケ
ンスや制御をコントロールしたり、情報を記憶したりす
るマイクロコンピュータ、102はカメラのスイッチを
入力しマイクロコンピュータ101へ伝達するスイッチ
入力回路、103はレリーズボタン1が押圧操作される
ことよりONするレリーズスイッチ、104はカメラに
フィルムカートリッジ4が装填されたことを検知するカ
ートリッジ検知スイッチ、105はカメラのカートリッ
ジ室蓋が閉じられたことを検知する蓋スイッチ、106
はフィルムの最終駒まで撮影されていない時に途中巻戻
しを行うためのマニュアル巻戻しスイッチ、107は撮
影レンズを108で示す測距回路で測定された被写体ま
での距離に応じて駆動するレンズ制御回路、109は被
写体の明るさを検出するための測光回路、110はスト
ロボ発光を制御するストロボ発光調光制御回路である。
【0036】111はカメラの状態を液晶に表示する液
晶表示回路、112はフォトセンサ9でフィルム5のパ
ーフォレーション5b,5cなどを検出するフィルム穴
検出回路、113はフィルムカートリッジ4に具備され
たデータディスク4b上より各種の情報を読み取るデー
タディスク読取り回路、114は電源であるところの電
池、115はフィルム5のスラスト駆動,巻上げ,巻戻
しを行う不図示の給送モータの駆動を制御する給送モー
タ制御回路、116は撮影時にシャッタを開閉制御する
シャッタ制御回路、117は磁気ヘッド8によりフィル
ムに磁気書込みを行うための磁気書込み回路、118は
磁気ヘッド7によりフィルムに記録されている磁気情報
を読取るための磁気読取り回路である。
【0037】図5〜図7は本発明の実施の第1の形態に
係るカメラの主要部分の動作を示すフローチャートであ
り、詳しくは、図5及び図6は、フィルムがカメラに装
填されていて、通常撮影状態からフィルムを巻戻すとき
にフィルム磁気記録部への書込みを行う場合の動作を示
したものであり、図7は、カメラにフィルムカートリッ
ジを装填し、フィルムのスラスト駆動を行い、撮影準備
セット完了までの動作を示したものである。
【0038】なお、ここで言う「磁気記録部」とは、フ
ィルム5のリーダー部の磁気記録部5jだけではなく、
撮影済駒の磁気記録部やリーダー部と前記撮影済駒の磁
気記録部との間や、撮影済駒の磁気記録部同士の間等、
磁気記録できるところはすべて含むものであり、ここ
に、撮影済駒数,未露光の先頭駒ナンバーまたは空送り
駒数を表すデータの記録ができるが、説明の簡略化のた
め、以下の実施の各形態の説明においては前記リーダー
部(磁気記録部5j)に、前記撮影済駒数,未露光の先
頭駒ナンバーまたは空送り駒数を表すデータの記録を行
うものとする。
【0039】図5において、カメラにフィルムが装填さ
れていて、撮影準備完了で待機中のステップ#101か
らスタートし、まずステップ#102において、マニュ
アル巻戻しスイッチ107がONされているかを検知
し、ONされていなければステップ#103へ進み、こ
こではレリーズスイッチ103がONされるかを検知す
る。該レリーズスイッチ103がONされていなければ
ステップ#102へ戻り、再びマニュアル巻戻しスイッ
チ107がONされているかの検知を行う。つまり、ス
イッチの入力待機状態となる。
【0040】上記ステップ#103にてレリーズスイッ
チ103がONされるとステップ#104へ進み、撮影
準備動作として、測光回路109を駆動して被写体の明
るさを測光し、次のステップ#105において、測距回
路108を駆動して被写体までの距離を測距する。そし
て、次のステップ#106において、上記測距結果に基
づいての撮影レンズのピント合わせや、上記測光結果等
に基づいてのシャッタ制御を行い、フィルムへの露光動
作を行う。
【0041】上記の露光動作が完了するとステップ#1
07へ進み、フィルムの巻上げを行うために給送モータ
制御回路115を介して不図示の給送モータに巻上げ通
電を行い、続くステップ#108において、磁気書込み
回路117を介して磁気ヘッド8を駆動し、巻上げ中の
フィルム4上に撮影済駒であることを表すデータの記録
(以下、撮影済駒記録と記す)として、年月日やプリン
ト枚数などの情報を書込む。図2に示したように、前記
磁気ヘッド8は撮影画面5aに対してフィルムの巻上げ
側に位置させてあるので、撮影画面5aに対する磁気記
録部5dが該撮影画面5aの真下にあり、フィルムの巻
上げと同時に磁気書込みができるように設定してある。
なお、給送モータの駆動方向をわかり易くする為に、ス
テップ#107等では、フィルム巻上げモータ駆動、フ
ィルム巻戻しモータ駆動、フィルムスラストモータ駆動
といった文言を用いているが、一つの給送モータで各方
向の駆動を行っているのは言うまでもない。
【0042】次のステップ#109においては、次の駒
セットのためにフォトセンサ9によりフィルムのパーフ
ォレーション5cを検知し、次の駒のパーフォレーショ
ン5bの位置で巻上げ完了信号が出力されるまでは上記
磁気書込みを継続し、その後巻上げ完了信号が出力され
るとステップ#110へ進み、上記給送モータを停止さ
せる。そして、次のステップ#111において、上記ス
テップ#109にて巻上げた駒が最終駒であるかどうか
を判定し、最終駒でなければステップ#102へ戻り、
再び撮影待機状態のステップ#102,ステップ#10
3のシーケンスとなる。
【0043】また、上記ステップ#111にて最終駒で
あると判定した際には、撮影が完了したとしてステップ
#112へ進み、ここでは撮影済駒数「N=フル」をマ
イクロコンピュータ101内のRAM等に記憶する。
【0044】この最終駒まで撮影されたことを示すため
に撮影済駒数Nに“フル”という文字を記憶させること
に対して、“未露光無”などの表現だけには限定される
ものではないことは言うまでもないことであり、さらに
フィルムカートリッジ4に具備されたデータディスク4
bのバーコードに記録されている最大撮影枚数と同じ数
字を“N”として記憶し、“未露光無”と言う表現にす
ることも当然含まれるものである。
【0045】次のステップ#113においては、フィル
ムの巻戻し動作として給送モータを巻戻し方向に通電
し、フィルムの巻戻しを開始する。そして、次のステッ
プ#114において、図7のシーケンスにて詳述する
が、巻戻しの途中において撮影済駒記録がない駒に撮影
済駒記録を磁気ヘッド8により行う。
【0046】この際、撮影されていないか、撮影時に何
らかのトラブルがあり、撮影済駒記録がないことが考え
られるので、撮影済駒記録のデータとして、プリント枚
数は“0枚”として記録すると不要な失敗写真のプリン
トが防止でき、後でインデックスプリント等によりプリ
ントしたい駒であればプリント追加もできる。また、撮
影済駒記録がない駒に後から書込むことで、実際に撮影
された年月日などが不正確になってしまうことに対して
不都合であれば、撮影済駒記録と同様の磁気書込みであ
るが、データ的にはでたらめのダミーデータを書込むよ
うにしてもよい。
【0047】次のステップ#115においては、フォト
センサ9でフィルムの巻戻し駒数を計数して第1駒目の
画面が巻き戻されたかどうかを検知し、第1駒5eのパ
ーフォレーション5g,5fに続き、リーダー部の磁気
書込み開始信号である5iを検出するとステップ#11
6へ進み、リーダー部に磁気書込みとして上記ステップ
#112で記憶した「撮影済駒数N=フル」を表すデー
タを書込む。リーダー部の磁気書込みが終了するとステ
ップ#117へ進み、フィルム状態表示として全ての駒
が露光済なのでカートリッジスプール4aの位相が、デ
ータディスク4bでの表示が“露光済”となる位置で停
止するようにセットし、次のステップ#118にてその
セットが完了したことを判定するとステップ#119へ
進み、前記給送モータを停止させ、ステップ#120で
シーケンスを終わる。
【0048】また、上記ステップ#102にてマニュア
ル巻戻しスイッチ107がONされたことを判定する
と、途中巻戻しのシーケンスを実行する為に、図6のス
テップ#121へと進む。そして、このステップ#12
1において、撮影済駒があるかないか、つまり新品のフ
ィルムカートリッジを装填したまま一度も撮影動作を行
わなかったかの判定を行い、そうであれば撮影済駒がな
いのでステップ#130へ進み、「撮影済駒数N=0」
を記憶することになる。
【0049】また、上記ステップ#121で1駒でも撮
影済駒があると判定した場合はステップ#122へ進
み、ここでは撮影済駒数Nをマイクロコンピュータ10
1内のRAM等に記憶してステップ#123へ進み、上
記ステップ#113の場合と同様に、フィルム巻戻し方
向に給送モータを駆動させ、フィルムを巻戻しながら次
のステップ#124において、撮影済駒記録のない駒に
ダミーデータ等を磁気書込みし、続くステップ#125
において、第1駒目の検知ができることによりステップ
#126へ進み、上記ステップ#116と同様に、リー
ダー部へ撮影済駒数Nを磁気書込みする。
【0050】次に、ステップ#127において、フィル
ムの状態を部分露光済表示となるように、上記ステップ
#117の時と同様に、フィルムカートリッジ4に具備
されたデータディスク4bを停止させるセットを行い、
続くステップ#128において、フィルム状態がセット
完了であることを判定するとステップ#129へ進み、
給送モータを停止させ、図5のステップ#120でシー
ケンスを終わる。
【0051】また、ステップ#130へ進んだ場合は上
記の様に「撮影済駒数N=0」を記憶し、次のステップ
#131において、フィルムの巻戻し方向に給送モータ
を駆動し、前記の場合と同様に、ステップ#132にて
第1駒目の検知ができることによりステップ#133へ
進み、上記ステップ#116と同様に、リーダー部へ
「撮影済駒数N=0」を表すデータを磁気書込みする。
【0052】この場合も撮影済駒数として「N=0」と
いう書込みに限定されることはなく、例えば、撮影済駒
数としてフィルム状態表示と同様の“未露光”でもよい
ことは言うまでもないことである。
【0053】次にステップ#134へ進み、フィルム状
態表示を“未露光”にセットするようにフィルムカート
リッジ4に具備されたデータディスク4の位相を検出
し、次のステップ#135にてそのセット完了を判定で
きればステップ#136へ進み、給送モータを停止さ
せ、図5のステップ#120でシーケンスを終わる。
【0054】次に、カメラのカートリッジ室蓋が開けら
れていて、これからフィルムカートリッジ4が装填され
る状態以後の動作について、図7のフローチャートによ
り説明する。
【0055】ステップ#201からスタートし、まずス
テップ#202において、カートリッジ室蓋が閉じられ
ることを蓋スイッチ105の状態より検知する。ここ
で、該蓋スイッチ105がONしてカートリッジ室蓋が
閉じられるとステップ#203へ進み、フィルムカート
リッジ4が装填されたかどうかをカートリッジ検知スイ
ッチ104により検知し、フィルムカートリッジ4が装
填されないでカートリッジ室蓋が閉じられた時は、カメ
ラとしては何の動作も必要ないのでステップ#203か
らステップ#213へ進み、シーケンスを終わる。
【0056】また、カートリッジ検知スイッチ104に
よりフィルムカートリッジ4が装填されたことが判定さ
れた場合はステップ#204へ進み、フィルムカートリ
ッジ4(フィルム5)の状態を検出するために給送モー
タをカートリッジスプール4aをスラスト駆動する方向
に駆動させ、次のステップ#205において、データデ
ィスク読取り回路113のフォトセンサによりフィルム
カートリッジ4に具備されたデータディスク4bの停止
していた位相を検出し、マイクロコンピュータ101内
のRAM等に記憶する。そして、次のステップ#206
において、フィルムカートリッジ4の状態が新品であっ
た時はステップ#207へ進み、上記スラスト駆動の続
行中において磁気読取り回路118を介して磁気ヘッド
7により第1駒目に撮影済駒記録がないことを確認す
る。この確認は、フィルムの状態表示を行うデータディ
スク4bの停止位相がいたずらなどで変化してしまった
場合のことを想定して、再度確認するためのものであ
る。このステップ#207にて、第1駒目に撮影済駒記
録がないと判定した場合は確かに新品のフィルムカート
リッジであり、そのフィルムには1駒も撮影されていな
いのでステップ#208へ進み、フィルム5の第1駒目
を所定の位置にセットし、次のステップ#212にて給
送モータを停止し、ステップ#213でシーケンスを終
わる。
【0057】一方、上記ステップ#207にて第1駒目
に撮影済駒記録があると判定した場合は、データディス
ク4bの停止位相がいたずらなどで変化してしまった場
合であるのでステップ#209へ進み、フィルムの巻上
げを続行し、続くステップ#210において、撮影済駒
記録がない駒を磁気ヘッド7を用いて検知する。このス
テップ#210にて撮影済駒記録がない駒を検出できた
らステップ#211へ進み、撮影済駒記録がない駒を撮
影画面になるように駒セットを行い、次のステップ#2
12にて給送モータを停止させ、ステップ#213でシ
ーケンスを終わる。
【0058】また、上記ステップ#206にてフィルム
の状態位相から新品のフィルムカートリッジではないと
判定した場合はステップ#214へ進み、ここでは部分
露光済のフィルムカートリッジかどうかを判定し、そう
であればステップ#215へ進み、フィルムのスラスト
駆動中に該フィルムのリーダー部に磁気記録があるかど
うかを磁気ヘッド7により検出することで判定する。こ
の結果、前記リーダー部に磁気記録がない時はステップ
#207へ進む。リーダー部に磁気記録がない時という
のは、リーダー部に磁気記録を行う機能がないカメラに
より途中取出しが行われ、部分露光済のフィルムカート
リッジとなったか、あるいは、データディスク4bの停
止位相がいたずらなどで変化してしまった場合であり、
いずれにしてもステップ#207で第1駒目に撮影済駒
記録がなければ新品のフィルムカートリッジであるので
ステップ#208へ進み、第1駒目にセットし、次のス
テップ#212にて給送モータを停止させ、ステップ#
213でシーケンスを終わる。
【0059】また、上記ステップ#207にて第1駒目
に撮影済駒記録があると判定した場合は、前記のように
撮影済駒記録がない駒を検出して駒セットを行い(#2
09→#210→#211)、ステップ#212→#2
13へと進み、シーケンスを終わる。
【0060】また、上記ステップ#215にてリーダー
部に磁気記録があると判定した場合はステップ#216
へ進み、フィルムのリーダー部に磁気記録である撮影済
駒数Nを磁気ヘッド7で読み取り、次のステップ#21
7において、「撮影済駒数N=フル」かどうか判定し、
「N=フル」でなければ未露光駒があるとしてステップ
#218へ進み、ここで「撮影済駒数N=0」かどう
か、つまり新品かもしれないとの判定を行う。この結
果、「撮影済駒数N=0」であるとすると、新品のフィ
ルムカートリッジとして、上記ステップ#206で“Y
ES”と判定されたのと同じシーケンスのステップ#2
07へ進み、以下は前記と同じシーケンスになる。
【0061】また、上記ステップ#218にて「撮影済
駒数N=0」ではないと判定した場合はステップ#21
9へ進み、フィルムをN+1駒分空送りするためにフィ
ルムの巻上げを続行させながら、次のステップ#220
において、N駒目までの空送り駒の撮影済駒記録を検査
し、撮影済駒記録がない駒ナンバーをマイクロコンピュ
ータ101内のRAM等に記憶する。そして、次のステ
ップ#221において、N+1駒目の撮影済駒記録を検
査し、撮影済駒記録があれば、リーダー部に撮影済駒数
Nを記録した部分露光済のフィルムカートリッジを、該
リーダー部に撮影済駒数の記録機能がないカメラに再装
填し撮影を行った後、さらに途中巻戻しを行い、再び本
実施の形態のカメラに再装填されたと考えられるので、
ステップ#209とへ進み、該ステップ#209からス
テップ#210→#211へと進み、撮影済駒記録のな
い駒を撮影駒としてセットし、前記のようにステップ#
212→#213と進み、シーケンスを終わる。
【0062】上記ステップ#221にてN+1駒目の撮
影済駒記録を検査し、なしとなった場合はステップ#2
22へ進み、N+1駒目を撮影画面としてセットし、ス
テップ#212にて給送モータを停止し、ステップ#2
13でシーケンスを終わる。
【0063】また、上記ステップ#217にて「撮影済
駒数N=フル」であれば未露光の駒が既にないことなの
で、フィルム状態位相は本来なら“露光済”になる筈な
のだが、いたずら等により変化したとしてステップ#2
23へ進み、フィルムの巻戻し方向に給送モータを駆動
して巻戻しを行い、巻戻しが完了するとステップ#22
4へ進み、フィルムの状態位相を“露光済”にセット
し、次のステップ#212にて給送モータを停止させ、
ステップ#213でシーケンスを終わる。
【0064】また、上記ステップ#214にて部分露光
済のフィルムカートリッジかどうかの判定で、“NO”
となった場合は“露光済”か“現像済”のうちいずれか
であるので、いずれにしても撮影は不可能なのでステッ
プ#223へ進み、フィルムの巻戻しを行い、次のステ
ップ#224において、フィルムの状態を“露光済”に
セットし、続くステップ#212にて給送モータを停止
させ、ステップ#213でシーケンスを終わる。
【0065】この時“現像済”のフィルムカートリッジ
も、“露光済”のフィルム状態にセットされることにな
るが、カメラに再装填する場合は、露光済表示になって
いることですぐに排出するので何ら問題は生じない。
【0066】また、未露光駒が含まれているフィルムカ
ートリッジをいたずら等で“露光済”、あるいは“現像
済”に変化してしまった場合も考えられるので、ステッ
プ#214で“NO”となった場合にステップ#207
へ進むようなシーケンスとすることで、いたずら等に対
処できるようしてもよい。
【0067】しかし、フィルム状態位相が“露光済”あ
るいは“現像済”である時は、いたずらであることも考
えてすぐにフィルムを巻き戻すようにして未露光駒を捨
てるのはもったいないが、カメラのシャッタチャンスを
逃さないという機動性が得られるのと、多重露光のよう
な問題も発生しないことより、図7のシーケンスで十分
であることは言うまでもないことである。
【0068】(実施の第2の形態)図8は本発明の実施
の第2の形態に係るカメラの主要部分の動作を示すフロ
ーチャートであり、具体的には、カメラのカートリッジ
室蓋が開けられていて、これからフィルムカートリッジ
が装填される状態以後の動作を示すものである。なお、
カメラの回路構成等は、上記実施の第1の形態と同様で
あるので、その説明は省略する。
【0069】ステップ#301からスタートし、まずス
テップ#302において、カートリッジ室蓋が閉じられ
ることを蓋スイッチ105により検知する。ここで、該
蓋スイッチ105がONしてカートリッジ室蓋が閉じら
れるとステップ#303へ進み、フィルムカートリッジ
4が装填されたかどうかをカートリッジ検知スイッチ1
04により検知し、フィルムカートリッジ4が装填され
ないでカートリッジ室蓋が閉じられた時はカメラとして
は何の動作も必要ないのでステップ#303からステッ
プ#313へ進み、シーケンスを終わる。
【0070】また、カートリッジ検知スイッチ104に
よりフィルムカートリッジ4が装填されていることを検
知するとステップ#304へ進み、フィルムの状態を検
出するために給送モータをカートリッジスプール4aが
スラスト駆動する方向に駆動し、次のステップ#305
において、データディスク読取り回路113のフォトセ
ンサによりフィルムカートリッジ4に具備されたデータ
ディスク4bの停止していた位相を検出し、マイクロコ
ンピュータ101内のRAMに記憶する。
【0071】次にステップ#306において、フィルム
カートリッジの状態が新品であったかの判定を行い、新
品であった場合はステップ#307へ進み、フィルムの
スラスト駆動の続行中において、磁気ヘッド7により第
1駒目に撮影済駒記録がないことを確認する。この確認
は、フィルムの状態表示を示すデータディスク4bの停
止位相がいたずらなどで変化してしまった場合のことを
想定して、再度確認するようにしてあることによるもの
である。ここで、第1駒目に撮影済駒記録がない場合は
確かに新品のフィルムカートリッジであり、1駒も撮影
されていないのでステップ#308へ進み、第1駒目に
セットし、ステップ#312にて給送モータを停止し、
ステップ#313でシーケンスを終わる。
【0072】一方、ステップ#307にて第1駒目に撮
影済駒記録があると判定した場合は、フィルムカートリ
ッジ4に具備されたデータディスク4bの停止位相がい
たずらなどで変化してしまった場合であるのでステップ
#309へ進み、フィルムの巻上げを続行し、次のステ
ップ#310において、撮影済駒記録がない駒を磁気ヘ
ッド7を用いて検知する。ここで撮影済駒記録がない駒
を検出できたらステップ#311へ進み、撮影済駒記録
がない駒を撮影画面になるように駒セットし、次のステ
ップ#312にて給送モータを停止させ、ステップ#3
13でシーケンスを終わる。
【0073】また、上記ステップ#306にてフィルム
の状態位相から新品ではないと判定した場合はステップ
#314へ進み、ここで部分露光済のフィルムカートリ
ッジかどうかを判定し、そうであればステップ#315
へ進み、フィルムのスラスト中にリーダー部の磁気記録
があるかどうかを磁気ヘッド7で検出することで判定
し、前記リーダー部に磁気記録がない時はステップ#3
07へ進む。リーダー部に磁気記録がない時というの
は、リーダー部に磁気記録を行う機能がないカメラによ
り途中取出しが行われ、部分露光済カートリッジとなっ
たか、あるいは、フィルムカートリッジ4に具備された
データディスク4bの停止位相がいたずらなどで変化し
てしまった場合であり、いずれにしてもステップ#30
7で第1駒目に撮影済駒記録がなければ新品のフィルム
カートリッジであるので、次のステップ#308にて第
1駒目にセットし、続くステップ#312にて給送モー
タを停止させ、ステップ#313でシーケンスを終わ
る。
【0074】また、上記ステップ#307にて第1駒目
に撮影済駒記録があると判定した場合は、前記のように
撮影済駒記録がない駒を検出して駒セットし(#309
→#310→#311)、ステップ#312→#313
へと進み、シーケンスを終わる。
【0075】また、上記ステップ#315にてリーダー
部に磁気記録があると判定した場合はステップ#316
へ進み、リーダー部に磁気記録である撮影済駒数Nを磁
気ヘッド7で読み取り、次のステップ#317におい
て、「撮影済駒数N=フル」かどうか判定し、「N=フ
ル」でなければ未露光駒があるとしてステップ#318
へ進み、「撮影済駒数N=0」かどうか、つまり新品の
フィルムカートリッジかもしれないとの判定を行う。そ
して、「撮影済駒数N=0」と判定すると、新品のフィ
ルムカートリッジとして、上記ステップ#306で“Y
ES”と判定したのと同じシーケンスのステップ#30
7へ進み、以下は前記と同じシーケンスになる。
【0076】また、上記ステップ#318にて「撮影済
駒数N=0」ではないと判定した場合はステップ#31
9へ進み、フィルムをN駒分空送りするためにフィルム
の巻上げを続行させる。そして、次のステップ#320
において、N+1駒目の撮影済駒記録を検査し、撮影済
駒記録があれば、リーダー部に撮影済駒数Nを記録した
部分露光済のフィルムカートリッジを、該リーダー部に
撮影済駒数の記録機能がないカメラに再装填し撮影を行
った後、さらに途中巻戻しを行い、再び本実施の形態の
カメラに再装填されたと考えられるのでステップ#30
9へ進み、該ステップ#309からステップ#310→
#311へ進み、撮影済駒記録のない駒を撮影駒として
セットし、前記のようにステップ#312→#313と
進み、シーケンスを終わる。
【0077】また、ステップ#320にてN+1駒目の
撮影済駒記録を検査し、撮影済駒記録がなしとなった場
合はステップ#321へ進み、N+1駒目を撮影画面と
してセットして、次のステップ#312にて給送モータ
を停止し、ステップ#313でシーケンスを終わる。
【0078】また、ステップ#317にて「撮影済駒数
N=フル」であれば未露光の駒が既にないのでフィルム
状態位相は本来なら“露光済”になる筈なのだが、いた
ずら等により変化したとしてステップ#322へ進み、
フィルムの巻戻し方向に給送モータを駆動し巻戻しを行
い、巻戻しが完了するとステップ#323へ進み、フィ
ルムの状態位相を“露光済”にセットして、次のステッ
プ#312にて給送モータを停止させ、ステップ#31
3でシーケンスを終わる。
【0079】また、上記ステップ#314にて部分露光
済のフィルムカートリッジかどうかの判定で、“NO”
となった場合は“露光済”か“現像済”かのうちいずれ
かであるので、いずれにしても撮影は不可能なのでステ
ップ#322へ進み、フィルムの巻戻しを行い、ステッ
プ#323にてフィルムの状態を“露光済”にセットし
て、次のステップ#312にて給送モータを停止させ、
ステップ#313でシーケンスを終わる。
【0080】この時、“現像済”のフィルムカートリッ
ジも“露光済”のフィルム状態にセットされることにな
るが、カメラに再装填する場合は、露光済表示になって
いることですぐに排出するので何ら問題は生じない。
【0081】また、未露光駒が含まれているフィルムカ
ートリッジをいたずら等で“露光済”、あるいは“現像
済”に変化してしまった場合も考えられるので、ステッ
プ#314で“NO”となった場合にステップ#307
へ進むようなシーケンスとすることで、いたずら等に対
処できるようしてもよい。
【0082】しかし、フィルム状態位相が露光済あるい
は現像済である時は、いたずらであることも考えてすぐ
にフィルムを巻き戻すようにして未露光駒を捨てるのは
もったいないが、カメラのシャッタチャンスを逃さない
という機動性が得られるのと、多重露光のような問題も
発生しないことより、図8のシーケンスで十分であるこ
とは言うまでもないことである。
【0083】図8と図7の違いは、図7ではN+1駒目
のセット時に空送りを行う駒に対しても撮影済駒記録の
有無を検査するようになっていたところを、図8では省
略するシーケンスとしており、これにより、磁気ノイズ
等が影響する範囲を最小限にすることが可能となる。
【0084】(実施の第3の形態)図9は本発明の実施
の第3の形態に係るカメラの主要部分の動作を示すフロ
ーチャートであり、詳しくは、カメラのカートリッジ室
蓋が開けられていて、これからカートリッジが装填され
る状態以後の動作を示すものである。
【0085】この実施の第3の形態は、フィルムのリー
ダー部に撮影済駒数の記録できるカメラを使用すること
を前提としていて、最もシンプルな制御系となってい
る。
【0086】ステップ#401からスタートし、まずス
テップ#402において、カメラのカートリッジ室蓋が
閉じられることを蓋スイッチ105により検知する。こ
こで、該蓋スイッチ105がONしてカートリッジ室蓋
が閉じられるとステップ#403へ進み、フィルムカー
トリッジ4が装填されたかどうかをカートリッジ検知ス
イッチ104により検知する。そして、該フィルムカー
トリッジが装填されないでカートリッジ室蓋が閉じられ
た時はカメラとしては何の動作も必要ないのでステップ
#403からステップ#409へ進み、シーケンスを終
わる。
【0087】また、カートリッジ検知スイッチ104に
よりフィルムカートリッジ4が検知された場合はステッ
プ#404へ進み、フィルムの状態を検出するために給
送モータをカートリッジスプール4aがスラスト駆動す
る方向に駆動し、次のステップ#405において、デー
タディスク読取り回路113のフォトセンサによりフィ
ルムカートリッジ4に具備されたデータディスク4bの
停止していた位相を検出し、マイクロコンピュータ10
1内のRAM等に記憶する。そして、次のステップ#4
06において、フィルムカートリッジの状態が新品であ
った場合はステップ#407へ進み、第1駒目にセット
し、次のステップ#408にて給送モータを停止し、ス
テップ#409でシーケンスを終わる。
【0088】また、上記ステップ#406にてフィルム
の状態位相から新品ではないと判定した場合はステップ
#410へ進み、部分露光済のフィルムカートリッジか
どうかを判定し、そうであればステップ#411へ進
み、フィルムのスラスト駆動中にリーダー部に磁気記録
があるかどうかを磁気ヘッド7で検出することで判定
し、リーダー部に磁気記録がない時はステップ#414
へ進む。リーダー部の磁気記録がない時というのは、部
分露光済カートリッジとしては有り得ないので不良カー
トリッジとして再装填されないようにステップ#414
へ進んでフィルムの巻戻しを行い、次のステップ#41
5において、巻戻しが完了するとステップ#416にて
フィルム状態を露光済にセットし、次のステップ#40
8にて給送モータに停止し、ステップ#409へ進みシ
ーケンスを終わる。
【0089】また、上記ステップ#411にてリーダー
部に磁気記録があるときはステップ#412へ進み、リ
ーダー部に磁気記録である撮影済駒数Nを読み取り、次
のステップ#413において、N+1駒目にセットする
ように空送りを行い、セットできればステップ#408
にて給送モータを停止させ、ステップ#409でシーケ
ンスを終わる。
【0090】(実施の第4の形態)図10〜図12は本
発明の実施の第4の形態に係るカメラの主要部分の動作
を示すフローチャートであり、詳しくは、図10及び図
11は、フィルムカートリッジがカメラに装填されてい
て、通常撮影状態からフィルムを巻戻すときに磁気記録
部への書込みを示したものであり、図12は、カメラに
フィルムカートリッジを装填し、フィルムのスラストを
行い、撮影準備セット完了までの動作を示したものであ
る。
【0091】図10及び図11は、図5及び図6に示す
実施の第1の形態における撮影済駒数Nを、空送り駒数
Pに変えたものであり、ステップ#512のように、最
終駒まで撮影が終了している場合は、Nの場合と同様に
「P=フル」を記憶する。
【0092】しかし、図11のステップ#522および
ステップ#530でのPは、空送りする駒数であるため
に「P=N+1」という関係の駒数である。その他は、
図5及び図6と同様であるため、その説明は省略する。
【0093】図12は、図7に示す実施の第1の形態に
おける撮影済駒数Nを、空送り駒数Pに変えたものであ
り、図7との違う部分のみについて説明する。
【0094】図12において、フィルムカートリッジ4
が装填され、ステップ#616にてフィルムのリーダー
部5jの磁気記録である空送り駒数Pを磁気ヘッド7で
読み取り、ステップ#617にて空送り駒数「P=フ
ル」であるかどうか判定し、「P=フル」でなければ未
露光駒があるとしてステップ#618へ進み、空送り駒
数「P=1」かどうか、つまり、新品かもしれないとの
判定を行う。空送り駒数「P=1」と判定すると、新品
のフィルムカートリッジとして、ステップ#606で
“YES”と判定されたのと同じシーケンスのステップ
#607へ進み、以下は前記と同じシーケンスになる。
【0095】ステップ#618にて空送り駒数「P=
1」ではないと判定した場合はステップ#619へ進
み、フィルムをP駒分空送りするためにフィルムの巻上
げを続行させながら、ステップ#620にてP−1駒目
までの空送り駒の撮影済駒記録を検査し、撮影済駒記録
がない駒ナンバーをマイクロコンピュータ101内のR
AM等に記憶する。そして、次のステップ#621にお
いて、P駒目の撮影済駒記録を検査し、撮影済駒記録が
あれば、リーダー部に空送り駒数Pを記録した部分露光
済のフィルムカートリッジを、リーダー部に撮影済駒数
の記録機能がないカメラに再装填し撮影を行った後、さ
らに途中巻戻しを行い、再び本実施の形態のカメラに再
装填されたと考えられるのでステップ#609へ進み、
該ステップ#609からステップ#610→#611へ
進み、撮影済駒記録のない駒を撮影駒としてセットし、
前記のようにステップ#612→#613と進み、シー
ケンスを終わる。
【0096】また、ステップ#621にてP駒目の撮影
済駒記録を検査し、なしとなった場合はステップ#62
2へ進み、P駒目を撮影画面としてセットして、次のス
テップ#612にて給送モータを停止し、ステップ#6
13でシーケンスを終わる。
【0097】また、ステップ#617にて空送り駒数
「P=フル」であれば未露光の駒がすでにないので、フ
ィルム状態位相は本来なら“露光済”になる筈なのだ
が、いたずら等により変化したとしてステップ#623
へ進み、フィルムの巻戻し方向に給送モータを駆動して
巻戻しを行い、巻戻しが完了するとステップ#624へ
進み、フィルムの状態位相を“露光済”にセットし、ス
テップ#612にて給送モータを停止させ、ステップ#
613でシーケンスを終わる。
【0098】(実施の第5の形態)図13は本発明の実
施の第5の形態に係るカメラの主要部分の動作を示すフ
ローチャートであり、詳しくは、カメラのカートリッジ
室蓋が開けられていて、これからフィルムカートリッジ
が装填される状態以後の動作を示すものである。
【0099】図13は、図8に示した実施の第2の形態
に対して、撮影済駒数Nを、空送り駒数Pに変えたもの
であり、P=N+1の関係であることより、図8と違う
部分のみについて説明する。
【0100】ステップ#715にてリーダー部に磁気記
録があると判定した場合はステップ#716へ進み、リ
ーダー部に磁気記録である空送り駒数Pを磁気ヘッド7
で読み取り、次のステップ#717において、空送り駒
数「P=フル」かどうか判定し、「P=フル」でなけれ
ば未露光駒があるとしてステップ#718へ進み、空送
り駒数「P=1」かどうか、つまり新品のフィルムカー
トリッジかもしれないとの判定を行う。空送り駒数「P
=1」と判定すると、新品のフィルムカートリッジとし
て、ステップ#706で“YES”と判定したのと同じ
シーケンスのステップ#707へ進み、以下は前記と同
じシーケンスになる。
【0101】また、ステップ#718にて空送り駒数
「P=1」ではないと判定した時はステップ#719へ
進み、フィルムをP−1駒分空送りするためにフィルム
の巻上げを続行させる。そして、次のステップ#720
において、P駒目の撮影済駒記録を検査し、撮影済駒記
録があれば、リーダー部に空送り駒数Pを記録した部分
露光済のフィルムカートリッジを、リーダー部に空送り
駒数の記録機能がないカメラに再装填した撮影を行った
後、さらに途中巻戻しを行い、再び本実施の形態のカメ
ラに再装填されたと考えられるのでステップ#709へ
進み、該ステップ#709からステップ#710→#7
11へ進み、撮影済駒記録のない駒を撮影駒としてセッ
トし、前記のようにステップ#712→#713と進
み、シーケンスを終わる。
【0102】また、ステップ#720にてP駒目の撮影
済駒記録を検査し、撮影済駒記録がなしとなった場合は
ステップ#721へ進み、P駒目を撮影画面としてセッ
トしステップ#712にてモータを停止し、ステップ#
713でシーケンスを終わる。
【0103】また、ステップ#717にて空送り駒数
「P=フル」であれば未露光の駒がすでにないのでフィ
ルム状態位相は本来なら“露光済”になる筈なのだが、
いたずら等により変化したとしてステップ#722へ進
み、フィルムの巻戻し方向に給送モータを駆動して巻戻
しを行い、巻戻しが完了するとステップ#723へ進
み、フィルムの状態位相を“露光済”にセットし、ステ
ップ#712にて給送モータを停止させ、ステップ#7
13でシーケンスを終わる。
【0104】(実施の第6の形態)図14は本発明の実
施の第6の形態に係るカメラの主要部分を示すフローチ
ャートであり、詳しくは、カメラのカートリッジ室蓋が
開けられていてこれからカートリッジが装填される状態
以後の動作を示すものである。
【0105】この実施の第6の形態は、フィルムのリー
ダー部に撮影済駒数の記録できるカメラを使用すること
を前提としていて、最もシンプルな制御系となってい
る。
【0106】ステップ#801からスタートし、まずス
テップ#802にてカメラのカートリッジ室蓋が閉じら
れることを蓋スイッチ105により検知する。ここで、
該蓋スイッチ105がONしてカートリッジ室蓋が閉じ
られるとステップ#803へ進み、フィルムカートリッ
ジ4が装填されたかどうかをカートリッジ検知スイッチ
104により検知し、カートリッジが装填されないでカ
ートリッジ室蓋が閉じられた時はカメラとしては何の動
作も必要ないのでステップ#809へ進み、シーケンス
を終わる。
【0107】また、カートリッジ検知スイッチ104に
よりフィルムカートリッジ4が検知された場合はステッ
プ#804へ進み、ここではフィルムの状態を検出する
ために給送モータを、カートリッジスプール4aをスラ
スト駆動する方向に駆動し、次のステップ#805にお
いて、データディスク読取り回路113のフォトセンサ
によりフィルムカートリッジ4に具備されたデータディ
スク4bの停止していた位相を検出し、マイクロコンピ
ュータ101内のRAMに記憶する。そして、次のステ
ップ#806において、フィルムカートリッジの状態が
新品であるかの判定を行い、そうであればステップ#8
07へ進み、第1駒目にセットし、続くステップ#80
8にて給送モータを停止し、ステップ#809でシーケ
ンスを終わる。
【0108】また、上記ステップ#806にてフィルム
の状態位相が新品ではないと判定した場合はステップ#
810へ進み、部分露光済のフィルムカートリッジかど
うかを判定し、そうであればステップ#811へ進み、
フィルムのリーダー部の磁気記録があるかどうかを磁気
ヘッド7により検出することで判定し、リーダー部の磁
気記録がない時はステップ#814へ進む。リーダー部
の磁気記録がない時というのは、部分露光済のフィルム
カートリッジとしては有り得ないので不良カートリッジ
として再装填されないようにステップ#814にてフィ
ルムの巻戻しを行い、次のステップ#815にて巻戻し
が完了するとステップ#816へ進み、フィルム状態を
露光済にセットし、次のステップ#808にて給送モー
タを停止し、ステップ#809でシーケンスを終わる。
【0109】また、上記ステップ#811にてリーダー
部に磁気記録があると判定した場合はステップ#812
へ進み、リーダー部の磁気記録である空送り駒数Pを読
み取り、次のステップ#813において、P駒目にセッ
トするように空送りを行い、セットできればステップ#
808へ進んで給送モータを停止させ、ステップ#80
9でシーケンスを終わる。
【0110】最後に、上記の実施の各形態における効果
について、まとめて以下に列挙する。
【0111】1)磁気記録可能なフィルムを装填した後
に巻戻しを行うときは、フィルムの磁気記録部としての
リーダー部に撮影済駒数を表すデータを記録するように
しているので、そのフィルムの再装填時に前記磁気記録
部の撮影済駒数を読み取りができるようになり、この撮
影済駒数を表すデータに基づいて未露光の先頭駒のセッ
ト(以下、単に駒セットと記す)するだけで撮影準備が
完了できる。したがって、ユーザーは従来のように、フ
ィルムのIDを入力する手間を省くことができる。
【0112】なお、上記の例では、フィルムのリーダー
部に撮影済駒数を表すデータを記録するようにしている
が、第1駒目の磁気記録部に記録するようにしてもよ
い。ただし、この場合は、第1駒目に記憶された撮影済
駒数以外の記録内容をメモリに記憶しておき、途中で巻
き戻された場合に第1駒目に撮影済駒数を表すデータを
記録する際、撮影済駒数以外の記録内容も同時に記録す
る必要がある。
【0113】2)また、上記駒セット時には、撮影済駒
数データで表される駒数に1駒加えた数だけ巻上げを行
うようにしているので、従来の各駒に記録されている磁
気情報を再生し、再生されない時を未露光として検出す
る方法では、再生されないとわかったときはすでに未露
光駒を給送し終わっているのでその時にフィルム停止を
すると1駒分未露光として無駄になってしまうことにな
るが、この様なことがなくなる。
【0114】3)また、磁気情報を再生し、再生されな
い時を未露光として検出した場合に一旦巻戻してから再
度フィルムを給送し未露光の駒セットを行う方法がある
が、巻戻しや巻き上げを何度も行うのでフィルムのセッ
トに時間がかかり、煩わしいものになっていたが、上記
の様に撮影済駒数データで表される駒数に1駒加えた数
だけ巻上げを行えば良いので、駒セットの為の時間を短
縮でき、シャッタチャンスを逃すこともなくなる。
【0115】4)また、カートリッジスプールの位相の
検出をする際、例えばフィルム(フィルムカートリッ
ジ)の状態が未露光、部分露光、露光済、現像済の4種
類の判別を行うことは従来でも知られており、この4種
類のスプール位相の判別は正確に行うことができるが、
フィルム駒数を同様な位相で判別しようとすると、フィ
ルム状態表示の10倍の40駒の位相判別が必要にな
り、しかも撮影済駒数を1駒でも間違えると撮影済駒に
再度撮影してしまい、写真がだめになるという欠点があ
ったが、上記の様に撮影済駒数データを読み取り、これ
に基づいて駒セットを行うことにより、誤差などによる
失敗がなくなった。
【0116】5)フィルムの状態表示が“部分露光”で
ある場合のみ、撮影済駒数記録を検出することで、不必
要にフィルムの給送を行うことがなく、電池の消耗を最
小限にするとともに、撮影不可能なフィルムの区別を最
小の時間でできる。
【0117】6)未撮影のフィルムを装填し、何も撮影
しないで巻戻しを行うときは、磁気記録部に撮影済駒数
として“0駒”を表すデータを記録することにより、フ
ィルムの状態表示が完了しないうちにユーザーがカメラ
からフィルムを取り出すか、あるいは、ユーザーがカー
トリジスプールの位相を無理に変えてしまったりしてい
たとしても、リーダー部を読み取ることにより、フィル
ムの状態判別も正しくできるようになった。
【0118】7)フィルムのリーダー部に記録された撮
影済駒数データを磁気ヘッド7より検出すると、前記撮
影済駒数データで表される駒数に対して1駒加えた数だ
け給送を行うと共に、この給送によりセットされた駒に
撮影済駒記録がないかどうかを判定し、ない場合は、こ
の駒を未露光の先頭駒としてセットし、撮影済駒記録が
あった場合は、従来と同様に撮影済駒記録がなくなるま
で給送を行うようにしているので、以下の様な効果を有
するものとなる。
【0119】つまり、途中巻戻しをしたフィルムの磁気
記録部(詳しくは、リーダー部以外の磁気記録部)また
はリーダー部(詳しくは、磁気記録部としてのリーダー
部)に撮影済駒数を記録したフィルムが取り出され、該
フィルムが、前記磁気記録部またはリーダー部に磁気記
録を行う機能がないカメラに再装填され、該カメラで何
駒か撮影された後に再び取り出され、該フィルムが今度
は前記磁気記録部またはリーダー部に磁気記録を行う機
能をもつカメラに再々装填した場合、前記磁気記録部ま
たはリーダー部に記録されている撮影済駒数よりも実際
の撮影済駒数の方が多くなってしまっている。したがっ
て、単にフィルムの磁気記録部またはリーダー部に記録
されている撮影済駒数で表される駒数にに対しに1駒追
加した数だけ空送りしたとしても、既に撮影された駒に
さらに撮影をし2重露光になってしまうことになる。し
かし、上記の様な構成にすることにより、このような事
故を確実に防止することができる。
【0120】又、従来では1駒目から撮影済駒記録を検
出する動作を行うので、非常に長時間外来ノイズの防止
を行う必要があったが、上記の様に構成することによ
り、外来ノイズの防止はごく短時間(磁気記録部または
リーダー部に記録を行う機能がないカメラで撮影された
駒数を給送する時間)で済むことになり、信頼性も格段
に向上するようになる。
【0121】8)磁気記録可能なフィルムを装填し、最
大撮影枚数(駒数)まで撮影を行った後に巻戻しを行う
ときは、フィルムの磁気記録部またはリーダー部に、撮
影駒数として“フル”または“未露光無”または“最大
撮影枚数”等を表すデータを記録するようにしているの
で、フィルムの状態表示が完了しないうちにユーザーが
カメラからフィルムを取り出すか、あるいは、ユーザー
がカートリジスプールの位相を無理に変えてしまったり
して、本来は“露光済”であるのに、“部分露光”とな
っていた場合、駒セットを行う為の動作を行うと最後ま
で巻上げなければならなかったが、前記“フル”または
“未露光無”または“最大撮影枚数”を読み取ることで
未露光駒はないことがすぐに判明し、無用な巻上げ動作
をを行うことがなくなる。
【0122】9)磁気ヘッド7によりフィルムの磁気記
録部またはフィルムリーダー部に記録された撮影済駒数
データを検出すると、前記撮影済駒それぞれに撮影済駒
記録があるかの判定を前記磁気ヘッド7により行い、撮
影済駒記録がない駒が検出されたときは、該駒に磁気記
録を行うようにしているので、フィルムの磁気記録部ま
たはフィルムリーダー部に記録された撮影済駒数の検出
を行う機能を有しないカメラに再装填されても、従来の
方法で駒セットを行うことが可能となるだけではなく、
2重露光の心配もなくなる。
【0123】又、撮影済記録がない駒に対して前記磁気
記録を行うのは巻戻し時としているので、カメラのパフ
ォーマンスが向上することと、撮影済記録がない駒は撮
影時あるいは磁気記録時に何らかの事故が起きた可能性
があるために、プリント枚数記録を“0枚”を表すデー
タとして記録することで、無駄なプリントをしないでよ
くなる。
【0124】更に、撮影済記録がない駒への磁気記録を
巻戻し時にしているので磁気記録の精度が悪くなること
から(給送速度が速い等による)、通常の磁気情報では
なく、従来の方法で駒セットを行うことが可能となるだ
けのダミーデータとすることで、プリント時に間違った
データを記録してしまうことも防止できるし、従来の磁
気記録があるかないかで駒セットを行うカメラに該フィ
ルムが使用されても、駒セットを正確に行わせることが
できる。
【0125】10)磁気記録可能なフィルムを装填した
後に巻戻しを行うときは、少なくともフィルムの磁気記
録部等に、未露光先頭駒ナンバーまたは空送り駒数デー
タを記録するようにしているので、上記の撮影済駒数記
録時のように1駒加えた給送(空送り)を行う必要がな
く、演算ミスを防止できる。更には、液晶表示器に空送
り枚数を表示する場合も、読み取った数値をそのまま表
示することが可能となった。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は15
に記載の発明によれば、未露光の先頭駒のセットに関す
る情報を入力する手間を省くと共に、正確に未露光の先
頭駒を所定の位置にセットすることができるカメラを提
供できるものである。
【0127】また、請求項2、5、16又は18に記載
の発明によれば、撮影済駒数の読み取り動作を最小にし
て給送負荷を軽減し、素早く未露光の先頭駒を所定の位
置にセットすることができるカメラを提供できるもので
ある。
【0128】また、請求項3、4又は17に記載の発明
によれば、フィルム状態表示が誤表示であっても、未露
光の先頭駒をセットする為の無用な空送り動作を防止す
ると共に、省電化にも寄与するカメラを提供できるもの
である。
【0129】また、請求項9に記載の発明によれば、同
一のフィルムが、撮影済駒数を表すデータを記録する手
段を有するカメラと有していないカメラそれぞれにて使
用されても、正確に未露光の先頭駒を所定の位置にセッ
トすることができるカメラを提供できるものである。
【0130】また、請求項10又は23に記載の発明に
よれば、撮影済駒数の記録機能を有しないカメラに部分
露光フィルムが装填され、何駒か撮影され、途中で取り
出された部分露光フィルムが装填されたとしても、正確
に未露光の先頭駒を所定の位置にセットすることができ
るカメラを提供できるものである。
【0131】また、請求項12又は25に記載の発明に
よれば、撮影済駒記録のできなかった不良駒の無駄なプ
リントを防止したり、不良な磁気記録が行われてしまう
事や、該カメラにて途中まで撮影されたフィルムが、磁
気記録の有無の検出で未露光の先頭駒の検出を行う他の
カメラに使用されたとしても、該他のカメラにて未露光
駒の先頭駒位置の誤検出がなされることを防ぐことがで
きるカメラを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の各形態に係るカメラの内部構造
を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の各形態に係るカメラの内部構造
を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の各形態に係るカメラに使用され
るフィルムカートリッジやフィルムについて説明する為
の図である。
【図4】本発明の実施の各形態に係るカメラの電気的構
成の主要部分を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの主要
部分の動作の一部を示すフローチャートである。
【図6】図5の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【図7】本発明の実施の第1の形態に係るカメラの他の
主要部分の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施の第2の形態に係るカメラの主要
部分の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の第3の形態に係るカメラの主要
部分の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の第4の形態に係るカメラの主
要部分の動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の第4の形態に係るカメラの主
要部分の動作の一部を示すフローチャートである。
【図12】図11の動作の続きを示すフローチャートで
ある。
【図13】本発明の実施の第5の形態に係るカメラの他
の主要部分の動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の実施の第6の形態に係るカメラの他
の主要部分の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
4 フィルムカートリッジ 4a カートリッジスプール 4b データディスク 5 フィルム 7 磁気情報を読み取るための磁気ヘッド 8 磁気記録を行うための磁気ヘッド 101 マイクロコンピュータ 104 カートリッジ検知スイッチ 105 蓋スイッチ 106 マニュアル巻戻しスイッチ 107 レンズ制御回路 111 液晶表示回路 113 データディスク読取り回路 115 モータ制御回路 117 磁気書込み回路 118 磁気読取り回路

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムに具備された磁気記録部に情報
    を記録する磁気記録手段を有するカメラにおいて、磁気
    記録可能なフィルムが装填された後、前記フィルムの巻
    戻しが行われる際は、前記フィルムの磁気記録部に前記
    磁気記録手段により撮影済駒数または空送り駒数を表す
    データを記録させる記録制御手段を有することを特徴と
    するカメラ。
  2. 【請求項2】 前記記録制御手段は、前記フィルムの磁
    気記録部としてのリーダー部に、前記磁気記録手段によ
    り撮影済駒数または空送り駒数を表すデータを記録させ
    ることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記記録制御手段は、磁気記録可能なフ
    ィルムに対して最大撮影駒数まで撮影が行われた後に巻
    戻しが行われる際は、前記フィルムの磁気記録部に、
    “最大撮影駒数”を表すデータを記録させることを特徴
    とする請求項1に記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 装填されたフィルム状態を判定するフィ
    ルム状態判定手段を有し、 前記記録制御手段は、未露光フィルムが装填されている
    と判定された該フィルムに対し、一度の撮影も行われず
    に巻戻しが行われる際は、前記フィルムの磁気記録部
    に、撮影済駒数として“0駒”を表すデータを記録させ
    ることを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 磁気記録可能なフィルムが装填された場
    合、前記フィルムの磁気記録部に撮影済駒数を表すデー
    タが記録されているかどうかを検出する磁気再生手段を
    有することを特徴とするカメラ。
  6. 【請求項6】 前記記録制御手段は、前記フィルムの磁
    気記録部としてのリーダー部に、前記磁気記録手段によ
    り撮影済駒数を表すデータを記録させることを特徴とす
    る請求項5に記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 装填されたフィルム状態を判定するフィ
    ルム状態判定手段と、前記磁気再生手段にて検出された
    撮影済駒数を表すデータに基づいてフィルム給送を行
    い、未露光の先頭駒を所定の位置にセットする空送り動
    作を行う駒セット手段とを有し、 前記磁気再生手段は、部分露光フィルムが装填されてい
    ると判定された場合のみ、前記フィルムの磁気記録部に
    記録されている撮影済駒数を表すデータを検出すること
    を特徴とする請求項5に記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記駒セット手段は、前記磁気再生手段
    により検出された撮影済駒数データにて表される駒数に
    対して1駒加えた駒数を未露光の先頭駒位置として空送
    り動作を行うことを特徴とする請求項7に記載のカメ
    ラ。
  9. 【請求項9】 磁気記録可能なフィルムが装填された場
    合、前記フィルムの磁気記録部に撮影済駒数が記録され
    ているかどうかを検出する磁気再生手段と、該磁気再生
    手段により検出された撮影済駒数データにて表される駒
    数に対して1駒加えた駒数を未露光の先頭駒位置として
    空送り動作を行う駒セット手段と、前記空送りされた各
    駒に撮影済駒記録があるかどうかの判定を行う撮影済駒
    記録判定手段とを有することを特徴とするカメラ。
  10. 【請求項10】 磁気記録可能なフィルムが装填された
    場合、前記フィルムの磁気記録部に撮影済駒数が記録さ
    れているかどうかを検出する磁気再生手段と、該磁気再
    生手段により検出された撮影済駒数データにて表される
    駒数に対して1駒加えた駒数を未露光の先頭駒位置とし
    て空送り動作を行う駒セット手段と、該駒セット手段に
    よりセットされた駒に撮影済駒記録があるかどうかの判
    定を行う撮影済駒記録判定手段とを有することを特徴と
    するカメラ。
  11. 【請求項11】 前記駒セット手段によりセットされた
    駒に撮影済駒記録があると判定された場合、前記撮影済
    駒記録判定手段にて撮影済駒記録がないと判定される駒
    まで更に前記駒セット手段に空送り動作を行わせ、この
    駒を未露光の先頭駒位置とすることを特徴とする請求項
    10に記載のカメラ。
  12. 【請求項12】 磁気記録可能なフィルムが装填された
    場合、前記フィルムの磁気記録部に撮影済駒数が記録さ
    れているかどうかを検出する磁気再生手段と、該磁気再
    生手段により検出された撮影済駒数データにて表される
    駒数に対して1駒加えた駒数を未露光の先頭駒位置とし
    て空送り動作を行う駒セット手段と、前記空送りされた
    各駒に撮影済駒記録があるかどうかの判定を行う撮影済
    駒記録判定手段と、該撮影済駒記録判定手段により撮影
    済駒記録がないと判定された駒に対して、フィルム巻戻
    し時に、磁気記録手段によって磁気情報を記録させる記
    録制御手段とを有することを特徴とするカメラ。
  13. 【請求項13】 前記撮影済駒記録がないと判定された
    駒に対して記録される磁気情報は、少なくともプリント
    枚数“0”を示す情報であることを特徴とする請求項1
    2に記載のカメラ。
  14. 【請求項14】 前記撮影済駒記録がないと判定された
    駒に対して記録される磁気情報は、疑似データであるこ
    とを特徴とする請求項12のカメラ。
  15. 【請求項15】 フィルムに具備された磁気記録部に情
    報を記録する磁気記録手段を有するカメラにおいて、磁
    気記録可能なフィルムが装填された後、前記フィルムの
    巻戻しが行われる際は、前記フィルムの磁気記録部に前
    記磁気記録手段により未露光先頭駒ナンバーまたは空送
    り駒数データを記録させる記録制御手段を有することを
    特徴とするカメラ。
  16. 【請求項16】 前記記録制御手段は、前記フィルムの
    磁気記録部としてのリーダー部に、前記磁気記録手段に
    より未露光先頭駒ナンバーまたは空送り駒数データを記
    録させることを特徴とする請求項15に記載のカメラ。
  17. 【請求項17】 装填されたフィルム状態を判定するフ
    ィルム状態判定手段を有し、 前記記録制御手段は、未露光フィルムが装填されている
    と判定された該フィルムに対し、一度の撮影も行われず
    に巻戻しが行われる際は、前記フィルムの磁気記録部
    に、未露光先頭駒ナンバーまたは空送り駒数として“第
    1駒”を表すデータを記録させることを特徴とする請求
    項15に記載のカメラ。
  18. 【請求項18】 磁気記録可能なフィルムが装填された
    場合、前記フィルムの磁気記録部に未露光先頭駒ナンバ
    ーまたは空送り駒数データが記録されているかどうかを
    検出する磁気再生手段を有することを特徴とするカメ
    ラ。
  19. 【請求項19】 前記磁気再生手段は、前記フィルムの
    磁気記録部としてのリーダー部に、未露光先頭駒ナンバ
    ーまたは空送り駒数データが記録されているかどうかを
    検出することを特徴とする請求項18に記載のカメラ。
  20. 【請求項20】 装填されたフィルム状態を判定するフ
    ィルム状態判定手段と、前記磁気再生手段にて検出され
    た駒数データに基づいてフィルム給送を行い、未露光の
    先頭駒を所定の位置にセットする空送り動作を行う駒セ
    ット手段とを有し、 前記磁気再生手段は、部分露光フィルムが装填されてい
    ると判定された場合のみ、前記フィルムの磁気記録部に
    記録されている未露光先頭駒ナンバーまたは空送り駒数
    データを検出することを特徴とする請求項18に記載の
    カメラ。
  21. 【請求項21】 前記駒セット手段は、前記磁気再生手
    段により検出された未露光先頭駒ナンバーまたは空送り
    駒数データにて表される駒数の位置を未露光の先頭駒位
    置として空送り動作を行うことを特徴とする請求項20
    に記載のカメラ。
  22. 【請求項22】 磁気記録可能なフィルムが装填された
    場合、前記フィルムの磁気記録部に未露光先頭駒ナンバ
    ーまたは空送り駒数データが記録されているかどうかを
    検出する磁気再生手段と、該磁気再生手段により検出さ
    れた未露光先頭駒ナンバーまたは空送り駒数データにて
    表される駒数の位置を未露光の先頭駒位置として空送り
    動作を行う駒セット手段と、前記空送りされた各駒に撮
    影済駒記録があるかどうかの判定を行う撮影済駒記録判
    定手段とを有することを特徴とするカメラ。
  23. 【請求項23】 磁気記録可能なフィルムが装填された
    場合、前記フィルムの磁気記録部に撮影済駒数データが
    記録されているかどうかを検出する磁気再生手段と、該
    磁気再生手段により検出された未露光先頭駒ナンバーま
    たは空送り駒数データにて表される駒数の位置を未露光
    の先頭駒位置として空送り動作を行う駒セット手段と、
    該駒セット手段によりセットされた駒に撮影済駒記録が
    あるかどうかの判定を行う撮影済駒記録判定手段とを有
    することを特徴とするカメラ。
  24. 【請求項24】 前記駒セット手段によりセットされた
    駒に撮影済駒記録があると判定された場合、前記撮影済
    駒記録判定手段にて撮影済駒記録がないと判定される駒
    まで更に前記駒セット手段に空送り動作を行わせ、この
    駒を未露光の先頭駒位置とすることを特徴とする請求項
    23に記載のカメラ。
  25. 【請求項25】 磁気記録可能なフィルムが装填された
    場合、前記フィルムの磁気記録部に撮影済駒数データが
    記録されているかどうかを検出する磁気再生手段と、該
    磁気再生手段により検出された撮影済駒数データにて表
    される駒数に対して1駒加えた駒数を未露光の先頭駒位
    置として空送り動作を行う駒セット手段と、前記空送り
    された各駒に撮影済駒記録があるかどうかの判定を行う
    撮影済駒記録判定手段と、該撮影済駒記録判定手段によ
    り撮影済駒記録がないと判定された駒に対して、フィル
    ム巻戻し時に、磁気記録手段によって磁気情報を記録さ
    せる記録制御手段とを有することを特徴とするカメラ。
  26. 【請求項26】 前記撮影済駒記録がないと判定された
    駒に対して記録される磁気情報は、少なくともプリント
    枚数“0”を示す情報であることを特徴とする請求項2
    5に記載のカメラ。
  27. 【請求項27】 前記撮影済駒記録がないと判定された
    駒に対して記録される磁気情報は、疑似データであるこ
    とを特徴とする請求項25のカメラ。
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