JPH0561089A - フイルム給送制御装置 - Google Patents

フイルム給送制御装置

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JPH0561089A
JPH0561089A JP24687891A JP24687891A JPH0561089A JP H0561089 A JPH0561089 A JP H0561089A JP 24687891 A JP24687891 A JP 24687891A JP 24687891 A JP24687891 A JP 24687891A JP H0561089 A JPH0561089 A JP H0561089A
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JP
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film
feeding
perforation
frame
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JP24687891A
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Yutaka Yoshida
豊 吉田
Hiroshi Komatsuzaki
博 小松崎
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フイルムの給送開始後の給送異常を速やかに
検出する。 【構成】 前側エッジ11aがフォトセンサを通過する
と、パーフォ信号値pfが「0」→「1」に変化する。
このタイミングでマイクロコンピュータはフイルムの給
送を停止し、パーフォレーション11をフォトセンサに
対峙させる。そして、フイルムの給送が再開され、後側
エッジ11bがフォトセンサを通過すると、パーフォ信
号値pfは「1」→「0」に変化する。 【効果】 フイルムの給送再開後、後側エッジ11bが
フォトセンサを通過するので、給送異常をこの時点で判
定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フイルムのコマ位置決
め用のマークを検出して、フイルムの給送を制御するフ
イルム給送制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のカメラではパトローネを装填して
裏蓋を閉じるとモータが駆動し、フイルムが給送され
て、アパーチャに1コマ目がセットされる。以後、撮影
毎にモータが駆動されて、フイルムの1コマ送りが行わ
れる。このようなカメラはパーフォレーションを検出す
るセンサを備えたフイルム給送制御装置を内蔵してお
り、フイルム給送時にパーフォレーションをカウントし
てフイルムの給送量を検出するとともに、予め定められ
た時間内に前記カウント数が一定数に達しない場合に
は、フイルムの給送に異常があると判定して、前記モー
タの駆動を制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のフイルム給送制御装置では、前記センサを次の
パーフォレーションが通過しないと、給送異常を検出で
きないという問題がある。このようなフイルム給送制御
装置で、パーフォレーションの間隔の違いを検出して、
フイルムに無理な張力をかけることなく巻戻しを開始
し、リーダ部を残した状態で巻戻しを停止させるため
に、中間部には撮影コマに対応した位置決め用パーフォ
レーション例えば1コマに1個のパーフォレーションを
形成するとともに、リーダ部と終端部にこれより間隔の
密なパーフォレーション群を形成したフイルムを給送す
ると、次のパーフォレーションを検出するまでに、に
は、コマ送り時の異常検出には時間がかかる。このた
め、異常を検出してフイルムの給送を停止しても、既に
フイルムは回復不能になる恐れが生じる。本発明は、フ
イルムの給送異常を速やかに検出できるようにしたフイ
ルム給送制御装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、フイルムを給送する給送手段と、フイル
ムに設けれた位置決め用マークを検知する検知手段と、
この検知手段が位置決め用マークの進行方向先端を検知
した後、後端を検知するまでに、フイルムの給送を停止
する停止制御部と、フイルムの給送再開後、一定時間内
に位置決め用マークの進行方向後端を検知できないとき
には、給送異常と判定する判定回路とを設けたものであ
る。
【0005】
【実施例】図2はパトローネからフイルムを引き出した
状態を示すものである。フイルム7の終端はスプール8
に係合されており、通常、フイルム7はスプール8に巻
かれた状態で、パトローネ本体9内に収納されている。
また、フイルム7の先端には、カメラ側の巻取軸と係合
するリーダ部7aが形成されている。
【0006】リーダ部7aの縁部には短い間隔で並べら
れた2個,4個のパーフォレーション11が形成されて
いる。2個のパーフォレーション11は前記巻取軸への
係止用であり、また4個のパーフォレーション11は巻
戻し時にリーダ部7aを検出するためのものである。ま
た、フイルム7の中間部7bには図中2点鎖線で示す撮
影コマ12の各々に対応して、位置検出用のパーフォレ
ーション11が1個形成されている。さらにまた最終の
撮影コマ12を含む終端部7cには3個のパーフォレー
ション11が形成されている。
【0007】カメラのフイルム給送制御装置を示す図3
において、上述した巻取軸15の回動は、巻取軸15に
内蔵されたモータ16で行われる。このモータ16はモ
ータドライバ17を介して、カメラのシーケンス制御を
行うマイクロコンピュータ18に接続されており、その
回動と回動方向を制御される。このモータ16の回動は
給送伝達装置19を介して、前記スプール8に係合する
フォーク20に伝達される。
【0008】前記巻取軸15とパトローネ本体9との間
には、アパーチュア21が位置しており、このアパーチ
ュア21の近傍には図4に示す反射型のフォトセンサ2
2が設けられている。このフォトセンサ22はフイルム
7を感光させない光例えば赤外光を発するLED22a
とフイルム7からの反射光を受光するフォトトランジス
タ22bとで構成され、パーフォレーション11を検出
する。このフォトセンサ22は図5に破線で囲まれた発
光制御部23を介して、前記マイクロコンピュータ18
に接続されている。また、このマイクロコンピュータ1
8にはフイルムカウント表示部25,制御プログラムを
格納したROM26,レリーズ信号を送出する信号発生
器27が図3に示すように接続されている。
【0009】このマイクロコンピュータ18はフイルム
7の給送時に、図5に示す出力端子PFLEDから点灯
パルス(図6参照)を出力し、LED22aを例えば1
mS毎に点滅する。フォトトランジスタ22bはフイル
ム7からの反射光を受光し、マイクロコンピュータ18
に対応した信号を出力し、入力端子PFにパーフォ信号
を発生させる。このパーフォ信号はフォトセンサ22の
位置にパーフォレーション11が対峙しているときには
ハイレベル(以下、「H」という)となり、また非パー
フォレーション部が対峙しているときは入力端子PFの
電圧レベルは交互に「H」,ローレベル(以下、「L」
という)となる。
【0010】またマイクロコンピュータ18は出力端子
PFLEDからの点灯パルスに同期して、パーフォ信号
を1mS毎の読込みパルス(読込みタイミングを図6に
2点鎖線で示す)でパーフォ信号値pfとして読み込
む。このパーフォ信号値pfはパーフォ信号が「H」の
ときには「1」,パーフォ信号が「L」のときには
「0」として、マイクロコンピュータ18に読み込まれ
る。これにより、パーフォレーション11がフォトセン
サ22を通過しているときには、パーフォ信号値pfは
常に「1」となり、非パーフォレーション部がフォトセ
ンサ22を通過しているときには、パーフォ信号値pf
は常に「0」となる。このため、パーフォレーション1
1の進行方向の前側エッジ11aがフォトセンサ22を
通過したときには、パーフォ信号値pfは「0」→
「1」に変化し、パーフォレーション11の進行方向の
後側エッジ11bがフォトセンサ22を通過したときに
は、パーフォ信号値pfは「1」→「0」に変化する。
【0011】パーフォ信号値pfの読込み回数はタイマ
カウンタでカウントされており、マイクロコンピュータ
18はカウント値から例えばパーフォ信号値pf=1を
読み込んだ回数からパーフォレーション11がフォトセ
ンサ22を通過する時間を、またパーフォ信号値pf=
0を読み込んだ回数から非パーフォレーション部がフォ
トセンサ22を通過する時間を検出することができる。
更にマイクロコンピュータ18はこの時間からパーフォ
レーション11の幅(以下、Hwidthという),非
パーフォレーション部の幅(以下、Lwidthとい
う)を求め、そして、HwidthとLwidthとを
比較し、フォトセンサ22に対峙するフイルム7の位置
を検出する。
【0012】以上のように構成された本発明のフイルム
給送制御装置の作用を説明する。パトローネ本体9をパ
トローネ室に装填し、リーダ部7aの2個のパーフォレ
ーション11を巻取軸15の爪に係合させた後、裏蓋を
閉じる。この閉じ操作に連動して、マイクロコンピュー
タ18はROM26から図7及び図8に示すシーケンス
を読み出して実行し、アパーチュア21に第1コマをセ
ットする。なお、裏蓋を閉じたとき、フォトセンサ22
の位置には、図2に示すフイルム7上の点Aが対峙す
る。
【0013】まず、マイクロコンピュータ18は図9に
示すタイマ割込みの初期化を行い、Hwidth,Lw
idth,Pedge,Nedge,Hwlock,P
eriod及びFvarの各データ値を「0」にする。
なお、Pedgeは前側エッジ11aの数を、Nedg
eは後側エッジ11bの数を、Periodは読込みパ
ルスの幅×カウント値で表される長さを示すものであ
る。なお、Hwlockの値が「1」のときにはHwi
dthの値は更新されないようにロックされ、Hwlo
ckの値が「0」のときには、前記ロックが解除されて
Hwidthの値は更新可能となる。また、Fvarは
フイルムカウントモードであり、Fvarの値が「1」
のときは加算モードを,「0」のときは無変化モード
を,「−1」のときは減算モードをそれぞれ示してい
る。
【0014】タイマ割込みの初期化が済むと、マイクロ
コンピュータ18はモータドライバ17を介してモータ
16を駆動し、巻取軸15を回転させてフイルム7の巻
上げを開始する。これと同時にマイクロコンピュータ1
8はパーフォ信号値pfを読み込み、これを図10のタ
イマ割込みルーチンに基づいて処理し、フイルム7のパ
ーフォレーション11を監視して、フォトセンサ22を
通過するフイルム7の位置がリーダ部7a,中間部7
b,終端部7cの何れであるかを判定する。なお、パー
フォ信号値lastpfは前回の読込みパルスで読み込
まれたパーフォ信号値pfのことである。
【0015】点Aで読み込まれるパーフォ信号値pfは
「0」であり、2回目に読み出されたパーフォ信号値p
fも「0」となるので、パーフォ信号値pf=0でパー
フォ信号値lastpfと同一であるから、Perio
dはLwidthと比較される。Period≦Lwi
dthであるから、Period=Period+1の
処理が行われる。これにより、Periodはパーフォ
信号値pf=0が読み込まれる度に読込みパルス1個分
の幅だけ長くなる。この長くなったPeriodは、H
width×4と比較されるが、パーフォレーション1
1が狭い間隔で設けられているリーダ部7aではLwi
dthがHwidth×4より小さいので、Mark=
1となる。このようにして上記処理が繰り返されると、
Period>Lwidthとなり、LwidthはP
eriodに更新される。そして、Period=Pe
riod+1の処理が行われる。
【0016】最初の前側エッジ11aがフォトセンサ2
2を通過すると、パーフォ信号値pf=1となる。この
パーフォ信号値pf=1でパーフォ信号値lastpf
と異なるので、Lwidth=Periodとなる。こ
のLwidthは点Aから最初の前側エッジ11aまで
の長さとなる。このとき、前側エッジ11aが検出され
たので、Pedge=1となる。また、Fvarは無変
化モードで「0」であるからフイルムカウント(Fco
unt)は行われない。そして、Mark=1なので、
新たにタイマカウントを行うから、Period=0と
する。この後、前記LwidthとHwidth×4と
を比較されるが、Lwidth<Hwidth×4なの
で、Mark=1は変更されない。
【0017】次回に読み込まれるパーフォ信号値pfは
「1」でパーフォ信号値lastpfと同一であるか
ら、PeriodはHwidthと比較される。Per
iod≦Hwidthであるから、Period=Pe
riod+1とし、この処理が繰り返される。そして、
Period>Hwidthとなると、Hwidth=
Periodと更新された後、Period=Peri
od+1とされる。そして、長くなったHwidth
は、Hwidth×4と比較されるがLwidth<H
width×4なので、Mark=1は変更されない。
【0018】フォトセンサ22に最初のパーフォレーシ
ョン11の後側エッジ11bが通過すると、パーフォ信
号値pfは「0」となる。このとき、パーフォ信号値p
f=0でパーフォ信号値lastpfと異なるので、H
width=Periodとなる。このPeriodは
パーフォレーション11の前側エッジ11aから後側エ
ッジ11bまでの長さ、即ちパーフォレーション11の
幅である。このとき、後側エッジ11bが検出されたの
で、Nedge=1となり、このタイミングでHwlo
ckの値は「0」→「1」に変更され、以後Hwidt
hの値は更新できなくなり、マイクロコンピュータ18
内のメモリに保持される。また、Mark=1であるか
ら、Period=0とした後、新たにタイマカウント
を継続する。前記LwidthはHwidth×4と比
較されるが、Lwidth<Hwidth×4なので、
mark=1は変更されない。なお、LwidthとH
width×4とを比較したのは、フイルム7の巻き太
りや電源電池の電圧降下等によりフイルム給送速度を変
動を考慮してのことである。
【0019】更にフイルム7が巻上げられ、2個目の前
側エッジ11aがフォトセンサ22を通過すると、Pe
dge=2となる。そして、4個目の後側エッジ11b
がフォトセンサ22を通過した後、Lwidth>Hw
idth×4となると、Markの値は「0」に変更さ
れる。これ以降、フォトセンサ22の位置にはフイルム
7の中間部7bが対峙するようになる。Mark=0の
ときに、パーフォ信号値pfが「0」〜「1」に変化す
るタイミングで、マイクロコンピュータ18はモータ1
6を停止する。このため、1コマ目のパーフォレーショ
ン11の前側エッジ11aがフォトセンサ22を通過す
ると、巻取軸15が停止して、アパーチュア21には1
コマ目がセットされる。1コマ目がセットされると、マ
イクロコンピュータ18はフイルムカウンタを「1」歩
進するとともに加算モードに変更する。この後、タイマ
割込みを禁止する。
【0020】この状態で、レリーズボタンが半押しされ
ると、図11に示すようにバッテリチェックを行った
後、被写体の輝度,被写体までの距離を測定し、露光の
準備が整えられる。この状態でレリーズボタンが全押し
されると、撮影レンズが測距データに基づいてセットさ
れた直後にシャッタ機構が駆動され、フイルム7の第1
コマ目が露光される。露光終了後に、マイクロコンピュ
ータ18はコマ送りを行う。なお、前記バッテリチェッ
クで、バッテリ容量が十分でないときには、警告表示例
えばファインダ内に赤色LEDを点灯する。
【0021】図1はコマ送りのシーケンスを示すもので
あり、露光終了後、タイマ割込みの初期化が行われる
と、フイルム7が巻上げられる。そして、フォトセンサ
22がT1 時間内に後側エッジ11bを検出すると、巻
上げが継続される。この後、前側エッジ11aが検出さ
れて、モータ16が停止すると、アパーチュア21に2
コマ目がセットされる。このようにしてコマ送りが繰り
返される。なお、前記後側エッジ11bがT1 時間内に
フォトセンサ22に検出されない場合には、フイルムカ
ウント表示部25に給送異常が表示され、モータ16は
停止される。また、前記給送異常表示及びモータ停止は
後側エッジ11bが検出された後、次の前側エッジ11
aがT2 時間内に検出されない場合にも行われる。とこ
ろで、前記T1 ,T2 時間は予め設定された時間であ
る。
【0022】アパーチュア21に最終コマ12がセット
された後、最終コマ12の露光が行われると、フイルム
7が巻上げられる。この巻上げでは、すぐに次の前側エ
ッジ11aが検出され、Lwidth≦Hwidth×
4となるから、Mark=1に変更される。これにより
マイクロコンピュータ18は終端部7cがフォトセンサ
22の位置に対峙していると判定する。そして、マイク
ロコンピュータ18は給送伝達装置19を介してフォー
ク20を駆動し、フイルム7の巻戻しを行うとともに、
フイルムカウンタを減算モードにする。フイルム7の巻
戻しが継続され、フォトセンサ22がリーダ部7aを検
出すると、マイクロコンピュータ18はパトローネ本体
9内にリーダ部7aが巻き込まれないようにモータ16
を停止して、巻戻しを止める。
【0023】上記実施例では、フイルム7を巻き上げな
がらリーダ部7a側から順次に撮影していく方式を説明
したが、装填直後にフイルム7を一旦全て巻き上げてパ
トローネ本体9から引き出した後、撮影済みのコマをパ
トローネ本体9内に巻き戻しながら終端部7c側から撮
影を行うプレワインディング方式について説明する。
【0024】図12及び図13はプレワインディング方
式によるシーケンスを示すものである。マイクロコンピ
ュータ18は裏蓋の閉じ操作に連動してフイルム巻上げ
を行う。リーダ部7aの4個のパーフォレーション11
が検出されると、フイルムカウンタは加算モードにセッ
トされ、中間部7aの前側エッジ11aを検出する毎に
「1」加算され、そのカウント値をフイルムカウント表
示部22に表示する。
【0025】最終の撮影コマ12において、2番目のパ
ーフォレーション11が検出されると、Lwidth>
Hwidth×4となり、Mark=1に変更される。
これによりフイルム7の巻上げが停止される。このと
き、フイルムカウント表示部25に表示されているコマ
番号tは最終コマのコマ番号より「1」大きくなってい
るので、フイルムカウント表示部25のコマ番号を「t
−1」に訂正する。このため、フイルムカウンタを減算
モードに切り換えて、フイルム7の巻戻しを行う。後側
エッジ11bがフォトセンサ22を通過すると、表示さ
れているコマ番号は「t−1」になり、巻戻しが停止さ
れる。これにより、アパーチュア21には最終の撮影コ
マ12が正確にセットされる。
【0026】撮影が行われるごとに、1コマずつ巻き戻
されてコマ送りが行われる。このコマ送り時には前側エ
ッジ11a,後側エッジ11bがそれぞれT1 ,T2
間内にフォトセンサ22に検出されないと、給送異常表
示が行われ、モータ16が停止される。そして、最初の
撮影コマ12が露光された後、フォトセンサ22がリー
ダ部7aのパーフォレーション11を検出すると、フイ
ルムカウント表示部25に表示されるコマ番号は「0」
となる。このとき、Fvarを「0」にして、フイルム
カウントモードを無変化モードにする。この後、フォト
センサ22が2個目のパーフォレーション11を検出す
ると、フイルム7の巻戻しが停止される。これによっ
て、リーダ部7aがパトローネ本体9内へ巻き込まれる
のを防止することができる。
【0027】図14はフイルム7に磁気記録した位置デ
ータを磁気ヘッド(図示省略)で読出し、この読込み回
数とパーフォレーション11の後側エッジ11bの検出
タイミングと比較して、フイルム7の給送異常を判定す
るコマ送り時のシーケンスを示すものである。1コマ目
の露光終了し、タイマ割込みの初期化が行われると、B
arflagが「1」となり、位置データの読込み可能
となる。フイルム7が巻上げられると、磁気ヘッドから
マイクロコンピュータ18にエンコーダ信号が送られ
る。マイクロコンピュータ18はエンコーダ信号の読込
み回数をカウントする。この後、フォトセンサ22によ
り後側エッジ11bが検出されるが、この検出タイミン
グが読込み回数のカウント値が「N」に達する以前であ
る場合には、フイルム7の巻上げが継続される。
【0028】前側エッジ11aが検出されて、Barf
lagが「0」となると、位置データの読込みが停止さ
れる。この後、モータ16が停止されて、アパーチュア
21に2コマ目がセットされる。なお、前記カウント値
が「N」に達しても、前記後側エッジ11bがフォトセ
ンサ22に検出されない場合には、フイルムカウント表
示部25に給送異常が表示され、モータ16は停止され
る。また後側エッジ11bが検出された後、前記カウン
ト値が「M」を越えても前側エッジ11aが検出できな
いときには、給送異常表示及びモータ停止が行われる。
このようにしてコマ送りが繰り返される。前記「N」,
「M」は設定されたエンコーダ信号の読込み回数であ
る。ところで、このように行われる給送異常の判定は図
15に示すように、プレワインディング方式のコマ送り
の際にも適用することができる。また、上記何れの実施
例でもカメラに用いたフイルム給送制御装置について説
明したが、本発明のフイルム給送制御装置はカメラだけ
でなく、プリンタ等のフイルムを給送する装置でも同様
な効果を得ることができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフイルム給
送制御装置は、フイルムに設けられた位置決め用マーク
の進行方向先端を検出して、後端を検知するまでにフイ
ルムの給送を停止するとともに、フイルムの給送を再開
した後に位置決め用マークの進行方向後端を検知してい
るので、次のマークを検出する以前に給送異常を検出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コマ送りのシーケンスを示すフローチャートで
ある。
【図2】フイルム給送制御装置に用いられるフイルムの
平面図である。
【図3】フイルム給送制御装置の概略を示す図である。
【図4】フイルム給送制御装置の要部を拡大して示す斜
視図である。
【図5】フイルム給送制御装置の要部を示す回路図であ
る。
【図6】Hwidth,Lwidth及びPeriod
の関係を示すタイムチャートである。
【図7】裏蓋の閉じ操作により、第1コマセットのシー
ケンスを実行するフローチャートである。
【図8】第1コマをセットするシーケンスを示すフロー
チャートである。
【図9】タイマ割込み初期化を示すフローチャートであ
る。
【図10】パーフォレーションを検出してマークフラグ
を立てるシーケンスを示すフローチャートである。
【図11】露光のシーケンスを示すフローチャートであ
る。
【図12】プレワインディング方式で第1コマをセット
するシーケンスを示すフローチャートである。
【図13】プレワインディング方式におけるコマ送りの
シーケンスを示すフローチャートである。
【図14】コマ送りの別のシーケンスを示すフローチャ
ートである。
【図15】プレワインディング方式におけるコマ送りの
別のシーケンスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
7 フイルム 7a リーダ部 7b 中間部 7c 終端部 8 スプール 9 パトローネ本体 11 パーフォレーション 11a 前側エッジ 11b 後側エッジ 12 撮影コマ 16 モータ 18 マイクロコンピュータ 22 フォトセンサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フイルムを給送する給送手段と、フイルム
    に設けられた位置決め用マークを検知する検知手段と、
    この検知手段が位置決め用マークの進行方向先端を検知
    した後、後端を検知するまでに、フイルムの給送を停止
    する停止制御部と、フイルムの給送再開後、一定時間内
    に位置決め用マークの進行方向後端を検知できないとき
    には、給送異常と判定する判定回路とからなることを特
    徴とするフイルム給送制御装置。
JP24687891A 1991-08-30 1991-08-30 フイルム給送制御装置 Pending JPH0561089A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100261589B1 (ko) * 1995-12-14 2000-07-15 이중구 에이피에스 카메라의 필름 이송장치 및 그 방법
CN113391365A (zh) * 2021-05-12 2021-09-14 Tcl王牌电器(惠州)有限公司 去膜检测方法及装置

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