JPH10170980A - 中判カメラ - Google Patents

中判カメラ

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Publication number
JPH10170980A
JPH10170980A JP8332495A JP33249596A JPH10170980A JP H10170980 A JPH10170980 A JP H10170980A JP 8332495 A JP8332495 A JP 8332495A JP 33249596 A JP33249596 A JP 33249596A JP H10170980 A JPH10170980 A JP H10170980A
Authority
JP
Japan
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film
film sensitivity
sensitivity
cpu
bar
Prior art date
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Pending
Application number
JP8332495A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigekane Gotou
繁謙 後藤
Hisashi Hamada
寿 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP8332495A priority Critical patent/JPH10170980A/ja
Priority to US08/987,350 priority patent/US6052538A/en
Publication of JPH10170980A publication Critical patent/JPH10170980A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/01Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly with selection of either manual or automatic mode

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中判カメラにおいて、フイルム感度の設定方
式を何時でも簡単に切り換えられるようにする。 【解決手段】 最初の1コマをセットする間に写真用ロ
ールフイルムのバーコード10が読み取られ、フイルム
感度がRAM40aに記憶される。フイルム感度設定ダ
イヤル28の文字列29が指標30に合わせてある場合
には、指標30に合わせてあるフイルム感度がCPU4
0のレジスタ40cにセットされ、液晶パネル27に表
示される。フイルム感度設定ダイヤル28の記号Aが指
標30に合わせてある場合には、バーコード10から読
み取られたフイルム感度がRAM40aから読み出され
てレジスタ40cにセットされ、液晶パネル27に表示
される。撮影途中にフイルム感度設定ダイヤル28を操
作して指標30に合わせた文字列29を記号Aに変更し
た場合には、RAM40aに記憶されているフイルム感
度が読み出されてレジスタ40cにセットされるととも
に液晶パネル27に表示され、また自動設定であること
を示す「A・ISO」が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フイルム情報がバ
ーコードで記録された写真用ロールフイルムを用いる中
判カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】120タイプや220タイプの写真用ロ
ールフイルムを用いる中判カメラは、現在もピント合わ
せやフイルム装填等が自動化されていないものが多く、
従来からの135タイプやアドバンストフォトシステム
と呼ばれる新タイプの写真フイルムパトローネを用いる
コンパクトカメラや一眼レフカメラと比べて取扱がきわ
めて面倒である。このため、もっと手軽に高画質の写真
を撮影したいというハイアマチュア等の方々から中判カ
メラの自動化への要望が強く出ている。これを受けて、
最近漸くオートフォーカス機構を搭載したものが市販さ
れ始めた。
【0003】しかしながら、写真用ロールフイルムに
は、135タイプの写真フイルムパトローネの外壁に設
けられているDXコードのように、フイルム感度,撮影
可能コマ数等のフイルム情報をカメラ側に伝達する手段
が設けられていないため、フイルム感度の設定はフイル
ム感度の文字列が表記されたダイヤルを回してボディ側
に設けられた指標に合わせる面倒な手動設定方式で行わ
れている。
【0004】そこで、本出願人は、特願平7−2351
27号により、遮光紙と写真フイルムとを接合する粘着
テープにバーコードを設け、これをカメラ側で自動的に
読み取ってフイルム感度を設定する自動設定方式を提案
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】多くの撮影では、写真
用ロールフイルムのフイルム感度は公称値のままカメラ
に設定されるから、上記のような自動設定方式の方が面
倒がなく便利である。しかしながら、ハイアマチュアや
プロの場合、撮影意図に応じて公称のフイルム感度から
1/3EV〜2EV程度の補正を行う場合が少なくな
い。例えば、装填した写真用ロールフイルムがフイルム
感度ISO100のネガカラーフイルムである場合、コ
ントラストを上げるために+1/3EVの補正を行い、
ISO80として用いたり、逆光撮影時に+2EVの補
正を行い、一時的にISO25として用いる等の例が挙
げられる。したがって、中判カメラ愛用者の多くがハイ
アマチュアやプロであることを考慮すると、フイルム感
度の設定は、自動設定方式と手動設定方式とを簡単に切
り換えられ、どちらでも随時に使えるようにした方が便
利である。
【0006】本発明は、フイルム感度の設定方式を何時
でも簡単に切り換えられるようにした中判カメラを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の中判カメラは、フイルム感度を含むフイル
ム情報がバーコードで記録された写真用ロールフイルム
を用い、1コマ目のフイルムセット終了までのフイルム
搬送中にバーコードからフイルム情報を読み取る中判カ
メラにおいて、バーコードから読み取られたフイルム情
報のうち少なくともフイルム感度を記憶しておく記憶手
段と、この記憶手段に記憶されているフイルム感度をそ
のまま用いるフイルム感度自動設定モードと、複数のフ
イルム感度から任意のフイルム感度を選択して用いるフ
イルム感度手動設定モードと、これらモードの切換を行
うモード切換手段とを備え、このモード切換手段により
フイルム感度手動設定モードからフイルム感度自動設定
モードに切り換えた際に、前記記憶手段からフイルム感
度を読み出して用いるものである。
【0008】また、本発明の中判カメラは、前記フイル
ム感度自動設定モード,フイルム感度手動設定モードの
いずれが選択されたかを液晶パネルに表示するようにし
たものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の中判カメラに用いる写真
用ロールフイルムの外観を示す図2において、120タ
イプ及び220タイプの写真用ロールフイルム1は、従
来の120タイプ及び220タイプの写真用ロールフイ
ルムと同様な形態をしており、スプール2の軸部2a
に、写真フイルム3(図3参照)と遮光紙4とからなる
遮光紙付き写真フイルム5をロール状に巻き付け、遮光
紙4の先端部4aをわずかに折って、粘着テープ6で止
めてある。また、軸部2の両端には、フランジ2bが形
成されており、これらの各フランジ2bの中央には、軸
装着穴2cが形成されている。
【0010】この軸装着穴2cにカメラ側の軸を嵌め込
むことにより、写真フイルムロール1がフイルム装填室
内に回動自在に保持される。また、遮光紙付きの写真フ
イルム5を全て送り出した空きスプール2は、カメラ側
のフイルム巻き取り室内の巻き取りスプールとして利用
される。この巻き取りスプールとして利用される場合に
は、その軸装着穴2cにカメラ側の駆動軸が係合するこ
とにより、駆動軸とともに回転される。
【0011】図3は、120タイプの写真用ロールフイ
ルム1の遮光紙付き写真フイルム5をスプール2から解
いて、真っ直ぐに伸ばした状態を示すものである。この
120タイプでは、写真フイルム3の長さが約825m
mの標準サイズ(以下、120標準タイプという)と、
この標準120タイプの半分の写真フイルム3の長さの
ハーフサイズ(以下、120ハーフタイプという)との
2種類がある。各タイプの撮影可能コマ数は、撮影コマ
の画面サイズによってことなるが、画面サイズを41.
5×56mmのセミ判とした場合には、それぞれ15コ
マ,8コマとなる。
【0012】遮光紙4は、写真フイルム3よりも長尺の
ものが用いられ、その先端部4aには巻き取りスプール
の爪に掛けるための孔4bが形成されている。写真フイ
ルム3は、そのベース面を遮光紙4の黒色をした裏面と
を合わせるように重ねられ、写真フイルム3の先端部の
接合テープ7によって遮光紙4と接合されている。
【0013】図4は、220タイプの遮光紙付き写真フ
イルム5を示すものである。この220タイプでは、遮
光紙4は、写真フイルム3の先端部に接合テープ7で接
合されたリーダペーパ8aと、写真フイルム3の後端部
に接合テープ9で接合されたトレーラ8bとからなる。
リーダペーパ8aの先端部4aには、120タイプと同
様に孔4bが形成されている。220タイプの写真フイ
ルム3は、120タイプの120標準タイプに対して約
2倍の長さになっており、セミ判の場合に撮影可能コマ
数が30コマとなっている。接合テープ7は、その幅
(写真フイルム3の長手方向の長さ)がISO規格にし
たがって、25mm以下例えば24mmとなっている。
【0014】接合テープ7には、バーコード10が記録
されている。図5に一例を示すように、バーコード10
は、接合テープ7の白地の表面に黒色インクで写真フイ
ルム3の幅方向に長いラインを印刷することにより形成
されており、遮光紙4の先端部4a側から写真フイルム
3側の方向に、白い高反射面の先端クワイエットゾーン
11と、黒い低反射面の黒バーと白い高反射面の白バー
の二種類の面で構成されるデータ部12と、白い高反射
面の後端クワイエットゾーン13とが順番に配列されて
いる。
【0015】先端クワイエットゾーン11と後端クワイ
エットゾーン13は、バーコード10の開始端と終了端
を表している。データ部12は、幅の広い黒バー14
a,幅の狭い黒バー14b,幅の広い白バー15a,幅
の狭い白バー15bとから構成されており、黒バーから
始まり黒バーで終わるようにして、7本の黒バーと6本
の白バーとが交互に並べられている。データ部12の各
バーの配列で写真用ロールフイルム1の120標準タイ
プ,120ハーフタイプ,220タイプといったフイル
ムタイプと、写真フイルム3のフイルム感度と、白黒フ
イルム,ネガフイルム,リバーサルフイルムといった写
真フイルム3の種類との情報を表現している。
【0016】幅広の黒バー14a及び白バー15aは、
幅狭の黒バー14b及び白バー15bに対して、例えば
2.5倍の幅になっている。各バーは、それぞれ1本で
1ビットになっており、黒バーと白バー種類にかかわら
ず、幅広の黒バー14aと白バー15aとが論理値
「1」を表し、幅狭の黒バー14bと白バー15bとが
論値「0」を表している。
【0017】データ部12の先端側の最初の3本のバー
(黒バー、白バー、黒バー)による3ビット(以下、こ
の3ビットをタイプデータという)で、写真用ロールフ
イルム1のフイルムタイプを表している。すなわち、こ
の3ビットデータは、写真フイルム3の長さの情報が間
接的に表現されている。
【0018】例えば、120標準タイプでは、先端クワ
イエットゾーン11に続いて幅狭の黒バー14b、幅広
の白バー15a、幅狭の黒バー14bが順番に記され、
タイプデータが「010」にされている。同様にして、
120ハーフタイプではタイプデータ「001」にさ
れ、220タイプではタイプデータが「100」にされ
ている。
【0019】データ部12の残りの10本による10ビ
ット(以下、10ビットデータという)は、白バーの配
列に基づいた白コードと、黒バーの配列に基づいた黒コ
ードに分けられ、これらの各コードの組み合わせによ
り、写真フイルム3の種類と、フイルム感度とを表して
いる。
【0020】例えば、白バーが「狭広狭狭広」の幅の順
番で配列されている時には、白コードは「2」となり、
「狭狭狭広広」の場合には白コードは「7」となる。同
様に黒バーが「狭広狭狭広」の幅の順番で配列されてい
る時には、黒コードは「2」となり、「広広狭狭狭」の
場合には、黒コードは「3」となる。白黒フイルムは白
コード「0」,「4」,「7」のいずれかで表され、リ
バーサルフイルムは白コード「1」,「5」,「8」の
いずれかで、ネガフイルムは白コード「2」,「6」,
「9」いずれかでそれぞれ表される。なお、白コード
「3」は、その他の写真フイルムの種類を表す。
【0021】例えば、黒コードが「3」の場合に、白コ
ードが「0」,「1」,「2」であればフイルム感度が
ISO100となり、白コードが「4」,「5」,
「6」であればフイルム感度がISO125、白コード
が「7」,「8」,「9」であればフイルム感度がIS
O160となる。また、黒コードが「5」の場合には、
白コードが「0」,「1」,「2」であればフイルム感
度がISO400となり、白コードが「4」,「5」,
「6」であればフイルム感度がISO500、白コード
が「7」,「8」,「9」であればフイルム感度がIS
O640となる。なお、図5に示すバーコード10は、
写真フイルム3がフイルム感度ISO100,120標
準タイプのネガカラーであることを示す。
【0022】本発明を実施した中判カメラの外観を示す
図6において、中判カメラ20は、1個の撮影コマがセ
ミ判の画面サイズになっており、撮影可能コマ数は、使
用する写真用ロールフイルム1が120標準タイプの場
合には15コマ、120ハーフタイプの場合には8コ
マ,220タイプの場合には30コマとなっている。
【0023】カメラ本体21の前面には、撮影レンズ2
2と、オートフォーカス用の一対の測距用窓24a,2
4bと、ファインダ25等とが設けられている。また、
カメラ本体21の上面には、レリーズボタン26,撮影
に必要な各種の情報が表示される液晶パネル27,フイ
ルム感度の設定を手動及び自動で設定する円板状のフイ
ルム感度設定ダイヤル28が設けられている。
【0024】フイルム感度設定ダイヤル28の上面28
aを示す図7において、上面28aの円周縁に沿ってI
SO規格によるフイルム感度の文字列29,例えば25
〜10000が1/3EV間隔で刻印されている。そし
て、常用フイルム感度であるISO100の隣には、自
動でフイルム感度の設定を行うことを示すオートの記号
Aが刻印されている。
【0025】フイルム感度設定ダイヤル28を回して文
字列29の何れかの文字をカメラ本体21の上面に設け
られた指標30に合わせれば、フイルム感度手動設定モ
ードになって手動によるフイルム感度の設定が行われる
とともに、記号Aを指標30に合わせれば、フイルム感
度自動設定モードになって写真用ロールフイルム1のバ
ーコード10から読み取ったフイルム感度に基づいて自
動的にフイルム感度の設定が行われる。なお、図8に示
すように、記号Aを文字列29の端に配置してもよい。
このように、手動設定用の文字列29の常用フイルム感
度の近傍もしくは文字列29の端に自動設定用の記号A
を配置したから、きわめて簡単,迅速にフイルム感度の
手動設定モード,自動設定モードの切換を行うことがで
きる。
【0026】撮影レンズ22は、測距用窓24a,24
bを介して測距された被写体までの撮影距離に基づいて
フォーカシングが行われる。レリーズボタン26は、浅
く押した半押し位置と、さらに深く押した全押し位置と
に押圧操作される。また、このレリーズボタン26に
は、レリーズスイッチ57(図1参照)が連動してい
る。レリーズボタン26を半押し位置にすると、フォー
カシングと被写体輝度の測定とが行われ、全押し位置に
するとシャッタが作動されて撮影が行われる。また、こ
のレリーズボタン26は、フイルム初期送り(ファース
トフレームセット)を行う際の操作ボタンを兼ねてい
る。
【0027】裏蓋31を開いた状態のカメラ本体21の
背面を示す図9において、カメラ本体21内には、周知
のように、フイルム装填室32とフイルム巻き取り室3
3とが設けられており、これらの間にはフイルム通路3
4が形成されている。撮影レンズ22の背後のフイルム
通路34の部分には、写真フイルム3上の撮影コマの画
面サイズを規定するアパーチャ35が形成されている。
【0028】フイルム装填室32には、未使用の写真用
ロールフイルム1が装填される。このフイルム装填室3
2の上壁には軸32aが突出して設けられており、この
軸32aは、スプール2の軸装着穴2cに挿入され、写
真用ロールフイルム1を回動自在に保持する。フイルム
巻き取り室33には、巻き取りスプール36が配されて
いる。この巻き取りスプール36は、スプール2と同じ
形状のものであって、使用済の写真用ロールフイルム1
の空きスプールである。
【0029】写真用ロールフイルム1の装填時には、巻
き取りスプール36のスリット36aに遮光紙4の先端
部4aを挿入する。巻き取りスプール36は、そのフラ
ンジの軸装着穴に係合したカメラ側の駆動軸50a(図
1参照)によって回転され、遮光紙付き写真フイルム5
を巻き取る。これにより、遮光紙付き写真フイルム5に
対して、装填直後のファーストフレームセット,撮影毎
の1コマ送り、全撮影コマの撮影後の最終巻き取りが行
われる。
【0030】なお、巻き取りスプール36には、スリッ
ト36a内に爪36bが形成されており、この爪36b
に遮光紙4の孔4bを係合させるようにしている。これ
により、ファーストフレームセットに先立って、巻き取
りスプール36を2,3回転させて遮光紙4を巻き取り
スープル36に巻き付けて外れないようにする従来の操
作を不要にしている。
【0031】また、フイルム巻き取り室33内でフイル
ム通路34の近傍には、写真フイルム3のフイルム搬送
量を検出するためのフイルムローラ37が配されてい
る。このフイルムローラ37は、軸37aの両端に例え
ばゴム製のローラ37bが設けられており、このローラ
37bが遮光紙付き写真フイルム5に接触し、遮光紙付
き写真フイルム5の搬送にともなって従動回転する。
【0032】アパーチャ35とフイルム装填室32の間
のフイルム通路34の壁面には、接合テープ7上のバー
コード10の通過域に対面するように反射型のフォトセ
ンサ38が設けられている。このフォトセンサ38は、
フイルム通路34内の遮光紙付き写真フイルム5に赤外
線を照射し、反射光を受光する。フォトセンサ38は、
受光した反射光の強度に応じた信号レベルの光電信号を
出力する。この光電信号の信号レベルに基づいて、写真
フイルム3の検出と、バーコード10の読み取りとが行
われる。なお、フォトセンサ38で赤外線を用いるの
は、写真フイルム3にカブリを与えないためである。
【0033】裏蓋31は、フイルム装填室32,フイル
ム巻き取り室33、フイルム通路34を背面側から覆
い、カメラ本体21の内部を光密に遮光する。この裏蓋
31の内面には、圧板39が設けられている。この圧板
39は、周知のように写真フイルム3の裏側の遮光紙4
の有無によって、撮影レンズ22に対してフイルム面の
位置が変わってしまうのを防止するために、圧板39の
表面をアパーチャ35に近づけた220タイプ位置と、
この位置よりも遮光紙4の厚み分だけカメラ本体41の
背面側に遠ざけた120タイプ位置とにスライドで切り
換えが可能になっている。裏蓋31を閉じると、ロック
爪31aがカメラ本体21側のロック穴21aに挿入さ
れ、裏蓋31がロックされる。また、この裏蓋31のロ
ックには、裏蓋スイッチ58(図1参照)が連動してい
る。
【0034】カメラ2の電気的な構成を示す図1におい
て、CPU40には、バーコード10の読み取りで得ら
れるフイルム感度,フイルムタイプ,撮影可能コマ数等
を記憶する記憶手段として、また各種の制御に必要なデ
ータを一時的に記憶するワークメモリとして使用される
RAM40aと、各種の制御をするためのプログラムが
書き込まれたROM40bとが接続されている。また、
CPU40内には、設定したフイルム感度を一時的に記
憶するレジスタ40cが設けられている。
【0035】CPU40は、ROM40bのプログラム
に基づいて、カメラ20の各部を制御するとともに、バ
ーコード10の解読を行ってフイルム感度,フイルムタ
イプ,撮影可能コマ数の識別を行う。また、CPU40
は、フイルム感度設定ダイヤル28の操作によるフイル
ム感度の手動設定モードから自動設定モードへの切換に
際して、バーコード10の読み取りによってRAM40
aに記憶されているフイルム感度を読み出してレジスタ
40cにセットされている手動設定によるフイルム感度
に上書きする。また、逆に、自動設定モードから手動設
定モードに切り換えた際には、新たに設定した任意のフ
イルム感度でレジスタ40cにセットされているフイル
ム感度を上書きする。なお、ファーストフレームセット
時のバーコード10の読み取りは、フイルム感度設定ダ
イヤル28の回動位置に依らず常に行われ、フイルム感
度を含むフイルム情報はRAM40aに記憶される。
【0036】フォトセンサ38からの光電信号は、波形
整形回路43に送られる。この波形整形回路43は、光
電信号を適当なスレッシュホールドレベルで波形整形
し、3段階の信号レベルの反射信号を出力する。反射信
号は、フォトセンサ38が反射率が低い遮光紙4及びバ
ーコード10の黒バー14a,14bを検出している時
には「Lレベル」となり、反射率の高い白バー15a,
15b、及び各クワイエットゾーン11,13を検出し
ているときには「Hレベル」となる。
【0037】また、写真フイルム3を検出しているとき
には、その乳剤面の反射率が遮光紙4や黒バーよりも高
く、白バーやクワイエットゾーン11,13よりも低い
ことに応じて、波形整形回路43は、反射信号を「Hレ
ベル」よりも低く「Lレベル」よりも高い信号レベル
(以下、便宜上「Mレベル」という)にする。この反射
信号は、写真フイルム3の検出と、バーコード10の読
み取り等を行うためにCPU40に送られる。
【0038】フイルムローラ37の軸37aには、ギア
44a,44bを介して搬送エンコーダ45が連結され
ている。搬送エンコーダ45は、例えば、放射状の一定
ピッチの複数のスリット、あるいは適当な幅の切り欠き
が形成され、軸37aの回転とともに回転するエンコー
ド板45aと、このエンコード板45aのスリットまた
は切り欠きの通過を監視するフォトインタラプタ45
と、フォトインタラプタ45bに接続され、フォトイン
タラプタ45bがスリット等を検出するとエンコードパ
ルスを発生するパルス発生器(図示省略)とから構成さ
れている。なお、エンコード板の表面に低反射面と高反
射面を設け、反射型のフォトセンサを用いてエンコード
パルスを発生させてもよい。
【0039】搬送エンコーダ45は、フイルムローラ3
7が一定角度回転する毎、すなわち遮光紙付き写真フイ
ルム5が一定の長さだけ搬送される毎に、1個のエンコ
ードパルス(以下、搬送パルスという)を発生する。こ
の例では、写真フイルム3が1コマ分の長さだけ送られ
た時に約40個の搬送パルスが発生する。搬送パルス
は、搬送カウンタ46に送られる。
【0040】搬送カウンタ46は、写真フイルム3の搬
送長を測定するためのものであり、CPU40によっ
て、そのカウンタ値Csが「0」にリセットされ、搬送
パルスが入力される毎にカウント値Csを1ずつインク
リメントする。この搬送カウンタ46のカウント値Cs
は、CPU40に送られ、写真フイルム3のファースト
フレームセット,1コマ送りの制御に用いられる。ま
た、カウント値Csの変化に基づいて、遮光紙4の後端
がフイルムローラ37を通過したか否かの判断が行われ
る。
【0041】ドライバ47は、CPU40に制御されて
搬送モータ48を駆動する。この搬送モータ48の回転
は、駆動伝達機構49を介してギア50に伝達され、こ
のギア50の下面に形成された駆動軸50aで巻き取り
スプール36を回転する。搬送モータ48には、モータ
エンコーダ55が連結されている。このモータエンコー
ダ55は、搬送エンコーダ45と同様な構成となってお
り、搬送モータ48が一定角度だけ回転する毎に1個の
エンコードパルス(以下回転パルスという)を発生する
が、接合テープ7がフォトセンサ38を通過する前後で
は、写真フイルム3が1mm搬送される間に7個程度の
回転パルスを発生する。モータエンコーダ55は、回転
パルスを回転カウンタ56に送る。
【0042】回転カウンタ56は、バーコード10の各
バーの幅を測定するためのものであり、CPU40によ
ってカウンタ値Cmが「0」にリセットされ、回転パル
スが入力される毎にカウンタ値Cmを1ずつインクリメ
ントする。この回転カウンタ56のカウント値Cmは、
CPU40に送られる。また、回転カウンタ56のカウ
ント値Cmは、最終巻き取り時の搬送モータ48の停止
の制御にも用いられる。
【0043】なお、巻き取りスプール36の巻き取り径
は、遮光紙付き写真フイルム5の巻き取り量が増えるに
つれて増大するため、回転パルスの個数と遮光紙付き写
真フイルム5の搬送長とは比例関係にない。しかし、接
合テープ7がフォトセンサ38を通過している間の巻き
径の変化は微小であるから、この間の回転パルスの個数
と接合テープ7の移動長とが比例しているとしても差し
支えないので、回転パルスの個数を基にデータ部12の
各バーの幅を測定することが可能である。
【0044】レリーズスイッチ57は、レリーズボタン
26の押圧操作に連動して作動され、レリーズボタン2
6が半押し位置まで押し込まれると半押し信号を出力
し、全押し位置まで押し込まれると全押し信号を出力す
る。半押し信号と全押し信号とは、CPU40に送られ
る。なお、半押し信号と全押し信号とを区別する必要が
ない場合には、これらをレリーズ信号と総称する。
【0045】CPU40は、裏蓋31が閉じられた直後
にレリーズ信号が入力されると、ファーストフレームセ
ットを行う。また、ファーストフレームセット完了後で
は、半押し信号の入力で、測光部60とAF部61とを
作動させ、全押し信号の入力で露光部62を作動させ
る。
【0046】裏蓋スイッチ58は、ロック穴21a内に
設けられており、裏蓋31の開閉動作に連動して作動
し、裏蓋31の開閉状態に応じた開閉信号を出力する。
開閉信号は、裏蓋31が開いている状態では「Hレベ
ル」となり、裏蓋31が閉じた状態では「Lレベル」と
なる。この開閉信号は、裏蓋31の開閉状態を検知する
ために、CPU40に送られる。
【0047】警告音発生回路59は、撮影可能な残りコ
マが1コマとなった時に警告音を発生して、撮影者に警
告を行う。測光部60は、ファインダ25の内側に配さ
れた測光用センサを用いて被写体輝度を測光し、この測
光結果をCPU40に送る。CPU40は、この測光結
果とフイルム感度に基づいて、撮影に最適な絞り値とシ
ャッタ速度を算出する。AF部61は、測距用窓24
a,24bの内側に配された測距用センサと、撮影レン
ズ22を駆動するためのモータ等とからなり、撮影レン
ズ22を駆動してフォーカシングを行う。
【0048】露光部62は、シャッタ機構、絞り機構か
らなり、レリーズボタン26が全押しされた時に、絞り
機構及びシャッタ機構が作動する。この露光部62は、
CPU40とともに露光制御手段を構成しており、CP
U40で算出された絞り値とシャッタ速度で絞り機構及
シャッタ機構を作動させ、写真フイルム3を最適な露光
量で露光する。また、露光部62は、シャッタ機構の作
動完了毎、すなわち1コマの撮影完了毎に露光完了信号
をCPU40に送る。
【0049】残数カウンタ63は、撮影可能な残りのコ
マ数をカウントするためのものであり、バーコード10
を読み取って得られるタイプデータに応じた撮影可能コ
マ数が、そのカウント値Cfの初期値としてCPU40
によりセットされる。このセットされる初期値は、12
0標準タイプであれば「15」であり、120ハーフタ
イプでは「8」である。また、220タイプの場合には
「30」となる。もちろん、1コマの画面サイズが異な
るカメラの場合、この初期値はそのカメラの画面サイズ
に応じたコマ数となるのはいうまでもない。
【0050】残数カウンタ63のカウンタト値Cfは、
1コマの撮影が完了する毎にCPU40によって1ずつ
デクリメントされる。なお、残数カウンタ63を用いる
代わりに、RAM40aを用いて残りコマ数をカウント
してもよい。同様に、搬送カウンタ46,回転カウンタ
56の代わりに、RAM40aを用いて、搬送パルスと
回転パルスをカウントしてもよい。
【0051】液晶ドライバ65は、撮影可能な残りのコ
マ数やフイルム感度等を液晶パネル27に表示する。図
10に一例を示すように、液晶パネル27には、装填さ
れた写真用ロールフイルム1が120タイプであるか2
20タイプであるかを示すフイルムタイプ表示66a,
フイルムカウンタとしてのコマ数表示66b,CPU4
0で算出されたシャッタ速度と絞り値を表示するシャッ
タ速度表示66c及び絞り値表示66d,バーコード1
0から読み取った写真フイルム3のフイルム感度もしく
はフイルム感度設定ダイヤル28で任意に設定されたフ
イルム感度を表示するフイルム感度表示66e,フイル
ム感度表示66eがバーコード10から読み取られたフ
イルム感度であるか(A)フイルム感度設定ダイヤル2
8で任意に設定されたものであるか(B)を示すフイル
ム感度自動・手動設定表示66f,何らかのエラーが発
生した時に点滅するエラー表示66g,バッテリの残量
が少なくなったときに点滅するバッテリ残量表示66h
等が表示される。
【0052】なお、フイルム感度自動・手動設定表示6
6fとして、記号Aが指標30に合わされている場合に
はフイルム感度の自動設定を表す「A・ISO」(A)
が、また文字列29の何れかの文字が指標30に合わさ
れている場合にはフイルム感度の手動設定を表す「M・
ISO」(B)がそれぞれ表示される。
【0053】フイルムタイプ表示66a,フイルム感度
表示66eは、RAM40aの内容に基づいて表示され
る。また、コマ数表示66bは、残数カウンタ63のカ
ウント値Cfが表示される。これにより、コマ数表示6
6bは、逆算式のフイルムカウンタとされている。この
ように、フイルムカウンタを減算式とすることで、撮影
可能な残りコマ数を瞬時に知ることができる。
【0054】次に上記構成の作用について図11ないし
図15を参照しながら説明する。写真用ロールフイルム
1を装填する際には、カメラ本体21の裏蓋31を開い
た状態にして、圧板39を装填する写真用ロールフイル
ム1のフイルムタイプに応じて、120タイプ位置また
は220タイプ位置のいずれかにスライドしてセットす
る。
【0055】次に、スプール2の軸装着穴2cにフイル
ム装填室側駆動軸32aを係合させて、写真用フイルム
ロール1をフイルム装填室32に装填し、粘着テープ6
を剥がしてから、折り曲げられていた遮光紙4の先端部
4aを伸ばし、これを巻き取りスプール36のスリット
36aに差し込んで、爪36bに孔4bを係合させる。
この後に、裏蓋31を閉じる。
【0056】CPU40は、図11に示すメイン処理を
常時実行しており、レリーズ信号,開閉信号及びダイヤ
ル操作信号を監視して、レリーズスイッチ57,裏蓋ス
イッチ58及びフイルム感度設定ダイヤル28の変化を
調べている。裏蓋31が閉じられると、裏蓋スイッチ5
8からの開閉信号が「Hレベル」から「Lレベル」に変
化するので、CPU40は、ファーストフレームセット
を行うためにFFS要求をその内部のレジスタにセット
する。
【0057】CPU40は、裏蓋スイッチ58からの開
閉信号に変化がない場合には、フイルム感度設定ダイヤ
ル28からのダイヤル操作信号の変化を調べる。フイル
ム感度設定ダイヤル28が操作され、記号Aが指標30
に合わされた場合には、CPU40は、詳しくは後述す
るファーストフレームセット時にバーコード10から読
み取られてRAM40aに記憶されているフイルム感度
をCPU40内のレジスタ40cにセットする。また、
フイルム感度設定ダイヤル28が操作され、文字列29
の何れかの文字が指標30に合わされた場合には、CP
U40は、その文字のフイルム感度をレジスタ40cに
セットする。
【0058】レジスタ40cにセットされたフイルム感
度により液晶パネル27のフイルム感度表示66eが更
新され、またフイルム感度設定ダイヤル28の記号Aが
指標30に合わされているか否かでフイルム感度自動・
手動設定表示66fとして「A・ISO」または「M・
ISO」が表示される。なお、最初から文字列29の何
れかの文字が指標30に合わされている場合でも、バー
コード10から読み取られたフイルム感度はRAM40
aに記憶され、撮影途中にフイルム感度設定ダイヤル2
8を操作して記号Aが指標30に合わされた際には、R
AM40aから読み出されてレジスタ40cに既に記憶
されているフイルム感度に上書きされ、レジスタ40c
のフイルム感度が更新される。
【0059】裏蓋31を閉じた後に、レリーズボタン2
6を半押し位置または全押し位置まで押し込むと、レリ
ーズスイッチ57からCPU40にレリーズ信号が入力
される。CPU40は、このレリーズ信号を受けるとレ
リーズ処理を実行する。
【0060】図12に示すように、レリーズ処理では、
まず、レジスタ内にFFS要求がセットされているか否
かが調べられる。前述のように、裏蓋31を閉じること
によりレジスタにはFFS要求がセットされているた
め、CPU40は、撮影処理を行う代わりに、図13に
示すFFS処理を実行する。なお、レリーズ信号の入力
を待たずに、裏蓋31が閉じられた直後にFFS処理を
実行するようにしてもよい。
【0061】FFS処理では、CPU40は、搬送モー
タ48を駆動し、巻き取りスプール36を回転させる。
また、レジスタのFFS要求をクリアし、次回にレリー
ズボタン26が操作された時には、撮影処理が行われる
ようにする。
【0062】巻き取りスプール36の回転により、遮光
紙付き写真フイルム5の遮光紙4が巻き取りスプール3
6に巻き取られ、これにともなって、フイルム装填室3
2側のスプール2に巻き付けられていた遮光紙4がフイ
ルム通路34を通って、巻き取りスプール36に向かっ
て搬送される。遮光紙付き写真フイルム5の搬送を開始
すると、CPU40は、フォトセンサ38を作動させ
て、接合テープ7の検出を開始する。
【0063】遮光紙4の巻き取りスプール36への巻き
取りが進み、フォトセンサ38に接合テープ7が達する
と、最初にバーコード10の先端クワイエットゾーン1
1がフォトセンサ38に対峙するから、波形整形回路4
3からの反射信号が「Lレベル」から「Hレベル」に転
じる。この反射信号の変化により、CPU40は、接合
テープ7を検出したと判断し、データ部12の各バーの
幅の測定を開始する。
【0064】バーの幅の測定では、CPU40は、ま
ず、先端クワイエットゾーン11の検出により反射信号
が最初に「Hレベル」に転じた時点で、回転カウンタ5
6を作動させる。これにより、搬送モータ48が一定角
度回転して、モータエンコーダ55が回転パルスを発生
する毎に、カウント値Cmが1ずつインクリメントされ
るようになる。
【0065】この後、反射信号が「Hレベル」から「L
レベル」に転じると、CPU40は、この反射信号の変
化でカウント値Cmを「0」にリセットしてから、回転
カウンタ56による回転パルスのカウントを継続させ
る。すなわち、フォトセンサ38が先端クワイエットゾ
ーン11の次に配された幅広の黒バー14aまたは幅狭
の黒バー14bの検出を開始した時点で、カウント値C
mを「0」にリセットして回転パルスのカウントを継続
する。
【0066】最初の黒バーがフォトセンサ38を通過す
ると、反射信号が「Lレベル」から「Hレベル」に転じ
る。すなわち、幅広の白バー15aまたは幅狭の白バー
15bにフォトセンサ38が対峙すると、CPU40
は、この反射信号の変化した時点のカウント値Cmを回
転カウンタ56から読み出し、これをRAM40aに第
1幅データとして記憶してから、再びカウント値Cmを
「0」にリセットし、回転パルスをカウントする。この
ようにして得られた第1幅データは、最初の黒バーがフ
ォトセンサ38を通過する間に発生する回転パルスの個
数になっている。
【0067】白バーがフォトセンサ38を通過すると、
再び黒バーがフォトセンサ38に対峙するため、反射信
号が「Lレベル」に転じる。CPU40は、上述と同様
な手順で、カウント値Cmを読み出し、これをRAM4
0aに第2幅データとして記憶してから、カウント値C
mを「0」にリセットし、さらに回転パルスをカウント
する。これにより得られた第2幅データは、2番目のバ
ー(白バー)がフォトセンサ38を通過する間に発生す
る回転パルスの個数である。以降、同様にして、反射信
号の変化毎のカウント値Cmを回転カウンタ56から読
み出し、第3幅データ以降をRAM40aに記憶する。
【0068】後端クワイエットゾーン13がフォトセン
サ38を通過すると、フォトセンサ38に写真フイルム
3が達して反射信号が「Mレベル」となる。CPU40
は、この「Mレベル」の反射信号の入力により、接合テ
ープ7がフォトセンサ38を通過して、写真フイルム3
がフォトセンサ38に達したことを検知して、写真フイ
ルム3の第1コマ目の部分をアパーチャ35の背後にセ
ットするために、カウント値Csを「0」にリセットし
てから,搬送カウンタ46を作動させる。なお、反射信
号が「Mレベル」に変化した時に得られる最後のカウン
ト値Cmは、RAM40aに記憶されない。
【0069】フイルムローラ37は、搬送中の遮光紙付
き写真フイルム5に従動して回転しているから、写真フ
イルム3が一定の長さだけ搬送される毎に搬送パルスが
発生し、搬送カウンタ46のカウント値Csが1ずつイ
ンクリメントされるようになる。また、CPU40は、
回転カウンタ56による回転パルスのカウント停止す
る。
【0070】CPU40は、搬送カウンタ46のカウン
ト値Csを監視し、このカウント値Csが所定の値C1
になると、搬送モータ48を停止させ、遮光付き写真フ
イルム5の搬送を停止する。この値C1は、例えばフォ
トセンサ38とフイルムローラ37との間隔に相当する
遮光紙付き写真フイルム5の長さに対応した搬送パルス
の個数になっており、写真フイルム3の最初に露光され
る部分、すなわち第1コマ目がアパーチャ35の背後に
セットされる。
【0071】搬送モータ48の停止後、CPU40は、
RAM40aに記憶した各幅データに基づいて、それぞ
れの幅データが幅広のバーに対応するものか、幅狭のバ
ーに対応するものかを調べて論理値「1」または「0」
を判断し、この判断した各論理値をRAM40aに記憶
する。
【0072】具体的には、バーコード10では、最初の
3本のバー(黒バー及び白バー)は、必ず1本が幅広の
黒バー14aまたは白バー15aとされ、他の2本が幅
狭の黒バー14bまたは白バー15bとされているか
ら、第1〜第3幅データの合計は、幅狭のバーに対応す
る幅データの4.5倍の値となる。接合テープ7がフォ
トセンサ38を通過している間では、幅データの値とバ
ーの幅が比例関係であるとしても差し支えない。
【0073】このため、CPU40は、まず第1〜第3
幅データの合計を基にし、例えば1本の幅広のバーと1
本幅狭のバーの各幅の平均値に対応する回転パルスの個
数(以下、基準データ)を算出し、この基準データと各
幅データと比較する。幅データが基準データよりも大き
ければ、それに対応するバーは幅広であるから論理値を
「1」とする。逆に、幅データが基準データよりも小さ
ければ、それに対応するバーは幅狭であるから論理値を
「0」とする。
【0074】この論理値の判断後、CPU40は、第1
〜第3幅データに対応する論理値の配列(タイプデー
タ)から、装填された写真用ロールフイルム1が120
標準タイプのサイズであるか、120ハーフサイズであ
るか,あるいは220タイプであるかを識別する。ま
た、残りの10ビットデータの論理値の配列から、白コ
ード及び黒コードを求め、これらの各コードの組み合わ
せから、フイルム感度を識別する。
【0075】一方、上記のようにバーコード解読をする
際に、幅データが13個に満たない場合や、13個を超
えるような場合、白コードと黒コードの組み合わせが予
め設定された組み合わせにない場合、各幅データの値が
設計上の値よりも極端に大きかったり小さかったりする
場合には、何らかのバーコードの読み取りエラーが生じ
たものとして、搬送モータ48の回転を停止し、液晶パ
ネル27のエラー表示66gの点滅して警告を行う。
【0076】このようにして、バーコード10を読み取
って識別された写真フイルム3のフイルム感度及びフイ
ルムタイプは、RAM40aに記憶される。また、フイ
ルムタイプから写真フイルム3の撮影可能コマ数を求
め、これをRAM40aに記憶する。この後、CPU4
0は、RAM40aに記憶した撮影可能コマ数を残数カ
ウンタ63のカウント値Cfの初期値としてセットす
る。次に、この残数カウンタ63のカウント値Cfをコ
マ数表示66bとして、RAM40aに記憶されている
フイルムタイプ(120/220)をフイルムタイプ表
示66aとしてそれぞれ液晶パネル27に表示する。
【0077】次に、CPU40は、フイルム感度設定ダ
イヤル28の記号Aが指標30に合わされているか否か
を判別する。記号Aが指標30に合わされている場合に
は、RAM40aに記憶されているフイルム感度をレジ
スタ40cにセットする。文字列29の何れかの文字が
指標30に合わされている場合には、その文字に対応し
たフイルム感度をレジスタ40cにセットする。そし
て、レジスタ40cにセットされたフイルム感度をフイ
ルム感度表示66eとして表示するとともに、記号Aが
指標30に合わされている場合には、フイルム感度自動
・手動設定表示66fとしてフイルム感度の自動設定を
表す「A・ISO」を、また文字列29の何れかの文字
が指標30に合わされている場合には、フイルム感度の
手動設定を表す「M・ISO」をそれぞれ表示してから
ファーストフレームセットを終了する。
【0078】これにより、液晶パネル27には、例えば
フイルム感度「100」で120タイプ写真用ロールフ
イルム1を装填した場合には、図10(A)に示すよう
に、「120」のフイルムタイプ表示66aと「15」
のコマ数表示66bと、「100」のフイルム感度表示
66eと、フイルム感度表示66eがバーコード10か
ら読み取られたフイルム感度であることを示す「A・I
SO」のフイルム感度自動・手動設定表示66fが表示
される。
【0079】ファーストフレームセット後に、レリーズ
ボタン26を全押し位置に押圧操作することにより、図
14に示す手順によって撮影が行われる。このレリーズ
操作の際に、CPU40は、レリーズボタン26が半押
し位置まで押し込まれた段階で、AF部61を作動す
る。これにより被写体までの距離に応じて撮影レンズ2
2が駆動され、フォーカシングが行われる。また、測光
部60による測光が行われ、この測光結果と、レジスタ
40cにセットされたフイルム感度とを基にして、CP
U40は、被写体に対する最適な絞り値と、シャッタ速
度とを求め、これらを露光部62にセットする。そし
て、レリーズボタン26が全押し位置まで押し込まれた
瞬間に露光部62を作動する。これにより、セットされ
た絞り値とシャッタ速度に応じた最適な露光量で写真フ
イルム3の第1コマ目に対する撮影が行われる。
【0080】露光が完了すると露光完了信号が露光部6
2からCPU40に送られる。これにより、CPU40
は、図15に示す搬送処理を行う。まず、CPU40
は、カウント値Csを「0」にリセットしてから,搬送
カウンタ46を作動させる。また、搬送モータ48を駆
動して、巻き取りスプール36による写真フイルム3の
巻き取り開始する。
【0081】この後、CPU40は、全撮影コマに対し
て撮影が完了した否かを調べるため、残数カウンタ63
のカウント値Cfが「1」になっているか否かを調べ
る。カウント値Cfが「1」となっている場合には、最
終巻き取りを行うが、第1コマ目の露光完了時点では、
カウント値Cfが「1」になっていないから、全撮影コ
マに対して撮影が完了していないと判断して、1コマ送
りのための処理を行う。
【0082】1コマ送りでは、CPU40は、写真フイ
ルム3が一定の長さだけ搬送される毎にインクリメント
される搬送カウンタ46のカウント値Csを監視し、こ
のカウント値Cfが所定の値C2なった時点で、フォト
センサ38を用いて写真フイルム3の有無を調べてか
ら、搬送モータ48を停止させる。値C2は、1コマ分
の写真フイルムの長さに対応した搬送パルスの個数と同
じか僅かに大きな値にされているため、1コマ分の写真
フイルム3が巻き取りスプール36に巻き取られ、第2
コマ目がアパーチャ35の背後に達した時点で写真フイ
ルム3の搬送が停止される。
【0083】搬送モータ48の停止後、CPU40は、
残数カウンタ63のカウント値Cfが「1」だけデクリ
ントしてから、残りコマ数が「1」であるか否かを調べ
るため、このカウント値Cfが「1」になっているか否
かを調べる。この場合には、カウント値Cfが「1」で
ないから、警告音を発生させずに、コマ数表示66bを
カウント値Cf、例えば「29」に更新して搬送処理を
終了する。
【0084】1コマ送りの終了後に、レリーズボタン2
6を操作して、第2コマ目の撮影を行い、この第2コマ
目の撮影が完了すると、上記と同様な手順で、全撮影コ
マの撮影が完了したか否かが調べられた後に、写真フイ
ルム3が1コマ分搬送される。また、この1コマ送りの
終了後には、残りのコマ数が1コマであるかが調べられ
てから、コマ数表示66bが更新される。以降、同様に
して、撮影完了毎に1コマ送りが行われる。
【0085】このように撮影を進める途中で露出補正を
行いたい場合には、フイルム感度設定ダイヤル28を回
転して所望のフイルム感度の文字を指標30に合わせ
る。例えば、バーコード10から読み取られたフイルム
感度がISO100であって、これより1/3EVだけ
オーバー露光にして撮影を行いたい場合には、フイルム
感度設定ダイヤル28の文字列29から文字「80」を
指標30に合わせる。これにより、レジスタ40cにセ
ットされたフイルム感度がISO100からISO80
に変更されるとともに、液晶パネル27のフイルム感度
表示66eが「100」から「80」に更新され、また
フイルム感度自動・手動設定表示66fとして「M・I
SO」が表示される(図10(B)参照)。
【0086】バーコードから読み取られたフイルム感度
は、全てのコマが撮影終了されるまでRAM40aに記
憶されており、フイルム感度設定ダイヤル28を操作し
て記号Aを指標30に合わせた際には、何時でもRAM
40aからレジスタ40cにセットされる。
【0087】最終撮影コマの直前の撮影コマに対しての
撮影が完了し、この後の1コマ送りが完了すると、残数
カウンタ63のカウント値Cfが「1」となる。カウン
ト値Cfが「1」となると、CPU40は、警告音発生
回路59を作動させて、警告音を発生する。これによ
り、次回の撮影が最終コマ(残り1コマ)であることが
撮影者に対して警告されるとともに、フイルム枚数表示
66bを「1」に更新する。
【0088】この警告音によって残りコマ数が1コマで
あることを警告することにより、撮影者が次の写真用ロ
ールフイルムの準備をすることができるから、次の撮影
コマの撮影終了後に慌てることがなくなる。
【0089】最終の撮影コマの撮影が終了すると、CP
U40は、1コマ送りと同様にして、搬送カウンタ46
を作動させた後に、搬送モータ48を駆動して写真フイ
ルム3の巻き取りを行うが、カウント値Cfが「1」と
なっているので、最終巻き取りを行う。CPU40は、
カウント値Csを監視し、このカウント値Csが変化し
なくなった時点で、すなわち遮光紙4(トレーラ8b)
の後端がフイルムローラ37を通過した時点で、回転カ
ウンタ56のカウント値Cmを「0」にリセットしてか
ら、回転パルスのカウントを開始する。
【0090】カウント値Cmが所定の値C3に達する
と、CPU40は、搬送モータ48を停止する。値C3
は、遮光紙4の後端がフイルムローラ37を通過してか
ら、巻き取りスプール36に完全に巻き取られるまでに
発生する回転パルスの個数よりも十分に大きくされてお
り、これにより、遮光紙4の後端までが巻き取りスプー
ル36に確実に巻き取られてから巻き取りが終了され
る。
【0091】撮影者は、搬送モータ48の停止後に、裏
蓋31のロックを解除して裏蓋31を開き、フイルム巻
き取り室33から遮光紙付き写真フイルム5が巻き付け
られた巻き取りスプール36を取り出す。なお、警告音
を発生させたり、液晶パネル27の表示を点滅させて、
最終巻き取りが終了したことを知らせてもよい。
【0092】以上説明した実施形態では、バーコードか
ら読み取ったフイルム感度と異なるフイルム感度に手動
設定した場合、その設定したフイルム感度の値と「M・
ISO」を表示したが、例えばバーコードから読み取っ
たフイルム感度を最初から最後まで継続表示したまま、
補正を行う度に、その補正量を例えば「+1/3」や
「−2/3」等のように表示してもよい。
【0093】また、液晶パネルに表示されたフイルム感
度が自動設定によるものか、手動設定によるものかの判
別用として、「A・ISO」,「M・ISO」の表示を
用いたが、本発明はこれに限定されず、例えば「IS
O」は表示したまま、この「ISO」の近くに、フイル
ム感度を自動設定した場合には、「AUTO」を表示す
るようにしてもよい。
【0094】また、フイルム感度の自動設定モードと手
動設定モードとの切換にフイルム感度設定ダイヤルを用
いたが、本発明はこれに限定されず、例えばボタンを1
回押す度に液晶パネルに異なるフイルム感度が昇順もし
くは降順に順次に表示されるようにし、所望のフイルム
感度が液晶パネルに表示されたときにボタン操作を止め
ることにより手動でフイルム感度が設定されるように
し、また記号Aが表示されたときにボタン操作を止める
ことにより自動でフイルム感度が設定されるようにして
もよい。なお、記号Aは、常用フイルム感度の前もしく
は後、または文字列の端に表示されるようにするのが望
ましい。
【0095】また、常用フイルム感度として、ISO1
00を用いたが、例えばISO400であってもよい。
この場合には、フイルム感度設定ダイヤルの「A」をI
SO400の隣もしくは文字列の端に配置するのがよ
い。
【0096】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の中判カメ
ラによれば、1コマ目のフイルムセット終了までのフイ
ルム搬送中にバーコードからフイルム感度を読み取って
記憶しておき、フイルム感度手動設定モードからフイル
ム感度自動設定モードに切り換えた際に記憶しておいた
フイルム感度を読み出して用いるようにしたので、手動
による任意のフイルム感度とバーコードから読み出した
フイルム感度とを何時でも簡単に切り換えてフイルム感
度の設定を行うことができる。また、自動,手動のいず
れの設定モードが選択されたのかを液晶パネルに表示す
るようにしたので、表示されたフイルム感度が補正のた
めに設定されたものであるか否かが明瞭に分かり、補正
したフイルム感度のまま全ての写真フイルムを撮影して
しまうような事故を未然に防止でき、より確実な撮影を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中判カメラの電気的な構成を示す概略
図である。
【図2】写真用ロールフイルムの外観を示す斜視図であ
る。
【図3】120タイプの遮光紙付き写真フイルムを展開
した状態で示す説明図である。
【図4】220タイプの遮光紙付き写真フイルムを展開
した状態で示す説明図である。
【図5】接合テープ上のバーコードの一例を示す説明図
である。
【図6】本発明の中判カメラの外観を示す斜視図であ
る。
【図7】本発明に係るフイルム感度設定ダイヤルを示す
説明図である。
【図8】フイルム感度設定ダイヤルの別の実施形態を示
す説明図である。
【図9】図6の中判カメラの背面側を裏蓋を開いた状態
で示す斜視図である。
【図10】液晶パネルを示す説明図である。
【図11】各スイッチの変化を検出して各種の処理を行
うためのメインの手順を示すフローチャートである。
【図12】レリーズスイッチの変化検出後に行われるレ
リーズ処理の手順を示すフローチャートである。
【図13】写真用ロールフイルムの装填直後に行われる
ファーストフレームセットの手順を示すフローチャート
である。
【図14】撮影時の手順を示すフローチャートである。
【図15】1コマ送り及び最終巻き取りの手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 写真用ロールフイルム 3 写真フイルム 7 接合テープ 10 バーコード 12 データ部 20 中判カメラ 22 撮影レンズ 27 液晶パネル 28 フイルム感度設定ダイヤル 38 フォトセンサ 40 CPU 40a RAM 40b ROM 40c レジスタ 66e フイルム感度表示 66f フイルム感度自動・手動設定表示

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルム感度を含むフイルム情報がバー
    コードで記録された写真用ロールフイルムを用い、1コ
    マ目のフイルムセット終了までのフイルム搬送中にバー
    コードからフイルム情報を読み取る中判カメラにおい
    て、 バーコードから読み取られたフイルム情報のうち少なく
    ともフイルム感度を記憶しておく記憶手段と、この記憶
    手段に記憶されているフイルム感度をそのまま用いるフ
    イルム感度自動設定モードと、複数のフイルム感度から
    任意のフイルム感度を選択して用いるフイルム感度手動
    設定モードと、これらモードの切換を行うモード切換手
    段とを備え、このモード切換手段によりフイルム感度手
    動設定モードからフイルム感度自動設定モードに切り換
    えた際に、前記記憶手段からフイルム感度を読み出して
    用いることを特徴とする中判カメラ。
  2. 【請求項2】 前記フイルム感度自動設定モード,フイ
    ルム感度手動設定モードのいずれが選択されたかを液晶
    パネルに表示することを特徴とする請求項1記載の中判
    カメラ。
JP8332495A 1996-12-12 1996-12-12 中判カメラ Pending JPH10170980A (ja)

Priority Applications (2)

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JP8332495A JPH10170980A (ja) 1996-12-12 1996-12-12 中判カメラ
US08/987,350 US6052538A (en) 1996-12-12 1997-12-09 Camera and exposure control method

Applications Claiming Priority (1)

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JP8332495A JPH10170980A (ja) 1996-12-12 1996-12-12 中判カメラ

Publications (1)

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Family Applications (1)

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JP8332495A Pending JPH10170980A (ja) 1996-12-12 1996-12-12 中判カメラ

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