JPH10319469A - カメラ - Google Patents

カメラ

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Publication number
JPH10319469A
JPH10319469A JP13102597A JP13102597A JPH10319469A JP H10319469 A JPH10319469 A JP H10319469A JP 13102597 A JP13102597 A JP 13102597A JP 13102597 A JP13102597 A JP 13102597A JP H10319469 A JPH10319469 A JP H10319469A
Authority
JP
Japan
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film
code data
camera
light
photo
Prior art date
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Pending
Application number
JP13102597A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Hamada
寿 浜田
Tokuji Sato
徳次 佐藤
Shiro Hashimoto
史朗 橋本
Shigekane Gotou
繁謙 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd, Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP13102597A priority Critical patent/JPH10319469A/ja
Priority to US09/082,584 priority patent/US6208812B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーコード読み取りエラーが発生しても迅速
に撮影を行えるカメラを提供する。 【解決手段】 前回に使用した写真用ロールフイルムの
フイルム情報に該当するコードデータを、新たに装填さ
れた写真用ロールフイルムから適正にバーコードが読み
取られるまで不揮発性のメモリに保存しておき、バーコ
ード読み取りエラーが発生し、マニュアル入力が行われ
ない場合には、前回に使用した写真用ロールフイルムの
コードデータを使用して自動的に各種設定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真用ロールフイ
ルムに設けられたバーコードからフイルム情報を読み取
って利用するカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】約6cm幅の帯状の写真フイルムに遮光
紙を取り付けた遮光紙付き写真フイルムをスプールに巻
き付けた写真用ロールフイルムが知られている。この写
真用ロールフイルムは、120タイプと220タイプの
2種類のフイルムタイプがある。120タイプの写真用
ロールフイルムは、写真フイルムより長い遮光紙で写真
フイルムのベース面全体を覆い、写真フイルムを遮光紙
ごとスプールに巻き付けたものである。
【0003】また、220タイプの写真用ロールフイル
ムは、リーダーペーパー,トレーラーと称される遮光紙
を写真フイルムの先端部と後端部に接合し、写真フイル
ムのベース面を覆う遮光紙を省略することにより、12
0タイプよりも長い写真フイルムをスプールに巻き付け
ることができるようにしたものである。これらの120
タイプ,220タイプのいずれにおいても、遮光紙と写
真フイルムとは接合テープによって接合されている。
【0004】上記写真用ロールフイルムのカメラへの装
填と撮影準備とを容易にするために、特願平7−235
127号において、遮光紙と写真フイルムとを接合する
接合テープに、フイルムタイプ,フイルム感度等のフイ
ルム情報を表したバーコードを設け、写真フイルムの1
コマ目を撮影位置にセットする初期給送期間中に、接合
テープのバーコードをカメラ側のバーコードリーダーで
読み取り、各種設定を自動的に行うカメラが本出願人か
ら提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在販
売されている写真用ロールフイルムの全てにバーコード
が設けられているわけではなく、また、バーコードが設
けられている写真用ロールフイルムにしても、バーコー
ドの印刷状態や接合テープの貼着状況によっては、カメ
ラのバーコードリーダーで適切にバーコードが読み取れ
ないことがある。このように、バーコードがなかった
り、バーコードが読み取れない写真用ロールフイルムが
装填されると、上記出願により提案されているカメラは
手動によって各種設定を行わなければ撮影を行うことが
できず、シャッタチャンスを逃してしまうことがあっ
た。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、所定フォーマットのバーコードのデータが得られ
なかった際でも迅速に撮影を行うことができるカメラを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1記載のカメラは、初期給送を行うごとに
得られる所定フォーマットのコードデータを逐次に更新
して保存する不揮発性のメモリと、フイルム情報の少な
くとも一部を外部入力するためのマニュアル入力手段と
を備え、初期給送期間中に所定フォーマットのコードデ
ータが得られず、かつマニュアル入力手段から外部入力
がないまま撮影操作が開始された際には、不揮発性のメ
モリに保存されたコードデータに基づいてカメラ作動用
の各種設定が行われるようにしたものである。
【0008】また、請求項2記載のカメラは、初期給送
期間中に所定フォーマットのコードデータが得られなか
った際には、読み込みエラー表示とともに不揮発性メモ
リに保存されたコードデータに対応するフィルム情報を
表示する表示手段を備えたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のカメラに用いる写真用ロ
ールフイルムの外観を示す図2において、120タイプ
及び220タイプの写真用ロールフイルム1は、スプー
ル2の軸部2aに、写真フイルム3(図3,図4参照)
と遮光紙4とからなる遮光紙付き写真フイルム5を巻き
付け、遮光紙4の先端部4aを内側に折り込んで開封シ
ール6で止めてある。また、軸部2の両端には、フラン
ジ2bが形成されており、これらの各フランジ2bの中
央には、軸装着穴2cが形成されている。
【0010】図3は、120タイプの遮光紙付き写真フ
イルム5を真っ直ぐに伸ばした状態を示すものである。
120タイプの写真用ロールフイルム1は、例えば撮影
コマの画面サイズを41.5×56mmのセミ判とした
場合に、写真フイルム3の長さが、撮影可能コマ数が1
5コマ(または16コマ)となる標準的な長さのもの
(以下、120標準タイプという)と、8コマ(または
7コマ)となる長さのもの(以下、120ハーフタイプ
という)との2種類がある。なお、120標準タイプと
120ハーフタイプとを区別する必要がない場合には、
これらを120タイプと総称する。
【0011】遮光紙4は、写真フイルム3よりも長くさ
れており、その先端部4aにはカメラ側の巻き取りスプ
ールの爪に掛けるための孔4bが形成されている。写真
フイルム3は、そのベース面を遮光紙4の黒色をした裏
面とを合わせるように重ねられ、写真フイルム3の先端
部の接合テープ7によって遮光紙4と接合されている。
【0012】図4は、220タイプの遮光紙付き写真フ
イルム5を示すものである。この220タイプでは、遮
光紙4は、写真フイルム3の先端部に接合テープ7で接
合されたリーダーペーパ8aと、写真フイルム3の後端
部に接合テープ9で接合されたトレーラ8bとからな
る。リーダペーパ8aの先端部4aには、120タイプ
と同様に孔4bが形成されている。220タイプの写真
フイルム3は、120標準タイプに対して約2倍の長さ
になっており、例えば撮影コマの画面サイズをセミ判と
した場合に、撮影可能コマ数が30コマとなる。
【0013】写真フイルム3と遮光紙4とを接合する接
合テープ7には、バーコード10が記録されている。バ
ーコード10は、接合テープ7の白地の表面に黒色イン
クで写真フイルム3の幅方向に長いラインを印刷するこ
とにより形成されている。このバーコード10は、12
0標準タイプ,120ハーフタイプ,220タイプとい
った写真用ロールフイルム1のフイルムタイプと、写真
フイルム3のフイルム感度と、白黒フイルム,ネガフイ
ルム,リバーサルフイルムといったフイルム種といった
フイルム情報を表現している。
【0014】本発明を実施したカメラの外観を示す図5
において、カメラ20は、1個の撮影コマがセミ判の画
面サイズになっており、使用する写真用ロールフイルム
1が120標準タイプの場合には15コマ、120ハー
フタイプの場合には7コマ,220タイプの場合には3
0コマがそれぞれ撮影可能コマ数となる。
【0015】カメラ本体21の前面には、撮影レンズ2
2と、露光制御を行うための測光用窓23と、オートフ
ォーカス用の一対の測距用窓24a,24bと、ファイ
ンダ25等とが設けられている。また、カメラ本体21
の上面には、レリーズボタン26,撮影に必要な各種の
情報が表示される表示手段であるLCD(液晶ディスプ
レイ)27,露光制御のプログラムの切り換え等の各種
操作を行うため操作ダイアル28等が設けられている。
【0016】撮影レンズ22は、測距用窓24a,24
bを介して測距された被写体までの撮影距離に基づいて
繰り出されてフォーカシングを行う。レリーズボタン2
6は、浅く押した半押し位置と、さらに深く押した全押
し位置との各位置へ押圧操作が可能にされており、半押
し位置で測距と測光とが開始され、全押し位置でシャッ
タが作動されて撮影が行われる。また、このレリーズボ
タン26は、写真フイルム3の1コマ目を撮影位置にセ
ットするフイルム初期給送(ファーストフレームセッ
ト)を行う際の操作ボタンを兼ねている。レリーズボタ
ン26には、レリーズスイッチ57(図7参照)が連動
している。
【0017】図6に、裏蓋29を開いた状態のカメラ本
体21の背面側を示す。カメラ本体21内には、周知の
ように、フイルム装填室31とフイルム巻取り室32と
が設けられており、これらの間にはフイルム通路33が
形成されている。撮影レンズ22の背後とフイルム通路
33との間には、写真フイルム3に撮影コマの画面サイ
ズを規定するためのアパーチャ34が形成されている。
【0018】フイルム装填室31には、未使用の写真用
ロールフイルム1が装填される。このフイルム装填室3
1の上壁には巻戻し軸31aが突出して設けられてお
り、この巻戻し軸31aは、スプール2の軸装着穴2c
に係合され、写真用ロールフイルム1を回動自在に保持
する。フイルム巻取り室32には、巻取りスプール35
が配されている。この巻取りスプール35は、使用済の
写真用ロールフイルムの空きスプールが用いられてお
り、スプール2と同じ形状になっている。
【0019】写真用ロールフイルム1の装填時には、巻
取りスプール35のスリット35aに遮光紙4(リーダ
ペーパ8a)の先端部4aを挿入する。巻取りスプール
35は、そのフランジの軸装着穴に係合したカメラ側の
駆動軸50a(図7参照)によって回転され、遮光紙付
き写真フイルム5を巻き取っていく巻き取り方向に回転
される。
【0020】なお、巻取りスプール35には、スリット
35a内に爪35bが形成されており、この爪35bに
遮光紙4の孔4bを係合させることにより、従来のカメ
ラで行われていた、ファーストフレームセットに先立
つ、巻取りスプール35への遮光紙4の固定操作を不要
にしている。
【0021】フイルム巻取り室32内には、遮光紙付き
写真フイルム5の搬送量を検出するためのフイルムロー
ラ37が配されている。このフイルムローラ37は、軸
37aの両端に、例えばゴム製のローラ37bが設けら
れており、このローラ37bが遮光紙付き写真フイルム
5に接触し、遮光紙付き写真フイルム5の搬送にともな
って従動回転する。
【0022】アパーチャ34とフイルム装填室31との
間のフイルム通路33には、フイルム給送の際に接合テ
ープ7上のバーコード10に対面するように、バーコー
ドリーダーを構成する反射型のフォトセンサ38が設け
られている。このフォトセンサ38は、フイルム通路3
3内の遮光紙付き写真フイルム5に赤外線を照射し、反
射光を受光する。フォトセンサ38は、受光した反射光
の強度に応じた信号レベルの光電信号を出力する。この
光電信号の信号レベルに基づいて、写真フイルム3の検
出と、バーコード10の読み取りとが行われる。
【0023】裏蓋29は、フイルム装填室31,フイル
ム巻取り室32、フイルム通路33を背面側から覆い、
カメラ本体21の内部を光密に遮光する。この裏蓋29
の内面には、圧板39が設けられている。この圧板39
は、周知のように写真フイルム3の裏側の遮光紙4の有
無によって、撮影レンズ22に対してフイルム面の位置
が変わってしまうのを防止するために、圧板39の表面
をアパーチャ34に近づけた220タイプ位置と、この
位置よりも遮光紙4の厚み分だけカメラ本体21の背面
側に遠ざけた120タイプ位置とにスライドで切り換え
が可能にされ、アパーチャ34と間のトンネル量を変え
ることができるようになっている。
【0024】裏蓋29を閉じると、ロック爪29aがカ
メラ本体21側のロック穴21aに挿入され、裏蓋29
がロックされる。また、この裏蓋29のロックには、裏
蓋スイッチ58(図7参照)が連動している。
【0025】カメラ20の電気的な構成を示す図7にお
いて、CPU40には、各種制御データ,撮影データを
記憶するRAM41a,41bと、カメラの各部を制御
するためのプログラムとコードデータのテーブル情報と
が書き込まれたROM42とが接続されている。CPU
40は、ROM42に記録されたプログラムと、テーブ
ル情報とに基づいて、カメラ20の各部を制御するとと
もに、バーコード10の解読を行ってフイルム感度,フ
イルムタイプ,撮影可能コマ数の識別等を行う。
【0026】RAM41aは、カメラ20のメイン電源
がオフされたり裏蓋29が開放されても電源の供給が継
続されて、保存したデータが消えない不揮発性のメモリ
である。このRAM41aには、フイルム初期給送を行
うごとに得られる所定フォーマットのコードデータが、
適正なデータであると識別された際に逐次に更新して保
存される。また、所定フォーマットのコードデータが得
られず、マニュアル入力によりフイルム情報が入力され
た際には保存していたコードデータをクリアし、マニュ
アル入力されたフイルム情報をコードデータとして保存
する。
【0027】RAM41bは、バーコード10のコード
データや、撮影中に得られる各種制御データ等を一時的
に記憶するワークメモリである。このRAM41bは、
カメラ20の電源がオフされたり、裏蓋29が開放され
る際にクリアされる。また、RAM41bには、バーコ
ード10の読み取りに失敗すると立てられる再読取りフ
ラグ用の記録領域が設けられている。
【0028】フォトセンサ38からの光電信号は、波形
整形回路43に送られる。この波形整形回路43は、光
電信号を適当なスレッシュホールドレベルで波形整形
し、フォトセンサ38が遮光紙4及びバーコード10の
黒バーを検出した際と、バーコード10の白バー及びク
ワイエットゾーンを検出した際と、写真フイルム3を検
出した際にそれぞれ対応して、3段階の信号レベルの反
射信号を出力する。この反射信号は、写真フイルム3の
検出とバーコード10の読み取り等を行うためにCPU
40に送られる。
【0029】フイルムローラ37の軸37aには、ギア
44a,44bを介して搬送エンコーダ45が連結され
ている。搬送エンコーダ45は、例えば、放射状に一定
ピッチの複数のスリットが形成され、軸37aの回転と
ともに回転するエンコード板45aと、このエンコード
板45aのスリットの通過を監視するフォトインタラプ
タ45bと、フォトインタラプタ45bに接続され、フ
ォトインタラプタ45bがスリットを検出するとエンコ
ードパルスを発生するパルス発生器(図示省略)とから
構成されている。なお、エンコード板に適当な幅の切り
欠きを設けて、これの通過をフォトインタラプタで検出
してもよく、またエンコード板の表面に低反射面と高反
射面を設け、反射型のフォトセンサを用いてエンコード
パルスを発生させてもよい。
【0030】このように構成された搬送エンコーダ45
は、フイルムローラ37が一定角度回転する毎、すなわ
ち遮光紙付き写真フイルム5が一定の長さだけ搬送され
る毎に、1個のエンコードパルス(以下、搬送パルスと
いう)を発生する。この例では、写真フイルム3が1コ
マ分の長さだけ送られた時に約40個の搬送パルスが発
生する。搬送パルスは、搬送カウンタ46に送られる。
【0031】搬送カウンタ46は、写真フイルム3の給
送長を測定するためのものであり、CPU40によって
カウント値が「0」にリセットされ、搬送パルスが入力
される毎にカウント値を1ずつインクリメントする。こ
の搬送カウンタ46のカウント値は、CPU40に送ら
れる。なお、この搬送カウンタ46のカウント値は、遮
光紙付き写真フイルム5の後端が巻き取りスプール35
に達したか否かの検出にも用いられる。
【0032】ドライバ47は、CPU40に制御され、
遮光紙付き写真フイルム5をフイルム装填室31からフ
イルム巻取り室32に搬送する正回転と、遮光紙付き写
真フイルム5をフイルム巻取り室32からフイルム装填
室31に搬送する逆回転とに給送モータ48を回転させ
る。給送モータ48の回転は、減速ギア列49を介して
ギア50に伝達され、このギア50の下面に形成された
駆動軸50aで巻取りスプール35を回転する。
【0033】CPU40は、ファーストフレームセット
時には、写真フイルム3の第1コマ目の部分がアパーチ
ャ34に対面するまで給送モータ48を連続的に正回転
し、1コマ送りの時には、写真フイルム3を1コマ分の
長さだけ巻取りスプール35に巻き取るように正回転す
る。また、全撮影コマへの撮影終了後の最終巻き取りで
は、CPU40は、遮光紙付き写真フイルム5の後端ま
でを巻取りスプール35に巻き取るまで連続的に給送モ
ータ48を正回転する。更に、バーコード10の読み取
りエラーが発生したときには、接合テープ7がフォトセ
ンサ38を通過するまで給送モータ48を逆回転させ
る。
【0034】また、減速ギア列49は、給送モータ48
の回転方向によって伝達ルートが切り換えられ、給送モ
ータ48が正回転している際には回転をギア50に伝達
し、給送モータ48が逆回転している際には、巻戻し軸
31aと同軸で設けられたギア51に回転を伝達する。
給送モータ48が逆回転している際には、減速ギア列4
9は、巻戻し軸31を図6中において反時計方向に回転
させて、遮光紙付き写真フイルム5をスプール2に巻き
戻す。
【0035】給送モータ48には、モータエンコーダ5
5が連結されている。このモータエンコーダ55は、搬
送エンコーダ45と同様な構成となっており、給送モー
タ48が一定角度だけ回転する毎に1個のエンコードパ
ルス(以下回転パルスという)を発生する。このモータ
エンコーダ55は、バーコード10の各バーの幅を測定
するのに十分な個数の回転パルスを発生するようにされ
ており、接合テープ7がフォトセンサ38を通過する前
後では、写真フイルム3が1mm搬送される間に7個程
度の回転パルスを発生する。モータエンコーダ55は、
回転パルスを回転カウンタ56に送る。
【0036】回転カウンタ56は、バーコード10の各
バーの幅を測定するためのものであり、CPU40によ
ってカウント値が「0」にリセットされ、回転パルスが
入力される毎にカウント値を1ずつインクリメントす
る。この回転カウンタ56のカウント値は、CPU40
に送られる。CPU40は、カウント値に基づいて、バ
ーコード10の各バーの幅が幅広であるか幅狭であるか
を判別し、バーコード10の情報を解読する。また、回
転カウンタ56のカウント値は、最終巻き取り時の給送
モータ46の停止の制御にも用いられる。
【0037】なお、巻取りスプール35の巻取り径は、
遮光紙付き写真フイルム5の巻き取り量が増えるにつれ
て増大するため、回転パルスの個数と遮光紙付き写真フ
イルム5の搬送長とは比例関係にない。しかし、接合テ
ープ7がフォトセンサ38を通過している間の巻き径の
変化は微小であるから、この間の回転パルスの個数と接
合テープ7の移動長とが比例しているとしても差し支え
ないので、回転パルスの個数を基にバーコード10の各
バーの幅を測定することが可能である。
【0038】レリーズスイッチ57は、レリーズボタン
26の押圧操作に連動して作動され、レリーズボタン2
6が半押し位置まで押し込まれると半押し信号を出力
し、全押し位置まで押し込まれると全押し信号を出力す
る。半押し信号と全押し信号とは、CPU40に送られ
る。なお、半押し信号と全押し信号とを区別する必要が
ない場合には、これらをレリーズ信号と総称する。
【0039】裏蓋スイッチ58は、ロック穴21a内に
設けられており、裏蓋29の開閉動作に連動して作動す
る。この裏蓋スイッチ58は、裏蓋29が開いている状
態ではオンとなり、裏蓋29が閉じた状態ではオフとな
る。この検出信号は、裏蓋29の開閉状態を検知するた
めに、CPU40に送られる。
【0040】警告音発生回路59は、撮影可能な残りコ
マが1コマとなった時と、写真用ロールフイルム1のバ
ーコード10の再読み取りでエラーが発生した時に警告
音を発して撮影者に警告を行う。測光部60は、測光用
窓23の内側に配された測光用センサを用いて被写体輝
度を測光し、この測光結果をCPU40に送る。CPU
40は、この測光結果とRAM41aに記憶されたフイ
ルム感度に基づいて、撮影に最適な絞り値とシャッタ速
度を算出する。AF部61は、測距用窓24a,24b
の内側に配された測距用センサと、撮影レンズ22を駆
動するためのモータ等とからなり、測距結果に基づいて
撮影レンズ22を駆動してフォーカシングを行う。
【0041】露光部62は、シャッタ機構、絞り機構か
らなり、レリーズボタン26が全押しされた時に、絞り
機構及びシャッタ機構が作動する。この露光部62は、
CPU40とともに露光制御手段を構成しており、CP
U40で算出された絞り値とシャッタ速度で絞り機構及
を作動させ、写真フイルム3を最適な露光量で露光す
る。また、露光部62は、シャッタ機構の作動完了毎、
すなわち1コマの撮影完了毎に露光完了信号をCPU4
0に送る。
【0042】残数カウンタ63は、CPU40に制御さ
れて撮影可能な残りコマ数をカウントする。この残数カ
ウンタ63に初期値としてセットされるカウント値は、
バーコード10を読み取って得られるタイプデータに応
じた撮影可能コマ数がセットされる。このセットされる
初期値は、120標準タイプであれば「15」であり、
120ハーフタイプでは「7」である。また、220タ
イプの場合には「30」である。もちろん、1コマの画
面サイズが異なるカメラの場合、この初期値はそのカメ
ラの画面サイズに応じたコマ数となるのはいうまでもな
い。残数カウンタ63のカウンタト値は、1コマの撮影
が完了する毎にCPU40によって1ずつデクリメント
される。
【0043】なお、残数カウンタ63を用いる代わり
に、RAM41aを用いて残りコマ数をカウントしても
よい。同様に、搬送カウンタ46,回転カウンタ56の
代わりに、RAM41aを用いて、搬送パルスと回転パ
ルスをカウントしてもよい。
【0044】LCDドライバ65は、LCD27を駆動
してLCD27上に各種の表示を行う。LCD27は、
装填された写真用ロールフイルム1のタイプと、残りコ
マ数と、CPU40で算出されたシャッタ速度及び絞り
値と、装填された写真フイルム3のフイルム感度と、操
作ダイヤル28によって切り換えられた撮影モードと、
バーコード10の読み取りエラーが発生したことをユー
ザーに知らせるエラーメッセージ等が表示される。
【0045】バーコード10の読み取りエラーが生じた
場合には、CPU40は、写真用ロールフイルム1を巻
き戻し、その後再び給送してバーコード10の再読み取
りを行う。この再読み取りでもバーコード10の読み取
りエラーが発生した場合には、CPU40は、警告音発
生回路59及びLCD27を作動させて読み取りエラー
が発生したことをユーザーに知らせる。
【0046】さらに、CPU40は、RAM41aに保
存されている前回使用した写真用ロールフイルムのコー
ドデータに該当するフイルム情報を代替データとしてL
CD27に表示し、この代替データを設定に使用してよ
いかをユーザーに確認する。ユーザーは表示を確認し、
代替データを使用してよければそのまま撮影操作を行
う。CPU40は、RAM41aに保存されているコー
ドデータに基づいて各種設定を行う。
【0047】また、代替データを使用しない場合には、
ユーザーはケラ20の上面に設けられた各種設定スイッ
チを操作して、フイルム情報をマニュアル入力する。C
PU40は、RAM41aクリアし、マニュアル入力さ
れたフイルム情報をコードデータとして保存するととも
に、このコードデータに基づいて各種設定を行う。
【0048】また、CPU40は、ファーストフレーム
セット中や、バーコードの再読み取り中には、レリーズ
ボタン26が押圧操作されてレリーズ信号が入力されて
も露光部62が作動しないように電気的にレリーズロッ
クをかけ、撮影を禁止する。もちろん、機械的にレリー
ズボタン26の押圧操作ができないようにして、レリー
ズロックをかけてもよい。
【0049】次に上記構成の作用について図1を参照し
ながら説明する。写真用ロールフイルム1を装填する際
には、撮影者は、カメラ本体21の裏蓋29を開いた状
態にして、装填する写真用ロールフイルム1のフイルム
タイプに応じて圧板39の位置を切り換え、スプール2
の軸装着穴2cに巻戻し軸31aを係合して、写真用フ
イルムロール1をフイルム装填室31に装填する。次
に、開封シール6を剥がし、折り曲げられていた遮光紙
4の先端部4aを巻き取りスプール35のスリット35
aに差し込んで、爪35bに孔4bを係合させる。
【0050】裏蓋29が閉じられると、裏蓋スイッチ5
8の検出信号がオンからオフに変化する。この変化でC
PU40は、ファーストフレームセットを行うためのフ
イルム給送の準備を行う。裏蓋29を閉じた後に、撮影
者がレリーズボタン26を半押し位置または全押し位置
まで押し込むと、レリーズスイッチ57からCPU40
にレリーズ信号が入力される。
【0051】CPU40は、裏蓋29の開閉直後にレリ
ーズボタン26が押されると、撮影処理を行う代わりに
フイルム給送処理を行う。フイルム給送処理では、CP
U40は、まずドライバ47を介して給送モータ48を
駆動する。給送モータ48の回転により、ギア50,駆
動軸50aを介して巻取りスプール35が巻取り方向に
回転される。これにより、遮光紙付き写真フイルム5の
遮光紙4が巻取りスプール35に巻き取られ、これにと
もなって、フイルム装填室31側の写真用ロールフイル
ム1に巻き付けられていた遮光紙4がフイルム通路33
を通って、巻取りスプール35に向かって給送される。
【0052】CPU40は、上述のように遮光紙付き写
真フイルム5の給送を開始すると、フォトセンサ38を
作動させる。フォトセンサ38は最初は遮光紙4を検出
するので、波形整形回路43は遮光紙4に対応した反射
信号をCPU40に入力する。遮光紙4の給送が進み、
フォトセンサ38に接合テープ7が達すると、フォトセ
ンサ38に先端クワイエットゾーン(白い部分)が対峙
するから、波形整形回路43からの反射信号が、バーコ
ード10の白バーに対応したレベルに転じる。この反射
信号の変化により、CPU40は、接合テープ7を検出
したと判断し、バーコード10の読み取りを開始する。
また、この際には回転カウンタ56が作動され、バーコ
ード10の読み取りに利用される。読み取られたコード
データは、RAM41bに記録される。
【0053】接合テープ7がフォトセンサ38を通過す
ると、フォトセンサ38に写真フイルム3が対面し、反
射信号が写真フイルム3に対応したレベルに転じる。C
PU40は、この反射信号の変化により、接合テープ7
がフォトセンサ38を通過して、写真フイルム3がフォ
トセンサ38に達したことを検知する。また、CPU4
0は、写真フイルム3の第1コマ目の部分をアパーチャ
34の背後にセットするために、写真フイルム3を検出
した反射信号が入力された時点で、搬送カウンタ46の
カウント値を「0」にリセットし、搬送カウンタ46を
作動させる。フイルムローラ37は、搬送中の遮光紙付
き写真フイルム5に従動して回転しているから、写真フ
イルム3が一定の長さだけ搬送される毎に搬送パルスが
発生し、搬送カウンタ46のカウント値が1ずつインク
リメントされるようになる。
【0054】CPU40は、遮光紙付き写真フイルム5
を所定長だけ送って、写真フイルム3の第1コマ目の部
分をアパーチャ34の背後にセットするために、このカ
ウント値を監視する。そして、カウント値が所定の値に
なると、給送モータ48を停止させ、遮光紙付き写真フ
イルム5の給送を停止する。この所定のカウント値は、
フォトセンサ38が写真フイルム3と対峙してから、ア
パーチャ34により規定された露光位置に写真フイルム
3の部分が達するまでに発生する搬送パルスの個数にな
っており、製造時に予め設定されている。これにより、
写真フイルム3の第1コマ目に対応する部分がアパーチ
ャ34の背後にセットされる。
【0055】給送モータ48の停止後、CPU40は、
RAM41bに保存されたコードデータと、ROM42
に記録されているフイルム情報のテーブル情報とを比較
する。CPU40は、ROM42に記録されているテー
ブル情報に、RAM41bに保存されているコードデー
タが合致すると、バーコード10が適正に読み取られた
と判定し、RAM41aをクリアし、RAM41bのコ
ードデータをRAM41aに保存する。
【0056】また、CPU40は、識別したフイルムタ
イプから写真フイルム3の撮影可能コマ数を求め、これ
を残数カウンタ63に初期値としてセットする。次に、
この残数カウンタ63のカウント値と、RAM41aに
保存されているフイルムタイプ(120/220),フ
イルム感度とをLCD27に表示して、ファーストフレ
ームセットを終了する。その後、レリーズボタン26の
押圧により撮影を行うことができる。
【0057】また、CPU40は、バーコード10の解
読を行う際に、読み取ったコードデータがROM42に
記録されているテーブル情報と合致しない場合に、何ら
かのバーコード10の読み取りエラーが生じたものと判
断する。そして、RAM41bを参照し、再読取りフラ
グがセットされているか否かを確認する。再読取りフラ
グがセットされていない場合、CPU40は、RAM4
1bに再読取りフラグをセットし、ドライバ47を介し
て給送モータ48を逆回転させる。
【0058】この給送モータ48の逆回転により、減速
ギア列49の伝達ルートが切り換えられ、ギア51がス
プール2を巻戻し方向に回転させる。この巻き戻しの際
の給送モータ48の回転は、例えば、フォトセンサ38
による波形整形回路43の反射信号が、遮光紙4を検出
したレベルに変化してから更に数回転分行い、その後に
停止される。また、給送モータ48の逆回転の開始とと
もに、CPU40は搬送カウンタ46と回転カウンタ5
6とをリセットする。
【0059】遮光紙付き写真フイルム5の巻戻し終了
後、CPU40は、給送モータ48を再び正回転させ
る。これにより、フォトセンサ38は最初は遮光紙4を
検出するので、波形整形回路43は遮光紙4に対応した
反射信号をCPU40に入力する。遮光紙4の給送が進
み、フォトセンサ38に接合テープ7が達すると、フォ
トセンサ38に先端クワイエットゾーン(白い部分)が
対峙するから、波形整形回路43からの反射信号が、バ
ーコード10の白バーに対応したレベルに転じる。この
反射信号の変化により、CPU40は、接合テープ7を
検出したと判断し、バーコード10の読み取りを開始す
る。また、この際には回転カウンタ56が作動され、バ
ーコード10の読み取りに利用される。読み取られたコ
ードデータは、RAM41bに保存される。
【0060】CPU40は、バーコード10のコードデ
ータと、ROM42に記録されているテーブル情報とを
再度比較する。再びバーコード10のコードデータとR
OM42に記録されているテーブル情報と合致しなかっ
た場合、CPU40はバーコード10の読み取りエラー
が生じたものと判断し、RAM41bを参照して再読取
りフラグがセットされているか否かを確認する。この再
読取りフラグは、前回の読み取り時にセットされている
ので、CPU40は、警告音発生回路59とLCD27
とを用いてユーザーにバーコード10の読取りエラーが
発生したことを知らせる。
【0061】また、CPU40は、RAM41aから、
前回使用した写真用ロールフイルムのコードデータを読
み出してRAM41bに保存して、LCD27にフイル
ム情報を表示し、このフイルム情報を代替データとして
使用してよいかをユーザーに確認する。ユーザーはこの
表示を確認し、代替データを使用する場合にはそのまま
撮影操作を続ける。CPU40は、RAM41aをクリ
アし、RAM41bに保存されているコードデータをR
AM41aに保存する。そして、このコードデータに基
づいて各種設定を行う。このように、バーコード10の
読み取りエラーが発生した場合には、自動的に前回に使
用した写真用ロールフィルムのコードデータを使用して
設定を行うことができるので、迅速に次の撮影を行うこ
とができ、シャッタチャンスを逃すことはない。
【0062】また、代替データを使用しない場合には、
カメラ20の上面に設けられた各種設定スイッチでフイ
ルム情報をマニュアル入力する。マニュアル入力された
フィルム情報は、コードデータとしてRAM41bに保
存され、テーブル情報と比較される。そして、テーブル
情報と合致した場合に、CPU40は、RAM41aを
クリアして、RAM41bのコードデータをRAM41
aに保存し、このコードデータに基づいて各種設定を行
う。
【0063】また、接合テープ7にバーコード10が設
けられていない写真用ロールフイルムを用いた場合に
は、CPU40は、警告音発生回路59とLCD27と
でユーザーにエラーを知らせる。そして、RAM41a
から、前回使用した写真用ロールフイルムのコードデー
タを読み出してLCD27にフイルム情報を表示し、こ
のフイルム情報を代替データとして使用してよいかをユ
ーザーに確認する。
【0064】ユーザーは、この表示を確認し、代替デー
タを使用する場合には、そのまま撮影操作を続ける。C
PU40は、RAM41aに保存されているコードデー
タに基づいて各種設定を行う。また、代替データを使用
しない場合には、カメラ20の上面に設けられた各種設
定スイッチでフイルム情報をマニュアル入力する。CP
U40は、RAM41aをクリアしてマニュアル入力さ
れたフイルム情報をコードデータとして保存し、このコ
ードデータに基づいて各種設定を行う。
【0065】なお、上記実施形態では、バーコードの読
み取りエラーが発生した際に、前回のコードデータを使
用するか、あるいはマニュアル入力するかをユーザーが
選択するようにしたが、必ず前回のコードデータを使用
するようにしてもよい。また、前回のコードデータもし
くはマニュアル入力を選択できるモード,必ず前回のコ
ードデータを使用するモード,必ずマニュアル入力を使
用するモード等をカメラの撮影モードに組み込むことも
できる。
【0066】更に、不揮発性のメモリとして、常時電源
が供給されるRAMを用いたが、例えば、電源の供給が
無くてもデータの保存が可能なEEPROM等の書き換
え可能なROMを用いてもよい。
【0067】また、バーコードは接合テープに設けた
が、写真フイルムと遮光紙とを接合する接合テープより
も先端側の遮光紙の部分にバーコードを記したテープを
貼り付けたり、遮光紙にバーコードを直接に印刷しても
よい。また、スプールのフランジの端面に放射状のバー
コードを記してもよい。この場合には、フイルム装填室
内の例えば上面にフォトセンサを設ける。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカメラ
は、初期給送期間中に所定フォーマットのコードデータ
が得られず、かつマニュアル入力手段から外部入力がな
いまま撮影操作が開始された際には、不揮発性のメモリ
に保存されたコードデータに基づいてカメラ作動用の各
種設定を行うようにしたので、シャッタチャンスを逃す
ことなく撮影を行うことができる。
【0069】また、初期給送期間中に所定フォーマット
のコードデータが得られなかった場合には、不揮発性の
メモリに保存されたコードデータに対応するフイルム情
報を表示手段に表示するようにしたので、保存されてい
るフイルム情報を使用するべきか、マニュアル入力する
べきかの判断を的確に行うことができ、より適正な撮影
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バーコード読み取りエラー時の動作順序を示す
フローチャートである。
【図2】写真用ロールフイルムの外観を示す斜視図であ
る。
【図3】120タイプの遮光紙付き写真フイルムの構成
を示す平面図である。
【図4】220タイプの遮光紙付き写真フイルムの構成
を示す平面図である。
【図5】カメラの外観を示す斜視図である。
【図6】カメラの裏蓋開放時の状態を示す背面図であ
る。
【図7】カメラの電気的構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1 写真用ロールフイルム 2 スプール 3 写真フイルム 4 遮光紙 7 接合テープ 10 バーコード 20 カメラ 22 撮影レンズ 27 LCD 38 フォトセンサ 40 CPU 41a,41b RAM 42 ROM
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のカメラは、初期給送を行うごとに得られ
る所定フォーマットのコードデータを逐次に更新して保
存する不揮発性のメモリを設け初期給送期間中に所定
フォーマットのコードデータが得られないまま撮影操作
が開始された際、あるいは初期給送期間中に所定フォー
マットのコードデータが得られず、かつフイルム情報の
少なくとも一部を外部入力するマニュアル入力手段に入
がないまま撮影操作が開始された際には、不揮発性の
メモリに保存されたコードデータに基づいてカメラ作動
用の各種設定が行われるようにしたものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、初期給送期間中に所定フォーマット
のコードデータが得られなかった際には、読み込みエラ
ー表示とともに不揮発性メモリに保存されたコードデー
タに対応するフィルム情報を表示する表示手段を備えた
ものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】また、代替データを使用しない場合には、
ユーザーはカメラ20の上面に設けられた各種設定スイ
ッチを操作して、フイルム情報をマニュアル入力する。
CPU40は、RAM41aクリアし、マニュアル入力
されたフイルム情報をコードデータとして保存するとと
もに、このコードデータに基づいて各種設定を行う。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 史朗 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 (72)発明者 後藤 繁謙 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の写真フイルムの少なくとも両端部
    に遮光紙を設けたブローニーフイルムが用いられ、その
    装填後に第1コマ目を撮影位置にセットする初期給送期
    間中に写真フイルムの先端と遮光紙とを接合している接
    合テープの表面に記録されたバーコードの読み取りを行
    い、この読み取りによって得られた所定フォーマットの
    コードデータからフイルム情報を識別してカメラ作動用
    の各種設定を自動的に行うカメラにおいて、 初期給送を行うごとに得られる所定フォーマットのコー
    ドデータを逐次に更新して保存する不揮発性のメモリ
    と、前記フイルム情報の少なくとも一部を外部入力する
    ためのマニュアル入力手段とを備え、初期給送期間中に
    前記所定フォーマットのコードデータが得られず、かつ
    前記マニュアル入力手段から外部入力がないまま撮影操
    作が開始された際には、前記メモリに保存されたコード
    データに基づいてカメラ作動用の各種設定が行われるこ
    とを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 初期給送期間中に前記所定フォーマット
    のコードデータが得られなかった際には、読み込みエラ
    ー表示とともに前記メモリに保存されたコードデータに
    対応するフィルム情報を表示する表示手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のカメラ。
JP13102597A 1997-05-21 1997-05-21 カメラ Pending JPH10319469A (ja)

Priority Applications (2)

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JP13102597A JPH10319469A (ja) 1997-05-21 1997-05-21 カメラ
US09/082,584 US6208812B1 (en) 1997-05-21 1998-05-21 Camera with bar code reader

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13102597A JPH10319469A (ja) 1997-05-21 1997-05-21 カメラ

Publications (1)

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Family

ID=15048258

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JP (1) JPH10319469A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5225510B1 (ja) * 2012-11-15 2013-07-03 英俊 坂野 写真用ロールフィルム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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