JP2959738B2 - 撮影画面サイズ切換カメラ - Google Patents

撮影画面サイズ切換カメラ

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JP2959738B2
JP2959738B2 JP3290216A JP29021691A JP2959738B2 JP 2959738 B2 JP2959738 B2 JP 2959738B2 JP 3290216 A JP3290216 A JP 3290216A JP 29021691 A JP29021691 A JP 29021691A JP 2959738 B2 JP2959738 B2 JP 2959738B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ、詳しくは、フ
ィルムの撮影画面サイズを変更することができる撮影画
面サイズ切換カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロールフィルムを用いて撮影画面
の大きさの切り換えが可能なカメラとしては、特公昭3
6−14234号公報に示されているものが知られてい
る。このカメラは、撮影画面のマスク板の切り換えとフ
ァインダ窓の大きさの切り換えとを同時に行うようにし
たものであって、同一のカメラにおいて撮影の目的に応
じて随時カメラ外部より撮影画面の大きさを変更して撮
影し、各撮影画面の間隔を一定に保ち、かつ、該撮影画
面の大きさをファインダー窓に表示するようにしてい
る。
【0003】ところで、上記特公昭36−14234号
公報に示されている撮影画面切り換え手段では、該撮影
画面サイズの切り換えを手動で行っており、この切り換
え機構も複雑なものとなっている。また、同公報に示さ
れているカメラでは、たとえば、JIS135型フィル
ムパトローネを使用する場合、撮影画面を24mm×3
6mmの標準サイズから24mm×18mmのハーフサ
イズに変更するように、フィルムの給送方向の長さを変
更することのみが可能であって、フィルムの給送方向と
共に、これと直交する方向の長さを変更することはでき
ない。従って、撮影画面を上記ハーフサイズ程度に小さ
くして撮影を行うことは容易にできるが、上記標準サイ
ズより大きな撮影画面を得ることは、給送方向の拡大し
かできないために困難であった。
【0004】この問題点を解消し、従来の135型フィ
ルムパトローネを用いながら上記標準サイズよりも大き
な撮影画面を得られるカメラとして、本出願人は先に、
特願平3−200877号および特願平3−20196
9号等において、現行の135型フィルムと、この現行
の135型フィルムのパトローネを用いるロールフィル
ムであって、その画質向上を目的としてパーフォレーシ
ョンを無くしたフィルム(以下、Sフォーマットフィル
ムという)を使用し、現行のパーフォレーションを有す
る135型フィルムより大きな撮影画面での写真撮影を
可能とする撮影画面サイズを切換えられるカメラを提案
した。
【0005】このカメラは、カメラ本体に装填されたフ
ィルムのパーフォレーションの有無をパーフォレーショ
ン検出手段等で検出し、上記フィルムにパーフォレーシ
ョンが存在しているときには、マスク板駆動手段によっ
て撮影画面サイズ設定用マスク板を同パーフォレーショ
ンの内側に移動させて従来の標準撮影画面サイズで撮影
を行い、上記フィルムにパーフォレーションが存在して
いないときには、同マスク板駆動手段によって上記撮影
画面サイズ設定用マスク板を同パーフォレーションに相
当する部分の外側に位置させて、上記標準サイズより大
きな撮影画面サイズで写真撮影を行うことができるよう
になっている。これにより、該パーフォレーションを廃
止し撮影画面を大きくすることでプリント時の拡大率を
小さくすることができ、高画質なプリント画像を得るこ
とが可能となる。
【0006】ところで、現行のJIS135型フィルム
には、撮影画面1コマ当たり8つのパーフォレーション
が割り当てられており、カメラ側において、このパーフ
ォレーションの個数を検出することでフィルムの給送量
を制御するようにしている。そして、撮影画面を前述の
ように標準サイズとハーフサイズとに切り換えられるこ
とができるカメラにおいては、該標準サイズから該ハー
フサイズに切り換える際に、1コマあたりのパーフォレ
ーション数の変位が8〜6〜4個となるように、また、
該ハーフサイズから該標準サイズに切り換える際には、
該パーフォレーション数の変位が4〜6〜8個となるよ
うにフィルムの給送量を制御することで、フィルムの浪
費部を生じさせないようにしたフィルム送り装置が、特
公昭35−12424号公報において提案されている。
これは、フィルム送り用のスプロケットに連なる歯車に
係合する係合爪を制御する2個の制限片および係止片を
適宜配設し、フィルム送り量切り換え時に上記2個の制
限片の一方ずつを2段階に作動位置に進出せしめ或いは
不作動位置に後退させることでフィルムの給送量を制御
するようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公昭35−12424号公報に示される技術手段を用い
たカメラを含めて従来の多くのカメラでは、スプロケッ
トを用いてフィルム給送制御を行うようになっているの
で、前記Sフォーマットフィルムを使用する場合には、
スプロケットにより該フィルムを傷つける虞がある。ま
た、該Sフォーマットフィルム使用して大画面サイズの
写真撮影が行える前記本出願人提案によるカメラ(特願
平3−200877号および特願平3−201969号
等に開示)では、撮影後、すぐにフィルム巻き上げ動作
がなされるため、撮影後に撮影画面サイズの切り換えが
行われた場合、撮影画面のコマ間隔が広くなってフィル
ムの浪費部分が生じたり、あるいは、該コマ間隔が狭く
なり、該撮影画面が重なってしまうという不具合が生じ
る虞がある。
【0008】本発明は、係る問題点に鑑みてなされたも
のであり、Sフォーマットフィルムまたは、JIS13
5型フィルムが装着可能で、かつ、撮影後に撮影画面サ
イズを切り換えても、撮影画面のコマ間隔を一定に保つ
ことができる撮影画面サイズ切換カメラを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による撮影画面サイズ切換カメラは、影画
面サイズを指定する画面サイズ指定手段と、上記画面サ
イズ指定手段の情報に基づいて撮影画面サイズを切り換
える撮影画面サイズ切換手段と、上記画面サイズ指定手
段により指定された撮影画面サイズに応じて、撮影露光
終了後に続いて行なわれる1コマ巻き上げ動作によるフ
ィルムの1コマ分の巻き上げ給送量を制御する1コマ給
送制御手段と、上記1コマ給送制御手段によるフィルム
の1コマ巻き上げ動作が終了した後の状態において、上
記画面サイズ指定手段により撮影画面サイズの切り換え
動作が行われたか否かを判別する画面サイズ切換判別手
段と、上記画面サイズ切換判別手段の出力信号に基づ
き、上記フィルムの1コマ給送量よりも少ない所定量を
巻き上げまたは巻き戻し給送して、フィルム上の撮影コ
マ間隔を補正するフィルム給送制御手段と、を具備して
いることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明による撮影画面サイズ切換カメラは、指
定手段で撮影画面サイズを指定し、撮影画面サイズ切換
手段で上記画面サイズ指定手段の情報に基づいて撮影画
面サイズを切り換える。また、1コマ給送制御手段は上
記画面サイズ指定手段により指定された撮影画面サイズ
に応じて、撮影露光終了後に続いて行なわれる1コマ巻
き上げ動作によるフィルムの1コマ分の巻き上げ給送量
を制御し、上記1コマ給送制御手段によるフィルムの1
コマ巻き上げ動作が終了した後の状態において、画面サ
イズ切換判別手段で上記画面サイズ指定手段により撮影
画面サイズの切り換え動作が行われたか否かを判別す
る。そして、フィルム給送制御手段で上記画面サイズ切
換判別手段の出力信号に基づき、上記フィルムの1コマ
給送量よりも少ない所定量を巻き上げまたは巻き戻し給
送して、フィルム上の撮影コマ間隔を補正する。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0012】図1は、本発明の第1実施例を示す撮影画
面サイズ切換カメラの概略構成図である。
【0013】図に示すように、この第1実施例のカメラ
は、フィルムのパーフォレーションを検出するフォトイ
ンタラプタ1と、フォトインタラプタ1を駆動するフォ
トインタラプタ駆動回路2と、フィルム給送に従動する
ローラーの回転に応じてフィルムパルスを発生するフィ
ルムパルス発生手段3と、前記フォトインタラプタ1の
出力により、フィルムのパーフォレーションの有無を判
別するフィルム判別手段8と、該フィルム判別手段8の
結果に依らず、画面サイズを指定できる画面サイズ指定
手段8cと、該画面サイズ指定手段8cによる画面サイ
ズ指定が撮影後に行われたか否かを判別する画面サイズ
切換判別手段8bと、上記フィルム判別手段8、あるい
は、上記画面サイズ指定手段8cからの情報に基づいて
画面サイズを切り換えるように、後述の画面サイズ切換
モータ用駆動回路9に指示を与える画面サイズ切換指示
手段8aと、フィルムのオートローディング時または巻
上げ、巻戻し時にのみフォトインタラプタ駆動許可信号
Sig1を出し、上記フィルムパルス発生手段3の出力
あるいは、上記フォトインタラプタ1の出力との双方に
よりフィルム給送を制御するとともに、上記画面サイズ
切換判別手段8bからの情報に基づいてフィルムの巻戻
しあるいは巻上げを行うフィルム給送制御手段5と、該
フィルム給送制御手段5の制御信号を受けて巻上げ・巻
戻しモーター7を駆動するフィルム巻上げ・巻戻し駆動
回路6と、上記フォトインタラプタ駆動許可信号Sig
1とフィルム判別手段8の判別信号Sig2との情報よ
り、パーフォレーションを有さないフィルムの場合はフ
ォトインタラプタ駆動回路2にフォトインタラプタ1の
発光禁止信号を出力する論理回路4と、上記画面サイズ
切換指示手段8aの出力制御信号を受けて画面サイズ切
換モータ10を駆動する画面サイズ切換モータ用駆動回
路9とで主要部を構成している。なお、点線C内の構成
は後述するCPU101(図16参照)内部に設けられ
ている。
【0014】図3は、パーフォレーションを有する、通
常の135型フィルム55aを使用して撮影を行ったと
きの画面サイズaを斜線で表した図である。この図3に
示すように撮影画面サイズは、24mm × 36mm、
各撮影画面サイズの間隔は2mmとなっている。従っ
て、1コマ当たりのフィルム給送量は38mmとなる。
また、図2は、上記パーフォレーションのないSフォー
マットフィルム55bを使用して撮影を行ったときの画
面サイズbを斜線で表した図であるが、この図に示すよ
うに撮影画面サイズを、たとえば、29mm × 40.
75mm、各撮影画面サイズの間隔は2mmとすると、
1コマ当たりのフィルム給送量は42.75mmとな
る。
【0015】図4は、上記第1実施例のカメラの背面図
であり、後蓋を取り除いて示している。
【0016】このカメラは、以下に説明する構成による
機能のほかは通常の撮影機能を有しており、たとえば、
図5の正面図に示すように、カメラ本体51の上面の一
側方寄りに配設されたレリーズ釦52および該カメラ本
体51の前面中央に配設された撮影レンズ54、同撮影
レンズ54の上方部に配設されたファインダー窓53は
通常のカメラと同様な機能を有するものである。なお、
上記撮影レンズ54は、後述する理由のために通常のカ
メラよりもイメージサークルを大きくしてある。
【0017】図4に示すように、フィルム供給室である
パトローネ装填室11は、135型フィルム、または、
上記Sフォーマットフィルム55bが収納されているフ
ィルムパトローネ50(その寸法は、JIS規格 K7
519等に規定されている現行の135型フィルムパト
ローネと同様で、図中、寸法α,β,γ,δで示される
2点鎖線部でその外形を表す)が図示のように装着可能
になっている。なお、上記寸法α,β,γ,δは、それ
ぞれ以下の表1に示される値となっている。
【0018】
【表1】
【0019】上記パトローネ装填室11の、カメラ本体
51前面側の壁面の中央部寄りには、DXコードの読み
とり用接点DX1〜DX12が配設されている。これら
の接点DX1〜DX12は導電性の接点であり、たとえ
ば、上記DXコードを持つSフォーマットフィルム55
bを有するフィルムパトローネ50がカメラ本体51に
装填(図10参照)されたとき、該DXコードの各電極
範囲にそれぞれ当接する位置に配設されている。
【0020】また、パトローネ装填室11に装填された
フィルムパトローネがDXコードを有しているか否かを
判別するために、上記接点DX1のみが、互いに極く近
傍に配設されているDX1aとDX1bとの2つの接点
で構成されている。このDX1aとDX1bとにより、
上記DXコードの、上記DX1aとDX1bに対向する
位置の電極範囲が電気導通部か絶縁部かの判別ができ
る。
【0021】一方、上記パトローネ装填室11の天井壁
には、上記フィルムパトローネ50の電動巻戻し用のフ
ォーク12が配設されており、モータ(図示せず)によ
って駆動されるようになっている。ファインダー接眼部
13は、カメラ本体51の背面中央上部に配設されてい
て、後述するファインダー光学系30(図6参照)の接
眼部である。
【0022】そして、カメラ本体51の中央背面側に
は、撮影画面範囲となるマスク部14が形成されてお
り、本実施例ではこのマスク部14は、たとえば、縦寸
法h=29mm、横寸法w=40.75mmとなってい
る。これにより、撮影画面はISO規格 A版紙サイズ
と相似形となる、縦横比 1:√2 に設定される。ま
た、上記寸法に設定することにより撮影画面の対角線長
は約50.0mmとなり、従来の撮影画面の対角線長、
約43.3mmより長くなる。したがって、上記撮影レ
ンズ54のイメージサークルは通常のカメラの撮影レン
ズのそれより大きな値に設定している。
【0023】なお、本実施例においては上述のように、
撮影画面のサイズをA版紙サイズと相似形となる縦横比
1:√2 に設定したが、この設定値は上記比率に限
られるものではなく、たとえば、米国等で一般的に使用
されている、レターサイズ,リーガルサイズ等の紙サイ
ズ、あるいは、その他諸外国で使用されている紙サイズ
等と相似形となる縦横比を採用しても良い。
【0024】カメラ本体51における、上記マスク部1
4の内方には、後述する撮影画面マスク切換機構40
(図8参照)が配設されていて、これによって撮影画面
が切り換えられるようになっている。
【0025】また、上記マスク部14の上下位置には、
フィルムレール15,16,17,18がフィルムの給
送方向に配設されており、外側のフィルムレール15と
18、内側のフィルムレール16と17とは、それぞれ
そのレール面が同一面となっている。また、上記フィル
ムレール15,18間の内側の長さgは、上記フィルム
を摺動しやすくするために、通常のカメラと同様にフィ
ルム幅35mmより若干大きな寸法値となっている。
【0026】そして、上記マスク部14を挟んで上記パ
トローネ装填室11の反対側には、フィルム巻取室29
が配設されており、同フィルム巻取室29内には、通常
のカメラと同種のフィルム巻上用スプール軸19が配設
されている。また、このスプール軸19の中央部には、
パーフォレーションのないフィルムであってもフィルム
ローディングを確実にするために摩擦力の大きなゴム状
ベルト20が巻着されている。
【0027】上記スプール軸19は、上記パトローネ装
填室11にフィルムパトローネ50を装填し、リーダー
部を載置した後に後蓋(図示されず)を閉じると、後述
する後蓋スイッチ103(図16参照)がオンして、こ
れと同時に内蔵されている巻上・巻戻しモータ7(図1
および図16参照)が、後述するCPU101(図16
参照)の指示に従い作動するフィルム巻上・巻戻し駆動
回路6(図1および図16参照)に制御されて、自動的
に所定の向きに回転し、フィルムのリーダー部の巻上げ
を行い、また、撮影時には撮影済みのフィルムの1コマ
の巻上げを行うようになっている。
【0028】また、上記スプール軸19のゴム状ベルト
20には、それぞれ基端部側がカメラ本体51に揺動自
在に取り付けられた補助ローラアーム71a,71b
(図11参照)に支持された補助ローラ21が、そのロ
ーラ面を該ゴム状ベルト20表面に当接するように配設
されている。この補助ローラ21は、上記スプール軸1
9の回転によってフィルム55b(55a)がローディ
ングされる際に、同スプール軸19のフィルムの巻き付
けを補助する役目を果たす。
【0029】この補助ローラ21の側近の、上記マスク
部14寄りの位置には、スプール軸19と並行にフィル
ム給送量検出ローラ軸22が配設されており、このフィ
ルム給送量検出ローラ軸22の上下部には、摩擦力の大
きいゴムで形成された検出ローラ22a,22bがそれ
ぞれ巻着されている。この検出ローラ22a,22bは
それぞれ、フィルム55b(55a)がローディングさ
れるとき、このフィルムの内側上下端部に当接して、同
フィルムのローディングに連動して回転するようになっ
ている。
【0030】したがって、上記フィルム給送量検出ロー
ラ軸22は、上記フィルム55b(55a)の給送量に
応じた回転をする。そして、同検出ローラ軸22の、カ
メラ本体51内に延び出した上方軸部22cには、後述
するフィルム給送量検出用のパルス発生機構60(図9
参照)の回転板61が固定されていて、該フィルム給送
量検出ローラ軸22の回転量に応じたパルス信号を生成
するようになっており、これによって、上記CPU10
1においてフィルムの給送量を測定できるようになって
いる。
【0031】また、上記フィルム給送量検出ローラ軸2
2の下方部の検出ローラ22bの側近の、上記マスク部
14寄りの位置には、前記フォトインタラプタ1を有す
るフォトインタラプタ部80(図15参照)が配設され
ていて、該フォトインタラプタ部80内の赤外LED取
付部81a(図15参照)が上記フィルム巻取室29と
上記マスク部14との間の壁面51aの下方部におい
て、カメラ本体51の後方に向けて突出している。上記
フォトインタラプタ部80は後述するように、フィルム
のパーフォレーションが通過することにより電気パルス
信号を生成するようになっている。
【0032】図6は、視野枠の大きさを変えることがで
きるようにした前記ファインダー光学系30の構成を示
した斜視図である。
【0033】この光学系は、対物レンズ群33と、ポロ
プリズム31と、接眼レンズ群34とからなる実像式の
ファインダー光学系で構成されており、上記ポロプリズ
ム31の入射面に、大画面用の視野枠32aと通常画面
用の視野枠32bとを表示することが可能な透過型液晶
板32を設けて、電気的に視野枠の切り換えができるよ
うにしてある。この透過型液晶板32の、大画面時の視
野枠32aと通常画面時の視野枠32bの表示はそれぞ
れ図7の(a),(b)に示すように形成されている。
【0034】なお、上記透過型液晶板32の表示の切り
換えは、CPU101の指示に従って作動するファイン
ダー枠切換え液晶駆動回路106(図16参照)によっ
て制御されるようになっている。
【0035】図8は、上記撮影画面マスク切換え機構4
0の構成を示した図である。このマスク切換え機構40
はカメラ本体51内に配設されていて、画面サイズ切換
えモータ10(図16参照)の作動によって大画面と通
常画面とのマスクの大きさを切り換えるようになってい
る。
【0036】上記画面サイズ切換えモータ10は、CP
U101の指示に従って作動する画面サイズ切換えモー
タ用駆動回路9(図16参照)によって、その回動が制
御されるようになっている。この切換えモータ10の出
力ギヤー42には回転自在にピニオン43が噛合されて
いて、さらにこのピニオン43には回転自在にピニオン
44が噛合されている。このピニオン43,44により
切り換え駆動されるマスク枠47および48は、L字状
の枠板を互いに対向して形成されていて、互いに対角線
方向に移動するようになっている。
【0037】すなわち、両マスク枠47および48の両
端部は、互いに対角線方向に延び出していて、上方に延
び出した端縁部には、それぞれラック47a,48aが
形成されている。そして、この両ラック47a,48a
はそれぞれ上記ピニオン43,44に噛合している。ま
た、上記延出部には対角線方向にガイド長孔47b,4
8bおよび47c,48cが穿設されていて、同各ガイ
ド長孔はガイドピン45,46に嵌入している。
【0038】このように構成された撮影画面マスク切換
え機構40は、上記画面サイズ切換えモータ10が矢印
λ1 の向きに回転すると、ピニオン43および44がそ
れぞれ矢印λ2 ,λ3 の向きに回転し、マスク枠47お
よび48のラック47a,48aがそれぞれ矢印λ4 ,
λ5 の向きに移動する。これにより、上記マスク枠47
および48が互いに内側に移動して枠内が小さくなり、
通常画面サイズのマスク枠となる。また、上記画面サイ
ズ切換えモータ10が矢印λ1 と逆の向きに回転する
と、マスク枠47および48は上述とは逆の向き、すな
わち枠内が大きくなる向きに移動して大撮影画面サイズ
のマスクを形成する。
【0039】図9は、フィルムパルス発生手段3である
フィルム給送量検出用のパルス発生機構60の構成を示
した斜視図である。
【0040】上記回転板61は、上述のようにフィルム
給送量検出ローラ軸22の上方軸部22cを中心軸とし
ていて、同フィルム給送量検出ローラ軸22の回動に連
動して、すなわち、フィルム給送量に応じて回動するよ
うになっている。この回転板61の上面には導電材料、
たとえば、銅箔61aが図示のように、交互に中心軸よ
り放射状に被着されている。なお、図示上ではこの銅箔
61aは6枚張られているが、これは後述する理由によ
って定められたものであり、この枚数に限ることなく、
任意の枚数でよい。
【0041】また、この回転板61の上面には、弾力性
のある導電体、たとえば、りん青銅等でできており、カ
メラ本体51の内側の所定の位置に固着されている接点
ばね支持部62に基部を固定されている接点ばね63
a,63bが、同回転板61の接線と平行となる向きに
配設されている。この接点ばね63a,63bの先端部
は図示のように上記回転板61の上面に向けて湾曲部を
形成していて、この湾曲部の頂点を接点として同接点ば
ね63a,63bの接点が同回転板61の上面に当接す
るように対向している。この接点ばね63a,63bの
基端はそれぞれ上記CPU101の入力端子P5,P6
(図16参照)に接続されていて、同接点ばね63aと
同63bとの短絡によって生成されるパルス信号を送信
するようになっている。
【0042】いま、装着されたフィルムがローディング
されると、フィルム給送量検出ローラ軸22が上記フィ
ルムの給送量に応じて回転し、このフィルム給送量検出
ローラ軸22に連動して上記回転板61が図中矢印λ6
の方向に回転する。このとき、接点ばね63a,63b
の接点が上記銅箔61aによって交互に短絡してパルス
信号を生成する。このパルス信号を上記CPU101に
おいて検出することによりフィルムの給送量を知ること
ができる。
【0043】次に、フィルムパトローネ50をカメラ本
体51に装填した場合のフィルムローディングの様子を
図11〜14を参照して説明する。なお、このフィルム
ローディングは、図10に示すようにパーフォレーショ
ンのないSフォーマットフィルム55bを収納したフィ
ルムパトローネを装填した場合について述べるが、13
5型フィルムの場合も同様にローディングされる。
【0044】この図11〜14は、図4に示したフィル
ム巻取室29の断面図であり、順に上記フィルムのロー
ディングの進行状況を示している。
【0045】図11において、カメラの後蓋26には、
補助ローラアーム75a,75bおよび76a,76b
が、各基端部を揺動自在に取り付けられて補助ローラ2
4,25をスプール軸19に並行に支持している。すな
わち、後蓋26の、フィルム巻取室29に面している内
側部分に突設している突起部26aに配設されている支
軸74に、その基端部側を回動自在に枢着されていて、
それぞれの先端部の間に挿設された支軸77,78に補
助ローラ24,25が回動自在に取り付けられている。
そして、上記支軸74に中程が巻回された付勢ばね27
の各延出端が、それぞれ補助ローラアーム75a,76
aにかけられることにより、一方の補助ローラ24のロ
ーラ面がフィルム給送量検出ローラ22a,22bに、
他方の補助ローラ25がスプール軸19のゴム状ベルト
20に圧接するように配設されている。これらの補助ロ
ーラ24,25は、共にSフォーマットフィルム55b
のローディングを補助するように動作する。
【0046】一方、スプール軸19のカメラ本体内方側
の壁面には凹部が設けられていて、補助ローラアーム7
1a,71bによって補助ローラ21が取り付けられる
ようになっている。すなわち、補助ローラアーム71
a,71bのそれぞれ基端部側がカメラ本体51の上記
凹部内にあって、支軸70に基端部を回動自在に枢着さ
れていて、先端部はフィルム巻取室29内のスプール軸
19とフィルム給送量検出ローラ軸22との間に延び出
している。
【0047】そして、この補助ローラアーム71a,7
1bの先端部の間にスプール軸19と並行に取り付けら
れた支軸73に補助ローラ21が回動自在に取り付けら
れている。また、上記支軸70に中程が巻回され、補助
ローラアーム71aに一端がかけられ、他端をカメラ本
体51にかけられた付勢ばね72により、上記補助ロー
ラ21はそのローラ面が上記ゴム状ベルト20に当接す
るように配設されている。この補助ローラ21は、上記
スプール軸19の回転によってSフォーマットフィルム
55bがローディングされる際の、同スプール軸19を
補助する役目を果たす。
【0048】まず、図10に示すように上記フィルムパ
トローネ50を装填し、Sフォーマットフィルム55b
を引き出して装着した後、後蓋26を閉じると、このS
フォーマットフィルム55bの先端部は図11に示すよ
うな位置に配置される。すなわち、同フィルム55b
が、スプール軸19に巻着しているゴム状ベルト20
と、付勢ばね27によって上記ゴム状ベルト20に圧接
習性を与えている補助ローラ25との間に、その先端部
が挟み込まれた状態になる。また、上記後蓋26が閉じ
られると、後述するように、後蓋スイッチ103(図1
6参照)がオンしてローディングが開始する。すなわ
ち、スプール軸19が矢印λ7 の方向に回転し、上記ゴ
ム状ベルト20と上記補助ローラ25とがそれぞれ矢印
λ7 ,λ8 の方向に回転し、この回転に応じてSフォー
マットフィルム55bが図12〜13に示すようにスプ
ール軸19に巻き付けられる。
【0049】このとき、すなわち、上記Sフォーマット
フィルム55bのローディングがなされているとき、前
記CPU101は、接点DX1a,DX1b〜DX12
によって上記DXコードの情報を読みとり、フィルムパ
トローネ50の種別を識別する。さらに、前記フィルム
給送量検出用のパルス発生機構60において上記Sフォ
ーマットフィルム55bの給送量を測定し、この給送量
が所定の量に達したとき、ローディングを停止して、レ
リーズの待機状態に入る。このときの同Sフォーマット
フィルム55bの状態を図14に示す。
【0050】図15は、前記フォトインタラプタ部80
の具体的な構成を示した断面図である。なお、図中右方
向が上記カメラ本体51(図4参照)の前方側を示す。
【0051】図に示すように、上記フォトインタラプタ
部80は、フォトインタラプタ取付部81に取り付けら
れたフォトトランジスタ83と、赤外LED取付部81
aに取り付けられた赤外LED82とで構成されてい
る。上記フォトインタラプタ取付部81は、カメラ本体
51の、前記マスク部14(図4参照)と前記フィルム
巻き取り室29(図4参照)との間の壁の下部で形成さ
れていて、その外表面は上記カメラ本体51の背面の壁
面51a(図4参照)となっている。そして、このフォ
トインタラプタ取付部81の該壁面51a側に対向し
て、ブロック体形状の上記赤外LED取付部81aが突
設されている。この赤外LED取付部81aと、上記フ
ォトインタラプタ取付部81との間には、フィルム55
aあるいは55bの下部が給送されるのに充分な幅を有
する切り込み溝81dが形成されていて、該フィルム5
5aあるいは55bの給送路の一部を形成している。な
お、同図においてはパーフォレーション55cを有する
フィルム55aが装着されている場合を示している。
【0052】また、上記フォトインタラプタ取付部81
と赤外LED取付部81aには、上記切り込み溝81d
を挟んで対向する位置に、カメラ本体51の前面側およ
び同背面側にそれぞれ大きく開口する、受光素子取付部
81c,発光素子取付部81bが設けられていて、この
両取付部81c,81bにはそれぞれ、前記フォトイン
タラプタ1を構成するフォトトランジスタ83,赤外L
ED82が、その受光部あるいは発光部が上記パーフォ
レーションのあるフィルム55aのパーフォレーション
が通過する位置を挟んで対向するように埋設されてい
る。なお、上記フォトトランジスタ83,赤外LED8
2は、該パーフォレーションを有するフィルム55aが
装着されている場合に、該赤外LED82の赤外光が該
フィルムの撮影画面に影響を及ぼすことのない位置に配
設されている。
【0053】さらに、上記赤外LED取付部81aの背
面には上記赤外LED82が発光した際、該LED82
の後面へ漏れる光がカメラ内部に漏光しないようにする
ために遮光蓋84が取り付けられている。一方、上記フ
ォトトランジスタ83の周面からはリード線83a,8
3bが延び出していて、それぞれ上記受光素子取付部8
1cの周面に貫設されたリード線挿通孔81e,81f
を挿通して、いずれか一方の先端部が前記フォトインタ
ラプタ駆動回路2に、また、他方がカメラ本体内のアー
ス部に接続されるようになっている(図16参照)。な
お、図示はしないが上記赤外LED82からも2本のリ
ード線が延出しており、該LED82のアノード側から
延びだしたリード線が上記フォトインタラプタ駆動回路
2に、また、カソード側から延びだしたリード線が上記
アース部にそれぞれ接続されるようになっている。
【0054】上記フォトインタラプタ1は上記フォトイ
ンタラプタ駆動回路2の制御によって上記赤外LED8
2が発光すると、パーフォレーション55cを有するフ
ィルム55aが給送されるときは、該パーフォレーショ
ン55cを通して赤外光が上記フォトトランジスタ83
の受光部に入射する。この赤外光を受光した該フォトト
ランジスタ83は、その内部で光電流を生成し、上記フ
ォトインタラプタ駆動回路2に出力する。この光電流を
受け取った該フォトインタラプタ駆動回路2は、該光電
流成分を光電圧成分に変換する。このときの光電圧の電
圧値はVccレベルとなる。
【0055】また、パーフォレーションがないSフォー
マットフィルム55b、あるいはパーフォレーションを
有するフィルム55aであってもパーフォレーション間
においては上記赤外光が該フィルムによって遮られるた
め、該赤外光がフォトトランジスタ83に入射すること
はなく、したがって、該フォトトランジスタ83の出力
電圧値はGNDレベルとなる。
【0056】なお、上記赤外LED82を発光させた状
態でフィルムを給送させると、上記フォトトランジスタ
83から得られる光電流は正弦波となるので、上記フォ
トインタラプタ駆動回路2は、この正弦波波形を有する
光電流を矩形波に変換した後にCPU101に入力する
ようになっている。
【0057】なお、本実施例では、上記フォトインタラ
プタ1は透過型のタイプを用いているが、これに限るこ
とはなく反射型のフォトインタラプタを用いても該透過
型タイプのフォトインタラプタと同様な作用,効果が望
める。
【0058】図16は、本実施例のカメラの動作を制御
するCPU101と、その周辺回路の構成を示した電気
回路ブロック図である。
【0059】CPU101は、本実施例のカメラの電気
回路を制御するコントローラであり、入力端子P1〜P
6,P12〜P14およびP101a,P101b〜P
112に入力される信号を常に監視していて、これら入
力端子に所定の信号が入力されると、これに応じた動作
(後述する)を行うようになっている。
【0060】上記入力端子P1,P2にはレリーズスイ
ッチ102が、同端子P3,P4には前記後蓋スイッチ
103が接続されている。また、入力端子P5,P6に
はそれぞれ前記フィルム発生手段3であるフィルム給送
量検出用のパルス発生機構60内の接点ばね63a,6
3bからなるスイッチが接続されていて、該CPU10
1は、該フィルム給送量検出用のパルス発生機構60内
の回転板61の回転数に応じた矩形パルスを入力し、後
述するフィルム給送量制御を行うようになっている。
【0061】上記CPU101の出力端子P7,P8,
P9,P10にはそれぞれ、前記画面サイズ切換えモー
タ用駆動回路9,前記ファインダー枠切換え液晶駆動回
路106,前記フィルム巻上・巻戻し駆動回路6,シャ
ッター駆動回路109が接続されていて、同CPU10
1は、上記入力端子に入力された信号を処理して、これ
らの駆動回路を制御するようになっている。
【0062】さらに、CPU101の出力端子P11,
入力端子P12にはともに上記フォトインタラプタ駆動
回路2が接続されていて、該出力端子P11から該フォ
トインタラプタ駆動回路2に制御信号を送信し、この制
御信号を受けた同駆動回路2の制御により前記フォトイ
ンタラプタ1内の赤外LED82が発光するようになっ
ている。そして、同フォトインタラプタ駆動回路2は、
上記赤外光を受光した上記フォトトランジスタ83から
光電流を受けてこれを矩形波に変換し、この変換された
ディジタル信号を該CPU101の入力端子P12に入
力するようになっている。
【0063】該CPU101は、フィルムのオートロー
ディング時には必ず上記フォトインタラプタ1を作動さ
せるようになっていて、上記入力端子P12に矩形波が
得られたならばパーフォレーションを有するフィルム5
5aが装填されたと判断し、同入力端子P12の入力電
圧値が“L”レベルのままであるならばパーフォレーシ
ョンのないSフォーマットフィルム55bが装填された
と判断するようになっている。
【0064】そして、同CPU101は、該Sフォーマ
ットフィルム55bが装着されているときには、上述し
たように入力端子P5,P6に接続されているフィルム
給送量検出用のパルス発生機構60より出力される矩形
パルス信号に基づいて、上記フィルム巻上・巻戻しモー
タ7の回転を制御し、フィルムの給送量が所望の値にな
るようにフィルム給送量制御を行うようになっている。
また、上記パーフォレーションを有するフィルム55a
が装填されているときのフィルム給送量制御は、上記フ
ォトインタラプタ1からの出力信号に基づいて行うか、
あるいは上述のSフォーマットフィルム55bが装填さ
れている場合と同様な、該フィルム給送量検出用のパル
ス発生機構60からの矩形パルスによる制御を併用して
行うようになっている。
【0065】ここで、上述したフィルム給送量制御の1
設定例を説明する。
【0066】上記図2に示すようなパーフォレーション
のないSフォーマットフィルム55bを使用して撮影を
行うときは、撮影画面サイズを、たとえば、29mm
× 40.75mm、各撮影画面サイズの間隔は2mm
とすると、1コマ当たりのフィルム給送量は42.75
mmとなる。このとき、前記フィルム給送量検出ローラ
軸22が3回転して、前記フィルム給送量検出用のパル
ス発生機構60における、フィルム1コマ当たりのパル
ス信号発生数が18個になるように前記検出ローラ22
a,22bの直径を定める。
【0067】また、図3に示すようなパーフォレーショ
ンを有する、通常のフィルム55aを使用して撮影を行
うときは、撮影画面サイズは、24mm × 36mm、
各撮影画面サイズの間隔は2mmとなっているが、上記
フォトインタラプタ1からの出力信号はパーフォレーシ
ョン毎に発生するパルス信号であるので、1コマ当たり
のパーフォレーション数を8個カウントする毎にフィル
ム1コマ分の巻き上げ動作を行うようにすれば図17に
示すようにパーフォレーション間に、撮影画面のコマ間
を対応させて位置させることが可能となる。さらに、フ
ィルム1コマ当たりのフィルム給送量は38mmとなる
ので、このとき前記フィルム給送量検出ローラ軸22の
回転が2.7回転して、前記フィルム給送量検出用のパ
ルス発生機構60における、フィルム1コマ当たりのパ
ルス信号発生数が16個になるように上記検出ローラ2
2a,22bの直径を定め、上述のフォトインタラプタ
1からの出力信号による給送量制御と併用させると、よ
り精度の高いフィルム給送量制御を行うことができる。
【0068】これにより、通常のフィルムパトローネ、
すなわち、パーフォレーションを有するフィルム55a
が装填されている場合は、一般的なカメラと同様に、通
常の撮影画面サイズa(図3参照)の撮影を行うことが
できるとともに、パーフォレーションの、コマ間に対す
る位置制御が可能となる。
【0069】上記画面サイズ切換えモータ用駆動回路9
は、その出力端に前記画面サイズ切換えモータ10が接
続されていて、上述のように同切換えモータ10を駆動
制御するようになっている。また、上記ファインダー枠
切換え液晶駆動回路106は、その出力端に前記透過型
液晶板32が接続されていて、上述したように同透過型
液晶板32の画面表示を制御するようになっている。上
記フィルム巻上・巻戻し駆動回路6は、その出力端にフ
ィルム巻上・巻戻しモータ7が接続されていて、上述の
ように同モータ7の駆動を制御するようになっている。
また、上記シャッター駆動回路109は、その出力端に
シャッター110が接続されていて、これの開閉を制御
するようになっている。
【0070】また、本実施例のカメラには、カメラ本体
にフィルムを装着後においても撮影画面サイズの切換を
手動でも行えるように、図18に示すような画面サイズ
手動設定スイッチ95を設けている。この画面サイズ手
動設定スイッチ95は、図中、符号“A”の位置にある
ときはオートモードとなっていて、画面サイズの変更は
オートローディング中のフィルム判別により自動的にな
されるようになっている。また、該スイッチ95が図
中、符号“N”あるいは符号“L”の位置にあるときは
マニュアルモード“M”となっており、符号“N”(ノ
ーマル)の位置ではCPU101の入力端子P13に
“L”レベル信号が入力され、撮影画面サイズが現行の
標準サイズ(24mm×36mm)に設定されるように
なっている。また、符号“L”(ラージ)の位置では同
CPU101の入力端子P14に“L”レベル信号が入
力され、撮影画面サイズが24mm×36mmより大き
いサイズ、たとえば、図2に示すような、29mm×4
0.75mmに設定されるようになっている。
【0071】上記画面サイズ手動設定スイッチ95によ
る画面サイズ設定は、上述したようにフィルム装着後、
たとえば、撮影後においても設定の変更が可能である。
この撮影後の画面サイズ設定の変更があった場合、CP
U101内部にある前記画面サイズ切換判別手段8b,
フィルム給送制御手段5(図1参照)が作動し、後述す
るようにフィルムの巻戻し、あるいは、巻上げが行なわ
れ、コマ間隔を一定に保つように、前記フィルム巻上げ
・巻戻しモータ7が制御されてフィルムが移動されるよ
うになっている。
【0072】また、CPU101は、その内部に、前記
DXコードから得られるコード情報より、装填されたフ
ィルムパトローネの情報を識別するフィルムパトローネ
情報識別手段(図示しない)を有しており、この識別手
段は、CPU101の端子P101a,P101b〜P
112を介して前記接点DX1a,DX1b〜DX12
に図示の如く接続されていて、装填されたフィルムパト
ローネの情報を識別するようになっている。
【0073】このように構成された本実施例におけるカ
メラの動作のうち、オートローディング中のフィルムの
種類の判別法を、図19に示すフローチャートを参照し
て説明する。
【0074】まずカメラ本体51のパトローネ装填室1
1に、フィルムパトローネを装填し、このフィルムパト
ローネよりフィルム55aあるいは55bを上述した所
定の位置まで引き出した後、後蓋26を閉じる。する
と、後蓋スイッチ103がオンしてCPU101にオン
信号が入力される(ステップS1)。これによりCPU
101は、出力端子P9(図16参照)より制御信号を
出力し、この制御信号を受けたフィルム巻上・巻戻し駆
動回路6によってフィルム巻上・巻戻しモータ7が回転
し、上記フィルム55aあるいは55bの空送りが始ま
る(ステップS2)。
【0075】そして、この空送りの間にCPU101
は、装填されたフィルムパトローネのDXコードの情報
を読みとった後に、上記画面サイズ手動設定スイッチ9
5の状態がオートモードかマニュアルモードかを検知す
る(ステップS3)。ここで該画面サイズ手動設定スイ
ッチ95がオートモードに設定されている場合は、出力
端子P11(図16参照)より制御信号を出力して、フ
ォトインタラプタ1を動作させ(ステップS4)、入力
端子P12(図16参照)において、パーフォレーショ
ンが有ることにより生じる矩形パルスを監視することで
装着されたフィルムのパーフォレーションの有無を判別
する(ステップS5)。
【0076】このステップS5においてCPU101
は、上記矩形パルスが検知されたときは、パーフォレー
ションを有する135型フィルム55aが装填されてい
ると判断し(ステップS6)、該矩形パルスが検知され
ない場合は、パーフォレーションのないSフォーマット
フィルム55bが装填されていると判断する(ステップ
S7)。なお、実際には、上記ステップS4と同時にC
PU101内部において一定時間のタイマーを作動さ
せ、上記ステップS5の判定を所定の時間、たとえば、
上記フォトインタラプタ1の照受光路を少なくとも2つ
以上のパーフォレーションが通過するのに充分な時間で
行うようになっている。
【0077】上記ステップS6もしくはステップS7の
後、CPU101は、上記出力端子P11(図16参
照)より制御信号を送信して上記フォトインタラプタ1
の動作を停止させ(ステップS8)、規定のコマ数分の
給送が終了した時点でフィルムの空送りを停止させる
(ステップS9)。
【0078】上記ステップS3で、上記画面サイズ手動
設定スイッチ95がマニュアルモードに設定されている
場合は、オートローディング中のフィルム判別が不要な
ので、上記フォトインタラプタ1を動作させることなく
規定のコマ数分の給送が終了した時点でフィルムの空送
りを停止させる(ステップS9)。
【0079】上記ステップS9の後CPU101は、上
記ステップS5での結果を受けて出力端子P8(図16
参照)より制御信号を出力して、ファインダー枠切換え
液晶駆動回路106を作動させ、透過型液晶板32の表
示を切り換える(ステップS10)。これと同時に、同
CPU101は、出力端子P7(図16参照)より制御
信号を出力して、画面サイズ切換えモータ用駆動回路9
を動作させ、画面サイズ切換えモータ10を回動させる
ことによって撮影画面サイズを所定の大きさに設定させ
る(ステップS11)。
【0080】ここで、フィルムにパーフォレーションが
ない場合は、CPU101は、上記透過型液晶板32の
画面表示を、前記図7(a)のようになるよう指示をす
るとともに、前記撮影画面マスク切換え機構40のマス
ク枠サイズを大きく、具体的には、29mm × 40.
75mm になるように指示をし、パーフォレーション
がある場合、すなわち、通常のフィルムが装填されてい
る場合、CPU101は、上記透過型液晶板32の画面
表示を前記図7(b)のようになるよう指示をするとと
もに、前記撮影画面マスク切換え機構40のマスク枠を
縮小、具体的には、24mm × 36mm になるよう
に指示をする。そして、上述したようにフィルム1コマ
当たりの給送量を切換えて(ステップS12)、オート
ローディング動作を終了する(ステップS13)。
【0081】ここで、上記ステップS3後の、ファイン
ダー枠切換え,画面マスク枠切換え,フィルム1コマ給
送量の切換え動作の詳細を、図20に示すフローチャー
トを参照して説明する。
【0082】まず、ステップS3で上記画面サイズ手動
設定スイッチ95がマニュアルモードに設定されている
かオートモードに設定されているかを判別し、マニュア
ルモードであれば、設定されていた画面サイズに対して
変更が行なわれたかどうか判定し(ステップS32)、
変更がなされていなければ、画面サイズ変更を行なわず
オートローディングを終了する(ステップS34)。上
記ステップS32において、画面サイズの変更があった
ならば、上記画面サイズ手動設定スイッチ95が“N”
→“L”(図16参照)に変更されたのか“L”→
“N”(図16参照)に変更されたのかを判定し(ステ
ップS33)、“N”→“L”ならば、ステップS29
へ、“L”→“N”ならばステップS26に移り、それ
ぞれ所定の画面サイズ変更を行なって終了(ステップS
34)となる。
【0083】上記ステップS3で、上記画面サイズ手動
設定スイッチ95がオートモードであれば、装着された
フィルムのパーフォレーションの有無を判別、すなわち
135型フィルムであるか否かの判断をし(ステップS
21)、パーフォレーションを有する135型フィルム
であれば、撮影画面サイズをノーマルに設定し(ステッ
プS22)、パーフォレーションのないSフォーマット
フィルムであれば、撮影画面サイズをラージに設定する
(ステップS23)。そして、どちらの場合も、オート
ローディング前に設定されていた撮影画面サイズ設定と
フィルム判別の結果、生じた撮影画面サイズ設定とを比
較し(ステップS24,ステップS25)、等しければ
撮影画面サイズの変更を行なわずオートローディングを
終了する(ステップS34)。また、上記ステップS2
4、あるいは、ステップS25における上記撮影画面の
比較において、比較結果が等しくなければ新たに設定さ
れた撮影画面サイズに、ステップS26〜ステップS2
8、あるいは、ステップS29〜ステップS31におい
て変更する。
【0084】次ぎに、上記ステップS13あるいはステ
ップS34の後に、コマ間隔を一定に保つ本実施例のカ
メラの動作を、図21のフローチャートを参照して説明
する。
【0085】上記ステップS13もしくはステップS3
4のオートローディングの終了後、前記画面サイズ手動
設定スイッチ95による画面サイズ設定の変更があると
(ステップS41)、該画面サイズ手動設定スイッチ9
5が“N”→“L”(図16参照)に変更されたのか
“L”→“N”(図16参照)に変更されたのかを判定
し(ステップS51)、“N”→“L”ならば、ステッ
プS52へ、“L”→“N”ならばステップS56に移
る。
【0086】上記ステップS51で該画面サイズ手動設
定スイッチ95の設定が“N”→“L”、すなわち、撮
影画面サイズの設定が標準画面サイズから、大画面サイ
ズに変更されたならば、ファインダー視野枠,画面マス
クサイズを標準画面サイズから大画面サイズへと切り換
えた後(ステップS52,ステップS53)、次回のフ
ィルム1コマ分の給送量の設定を大画面サイズの給送
量、たとえば、42.75mmに切り換える(ステップ
S54)。そして、この後、フィルムを所定量程給送し
て(ステップS55)、レリーズの待機状態となる(ス
テップS42)。
【0087】また、上記ステップS51で該画面サイズ
手動設定スイッチ95の設定が“L”→“N”、すなわ
ち、撮影画面サイズの設定が大画面サイズから標準画面
サイズに変更されたならば、ファインダー視野枠,画面
マスクサイズを大画面サイズから標準画面サイズへと切
り換えた後(ステップS56,ステップS57)、次回
のフィルム1コマ分の給送量の設定を標準画面サイズの
給送量、すなわち、38mmに切り換える(ステップS
58)。そして、この後、フィルムを所定量程巻戻して
(ステップS59)、レリーズの待機状態となる(ステ
ップS42)。なお、上記ステップS55および、上記
ステップS59におけるフィルム巻上げあるいは巻戻し
動作の詳細は、後に述べることにする。
【0088】上記ステップS42において、レリーズ動
作が行われると、CPU101は出力端子P10(図1
6参照)より制御信号を出力してシャッター駆動回路1
09を動作させ、シャッター110を開閉させた後(ス
テップS43)、撮影画面サイズの設定を確認し(ステ
ップS44)、標準画面サイズに設定されていたならば
再びフォトインタラプタ1を動作させ(ステップS4
5)、前述したようにフィルム給送量制御を該フォトイ
ンタラプタ1の出力信号によって行う(ステップS4
6)。また、上記ステップS44において、確認された
撮影画面サイズが大画面サイズであるなら上記フォトイ
ンタラプタ1は動作させずに、前述したようにフィルム
給送量検出用のパルス発生機構60からの出力信号によ
るフィルム給送量制御を行う(ステップS46)。
【0089】上記ステップS46の後、CPU101は
上記フォトインタラプタ1の動作を終了(ステップS4
7)させて、フィルム終端の検出を行う(ステップS4
8)。このステップS48で、フィルム終端が検出され
ず、まだ同フィルムに残量がある場合は、上記ステップ
S41に戻って画面サイズの設定変更とレリーズの待機
状態に入る。一方、上記ステップS48でフィルム終端
が検出されると、CPU101は、前記フィルム巻上・
巻戻し駆動回路6に指示を送り、該フィルムを巻き戻し
(ステップS49)、以上の動作を終了する(ステップ
S50)。
【0090】ここで、上述したステップS55,ステッ
プS59において行われるフィルム巻上げ、あるいは、
巻戻しによるコマ間隔一定に保持するフィルム給送量制
御方法の詳細を説明する。
【0091】図22は、図2に示すパーフォレーション
のないSフォーマットフィルム55bをカメラ本体に装
着し、該フィルムが終了する前に前記画面サイズ手動設
定スイッチ95によって画面サイズの設定を変更した場
合の該フィルムと、撮影画面とを示した正面図である。
なお、同図(a)〜(c)は該撮影画面を大画面サイズ
から標準画面サイズに切り換えた場合を、同図(d)〜
(f)は、該撮影画面を標準サイズから大画面サイズに
切り換えた場合をそれぞれ示している。
【0092】まず、同図22(a)は、大画面サイズで
写真撮影をした後、フィルムが巻上げられた状態を示し
ている。このとき、前記撮影画面マスク切換え機構40
のマスク枠は図中、点線枠M1 で示す大画面サイズ(ラ
ージ)に設定されていて、撮影予定の未露光画面b1
は、露光済み画面b2 に対してコマ間隔d1 が、たとえ
ば、 d1 =2mmとなるような位置までフィルム給
送されている。
【0093】同図22(b)は、上記(a)に示すフィ
ルム給送状態の後、上記画面サイズ手動設定スイッチ9
5により撮影画面サイズを標準画面サイズに設定変更し
た後の、フィルム給送状態を示している。このとき、上
記マスク枠は図中、一点鎖線枠M2 で示す標準画面サイ
ズ(ノーマル)に切り換えられ、これにより撮影予定の
未露光画面b1 も縮小されて画面b3 となる。この場
合、露光済み画面b4 とのコマ間隔d2 は、 d2 > d1 となり、フィルムに無駄な浪費部分が生じる。
【0094】そこで、本実施例ではこの場合、 d2 − d1 = {(大画面の横寸法)−(標準画面の横
寸法)}/2 ほど、フィルムを巻戻して、上記撮影予定の未露光画面
b3 を同図22(c)に示す位置まで移動させる。これ
により、撮影後、撮影画面サイズが大画面サイズから標
準画面サイズに切り換えられてもコマ間隔を一定にする
ことが可能となる。
【0095】一方、同図22(d)は、標準画面サイズ
で写真撮影をした後、フィルムが巻上げられた状態を示
している。このとき、上記撮影画面マスク切換え機構4
0のマスク枠は図中、一点鎖線枠M2 で示す標準画面サ
イズ(ノーマル)に設定されていて、撮影予定の未露光
画面b5 は、露光済み画面b6 に対してコマ間隔d1
が、 d1 =2mmとなるような位置までフィルム給
送されている。
【0096】同図22(e)は、上記(d)に示すフィ
ルム給送状態の後、上記画面サイズ手動設定スイッチ9
5により撮影画面サイズを大画面サイズに設定変更した
後の、フィルム給送状態を示している。このとき、上記
マスク枠は図中、点線枠M1で示す大画面サイズ(ラー
ジ)に切り換えられ、これにより撮影予定の未露光画面
b5 も拡大されて画面b7 となる。この場合、図2に示
すように大画面の横寸法L1 を、たとえば、 L1 =40.75mm とすると、標準画面の横寸法L2 は、 L2 =36mm であるので、露光済み画面b8 と該未露光画面b7 との
コマ間隔d3 は、 d3 =d1 − (L1 −L2 )/2 =2 − (40.75−36)/2 = −0.375mm となり、該未露光画面b7 は該露光済み画面b8 の一部
と重なってしまう。もし、このままの状態で写真撮影を
行うと上記2つの画面b7 ,b8 ともに不具合が生じる
ことになる。
【0097】そこで、本実施例ではこの場合、 d1 − d3 = {(大画面の横寸法)−(標準画面の横
寸法)}/2 ほど、フィルムを巻上げて、上記未露光画面b7 を同図
22(f)に示す位置まで移動させる。これにより、撮
影後、撮影画面サイズが標準画面サイズから大画面サイ
ズに切り換えられてもコマ間隔を一定にすることが可能
となる。
【0098】なお、上記{(大画面の横寸法L1 )−
(標準画面の横寸法L2 )}/2を予め計算して、この
計算値をカメラ本体内のメモリー(図示せず)に記憶さ
せておけば、前記CPU101が該値に基づき前記フィ
ルム巻上げ・巻戻しモータ7の制御をすばやく行うこと
ができる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、S
フォーマットフィルムまたは、135型フィルムが装着
可能で、かつ、撮影後に撮影画面サイズを切り換えられ
ても、撮影画面のコマ間隔が広がったり、該撮影画面が
重なったりせずに、常に撮影画面のコマ間隔を一定に保
つことができる撮影画面サイズ切換カメラを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮影画面サイズ切換カメラの概念図。
【図2】パーフォレーションを有さないフィルムの撮影
画面サイズを示す正面図。
【図3】パーフォレーションを有するフィルムの撮影画
面サイズを示す正面図。
【図4】本発明の1実施例を示す撮影画面サイズ切換カ
メラの背面図。
【図5】上記実施例の撮影画面サイズ切換カメラの正面
図。
【図6】上記実施例のカメラに使用されているファイン
ダー光学系の斜視図。
【図7】上記実施例のカメラにおけるファインダー視野
枠をそれぞれ示したものであって、(a)は大画面撮影
時、(b)は通常の撮影時の視野枠の正面図。
【図8】上記実施例のカメラにおける撮影画面マスク切
換機構の正面図。
【図9】上記実施例のカメラにおけるフィルム給送量検
出用のパルス発生機構の要部斜視図。
【図10】上記図4のカメラにパーフォレーションのな
いフィルムを装填した状態を示す上記カメラの背面図。
【図11】上記実施例のカメラにおけるフィルムローデ
ィングの状態を示す要部断面図。
【図12】上記実施例のカメラにおけるフィルムローデ
ィングの状態を示す要部断面図。
【図13】上記実施例のカメラにおけるフィルムローデ
ィングの状態を示す要部断面図。
【図14】上記実施例のカメラにおけるフィルムローデ
ィングの状態を示す要部断面図。
【図15】上記実施例のカメラにおけるフォトインタラ
プタ部の拡大断面図。
【図16】上記実施例のカメラにおける電気回路の構成
を示すブロック図。
【図17】コマ間隔とパーフォレーションの位置関係を
示すフィルムの正面図。
【図18】上記実施例のカメラにおける撮影画面サイズ
の手動切換スイッチの概略構成図。
【図19】上記実施例のカメラにおけるオートローディ
ング中のフィルムの種類の判別法の一例を示すフローチ
ャート。
【図20】上記実施例のカメラにおけるマニュアル設定
によるフィルムの種類の判別法の1例を示すフローチャ
ート。
【図21】上記実施例のカメラにおけるオートローディ
ング終了後の同カメラの動作を示すフローチャート。
【図22】上記実施例のカメラにおける、上記図2に示
すパーフォレーションのないフィルムを装着し、該フィ
ルムが終了する前に画面サイズの設定を変更した場合の
撮影画面を示したものであって、(a)〜(c)は該撮
影画面を大画面サイズから標準画面サイズに切り換えた
場合を、(d)〜(f)は、該撮影画面を標準サイズか
ら大画面サイズに切り換えた場合を説明する正面図。
【符号の説明】
1…フォトインタラプタ 2…フォトインタラプタ駆動回路 3…フィルムパルス発生手段 4…論理回路 5…フィルム給送制御手段 6…フィルム巻上げ巻戻し駆動回路 7…巻上げ巻戻しモータ 8…フィルム判別手段 8a…画面サイズ切換指示手段 8b…画面サイズ切換判別手段 8c…画面サイズ指定手段 9…画面サイズ切換えモータ用駆動回路 10…画面サイズ切換えモータ 11…パトローネ装填室 14…マスク部 29…フィルム巻取室 30…ファインダー光学系 40…撮影画面マスク切換機構 50…フィルムパトローネ 51…カメラ本体 55a…パーフォレーションのあるフィルム 55b…パーフォレーションのないフィルム 55c…パーフォレーション 60…フィルム給送量検出用のパルス発生機構 80…フォトインタラプタ部 95…画面サイズ手動設定スイッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】影画面サイズを指定する画面サイズ指定
    手段と、上記 画面サイズ指定手段の情報に基づいて撮影画面サイ
    ズを切り換える撮影画面サイズ切換手段と、上記画面サイズ指定手段により指定された撮影画面サイ
    ズに応じて、撮影露光終了後に続いて行なわれる1コマ
    巻き上げ動作によるフィルムの1コマ分の巻き上げ給送
    量を制御する1コマ給送制御手段と、 上記1コマ給送制御手段によるフィルムの1コマ巻き上
    げ動作が終了した後の状態において、上記画面サイズ指
    定手段により撮影画面サイズの切り換え動作が行われた
    か否かを判別する画面サイズ切換判別手段と、 上記画面サイズ切換判別手段の出力信号に基づき、上記
    フィルムの1コマ給送量よりも少ない所定量を巻き上げ
    または巻き戻し給送して、フィルム上の撮影コマ間隔を
    補正する フィルム給送制御手段と、 を具備していることを特徴とする撮影画面サイズ切換カ
    メラ。
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