JP3183542B2 - フィルムの給送制御装置 - Google Patents
フィルムの給送制御装置Info
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- JP3183542B2 JP3183542B2 JP28159291A JP28159291A JP3183542B2 JP 3183542 B2 JP3183542 B2 JP 3183542B2 JP 28159291 A JP28159291 A JP 28159291A JP 28159291 A JP28159291 A JP 28159291A JP 3183542 B2 JP3183542 B2 JP 3183542B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムの給送制御装
置、詳しくは、フィルム移動に応じて発生するパルスを
計数してフィルム給送量を制御するフィルム給送制御装
置。
置、詳しくは、フィルム移動に応じて発生するパルスを
計数してフィルム給送量を制御するフィルム給送制御装
置。
【0002】
【従来の技術】パーフォレーションを有する135型フ
ィルム用カメラにおける、フィルムの給送制御に関し
て、従来、各種の制御装置が提案されている。例えば、
特開昭49−36009号公報に開示のフィルムの給送
制御装置は、フィルムに従動するローラの回転により発
生するパルスをカウントすることによってフィルムの給
送制御を行うものである。また、実開昭51−2243
7号公報に開示のフィルムの給送制御装置は、パーフォ
レーションに対して光電的にパルスを発生する装置を用
いて、該パルス数が所定の値に達した後、露光動作を許
容する装置である。
ィルム用カメラにおける、フィルムの給送制御に関し
て、従来、各種の制御装置が提案されている。例えば、
特開昭49−36009号公報に開示のフィルムの給送
制御装置は、フィルムに従動するローラの回転により発
生するパルスをカウントすることによってフィルムの給
送制御を行うものである。また、実開昭51−2243
7号公報に開示のフィルムの給送制御装置は、パーフォ
レーションに対して光電的にパルスを発生する装置を用
いて、該パルス数が所定の値に達した後、露光動作を許
容する装置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の特開
昭49−36009号公報に開示の装置は、上述のよう
にフィルムに従動するローラの回転により発生するパル
スに基づいて送り量を制御するもので、この方法では所
定量のフィルムの給送は可能である。しかし、撮影者が
フィルムを装填したとき、パーフォレーション位置と撮
影画面の相対位置が一定にならない。従って、図12の
(A)に示すように撮影画面4c,4dの中央のコマ境
界線E上にフィルム4のパーフォレーション4aが跨っ
て位置する可能性も生じる。このような状態で撮影され
たフィルムは、例えば、使用者が現像後のフィルムをネ
ガシートホルダに収納しようとして上記コマ境界線Eに
沿って切断した場合、パーフォレーション4aの穴部が
切れてしまい、後の取扱い時に、その切れたパーフォレ
ーション部の端が引掛かるなどで取扱いにくいことにな
る。なお、図12の(B)は、撮影画面4c,4dのコ
マ境界線Fに対してパーフォレーション4aの穴部が具
合良くに振り分けた位置にあってフィルムをF線上で切
断しても問題が生じない状態を示している。
昭49−36009号公報に開示の装置は、上述のよう
にフィルムに従動するローラの回転により発生するパル
スに基づいて送り量を制御するもので、この方法では所
定量のフィルムの給送は可能である。しかし、撮影者が
フィルムを装填したとき、パーフォレーション位置と撮
影画面の相対位置が一定にならない。従って、図12の
(A)に示すように撮影画面4c,4dの中央のコマ境
界線E上にフィルム4のパーフォレーション4aが跨っ
て位置する可能性も生じる。このような状態で撮影され
たフィルムは、例えば、使用者が現像後のフィルムをネ
ガシートホルダに収納しようとして上記コマ境界線Eに
沿って切断した場合、パーフォレーション4aの穴部が
切れてしまい、後の取扱い時に、その切れたパーフォレ
ーション部の端が引掛かるなどで取扱いにくいことにな
る。なお、図12の(B)は、撮影画面4c,4dのコ
マ境界線Fに対してパーフォレーション4aの穴部が具
合良くに振り分けた位置にあってフィルムをF線上で切
断しても問題が生じない状態を示している。
【0004】また、上述の実開昭51−22437号公
報に開示の装置は、パーフォレーションを光電的に検出
するものであるが、1画面当たりのパーフォレーション
の数が、例えば、135型フィルムでは8個と少ない。
そのため、従来のモータを用いた高速巻き上げに対して
は、精度の良い給送が不可能であった。従って、上記の
従来例と同様に撮影済みフィルムのパーフォレーション
4aが図12の(A)に示す位置にくることがあり得
る。
報に開示の装置は、パーフォレーションを光電的に検出
するものであるが、1画面当たりのパーフォレーション
の数が、例えば、135型フィルムでは8個と少ない。
そのため、従来のモータを用いた高速巻き上げに対して
は、精度の良い給送が不可能であった。従って、上記の
従来例と同様に撮影済みフィルムのパーフォレーション
4aが図12の(A)に示す位置にくることがあり得
る。
【0005】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、パーフォレーションの検出出力と移動量の
検出出力とを併用することにより、撮影画面に対してパ
ーフォレーションを上記の図12の(B)のような好ま
しい位置に位置させることを可能にするフィルムの給送
制御装置を提供することを目的とする。
ものであり、パーフォレーションの検出出力と移動量の
検出出力とを併用することにより、撮影画面に対してパ
ーフォレーションを上記の図12の(B)のような好ま
しい位置に位置させることを可能にするフィルムの給送
制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のフィルム
の給送制御装置は、フィルムのパーフォレーションを検
出して出力を発するパーフォレーション検出手段と、フ
ィルムの移動に応じて作動し、上記パーフォレーション
検出手段からの出力よりも短い周期の出力を発する移動
量検出手段と、上記移動量検出手段からの出力をカウン
トするカウント手段と、上記パーフォレーション検出手
段の出力に基づいて基準とするパーフォレーション位置
を検出し、上記カウント手段をリセットするリセット手
段と、上記リセット動作後、上記カウント手段が所定数
をカウントし、コマ境界線が上記パーフォレーション位
置の間に位置したときフィルムの給送を停止させる給送
制御手段と、を具備したことを特徴とする。 また、本発
明の第2のフィルム給送制御装置は、フィルムのパーフ
ォレーションの通過状態を検出するパーフォレーション
検出手段と、上記パーフォレーション検出手段の検出出
力よりも細かい給送量分解能を有する移動量検出手段
と、上記パーフォレーション検出手段の出力に基づいて
基準とするパーフォレーション位置を検出し、その後、
上記移動量検出手段の出力に基づいて上記フィルムの給
送停止位置を制御する給送制御手段と、を具備したこと
を特徴とする。
の給送制御装置は、フィルムのパーフォレーションを検
出して出力を発するパーフォレーション検出手段と、フ
ィルムの移動に応じて作動し、上記パーフォレーション
検出手段からの出力よりも短い周期の出力を発する移動
量検出手段と、上記移動量検出手段からの出力をカウン
トするカウント手段と、上記パーフォレーション検出手
段の出力に基づいて基準とするパーフォレーション位置
を検出し、上記カウント手段をリセットするリセット手
段と、上記リセット動作後、上記カウント手段が所定数
をカウントし、コマ境界線が上記パーフォレーション位
置の間に位置したときフィルムの給送を停止させる給送
制御手段と、を具備したことを特徴とする。 また、本発
明の第2のフィルム給送制御装置は、フィルムのパーフ
ォレーションの通過状態を検出するパーフォレーション
検出手段と、上記パーフォレーション検出手段の検出出
力よりも細かい給送量分解能を有する移動量検出手段
と、上記パーフォレーション検出手段の出力に基づいて
基準とするパーフォレーション位置を検出し、その後、
上記移動量検出手段の出力に基づいて上記フィルムの給
送停止位置を制御する給送制御手段と、を具備したこと
を特徴とする。
【0007】
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0009】図1は、本発明の一実施例を示すカメラの
フィルムの給送制御装置のブロック構成図である。本カ
メラは、例えば、135型のフィルムを用いたオートロ
ーダ機構付きのカメラである。図1に示すように上記カ
メラの給送制御装置においては、フィルム4は、給送制
御手段であるモータ駆動回路15により駆動されるモー
タ(M)16により給送される。その給送状態は、パー
フォレーション4aの通過状態を検出するパーフォレー
ション検出手段であるパーフォレーション検出部(フォ
トインターラプタ)11(図2参照)、および、該パー
フォレーション検出部の検出出力よりも短い周期、即
ち、より細かい給送量分解能を有するフィルム給送量検
出手段の移動量検出部12により検出される。その検出
動作は、給送開始位置からの移動量検出部12の出力パ
ルスをカウンタ手段であるカウンタ13でカウントす
る。そのカウント数が第1の所定数に達した後、パーフ
ォレーション検出部(フォトインターラプタ)11によ
る検出動作に切り換え、フィルム4のパーフォレーショ
ン4aがアパーチャ13位置に対して所定の基準位置に
位置したときに上記パーフォレーション検出部(フォト
インターラプタ)11により出力信号を発し、リセット
手段であるリセット回路14により上記カウンタ13の
カウント値をリセットする。続いて、再度、移動量検出
部12の出力パルスをカウントし、第2の所定数に達し
たとき、モータ駆動回路15によりモータ16を停止さ
せ、フィルムの給送を停止させる。この停止状態では、
フィルム4のパーフォレーション4aがアパーチャ13
位置、従って、撮影画面位置に対して所定の相対位置関
係、例えば、前記の図12の(B)のような好ましい位
置に保たれる。
フィルムの給送制御装置のブロック構成図である。本カ
メラは、例えば、135型のフィルムを用いたオートロ
ーダ機構付きのカメラである。図1に示すように上記カ
メラの給送制御装置においては、フィルム4は、給送制
御手段であるモータ駆動回路15により駆動されるモー
タ(M)16により給送される。その給送状態は、パー
フォレーション4aの通過状態を検出するパーフォレー
ション検出手段であるパーフォレーション検出部(フォ
トインターラプタ)11(図2参照)、および、該パー
フォレーション検出部の検出出力よりも短い周期、即
ち、より細かい給送量分解能を有するフィルム給送量検
出手段の移動量検出部12により検出される。その検出
動作は、給送開始位置からの移動量検出部12の出力パ
ルスをカウンタ手段であるカウンタ13でカウントす
る。そのカウント数が第1の所定数に達した後、パーフ
ォレーション検出部(フォトインターラプタ)11によ
る検出動作に切り換え、フィルム4のパーフォレーショ
ン4aがアパーチャ13位置に対して所定の基準位置に
位置したときに上記パーフォレーション検出部(フォト
インターラプタ)11により出力信号を発し、リセット
手段であるリセット回路14により上記カウンタ13の
カウント値をリセットする。続いて、再度、移動量検出
部12の出力パルスをカウントし、第2の所定数に達し
たとき、モータ駆動回路15によりモータ16を停止さ
せ、フィルムの給送を停止させる。この停止状態では、
フィルム4のパーフォレーション4aがアパーチャ13
位置、従って、撮影画面位置に対して所定の相対位置関
係、例えば、前記の図12の(B)のような好ましい位
置に保たれる。
【0010】図2は、上記フィルムの給送制御装置を内
蔵するカメラの後蓋を外した状態での背面図であって、
本図に示すように、カメラ背面部にはファインダ接眼部
6が配されている。また、スプール室側の本体1の上下
部(下部は、図示しない)には上記移動量検出部12の
フィルム従動部となるローラ2が、フィルムに接触可能
な位置で回動自在に支持されて配設されている。このロ
ーラ2の表面は、フィルム面に対して滑りにくい素材で
構成されており、フィルムの給送量は、確実にローラ2
の回転量として検出される。また、ローラ2の外径は、
略6mmに設定されているので、フィルム4が135型
のものであった場合、ローラ2の2回転が1コマ分の給
送量38mmに対応する。そして、上記ローラ2の回転
は、図3に示す移動量検出部12を構成するパルス発生
円板7に軸2aを介して伝達される。該パルス発生円板
7は角度5゜毎に導通パターン7aと不導通パターン7
bとを配したものであり、更に、接点ブロック8の接点
バネ8a,8bが該パターン上を圧接摺動可能に配され
ている。従って、円板7の1回転に付き36パルスが出
力されることになり、上記1コマの給送量38mmに対
応する出力パルス数は、2回転分として72パルスとな
る。また、同様にスプール室側の本体1の上方のフィル
ムパーフォレーション4aの通過線上に上記パーフォレ
ーション検出部、即ち、フォトインターラプタ(以下、
PIと称する)11の受光素子11bが配されている。
なお、後蓋9側には、図4に示すように該後蓋9が閉じ
られたときに該受光素子11bに対向する位置にPI1
1を構成する投光素子11aが固着されている。このP
I11によりパーフォレーション4aの移動方向の所定
位置、例えば、図9のパーフォレーション4aのエッジ
4b通過位置が検出されることになる。図9中で22
は、投光素子11aのエッジ4bの通過位置での投光ス
ポットを示している。なお、このパーフォレーション検
出部のPI11は、反射光を利用するフォトリフレクタ
タイプのセンサを用いても良い。その場合、検出部は、
本体側か、後蓋側のいずれかに固着される。
蔵するカメラの後蓋を外した状態での背面図であって、
本図に示すように、カメラ背面部にはファインダ接眼部
6が配されている。また、スプール室側の本体1の上下
部(下部は、図示しない)には上記移動量検出部12の
フィルム従動部となるローラ2が、フィルムに接触可能
な位置で回動自在に支持されて配設されている。このロ
ーラ2の表面は、フィルム面に対して滑りにくい素材で
構成されており、フィルムの給送量は、確実にローラ2
の回転量として検出される。また、ローラ2の外径は、
略6mmに設定されているので、フィルム4が135型
のものであった場合、ローラ2の2回転が1コマ分の給
送量38mmに対応する。そして、上記ローラ2の回転
は、図3に示す移動量検出部12を構成するパルス発生
円板7に軸2aを介して伝達される。該パルス発生円板
7は角度5゜毎に導通パターン7aと不導通パターン7
bとを配したものであり、更に、接点ブロック8の接点
バネ8a,8bが該パターン上を圧接摺動可能に配され
ている。従って、円板7の1回転に付き36パルスが出
力されることになり、上記1コマの給送量38mmに対
応する出力パルス数は、2回転分として72パルスとな
る。また、同様にスプール室側の本体1の上方のフィル
ムパーフォレーション4aの通過線上に上記パーフォレ
ーション検出部、即ち、フォトインターラプタ(以下、
PIと称する)11の受光素子11bが配されている。
なお、後蓋9側には、図4に示すように該後蓋9が閉じ
られたときに該受光素子11bに対向する位置にPI1
1を構成する投光素子11aが固着されている。このP
I11によりパーフォレーション4aの移動方向の所定
位置、例えば、図9のパーフォレーション4aのエッジ
4b通過位置が検出されることになる。図9中で22
は、投光素子11aのエッジ4bの通過位置での投光ス
ポットを示している。なお、このパーフォレーション検
出部のPI11は、反射光を利用するフォトリフレクタ
タイプのセンサを用いても良い。その場合、検出部は、
本体側か、後蓋側のいずれかに固着される。
【0011】以上のように構成されたフィルムの給送制
御装置を内蔵する本実施例のカメラのフィルム給送制御
を含む撮影処理動作について図5〜7のフローチャート
および図8〜9のフィルム給送状態図により説明する。
図5は、上記カメラの撮影処理のメインルーチンのフロ
ーチャートである。まず、カメラにフィルムパトローネ
5を装填し、パトローネ5から引き出されたフィルム4
の先端をスプール3側に差し込んだ状態(図2参照)で
後蓋を閉じると、ステップS1において、数コマ分の空
送りを行い、撮影可能状態にフィルム4をセットするた
めにサブルーチン「オートロード処理」がコールされ
る。なお、このときのフィルムの初期状態は、図8に示
すフィルム上のB位置に、ローラ2が接触しているもの
とする。
御装置を内蔵する本実施例のカメラのフィルム給送制御
を含む撮影処理動作について図5〜7のフローチャート
および図8〜9のフィルム給送状態図により説明する。
図5は、上記カメラの撮影処理のメインルーチンのフロ
ーチャートである。まず、カメラにフィルムパトローネ
5を装填し、パトローネ5から引き出されたフィルム4
の先端をスプール3側に差し込んだ状態(図2参照)で
後蓋を閉じると、ステップS1において、数コマ分の空
送りを行い、撮影可能状態にフィルム4をセットするた
めにサブルーチン「オートロード処理」がコールされ
る。なお、このときのフィルムの初期状態は、図8に示
すフィルム上のB位置に、ローラ2が接触しているもの
とする。
【0012】上記「オートロード処理」は、図6のフロ
ーチャートに示すように、ステップS11でPI11を
点灯し、PI11を作動状態にする。続いて、数コマ分
の空送りのため、モータ16を駆動して、フィルムの給
送を開始する(ステップS12)。ステップS13,1
4において、移動量検出部12の接点バネ8a,8bか
らの出力であるフィルム移動量に対応する移動量パルス
をカウンタ13でパルス数nf として計数してゆく。そ
して、パルス数nf が予め定められた第1の所定数n1
に一致した時点、即ち、図8で示すと、ローラ2がBの
位置からパルス数n1 を検出するまで距離、移動した状
態になったとき、ステップS15に進む。なお、上記第
1の所定数n1 は、この場合、260パルスとする。そ
して、PI11により基準とするパーフォレーション4
aのエッヂ4bが検出されたとき、上記カウンタ13の
計数したパルス数をリセットする(ステップS16)。
このときのフィルム4は、その基準とするパーフォレー
ション4aがカメラのアパーチャ13に対して所定の位
置関係を保ったところに位置していることになる。図8
では、Cで示す位置にローラ2が位置する状態である。
また、上記パーフォレーションエッジ4bのPI11に
よる検出位置判断は、図9に示すように、PI11の出
力波形21において、投光素子11aのスポット22が
エッジ4b上に位置して出力値Eに達したときにエッジ
検出状態と判断する。
ーチャートに示すように、ステップS11でPI11を
点灯し、PI11を作動状態にする。続いて、数コマ分
の空送りのため、モータ16を駆動して、フィルムの給
送を開始する(ステップS12)。ステップS13,1
4において、移動量検出部12の接点バネ8a,8bか
らの出力であるフィルム移動量に対応する移動量パルス
をカウンタ13でパルス数nf として計数してゆく。そ
して、パルス数nf が予め定められた第1の所定数n1
に一致した時点、即ち、図8で示すと、ローラ2がBの
位置からパルス数n1 を検出するまで距離、移動した状
態になったとき、ステップS15に進む。なお、上記第
1の所定数n1 は、この場合、260パルスとする。そ
して、PI11により基準とするパーフォレーション4
aのエッヂ4bが検出されたとき、上記カウンタ13の
計数したパルス数をリセットする(ステップS16)。
このときのフィルム4は、その基準とするパーフォレー
ション4aがカメラのアパーチャ13に対して所定の位
置関係を保ったところに位置していることになる。図8
では、Cで示す位置にローラ2が位置する状態である。
また、上記パーフォレーションエッジ4bのPI11に
よる検出位置判断は、図9に示すように、PI11の出
力波形21において、投光素子11aのスポット22が
エッジ4b上に位置して出力値Eに達したときにエッジ
検出状態と判断する。
【0013】続いて、ステップS17でPIを消灯し、
移動量検出部12の移動量パルスのカウンタ13での計
数(計数値nf )が開始される(ステップS18)。そ
して、上記計数値nf が第2の所定数n2 に等しくなっ
たとき(ステップS19)、モータ16によるフィルム
給送を停止する(ステップS20)。この停止状態は、
給送初期位置から所定長だけ給送し、なおかつ、フィル
ムは、前記ステップS15でエッジ4bを検出した位置
から所定量給送されたところに位置しているので、アパ
ーチャ13に対してフィルム4のパーフォレーション4
aが所定の位置関係をもって位置する状態であり、その
位置は、第2の所定数n2 により定めることができる。
この場合、所定数n2 を24とすることにより、ローラ
2を図8のAの位置に位置させ、アパーチャ13とパー
フォレーション4aの相対位置関係が、撮影始めの撮影
画面に対して図12の(B)のように撮影画面の境界線
Fが2つのパーフォレーション4aの中間を通るように
停止させることができる。上記第2の所定数n2 は、上
述のようにPI11とアパーチャ13との相対位置関
係、基準とするパーフォレーション4a検出後の何個目
のパーフォレーションで停止させるか、前記により単位
フィルム給送量に対する移動量検出部12の出力パルス
数等により決定されるものとする。続いて、ステップS
21においてカウンタ13の計数値をリセットして本サ
ブルーチンを終了し、メインルーチンに戻る。そして、
図5のステップS2に進む。
移動量検出部12の移動量パルスのカウンタ13での計
数(計数値nf )が開始される(ステップS18)。そ
して、上記計数値nf が第2の所定数n2 に等しくなっ
たとき(ステップS19)、モータ16によるフィルム
給送を停止する(ステップS20)。この停止状態は、
給送初期位置から所定長だけ給送し、なおかつ、フィル
ムは、前記ステップS15でエッジ4bを検出した位置
から所定量給送されたところに位置しているので、アパ
ーチャ13に対してフィルム4のパーフォレーション4
aが所定の位置関係をもって位置する状態であり、その
位置は、第2の所定数n2 により定めることができる。
この場合、所定数n2 を24とすることにより、ローラ
2を図8のAの位置に位置させ、アパーチャ13とパー
フォレーション4aの相対位置関係が、撮影始めの撮影
画面に対して図12の(B)のように撮影画面の境界線
Fが2つのパーフォレーション4aの中間を通るように
停止させることができる。上記第2の所定数n2 は、上
述のようにPI11とアパーチャ13との相対位置関
係、基準とするパーフォレーション4a検出後の何個目
のパーフォレーションで停止させるか、前記により単位
フィルム給送量に対する移動量検出部12の出力パルス
数等により決定されるものとする。続いて、ステップS
21においてカウンタ13の計数値をリセットして本サ
ブルーチンを終了し、メインルーチンに戻る。そして、
図5のステップS2に進む。
【0014】メインルーチンのステップS2で撮影が開
始され、レリーズ操作を行うと、ステップS3にてシャ
ッタを開/閉し、撮影を終了後、ステップS4において
フィルム4を1コマ給送するためにサブルーチン「1コ
マ給送処理」がコールされる。このサブルーチン「1コ
マ給送処理」は、図7に示すように、ステップS31に
おいて、まず、フィルムの給送をモータ16により開始
する。なお、このときは、フィルム4は、前撮影位置に
あって、ローラ2が図10に示すフィルム上のA′に位
置するような状態にある。ステップS32,33におい
て、移動量検出部12からの移動量パルスをカウンタ1
3でパルス数nf として計数してゆく。そして、パルス
数nf が予め定められた第3の所定数n3 に一致した時
点、即ち、図10で示すと、ローラ2がフィルム上のA
位置に位置したとき、ステップS34でフィルムの給送
を停止させる。ここで、上記第3の所定数n3 は、フィ
ルム給送量上で1コマ分の給送量、例えば、135型フ
ィルムの撮影時の場合、38mm(図10中、寸法lで
示す)に対応した数値であって、前記パルス発生円板7
の2回転分のパルス数72となる。従って、給送前、ロ
ーラ2がA′の位置にあるとき撮影画面とパーフォレー
ション4aが図12の(B)の状態にあれば、給送後の
A位置にあってもパーフォレーション4aは、好ましい
位置、即ち、図12の(B)の状態にあることになる。
続いて、ステップS35で移動量パルス数nf を0にリ
セットして本サブルーチンを終了し、メインルーチンに
戻る。そして、メインルーチンにて、図5のステップS
5に進み、フィルムの終端の検出を行い、その終端が検
出されるまでステップS2に戻り、撮影とフィルム給送
を繰り返す。フィルム終端が検出された時点でステップ
S6に進み、フィルム4を巻き戻して撮影処理を終了す
る。
始され、レリーズ操作を行うと、ステップS3にてシャ
ッタを開/閉し、撮影を終了後、ステップS4において
フィルム4を1コマ給送するためにサブルーチン「1コ
マ給送処理」がコールされる。このサブルーチン「1コ
マ給送処理」は、図7に示すように、ステップS31に
おいて、まず、フィルムの給送をモータ16により開始
する。なお、このときは、フィルム4は、前撮影位置に
あって、ローラ2が図10に示すフィルム上のA′に位
置するような状態にある。ステップS32,33におい
て、移動量検出部12からの移動量パルスをカウンタ1
3でパルス数nf として計数してゆく。そして、パルス
数nf が予め定められた第3の所定数n3 に一致した時
点、即ち、図10で示すと、ローラ2がフィルム上のA
位置に位置したとき、ステップS34でフィルムの給送
を停止させる。ここで、上記第3の所定数n3 は、フィ
ルム給送量上で1コマ分の給送量、例えば、135型フ
ィルムの撮影時の場合、38mm(図10中、寸法lで
示す)に対応した数値であって、前記パルス発生円板7
の2回転分のパルス数72となる。従って、給送前、ロ
ーラ2がA′の位置にあるとき撮影画面とパーフォレー
ション4aが図12の(B)の状態にあれば、給送後の
A位置にあってもパーフォレーション4aは、好ましい
位置、即ち、図12の(B)の状態にあることになる。
続いて、ステップS35で移動量パルス数nf を0にリ
セットして本サブルーチンを終了し、メインルーチンに
戻る。そして、メインルーチンにて、図5のステップS
5に進み、フィルムの終端の検出を行い、その終端が検
出されるまでステップS2に戻り、撮影とフィルム給送
を繰り返す。フィルム終端が検出された時点でステップ
S6に進み、フィルム4を巻き戻して撮影処理を終了す
る。
【0015】以上にように、本実施例のカメラにおける
フィルム給送制御においては、オートロード時には、ま
ず、移動量検出部12の出力パルスにより第1の所定数
に対応する給送を行った後、PI11によりアパーチャ
に対するパーフォレーション4aの基準とする相対位置
を検出しておき、その後、移動量検出部12からの給送
精度上十分な分解能を有する移動量パルス出力により管
理しながら第2の所定数に到達するまで給送を実行する
ように行う。更に、その後の撮影に対しても上記移動量
検出部12からの移動量パルス出力により管理しながら
1コマ分の給送量に対応する第3の所定数に到達するま
で給送を実行するように行う。従って、第2,3の所定
数を適正に定めることにより、。撮影開始から後続して
撮影される撮影画面において、図12の(B)に示すよ
うなコマ境界線Fがパーフォレーション4a間のの中間
部分を通り、フィルムをカットしてもパーフォレーショ
ン4aが切れることにはならない。しかも、移動量検出
部12の出力パルスを検出しながら給送制御するので、
上記のフィルム給送速度は、高速巻き上げが可能にな
る。また、上記第1,2の所定数により、フィルム先端
から1コマ目までの撮影画面位置を設定することができ
る。
フィルム給送制御においては、オートロード時には、ま
ず、移動量検出部12の出力パルスにより第1の所定数
に対応する給送を行った後、PI11によりアパーチャ
に対するパーフォレーション4aの基準とする相対位置
を検出しておき、その後、移動量検出部12からの給送
精度上十分な分解能を有する移動量パルス出力により管
理しながら第2の所定数に到達するまで給送を実行する
ように行う。更に、その後の撮影に対しても上記移動量
検出部12からの移動量パルス出力により管理しながら
1コマ分の給送量に対応する第3の所定数に到達するま
で給送を実行するように行う。従って、第2,3の所定
数を適正に定めることにより、。撮影開始から後続して
撮影される撮影画面において、図12の(B)に示すよ
うなコマ境界線Fがパーフォレーション4a間のの中間
部分を通り、フィルムをカットしてもパーフォレーショ
ン4aが切れることにはならない。しかも、移動量検出
部12の出力パルスを検出しながら給送制御するので、
上記のフィルム給送速度は、高速巻き上げが可能にな
る。また、上記第1,2の所定数により、フィルム先端
から1コマ目までの撮影画面位置を設定することができ
る。
【0016】次に、上記実施例のカメラにおける1コマ
給送処理の変形例について図11のフローチャートによ
り説明する。上記実施例の1コマ給送処理がオートロー
ド処理でパーフォレーション4aの相対位置が決められ
た後は、移動量検出部12の出力パルスのみに基づいて
パーフォレーションに対する各撮影画面位置を決めるも
のであったが、本変形例のものは、上記オートロード処
理後の1コマ給送処理においてもパーフォレーション検
出部のPI11と移動量検出部12の双方の出力信号を
利用して給送制御を行い、更に、給送精度を高めるもの
である。なお、装置の構成等は、前記図1の実施例のも
のと同一とする。
給送処理の変形例について図11のフローチャートによ
り説明する。上記実施例の1コマ給送処理がオートロー
ド処理でパーフォレーション4aの相対位置が決められ
た後は、移動量検出部12の出力パルスのみに基づいて
パーフォレーションに対する各撮影画面位置を決めるも
のであったが、本変形例のものは、上記オートロード処
理後の1コマ給送処理においてもパーフォレーション検
出部のPI11と移動量検出部12の双方の出力信号を
利用して給送制御を行い、更に、給送精度を高めるもの
である。なお、装置の構成等は、前記図1の実施例のも
のと同一とする。
【0017】図11は、図7の撮影処理のメインルーチ
ンでコールされる本変形例のサブルーチン「1コマ給送
処理」のフローチャートである。まず、ステップS41
において、モータ16を駆動して、フィルムの給送を開
始する。この時点でのローラ2の位置は、図10におけ
るA′の位置にあるものとする。そして、ステップS4
2,43で、移動量検出部12のフィルム移動量に対応
する移動量パルスをカウンタ13でパルス数nf として
計数し、そのパルス数nf が予め定められた第1の所定
数n4 に一致した時点、即ち、図8で示すと、ローラ2
がA′の位置からパルス数n4 を検出するまで距離、移
動した状態になったとき、ステップS44に進む。な
お、上記第1の所定数n4 は、この変形例の場合、50
パルスとする。
ンでコールされる本変形例のサブルーチン「1コマ給送
処理」のフローチャートである。まず、ステップS41
において、モータ16を駆動して、フィルムの給送を開
始する。この時点でのローラ2の位置は、図10におけ
るA′の位置にあるものとする。そして、ステップS4
2,43で、移動量検出部12のフィルム移動量に対応
する移動量パルスをカウンタ13でパルス数nf として
計数し、そのパルス数nf が予め定められた第1の所定
数n4 に一致した時点、即ち、図8で示すと、ローラ2
がA′の位置からパルス数n4 を検出するまで距離、移
動した状態になったとき、ステップS44に進む。な
お、上記第1の所定数n4 は、この変形例の場合、50
パルスとする。
【0018】ステップS44でPI11を点灯し、PI
11を作動状態にする。そして、PI11によりパーフ
ォレーション4aのエッヂ4b(図9参照)の位置が検
出されたとき、上記カウンタ13の計数パルス数をリセ
ットする(ステップS45,46)。このときのフィル
ム4は、そのパーフォレーション4aがカメラのアパー
チャ13に対して所定の位置関係を保った位置にあるこ
とになる。図10では、Dで示す位置にローラ2が位置
する状態にある。続いて、ステップS47でPIを消灯
し、移動量検出部12の移動量パルスのカウンタ13で
の計数(計数値nf )が開始される(ステップS4
8)。そして、上記計数値nf が第2の所定数n5 (こ
の場合、16とする)に等しくなったとき(ステップS
49)、即ち、給送初期位置から所定の1コマ分の給送
(図10の寸法lで示す)がなされ、なおかつ、アパー
チャ13に対してフィルム4のパーフォレーション4a
が所定の位置関係をもって位置する状態、即ち、ローラ
2が図8のAの位置に位置し、撮影画面4dがパーフォ
レーション4aに対して、前記図12の(B)の状態に
位置するように位置決めされたところで、モータ16に
よるフィルム給送を停止する(ステップS50)。な
お、上記第2の所定数n5 は、PI11がパーフォレー
ション4aのエッジ4bを検出したフィルム位置(図1
0ではローラ2が位置Dにあるとき)を基準にして、そ
の後フィルムが移動してアパーチャ13に対してパーフ
ォレーション4aが図12の(B)の位置、即ち、コマ
境界線Fがパーフォレーション4a間の中央部を通るよ
うな位置にくるような移動量を与えるパルス数を設定す
る。この値は、上記基準とするパーフォレーション4a
を1コマ中の何番目のパーフォレーションにするか、ま
た、移動量検出部12の単位フィルム移動量に対する出
力パルス数によって設定される値である。続いて、ステ
ップS51においてカウンタ13の計数値をリセットし
て本サブルーチンを終了し、メインルーチンに戻り、図
5のステップS5に進む。
11を作動状態にする。そして、PI11によりパーフ
ォレーション4aのエッヂ4b(図9参照)の位置が検
出されたとき、上記カウンタ13の計数パルス数をリセ
ットする(ステップS45,46)。このときのフィル
ム4は、そのパーフォレーション4aがカメラのアパー
チャ13に対して所定の位置関係を保った位置にあるこ
とになる。図10では、Dで示す位置にローラ2が位置
する状態にある。続いて、ステップS47でPIを消灯
し、移動量検出部12の移動量パルスのカウンタ13で
の計数(計数値nf )が開始される(ステップS4
8)。そして、上記計数値nf が第2の所定数n5 (こ
の場合、16とする)に等しくなったとき(ステップS
49)、即ち、給送初期位置から所定の1コマ分の給送
(図10の寸法lで示す)がなされ、なおかつ、アパー
チャ13に対してフィルム4のパーフォレーション4a
が所定の位置関係をもって位置する状態、即ち、ローラ
2が図8のAの位置に位置し、撮影画面4dがパーフォ
レーション4aに対して、前記図12の(B)の状態に
位置するように位置決めされたところで、モータ16に
よるフィルム給送を停止する(ステップS50)。な
お、上記第2の所定数n5 は、PI11がパーフォレー
ション4aのエッジ4bを検出したフィルム位置(図1
0ではローラ2が位置Dにあるとき)を基準にして、そ
の後フィルムが移動してアパーチャ13に対してパーフ
ォレーション4aが図12の(B)の位置、即ち、コマ
境界線Fがパーフォレーション4a間の中央部を通るよ
うな位置にくるような移動量を与えるパルス数を設定す
る。この値は、上記基準とするパーフォレーション4a
を1コマ中の何番目のパーフォレーションにするか、ま
た、移動量検出部12の単位フィルム移動量に対する出
力パルス数によって設定される値である。続いて、ステ
ップS51においてカウンタ13の計数値をリセットし
て本サブルーチンを終了し、メインルーチンに戻り、図
5のステップS5に進む。
【0019】以上説明したように本変形例のものでは、
1コマ分の給送を移動量検出部12の出力パルスを第
1,2の所定数n4,n5だけカウントして位置出しを行
うと同時に、1コマ給送毎に基準となるパーフォレーシ
ョン4aのエッジ4bをPI11により検出し、その検
出位置からの移動量検出部12の出力パルス数により停
止位置を管理するようにしたので、ローラ2において極
僅かの滑りがあったとしても、それが累積されることが
なく、常に、正確な位置にフィルム4を位置決めして給
送することができる。また、上記第2の所定数n5 の設
定如何によりアパーチャ13に対するPI11の配設位
置を決定することが可能であるので、アパーチャ回りの
配置の自由度が増す。更に、PI11の点灯タイミング
を第1の所定数n4 により自由に設定可能であることか
ら、常に、PI11の点灯タイミングをパーフォレーシ
ョン4aの孔内近傍で点灯するようにしてパーフォレー
ション孔間でのフィルム面への投光による露光を極力避
けることができる。
1コマ分の給送を移動量検出部12の出力パルスを第
1,2の所定数n4,n5だけカウントして位置出しを行
うと同時に、1コマ給送毎に基準となるパーフォレーシ
ョン4aのエッジ4bをPI11により検出し、その検
出位置からの移動量検出部12の出力パルス数により停
止位置を管理するようにしたので、ローラ2において極
僅かの滑りがあったとしても、それが累積されることが
なく、常に、正確な位置にフィルム4を位置決めして給
送することができる。また、上記第2の所定数n5 の設
定如何によりアパーチャ13に対するPI11の配設位
置を決定することが可能であるので、アパーチャ回りの
配置の自由度が増す。更に、PI11の点灯タイミング
を第1の所定数n4 により自由に設定可能であることか
ら、常に、PI11の点灯タイミングをパーフォレーシ
ョン4aの孔内近傍で点灯するようにしてパーフォレー
ション孔間でのフィルム面への投光による露光を極力避
けることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフィルムの
給送制御装置は、パーフォレーション検出手段の出力信
号により基準とするパーフォレーション位置を検出し、
更に、上記パーフォレーション検出手段の出力信号より
短い周期の移動量検出手段の出力パルスを利用しフィル
ム停止位置を制御するようにしたので、精度よくフィル
ム給送を制御することができる。しかも、装置として
は、簡単な構成でよく、スペ−ス的にも自由度の高い、
コスト的にも有利な装置を提供することが可能となるな
ど数多くの顕著な効果を有している。
給送制御装置は、パーフォレーション検出手段の出力信
号により基準とするパーフォレーション位置を検出し、
更に、上記パーフォレーション検出手段の出力信号より
短い周期の移動量検出手段の出力パルスを利用しフィル
ム停止位置を制御するようにしたので、精度よくフィル
ム給送を制御することができる。しかも、装置として
は、簡単な構成でよく、スペ−ス的にも自由度の高い、
コスト的にも有利な装置を提供することが可能となるな
ど数多くの顕著な効果を有している。
【図1】本発明の一実施例のカメラに内蔵されるフィル
ムの給送制御装置の主要ブロック構成図。
ムの給送制御装置の主要ブロック構成図。
【図2】上図1のカメラの後蓋を外した状態での背面
図。
図。
【図3】上記図1のカメラの給送制御装置の移動量検出
部の斜視図。
部の斜視図。
【図4】上記図1のカメラの給送制御装置のパーフォレ
ーション検出部の横断面図。
ーション検出部の横断面図。
【図5】上記図1のカメラの撮影処理のフローチャー
ト。
ト。
【図6】上記図5の撮影処理においてコールされるサブ
ルーチン「オートロード処理」のフローチャート。
ルーチン「オートロード処理」のフローチャート。
【図7】上記図5の撮影処理においてコールされるサブ
ルーチン「1コマ給送処理」のフローチャート。
ルーチン「1コマ給送処理」のフローチャート。
【図8】上記図6のオートロード処理におけるフィルム
のセット状態を示す図。
のセット状態を示す図。
【図9】上記図4のパーフォレーション検出部の出力波
形を示す図。
形を示す図。
【図10】上記図7の1コマ給送処理におけるフィルム
給送検出状態を示す図。
給送検出状態を示す図。
【図11】上記実施例のカメラのサブルーチン「1コマ
給送処理」の変形例を示すサブルーチン「1コマ給送処
理」のフローチャート。
給送処理」の変形例を示すサブルーチン「1コマ給送処
理」のフローチャート。
【図12】フィルムの撮影画面とパーフォレーションの
相対位置関係を示す図であって、(A)は、撮影画面と
パーフォレーションの相対位置が悪い場合を示し、
(B)は、撮影画面とパーフォレーションの相対位置が
好ましい場合を示す。
相対位置関係を示す図であって、(A)は、撮影画面と
パーフォレーションの相対位置が悪い場合を示し、
(B)は、撮影画面とパーフォレーションの相対位置が
好ましい場合を示す。
2…………………ローラ(移動量検出手段) 7…………………パルス発生円板(移動量検出手段) 8…………………接点ブロック(移動量検出手段) 11…………………パーフォレーション検出部であるP
I(パーフォレーション検出手段) 11a………………投光素子(パーフォレーション検出
手段) 11b………………受光素子(パーフォレーション検出
手段) 12…………………移動量検出部(移動量検出手段) 13…………………カウンタ(カウント手段) 14…………………リセット回路(リセット手段) 15…………………モータ駆動回路(給送制御手段) 16…………………給送モータ(給送制御手段) n1 ,n4 …………………第1の所定数 n2 ,n5 …………………第2の所定数
I(パーフォレーション検出手段) 11a………………投光素子(パーフォレーション検出
手段) 11b………………受光素子(パーフォレーション検出
手段) 12…………………移動量検出部(移動量検出手段) 13…………………カウンタ(カウント手段) 14…………………リセット回路(リセット手段) 15…………………モータ駆動回路(給送制御手段) 16…………………給送モータ(給送制御手段) n1 ,n4 …………………第1の所定数 n2 ,n5 …………………第2の所定数
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−192339(JP,A) 特開 昭61−97634(JP,A) 特開 昭57−52034(JP,A) 特開 昭63−147150(JP,A) 特開 昭63−184729(JP,A) 特開 昭56−114932(JP,A) 実開 昭61−182527(JP,U) 実開 昭56−92130(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/00
Claims (2)
- 【請求項1】フィルムの給送制御装置において、 フィルムのパーフォレーションを検出して出力を発する
パーフォレーション検出手段と、 フィルムの移動に応じて作動し、上記パーフォレーショ
ン検出手段からの出力よりも短い周期の出力を発する移
動量検出手段と、 上記移動量検出手段からの出力をカウントするカウント
手段と、 上記パーフォレーション検出手段の出力に基づいて基準
とするパーフォレーション位置を検出し、上記カウント
手段をリセットするリセット手段と、 上記リセット動作後、上記カウント手段が所定数をカウ
ントし、コマ境界線が上記パーフォレーション位置の間
に位置したときフィルムの給送を停止させる給送制御手
段と、 を具備したことを特徴とするフィルムの給送制御装置。 - 【請求項2】フィルムのパーフォレーションの通過状態
を検出するパーフォレーション検出手段と、 上記パーフォレーション検出手段の検出出力よりも細か
い給送量分解能を有する移動量検出手段と、 上記パーフォレーション検出手段の出力に基づいて基準
とするパーフォレーション位置を検出し、その後、上記
移動量検出手段の出力に基づいて上記フィルムの給送停
止位置を制御する給送制御手段と、 を具備したことを特徴とするフィルムの給送制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28159291A JP3183542B2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | フィルムの給送制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28159291A JP3183542B2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | フィルムの給送制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05119374A JPH05119374A (ja) | 1993-05-18 |
JP3183542B2 true JP3183542B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=17641298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28159291A Expired - Fee Related JP3183542B2 (ja) | 1991-10-28 | 1991-10-28 | フィルムの給送制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3183542B2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-28 JP JP28159291A patent/JP3183542B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05119374A (ja) | 1993-05-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010411 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |