JPH055946A - フイルム給送制御装置 - Google Patents

フイルム給送制御装置

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Publication number
JPH055946A
JPH055946A JP18194591A JP18194591A JPH055946A JP H055946 A JPH055946 A JP H055946A JP 18194591 A JP18194591 A JP 18194591A JP 18194591 A JP18194591 A JP 18194591A JP H055946 A JPH055946 A JP H055946A
Authority
JP
Japan
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film
perforation
feeding
barrier
frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP18194591A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Yoshida
豊 吉田
Hiroshi Komatsuzaki
博 小松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP18194591A priority Critical patent/JPH055946A/ja
Publication of JPH055946A publication Critical patent/JPH055946A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 間違って蓋を開けてもフイルムの光被りを防
止できるフイルム給送制御装置を提供する。 【構成】 バリアを閉じてスイッチ4からバリア閉信号
がマイクロコンピュータ7に入力されて5分経過した
時、マイクロコンピュータ7はフイルム位置をフイルム
カウント記憶部26に書き込み、フイルム9を巻き戻
す。バリアを開けると、スイッチ4からバリア開信号が
マイクロコンピュータ7に入力されてフイルムカウント
記憶部26のフイルム位置データに基づいてフイルム9
をアパーチュア24に再セットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプールにロール状に
巻き付けられ、パトローネ本体内に収納される写真用フ
イルムの給送を制御する給送制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のフイルム給送制御装置では、カメ
ラの裏蓋を開けてフイルムパトローネをパトローネ室に
挿入し、裏蓋を光密に閉じると、自動的にフイルムが給
送されてフイルムの第1コマ目がアパーチュアにセット
され、撮影準備が完了する。シャッタボタンを押圧して
撮影を行った後、フイルムが巻き上げられて第2コマ目
がアパーチュアにセットされ、以下同様に撮影,コマセ
ットが交互に繰り返される。最終コマの撮影が済むと、
フイルムのテンションを感知してフイルムは自動的に巻
き戻される。
【0003】また、所謂プレワインディング方式のフイ
ルム給送制御装置では、最初に全てのフイルムがカメラ
の巻上げ軸に巻き取られ、撮影が済んだコマから順次に
パトローネ本体内に収納されていくようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、巻戻し
が完了していない状態で裏蓋を間違って開けた場合に、
前者のフイルム給送制御装置では、撮影済みのコマを光
被りさせてしまうことになる。また、後者のプレワイン
ディング方式のフイルム給送制御装置においては、撮影
済みのコマだけはパトローネ本体の内部に収納されてい
て安全であるが、撮影したばかりのコマ付近及び未露光
部分を光被りさせることになる。
【0005】本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたもので、不用意な蓋開けによるフイルム
の光被りを防止するフイルム給送制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のフイルム給送制
御装置は、パトローネ本体内に回動自在に設けられたス
プールにロール状に巻き付けられた写真用のフイルムの
給送を制御するフイルム給送制御装置において、露光位
置に対するフイルムの給送位置を記憶するフイルム位置
記憶手段と、一定時間未使用状態であることを検知して
フイルムを再給送可能にパトローネ本体内に収納するフ
イルムセーブ手段と、未使用状態が解除されたことを検
知してフイルムを再給送し、前記フイルム位置記憶手段
により記憶されたフイルム位置データに基づいてフイル
ムを露光位置に再セットするフイルムロード手段とを備
えたものである。
【0007】
【作用】一定時間以上撮影が行われない場合には、フイ
ルムセーブ手段によりこれが検知されてフイルムは再給
送可能にパトローネ本体内に収納される。また、未使用
状態が解除された場合には、フイルムロード手段により
これが検知されてフイルムは再給送され、フイルム位置
記憶手段により記憶されていたフイルムセーブ直前のフ
イルム位置データに基づいて露光位置に再セットされ
る。
【0008】
【実施例】本発明のフイルム給送制御装置を搭載したカ
メラ1の外観を示す図2において、このカメラ1の前面
には未使用時に撮影レンズ2を保護するバリア3がスラ
イド自在に取り付けられている。このバリア3の背後に
は、バリア3の開位置,閉位置でそれぞれバリア開信
号,バリア閉信号をカメラ1のマイクロコンピュータ
(図1を参照)に送出するスイッチ4が設けられてい
る。また、上部にはシャッタボタン5が取り付けられて
いる。
【0009】フイルム給送制御装置を示す図1におい
て、前記スイッチ4がバリア開信号,バリア閉信号を送
出するマイクロコンピュータ7は、ROM8に記憶され
たプログラムシーケンスに従ってフイルム9の給送を制
御する。マイクロコンピュータ7にはモータドライバ1
0を介してモータ11が接続されており、モータ11は
給送伝達装置12を介して巻取り軸13及びフォーク1
4を駆動する。フォーク14は、パトローネ室にフイル
ムパトローネ15を装填した際にフイルムパトローネ1
5のスプール16に係合し、これを駆動する。
【0010】前記フイルム9の終端部9aは、図3に示
すように、スプール16に固定されており、スプール1
6はパトローネ本体15aの内部に回動自在に設けられ
ている。図はパトローネ本体15aからフイルム9を全
て引き出した状態を示しているが、フイルム9が未露光
状態ではリーダ部9bだけを除いてスプール16にロー
ル状に巻き付けられ、パトローネ本体15aの内部に収
納されている。
【0011】リーダ部9bの縁部片側にはパーフォレー
ション9cが短い間隔で連続して4個形成され、リーダ
部検出用のパーフォレーション群18を構成している。
また、これと一直線上に撮影コマ19の各々に対応して
1個ずつのパーフォレーション9cが各々形成されてい
る。そして、最終コマ20の上部にはパーフォレーショ
ン9cが3個連続して形成され、フイルム終端部検出用
のパーフォレーション群21を構成している。
【0012】これらのパーフォレーション9c及びパー
フォレーション群18,21を検出するフォトセンサ2
3が、アパーチュア24近傍のフイルム給送路に設けら
れており、信号処理回路25を介してパーフォ検出信号
をマイクロコンピュータ7に入力する。また、マイクロ
コンピュータ7にはアパーチュア24にセットされてい
るフイルム9のコマ番号を記憶するフイルムカウント記
憶部26が接続されている。
【0013】前記フォトセンサ23は、図4に示すよう
に、フイルム9面に向けてLED23aから光を照射
し、フイルム9面からの反射光をフォトトランジスタ2
3bが受光する反射光形フォトセンサである。
【0014】前記信号処理回路25は、図5に示すよう
に、マイクロコンピュータ7の端子PFLEDからのパ
ルス信号を受けてLED23aを一定周期で点滅させ
る。そして、フォトトランジスタ23bからの出力に基
づいてマイクロコンピュータ7の端子PFにHighレ
ベル信号若しくはLowレベル信号を出力する。例え
ば、パーフォレーション9cがフォトセンサ23の位置
に到達した場合、端子PFにHighレベル信号を出力
し、マイクロコンピュータ7はパーフォ信号値pf=1
とする。また、端子PFにLowレベル信号が入力され
た場合には、マイクロコンピュータ7はパーフォ信号値
pf=0とする。
【0015】以上のように構成されたフイルム9及びそ
の給送制御装置の作用を説明する。パトローネ本体15
aをパトローネ室に装填してリーダ部9bのパーフォレ
ーション9cを巻取り軸13の爪に係合させた後、裏蓋
を閉じる。この閉じ操作に連動して、図6及び図7に示
すように、マイクロコンピュータ7は、第1コマをアパ
ーチュア24にセットするためのシーケンスを実行す
る。
【0016】まず、図8に示すようなタイマ割込み初期
化を行う。即ち、パーフォ信号値pfの信号レベルがH
ighであるときのパルス幅(High幅と呼ぶことに
する)をHwidth,Lowであるときのパルス幅
(Low幅と呼ぶことにする)をLwidthとし(図
9〜12を参照)、パーフォレーション9cの進行方向
前側のエッジがフォトセンサ23の位置に到達して端子
PFの信号レベルがLowからHighに切り替わった
状態に検出される立ち上がりエッジの数をPedge,
パーフォレーション9cの進行方向後側のエッジがフォ
トセンサ23の位置に到達して端子PFの信号レベルが
HighからLowに切り替わった状態に検出される立
ち下がりエッジの数をNedgeとし、パルス幅を計測
するタイマカウンタをPeriod,フイルムカウント
モードをFvarとすると、Hwidth=0,Lwi
dth=0,Pedge=0,Nedge=0,Per
iod=0,Fvar=0にする。ただし、Fvar
は、1のとき「加算モード」,−1のとき「減算モー
ド」,0のとき「無変化モード」である。
【0017】タイマ割込みの初期化が済むと、マイクロ
コンピュータ7はモータドライバ10を介してモータ1
1を駆動して巻上げ軸を回転させ、フイルム9の巻上げ
を開始する。フイルム9の給送が行われている間、フォ
トセンサ23のLED23aは常時フイルム9の縁部表
面に光を短い周期で照射しており、この反射光をフォト
トランジスタ23bが受光して信号処理回路25を介し
てパーフォ信号が短い一定間隔でマイクロコンピュータ
7に入力されている。そして、Pedgeが2個以上検
出されると、これがリーダ部検出用のパーフォレーショ
ン群18であるか否かを判定する。
【0018】パーフォレーション群18,又は21であ
るか否かは、図13に示すタイマ割込みルーチンで判定
される。タイマ割込みはタイマ割込みが許されている間
は一定時間毎(例えば1ms毎)に起動される。今回の
割込みで読み込んだパーフォ信号値pfを前回読み込ん
だパーフォ信号値lastpfと比較し、これらが異な
っている場合はパーフォレーション9cの進行方向前側
又は後側のエッジを通過したことを意味する。又、これ
らが異なっていない場合は、パーフォレーション9cの
エッジを通過していないことを意味する。
【0019】パーフォ信号値pfがパーフォ信号値la
stpfと同一であって、かつパーフォ信号値pfが0
である場合には、PeriodとLwidthとを比較
する。この時Period>Lwidthであれば、パ
ルスのLow幅が前回測定した値より長い事を意味する
のでLwidthを更新するためにLwidth=Pe
riodとする(図9を参照)。Period≦Lwi
dthの時は更新しない(図11を参照)。その後、P
eriod=Period+1とした後、Lwidth
とHwidth×4とを比較する。ここで、Lwidt
hと比較するHwidthを4倍したのは、例えば巻取
り軸13の巻き太りや電源電池の電圧降下等によりフイ
ルム給送速度が変動してHwidthの値が変動するこ
とを考慮したもので、Lwidthの値がHwidth
の値より十分に小さい場合にパーフォレーション群18
又は21であると判断できるからである。
【0020】パーフォ信号値pfがパーフォ信号値la
stpfと同一であって、かつパーフォ信号値pfが1
である場合には、PeriodとHwidthとを比較
する。この時、Period>Hwidthであれば、
パルスのHigh幅が前回測定した値より長い事を意味
するのでHwidthを更新するためにHwidth=
Periodとする(図10を参照)。Period≦
Hwidthの時は更新しない(図12を参照)。その
後Period=Period+1とした後、Lwid
thとHwidth×4とを比較する。
【0021】パーフォ信号値pfがパーフォ信号値la
stpfと異なり、かつパーフォ信号値pfが1である
場合には、フォトセンサ23の位置にパーフォレーショ
ン9cの進行方向前側のエッジが達し、新たに立ち上が
りエッジが生じたことを示しているので、Pedge=
Pedge+1とするとともに、ここまでのタイマカウ
ンタPeriodは、前のパーフォレーション9cの進
行方向後側のエッジから新たなパーフォレーション9c
の進行方向前側のエッジまでの長さ,即ちLwidth
となる。Fvarは加算モードで1であるからフイルム
カウント(Fcount)に1を加算する。そして、パ
ーフォレーション9cを通過する時間幅を測定するため
にPeriod=0とした後、LwidthとHwid
th×4とを比較する。
【0022】パーフォ信号値pfがパーフォ信号値la
stpfと異なり、かつパーフォ信号値pfが0である
場合には、フォトセンサ23の位置にパーフォレーショ
ン9cの進行方向後側のエッジが達し、立ち下がりエッ
ジが生じたことを示しているので、Nedge=Ned
ge+1とするとともに、ここまでのタイマカウンタP
eriodはパーフォレーション9cの幅を示している
からHwidth=Periodとする。そして、次の
パーフォレーション9cの進行方向前側のエッジに到達
するまでの時間を計測するためにPeriod=0とし
た後、LwidthとHwidth×4とを比較する。
【0023】Lwidth>Hwidth×4のとき
は、パーフォレーション群18又は21ではないので、
マークフラグを立てない(Mark=0)。Lwidt
h≦Hwidth×4のときは、パーフォレーション群
18もしくはパーフォレーション群21であるからマー
クフラグを立てる(Mark=1)。なお、パーフォレ
ーション群18,21以外のパーフォレーション9c同
志の間隔はHwidth×4より大きい。そして、今回
のパーフォ信号値pfを前回のパーフォ信号値last
pfに置換し、タイマ割込みルーチンを終了する。次回
のタイマ割込みでも同様の動作を行う。
【0024】パーフォレーション群18がフォトセンサ
23を通り過ぎた後、次のパーフォレーション9cを検
出すると、フイルム給送を停止してフイルムカウンタの
コマ番号に1を加算するとともに、タイマ割込みを禁止
してバリア3の開操作及びシャッタボタン5の押圧待ち
状態になる。
【0025】バリア3をスライドさせて撮影レンズ2を
露呈させると、スイッチ4からマイクロコンピュータ7
にバリア開信号が入力されが、アパーチュア24に第1
コマ目がセットされた状態でフイルムカウントが1以上
であるから、図14に示すように、バリア開信号はキャ
ンセルされてフイルムロードは行われず、そのままシャ
ッタボタン5の押圧待ち状態になる。
【0026】図15に示すように、シャッタボタン5を
半押しすると、被写体の輝度を測定するとともに被写体
までの距離を測定し、さらにバッテリチェックを行う。
バッテリ容量が十分でない場合には撮影者に例えば赤色
LEDを点灯させて警告を与え、十分である場合には例
えば青色LEDを点灯させて撮影準備が整っていること
を表示する。撮影者は青色LEDが点灯していることを
確認した後、シャッタボタン5を最後まで押し込む。こ
れによって、撮影レンズが測距データに基づいてピント
調節された直後にシャッタ機構が駆動され、アパーチュ
ア24にセットされたフイルム9の第1コマ目が露光さ
れる。露光終了後に、マイクロコンピュータ7はコマ送
りのシーケンスを実行する。
【0027】コマ送りのシーケンスを示す図16におい
て、タイマ割込み初期化した後モータ11を駆動してフ
イルム巻上げを開始する。次のパーフォレーション9c
の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジを検出すると
第2コマ目の撮影コマ19がアパーチュア24に達した
ことを示しているからフイルム給送を停止し、シャッタ
ボタン5の押圧待ち状態になる。2回目以降の撮影が終
了した後も、同様のシーケンスが繰り返される。
【0028】撮影途中で、一旦撮影を休止する際にはバ
リア3を閉じる。この閉じ操作によってスイッチ4から
マイクロコンピュータ7にバリア閉信号が入力され、図
17に示すように、図18に示すフイルムセーブのシー
ケンスを実行する。また、カメラの種々の動作,例えば
撮影・給送・レリーズ半押し・ズーム駆動・バリア開・
モードセット等の後には不図示の5分タイマが起動され
る。このタイマが5分を計上した際はユーザがしばらく
の間カメラを動作させるつもりはないものとみなして図
18に示すフイルムセーブシーケンスを実行する。
【0029】タイマ割込み初期化を行った後、フイルム
カウントモードを減算モードにセットするとともに、現
在のコマ番号(Fsave)をフイルムカウント記憶部
26に書き込み、続いてフイルム9の巻戻しを開始す
る。巻戻しが進んでリーダ部9bのパーフォレーション
群18が検出されると、立ち上がりエッジの数を0に初
期化して新たに立ち上がりエッジを検出し、これが2個
以上検出された時点でフイルム給送を停止してタイマ割
込みを禁止する。これによって、リーダ部9bを除く全
部のフイルム9がパトローネ本体15a内に収納される
ので、不用意に裏蓋を開けてもフイルム9が外光を被る
心配がない。
【0030】撮影を再開したい場合には、バリア3を開
ける。バリアが開いている場合はシャッタボタン5を半
押しする。これによって、スイッチ4からバリア開信号
がマイクロコンピュータ7に入力される。図19に示す
ように、まずフイルムカウントが0以下となっているを
調べる。フイルムカウントが0以下ならばフイルム9が
セーブされていることになるので、その場合は、マイク
ロコンピュータ7は図19に示すフイルムをアパーチュ
アに再セットするフイルムロードのシーケンスを実行す
る。
【0031】タイマ割込み初期化を行った後、フイルム
9の巻上げを開始し、パーフォレーション群18が検出
されたらフイルムカウントを0にしてフイルムカウント
モードを加算モードにセットし、フイルム巻上げを継続
する。フイルムカウントのコマ番号がフイルムカウント
記憶部26に書き込まれたFsave以上になったら、
フイルム給送を停止させる。これによって、巻戻し直前
のコマ番号の撮影コマ19がアパーチュア24にセット
される。なお、送り誤差を考慮して1〜2コマ進ませて
から停止してもよい。
【0032】撮影が進み、パーフォレーション群21の
最初のパーフォレーション9cが検出されて最終コマ2
0が撮影された後、さらにフイルム9の巻上げが開始さ
れると、すぐに次のパーフォレーション9cが検出さ
れ、Lwidth≦Hwidth×4となりマークフラ
グが1となるので、パーフォレーション群21であると
判別される。これによって、マイクロコンピュータ7は
給送伝達装置12を介してフォーク14を駆動し、フイ
ルム巻戻しを開始するとともに、フイルムカウンタを減
算モードにする。その後、Mark=0,即ちパーフォ
レーション9cでなくなるまで巻戻しを行う。フイルム
9の巻戻しが進み、パーフォレーション群18がフォト
センサ23により検出されると、Mark=1となる。
これを検出してからフイルム9のリーダ部9bがパトロ
ーネ本体15a内に巻き込まれないようにフイルム9の
巻戻しを停止する。
【0033】以上説明した実施例では、フイルム9を巻
き上げながらリーダ部9b側から順次に撮影していく方
式を採用したが、装填直後にフイルム9を一旦全て巻き
上げた後、撮影済みのコマをパトローネ本体15a内に
巻き戻しながらスプール3側のコマから撮影を行う所謂
プレワインディング方式を採用してもよい。
【0034】プレワインディング方式による本発明の実
施例に係るシーケンスを図20〜図22に示す。マイク
ロコンピュータ7は裏蓋の閉じ操作に連動してフイルム
巻上げを開始し、リーダ部9bのパーフォレーション群
18を検出した後、フイルムカウントモードを加算モー
ドにセットしてフイルム給送が進むに従ってそれぞれの
撮影コマ19に対応したパーフォレーション9cを検出
し、この都度にフイルムカウントのコマ番号を増加させ
る。
【0035】最終コマ20の最初のパーフォレーション
9cが検出され、さらにわずかにフイルム9が給送され
ると、これがパーフォレーション群21であることが判
別され、一旦フイルム給送が停止される。そして、この
ときのフイルムカウント番号tを記憶してフイルム9を
巻き戻し始めるとともに、フイルムカウントモードを減
算モードに切り替える。フイルムカウント番号tは、最
終コマ20に対応したコマ番号より例えば1ないし2だ
け大きくなっているから、フイルムカウント番号がt−
1より小さくなり、次のパーフォ信号値pfが0になっ
た時点,即ち最終コマ20がアパーチュア24に正確に
セットされた時点でフイルム9の巻戻しが停止される。
【0036】撮影が行われるごとに、フイルム9が1コ
マずつ巻き戻されてコマ送りが行われる。撮影が進み、
フイルムカウントが0になると、フイルムカウントモー
ドを0(不変モード)にしてフイルムカウンタのコマ番
号が変化しない状態にする。さらにフイルム9の巻戻し
が進行してパーフォレーション群18が検出されマーク
フラグが1になると、フイルム9の巻戻しが停止され
る。これによって、リーダ部9bのパトローネ本体15
a内への巻込みが防止される。
【0037】なお、図21ではフイルムカウントが1以
上であるにもかかわらず、パーフォレーション群18が
検出されマークフラグが1になった場合は過去に何らか
の異常が有り、矛盾が生じたものと判断して給送を止め
るようにしている。
【0038】このプレワインディング方式においてもフ
イルムセーブのシーケンスは、前記実施例と同様である
からフイルムロードのシーケンスを図22を参照して説
明する。シャッタボタン半押し等の操作がなされてフイ
ルムロードのシーケンスが実行されると、タイマ割込み
初期化後フイルム巻上げを開始する。リーダ部9bのパ
ーフォレーション群18を検出してマークフラグが1に
なり、さらにパーフォレーション群18を通過してマー
クフラグが0になると、コマ番号を0にするとともにフ
イルムカウントモードを加算モードにセットする。フイ
ルム巻上げが進んで、フイルムカウントのコマ番号が、
フイルムカウント記憶部26に書き込まれたFsave
より1コマ以上大きくなった時点でフイルム給送を停止
させる。続いてフイルムカウントモードを減算モードに
セットしてフイルム9を巻き戻し始め、フイルムカウン
トのコマ番号がFsave以下になった時点でフイルム
給送を停止させる。
【0039】以上説明した実施例では、フイルムをセー
ブするタイミングとしてバリアを閉じてから所定時間,
例えば5分経過した時としたが、本発明はこれに限定さ
れることなく、比較的長い時間撮影が行われないと判断
される場合,例えばカメラのメインスイッチをOFFに
した時,あるいは最後にカメラを操作してから所定時
間,例えば5分以上経過した時等にフイルムセーブを行
うようにしてもよい。また、フイルムロードのタイミン
グに関してもバリアの開操作に限らず、何らかのカメラ
操作,例えばメインスイッチのON等でもよい。
【0040】なお、上記実施例ではフイルムのリーダ部
や終端部の検出もパーフォレーションで行っているの
で、各々のパーフォレーションの数は撮影コマのそれと
変えておく必要があるが、パーフォレーションの個数は
上記実施例に限定されない。例えば、パーフォレーショ
ン群18,21を構成しているパーフォレーション9c
の数をどちらも1個にし、撮影コマ19に対応するパー
フォレーション9cの数が2個ずつになるように構成し
てもよい。また、フイルム送り時のパーフォカウント,
演算のシーケンスを変更すれば、現行の1コマ当たりパ
ーフォレーション8個のフイルムにも適用可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフイルム給
送制御装置は、長時間撮影しないと判断される場合には
フイルム位置を記憶してフイルムを巻き戻すとともに、
比較的短時間のうちに撮影が行われると判断される場合
には記憶されたフイルム位置データに基づいてフイルム
を露光位置に再セットするようにしたので、間違って蓋
を開けてもフイルムの光被りを防止でき、初心者でも安
心して撮影を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるフイルム給送制御装置を
示す概略図である。
【図2】図1に示したフイルム給送制御装置を搭載した
カメラの外観を示す斜視図である。
【図3】図1に示したフイルム給送制御装置に係るフイ
ルムの平面図である。
【図4】図1に示したフイルム給送制御装置に係るフイ
ルムとフォトセンサとの関係を示す斜視図である。
【図5】図1に示したフイルム給送制御装置に係るフォ
トセンサと信号処理回路とを示す回路図である。
【図6】図1に示した実施例が裏蓋の閉じ操作により第
1コマセットのシーケンスを実行することを示すフロー
チャートである。
【図7】第1コマ目をセットするシーケンスを示すフロ
ーチャートである。
【図8】タイマ割込み初期化を示すフローチャートであ
る。
【図9】Lwidthを更新する場合のタイムチャート
である。
【図10】Hwidthを更新する場合のタイムチャー
トである。
【図11】Lwidthを更新しない場合のタイムチャ
ートである。
【図12】Hwidthを更新しない場合のタイムチャ
ートである。
【図13】今回のパーフォ信号値pfと前回のパーフォ
信号値lastpfとを比較してパーフォレーション及
びパーフォレーション群を検出するシーケンスを示すフ
ローチャートである。
【図14】バリアを開け、シャッタボタンを半押しする
ことによりフイルムロードのシーケンスを実行すること
を示すフローチャートである。
【図15】露光に関するシーケンスを示すフローチャー
トである。
【図16】コマ送りに関するシーケンスを示すフローチ
ャートである。
【図17】バリアを閉じることによりフイルムセーブの
シーケンスを実行することを示すフローチャートであ
る。
【図18】フイルムセーブのシーケンスを示すフローチ
ャートである。
【図19】フイルムロードのシーケンスを示すフローチ
ャートである。
【図20】プレワインディング方式における第1コマセ
ットに関するシーケンスを示すフローチャートである。
【図21】プレワインディング方式におけるコマ送りに
関するシーケンスを示すフローチャートである。
【図22】プレワインディング方式におけるフイルムロ
ードに関するシーケンスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラ 3 バリア 4 スイッチ 7 マイクロコンピュータ 9 フイルム 9b リーダ部 9c パーフォレーション 15 フイルムパトローネ 15a パトローネ本体 16 スプール 18,21 パーフォレーション群 23 フォトセンサ 24 アパーチュア 26 フイルムカウント記憶部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 パトローネ本体内に回動自在に設けられ
    たスプールにロール状に巻き付けられた写真用のフイル
    ムの給送を制御するフイルム給送制御装置において、露
    光位置に対するフイルムの給送位置を記憶するフイルム
    位置記憶手段と、一定時間未使用状態であることを検知
    してフイルムを再給送可能にパトローネ本体内に収納す
    るフイルムセーブ手段と、未使用状態が解除されたこと
    を検知してフイルムを再給送し、前記フイルム位置記憶
    手段により記憶されたフイルム位置データに基づいてフ
    イルムを露光位置に再セットするフイルムロード手段と
    を備えたことを特徴とするフイルム給送制御装置。
JP18194591A 1991-06-26 1991-06-26 フイルム給送制御装置 Pending JPH055946A (ja)

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