JP2960850B2 - カメラのフィルム巻上げ制御装置 - Google Patents
カメラのフィルム巻上げ制御装置Info
- Publication number
- JP2960850B2 JP2960850B2 JP8560194A JP8560194A JP2960850B2 JP 2960850 B2 JP2960850 B2 JP 2960850B2 JP 8560194 A JP8560194 A JP 8560194A JP 8560194 A JP8560194 A JP 8560194A JP 2960850 B2 JP2960850 B2 JP 2960850B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- winding
- frame
- camera
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
Description
ッタレリーズ動作が終了した後、フィルムを自動的に巻
上げるための巻上げ制御装置の制御内容に関する。
巻き上げる機構が採用されており、初期送り時、撮影時
では、上記巻上げ機構によって、フィルムが自動的に巻
き上げられるように制御される。即ち、レリーズ釦が押
されると、シャッタ機構が動作することによりフィルム
への露光が行われるが、この露光が終了すると、巻上げ
機構が動作し、モータにより巻上げスプールを回転させ
る。そして、1コマ分の巻上げが完了したことが検出さ
れると、このスプールの巻上げ動作は停止される。
い場合、例えばフィルムが終了して突っ張っているとき
等では、タイマーにセットされた時間だけ、例えば3秒
間だけスプールを回転させた後に、巻上げ動作を終了す
るように制御される。このようにして、不必要な巻上げ
動作が防止される。
フィルム巻上げ制御装置では、上述したように、1コマ
分の巻上げ完了状態が検出されない場合は、常にタイマ
ーに設定されている時間だけ、モータが駆動され、スプ
ールが回転させられるので、無駄に電池を消耗させると
いう問題があった。即ち、カメラにフィルムを装填しな
い状態で、レリーズ釦を押すことも多く、またカメラ製
造における検査の際でも、シャッタ機構及び巻上げ機構
のテストが行われている。このようなときに、たとえ3
秒程度の短い時間ではあっても、何度もモータ及びスプ
ールを回転させれば、電池電力を無駄に消費することに
なる。
合は、タイマーで設定された時間だけ待たなければなら
ず、検査を短時間に終わらせることができないという不
都合がある。
であり、その目的は、不必要な巻上げ動作時間を可能な
限り短くし、無駄な電池の消耗をなくすと共に、製品検
査の時間短縮を図ることができるカメラのフィルム巻上
げ制御装置を提供することにある。
に、本発明は、フィルムの1コマ分の巻上げ動作時に、
その1コマ巻上げ完了が検出されないときタイマーにセ
ットされた所定時間でモータを停止させるカメラのフィ
ルム巻上げ制御装置において、フィルムパトローネの存
在の有無を検出する在否検出器を設け、レリーズ動作時
に、上記在否検出器に基づいてフィルムパトローネが装
填されていないと判定したときは、上記所定時間よりも
短い時間を上記タイマーにセットし、シャッタ駆動後に
短時間の巻上げ動作を実行するようにしたことを特徴と
する。
き、在否検出器の検出出力に基づいて、フィルムが存在
しないと判定されると、露光動作が行われると同時に、
タイマーが例えば通常の3秒よりも短い1秒にセットさ
れる。そして、上記露光動作が終了した後には、スプー
ルによる巻上げ動作が1秒間だけ実行される。従って、
フィルムが存在しいない場合には、短い時間で巻上げ動
作が終了することになる。
上げ制御装置の構成が示されている。図1において、回
転軸10にスプロケット11が配置され、このスプロケ
ット11にフィルムのパーフォレーションが係合されて
おり、フィルムが1コマ分送られることによりスプロケ
ット11は1回転する。このスプロケット11の回転軸
10に、係止溝12を有する巻上げ検出用カム13が配
置されており、この巻上げ検出用カム13も上記スプロ
ケット11と同様に、1コマの送りで1回転することに
なる。
検出する検出用レバー15が軸16により配置され、こ
の検出用レバー15はバネ17によって巻上げ検出用カ
ム13へ向けて付勢される。この検出用レバー15に
は、上記巻上げ検出用カム13のカム面を摺動する爪1
8が設けられ、この爪18はフィルムが1コマ送られた
時点でカム13の係止溝12へ係止するようになってい
る。そして、この検出用レバー15には、摺動接片19
A,19B及び電極パッド20A,20Bからなる1コ
マ巻上げ検出スイッチSoが取り付けられており、この
1コマ巻上げ検出スイッチSoは、図のように両摺動接
片19A,19Bが電極パッド20Aに接触したときオ
フ(OFF )状態、摺動接片19A,19Bが電極パッド
20A,20Bのそれぞれに接触したときオン(ON)状
態となる。従って、このオン状態のとき、1コマ分の巻
上げ完了状態であることが検出される。
2が形成され、この切欠き22に噛み合うようにカウン
タ歯車23が配置されており、このカウンタ歯車23は
回転軸10の1回転で1つの歯が駆動され、これによっ
て上面の表示部が順次現在の撮影枚数を表示する。ま
た、フィルムの初期送り時に上記検出用レバー15の巻
上げ検出用カム13への係止状態を解除する解除レバー
25が軸26により設けられている。即ち、この解除レ
バー25の一端は上記カウンタ歯車23の下側に設けら
れた突起部27に接触し、他端は検出用レバー15の下
側に設けられた突起部28に接触するように配置され、
初期送り時にはこの解除レバー25が駆動することによ
り、上記1コマ巻上げ検出スイッチSoが強制的にオフ
される。
ネ室の上部側に、板バネ状の接片30及び電極パッド3
1からなるフィルム在否スイッチSF が設けられる。即
ち、上記接片30は接続部32で取り付けられ、この接
片30の下面に接触し、かつパトローネ室に突出して上
下移動するように、検出部材33が配置される。これに
よれば、ドロップインロード式のカメラでは、下側から
装填されるフィルムパトローネ34で上記検出部材33
が押される。従って、上記フィルム在否スイッチSF
は、フィルムパトローネ34が装填されたときオフ状
態、フィルムパトローネ34が装填されていないときオ
ン状態となる。
ャッタ駆動回路37、モータ駆動回路38が設けられ、
この制御IC回路36に、上記1コマ巻上げ検出スイッ
チSoとフィルム在否スイッチSF のオン・オフ信号が
入力される。この制御IC回路36では、フィルム在否
スイッチSF の信号に基づいて、フィルム巻上げのため
のタイマーの設定時間が切り換えられる。即ち、実施例
ではフィルムパトローネ34が有る場合は3秒、フィル
ムパトローネ34が無い場合は1秒にタイマーが設定さ
れており、フィルムパトローネ34が装填されていない
場合は、フィルム巻上げ動作が短時間に終了することと
なる。
図2のフローチャートに基づいて説明する。まず、制御
IC回路36では、ステップ101にて、レリーズ釦が
オンされたか否かが判定されており、”Y(Yes )”の
ときはステップ102にて、フィルム在否スイッチSF
がオフ状態か否かが判定される。ここで、フィルムパト
ローネ34が装填されておらず、”N(No)”のとき
は、ステップ103へ移行して露光動作が実行される。
即ち、シャッタ駆動回路37によりシャッタが駆動さ
れ、フィルムへの露光が行われる。
にセットされ、その後にフィルムの巻上げが実行される
(ステップ105)。即ち、モータ駆動回路38によっ
てモータが駆動され、フィルムを巻き取るためのスプー
ルが回転する。そして、次のステップ106では、タイ
マーアップしたか否かが判定されており、1秒が経過し
ないときはステップ105へ戻り、1秒が経過したとき
にステップ107へ移行して、巻上げ動作が停止され
る。従って、フィルムパトローネ34が装填されていな
い場合は、所定の露光動作が行われるが、フィルム巻上
げ動作は1秒の短い時間だけとなる。
ており、上記ステップ102にてフィルム在否スイッチ
SF がオフ状態と判定されたときは、ステップ108に
て1コマ巻上げ検出スイッチSoがオン状態であるか否
かの判定が行われ、1コマ送りの完了状態にある場合
(Y)は、ステップ109へ移行し、フィルムへの露光
動作が実行される。このとき、通常の撮影が行われる。
そして、この場合はステップ110にて、タイマーを3
秒にセットし、その後にフィルムの巻上げが実行される
(ステップ111)。次のステップ112では、もう一
度上記1コマ巻上げ検出スイッチSoがオン状態である
か否かが判定され、”Y”のときはフィルム巻上げを停
止する(ステップ107)。即ち、3秒の巻上げ動作中
でも、1コマが巻き上げられたことが検出されたとき
は、巻上げを終了させることになる。
即ち最終コマの撮影が終了しフィルムが突っ張った場
合、電池が弱っている場合等のときは、ステップ113
へ移行して、タイマーアップしたか否かを判定する。こ
こで、”N”のときはステップ111へ戻り、フィルム
の巻上げ動作が継続され、3秒が経過した(Y)とき
は、ステップ107でフィルム巻上げが停止される。
るときは、ステップ114にてタイマーを10秒にセッ
トする。これは、最初にフィルムパトローネ34を装填
したときの初期送りをする場合の動作である。即ち、上
述したように、初期送り時では、カウンタ歯車23の突
起部27により解除レバー25が動作し、検出用レバー
15を動かすことにより、1コマ巻上げ検出スイッチS
oが強制的にオフされる。そして、この場合は露光動作
をすることなくステップ114へ移行しており、これに
よって不必要な露光動作をなくしている。その後のステ
ップ115〜ステップ117までの動作は、上記ステッ
プ111〜ステップ113までの動作と同様であり、1
0秒経過した時点でフィルム巻上げ動作は停止される
(ステップ107)。この最大10秒の巻上げ動作によ
り、撮影可能な初期状態にセットされる。
影におけるフィルム巻上げでは、最大で3秒の巻上げ動
作をするが、フィルムが装填されていないときは、1秒
の巻上げ動作を実行させるようにしたので、カメラにフ
ィルムを装填しない状態で、レリーズ釦を押した場合や
カメラ製造の検査でレリーズ釦を押した場合等では、短
い時間で巻上げ動作を終了させることができる。このタ
イマーの設定時間は任意であり、通常の巻上げ動作で設
定されている時間よりも短ければ、1秒以下でも、1秒
以上でもよい。
装填の有無を検出する方式のフィルム在否検出器を用い
たが、この在否検出器としてはアパーチャ部等にフィル
ムの通過状態を検出するスイッチを設け、この検出スイ
ッチによりフィルムの存在の有無を検出する方式を採用
してもよい。
フィルムの1コマ分の巻上げ動作時に、その1コマ巻上
げ完了が検出されないときタイマーにセットされた所定
時間でモータを停止させる制御装置で、フィルムパトロ
ーネ装填の有無を検出する在否検出器を設け、レリーズ
動作時に、上記在否検出器に基づいてフィルムパトロー
ネが装填されていないと判定されたときは、通常の時間
よりも短い時間をタイマーにセットするようにしたの
で、カメラにフィルムを装填しない状態でレリーズ釦を
押した場合、或いはカメラ製造の検査でレリーズ釦を押
した場合等において、巻上げ動作を短時間に終了させる
ことが可能となる。従って、無駄な電池の消耗を回避す
ることができると同時に、製品検査においては時間短縮
を図って、検査の効率を向上させることができるという
利点がある。
制御装置の構成を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 フィルムの1コマ分の巻上げ動作時に、
その1コマ巻上げ完了が検出されないときタイマーにセ
ットされた所定時間でモータを停止させるカメラのフィ
ルム巻上げ制御装置において、 フィルムパトローネの存在の有無を検出する在否検出器
を設け、レリーズ動作時に、上記在否検出器に基づいて
フィルムパトローネが装填されていないと判定したとき
は、上記所定時間よりも短い時間を上記タイマーにセッ
トし、シャッタ駆動後に短時間の巻上げ動作を実行する
ようにしたことを特徴とするカメラのフィルム巻上げ制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8560194A JP2960850B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | カメラのフィルム巻上げ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8560194A JP2960850B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | カメラのフィルム巻上げ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07270873A JPH07270873A (ja) | 1995-10-20 |
JP2960850B2 true JP2960850B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13863353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8560194A Expired - Fee Related JP2960850B2 (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | カメラのフィルム巻上げ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2960850B2 (ja) |
-
1994
- 1994-03-30 JP JP8560194A patent/JP2960850B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07270873A (ja) | 1995-10-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4455074A (en) | Automatic film rewinding camera | |
JP2960850B2 (ja) | カメラのフィルム巻上げ制御装置 | |
JPH077176B2 (ja) | 写真用カメラのモ−タドライブ装置 | |
JPS62931A (ja) | 予備巻カメラ | |
JP3224940B2 (ja) | カメラ | |
US4571044A (en) | Film feed control device in a camera | |
JPS5868024A (ja) | フィルムの自動巻戻し装置付モータ内蔵カメラ | |
JP3675197B2 (ja) | カメラ | |
JP2763382B2 (ja) | カメラ及びフィルム送り出し装置 | |
JPH02113230A (ja) | フィルムカートリッジ用カメラ | |
JP2526829B2 (ja) | カメラ | |
JP3153304B2 (ja) | カメラのフィルム巻戻装置 | |
JPH0926622A (ja) | カメラの表示装置 | |
JPH11142931A (ja) | カメラ | |
JPH05341377A (ja) | カメラのフィルム在否検出装置 | |
JPH10104699A (ja) | カメラ | |
JPH04324432A (ja) | カメラ及びフィルム送り装置 | |
JP2004302278A (ja) | カメラ | |
JPH0561112A (ja) | カメラのフイルム巻き戻し装置 | |
JPH03184031A (ja) | カメラのフィルム巻戻し制御装置 | |
JPH0362024A (ja) | カメラのフィルム巻戻し装置 | |
JPS58224341A (ja) | カメラのフイルム移送装置 | |
JPH02158724A (ja) | 2種類のフイルムフォーマットで撮影可能なカメラ | |
JPH1195305A (ja) | カメラの異常露出警告装置 | |
JPH11338023A (ja) | フィルム巻戻し装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080730 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |