JPH08271970A - 磁気ヘッド付きカメラ - Google Patents
磁気ヘッド付きカメラInfo
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- JPH08271970A JPH08271970A JP7077849A JP7784995A JPH08271970A JP H08271970 A JPH08271970 A JP H08271970A JP 7077849 A JP7077849 A JP 7077849A JP 7784995 A JP7784995 A JP 7784995A JP H08271970 A JPH08271970 A JP H08271970A
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- JP
- Japan
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- perforation
- magnetic head
- film
- photographic film
- feeding
- Prior art date
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- Pending
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/24—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film, e.g. title, time of exposure
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2217/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B2217/24—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film
- G03B2217/242—Details of the marking device
- G03B2217/244—Magnetic devices
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Camera Data Copying Or Recording (AREA)
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 写真用フイルムの形状を利用して内蔵された
磁気ヘッドのクリーニングを行うようにしたカメラを提
供する。 【構成】 磁気ヘッド40は、給送中の写真フイルム1
0の背面に形成された磁気記録層に接触して、磁気記録
層に磁気記録を行う。写真フイルム10の最終の撮影コ
マよりもフイルム終端側に一定長離れた位置で、磁気ヘ
ッドと接触する位置には補助パーフォレーションが設け
られている。最終の撮影コマの撮影後、マイクロコンピ
ュータ22は、パーフォレーションセンサ31が最終の
撮影コマの後端パーフォレーション14bを検出してか
らのエンコードパルスの個数が定数αを越えた時点でフ
イルム巻上げを停止し、フイルム巻戻しを行う。補助パ
ーフォレーションが磁気ヘッド40を通過する際に、磁
気ヘッド40の表面に付着したゴミが補助パーフォレー
ションに引っ掛けられて取り除かれる。
磁気ヘッドのクリーニングを行うようにしたカメラを提
供する。 【構成】 磁気ヘッド40は、給送中の写真フイルム1
0の背面に形成された磁気記録層に接触して、磁気記録
層に磁気記録を行う。写真フイルム10の最終の撮影コ
マよりもフイルム終端側に一定長離れた位置で、磁気ヘ
ッドと接触する位置には補助パーフォレーションが設け
られている。最終の撮影コマの撮影後、マイクロコンピ
ュータ22は、パーフォレーションセンサ31が最終の
撮影コマの後端パーフォレーション14bを検出してか
らのエンコードパルスの個数が定数αを越えた時点でフ
イルム巻上げを停止し、フイルム巻戻しを行う。補助パ
ーフォレーションが磁気ヘッド40を通過する際に、磁
気ヘッド40の表面に付着したゴミが補助パーフォレー
ションに引っ掛けられて取り除かれる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッド付きカメラ
に関し、さらに詳しくは写真フイルムの磁気記録層に磁
気記録を行う磁気ヘッドを備えた磁気ヘッド付きカメラ
に関するものである。
に関し、さらに詳しくは写真フイルムの磁気記録層に磁
気記録を行う磁気ヘッドを備えた磁気ヘッド付きカメラ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真フイルムに磁気記録層を設け、この
磁気記録層に撮影時のシャッタ速度や絞り値、あるいは
ストロボ発光の有無等の露出制御データや、撮影時にユ
ーザが設定したトリミングデータ等をカメラ側の磁気ヘ
ッドで記録しておき、これらの書き込みデータをプリン
ト処理の際に読み取って、プリント時の露光制御やトリ
ミングに利用する試みがされている。
磁気記録層に撮影時のシャッタ速度や絞り値、あるいは
ストロボ発光の有無等の露出制御データや、撮影時にユ
ーザが設定したトリミングデータ等をカメラ側の磁気ヘ
ッドで記録しておき、これらの書き込みデータをプリン
ト処理の際に読み取って、プリント時の露光制御やトリ
ミングに利用する試みがされている。
【0003】このような磁気記録可能な写真フイルム
は、感光乳剤層と反対側のフイルムベースの面に磁性体
が塗布されて透明な磁気記録層が形成されている。ま
た、カメラには、例えばアパーチャ背後の圧板に磁気ヘ
ッドが配されており、この磁気ヘッドが写真フイルムの
磁気記録層に接触するようになっている。そして、1コ
マの撮影が終了して、写真フイルムが給送されている間
に磁気ヘッドを駆動し、撮影されたコマの磁気記録層に
各種のデータを磁気記録する。
は、感光乳剤層と反対側のフイルムベースの面に磁性体
が塗布されて透明な磁気記録層が形成されている。ま
た、カメラには、例えばアパーチャ背後の圧板に磁気ヘ
ッドが配されており、この磁気ヘッドが写真フイルムの
磁気記録層に接触するようになっている。そして、1コ
マの撮影が終了して、写真フイルムが給送されている間
に磁気ヘッドを駆動し、撮影されたコマの磁気記録層に
各種のデータを磁気記録する。
【0004】ところで、磁気記録を正しく行うために
は、磁気ヘッドを写真フイルムの磁気記録層に正しく接
触しておく必要があるが、磁気ヘッドは、フイルムに接
触しているために、写真フイルムに付いたゴミを拾った
り、磁気ヘッド自体で磁気記録層を削った磁性体が付着
したりする。磁気ヘッドにゴミ等が付着すると、磁気ヘ
ッドと磁気記録層との間に隙間があいたり、磁気ヘッド
の表面に磁気記録層が均一に接触しなくなったりする。
このような状態で、磁気記録層に磁気記録を行うと、磁
気記録が正しく行われなくなり、磁気記録時に周波数特
性の悪化,磁気記録層の磁化強度の低下等が生じる。
は、磁気ヘッドを写真フイルムの磁気記録層に正しく接
触しておく必要があるが、磁気ヘッドは、フイルムに接
触しているために、写真フイルムに付いたゴミを拾った
り、磁気ヘッド自体で磁気記録層を削った磁性体が付着
したりする。磁気ヘッドにゴミ等が付着すると、磁気ヘ
ッドと磁気記録層との間に隙間があいたり、磁気ヘッド
の表面に磁気記録層が均一に接触しなくなったりする。
このような状態で、磁気記録層に磁気記録を行うと、磁
気記録が正しく行われなくなり、磁気記録時に周波数特
性の悪化,磁気記録層の磁化強度の低下等が生じる。
【0005】例えば、写真フイルムの給送中に磁気ヘッ
ドに付着したゴミで磁気記録層を削って、磁気記録され
たデータの一部が失われたり、た磁気記録されたデータ
の磁化強度が低下してプリント処理で読み取った際に得
られる再生信号のレベルが低くなったりすると、磁気記
録されたデータを正確に復元できなくなり、間違った色
補正やトリミングがされてしまうといった問題が生じ
る。
ドに付着したゴミで磁気記録層を削って、磁気記録され
たデータの一部が失われたり、た磁気記録されたデータ
の磁化強度が低下してプリント処理で読み取った際に得
られる再生信号のレベルが低くなったりすると、磁気記
録されたデータを正確に復元できなくなり、間違った色
補正やトリミングがされてしまうといった問題が生じ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような不具合を
防止するには、アルコール等をしめらした布等で定期的
に直接に磁気ヘッドを拭き取り、磁気ヘッドに付着した
ゴミ等を除去するのが効果的である。しかしながら、こ
のような作業は、面倒、技術的に困難といった理由か
ら、一般のユーザによって磁気ヘッドのクリーニングが
あまり行われないといった問題が考えられる。例えば写
真フイルムをドロップインローディグするカメラでは、
裏蓋の開き量が少ないから磁気ヘッドを露呈するために
は、裏蓋を取り外す必要があるが、一般ユーザがこれを
行うのは技術的に無理である。
防止するには、アルコール等をしめらした布等で定期的
に直接に磁気ヘッドを拭き取り、磁気ヘッドに付着した
ゴミ等を除去するのが効果的である。しかしながら、こ
のような作業は、面倒、技術的に困難といった理由か
ら、一般のユーザによって磁気ヘッドのクリーニングが
あまり行われないといった問題が考えられる。例えば写
真フイルムをドロップインローディグするカメラでは、
裏蓋の開き量が少ないから磁気ヘッドを露呈するために
は、裏蓋を取り外す必要があるが、一般ユーザがこれを
行うのは技術的に無理である。
【0007】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、写真用フイルムの形状を利用して磁気ヘッ
ドに付着したゴミを軽減する簡易的なクリーニングを行
うようにしたカメラを提供することを目的とする。
れたもので、写真用フイルムの形状を利用して磁気ヘッ
ドに付着したゴミを軽減する簡易的なクリーニングを行
うようにしたカメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、最終の撮影コマが磁気ヘ
ッドの位置を通過した時点からの写真フルイルムの給送
長を測定する測定手段と、前記測定手段からの測定結果
に基づき、フイルム終端側に所定長離れた位置に設けら
れたパーフォレーションが前記磁気ヘッドを通過するま
でフイルム巻上げを行うように前記フイルム給送装置を
制御する制御手段とを備え、前記パーフォレーションを
前記磁気ヘッドに摺接させるようにしたものである。
に、請求項1記載の発明では、最終の撮影コマが磁気ヘ
ッドの位置を通過した時点からの写真フルイルムの給送
長を測定する測定手段と、前記測定手段からの測定結果
に基づき、フイルム終端側に所定長離れた位置に設けら
れたパーフォレーションが前記磁気ヘッドを通過するま
でフイルム巻上げを行うように前記フイルム給送装置を
制御する制御手段とを備え、前記パーフォレーションを
前記磁気ヘッドに摺接させるようにしたものである。
【0009】請求項2記載の発明では、測定手段は、給
送モータが一定角度回転する毎にパルスを発生するパル
ス発生手段と、前記パルス発生手段からのパルスの個数
に基づいて前記写真フイルムの給送長を算出する算出手
段とから構成したものである。
送モータが一定角度回転する毎にパルスを発生するパル
ス発生手段と、前記パルス発生手段からのパルスの個数
に基づいて前記写真フイルムの給送長を算出する算出手
段とから構成したものである。
【0010】請求項3記載の発明では、測定手段は、写
真フイルムが一定長給送される毎にパルスを発生するパ
ルス発生手段と、前記パルス発生手段からのパルスの個
数に基づいて前記写真フイルムの給送長を算出する算出
手段とから構成したものである。
真フイルムが一定長給送される毎にパルスを発生するパ
ルス発生手段と、前記パルス発生手段からのパルスの個
数に基づいて前記写真フイルムの給送長を算出する算出
手段とから構成したものである。
【0011】請求項4記載の発明では、測定手段は、一
定周期でパルスを発生するパルス発生手段を備え、この
パルス発生手段からのパルスに基づいて写真フイルムの
給送時間を測定して写真フイルムの給送長を測定するよ
うにしたものである。
定周期でパルスを発生するパルス発生手段を備え、この
パルス発生手段からのパルスに基づいて写真フイルムの
給送時間を測定して写真フイルムの給送長を測定するよ
うにしたものである。
【0012】請求項5記載に発明では、写真フイルム給
送用の給送モータの回転に同期してパルスを発生するパ
ルス発生手段と、各撮影コマに対して少なくとも1個ず
つ設けられたコマ位置検出用の第1パーフォレーション
の通過を検出するパーフォレーションセンサと、このパ
ーフォレーションセンサが第1パーフォレーションを検
出してから通過し終わるまでの間に前記パルス発生手段
から発生されたパルスの個数と第1パーフォレーション
の長さとから写真フイルムの給送速度を算出し、第1パ
ーフォレーションからフイルム終端側に離れて設けられ
た第2パーフォレーションまでの一定長の給送に必要な
前記パルス発生手段からのパルスの個数を求める算出手
段と、パーフォレーションセンサが最終の撮影コマに対
応した第1パーフォレーションの通過を検出した後に前
記パルス発生手段から発生されるパルスの個数を計数
し、その計数値が前記算出手段で求められたパルスの個
数に達した後に前記給送モータの巻上げ方向への回転を
停止する制御手段とを備え、前記第2パーフォレーショ
ンを磁気ヘッドに摺接させた後に写真フイルムの巻上げ
方向への給送を停止させるようにしたものである。
送用の給送モータの回転に同期してパルスを発生するパ
ルス発生手段と、各撮影コマに対して少なくとも1個ず
つ設けられたコマ位置検出用の第1パーフォレーション
の通過を検出するパーフォレーションセンサと、このパ
ーフォレーションセンサが第1パーフォレーションを検
出してから通過し終わるまでの間に前記パルス発生手段
から発生されたパルスの個数と第1パーフォレーション
の長さとから写真フイルムの給送速度を算出し、第1パ
ーフォレーションからフイルム終端側に離れて設けられ
た第2パーフォレーションまでの一定長の給送に必要な
前記パルス発生手段からのパルスの個数を求める算出手
段と、パーフォレーションセンサが最終の撮影コマに対
応した第1パーフォレーションの通過を検出した後に前
記パルス発生手段から発生されるパルスの個数を計数
し、その計数値が前記算出手段で求められたパルスの個
数に達した後に前記給送モータの巻上げ方向への回転を
停止する制御手段とを備え、前記第2パーフォレーショ
ンを磁気ヘッドに摺接させた後に写真フイルムの巻上げ
方向への給送を停止させるようにしたものである。
【0013】請求項6記載の発明では、写真フイルム給
送用の給送モータの回転に同期してパルスを発生するパ
ルス発生手段と、各撮影コマに対して少なくとも1個ず
つ設けられたコマ位置検出用の第1パーフォレーション
の通過を検出するパーフォレーションセンサと、このパ
ーフォレーションセンサが第1パーフォレーションの通
過を検出してから少なくとも次の第1パーフォレーショ
ンを検出するまでの間に前記パルス発生手段から発生さ
れたパルスの個数とこれらの第1パーフォレーションの
間隔長とから写真フイルムの給送速度を算出し、第1パ
ーフォレーションからフイルム終端側に離れて設けられ
た第2パーフォレーションまでの一定長の給送に必要な
前記パルス発生手段からのパルスの個数を求める算出手
段と、パーフォレーションセンサが最終の撮影コマに対
応した第1パーフォレーションの通過を検出した後に前
記パルス発生手段から発生されるパルスの個数を計数
し、その計数値が前記算出手段で求められたパルスの個
数に達した後に前記給送モータの巻上げ方向への回転を
停止する制御手段とを備え、前記第2パーフォレーショ
ンを磁気ヘッドに摺接させた後に写真フイルムの巻上げ
方向への給送を停止させるようにしたものである。
送用の給送モータの回転に同期してパルスを発生するパ
ルス発生手段と、各撮影コマに対して少なくとも1個ず
つ設けられたコマ位置検出用の第1パーフォレーション
の通過を検出するパーフォレーションセンサと、このパ
ーフォレーションセンサが第1パーフォレーションの通
過を検出してから少なくとも次の第1パーフォレーショ
ンを検出するまでの間に前記パルス発生手段から発生さ
れたパルスの個数とこれらの第1パーフォレーションの
間隔長とから写真フイルムの給送速度を算出し、第1パ
ーフォレーションからフイルム終端側に離れて設けられ
た第2パーフォレーションまでの一定長の給送に必要な
前記パルス発生手段からのパルスの個数を求める算出手
段と、パーフォレーションセンサが最終の撮影コマに対
応した第1パーフォレーションの通過を検出した後に前
記パルス発生手段から発生されるパルスの個数を計数
し、その計数値が前記算出手段で求められたパルスの個
数に達した後に前記給送モータの巻上げ方向への回転を
停止する制御手段とを備え、前記第2パーフォレーショ
ンを磁気ヘッドに摺接させた後に写真フイルムの巻上げ
方向への給送を停止させるようにしたものである。
【0014】
【作用】1コマずつ巻上げながら撮影を行うカメラ、い
ったん写真フイルムを全て巻上げてから1コマずつ巻戻
しを行いながら撮影を行うカメラにかかわらず、給送モ
ータの回転に同期して発生するパルス、写真フイルムが
一定長給送される毎に発生するパルス、または巻上げの
時間に基づいて、最終の撮影コマが磁気ヘッドを通過し
てからの写真フイルムの給送長が測定され、磁気ヘッド
を写真フイルムの背面に接触した状態で最終の撮影コマ
よりも写真フイルムの後端側に設けられたパーフォレー
ションを磁気ヘッドに摺接するまで写真フイルムが巻上
げられる。これにより、磁気ヘッドのゴミ等がこの通過
したパーフォレーションにより取り除かれて磁気ヘッド
がクリーニングされる。
ったん写真フイルムを全て巻上げてから1コマずつ巻戻
しを行いながら撮影を行うカメラにかかわらず、給送モ
ータの回転に同期して発生するパルス、写真フイルムが
一定長給送される毎に発生するパルス、または巻上げの
時間に基づいて、最終の撮影コマが磁気ヘッドを通過し
てからの写真フイルムの給送長が測定され、磁気ヘッド
を写真フイルムの背面に接触した状態で最終の撮影コマ
よりも写真フイルムの後端側に設けられたパーフォレー
ションを磁気ヘッドに摺接するまで写真フイルムが巻上
げられる。これにより、磁気ヘッドのゴミ等がこの通過
したパーフォレーションにより取り除かれて磁気ヘッド
がクリーニングされる。
【0015】
【実施例】本発明を実施したカメラに用いられる写真フ
イルムを図2に示す。写真フイルム10の終端は、カー
トリッジ本体12に回動自在に収納されたスプール軸1
3に固着されている。写真フイルム10の一方の側縁部
には、カメラのアパーチャーにより規定される撮影コマ
10a,10b,・・・,10END の先端位置と後端位
置を検出するために、各コマの先端側に先端パーフォレ
ーション14aが、後端側に後端パーフォレーション1
4bが互いに長さL3 離れて形成されている。また、最
初(フイルム先端側)の撮影コマ10aの先端パーフォ
レーション14aからフイルム先端側に長さL2 離れた
位置には、制御用パーフォレーション14cが設けられ
ている。この制御用パーフォレーション14cは、最初
の撮影コマ10aをカメラのアパーチャーセットする際
の制御用として用いられる。また、各パーフォレーショ
ン14a〜14cの給送方向(フイルム長手方向)長さ
がL1 ,撮影コマの間隔(後端パーフォレーション14
bと先端パーフォレーション14aの間隔)は長さL2
になっている。
イルムを図2に示す。写真フイルム10の終端は、カー
トリッジ本体12に回動自在に収納されたスプール軸1
3に固着されている。写真フイルム10の一方の側縁部
には、カメラのアパーチャーにより規定される撮影コマ
10a,10b,・・・,10END の先端位置と後端位
置を検出するために、各コマの先端側に先端パーフォレ
ーション14aが、後端側に後端パーフォレーション1
4bが互いに長さL3 離れて形成されている。また、最
初(フイルム先端側)の撮影コマ10aの先端パーフォ
レーション14aからフイルム先端側に長さL2 離れた
位置には、制御用パーフォレーション14cが設けられ
ている。この制御用パーフォレーション14cは、最初
の撮影コマ10aをカメラのアパーチャーセットする際
の制御用として用いられる。また、各パーフォレーショ
ン14a〜14cの給送方向(フイルム長手方向)長さ
がL1 ,撮影コマの間隔(後端パーフォレーション14
bと先端パーフォレーション14aの間隔)は長さL2
になっている。
【0016】さらに、写真フイルム10の他方の側縁部
で、撮影コマ10END の後端パーフォレーション(以
下、このパーフォレーションを最終パーフォレーション
という)14bよりもフイルム終端側に、補助パーフォ
レーション(ターンアラウンドパーフォレーション)1
5が設けられている。この補助パーフォレーション15
の後端エッジから最終パーフォレーション14bの先端
側エッジまでは、給送方向に長さL4 となっている。こ
の補助パーフォレーション15は、写真フイルム10の
終端を例えば機械的あるいは光学的に検出する目的で補
助的に設けられたものである。写真フイルム10の各長
さL1 〜L4 は、規格化されている。
で、撮影コマ10END の後端パーフォレーション(以
下、このパーフォレーションを最終パーフォレーション
という)14bよりもフイルム終端側に、補助パーフォ
レーション(ターンアラウンドパーフォレーション)1
5が設けられている。この補助パーフォレーション15
の後端エッジから最終パーフォレーション14bの先端
側エッジまでは、給送方向に長さL4 となっている。こ
の補助パーフォレーション15は、写真フイルム10の
終端を例えば機械的あるいは光学的に検出する目的で補
助的に設けられたものである。写真フイルム10の各長
さL1 〜L4 は、規格化されている。
【0017】図3に写真フイルム10の層構造を示すよ
うに、写真フイルム10のフイルムベース80の一方の
面には周知の感光乳剤層82が形成され、他方の面(背
面)には、磁性体が塗布されて透明な磁気記録層81が
形成されている。この磁気記録層81には、カメラの磁
気ヘッドによって、露光制御データ等が磁気記録され
る。
うに、写真フイルム10のフイルムベース80の一方の
面には周知の感光乳剤層82が形成され、他方の面(背
面)には、磁性体が塗布されて透明な磁気記録層81が
形成されている。この磁気記録層81には、カメラの磁
気ヘッドによって、露光制御データ等が磁気記録され
る。
【0018】図2に示すように、スプール13には、カ
ートリッジ本体12に収納した写真フイルム10のフイ
ルムの種類,フイルム感度,撮影可能コマ数等の情報が
バーコードで記されたバーコード板16が一体に設けら
れており、その一部がカートリッジ本体12の上面の窓
12aから外部に露呈される。
ートリッジ本体12に収納した写真フイルム10のフイ
ルムの種類,フイルム感度,撮影可能コマ数等の情報が
バーコードで記されたバーコード板16が一体に設けら
れており、その一部がカートリッジ本体12の上面の窓
12aから外部に露呈される。
【0019】図4に一例を示すように、バーコード板1
6は、ドーナッツ状の円板の一部に扇状の切欠きが形成
された形状になっており、スプール13と一体に回転す
る。バーコードは、低い反射率の黒バー17と高い反射
率の白バー(スペース)18とを交互に並べてバーコー
ド板16に記されたデータ部と、バーコード板16の扇
状に切り欠かれた部分からなり、黒バー17よりも低反
射面として検出されるブラッククワイエットゾーン19
とから構成されている。各バー17,18には、幅の広
いものと狭いものがあり、例えば幅の広いバー17,1
8が論理値「1」を表し、幅の狭いものが論理値「0」
を表しており、これらの「0」,「1」の論理値の配列
順序を変えることで各種のデータ値が表現される。ブラ
ッククワイエットゾーン19は、バーコードのデータの
区切りを検知するために使用される。
6は、ドーナッツ状の円板の一部に扇状の切欠きが形成
された形状になっており、スプール13と一体に回転す
る。バーコードは、低い反射率の黒バー17と高い反射
率の白バー(スペース)18とを交互に並べてバーコー
ド板16に記されたデータ部と、バーコード板16の扇
状に切り欠かれた部分からなり、黒バー17よりも低反
射面として検出されるブラッククワイエットゾーン19
とから構成されている。各バー17,18には、幅の広
いものと狭いものがあり、例えば幅の広いバー17,1
8が論理値「1」を表し、幅の狭いものが論理値「0」
を表しており、これらの「0」,「1」の論理値の配列
順序を変えることで各種のデータ値が表現される。ブラ
ッククワイエットゾーン19は、バーコードのデータの
区切りを検知するために使用される。
【0020】また、カートリッジ本体12がカメラに装
填されていない時には、バーコード板16は、写真フイ
ルム10の使用状態(使用済,未使用)に応じてブラッ
ククワイエットゾーン19の停止位置が決められてい
る。カートリッジ本体12には、窓12aとは別の位置
に、写真フイルム10の使用状態を識別するための開口
(図示省略)が設けられている。この開口には、写真フ
イルム10が使用済(露光済または現像済)の場合に
は、ブラッククワイエットゾーン19が、未使用の場合
にはデータ部が露呈されるように、写真フイルム10の
巻戻し時に調節されてスプール13が停止される。そし
て、装填時に開口に対峙した位置に設けられたカメラ側
のマイクロスイッチ等でバーコード板が接触するか否か
を検出して、装填された写真フイルム10の使用状態を
判断することができるようにされている。
填されていない時には、バーコード板16は、写真フイ
ルム10の使用状態(使用済,未使用)に応じてブラッ
ククワイエットゾーン19の停止位置が決められてい
る。カートリッジ本体12には、窓12aとは別の位置
に、写真フイルム10の使用状態を識別するための開口
(図示省略)が設けられている。この開口には、写真フ
イルム10が使用済(露光済または現像済)の場合に
は、ブラッククワイエットゾーン19が、未使用の場合
にはデータ部が露呈されるように、写真フイルム10の
巻戻し時に調節されてスプール13が停止される。そし
て、装填時に開口に対峙した位置に設けられたカメラ側
のマイクロスイッチ等でバーコード板が接触するか否か
を検出して、装填された写真フイルム10の使用状態を
判断することができるようにされている。
【0021】図1は、本発明を実施したカメラの概略を
示すものである。写真フイルム10の巻上げと巻戻しを
行うフイルム給送装置は、給送モータ20,駆動伝達機
構24,ギア25,26,27等から構成されている。
給送モータ20は、巻取りスプール21の中に内蔵さ
れ、マイクロコンピュータ22の制御によって、給送モ
ータドライバ23を介して正逆両方向に回転する。駆動
伝達機構24は、マイクロコンピュータ22からの信号
で制御され、撮影時における通常の1コマ巻上げ時に
は、巻上げ用に切り替えられている。1コマの露光完了
信号の入力によって給送モータ20が正回転されると、
この給送モータ20の正回転がギア25,駆動伝達機構
24,ギア26を介して、巻取りスプール21に伝達さ
れる。この巻取りスプール21の回転によって、写真フ
イルム10の露光された部分が巻取りスプール21の外
周に巻き取られ、これと同時に未露光の写真フイルム1
0の部分がカートリッジ本体12から引き出される。
示すものである。写真フイルム10の巻上げと巻戻しを
行うフイルム給送装置は、給送モータ20,駆動伝達機
構24,ギア25,26,27等から構成されている。
給送モータ20は、巻取りスプール21の中に内蔵さ
れ、マイクロコンピュータ22の制御によって、給送モ
ータドライバ23を介して正逆両方向に回転する。駆動
伝達機構24は、マイクロコンピュータ22からの信号
で制御され、撮影時における通常の1コマ巻上げ時に
は、巻上げ用に切り替えられている。1コマの露光完了
信号の入力によって給送モータ20が正回転されると、
この給送モータ20の正回転がギア25,駆動伝達機構
24,ギア26を介して、巻取りスプール21に伝達さ
れる。この巻取りスプール21の回転によって、写真フ
イルム10の露光された部分が巻取りスプール21の外
周に巻き取られ、これと同時に未露光の写真フイルム1
0の部分がカートリッジ本体12から引き出される。
【0022】また、全ての撮影コマ10a,10b・・
・10END が露光されて、写真フイルム10を巻戻す際
には、駆動伝達機構24は、巻戻し用に切り替えられ
る。この時には、給送モータ20が逆回転され、この逆
回転がギア25,駆動伝達機構24,ギア27を介して
カートリッジ本体12のスプール13に伝達される。こ
れにより、スプール13がフイルム巻戻し方向に回転
し、写真フイルム10がカートリッジ本体12内に収納
される。なお、写真フイルム10の装填直後では、駆動
伝達機構24は、巻戻し状態に切り替えられ、バーコー
ドの読取りのために、給送モータ20が逆回転された後
に、初期送りのために給送モータ20が正回転されて、
写真フイルム10がカートリッジ本体12から巻取りス
プール21に送られる。
・10END が露光されて、写真フイルム10を巻戻す際
には、駆動伝達機構24は、巻戻し用に切り替えられ
る。この時には、給送モータ20が逆回転され、この逆
回転がギア25,駆動伝達機構24,ギア27を介して
カートリッジ本体12のスプール13に伝達される。こ
れにより、スプール13がフイルム巻戻し方向に回転
し、写真フイルム10がカートリッジ本体12内に収納
される。なお、写真フイルム10の装填直後では、駆動
伝達機構24は、巻戻し状態に切り替えられ、バーコー
ドの読取りのために、給送モータ20が逆回転された後
に、初期送りのために給送モータ20が正回転されて、
写真フイルム10がカートリッジ本体12から巻取りス
プール21に送られる。
【0023】カメラのアパーチャー30の枠外の上部に
は、1コマ巻上げ制御のために写真フイルム10のパー
フォレーション14a〜14cを検出するためのパーフ
ォレーションセンサ31が設けられている。パーフォレ
ーションセンサ31は、例えば赤外光を発するLED
と、反射光を受光するフォトトランジスタとで構成され
た反射型フォトセンサからなり、フォトトランジスタの
受光した反射光の強度に応じたレベルの光電信号を出力
する。パーフォレーションセンサ31からの光電信号
は、PF信号発生回路32に送られる。
は、1コマ巻上げ制御のために写真フイルム10のパー
フォレーション14a〜14cを検出するためのパーフ
ォレーションセンサ31が設けられている。パーフォレ
ーションセンサ31は、例えば赤外光を発するLED
と、反射光を受光するフォトトランジスタとで構成され
た反射型フォトセンサからなり、フォトトランジスタの
受光した反射光の強度に応じたレベルの光電信号を出力
する。パーフォレーションセンサ31からの光電信号
は、PF信号発生回路32に送られる。
【0024】PF信号発生回路32は、パーフォレーシ
ョンセンサ31からの光電信号を二値化してPF信号に
変換する。PF信号発生器32は、パーフォレーション
センサ31にパーフォレーション14a〜14cのいず
れかが対峙している時にPF信号をLレベルとし、それ
以外の時にはPF信号をHレベルとする。PF信号は、
マイクロコンピュータ22に送られる。
ョンセンサ31からの光電信号を二値化してPF信号に
変換する。PF信号発生器32は、パーフォレーション
センサ31にパーフォレーション14a〜14cのいず
れかが対峙している時にPF信号をLレベルとし、それ
以外の時にはPF信号をHレベルとする。PF信号は、
マイクロコンピュータ22に送られる。
【0025】マイクロコンピュータ22には、コマ数カ
ウンタ33が接続されている。このコマ数カウンタ33
は、パーフォレーションセンサ31が先端パーフォレー
ション14aを検出してPF信号がHレベルからLレベ
ルになる毎に、そのカウント値Cが「1」ずつインクリ
メントされる。また、コマ数カウンタ33は、カートリ
ッジ本体12を装填してカメラの裏蓋を閉じた際に発生
する裏蓋閉じ信号がマイクロコンピュータ22に入力さ
れた時に、リセットされてカウント値Cが「0」とな
る。コマ数カウンタ33のカウント値Cは、アパーチャ
30にセットされている撮影コマが何番目であるかを示
す情報としてマイクロコンピュータ22に送られる。
ウンタ33が接続されている。このコマ数カウンタ33
は、パーフォレーションセンサ31が先端パーフォレー
ション14aを検出してPF信号がHレベルからLレベ
ルになる毎に、そのカウント値Cが「1」ずつインクリ
メントされる。また、コマ数カウンタ33は、カートリ
ッジ本体12を装填してカメラの裏蓋を閉じた際に発生
する裏蓋閉じ信号がマイクロコンピュータ22に入力さ
れた時に、リセットされてカウント値Cが「0」とな
る。コマ数カウンタ33のカウント値Cは、アパーチャ
30にセットされている撮影コマが何番目であるかを示
す情報としてマイクロコンピュータ22に送られる。
【0026】給送モータ20には、ロータリエンコーダ
35が取り付けられている。図5に示すように、ロータ
リエンコーダ35は、給送モータ20の回転軸と一体に
回転する円板に放射状のスリットを一定ピッチで形成し
たエンコード板35aと、このエンコード板35aを挟
むようにして設けられた投光部と受光部とからなるフォ
トインタラプタ35bとから構成されている。フォトイ
ンタラプタ35bは、投光部と受光部の間をエンコード
板35aのスリットが通過する毎に、エンコードパルス
を発生する。このエンコードパルスは、エンコード板3
5aが給送モータ20の回転軸と一緒に回転するから、
給送モータ20が一定角度回転する毎に発生する。そし
て、このエンコードパルスの個数は、パルスカウンタ3
6(図1参照)によってカウントされる。パルスカウン
タ36は、エンコードパルスの入力毎に、そのカウント
値Nを「1」ずつインクリメントし、マイクロコンピュ
ータ22によってカウント値Nは「0」にリセットされ
る。パルスカウンタ36のカウント値Nは、マイクロコ
ンピュータ22に送られる。マイクロコンピュータ22
は、このカウント値Nに基づいて写真フイルム10の給
送長を測定する。
35が取り付けられている。図5に示すように、ロータ
リエンコーダ35は、給送モータ20の回転軸と一体に
回転する円板に放射状のスリットを一定ピッチで形成し
たエンコード板35aと、このエンコード板35aを挟
むようにして設けられた投光部と受光部とからなるフォ
トインタラプタ35bとから構成されている。フォトイ
ンタラプタ35bは、投光部と受光部の間をエンコード
板35aのスリットが通過する毎に、エンコードパルス
を発生する。このエンコードパルスは、エンコード板3
5aが給送モータ20の回転軸と一緒に回転するから、
給送モータ20が一定角度回転する毎に発生する。そし
て、このエンコードパルスの個数は、パルスカウンタ3
6(図1参照)によってカウントされる。パルスカウン
タ36は、エンコードパルスの入力毎に、そのカウント
値Nを「1」ずつインクリメントし、マイクロコンピュ
ータ22によってカウント値Nは「0」にリセットされ
る。パルスカウンタ36のカウント値Nは、マイクロコ
ンピュータ22に送られる。マイクロコンピュータ22
は、このカウント値Nに基づいて写真フイルム10の給
送長を測定する。
【0027】図1に示すように、カメラのアパーチャ3
0の枠外の下部で、例えばフイルム圧板(図示せず)
に、磁気ヘッド40が写真フイルム10の背面すなわち
磁気記録層81に接触するように取り付けられている。
また、この磁気ヘッド40は、写真フイルム10の補助
パーフォレーション15の移動軌跡上に配されている。
磁気ヘッド40は、磁気ヘッドドライバ41で駆動さ
れ、フイルム巻上げで移動中の写真フイルム10の磁気
記録層81にシャッタ速度,絞り値等の露出制御データ
を2進コードで磁気記録する。
0の枠外の下部で、例えばフイルム圧板(図示せず)
に、磁気ヘッド40が写真フイルム10の背面すなわち
磁気記録層81に接触するように取り付けられている。
また、この磁気ヘッド40は、写真フイルム10の補助
パーフォレーション15の移動軌跡上に配されている。
磁気ヘッド40は、磁気ヘッドドライバ41で駆動さ
れ、フイルム巻上げで移動中の写真フイルム10の磁気
記録層81にシャッタ速度,絞り値等の露出制御データ
を2進コードで磁気記録する。
【0028】磁気ヘッド40は、給送方向に長さLPHだ
けパーフォレーションセンサ31からカートリッジ本体
13側(フイルム巻上げ方向の上流側)に離れた位置に
配されている。さらに詳しくは、磁気ヘッド40の巻取
りスプール21側の端部とパーフォレーションセンサ3
1の検出位置との給送方向の間隔が長さLPHになってい
る。
けパーフォレーションセンサ31からカートリッジ本体
13側(フイルム巻上げ方向の上流側)に離れた位置に
配されている。さらに詳しくは、磁気ヘッド40の巻取
りスプール21側の端部とパーフォレーションセンサ3
1の検出位置との給送方向の間隔が長さLPHになってい
る。
【0029】マイクロコンピュータ22には、各種の露
出制御データを2進コードとして格納したデータROM
42が接続されており、露光完了時に、このデータRO
M42から撮影時の露光制御データに対応した2進コー
ドが取り出されて、磁気ヘッドドライバ41に送られ
る。そして、磁気ヘッドドライバ41は、この2進コー
ドに基づいて磁気ヘッド40を駆動する。なお、この磁
気ヘッド40は、例えばロータリエンコーダ35のエン
コードパルス信号を基にして、磁気記録時のフイルムの
給送速度がマイクロコンピュータ22で算出され、この
給送速度に応じたタイミングで駆動される。これによ
り、写真フイルム10の磁気記録層81に磁気記録され
る2進コードの各ビットの長さが一定にされる。
出制御データを2進コードとして格納したデータROM
42が接続されており、露光完了時に、このデータRO
M42から撮影時の露光制御データに対応した2進コー
ドが取り出されて、磁気ヘッドドライバ41に送られ
る。そして、磁気ヘッドドライバ41は、この2進コー
ドに基づいて磁気ヘッド40を駆動する。なお、この磁
気ヘッド40は、例えばロータリエンコーダ35のエン
コードパルス信号を基にして、磁気記録時のフイルムの
給送速度がマイクロコンピュータ22で算出され、この
給送速度に応じたタイミングで駆動される。これによ
り、写真フイルム10の磁気記録層81に磁気記録され
る2進コードの各ビットの長さが一定にされる。
【0030】装填されたカートリッジ本体12の窓12
aと対峙する位置すなわちバーコード板16に臨む位置
には、バーコードを読取るための投光部と受光部とから
なる反射型フォトセンサ(以下、バーコードセンサとい
う)43が設けられている。このバーコードセンサ43
は、発光部からバーコード板16に検出光を照射して、
バーコード板16からの反射光の強度に応じたレベルの
光電信号(以下、読取り信号と称する)をマイクロコン
ピュータ22に送る。マイクロコンピュータ22は、こ
の読取り信号を基にしてバーコードの解読を行う。な
お、バーコードセンサ43からの検出光は、カートリッ
ジ本体12から引き出された写真フイルム10にカブリ
を与えないようにするために赤外光とするのがよい。
aと対峙する位置すなわちバーコード板16に臨む位置
には、バーコードを読取るための投光部と受光部とから
なる反射型フォトセンサ(以下、バーコードセンサとい
う)43が設けられている。このバーコードセンサ43
は、発光部からバーコード板16に検出光を照射して、
バーコード板16からの反射光の強度に応じたレベルの
光電信号(以下、読取り信号と称する)をマイクロコン
ピュータ22に送る。マイクロコンピュータ22は、こ
の読取り信号を基にしてバーコードの解読を行う。な
お、バーコードセンサ43からの検出光は、カートリッ
ジ本体12から引き出された写真フイルム10にカブリ
を与えないようにするために赤外光とするのがよい。
【0031】マイクロコンピュータ22には、フイルム
給送を制御するためのプログラムや後述する定数α等を
格納したプログラムROM45,各種制御に必要なデー
タを一時的に記憶するRAM46がそれぞれ接続されて
いる。
給送を制御するためのプログラムや後述する定数α等を
格納したプログラムROM45,各種制御に必要なデー
タを一時的に記憶するRAM46がそれぞれ接続されて
いる。
【0032】上記のように構成されたカメラの作用につ
いて、図6,図7を参照しながら説明する。カートリッ
ジ本体12をカメラのカートリッジ室に装填して裏蓋を
閉じると、マイクロコンピュータ22に裏蓋閉じ信号が
入力される。この裏蓋閉じ信号を受け取ると、マイクロ
コンピュータ22は、各部を初期化してから、例えば、
カートリッジ室の上部に設けられたマイクロスイッチ
(図示せず)とバーコード板16との接触の有無を調べ
て、写真フイルム10の使用状態を判断する。使用済の
写真フイルム10が装填された場合には、例えばマイク
ロコンピュータ22に接続されたLCD(図示省略)に
使用済の写真フイルム10が装填されたことを表示し、
制御を終了する。また、未使用の写真フイルム10が装
填された場合には、以下の撮影のための制御を行う。
いて、図6,図7を参照しながら説明する。カートリッ
ジ本体12をカメラのカートリッジ室に装填して裏蓋を
閉じると、マイクロコンピュータ22に裏蓋閉じ信号が
入力される。この裏蓋閉じ信号を受け取ると、マイクロ
コンピュータ22は、各部を初期化してから、例えば、
カートリッジ室の上部に設けられたマイクロスイッチ
(図示せず)とバーコード板16との接触の有無を調べ
て、写真フイルム10の使用状態を判断する。使用済の
写真フイルム10が装填された場合には、例えばマイク
ロコンピュータ22に接続されたLCD(図示省略)に
使用済の写真フイルム10が装填されたことを表示し、
制御を終了する。また、未使用の写真フイルム10が装
填された場合には、以下の撮影のための制御を行う。
【0033】未使用の写真フイルム10が装填される
と、マイクロコンピュータ22は、まずバーコード板1
6のバーコードを読み取るために、バーコードセンサ4
3をONする。次に、駆動伝達機構24をフイルム巻戻
し用に切り替えてから、給送モータ20を逆回転する。
これにより、給送モータ20の回転がスプール13に伝
達されて、スプール13とともにバーコード板16がフ
イルム巻戻し方向に回転する。
と、マイクロコンピュータ22は、まずバーコード板1
6のバーコードを読み取るために、バーコードセンサ4
3をONする。次に、駆動伝達機構24をフイルム巻戻
し用に切り替えてから、給送モータ20を逆回転する。
これにより、給送モータ20の回転がスプール13に伝
達されて、スプール13とともにバーコード板16がフ
イルム巻戻し方向に回転する。
【0034】マイクロコンピュータ22は、バーコード
板16の回転中に得られるバーコードセンサ43からの
読取り信号からバーコードの各バー17,18の論理値
を判断し、論理値の配列からバーコードに表されたフイ
ルムの種類,フイルム感度,撮影可能コマ数等の情報を
解読する。解読された情報は、RAM46に書き込ま
れ、フイルム感度は、露光制御用に用いられる。バーコ
ードの解読が終了すると、マイクロコンピュータ22
は、バーコードセンサ43をOFFとし、給送モータ2
0の逆回転を停止する。
板16の回転中に得られるバーコードセンサ43からの
読取り信号からバーコードの各バー17,18の論理値
を判断し、論理値の配列からバーコードに表されたフイ
ルムの種類,フイルム感度,撮影可能コマ数等の情報を
解読する。解読された情報は、RAM46に書き込ま
れ、フイルム感度は、露光制御用に用いられる。バーコ
ードの解読が終了すると、マイクロコンピュータ22
は、バーコードセンサ43をOFFとし、給送モータ2
0の逆回転を停止する。
【0035】次に、マイクロコンピュータ22は、ファ
ーストフレームセット(FFS)制御を行う。まず、F
FS制御では、初期送りのために、パーフォレーション
センサ31をONにしてから、駆動伝達機構24を巻戻
し用にしたままで、給送モータ20を正回転する。これ
により、スプール13がフイルム送り出し方向に回転さ
れ、写真フイルム10の先端がカートリッジ本体12か
ら、アパーチャ30の背後を通って巻取りスプール21
に送られる。
ーストフレームセット(FFS)制御を行う。まず、F
FS制御では、初期送りのために、パーフォレーション
センサ31をONにしてから、駆動伝達機構24を巻戻
し用にしたままで、給送モータ20を正回転する。これ
により、スプール13がフイルム送り出し方向に回転さ
れ、写真フイルム10の先端がカートリッジ本体12か
ら、アパーチャ30の背後を通って巻取りスプール21
に送られる。
【0036】写真フイルム10の先端が巻取りスプール
21に達すると、マイクロコンピュータ22は、いった
ん給送モータ20の正回転を停止して、駆動伝達機構2
4を巻上げ用に切り替える。この後に、再び給送モータ
20を正回転する。これにより、写真フイルム10の先
端が巻取りスプール21の外周に巻き付けられ、写真フ
イルム10が巻上げられる。なお、写真フイルム10の
先端が巻取りスプール21に達したか否の判断は、写真
フイルム10の先端部分がパーフォレーションセンサ3
1を通過することによってPF信号が変化した時点から
の時間に基づいて行うことができる。また、エンコード
パルスの個数をカウントしてもよい。
21に達すると、マイクロコンピュータ22は、いった
ん給送モータ20の正回転を停止して、駆動伝達機構2
4を巻上げ用に切り替える。この後に、再び給送モータ
20を正回転する。これにより、写真フイルム10の先
端が巻取りスプール21の外周に巻き付けられ、写真フ
イルム10が巻上げられる。なお、写真フイルム10の
先端が巻取りスプール21に達したか否の判断は、写真
フイルム10の先端部分がパーフォレーションセンサ3
1を通過することによってPF信号が変化した時点から
の時間に基づいて行うことができる。また、エンコード
パルスの個数をカウントしてもよい。
【0037】写真フイルム10の巻上げにより、制御用
パーフォレーション14cの先端側エッジがパーフォレ
ーションセンサ31に対峙すると、PF信号発生回路3
2からのPF信号がHレベルからLレベルへと立ち下が
り、次にパーフォレーション14cの後端側エッジがパ
ーフォレーションセンサ31に対峙して、PF信号がL
レベルからHレベルへと立ち上がる。そして、最初の撮
影コマ10aの先端パーフォレーション14aの先端側
エッジがパーフォレーションセンサ31に対峙して、P
F信号発生回路32からのPF信号がHレベルからLレ
ベルへと立ち下がると、マイクロコンピュータ22は、
給送モータ20の正回転を停止する。このようにして、
撮影コマ10aの先端パーフォレーション14aがパー
フォレーションセンサ31と対峙した状態(PF信号が
Lレベルを維持した状態)で、写真フイルム10の巻上
げが停止され、パーフォレーションセンサ31をOFF
とする。これにより、アパーチャ30の背後に最初の撮
影コマ10aがセットされ、撮影可能な状態となる。
パーフォレーション14cの先端側エッジがパーフォレ
ーションセンサ31に対峙すると、PF信号発生回路3
2からのPF信号がHレベルからLレベルへと立ち下が
り、次にパーフォレーション14cの後端側エッジがパ
ーフォレーションセンサ31に対峙して、PF信号がL
レベルからHレベルへと立ち上がる。そして、最初の撮
影コマ10aの先端パーフォレーション14aの先端側
エッジがパーフォレーションセンサ31に対峙して、P
F信号発生回路32からのPF信号がHレベルからLレ
ベルへと立ち下がると、マイクロコンピュータ22は、
給送モータ20の正回転を停止する。このようにして、
撮影コマ10aの先端パーフォレーション14aがパー
フォレーションセンサ31と対峙した状態(PF信号が
Lレベルを維持した状態)で、写真フイルム10の巻上
げが停止され、パーフォレーションセンサ31をOFF
とする。これにより、アパーチャ30の背後に最初の撮
影コマ10aがセットされ、撮影可能な状態となる。
【0038】また、撮影コマ10aの先端パーフォレー
ション10aの先端側エッジで、PF信号が変化した時
に、初期化で「0」にリセットされたコマ数カウンタ3
3のカウント値Cがインクリメントされて「1」とな
る。
ション10aの先端側エッジで、PF信号が変化した時
に、初期化で「0」にリセットされたコマ数カウンタ3
3のカウント値Cがインクリメントされて「1」とな
る。
【0039】この後、シャッタレリーズボタンを押すと
撮影が行われ、撮影が完了すると露光完了信号がマイク
ロコンピュータ22に送られる。マイクロコンピュータ
22は、露光完了信号を受け取ると、最初の撮影コマ1
0aの撮影の露光制御データに応じた2進コードをデー
タROM42から取り出して、これを磁気ヘッドドライ
バ41にセットする。次に、マイクロコンピュータ22
は、パーフォレーションセンサ31をONとしてから、
給送モータ20を正回転して、巻取りスプール21を回
転して、写真フイルム10の1コマ巻上げを行う。この
1コマ巻上げにより、露光済の撮影コマ10aの先端パ
ーフォレーション14aがパーフォレーションセンサ3
1通過すると、PF信号がLレベルからHレベルにな
る。次に、この撮影コマ10aの後端パーフォレーショ
ン14bがパーフォレーションセンサ31の通過するこ
とによって、PF信号がHレベルからLレベル,Hレベ
ルの順に変化する。
撮影が行われ、撮影が完了すると露光完了信号がマイク
ロコンピュータ22に送られる。マイクロコンピュータ
22は、露光完了信号を受け取ると、最初の撮影コマ1
0aの撮影の露光制御データに応じた2進コードをデー
タROM42から取り出して、これを磁気ヘッドドライ
バ41にセットする。次に、マイクロコンピュータ22
は、パーフォレーションセンサ31をONとしてから、
給送モータ20を正回転して、巻取りスプール21を回
転して、写真フイルム10の1コマ巻上げを行う。この
1コマ巻上げにより、露光済の撮影コマ10aの先端パ
ーフォレーション14aがパーフォレーションセンサ3
1通過すると、PF信号がLレベルからHレベルにな
る。次に、この撮影コマ10aの後端パーフォレーショ
ン14bがパーフォレーションセンサ31の通過するこ
とによって、PF信号がHレベルからLレベル,Hレベ
ルの順に変化する。
【0040】そして、2番目の撮影コマ14bの先端パ
ーフォレーション14aの先端側エッジがパーフォレー
ションセンサ31に対峙して、PF信号がHレベルから
Lレベルになると、マイクロコンピュータ22は、最初
の撮影コマ10aと同様に、給送モータ20の正回転を
停止し、アパーチャ30の背後に2番目の撮影コマ10
bをセットする。これにより、2番目の撮影コマ10b
が撮影可能な状態となる。また、コマ数カウンタ33の
カウント値Cが「1」だけインクリメントされて「2」
とし、パーフォレーションセンサ31をOFFとする。
ーフォレーション14aの先端側エッジがパーフォレー
ションセンサ31に対峙して、PF信号がHレベルから
Lレベルになると、マイクロコンピュータ22は、最初
の撮影コマ10aと同様に、給送モータ20の正回転を
停止し、アパーチャ30の背後に2番目の撮影コマ10
bをセットする。これにより、2番目の撮影コマ10b
が撮影可能な状態となる。また、コマ数カウンタ33の
カウント値Cが「1」だけインクリメントされて「2」
とし、パーフォレーションセンサ31をOFFとする。
【0041】一方、この1コマ巻上げの間に、磁気ヘッ
ドドライバ41は、磁気ヘッド40を駆動して、移動中
の撮影コマ10aの下側の磁気記録層81に先にセット
された2進コードを磁気記録する。
ドドライバ41は、磁気ヘッド40を駆動して、移動中
の撮影コマ10aの下側の磁気記録層81に先にセット
された2進コードを磁気記録する。
【0042】以降同様にして、2番目以降の撮影コマの
撮影,1コマ巻上げ,磁気記録が行われる。なお、撮影
可能な状態で、強制巻戻しボタン(図示せず)が押圧さ
れた場合には、この操作が行われた時点で、スプール1
3をフイルム巻戻し方向に回転して、写真フイルム10
をカートリッジ本体12内に収納する。また、この巻戻
しでは、磁気ヘッド40で写真フイルム10の先端部
に、例えば撮影済の撮影コマ等の情報やカメラのシリア
ルナンバー等のデータの磁気記録が行われる。
撮影,1コマ巻上げ,磁気記録が行われる。なお、撮影
可能な状態で、強制巻戻しボタン(図示せず)が押圧さ
れた場合には、この操作が行われた時点で、スプール1
3をフイルム巻戻し方向に回転して、写真フイルム10
をカートリッジ本体12内に収納する。また、この巻戻
しでは、磁気ヘッド40で写真フイルム10の先端部
に、例えば撮影済の撮影コマ等の情報やカメラのシリア
ルナンバー等のデータの磁気記録が行われる。
【0043】マイクロコンピュータ22は、1コマ巻上
げが終了する毎に、コマ数カウンタのカウント値Cと、
バーコード板16から読み取ってRAM46に書き込ま
れた撮影可能コマ数とを比較している。上記のようにし
て、1コマ巻上げが行われ、最終の撮影コマ10END が
アパーチャ30の背後にセットされる際に、最終の撮影
コマ10END の先端パーフォレーション14aの先端側
エッジにパーフォレーションセンサ31が対峙して、P
F信号がHレベルからLレベルになると、コマ数カウン
タ33のカウンタ値CがRAM46に書き込まれた撮影
可能コマ数と同じになる。マイクロコンピュータ22
は、カウンタ値CがRAM46に書き込まれた撮影可能
コマ数とが同じになると、最終の撮影コマ10END がア
パーチャ30の背後にセットされているか否を示すフラ
ッグLFを「1」とする。なお、このフラッグLFは、
初期化状態では「0」とされ、最終の撮影コマ10END
がアパーチャ30の背後にセットされていないことを示
している。
げが終了する毎に、コマ数カウンタのカウント値Cと、
バーコード板16から読み取ってRAM46に書き込ま
れた撮影可能コマ数とを比較している。上記のようにし
て、1コマ巻上げが行われ、最終の撮影コマ10END が
アパーチャ30の背後にセットされる際に、最終の撮影
コマ10END の先端パーフォレーション14aの先端側
エッジにパーフォレーションセンサ31が対峙して、P
F信号がHレベルからLレベルになると、コマ数カウン
タ33のカウンタ値CがRAM46に書き込まれた撮影
可能コマ数と同じになる。マイクロコンピュータ22
は、カウンタ値CがRAM46に書き込まれた撮影可能
コマ数とが同じになると、最終の撮影コマ10END がア
パーチャ30の背後にセットされているか否を示すフラ
ッグLFを「1」とする。なお、このフラッグLFは、
初期化状態では「0」とされ、最終の撮影コマ10END
がアパーチャ30の背後にセットされていないことを示
している。
【0044】マイクロコンピュータ22は、最終の撮影
コマ10END の撮影が終了して露光完了信号が入力され
ると、フラッグLFが「1」となっているため、図7に
示す制御手順に従って、写真フイルム10の巻上げと、
最終の撮影コマ10END に対する磁気記録と、写真フイ
ルム10の巻戻しとを行う。
コマ10END の撮影が終了して露光完了信号が入力され
ると、フラッグLFが「1」となっているため、図7に
示す制御手順に従って、写真フイルム10の巻上げと、
最終の撮影コマ10END に対する磁気記録と、写真フイ
ルム10の巻戻しとを行う。
【0045】マイクロコンピュータ22は、パルスカウ
ンタ36及びパーフォレーションセンサ31をONとし
てから、給送モータ20を正回転して、フイルム巻上げ
を行う。給送モータ20が一定角度回転する毎に、ロー
タリエンコーダ35からエンコードパルスが発生し、こ
のエンコードパルスがパルスカウンタ36に送られる。
パルスカウンタ36は、エンコードパルスが入力される
毎に、そのカウント値Nを「1」ずつインクリメントし
て、エンコードパルスの個数をカウンタする。また、フ
イルム巻上げの開始とともに、磁気ヘッド40の駆動を
開始して、最終の撮影コマ10END の下側の磁気記録層
81に2進コードの磁気記録行う。
ンタ36及びパーフォレーションセンサ31をONとし
てから、給送モータ20を正回転して、フイルム巻上げ
を行う。給送モータ20が一定角度回転する毎に、ロー
タリエンコーダ35からエンコードパルスが発生し、こ
のエンコードパルスがパルスカウンタ36に送られる。
パルスカウンタ36は、エンコードパルスが入力される
毎に、そのカウント値Nを「1」ずつインクリメントし
て、エンコードパルスの個数をカウンタする。また、フ
イルム巻上げの開始とともに、磁気ヘッド40の駆動を
開始して、最終の撮影コマ10END の下側の磁気記録層
81に2進コードの磁気記録行う。
【0046】このフイルム巻上げで、最終の撮影コマ1
0END の先端パーフォレーション14aがパーフォレー
ションセンサ31を通過した後に、最終パーフォレーシ
ョン14bの先端側エッジがパーフォレーションセンサ
31と対峙すると、PF信号がHレベルからLレベルに
なる。これと同時に、パルスカウンタ36は、マイクロ
コンピュータ22によってカウント値Nが「0」にリセ
ットされ、再びカウントを開始する。したがって、この
パルスカウンタ36のカウント値Nは、パーフォレーシ
ョンセンサ31の検出位置を最終パーフォレーション1
4bの先端側エッジが通過してからのエンコードパルス
の個数となる。
0END の先端パーフォレーション14aがパーフォレー
ションセンサ31を通過した後に、最終パーフォレーシ
ョン14bの先端側エッジがパーフォレーションセンサ
31と対峙すると、PF信号がHレベルからLレベルに
なる。これと同時に、パルスカウンタ36は、マイクロ
コンピュータ22によってカウント値Nが「0」にリセ
ットされ、再びカウントを開始する。したがって、この
パルスカウンタ36のカウント値Nは、パーフォレーシ
ョンセンサ31の検出位置を最終パーフォレーション1
4bの先端側エッジが通過してからのエンコードパルス
の個数となる。
【0047】マイクロコンピュータ22は、パルスカウ
ンタ36のカウント値Nを監視しており、このカウント
値Nが詳細を後述する定数αとなるまで、給送モータ2
0を正回転して、写真フイルム10の巻上げを続ける。
これにより、最終の撮影コマ10END よりもフイルム後
端側に設けられた補助パーフォレーション15が磁気ヘ
ッド40に接触しながら磁気ヘッド40を通過する。
ンタ36のカウント値Nを監視しており、このカウント
値Nが詳細を後述する定数αとなるまで、給送モータ2
0を正回転して、写真フイルム10の巻上げを続ける。
これにより、最終の撮影コマ10END よりもフイルム後
端側に設けられた補助パーフォレーション15が磁気ヘ
ッド40に接触しながら磁気ヘッド40を通過する。
【0048】この補助パーフォレーション15が磁気ヘ
ッド40を通過する際に、補助パーフォレーション15
で磁気ヘッド40の表面やギャップ部に付着したゴミが
引っ掛けられ取り除かれる。これにより、磁気ヘッド4
0の簡易的なクリーニングがされる。
ッド40を通過する際に、補助パーフォレーション15
で磁気ヘッド40の表面やギャップ部に付着したゴミが
引っ掛けられ取り除かれる。これにより、磁気ヘッド4
0の簡易的なクリーニングがされる。
【0049】パルスカウンタ36のカウント値Nが定数
αを越えた(N>α)時点で、マイクロコンピュータ2
2は、給送モータ20の正回転を停止し、駆動伝達機構
24を巻戻し用に切り替える。この後に、給送モータ2
0を逆回転し、スプール13をフイルム巻戻し方向に回
転して、写真フイルム10をスプール13に巻戻す。ま
た、このフイルム巻戻しでも、補助パーフォレーション
15が磁気ヘッド40を通過した際に、磁気ヘッド40
のクリーニングが行われる。
αを越えた(N>α)時点で、マイクロコンピュータ2
2は、給送モータ20の正回転を停止し、駆動伝達機構
24を巻戻し用に切り替える。この後に、給送モータ2
0を逆回転し、スプール13をフイルム巻戻し方向に回
転して、写真フイルム10をスプール13に巻戻す。ま
た、このフイルム巻戻しでも、補助パーフォレーション
15が磁気ヘッド40を通過した際に、磁気ヘッド40
のクリーニングが行われる。
【0050】各撮影コマ10END ・・・10b,10a
の先端パーフォレーション14aがパーフォレーション
センサ31を通過する毎にコマ数カウンタ33のカウン
ト値Cが「1」ずつデクリメントされ、カウント値Cが
「0」になってから所定の時間経過した時に、フイルム
の巻戻しが完了したと判断される。さらに、写真フイル
ム10の先端部が磁気ヘッド40を通過する際には、磁
気ヘッド40が駆動されて、カメラのシリアルナンバー
を表すデータ等が写真フイルム10の先端部の磁気記録
層81に磁気記録される。
の先端パーフォレーション14aがパーフォレーション
センサ31を通過する毎にコマ数カウンタ33のカウン
ト値Cが「1」ずつデクリメントされ、カウント値Cが
「0」になってから所定の時間経過した時に、フイルム
の巻戻しが完了したと判断される。さらに、写真フイル
ム10の先端部が磁気ヘッド40を通過する際には、磁
気ヘッド40が駆動されて、カメラのシリアルナンバー
を表すデータ等が写真フイルム10の先端部の磁気記録
層81に磁気記録される。
【0051】なお、写真フイルム10が完全にカートリ
ッジ本体12に収納されると、写真フイルム10の使用
状態を識別するためのマイクロスイッチからの信号を監
視しながら、写真フイルム10が使用済を示すようにス
プール13の停止位置を制御して、給送モータ20の逆
回転を停止する。
ッジ本体12に収納されると、写真フイルム10の使用
状態を識別するためのマイクロスイッチからの信号を監
視しながら、写真フイルム10が使用済を示すようにス
プール13の停止位置を制御して、給送モータ20の逆
回転を停止する。
【0052】このようにして、磁気ヘッド40は、写真
フイルム10の撮影終了後に、補助パーフォレーション
15を摺接するとにより付着したゴミが取り除かれる。
これにより、磁気ヘッド40は、以降の撮影において、
写真フイルム10の磁気記録層81と正しく接触するよ
うになるため、2進コードが正しく磁気記録され、所定
の再生出力レベルが得られるようになる。また、磁気記
録層81が削られてデータが欠落することがなくなる。
フイルム10の撮影終了後に、補助パーフォレーション
15を摺接するとにより付着したゴミが取り除かれる。
これにより、磁気ヘッド40は、以降の撮影において、
写真フイルム10の磁気記録層81と正しく接触するよ
うになるため、2進コードが正しく磁気記録され、所定
の再生出力レベルが得られるようになる。また、磁気記
録層81が削られてデータが欠落することがなくなる。
【0053】以下に定数αについて説明する。給送モー
タ20が一定角度の回転する時、すなわちエンコードパ
ルスが1個発生してから次の1個が発生するまでの間
に、巻上げられる写真フイルム10の長さLuは、以下
の式で表すことができる。 Lu=(D×π)/(G×P)
タ20が一定角度の回転する時、すなわちエンコードパ
ルスが1個発生してから次の1個が発生するまでの間
に、巻上げられる写真フイルム10の長さLuは、以下
の式で表すことができる。 Lu=(D×π)/(G×P)
【0054】上記式中の値Dは、写真フイルム10が巻
取りスプールに巻き付けられたときの写真フイルム10
の厚みを含めた巻取りスプール21の巻取り径(直径)
であり、値Gは給送モータ20から巻取りスプール21
間のギア比、値Pは給送モータ20の出力軸が1回転す
る時に発生するエンコードパルスの個数、πは円周率で
ある。このLuと発生するエンコードパルスの個数とか
ら写真フイルム10の給送長を求めることができるとと
もに、最終パーフォレーション14bの先端側エッジを
検出してから補助パーフォレーション15が磁気ヘッド
40を通過するまでに必要なエンコードパルスの個数N
1を求めることができる。
取りスプールに巻き付けられたときの写真フイルム10
の厚みを含めた巻取りスプール21の巻取り径(直径)
であり、値Gは給送モータ20から巻取りスプール21
間のギア比、値Pは給送モータ20の出力軸が1回転す
る時に発生するエンコードパルスの個数、πは円周率で
ある。このLuと発生するエンコードパルスの個数とか
ら写真フイルム10の給送長を求めることができるとと
もに、最終パーフォレーション14bの先端側エッジを
検出してから補助パーフォレーション15が磁気ヘッド
40を通過するまでに必要なエンコードパルスの個数N
1を求めることができる。
【0055】最終パーフォレーション14bの先端側エ
ッジから補助パーフォレーション15の後端側エッジま
では給送方向に長さL4 であり、パーフォレーションセ
ンサ31の検出位置から磁気ヘッド40の巻取りスプー
ル21側の端部までは給送方向に長さLPHだから、パー
フォレーションセンサ31が最終パーフォレーション1
4bの先端側エッジを検出してから、補助パーフォレー
ション15が磁気ヘッド40を通過するまでに巻上げら
れる写真フイルム10の長さLは、以下の式で表すこと
ができる。 L=L4 −LPH
ッジから補助パーフォレーション15の後端側エッジま
では給送方向に長さL4 であり、パーフォレーションセ
ンサ31の検出位置から磁気ヘッド40の巻取りスプー
ル21側の端部までは給送方向に長さLPHだから、パー
フォレーションセンサ31が最終パーフォレーション1
4bの先端側エッジを検出してから、補助パーフォレー
ション15が磁気ヘッド40を通過するまでに巻上げら
れる写真フイルム10の長さLは、以下の式で表すこと
ができる。 L=L4 −LPH
【0056】また、パーフォレーションセンサ31が最
終パーフォレーション14bの先端側エッジを検出して
から、補助パーフォレーション15が磁気ヘッド40を
通過するまでに発生するエンコードパルスの個数N1
は、磁気ヘッド40を補助パーフォレーション15が通
過した時の写真フイルム10の厚みを含めた巻取りスプ
ール21の巻取り径(直径)をDとすれば、L/Luで
あり以下の式で表すことができる。 N1=(L4 −LPH)/((D×π)/(G×P))・・・(1)
終パーフォレーション14bの先端側エッジを検出して
から、補助パーフォレーション15が磁気ヘッド40を
通過するまでに発生するエンコードパルスの個数N1
は、磁気ヘッド40を補助パーフォレーション15が通
過した時の写真フイルム10の厚みを含めた巻取りスプ
ール21の巻取り径(直径)をDとすれば、L/Luで
あり以下の式で表すことができる。 N1=(L4 −LPH)/((D×π)/(G×P))・・・(1)
【0057】したがって、パーフォレーションセンサ3
1が最終パーフォレーション14bの先端側エッジを検
出してから、パルスカウンタ36でエンコードパルスの
個数をカウントし、このカウント値Nが値N1になった
時に、補助パーフォレーション15が磁気ヘッド40を
通過する。これにより、定数αの下限値を上記(1)の
式で得られた値N1とすればよいことがわかる。
1が最終パーフォレーション14bの先端側エッジを検
出してから、パルスカウンタ36でエンコードパルスの
個数をカウントし、このカウント値Nが値N1になった
時に、補助パーフォレーション15が磁気ヘッド40を
通過する。これにより、定数αの下限値を上記(1)の
式で得られた値N1とすればよいことがわかる。
【0058】ところで、補助パーフォレーション15が
磁気ヘッド40を通過した後に、必要以上にフイルム巻
上げを行うと、スプール13に巻き付けられた写真フイ
ルム10が全て送り出され、巻取りスプール13との間
で写真フイルム10が引っ張られた状態で停止し、給送
モータ20に過負荷がかかったり、写真フイルム10の
最終端がスプール13から外れて巻戻しが不可能になる
ことがある。これらを防止するために、定数αの上限N
2を以下のようにして決める。
磁気ヘッド40を通過した後に、必要以上にフイルム巻
上げを行うと、スプール13に巻き付けられた写真フイ
ルム10が全て送り出され、巻取りスプール13との間
で写真フイルム10が引っ張られた状態で停止し、給送
モータ20に過負荷がかかったり、写真フイルム10の
最終端がスプール13から外れて巻戻しが不可能になる
ことがある。これらを防止するために、定数αの上限N
2を以下のようにして決める。
【0059】最終パーフォレーション14bの先端側エ
ッジをパーフォレーションセンサ31で検出した時点か
ら、カートリッジ本体12から引き出すことができるフ
イルムの長さをLEND とすると、最終パーフォレーショ
ン14bを検出した時点から長さをLEND のフイルム巻
上げる間に発生するエンコードパルスの個数N2、すな
わち定数αの上限値N2は、LEND /Luであるから、
以下の式で表すことができる。 N2=LEND /((D×π)/(G×P))・・・(2)
ッジをパーフォレーションセンサ31で検出した時点か
ら、カートリッジ本体12から引き出すことができるフ
イルムの長さをLEND とすると、最終パーフォレーショ
ン14bを検出した時点から長さをLEND のフイルム巻
上げる間に発生するエンコードパルスの個数N2、すな
わち定数αの上限値N2は、LEND /Luであるから、
以下の式で表すことができる。 N2=LEND /((D×π)/(G×P))・・・(2)
【0060】上記(1)及び(2)の式中で、L4 ,L
END は、写真フイルム10に規格化された数値であり、
LPH, G,Pはカメラの固有の値であるから、これは既
知である。また、巻取り径Dは、写真フイルム10の巻
取りを行って測定し、その値を予め求めることができ
る。したがって、値N1,N2は、予めその具体的な数
値を求めることができる。このようにして、定数αは、
N1<α<N2となるように設定されている。そして、
この定数αにより、給送モータ20に過負荷がかかった
り、写真フイム10の巻戻しが不可能になったりするこ
となく、磁気ヘッド40のクリーニングを補助パーフォ
レーション15で行うことができる。
END は、写真フイルム10に規格化された数値であり、
LPH, G,Pはカメラの固有の値であるから、これは既
知である。また、巻取り径Dは、写真フイルム10の巻
取りを行って測定し、その値を予め求めることができ
る。したがって、値N1,N2は、予めその具体的な数
値を求めることができる。このようにして、定数αは、
N1<α<N2となるように設定されている。そして、
この定数αにより、給送モータ20に過負荷がかかった
り、写真フイム10の巻戻しが不可能になったりするこ
となく、磁気ヘッド40のクリーニングを補助パーフォ
レーション15で行うことができる。
【0061】なお、巻取りスプール21に写真フイルム
10の巻き付け量が増えると、巻取り径Dも増加する
が、ある瞬間の前後におけるの巻取り径の変化量は僅か
であるから補助パーフォレーション15が磁気ヘッド4
0を通過する前後に、近似的に補助パーフォレーション
15が磁気ヘッド40を通過した時の巻取り径Dを用い
ることができる。
10の巻き付け量が増えると、巻取り径Dも増加する
が、ある瞬間の前後におけるの巻取り径の変化量は僅か
であるから補助パーフォレーション15が磁気ヘッド4
0を通過する前後に、近似的に補助パーフォレーション
15が磁気ヘッド40を通過した時の巻取り径Dを用い
ることができる。
【0062】上記実施例では、最終パーフォレーション
14bの先端エッジからの補助パーフォレーション15
の後端側エッジまでの長さを用いて、定数αを決めてい
るが、最終パーフォレーション14bの後端エッジから
補助パーフォレーション15の後端側エッジまでの長さ
を用いて定数αを決めてもよい。この場合には、パーフ
ォレーションセンサ31が最終パーフォレーション14
bの後端エッジを検出した時点からのエンコードパルス
の個数をカウントし、これを定数αと比較する。
14bの先端エッジからの補助パーフォレーション15
の後端側エッジまでの長さを用いて、定数αを決めてい
るが、最終パーフォレーション14bの後端エッジから
補助パーフォレーション15の後端側エッジまでの長さ
を用いて定数αを決めてもよい。この場合には、パーフ
ォレーションセンサ31が最終パーフォレーション14
bの後端エッジを検出した時点からのエンコードパルス
の個数をカウントし、これを定数αと比較する。
【0063】上記実施例では、予め定数αを設定してあ
るが、図8,図9に示すようにしてフイルム巻上げ中に
決定してもよい。なお、以下の説明では、上記実施例と
同じものには同符号を付して説明し、最終の撮影コマ1
0END の撮影までの手順は上記実施例と同じである。
るが、図8,図9に示すようにしてフイルム巻上げ中に
決定してもよい。なお、以下の説明では、上記実施例と
同じものには同符号を付して説明し、最終の撮影コマ1
0END の撮影までの手順は上記実施例と同じである。
【0064】図8に示す実施例では、最終パーフォレー
ション14bの長さL1 と、この最終パーフォレーショ
ン14bをパーフォレーションセンサ31が検出してい
る間に発生するエンコードパルスの個数とから、マイク
ロコンピュータ22で定数αを算出するようにしたもの
である。最終の撮影コマ10END の撮影終了後のフイル
ム巻上げで、パーフォレーションセンサ31が最終パー
フォレーション14bの先端側エッジと対峙してPF信
号がHレベルからLレベルになった時点で、パルスカウ
ンタ46のカウント値Nが「0」にリセットされ、エン
コードパルスのカウントが開始される。マイクロコンピ
ュータ22は、最終パーフォレーション14bの後端側
エッジと対峙してPF信号がLレベルからHレベルにな
った時点のカウント値Nを値P1 として得る。そして、
エンコードパルスのカウントを継続する。マイクロコン
ピュータ22は、得られたP1 に係数Kを乗じる。
ション14bの長さL1 と、この最終パーフォレーショ
ン14bをパーフォレーションセンサ31が検出してい
る間に発生するエンコードパルスの個数とから、マイク
ロコンピュータ22で定数αを算出するようにしたもの
である。最終の撮影コマ10END の撮影終了後のフイル
ム巻上げで、パーフォレーションセンサ31が最終パー
フォレーション14bの先端側エッジと対峙してPF信
号がHレベルからLレベルになった時点で、パルスカウ
ンタ46のカウント値Nが「0」にリセットされ、エン
コードパルスのカウントが開始される。マイクロコンピ
ュータ22は、最終パーフォレーション14bの後端側
エッジと対峙してPF信号がLレベルからHレベルにな
った時点のカウント値Nを値P1 として得る。そして、
エンコードパルスのカウントを継続する。マイクロコン
ピュータ22は、得られたP1 に係数Kを乗じる。
【0065】ここで、撮影コマ10END の後端パーフォ
レーション14bの両エッジ間の長さは、L1 であるか
ら、この後端パーフォレーション14bがパーフォレー
ションセンサ31を通過する時に、エンコードパルスが
1個発生してから次の1個が発生するまでの間に巻上げ
られる写真フイルム10の長さLuは以下の式で表すこ
とができる。なお、Luはエンコードパルスの発生周期
を単位時間とすると、給送速度として考えることができ
る。 Lu=L1 /P1
レーション14bの両エッジ間の長さは、L1 であるか
ら、この後端パーフォレーション14bがパーフォレー
ションセンサ31を通過する時に、エンコードパルスが
1個発生してから次の1個が発生するまでの間に巻上げ
られる写真フイルム10の長さLuは以下の式で表すこ
とができる。なお、Luはエンコードパルスの発生周期
を単位時間とすると、給送速度として考えることができ
る。 Lu=L1 /P1
【0066】このLuを用いても、上記実施例と同様に
して、N1=L/Lu,N2=LEN D /Luとして定数
αの上限値と下限値とが得られる。例えばこれらの中間
値を定数αとすると、定数αは以下の式で表せる。 α=(N1+N2)/2 =P1 ・(L4 −LPH+LEND )/(2・L1 )
して、N1=L/Lu,N2=LEN D /Luとして定数
αの上限値と下限値とが得られる。例えばこれらの中間
値を定数αとすると、定数αは以下の式で表せる。 α=(N1+N2)/2 =P1 ・(L4 −LPH+LEND )/(2・L1 )
【0067】上記式中の(L4 −LPH+LEND )/(2
・L1 )は、予め分かる値であるので、これが係数Kと
して設定されている。そして、パルスカウンタ36のカ
ウント値Nが定数α(=K・P1 )を越えた時点で巻戻
しを行う。このようにしても、上記実施例と同様な効果
が得られる。
・L1 )は、予め分かる値であるので、これが係数Kと
して設定されている。そして、パルスカウンタ36のカ
ウント値Nが定数α(=K・P1 )を越えた時点で巻戻
しを行う。このようにしても、上記実施例と同様な効果
が得られる。
【0068】図9は、最終パーフォレーション14bの
長さL1 の代わりに、最終の撮影コマ10END の先端パ
ーフォレーション14aと最終パーフォレーション14
bの間隔すなわち長さL3 と、この各パーフォレーショ
ン14a,14bとの間をパーフォレーションセンサ3
1が検出している間に得られるエンコードパルスの個数
P2 から定数α(=K・P2 )をマイクロコンピュータ
22で算出するようにしたものである。この時には、係
数K(定数αを上限値N2と下限値N2の中間値とする
場合)は以下の式で求められる。 K=(L4 −LPH+LEND )/(2・L3 )
長さL1 の代わりに、最終の撮影コマ10END の先端パ
ーフォレーション14aと最終パーフォレーション14
bの間隔すなわち長さL3 と、この各パーフォレーショ
ン14a,14bとの間をパーフォレーションセンサ3
1が検出している間に得られるエンコードパルスの個数
P2 から定数α(=K・P2 )をマイクロコンピュータ
22で算出するようにしたものである。この時には、係
数K(定数αを上限値N2と下限値N2の中間値とする
場合)は以下の式で求められる。 K=(L4 −LPH+LEND )/(2・L3 )
【0069】図8に示す実施例では、最終の撮影コマ1
0END の最終(後端)パーフォレーション14bを用い
て定数αを決めているが、先端パーフォレーション14
aまたは他の後端パーフォレーション14bを用いるこ
とも可能である。また、図9に示す実施例では、1個の
撮影コマ10END の先端パーフォレーション14aと後
端(最終)パーフォレーション14bとの組み合わせで
定数αを決定しているが、隣接した2個の撮影コマの後
端パーフォレーション14bと先端パーフォレーション
14aとの組み合わせや、後端パーフォレーション14
bから次の撮影コマの後端パーフォレーション14bの
組み合わせ等にすることも可能である。
0END の最終(後端)パーフォレーション14bを用い
て定数αを決めているが、先端パーフォレーション14
aまたは他の後端パーフォレーション14bを用いるこ
とも可能である。また、図9に示す実施例では、1個の
撮影コマ10END の先端パーフォレーション14aと後
端(最終)パーフォレーション14bとの組み合わせで
定数αを決定しているが、隣接した2個の撮影コマの後
端パーフォレーション14bと先端パーフォレーション
14aとの組み合わせや、後端パーフォレーション14
bから次の撮影コマの後端パーフォレーション14bの
組み合わせ等にすることも可能である。
【0070】なお、巻取り径Dの増加を考慮すると、補
助パーフォレーション15が磁気ヘッド40を通過する
直前の最終の撮影コマ10END の最終パーフォレーショ
ン14bの両エッジ間、または先端パーフォレーション
14aと最終パーフォレーション14bの間を利用して
定数αを決めるのが確実である。また、撮影コマ毎に1
個のパーフォレーションが設けられている写真フイルム
でも、パーフォレーションの間隔やパーフォレーション
の長さを基にして、定数αを決めることができる。
助パーフォレーション15が磁気ヘッド40を通過する
直前の最終の撮影コマ10END の最終パーフォレーショ
ン14bの両エッジ間、または先端パーフォレーション
14aと最終パーフォレーション14bの間を利用して
定数αを決めるのが確実である。また、撮影コマ毎に1
個のパーフォレーションが設けられている写真フイルム
でも、パーフォレーションの間隔やパーフォレーション
の長さを基にして、定数αを決めることができる。
【0071】上記各実施例では、給送モータ20の回転
に同期したエンコードパルスを用いているが、写真フイ
ルム10の給送長に応じてエンコードパルスを発生する
ようにしてもよい。図10に示す実施例は、写真フイル
ム10が一定長さ給送される毎にエンコードパルスを発
生するようにたものである。エンコーダ70は、写真フ
イルム10と密着し写真フイルム10の給送方向への移
動にともなって回転するローラ71と、放射状に一定ピ
ッチでスリットが形成され、ローラ71とともに回転す
るエンコード板72と、投光部及び受光部からなるフォ
トインタラプタ73で構成されている。このロータリエ
ンコーダ70は、写真フイルム10が一定長給送方向に
移動する毎に、エンコードパルスを発生する。そして、
このエンコードパルスの個数をパルスカウンタでカウン
トするようになっている。
に同期したエンコードパルスを用いているが、写真フイ
ルム10の給送長に応じてエンコードパルスを発生する
ようにしてもよい。図10に示す実施例は、写真フイル
ム10が一定長さ給送される毎にエンコードパルスを発
生するようにたものである。エンコーダ70は、写真フ
イルム10と密着し写真フイルム10の給送方向への移
動にともなって回転するローラ71と、放射状に一定ピ
ッチでスリットが形成され、ローラ71とともに回転す
るエンコード板72と、投光部及び受光部からなるフォ
トインタラプタ73で構成されている。このロータリエ
ンコーダ70は、写真フイルム10が一定長給送方向に
移動する毎に、エンコードパルスを発生する。そして、
このエンコードパルスの個数をパルスカウンタでカウン
トするようになっている。
【0072】このように構成した場合は、エンコードパ
ルスの個数と写真フイルムの巻上げ長さが1対1に対応
するので、エンコードパルスから直接に写真フイルム1
0の給送長を測定できる。そして、定数αの下限値N1
及び上限値N2は以下の式で求めることができる。な
お、値P3 は写真フイルム10が単位長さ移動した時
に、ロータリエンコーダ70が発生するエンーコードパ
ルスの個数である。 N1=(L4 −LPH)・P3 N2=LEND ・P3
ルスの個数と写真フイルムの巻上げ長さが1対1に対応
するので、エンコードパルスから直接に写真フイルム1
0の給送長を測定できる。そして、定数αの下限値N1
及び上限値N2は以下の式で求めることができる。な
お、値P3 は写真フイルム10が単位長さ移動した時
に、ロータリエンコーダ70が発生するエンーコードパ
ルスの個数である。 N1=(L4 −LPH)・P3 N2=LEND ・P3
【0073】また、一定周期で発生する信号を基にし
て、最終の撮影コマ10END のフイルム巻上げを制御し
てもよい。写真フイルム10が巻上げられる長さ(給送
長)が時間にほぼ比例するから、図11に示す実施例
は、時間を測定するとにより写真フイルム10の給送長
を検知するようにしたものであり、マイクロコンピュー
タ22に内蔵されたタイマで時間を計時、すなわち一定
周期のクロック信号をカウントすることで、補助パーフ
ォレーション15による磁気ヘッド40のクリーニング
から巻戻しのタイミングを制御する。なお、上記実施例
と同じものには同符号を付して説明し、最終の撮影コマ
10END の撮影までの手順は上記実施例と同じである。
て、最終の撮影コマ10END のフイルム巻上げを制御し
てもよい。写真フイルム10が巻上げられる長さ(給送
長)が時間にほぼ比例するから、図11に示す実施例
は、時間を測定するとにより写真フイルム10の給送長
を検知するようにしたものであり、マイクロコンピュー
タ22に内蔵されたタイマで時間を計時、すなわち一定
周期のクロック信号をカウントすることで、補助パーフ
ォレーション15による磁気ヘッド40のクリーニング
から巻戻しのタイミングを制御する。なお、上記実施例
と同じものには同符号を付して説明し、最終の撮影コマ
10END の撮影までの手順は上記実施例と同じである。
【0074】この実施例では、最終パーフォレーション
14bを検出した時点から補助パーフォレーション15
が磁気ヘッド40を通過するのに必要な時間が実験によ
り測定され、この時間に余裕を持たせた時間Tbがプロ
グラムRAM45に書き込まれている。もちろん、この
時間Tbは、写真フイルム10が完全にカートリッジ本
体12から引き出されない範囲で設定されている。
14bを検出した時点から補助パーフォレーション15
が磁気ヘッド40を通過するのに必要な時間が実験によ
り測定され、この時間に余裕を持たせた時間Tbがプロ
グラムRAM45に書き込まれている。もちろん、この
時間Tbは、写真フイルム10が完全にカートリッジ本
体12から引き出されない範囲で設定されている。
【0075】最終の撮影コマ10END の撮影終了後のフ
イルム巻上げで、パーフォレーションセンサ31が最終
パーフォレーション14bを検出した時点で、マイクロ
コンピュータ22に内蔵されたタイマのタイマ値Taを
「0」にリセットしてから、タイマによる計時を開始す
る。そして、タイマ値Taが時間Tbを越えた時にフイ
ルム巻上げを停止して、フイルム巻戻しが行われる。こ
のようにしても、補助パーフォレーション15が磁気ヘ
ッド40を通過させることができ、磁気ヘッド40のク
リーニングを行うことができる。なお、時間をタイマで
計時する代わりに、マイクロコンピュータ22の外部
に、一定周期のパルス信号発生手段と、パルスカウンタ
とを設け、パルス信号をカウントし、このカウント値に
基づいてもよい。
イルム巻上げで、パーフォレーションセンサ31が最終
パーフォレーション14bを検出した時点で、マイクロ
コンピュータ22に内蔵されたタイマのタイマ値Taを
「0」にリセットしてから、タイマによる計時を開始す
る。そして、タイマ値Taが時間Tbを越えた時にフイ
ルム巻上げを停止して、フイルム巻戻しが行われる。こ
のようにしても、補助パーフォレーション15が磁気ヘ
ッド40を通過させることができ、磁気ヘッド40のク
リーニングを行うことができる。なお、時間をタイマで
計時する代わりに、マイクロコンピュータ22の外部
に、一定周期のパルス信号発生手段と、パルスカウンタ
とを設け、パルス信号をカウントし、このカウント値に
基づいてもよい。
【0076】また、図1に示すカメラでは、撮影可能コ
マ数とコマ数カウンタ33のカウント値Cとを比較する
ことで最終の撮影コマ10END が判断されるが、後端パ
ーフォレーション14bがパーフォレーションセンサ3
1を通過した後に、ロータリエンコーダ35からのエン
コーパルスが所定の個数γ発生しても、パーフォレーシ
ョンが検出されないときに、最終の撮影コマ10END の
巻上げが行われたと判断し、巻戻しを開始するようにし
てもよい。この場合には、所定のエンコードパルスの個
数γを、補助パーフォレーション15が磁気ヘッド40
を十分通過可能な値とすることにより、磁気ヘッド40
のクリーニングをすることができる。
マ数とコマ数カウンタ33のカウント値Cとを比較する
ことで最終の撮影コマ10END が判断されるが、後端パ
ーフォレーション14bがパーフォレーションセンサ3
1を通過した後に、ロータリエンコーダ35からのエン
コーパルスが所定の個数γ発生しても、パーフォレーシ
ョンが検出されないときに、最終の撮影コマ10END の
巻上げが行われたと判断し、巻戻しを開始するようにし
てもよい。この場合には、所定のエンコードパルスの個
数γを、補助パーフォレーション15が磁気ヘッド40
を十分通過可能な値とすることにより、磁気ヘッド40
のクリーニングをすることができる。
【0077】なお、この場合に、値γは、以下のように
して1コマ巻上げの毎に更新するようにするとよい。各
撮影コマ10a,10b・・・10END の後端パーフォ
レーション14bをパーフォレーションセンサ31が検
出している間に得られるエンコードパルスの個数Paと
して、これにコマ間隔長L2 とパーフォレーションの長
さL1 との比を乗じた値Pb(=Pa・(L2 /
L1 ))を求める。次に、巻取り径の増加等を考量し
て、例えば値Pbに所定の係数K1を乗じた値を値γと
し、後端パーフォレーション14bが検出されてから先
端パーフォレーション14aが検出されるのに十分な値
とすればよい。
して1コマ巻上げの毎に更新するようにするとよい。各
撮影コマ10a,10b・・・10END の後端パーフォ
レーション14bをパーフォレーションセンサ31が検
出している間に得られるエンコードパルスの個数Paと
して、これにコマ間隔長L2 とパーフォレーションの長
さL1 との比を乗じた値Pb(=Pa・(L2 /
L1 ))を求める。次に、巻取り径の増加等を考量し
て、例えば値Pbに所定の係数K1を乗じた値を値γと
し、後端パーフォレーション14bが検出されてから先
端パーフォレーション14aが検出されるのに十分な値
とすればよい。
【0078】このようにして、値γを更新していくこと
で、巻取り径の増加に影響されなく、最終の撮影コマ1
0END か否の判断が正しくできる。そして、最終パーフ
ォレーション14bで更新された値γが補助パーフォレ
ーション15が磁気ヘッド40を通過するように、係数
K1の値を調節しておけば、補助パーフォレーション1
5で磁気ヘッド40のクリーニングを行うことができ
る。
で、巻取り径の増加に影響されなく、最終の撮影コマ1
0END か否の判断が正しくできる。そして、最終パーフ
ォレーション14bで更新された値γが補助パーフォレ
ーション15が磁気ヘッド40を通過するように、係数
K1の値を調節しておけば、補助パーフォレーション1
5で磁気ヘッド40のクリーニングを行うことができ
る。
【0079】図12にプレワインド方式のカメラの概略
を示す。プレワインド方式のカメラでは、撮影コマ10
a,10b・・・10END がアパーチャ30の背後にセ
ットされた時には、パーフォレーションセンサ31が後
端パーフォレーション14bと対峙するようになってお
り、磁気ヘッド40は、パーフォレーションセンサ31
よりも巻取りスプール21側に配されている。なお、図
1と同じ構成部材には同じ符号を付してある。
を示す。プレワインド方式のカメラでは、撮影コマ10
a,10b・・・10END がアパーチャ30の背後にセ
ットされた時には、パーフォレーションセンサ31が後
端パーフォレーション14bと対峙するようになってお
り、磁気ヘッド40は、パーフォレーションセンサ31
よりも巻取りスプール21側に配されている。なお、図
1と同じ構成部材には同じ符号を付してある。
【0080】プレワインド方式のカメラでは、カートリ
ッジ本体12が装填されると、写真フイルム10が巻取
りスプール21に巻上げられる。そして、最終パーフォ
レーション14bの先端側エッジを検出した時点で、パ
ルスカウンタ46のカウント値Cを「0」にして、カウ
ントをスタートし、このカウント値Cが定数αを越える
まで行う。これにより、補助パーフォレーション15が
磁気ヘッド40通過して、磁気ヘッド40のクリーニン
グが行われる。この後に、マイクロコンピュータ22
は、フイルム巻戻しを行い、最初にパーフォレーション
センサ31でパーフォレーションが検出された時に、フ
イルム巻戻しを停止する。これより、撮影コマ10END
がアパーチャの背後にセットされる。
ッジ本体12が装填されると、写真フイルム10が巻取
りスプール21に巻上げられる。そして、最終パーフォ
レーション14bの先端側エッジを検出した時点で、パ
ルスカウンタ46のカウント値Cを「0」にして、カウ
ントをスタートし、このカウント値Cが定数αを越える
まで行う。これにより、補助パーフォレーション15が
磁気ヘッド40通過して、磁気ヘッド40のクリーニン
グが行われる。この後に、マイクロコンピュータ22
は、フイルム巻戻しを行い、最初にパーフォレーション
センサ31でパーフォレーションが検出された時に、フ
イルム巻戻しを停止する。これより、撮影コマ10END
がアパーチャの背後にセットされる。
【0081】なお、定数αは、最初の実施例と同様にし
て、下限値N1と上限値N2が決めりことができるが、
図示した実施例では磁気ヘッド40がパーフォレーショ
ンセンサ31よりも巻取りスプール21側に配置されて
いるため、下限値N1は、以下の式で求められる。 N1=(L4 +LPH)/((D×π)/(G×P))
て、下限値N1と上限値N2が決めりことができるが、
図示した実施例では磁気ヘッド40がパーフォレーショ
ンセンサ31よりも巻取りスプール21側に配置されて
いるため、下限値N1は、以下の式で求められる。 N1=(L4 +LPH)/((D×π)/(G×P))
【0082】なお、このプレワインド方式のカメラにお
いても、図8,図9に示された実施例と同じようにし
て、定数αをフイルム巻上げ中に決定してもよく、図1
0に示された実施例のように、写真フイルムが一定長送
られる毎に発生するエンコードパルスを用いてもよい。
また、図11に示された実施例と同様にして、一定周期
の信号をもとにして、フイルム巻上げを制御して、磁気
ヘッドのクリーニングを行うこともできる。さらに、上
述した定数γを用いて、最終の撮影コマの判断と、磁気
ヘッドのクリーニングを行うことができる。
いても、図8,図9に示された実施例と同じようにし
て、定数αをフイルム巻上げ中に決定してもよく、図1
0に示された実施例のように、写真フイルムが一定長送
られる毎に発生するエンコードパルスを用いてもよい。
また、図11に示された実施例と同様にして、一定周期
の信号をもとにして、フイルム巻上げを制御して、磁気
ヘッドのクリーニングを行うこともできる。さらに、上
述した定数γを用いて、最終の撮影コマの判断と、磁気
ヘッドのクリーニングを行うことができる。
【0083】上記各実施例では、磁気ヘッドを固定して
あるので、常に磁気記録層に密着した状態になっている
が、磁気記録を行うときにだけ、磁気ヘッドが移動して
磁気記録層に接触するようにしたカメラがある。このよ
うなカメラでは、補助パーフォレーションが磁気ヘッド
を通過する時にも磁気ヘッドを写真フイルムの磁気記録
層に接触するように制御することで、磁気ヘッドのクリ
ーニングを行うことができる。
あるので、常に磁気記録層に密着した状態になっている
が、磁気記録を行うときにだけ、磁気ヘッドが移動して
磁気記録層に接触するようにしたカメラがある。このよ
うなカメラでは、補助パーフォレーションが磁気ヘッド
を通過する時にも磁気ヘッドを写真フイルムの磁気記録
層に接触するように制御することで、磁気ヘッドのクリ
ーニングを行うことができる。
【0084】
【発明の効果】上述したように、本発明の磁気ヘッド付
きカメラによれば、例えば給送モータの回転に同期して
発生するパルス,フイルムが一定長給送される毎に発生
するパルス,給送時間等を基にして、フイルムの給送長
を測定し、写真フイルムの後端に設けられたパーフォレ
ーションが磁気ヘッドを通過するまでフイルム巻上げを
行うように制御するから、写真フイルムの後端に設けら
れたパーフォレーションを磁気ヘッドに摺接するとこと
ができ、磁気ヘッドに付着したゴミがこのパーフォレー
ションに引っ掛けられて取り除かれ、磁気ヘッドのクリ
ーニングが行われる。これにより、磁気ヘッドで写真フ
イルムの磁気記録層に正しく磁気記録を行うことができ
るようになるとともに、撮影者が意識せずとも、写真フ
イルムの撮影終了時または装填時に磁気ヘッドのクリー
ニングが行われるから、常に磁気ヘッドを良好な状態に
維持できる。
きカメラによれば、例えば給送モータの回転に同期して
発生するパルス,フイルムが一定長給送される毎に発生
するパルス,給送時間等を基にして、フイルムの給送長
を測定し、写真フイルムの後端に設けられたパーフォレ
ーションが磁気ヘッドを通過するまでフイルム巻上げを
行うように制御するから、写真フイルムの後端に設けら
れたパーフォレーションを磁気ヘッドに摺接するとこと
ができ、磁気ヘッドに付着したゴミがこのパーフォレー
ションに引っ掛けられて取り除かれ、磁気ヘッドのクリ
ーニングが行われる。これにより、磁気ヘッドで写真フ
イルムの磁気記録層に正しく磁気記録を行うことができ
るようになるとともに、撮影者が意識せずとも、写真フ
イルムの撮影終了時または装填時に磁気ヘッドのクリー
ニングが行われるから、常に磁気ヘッドを良好な状態に
維持できる。
【図1】本発明を実施したカメラを示す概略図である。
【図2】同カメラに用いられる写真フイルムとそのカー
トリッジを示す説明図である。
トリッジを示す説明図である。
【図3】磁気記録層が設けられた写真フイルムの層構造
を示す説明図である
を示す説明図である
【図4】バーコード板の一例を示す平面図である。
【図5】給送モータに取り付けられたロータリエンコー
ダを示す斜視図である。。
ダを示す斜視図である。。
【図6】フイルム装填後の処理手順を示すフローチャー
トである。
トである。
【図7】最終の撮影コマの撮影完了後の処理手順を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図8】1個のパーフォレーションを用いてフイルム巻
上げの停止タイミングを決める実施例のフローチャート
である。
上げの停止タイミングを決める実施例のフローチャート
である。
【図9】2個のパーフォレーションの間隔を用いてフイ
ルム巻上げの停止タイミングを決める実施例のフローチ
ャートである。
ルム巻上げの停止タイミングを決める実施例のフローチ
ャートである。
【図10】写真フイルムの給送に同期して発生するエン
コードパルスを用いてフイルム巻上げの停止タイミング
を決める実施例のエンコーダを示す斜視図である。
コードパルスを用いてフイルム巻上げの停止タイミング
を決める実施例のエンコーダを示す斜視図である。
【図11】タイマで計時した時間からフイルム巻上げの
停止タイングを決める実施例のフローチャートである。
停止タイングを決める実施例のフローチャートである。
【図12】プレワインド方式のカメラを示す概略図であ
る。
る。
10 写真フイルム 14a,14b,14c パーフォレーション 20 給送モータ 22 マイクロコンピュータ 30 アパーチャ 31 パーフォレーションセンサ 33 コマ数カウンタ 35 ロータリエンコーダ 36 パルスカウンタ 40 磁気ヘッド 43 バーコードセンサ 70 エンコーダ 81 磁気記録層
Claims (6)
- 【請求項1】 感光乳剤面の裏面側に磁気記録層が形成
されるとともに、最終の撮影コマからフイルム終端側に
所定長離れた位置で、カメラに組み込まれたの磁気ヘッ
ドによる磁気記録位置の延長線上にパーフォレーション
が形成された写真フイルムを用い、給送モータの回転で
写真フイルムの巻上げと巻戻しを行うフイルム給送装置
と、前記写真フイルムの前記磁気記録層に接触して磁気
記録を行う磁気ヘッドとを備え、給送中の前記写真フイ
ルムの前記磁気記録層に前記磁気ヘッドでデータを記録
する磁気ヘッド付きカメラにおいて、 最終の撮影コマが前記磁気ヘッドの位置を通過した時点
からの前記写真フルイルムの給送長を測定する測定手段
と、前記測定手段からの測定結果に基づき、前記パーフ
ォレーションが前記磁気ヘッドを通過するまでフイルム
巻上げを行うように前記フイルム給送装置を制御する制
御手段とを備え、前記パーフォレーションを前記磁気ヘ
ッドに摺接させるようにしたことを特徴とする磁気ヘッ
ド付きカメラ。 - 【請求項2】 前記測定手段は、前記給送モータが一定
角度回転する毎にパルスを発生するパルス発生手段と、
前記パルス発生手段からのパルスの個数に基づいて前記
写真フイルムの給送長を算出する算出手段とから構成さ
れていることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド付
きカメラ。 - 【請求項3】 前記測定手段は、前記写真フイルムが一
定長給送される毎にパルスを発生するパルス発生手段
と、前記パルス発生手段からのパルスの個数に基づいて
前記写真フイルムの給送長を算出する算出手段とから構
成されていることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘッ
ド付きカメラ。 - 【請求項4】 前記測定手段は、一定周期でパルスを発
生するパルス発生手段を備え、このパルス発生手段から
のパルスに基づいて写真フイルムの給送時間を測定して
写真フイルムの給送長を測定することを特徴とする請求
項1記載の磁気ヘッド付きカメラ。 - 【請求項5】 感光乳剤面の裏面側に磁気記録層が形成
され、各撮影コマに対して少なくとも1個ずつのコマ位
置検出用の第1パーフォレーションが設けられるととも
に、最終の撮影コマに対応するコマ位置検出用の第1パ
ーフォレーションからフイルム終端側に一定長だけ離
れ、かつ前記磁気記録層に記録を行うためにカメラに組
み込まれた磁気ヘッド接触する位置に第2パーフォレー
ションが設けられた写真フイルムが用いられる磁気ヘッ
ド付きカメラにおいて、 写真フイルム給送用の給送モータの回転に同期してパル
スを発生するパルス発生手段と、前記第1パーフォレー
ションの通過を検出するパーフォレーションセンサと、
このパーフォレーションセンサが第1パーフォレーショ
ンを検出してから通過し終わるまでの間に前記パルス発
生手段から発生されたパルスの個数と第1パーフォレー
ションの長さとから写真フイルムの給送速度を算出し、
前記一定長の給送に必要な前記パルス発生手段からのパ
ルスの個数を求める算出手段と、パーフォレーションセ
ンサが最終の撮影コマに対応した第1パーフォレーショ
ンの通過を検出した後に前記パルス発生手段から発生さ
れるパルスの個数を計数し、その計数値が前記算出手段
で求められたパルスの個数に達した後に前記給送モータ
の巻上げ方向への回転を停止する制御手段とを備え、前
記第2パーフォレーションを磁気ヘッドに摺接させた後
に写真フイルムの巻上げ方向への給送を停止させるよう
にしたことを特徴とする磁気ヘッド付きカメラ。 - 【請求項6】 感光乳剤面の裏面側に磁気記録層が形成
され、各撮影コマに対して少なくとも1個ずつのコマ位
置検出用の第1パーフォレーションが設けられるととも
に、最終の撮影コマに対応するコマ位置検出用の第1パ
ーフォレーションからフイルム終端側に一定長だけ離
れ、かつ前記磁気記録層に記録を行うためにカメラに組
み込まれた磁気ヘッド接触する位置に第2パーフォレー
ションが設けられた写真フイルムが用いられる磁気ヘッ
ド付きカメラにおいて、 写真フイルム給送用の給送モータの回転に同期してパル
スを発生するパルス発生手段と、前記第1パーフォレー
ションの通過を検出するパーフォレーションセンサと、
このパーフォレーションセンサが第1パーフォレーショ
ンの通過を検出してから少なくとも次の第1パーフォレ
ーションを検出するまでの間に前記パルス発生手段から
発生されたパルスの個数とこれらの第1パーフォレーシ
ョンの間隔長とから写真フイルムの給送速度を算出し、
前記一定長の給送に必要な前記パルス発生手段からのパ
ルスの個数を求める算出手段と、パーフォレーションセ
ンサが最終の撮影コマに対応した第1パーフォレーショ
ンの通過を検出した後に前記パルス発生手段から発生さ
れるパルスの個数を計数し、その計数値が前記算出手段
で求められたパルスの個数に達した後に前記給送モータ
の巻上げ方向への回転を停止する制御手段とを備え、前
記第2パーフォレーションを磁気ヘッドに摺接させた後
に写真フイルムの巻上げ方向への給送を停止させるよう
にしたことを特徴とする磁気ヘッド付きカメラ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7077849A JPH08271970A (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | 磁気ヘッド付きカメラ |
US08/626,372 US5715488A (en) | 1995-04-03 | 1996-04-02 | Photographic system comprising a photographic camera equipped with a magnetic recording head |
US08/939,950 US5887206A (en) | 1995-04-03 | 1997-09-29 | Photographic camera equipped with magnetic recording head |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7077849A JPH08271970A (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | 磁気ヘッド付きカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08271970A true JPH08271970A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=13645511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7077849A Pending JPH08271970A (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | 磁気ヘッド付きカメラ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5715488A (ja) |
JP (1) | JPH08271970A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5835805A (en) * | 1996-04-08 | 1998-11-10 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Film transporting device of camera and clutch structure and camera with magnetic recording function |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6173125B1 (en) * | 1995-01-24 | 2001-01-09 | Minolta Co., Ltd. | Apparatus for reading magnetic information |
JPH1010634A (ja) * | 1996-06-25 | 1998-01-16 | Nikon Corp | カメラ |
JPH10104719A (ja) * | 1996-09-30 | 1998-04-24 | Canon Inc | カメラ |
US6101069A (en) * | 1998-12-21 | 2000-08-08 | Eastman Kodak Company | Magnetic head cleaning film strip and method of making same |
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