JP3081124B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JP3081124B2
JP3081124B2 JP06314298A JP31429894A JP3081124B2 JP 3081124 B2 JP3081124 B2 JP 3081124B2 JP 06314298 A JP06314298 A JP 06314298A JP 31429894 A JP31429894 A JP 31429894A JP 3081124 B2 JP3081124 B2 JP 3081124B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
magnetic recording
feeding
camera
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06314298A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08152670A (ja
Inventor
隆信 常宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP06314298A priority Critical patent/JP3081124B2/ja
Publication of JPH08152670A publication Critical patent/JPH08152670A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3081124B2 publication Critical patent/JP3081124B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録部付フィルム
を用いるカメラに関し、特に磁気記録にかかるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録部付フィルムを用いるカ
メラにおいて磁気記録を行なう場合、フィルムの給送速
度を検出し、磁気記録周波数を決めることで、フィルム
の磁気記録部の範囲内に磁気記録をすることはすでに提
案されている。また、給送速度の検出に誤差があり、磁
気記録部の範囲内に磁気記録ができなかった場合につい
ても、1駒分巻き戻した後、磁気記録のやり直しを行な
う方法もすでに提案されている(特願平5−14540
0号参照)。
【0003】このように、従来は給送速度を検出して磁
気記録周波数にフィードバックすることで磁気記録を行
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例では、フィルムの給送速度の検知に異常があった
場合、磁気記録ができなくなるという欠点があった。
【0005】本発明の目的は、かかる従来の課題を解決
するためになされてもので、給送に異常が発生しても、
確実に磁気記録を可能にするカメラを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のカメラは請求項1において、磁気記録部
付フィルムを使用することのできるカメラにおいて、フ
ィルムを送るフィルム送り手段と、前記フィルム送り手
段により送られるフィルムの位置を検出するフィルム位
置検出手段と、前記フィルム送り手段によるフィルム一
駒送り中にフィルムの磁気記録部に情報を記録する磁気
記録手段と、前記磁気記録手段によるフィルムの磁気記
録部への情報の記録が終了する前に前記フィルム位置検
出手段がフィルムの一駒送りの終了を検出した場合は、
前記フィルム送り手段によりフィルムを一駒以上巻き戻
して再度前記フィルムの磁気記録部への情報の記録動作
該フィルム送り手段のフィルム送り速度変化させ
て行わせる制御手段とを有するものであり、請求項2に
おいて、前記制御手段は、前記フィルム位置検出手段が
フィルムの一駒送りの終了を検出してから前記磁気記録
手段による磁気記録終了までの時間をカウントする手段
を持ち、このカウント手段の値に基づいて前記フィルム
送り手段のフィルム送り速度を変化させるものであり、
さらに請求項3において、前記制御手段は、前記フィル
ム送り手段のフィルム送り速度を遅い側に変化させるも
のである。
【0007】
【作用】上記の目的を達成するため、本出願の請求項1
の発明は、フィルムの給送速度を変化させる手段を備え
ることで、1駒の磁気記録ができなかった場合、1駒分
巻き戻した後、再度給送速度を変えて磁気記録すること
で書き込みを可能にしている。
【0008】また、請求項2の発明は、給送終了信号か
ら磁気記録終了までの時間をカウントする手段を設ける
ことで、正確な給送速度の設定を可能にし、より正確な
磁気記録を可能にしている。
【0009】さらに、請求項3の発明は、フィルムの給
送速度を遅くして磁気記録することにより、確実に磁気
記録を行なうことを可能にしている。
【0010】
【実施例】
(第1の実施例)本発明を、図示の実施例に基づいて詳
細に説明する。
【0011】図1は、本発明の実施例における磁気記録
装置の概略構成を示すブロック図である。1はフィルム
位置検出手段である光素子(フォトリフレクタ)であ
る。2は、もう1つのフィルム位置検出手段としての光
素子である。この2つの光素子1,2の信号により、フ
ィルムの移動を正確に割り出すことを可能にしている。
3はカメラ全体のシーケンスを制御するマイコンであ
り、モータの駆動や磁気ヘッドの駆動、光素子の信号処
理機能も有している。4は磁気書き込みようのヘッドで
あり、5は磁気ヘッドを駆動するドライバICである。
6はフィルム給送用のモータで、7はこのモータ6を駆
動するためのドライバICである。8は磁気記録部付フ
ィルムを収納するカートリッジで、9は磁気記録部付フ
ィルム、10は磁気記録部である。
【0012】これらで構成された装置を実際にどのよう
に制御するか、図2のフローチャートに従って説明す
る。なお、以下の各ステップを“S”と略す。
【0013】まず、S101において、カメラのシャッ
タ等の露出制御が完了し、フィルムが給送可能状態にな
る。フィルムの給送は、電源電圧の依存性や音等の対策
のため、パルス制御を実施している。そのため、S10
2でフィルム給送を開始する前に給送速度(パルス通電
幅)を設定する。これにより、モータ駆動パターンが決
定し、S103でモータが回転を始め、フィルムの給送
が開始される。フィルム給送が開始されると、フィルム
が動いていることにより、フィルム位置検出手段である
光素子より信号が出力される。この信号により、磁気記
録データの書き込みを開始する(S104)。そして、
書き込まれるデータとして、デート情報や撮影情報等が
書き込まれる。
【0014】次に、磁気記録を行ないながら、S105
ではフィルム位置検出手段である光素子の信号を検出
し、給送モータの停止するタイミングを待つ。また、フ
ィルムの位置検出手段の信号を見ると同時に、磁気記録
データの転送が完了したかどうかも調べる。この結果に
より、磁気記録データの転送完了前に給送完了の信号が
出力された場合は、磁気記録が正確に行なわれなかった
と判断する。また、磁気記録データの転送完了後に給送
完了信号が出力された場合、磁気記録が正確に行なわれ
たと判断する。このように、正確に磁気記録が行なわれ
た場合は、S105ではNOに進み、磁気記録が終了し
た信号をS106で判断し、終了していればS107で
フィルム給送終了信号を待って、フィルム給送を終了す
る。 また、磁気記録終了信号より先にフィルム給送信
号が来た場合、つまり、磁気記録が正確に行なわれなか
った場合は、S105にてYESの方に進む。これは、
磁気記録データが転送されている途中であるにも関わら
ずモータを停止してしまうため、磁気記録が正確に行な
われない状態になってしまう。そこで、S108では、
現在正確に磁気記録が行なわれなかった駒を巻戻しする
ことで、再度磁気記録ができるようにフィルムをセット
する。特に巻き戻す駒数については、1駒以上であれば
何駒でも可能である。巻戻し動作によりフィルムがセッ
トされ、再度同じ条件で磁気記録をした場合、書き込み
が成功する可能性は少ない。そこで、S109では書き
込みがエラーになった給送速度設定値を基にして、やり
直し給送速度を1段遅く設定することで、磁気記録のト
ラック内にデータが転送できるようにしている。
【0015】上記の様に、第1の実施例では、磁気記録
が正確に行なわれたか否かを、給送完了及び磁気記録完
了の2つの信号の順番で行ない、磁気記録が正確に行な
われなかった場合、再度1駒分以上巻き戻して磁気記録
だけをやり直すのではなく、給送速度を変えてやること
により、より正確な磁気記録を可能にすることができ
る。
【0016】(第2の実施例)図3は、本発明の第2の
実施例を示すフローチャートであり、以下、これに従っ
て説明する。なお、回路構成は図1と同様であるので省
略し、また、図2の動作と同じ部分については、ステッ
プ番号の第10位桁以下の数字を同一としている。
【0017】まず、S201において、カメラのシャッ
タ等の露出制御が完了し、フィルム給送可能状態にな
る。フィルム給送は、温度、電源電圧による影響をなく
すため、パルス制御を実施している。そのため、S20
2でフィルム給送前に給送速度を設定する。これによ
り、モータ駆動パターンが設定され、S203でモータ
が回転を始めることで、フィルムが移動を始める。フィ
ルム給送が始まると、フィルム位置検出手段である光素
子より信号が出力される。この信号によりフィルム移動
が確認され、S204で磁気記録データの書き込みを開
始する。
【0018】次に、磁気記録が正確に行なわれたか否か
を判断する手段として、給送終了信号と磁気記録終了の
2つの信号により行ない、この動作をS205とS20
6で判断する。磁気記録が正確に行なわれた場合、フィ
ルム給送終了信号より磁気記録終了信号が先に来るの
で、S205ではNOに進み、S206では磁気記録が
終了を確認し、終了していれば、S207でフィルム給
送完了信号を待ってフィルム給送を終了する。また、磁
気記録が正確に行なわれなかった場合は、磁気記録完了
信号よりフィルム給送完了信号が先に来るので、S20
5ではYESに進み、再書き込みモードになる。
【0019】そこで、再書き込みモードに入ると同時
に、S211でタイマをスタートして磁気記録データが
給送終了に対してどの程度オーバーしたかカウントす
る。S212は、磁気記録データがどこで終了するかを
判断し、終了したらS213でタイマを停止する。これ
により、給送終了から磁気記録終了までに要した時間を
求める。このデータは、後で再書き込みの際の給送速度
設定にフィードバックされる。
【0020】次に、S208で正確に磁気記録が行なわ
れなかった駒の巻戻しをすることで、再度磁気記録がで
きる様にフィルムをセットする。特に巻き戻す駒数につ
いては、1駒以上であれば何駒でも可能である。そし
て、巻戻し動作により再書き込み位置にフィルムがセッ
トされると、S214で再書き込みの時の給送速度設定
が行なわれる。この設定は、磁気記録失敗時の給送速度
と、S211〜S213で測定した磁気記録オーバー分
の時間の2つの要素により設定される。この後、新しい
給送速度で再書き込みが実行される。また、次回の給送
より、このデータで給送を行なう(学習機能付として用
いられる)。
【0021】上記の様に、第2の実施例では、磁気記録
のできなかったデータ量を正確に測定し、この測定デー
タに基づいて再書き込み時の給送速度を設定すること
で、一層確実な磁気記録を可能にすることができる。
【0022】
【発明と実施例の対応】以上の実施例において、光素子
1、光素子2は、本発明のフィルム位置検出手段に相当
し、また、実施例において、マイコン3により磁気記録
データの転送完了によって磁気記録終了信号を出力する
点は、本発明の磁気記録終了手段に相当し、さらに、実
施例において、ドライバ7によってフィルム給送用のモ
ータ6に通電するパルス幅を変える点は、本発明のフィ
ルム給送速度を変化させる手段に相当し、さらに、図3
のフローチャートにおいて、磁気記録が正確に行なわれ
なかった場合、再書き込みモードに入ると同時にタイマ
をスタートして、磁気記録データがフィルムの給送終了
に対してどの程度オーバーしたかカウントし、磁気記録
データの終了点を判断しタイマを停止することにより、
給送終了から磁気記録終了までに要した時間を求める点
は、本発明のフィルム位置検出手段の給送終了信号から
磁気記録終了までの時間をカウントする手段に相当す
る。
【0023】なお、以上が実施例の各構成と本発明の各
構成の対応関係であるが、本発明は、これら実施例の構
成に限られるものではなく、請求項で示した機能、また
は、実施例の構成が持つ機能が達成できる構成であれば
どのようなものであってもよいことは言うまでもない。
【0024】また、本発明は、以上の各実施例またはそ
れら技術要素を必要に応じて組み合わせてもよい。
【0025】また、本発明は、請求項または実施例の構
成の全体若しくは一部が一つの装置を形成するようなも
のであっても、他の装置と結合するようなものであって
も、装置を構成する要素となるようなものであってもよ
い。
【0026】また、本発明は、一眼レフカメラ、レンズ
シャッタカメラ、ビデオカメラ等種々の形態のカメラ、
更にはカメラ以外の光学機器やその他の装置、更にはそ
れらカメラや光学機器やその他の装置に適用される装置
又は、これらを構成する要素に対しても適用できるもの
である。
【0027】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の各請求項に
よれば、従来より磁気記録カメラに必要である構成要件
を増すことなく、また、給送速度を読み取る等の予測制
御や複雑な制御をすることなく、より正確な磁気記録カ
メラを実現させている。
【0028】さらには、磁気記録ができなかった場合で
も、再書き込み動作により、確実な磁気記録を可能にす
ると共に、書き直し動作も1回で書き込めるようなカメ
ラを実現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例における磁気記録可能なカメ
ラの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【図3】本発明の第2の実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 フォトリフレクタ1 2 フォトリフレクタ2 3 シーケンス制御用マイコン 4 磁気ヘッド 5 磁気ヘッド駆動装置 6 給送モータ 7 モータ駆動装置 8 磁気記録部付フィルム収納用カートリッジ 9 磁気記録部付フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/24 G03B 1/00 G03B 17/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録部付フィルムを使用することの
    できるカメラにおいて、フィルムを送るフィルム送り手
    段と、前記フィルム送り手段により送られるフィルムの
    位置を検出するフィルム位置検出手段と、前記フィルム
    送り手段によるフィルム一駒送り中にフィルムの磁気記
    録部に情報を記録する磁気記録手段と、前記磁気記録手
    段によるフィルムの磁気記録部への情報の記録が終了す
    る前に前記フィルム位置検出手段がフィルムの一駒送り
    の終了を検出した場合は、前記フィルム送り手段により
    フィルムを一駒以上巻き戻して再度前記フィルムの磁気
    記録部への情報の記録動作を該フィルム送り手段のフ
    ィルム送り速度変化させて行わせる制御手段とを有す
    ることを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載のカメラにおいて、前記
    制御手段は、前記フィルム位置検出手段がフィルムの一
    駒送りの終了を検出してから前記磁気記録手段による磁
    気記録終了までの時間をカウントする手段を持ち、この
    カウント手段の値に基づいて前記フィルム送り手段のフ
    ィルム送り速度を変化させることを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは2記載のカメラおい
    て、前記制御手段は、前記フィルム送り手段のフィルム
    送り速度を遅い側に変化させることを特徴とするカメ
    ラ。
JP06314298A 1994-11-25 1994-11-25 カメラ Expired - Fee Related JP3081124B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06314298A JP3081124B2 (ja) 1994-11-25 1994-11-25 カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06314298A JP3081124B2 (ja) 1994-11-25 1994-11-25 カメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08152670A JPH08152670A (ja) 1996-06-11
JP3081124B2 true JP3081124B2 (ja) 2000-08-28

Family

ID=18051681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06314298A Expired - Fee Related JP3081124B2 (ja) 1994-11-25 1994-11-25 カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3081124B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5875365A (en) * 1997-02-20 1999-02-23 Eastman Kodak Company Photographic camera with mechanically actuated tension control for reducing variation of speed of filmstrip during rewind

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08152670A (ja) 1996-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0698811B1 (en) Film feed control device for a camera
US5724623A (en) Camera using a film with a magnetic memory portion
JP3081124B2 (ja) カメラ
JP3081084B2 (ja) カメラ
EP0745887B1 (en) Apparatus for precisely positioning film in a camera
JP3391939B2 (ja) カメラ
JPH03223737A (ja) 磁気記憶部付フィルムを用いるカメラ
JP2991815B2 (ja) カメラ及びカメラの制御装置
US20010014220A1 (en) Apparatus including recording head, reading head, and winding portion with internal motor
JP3157255B2 (ja) カメラのフィルム給送装置
JPH10161208A (ja) フィルム給送装置
JPH11218816A (ja) カメラ
JP2000105409A (ja) カメラ
JPH07107593B2 (ja) デ−タバツクアツプ装置をもつカメラ
JPH08328074A (ja) カメラ及びカメラのための装置
JPH05134307A (ja) 情報記録装置を有するカメラ
JPH0950073A (ja) カメラのフィルム給送装置
JP2001109057A (ja) カメラの磁気記録装置
JPH08160528A (ja) カメラ
JPH09101559A (ja) フィルム給送装置
JPH0950070A (ja) カメラ
JPH1152448A (ja) カメラ及びカートリッジ情報読取り装置
JP2001109041A (ja) フィルム給送制御装置
JPH09197540A (ja) 磁気記憶部付フィルムを用いるカメラ
JPH04246628A (ja) 磁気記憶部付フィルムを用いるカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees