JPH09230477A - フィルムのコマ判別装置 - Google Patents

フィルムのコマ判別装置

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JPH09230477A
JPH09230477A JP8034031A JP3403196A JPH09230477A JP H09230477 A JPH09230477 A JP H09230477A JP 8034031 A JP8034031 A JP 8034031A JP 3403196 A JP3403196 A JP 3403196A JP H09230477 A JPH09230477 A JP H09230477A
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JP
Japan
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signal
frame
film
magnetic
level
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JP8034031A
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Yoshiyuki Tanaka
良幸 田中
Toshihito Kido
稔人 木戸
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム撮影情報の検出信号に基づくフィル
ムのコマ判別の精度を向上する。 【解決手段】 磁気ヘッド4でノイズを検出した信号S
Pは閾値レベル演算部201により所定のブロック長単
位で整流積分されて閾値レベルVHL,VHHが設定され
る。フィルムFの磁気記録部を磁気ヘッド4でスキャン
して検出した信号SPは磁気信号検出部203によりブ
ロック長単位で整流積分され、未露光コマ判定部204
でこの積分値SSを閾値レベルVHL,VHHと比較してコ
マの判別が行われる。すなわち、VHH<SSのブロック
が連続3個以上あるとき、露光済コマと判別され、VHH
<SSのブロックが連続3個以上なくかつVHL<SSのブ
ロックが連続3個以上あるとき、判別不能とされ、上記
以外は未露光コマと判別される。ブロック単位で検出し
た信号の整流積分値を3つの範囲に分類し、各ブロック
の積分値の変動からコマ判別することで判別精度を高め
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムをフィル
ム給送手段で給送し、情報読取ヘッドを記録部に対して
相対的にスキャンさせて信号を検出し、この検出信号に
基づきその記録部に対応するコマが撮影可能が否かを判
別するフィルムのコマ判別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、新写真システムの規格標準化が進
められているが、この新写真システムに適用されるフィ
ルムは、長手方向の一方側部に各コマの撮影領域に平行
して帯状の磁気記録部が設けられ、この磁気記録部に各
コマに対応して撮影日時、露出値等の撮影に関する情報
(以下、フィルム撮影情報という。)が磁気的に記録で
きるようになっている。
【0003】また、新写真システム用のフィルムは、例
えば米国特許第5347334号に開示されているよう
に、フィルムカートリッジのフィルム引出口に遮光扉が
設けられ、フィルムが完全に収納し得るようになされる
とともに、スプールの一方端に収納フィルムの種類(未
露光フィルム、露光済フィルム、途中のコマまで露光済
みのフィルム(以下、一部露光済フィルムという。)、
現像済フィルム等の種類)が検出可能なバーコード板が
一体回転可能に設けられ、このバーコード板のバーコー
ドを読み取ることによりフィルムの種類が識別できるよ
うになっている。このため、一部露光済フィルムであっ
ても一旦、フィルムカートリッジに収納してカメラから
取り出し、再度カメラに装填して未露光のコマに撮影す
ることが可能であるとともに、現像済フィルムをフィル
ムカートリッジに収納してフィルムを保管することがで
きるようになっている。
【0004】従来、一部露光済フィルムをカメラに再装
填して未露光のコマから撮影し得るようにするため、装
填されたフィルムの各磁気記録部を磁気ヘッドでスキャ
ンして信号を検出し、この検出信号が磁気信号であるか
否かによりその磁気記録部に対応するコマが露光済みで
あるか否かを判別するコマ判別装置が提案されている。
【0005】図18は、従来のコマ判別装置における磁
気信号判別回路の回路構成図である。
【0006】従来の磁気信号判別回路100は、フィル
ムFの磁気記録部に記録された磁気信号をピックアップ
する磁気ヘッド101、ピックアップされた信号(以
下、ピックアップ信号という。)を所定の規定電圧まで
増幅する磁気信号処理回路102、ピックアップ信号が
正規の磁気信号であるか否かを判別する磁気信号判別回
路103から構成されている。
【0007】磁気信号判別回路103は、磁気信号検出
回路102の出力信号Vaから直流成分VDCを除去して
交流成分Vbのみを取り出し、更にこの交流成分Vbを
整流及び平滑して低周波成分を有する脈流信号Vc(交
流成分Vbの振幅変動の包絡線レベルに相当する信号)
を生成した後、この脈流信号VcをカメラCPU107
から入力される基準電圧Vrefと比較してピックアップ
信号が正規の磁気信号であるか否かの判別を行う。
【0008】なお、磁気信号判別回路103における入
力段のコンデンサC1及び抵抗R1からなるCR回路は
上記出力信号Vaから交流成分Vbのみを取り出す回路
であり、その後段のダイオードDはこの交流成分Vbを
整流するものであり、更にその後段のコンデンサC2,
C3及び抵抗R2,R3からなるCR回路は整流された
交流成分Vbを平滑し、脈流信号Vcを生成するもので
ある。また、コンパレータCOMPは脈流信号Vcと基
準電圧Vrefとを比較するもので、脈流信号Vcが基準
電圧Vref以上のときは正規の磁気信号であることを示
すハイレベル信号Vdを出力し、脈流信号Vcが基準電
圧Vrefより低いときは正規の磁気信号でないことを示
すローレベル信号Vdを出力するものである。
【0009】フィルムの各コマの磁気記録部にフィルム
撮影情報が記録されているか否かの判別は、以下のよう
にして行われる。
【0010】すなわち、磁気ヘッド101をフィルムF
の磁気記録部に押圧した状態で給送モータ105により
給送ローラ104を回転させてフィルムFを巻上方向に
給送し、電磁誘導により磁気ヘッド101の両端に誘起
された電圧を検出することにより上記磁気記録部内の信
号がピックアップされる。なお、フィルムの給送速度及
び給送方向はモータドライバ106により給送モータ1
05の回転速度及び回転方向を制御して行われる。
【0011】そして、磁気ヘッド101でピックアップ
された信号は磁気信号検出回路102で規定電圧まで増
幅された後、磁気信号判定回路103でピックアップ信
号の振幅変動の包絡線レベルに相当する脈流信号Vcが
生成され、この脈流信号Vcを基準電圧Vrefと比較し
てピックアップ信号がフィルム撮影情報を示す正規の磁
気信号であるか否かの判別が行われ、この判別結果を示
す信号(コンパレータCOMPの出力信号Vd)がカメ
ラCPUに出力される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気信号判別回
路は100は、フィルムFの磁気記録部内の信号をピッ
クアップするとともに、このピックアップ信号からその
振幅変動の低周波成分である脈流信号Vcを抽出し、こ
の脈流信号Vcの信号レベルのみでピックアップ信号が
正規の磁気信号であるか否かをリアルタイムで判別する
ようにしているので、外部から飛び込んでくるバースト
状のノイズ、磁気記録部のS/N特性やフィルムの給送
等に起因する磁気信号の信号レベルの変動によりピック
アップ信号の判別を誤るおそれがある。
【0013】また、フィルムFの磁気記録部はその磁性
層の磁気密度が音響用や映像用の磁気テープ等に比して
低く、S/N特性が必ずしも十分ではなく、しかもフィ
ルムFの給送系はフィルムFの磁気信号読取専用には設
計されていないので、磁気記録部への磁気信号の書込/
読取において、図19に示すように、磁気信号の信号レ
ベルの低下や欠落が生じ、磁気信号であるにも拘らず、
この欠落部分を磁気信号でないと誤判別されることがあ
る。なお、図19においては、Aの部分の信号が欠落
し、ピックアップ信号Vaの信号レベルはノイズレベル
になっている。
【0014】また、例えばテレビ受信機の近くで上記判
別が行われる場合、テレビ受信機の走査線ノイズ(垂直
同期信号の起因するノイズ)が混入し、図20に示すよ
うに、正規の磁気信号でないピックアップ信号Vaの信
号レベルが走査線ノイズに起因するバースト状ノイズS
Bで大きく変動すると、このノイズSBを正規の磁気信号
であると誤判別することがある。
【0015】上記磁気信号判別回路100の誤動作を回
路構成により解消することも考えられるが、かかるハー
ド的な対策は回路構成が複雑で、その回路設計も容易で
なく、製造コストの観点からも必ずしも有効でないこと
から俄かには採用し難い。
【0016】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、各記録部からピックアップされた信号が磁気信
号であるか否かを正確に識別し、各コマの判別を確実か
つ正確に行えるフィルムのコマ判別装置を提供するもの
である。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、各コマに対応
してそのコマの撮影に関する情報が記録される記録部を
有するフィルムをフィルム給送手段で給送し、情報読取
手段で上記記録部を相対的にスキャンして検出される信
号に基づきその記録部に対応するコマへの撮影の可否を
判別するフィルムのコマ判別装置において、上記情報読
取手段の上記記録部以外のスキャン位置における検出信
号に基づき第1の判別閾値とこの第1の判別閾値より大
きい第2の判別閾値とを設定する閾値設定手段と、上記
記録部の信号検出領域を複数のブロックに分割する領域
分割手段と、上記記録部をスキャンして上記情報読取手
段により検出される信号を各ブロック毎に整流し、その
信号レベルを積分する整流積分手段と、上記整流積分手
段により得られた積分値を上記第1及び第2の判別閾値
と比較して各ブロックの検出信号レベルを3つのレベル
に分類するレベル分類手段と、上記レベル分類手段の分
類結果に基づきその記録部に対応するコマが露光済コ
マ、未露光コマ及び識別不能のいずれであるかを識別す
る識別手段を備え、上記識別手段は、第2の判別閾値を
越える積分値を有するブロックが所定の個数以上連続し
たとき、その記録部に対応するコマは露光済コマである
と判別し、第2の判別閾値を越える積分値を有するブロ
ックが所定の個数以上連続してなく、かつ、第1の判別
閾値を越える積分値を有するブロックが所定の個数以上
連続しているとき、判別不能と判別するものである。
【0018】上記構成によれば、情報読取手段のスキャ
ン位置が、例えばフィルムの情報の未記録領域やフィル
ムでない部分に対向しているように記録部以外にあると
き、この情報読取手段を駆動して検出される信号(ノイ
ズの検出信号)に基づき第1の判別閾値VHLと第2の判
別閾値VHH(>VHL)とが設定される。
【0019】続いて、フィルム給送手段でフィルムを給
送し、各コマの記録部に対し情報読取手段を相対的にス
キャンさせてこの記録部内の信号が検出される。このス
キャンにおいて、上記記録部のスキャン領域が複数のブ
ロックに分割され、各ブロック毎に検出信号が整流され
るとともに、この整流信号の信号レベルが積分される。
そして、この積分値を上記第1及び第2の判別閾値と比
較して各ブロックの検出信号レベルVSが3つのレベル
(VS≦VHL,VHL<VS,VHH<VS)に分類され、こ
の分類結果に基づいてその記録部に対応するコマが露光
済コマ、未露光コマ及び識別不能のいずれであるかが識
別される。
【0020】すなわち、VHH<VSの信号レベルを有す
るブロックが所定の個数(例えば3個)以上連続して表
れたとき、この検出信号はフィルム撮影情報の磁気信号
であると推定され、その記録部に対応するコマは露光済
みのコマであると判別される。また、VHH<VSの信号
レベルを有するブロックが上記個数以上連続して表れ
ず、しかも、VHL<VSの信号レベルを有するブロック
が上記個数以上連続して表れたとき、判別不能と判別さ
れる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るフィルムの
コマ判別装置の概略構成図である。同図は、フィルムの
コマ判別装置をカメラに適用したものである。同図にお
いて、30は、図略のカメラ本体の一方端部に設けられ
たカートリッジ装填室に装填されたフィルムカートリッ
ジ、40は、カメラ本体の他方端部に設けられたフィル
ム巻取室内に回転可能に設けられた巻取スプール、50
は、上記カートリッジ装填室とフィルム巻取室間であっ
て図略の撮影レンズの後方位置に設けられる露光枠体で
ある。露光枠体50は、フィルムカートリッジ30から
押し出されたフィルムFのフィルム巻取室側への給送の
ガイド板であるとともに、略中央部に所定サイズ(例え
ば略17mm(縦)×30mm(横))の矩形の露光窓51
を有し、フィルムFへの被写体の投影像を規定するもの
である。
【0022】フィルムFは、その長手方向に複数のコマ
Faが設けられ、一方の側縁部(図中、上側の側縁部)
に各コマFaに対応してそのコマFaの露光領域を示す
一対の孔(以下、パーフォーレンションという。)F
b,Fb′が穿設されている。パーフォーレンションF
bは、フィルムFの巻上方向においてコマFaの先端位
置を示すものであり、パーフォーレンションFb′は同
巻上方向におけるコマFaの後端位置を示すもので、そ
れぞれ各コマFaの両端部の所定位置に穿設されてい
る。
【0023】また、フィルムFの他方の側縁部(図中、
下側の縁部)に各コマFaに対応して所定の領域長L
(例えば22mm)を有する帯状の磁気記録部Fcが設け
られている。この磁気記録部Fcは、そのコマFaの撮
影に関するフィルム撮影情報(撮影日時、露出値や露出
補正の有無等の撮影条件、縦/横の画面情報及びプリン
トサイズ(標準/パノラマ)の情報)を磁気的に記録す
るものである。
【0024】上記フィルム撮影情報は、各コマFaの撮
影終了後のフィルム巻上げ時に後述する磁気ヘッド4に
より磁気記録部Fcに書き込まれるようになっている。
【0025】フィルム撮影情報を構成する各情報は所定
桁数の2進数データで表され、磁気記録部Fcにはこの
2進数データを構成する「0」及び「1」のデータが、
図3に示す信号波形のビット信号Pbで書き込まれるよ
うになっている。
【0026】図3に示すビット信号Pbはデューティ比
(ty/tx)の異なる2種類のパルス信号をデータ
「0」とデータ「1」とに割り当てたものである。な
お、フィルムFの給送速度vに応じてビット信号Pbの
1周期txは変化するが、上記デューティ比は変化しな
いから、各ビット信号Pbはそのデューティ比から
「0」又は「1」のデータ内容が判別される。
【0027】また、磁気記録部Fcへのフィルム撮影情
報に関する信号(以下、Ix信号という。)の書込み
は、規格により少なくとも248bitsのIx信号を書き
込むことが決められており、磁気記録部Fcの長さは2
2mmであるので、最低ビット密度Dbは11.3bits/
mm(=248bits/22mm)となっている。なお、カメ
ラには、この書込条件を満足する任意の書込条件が選択
設定可能になっている。
【0028】また、フィルム撮影情報書込時のフィルム
Fの給送速度vは、例えば50mm/s〜200mm/sの範
囲に設定されており、磁気記録部Fcからピックアップ
されるIx信号の最低周波数fMINは563.6Hz
(=50mm/s×11.3bits/mm)となっている。
【0029】図1に戻り、コマ判別装置1は、上記パー
フォレーションFb,Fb′を検出するフォトインター
ラプタ2,3、磁気記録部Fcへのフィルム情報の書込
/読取を行なう磁気ヘッド4、この磁気ヘッド4の駆動
を制御するヘッド制御部5、フィルム給送の駆動源であ
るモータ6、このモータ6の駆動を制御するモータドラ
イバ7、上記モータ6の回転量をモニタするためのパル
ス板8とフォトリフレクタ9、上記モータ6の駆動力を
フィルムカートリッジ30のスプールに嵌装されるフォ
ーク12と巻取スプール40の駆動ギヤ13とに切換伝
達する駆動力切換伝達機構10及び上記各部材の駆動を
制御してフィルム撮影情報の書込/読取と各コマの判別
とを行なう制御部11から構成されている。
【0030】フォトインターラプタ2(以下、PI2と
いう。)は、露光窓51の巻取スプール側の上隅部の近
傍位置であってパーフォレーションFb,Fb′の移動
経路を臨む位置に配設され、フォトインターラプタ3
(以下、PI3という。)は、露光窓51のカートリッ
ジ装填室側の上隅部の近傍位置であってパーフォレーシ
ョンFb,Fb′の移動経路を臨む位置に配設されてい
る。
【0031】PI2は、各コマFaの露光領域を露光窓
51に位置合わせするとともに、各コマの磁気記録部F
cへのフィルム撮影情報の書込/読取の開始タイミング
を検出するためのものである。すなわち、PI2により
パーフォレーションFbが検出されるまでフィルムFが
給送されると、そのコマFaの露光領域が露光窓51に
一致するようになっている。また、磁気記録部Fcの先
端位置は、図2に示すように、パーフォレーションFb
から所定距離bだけ離れた位置に設けられており、PI
2によるパーフォレーションFbの検出位置から上記距
離bだけフィルムFを給送したタイミングで磁気ヘッド
4の駆動を制御することにより磁気記録部Fcへのフィ
ルム撮影情報の書込/読取が行われる。PI2は、孔で
遮光が解除されることによる検出信号の変化によりパー
フォレーションFb,Fb′を検出する。
【0032】PI3は、フィルムカートリッジ30のフ
ィルム引出口からフィルムFの先端が押し出されたこと
を検出するものである。PI3は、フィルムFで遮光さ
れることによる検出信号の変化によりフィルムFの先端
を検出する。PI2,PI3の検出信号は制御部11に
入力される。
【0033】PI3によりフィルムFの先端検知を行な
うのは、フィルムローディング時にIx信号の有無によ
り各コマの露光/未露光を判別する際、磁気ヘッド4で
確実にノイズ信号を検出し、判別閾値を設定するためで
ある。すなわち、PI3でフィルムFの先端検出が行わ
れたタイミングで磁気ヘッド4を駆動させると、この時
点では磁気ヘッド4にはフィルムFが到達していないの
で、確実に磁気記録部Fc以外の領域の信号(ノイズ信
号)を検出することができるからである。なお、上記判
別閾値の設定の詳細は後述する。
【0034】磁気ヘッド4は、小型化を図るため、1つ
の環状コア4Cに書込コイル4Aと読取コイル4Bとが
捲回されたコア共用タイプのヘッドで構成されている
(図4参照)。ヘッド制御部5は、上記書込コイル4A
に接続された磁気信号書込回路5Aと上記読取コイル4
Bに接続された磁気信号読取回路5Bとを有している
(図4参照)。
【0035】磁気信号書込回路5Aは、制御部11から
出力されるフィルム撮影情報のIx信号(ビット信号P
b)に基づき直流電流を交流電流に変換して書込コイル
4Aに供給するものである。書込コイル4Aに上記交流
電流が流れると、磁気ヘッド4のギャップに磁気信号に
応じた変動磁界が生じ、この変動磁界で磁気記録部Fc
を磁化することによりフィルム撮影情報が記録される。
【0036】磁気信号読取回路5Bは、主として増幅器
からなり、磁気ヘッド4で検出された信号を所定のDC
バイアスレベルに重畳し、増幅して出力するものであ
る。磁気信号読取回路5Bは、例えば0〜5vの出力電
圧範囲を有し、磁気ヘッド5で検出された信号を2.5
vを中心点とする振幅2.5v以内の信号に増幅して出
力する。
【0037】モータ6は、例えばステッピングモータ等
の電動モータからなる。また、モータドライバ9は、モ
ータ6への制御信号(例えばパルス列信号からなる制御
信号)を生成してモータ6に出力するもので、モータ6
の回転速度、回転量、起動/停止等を制御する。
【0038】パルス板8及びフォトリフレクタ9は、モ
ータ6の回転量、回転速度等を検出するためのパルス列
信号を発生するパルス発生器14(図4参照)を構成す
るものである。パルス板8は、周縁部に所定間隔で周方
向に縞模様や歯車形の溝が形成された円盤で、フォトリ
フレクタ9により縞模様又は溝を検出することによりパ
ルス板8の回転速度に応じた周期のパルス列信号を発生
する。このパルス列信号が制御部11に入力される。
【0039】駆動力切換伝達機構10は、遊星ギヤ装置
を組み合わせてなる減速/駆動伝達部とカムにより歯車
列の連結を切り換える駆動方向切換部とからなり、カム
の位置を切り換えてモータ6の駆動力の伝達方向を切り
換えるものである。カメラには駆動力の伝達モードとし
て、巻上モード、巻戻モード及びスラストモードが設け
られており、巻上モードではモータ6の駆動力が駆動力
切換伝達機構10を介して駆動ギヤ13に伝達され、巻
取スプール40の回転によりフィルムFが巻上方向に給
送される。
【0040】また、巻戻モードではモータ6の駆動力が
駆動力切換伝達機構10を介してフォーク12及びこの
フォーク12が嵌装されたスプールに伝達され、フィル
ムカートリッジ30のスプールの回転によりフィルムF
が巻戻方向に給送される。また、スラストモードはフィ
ルムローディングを行なうための駆動モードで、モータ
6の駆動力が駆動力切換伝達機構10を介してフォーク
12及び駆動ギヤ13に伝達され、フィルムカートリッ
ジ30のスプールの回転によりフィルムFがフィルムカ
ートリッジ30から押し出されるとともに、巻取スプー
ル40にニップされた後は上記スプールと巻取スプール
40との回転により先頭コマFaの露光領域が所定の露
光位置に至るまでフィルムFが巻上方向に給送される。
【0041】図4は、フィルムのコマ判別装置の制御系
のブロック図である。また、図5は、コマ判別部内の構
成を示すブロック図である。なお、図4において、図1
に示す部材と同一部材には同一番号を付している。
【0042】制御部11は、フィルム給送量検出部1
5、モータ制御部16、書込/読取制御部17、書込デ
ータ生成部18、A/D変換器19及びコマ判別部20
を備えている。
【0043】フィルム給送量検出部15は、上記パルス
発生器9から入力されるパルス列信号からフィルムFの
給送速度及び給送量を検出するものである。フィルム給
送量検出部15はパルス列信号のパルス幅τ(秒)を検
出し、このパルス幅τとモータ6の1回転当たりのパル
ス数NP(個)とから給送速度vを算出する。モータ6
の1回転によりフィルムFがS(mm)給送されるとする
と、給送速度vはS/(τ×NP)で算出される。ま
た、フィルム給送量検出部15はパルス数Nを積算する
ことによりフィルムFの給送量Dが算出する。給送量D
はN・S/NPにより算出される。フィルム給送量検出
部15の検出データは、書込/読取制御部17に入力さ
れる。
【0044】モータ制御部16はモータ6の駆動及び駆
動方向を制御するものである。モータ制御部16は書込
/読取制御部17からの制御信号に基づいてモータドラ
イバ7に駆動制御信号を出力する。
【0045】書込/読取制御部17は、フィルム撮影情
報の書込動作及び読取動作を制御するものである。書込
/読取制御部17は、磁気ヘッド4をフィルムFに対し
て相対移動(スキャン)させるため、モータ制御部16
を介してフィルムFの給送を制御する。また、後述する
ように、フィルムローディング時には、コマ判別部20
の駆動を制御して磁気記録部Fcから検出した信号に基
づき各コマの判別(未露光コマか否かの判別)も行な
う。
【0046】書込データ生成部18は、ビット信号Pb
からなるフィルム撮影情報に基づき磁気ヘッド4を駆動
するための書込データを生成するものである。磁気信号
書込回路5Aは、図6に示すように、4個のスイッチン
グ素子Q1〜Q4からなるインバータ回路で構成されて
いる。本実施の形態では、スイッチング素子Q1,Q2
はpnp型トランジスタで構成され、スイッチング素子
Q3,Q4はnpn型トランジスタで構成されている。
【0047】トランジスタQ1,Q3の直列回路とトラ
ンジスタQ2,Q4の直列回路とが並列に接続され、ト
ランジスタQ1,Q3の接続点とトランジスタQ2,Q
4の接続点との間に書込コイル4Aが接続されている。
また、トランジスタQ3,Q4のエミッタは抵抗r1を
介してアースに接地され、トランジスタQ1,Q2のエ
ミッタはスイッチング素子Q5,Q6からなるスイッチ
回路21を介して直流電源Vccに接続されている。
【0048】スイッチ回路21は、磁気ヘッド4を読取
ヘッドとして使用するとき、直流電源Vccから磁気信号
書込回路5Aへの直流電流の供給経路を完全遮断し、書
込コイル4Aと読取コイル4Bとの相互誘導作用を阻止
するためのものである。スイッチング素子Q5,Q6は
それぞれpnp型トランジスタとnpn型トランジスタ
とからなり、トランジスタQ5のエミッタは直流電源V
ccに接続され、コレクタはトランジスタQ1,Q2のエ
ミッタに接続されている。また、トランジスタQ6のコ
レクタは抵抗r2を介してトランジスタQ5のベースに
接続され、トランジスタQ6のエミッタは接地され、そ
のベースに抵抗r3を介してON/OFFの制御信号S
Cが入力されるようになっている。なお、制御信号SC
書込/読取制御部17から磁気信号書込回路5Aに入力
される。
【0049】トランジスタQ6にハイレベルの制御信号
Cが入力されると、トランジスタQ6がオンになり、
トランジスタQ5のベースがローレベルとなってトラン
ジスタQ5がオン(導通状態)になる。一方、トランジ
スタQ6にローレベルの制御信号SCが入力されると、
トランジスタQ6がオフになり、トランジスタQ5のベ
ースがハイレベルとなってトランジスタQ5がオフ(非
導通状態)になる。
【0050】なお、図6では、直流電源Vccとトランジ
スタQ1,Q2との間にスイッチ回路21を設けていた
が、図7に示すように、抵抗r1とアース間にスイッチ
回路21′を設けてもよい。図7は、npn型トランジ
スタQ7でスイッチ回路21′を構成したもので、抵抗
r4を介してトランジスタQ7のベースに制御信号SC
が入力される。この場合もトランジスタQ7にハイレベ
ルの制御信号SCが入力されると、トランジスタQ7が
オン(導通状態)になり、ローレベルの制御信号SC
入力されると、トランジスタQ7がオフ(非導通状態)
になる。
【0051】トランジスタQ1〜Q4のベースにはバッ
ファアンプBA1〜BA4を介して書込データが入力さ
れている。トランジスタQ1,Q2は、ローレベル信号
が入力されると、「ON」になり、トランジスタQ3,
Q4は、ハイレベル信号が入力されると、「ON」にな
るから、書込データを4ビットデータ(q1,q2,q
3,q4)とし、「1」をハイレベル信号、「0」をロ
ーレベル信号とすると、書込動作を行なわない場合は、
書込データ生成部18から(1,1,0,0)の書込デ
ータが出力される。また、フィルム撮影情報の書込を行
なう場合、図6において、書込コイル4Aの上から下に
流れる電流iaを流すときは、書込データ生成部18か
ら(1,0,1,0)の書込データが出力され、逆に書
込コイル4Aの下から上に流れる電流ib(=−ia)
を流すときは、書込データ生成部18から(0,1,
0,1)の書込データが出力される。
【0052】書込データ生成部18は、書込/読取制御
部17の制御信号に基づき情報書込時に所定のタイミン
グで磁気信号書込回路5Aに出力する。
【0053】A/D変換器19は、磁気信号読取回路5
Bから入力されるアナログ信号SPをデジタル信号SP
変換するものである。本実施例では、A/D変換器19
はアナログ信号SPを8ビットのデジタルデータに変換
するようになされ、後述するブロック長設定部202か
ら入力されるサンプリングクロックSCKに基づき信号
Pを所定周期でサンプリングし、各サンプリング信号
のレベル値をアナログ値からデジタル値に変換してコマ
判別部20と磁気信号からフィルム撮影情報を解読する
図略の情報解読部に出力する。
【0054】コマ判別部20は、磁気記録部Fcから検
出した信号SPのレベルに基づきこの信号SpがIx信
号の信号であるか否かを判別し、この判別結果に基づい
てその磁気記録部Fcに対応するコマFaが未露光コマ
であるか否かを判別するものである。
【0055】コマ判別部20は、閾値レベル演算部20
1、ブロック長設定部202、磁気信号検出部203及
び未露光コマ判定部204を有している。
【0056】閾値レベル演算部201は、磁気ヘッド4
が磁気記録部Fc以外の位置にあるときに検出した信号
P′(すなわち、ノイズ信号SP′)に基づき磁気記録
部Fcで検出した信号SPがIx信号の信号であるか否
かを判別するための閾値レベルVHL,VHHを演算するも
のである。ここに閾値レベルVHLはノイズか否かを判別
するレベルであり、閾値レベルVHH(>VHL)はIx信
号の信号であるか否かを判別するレベルである。これら
閾値レベルVHL,VHHのデータは未露光コマ判定部20
4に出力される。
【0057】閾値レベル演算部201は、図5に示すよ
うに、平均値演算部201A、整流積分部201B、ノ
イズレベル演算部201C、閾値レベル設定部201D
及びメモリ201Eを有している。後述するように、コ
マ判別は磁気記録部Fcを複数のブロックに分割し、ブ
ロック単位で検出された信号SPに基づき判別信号を生
成して行われる。メモリ201Eは、A/D変換器19
から入力されるデジタル信号SP′を上記ブロック長毎
に記憶するものである。平均値演算部201Aは、ブロ
ック毎にデジタル信号SP′の平均レベルVNAVEを演算
するものである。整流積分部201Bは、平均レベルV
NAVEを基準にして上記デジタル信号SP′を全波整流
し、この整流信号の積分を行なうものである。ノイズレ
ベル演算部201Cは、複数のブロックについて算出さ
れた積分値SNを平均してノイズレベルK(=ΣSN
n,n;ブロック数)を算出するものである。
【0058】上記のように、検出信号の整流積分値を用
いているのは、検出信号のレベルのみを比較する方法で
は、図8及び図9に示すように、Ix信号の検出信号の
レベルがノイズレベル程度に低い場合、Ix信号の検出
信号をノイズと誤検出するおそれがあるが、整流積分値
を用いると、Ix信号の検出信号の方がノイズの検出信
号より明らかに高くなるので、上記誤検出を確実に防止
することができるからである。
【0059】なお、図8はノイズの検出信号の一例を示
す波形図であり、図9は、レベルの低いIx信号を検出
した場合の検出信号の一例を示す波形図である。Ix信
号の検出信号の最大レベルがノイズレベル程度であって
も、変動周期がノイズより高いので、整流積分すると、
Ix信号の検出信号の方がノイズの検出信号より高くな
る。
【0060】また、複数ブロックの積分値の平均をとる
のは、突発的な外来ノイズが偶然入ったとき、ノイズレ
ベルKが異常に高くなるのを防止するためである。本実
施の形態では、特に商用周波数(60Hz/50Hz)
に起因する突発性の外来ノイズによるレベル異常を防止
するため、少なくとも20ms以上の期間の平均値とな
るように5つのブロックの積分値を平均するようにして
いる。
【0061】なお、同様の理由から、例えば複数ブロッ
クの積分値のうち、最大値と最小値とを除去して平均す
るようにしてもよく、最大値と最小値の平均値をとるよ
うにしてもよく、あるいは中央の積分値を抽出するよう
にしてもよい。
【0062】また、閾値レベル設定部201Dは、上記
ノイズレベルKに所定の係数a1,a2を乗じて閾値デ
ータVHL(=a1×K),VHH(=a2×K)を設定す
るものである。2種類の閾値データVHL,VHHを設定し
ているのは、ノイズであるのか、Ix信号の信号である
のか判別し得ない程、磁気記録部Fcで検出した信号S
Pのレベルが低い場合もあるので、かかる場合を正確に
判別するためである。上記係数a1,a2は磁気ヘッド
4の特性や外来ノイズのレベル等を考慮して実験的に設
定され、本実施の形態では、a1=1.75,a2=
2.5としている。
【0063】ブロック長設定部202は、磁気記録部F
cを複数のブロックに分割するものである。ブロック長
設定部202は、基準クロックを内蔵し、この基準クロ
ックに基づきサンプリングクロックSCKを生成してA
/D変換器19に出力するとともに、このサンプリング
クロックSCKに基づきブロック長、すなわち検出信号
Pの検出時間Tを設定する。本実施の形態では、1ブ
ロックの検出時間Tを4msに設定し、40μs毎に検
出信号SPをA/D変換して1ブロックにつき100個
のデジタルデータV(0)〜V(99)を取り込むようにして
いる。
【0064】磁気信号検出部203は、磁気ヘッド4で
磁気記録部Fcをスキャンして検出した信号SPに基づ
き上記閾値データVHL,VHHと比較するためのデータを
生成するものである。このデータも上記ブロック単位で
生成され、未露光コマ判定部204に出力される。
【0065】磁気信号検出部203は、図6に示すよう
に、平均値演算部203A、整流積分部203B、信号
レベル演算部203C及びメモリ203Eを有してい
る。平均値演算部203A、整流積分部203B及びメ
モリ203Eは、それぞれ閾値レベル演算部201の平
均値演算部201A、整流積分部201B及びメモリ2
01Eに対応する機能を行なうものである。すなわち、
メモリ203Eは、A/D変換器19から入力されるデ
ジタル信号SP(磁気記録部Fcをスキャンして得られ
る信号)を上記ブロック長毎に記憶するものである。平
均値演算部203Aは、ブロック毎にデジタル信号SP
の平均レベルVSAVEを演算するものである。整流積分部
203Bは、平均レベルVSAVEを基準にして上記デジタ
ル信号SPを全波整流し、この整流信号の積分を行なう
ものである。
【0066】未露光コマ判定部204は、ブロック毎に
磁気記録部Fcをスキャンして得られる信号SPに基づ
く積分値SSを閾値データVHL,VHHと比較して各ブロ
ックの信号レベルを3種類(SS≦VHL,VHL<SS,V
HH<SS)のレベルに分類し、この分類結果に基づいて
当該磁気記録部Fcに対応するコマFaが未露光コマ、
露光済コマ、判別不明のいずれであるかを識別するもの
である。本実施の形態では、VHH<SSのブロックが連
続して3個以上あれば、露光済コマであると判別し、V
HH<SSのブロックが連続して3個以上ない場合に、V
HL<SSのブロックが連続して3個以上あれば、判別不
能とし、上記以外の場合は未露光コマであると判別する
ようにしている。
【0067】連続ブロック数を3個以上としているの
は、例えばテレビの垂直同期信号に起因するノイズは、
通常1周期分の垂直同期信号に起因するノイズが積分値
Sに混入することが多く、このような比較的レベルの
大きい突発性のノイズではVHH<SSのブロックが2個
連続することはあっても3以上連続する可能性は少ない
と考えられるからである。なお、連続ブロック数は3個
に限定されるものではなく、4以上の数を設定してもよ
い。
【0068】次に、図10〜図11のフローチャートを
用いてフィルムのコマ判定処理及びフィルム撮影情報書
込の制御について具体的に説明する。
【0069】コマ判別処理は、一部露光済フィルムが装
填された場合にフィルムFの最初の未露光コマを所定の
露光位置に給送するため、フィルムカートリッジ30が
フィルム装填室に装填されたときのフィルムローディン
グ時に行われようになっている。また、フィルム撮影情
報の書込みは、各コマの撮影終了後のコマ送り時に行わ
れるようになっている。図10〜図13のフローチャー
トは、上記コマ判別処理を有するフィルムローディング
とそれに続く写真撮影の制御フローである。
【0070】フィルムローディングにおいては、まず、
フィルムカートリッジ30がフィルム装填室に装填され
ると、駆動力切換伝達機構10がフィルムローディング
の駆動モードに設定され、モータ6の駆動力によりフォ
ーク12を回転させてフィルムFの押出しが行われる
(#1)。また、磁気信号書込回路5Aにローレベルの
制御信号SCが出力され、磁気信号書込回路5Aへの通
電が遮断される(#2)。続いて、押し出されたフィル
ムFの先端がPI3により検出されると(#3でYE
S)、ブロック数をカウントするカウンタのカウント値
mが「0」に設定され(#4)、磁気ヘッド4の読取コ
イル4Aで検出される信号SP′が5ブロック長(読取
時間5T=20ms)分取り込まれる(#5〜#9のル
ープ)。この読取期間5Tにおいては、フィルムFは未
だ磁気ヘッド4に到達していないので、検出信号SP
はノイズの検出信号となっている。
【0071】検出信号SP′は、A/D変換器19によ
りサンプリング周期ts=40μsでデジタルデータV
N(i)にA/D変換され、ブロック長単位(1ブロック長
T,データ数i=0〜99)で、メモリ201Eに記憶
されるとともに、平均演算部201B及び整流積分演算
部201Cにより整流積分値SN(m)(m=0〜4)に変
換される(#5〜#7)。
【0072】各ブロックの整流積分値SN(m)は、図14
に示すように、検出信号SP′の各ブロック長Tにおけ
る平均レベルVNAVE(m)(=ΣVN(i)/100,i=0
〜99,m=0〜4)を算出し(#6)、更に、図15
に示すように、検出信号SP′をこの平均レベルVNAVE
を基準レベルとして全波整流した後、信号レベルを積分
したもの(図15の斜線部の面積に相当)である。上記
整流積分演算は、整流積分部201Bにより、メモリ2
01Eから読み出した各データVN(i)と平均レベルV
NAVE(m)との差の絶対値|VN(i)−VNAVE(m)|を演算
し、これらを加算する(Σ|VN(i)−VNAVE(m)|,i
=0〜99,m=0〜4)ことにより算出される(#
7)。
【0073】そして、5つのブロックについて整流積分
値SN(0)〜SN(4)の演算が終了すると(#9でYE
S)、ノイズレベル演算201Cにより、図16に示す
ように、ノイズレベルとしてこれらの平均値K(=ΣS
N(m)/5,m=0〜4)が演算され(#10)、更に閾
値レベル設定部201Dにより上記平均値Kに係数a
1,a2を乗じて閾値レベルVHL,VHHが設定される
(#11)。なお、図16は、期間T0〜T1,T1〜
T2,…T4〜T5毎にその期間に対応する整流積分値
N(0)〜SN(4)を棒グラフで表したもので、レベルKは
整流積分値SN(0)〜SN(4)を平均した値である。
【0074】続いて、PI2によるパーフォレーション
Fbの検出信号に基づきフィルムFを所定量(距離d)
だけ給送して先頭コマに対する磁気記録部Fcの先端位
置(磁気トラックの先端位置)が検出されると(#1
2)、磁気ヘッド4で磁気記録部Fcをスキャンして検
出される信号SPにおいて、閾値レベルVHHを越えるレ
ベルを有するブロックの連続数をカウントするカウンタ
のカウント値Xと閾値レベルVHLを越えるレベルを有す
るブロックの連続数をカウントするカウンタのカウント
値Yが「0」に設定されるとともに、コマ判別が不能で
あることを示すフラグFLGAが「0」にリセットされ
る(#13)。
【0075】続いて、磁気ヘッド4の読取コイル4B及
び磁気信号取込回路5Bを介して検出される信号SP
ブロック長単位(1ブロック長T,データ数i=0〜9
9)でA/D変換器19によりA/D変換されてメモリ
203Eに取り込まれ(#14)、ノイズの検出信号S
P′と同様の演算処理によりそのブロックの整流積分値
Sが算出される(#15,#16)。
【0076】すなわち、平均値演算部203Aにより平
均レベルVSAVE(=ΣVS(i)/100,i=0〜99)
が算出され(#15)、更に整流積分部203Bにより
メモリ203Eから各データVS(i)を読み出し、このデ
ータVS(i)と平均レベルVSAVEとの差の絶対値|VS(i)
−VSAVE|を積算して整流積分値SSが演算される(#
16)。
【0077】続いて、未露光コマ判定部204により上
記整流積分値SSと閾値レベルVHL,VHHとを順次、比
較してそのブロックの整流積分値SsがSs≦VHL、VHL
<Ss、VHH<Ssのいずれの範囲にあるのかが分類され
(#17,#20)、その分類結果に応じてVHH<Ss
のブロックの連続している数XとVHL<Ssのブロック
の連続している数Yとがそれぞれカウントされる(#1
8,#19,#21,#22)。すなわち、整流積分値
sがVHH<Ssであれば(#17でYES)、カウント
値Xが1だけインクリメントされ(#18)、整流積分
値SsがSs≦VHHであれば(#17でNO)、カウント
値Xが「0」にリセットされる(#19)。また、整流
積分値SsがVHL<Ssであれば(#20でYES)、カ
ウント値Yが1だけインクリメントされ(#21)、整
流積分値SsがSs≦VHLであれば(#20でNO)、カ
ウント値Yが「0」にリセットされる(#22)。
【0078】続いて、カウント値Xが「3」に達したか
否か、すなわち、閾値レベルVHHを越えるレベルのブロ
ックが3個連続したか否かが判別され(#23)、X=
3であれば(#23でYES)、その記録部Fcに対応
するコマは露光済コマと判断して#12に移行し、次の
コマについて上記と同様のコマ判別が行われる(#12
〜#23)。
【0079】一方、X=3でなければ(#23でN
O)、更にカウント値Yが「3」に達したか否か、すな
わち、閾値レベルVHHを越えるレベルのブロックが3個
連続せず、かつ、閾値レベルVHLを越えるレベルのブロ
ックが3個連続したか否かが判別され(#24)、Y=
3であれば(#24でYES)、フラグFLGAを
「1」にセットして(#25)、#26に移行し、Y=
3でなければ(#24でNO)、そのまま#26に移行
する。
【0080】図17は、ブロック単位で算出された検出
信号SPの整流積分値SSの変化の一例を示す図である。
同図は、期間T0′〜T1′,T1′〜T2′,…毎に
その期間に対応する整流積分値SS(0),SS(1),S
S(2),…を棒グラフで表したものである。この例では、
磁気記録部Fcをスキャンして連続的に読み取られた信
号SPの整流積分値SS(3)〜SS(5)が連続して閾値レベ
ルVHHを越えているので、この磁気記録部Fcに対応す
るコマFaは露光済コマと判別される。一方、例えば整
流積分値SS(3)がVHL≦SS(3)<VHHであれば、整流積
分値SS(1)〜SS(5)の中に閾値レベルVHHを3回以上連
続して越えている部分がなく、閾値レベルVHLを3回以
上連続して越えている部分(整流積分値SS(1)〜SS(3)
の部分)が存在しているので、判定不能と判断され、ブ
ロックが連続して閾値レベルVHLを越えたとしても2回
しか連続しない場合は、Ix信号が記録されていないと
判別し、この磁気記録部に対応するコマは未露光コマと
判別される。
【0081】図12に戻り、続いて、磁気記録部Fcの
全領域について上記コマ判別処理が終了したか否かが判
別され(#26)、終了していなければ(#26で)、
#14に戻り、次のブロックについて、整流積分値SS
の分類とコマ判別処理とが行われる(#14〜#2
6)。
【0082】そして、磁気記録部Fcの全領域について
上記コマ判別処理が終了すると(#26でYES)、フ
ラグFLGAが「1」にセットされているか否かが判別
される(#27)。フラグFLGAが「1」にセットさ
れていれば(#27でYES)、コマ判別不能と判断さ
れ(#28)、駆動力切換伝達機構10をフィルム巻戻
しの駆動モードに設定し、モータ6の駆動力によりフォ
ーク12を逆回転させてフィルムFの巻戻しが行われ
(#29,#30)、このフィルム巻戻しが終了すると
(#30でYES)、カメラ本体に設けられた表示部に
コマ判別不能の警告表示が行われ(#31)、フィルム
カートリッジ30がイジェクトされることで(#32で
YES)、フィルムローディング及びコマ判別処理を終
了する。
【0083】一方、フラグFLGAが「1」にセットさ
れていなければ(#27でNO)、その磁気記録部Fc
に対応するコマFaは未露光コマと判断され(#3
3)、そのコマFaの撮影領域を露光窓51の露光領域
に位置合わせするため、フィルムFが1コマ分巻戻され
る。すなわち、駆動力切換伝達機構10をフィルム巻戻
しの駆動モードに設定し、モータ6の駆動力によりフォ
ーク12を逆回転させてPI2によりそのコマFaの先
端位置を示すパーフォレーションFbが検出されるまで
フィルムFの巻戻しが行われ(#34,#35)、これ
によりローディング処理及びコマ判別処理は終了する。
【0084】この後、図略のレリーズスイッチS2が押
されて撮影が行われると(#36でYES)、コマ出し
が行われた先頭の未露光コマに写真撮影が行われた後
(#37)、駆動力切換伝達機構10をフィルム巻上げ
の駆動モードに設定し、モータ6を駆動してコマ送りが
開始され(#38)、同時に磁気信号書込回路5Aにハ
イレベルの制御信号SCが出力され、磁気信号書込回路
5Aへの通電遮断が解除される(#39)。これは、こ
のコマ送りの際に、撮影されたコマFaに対するフィル
ム撮影情報の磁気記録部Fcへの書込みを行うためであ
る。
【0085】続いて、フィルムFを所定量給送して磁気
記録部Fcの先端位置が検出されると(#40)、書込
データ生成部18から磁気信号書込回路5Aに書込デー
タが出力され、フィルム撮影情報が磁気記録部Fcに記
録され(#41)、PI2により次のコマFaの先端位
置を示すパーフォレーションFbが検出されると(#4
2)、モータ6の駆動を停止してフィルム給送が停止さ
れる(#43)。続いて、磁気信号書込回路5Aへの通
電が遮断され(#44)、更に最終コマの撮影が終了し
ているか否かが判別され(#45)、終了していなけれ
ば(#45でNO)、#36に戻り、上述の処理を繰り
返して各コマの撮影毎に磁気記録部Fcにフィルム撮影
情報が記録される(#36〜#45のループ)。
【0086】そして、全コマの撮影が終了すると(#4
5でYES)、駆動力切換伝達機構10をフィルム巻戻
しの駆動モードに設定し、モータ6の駆動力によりフォ
ーク12を逆回転させてフィルムFの巻戻しが行われ
(#46,#47)、このフィルム巻戻しが終了すると
(#47でYES)、フィルムカートリッジ30がイジ
ェクトされることで(#48でYES)、撮影に伴うフ
ィルム撮影情報の記録処理を終了する。
【0087】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、各コマに対応してそのコマの撮影に関する情報が記
録される記録部を有するフィルムをフィルム給送手段で
給送し、情報読取手段で上記記録部を相対的にスキャン
して検出される信号に基づきその記録部に対応するコマ
への撮影の可否を判別するフィルムのコマ判別装置にお
いて、上記情報読取手段の記録部以外のスキャン位置で
検出された信号に基づき第1及び第2の判別閾値を設定
するとともに、上記記録部をスキャンして得られる検出
信号を複数のブロック毎の整流積分信号に変換した後、
この整流積分信号を上記第1及び第2の判別閾値と比較
して各ブロックの信号レベルを3つのレベルの分類し、
この分類結果に基づき、第2の判別閾値を越える積分値
を有するブロックが所定の個数以上連続したとき、その
記録部に対応するコマは露光済コマであると判別し、第
2の判別閾値を越える積分値を有するブロックが所定の
個数以上連続してなく、かつ、第1の判別閾値を越える
積分値を有するブロックが所定の個数以上連続している
とき、判別不能と判別することで、その記録部に対応す
るコマが露光済コマ、未露光コマ及び識別不能のいずれ
であるかを識別するようにしたので、情報の記録信号の
レベルがノイズレベル程度に低い場合や、例えばテレビ
の垂直同期信号に起因してバースト状のノイズが発生し
た場合にもノイズを情報の記録信号と誤判別することが
なく、確実に情報の記録信号を検出して各コマが露光済
みであるか否かを正確に識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィルムのコマ判別装置の概略構
成図である。
【図2】フィルムに設けられた磁気記録部を示す図であ
る。
【図3】フィルム撮影情報を構成するビット信号Pbの
信号波形の一例を示す図である。
【図4】本発明に係るフィルムのコマ判別装置の制御系
のブロック図である。
【図5】コマ判別部内の構成を示すブロック図である。
【図6】磁気信号書込回路の回路構成を示す図である。
【図7】磁気信号書込回路の回路構成の他の例を示す図
である。
【図8】ノイズの検出信号の一例を示す波形図である。
【図9】レベルの低い磁気信号を検出した場合の検出信
号の一例を示す波形図である。
【図10】フィルムのコマ判別処理の制御を示すフロー
チャートである。
【図11】フィルムのコマ判別処理の制御を示すフロー
チャートである。
【図12】フィルムのコマ判別処理の制御を示すフロー
チャートである。
【図13】フィルムのコマ判別処理の制御を示すフロー
チャートである。
【図14】ノイズの検出信号の1ブロック長における平
均値演算を説明するための波形図である。
【図15】ノイズの検出信号の1ブロック長における整
流積分演算を説明するための波形図である。
【図16】コマ判別処理のためのノイズレベル演算を説
明するための図である。
【図17】ブロック単位で算出された検出信号の整流積
分値の変化の一例を示す図である。
【図18】従来のコマ判別装置における磁気信号判別回
路の回路構成図である。
【図19】フィルム撮影情報が欠落した磁気信号の波形
図である。
【図20】バースト状ノイズが混入した磁気信号の波形
図である。
【符号の説明】
1 コマ判別装置 2,3 フォトインターラプタ 4 磁気ヘッド(情報読取手段) 4A 書込コイル 4B 読取コイル 4C コア 5 ヘッド制御部 5A 磁気信号書込回路 5B 磁気信号読取回路 6 モータ(フィルム給送手段) 7 モータドライバ 8 パルス板 9 フォトリフレクタ 10 駆動力切換伝達機構 11 制御部 12 フォーク 13 駆動ギヤ 14 パルス発生器 15 フィルム給送量検出部 16 モータ制御部 17 書込/読取制御部 18 書込データ生成部 19 A/D変換器 20 コマ判別部 201 閾値レベル演算部 201A,203A 平均値演算部 201B,203B 整流積分部(整流積分手段) 201C ノイズレベル演算部 201D 閾値レベル設定部(閾値設定手段) 201E,203E メモリ 202 ブロック長設定部(領域分割手段) 203 磁気信号検出部 204 未露光コマ判定部(レベル分類手段,識別手
段) 21,21′ スイッチ回路 30 フィルムカートリッジ 40 巻取スプール 50 露光枠体 F フィルム Fa コマ Fb,Fb′ パーフォーレンション Fc 磁気記録部 Q1〜Q7 トランジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各コマに対応してそのコマの撮影に関す
    る情報が記録される記録部を有するフィルムをフィルム
    給送手段で給送し、情報読取手段で上記記録部を相対的
    にスキャンして検出される信号に基づきその記録部に対
    応するコマへの撮影の可否を判別するフィルムのコマ判
    別装置において、上記情報読取手段の上記記録部以外の
    スキャン位置における検出信号に基づき第1の判別閾値
    とこの第1の判別閾値より大きい第2の判別閾値とを設
    定する閾値設定手段と、上記記録部の信号検出領域を複
    数のブロックに分割する領域分割手段と、上記記録部を
    スキャンして上記情報読取手段により検出される信号を
    各ブロック毎に整流し、その信号レベルを積分する整流
    積分手段と、上記整流積分手段により得られた積分値を
    上記第1及び第2の判別閾値と比較して各ブロックの検
    出信号レベルを3つのレベルに分類するレベル分類手段
    と、上記レベル分類手段の分類結果に基づきその記録部
    に対応するコマが露光済コマ、未露光コマ及び識別不能
    のいずれであるかを識別する識別手段を備え、上記識別
    手段は、第2の判別閾値を越える積分値を有するブロッ
    クが所定の個数以上連続したとき、その記録部に対応す
    るコマは露光済コマであると判別し、第2の判別閾値を
    越える積分値を有するブロックが所定の個数以上連続し
    てなく、かつ、第1の判別閾値を越える積分値を有する
    ブロックが所定の個数以上連続しているとき、判別不能
    と判別するものであることを特徴とするフィルムのコマ
    判別装置。
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