JPH08334825A - フィルムの未露光コマ判別装置 - Google Patents

フィルムの未露光コマ判別装置

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JPH08334825A
JPH08334825A JP7143008A JP14300895A JPH08334825A JP H08334825 A JPH08334825 A JP H08334825A JP 7143008 A JP7143008 A JP 7143008A JP 14300895 A JP14300895 A JP 14300895A JP H08334825 A JPH08334825 A JP H08334825A
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JP
Japan
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signal
film
frame
block
unexposed
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JP7143008A
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English (en)
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Kenji Mizumoto
賢次 水本
Satoshi Hamada
敏 濱田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B31/00Arrangements for the associated working of recording or reproducing apparatus with related apparatus

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気記録部から確実に磁気信号を検出し、こ
の検出信号に基づく各コマの未露光コマ判別の判別精度
を向上する。 【構成】 フィルムFの磁気記録部から検出された信号
PはサンプリングクロックSCKに基づきA/D変換
器83でA/D変換される。ブロック長設定部85は上
記クロックSCKに基づき所定のブロック長を設定す
る。信号SPはブロック単位信号判定部86によりブロ
ック長単位で複数のブロックに分割され、各ブロック毎
にIx信号(フィルム撮影情報の信号)が含まれるか否
かが判別される。また、未露光コマ検出部87によりI
x信号が含まれるブロックが所定数以上連続しているコ
マが露光済コマとして検出される。スキャン領域を複数
のブロックに分割し、ブロック単位でIx信号の有無を
判別することによりノイズ等による誤検出を防止するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルムをフィルム給
送手段で給送しながら各コマに対応して設けられた記録
部内の信号を検出し、この検出信号に基づき当該コマが
未露光コマであるか否かを判別するフィルムの未露光コ
マ判別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラの銀塩フィルムにおいて、
各コマに対応して撮影日時、露出値等の撮影に関する情
報(以下、フィルム撮影情報という。)が磁気的に記録
される磁気記録部を設けたものが知られている。そし
て、かかる磁気記録可能なフィルムは、例えばフィルム
の巻き上げ時に各磁気記録部に当該コマの撮影に関する
情報をパルス列信号からなる磁気信号で記録することが
行われている。
【0003】上記フィルム撮影情報は、露光済フィルム
のプリント処理等に利用される他、例えば撮影途中に巻
き戻されたフィルムに対してその続きのコマから撮影を
開始する場合に上記フィルム撮影情報の有無により未露
光コマの検出(頭出し)を行うことに利用されており、
従来、各コマの磁気記録部にフィルム撮影情報が記録さ
れているか否かにより当該コマが未露光コマであるか否
かを判別するフィルムの未露光コマ判別装置が知られて
いる。
【0004】図22は、フィルムの磁気記録部からピッ
クアップした信号がフィルム撮影情報(磁気信号)であ
るか否かを判別する従来の未露光コマ判別装置における
磁気信号判別回路の回路構成図である。
【0005】従来の磁気信号判別回路100は、フィル
ムFの磁気記録部に記録された磁気信号をピックアップ
する磁気ヘッド101、ピックアップされた信号(以
下、ピックアップ信号という。)を所定の規定電圧まで
増幅する増幅回路102、ピックアップ信号が正規の磁
気信号であるか否かを判別する磁気信号判別回路103
から構成されている。
【0006】磁気信号判別回路103は、磁気信号検出
回路102の出力信号Vaから直流成分VDCを除去して
交流成分Vbのみを取り出し、更にこの交流成分Vbを
整流及び平滑して低周波成分を有する脈流信号Vc(交
流成分Vbの振幅変動の包絡線レベルに相当する信号)
を生成した後、この脈流信号VcをカメラCPU107
から入力される基準電圧Vrefと比較してピックアップ
信号が正規の磁気信号であるか否かの判別を行う。
【0007】なお、磁気信号判別回路103における入
力段のコンデンサC1及び抵抗R1からなるCR回路は
上記出力信号Vaから交流成分Vbのみを取り出す回路
であり、その後段のダイオードDはこの交流成分Vbを
整流するものであり、更にその後段のコンデンサC2,
C3及び抵抗R2,R3からなるCR回路は整流された
上記交流成分Vbを平滑し、脈流信号Vcを生成するも
のである。また、コンパレータCOMPは上記脈流信号
Vcと基準電圧Vrefとを比較するもので、脈流信号V
cが基準電圧Vref以上になると、正規の磁気信号であ
ることを示すハイレベル信号Vdを出力し、脈流信号V
cが基準電圧Vrefより低くなると、正規の磁気信号で
ないことを示すローレベル信号Vdを出力するものであ
る。
【0008】フィルムの各コマの磁気記録部にフィルム
撮影情報が記録されているか否かの判別は、以下のよう
にして行われる。
【0009】すなわち、磁気ヘッド101をフィルムF
の磁気記録部に押圧した状態で給送モータ105により
給送ローラ104を回転させてフィルムFを巻上方向に
給送し、電磁誘導により磁気ヘッド101の両端に誘起
された電圧を検出することにより上記磁気記録部内の信
号がピックアップされる。なお、フィルムの給送速度及
び給送方向はモータドライバ106により給送モータ1
05の回転速度及び回転方向を制御して行われる。
【0010】そして、磁気ヘッド101でピックアップ
された信号は磁気信号検出回路102で規定電圧まで増
幅された後、磁気信号判定回路103でピックアップ信
号の振幅変動の包絡線レベルに相当する脈流信号Vcが
生成され、この脈流信号Vcを基準電圧Vrefと比較し
て当該ピックアップ信号がフィルム撮影情報を示す正規
の磁気信号であるか否かの判別が行われ、この判別結果
を示す信号(コンパレータCOMPの出力信号Vd)が
カメラCPUに出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気信号判別回
路は100は、フィルムFの磁気記録部内の信号をピッ
クアップするとともに、このピックアップ信号からその
振幅変動の低周波成分である脈流信号Vcを抽出し、こ
の脈流信号Vcの信号レベルのみで当該ピックアップ信
号が正規の磁気信号であるか否かをリアルタイムで判別
するようにしているので、外部から飛び込んでくるバー
スト状のノイズ、磁気記録部のS/N特性やフィルムの
給送等に起因する磁気信号の信号レベルの変動によりピ
ックアップ信号の判別を誤るおそれがある。
【0012】また、フィルムFの磁気記録部はその磁性
層の磁気密度が音響用や映像用の磁気テープ等に比して
低く、S/N特性が必ずしも十分ではなく、しかもフィ
ルムFの給送系はフィルムFの磁気信号読取専用に設計
されていないので、磁気記録部への磁気信号の書込/読
取において、図23に示すように、磁気信号の信号レベ
ルの低下や欠落が生じ、磁気信号であるにも拘らず、こ
の欠落部分を磁気信号でないと誤判別することがある。
なお、図23においては、Aの部分の信号が欠落し、ピ
ックアップ信号Vaの信号レベルはノイズレベルになっ
ている。
【0013】また、例えばテレビ受信機の近くで上記判
別を行う場合、上記テレビ受信機の走査線ノイズが混入
し、図24に示すように、正規の磁気信号でないピック
アップ信号Vaの信号レベルが走査線ノイズに起因する
バースト状ノイズSBで大きく変動すると、このノイズ
Bを正規の磁気信号であると誤判別することがある。
【0014】上記磁気信号判別回路100の誤動作を回
路構成により解消することも考えられるが、かかるハー
ド的な対策は回路構成が複雑で、その回路設計も容易で
なく、製造コストの観点からも必ずしも有効でないこと
から俄かには採用し難い。
【0015】また、ピックアップ信号をA/D変換して
メモリに貯え、ソフトウェアで波形処理を行うことによ
り上記磁気信号判別回路100の誤動作を解消すること
も考えられるが、この方法は膨大なメモリを要し、コス
トアップになる等の問題があるので採用し難い。
【0016】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、各記録部からピックアップされた信号がフィル
ム撮影情報を示す信号であるか否かを正確に識別し、各
コマの未露光コマ判別を確実かつ正確に行えるフィルム
の未露光コマ判別装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、フィルム給送
手段でフィルムを給送しながら当該フィルムの各コマに
対応して設けられた当該コマの撮影に関する情報が記録
される記録部をスキャンしてこの記録部内の信号を検出
し、この検出信号に基づき当該コマが未露光コマである
か否かを判別するフィルムの未露光コマ判別装置におい
て、上記記録部のスキャン領域を複数のブロックに分割
する分割手段と、分割された各ブロック領域毎に上記情
報を構成する信号の有無を判別する信号判別手段と、上
記信号判別手段の判別結果に基づき上記コマが未露光コ
マであるか否かを判別するコマ判別手段とを備えたもの
である(請求項1)。
【0018】また、本発明は、上記未露光コマ判別装置
において、上記フィルムのスキャン時間を計時する計時
手段を備え、上記分割手段は計時されたスキャン時間に
基づき上記記録部のスキャン領域を複数のブロックに分
割するものである(請求項2)。
【0019】また、本発明は、上記未露光コマ判別装置
において、上記フィルムの給送量を検出する給送量検出
手段を備え、上記分割手段は上記フィルムの給送量に基
づき上記記録部のスキャン領域を複数のブロックに分割
するものである(請求項3)。
【0020】また、本発明は、上記未露光コマ判別装置
において、上記コマ判別手段は上記情報を構成する信号
を含むブロック領域が予め設定された所定個数以上連続
していないとき、当該コマは未露光コマであると判別す
るものである(請求項4)。
【0021】
【作用】請求項1記載の発明によれば、フィルム給送手
段でフィルムを給送しながら各コマの記録部をスキャン
し、この記録部内の信号がピックアップされる。このス
キャンにおいて、上記記録部のスキャン領域が複数のブ
ロックに分割され、各ブロック毎にピックアップされた
信号が当該コマのフィルム撮影情報を構成するものであ
るか否かが判別される。そして、これら各ブロック毎の
フィルム撮影情報の有無の判別結果に基づいて当該コマ
が未露光コマであるか否かが判別される。
【0022】請求項2記載の発明によれば、フィルムの
記録部のスキャン時間(フィルムの記録部の給送時間)
を分割することによりこの記録部のスキャン領域が複数
のブロックに分割される。
【0023】請求項3記載の発明によれば、フィルムの
記録部の給送量を分割することによりこの記録部のスキ
ャン領域が複数のブロックに分割される。
【0024】請求項4記載の発明によれば、フィルム撮
影情報有りと判別されたブロックが予め設定された所定
個数以上連続して検出されなければ、当該記録部を有す
るコマは未露光コマであると判別される。
【0025】
【実施例】図1は、本発明に係るフィルムの未露光コマ
判別装置の概略構成図である。同図は、未露光コマ判別
装置をカメラに適用したものである。図略のカメラのフ
ィルム装填部には、その一端側に巻取スプールSPが設
けられ、他端側に装填されたフィルムカートリッジKT
からフィルムFが引き出されて上記巻取スプールSPに
巻き付けられるようになっている。巻取スプールSPは
フィルムFを給送する給送ローラ2に同期して回転駆動
可能になされ、巻取スプールSPに巻き付けられたフィ
ルムFは上記巻取スプールSPと給送ローラ2との連動
駆動により巻上げ及び巻戻しが行われる。
【0026】フィルムFは、図2に示すように、その長
手方向に複数の露光部(コマ)Faが設けられ、一方の
側縁部(図中、上側の縁部)に各コマFaに対応して当
該コマFaのコマ位置を示す一対の孔(以下、パーフォ
ーレンションという。)Fb,Fb′が穿設されてい
る。パーフォーレンションFbは、フィルムFの巻上方
向においてコマFaの先端位置を示すものであり、パー
フォーレンションFb′は同巻上方向におけるコマFa
の後端位置を示すもので、それぞれ各コマFaの両端部
の所定位置に穿設されている。
【0027】フィルムFの各コマFaは、フィルムFの
搬送方向の上流側に上記パーフォーレーションFb,F
b′の搬送経路を臨むように配設されたフォトリフレク
タ7により当該パーフォーレーションFb,Fb′を検
出することにより所定の露光位置に給送される。また、
フィルム撮影情報の読取制御においては、上記フォトリ
フレクタ7の検出信号に基づき全コマFaの給送完了が
判別され、これにより全コマFaに対するフィルム撮影
情報の読取完了が検出される。
【0028】また、フィルムFの他方の側縁部(図中、
下側の縁部)に各コマFaに対応して当該コマFaの撮
影に関するフィルム撮影情報を磁気的に記録する帯状の
磁気記録部Fcが設けられている。なお、この磁気記録
部Fcの領域長(スキャン長)は、例えば22mmに設定
されている。
【0029】上記フィルム撮影情報は撮影日時、露出値
や露出補正の有無等の撮影条件、縦/横の画面情報及び
プリントサイズ(標準/パノラマ)の情報等の複数の情
報からなり、各コマFaの撮影終了後のフィルム巻上げ
時に図略の書込ヘッドにより書き込まれるようになって
いる。
【0030】フィルム撮影情報を構成する各情報は所定
桁数の2進数データで表され、上記磁気記録部Fcには
この2進数データを構成する「0」及び「1」のデータ
が、図3に示す信号波形を有するビット信号Pbで書き
込まれている。
【0031】図3に示すビット信号Pbはデューティ比
(ty/tx)の異なる2種類のパルス信号をデータ
「0」とデータ「1」とに割り当てたものである。な
お、フィルムFの給送速度Vに応じてビット信号Pbの
1周期txは変化するが、上記デューティ比は変化しな
いから、各ビット信号Pbはそのデューティ比からデー
タ内容の「0」又は「1」が判別される。
【0032】また、上記磁気記録部Fcへのフィルム撮
影情報に関する信号(以下、Ix信号という)の書込み
は、規格により少なくとも248bitsのIx信号を書き
込むことが決められており、磁気記録部Fcの長さは2
2mmであるので、最低ビット密度Dbは11.3bits/
mm(=248bits/22mm)となっている。なお、この
書込条件を満足する任意の書込条件がカメラ側で選択設
定可能になっている。
【0033】また、上記フィルム撮影情報の磁気記録部
Fcへの書込時のフィルムFの給送速度Vは、例えば5
0mm/s〜200mm/sの範囲に設計されており、磁気記
録部FcからピックアップされるIx信号の最低周波数
MINは563.6Hz(=50mm/s×11.3bits/
mm)となっている。
【0034】図1に戻り、未露光コマ判別装置1は、上
記給送ローラ2、この給送ローラ2を駆動する給送モー
タ3、この給送モータ3の回転方向及び回転速度を制御
するモータドライバ4、上記フィルムFの磁気記録部F
cに記録されたIx信号をピックアップする磁気ヘッド
5、この磁気ヘッド5でピックアップされた信号のレベ
ルを所定の規定レベルに増幅する磁気信号処理回路6、
フィルムFの給送及びIx信号の読取りを集中制御する
制御部8及び上記給送ローラ3の回転に応じてパルスを
出力するパルス発生器9から構成されている。
【0035】上記磁気信号処理回路6は、例えば0〜5
vの出力電圧範囲を有し、磁気ヘッド5でピックアップ
された信号(DCバイアスにビット信号Pbの処理信号
を重畳した信号)を2.5vを中心点とする振幅2.5
v以内の信号に増幅して出力する。
【0036】上記構成において、未露光コマ判別装置1
は給送モータ3を予め設定された所定の給送速度Vでフ
ィルムFを巻上方向に給送し、各コマの磁気記録部Fc
を磁気ヘッド5でスキャンしてこの磁気記録部Fc内の
信号をピックアップする。このピックアップ信号は磁気
信号処理回路6で規定電圧レベルに増幅された後、制御
部8に入力される。そして、制御部8によりピックアッ
プ信号にIx信号が含まれているか否かを判別して当該
磁気記録部Fcに対応するコマFaが未露光コマである
か否かが判別される。
【0037】図4は、未露光コマ判別装置の制御系の第
1実施例のブロック図である。同図において、図1に示
す部材と同一部材には同一番号を付している。
【0038】給送モータ3は、例えばステッピングモー
タ等の電動モータからなり、予め設定された回転数の回
転を行うと、フィルムFが1コマ分給送されるように駆
動力の伝達系が構成されている。また、フィルム撮影情
報読取時には給送モータ3は予め設定された所定の回転
速度VでフィルムFの給送を行うようにモータドライバ
4で駆動制御される。
【0039】パルス発生器9は給送ローラ2の回転軸に
連動して回転するパルス板91とフォトリフレクタ92
とからなり(図1参照)、給送ローラ2の回転数に応じ
た所定数のパルス列信号を発生するものである。
【0040】制御部8は、フィルム給送速度検出部8
1、モータ制御部82、A/D変換器83、サンプリン
グクロック発生器84(図中、SCK発生器で示
す。)、ブロック長設定部85、ブロック単位信号判定
部86及び未露光コマ検出部87を備えている。
【0041】上記フィルム給送速度検出部81は、上記
パルス発生器9から入力されるパルス列信号からフィル
ムFの給送速度Vを検出するものである。フィルム給送
速度検出部81はパルス列信号のパルス幅τ(秒)を検
出し、このパルス幅τと給送ローラ2の1回転当たりの
パルス数NP(個)とから給送速度Vを算出する。給送
ローラ2の1回転によりフィルムFがS(mm)給送され
るとすると、上記給送速度VはS/(τ×Np)で算出
される。
【0042】上記モータ制御部82は上記モータドライ
バ4及び給送モータ3の駆動を制御するものである。
【0043】上記A/D変換器83は磁気信号処理回路
6から入力される信号SPをアナログ信号からデジタル
信号に変換するものである。本実施例では、A/D変換
器83は0〜5vのアナログ信号を8ビットのデジタル
データに変換するようになされ、サンプリングクロック
発生器84から入力されるサンプリングクロックSCK
に基づきピックアップ信号SPを所定周期でサンプリン
グし、各サンプリング信号のレベル値をアナログ値から
デジタル値に変換する。
【0044】上記サンプリングクロック発生器84は、
上記のようにA/D変換器82のサンプリングクロック
SCKを生成するもので、本実施例ではサンプリング周
期40μsのサンプリングクロックSCKを生成するよ
うになっている。また、サンプリングクロック発生器8
4は本発明に係る計時手段に相当し、後述するように磁
気記録部Fcのスキャン領域はサンプリングクロックS
CKに基づき複数のブロックに分割される。
【0045】上記ブロック長設定部85は磁気記録部F
cのスキャン領域を複数のブロックに分割するもので、
本発明に係る分割手段を構成するものである。
【0046】図5は磁気信号処理回路6から出力される
検出信号Spの波形図であるが、磁気記録部Fcのスキ
ャン期間をt(0)〜t(n)の期間とすると、ブロック長設
定部85は当該期間t(0)〜t(n)をn分割することによ
り磁気記録部Fcのスキャン領域を複数のブロックB
(0),B(1),B(2),…B(n-1)に分割するもので、上記
サンプリングクロックSCKに基づき各ブロックB
(0),B(1),B(2),…B(n-1)のブロック長t(0)−t
(1),t(1)−t(2),…t(n-1)−t(n)を設定する。
【0047】本実施例では各ブロックB(i)(i=0,
1,2,…n−1)のサイズがサンプリングパルス数9
0個となるようにスキャン領域を分割しており、ブロッ
ク長設定部85は磁気記録部Fcをスキャン時間3.6
ms(=40μs/個×90個)の領域長単位で分割す
る。従って、例えばフィルムFを50mm/sで給送する
場合、磁気記録部Fc全体のスキャン時間TSは0.4
4秒(=22mm÷50mm/s)であるから、磁気記録部
Fcは略122個のブロックに分割される。
【0048】なお、上記各ブロックB(n)のブロック長
を3.6msに設定しているのは、Ix信号の最長周期t
MAXが1.8ms(=1/fMIN=1/563.6)である
ことから各ブロックB(n)のブロック長をIx信号の最
長周期tMAXより長くしていれば、いずれかのブロック
B(n)で確実にIx信号のピークを検出することができ
るからである。従って、ブロックB(n)のブロック長は
上記3.6msに限定されるものではなく、上記Ix信号
の最長周期tMAXより長い任意のブロック長に設定する
ことができる。
【0049】上記ブロック単位信号判定部86はサンプ
リングデータDS(信号SPのA/D変換データ)のレベ
ル値に基づき各ブロックB(i)毎にIx信号が含まれて
いるか否かを判定するものである。ブロック単位信号判
定部86はレベル検出器861とデータ数カウンタ86
2とを備え、各ブロックB(n)毎にレベル検出器861
でIx信号に対するサンプリングデータDSを抽出する
とともに、データ数カウンタ862でこれら抽出された
サンプリングデータDSのデータ数Nをカウントし、こ
のカウント結果に基づき当該ブロックにIx信号が含ま
れているか否かを判定する。
【0050】上記レベル検出器861は、例えば2.5
±0.1v(但し、2.5vはバイアスレベル)の範囲
外のサンプリングデータDSをIx信号として抽出する
ようになされ、上記範囲の上限レベル2.6v及び下限
レベル2.4vのA/D変換値がそれぞれ閾値レベルV
THH(=133(=255×2.6/5.0)),VTHL(=123
(=255×2.4/5.0))として予め設定されている。な
お、上記閾値レベルの2.6v及び2.4vは設計値の
一例であり、A/D変換器の特性やIx信号の記録レベ
ル等に基づき適宜の値が設定されるものである。
【0051】レベル検出器861は、各サンプリングデ
ータDSを上記閾値レベルVTHL,VTHHと比較し、DS
THL及びVTHH≦DSのサンプリングデータDSはIx信
号の信号レベルとして検出し、VTHL<DS<VTHHのサ
ンプリングデータDSはIx信号以外の信号の信号レベ
ルとして検出する。
【0052】データ数カウンタ862は、信号SPの信
号レベルとして検出されたサンプリングデータDSのデ
ータ数Nが予め設定された所定の個数NR以上であれ
ば、当該ブロックB(i)をIx信号を含む領域と判定
し、上記データ数Nが所定の個数NRより少なければ、
当該ブロックB(i)をIx信号を含まない領域と判定す
る。上記個数NRはブロックB(i)内の信号がIx信号で
あるか否かを判別する閾値で、本実施例では以下に説明
するIx信号の検出条件からNR=17としている。
【0053】すなわち、本実施例では磁気信号処理回路
6からA/D変換器83に入力される信号SPは、例え
ば400mVp-pに調整されており、この信号SPがドロッ
プアウトや上記ヘッド5のアジマスエラーにより最大6
0%(240mVp-p)まで低下した場合にもピックアッ
プ信号をIx信号として検出し得るように、閾値レベル
の範囲は、図6に示すように196mVp-pに設定されて
いる。
【0054】なお、この閾値レベルの範囲196mVp-p
は、上記2.5±0.1vの抽出範囲0.2vに相当
し、A/D変換器83の閾値レベルに変換した場合は、
上記のように上側閾値レベルVTHHは133となり、下
側閾値レベルVTHLは123となる。
【0055】そして、ピックアップ信号SPの波形を簡
略化して三角波と近似すると、A/D変換器83のA/
D変換値で上記閾値レベル(VTHL,VTHH)の範囲外と
なる信号部分は、図6に示すように、斜線で示す部分と
なり、この斜線部分に含まれるサンプリングデータ数が
上記閾値NRとなる。
【0056】図6において、1個の斜線で示す三角部分
の底辺Bを構成するサンプリングデータ数をNとする
と、上記閾値NRは4Nとなる。上記サンプリングデー
タ数N=(90/4)・(240−196)/240で
あるから、上記閾値NRは90×(240−196)/
240で算出され、これよりNR=16.5≒17とな
る。
【0057】なお、上記閾値個数NRも設計値の一例で
あり、Ix信号の記録レベルやブロックB(i)のブロッ
ク長に基づき適宜の値が設定されるものである。
【0058】上記未露光コマ検出部87は各ブロックB
(i)のIx信号の有無の判定結果に基づき当該磁気記録
部Fcに対応するコマが未露光コマで有るか否かを判別
するものである。例えばIx信号有りと判定されたブロ
ックが連続して予め設定された個数Nb以上存在してい
れば、当該コマは露光済コマであると判別される。
【0059】なお、上記個数Nbはバースト状ノイズの
発生期間に基づいて設定され、例えばバースト状ノイズ
の最長の発生期間がkブロック分である場合、バースト
状ノイズからなる信号SPのIx信号有りと判定される
ブロックの連続個数は最大(k+1)個であるから、上
記個数Nbとして少なくとも(k+2)個が設定され
る。このように個数Nbを設定することにより、バース
ト状ノイズからなる信号SPが検出されても、当該信号
PをIx信号と誤検出することはなく、正確に未露光
コマを判別することができる。
【0060】従って、未露光コマ判定用の個数Nbも設
計値の一例であり、ブロックB(i)のブロック長及びバ
ースト状ノイズの発生期間に基づき適宜の値が設定され
る。
【0061】本実施例ではNb=3としており、Ix信
号有りと判定されたブロックB(i)が連続して3個以上
存在していれば、当該コマは露光済コマであると判別さ
れる。従って、磁気信号処理回路6から出力される信号
Pが、例えば図7のようであるときは、信号SPはブロ
ックB(3),B(4)にIx信号無し(Ix信号の欠落)の
領域が含まれるが、ブロックB(0)〜B(2),B(5)…に
Ix信号有りと判定されたブロックが連続して3個以上
存在するので、この信号SPはIx信号であると判定さ
れ、当該磁気記録部Fcに対応するコマFaは露光済コ
マと判定される。
【0062】一方、磁気信号処理回路6から出力される
信号SPが、例えば図8のようであれば、信号SPはブロ
ックB(1),B(2),B(r-1),B(r)にIx信号有りの領
域が存在するが、Ix信号有りと判定されたブロックは
3個以上連続していないので、上記ブロックB(1),B
(2),B(r-1),B(r)の信号はバースト状ノイズと判定
され、当該磁気記録部Fcに対応するコマFaは未露光
コマと判定される。
【0063】図9は未露光コマ判別処理のメインフロー
チャートであり、図10はサブルーチン「ブロック単位
の磁気信号の判定」のフローチャートである。
【0064】先ず、給送モータ3を所定の回転速度で正
転駆動させてフィルムFの巻上方向の給送が開始される
(#2)。続いて、「ブロック単位の磁気信号の判定」
のサブルーチンに従ってブロック単位信号判定部86に
より磁気信号処理回路6から出力される信号SPにIx
信号が含まれるか否かが最初のブロックB(0)について
判定される(#4,#6のループ)。
【0065】「ブロック単位の磁気信号の判定」のサブ
ルーチン(図10参照)に移行すると、サンプリング数
nのカウンタ及びIx信号の信号レベルであると判定さ
れたサンプリングデータDSのデータ数CHKのカウン
タがそれぞれ「0」に初期設定される(#20)。
【0066】続いて、磁気信号処理回路6の出力信号S
PがA/D変換器83によりサンプリングクロックSC
Kに同期してサンプリングされるとともに、その信号レ
ベルをデジタルデータにA/D変換してサンプリングデ
ータDSが生成され(#22)、このサンプリングデー
タDSがレジスタtempに格納される(#24)。
【0067】続いて、レジスタtemp内のサンプリン
グデータDSが閾値レベルVTHH(=133)及び閾値レ
ベルVTHL(=123)と比較され(#26,#2
8)、VTHL(=123)<temp(DS)<V
THH(=133)であれば(#26,#28でNO)、
#32に移行してサンプリング数nのカウンタが1だけ
インクリメントされ、temp(DS)≦VTHL(=12
3)又はVTHH(=133)≦temp(DS)であれば
(#26,#28でYES)、Ix信号のデータ数CH
Kのカウンタが1だけインクリメントされた後(#3
0)、#32に移行してサンプリング数nのカウンタが
1だけインクリメントされる。
【0068】続いて、サンプリング数nが1個分のブロ
ック長に相当する90個に達したか否かが判別され(#
34)、サンプリング数n<90であれば(#34でN
O)、#22に戻り、次のサンプリングデータDSにつ
いて上記判別処理が行われる(#22〜#34)。
【0069】そして、サンプリング数n=90になると
(#34でYES)、更にIx信号のデータ数CHKが
Ix信号の判定閾値NR(=17)以上であるか否かが
判別され(#36)、データ数CHK≧NR(=17)
であれば(#36でYES)、このブロックB(0)に対
してIx信号であることを示すデータ「1」が出力され
(#38)、データ数CHK<NR(=17)であれば
(#36でNO)、このブロックB(0)に対してIx信
号でないことを示すデータ「0」が出力され(#3
8)、リターンする。
【0070】図9に戻り、ブロックB(0)についての磁
気信号の判定処理が終了すると、磁気記録部Fcの全ト
ラックについて磁気信号の判定処理が終了した否かが判
別される(#6)。この段階では磁気記録部Fcの全ト
ラックについて磁気信号の判定処理は終了していないか
ら(#6でNO)、#4に戻り、次のブロックB(1)に
ついて磁気信号の判定処理が行われる。
【0071】そして、以下、同様にして磁気記録部Fc
を構成する全ブロックB(0)〜B(n-1)について磁気信号
の判定処理が終了すると(#6でYES)、フィルムF
の給送が停止される(#8)。続いて、未露光コマ検出
部87によりIx信号であると判別されたブロックB
(i)が3個以上連続して存在するか否かが判別され(#
10)、存在していれば(#10でYES)、当該コマ
は露光済コマであることを示す信号が、例えばカメラ制
御部に出力され(#12)、存在していなければ(#1
0でNO)、当該コマは未露光コマであることを示す信
号が上記カメラ制御部に出力されて(#14)、未露光
コマ判別処理は終了する。
【0072】図11は、未露光コマ判別装置の制御系の
第2実施例のブロック図である。同図は、図4におい
て、ブロック単位信号判定部86内にブロックデータ移
動平均演算回路863を設けたものである。
【0073】第1実施例は、磁気信号処理回路6からの
出力信号SPを複数のブロックB(i)に分割し、各ブロッ
クB(i)毎にIx信号が含まれるか否かを判別するとと
もに、Ix信号を含むブロックB(i)が3個以上連続し
ているか否かを判別して当該コマが未露光コマであるか
否かを判別するようにしていたが、第2実施例は、各ブ
ロックB(i)のIx信号を含むか否かの判別結果に対し
てローパスフィルタの性質を有する移動平均処理を施
し、この処理結果に基づき当該コマが未露光コマである
か否かを判別するようにしたものである。
【0074】各ブロックB(i)のIx信号が含まれるか
否かの判別結果は、上記のようにブロックB(0),B
(1),B(2),…B(n-1)に上記判別結果を示す「1」又
は「0」の2値データが割り当てられたデータ列信号D
Bとなっている。磁気信号処理回路6からの出力信号SP
がIx信号であれば、上記データ列信号DBは比較的長
期間連続するデータ「1」に離散的に短期間連続するデ
ータ「0」が混在する信号となり、上記出力信号SP
バースト状ノイズを含む信号であれば、上記データ列信
号DBは、逆に比較的長期間連続するデータ「0」に離
散的に短期間連続するデータ「1」が混在する信号とな
ると考えられる。
【0075】ところで、2値データを配列してなるデー
タ列信号は、同一符号の連続期間が長く、異なる符号へ
の変化が少なくなるほど低周波成分が多く、同一符号の
連続期間が短く、異なる符号への変化が多くなるほど高
周波成分が多くなる。上記データ列信号DBに対する移
動平均処理は、比較的長期間連続するデータ「1」に離
散的に短期間連続するデータ「0」が混在している場
合、一定の短期間連続するデータ「0」を「1」に変換
し、データ列信号DBの高周波成分を除去するものであ
る。
【0076】上記移動平均処理は、以下の手順で行われ
る。すなわち、データ列信号d(0),d(1),d(2),…
d(n)の中から予め設定されたm個の連続データd(i),
d(i+1),…d(i+m-1)(i=0,1,2,…,n−m)
を抽出し、これら抽出データに「1」のデータが予め設
定された個数p(≦m)以上含まれていれば、抽出した
連続データの先頭データd(i)を「1」に変更し、
「1」のデータがp個以上含まれていなければ、上記先
頭データd(i)を「0」に変更する。
【0077】なお、上記データの変更処理はデータ列信
号d(0),d(1),d(2),…d(n-1)の内、d(n-m)まで
しか行えないので、移動平均処理後のデータ列信号のデ
ータ数は(n−m+1)個となる。
【0078】また、上記連続データd(i)の個数m、抽
出データの個数p及び移動平均処理の回数は、上記の数
値に限定されるものではなく、Ix信号の記録レベルや
ノイズレベル等に応じて適宜の数値が設定されるもので
ある。
【0079】いま、ブロック数n=17の場合を例に、
ブロックB(0),B(1),B(2),…B(13)の2値データ
をそれぞれa0,a1,a3,…a16とし、データ列
信号DBをDB(a0,a1,a2,…a16)とする。また、連続デ
ータ数m=5、P=3の条件で上記データ列信号DB
移動平均処理を施して得られるデータ列信号をD
BIH1(b0,b1,b2,…b12)とし、更にデータ列信号DBIH
に同一条件で移動平均処理を施して得られるデータ列信
号をDBIH2(c0,c1,c2,…c7)とすると、Ix信号を含
む信号SPの場合のデータ列信号DB,DBIH1,D
BIH2は、例えば図12のようになり、Ix信号を含まな
い信号SPの場合のデータ列信号DB,DBIH1,D
BIH2は、例えば図13のようになる。
【0080】図12及び図13に示すように、データ列
信号DBに2回移動平均処理を施すと、Ix信号を含む
信号SPの場合はデータ列信号DBIH2がデータ「1」の
連続信号となり、Ix信号を含まない信号SPの場合は
データ列信号DBIH2がデータ「0」の連続信号となるか
ら、データ列信号DBに2回移動平均処理を施して得ら
れるデータ列信号DBIH2から容易かつ正確に信号SP
Ix信号を含むか否かかが判別できることが分かる。
【0081】次に、図14〜図16のフローチャートを
用いて、第2実施例に係る未露光コマの判別処理につい
て説明する。
【0082】図14は第2実施例に係る未露光コマ判別
処理のメインフローチャートであり、図15は第2実施
例に係る未露光コマ判別処理のサブルーチン「ブロック
単位の磁気信号の判定」のフローチャート、図16は第
2実施例に係る未露光コマ判別処理のサブルーチン「移
動平均演算」のフローチャートである。
【0083】まず、給送モータ3を所定の回転速度で正
転駆動させてフィルムFの巻上方向の給送が開始され
(#42)、ブロックB(i)のブロック数をカウントす
るカウンタI及び各ブロックB(i)のIx信号の有無を
示す2値データが格納されるメモリD[I](I=0,
1,2,…)が「0」に初期設定される(#44)。
【0084】続いて、「ブロック単位の磁気信号の判
定」のサブルーチンに従ってブロック単位信号判定部8
6により磁気信号処理回路6から出力される信号SP
Ix信号が含まれるか否かが最初のブロックB(0)につ
いて判定される(#46,#48のループ)。
【0085】「ブロック単位の磁気信号の判定」のサブ
ルーチン(図15参照)に移行すると、#60及び#6
2〜#74のループで図10に示すブロック単位の磁気
信号の判定の#20及び#22〜〜#34のループと同
一の処理が行われる。すなわちブロックB(0)内の各サ
ンプリングデータDSについてIx信号の信号レベルで
あるか否かが判別され、Ix信号のサンプリングデータ
Sのデータ数CHKがカウントされる。
【0086】そして、データ数CHKのカウントが終了
すると(#74でYES)、このデータ数CHKがIx
信号の判定閾値NR(=17)以上であるか否かが判別
され(#76)、データ数CHK≧NR(=17)であ
れば(#76でYES)、当該ブロックB(0)に対する
メモリD[0]に上記判別結果に対応するデータ「1」が
格納され(#78)、データ数CHK<NR(=17)
であれば(#76でNO)、上記メモリD[0]に上記判
別結果に対応するデータ「0」が格納されて(#8
0)、リターンする。
【0087】図14に戻り、ブロックB(0)についての
磁気信号の判定処理が終了すると、磁気記録部Fcの全
トラックについて磁気信号の判定処理が終了したか否か
が判別される(#48)。この段階では磁気記録部Fc
の全トラックについて磁気信号の判定処理は終了してい
ないから(#48でNO)、#46に戻り、次のブロッ
クB(1)について磁気信号の判定処理が行われる。
【0088】そして、以下、同様にして磁気記録部Fc
を構成する全ブロックB(0)〜B(n-1)について磁気信号
の判定処理が終了すると(#48でYES)、フィルム
Fの給送が停止される(#50)。続いて、メモリD
[0]〜D[I-1]に格納されたデータ列信号DBに対して
「移動平均演算」のサブルーチンに従い移動平均演算が
施される(#52)。
【0089】「移動平均演算」のサブルーチン(図16
参照)に移行すると、先ず、移動平均演算の回数をカウ
ントするカウンタKAISU及び移動平均演算を行うデ
ータ数をカウントするカウンタJがそれぞれ「0」に初
期設定される(#90,#92)。
【0090】続いて、データ列信号DBの内、J=0〜
J=4のメモリD[0]〜D[4]に格納された5個の2値デ
ータを加算した結果がレジスタtempに格納され(#
94)、更にこの加算結果tempが3以上であるか否
かが判別される(#96)。なお、本実施例ではm=
5,p=3としているので、#94で連続する5個のデ
ータを加算し、#96で加算結果tempと数値「3」
とを比較している。
【0091】そして、加算結果tempが3以上であれ
ば(#96でYES)、メモリD[0]にデータ「1」が
格納され(#98)、加算結果tempが3よりも小さ
ければ(#96でNO)、メモリD[0]にデータ「0」
が格納される(#100)。
【0092】続いて、カウンタJのカウント値が(ブロ
ック数I−5)以上になっているか否かが判別される
(#102)。今回の処理は1回目の処理であるから、
J<I−5であるので(#102でNO)、カウンタJ
のカウント値が1だけインクリメントとされて(#10
4)、#94に戻り、データ列信号DBの内、1個シフ
トしたJ=1〜J=5のメモリD[1]〜D[5]に格納され
た5個の2値データについて上記の移動平均演算処理が
行われる(#94〜#102)。
【0093】以下、同様にして1個ずつシフトされた連
続する5個のデータJ=2〜J=6,J=3〜J=7,
…J=I−5〜J=I−1についてそれぞれ上記移動平
均演算処理が行われ(#94〜#102のループ)、J
=I−5〜J=I−1に対する移動平均演算処理が終了
すると(#102でYES)、カウンタKAISUのカ
ウント値が1だけインクリメントされる(#106)。
【0094】続いて、カウンタKAISUのカウント値
が2以上であるか否かが判別され(#108)、KAI
SU<2であれば(#108でNO)、#92に戻り、
再度メモリD[0]〜D[I-1]のデータに対して2回目の上
記移動平均演算処理が行われ(#94〜#102)、こ
の移動平均演算処理が終了すると(#108でYE
S)、リターンする。なお、本実施例では移動平均演算
を2回行うことにしているので、#108ではカウンタ
KAISUのカウント値と数値「2」とを比較してい
る。
【0095】続いて、上記移動平均演算処理が終了する
と、メモリD[0]〜D[I-6]のいずれかにデータ「1」が
含まれているか否かが判別され(#54)、データ
「1」が含まれていれば(#54でYES)、当該コマ
は露光済コマであることを示す信号が、例えばカメラ制
御部に出力され(#56)、データ「1」が含まれてい
なければ(#54でNO)、当該コマは未露光コマであ
ることを示す信号が上記カメラ制御部に出力されて(#
58)、未露光コマ判別処理は終了する。
【0096】図17は、未露光コマ判別装置の制御系の
第3実施例のブロック図である。
【0097】同図は、図1において、サンプリング周期
演算回路88を追加したものである。第1実施例及び第
2実施例は予め設定されたスキャン時間(サンプリング
周期(40μs)×サンプリング数(90個))により
各ブロックB(i)のブロック長を設定するようにしてい
たが、第3実施例は実際のフィルム給送速度Vからサン
プリングデータDSのサンプリン周期TSを演算し、この
サンプリング周期TSに基づき各ブロックB(i)のブロッ
ク長を設定するようにしたものである。
【0098】すなわち、第1実施例及び第2実施例は磁
気記録部Fcのスキャン領域を予め設定されたスキャン
時間で複数のブロックB(i)に分割するのに対し、第3
実施例は磁気記録部Fcのスキャン領域を最低周波数f
MINに基づくスキャン寸法で複数のブロックB(i)に分割
するものである。
【0099】第1実施例及び第2実施例はスキャン時間
が一定であるから、サンプリングクロックSCKに基づ
きスキャン領域の分割処理を容易に行うことができる
が、フィルムFの給送速度Vの変化に応じて各ブロック
B(i)のブロック長が変化する。第3実施例はフィルム
Fの給送速度Vに応じて最低周波数fMINの周期が変化
するため、フィルムFの給送速度Vに応じて各ブロック
B(i)のスキャン時間は変化するが、フィルムFの給送
速度Vに拘らず各ブロックB(i)のブロック長を一定に
することができる。
【0100】次に、図18〜図21のフローチャートを
用いて、第3実施例に係る未露光コマの判別処理につい
て説明する。
【0101】図18は第3実施例に係る未露光コマ判別
処理のメインフローチャートであり、図19は第3実施
例に係る未露光コマ判別処理のサブルーチン「フィルム
給送速度検出」のフローチャート、図20は第3実施例
に係る未露光コマ判別処理のサブルーチン「サンプリン
グ周期設定」のフローチャート、図21は第3実施例に
係る未露光コマ判別処理のサブルーチン「ブロック単位
の磁気信号の判定」のフローチャートである。
【0102】図18に示すメインフローチャートは、図
9に示すメインフローチャートの#2と#4の間にフィ
ルム給送速度の検出処理とサンプリング周期設定処理と
を追加したものである。従って、#110,#116〜
#126はそれぞれ#2,#4〜#14に対応し、同一
処理が行われるので、ここではフィルム給送速度の検出
処理(#112)及びサンプリング周期設定処理(#1
14)について説明する。
【0103】フィルム給送速度の検出処理はサブルーチ
ン「フィルム給送速度検出」のフローチャートに従って
行われ、サンプリング周期設定処理はサブルーチン「サ
ンプリング周期設定」のフローチャートに従って行われ
る。
【0104】フィルム給送が開始されると、給送ローラ
3の回転速度に応じてフィルム給送速度検出部81によ
りフィルムFの給送速度Vが算出される。フィルム給送
速度Vは、パルス検出器9から出力されるパルス列信号
のパルス幅τと予め設定された給送ローラ3の1回転当
たりのパルス数Npとから給送ローラ3の回転周期TR
(τ×Np)が算出され(#130)、この回転周期T
Rと予め設定された給送ローラ3の1回転当たりのフィ
ルムFの給送量SとからV=S/TRの演算式で算出さ
れる(#132)。
【0105】続いて、算出されたフィルム給送速度Vか
らサンプリング周期TSがTS=0.177/(22×
V)の演算式により算出される(#134)。なお、上
記演算式は、各ブロックB(i)内のサンプリングデータ
Sのデータ数NDを22個とし、各ブロックB(i)のブ
ロック長が常にIx信号の最低周波数fMINの2周期分
となるサンプリング周期TSを算出する式である。
【0106】すなわち、磁気記録部FcにおけるIx信
号の最低周波数fMINの2周期分の領域長は2/(最低
ビット密度Db)であるから、この領域長のスキャン時
間(1ブロック分のスキャン時間)は2/(最低ビット
密度Db×フィルム給送速度V)となり、このスキャン
時間内に含まれるサンプリングデータDSのデータ数は
D個であるから、各サンプリングデータDSのサンプリ
ング周期TSは2/(最低ビット密度Db×フィルム給
送速度V×1ブロック当たりのサンプリング数ND)と
なる。
【0107】本実施例では、最低ビット密度Db=1
1.3bits/mm、1ブロック当たりのサンプリング数N
D=22個としているので、サンプリング周期TSの演算
式はTS=2/(11.3×22×V)=0.177/
(22×V)となっている。
【0108】なお、上記各ブロックの領域長及び1ブロ
ック当たりのサンプリング数NDは、上記実施例に限定
されるものではなく、Ix信号の記録レベル及びノイズ
レベルに応じて適宜の値を選択設定することができるも
のである。
【0109】図18に戻り、サンプリング周期TSが設
定されると、続いて、サブルーチン「ブロック単位の磁
気信号の判定」のフローチャートに従ってブロック単位
信号判定部86により信号SPにIx信号が含まれるか
否かがブロックB(i)毎に判定される(#116)。
【0110】図21に示すサブルーチン「ブロック単位
の磁気信号の判定」のフローチャートは、図10に示す
サブルーチン「ブロック単位の磁気信号の判定」におけ
る#34のサンプリングデータDSのデータ数nの判断
基準を「90」から「22」に変更するとともに、#3
6のIx信号の判定閾値NRを「17」から「12」に
変更したものである。なお、上記判定閾値NRの変更
は、1ブロック当たりのサンプリングデータDSのデー
タ数nの判断基準を「90」から「22」に減少変更さ
せたことに基づくものである。
【0111】図21のサブルーチンにおけるブロック単
位の磁気信号の判定処理は、上記判断基準を除いて図1
0のサブルーチンにおけるブロック単位の磁気信号の判
定処理と実質的に同一であるから、詳細説明は省略する
が、同サブルーチンによりIx信号が含まれるか否かの
判定結果が各ブロックB(i)毎に出力される。
【0112】そして、磁気記録部Fcを構成する全ブロ
ックB(0)〜B(n-1)について磁気信号の判定処理が終了
すると(#118でYES)、フィルムFの給送が停止
される(#120)。続いて、未露光コマ検出部87に
よりIx信号であると判別されたブロックB(i)が3個
以上連続して存在するか否かが判別され(#122)、
存在していれば(#122でYES)、当該コマは露光
済コマであることを示す信号が、例えばカメラ制御部に
出力され(#124)、存在していなければ(#122
でNO)、当該コマは未露光コマであることを示す信号
が上記カメラ制御部に出力されて(#126)、未露光
コマ判別処理は終了する。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、フィルム給送手段でフィルムを給送しなが
ら当該フィルムの各コマに対応して設けられた当該コマ
の撮影に関する情報が記録される記録部をスキャンして
この記録部内の信号を検出し、この検出信号に基づき当
該コマが未露光コマであるか否かを判別するフィルムの
未露光コマ判別装置において、上記記録部のスキャン領
域を複数のブロックに分割するとともに、各ブロック領
域毎に上記情報を構成する信号の有無を判別し、この判
別結果に基づき当該コマが未露光コマであるか否かを判
別するようにしたので、上記検出信号の信号レベルが不
安定に変動したり、バースト状ノイズが混入した場合に
も確実に誤検出が防止され、各コマの未露光コマの検出
精度が向上する。
【0114】また、請求項2記載の発明によれば、予め
設定された一定のスキャン時間に基づき磁気記録部のス
キャン領域を複数のブロックを分割するようにしたの
で、ブロックの分割処理を容易に行うことができる。
【0115】また、請求項3記載の発明によれば、フィ
ルムの給送量に基づき磁気記録部のスキャン領域を複数
のブロックを分割するようにしたので、フィルムの給送
速度に拘らず各ブロックのブロック長を一定にすること
ができる。これによりブロック領域相互の上記情報を構
成する信号の有無の判別精度が均一化され、各コマの未
露光コマの検出精度がより向上する。
【0116】また、請求項4記載の発明によれば、上記
情報を構成する信号を含むブロック領域が予め設定され
た所定個数以上連続していないとき、当該コマは未露光
コマであると判別するようにしたので、比較的短期間発
生するノイズレベルの大きいバースト状ノイズが検出さ
れた場合にも当該検出信号が上記情報を構成する信号で
あると誤検出されることを確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフィルムの未露光コマ判別装置の
概略構成図である。
【図2】フィルムに設けられた磁気記録部を示す図であ
る。
【図3】フィルム撮影情報を構成するビット信号Pbの
信号波形の一例を示す図である。
【図4】本発明に係るフィルムの未露光コマ判別装置の
制御系の第1実施例のブロック図である。
【図5】磁気記録部のスキャン領域をスキャン時間によ
り複数のブロックに分割する方法を説明するための図で
ある。
【図6】ブロック判別用のサンプリングデータ数の閾値
Rを説明するための図である。
【図7】露光済コマと判定される信号SPの一例を示す
図である。
【図8】未露光コマと判定される信号SPの一例を示す
図である。
【図9】第1実施例に係る未露光コマ判別処理のメイン
フローチャートである。
【図10】第1実施例に係る未露光コマ判別処理のサブ
ルーチン「ブロック単位の磁気信号の判定」のフローチ
ャートである。
【図11】本発明に係るフィルムの未露光コマ判別装置
の制御系の第2実施例のブロック図である。
【図12】Ix信号を含む信号SPのデータ列信号を移
動平均処理した場合のデータ列信号を示す図である。
【図13】Ix信号を含まない信号SPのデータ列信号
を移動平均処理した場合のデータ列信号を示す図であ
る。
【図14】第2実施例に係る未露光コマ判別処理のメイ
ンフローチャートである。
【図15】第2実施例に係る未露光コマ判別処理のサブ
ルーチン「ブロック単位の磁気信号の判定」のフローチ
ャートである。
【図16】第2実施例に係る未露光コマ判別処理のサブ
ルーチン「移動平均演算」のフローチャートである。
【図17】本発明に係るフィルムの未露光コマ判別装置
の制御系の第3実施例のブロック図である。
【図18】第3実施例に係る未露光コマ判別処理のメイ
ンフローチャートである。
【図19】第3実施例に係る未露光コマ判別処理のサブ
ルーチン「フィルム給送速度検出」のフローチャートで
ある。
【図20】第3実施例に係る未露光コマ判別処理のサブ
ルーチン「サンプリング周期設定」のフローチャートで
ある。
【図21】第3実施例に係る未露光コマ判別処理の「ブ
ロック単位の磁気信号の判定」のフローチャートであ
る。
【図22】従来の未露光コマ判別装置における磁気信号
判別回路の回路構成図である。
【図23】フィルム撮影情報が欠落した磁気信号の波形
図である。
【図24】バースト状ノイズが混入した磁気信号の波形
図である。
【符号の説明】
1 未露光コマ判別装置 2 給送ローラ(フィルム給送手段) 3 給送モータ 4 モータドライバ 5 磁気ヘッド 6 磁気信号処理回路 7 フォトリフレクタ 8 制御部 81 フィルム給送速度検出部(給送量検出手段) 82 モータ制御部 83 A/D変換器 84 サンプリングクロック発生器(計時手段) 85 ブロック長設定部(分割手段) 86 ブロック単位信号判定部(信号判別手段) 861 レベル検出器 862 データ数カウンタ 863 ブロックデータ移動平均演算回路 87 未露光コマ検出部(コマ判別手段) 9 パルス発生器 F フィルム Fa 露光部 Fb,Fb′ パーフォーレンション Fc 磁気記録部 KT フィルムカートリッジ SP 巻取スプール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム給送手段でフィルムを給送しな
    がら当該フィルムの各コマに対応して設けられた当該コ
    マの撮影に関する情報が記録される記録部をスキャンし
    てこの記録部内の信号を検出し、この検出信号に基づき
    当該コマが未露光コマであるか否かを判別するフィルム
    の未露光コマ判別装置において、上記記録部のスキャン
    領域を複数のブロックに分割する分割手段と、分割され
    た各ブロック領域毎に上記情報を構成する信号の有無を
    判別する信号判別手段と、上記信号判別手段の判別結果
    に基づき上記コマが未露光コマであるか否かを判別する
    コマ判別手段とを備えたことを特徴とするフィルムの未
    露光コマ判別装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフィルムの未露光コマ判
    別装置において、上記フィルムのスキャン時間を計時す
    る計時手段を備え、上記分割手段は計時されたスキャン
    時間に基づき上記記録部のスキャン領域を複数のブロッ
    クに分割するものであることを特徴とするフィルムの未
    露光コマ判別装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のフィルムの未露光コマ判
    別装置において、上記フィルムの給送量を検出する給送
    量検出手段を備え、上記分割手段は上記フィルムの給送
    量に基づき上記記録部のスキャン領域を複数のブロック
    に分割するものであることを特徴とするフィルムの未露
    光コマ判別装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のフィル
    ムの未露光コマ判別装置において、上記コマ判別手段は
    上記情報を構成する信号を含むブロック領域が予め設定
    された所定個数以上連続していないとき、当該コマは未
    露光コマであると判別するものであることを特徴とする
    フィルムの未露光コマ判別装置。
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