JP2000195005A - 情報再生装置及びカメラ - Google Patents

情報再生装置及びカメラ

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JP2000195005A
JP2000195005A JP10372529A JP37252998A JP2000195005A JP 2000195005 A JP2000195005 A JP 2000195005A JP 10372529 A JP10372529 A JP 10372529A JP 37252998 A JP37252998 A JP 37252998A JP 2000195005 A JP2000195005 A JP 2000195005A
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magnetic
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Toshiharu Ueda
敏治 上田
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Canon Inc
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる機器において使用された記録媒体が装
填された場合であっても、前記記録媒体上に情報がある
か否かの判定を行うことと、好条件下での再生において
はユーザーに情報を認識させ得る。 【解決手段】 記録媒体に記録された情報を再生する再
生手段と、該再生手段から所定時間再生信号を得、該再
生信号のレベルが所定レベルより大きいか否かを判定す
るレベル判定手段(#36〜39)と、該レベル判定手
段の判定結果に応じて、前記記録媒体に記録された情報
の認識動作を変更する情報認識動作切換手段(#39→
#42,#37→#44)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に記録さ
れた情報を再生する情報再生装置及びカメラの改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、IX240フィルムカートリッジ
を用いるカメラ(いわゆるAPSカメラ)では、磁気等
によるフィルムへの(撮影条件や日付等の)情報記録が
可能であり、撮影時の情報を撮影駒に対応した記録部に
記録しておくことが周知である。更に、こうしたカメラ
の中には、使用途中(未露光駒が残っている)フィルム
を再装填すると、残りの未露光駒を自動的にアパーチャ
ー位置に設定して、再度撮影可能状態にすることが可能
な、いわゆるフィルム途中装填機能(以下、MRC機能
と記す)を備えたものも多く存在する。
【0003】上記MRC機能は、使用途中のフィルムを
再装填された場合に、露光済み駒に記録されている磁気
情報を読み取り、磁気情報の無い駒を未露光駒として認
識し、再装填後の撮影可能な先頭駒として設定する手法
が一般的とされている。
【0004】上記手法でのMRC動作を行う際、カメラ
内部の磁気情報再生システムが外部の影響(外来ノイズ
等)を受けた場合に、磁気信号が無いにも拘わらず、露
光済み駒として判定してしまう可能性が高いので、カメ
ラ内部の磁気情報再生システムのフィルタ通過帯域を狭
く設定し、比較的、外部の影響(外来ノイズ等)を受け
難くして、確実に磁気情報の有無を認識できるように構
成するのが一般的である(以下、本構成を「第1の従来
例」と記す)。
【0005】一方、上記MRC機能付きカメラを使用す
るうえでの弊害として、多数の使用途中フィルムが存在
した場合に、各フィルムの記録内容がどのようなもので
あったか等を管理することが、非常に難しくなってく
る。この問題を解決する手段として、各撮影駒毎に記録
されている(タイトル情報や撮影情報の)磁気記録情報
を再装填フィルム給送時に読み取り、該情報のうちの代
表的な情報、例えば、最新露光済み駒の日付情報を表示
等により報知し、使用者への確認を促す手法等が提案さ
れている(以下、本構成を「第2の従来例」と記す)。
【0006】上記第2の従来例においては、磁気再生信
号をデータとして正確に読み取れなければならないの
で、フィルタの通過帯域を極力広めに設定するととも
に、再生信号の増幅度も低め(再生信号が飽和しない程
度)に抑えるのが一般的である。この様な設定を行うこ
とにより、一旦取り出したフィルムを再装填した場合に
も、フィルムに記録されている情報を使用者へ報知する
ことが出来るため、MRCによる弊害も低減することが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たMRC機能付きカメラが普及することにより、1本の
フィルムを複数台(例えば2台)のカメラで使用するこ
とが可能になるため、各カメラの構造が微妙に異なる等
の弊害が生じる可能性がある。例えば、1台目のカメラ
で途中まで撮影したフィルムを2台目のカメラに装填し
た場合に、情報再生用のヘッドのアジマスずれ(読み取
り角度のずれ)等による磁気情報をうまく読み取れず、
第2の従来例の“露光済み駒の報知情報”を誤ったり、
最悪の場合、第1の従来例でいうところの“未露光の先
頭駒認識”を誤り(磁気記録信号があるにも拘わらず磁
気信号を認識できず)、重複露光(画面ダブり)等の問
題を発生させてしまう可能性がある。
【0008】図12は、情報再生用ヘッドのアジマスが
ずれていない場合(a)と、アジマスが−1°ずれてい
る場合(b)の再生信号の波形の違いを示す図である。
【0009】信号は2V当たりを中心に電圧が降下して
いる方が情報ビット毎の基準となるクロック、電圧が上
昇している方がクロックに対してのデータであり、クロ
ックに対してデータが50%位置より左にあれば“0”
として認識し、クロックに対してデータが50%位置よ
り右にあれば“1”として認識する。データの位置はク
ロックに対して50%を境に判定するが、“0”“1”
の判定誤りを少なくするために極力“0”は30%近
辺、“1”は70%近辺になるように記録するのが基本
とされている。(この図12の再生に使用したデータは
全て“0”データが記録されているものである。) 図12(a)は、前記条件で記録を行ったヘッドと同一
のアジマス角に設置された再生用ヘッドによる再生波形
であるため、信号振幅も大きく(Vp−p≒ 2.2V)、
データが30%近辺にあることを正確に認識できる波形
となっているが、図12(b)は、記録ヘッドのアジマ
ス角から約1°ずらした位置に設置された再生用ヘッド
での再生波形であり、同一フィルムを再生した場合で
も、信号振幅が小さく(Vp−p≒ 1.4V)、データが
50%近辺となっており、信号認識しにくいうえ、デー
タの“0”“1”判定も誤り易くなっている。
【0010】上記問題を解決する手法として、磁気再生
用ヘッドの角度調整機構を備え、磁気信号再生中に信号
レベルを観測しながら、ヘッドのアジマス角度を調整す
る手法も考えられるが、該手法は機構的に複雑になり、
省スペース,省コストが要求される近年のカメラにおい
ては、その採用は困難である。
【0011】また、前記問題に加え、再生信号レベルは
フィルムによって大きく異なる場合がある。特に、ネガ
フィルムに比べ、リバーサルフィルムは磁気含有率が低
いため、同一条件で記録した場合でも再生信号レベルは
低くなってしまうので、単純に固定値による比較を行う
再生回路構成をとった場合、磁気信号があるにも拘わら
ず、認識できないといった問題が発生することがある。
【0012】(発明の目的)本発明の第1の目的は、異
なる機器において使用された記録媒体が装填された場合
であっても、前記記録媒体上に情報があるか否かの判定
を行うことと、好条件下での再生においてはユーザーに
情報を認識させることのできる情報再生装置及びカメラ
を提供しようとするものである。
【0013】本発明の第2の目的は、確実に記録媒体上
に情報があるか否かの判定を行うことや、誤った情報を
ユーザーに認識させてしまうことを防止することのでき
る情報再生装置及びカメラを提供しようとするものであ
る。
【0014】本発明の第3の目的は、再生環境が悪くて
も情報の有無の判定を行い易くし、確実に記録媒体上に
情報があるか否かの判定を行うことのできる情報再生装
置及びカメラを提供しようとするものである。
【0015】本発明の第4の目的は、再生環境が悪くて
もノイズの影響を低減し、確実に記録媒体上に情報があ
るか否かの判定を行うことのできる情報再生装置及びカ
メラを提供しようとするものである
【0016】本発明の第5の目的は、適正レベルの再生
信号を得ることのできる情報再生装置及びカメラを提供
しようとするものである。
【0017】本発明の第6の目的は、磁気含有量の少な
いリバーサルフィルムにおいても、適切に再生信号を得
ることのできる情報再生装置及びカメラを提供しようと
するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1〜7記載の本発明は、記録媒体に記
録された情報を再生する再生手段を有する情報再生装置
において、前記再生手段から所定時間再生信号を得、該
再生信号のレベルが所定レベルより大きいか否かを判定
するレベル判定手段と、該レベル判定手段の判定結果に
応じて、前記記録媒体に記録された情報の認識動作を変
更する情報認識動作切換手段とを有する情報再生装置と
するものである。
【0019】同じく上記第1の目的を達成するために、
請求項10〜13記載の本発明は、フィルムの磁気記録
部に記録された情報を再生する再生手段を有するカメラ
において、前記再生手段から所定時間再生信号を得、該
再生信号のレベルが所定レベルより大きいか否かを判定
するレベル判定手段と、該レベル判定手段の判定結果に
応じて、前記記録媒体に記録された情報の認識動作を変
更する情報認識動作切換手段とを有するカメラとするも
のである。
【0020】同じく上記第1の目的を達成するために、
請求項14〜20記載の本発明は、フィルムの磁気記録
部に記録された磁気情報を再生する再生手段を有し、使
用途中のフィルムが際装填された場合、前記再生手段を
用いて前記磁気記録部に磁気情報があるか否かの判定を
行って未露光の先頭駒の割り出しを行う機能を具備した
カメラにおいて、前記再生手段から所定時間再生信号を
得、該再生信号のレベルが所定レベルより大きいか否か
を判定するレベル判定手段と、該レベル判定手段の判定
結果に応じて、前記記録媒体に記録された磁気情報の認
識動作を変更する情報認識動作切換手段とを有するカメ
ラとするものである。
【0021】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項2記載の本発明は、情報の認識動作とは、記録媒
体上に情報があるか否かの判定動作と、情報があった場
合にその情報を解読する為の解読動作であり、再生レベ
ルが所定レベル以下であった場合、前記判定動作のみを
行う請求項1記載の情報再生装置とするものである。
【0022】同じく上記第2の目的を達成するために、
請求項11記載の本発明は、情報の認識動作とは、記録
媒体上に情報があるか否かの判定動作と、情報があった
場合にその情報を解読する為の解読動作であり、再生レ
ベルが所定レベル以下であった場合、前記判定動作のみ
を行う請求項10記載のカメラとするものである。
【0023】同じく上記第2の目的を達成するために、
請求項15記載の本発明は、情報の認識動作とは、未露
光の先頭駒の割り出しを行う為に記録媒体上に磁気情報
があるか否かを判定する判定動作と、磁気情報があった
場合にその磁気情報を解読する為の解読動作であり、再
生レベルが所定レベル以下であった場合、前記判定動作
のみを行う請求項14記載のカメラとするものである。
【0024】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項3記載の本発明は、再生信号を増幅する増幅手段
を有し、前記再生レベルが所定レベル以下であった場
合、前記増幅手段の増幅度をあげて、判定動作に移行す
る請求項2記載の情報再生装置とするものである。
【0025】同じく上記第3の目的を達成するために、
請求項12記載の本発明は、再生信号を増幅する増幅手
段を有し、前記再生レベルが所定レベル以下であった場
合、前記増幅手段の増幅度をあげて、判定動作に移行す
る請求項11記載のカメラとするものである。
【0026】同じく上記第3の目的を達成するために、
請求項16記載の本発明は、再生信号を増幅する増幅手
段を有し、前記再生レベルが所定レベル以下であった場
合、前記増幅手段の増幅度をあげて、判定動作に移行す
る請求項15記載のカメラとするものである。
【0027】また、上記第4の目的を達成するために、
請求項4記載の本発明は、再生信号に含まれるノイズを
除去する為のフィルタ手段を有し、前記再生レベルが所
定レベル以下であった場合、前記フィルタ手段の通過帯
域を低くして、判定動作に移行する請求項2又は3記載
の情報再生装置とするものである。
【0028】同じく上記第4の目的を達成するために、
請求項13記載の本発明は、再生信号に含まれるノイズ
を除去する為のフィルタ手段を有し、前記再生レベルが
所定レベル以下であった場合、前記フィルタ手段の通過
帯域を低くして、判定動作に移行する請求項11又は1
2記載のカメラとするものである。
【0029】同じく上記第4の目的を達成するために、
請求項15記載の本発明は、再生信号に含まれるノイズ
を除去する為のフィルタ手段を有し、前記再生レベルが
所定レベル以下であった場合、前記フィルタ手段の通過
帯域を低くして、判定動作に移行する請求項15又は1
6記載のカメラとするものである。
【0030】また、上記第5の目的を達成するために、
請求項8記載の本発明は、記録媒体の磁気記録部に記録
された磁気情報を再生する再生手段を有し、使用途中の
記録媒体が再装填された場合、前記再生手段を用いて前
記磁気記録部に磁気情報があるか否かの判定を行って未
露光の先頭駒の割り出しを行う機能を具備した情報再生
装置において、装填された記録媒体の種類を検出する記
録媒体種類検出手段と、前記再生手段からの再生信号を
増幅する増幅手段と、前記記録媒体種類検出手段の検出
結果に応じて、前記増幅手段の増幅度を変化させる増幅
度可変手段とを有する情報再生装置とするものである。
【0031】同じく上記第5の目的を達成するために、
請求項21記載の本発明は、フィルムの磁気記録部に記
録された磁気情報を再生する再生手段を有し、使用途中
のフィルムが再装填された場合、前記再生手段を用いて
前記磁気記録部に磁気情報があるか否かの判定を行って
未露光の先頭駒の割り出しを行う機能を具備したカメラ
において、装填されたフィルムの種類を検出するフィル
ム種類検出手段と、前記再生手段からの再生信号を増幅
する増幅手段と、前記フィルム種類検出手段の検出結果
に応じて、前記増幅手段の増幅度を変化させる増幅度可
変手段とを有するカメラとするものである。
【0032】また、上記第6の目的を達成するために、
請求項8記載の本発明は、記録媒体はフィルムであり、
該フィルムの種類がリバーサルフィルムであった場合、
増幅手段の増幅度をあげる請求項7記載の情報再生装置
とするものである。
【0033】同じく上記第6の目的を達成するために、
請求項22記載の本発明は、フィルムの種類がリバーサ
ルフィルムであった場合、増幅手段の増幅度をあげる請
求項21記載のカメラとするものである。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0035】図1は本発明の実施の第1の形態に係るカ
メラの主要部分の内部構成を示す斜視図である。
【0036】同図において、1及び2は、後述のフィル
ムカートリッジC内のデータディスクDDの情報を読み
取ると共に、検出タイミングによってフィルムカートリ
ッジCの使用状況が未使用(UnExposed )/露光途中
(Partial )/露光済み(Exposed )/現像済み(Proc
essed )のいずれであるかを判定するためのフォトリフ
レクタ、3及び4は後述するフィルムFのパーフォレー
ションPf,P1,P2等を検知して該フィルムFの撮
影駒割り出しするための信号や情報書き込みタイミング
の信号の基となる信号を発生するフォトリフレクタ、5
は後述するスプール8内に配置されたフィルム給送モー
タ、6はフィルムFの巻き上げ,巻き戻しを行うギヤ
列、7は巻き戻しフォーク、8はフィルム巻き上げ用の
スプールである。
【0037】Cはフィルムカートリッジであり、フイル
ムFの感度,規定枚数等の情報を備え、フイルムFの移
動に連動して回転するデータディスクDDを内蔵してい
る。なお、該フィルムカートリッジCがカメラから排出
されている場合の前記データディスクDDの停止位置は
基本的にフィルム使用状況によって決まっている。Fは
ベース側に磁気層が備えられているフィルムであり、磁
気による情報記録をTreやTn等の磁気記録部に行う
ことができる。また、フィルムFには基準位置や撮影画
面に対応して配置されるパーフォレーションPf,P
1,P2等を備えている。HはフィルムF上の磁気記録
部Tre,Tn等に情報の記録(書き込み)、或いは該
磁気記録部Tre・Tn等より記録情報の再生(読み取
り)を行う磁気ヘッドである。PはフィルムFを磁気ヘ
ッドHに押し付けるパッドである。
【0038】図2は、上記カメラの主要部分の回路構成
を示すブロック図である。
【0039】同図において、10はカメラの電源電池、
11はカメラの各種動作を制御するマイクロコンピュー
タ等の制御回路であり、内部に後述するA/Dコンバー
タ18からのデータの判定および情報としての認識を行
うための判定/情報認識部11aやフォトリフレクタ
1,2からの信号を後述のパルス検知回路14を介して
取り込み、フィルム種別検知を行うフィルム種別検知部
11bを備えている。(該判定/情報認識部11aやフ
ィルム種別検知部11bは電気回路に限定したものでは
なく、取り込んだ信号をソフト的な処理で認識するもの
でも何ら問題ない。)12はフィルムカートリッジCが
カメラに装填されたことを認識する装填検知スイッチ、
13はフィルムFの巻き上げ,巻き戻し等を行うために
前記フィルム給送モータ5を駆動するフィルム給送回
路、14は前記フォトリフレクタ1〜4からの信号を制
御回路11の対応信号に変換するパルス検知回路、15
は記録情報等に用いる日付情報の設定等を行う日付認識
機能であるところのデート回路、16はフィルムFの磁
気記憶部Tre,Tn等へ各種情報を記録するために前
記磁気ヘッドHを駆動する磁気情報記録回路、17はフ
ィルムFの磁気記憶部Tre,Tn等に記録されている
情報を再生するために前記磁気ヘッドHを駆動する磁気
情報再生回路である。なお、磁気ヘッドHおよび磁気情
報記録回路16の組み合わせで記録を、磁気ヘッドHお
よび磁気情報再生回路17の組み合わせで再生を、それ
ぞれ行うため、本実施の形態では前記組み合わせを各々
記録手段,再生手段と記す。前記再生手段の詳細につい
ては図3にて説明する。また、本実施の形態では、写真
撮影動作後に(撮影駒に対応した)磁気記憶部Tnに対
して上記記録手段を用いて撮影時の情報(日付情報等)
記録を行っているものとする。
【0040】18は磁気情報再生回路17で再生された
磁気信号(アナログ信号)を制御回路11で認識できる
情報に変換するためのA/Dコンバータであり、該再生
信号をA/Dデータとして制御回路11内の判定/認識
部11aへ送る。19は写真撮影動作を開始させるため
のレリーズスイッチ、20は周知の測光,測距およびシ
ャッタ制御を行うAE/AF/SH回路、21は撮影情
報等を記憶するための記憶部であるところのメモリ、2
2はフィルムFの撮影駒数や各種撮影情報の表示を行う
と共に途中巻き戻しされたフィルムが再装填された場合
等に該フィルムの情報報知等を行う報知手段であるとこ
ろの液晶表示器、23は全ての駒(フレーム)を露光し
ていないフィルムを強制的に巻き戻す、いわゆる途中巻
き戻しを行うためのマニュアルリワインドスイッチ(以
下、MRスイッチと記す)である。
【0041】図3は、上記再生手段の詳細の一例を示し
た回路図である。
【0042】同図において、31, 32, 33の各々は
磁気ヘッドHより出力された磁気記録データの再生信号
を増幅する増幅器であり、3段に直列接続されている。
34は増幅器31によって増幅された再生信号のノイズ
除去用のフィルタ回路、35a,35b,35c,35
dは前記フィルタ回路34の時定数(抵抗R1,R2と
コンデンサC1,C2の組合わせ、及び抵抗R1’,R
2’とコンデンサC1’,C2’の組み合わせによる)
を切り換えるためのアナログスイッチであり、制御回路
11からの制御信号(信号A)によりそのON/OFF
状態が変化する。36,37,38は増幅器31,32
の各入出力間に接続されて増幅度を決定する増幅度調整
抵抗である。
【0043】前記増幅器32の増幅度は、アナログスイ
ッチ35eのON/OFF状態の変化によって切り換わ
る。前記アナログスイッチ35eは制御回路11からの
制御信号(信号A)によりそのON/OFF状態が変化
し、信号Aが“H”レベルになった場合、アナログスイ
ッチ35eはONし、増幅器32の増幅度調整抵抗値は
抵抗37と抵抗38の並列合成抵抗となり、増幅器の特
性上、高増幅度が設定される。一方、信号Aが“L”レ
ベルになった場合、前記アナログスイッチ35eはOF
Fし、増幅器32の増幅度調整抵抗値は抵抗37とな
り、増幅器の特性上、低増幅度が設定される。
【0044】抵抗R1,R2は直列接続されて増幅器3
1の一方の出力端子に接続され、同様に抵抗R2’,R
1’は直列接続されて増幅器31の他方の出力端子に接
続されている。抵抗R2及びR2’の各々には並列にア
ナログスイッチ35c,35dの各々が並列接続されて
いる。また、抵抗R1の出力側とアース間にはコンデン
サC1が接続され、抵抗R1’の出力側とアース間には
コンデンサC1’が接続されている。そして、コンデン
サC1には直列接続されたアナログスイッチ35aとコ
ンデンサC2が並列に接続され、コンデンサC1’には
直列接続されたアナログスイッチ35bとコンデンサC
2’が並列に接続されている。
【0045】前記フィルタ回路34においては、制御回
路11からアナログスイッチ35a,35bへ送る制御
信号(信号A)が“H”レベルになった場合、アナログ
スイッチ35a,35bがONし、アナログスイッチ3
5c,35dがOFFになり、第1の通過帯域であると
ころの低い時定数(狭い帯域)の低速用フィルタがセッ
トされ、制御回路11からアナログスイッチ35a,3
5bへ送る制御信号(信号A)が“L”レベルになった
場合、アナログスイッチ35a,35bがOFFし、ア
ナログスイッチ35c,35dがONになり、第2の通
過帯域であるところの高い時定数(広い帯域)の高速用
フィルタがセットされる。
【0046】図4は、本発明の実施の第1の形態におけ
る前記制御回路11のフィルム装填時の動作を示すフロ
ーチャートであり、詳しくは、フィルムカートリッジC
が装填されることによって装填検知スイッチ12がON
した場合のシーケンスフローチャートである。以下これ
にしたがって説明する。
【0047】ステップ#11においては、フィルム給送
回路13によりフィルム給送モータ5を駆動して、巻き
戻し方向に巻き戻しフォーク7を回転させる。そして、
次のステップ#12において、巻き戻しフォーク7の動
きにしたがって回転するフィルムカートリッジC内のデ
ータディスクDDの情報をフォトリフレクタ1,2およ
びパルス検知回路14を介してフィルム種別検知部11
bに取り込む。また、該情報取り込みと同時にフォトリ
フレクタ1の信号検出タイミングによって、装填された
フィルムカートリッジCの使用状況が未使用(UnExpose
d )/露光途中(Partial )/露光済み(Exposed )
(もしくは現像済み(Processed ))のいずれであるか
の認識も行う。
【0048】ステップ#13において、認識された装填
フィルムカートリッジCの使用状況を判定し、露光済み
もしくは現像済みならばステップ#14へ、露光途中な
らばステップ#20へ、未使用ならばステップ#18
へ、それぞれ移行する。
【0049】ステップ#14へ進んだ場合は、フォトリ
フレクタ1およびパルス検知回路14によって発生する
データディスクDDの信号を基に、認識された使用状態
(露光済みもしくは現像済み)の位置までデータディス
クDDを回転させてフィルム給送モータ5を停止させ
る。そして、次のステップ#15において、液晶表示器
22に巻き戻し終了を示す表示(例えばカートリッジマ
ークを点滅させる等)を行う。続くステップ#16にお
いては、装填検知スイッチ12がOFFされることを検
知し、OFFされた段階でフィルムカートリッジCがカ
メラから排出されたと判定し、ステップ#17へ進み、
ここでは上記ステップ#15で表示した液晶表示器22
の表示をリセットし、次動作待機状態に入る。
【0050】また、ステップ#18へ進んだ場合は、フ
ィルム給送回路13によりフィルム給送モータ5を駆動
して、フィルムFの巻き上げ動作を行う(スプール8を
回転させる)。そして、ステップ#19において、フィ
ルムF内のパーフォレーションPf,P1,P2をフォ
トリフレクタ3,4およびパルス検知回路14によって
検知し、該検知信号のタイミングを基に、1駒目を不図
示の撮影画面位置(アパーチャ)に合わせ、フィルム給
送モータ5の動作を停止させる。また、液晶表示器21
にはフィルムカウンタとして1駒目を意味する“1”を
表示する。以後、次動作待機状態に入る。
【0051】また、ステップ#20へ進んだ場合は、使
用途中フィルムと認識されたため、フィルムFの巻き上
げ動作を行い、再生手段(磁気ヘッドHおよび磁気情報
再生回路17)によって、フィルムFの(露光済み最終
駒の)磁気記録部Tnに磁気情報を読み取ることによっ
て未露光の先頭駒を判別し、不図示のアパーチャ位置に
設定する、いわゆるMRC動作を行う。本動作について
は、図5にて詳細を説明する。次のステップ#21にお
いては、不図示のタイマが所定時間(例えば5秒)経過
したか否か判定し、経過したらステップ#22へ進み、
ここでは液晶表示器21に、設定された撮影駒(未露光
駒)を意味するフィルムカウンタ表示(例えば10駒目
が設定されていれば“10”の表示)等の通常の表示を
行う。以後、次動作待機状態に入る。
【0052】図5は、上記図4におけるステップ#20
の詳細を説明するMRC動作のシーケンスフローチャー
トである。なお、該シーケンスに入った段階で、フィル
ム給送回路13によりフィルム給送モータ5を駆動し
て、フィルムFの巻き上げ動作を行っている(スプール
8を回転させる)ものとする。
【0053】ステップ#31においては、既に給送され
ているフィルムFに対し、フィルムF内のパーフォレー
ションP1(各フレームに対応した1つ目のパーフォレ
ーション)をフォトリフレクタ3およびパルス検知回路
14によって検知する。パーフォレーションP1が来た
ことを検知したらステップ#32へ進み、不図示のタイ
マの所定時間(例えば10msec)カウントを開始する。
次のステップ#33においては、フィルムFの給送に追
従して再生手段に発生する磁気記録部Tnの再生信号を
A/Dコンバータ18で変換したデータとして制御回路
11内の判定/情報認識部11aに取り込む。なお、図
3のアナログスイッチ35a〜35eへの制御回路11
からの制御信号(信号A)は、“L”レベル(低増幅
度,高速用フィルタ)に設定する。
【0054】次のステップ#34においては、上記ステ
ップ#32でカウントを開始した不図示のタイマが、所
定時間(例えば10msec)経過したか否かを判定し、所
定時間を経過していればステップ#35へ進み、所定時
間を経過していなければステップ#33へ戻る。ステッ
プ#35においては、不図示のタイマを停止し、リセッ
トする。次のステップ#36においては、制御回路11
内の判定/情報認識部11aに取り込んだ所定時間内の
磁気再生データのうちの最大値Vmax を、予め設定して
ある基準値Vth(H1)と比較し、Vmax >Vth(H
1)ならばステップ#37へ、Vmax >Vth(H1)で
なければステップ#38へ、それぞれ進む。
【0055】ステップ#37においては、制御回路11
内の判定/情報認識部11aに取り込んだ所定時間内の
磁気再生データのうちの最小値Vmin を、予め設定して
ある基準値Vth(L1)と比較し、Vmin <Vth(L
1)ならばステップ#44へ、Vmin <Vth(L1)で
なければステップ#38へ、それぞれ進む。ステップ#
38においては、制御回路11内の判定/情報認識部1
1aに取り込んだ所定時間内の磁気再生データのうちの
最大値Vmax を、予め設定してある基準値Vth(H0)
と比較し、Vmax >Vth(H0)でなければステップ#
40へ、Vmax >Vth(H0)ならばステップ#39
へ、それぞれ進む。
【0056】また、ステップ#39においては、制御回
路11内の判定/情報認識部11aに取り込んだ所定時
間内の磁気再生データのうちの最小値Vminを、予め設定
してある基準値Vth(L0)と比較し、Vmin <Vth
(L0)ならばステップ#42へ、Vmin <Vth(L
0)でなければステップ#40へ、それぞれ進む。
【0057】なお、上記の基準値Vth(H1),Vth
(L1),Vth(H0),Vth(L0)は、Vth(H
1)>Vth(H0)>Vth(L0)>Vth(L1)とい
う関係にあり、再生信号の基準電位V0を中心として、
Vth(H1)>Vth(H0)>V0>Vth(L0)>V
th(L1)と設定している。
【0058】ステップ#40においては、制御回路11
内の不図示の制御用メモリにある“未露光”を認識する
ための未露光フラグに“1”を立てる。そして、次のス
テップ#41において、フィルムF内のパーフォレーシ
ョンP1,P2(各フレーム(駒)に対応したパーフォ
レーション)をフォトリフレクタ3,4およびパルス検
知回路14によって検知し、アパーチャに対応する所定
位置にフィルムのフレーム位置が来たか否かを判定す
る。フレーム位置が所定位置に来たら、ステップ#46
へ進む。
【0059】また、ステップ#42においては、フィル
ムFの給送に追従して再生手段に発生する磁気記録部T
nの再生信号が存在することをA/Dコンバータ18を
通して制御回路11内の判定/情報認識部11aに取り
込む。なお、このステップでは、再生手段の増幅度,フ
ィルタ通過帯域の変更を行う。本動作については、図6
にて詳細を説明する。そして、次のステップ#43にお
いて、フィルムF内のパーフォレーションP1,P2
(各フレームに対応したパーフォレーション)をフォト
リフレクタ3,4およびパルス検知回路14によって検
知し、アパーチャに対応する所定位置にフィルムのフレ
ーム位置が来たか否かを判定する。フレーム位置が所定
位置に来たら、ステップ#42で変更した再生手段の増
幅度,フィルタ通過帯域を初期状態に戻した後にステッ
プ#46へ進み、所定位置に来ていなければステップ#
42へ戻る。
【0060】また、ステップ#44においては、フィル
ムFの給送に追従して再生手段に発生する磁気記録部T
nの再生信号が存在することをA/Dコンバータ18を
通して制御回路11内の判定/情報認識部11aに取り
込み、情報の解読(デコード)を行う。本動作について
は、図7及び図8にて詳細を説明する。そして、次のス
テップ#45において、フィルムF内のパーフォレーシ
ョンP1,P2(各フレームに対応したパーフォレーシ
ョン)をフォトリフレクタ3,4およびパルス検知回路
14によって検知し、アパーチャに対応する所定位置に
フィルムのフレーム位置が来たか否かを判定する。フレ
ーム位置が所定位置に来たら、ステップ#46へ進む。
【0061】ステップ#46においては、制御回路11
内の不図示の制御用メモリにある“未露光”を認識する
ための未露光フラグに“1”が立っているか否かを判定
し、“1”であればステップ#47へ進み、“1”でな
ければステップ#31へ戻る。ステップ#47において
は、未露光フレームと認識したフレームを、アパーチャ
位置に停止させる給送動作を行い、各種情報に応じた情
報を液晶表示器22に表示(報知)する。本動作は図9
にて詳細に説明する。
【0062】以上で、本シーケンスを終了し、図4のス
テップ#21に移行する。
【0063】なお、本シーケンスでは、初期のA/Dサ
ンプリングを所定時間(ステップ#32〜#35)行っ
ているが、本発明はそれに限ったものではなく、所定期
間のサンプルを行う、例えば、サンプリングしたデータ
から磁気情報の各ビットを認識し、所定のビット数を初
期のサンプリングと規定しても何ら問題ない。
【0064】また、サンプリングした磁気信号レベルの
判定(ステップ#36〜#39)において、全て基準値
を含まない形での判定としているが、本発明はこれに限
ったものではなく、例えば、ステップ#36の判定をV
max ≧Vth(H1)とした場合(基準値以上、基準値以
下という判定をした場合)でも、何ら問題とするもので
はない。
【0065】さらに、本シーケンスではA/Dコンバー
タ18でサンプリングしたデータを前回のデータと比較
し、変化方向(上昇,下降)によって磁気データ(ビッ
ト)の“0”“1”を判断しているが、本発明はそれに
限ったものではなく、例えば、図5のステップ#33等
でサンプリングした再生信号レベルに応じてコンパレー
タの判定レベルを設定し、以後、該コンパレータによっ
て再生信号をデジタル化し、“0”“1”判定する等の
手法をとっても何ら問題ない。
【0066】図6は、上記図5におけるステップ#42
の詳細を説明する磁気信号有無判定動作のシーケンスフ
ローチャートである。
【0067】まず、ステップ#61において、制御回路
11内の不図示のデータ格納用メモリの磁気信号デコー
ドデータ格納エリアをリセット(クリア)する。また、
同時に、不図示のデータ数カウンタnのデータもリセッ
トする。そして、次のステップ#62において、制御回
路11からアナログスイッチ35a〜35eへの制御信
号(信号A)を“H”レベルに切り換え、再生手段の設
定を高増幅度,低速用フィルタの設定に変更する。続く
ステップ#63においては、不図示のタイマの所定時間
(例えば1sec )カウントを開始する。そして、ステッ
プ#64において、フィルムFの給送に追従して再生手
段に発生する磁気記録部Tnの再生信号をA/Dコンバ
ータ18で変換したデータとして制御回路11内の判定
/情報認識部11aに取り込む。該判定/情報認識部1
1aは取り込んだデータの変化方向を認識し、該変化方
向からデータの区切り(ビット毎)を判定,カウント
し、不図示のカウンタに認識したデータ数(ビット数)
を記憶する。
【0068】次のステップ#65においては、上記ステ
ップ#62でカウントを開始した不図示のタイマが、所
定時間(例えば1sec )経過したか否かを判定し、所定
時間経過していればステップ#65へ進み、所定時間を
経過していなければステップ#63へ戻る。ステップ#
66においては、不図示のタイマを停止し、リセットす
る。そして、次のステップ#67において、制御回路1
1内の判定/情報認識部11aに取り込んだ所定時間内
の磁気再生データのデータ数nと予め設定されている基
準データ数n0 を比較し、n≧n0 でなければステップ
#68へ進み、n≧n0 であれば本シーケンスを終了
し、図5のステップ#43へ移行する。
【0069】ステップ#68においては、制御回路11
内の不図示の制御用メモリにある“未露光”を認識する
ための未露光フラグに“1”を立てる。
【0070】以上で、本シーケンスを終了するし、図5
のステップ#43に移行する。
【0071】図7及び図8は、上記図5におけるステッ
プ#44の詳細を説明する磁気信号の情報解読(デコー
ド)動作のシーケンスフローチャートである。
【0072】まず、ステップ#71において、制御回路
11内の不図示のデータ格納用メモリの磁気信号デコー
ドデータ格納エリアをリセット(クリア)する。また、
同時に、不図示のデータ数カウンタnのデータもリセッ
トする。そして、次のステップ#72において、上記デ
コードデータ格納エリア内の各指定ビットに順にデータ
格納していくために、最初のビット記憶エリアを指定
(初期設定)する(例えば0番地、0ビット目)。続く
ステップ#73においては、フィルムFの給送に追従し
て再生手段に発生する磁気記録部Tnの再生信号をA/
Dコンバータ18で変換したデータ(電圧データ)とし
て、制御回路11内の不図示のメモリの指定エリアAD
1に取り込む。
【0073】ステップ#74においては、フィルムFの
給送に追従して再生手段に発生する磁気記録部Tnの再
生信号をA/Dコンバータ18で変換したデータ(電圧
データ)として、制御回路11内の不図示のメモリの指
定エリアAD2に取り込む。なお、上記ステップ#73
と該ステップ#74の時間間隔は数十μsec 程度あるこ
ととする。次のステップ#75においては、上記ステッ
プ#73およびステップ#74で取り込んだAD1とA
D2のデータを比較し、AD1<AD2でなければステ
ップ#76へ進み、AD1<AD2であればステップ#
77へ進む。ステップ#76においては、制御回路11
内の不図示のメモリの指定エリアAD2に記憶している
データをメモリの指定エリアAD1に転送し、ステップ
#74へ進む。
【0074】次のステップ#77においては、不図示の
データクロック時間カウント用タイマ(クロックタイ
マ)をリセットし、カウントを開始する。そして、ステ
ップ#78において、不図示のデータ時間カウント用タ
イマ(データタイマ)をリセットし、カウントを開始す
る。続くステップ#79においては、制御回路11内の
不図示のメモリの指定エリアAD2に記憶しているデー
タをメモリの指定エリアAD1に転送し、次のステップ
#80において、フィルムFの給送に追従して再生手段
に発生する磁気記憶部Tnの再生信号をA/Dコンバー
タ18で変換したデータ(電圧データ)として、制御回
路11内の不図示のメモリの指定エリアAD2に取り込
む。
【0075】次のステップ#81においては、制御回路
11内の不図示のメモリの指定エリアにあるデータ認識
フラグFcが“1”であるか否かを判定し、Fc=
“1”であればステップ#86へ進むが、Fc=“1”
でなければステップ#82へ進み、上記ステップ#79
およびステップ#80で取り込んだAD1とAD2のデ
ータを比較し、AD1<AD2でなければステップ#8
3へ進み、AD1<AD2であればステップ#79へ戻
る。ステップ#83においては、制御回路11内の不図
示のメモリの指定エリアにあるデータ認識フラグFcを
“1”にする。
【0076】ステップ#84においては、上記ステップ
#78でカウントを開始したデータタイマを停止し、次
のステップ#85において、上記ステップ#84でカウ
ントを停止したデータタイマのカウント値を制御回路1
1内の不図示のメモリの指定エリアにあるデータタイマ
カウント:Mcを記憶して、ステップ#79へ戻る。
【0077】また、ステップ#86においては、上記ス
テップ#79およびステップ#80で取り込んだAD1
とAD2のデータを比較し、AD1>AD2でなければ
ステップ#87へ進み、AD1>AD2であればステッ
プ#79へ戻る。ステップ#87においては、上記ステ
ップ#79およびステップ#80で取り込んだAD1と
AD2のデータを比較し、AD1<AD2でなければス
テップ#96へ、AD1<AD2であれば図8のステッ
プ#88へ、それぞれ進む。
【0078】図8のステップ#88においては、制御回
路11内の不図示のメモリの指定エリアにあるデータ認
識フラグFcを“0”にする。そして、次のステップ#
89において、上記ステップ#77でカウントを開始し
たクロックタイマを停止し、続くステップ#90におい
て、上記ステップ#89でカウントを停止したデータタ
イマのカウント値を制御回路11内の不図示のメモリの
指定エリアにあるクロックタイマカウントMdを記憶す
る。
【0079】次のステップ#91においては、上記ステ
ップ#85およびステップ#90で取り込んだMcとM
dのデータから、1ビット中のデータ対クロックの比率
Mc/Mdを求め、Mc/Md> 0.5であればステップ
#92へ進み、Mc/Md>0.5でなければステップ#
93へ進む。ステップ#92においては、上記ステップ
#72もしくはステップ#94で設定されたデコードデ
ータ格納エリア内の指定ビット(例えば0番地0ビット
目)に、データとして“0”を記憶する。そして、ステ
ップ#93において、上記ステップ#72もしくはステ
ップ#94で設定されたデコードデータ格納エリア内の
指定ビット(例えば0番地0ビット目)に、データとし
て“1”を記憶する。
【0080】次のステップ#94においては、指定して
いるデコードデータ格納エリア内の指定ビット(例えば
0番地0ビット目)を、次回のデータを格納する指定ビ
ットにシフト(例えば0番地1ビット目)する。そし
て、次のステップ#95において、不図示のデータ数カ
ウンタに、データ数(ビット数)nを加算し、記憶す
る。
【0081】また、図7のステップ#96においては、
データ数カウンタに記憶されているデータ数nと、予め
設定されている基準データ数n0 を比較し、n≧n0 で
なければステップ#97へ進み、n≧n0 であれば本シ
ーケンスを終了し、図5のステップ#45へ移行する。
ステップ#97においては、制御回路11内の不図示の
制御用メモリにある“未露光”を認識するための未露光
フラグに“1”を立てる。
【0082】以上で、本シーケンスを終了し、図5のス
テップ#45に移行する。
【0083】なお、本シーケンスにおいては説明の便宜
上、チャタリング,ノイズ等の対処について記載してい
ないが、実際には、複数回のサンプリングによる平均化
等のソフト的対応が行われるものである。
【0084】図9は、上記図5におけるステップ#47
の詳細を説明する未露光駒設定動作のシーケンスフロー
チャートである。
【0085】まず、ステップ#101においては、フィ
ルム給送回路13によるフィルム給送モーター5を駆動
を停止して、フィルムFの未露光駒のアパーチャ設定を
行う。
【0086】ステップ#102においては、制御回路1
1内の不図示のデータ格納用メモリの磁気信号デコード
データ格納エリアに記録されたデータが全て“0”であ
るか否かを判定し、全て“0”である場合はステップ#
105へ進み、全てが“0”ではなければステップ#1
03へ進む。ステップ#103においては、制御回路1
1内の不図示のデータ格納用メモリの磁気信号デコード
データ格納エリアに記録されたデータのうち、所定の情
報であるところの日付情報データを認識し、該日付情報
データの全て“0”であるか否かを判定し、全て“0”
である場合はステップ#105へ進み、全てが“0”で
はなければステップ#104へ進む。
【0087】ステップ#104においては、上記ステッ
プ#103で認識した日付情報データを、液晶表示器2
2上の所定の表示エリアに表示(例えば“MRC 98
11 1”)する。また、ステップ#105において
は、液晶表示器22上の所定の表示エリアに、再装填さ
れたフィルムFから情報を認識できなかった旨を意味す
る表示(例えば“-- -- --”)を行う。
【0088】以上で、本シーケンスを終了する。
【0089】上記の構成にすることにより、使用するカ
メラが複数であった場合でも確実に未露光駒設定を行
え、且つ、好条件の再生においてはユーザーに情報等を
与えることもできる。
【0090】(実施の第2の形態)図10は本発明の実
施の第2の形態に係る上記再生手段の詳細の一例を示し
た回路図であり、基本的には上記実施の第1の形態で説
明した図3と同様であるため、共通部分に関しては説明
を割愛し、異なる部分のみの説明とする。
【0091】同図において、増幅器32の増幅度は、ア
ナログスイッチ35e 35fのON/OFF状態の変
化によって、抵抗37,38,39の接続状態が変化す
ることによって切り換わる。本実施の形態では、アナロ
グスイッチ35fは、独立した制御回路11からの制御
信号(信号B)によりON/OFF状態を変化し、アナ
ログスイッチ35eは、(実施の第1の形態と同様に)
アナログスイッチ35a,35b,35c,35dと共
通した制御回路11からの制御信号(信号A)によりO
N/OFF状態を変化するように設定されている。
【0092】アナログスイッチ35e,35fがともに
ON(信号A=“H”、信号B=“H”)の増幅度をG
a、アナログスイッチ35eがOFF,アナログスイッ
チ35fがON(信号A=“L”、信号B=“H”)の
増幅度をGb、アナログスイッチ35e,35f(信号
A=“L”、信号B=“L”)がともにOFFの増幅度
をGcとすると、増幅度の関係は、Ga>Gb>Gcと
なる。
【0093】図11は本発明の実施の第2の形態におけ
る前記制御回路11のフィルム装填時動作を示すフロー
チャートであり、詳しくは、フィルムカートリッジCが
装填されることによって装填検知スイッチ12がONし
た場合のシーケンスフローチャートである。以下これに
したがって説明する。
【0094】ステップ#111においては、フィルム給
送回路13によりフィルム給送モーター5を駆動して、
巻き戻し方向に巻き戻しフォーク7を回転させる。そし
て、次のステップ#112において、巻き戻しフォーク
7の動きにしたがって回転するフィルムカートリッジC
内のデータディスクDDの情報をフォトリフレクタ1,
2およびパルス検知回路14を介してフィルム種別検知
手段11bに取り込む。また、該情報取り込みと同時に
フォトリフレクタ1の信号検出タイミングによって、装
填されたフィルムカートリッジCの使用状況が未使用
(UnExposed )/露光途中(Partial )/露光済み(Ex
posed )(もしくは現像済み(Processed))のいずれ
であるかの認識も行う。
【0095】ステップ#113においては、認識された
装填フィルムカートリッジCの使用状況を判定し、露光
済み(もしくは現像済み)ならばステップ#114へ、
露光途中ならばステップ#120へ、未使用ならばステ
ップ#118へ、それぞれ移行する。
【0096】ステップ#114へ進んだ場合は、フォト
リフレクタ1およびパルス検知回路14によって発生す
るデータディスクDDの信号を基に、認識された使用状
態(露光済みもしくは現像済み)の位置までデータディ
スクDDを回転させてフィルム給送モータ5を停止させ
る。そして、次のステップ#115において、液晶表示
器22に巻き戻し終了を示す表示(例えばカートリッジ
マークを点滅させる等)を行う。続くステップ#116
においては、装填検知スイッチ12がOFFされること
を検知し、OFFされた段階でフィルムカートリッジC
がカメラから排出されたと判定してステップ#117へ
進み、上記ステップ#115で表示した液晶表示器22
の表示をリセットし、次動作待機状態に入る。
【0097】また、ステップ#118へ進んだ場合は、
フィルム給送回路13によりフィルム給送モータ5を駆
動して、フィルムFの巻き上げ動作を行う(スプール8
を回転させる)。そして、次のステップ#119におい
て、フィルムF内のパーフォレーションPf,P1,P
2をフォトリフレクタ3,4およびパルス検知回路14
によって検知し、該検知信号のタイミングを基に、1駒
目を不図示の撮影画面位置(アパーチャ)に合わせ、フ
ィルム給送モータ5の動作を停止させる。また、液晶表
示器21には、フィルムカウンタとして1駒目を意味す
る“1”を表示する。以後、次動作待機状態に入る。
【0098】また、ステップ#120へ進んだ場合は、
前記ステップ#112でフィルム種別検知部11bに取
り込んだフィルム種別情報のうち、該装填フィルムが
“ネガ”か“リバーサル”かを判定し、“ネガ”であれ
ばステップ#122へ進み、“リバーサル”であればス
テップ#121へ進む。
【0099】ステップ#121においては、制御回路1
1により図10のアナログスイッチ35eがOFF、ア
ナログスイッチ35fがON(信号A=“L”、信号B
=“H”)になるように制御信号を送り、高めの増幅度
を設定する。また、ステップ#122においては、制御
回路11により図10のアナログスイッチ35e,35
fがともにOFF(信号A=“L”、信号B=“L”)
になるように制御信号を送り、低めの増幅度を設定す
る。
【0100】次のステップ#123においては、使用途
中フィルムと認識されたため、フィルムFの巻き上げ動
作を行い、再生手段(磁気ヘッドHおよび磁気情報再生
回路17)によって、フィルムFの(露光済み最終駒
の)磁気記録部Tnに磁気情報を読み込むことによって
未露光の先頭駒を判定し、不図示のアパーチャ位置に設
定する、いわゆるMRC動作を行う。そして、次のステ
ップ#124においては、不図示のタイマが所定時間
(例えば5秒)経過したか否か判定し、経過したらステ
ップ#125へと進み、ここでは液晶表示器21に、設
定された撮影駒(未露光駒)を意味するフィルムカウン
タ表示(例えば10駒目が設定されていれば“10”の
表示)等の通常の表示を行う。以後、次動作待機状態に
入る。
【0101】なお、該シーケンス上のサブルーチン動作
に関しては、上記実施の第1の形態と同様であるため、
その説明は割愛する。
【0102】以上の実施の各形態によれば、使用途中フ
ィルムが再装填された場合にフィルム給送に同期して、
所定時間、磁気記録部より情報の再生を行い、この再生
した際の信号レベルが所定レベルより大きい(もしくは
所定レベル以上)かを調べ、この結果により、前記磁気
記録部上に情報が記録されているか否か(情報の有無)
の判定動作を行うか、情報の解読(デコード)動作を行
うかを切り換えるようにしている為(図5のステップ#
32〜#47)、使用するカメラが複数台であった場合
でも、確実に未露光の先頭駒の設定を行え、且つ、好条
件の再生においてはユーザーに情報等を与えることもで
きる。
【0103】具体的には、前記再生信号のレベルが所定
レベル以下(もしくは所定レベル未満9であった場合、
情報の有無の判定動作のみを行うようにしている為(図
5のステップ#36〜#39,#42,#43)、誤っ
た情報をユーザーに報知することを回避できる(ステッ
プ#44へ進まないので)と共に、確実に未露光の先頭
駒を設定することができる。
【0104】また、前記再生信号のレベルが所定レベル
以下(もしくは所定レベル未満9であった場合、増幅器
の増幅度をあげて、磁気情報有無の判別動作に移るよう
にしている為(ステップ#42)、悪条件下においても
情報認識が行い易くなり、確実に未露光の先頭駒を設定
することができる。
【0105】また、前記再生信号のレベルが所定レベル
以下(もしくは所定レベル未満9であった場合、フィル
タの通過帯域を低くして情報有無の判別動作に移るよう
にしている為(ステップ#42)、悪条件下においても
ノイズ等の影響を低減し、確実に未露光駒設定を行うこ
とができる。
【0106】一方、前記再生信号のレベルが所定レベル
より大きい(もしくは所定レベル以上)であった場合
は、情報の解読(デコード)動作を行い、該デコード情
報のうちの所定の情報を報知手段の一態様である液晶表
示回路によって報知するようにしている為(ステップ#
47)、情報認識を誤りにくい好条件の再生に限り、確
実な情報をユーザーに与えることができる。
【0107】また、ネガフィルムかリバーサルフィルム
かに応じて、増幅器の増幅度を変化させるようにしてい
る為(図11のステップ#120〜#122)、適正レ
ベルの再生信号を得ることができる。
【0108】詳しくは、リバーサルフィルムであった場
合、増幅器の増幅度をあげるようにしている為、磁気含
有量の少ないリバーサルフィルムにおいても、適切に磁
気信号再生を可能にできる。
【0109】(発明と実施の形態の対応)上記実施の各
形態において、磁気ヘッドH及び磁気情報再生回路17
が本発明の再生手段に、フィルタ回路34が本発明のノ
イズ除去用のフィルタ手段に、制御回路11内の図5の
ステップ#37〜#39の動作を行う部分が本発明のレ
ベル判定手段に、制御回路11内の図5のステップ#3
9→#42、ステップ#37→#44の動作を行う部分
が本発明の情報認識動作切換手段に、増幅機31〜33
が本発明の増幅手段に、制御回路11及びアナログスイ
ッチ35a〜35f、抵抗37〜39が本発明の増幅度
可変手段に、制御回路11内の図11のステップ#12
0〜122の動作を行う部分が本発明のフィルム種類検
出手段に、それぞれ相当する。
【0110】以上が実施の形態の各構成と本発明の各構
成の対応関係であるが、本発明は、これら実施の形態の
構成に限定されるものではなく、請求項で示した機能、
又は実施の形態がもつ機能が達成できる構成であればど
のようなものであってもよいことは言うまでもない。
【0111】(変形例)本発明は、フィルム以外の記録
媒体であっても適用できるものである。
【0112】また、以上の実施の形態のソフト構成とハ
ード構成は、適宜置き換えることができるものである。
【0113】また、本発明は、カメラに適用した例を述
べているが、カメラ以外の情報再生機能を有した装置、
又はこれらを構成する要素に対しても適用できるもので
ある。
【0114】具体例としては、電子ビューファインダに
本発明を適用でき、これにより例えば、再生信号のレベ
ル判定を行い、所定レベルよりも大きければ情報を解読
して画像と共にその情報を表示するようにし、前記再生
信号のレベルが所定レベル以下であれば情報の有無を調
べ、どこまで画像が記録されているかの判定に供するよ
うにすること等の制御が可能になる。
【0115】また、MPC機能を備えたカメラを例にし
ているが、これに限定されるものではなく、通常のカメ
ラにも適用可能である。その例としては、フィルムの途
中巻き戻しを行い、MRC機能を有したカメラでその後
の撮影を行おうとした場合、撮影駒に対しては確実に情
報が記録されていないと未露光の先頭駒の割り出しを正
確に行えなくなる。そのため、フィルムの途中巻き戻し
を行なうべき指示がなされた場合、ある駒に記録されて
いる再生レベルのレベル判定を行い、所定レベルよりも
大きければ情報を解読して各駒毎の情報を表示するよう
にし、前記再生信号のレベルが所定レベル以下であれば
情報の有無のみ調べ、撮影駒の全駒に対して確実に情報
が有るかの判定に供するようにすることが可能になる。
つまり、使用環境が悪くて再生レベルが所定レベル以下
であっても、撮影駒の全駒に対して確実に情報が有るか
の判定を行うことができ、該フィルムがMRC機能を有
したカメラに装填されても、二重露光をしてしまうとい
った問題を確実に防ぐことができる。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜7、1
0〜13又は14〜20記載の本発明によれば、異なる
機器において使用された記録媒体が装填された場合であ
っても、前記記録媒体上に情報があるか否かの判定を行
うことと、好条件下での再生においてはユーザーに情報
を認識させることができる情報再生装置又はカメラを提
供できるものである。
【0117】また、請求項2,11又は15記載の本発
明によれば、確実に記録媒体上に情報があるか否かの判
定を行うことや、誤った情報をユーザーに認識させてし
まうことを防止することができる情報再生装置又はカメ
ラを提供できるものである。
【0118】また、請求項3,12又は16記載の本発
明によれば、再生環境が悪くても情報の有無の判定を行
い易くし、確実に記録媒体上に情報があるか否かの判定
を行うことができる情報再生装置又はカメラを提供でき
るものである。
【0119】また、請求項4,13又は17記載の本発
明によれば、再生環境が悪くてもノイズの影響を低減
し、確実に記録媒体上に情報があるか否かの判定を行う
ことができる情報再生装置又はカメラを提供できるもの
である。
【0120】また、請求項8又は21記載の本発明によ
れば、適正レベルの再生信号を得ることができる情報再
生装置又はカメラを提供できるものである。
【0121】また、請求項9又は22記載の本発明によ
れば、磁気含有量の少ないリバーサルフィルムにおいて
も、適切に再生信号を得ることができる情報再生装置又
はカメラを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の各形態に係るカメラの主要部分
の内部構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の各形態に係るカメラの主要部分
の回路構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の第1の形態における再生手段の
詳細を示した回路図である。
【図4】本発明の実施の第1の形態においてフィルムカ
ートリッジが装填された場合の動作を示すフローチャー
トである。
【図5】本発明の実施の第1の形態におけるMRC動作
を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の第1の形態における磁気判定有
無判定動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の第1の形態におけるデコード動
作を示すフローチャートである。
【図8】図7の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明の実施の第1の形態における未露光駒設
定動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施の第2の形態における再生手段
の詳細を示した回路図である。
【図11】本発明の実施の第2の形態においてフィルム
カートリッジが装填された場合の動作を示すフローチャ
ートである。
【図12】従来の磁気信号の再生波形を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3,4 フォトリフレクタ 11 制御回路 16 磁気情報記録回路 17 磁気情報再生回路 21 液晶表示器 31,32,33 増幅器 34 フィルタ回路 35a〜35f アナログスイッチ 27,38,39 抵抗(増幅度調整用) H 磁気ヘッド C フィルムカートリッジ F フィルム Tre,Tn 磁気記録部 R1 ,R2 ,R1’, R2’ 抵抗 C1 ,C2 ,C1’, C2’ コンデンサ

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録された情報を再生する再
    生手段を有する情報再生装置において、 前記再生手段から所定期間再生信号を得、該再生信号の
    レベルが所定レベルより大きいか否かを判定するレベル
    判定手段と、該レベル判定手段の判定結果に応じて、前
    記記録媒体に記録された情報の認識動作を変更する情報
    認識動作切換手段とを有することを特徴とする情報再生
    装置。
  2. 【請求項2】 前記情報の認識動作とは、前記記録媒体
    上に情報があるか否かの判定動作と、情報があった場合
    にその情報を解読する為の解読動作であり、 前記情報認識動作切換手段は、前記再生レベルが所定レ
    ベル以下であった場合、前記判定動作のみを行うことを
    特徴とする請求項1記載の情報再生装置。
  3. 【請求項3】 前記再生信号を増幅する増幅手段を有
    し、 前記情報認識動作切換手段は、前記再生レベルが所定レ
    ベル以下であった場合、前記増幅手段の増幅度をあげ
    て、前記判定動作に移行することを特徴とする請求項2
    記載の情報再生装置。
  4. 【請求項4】 前記再生信号に含まれるノイズを除去す
    る為のフィルタ手段を有し、 前記情報認識動作切換手段は、前記再生レベルが所定レ
    ベル以下であった場合、前記フィルタ手段の通過帯域を
    低くして、前記判定動作に移行することを特徴とする請
    求項2又は3記載の情報再生装置。
  5. 【請求項5】 前記情報の認識動作とは、前記記録媒体
    上に情報があるか否かの判定動作と、情報があった場合
    にその情報を解読する為の解読動作であり、 前記情報認識動作切換手段は、前記再生レベルが所定レ
    ベルより大きい場合、前記解読動作を行うことを特徴と
    する請求項1又は2記載の情報再生装置。
  6. 【請求項6】 前記解読動作により解読された少なくと
    も一部の情報を報知する報知手段を有することを特徴と
    する請求項5記載の情報再生装置。
  7. 【請求項7】 前記解読動作により解読された少なくと
    も一部の情報を、その後の再生動作の制御に用いること
    を特徴とする請求項5又は6記載の情報再生装置。
  8. 【請求項8】 記録媒体の磁気記録部に記録された磁気
    情報を再生する再生手段を有し、使用途中の記録媒体が
    再装填された場合、前記再生手段を用いて前記磁気記録
    部に磁気情報があるか否かの判定を行って未露光の先頭
    駒の割り出しを行う機能を具備した情報再生装置におい
    て、 装填された記録媒体の種類を検出する記録媒体種類検出
    手段と、前記再生手段からの再生信号を増幅する増幅手
    段と、前記記録媒体種類検出手段の検出結果に応じて、
    前記増幅手段の増幅度を変化させる増幅度可変手段とを
    有することを特徴とする情報再生装置。
  9. 【請求項9】 前記記録媒体はフィルムであり、前記増
    幅度可変手段は、フィルムの種類がリバーサルフィルム
    であった場合、前記増幅手段の増幅度をあげることを特
    徴とする請求項8記載の情報再生装置。
  10. 【請求項10】 フィルムの磁気記録部に記録された情
    報を再生する再生手段を有するカメラにおいて、 前記再生手段から所定期間再生信号を得、該再生信号の
    レベルが所定レベルより大きいか否かを判定するレベル
    判定手段と、該レベル判定手段の判定結果に応じて、前
    記記録媒体に記録された情報の認識動作を変更する情報
    認識動作切換手段とを有することを特徴とするカメラ。
  11. 【請求項11】 前記情報の認識動作とは、前記記録媒
    体上に情報があるか否かの判定動作と、情報があった場
    合にその情報を解読する為の解読動作であり、 前記情報認識動作切換手段は、前記再生レベルが所定レ
    ベル以下であった場合、前記判定動作のみを行うことを
    特徴とする請求項10記載のカメラ。
  12. 【請求項12】 前記再生信号を増幅する増幅手段を有
    し、 前記情報認識動作切換手段は、前記再生レベルが所定レ
    ベル以下であった場合、前記増幅手段の増幅度をあげ
    て、前記判定動作に移行することを特徴とする請求項1
    1記載のカメラ。
  13. 【請求項13】 前記再生信号に含まれるノイズを除去
    する為のフィルタ手段を有し、 前記情報認識動作切換手段は、前記再生レベルが所定レ
    ベル以下であった場合、前記フィルタ手段の通過帯域を
    低くして、前記判定動作に移行することを特徴とする請
    求項11又は12記載のカメラ。
  14. 【請求項14】 フィルムの磁気記録部に記録された磁
    気情報を再生する再生手段を有し、使用途中のフィルム
    が際装填された場合、前記再生手段を用いて前記磁気記
    録部に磁気情報があるか否かの判定を行って未露光の先
    頭駒の割り出しを行う機能を具備したカメラにおいて、 前記再生手段から所定期間再生信号を得、該再生信号の
    レベルが所定レベルより大きいか否かを判定するレベル
    判定手段と、該レベル判定手段の判定結果に応じて、前
    記記録媒体に記録された磁気情報の認識動作を変更する
    情報認識動作切換手段とを有することを特徴とするカメ
    ラ。
  15. 【請求項15】 前記情報の認識動作とは、前記未露光
    の先頭駒の割り出しを行う為に前記記録媒体上に磁気情
    報があるか否かを判定する判定動作と、磁気情報があっ
    た場合にその磁気情報を解読する為の解読動作であり、 前記情報認識動作切換手段は、前記再生レベルが所定レ
    ベル以下であった場合、前記判定動作のみを行うことを
    特徴とする請求項14記載のカメラ。
  16. 【請求項16】 前記再生信号を増幅する増幅手段を有
    し、 前記情報認識動作切換手段は、前記再生レベルが所定レ
    ベル以下であった場合、前記増幅手段の増幅度をあげ
    て、前記判定動作に移行することを特徴とする請求項1
    5記載のカメラ。
  17. 【請求項17】 前記再生信号に含まれるノイズを除去
    する為のフィルタ手段を有し、 前記情報認識動作切換手段は、前記再生レベルが所定レ
    ベル以下であった場合、前記フィルタ手段の通過帯域を
    低くして、前記判定動作に移行することを特徴とする請
    求項15又は16記載のカメラ。
  18. 【請求項18】 前記情報の認識動作とは、前記記録媒
    体上に磁気情報があるか否かの判定動作と前記情報の解
    読動作であり、 前記情報認識動作切換手段は、前記再生レベルが所定レ
    ベルより大きい場合、前記解読動作を行うことを特徴と
    する請求項15又は16記載のカメラ。
  19. 【請求項19】 前記解読動作により解読された少なく
    とも一部の磁気情報を報知する報知手段を有することを
    特徴とする請求項18記載のカメラ。
  20. 【請求項20】 前記解読動作により解読された少なく
    とも一部の磁気情報を、その後の再生動作の制御に用い
    ることを特徴とする請求項18又は19記載のカメラ。
  21. 【請求項21】 フィルムの磁気記録部に記録された磁
    気情報を再生する再生手段を有し、使用途中のフィルム
    が再装填された場合、前記再生手段を用いて前記磁気記
    録部に磁気情報があるか否かの判定を行って未露光の先
    頭駒の割り出しを行う機能を具備したカメラにおいて、 装填されたフィルムの種類を検出するフィルム種類検出
    手段と、前記再生手段からの再生信号を増幅する増幅手
    段と、前記フィルム種類検出手段の検出結果に応じて、
    前記増幅手段の増幅度を変化させる増幅度可変手段とを
    有することを特徴とするカメラ。
  22. 【請求項22】 前記増幅度可変手段は、フィルムの種
    類がリバーサルフィルムであった場合、前記増幅手段の
    増幅度をあげることを特徴とする請求項21記載のカメ
    ラ。
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