JP2945215B2 - カメラの撮影済みコマ識別装置 - Google Patents

カメラの撮影済みコマ識別装置

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JP2945215B2
JP2945215B2 JP4205690A JP20569092A JP2945215B2 JP 2945215 B2 JP2945215 B2 JP 2945215B2 JP 4205690 A JP4205690 A JP 4205690A JP 20569092 A JP20569092 A JP 20569092A JP 2945215 B2 JP2945215 B2 JP 2945215B2
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    • G03B17/24Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor with means for separately producing marks on the film, e.g. title, time of exposure
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装填されたフイルムの
各コマ位置に対応して撮影ごとに磁気ヘッドで情報記録
を行うカメラに係わり、詳しくは情報記録が行われてい
るか否かによって撮影済みコマと未撮影コマとの識別を
行う装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4834306号明細書、特
開平2−124564号公報等により、未使用状態では
写真フイルムを先端までパトローネ本体内に巻き込んで
おき、パトローネ本体内のスプールを回転させることに
よって写真フイルムをパトローネ本体外に送り出す写真
フイルムパトローネが種々提案されている。このような
パトローネによれば、これまでのパトローネと異なり、
カメラへの装填時にフイルムリーダ部の取り扱いに顧慮
する必要がなくなり装填操作が簡便になるという利点が
ある。これらのパトローネでは、撮影後もフイルムはパ
トローネ本体内に完全に巻き込まれ、そのままで遮光状
態が維持されるようになっている。
【0003】また、上記パトローネはスプールの回転に
よってフイルムの送り出しを行うことができるため、全
部のフイルムを使いきる前にフイルムをパトローネ本体
に全て巻戻してカメラから取り出しておき、再びこれを
カメラに装填して未撮影コマ以降に撮影してゆくことも
可能となる。さらに、上記パトローネに収納されたフイ
ルムに磁気記録層を形成しておき、カメラで撮影を行う
ごとにISO感度情報やフイルムの乳剤情報の他、撮影
日時情報や露出情報等を磁気記録しておく提案もなされ
ている。
【0004】このようにフイルムに各種の情報記録を行
っておけば、例えばフイルムを全て使い切る前に一旦フ
イルムをパトローネに巻戻してカメラから取り出し、次
にカメラに装填したときにフイルムに記録された各種の
情報を読みだしながらフイルムを給送すれば、撮影済み
のコマの次のコマ位置にフイルムを送って停止させるこ
とも簡単になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の手
法を採る場合には、フイルムに記録された情報を確実に
読み取れるようにするために、書き込み用の磁気ヘッド
の他に読み取り専用の磁気ヘッドを設ける必要があり、
コストや実装スペースの点で非常に不利になる。また、
書き込み用の磁気ヘッドを読み取りに兼用するにして
も、情報を確実に読み取るにはフイルムの給送速度を高
精度に検出するための構成や、磁気ヘッドから検出され
る微弱な信号を低雑音で増幅するための増幅回路を含む
再生回路を必要とし、回路構成が複雑で高価なものにな
る。そして、特にローコスト化,コンパクト化を狙った
アマチュア向けの普及型カメラには、このような読み取
り専用の磁気ヘッドや複雑な再生回路は用いにくい。こ
のような事情を考慮すると、アマチュア向け普及型カメ
ラでは、途中取り出ししたパトローネを再装填して未撮
影コマから撮影を再開させるという機能を実現させるこ
とが困難になる。
【0006】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、読み取り専用の磁気ヘッドや高価で複雑な再生回路
が組み込めないような普及型カメラであっても、途中取
り出ししたパトローネを再装填し、未撮影コマから確実
に撮影を再開することができるようにした撮影済みコマ
識別装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、フイルムを給送したときに磁気ヘッドから
得られる信号を、その周波数が、情報記録時に用いられ
る記録周波数に基づいて決められた所定の周波数帯域に
収まっているか否かを監視し、撮影済みコマに対応した
位置に記録情報の内容如何に係わらず磁気記録エリアが
形成されているか否かを識別して撮影済みコマと未撮影
コマとの判別を行うようにしたものである。請求項2に
記載したように、本発明は書き込み用に内蔵された単一
の磁気ヘッドを用いて実施することも可能であり、さら
に、この場合には切り換え手段により磁気ヘッドを書き
込み回路と監視回路とのいずれかに選択的に接続して用
いるのがよい。
【0008】
【実施例】図16は、磁気記録層が形成されているフイ
ルムの一例を示す。フイルム2には1コマごとに1個の
パーフォレーション3が形成され、このパーフォレーシ
ョン3を光電検出することによってカメラの1コマ給送
制御が行われる。フイルム2の一方の側縁には一定の幅
で磁気記録層4が設けられている。カメラのアパーチャ
ー5には未撮影のコマが位置しているが、このコマに撮
影を行い、1コマ給送が開始されると磁気ヘッド7が書
き込み回路6によって駆動される。これにより、撮影を
行ったコマの上方にある磁気記録層4には撮影コマ番号
情報,ISO情報,乳剤番号情報,撮影日時情報等がデ
ジタルデータとして磁気記録され、磁気記録層4には磁
気記録エリア4aが形成される。なお、符号8はフイル
ム2を光密に収納するパトローネを示す。
【0009】図16に示したように、撮影済みのコマ
(図中のハッチングを施したコマ)の上には各々磁気記
録エリア4aが形成されることから、磁気記録エリア4
aがあるか否かですでに撮影されたコマであるか否かを
識別することができる。単に磁気記録エリア4aがある
か否かを識別するためには、特に性能の高い読み取り専
用の磁気ヘッドを別に設けなくても、書き込み用の磁気
ヘッド7からの信号を簡単な回路構成からなる監視回路
9に入力して確認することができる。このように磁気ヘ
ッド7を兼用できるようにするために、磁気ヘッド7は
切り換え回路11により書き込み回路6あるいは監視回
路9のいずれかに選択的に接続されるようになってい
る。
【0010】図1は上記磁気ヘッド7を用いて磁気記録
エリア4aの有無を識別するための監視回路9の一例を
示している。図1において、磁気ヘッド7の出力は帯域
増幅器10に入力される。帯域増幅器10は例えば図2
のように構成され、その周波数特性は図3のようになっ
ている。この周波数特性は、フイルム2の給送速度の変
化を考慮し、しかも書き込まれている情報の記録周波数
以外の周波数帯域の信号については、ノイズとして除去
するために低い電圧レベルに抑えられるように設定され
る。
【0011】帯域増幅器10の出力には、図3に(a)
で示したように振幅の小さいノイズ成分と振幅の大きい
信号分とが含まれている。そこで、上限値設定用の閾値
S1と下限値設定用の閾値S2をもつウィンドゥコンパ
レータ12により、閾値S1以上の信号成分と閾値S2
以下の信号成分とを抽出する。ウィンドゥコンパレータ
12の出力は、図3(b),(c)に示したように正パ
ルスと負パルスに分かれているので、オア回路13でこ
れらの論理和をとってさらに積分器14にかけると、磁
気記録エリア4aが存在している場合には信号(d)が
得られ、磁気ヘッド7が何らかの情報を読み出している
ことが分る。
【0012】さらに、フイルム2の各コマの先頭にはパ
ーフォレーション3が設けられているから、このパーフ
ォレーション3の通過をパーフォレーションセンサー1
5で光電検出し、その光電信号を利用して信号dのサン
プリングを行う。このため、まずパーフォレーションセ
ンサー15からの信号を処理回路16で波形成形してパ
ーフォ信号(e)を作る。そして、このパーフォ信号
(e)をディレイ回路17で時間τだけ遅延させた信号
(f)をサンプリング用のフリップフロップ回路18に
ラッチ信号として入力すれば、そのコマに対応する位置
の磁気記録層4に情報が書き込まれたか否か、すなわち
磁気記録エリア4aが存在しているか否かを表す情報検
出信号(g)を得ることができる。
【0013】なお、パーフォ信号(e)よりも遅れたタ
イミングでサンプリングを行うのは、通常パーフォレー
ション3はコマとコマとの間にあり、この部分に情報書
き込みが行われることがないからである。また、ロータ
リエンコーダ等によりフイルム2の給送に同期したエン
コードパルスを得るようにしたカメラでは、パーフォ信
号(e)によらずにエンコードパルスの個数をカウント
し、そのカウント個数が一定値に達したときに信号
(d)のサンプリングを行うことも可能となる。
【0014】さらに、より確実な識別を行うために、図
5に示した回路を用いてもよい。このディレイ回路19
は、前記パーフォ信号(e)の入力時点から遅延時間が
それぞれ異なった複数種類の信号(f1 ),(f2 ),
(f3 )を出力する。これらの信号は、図6に示したよ
うに各々フリップフロップ回路20a,20b,20c
にラッチ信号として供給される。そして、各フリップフ
ロップ回路20a,20b,20cの出力(g1 ),
(g2 ),(g3 )について、その論理積をアンド回路
21で確認すれば、全ての信号がアクティブの時のみ検
出されたことになるので、情報記録が行われているか否
かを表す情報検出信号をさらに確実に検出することがで
きるようになる。なお、前記アンド回路21の代わりに
オア回路を用い、出力(g1 ),(g2 ),(g3 )の
論理和をとれば、どれか1つの信号でもアクティブであ
れば検出されたことになるので、特に信号レベルが低い
ようなときに情報記録エリア4aの検出ミスを防ぐこと
ができる。
【0015】上記実施例の場合、磁気ヘッド7からの信
号に帯域増幅器10では除去できないようなノイズが重
畳されていると、ウィンドゥコンパレータ12の閾値を
越えてしまいノイズが信号として認識されるおそれがあ
る。これを防ぐには、図7に示したように、変調波弁別
回路24を用いるのがよい。なお、図7では図1と共通
な回路部分については共通符号を付してある。
【0016】変調波弁別回路24は例えば図8のように
構成される。磁気記録エリア4aに記録されている情報
は、その記録周波数によって一定の周波数帯域に収まっ
ている。そこで、この記録周波数帯域から著しく逸脱し
ている信号については、これをノイズとして除去する。
図8に示したように、変調波弁別回路24はウィンドゥ
コンパレータ12からの2信号が入力されるオア回路2
5,f/V変換回路26,ウィンドゥコンパレータ2
7,オア回路28,インバータ29とからなり、各出力
端の信号波形は図9のとおりである。
【0017】f/V変換回路26は、オア回路25から
の信号(a)の周波数に対応した電圧信号(b)を出力
する。この電圧信号(b)はウィンドゥコンパレータ2
7でレベル判定され、所定の上限値及び下限値の範囲内
に収まっていないときには、ウィンドゥコンパレータ2
7からハイレベル信号が出力される。したがって、ウィ
ンドゥコンパレータ27に設定された上限値及び下限値
を、磁気記録時の記録周波数に対応した電圧レベルを基
準にして決めておけば、ウィンドゥコンパレータ12か
らの2信号について、その周波数が記録周波数から大き
く逸脱しているのを弁別することができる。
【0018】そして、オア回路28からの信号をインバ
ータ29で反転させた信号(g)を、図7に示したよう
に積分器14からの信号とともにアンド回路30に入力
すれば、さらにノイズが少ない状態で磁気記録エリア4
aの存在を確認することができる。なお、ウィンドゥコ
ンパレータ27の上限値及び下限値を一定値に固定せず
に、フイルム2の給送速度に比例して可変する構成にす
れば、より正確な判断が可能となる。
【0019】図10は変調波弁別回路の他の例を示して
いる。この変調波弁別回路は、トライビットコードシス
テムで磁気記録された磁気記録エリア4aを識別するの
に有効である。トライビットコードシステムでは、図1
1に示したように、1ビットのデータを表す単位記録長
Lを3分割し、S極,N極の磁極反転を単位記録長Lの
「1/3」の位置で行うか「2/3」の位置で行うかに
よって「1」,「0」のデータを表すようにしている。
したがってこのシステムの場合、磁極反転のときに得ら
れる正負パルスの間隔が、3回以上等しくなることはあ
り得ない。
【0020】これに対し、空間に存在するノイズは2周
期程度の短い時間に限ってみれば、パルス間隔が等しい
信号であることが多い。また、フイルムの給送速度は常
に変化しているが、短い時間に限ってみれば充分一定で
あると見做せるので、上述したトライビットコードシス
テムの特徴を考慮すれば、磁気ヘッド7から読み出され
た信号がトライビットコードの一部であるかあるいはそ
れ以外のものであるかを判断することができる。
【0021】図10及び、図10の各端子に現れる信号
波形を示した図12において、図1のウィンドゥコンパ
レータ12からの2信号(a),(b)は、それぞれ微
分器32a,32bに入力され、その立ち上がりエッジ
部分だけが検出される。こうして得られた微分パルス
(c),(d)は、各々t/V変換回路33a,33b
に入力される。t/V変換回路33a,33bは、一対
のスイッチS1,S2、コンデンサC1,C2、バッフ
ァアンプB1,B2からなり、いずれも同じ回路構成と
なっている。
【0022】微分パルス(c)によりスイッチS1が短
時間閉じ、コンデンサC1が放電により端子電圧「0」
になった後、スイッチS1が開いて定電流源Iによりコ
ンデンサC1に充電が開始される。したがってコンデン
サC1の端子電圧は時間に比例して高くなる。微分パル
ス(d)の入力タイミングでスイッチS2が短時間閉
じ、コンデンサC1の端子電圧はバッファアンプB1を
介して他方のコンデンサC2に移される。したがってコ
ンデンサC2の端子電圧は、微分パルス(c)の入力時
点から微分パルス(d)の入力時点までの時間に比例し
た値となる。そして、この端子電圧はスイッチS2が開
いた後もそのまま保存され、バッファB2から電圧信号
(fa)として出力される。なお、他方のt/V変換回
路33bも同様に作動し、微分パルス(d)の入力時か
ら微分パルス(c)の入力時点までの時間に比例した電
圧信号(fb)を出力する。
【0023】電圧信号(fa),(fb)が概ね等しけ
れば、過去2回のパルス間隔が等しいことを意味する。
この両電圧信号(fa),(fb)を差動増幅器34,
ウィンドゥコンパレータ35及びオア回路36に通せ
ば、過去2回のパルス間隔が等しいときにLレベルにな
る信号(h)が得られる。この信号(h)は3ビットの
シフトレジスタ37に入力される。シフトレジスタ37
に供給されるシフトパルスは、オア回路38で微分パル
ス(c),(d)の論理和をとり、これをインバータ3
9で反転した信号となっており、結果的に微分パルス
(c),(d)の論理和の後エッジとなっている。
【0024】ここで、微分パルス(c),(d)のパル
ス間隔が3度続けて等しくなった場合には、シフトレジ
スタ37の各ビットで値が「0」になる。これをオア回
路40で検出すれば、異常信号発生時にLレベルとなる
阻止信号(j)を得ることができ、磁気ヘッド7から得
られた信号がトライビットコードで書き込まれた信号で
はなくノイズによるものであることが識別できる。した
がって、この阻止信号(j)を図7のアンド回路30の
一方の入力端子に入れてやることによって、磁気記録エ
リア4aを誤検出することがなくなる。
【0025】ローコストのカメラでは、高級機に比べて
フイルム給送速度にムラが出やすく、また磁気ヘッド7
と磁気記録層4との接触状態の変化やトラックずれが生
じやすい。このため磁気ヘッド7からの出力信号のレベ
ルは変動しやすくなる。このような場合には、処理する
信号のレベルを安定化させるためにAGC回路(オート
ゲインコントロール回路)を用いればよい。ところが単
にAGC回路を用いただけでは、S/N比が悪い場合に
はノイズまでも所定レベルまで増幅してしまうおそれが
あるから、図13に示したように、AGC回路42だけ
でなく、図7の例で用いた変調波弁別回路24と組み合
わせて用いるのがよい。この場合、AGC回路として
は、図13のAGC回路42とは別の構成のものでもよ
い。
【0026】図14は、プレワインド方式のカメラに上
述した識別装置を適用した場合のフローチャートで、途
中取り出ししたパトローネを再装填したときに、未撮影
コマ位置まで自動的にフイルム送りをするときの処理を
表している。フイルムを装填した時点では切り換え回路
11によって磁気ヘッド7は監視回路9側に接続されて
いる。フイルムを装填して装填蓋を閉じると給送用モー
タが正転し、フイルムが正転方向に送られ、磁気ヘッド
7は磁気記録層4に摺接しながら磁気記録エリア4aの
存在の有無を監視する。プレワインド方式のカメラでは
フイルムの終端側から撮影が行われているので、ほとん
どの場合、パトローネ再装填の後にフイルム給送を行っ
た時にその最初の部分には撮影は行われていない。した
がって、磁気記録エリア4aがなく情報検出信号は得ら
れない。
【0027】情報検出信号が得られない間は、そのまま
フイルム正転送り(パトローネからフイルムを引き出す
方向への送り)が継続される。そして、情報検出信号が
得られた時点でフイルム逆転用の途中巻戻しフラグをO
Nさせ、フイルムを逆方向に送り、パーフォレションの
検出によりフイルムを停止させる。この結果、磁気記録
エリア4aのある撮影済みコマに隣接した未撮影コマが
セットされる。この時点で切り換え回路11が作動し、
磁気ヘッド7が書き込み回路6側に接続される。以後
は、途中巻戻しフラグがONしているから、撮影ごとに
フイルムはパトローネに巻き込まれてゆくようになり、
この1コマ送りの間に磁気ヘッド7は磁気記録層4に摺
接して磁気記録を行い、その撮影コマについての磁気記
録エリア4aが形成されるようになる。
【0028】なお、情報検出信号が全く検出されなかっ
た場合には新たなパトローネが装填されたことを意味し
ているから、フイルム終端までフイルム正転させた後に
新フイルムフラグをONにし、通常どおり撮影ごとに1
コマずつフイルムがパトローネに巻き込まれてゆく。も
ちろん、この場合も撮影後のフイルム巻き上げ時には磁
気ヘッド7は書き込み回路6から供給されるデータを受
けて、その撮影コマに対応した情報を磁気記録層4に記
録してゆく。
【0029】図15は通常のワインド方式のカメラに本
発明を適用した場合の処理を表す。パトローネが装填さ
れると、磁気ヘッド7が監視装置9側に切り換えられた
後、リーダー部送りを行って最初の1コマ目をアパーチ
ャーにセットする初期送りが行われる。パトローネ内の
フイルムが途中まで撮影されたものであると、その撮影
済みコマ位置まで磁気記録エリア4aが存在している。
したがって、通常は第1コマ目がアパーチャーにセット
されたときに初期送りが完了して撮影待機状態となる
が、監視回路9により磁気記録エリア4aの存在が確認
された場合には、情報検出信号が得られなくなるまでフ
イルム送りがそのまま続行される。
【0030】こうしてフイルム送りを続行してゆく間
に、未撮影コマが1コマ通り過ぎた時点で磁気記録エリ
ア4aがないコマ位置までフイルムが送られたことが確
認できる。したがって、情報検出信号が得られなくなっ
た時点で1コマ分フイルムを巻戻して停止させれば、撮
影済みコマの次の未撮影コマが自動的にセットされるよ
うになる。そして、切り換え回路11により磁気ヘッド
7を書き込み回路6側に接続すれば、通常どおりの撮影
を続行してゆくことが可能となる。
【0031】以上、図示した例をもとに本発明について
説明してきたが、本発明を実施するにあたっては、磁気
ヘッド7を単に磁気記録エリア4aの有無の確認にだけ
用い、書き込みに用いなくてもよい。この場合には、書
き込み回路も不要になってさらに構成の簡略化,ローコ
スト化を図ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、磁気記録された情報の内容を個々に読み取るのでは
なく、再生された信号の周波数が情報記録時の記録周波
数に基づいて決められた所定の周波数帯域に収まるもの
であるか否かにより、情報内容に係わらず撮影済みコマ
の識別を行うようにしてあるから、正確な情報読み取り
のために専用ヘッドや高品質の再生回路を用いずに済
み、カメラのコストを高くせずに途中取り出しのパトロ
ーネでも適正に再使用することが可能となる。また、本
発明では低雑音の増幅回路や高精度のエンコーダも不要
であり、読み取り専用の磁気ヘッドや従来の書き込み・
読み出し兼用型の磁気ヘッドを組み込む場合と比較して
回路構成も簡単になる。したがって本発明は、書き込み
用の単一の磁気ヘッドしかないカメラにも適用すること
ができ、機能を増やしながらもコストを高くせずに済む
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一例を示す回路図である。
【図2】図1の回路に用いた帯域増幅器の一例を示す回
路図である。
【図3】図2の帯域増幅器の周波数特性図である。
【図4】図1の回路の各部に現れる信号波形を示すタイ
ムチャートである。
【図5】データサンプリング用の他の構成を示す回路図
である。
【図6】図5の回路による作用を表すタイムチャートで
ある。
【図7】図1の回路に変調波弁別回路を用いたときの構
成を示す回路図である。
【図8】変調波弁別回路の一例を示す回路図である。
【図9】図8の回路中の各端子に現れる信号波形を示す
タイムチャートである。
【図10】変調波弁別回路の他の例を用いた場合の回路
図である。
【図11】トライビットコードシステムの説明図であ
る。
【図12】図10の回路中の各端子に現れる信号波形を
示すタイムチャートである。
【図13】図7の回路にAGC回路を組み合わせた例を
示す回路図である。
【図14】本発明をプレワインド方式のカメラに用いた
ときの処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明を通常のワインド方式のカメラに用い
たときの処理を示すフローチャートである。
【図16】磁気記録層をもったフイルムの一例を示す説
明図である。
【符号の説明】
2 フイルム 3 パーフォレーション 4 磁気記録層 4a 磁気記録エリア 6 書き込み回路 9 監視回路 10 帯域増幅器 12 ウィンドゥコンパレータ 17 ディレイ回路 24 変調波弁別回路 42 AGC回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録層を有するフイルムが装填して
    用いられ、撮影コマ位置に対応する未記録の磁気記録層
    に所定の記録周波数のもとで情報を磁気記録して磁気記
    録エリアを形成するカメラにおいて、 撮影コマ位置に対応した磁気記録層から信号を読み出す
    磁気ヘッドを備え、フイルムを給送したときに前記磁気
    ヘッドから得られる信号を、その周波数が前記記録周波
    数に基づいて決められた所定の周波数帯域に収まってい
    るか否かを監視し、磁気記録された情報の内容にかかわ
    らず前記磁気記録エリアが存在するか否かを判定して撮
    影済みコマと未撮影コマとの識別を行うことを特徴とす
    るカメラの撮影済みコマ識別装置。
  2. 【請求項2】 磁気記録層を有するフイルムが装填して
    用いられ、撮影コマ位置に対応する未記録の磁気記録層
    に書き込み用の単一の磁気ヘッドにより所定の記録周波
    数のもとで情報を磁気記録して磁気記録エリアを形成す
    るカメラにおいて、 前記磁気ヘッドに情報書き込み用のデータを供給する書
    き込み回路と、前記磁気ヘッドからの信号を、その周波
    数が前記記録周波数に基づいて決められた所定の周波数
    帯域に収まっているか否かを監視して磁気記録された情
    報の内容にかかわらず前記磁気記録エリアが存在するか
    否かを識別する監視回路と、撮影後のフイルム送り時に
    は磁気ヘッドを前記書き込み回路に接続し、フイルム装
    填直後のフイルム送り時には磁気ヘッドを前記監視回路
    に接続する切り換え手段とからなることを特徴とするカ
    メラの撮影済みコマ識別装置。
  3. 【請求項3】 前記磁気ヘッドからの信号の周波数が前
    記記録周波数に基づいて決められた所定の周波数帯域に
    収まっているか否かを監視するために、磁気ヘッドから
    の信号のうちで前記所定の周波数帯域に属する周波数を
    もった信号を増幅する帯域増幅器と、この帯域増幅器か
    らの信号のうちで信号レベルが所定の上限値以上又は下
    限値以下である信号を抽出するウインドゥコンパレータ
    と、このウインドゥコンパレータで抽出された信号を積
    分する積分器とが用いられていることを特徴とする請求
    項1又は2記載のカメラの撮影済みコマ識別装置。
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