JPS61127282A - 電子スチルカメラの記録確認装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の技術分野） 本発明は、円板状の磁気記録ディスクを用いて静止画像
を記録する電子スチルカメラに関し、特に、磁気記録デ
ィスクへの二重記録の防止と記録終了後の記録確認を行
なうようにした電子スチルカメラの記録確認装置に関す
る。

（発明の背景） 従来、円盤状の磁気記録媒体（以下「！ｉ磁気シートと
いう）を用いて静止画像を記録する電子スチルカメラが
知られており、この種の電子スチルカメラに使用される
磁気シートを収容するケースとして、例えば第３図に示
すような小型軽量で且つ薄型の磁気カセットケース１が
知られている。

従って、電子スチルカメラにあっては、第３図に示した
磁気カセットケース１をカメラに装填することにより、
銀塩フィルムを使用した従来の銀塩カメラと同様に撮影
を行ない、撮影で得られた任意のシーンとなる静止画像
を磁気カセットケース１内の磁気シートにトラック単位
で記録することができる。このため、小形化された磁気
カセットケース１を使用することで従来の銀塩カメラの
フィルム装填に比べ磁気シートの装填が極めて簡単で済
み、又露先の恐れもないことから明るい場所での取り扱
いも可能となり、更に、Ｉｋ終コマまで撮影することな
く任意にカメラから取り出して直ちに記録された画面を
再生して撮影内容を見ることができる。

一方、途中まで餓影された磁気カセットケース１を再び
カメラに装填して使用するときの記録開始トラックが分
るようにするため、第３図に示す磁気カセットケース１
にはカウンタダイヤル２が設置ノられており、途中まで
撮影した磁気カセットケース１をカメラに装填したとき
に、カウンタダイヤル２の指示値を基に空きトラックを
検出し、記録済みのトラックに二重記録することなく、
それ以侵の撮影記録ができるようにしている。

（発明が解決しようとする問題点） ところで、途中まで撮影した磁気カセットケースを使用
したその後の撮影記録は、記録トラック位置を示すカウ
ンタダイヤルの指示値が正しいことを前提としており、
このカウンタ値を保持するため磁気カセットケース１に
はカウンタロック機構（図示せず）が設けられている。

しかし、カウンタダイヤル２のロック機構は容易に解除
することができ、ロック解除でカウンタダイヤル２を前
後（左又は右回転）いずれの方向にも回転させることが
可能である。

従って、途中まで撮影した磁気カセットケースのカウン
タダイヤルを仮に４９　ｉｌＪさせたままカメラに装填
したとすると、カウンタダイヤルの指示が正しいことを
前提としているため、カウンタダイヤルの指示トラック
以降のすでに記録されているトラックに二重記録が行な
われることとなり、記録済みの静止画像が消えてしまう
と共に、新たな記録画像も二重記録のため画質が劣化す
る。

更に、磁気シートのカセット化により磁気カセットケー
スを頻繁に交換することが可能になると、カメラ内部と
外気との交わりによりゴミ等が侵入して磁気ヘッドやシ
ート面に付着し、あるいは磁性粉末の付着で磁気ヘッド
の目詰りの危険性も高くなり、正常な記録動作が行なわ
れても記録内容のドロップアウトが増加し、日影不良の
増大につながる恐れがあった。

そこで二重記録防止及び記録確認のため様々な方法が提
案されているが、これらの方法は記録状態を判別して二
重記録の防止あるいは記録確認を行なうため、記録用磁
気ヘッドと記録回路及び再生用磁気ヘッドと再生回路を
備えた２ヘッド方式の記録・再生兼用′ｉＡ［を対象と
しており、この２ヘッド方式は、それぞれ専用の磁気ヘ
ッドを２−使用するか、あるいは１個の磁気ヘッドであ
ってもギャップを２つ以上設けそれぞれのギャップを記
録・再生又は消去用とするといったように複雑な構造を
した視合を磁気ヘッドを使用しており、磁気ヘッドの取
付は方法、ヘッドと磁気シートの間の当り出しや記録装
置では本来不要の再生系を備えなければならないこと等
を考慮すると、小型軽量化及びコストの低減が要求され
る電子スチルカメラにそのまま適用するには問題があっ
た。

（発明の目的） 本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、静止画像を記録する記録専用の磁気ヘッドしか備
えなくとも、磁気シートの記録状態を判別して二重記録
及び記録確認が簡単且つ容易にできるようにしたコスト
的に安価な電子スチルカメラの記録確認装置を提供する
ことを目的とする。

（発明の概要） 磁気シートの回転が一定回転以下の期間に記録用の磁気
ヘッドから得られる磁気シートの再生ＲＦ信号の有無に
基づいて判別手段で記録状態を判別し、県影開始前の所
定のタイミングで判別手段がトラックが記録状態にある
と判別したときには、シャツタレリーズをロックすると
共に磁気ヘッドを移動して未記録状態にあるトラックを
検索してシャツタレリーズのロックを解除し、踊影肋作
により撮影光学系から得られた静止画像信号を検索した
未記録トラックに記録させた後、この記録トラックの記
録状態を判別手段の出力から確実に記録されたか否かを
確認させるようにしたものである。

（実施例） 第１図は本発明の一実施例を示した回路ブロック図であ
る。

まず構成を説明すると、３は絞り４を備えた踊彰レンズ
、５はファインダ、測光素子等にレンズ３からの光を分
υ１するミラー、６はレリーズロック機構を備えたシャ
ッタ、７はＣＯＤ等を用いた囮像素子であり、これらに
よって撮影光学系が構成される。

８はｍｅ素子７からの出力を受けるプリアンプ。

プロセス回路等からなる前処理回路、９はエンファシス
、クリップ、ＦＭ′ａ調回路算回路なる記録信号処理回
路、１０は記録アンプ、１１は記録。

再生切換スイッチ、１２は磁気ヘッドであり、前処理回
路８から磁気ヘッド１２までが磁気記録媒体としての磁
気シート１３に撮影光学系からの静止画像信号を記録さ
せる記録処理手段を構成する。

記録、再生切換スイッチ１１は切換接点１１ａ。

１１ｂを有し、切換接点１１ａ側に記録アンプ１０の出
力を接続し、切換接点１１ｂは再生アンプ１４に入力接
続しており、再生アンプ１４は磁気ヘッド１２からの再
生信号を検出する。再生アンプ１４に続いては判別回路
１５が設けられ、判別回路１５は再生アンプ１４からの
再生信号に基づいて磁気シート１３におけるトラック記
録状態を判別する。

ここで、再生アンプ１４及び判別回路１５について更に
詳細に説明すると、次の通りである。

まず、本発明における記録状態の確認は、画像再生の場
合と異なり磁気ヘッド１２から再生信号としてのＲＦ倍
信号有無が確認できればよいことから、再生アンプ１４
としては再生ＲＦ信号の侍無が確認できる程度の周波数
特性をもつだけでよく、通常のＶＴＲ等で使用されるビ
デオ信号帯域をカバーできるダイナミックレンジをもっ
た広帯域アンプは使用する必要はなく、また再生等価回
路等も不要であり、極端に周波数特性が悪くない限りｒ
ｃ、ｔ−ランジスタ、ＦＥＴ等のどのようなアンプであ
ってもよい。また、判別回路１５についても、通常よく
知られているダイオードを用いた包絡線検波回路等を利
用して容易に構成できる。

更に、再生アンプ１４及び判別回路１５の代りにＩＣ化
された汎用のＶＴＲ用再生アンプ及びそれに付随してい
るドロップアウト検出回路等をそのまま利用することが
可能であり、このような簡単な回路構成であっても再生
ＲＦ信号の有無からトラック記録状態をヤ）別すること
ができる。

１６は所定の情報に基づいてカメラの一連の動作を制御
する制御回路であり、本発明による二重記録防止のため
の制御シーケンス及び撮影終了後の記録確認のための制
御シーケンスを予め癩え、制御回路１６には半押しスイ
ッチ１７が接続され、シャッタ仰（図示せず）からの信
号を受けてスイッチ接点を閉じ、この半押しスイッチ１
７のスイッチ信号を受けた制御回路１６はカメラのメイ
ン電源を投入し、磁気シート１３の回転駆動及び後の説
明で明らかにする一連の撮影動作の制御シーケンスを開
始させる。また、制御回路１６にはレリーズスイッチ１
８が接続され一１制御回路１６はレリーズスイッチ１８
が閉じたときのスイッチ信号に基づいて一連のシャッタ
シーケンスを開始し、ｍ像素子７からの静止画像信号を
磁気シートの未記録トラックに記録させる。また、レリ
ーズスイッチ１日に対しては制御回路１６よりレリーズ
ロック信号２０が与えられており、半押しスイッチ１７
のスイッチ信号で磁気シート１３の未記録トラックを検
索するまでレリーズスイッチ１８にレリーズロックを１
卦けるようにしている。

次に、第１図のｆｌｉｌｊ　ａｎ回路１６による本発明
の一連の制御シーケンスを第２図のタイムチャートを参
照して説明する。

今、途中まで日影した磁気シート１３をカメラに装填し
、このとき、磁気シート１３を収納した磁気カセットケ
ースのカウンタダイヤルの指示値がＮ−１を示していた
として、これは本来ならばＮ番目のトラックから撮影を
開始すれば二重記録が防止されることを表わしているが
、ここでは、このＮ番目のトラックには既に静止画像が
記録されていたとする。

このような磁気シート１３のカメラに対する装填状態で
撮影のため第３図の時刻【１でシャッタ仰を軽く押した
とすると、まず半押しスイッチ１７がオンし、半押しス
イッチ１７のスイッチ信号で制御回路１６がカメラのメ
イン電源を投入し、磁気シート１３の駆動モータが回転
を始め、時刻ｔ３で磁気シート１３は規定の回転数に達
するようになる。一方、記録・再生切換スイッチ１１は
比彰時の記録タイミング以外のときは切換接点１１ｂ側
に閉じており、磁気ヘッド１２を再生アンプ１４に入力
接続している。また、時刻ｔ１において磁気シート１３
が回転を始めると同時にＮ番目のトラックからの再生Ｒ
Ｆ信号のレベルが徐々に大きくなり、時刻ｔ２において
判別回路１５によりＲＦ倍信号有ると判別され、Ｎ番目
のトラックが既に記録状態にあることが判別される。こ
の判別回路１５による記録状態の判別出力は１−制御回
路１６に与えられ、制御回路１６はヘッド駆動回路（図
示せず）にヘッド移動パルスを出力し、磁気ヘッド１２
は直ちに次のＮ＋１番目のトラックへ移動を開始する。

この間、シャツタ釦を更に押し込もうとしても、制御回
路１６は未記録トラックの検索が行なわれていないこと
から、レリーズスイッチ１８にレリーズロックを掛けて
おり、このためシャッタ動作は開始されない。次に時刻
ｔ４でＮ＋１番目のトラックへ磁気ヘッド１２の移動が
完了したとすると、同時にＮ＋１番目のトラックの記録
状態が磁気ヘッド１２で検出され、このとき、Ｎ＋１番
目のトラックが未記録状態にあったとすると、磁気ヘッ
ド１２からの再生ＲＦ信号は得られず、判別回路１５に
よってＮ＋１番目のトラックが未記録状態にあることが
判別される。

この判別回路１５の判別出力を受けて制御回路１６はレ
リーズスイッチ１８のレリーズロックを解除し、この結
果、レリーズスイッチ１８がオンする。

レリーズスイッチ１８がオンしたことによるスイッチ信
号を受けた制御回路１６は、撮影動作に必要な絞り、ミ
ラー、シャッタ等への制御信号を出力し、露光された蹟
像素子７からの静止画像信号が前処理回路８．信号処理
回路９及び記録アンプ１０を介して出力され、更に制御
回路１６は時刻ｔ５〜ｔ６のタイミングで記録再生切換
スイッチ１１を切換接点１１ａ側に切換え、その結果、
記録ＲＦ倍信号００が磁気ヘッド１２に供給され。

て磁気シート１３のＮ＋１番目のトラック上に記録され
る。

このような静止画像信号の記録が時刻ｔ６で終了すると
、記録再生切換スイッチ１１は再び切換接点１１ｂ側に
戻り、磁気ヘッド１２からは静止画像が記録されたＮ＋
１番目の記録画像を検出し゛て再生ＲＦ信＠１０１を再
生アンプ１４に供給し、判別回路１５に記録終了後の再
生ＲＦ信号が与えられる。そして、この判別回路１５は
直ちに再生ＲＦ信号の有無あるいはドロップアウト等を
検出し、その結果、制御回路１６により記録の良否に応
じて警報ランプ等を点灯させる。

一方、時刻ｔ６で日影した静止画像信号の記録が完了し
、再生ＲＦ信号１０１が判別回路１５によって検出され
、正常に記録が成されたことが確認され、更に連写をす
る以外の場合であったなら直ちにモータは定速回転を止
め、【７で回転を停止づる。一方、ｔ６〜ｔ７の間で、
制御回路１６による制御シーケンスに基づいて、絞り、
ミラー。

シャッタ等が制御回路１６からの制御信号が解除され、
時刻ｔ８でレリーズスイッチ１８がオフとなり、引き続
いて半押しスイッチ１７もオフし、一連の撮影シーケン
スを終了する。このように、再生ＲＦ信号１０１につい
てはある程度の大きさが磁気ヘッド１２から１ｑられれ
ば充分であり、それには磁気シート１３は定速回転して
いる必要はなく、磁気シート１３の回転開始直接の時刻
ｔ２でトラックの記録状態を確認することができるので
、モータの立ち上り期間中であるにもかかわらず、もし
記録済みトラック上にヘッドがあったなら直ちにヘッド
を移動させ、未記録トラックにヘッドが到達すると同時
に撮影シーケンスに移行することができる。勿論、ヘッ
ドが始めから未記録トラック上にあったならばヘッドは
移動する必要がないので、磁気シート１３が定速回転に
達する以前の記録確認により速やかに撮影シーケンスに
移行することができるので、シャツタ釦を押してからの
一連の処理時間が短縮される。また、記録終了後の記録
確認についても前述と同様の事情であるので、節電のた
め記録終了と同時にモータをオフしたとしてもモータの
減速中（１Ｇ気デイスクの回転数が規定回転数以下の期
間）のＲＦ倍信号再生され検出されるので、もしＲＦ倍
信号検出されなかった場合には直ちに記録の失敗を過彰
晋に知らせるよう構成することができるのは勿論である
。それにより撤彰者はもう一度シャッタ釦を押し、再び
同一の場面を暗影することができ、貞重な場面の撮影失
敗等を防止することができる。

また、上記の実施例に使用した磁気ヘッド１２は記録時
の効率を考慮して製作したギャップ長を大きめにもつ記
録専用にしか用いられない磁気ヘッドであるが、記録状
態の確認に用いる再生ＲＦ信号の周波数特性として高い
ものが要求されないため、記録専用の磁気ヘッドであっ
ても確実に記録状態の確認ができる。勿論、周波数特性
がよい記録再生兼用磁気ヘッドを使用してｍ影前にトラ
ックの記録状態を確認するようにしてもよいことは当然
である。

（発明の効果） 以上説明してきたように本発明によれば、ｆｉｌ影動作
開始前の磁気シートが規定回転数に達する前のタイミン
グでトラックの記録状態を判別し、記録状態におるとき
には未記録トラックを検索して囮影肋作を開始させるこ
とから、撮影途中の磁気シートをカメラに装填した場合
には磁気シートのカセットケースに８鎗けたカウンタダ
イヤルの如何に係わらず虫ね記録を確実に防止すること
ができる。更に、撮影終了時に電源をオフしてモーフが
減速中に記録状態の確認が行なわれる如く構成すればｍ
影不良の場合には直ちに撮り直しが可能となり、数少な
いシャッタチャンスを捕えて確実に静止画像を記録する
ことができる。

更に、途中まで撮影した磁気カセットテープを使用する
ときのカウンタダイヤルや再生機等による記録状態の確
認操作が不要となるため、戯彰時の取扱いが極めて簡単
となり、しかも途中まで使用した磁気カセットケースが
何枚もあるような場合や、あるいは途中のトラックが選
択的に消去しである磁気カセットケースを使用するとき
にも二重記録を気にすることなく気軽に磁気カセットケ
ースを交換して撮影を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示した回路ブロック図、第
２図は第１図の実施例による制御シーケンスを示したタ
イムチャート、第３図は磁気シートを収納した磁気カセ
ットケースの説明図である。 １：磁気カセットケース ２：カウンタダイヤル ３：阻影レンズ ４：絞り ５：ミラー ６：シャッタ ７：搬像素子 ８：前処理回路 ９：記録信号処理回路 １０：記録アンプ １１：記録・再生切換スイッチ １２：磁気ヘッド １３：磁気シート １４：再生アンプ １５：判別回路 １６二制御回路 １７：半押しスイッチ １８ニレリーズスイツチ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気ディスクの回転数が規定回転数以下の期間に磁気ヘ
   ッドを用いてトラックを再生し、再生ＲＦ信号の有無を
   検出することを特徴とする電子スチルカメラの記録確認
   装置。