JPH05323443A - カメラ及びカメラの磁気記録再生回路 - Google Patents

カメラ及びカメラの磁気記録再生回路

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JPH05323443A
JPH05323443A JP15308092A JP15308092A JPH05323443A JP H05323443 A JPH05323443 A JP H05323443A JP 15308092 A JP15308092 A JP 15308092A JP 15308092 A JP15308092 A JP 15308092A JP H05323443 A JPH05323443 A JP H05323443A
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film
circuit
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JP15308092A
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Inventor
Kazuhiro Izukawa
和弘 伊豆川
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 読出し書込み可能なカメラに於て、フィルム
のパーフォレーション検出センサ1つだけで正確に磁気
情報の書込み位置を決めることができるようにするこ
と。 【構成】 磁気情報書込み時には給送速度に応じた書込
み周波数を決定する必要がある為、給送開始後に磁気情
報を読出し、その情報の周期と情報数に基づいて、給送
速度と位置を検出し、書込み周波数と書込み開始タイミ
ングを決定する。又、書込み停止と給送停止はパーフォ
レーション信号により行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1画面に1個以上のパ
ーフォレーションを有するフィルムの、予め情報が記録
された磁気記憶部へ情報の重ね書きを行う磁気ヘッドを
備えた磁気記憶部付フィルムを用いるカメラ及びこのカ
メラの磁気記録情報再生回路の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記憶部を有するフィルムを使
用し、この磁気記憶部に年、月、日の日付やシャッタ秒
時、絞り値等の情報を磁気ヘッドにより書込んだり、必
要に応じてこれを読出したり、又当初より書かれている
ISOやフィルム規定駒数等の情報を読出したりするこ
とを可能とするカメラが米国特許第4864332号等
に提案されている。また、この磁気情報の詳細な記録方
法等については、WO90−04204号にて磁気情報
において各情報毎に各々異なるID(IDENTIFI
CATION)を付すること、又、WO90−0422
5号にてデータの後にエンドマークが有ること等の例が
公開されている。
【0003】また、当初より書かれているISOやフィ
ルム規定駒数等の情報に対して、カメラで撮影した後に
シャッタ秒時や絞り値などの撮影情報や日付情報等を重
ね書きするが、この際1駒分全領域(磁気記憶部の)に
書くのではなく、ある限られた範囲に書き、それ以外は
元の情報を残しておくことで、途中まで撮影したフィル
ムを巻戻し、そのフィルムを再度カメラに装填して使用
される場合、カメラはフィルムの情報を読込む時に元の
情報の量(例えばある決められたマーカーの数)をカウ
ントすることで露光済駒か未露光駒かを判別し、未露光
駒をアパーチャ位置にもって来るようにしたカメラが本
願出願人より既に出願(特願平2−297828号)さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様なカメラにおいては、フィルムの停止制御は1つのフ
ォトリフレクタを用いることで行い(該フォトリフレク
タがフィルムのパーフォレーションを検知することで行
い)、また磁気ヘッドでフィルムに情報を書くに当たっ
て、情報の書込み開始と終了のタイミング、さらには書
込み周波数はエンコーダを用いることで決定していた。
このため、以下のような問題点を有していた。 エンコーダはローラとスリット板等の機械的構成部
材とフォントセンサが必要であり、カメラに組み込むに
はスペース的にもコスト的にも難が有った。 ローラとフィルムの圧接によりフィルムの移動を該
ローラの回転に変換する方式であるため、ゴミがローラ
とフィルムの間に入ってフィルムに傷が付く等の問題が
あった。
【0005】また、パルスポジション変調信号のクロッ
ク周期をカウントする回路を簡単にすることもカメラを
小型化するために必要なことである。
【0006】本発明の目的は、上記の点に鑑み、情報の
書込み制御及びフィルムの給送停止制御を行うための信
号を発生する手段を小型化、低コスト化でき、且つフィ
ルム面を傷付けるといったことを確実に防止することの
できる磁気記憶部付きフィルムを用いるカメラを提供す
ること、さらに、磁気記録再生回路を簡単にして小型化
したカメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、フィルム上の
磁気記録部に情報の読出し、書込みを行う磁気ヘッド
と、フィルムのパーフォレーションの通過位置に配置さ
れ、フィルムのパーフォレーションを検出するセンサ手
段と、磁気ヘッドでフィルムの磁気記憶部へ情報を重ね
書きする際、磁気ヘッドにより、フィルム上に予め記録
された情報の記録周期及び情報の数に基づいて書込み周
波数及び書込み開始タイミングを決定し、前記センサ手
段よりパーフォレーション信号に基づいて書込み停止タ
イミング及びフィルムの給送停止の制御タイミングを決
定する制御手段とを設けている。
【0008】さらに、パルスポジション変調信号のクロ
ック周期をカウントするカウンタ回路からのキャリー信
号をアップダウンカウンタ回路のイネーブル信号に用い
るものである。
【0009】
【作用】本発明の構成により、フィルム上に書込む情報
の書込み制御及びフィルムの給送停止制御を行う信号の
発生手段を小型化し、低コスト化することができる。
【0010】
【実施例】以下、図1乃至図5を用いて本発明の一実施
例について詳述する。
【0011】図1は本実施例におけるカメラの主要部分
の内部構成を示す斜視図である。
【0012】該図において、1は撮影レンズ、2は撮影
レンズを駆動するレンズアクチュエータ及びレンズ位置
信号を発生するレンズエンコーダ、3はレンズシャッ
タ、4はAEのための測光センサ、5は該測光センサ4
の受光角を決めるレンズ、6は後述の測距センサ6a及
びファインダを含むブロック、7は後述のフィルムFの
パーフォレーションP1,P2を検知して該フィルムF
の1駒割出しのための信号や情報の書込み終了のタイミ
ングの信号を発生するフォトリフレクタ、8はスプール
内に配置されたフィルム給送モータ、9は減速及び巻上
げ・巻戻しの切換えを行うギヤ列、10は巻戻しフォー
クである。
【0013】Cはフィルム先端が露出した状態で該フィ
ルムFを収納しているフィルムカートリッジ、Fはベー
ス側に磁気記録部(磁気トラックT)が備わった前出の
フィルム、P1,P2は撮影画面Aに対応した前出のパ
ーフォレーション、HはフィルムF上の磁気トラックT
に情報の書込み、或いはここより情報の読出しを行う磁
気ヘッドである。11はフィルムFを磁気ヘッドHに押
付けるパッドで、中央部にフィルムFと磁気ヘッドのヘ
ッドギャップの密着性を高めるための凹部を持つ。12
はフィルム給送時のみ前記パッド11をフィルムFを挟
んで磁気ヘッドHに対して所定圧力で押付けるパッド進
退制御機構、16はレリーズボタン、17は測光、測距
の起動を行うスイッチ(SW1)、18はシャッタの開
放、フィルム給送のシーケンスをスタートするスイッチ
(SW2)である。
【0014】図2は上記カメラの主要部分の回路ブロッ
ク図である。
【0015】該図において、19はカメラの各種動作を
制御する制御回路、20は公知の時計回路、21は撮影
時の絞り値やシャッタ秒時等の撮影情報などを記録する
RAM、23は図5に示す読出し書込み回路、22はフ
ィルム給送モータ8を駆動するモータドライバである。
【0016】図3は、前記フィルムFとフォトリフレク
タ17と磁気ヘッドHとの関係について示す図であり、
フィルムFを撮影レンズ1の逆側から見た図である。
【0017】図3において、Aaは既に撮影がなされて
いる撮影画面、Abはアパーチャ位置にあり、これから
撮影がなされる撮影画面、Acは撮影画面Abに次いで
撮影される撮影画面である。Tは既に述べた様にフィル
ムFに備わっている磁気記録部であり、ここには予めフ
ィルム感度やフィルム種類等のフィルムに関係する情報
が繰り返し予め書き込まれている。Saは撮影済画面A
aが巻上げられた際に磁気ヘッドHによりシャッタ秒時
等撮影情報や撮影年月日などが重ね書きされた領域であ
り、Sbはこれから磁気ヘッドHにより重ね書きされる
領域である。XはフィルムFの巻上げ方向を示す矢印で
ある。
【0018】図4はフィルム給送速度と時間の関係を示
した図であり、図3の各距離Liに対応付けて示してい
る。詳細は動作説明時に行う。
【0019】図5は23の書込み読出し回路の詳細を示
す図で、24は差動アンプ(例えばアナログデバイセズ
社製AD524)、25aはスイッチトキャパシタフィ
ルタ(例えばリニアテクノロジー社製LTC1064−
3)、25bは乗算型D/Aコンバータ(例えばナショ
ナルセミコンダクター社製DAC0830)、27a,
27bはコンパレータ(例えばTI社製LM290
3)、28a,28bは基準電圧、26は書込み用定電
流回路、29はロジック回路である。
【0020】ここで、磁気ヘッドHから磁気再生信号は
差動アンプ24により増幅され、スイッチトキャパシタ
フィルタ25aを通過することにより帯域制限され、信
号対雑音比を改善する。
【0021】次に、乗算型D/Aコンバータ25bを通
過することにより、フィルムFの給送速度に係らず一定
の振幅になる。
【0022】次にコンパレータ27aと27bに入力さ
れ、コンパレータ27aでは信号電圧が基準電圧28a
の電圧値よりも低いと1を出力し、高いときは0を出力
する。又、コンパレータ27bでは信号電圧が基準電圧
28bの電圧値よりも高いときは1を出力し、低いと0
を出力する。
【0023】図6、図7は、図5のロジック回路29の
詳細を示す図で、30,31,32,33,76,77
は入力端子、34,35,38,39,46,66はD
フリップフロップ、36,40,43,47,55,6
0,61,62,78,79はノット回路、37,4
8,80,82はナンド回路、41,42,44,6
3,64,81,83はアンド回路、45,65はオア
回路、49,50,67,68,69,70,71,7
2,73,74,75,84,85,86,87は出力
端子、51,52,53,54,58,59は4ビット
カウンタ(例えばTI社製SN74163)、56,5
7は4ビットラッチ(例えばTI社製SN74379)
である。
【0024】本実施例は、図9に示すパルスポジション
(PPM)信号の位置的周期一定のクロック信号周期を
図7の4ビットカウンタ51,52,53,54による
14ビットカウンタにより測定し、そのPPM信号のク
ロック信号周期に応じた、フィルタクロック信号を出力
し、パルスポジション信号に適応した周波数帯域にスイ
ッチトキャパシタフィルタ25aを制御し、同時に乗算
型D/Aコンバータ25bよりパスポジション信号の振
幅が一定になる様に制御する。
【0025】さらに、パルスポジション信号のクロック
信号周期を制御回路19に伝える。そして、制御回路1
9は書込み周波数と書込み開始時期を決定し、書込み動
作を行う。
【0026】そして、制御回路19は、フォトリフレク
タ7からのパーフォレーションP2の検出信号により書
込み動作を停止し、フィルムFの給送速度を下げ、パー
フォレーションP1の検出信号によりフィルムFの給送
を停める。
【0027】以下で各図についてのさらに詳細な説明を
行う。
【0028】図5では、磁気ヘッドHの出力信号は差動
アンプ24により増幅されスイッチトキャパシタフィル
タ25aに入力される。スイッチトキャパシタフィルタ
25aはそのフィルタクロックをPPM信号のクロック
周期に応じて、ロジック回路29により供給される。ス
イッチトキャパシタフィルタ25aの出力は乗算型D/
Aコンバータ25bに入力される。
【0029】ロジック回路29は、フィルタコントロー
ルラッチ信号により乗算型D/Aコンバータ25bの出
力を制御し、PPM信号のクロック信号周期に応じて、
PPM信号の振幅が一定となる様に乗算型D/Aコンバ
ータ25bの出力振幅制御する。乗算型D/Aコンバー
タ25bの出力は2つのコンパレータ27a、27bに
入力される。コンパレータ27aはPPM信号が基準電
圧28aの電圧値より下がると1を出力し、上がると0
を出力する。
【0030】コンパレータ27bはPPM信号が基準電
圧28bの電圧値より上がると1を出力し、下がると0
を出力する。
【0031】ロジック回路29は、コンパレータ27b
の出力を入力端子30に入力し、コンパレータ27aの
出力を入力端子33に入力する。また、不図示の発振回
路の出力をシステムクロックとして入力端子31に入力
し、図9でも明らかな様に入力端子30と33とに同時
に入力信号が印加されることは無い。
【0032】図6に於いて、コンパレータ27bからの
出力が0から1すなわち入力端子30が0から1となる
と出力端子50にはその2システムクロック後に1が出
力される。
【0033】また、入力端子33が0から1となると出
力端子50にはその2システムクロック後に0が出力さ
れる。同時に出力端子49には1システムクロックの間
0が出力される。これがPPM信号の毎クロックに於い
て出力される信号−DNDPPM信号である。
【0034】4ビットカウンタ51,52,53,54
からなる14ビットカウンタは−DNDPPM信号が0
となると、入力データをロードする。ここで入力データ
は16進数表記でC000Hとなっている。システムク
ロックを8MHzとすると4ビットカウンタ51のキャ
リー出力が1となるのはカウントアップしはじめてから
2.048ms後である。
【0035】4ビットラッチ56,57からなる6ビッ
トラッチフィルタコントロールラッチは−DNDPPM
信号が0になると14ビットカウンタの上位6ビットを
ラッチする。
【0036】出力端子68,69,70,72,73に
はPPM信号のクロック周期で14ビットカウンタの上
位6ビットが出力される。すなわち、PPM信号のクロ
ック周期を6ビットでカウントしているのと同じであ
る。
【0037】出力端子68,69,70,71,72,
73は乗算型D/Aコンバータ25bに出力され、PP
M信号のクロック周期に応じて、乗算型D/Aコンバー
タ25bの増幅度を変える。
【0038】4ビットカウンタ58,59とよりなる6
ビットカウンタはカウントアップしてキャリー信号を出
力するごとに6ビットラッチの負出力をロードする。よ
って、PPM信号のクロック周期に応じてキャリー信号
を出力する周期が変わる。
【0039】Dフリップフロップ66では、4ビットカ
ウンタ58のキャリー信号が1となる毎に出力を反転す
る。その出力をスイッチトキャパシタフィルタ25aに
フィルタクロックとして出力する。
【0040】本実施例では、PPM信号のクロック周期
/フィルタクロック周期=128となっている。
【0041】これらのカウンタとラッチの関係を図8に
示す。
【0042】PPMクロックカウンタがCF00Hの時
に−DNDPPM信号が0となると、フィルタ・コント
ロール・ラッチにはCFHがラッチされる。その数シス
テムクロック後、フィルタクロックカウンタがキャリー
信号を1とし、フィルタ・コントロール・ラッチの負出
力をロードするとF0Hをロードし、カウントアップを
続ける。この後は、キャリー信号が1となる毎に、F0
Hをロードする。
【0043】次に、PPMクロックカウンタがCE00
Hの時に、−DNDPPM信号が0となるとPPMクロ
ックラッチにはCEHがラッチされる。よって、その後
はフィルタクロックカウンタはキャリー信号が1となる
毎にF1Hをロードする。
【0044】図11には、スイッチトキャパシタフィル
タ25aの出力電圧とPPM信号のクロック周期との関
係を示す。
【0045】磁気ヘッドHからの信号振幅は、フィルム
給送速度に比例する。また、雑音電圧は、スイッチトキ
ャパシタフィルタ25aのフィルタクロックがロジック
回路29により変化するので、雑音電圧もクロック周期
に比例する。
【0046】ここで、乗算型D/Aコンバータ25bの
出力レベルがFFHのときとC0Hのときで一定となる
様に設定すると、乗算型D/Aコンバータ25bの出力
振幅は図11に示すようにPPM信号のクロック周期に
よらず一定となる。よってコンパレータ27a,27b
の基準電圧を一定としてもPPM信号のクロック周期に
よらず正確に磁気データ情報を再生できる。
【0047】次に、図12に示すフローチャートを用い
て上記制御回路19の動作について説明する。
【0048】まず、フィルムカートリッジCがカメラに
装填されて背蓋が閉じられ、図示せぬ背蓋スイッチがO
Nしたか否かを判別する(ステップ201:以下S20
1と略す)。そして、背蓋スイッチがONしたことを判
別することによりS202へ進む。そして、モータドラ
イバ22を介してフィルム給送モータ8を駆動し、フィ
ルムFの巻上げ(オートローディング)を開始する(S
202)。フィルム巻上げの途中において、フィルムF
の磁気記録部Tに予め書き込まれているフィルム感度、
規定駒数、フィルム種類等のフィルムに関する情報を磁
気ヘッドHにより読出す(S203)。この読み出され
た情報は、前述の様に読出し書込み回路23により、デ
ジタル信号に変換され、RAM21へ記録されることに
なる。
【0049】フィルムの巻上げに従って、フォトリフレ
クタ7の出力より給送駒数をカウントし、1駒目が所定
の位置に(アパーチャ位置)に達したか否かを判別し
(S204)、達したと判別することによりS205へ
進む。そして、前記フィルム給送モータ8の駆動を停止
してフィルム巻上げを止める(S205)。
【0050】次に、スイッチSW1がONか否かを判別
し(S206)、ONであると判別することによりS2
07へ進む。そして、測光センサ4及び測距センサ6a
を駆動して測光及び測距(被写体距離)情報を得る(S
207)。さらに、スイッチSW2がONされたか否か
を判別し(S208)、ONであることを判別すること
によりS209へ進み、公知の露光動作を行う(S20
9)。
【0051】つまり、制御回路19はレンズアクチュエ
ータ2aを介してレンズエンコーダ2bからレンズ位置
信号を入力し、前記S209において得られた被写体距
離データに対応する位置まで撮影レンズ1が来ることに
よりレンズアクチュエータ2aへ停止指令を行い、撮影
レンズ1の駆動、すなわちフォーカス動作を停止させ
る。また、これとほぼ同時に、前記S209において測
光センサ4の出力によって定まった時間、シャッタ3の
開閉動作を行う。この時のシャッタ秒時や絞り値はRA
M21内に記憶される。
【0052】なお、ここでは、撮影第1駒目の撮影画面
(Aa)への撮影が行われるが、以後の説明の便宜上、
図3の撮影画面Abへの撮影が行われるものとする。
【0053】その後、モータドライバ22を介してフィ
ルム給送モータ8を駆動し、撮影画面Abの巻上げ(1
駒巻上げ)を開始する。これにより、フィルムFは矢印
X方向へ給送される(S210)。
【0054】フィルムFの給送中にフィルムFの磁気記
録部Tに予め書き込まれている情報を磁気ヘッドHによ
り読み取る。この磁気記録部T上の情報1ビット毎に発
生する−DNDPPM信号の数をカウントし、予め決め
られた数であるPPMN以下か比較する(S211)。
これは、フィルムFの給送速度が一定にならなくても、
PPMNで決められた位置からは書込み動作を行うため
である。
【0055】次に、磁気記録部T上の情報1ビットごと
に発生する−DNDPPM信号毎にフィルタコントロー
ルラッチRFC信号を記憶し、前回のフィルタコントロ
ールラッチRFCと比較する(S212)。これによ
り、フィルムFの給送速度が一定になったことを検出す
る(図4のαとβ領域参照)。
【0056】フィルム給送速度が一定になった後、フィ
ルタコントロールラッチRFC信号より、計算またはテ
ーブルにより、磁気ヘッドHによる情報の書込み周波数
を決定する(S213)。これは、フィルム給送速度が
遅い場合は書込み周波数を低くし、フィルム給送速度が
速い場合は書込み周波数を高くし、単位距離当たりの書
込みビット数を一定とするためである。
【0057】Read/−Write信号を0とし磁気
ヘッドHを駆動して、書込用定電流回路26を介してシ
ャッタ秒時や絞り値等の各種データの書込み(領域Sb
への)を開始する(S214)。
【0058】次に、撮影画面Abに対応して設けられて
いるパーフォレーションP2がフォトリフレクタ7の位
置を通過したか否かを判別し(S215)、通過してい
ない間はS214に戻って情報の書込みを継続する。そ
の後、パーフォレーションP2がフォトリフレクタ(P
R)7の位置を通過すると、S216へ進む。そして、
直ちに磁気ヘッドHの駆動を停止して、情報の書込みを
止める(S216)。これにより、情報は領域Sb内に
性格に書き込まれたことになり、(他の撮影画面にずれ
込む事無く)、元の情報は該領域Sb以外の部分に残っ
ているので、一旦該フィルムカートリッジCがカメラよ
り抜き取られ、再度装填されて使用される際の撮影済駒
か未撮影駒かの判別が可能となる。
【0059】また、これと同時にモータドライバ22を
介してフィルム給送モータ8への通電状態を変える。つ
まり、デューティを変えたり、電圧を下げたりしてフィ
ルム給送速度を遅くして停止に備える(図4のγ領
域)。
【0060】次に、撮影画面Acに対応して設けられて
いるパーフォレーションP1がフォトリフレクタ7の位
置を通過したか否かを判別し(S217)、フォトリフ
レクタ7を通過することによりS218へ進む。そし
て、モータドライバ22を介してフィルム給送モータ8
の駆動を停止し、フィルムFの巻上げを停止する(S2
18)。この際、フィルム給送停止は一瞬にしてはなさ
れず、図4のδ領域に示す様に多少フィルムFは送られ
ることになる。この距離がL1である。これにより、ア
パーチャ位置に撮影画面Acが来ることになる。
【0061】次に、フィルムFに未撮影画面が有るか否
か(残り駒が有るか否か)の判別を、すでにS203に
て読出した規定駒数にて行い、有れば次の撮影に備える
ためにS206へ進む。また、フィルムFに残り駒が無
いと判別した場合はS220へ進む。そして、モータド
ライバ2を介してフィルム給送モータ8を駆動し、フィ
ルムFの巻戻しを行う。
【0062】以上により、一連の動作が終了する。
【0063】なお、上記では説明しなかったが、パッド
11はフィルムFの移動中のみパッド進退制御機構12
により磁気ヘッドHに押圧され、磁気情報の読出し、書
込みが確実なものとするように構成されている。
【0064】本実施例によれば、磁気ヘッドHからの出
力信号を用いて、磁気ヘッドHによる情報の書込み周波
数を決定すると共に、情報の書込みの開始タイミングを
決定し、フォトリフレクタ7の出力信号を用いて、情報
の書込み停止タイミングを決定すると共に、フィルムF
の1駒給送の停止制御を行うようにしているため、エン
コーダ等の機械的部材ををなくすことができ、スペース
的にもコスト的にも有利となる。また、このことから、
ゴミ等によりフィルムFを傷付けるといったことも無く
なる。
【0065】図13は本発明の第2の実施例におけるロ
ジック回路の詳細を示す図で、図7に対応する。
【0066】4ビットカウンタ51,52,53,54
により、16ビットのPPMクロックカウンタを構成し
ている。よって図7に比較して、2ビット分(4倍)長
くPPM信号のクロック周期をカウントできる。
【0067】また、4ビットカウンタ74を設け、2ビ
ットカウントすることにより、−DNDPPM信号が4
回0になると、−4DNPPM信号を1回0にする。よ
って16ビットのPPMクロックカウンタはPPM信号
のクロック4回分の周期をカウントし、PPMクロック
ラッチもPPM信号のクロック4回分の周期を6ビット
としてラッチする。
【0068】以上の構成により、第1の実施例と比較し
て、PPM信号の4回分の平均周期によりフィルタクロ
ック周期を発生することができる。例えば、フィルム給
送のジッタが大きい時にも安定してフィルタコントロー
ルラッチRFC信号を発生できる。
【0069】図14は図13の実施例の動作を説明する
ためのフローチャートで、図12のフローチャートに比
較して「S212」が「S221」に変更してある。す
なわち、磁気記録部T上の情報1ビット毎に発生する−
DNDPPM信号毎にフィルタコントロールラッチRF
C信号を記憶し、前回と前々回のフィルタコントロール
ラッチRFC信号と比較する。これにより、フィルムF
の給送速度が一定になったことを検出する(図4のαと
β領域参照)。
【0070】本例は「S212」に比較して、フィルタ
コントロールラッチRFC信号を前回と前々回の分と比
較するため、フィルムFの給送時の速度ムラ(ジッタ)
が大きい時でも、給送速度が一定になったことを確実に
検出できる。
【0071】図15,16,17は本発明の第3の実施
例を示す図で、図15,16は図7に相当し、「S21
1」と「S212」で行っていた検出をハードウェアに
した。
【0072】図15において、76,77は4ビットコ
ンパレータ、78はオア回路、79は出力端子である。
図16において80,81は4ビットカウンタ、82は
ノット回路、83は出力端子である。
【0073】上記の構成において、4ビットコンパレー
タ76と77は、前回と今回のフィルタコントロールラ
ッチRFC信号を比較し、等しいかそれ以上の時は出力
信号TCMPを1とする。
【0074】制御回路19は、DNDPPM信号に同期
してTCMP信号を検出する。
【0075】また、4ビットカウンタ80と81により
−DNDPPMが32回発生したことをTCNT信号に
より制御回路19に伝える。よって、フィルムF給送
後、情報32ビット後から書込み動作を行うことができ
る。
【0076】図17は、図15,16の動作を説明する
フローチャートを示し、図12に相当する。図12との
違いは「S211」と「S212」が各々「S222」
と「S223」に変更された点である。
【0077】「S222」はTCNT信号を−DNDP
PM信号に同期して検出し、1のときは「S213」
へ、0のときは「S223」へ進む。これにより、フィ
ルムFの給送開始後フィルムF上に記録された情報32
ビット後には書込み動作を開始する。
【0078】「S223」は、TCMP信号を−DND
PPM信号に同期して検出し、1のときは「S213」
へ、0のときは「S222」へ進む。これにより、フィ
ルタコントロールラッチRFC信号が等しいか増した
(フィルム給送速度が等しいか遅くなった)かを検出で
きる。
【0079】図19乃至図23はフィルムの磁気記録部
に記録された情報を再生する回路の第4の実施例を示し
た図である。
【0080】図19は従来のカメラの電気回路ブロック
図である。
【0081】図19において、1001は磁気ヘッド、
1002は磁気データ再生回路、1003はマイクロコ
ンピュータ、1004はスイッチ、1005は測光(A
E)、測距(AF)、シャッタ駆動(SH)を行う制御
回路、1006は電池、1007はフィルム給送用モー
タ駆動回路、1008はフィルム給送用モータ、100
9はフィルムパーフォレーション検出用フォトリフレク
タ、1026は磁気データ再生回路である。
【0082】図20は図19の磁気データ再生回路10
26の詳細を示す図で、1011は差動アンプ(例えば
アナログデバイセズ社製AD524)、1012はスイ
ッチトキャパシタフィルタ(例えばリニアテクノロジー
社製LTC1064−3)、1013,1014は基準
電圧、1015,1016は電圧比較回路(例えばTI
社製LM2903)、1018は発振回路、1027は
乗算回路(例えばアナログデバイセズ社製AD53
4)、1028はD/Aコンバータ、1029はロジッ
ク回路である。
【0083】図21乃至図23は図20のロジック回路
1029の詳細を示す図で30,31,32,33は入
力端子、34,35,38,39,46,66,99,
105はDフリップフロップ、36,40,43,4
7,55,60,61,62,76,78,80,8
3,85,97,103はノット回路、37,48はナ
ンド回路、41,42,44,63,64,77,7
9,81,82,84,95,96,101,102は
アンド回路、45,65,86,98,104はオア回
路、49,50,67,68,69,70,71,7
2,73は出力端子、51,52,53,54,58,
59,87,88,89,90は4ビットカウンタ(例
えばTI社製SN74163)、56,57は4ビット
ラッチ(例えばTI社製SN74379)91,92,
93,94は4ビットコンパレータ(例えばTI社製S
N7485)、100,106は出力端子である。
【0084】本実施例は、図9に示すパルスポジション
信号(PPM信号)の周期一定のクロック信号周期を図
22の4ビットカウンタ51,52,53,54による
14ビットカウンタにより測り、そのPPM信号のクロ
ック信号周期に応じたフィルタクロック信号を出力し、
パルスポジション信号に適応した周波数帯域にスイッチ
トキャパシタフィルタ1012を制御し、同時にD/A
コンバータ1028と乗算回路1027とによりPPM
信号の振幅が一定になる様に制御する。
【0085】以下で各図についての説明を行う。
【0086】図20では、磁気ヘッド1001の出力信
号は差動アンプ1011により増幅されスイッチトキャ
パシタフィルタ1012に入力される。
【0087】スイッチトキャパシタフィルタ1012は
そのフィルタクロックをPPM信号のクロック信号周期
に応じてロジック回路1029により供給される。
【0088】スイッチトキャパシタフィルタ1012の
出力は乗算回路1027に入力される。また、乗算回路
1027の他の入力は、D/Aコンバータ1028から
の出力により供給されている。よって、ロジック回路1
029からのPPMクロッククラッチ信号によりD/A
コンバータ1028の出力を制御し、PPM信号のクロ
ック信号周期に応じて、PPM信号の振幅が一定となる
様に乗算回路1027の出力振幅を制御する。
【0089】乗算回路1027の出力は2つの電圧比較
回路1015,1016に入力される。電圧比較回路1
015は、PPM信号が基準電圧1013の電圧値より
下がると1を出力し、上がると0を出力する。電圧比較
回路1016はPPM信号が基準電圧14の電圧値より
上がると1を出力し、下がると0を出力する。
【0090】ロジック回路1029は、電圧比較回路1
016の出力を入力端子1030に入力し、電圧比較回
路1015の出力を入力端子1033に入力する。ま
た、発振回路1018の出力を入力端子1031に入力
し、図9でも明らかな様に入力端子1030と1033
とに同時に入力信号が印加されることは無い。
【0091】図21において、電圧比較回路1016か
らの出力が0から1すなわち入力端子30が0から1に
なると出力端子50にはその2システムクロック後に1
が出力される。
【0092】また、入力端子33が0から1となると出
力端子50にはその2システムクロック後に0が出力さ
れる。同時に出力端子49には1システムクロックの間
0が出力される。これがPPM信号の毎クロックにおい
て出力される信号−DNDPPM信号である。
【0093】また、アンド回路77の出力UPDPPM
には、PPM信号の立上がり時、すなわちPPM信号に
おけるデータ信号が発生した時に、1システムクロック
の間1が生じる。また、ノット回路78の出力−UPD
PPMには、同時に0が生じる。
【0094】次に、図22及び図23において、4ビッ
トカウンタ51,52,53,54から成る14ビット
カウンタは−DNDPPM信号が0となると、入力デー
タをロードする。ここで入力データは16進数表記でC
000Hとなっている。ここで、発振回路18の発振周
波数を8MHzとすると、4ビットカウンタ51のキャ
リー出力が1となるのはカウントアップしはじめてから
2.048ms後である。
【0095】4ビットラッチ56,57から成る6ビッ
トラッチは、−DNDPPM信号が0になると14ビッ
トカウンタの上位6ビットをラッチする。
【0096】出力端子68,69,70,71,72,
73には、PPM信号のクロック周期で14ビットカウ
ンタの上位6ビットが出力される。すなわち、PPM信
号のクロック周期を6ビットでカウントしているのと同
じである。
【0097】出力端子68,69,70,71,72,
73はD/Aコンバータ28に出力され、PPM信号の
クロック周期に応じて乗算回路27の増幅度を変える。
【0098】4ビットカウンタ58,59とにより成る
6ビットカウンタはカウントアップして、キャリー信号
を出力するごとに6ビットラッチの負出力をロードす
る。よって、PPM信号のクロック周期に応じてキャリ
ー信号を出力する周期が変わる。
【0099】Dフリップフロップ66では、4ビットカ
ウンタ58のキャリー信号が1となる毎に出力を反転す
る。その出力をスイッチトキャパシタフィルタ12にフ
ィルタクロックとして出力する。
【0100】本実施例ではPPM信号のクロック周期/
フィルタクロック周期=128となっている。
【0101】これらのカウンタとラッチの関係は前述の
図8に示すとおりであるので説明は省略する。
【0102】また、4ビットカウンタ51〜54は14
ビットカウンタを構成し、PPM信号の立下がりで0を
発生する(すなわちPPM信号のクロック信号で発生す
る)−DNDPPMによりクリアされる。その後、カウ
ントアップしていく。よってこの14ビットカウンタは
PPM信号の周期をカウントする。
【0103】次に4ビットカウンタ87〜90は、13
ビットカウンタを構成し、PPM信号の立上がりで0を
発生する(すなわちPPM信号のデータ信号で発生す
る)−UPDPPMによりクリアされる。また、PPM
信号が0のとき(ここではDDPPM≒0のとき)この
13ビットカウンタはカウント停止する。そうでないと
き、つまりPPM信号が1のとき(ここではDDPPM
=1のとき)13ビットカウンタはカウントアップす
る。よってこの13ビットカウンタはPPM信号のデー
タ信号〜クロック信号間をカウントする。
【0104】4ビットコンパレータ91〜94は、前述
のカウンタの出力を比較する。ここで、14ビットカウ
ンタの出力は、最下位ビットを削除して比較する。これ
により14ビットカウンタの位は1/2される。
【0105】4ビットコンパレータ91〜94は縦続接
続され、13ビットコンパレータを構成する。その出力
4ビットコンパレータ91の出力AGBOはA入力(こ
こでは14ビットカウンタの出力)がB入力(ここでは
13ビットカウンタの出力)に比較して大きい時は1を
出力する。
【0106】また、アンド回路101,102、ノット
回路103、オア回路104、Dフリップフロップ10
5から成るラッチ回路は11ビットコンパレータの出力
をPPM信号が立下がった時(ここではDNPPM=1
となる1システムクロックの間)にラッチし、出力端子
106に出力する。
【0107】そして、アンド回路95,96、ノット回
路97、オア回路98、Dフリップフロップ回路99か
ら成るラッチ回路は、14ビットカウンタか、13ビッ
トカウンタのどちらかがオーバーフローしたとき、エラ
ー信号を発生する。
【0108】図10には、スイットキャパシタフィルタ
12の出力電圧とPPM信号のクロック周期との関係を
示す。
【0109】磁気ヘッド1からの信号振幅はフィルム給
送速度に比例する。また、雑音電圧はスイットキャパシ
タフィルタ12のフィルタクロックがロジック回路29
により変化するので雑音電圧もクロック周期に比例す
る。
【0110】ここで、D/Aコンバータ28の出力レベ
ルを乗算回路27の出力がFFHのときとC0Hのとき
で一定となる様に設定すると、乗算回路27の出力振幅
は図11に示すようにPPM信号のクロック周期によら
ず一定となる。よって、電圧比較回路の基準電圧を一定
としてもPPM信号のクロック周期によらず正確に磁気
データ情報を再生できる。
【0111】しかしながら、上記実施例では、パルスポ
ジション変調信号のクロック周期をカウントするカウン
タ回路と、クロックデータ間の時間をカウントするカウ
ンタ回路とそれらのカウント値を比較する比較回路とを
設けなければならなく、回路が複雑になる可能性があ
る。
【0112】従って、以下の第5の実施例では、パルス
ポジション変調信号のクロック周期をカウントするカウ
ンタ回路からのキャリー信号をアップダウンカウウンタ
回路のイネーブル信号を用いることにより回路を簡略化
したものである。
【0113】図18は本発明の第5の実施例を説明する
図で、第4の実施例の図22に相当する。
【0114】110,114,115,120,12
2,129,136,138はノット回路、111,1
16,117,123,124,128,130,13
1はアンド回路、112,113は4ビットアップダウ
ンカウンタ回路(例えばTI社製のSN74169)で
ある。また、118,125,132はオア回路、12
1はナンド回路、119,126,133はDフリップ
フロップ回路、127,134は出力端子、135,1
37,139,140は4ビットカウンタ回路(例えば
TI社製のSN74163)である。
【0115】ここで、4ビットアップダウンカウンタ1
12と113はパルスポジション信号の復調を行う。ノ
ット回路110にDDPPM信号が加わり、DDPPM
信号が0のとき4ビットアップダウンカウンタ112と
113はカウントアップし、DDPPM信号が1のとき
4ビットアップダウンカウンタ112と113はカウン
トダウンする。
【0116】また、4ビットアップダウンカウンタ11
2は4ビットカウンタ139のキャリー信号により、イ
ネーブル状態になる。ここで、システムクロックを8M
Hzとすると、4ビットカウンタ139のキャリー信号
は31.25KHzとなる。よって、4ビットアップダ
ウンカウンタ113がキャリー信号を出力するのは、パ
ルスポジション信号がDDPPMの0である期間が8.
192ms続いたときである。このとき、Dフリップフ
ロップ119の出力UPOVF信号は1となる。次に、
DDPPM信号が1である期間が、8.192ms以下
の時は、DDPPM信号をデュードし、2値化した信号
であるDCDDATA信号が1となる。またDDPPM
信号が1である期間が8.192msより長い時はDC
DDATA信号は0となるが、同時にRDERROR信
号が1となり、デコード時のエラーをマイクロコンピュ
ータ3に伝える。
【0117】また、UPOVF信号が1とならない時
は、DDPPM信号が0の期間4ビットアップダウンカ
ウンタ112と113がカウントアップし、DDPPM
信号が1の期間4ビットアップダウンカウンタ112と
113はカウントダウンし、その結果4ビットアップダ
ウンカウンタ113のキャリー信号を検出することによ
り、そのDDPPM信号を正確に2値化信号のDCDD
ATA信号にデコードすることができる。
【0118】4ビットカウンタ135,137,13
9,140はその間、DDPPM信号の立ち下がり(ク
ロック)の間の周期をカウントし、従来例と同様に動作
する。なお、本実施例では、システムクロックを8MH
zとしたため、他の実施例では14ビットのカウンタを
構成していたものを16ビットのカウンタとなってい
る。
【0119】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の構成によ
れば、フィルム上に書込む情報の書込み制御及びフィル
ムの給送停止制御を行うための信号を発生する手段を小
型化、低コスト化できる。つまりカメラの小型化、低コ
スト化を達成することができる。また、このことより、
フィルム面を傷付けるといったことが確実に防止される
ことになる。
【0120】さらに、パルスポジション信号のクロック
期間カウント用のカウンタのキャリー信号により、パル
スポジション信号のデコード用のアップダウンカウンタ
の動作制御することによって、簡単に、パルスポジショ
ン信号のデコード回路を設けることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すカメラの主要部分の内
部構成を示す斜視図である。
【図2】図1のカメラの主要部分の電気ブロック図であ
る。
【図3】本実施例におけるフォトリフレクタとフィルム
(各撮影画面)の関係を示す正面図である。
【図4】本実施例におけるフィルム給送速度と時間の関
係を示す図である。
【図5】図2の書込み読出し回路23の詳細を示す図で
ある。
【図6】図5のロジック回路29の詳細を示す図であ
る。
【図7】図5のロジック回路29の詳細を示す図であ
る。
【図8】図5のロジック回路29の動作を説明する図で
ある。
【図9】パルスポジション信号を説明する図である。
【図10】パルスポジション信号の周波数と振幅の特性
図である。
【図11】パルスポジション信号の周波数と振幅の特性
図である。
【図12】図2の電気回路ブロック図の動作を説明する
フローチャートである。
【図13】本発明の第2の実施例におけるロジック回路
の詳細を示す図である。
【図14】図13の実施例のフローチャートを示す図で
ある。
【図15】本発明の第3の実施例のロジック回路の詳細
を示す図である。
【図16】本発明の第3の実施例のロジック回路の詳細
を示す図である。
【図17】図15,図16の実施例の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図18】本発明の第5の実施例のロジック回路の詳細
を示す図である。
【図19】従来のカメラの電気回路ブロック図である。
【図20】図19の磁気データ再生回路26の詳細を示
す図である。
【図21】図20のロジック回路の詳細を示す図であ
る。
【図22】図20のロジック回路の詳細を示す図であ
る。
【図23】図20のロジック回路の詳細を示す図であ
る。
【符号の説明】
7 フォトリフレクタ 8 フィルム給送モータ 19 制御回路 22 フォトリフレクタ F 磁気記憶部付のフィルム H 磁気ヘッド P1,P2 パーフォレーション 24 差動アンプ 25a スイッチトキャパシタフィルタ 25b 乗算型D/Aコンバータ 27a,27b コンパレータ 28a,28b 基準電圧 26 書込み用定電流回路 29 ロジック回路 30,31,32,33,76,77 入力端子 34,35,38,39,46,66 Dフリップフロ
ップ 36,40,43,47,55,60,61,62,7
8,79 ノット回路 37,48,80,82 ナンド回路 41,42,44,63,64,81,83 アンド回
路 45,65 オア回路 49,50,67,68,69,70,71,72,7
3,74,75,84 ,85,86,87 出力端子 51,52,53,54,58,59 4ビットカウン
タ 56,57 4ビットラッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1画面に1個以上のパーフォレーション
    を有するフィルム上に予め情報が記録された磁気記録部
    に対して、前記情報の読出し、書込みを行う磁気ヘッド
    を備えた磁気記録部付きフィルムを用いるカメラにおい
    て、フィルムのパーフォレーションの通過位置に配置さ
    れたパーフォレーションを検出するセンサ手段と、前記
    磁気ヘッドでフィルムの磁気記録部へ情報を書込む際、
    前記磁気ヘッドにより前記磁気記録部の情報を予め読出
    し、その情報の周期と情報数に基づいて、新たに書込む
    情報の書込み周波数と書込み開始タイミングを決定し、
    かつ、前記センサ手段により、書込み停止タイミングと
    フィルム給送停止タイミングを決定する制御手段とを設
    けたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 磁気ヘッドの出力をろ波するフィルタ回
    路の周波数帯域を、その再生信号の周期に応じ予め設定
    した周波数帯域に制限するフィルタ回路と増幅度を変え
    る増幅回路とを設けたカメラ磁気記録再生回路におい
    て、その再生信号を2値化する回路を、再生信号の周期
    を計数する計数回路に縦続接続された加減算計数回路よ
    り構成したことを特徴とする磁気記録再生回路。
JP15308092A 1991-11-28 1992-05-21 カメラ及びカメラの磁気記録再生回路 Pending JPH05323443A (ja)

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JP15308092A JPH05323443A (ja) 1992-05-21 1992-05-21 カメラ及びカメラの磁気記録再生回路
US07/983,404 US5313236A (en) 1991-11-28 1992-11-30 Demodulation processing circuit with time interval counting feature
US08/150,886 US5416546A (en) 1991-11-28 1993-11-12 Camera including demodulating processing circuit with time interval counting feature

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0696756A3 (en) * 1994-08-08 1996-04-24 Nippon Kogaku Kk Magnetic data recording device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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