JPH11202463A - 写真感光材料の搬送ローラ用クリーニングテープ - Google Patents

写真感光材料の搬送ローラ用クリーニングテープ

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JPH11202463A
JPH11202463A JP10005843A JP584398A JPH11202463A JP H11202463 A JPH11202463 A JP H11202463A JP 10005843 A JP10005843 A JP 10005843A JP 584398 A JP584398 A JP 584398A JP H11202463 A JPH11202463 A JP H11202463A
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adhesive layer
tape
pressure
sensitive adhesive
cleaning
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JP10005843A
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Naomitsu Tanaka
直満 田中
Shinji Narukami
真司 鳴神
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Nitto Denko Corp
Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Noritsu Koki Co Ltd
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Publication date
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
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    • G03D3/08Liquid processing apparatus involving immersion; Washing apparatus involving immersion having progressive mechanical movement of exposed material
    • G03D3/13Liquid processing apparatus involving immersion; Washing apparatus involving immersion having progressive mechanical movement of exposed material for long films or prints in the shape of strips, e.g. fed by roller assembly
    • G03D3/132Liquid processing apparatus involving immersion; Washing apparatus involving immersion having progressive mechanical movement of exposed material for long films or prints in the shape of strips, e.g. fed by roller assembly fed by roller assembly
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    • B08BCLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真処理機の搬送ローラの汚れを効率よくし
かも該搬送ローラへの巻き込みもなく確実にクリーニン
グすることの出来るクリーニングテープを提供する。 【解決手段】 テープ本体の片面で且つ該テープ本体の
長さ方向一端から所定長さ開けた位置に粘着剤層を設け
ると共に、この粘着剤層の表面にポーラススクリーンを
敷設して、テープ本体の長さ方向一端部に、前記粘着剤
層の粘着によるテープ本体の搬送ローラへの巻き込みを
阻止するための巻き込み阻止部を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真処理機におけ
る写真感光材料の搬送ローラをクリーニングするために
用いるクリーニングテープに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に写真処理機には、ネガフィルムや
印画紙の搬送路に沿って、多数の駆動側搬送ローラ及び
これら駆動側搬送ローラに圧接する従動側搬送ローラか
ら成る搬送ローラ対が設けられ、これら搬送ローラ対を
介してネガフィルムや印画紙を搬送路に沿って搬送する
ようにしているが、以上の写真処理機において、搬送ロ
ーラが、その搬送面に塵埃等が付着するなどして汚れる
と、これら搬送ローラが写真感光材料に対して滑って、
写真感光材料の搬送が正確に行えなくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため従来では、写
真処理機の搬送ローラをクリーニングする方法として、
搬送ローラを別途用意したウェスで拭く方法があるが、
機体内に搭載されている搬送ローラをウェスで拭くにし
ても、写真処理機の運転を停止して、機体の作業口から
機体内に搭載されている各搬送ローラを手作業で行わな
ければならず、作業性が悪い。
【0004】また、搬送ローラをクリーニングする方法
として、例えばテープの片面に、不織布等から成る吸液
性層を設けて、この吸液性層にアセトンやアルコール等
の溶剤を含侵させた上で、このテープを搬送ローラに通
して、搬送ローラの汚れを、溶剤を含侵させた吸液性層
で拭き取る方法もあるが、以上のクリーニング方法で
は、吸液性層に含侵させている溶剤によりセンサー等を
汚してしまったりあるいは溶剤の蒸発により、作業環境
の悪化等を招く不具合がある。
【0005】また搬送ローラをクリーニングする方法と
して、例えばテープの片面に単に粘着剤層を設けて、こ
のテープを搬送ローラに通すことで、搬送ローラの汚れ
を粘着剤面に転写させる方法もあるが、以上の方法で
は、搬送ローラのみならず他の部位に粘着剤層が不用意
に接着して、テープが捕捉され、スムーズなクリーニン
グが行えず、クリーニング作業の能率低下が避けられな
い。
【0006】本発明は以上の実情に鑑みて開発したもの
であって、目的とするところは、写真処理機の搬送ロー
ラの汚れを効率よくしかも該搬送ローラへの巻き込みも
なく確実にクリーニングすることの出来るクリーニング
テープを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに請求項1記載の発明は、写真感光材料の搬送経路中
に設けられた搬送ローラの搬送面をクリーニングするた
めのクリーニングテープであって、テープ本体の少なく
とも片面で且つ該テープ本体の長さ方向一端から所定長
さ開けた位置に粘着剤層を設けると共に、この粘着剤層
の表面にポーラススクリーンを敷設したのである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のテ
ープ本体における粘着剤層の形成部位の表面が非加圧状
態の時には、ポーラススクリーンが粘着剤層の表面に対
して突出してクリーニングテープが実質的に非粘着性を
示し、テープ本体における粘着剤層の形成部位の表面が
加圧状態の時には、粘着剤層がポーラススクリーンに対
して該ポーラススクリーンのポーラス部から表出して、
クリーニングテープが実質的に粘着性を示すようにした
のである。
【0009】以上の発明において、粘着剤層の全長は、
少なくとも搬送ローラが1回転以上可能な長さとするの
が好ましい。また請求項2または3記載の発明におい
て、ポーラススクリーンのポーラス部から表出した粘着
剤層露出表面の面積S1とポーラススクリーンが設けら
れた粘着剤層表面の面積S2との比(S1/S2)が、
50/1〜1/10であるのが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のクリーニングテ
ープを使用する写真処理機を概略的に示したものであっ
て、この写真処理機は、基本的には、ネガフィルム供給
装置1aと、ネガフィルムの画像をペーパーマガジン1
bから引き出された印画紙に焼き付けるための露光装置
1cと、この露光装置1cで露光済の印画紙を現像処理
するための現像処理装置1dと、現像処理された印画紙
を乾燥するための乾燥装置1eと、乾燥された印画紙を
所定長さにカットしてプリントとして排出するためのプ
リント排出装置1fと、露光装置1cで使用されたネガ
フィルムをカットして排出するネガフィルム排出装置1
gとを備えて成る既知構造のものである。
【0011】また以上の写真処理機では、図2に概略的
に示すように、ネガフィルム供給装置1aから露光装置
1cを通ってプリント排出装置1fに至る間のネガフィ
ルムの搬送路10には、駆動側搬送ローラ2a及びこの
駆動側搬送ローラ2aに圧接する従動側搬送ローラ2b
から構成された搬送ローラ対2が所定間隔あけて多数設
けられ、これら搬送ローラ対2を介してネガフィルムを
搬送路10に沿って搬送するようにしている。
【0012】また以上の写真処理機には、ネガフィルム
の搬送路10の途中で且つ前記露光装置1cの上流側
に、ピースネガなどを前記搬送路10の途中に送り込む
ための中間挿入口部11が設けられている。またペーパ
ーマガジン1bから露光装置1cを通って現像処理装置
1dに至る間における印画紙の搬送路12にも多数の搬
送ローラ(図示せず)が設けられている。
【0013】本発明は、以上の写真処理装置に搭載され
ている搬送ローラ対2の搬送面をクリーニングするため
のクリーニングテープに関するものであって、次にこの
クリーニングテープを詳説する。図3〜図7に示すもの
は、前記したネガフィルムの搬送路10に設けられてい
る搬送ローラ2a・2bを専らクリーニングするための
ものであって、このクリーニングテープは、基本的には
所定長さのテープ本体3を備えて成り、このテープ本体
3はポリエチレンテレフタレートから形成されて、厚み
が125μm、幅が約35mm、全長が約390mm
で、使用中での曲げに対してほぼ完全にもとの平坦形状
に復元可能な曲げ弾性を有している。
【0014】尚、このテープ本体3は、ポリエチレンテ
レフタレートから形成する他、ポリプロピレン、塩化ビ
ニルなどのプラスチックシート、紙(特に、樹脂含浸
紙)、合成紙、あるいはこれらの積層体などから形成し
てもよく、またそのシートの厚みも特に限定されず、通
常は12μm〜2.0mm程度、好ましくは作業性にお
ける硬さなどの点から50μm〜1.0mm程度が望ま
しい。
【0015】一方、厚みが75μm、幅が約35mm、
全長が約290mmのテープ状のシート30の表面及び
裏面に、厚み(塗布乾燥後の厚み)が25μmの粘着剤
層4・40を設けると共に、表側の粘着剤層4にポーラ
ススクリーン5を敷設する。そして以上のシート30を
前記粘着剤層40を介して前記テープ本体3の片面で且
つ該テープ本体3の長さ方向中央に貼り付けて、該テー
プ本体3の長さ方向両端部に前記粘着剤層4が設けられ
ないようにすることで、このテープ本体3における前記
粘着剤層4の設けられていない両端部位を、該粘着剤層
4の粘着によるテープ本体3の搬送ローラ2a・2bへ
の巻き込みを阻止するための巻き込み阻止部6とすると
共に、テープ本体3における前記シート30を貼り付け
た部位をクリーニング部Cとしている。
【0016】前記粘着剤層4・40を形成する粘着剤と
しては、2エチルへキシルアクリレート90重量部とア
クリル酸10重量部と酢酸エチル300重量部とを混合
し、共重合させたものを用いている。尚、この粘着剤層
4・40としては、前述のものの他、アクリル系、スチ
レン系、シリコーン系などの合成ゴム系、天然ゴム系等
を使用でき、その厚みは後述のポーラススクリーン5の
厚さより10〜50%程度薄いのが望ましい。即ち、粘
着剤層4の厚みが厚すぎると、ポーラススクリ−ン5上
に粘着剤がはみ出してしまう恐れがあるからである。
【0017】また図に示す実施形態では、粘着剤層4の
全長は、搬送ローラ2a・2bがほぼ4回転可能な長さ
としている。一方ポーラススクリーン5は、図5に示す
ように、太さ45μmのポリエステル製繊維を平編みし
た目の荒い編み地を用い、このポーラススクリーン5を
前記粘着剤層4の表面に温度130℃にて鉄製ロールに
よる加圧で接着し、このクリーニングテープのポーラス
スクリーン5から表出した粘着剤層露出表面4aの面積
S1 とポーラススクリーン5が接着された粘着剤層表面
の面積S2 との比S1/S2 を、3.8/1としてい
る。
【0018】尚、前述の粘着剤層露出表面4aの面積S
1 とポーラススクリーン3が接着された粘着剤層表面の
面積S2 との比S1 /S2 は、50/1〜1/10、好
ましくは20/1〜1/5、さらに好ましくは10/1
〜1/3とするのが望ましいのであって、S1 /S2
が、50を越える場合は、後述する非加圧状態での実質
的な非粘着性を保証し難く、一方1/10未満では、後
述する加圧状態での粘着性を発現し難い。
【0019】また以上のポーラススクリーン5は、特に
繊維の交差した部分により厚さ方向の弾性が得られると
いう観点から、図5に示すような編み地が好ましく、ま
たその材質も前述のポリエステル製繊維の他、ポリプロ
ピレン、テトロン、またはこれらの混合物などを用いて
もよい。またポーラススクリーン5は、前述の編み地に
替えて、図8に示すような平織りとした織布の他、不織
布、紙、プラスチックネットを使用してもよい。
【0020】以上のクリーニングテープは、ポーラスス
クリ−ン5の表面に、例えば搬送ローラ2a又は2bの
搬送面が接触しても、その接触圧が実質上0であれば、
ポーラススクリ−ン5が粘着剤層4の表面から突出して
いるために、搬送ローラ2a又は2bの粘着剤層露出表
面4aへの接触が阻止されて実質的に非粘着性を示す。
ここで実質的に非粘着性とは、指で軽くふれた程度では
タックを感じない程度をいう。
【0021】これに対して、図7に示すように、ポーラ
ススクリーン5に搬送ローラ2a・2bの搬送面が十分
な接触圧で接触すると、クリ−ニングテープの表面が加
圧状態となって、クリーニングテープの変形により、粘
着剤層4がポーラススクリーン5のポーラス部から表出
して、粘着剤層露出表面4aとポーラススクリーン5の
表面とがほぼ面一となり、この粘着剤層露出表面4aが
搬送ローラ2a又は2bの搬送面に接触するようになる
ため、クリ−ニングテープが粘着性を発現する。
【0022】尚、クリーニングテープの粘着力はあまり
強粘着であると、搬送ローラー2a・2bの搬送面をキ
ズ付けたり或いはのり移りが起こる恐れがあるので、通
常は5kg/20mm以下、好ましくは2kg/20m
m〜200g/20mm程度が望ましく、図に示す実施
形態では、850g/20mmとしている。ここでいう
粘着力は、ポーラススクリーン5を設けない状態で、荷
重2kgのローラーを1往復でステンレス板に貼り付け
た後すぐに300mm/分の剥離速度で180°ピーリ
ングした場合の値である。
【0023】次に以上のクリーニングテープを用いて、
写真処理機におけるネガフィルムの搬送路10に設けら
れた搬送ローラ2a・2bをクリーニングするには、ま
ずクリーニングテープの長さ方向一端部に設けられた巻
き込み防止部6を、搬送路10の途中に設けられた中間
挿入口部11に差し込むのであって、この段階において
は、クリ一ニングテープは非加圧状態であり、実質的に
非粘着牲であるので、挿入口部11に接着することなく
その差し込みはいたってスムーズに行われ得るのであ
る。
【0024】そして差し込まれたクリーニングテープ
は、まずテープ本体3の長さ方向一端部の巻き込み防止
部6が、図4に概略的に示すように、搬送ローラ2a・
2bに加圧状態で挟持されて、これら搬送ローラ2a・
2bの下流側に送り出されるのであって、テープ本体3
が曲げに対してほぼ完全にもとの平坦形状に復元可能な
曲げ弾性を有し、しかも巻き込み阻止部6には、粘着剤
層4が設けられていないので、該巻き込み阻止部6が搬
送ローラ2a・2bの搬送面に接着することがなく、換
言すれば接着により搬送ローラ2a・2bに巻き込まれ
るようなことなく、これら搬送ローラ対2の下流側にス
ムーズに送り出されて、次の搬送ローラ対2に向かって
進むのである。
【0025】ところで、搬送ローラ2a・2bに加圧状
態で挟持されながら搬送されるに伴い、テープ本体3に
おける粘着剤層4及びポーラススクリーン5が設けられ
ている部位が両搬送ローラ2a・2bで加圧された時、
クリーニングテープの表面が粘着性を発現し、且つゴム
弾性体から形成されている搬送ローラ2a・2bも変形
することから、搬送ローラ2a又は2bの搬送面と粘着
剤層露出表面4aとが接触されたのち、この粘着剤層露
出表面4aから搬送ローラ2a又は2bの搬送面が分離
される際、該搬送面に付着している埃などが粘着剤層露
出表面4a側に転写され、この転写作用により前記搬送
面がクリーニングされるのである。
【0026】この場合、粘着剤層露出表面4aと搬送ロ
ーラ2a又は2bの搬送面との間が分離される際にその
界面に作用する引っ張り力に対し、粘着剤層露出表面4
aの周囲がポーラススクリーン5のメッシュ周りで押さ
えられて粘着剤層露出表面4aとテープ本体3との粘着
界面に作用する引っ張り応力がそれだけ低減されるか
ら、粘着剤層露出表面4aがテープ本体3から分離して
搬送ローラ2a又は2b側に転写するのを(所謂、のり
移りを)良好に防止できる。
【0027】そして搬送ローラ対2によるクリ−ニング
テープヘの加圧が解除されると、テープ本体3、粘着剤
層4及びポーラススクリーン5は復元し、ポーラススク
リーン5が粘着剤層露出表面4aより再び突出して再び
実質的に非粘着性となり、クリーニングテープが搬送路
10内のガイド部材などに接触するも、該テープがこれ
らガイド部材に接着するようなことがない。
【0028】以上の実施形態では、テープ状のシート3
0の表面及び裏面に粘着剤層4・40を設けると共に、
表側の粘着剤層4の表面にポーラススクリーン5を敷設
し、このフィルム30を前記粘着剤層40を介して前記
テープ本体3の表面に貼り付けるようにしたが、これに
限定されるものではなく、例えば図9に示すように、テ
ープ本体3の表面に前記粘着剤層4を直接設けると共
に、この粘着剤層4の表面にポーラススクリーン5を敷
設するようにしてもよい。
【0029】また以上の実施形態では、テープ本体3の
片面にのみ粘着剤層4及びポーラススクリーン5から成
るクリーニング部Cを設けたが、図10に概略的に示す
ように、テープ本体3の両面に粘着剤層4及びポーラス
スクリ一ン5から成るクリーニング部Cを設けてもよ
く、斯く構成することで、前記搬送ローラ対2のクリー
ニング時、両搬送ローラ2a・2bを同時にクリーニン
グすることが出来る。
【0030】また以上の実施形態では、テープ本体3の
長さ方向両端部にそれぞれ巻き込み阻止部6を設けた
が、テープ本体3の長さ方向一端部にのみ設けてもよ
い。また粘着剤層4を形成する粘着剤として合成ゴム系
粘着剤(スチレンーイソプレンースチレン系ポリマー
(シェルケミカル株式会社製クラトン1107)の50
重量%トルエン溶液に、固形分100重量部に対し、1
50重量部のタッキファイヤー(丸善石油化学株式会社
製マルカレッツH700M)を混合し、さらに老化防止
剤を3重量部添加したもの)を使用してもよい。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載のクリーニングテープによ
れば、テープ本体の少なくとも片面で且つ該テープ本体
の長さ方向一端から所定長さ開けた位置に粘着剤層を設
けると共に、この粘着剤層の表面にポーラススクリーン
を敷設したことにより、写真処理機の搬送ローラの汚れ
を効率よくしかも該搬送ローラへの巻き込みもなく確実
にクリーニングすることが出来る。
【0032】請求項2記載の発明によれば、テープ本体
における粘着剤層を設けた部位が非加圧状態では実質的
に非粘着性であり、かかる部位が加圧によって粘着性を
発現するので、搬送ローラ対を通過する際の加圧状態で
これら搬送ローラの搬送面を十分に強力な粘着力でより
一層効率よくクリ−ニングでき、さらに搬送ローラ対の
通過に伴う加圧開放で実質的に非粘着性に戻って、テー
プ本体をスムーズに移動させることが出来、全体とし
て、写真処理装置を停止することなく搬送ローラをクリ
ーニングすることが出来、かかる搬送ローラのクリーニ
ングに極めて有用となる。
【0033】また、請求項3記載の発明によれば、粘着
剤層の全長を、少なくとも搬送ローラが1回転以上可能
な長さとすることにより、かかる搬送ローラのクリーニ
ングが確実に行える。また請求項4記載の発明によれ
ば、ポーラススクリーンのポーラス部から表出した粘着
剤層露出表面の面積S1とポーラススクリーンが設けら
れた粘着剤層表面の面積S2との比(S1/S2)を、
50/1〜1/10とすることにより、搬送ローラのク
リーニングをより一層効率よく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 写真処理機の概略斜視図。
【図2】 写真処理機の要部の模式図。
【図3】 本発明にかかるクリーニングテープの概略平
面図。
【図4】 同、概略正面図。
【図5】 同、要部を拡大して示す平面図。
【図6】 同、要部の拡大断面図。
【図7】 搬送ローラ対により加圧された状態のクリー
ニングテープの要部の拡大断面図。
【図8】 クリーニングテープの別の実施形態を示す要
部の拡大平面図。
【図9】 クリーニングテープの別の実施形態を示す要
部の拡大断面図。
【図10】 クリーニングテープの別の実施形態を示す
概略正面図。
【符号の説明】
2a・2b 搬送ローラ 3 テープ本体 4 粘着剤層 5 ポーラススクリーン 6 巻き込み阻止部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】写真感光材料の搬送経路中に設けられた搬
    送ローラの搬送面をクリーニングするためのクリーニン
    グテープであって、テープ本体の少なくとも片面で且つ
    該テープ本体の長さ方向一端から所定長さ開けた位置に
    粘着剤層を設けると共に、この粘着剤層の表面にポーラ
    ススクリーンを敷設していることを特徴とする写真感光
    材料の搬送ローラ用クリーニングテープ。
  2. 【請求項2】テープ本体における粘着剤層の形成部位の
    表面が非加圧状態の時には、ポーラススクリーンが粘着
    剤層の表面に対して突出してクリーニングテープが実質
    的に非粘着性を示し、テープ本体における粘着剤層の形
    成部位の表面が加圧状態の時には、粘着剤層がポーラス
    スクリーンに対して該ポーラススクリーンのポーラス部
    から表出して、クリーニングテープが実質的に粘着性を
    示す請求項1記載の写真感光材料の搬送ローラ用クリー
    ニングテープ。
  3. 【請求項3】粘着剤層の全長を、少なくとも搬送ローラ
    が1回転以上可能な長さとしている請求項1又は2記載
    の写真感光材料の搬送ローラ用クリーニングテープ。
  4. 【請求項4】ポーラススクリーンのポーラス部から表出
    した粘着剤層露出表面の面積S1とポーラススクリーン
    が設けられた粘着剤層表面の面積S2との比(S1/S
    2)が、50/1〜1/10である請求項2又は3記載
    の写真感光材料の搬送ローラ用クリーニングテープ。
JP10005843A 1998-01-14 1998-01-14 写真感光材料の搬送ローラ用クリーニングテープ Pending JPH11202463A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10005843A JPH11202463A (ja) 1998-01-14 1998-01-14 写真感光材料の搬送ローラ用クリーニングテープ
EP99300263A EP0930538B1 (en) 1998-01-14 1999-01-13 A cleaning tape for photographic material transporting rollers
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