JP2598033Y2 - マウス清掃具 - Google Patents
マウス清掃具Info
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Description
置であるマウスのボールに付着したごみを、ボールを装
着したままで除去できるマウスの清掃具に関するもので
ある。
マウスケースよりボールを取り出し、濡れティッシュや
ティッシュに無水エチルアルコールなどの洗浄液を浸し
たものでごみを拭き取って清掃していた。各メーカー
も、洗浄液で拭き取るという考え方で、専用の洗浄液や
ウエスを組合せた清掃具を提供している。また、専用の
替えのボールを用意し、ボールがごみで汚れた時に汚れ
たボールを取り出し、替えのボールと交換して入力作業
を続け、後で汚れたボールを清掃する方法で、入力作業
を中断させない清掃具がある。
マウスケースからボールを出し入れするため、手間がか
かっていた。さらに、洗浄液やウエスなどを用意するこ
とも手間となっていた。そのため、汚れがひどくなるま
で清掃しないで使用するため、ローラーや内部にごみが
堆積するという問題があった。また、洗浄液による清掃
具は消耗品や洗浄液の容器などでかさ張り、収容性が悪
く邪魔になるという欠点がある。そして、ボールに付着
しているごみの量はわずかであるが、ティッシュなどの
消耗品がごみとなり、小さなごみを取るためにその10
0倍以上のごみを出していた。本考案は、マウスケース
にボールを装着したままで手軽にボールを清掃でき、収
容性が良く、安価に提供できる清掃具を開発しようとす
るものである。
造は、マウスケースの両端に凸形状のすべり面が設けて
あり、そのほぼ中央に、ボールがすべり面より1ミリ程
度突出している。使用する時は、ボールはすべり面と同
一面まで持ち上がり転がる。各部の材質は、すべり面は
摩擦抵抗の小さいフッ素樹脂などの難接着性の材料、ボ
ール表面は摩擦抵抗の大きいシリコーンゴムなどの材料
で作られているものが多い。マウスの入力作業に支障を
起こす原因は、綿ぼこり、小さな毛、ふけなどのごみ
が、主に静電気でボールに付着し、ボールの転がりを妨
げるために起こる。もう一つの原因は、ボールに付着し
た粉塵状のごみがローラーなどに堆積して、円滑に回転
しないために起こる。この様なごみは弱い粘着力の粘着
剤に良く貼り付くものが多い。このことから、適度な粘
着力のある粘着剤の上で、マウスを滑らせてボールを転
がすことができれば、マウスケースからボールを取り出
さない状態でボールの清掃をすることができる。しか
し、粘着テープのような剛性のないものでは、マウスケ
ースに貼り付き使い勝手が悪く清掃具と言えるものでは
ない。また、ボールもうまく転がらないため、ボールを
取り出して清掃する方が早く確実である。本考案は、粘
着剤に曲げ剛性と平面性を持たせるため、支持体の平面
度の有する面に平面度の有するように粘着剤を固着した
ものである。これにより、粘着剤の上でマウスを使用す
る時と同じ様に滑らすことで、ボールを粘着剤の上で転
がすことができる。その結果、ボールに付着しているご
みは粘着剤に貼り付き、ボールはきれいに清掃される。
ここで、全面を粘着剤として粘着剤の粘着力を強くする
と、すべり面が貼り付いて動かなくなったり、すべり摩
擦が増えるため、使用感が悪くなる。この対策として、
粘着剤の粘着力を弱くすることで良くなるが、その反面
ごみの捕獲能力が低下する。使用感と捕獲能力は逆比例
の関係にあり、妥当な粘着力を設定する必要がある。市
販されているマウスの構造等から、その粘着力は350
〜450g/25mm幅(対ステンレス板で試験法の規
格番号JISZ0237)が最適である。このことか
ら、設定した粘着力が変化することは使用感の上で好ま
しくなく、耐候性のある粘着剤を選択する必要がある。
もう一つの対策として、粘着剤を固着した面に非粘着部
を配置することにより、粘着力を強くしても使用感を良
くすることができる。この非粘着部の作り方としては、
粘着剤を固着しない部分を設ける方法と、粘着剤の上に
非粘着層を設ける方法がある。ここで配慮することは、
すべり面の角で粘着剤を引っ掛けるため、粘着部を非粘
着部と同一面または少し低くすることである。これによ
り、さらに使用感の良い清掃具となる。また、粘着部の
平面度は清掃具の性能を左右する要素である。平面度が
悪いとマウスケースと粘着剤が接触して使用感が悪くな
る。この接触を防止するため、すべり面の突出寸法から
平面度0.3mm以内に保つ必要がある。次に、清掃具
の支持体の材質、形状、大きさは、使用形態よって決定
する。使用形態は手で持つ場合と平面を持つものに敷い
て押さえる場合がある。例えば、手で持って使用する場
合は、使用する力で変形しない曲げ剛性を持つ材質で、
片手で持てる大きさの支持体とする。また、机など平面
を持つものに敷いて押さえて使用する場合は、机などの
助けで曲げ剛性と平面度を確保できるため、平面に置い
た場合に自己で自己の持つ平面を作り出せる曲げ剛性を
持つ、薄い支持体でも使用可能である。具体的には平面
の踊りが無く平らに留まる程度の腰を持つ、厚みの均一
な厚手のフィルムで十分である。この場合は大きさをマ
ウスの2倍以上の広さにして、非粘着部を設ける必要が
ある。このことから、収容性と製作コストを考慮にい
れ、支持体の材質、形状、大きさと、粘着部と非粘着部
の配置方法の組合わせで、いろいろな清掃具を作ること
ができる。
る。図5に示す通り、本清掃具にボール4をマウスケー
ス5に装着したままマウスを接するとボール4とすべり
面6が接する。この状態でマウスを使用する時と同じ様
に滑らせば、ボール4が粘着剤1の上で転がり、ボール
4に付着していたごみは粘着剤1に貼り付く。一度粘着
剤1に貼り付いたごみは、二度とボール4には付着しな
い。そして、マウスをいろいろな方向または円を描く様
に滑らせば、ボール4の全面が一度は粘着剤1と接触す
るため、ごみはすべて取り除くことができる。シリコー
ンゴム製のボールでは拭き取るよりもきれいになる。こ
こで粘着力が強すぎると、すべり面6の全面が粘着剤1
に貼り付くとマウスを動かすことができなくなる。この
ために粘着力を適正に設定する必要がある。しかし、粘
着力が強すぎてもこの作用を防ぐため、非粘着部を配置
してすべり面6の少なくとも片方を粘着剤1と接しない
ようにすると、マウスをひねることでモーメントによる
大きな力を働かせることができ、容易に粘着剤1から離
して始動することができる。そして動き出せばすべり面
6の全面が粘着剤1と接しても滑らすことができる。し
かし、マウスが止まった時にすべり面6の全面が粘着剤
1と接していれば動かなくなる。このため、マウスの動
かし方を考慮に入れて非粘着部を配置する。また、粘着
部の平面度が悪い場合や支持体2に使用方法に準じた曲
げ剛性が無い場合は、マウスケース5と粘着剤1が接触
して貼り付き使用感が悪くなる。
り、図2は図1の縦断面図である。この実施例は、手で
持って使用する場合のマウス清掃具である。この実施例
の支持体2は、3.5インチフロッピーディスクと同じ
大きさと厚みのABS樹脂製の四角の板である。支持体
2の表と裏には中央に凹部が設けられている。この凹部
に、両面粘着のフィルム状の粘着剤1を裁断し、外周の
凸部より0.2mm低く平面度を有するように貼り付け
て固着してある。図2に示す通り両面に粘着剤1からな
る粘着部を有する清掃具となる。この支持体2は射出成
形で安価に製作できる。粘着剤1の粘着力は360g/
25mm幅(対ステンレス板で試験法の規格番号JIS
Z0237)に設定し、材質はごみを水で洗い流せる自
己粘着樹脂の(株)デザインワークス社製のウレシート
(登録商標)を使用する。これにより水洗いすることで
再活用でき、繰り返し長期間使用できる清掃具となる。
また、清掃によるごみの発生しない清掃具でもある。粘
着部の広さは、ボールの直径を22mmとして球の表面
積から計算すると、一辺が40mm以上の正方形の広さ
が必要である。この実施例の大きさでは片面のみでも十
分である。この実施例の清掃具は3.5インチフロッピ
ーディスクの空ケースに保管できる。これにより、コン
ピュータを使用する上では収容性のよい清掃具となる。
また、この清掃具はマウスと基本構造が同じであるトラ
ックボールのボールの清掃に使用できることは明らかで
ある。
した部分斜視図である。図4は図3の全体斜視図であ
る。この実施例は、机などに敷いて押えて使用する場合
のマウス清掃具である。この実施例の支持体2は、B4
サイズの腰のある厚手の紙を横に二つ折りにして、B5
サイズにしたものである。この支持体2の内側の片側全
面には、水性エマルジョン型アクリルエステル系の粘着
剤1を均一に塗布して固着してある。乾燥後の粘着剤1
の粘着力は800g/25mm幅(対ステンレス板で試
験法の規格番号JISZ0237)に設定する。そし
て、粘着剤1の上に、薄いポリエチレンフィルムに複数
の角穴を設けた非粘着層3を貼り付ける。このポリエチ
レンフィルムは粘着剤1を固着しない片側全面にも、穴
を設けないで剥離層として溶着コーティングする。この
剥離層は清掃具を折り畳んだ時の剥離面となる。この清
掃具は角穴の部分が粘着部となり、非粘着層3の部分が
非粘着部となる。この清掃具を使用していると、角穴の
部分の粘着剤1にごみが貼り付き粘着力が無くなってく
る。この様になった場合は、非粘着層3を剥ぎ取ると剥
ぎ取った部分が粘着部となり、使用済の部分が非粘着部
となり使用することができる。この様にすることで粘着
剤1を固着した全面が使用でき、多くの回数使用するこ
とができる。清掃具をこの大きさにした理由は、B5サ
イズのコンピュータのマニュアルが多いからである。近
くにあるマニュアルの間に折り畳んで挟んでおけば邪魔
にならないし、すぐに取り出して使用することができ
る。
うな効果がある。 (イ)ボールを取り出さずに、マウスを清掃具の上で入
力する時と同じ様に滑らすだけで、ボールに付着したご
みを手軽に除去することができる。 (ロ)手間がかからないため清掃する間隔が短くなり、
マウス内部の汚れを防止し、快適な入力作業を維持する
ことができる。また、電子機器の嫌う水を含むものを使
用しないためマウスに安全である。 (ハ)構造が簡単なことと、洗浄液やその容器などの消
耗品を必要としないため、安価で収容性が良い清掃具を
提供できる。 (ニ)ティッシュなど消耗品のごみが出ないため、深刻
なゴミ問題に多少なりとも貢献できる。
視図。
部を省略した部分斜視図。
係図。
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも平面に置いた場合に自己で自
己の持つ平面を作り出せる曲げ剛性を持つ支持体の平面
度の有する面に、平面度を有するように粘着剤を固着し
たことを特徴とするマウス清掃具。 - 【請求項2】 粘着剤を固着した面に非粘着部を設け
た、請求項1のマウス清掃具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993039197U JP2598033Y2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | マウス清掃具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993039197U JP2598033Y2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | マウス清掃具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH076825U JPH076825U (ja) | 1995-01-31 |
JP2598033Y2 true JP2598033Y2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=12546404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993039197U Expired - Lifetime JP2598033Y2 (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | マウス清掃具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2598033Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62104800U (ja) * | 1985-03-20 | 1987-07-03 |
-
1993
- 1993-06-24 JP JP1993039197U patent/JP2598033Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH076825U (ja) | 1995-01-31 |
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