JPH11224414A - 機器用クリーニングテープもしくはシート - Google Patents

機器用クリーニングテープもしくはシート

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JPH11224414A
JPH11224414A JP2312198A JP2312198A JPH11224414A JP H11224414 A JPH11224414 A JP H11224414A JP 2312198 A JP2312198 A JP 2312198A JP 2312198 A JP2312198 A JP 2312198A JP H11224414 A JPH11224414 A JP H11224414A
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JP
Japan
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cleaning
adhesive layer
sheet
cleaning tape
cleaned
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JP2312198A
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Masanori Sano
正典 佐野
Naomitsu Tanaka
直満 田中
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、精密機器などの内部の搬送ベル
ト、搬送ローラ或いは搬送経路に設置されている部品な
どのクリーニングに使用されるクリーニングテープもし
くはシートである。 【解決手段】 クリーニングテープ基材に、支持体の片
面または両面に粘着剤層が設けられ、該粘着剤層の片面
または両面にポーラススクリーン層が設けられたクリー
ニング部が、少なくとも1つ設けられてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精密機器などの内
部の搬送ベルト、搬送ローラ或いは搬送経路に設置され
ている部品などのクリーニングに使用されるクリーニン
グテープもしくはシートである。
【0002】
【従来の技術】例えば、磁気カード対応の読み取り機器
においては、磁気カードに付着した手指の油脂、埃、ゴ
ミ等で磁気読み取り部や磁気カード搬送部(ベルト及び
ローラ)が次第に汚れていき、遂には読み取り不能に至
ることがあるので、その磁気読み取り部や磁気カード搬
送部を定期的にクリーニングしている。また、熱転写方
式のプリンターでは、インクリボンによりサーマルヘッ
ド部が汚れて印字のかすれなどが起こることがあるの
で、そのサーマルヘッド部を定期的にクリーニングして
いる。
【0003】また、ワープロ、ファクシミリ、バーコー
ドプリンターなどのプリンターなどの画像形成装置に
は、インクリボン・トナーなどの画像形成材料が用いら
れており、例えばインクリボンを用いた画像形成装置で
は、加熱ヘッド(サーマルヘッド)をインクリボンに接
触させる必要があり、この接触回数が多くなるにしたが
って加熱ヘッドの発熱部に異物が付着し、画像形成に支
障をきたすようになる。また、感熱記録媒体を用いた画
像形成装置でも同様の支障をきたしている。
【0004】また、上記画像形成装置の搬送ローラにつ
いても、周囲の埃、カスなどで汚れが生じ、搬送異常が
起こり支障をきたしている。 また新聞・雑誌などの印
刷機、写真の焼付け機などは、画像形成材料として紙が
多く用いられており使用回数が多くなるにしたがい、紙
の紙粉がロールに付着し装置の搬送異常が起こり支障を
きたしている。
【0005】現状では上記問題に対して充分な対策はな
く、異常の発生時に装置を停止し分解掃除してクリーニ
ングして異物を取り除いていたが、かかる方法では、非
常に時間がかかり、また掃除中は装置の使用ができず非
常に不便かつ経費損失が大きくなる等の問題があった。
【0006】従来、これらのクリーニングには、支持シ
ートの片面または両面に単に粘着剤層を設けた各種カー
ドサイズのクリーニングシートを磁気カード対応機器に
挿入し、上記磁気読み取り部や磁気カード搬送部に付着
している埃等を粘着面に転写させる方法、支持シートの
片面または両面に粘着剤層を介して布や不織布等の吸液
性層を設けたクリーニングシートを、その吸液性層にア
セトンやアルコール等の溶剤や水を含浸したうえで磁気
カード対応機器に挿入し、上記磁気読み取り部やカード
搬送部に付着している埃等をこのカードの溶剤含浸層で
拭き取る方法(例えば実開平5−90608号公報)等
が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記溶
剤含浸タイプのクリーニングカードによるクリーニング
では、溶剤蒸気による作業環境の悪化、溶剤による磁気
読み取り部や搬送部の損傷等の不具合が懸念される。こ
れに対し、上記粘着式クリーニングシートによるクリー
ニングでは、かかる不具合は排除できるが、クリーニン
グ効率を高めるために強粘着性の粘着剤を使用すると、
被クリーニング面への粘着剤の転写(所謂、のり移り)
や搬送ローラへの巻き込まれなどが生じやすい、磁気カ
ード対応機器の磁気カード挿入口や取り出し口にクリー
ニングシートが粘着捕捉されやすく、スムーズなクリー
ニングが困難である等の問題がある。 一方、粘着剤に
弱粘着性のものを使用すると、埃等の除去効率の低下が
余儀なくされ、粘着式クリーニングシートの挿入回数を
多くする必要があり、クリーニング作業の能率低下が避
けられない。
【0008】さらに、これらのクリーニングシートを用
いる場合も、実際には装置が使用不能になってから使用
されており、上記問題の抜本的解決には至っていない。
また、インクシートなどの搬送体の一部にクリーニング
用の粘着剤層を設けたクリーニング方法(実開昭64−
30259号、特開昭63−8136号など)も提案さ
れているが、上記と同様の問題点を有しており、未だ満
足できるものではなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、優れた
効率で、スムーズに、しかも粘着剤ののり移りを良好に
防止しつつ簡便にクリーニングできる機器用クリーニン
グテープもしくはシート(以下クリーニングテープとい
う)を提供することにある。
【0010】本発明に係るクリーニングテープは、クリ
ーニングテープ基材に、支持体の片面または両面に粘着
剤層が設けられ、該粘着剤層の片面または両面にポーラ
ススクリーン層が設けられたクリーニング部が、少なく
とも1つ設けられてなる機器用クリーニングテープもし
くはシートに関する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実例を図面にもと
づいて説明するが、本発明はこれらに何ら限定されるも
のではない。図1は、本発明に係るクリーニングテープ
におけるクリーニング部を示す断面図、図2の(イ)及
び(ロ)は、図1のクリーニング部の平面図である。図
1及び図2において、1はシート状の支持体を示し、後
述する使用中での曲げに対してほぼ完全にもとの平坦形
状に復元され得る曲げ弾性を有している。このシート状
支持体1には、例えばポリエチレンテレフタレート、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、塩化ビニル、エンジニア
プラスチックなどのプラスチックシート、紙(特に、樹
脂含浸紙)、合成紙、あるいはこれらの積層体などを使
用でき、そのシート厚みは、特に限定されず機器の挿入
口などの厚さにより適宜決定すればよく、通常12μm
〜2.0mm程度、好ましくは機器の挿入口および作業
性における硬さなどの点から25μm〜1.0mm程度
が望ましい。
【0012】2は、シート状支持体1の少なくとも片面
に設けられた粘着剤層を示し、かかる粘着剤層2として
は、特に限定されないが例えばアクリル系、スチレン
系、シリコーン系などの合成ゴム系、天然ゴム系、ホッ
トメルト系等を使用でき、その厚みは後述のポーラスス
クリーンの厚さより薄いのが好ましく、特に10〜50
%程度薄いのが望ましい。 粘着剤層の厚みが厚すぎる
と、ポーラススクリーン上に粘着剤がはみ出してしまう
恐れがあるからである。
【0013】3は、粘着剤層2の少なくとも片面に設け
られたポーラスなスクリーンを示し、織布、不織布、
紙、プラスチックネット、編み物等を使用でき、特に繊
維の交差した部分により厚さ方向の弾性が得られるとい
う観点から、図2(イ)及び(ロ)に示すような編み物
(例えば平均繊維太さ10〜300μm)が好ましく用
いられる。またその材質は特に限定されず、例えばポリ
エステル、ポリプロピレン、テトロン、またはこれらの
混合物などが挙げられる。
【0014】図2の(イ)及び(ロ)において、20は
ポーラススクリーン3のポーラス部分から表出する粘着
剤層露出表面を示し、これらの粘着剤層露出表面20の
面積S1 とポーラススクリーン3が設けられた粘着剤層
表面の面積S2 との比S1 /S2 が、50/1〜1/1
0、好ましくは20/1〜1/5、さらに好ましくは1
0/1〜1/3とされている。 S1 /S2 が50を超
える場合は、後述する非加圧状態での実質的な非粘着性
を保証し難く、一方1/10未満では、後述する加圧状
態での粘着性を発現し難い。
【0015】図3は、本発明のクリーニングテープの一
例を示す一部断面図であり、上記クリーニング部Aが、
クリーニングテープ基材4に少なくとも1つ設けられて
いる。このクリーニング部Aは、その用途の応じた幅、
長さに切断されたものを、テープ基材4の片面もしくは
両面の任意の位置に、1つ以上、好ましくは複数が点在
されてなる。ここでこのクリーニングテープ基材は、何
ら限定されるものではなく、上記支持体1と同様に、例
えばポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、塩化ビニル、エンジニアプラスチックなど
のプラスチックシート、紙(特に、樹脂含浸紙)、合成
紙、あるいはこれらの積層体などを使用できる。上記ク
リーニング部Aをクリーニングテープ基材4上に設ける
手段は、特に限定されず、粘着剤、接着剤、さらに上記
クリーニングテープ基材として、ホットメルト系の熱賦
活性シートとの2層タイプを用いることなどにより熱融
着により接着できる。
【0016】図4は、クリーニングテープ基材4の片面
に、複数のクリーニング部Aが間欠的に設けられてなる
クリーニングテープを示し、図5は、クリーニングテー
プ基材4の両面に、複数のクリーニング部Aが間欠的に
設けられてなるクリーニングテープであり、図6は、ク
リーニングテープ基材4に、リードテープ部41と両面
にポーラススクリーン層3を設けてなるクリーニング部
Aとが交互に連続的に設けられてなるクリーニングテー
プである。
【0017】本発明のクリーニングテープは、図7の
(イ)に示すように、ポーラススクリーン3が被クリー
ニング物5に接触しても、その接触圧が実質上0であれ
ば、ポーラススクリーン3が粘着剤層2の表面から突出
しているために、被クリーニング物5の粘着剤層露出表
面20への接触が阻止されて実質的に非粘着性を示す。
ここで実質的に非粘着性とは、指で軽くふれた程度では
タックを感じない程度をいう。これに対して、図7の
(ロ)に示すように、ポーラススクリーン3に被クリー
ニング物5が十分な接触圧で接触するとクリーニング部
表面が加圧状態に保たれ、クリーニング部が変形して粘
着剤層2がポーラススクリーン3のポーラス部から表出
して、粘着剤層露出表面20とポーラススクリーン3の
表面とがほぼ面一となって、この粘着剤層露出表面20
が被クリーニング物5に接触するようになるため、クリ
ーニング部が粘着性を発現する。
【0018】この際のクリーニング部の粘着力はあまり
強粘着であると、機器に使用されている搬送用ゴムロー
ラー等の表面をキズ付けたりのり移りが起こる恐れがあ
るので好ましくなく、通常5Kg/20mm以下、好ま
しくは2Kg/20mm〜200g/20mm程度が望
ましい。 ここで粘着力は、ポーラススクリーンを設け
ない状態で、荷重2Kgのローラーを1往復でステンレ
ス板に貼り付け後すぐに300mm/分の剥離速度で1
80°ピーリングした場合の値である。
【0019】図7の(ロ)に示すように、加圧により被
クリーニング物5と粘着剤層露出表面20とが接触され
たのち、この粘着剤層露出表面20から被クリーニング
物5が分離される際、被クリーニング物5表面の付着埃
などが粘着剤層露出表面20側に転写され、この転写作
用により被クリーニング物5の表面がクリーニングされ
ていく。 この場合、粘着剤層露出表面20と被クリー
ニング物5との間が分離される際にその界面に作用する
引っ張り力に対し、粘着剤層露出表面20の周囲がポー
ラススクリ−ン3のメッシュ周りで押さえされて粘着剤
層露出表面20と支持体1との粘着界面に作用する引っ
張り応力fがそれだけ低減されるから、粘着剤層露出表
面20が支持体1から分離して被クリーニング物5側に
転写するのを(所謂、のり移りを)良好に防止できる。
【0020】上記加圧状態での被クリーニング物5と粘
着剤層露出表面20との界面の粘着後、粘着剤層露出表
面20から被クリーニング物5が分離されると、クリー
ニング部への加圧が解除される。 本発明のクリーニン
グテープにおけるクリーニング部の構成部材である支持
体、粘着剤層及びポーラススクリーンは、適度の弾性を
有するので、変形されたクリーニング部が加圧状態解除
により復元されるから、図7の(イ)に示すように、ポ
ーラススクリーン3が粘着剤層露出表面20より再び突
出して再び実質的に非粘着性となる。
【0021】特に被クリーニング部がカード搬送部にお
ける搬送ローラやベルトの場合、これらは一般にゴム弾
性体でできているため、上下の搬送部は加圧接触してお
り、クリーニングテープはこの加圧されている隙間を通
過するため、その加圧によりクリーニング部が変形し、
同時に搬送用ゴム弾性体も変形して粘着剤層露出面が被
クリーリング部と接触する。そして、搬送部通過後は、
主に支持体の剛性によりクリーニング部はもとの形状に
復元される。また、被クリーニング部が磁気読み取り部
やサーマルヘッド部の場合、挿入されたクリーニングテ
ープのクリーニング部は押さえローラにより被クリーニ
ング部に押しつけられて加圧状態となるが、このローラ
ーもゴム弾性体でできているため、クリーニング部が変
形して上記と同様に粘着剤層露出面が被クリーリング部
と接触するのである。また、本発明においては、上記効
果に加えて被クリーニング部5がポーラススクリーン3
の表面でこすられることにより、よごれがこすりおとさ
れ、それが粘着剤層2により捕捉されるという効果もあ
る。 これは、特にクリーニング部が厚くて変形しにく
い場合に効果的である。
【0022】本発明に係るクリーニングテープの全体の
厚みは、クリーニングする機器の挿入口の大きさに応じ
て適宜決定すればよく、例えばリライトカードのリーダ
ー・ライター機の磁気読み取り部や磁気カード搬送部の
クリーニングに使用する場合、通常100〜350μm
程度とされる。
【0023】本発明に係るクリーニングテープを用いて
例えばリライトカードのリーダー・ライター機の磁気読
み取り部や磁気カード搬送部、あるいは熱転写印刷用サ
ーマルヘッド部をクリーニングするには、まずクリーニ
ングテープを挿入口に差し込む。 この段階において、
クリーニング部は非加圧状態であり、実質的に非粘着性
であるから、その差し込みはいたってスムーズに行われ
得る。この差し込んだクリーニングテープは、引取りロ
ールで引き取られて磁気カード搬送部を通過して行く。
この間、搬送部と接触しているポーラススクリーン面
が加圧されてカード表面が上記したように粘着性を発現
するから、磁気カード搬送部がクリーニングテープの通
過に伴いクリーニングされていく。 次いで、クリーニ
ングテープは磁気読み取り部の表面と接触し、ポーラス
スクリーンとこすられてよごれをこすりおとし、さらに
粘着剤層露出表面と接触されてよごれがとられる。
【0024】その後、このクリーニングテープは、引取
りロールの回転力で取り出し口に送られていく。 この
場合、磁気カード搬送部及び磁気読み取り部あるいはサ
ーマルヘッド部とクリーニング部との粘着界面が粘着剤
ののり移りなく分離される。上記において、クリーニン
グテープが引取ロールを通過すると実質的に非加圧状態
とされて、クリーニング部表面が再び実質的に非粘着性
にもどる結果、クリーニングテープが取り出し口にスム
ーズに出現されるに至る。
【0025】上記において、挿入口から取り出し口に至
る間に曲がり通路部が存在する機器もあるが、このクリ
ーニングテープはシート状支持体が50〜350μm程
度のものであれば高弾性のためにその曲がり通路部を通
過すると、直ぐに平坦形状に戻るから、曲がり通路部以
後の走行もスムーズに行われ得る。
【0026】本発明においては、シート状支持体の両面
に粘着剤層を設け、各粘着剤層にポーラススクリーンを
設けてなるクリーニング部として構成することもできる
また、例えば一回目の挿入でA面を使用し、二回目の挿
入でB面を使用してクリーニングすることも可能であ
る。
【0027】本発明に係るクリーニングテープは、上記
で例示したリライトカードのリーダー・ライター機の磁
気読み取り部や磁気カード搬送部のクリーニングの他、
各種磁気カード対応機器、例えば、公衆電話機、自動改
札機、オレンジカードなどのカード式自動切符販売機、
ICカード読み取り機、キャシュ・ディスペンサー、プ
リペイドカード機などの磁気読み取り部、磁気カード搬
送部などのクリーニングに使用することができ、更に熱
転写方式などの各種プリンター、コピー機などの印字
部、引き込みロールなどの搬送部のクリーニングにも使
用できる。
【0028】
【発明の効果】本発明に係るクリーニングテープは、非
加圧状態では実質的に非粘着性であり、加圧によって粘
着性を発現し、その加圧の解除により実質的に非粘着性
もしくは難粘着性に戻るから、各種機器にスムーズに挿
入することができ、磁気読み取り部及び磁気カード搬送
部通過中の加圧状態でこれら部位を十分に強力な粘着力
で効率よくクリーニングでき、さらに搬送部通過に伴う
加圧開放で実質的に非粘着性に戻り、スムーズに取り出
しが可能で、例えば磁気読み取り部や磁気カード搬送
部、各種プリンターなどの印字部などのクリーニングに
極めて有用である。また、本発明においては、装置を停
止することなく使用中に自動的に加熱ヘッドや搬送ロー
ラをクリーニングすることができ、分解掃除の回数を大
幅に減少させることができるという効果がある。
【0029】
【実施例】以下、実施例により更に詳細に説明するが、
本発明はこれらに何ら限定されるものではない。 実施例1 厚み188μmのポリエチレンテレフタレートシートの
両面に、厚み(塗布乾燥後の厚み)30μmのアクリル
系粘着剤層(2エチルヘキシルアクリレート90重量部
とアクリル酸10重量部と酢酸エチル300重量部とを
混合し、共重合させたもの)を設け、ポーラススクリー
ンとして図2(イ)の編み物(ポリエステル製、平均繊
維太さ45μm)を片面の粘着剤層に、温度130℃に
て鉄製ロールによる加圧で接着し、これを切断して得た
クリーニング部を、他面の粘着剤層によりPET基材
(厚み50μm)に接着して、クリーニングテープを得
た。このクリーニング部のポーラススクリーンから表出
した粘着剤層露出表面の面積S1 とポーラススクリーン
が接着された粘着剤層表面の面積S2 との比S1 /S2
は、3.8/1であった。また、前記
〔0000〕で測
定した粘着力は、850g/20mmであった。
【0030】実施例2 実施例1において、ポーラススクリーンとして図2
(ロ)の編み物(ポリエステル製、平均繊維太さ45μ
m)を使用した以外は、実施例1と同様にしてクリーニ
ングテープを得た。このクリーニングシートのポーラス
スクリーンから表出した粘着剤層露出表面の面積S1 と
ポーラススクリーンが接着された粘着剤層表面の面積S
2 との比S1 /S2 は、3.4/1であった。また、前
記と同様に測定した粘着力は、850g/20mmであ
った。
【0031】実施例3 実施例1において、粘着剤として合成ゴム系粘着剤(ス
チレン−イソプレン−スチレン系ポリマー(シェルケミ
カル株式会社製クラトン1107)の50重量%トルエ
ン溶液に、固形分100重量部に対し、150重量部の
タッキファイヤー(丸善石油化学株式会社製マルカレッ
ツH700M)を混合し、さらに老化防止剤を3重量部
添加したもの)を使用した以外は、実施例1と同様にし
てクリーニングテープを得た。このクリーニング部のポ
ーラススクリーンから表出した粘着剤層露出表面の面積
S1 とポーラススクリーンが接着された粘着剤層表面の
面積S2 との比S1 /S2 は、3.8/1であった。ま
た、前記と同様に測定した粘着力は、1800g/20
mmであった。
【0032】比較例1 実施例1において、ポーラススクリーンを省略した以外
は実施例1と同様にしてクリーニングテープを得た。
【0033】比較例2 実施例3において、ポーラススクリーンを省略した以外
は実施例3と同様にしてクリーニングテープを得た。
【0034】これらの実施例および比較例で得たクリー
ニングテープの性能を比較するために、リライトカード
のリーダー・ライター機のカード送り構造を模作し、こ
の構造の引取ロールを人口的に汚し、実施例品及び比較
例品を用いてその引取ロールをクリーニングする試験を
行ったところ、いずれの実施例品においても、テープ挿
入前での指感触は非粘着性であり、カード挿入口での粘
着は全くなくスムーズに挿入でき、更に、機器通過後で
の感触は、挿入前に比べてほぼ同程度の非接着性を示
し、カード取り出し口での粘着もなく、取り出しもスム
ーズに行うことができた。
【0035】これに対し、いずれの比較例品において
も、カード挿入口及び取り出し口への粘着剤ののり移り
が顕著であり、挿入不能及び取り出し不能が約97%に
も達した。また、取り出したクリーニングテープの汚れ
状態から、実施例品についても、十分なクリーニング効
果を確認できた(比較例品中、カード取り出し口を通過
したものと比べ、さして遜色は観られなかった。)
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリーニングテープにおけるクリーニ
ング部の実例を示す断面図である。
【図2】本発明のクリーニングテープにおけるクリーニ
ング部の表面における繊維の形状を示す顕微鏡写真(S
EM写真)である。
【図3】本発明のクリーニングテープの実例を示す断面
図である。
【図4】本発明のクリーニングテープの実例を示す断面
図である。
【図5】本発明のクリーニングテープの実例を示す断面
図である。
【図6】本発明のクリーニングテープの実例を示す断面
図である。
【図7】本発明のクリーニングテープの使用時の各段階
の状態を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 支持体 2 粘着剤層 20 粘着剤層露出表面 3 ポーラススクリーン層 A クリーニング部 4 クリーニングテープ基材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーニングテープ基材に、支持体の片
    面または両面に粘着剤層が設けられ、該粘着剤層の片面
    または両面にポーラススクリーン層が設けられたクリー
    ニング部が、少なくとも1つ設けられてなる機器用クリ
    ーニングテープもしくはシート。
  2. 【請求項2】 クリーニングテープ基材の表面に、複数
    のクリーニング部が間欠的に設けられてなる請求項1記
    載の機器用クリーニングテープもしくはシート。
  3. 【請求項3】 クリーニングテープ基材の両面に、複数
    のクリーニング部が間欠的に設けられてなる請求項1記
    載の機器用クリーニングテープもしくはシート。
  4. 【請求項4】 クリーニングテープ基材に、リードテー
    プ部とクリーニング部とが交互に連続的に設けられてな
    る請求項1記載の機器用クリーニングテープもしくはシ
    ート。
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