JPH11191797A - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JPH11191797A
JPH11191797A JP9358160A JP35816097A JPH11191797A JP H11191797 A JPH11191797 A JP H11191797A JP 9358160 A JP9358160 A JP 9358160A JP 35816097 A JP35816097 A JP 35816097A JP H11191797 A JPH11191797 A JP H11191797A
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card
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telephone
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Seiichi Furuta
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話装置本体へのカードの装着・抜去に対応
した状態切替を行うことによって、消費電力の低減や操
作性の向上を実現する。 【解決手段】 ICカードが所定位置に装着されたこと
をカード有無検出スイッチ28を介してコンパレータ3
3からの割り込み要求信号にて検知したCPU32は、
通常モードに切り替える。つまり、高低の周波数を選択
するセレクタ60を制御して高い周波数クロックにし、
さらに電源制御回路75を制御して各部位へ電源供給す
る。一方、ICカードが抜かれたことをカード有無検出
スイッチ28からの信号に基づいて検知したCPU32
は、スリープモードに切り替える。つまり、マイクロコ
ンピュータ31以外にはカード有無検出スイッチ28の
みにしか電源供給がされないようにし、不要な部位への
電源供給を停止する。さらに低い周波数クロックにし
て、通常モード時よりも消費電力を少なくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話装置に関し、
特に、固有の識別情報を記憶しているカードを電話装置
本体に着脱自在とし、装着されたカードから前記識別情
報が読み出させた場合には、読み出せない場合とは異な
る所定の動作を実行するよう構成された電話装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、固有の識別情報を記憶しているカ
ードを電話装置本体に着脱自在とし、装着されたカード
から識別情報が読み出させた場合には、読み出せない場
合とは異なる所定の動作を実行するよう構成された電話
装置が考えられている。例えば、カード自体が装着され
ていなければ基本的な電話機能自体を使用できないよう
にすることが考えられる。
【0003】この場合には、カードを装着しない限り電
話装置としての機能を果たせないため、カードの所有者
以外が勝手に利用することを防止できる。そして、この
種の電話装置の通常の使用方法は、次の通りである。例
えば電源スイッチなどで電源を投入すると、カードの装
着を待機する状態となる。その状態でカードが装着され
ると、そのカードから固有の識別番号を読み取り、利用
を許可したものであれば、通常の動作が開始される。つ
まり、電話をかけたり受けたりするといった基本的な機
能を利用できたり、あるいは、特別の機能として留守録
機能があれば伝言メッセージを記憶しておいたり、電子
メール機能があれば受信したメールデータを記憶させて
おいたりすることができるというものである。一方、利
用を終了する場合には、電源スイッチなどで電源を切
り、カードを抜去する。なお、このように電源を切って
からカードを抜去するのは、例えばカードに対して電話
装置本体がアクセスしている途中であると、カード内の
データが破壊されたりするおそれがあるので、それを防
止するためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようにカードの装
着を前提として所定の動作をする電話装置においては、
カードが装着されていない期間において、カードが装着
されている期間と同じような動作をさせる必要がない。
例えば、上述したように、カード自体が装着されていな
ければ基本的な電話機能自体も利用できない仕様となっ
ていれば、いわゆる電源スイッチによって投入される電
源自体を供給する必要もなくなる。逆に言えば、カード
が装着されていない期間においても装着時と同じように
電源供給することは、無駄な電力消費につながる。
【0005】したがって、カードの装着の有無によって
電源の供給制御を行うことは消費電力の低減の点で有効
である。また、この場合には、カードの装着・抜去に対
応して電源供給を自動的に制御できるようにすれば、利
用者が電源スイッチを操作するといった必要もなくな
り、電源スイッチ自体も不要となる。
【0006】本発明は、こうした点を鑑みなされたもの
で、電話装置本体へのカードの装着・抜去に対応した状
態切替を行うことによって、消費電力の低減や操作性の
向上を実現可能な電話装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の電話装置においては、電
話装置本体に着脱自在に装着されるカードに内蔵された
記憶手段に、そのカード固有の識別情報を記憶してい
る。また、電話装置本体のデータ記憶手段には、動作中
に得たデータを記憶しておくことができる。そして、カ
ードインタフェースは、少なくともカードが所定の装着
位置にある場合にはカードとの電気的な接続が可能であ
る。
【0008】したがって、カードが所定の装着位置に装
着されると、このカードインタフェースによって電話装
置本体と電気的に接続され、電話装置本体は、カードか
ら識別情報を読み出す。そして、識別情報が読み出せた
場合には、読み出せない場合(当然カードが装着されて
いない場合も含む)とは異なる所定の動作を実行する。
例えば、カード自体が装着されていなければ、実質的に
使用できないようにすることが考えられる。あるいは、
動作内容を制限してもよい。
【0009】このように、利用者は各自が所有するカー
ドを装着することで電話装置を利用することができるの
であるが、これは、逆に言えば、カードを装着しない状
況においてはカード装着時と同じ動作を電話装置本体が
しなくてもよいことを意味する。したがって、本発明の
電話装置においては、カードが所定の装着位置に装着さ
れたことを装着検出手段にて検出し、カードが所定の装
着位置から抜かれる方向へ移動したことを抜去検出手段
にて検出するようにし、状態切替手段が次のような制御
を行う。すなわち、カードが所定の装着位置に装着され
たことが検出された場合には、電話装置本体の動作状態
を通常状態に切り替え、一方、カードが所定の装着位置
から抜かれる方向へ移動したことが検出された場合に
は、通常状態よりも消費電力の少ないスリープ状態に切
り替える。
【0010】このスリープ状態について言えば、例えば
請求項3に示すように、カードが装着されたことを検出
できる最低限の部位のみに電源を供給することで消費電
力を少なくすることが考えられる。これは、カードが装
着されていない場合には実質的に使用できないようにす
ることを前提としたものであり、カードが装着された時
点で各部位へ電源供給して通常動作をさせればよく、そ
れ以外は必要最低限の部位にだけ電源供給するのであ
る。
【0011】また、このような前提であれば、請求項4
に示すようにしてもよい。つまり、電話装置本体におけ
る装置各部の総合的な制御をマイクロコンピュータを用
いて実行するのであれば、そのマイクロコンピュータの
動作クロックの周波数を、通常状態よりもスリープ状態
の場合には低下させることで消費電力を少なくする。カ
ードが装着されたことを検出できればよいのであれば、
通常動作時と同じレスポンスは不要だからである。
【0012】このように、電話装置本体へのカードの装
着・抜去に対応した状態切替を行うことによって、消費
電力が低減される、また、カードの装着・抜去に対応し
て電源供給を自動的に制御できるようにすれば、利用者
が電源スイッチを操作するといった必要もなくなって操
作性が向上すると共に、電源スイッチ自体も不要となり
構成簡略化にも寄与する。
【0013】ところで、所定の装着位置に装着されたカ
ードとの電気的な接続を行うカードインタフェースにつ
いては、次のような工夫をするとよい。つまり、請求項
2に示すように、カードが所定の装着位置にある場合に
はもちろん、その所定の装着位置から抜かれる方向へ移
動しても所定距離以内の移動であればカードとの電気的
な接続が可能なように構成するのである。これは主にカ
ードに記憶されているデータの破壊などを防止する点で
有効である。
【0014】つまり、電話装置本体の動作中、詳しくは
カードインタフェースを介してカードにアクセスしてい
る最中に、カードがカードインタフェースから電気的に
接続しなくなるとデータ保護の観点から好ましくない。
逆に言えば、アクセスしない状態となった後で、カード
がカードインタフェースとの電気的な接続が解除される
ことが好ましい。したがって、カードが所定の装着位置
から抜かれる方向へ移動すると、上述した抜去検出手段
がそのことを検出するので、状態切替手段によってスリ
ープ状態に切り替わる。このスリープ状態においてはカ
ードへのアクセスがされないこととしておけば、上述の
データ破壊を防止できる。
【0015】なお、カードに記憶されている固有の識別
情報としては、例えば請求項5に示すようにカードの製
造番号であってもよいし、請求項6に示すようにカード
の所有者に対応した電話番号であってもよい。要は利用
者の区別ができればよいので、シリアルな番号、つまり
重複した番号が存在しないようなものであればよい。
【0016】また、本発明において使用するカードは、
上述したように固有の識別情報を記憶しておく記憶手段
を備え、電話装置本体に着脱自在に装着されるものであ
ればよいので、ICカードをはじめとして、磁気カード
や光カードなどを用いてもよい。ICカードの場合には
記憶手段がICメモリであるが、詳しく言えば、マイク
ロプロセッサを備えてICメモリへの書き込みも可能な
(狭義の)ICカードと、集積回路としてICメモリだ
けを含むメモリカードに分けられる。本発明では、いず
れでも適用できる。また、磁気カードなども書き込みは
できないが、本発明は、少なくとも記憶手段に識別情報
を記憶していれば実現できるので、同様に用いることが
できる。なお、カードと表現したが、実際には、カード
形状でなくても携帯性があり、比較的小型であれば、そ
の他の形状であっても適用可能である。但し、現在非常
に広範に広まっているICカードや磁気カードに代表さ
れるように、カード形状であることが携帯性等の点から
も好ましいと言える。
【0017】なお、一般的な性質として、磁気カードよ
りもICカードの方がセキュリティ機能が高く、また記
憶容量も大きいので汎用性は高くなる。上述したよう
に、私的性の高いデータが他人に知られないようにする
ことが本発明の目的としてあるので、その点ではICカ
ードを用いることがより適切であると考える。
【0018】また、本発明の電話装置が適用される対象
として代表的なものとしては、携帯電話装置(いわゆる
携帯電話やPHS)や自動車電話装置などのように、電
話回線網に無線により接続される移動体用の電話装置が
考えられる。もちろん、電話回線網に伝送線を介して接
続される固定用の電話装置である宅内電話装置などであ
っても、同様に適用可能である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例
について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の
形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発
明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得るこ
とは言うまでもない。
【0020】まず、図1は本発明の電話装置の一実施例
としての自動車電話装置全体の構成を表す概略構成図で
ある。図1に示す如く、本実施例の自動車電話装置は、
電話装置本体1と、アンテナ2を介して他の電話装置と
の通信を行なうための自動車電話無線機(以下、単に無
線機という。)3と、電話装置本体1に装着して使用す
るICカード5と、から構成されている。また電話装置
本体1は、電話機本体(以下、クレードルという。)1
3と、クレードル13に着脱自在に設けられたハンドセ
ット通話用の受話器(以下、単にハンドセットとい
う。)15と、車両運転席近傍に設けられたハンドフリ
ー通話用のマイクロホン(以下、ハンドフリーマイクと
いう。)17とから構成されており、無線機3は電話装
置本体1のハンドセット15に接続されている。また、
ハンドセット15には図示しないスロットが設けられて
おり、ICカード5はこのスロット内に差し込まれるこ
とでハンドセット15に装着されるよう構成されてい
る。
【0021】図2に示す如く、クレードル13には、他
の電話装置からの呼出信号着信時に着信音を発生したり
ハンドフリー通話時に通話先からの音声を出力するため
のスピーカ27と、車両のバッテリBTからの電圧(通
常10V〜15V)を所定の電源電圧に変換して、ハン
ドセット15内の各部位及びクレードル13内の各部位
に供給する電源回路70と、ハンドセット15内のマイ
クロコンピュータ31からの指令に基づき、電源回路7
0から各部位への電源供給を制御、つまり電源を供給し
たり停止したりする制御を行う電源制御回路75を備え
ている。なお、ハンドセット15内のマイクロコンピュ
ータ31には、電源制御回路75を介さずに電源回路7
0から直接供給されるようになっている。
【0022】また、電話装置本体1のハンドセット15
と無線機3とは、通話用音声を通過させる音声ラインL
Aと、呼出信号等の各種制御用のシリアル信号を通過さ
せるシリアル信号ラインLSとにより接続されており、
ハンドセット15には、音声ラインLAを通過する音声
信号の増幅等を行なう音声制御部21、及びシリアル信
号ラインLSを通過するシリアル信号をバッファリング
するシリアル信号制御部23が備えられている。
【0023】このハンドセット15は、ハンドフリー通
話とハンドセット通話との切り換えを行なう通話制御部
25と、他の電話装置から送信されてきたメッセージ
や、電話装置本体1の操作案内,動作状況等を表示する
ための液晶表示装置(LCD)からなる表示部22と、
記憶部24と、カード有無検出スイッチ28と、カード
インタフェース部(以下、カードI/F部という)29
と、ハンドセット通話用のマイクロホン(以下、単にマ
イクという。)41と、ハンドセット通話時に通話先か
らの音声を出力するスピーカ43と、ダイヤル入力や通
話モードの選択を行うための各種キースイッチが設けら
れた各種操作部45と、音声制御部21,表示部22,
シリアル信号制御部23,記憶部24,通話制御部2
5,カードI/F部29及び操作部45を夫々制御する
マイクロコンピュータ31とにより構成されている。
【0024】なお、ハンドセット15には、ハンドセッ
ト15をクレードル13から取り上げたときにオンし、
通話モードとしてハンドセット通話を自動で選択する選
択スイッチが設けられている。前記カードI/F部29
は、「カードインタフェース」に相当し、上述した図示
しないスロット内に差し込まれたICカード5と電気的
に接続するためのインタフェースである。
【0025】このICカード5には「記憶手段」として
のメモリ5aが内蔵されており、メモリ5aには「固有
の識別情報」としての製造番号が記憶されている。した
がって、ハンドセット15内のマイクロコンピュータ3
1は、カードI/F部29に接続されたICカード5か
ら製造番号を読み出すことができる。
【0026】また、カード有無検出スイッチ28は、
「装着検出手段」及び「抜去検出手段」に相当し、IC
カード5が所定の装着位置に装着されているかどうかを
検出するスイッチであり、ICカード5が所定の装着位
置に装着されていれば相対的に高い電圧信号、所定の装
着位置に装着されていなければ相対的に低い電圧信号を
それぞれマイクロコンピュータ31に出力する。このI
Cカード5の「所定の装着位置」は、カードI/F部2
9との関係で次のように決まっている。
【0027】すなわち、ICカード5には図示しない外
部接続端子があり、この外部接続端子が電話装置本体1
側のカードI/F部29の端子と接触することによって
電気的な接続がなされるようにされている。そして、I
Cカード5をスロットに挿入していった場合、ある程度
挿入するとICカード5の外部接続端子がカードI/F
部29の端子と接触し始めるが、その位置からさらに所
定距離だけ挿入した位置が上述の「所定の装着位置」で
ある。したがって、ICカード5が所定の装着位置にあ
る場合にはもちろん、その所定の装着位置から抜かれる
方向へ移動しても所定距離以内の移動であればカードI
/F部29との電気的な接続が可能な状態となる。これ
は主にICカード5に記憶されているデータ破壊を防止
するためである。この点の詳細については後述する。
【0028】また、前記マイクロコンピュータ31は、
「状態切替手段」に相当し、図3に示すように、CPU
32を中心として図示しないROM、RAMなどを備え
る周知の構成に加え、さらに本実施例においては、大き
く分けて以下に示す2種類の特徴的な構成を備えてい
る。
【0029】まず、その一つ目の特徴的な構成は、コン
パレータ33である。このコンパレータ33は、カード
有無検出スイッチ28から供給される電圧信号を所定の
判定値と比較し、その比較結果をレベル信号としてCP
U32に出力する。具体的には、ICカード5が所定の
装着位置にありカード有無検出スイッチ28から相対的
に高い電圧信号が出力された場合には、コンパレータ3
3はCPU32に対してHiレベル信号を出力する。な
お、このコンパレータ33からのHiレベル信号は割り
込み要求信号(IRQ)として、つまり、Loレベル→
Hiレベルに変化した場合にだけCPU32に入力され
る。また、このような割り込み要求信号ではなく、カー
ド有無検出スイッチ28からの相対的に高い電圧信号及
び相対的に低い電圧信号は、コンパレータ33を介さず
に通常のレベル信号としてCPU32のI/Oポートに
入力される。
【0030】また、二つ目の特徴的な構成は、マイクロ
コンピュータ31の動作クロックを可変にする構成であ
る。図3を参照して具体的に説明する。マイクロコンピ
ュータ31外に、動作クロックを発生するための素子と
して2つの発振素子56a,56bが設けられており、
一方の発振素子56aによっては、通常動作用の周波数
(本実施例では10MHz)のクロックが発生し、他方
の発振素子56bによっては、上記周波数よりも低い周
波数(本実施例では32KHz)のクロックが発生する
ようになっている。そして、マイクロコンピュータ31
の内部に、各発振素子56a,56bを夫々発振させる
ための2つの発振回路58a,58bと、発振回路58
a,58bの内の何れか一方を作動させて、その作動さ
せた方の発振回路から得られるクロックを動作クロック
として出力するセレクタ60とを備えている。このセレ
クタ60はCPU32からの制御される。つまり、マイ
クロコンピュータ31は、自己の動作クロックを10M
Hzと32KHzとの何れかに切換可能になっている。
【0031】このように構成されたマイクロコンピュー
タ31は、通常動作を行う通常モード時には、発振素子
56a及び発振回路58aを作動させて10MHzのク
ロックに基づき動作すると共に、電源制御回路75へ指
令を与えて、電源回路70から各部位へ電源電圧を供給
させる。そして、後述する所定の条件が成立した場合に
は、マイクロコンピュータ31は、発振素子56b及び
発振回路58bの方を作動させて32KHzのクロック
で動作することにより、消費電力の少ないスリープモー
ドに入る。また、マイクロコンピュータ31は、このス
リープモードに入る直前に、上記電源制御回路75へ指
令を与えて、電源回路70から各部位への電源供給の
内、不要なものを遮断する。
【0032】従って、電話装置本体1は、マイクロコン
ピュータ31が通常モードで動作している時に通常状態
となり、マイクロコンピュータ31がスリープモードに
入ると、マイクロコンピュータ31の動作に伴う消費電
力が低減すると共に、不要な部位への電源供給が遮断さ
れるため、消費電力が極めて少ない状態であるスリープ
状態となる。
【0033】また、前記記憶部24は、例えば留守録機
能状態となっている際に他の電話装置から送信されてき
た伝言メッセージや電子メール機能状態となっている際
に受信したメールデータなどを記憶したり、ICカード
5から読み出した製造番号などを記憶する。
【0034】また、ハンドセット15内に設けられたハ
ンドセット通話用のマイク41及びスピーカ43と、ハ
ンドフリー通話用のハンドフリーマイク17及びクレー
ドル13内のスピーカ27とは、夫々、通話制御部25
に接続されており、ハンドセット通話時には通話制御部
25を介してハンドセット15内のマイク41及びスピ
ーカ43が音声制御部21に接続され、ハンドフリー通
話時には通話制御部25を介してハンドフリーマイク1
7及びスピーカ27が音声制御部21に接続される。
【0035】このように構成された本実施例の自動車電
話装置においては、ICカード5を電話装置本体1(詳
しくはクレードル13に設けられた図示しないスロッ
ト)に装着して利用することを前提とする。そして、電
話装置本体1は、ICカード5から製造番号が読み出さ
せた場合には、利用許可してもよい状態であると判断し
て通常動作を行える状態にする。しかし、製造番号が読
み出せない場合(当然ICカード5が装着されていない
場合も含む)には、実質的に電話装置本体1を使用でき
ないようにする。
【0036】このように、利用者は各自が所有するIC
カード5を装着することで電話装置を利用することがで
きるのであるが、これは、逆に言えば、ICカード5を
装着しない状況においてはカード装着時と同じ動作を電
話装置本体1がしなくてもよいことを意味する。したが
って、ICカード5が所定の装着位置に装着された場合
に初めて通常動作が可能な状態にし、ICカード5が所
定の装着位置から抜かれた場合には通常状態よりも消費
電力の少ないスリープ状態に切り替えるため、本電話装
置本体1は次のような動作をする。
【0037】図4はハンドセット15内のマイクロコン
ピュータ31が実行する処理を示すフローチャートであ
る。車両のイグニッションスイッチ(図示せず)が操作
されると、バッテリBTからの電圧が電源回路70を介
してマイクロコンピュータ31に供給され、図4に示す
処理が開始する。
【0038】最初のステップであるS110ではスリー
プ状態用の電源供給処理を行う。これは、マイクロコン
ピュータ31には電源回路70から直接電源供給がされ
ているが、他の部位には電源制御回路75を介して供給
しているので、マイクロコンピュータ31がこの電源制
御回路75を制御して、ICカード5が所定の装着位置
に装着されたことを検出できる最低限の部位のみに電源
供給するものである。具体的には、マイクロコンピュー
タ31以外にはカード有無検出スイッチ28のみに電源
供給されるよう制御する。
【0039】そして、続くS120においてはクロック
モードをLoレベルにする制御を実行する。具体的に
は、図3に示すCPU32がセレクタ60を制御し、発
振素子56b及び発振回路58bの方を作動させて32
KHzのクロックで動作することにより、消費電力の少
ないスリープモードに入る。
【0040】従って、これらS110,S120の処理
によって電話装置本体1がスリープモードにて動作して
いる状態では、マイクロコンピュータ31の動作に伴う
消費電力が低減すると共に、カード有無検出スイッチ2
8以外の部位への電源供給が遮断されるため、消費電力
が極めて少ない状態となっている。
【0041】続くS130では、図3に示すコンパレー
タ33からCPU32に割り込み要求信号があったかど
うかを判断する。割り込み要求信号があれば(S13
0:YES)S140へ移行するが、割り込み要求信号
がない場合には(S130:NO)S130の判断処理
を繰り返す。つまり、割り込み要求信号がない限り、上
述した消費電力の少ないスリープモードの状態のままで
ある。
【0042】割り込み要求信号があって移行するS14
0では、クロックモードをHiレベルにする制御を実行
する。具体的には、CPU32がセレクタ60を制御
し、発振素子56a及び発振回路58aを作動させて1
0MHzのクロックに基づき動作して通常の消費電力と
なる通常モードへ入る。
【0043】そして、続くS150においては、電話装
置本体1の各部位への電源供給を行う。これは、上述し
たS110ではスリープ状態用の電源供給処理として、
マイクロコンピュータ31以外にはカード有無検出スイ
ッチ28のみにしか電源供給がされていなかったので、
電源制御回路75へ指令を与えて、その他の各部位への
電源供給を実行する。
【0044】そして、続くS160にて、ICカード5
が装着されているかどうかを判定する。この判定は、カ
ード有無検出スイッチ28からコンパレータ33を介さ
ずに通常のレベル信号としてCPU32のI/Oポート
に入力される信号に基づいて行う。具体的には、相対的
に高い電圧信号が入力していれば、ICカード5が装着
されていると判断し、続くS170での通常処理に移行
する。一方、相対的に低い電圧信号が入力していれば、
ICカード5が装着されていないと判断し、S190に
移行する。このS190の処理内容は後述する。
【0045】次に、S170での通常処理を説明する。
このS170での通常処理においては様々な処理を実行
するが、一般的な電話装置としての機能を実現する各種
制御処理としては次のようなものである。即ち、無線機
3を介し、電話回線網に対して他の電話装置を呼び出す
ための発呼信号を送信させる発呼処理、基地局から呼出
信号が送信されてきたときにスピーカ27から着信音を
発生させる受信処理、着信音の発生により使用者が電話
装置本体1を電話回線網に接続する指令を入力した際に
当該電話装置本体1を電話回線網に接続させる接続処
理、発呼処理により呼出先の電話装置が電話回線網に接
続されて、その着呼者側の電話装置との通話が可能にな
ったときや、接続処理により当該電話装置本体1が電話
回線網に接続されて、発呼者側の電話装置との通話が可
能になったときに、使用者がハンドセット15のマイク
41から入力した音声信号を基地局側に送信したり、電
話回線網(換言すれば着呼者側の電話装置)から送信さ
れてきた音声信号にて、やはりハンドセット15のスピ
ーカ43から音声を発生させる音声入出力処理等を実行
する。
【0046】また、例えば着信音のパターンを設定した
り、留守録機能をセットしていた場合に得た伝言メッセ
ージや電子メール機能をセットしていた場合に得たメー
ルデータを記憶部24に記憶させる処理も、この通常処
理(S170)として実行される。
【0047】なお、この通常処理(S170)において
は、上述した一般的な電話機能を利用した処理の前に、
装着されているICカード5から製造番号を読み出す。
詳しくは、カードI/F部29を介してICカード5内
のメモリ5aに記憶されている製造番号を読み出す。そ
して、この読み出した製造番号に基づく所定の処理を行
う。
【0048】この所定の処理とは、例えば、読み出した
製造番号が本電話装置本体1において利用可能なものか
どうか判定し、利用が許可されていないものであれば、
表示部22にその旨を表示し、所定時間後に電源をオフ
する処理をしたり、前回の利用された際に読み出した製
造番号と異なる場合には、前回の利用時に記憶させたデ
ータなどを消去したりする処理である。具体的には、例
えばいわゆる留守録機能がある場合に前回の利用者宛の
伝言メッセージがあればそれを消去したり、あるいは電
子メール受信機能がある場合に前回の利用者宛のメール
データがあればそれを消去する。さらに、例えばICカ
ード5内のメモリ5a内に利用者が控えておきたい電話
番号を記憶させておき、そこから電話番号を読み出して
電話帳機能的な利用の仕方も考えられる。その場合に
は、ICカード5から読み出した電話番号は一時的にハ
ンドセット15の記憶部24に記憶されることとなるた
め、このデータを他人が知ることは好ましくない。した
がって、このような場合にも、読み出した電話番号デー
タを消去する。これらの処理をすることによって、私的
性の高いデータが他人に知られないようにすることがで
き、データのセキュリティ性を確保できる。なお、これ
らの処理は必ずそのようにしなくてはならないという訳
ではない。
【0049】そして、続くS180では、ICカード5
が装着されているかどうかを判定する。この判定は、上
述したS160の処理を全く同様であり、カード有無検
出スイッチ28からコンパレータ33を介さずに通常の
レベル信号としてCPU32のI/Oポートに入力され
る信号に基づいて行う。相対的に高い電圧信号が入力し
ていれば、ICカード5が装着されていると判断し、S
170での通常処理を繰り返し実行する。一方、相対的
に低い電圧信号が入力していれば、ICカード5が装着
されていないと判断し、S190に移行する。
【0050】S190に移行したということは、ICカ
ード5が装着されていない状態(S160:NO又はS
180:NO)であるので、S190においては、スリ
ープ状態時に不要な部位への電源供給を停止する。これ
は、上述したS150での処理のちょうど逆のような処
理である。つまり、S110におけるスリープ状態用の
電源供給処理では、マイクロコンピュータ31以外には
カード有無検出スイッチ28のみにしか電源供給がされ
ていなかったので、S150においては、電話装置本体
1の各部位への電源供給を行った。したがって、S19
0では、再度S110でのスリープ状態に戻すため、マ
イクロコンピュータ31が電源制御回路75へ指令を与
えて、マイクロコンピュータ31以外にはカード有無検
出スイッチ28のみにしか電源供給がされないよう、そ
れ以外への電源供給を停止するのである。
【0051】そして、続くS200においては、上述し
たS120と同様に、クロックモードをLoレベルにす
る制御を実行する。この内容はS120にて詳述したの
でここでは繰り返さない。このようにして、電話装置本
体1がスリープモードにて動作している状態に移行させ
てから(S190,S200)、S130へ戻る。つま
り、再度ICカード5が装着されて割り込み要求信号が
あるまで、スリープモードを継続することとなる。
【0052】なお、このような各処理が実行されている
任意にタイミングにおいて、例えば車両のイグニンショ
ンキーがOFFされてバッテリBTからの電源供給が停
止した場合には、本処理ルーチンが終了する。このよう
に、電話装置本体1へのICカード5の装着・抜去に対
応した状態切替を行うことによって、消費電力が低減さ
れる、また、ICカード5の装着・抜去に対応して電源
供給を自動的に制御できるので、利用者が電源スイッチ
を操作するといった必要もなくなって操作性が向上する
と共に、本電話装置本体1には電源スイッチ自体も不要
となり、構成簡略化にも寄与する。
【0053】また、カードI/F部29の端子がICカ
ード5の外部接続端子と接触することで電気的な接続が
されるが、ICカード5が所定の装着位置にある場合に
はもちろん、その所定の装着位置から抜かれる方向へ移
動しても所定距離以内の移動であれば、ICカード5の
外部接続端子とカードI/F部29の端子とは接触した
ままである。一方、ICカード5が所定の装着位置から
抜かれる方向へ移動すると、カード有無検出スイッチ2
8がそのことを検出するので図4のフローチャートにて
説明したように電話装置本体1はスリープ状態に切り替
わる。このスリープ状態においてはカードI/F部29
への電源供給も停止するので、カードI/F部29から
ICカード5へアクセスされない状態となった後で、I
Cカード5とカードI/F部29との電気的な接続が解
除される。したがって、ICカード5に記憶されている
データ破壊防止の点で有効である。
【0054】以上、一実施例について説明したが、次の
ように様々な態様での実施が可能である。 上記実施例では、ICカード5が装着されていない場
合には実質的に有効な利用ができないようにするため、
スリープ状態とし、マイクロコンピュータ31以外には
カード有無検出スイッチ28のみへの電源供給をするこ
ととした。しかし、ICカード5を装着していればもち
ろん全ての機能を利用でき、一方、ICカード5を装着
しない場合であっても制限された所定の機能だけは利用
を許可するような場合であれば、その機能実現に関係す
る部位への電源供給は行ってもよい。もちろん、その場
合には、図4に示したようにICカード5を装着するこ
とによってのみ発生する割り込み要求信号をトリガとす
るだけでなく、例えば電源スイッチを別に設けてもよ
い。もちろん、ICカード5を装着して発生する割り込
み要求信号をトリガとして通常処理に自動的に移行でき
る利点はそのまま残しておく。つまり、ICカード5が
ない場合に全く利用を許可しないのでは不便な利用状況
が想定される場合には、上述したように制限した機能だ
けを利用許可することで対応するという考え方である。
【0055】ICカード5に記憶されている固有の識
別情報として「ICカードの製造番号」としたが、例え
ばICカード5の所有者に対応した電話番号であっても
よい。要は利用者の区別ができればよいので、シリアル
な番号、つまり重複した番号が存在しないようなもので
あればよい。
【0056】上記実施例では、「カード」の一例とし
てICカード5を用いた。ICカード5の場合には記憶
手段がICを用いたメモリ5aであるが、詳しく言え
ば、マイクロプロセッサを備えてICメモリ5aへの書
き込みも可能な(狭義の)ICカードと、集積回路とし
てICメモリ5aだけを含むメモリカードに分けられ
る。上記実施例で説明した内容を実現するだけであれ
ば、メモリカードであってもよいが、マイクロプロセッ
サを備えてICメモリ5aへの書き込みも可能な(狭義
の)ICカード5とすれば、さらに特別な効果がある。
【0057】つまり、電話装置本体1の記憶部24に記
憶させたメールデータをICカード5のメモリ5aに記
憶させたり、操作部45を操作して新規に作成した電話
番号を同じくメモリ5aに記憶させて電話帳機能にデー
タを追加することもできる。さらには、次のような処理
も実行できる。上記実施例では、電話装置本体1が装着
されたICカード5の製造番号を記憶しておき、ICカ
ード5の交換があったかどうかを判定していたが、逆
に、ICカード5を電話装置本体1に装着した場合に、
電話装置本体1の識別番号(例えば製造番号)をICカ
ード5が受け取って、メモリ5aに記憶しておけば、装
着した電話装置本体1の履歴が判る。このようにすれ
ば、過去の装着履歴で、前回も今回と同じ電話装置本体
1に装着されていることが判れば、メモリ5a内のデー
タが改変されていることがないと推定されるため、デー
タ内容を確認せずに所定の動作を行ってもよい。一方、
過去の装着履歴で、前回は今回と異なる電話装置本体1
に装着されていることが判った場合には、メモリ5a内
のデータが改変されている可能性もあるので、データ内
容を確認した上で、所定の動作を行うようにするといっ
たことが考えられる。
【0058】また、磁気カードなども書き込みはでき
ないが、記憶手段(この場合は磁気ストライプなどの磁
性体)に識別情報を記憶していれば実現できるので、同
様に用いることができる。但し、上記実施例で用いたI
Cカード5は磁気カードと比べてセキュリティ機能が高
く、また記憶容量も大きいので汎用性は高い。つまり、
伝言メッセージやメールデータなどの私的性の高いデー
タが他人に知られないようにすることを目的とするので
あれば、記憶している識別情報の改竄の可能性が少ない
ICカード5を用いることがより適切である。
【0059】上記実施例は自動車電話装置として実現
した例を説明したが、自動車電話装置に限らず、同じく
電話回線網に無線により接続される移動体用の電話装置
である携帯電話装置(いわゆる携帯電話やPHS)や、
電話回線網に伝送線を介して接続される固定用の電話装
置である宅内電話装置などであっても同様に適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としての自動車電話装置全体の
構成を表す概略構成図である。
【図2】電話装置本体の回路構成を表すブロック図であ
る。
【図3】ハンドセット内のマイクロコンピュータの一部
構成を示すブロック図である。
【図4】ハンドセット内のマイクロコンピュータにて実
行される処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1…電話装置本体 3…自動車電話無線
機 5…ICカード 5a…メモリ 13…電話機本体(クレードル) 15…受話器(ハン
ドセット) 17…ハンドフリーマイク 21…音声制御部 22…表示部 23…シリアル信号
制御部 24…記憶部 25…通話制御部 27…スピーカ 28…カード有無検
出スイッチ 29…信号処理部 31…マイクロコン
ピュータ 32…CPU 33…コンパレータ 41…マイクロホン 43…スピーカ 45…操作部 56a,56b…発
振素子 58a,58b…発振回路 60…セレクタ 70…電源回路 75…電源制御回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話装置本体と、 固有の識別情報を記憶しておく記憶手段を内蔵し、前記
    電話装置本体に着脱自在に装着されるカードとを備え、 前記電話装置本体は、前記カードから前記識別情報が読
    み出させた場合には、読み出せない場合とは異なる所定
    の動作を実行するよう構成された電話装置であって、 前記電話装置本体は、 少なくとも前記カードが所定の装着位置にある場合には
    カードとの電気的な接続が可能なカードインタフェース
    と、 前記カードが所定の装着位置に装着されたことを検出す
    る装着検出手段と、 前記カードが所定の装着位置から抜かれる方向へ移動し
    たことを検出する抜去検出手段と、 前記カードが所定の装着位置に装着された場合には、電
    話装置本体の動作状態を通常状態に切り替え、一方、前
    記カードが所定の装着位置から抜かれる方向へ移動した
    場合には、前記通常状態よりも消費電力の少ないスリー
    プ状態に切り替える状態切替手段と、 を備えたことを特徴とする電話装置。
  2. 【請求項2】 前記カードインタフェースは、前記カー
    ドが所定の装着位置にある場合にはもちろん、その所定
    の装着位置から抜かれる方向へ移動しても所定距離以内
    の移動であれば前記カードとの電気的な接続が可能なよ
    うに構成されていること、 を特徴とする請求項1に記載の電話装置。
  3. 【請求項3】 前記スリープ状態においては、前記カー
    ドが装着されたことを検出できる最低限の部位のみに電
    源を供給することで消費電力を少なくしていること、 を特徴とする請求項1又は2に記載の電話装置。
  4. 【請求項4】 電話装置本体は、装置各部の総合的な制
    御をマイクロコンピュータを用いて実行しており、 前記スリープ状態においては、そのマイクロコンピュー
    タの動作クロックの周波数を前記通常状態よりも低下さ
    せることで消費電力を少なくしていること、 を特徴とする請求項1又は2に記載の電話装置。
  5. 【請求項5】 前記固有の識別情報は、前記カードの製
    造番号であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の電話装置。
  6. 【請求項6】 前記固有の識別情報は、前記カードの所
    有者に対応した電話番号であることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載の電話装置。
  7. 【請求項7】 前記カードが備える前記記憶手段がIC
    メモリであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    に記載の電話装置。
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