JPH11234385A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH11234385A
JPH11234385A JP10029809A JP2980998A JPH11234385A JP H11234385 A JPH11234385 A JP H11234385A JP 10029809 A JP10029809 A JP 10029809A JP 2980998 A JP2980998 A JP 2980998A JP H11234385 A JPH11234385 A JP H11234385A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 IDコードやメモリダイヤルなどの特定情報
を格納可能なICカードが電気的に接続可能に構成され
た通信装置において、使い勝手の向上を図ることができ
る。 【解決手段】 車載用電話装置1(通信装置)の制御回
路16は、電源がオン状態(起動状態)で、SIMカー
ド(ICカード)8が電気的に接続されたことを検出す
ると、SIMカード8に格納されている特定情報を格納
部19に転送して格納する。この後、使用者がSIMカ
ード8の特定情報を読出すための所定のキー操作を行う
と、このとき、SIMカード8に格納されていた特定情
報は、SIMカード8から既に格納部19に転送されて
格納されているので、SIMカード8から読出されるこ
とはなく、格納部19から読出されることになる。これ
によって、SIMカード8の特定情報を読出すのに要す
る時間を短縮することができ、使い勝手の向上を図るこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IDコードやメモ
リダイヤルなどの特定情報を格納可能なICカードが電
気的に接続可能に構成された通信装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、電気通信技術の
進歩に伴って、例えば車載用電話装置や携帯電話装置な
どの通信装置が広く普及しており、その一つとして、I
Cカードを利用した車載用電話装置が考えられている。
このものは、ICカードとして加入者番号(IDコー
ド)を含んでなる特定情報が格納されたSIM(Subscr
iber Identity Module)カードを採用し、例えば該SI
Mカードを車載用電話装置に挿入することによって、そ
のSIMカードの加入者番号に基づいて、通話やデータ
通信が可能となるものである。
【0003】この場合、上記した特定情報は、加入者番
号の他に、メモリダイヤル、累積通話時間、累積通話料
金、発信履歴、着信履歴ならびにカード製造番号などを
含んで構成されている。しかして、使用者は、所定のキ
ー操作を行うことによって、SIMカードに格納されて
いる例えばメモリダイヤルを、車載用電話装置のメモリ
に転送し、ディスプレイに表示させる、つまり、メモリ
ダイヤルを読出すことができ、その読出したメモリダイ
ヤルに基づいて発信(発呼)することができるようにな
る。
【0004】ところで、SIMカードと車載用電話装置
との間は、一般的には、データがシリアル通信により転
送されるようになっている。そのため、SIMカードに
格納されているメモリダイヤルが、そのSIMカードか
ら車載用電話装置のメモリに転送されるのに要する時
間、つまり、メモリダイヤルを読出すのに要する時間は
比較的長く、使い勝手に劣るという問題がある。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、IDコードやメモリダイヤルなど
の特定情報を格納可能なICカードが電気的に接続可能
に構成されたものにおいて、使い勝手の向上を図ること
ができる通信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、制御手段は、自己に駆動電源が供給されている起動
状態で、且つ、検出手段によりICカードが電気的に接
続されていることを検出したときには、ICカードに格
納されている特定情報を格納手段に転送して格納する。
すなわち、電源がオンされている状態で、使用者がIC
カードを例えば挿入するなどして、ICカードを通信装
置に電気的に接続すると、ICカードに格納されている
特定情報は、格納手段に転送されて格納される。
【0007】したがって、使用者が、この後、ICカー
ドの特定情報を読出すための所定のキー操作を行うと、
このとき、ICカードに格納されていた特定情報は、上
述した処理によって、ICカードから格納手段に転送さ
れて格納されているので、ICカードから読出されるこ
とはなく、格納手段から読出されるようになる。これに
より、ICカードの特定情報を読出すのに要する時間を
短縮することができ、使い勝手の向上を図ることができ
る。
【0008】請求項2の発明によれば、制御手段は、判
別手段によりICカードが電気的に接続されたことに伴
って所定条件が成立していることを判別したときには、
上述した処理、つまり、ICカードに格納されている特
定情報を格納手段に転送して格納する処理を無効化す
る。
【0009】すなわち、使用者がICカードを例えば挿
入するなどして、ICカードを通信装置に電気的に接続
したときに、所定条件が成立していると、ICカードに
格納されている特定情報は、格納手段に転送されて格納
されることはない。これにより、適宜、所定条件を設定
することにより、上記した転送・格納処理を禁止するこ
とができ、使い勝手の向上をより図ることができ、さら
には、消費電力の低減化を図ることができる。
【0010】請求項3の発明によれば、制御手段は、判
別手段によりICカードが電気的に接続されたことに伴
って、該ICカードに格納されているICカード識別子
ならびに通信装置識別子と、格納手段に格納されている
ICカード識別子ならびに通信装置識別子とがそれぞれ
合致したことを判別したときには、上述した処理、つま
り、ICカードに格納されている特定情報を格納手段に
転送して格納する処理を無効化する。
【0011】すなわち、この場合は、ICカードに格納
されているICカード識別子ならびに通信装置識別子
と、格納手段に格納されているICカード識別子ならび
に通信装置識別子とがそれぞれ合致していることに伴っ
て、ICカードに格納されている特定情報は、前回の処
理によって既に格納手段に転送されて格納されているの
で、今回の処理によって格納手段に転送して格納する必
要はないものである。これにより、不要な処理を省くこ
とができ、使い勝手の向上をより図ることができ、さら
には、消費電力の低減化を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を車載用電話装置に
適用し、ICカードとしてSIM(Subscriber Identit
y Module)カードを採用した一実施例について、図面を
参照して説明する。まず、車載用電話装置1の全体構成
を示す図2において、車載用電話装置1は、電話装置本
体2と、アンテナ3を有する自動車電話無線機(以下、
無線機と略称する)4とを備えて構成されている。そし
て、上記電話装置本体2は、ハンドセット通話用の受話
器(ハンドセット)5と、この受話器5が装着可能な電
話機本体(クレードル)6と、この電話機本体6に接続
されたハンドフリー通話用のマイクロホン(ハンドフリ
ーマイク)7とを備えて構成されている。尚、この場
合、上記受話器5には、詳しくは後述するように、SI
Mカード8が挿入されて収納されるようになっている。
【0013】次いで、上記受話器5ならびにSIMカー
ド8について、図3を参照して説明する。図3におい
て、受話器5にあって本体ケース9は、上ケース10と
下ケース11とが組合わされて構成されている。上ケー
ス10の表面(図3において上面)部には、「電源」キ
ー、「開始」キー、「メモリ」キー、「コール」キー、
「0」〜「9」の数字キーならびに「スクロール」キー
などの各種キーが配設されてなるキー操作部12、メッ
セージや電話番号などを表示するディスプレイ13が設
けられている。また、下ケース11の側面部にあって所
定部位には透孔部11aが形成されており、その透孔部
11a内には、イジェクトノブ14が図3中、矢印A
1,A2方向に移動可能に配設されている。
【0014】上記した本体ケース9の上部には、スリッ
ト状の開口部15が設けられており、上記SIMカード
8は、その開口部15から挿入されることにより、その
略全体が本体ケース9の内部に収納されるようになって
いる。そして、SIMカード8の略全体が本体ケース9
の内部に収納されたときには、SIMカード8のIC回
路部(図示せず)と受話器5側に設けられた接続端子
(図示せず)とが電気的に接触するようになっており、
これにより、SIMカード8と受話器5とが電気的に接
続し、つまり、SIMカード8と車載用電話装置1とが
電気的に接続するようになっている。
【0015】また、この場合、SIMカード8の略全体
が本体ケース9の内部に収納されている状態から、上記
イジェクトノブ14を図3中、矢印A1方向に操作する
と、それに伴って、SIMカード8が図3中、矢印A1
方向に突出するようになっており、これにより、SIM
カード8を本体ケース9の内部から引抜くことができる
ようになっている。尚、図3では、SIMカード8の下
半部が本体ケース9の内部に収納されている状態を示し
ている。
【0016】次に、上述のように構成された車載用電話
装置1のうちの電話装置本体2ならびにSIMカード8
の電気的な構成について、図1を参照して説明する。ま
ず、電話装置本体2にあって受話器5の電気的な構成に
ついて説明する。受話器5において、制御手段ならびに
判別手段としての制御回路16は、マイクロコンピュー
タを主体として構成されているもので、この制御回路1
6には、通話制御部17、表示部18、格納手段として
の格納部19、シリアル信号制御部20ならびに検出手
段としてのSIMカードインタフェース部21が接続さ
れている。
【0017】上記通話制御部17には音声制御部22が
接続されており、この音声制御部22は、上記した無線
機4から音声ラインLAを介して音声信号が与えられる
と、その音声信号に対して所定の処理を行って通話制御
部17に出力すると共に、通話制御部17から音声信号
が与えられると、その音声信号に対して所定の処理を行
って音声ラインLAを介して無線器4に出力するように
なっている。
【0018】このとき、通話制御部17は、ハンドフリ
ー通話に設定されているときには、音声制御部22から
与えられた音声信号を上記電話機本体6に設けられたハ
ンドフリー通話用のスピーカ23に出力すると共に、上
記ハンドフリーマイク7から与えられた音声信号を音声
制御部22に出力し、これに対して、ハンドセット通話
に設定されているときには、音声制御部22から与えら
れた音声信号をハンドセット通話用のスピーカ24に出
力すると共に、ハンドセット通話用のマイク25から与
えられた音声信号を音声制御部22に出力するようにな
っている。
【0019】尚、この場合、受話器5には、該受話器5
が電話機本体6に装着されているか否かを検出可能な検
出スイッチ(図示せず)が設けられており、制御回路1
6は、この検出スイッチの検出結果に基づいて、ハンド
フリー通話とハンドセット通話とを自動的に切換制御す
るようになっている。
【0020】表示部18は、上記ディスプレイ13(図
3参照)に接続されており、上述したメッセージや電話
番号などをディスプレイ13に表示するにあたって、表
示制御を行うようになっている。
【0021】シリアル信号制御部20は、上記した無線
機4からシリアル信号ラインLSを介して例えば呼出信
号などの各種の制御信号が与えられると、その制御信号
に対して所定の処理を行って制御回路16に出力すると
共に、制御回路16から各種の制御信号が与えられる
と、その制御信号に対して所定の処理を行ってシリアル
信号ラインLSを介して無線器4に出力するようになっ
ている。
【0022】SIMカードインタフェース部21は、S
IMカード8が受話器5の本体ケース9の内部に収納さ
れ、SIMカード8と車載用電話装置1とが電気的に接
続したときに、検知信号を制御回路16に出力するよう
になっている。しかして、制御回路16は、SIMカー
ドインタフェース部21から検知信号が与えられること
によって、SIMカード8と車載用電話装置1とが電気
的に接続したことを検出することができるようになって
いる。
【0023】上記SIMカード8は、周知の構成のメモ
リ8aを備えており、その所定容量の格納領域に、必須
情報ならびにオプション情報からなる特定情報が格納さ
れるようになっている。この場合、必須情報は、通話や
データ通信するにあたって必須となる情報であり、具体
的には、加入者番号(IDコード)、移動局番号、位置
登録情報ならびに自己に固有のカード製造番号(本発明
でいうICカード識別子)などから構成されている。
【0024】これに対して、オプション情報は、通話や
データ通信するにあたって必須でない情報であり、具体
的には、メモリダイヤル、累積通話時間、累積通話料
金、発信履歴ならびに着信履歴などから構成されてい
る。また、SIMカード8は、上記した格納領域に、後
述する受話器製造番号(本発明でいう通信装置識別子)
が格納されるようにもなっている。
【0025】上記格納部19は、その所定容量の格納領
域に、上記SIMカード8に格納されている特定情報と
データ形式が等しい特定情報が格納可能であると共に、
SIMカード8に格納されている特定情報が格納可能に
構成されている。尚、この場合、SIMカード8に格納
されている特定情報が格納部19に格納される場合に
は、格納部19にあっては、SIMカード8に格納され
ている特定情報は、それよりも以前に特定情報が格納さ
れていた領域に格納される(オーバライトされる)こと
になり、つまり、それよりも以前に格納されていた特定
情報は消去されるようになっている。そして、また、こ
の格納部19には、上記した格納領域に、自己が属する
受話器5に固有の受話器製造番号が格納されている。
【0026】そして、上記した構成においては、制御回
路16は、自己モードに設定されているときには、格納
部19に格納されている特定情報に基づいて動作するよ
うになっており、SIMカードモードに設定されている
ときには、SIMカード8に格納されている特定情報に
基づいて動作するようになっている。
【0027】また、SIMカード8とSIMカードイン
タフェース部21との間は、シリアル通信によりデータ
通信が実現されるようになっており、しかして、SIM
カード8に格納されている特定情報は、シリアル通信に
より、受話器5側の格納部19に転送されて格納される
ようになっている。
【0028】次いで、電話装置本体2にあって電話機本
体6の電気的な構成について説明する。電話機本体6
は、前述したハンドフリー通話用のスピーカ23の他
に、電源回路26ならびに電源制御回路27を備えて構
成されている。電源回路26は、車両用のバッテリから
上記無線機4を介して駆動電源が与えられるようになっ
ており、無線機4から駆動電源が与えられると、その駆
動電源を所定の電源電圧に変換して上記した受話器5の
各部ならびに電話機本体6の各部に供給するようになっ
ている。
【0029】また、電源制御回路27は、受話器5の制
御回路16からの指令に基づいて、電源回路26から受
話器5の各部ならびに電話機本体6の各部に供給される
駆動電源の供給・停止を制御するようになっている。
尚、この場合、受話器5の制御回路16には、電源回路
26から電源制御回路27を介さずに駆動電源が直接供
給されるようになっている。
【0030】次に、前述した構成の作用について、特に
は、電源がオン状態(起動状態)で、制御回路16がS
IMカードモードに設定されている状態にあって、上記
SIMカード8が車載用電話装置1にあって電話装置本
体2の受話器5の本体ケース9の内部に収納されて、S
IMカード8と車載用電話装置1とが電気的に接続した
場合に、制御回路16が実行する処理について、図4に
示すフローチャートならびに図5も参照して説明する。
【0031】尚、説明するにあたって、今回の処理で使
用される車載用電話装置1ならびにSIMカード8と、
これよりも以前(前回)の処理で使用された車載用電話
装置1ならびにSIMカード8とを区別するため、今回
の処理で使用される車載用電話装置1ならびにSIMカ
ード8を、それぞれ車載用電話装置AならびにSIMカ
ードBとすると共に、前回の処理で使用された車載用電
話装置1ならびにSIMカード8を、それぞれ車載用電
話装置CならびにSIMカードDとする。
【0032】まず、車載用電話装置Aの制御回路16
は、発信処理のキー操作や着信処理のキー操作などを待
機しているメインルーチン(図示せず)を実行中に、S
IMカードインタフェース部21から検知信号が与えら
れると、SIMカードBと車載用電話装置Aとが電気的
に接続したことを検出し、上記メインルーチンから抜け
て、図4に示す特定情報転送処理に移行する。
【0033】さて、特定情報転送処理に移行した制御回
路16は、最初に、SIMカードBを判別する処理を実
行する。具体的には、制御回路16は、図5(a)〜
(c)に示すように、SIMカードBにリクエスト信号
(RQ1)を送信することによって、SIMカードBか
ら該SIMカードBに格納されている必須情報のうちの
カード製造番号(IDb)を受信する(ステップS
1)。そして、制御回路16は、その受信したカード製
造番号(IDb)と、その時点で自己(車載用電話装置
A)の格納部19に格納されているカード製造番号とを
比較する(ステップS2)。
【0034】ここで、前回に、SIMカードBとは異な
るSIMカードDが車載用電話装置Aと共に使用されて
いれば、車載用電話装置Aの格納部19には、図5
(a)に示すように、SIMカードBのカード製造番号
(IDb)ではなく、SIMカードDのカード製造番号
(IDd)が格納されていることになるので、制御回路
16は、ステップS3において「NO」と判断し、ステ
ップS4に移行する。
【0035】ステップS4に移行した制御回路16は、
格納部19に、SIMカードBのカード製造番号(ID
b)ではなく、SIMカードDのカード製造番号(ID
d)が格納されていることに伴って、SIMカードBに
格納されている特定情報ではなく、SIMカードDに格
納されていた特定情報が格納されている可能性があるこ
とになるので、SIMカードBに格納されている特定情
報を、前述したシリアル通信ラインにより車載用電話装
置Aの格納部19に転送し、所定の格納領域に格納する
(オーバライトする)。
【0036】そして、制御回路16は、SIMカードB
に、自己(車載用電話装置A)の受話器製造番号(ID
a)を送信して格納し(ステップS5)、その後、メイ
ンルーチンに復帰する(リターンする)。
【0037】これに対して、前回に、今回の処理と同様
にして、SIMカードBが車載用電話装置Aと共に使用
されていれば、車載用電話装置Aの格納部19には、図
5(b),(c)に示すように、SIMカードBのカー
ド製造番号(IDb)が格納されていることになるの
で、制御回路16は、ステップS3において「YES」
と判断し、ステップS6に移行する。
【0038】ステップS6に移行した制御回路16は、
格納部19に、SIMカードBのカード製造番号(ID
b)が格納されていることに伴って、その時点でSIM
カードBに格納されている特定情報と等しい特定情報が
格納されている可能性があることになるので、次いで、
以下の処理を実行する。
【0039】すなわち、制御回路16は、図5(b),
(c)に示すように、SIMカードBにリクエスト信号
(RQ2)を送信することによって、SIMカードBか
ら該SIMカードBに格納されている受話器製造番号を
受信する。そして、制御回路16は、その受信した受話
器製造番号と、格納部19に格納されている自己の受話
器製造番号(IDa)とを比較する(ステップS7)。
【0040】ここで、SIMカードBが、前回の処理と
今回の処理との間に、他の車載用電話装置Cと共に使用
されていれば、SIMカードBには、図5(b)に示す
ように、車載用電話装置Aの受話器製造番号(IDa)
ではなく、車載用電話装置Cの受話器製造番号(ID
c)が格納されており、また、それに伴って、SIMカ
ードBに格納されている特定情報の内容が書換わってい
る可能性があることになるので、制御回路16は、ステ
ップS8において「NO」と判断し、前述したステップ
S4に移行する。
【0041】そして、ステップS4に移行した制御回路
16は、前述した処理と同様に、SIMカードBに格納
されている特定情報を、前述したシリアル通信ラインに
より車載用電話装置Aの格納部19に転送し、所定の格
納領域に格納する(オーバライトする)。
【0042】これに対して、SIMカードBが、前回の
処理と今回の処理との間に、他の車載用電話装置Cと共
に使用されていなければ、つまり、連続して車載用電話
装置Aと共に使用されていれば、SIMカードBには、
図5(c)に示すように、前回に共に使用された車載用
電話装置Aの受話器製造番号(IDa)が格納されてい
ることになるので、このときは、制御回路16は、ステ
ップS8において「YES」と判断し、これ以降、何ら
処理を実行することなく、メインルーチンに復帰する
(リターンする)。
【0043】このように、制御回路16は、SIMカー
ド8と車載用電話装置1とが電気的に接続された毎に、
そのSIMカード8に格納されているカード製造番号な
らびに受話器製造番号と、車載用電話装置1にあって受
話器5の格納部19に格納されているカード製造番号な
らびに受話器製造番号とをそれぞれ識別し、その識別し
た結果に基づいて、間接的に、SIMカード8に格納さ
れている特定情報と、その時点で車載用電話装置1の格
納部19に格納されている特定情報とが合致しているか
否かを判断し、さらに、SIMカード8に格納されてい
る特定情報を格納部19に転送して格納するか否かを判
断するようになっている。
【0044】尚、この場合は、電源がオンされている状
態にあるときに、SIMカード8が受話器5の本体ケー
ス9の内部に収納された場合について説明したが、これ
に限らず、SIMカード8が受話器5の本体ケース9の
内部に収納されている状態のときに、電源がオンされた
場合であっても、これと同様の処理が実行されるように
なっている。
【0045】このように本実施例によれば、電源がオン
状態(起動状態)で、SIMカード8を車載用電話装置
1に電気的に接続すると、SIMカード8に格納されて
いる特定情報が格納部19に転送されて格納されるよう
に構成したので、この後、使用者がSIMカード8の特
定情報を読出すための所定のキー操作を行うと、このと
き、SIMカード8に格納されていた特定情報は、SI
Mカード8から既に格納部19に転送されて格納されて
いるので、SIMカード8から読出されることはなく、
格納部19から読出されることになる。これによって、
SIMカード8の特定情報を読出すのに要する時間を短
縮することができ、使い勝手の向上を図ることができ
る。
【0046】特に、本実施例では、SIMカード8に格
納されているカード製造番号ならびに受話器製造番号
と、車載用電話装置1にあって受話器5の格納部19に
格納されているカード製造番号ならびに受話器製造番号
とがそれぞれ合致したことを所定条件とし、その所定条
件が成立しているときには、上述した処理、つまり、S
IMカード8に格納されている特定情報が格納部19に
転送されて格納される処理が無効化されるように構成し
たので、不要な処理を省くことができる。これによっ
て、使い勝手の向上をより図ることができ、さらには、
消費電力の低減化を図ることができる。
【0047】本発明は、上記実施例にのみ限定されるも
のでなく、次のように変形または拡張することができ
る。通信装置としては、車載用電話装置に限らず、例え
ばICカード(SIMカード)が挿入されるタイプの携
帯電話装置、ICカードが挿入されるタイプの公衆電話
装置ならびにICカードが挿入されるタイプの一般電話
装置などに適用しても良い。
【0048】ICカード識別子ならびに通信装置識別子
としては、それぞれカード製造番号ならびに受話器製造
番号を採用することに限らず、無線機に固有の無線機製
造番号を採用しても良く、使用する機器を個別に判別可
能な他のものを採用するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気的構成を示すブロック構成図
【図2】全体構成図
【図3】SIMカードの下半部が本体ケースの内部に収
納された状態を示す外観斜視図
【図4】フローチャート
【図5】作用を示す図
【符号の説明】
図面中、1は車載用電話装置(通信装置)、8はSIM
カード(ICカード)、16は制御回路(制御手段、判
別手段)、19は格納部(格納手段)、21はSIMカ
ードインタフェース部(検出手段)である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IDコードやメモリダイヤルなどの特定
    情報を格納可能なICカードが電気的に接続可能に構成
    された通信装置において、 前記ICカードが格納可能な前記特定情報を格納可能な
    格納手段と、 前記ICカードが電気的に接続されているか否かを検出
    する検出手段と、 自己に駆動電源が供給されている起動状態で、且つ、前
    記検出手段により前記ICカードが電気的に接続されて
    いることを検出したときには、前記ICカードに格納さ
    れている特定情報を前記格納手段に転送して格納する制
    御手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記ICカードが電気的に接続されたこ
    とに伴って所定条件が成立しているか否かを判別する判
    別手段を備え、 前記制御手段は、前記判別手段により前記ICカードが
    電気的に接続されたことに伴って所定条件が成立してい
    ることを判別したときには、前記転送・格納処理を無効
    化することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記ICカードは、該ICカードを識別
    するICカード識別子と、前回に電気的に接続された通
    信装置を識別する通信装置識別子とを格納可能に構成さ
    れ、 前記格納手段は、自己を識別する通信装置識別子と、前
    回に電気的に接続されたICカードを識別するICカー
    ド識別子とを格納可能に構成され、 前記判別手段は、前記ICカードに格納されているIC
    カード識別子ならびに通信装置識別子と、前記格納手段
    に格納されているICカード識別子ならびに通信装置識
    別子とがそれぞれ合致した状態を前記所定条件とするよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項2記載の通
    信装置。
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