JP3223870B2 - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JP3223870B2
JP3223870B2 JP35815897A JP35815897A JP3223870B2 JP 3223870 B2 JP3223870 B2 JP 3223870B2 JP 35815897 A JP35815897 A JP 35815897A JP 35815897 A JP35815897 A JP 35815897A JP 3223870 B2 JP3223870 B2 JP 3223870B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話装置に関し、
特に、固有の識別情報を記憶しているカードを電話装置
本体に着脱自在とし、装着されたカードから前記識別情
報が読み出させた場合には、読み出せない場合とは異な
る所定の動作を実行するよう構成された電話装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車電話装置や携帯電話装置などにお
いては、その電話装置の所有者と利用者が一致すること
が通常である。そして、このような個人使用を前提とし
た電話装置においては、例えば、着信音の鳴音パターン
やキー操作確認音の有無設定や時計表示をするかしない
かの設定など、個人の好みに応じて変更設定できるよう
にされている。また、いわゆる留守録機能によって、音
声による伝言メッセージを記憶することもできる。さら
には、電話回線網が行うサービスの一つとして、発呼者
側の電話装置から、呼出先の電話番号に任意のメールデ
ータを付与した発呼信号が発信されると、その電話番号
に対応した着呼者側の電話装置に対して、そのメールデ
ータを付与した呼出信号を送信することで、着呼者側
で、発呼者側からのメールデータを取得できるようにし
たメール転送サービスなどが知られている。
【0003】一方、固有の識別情報を記憶しているカー
ドを電話装置本体に着脱自在とし、装着されたカードか
ら識別情報が読み出させた場合には、読み出せない場合
とは異なる所定の動作を実行するよう構成された電話装
置も考えられている。例えば、カード自体が装着されて
いなければ実質的に使用できないようにすることが考え
られる。あるいは、全く使用できなくするのではなく、
動作内容を制限してもよい。つまり、カードが装着され
ていれば、上述した着信音の鳴音パターンなどの変更設
定や、留守録機能によって得た伝言メッセージを記憶し
たり電子メール機能によって得たメールデータを記憶し
たりするといった特別の処理も行えるが、カードが装着
されていないと、例えば電話をかけたり受けたりすると
いった基本的な動作しかできなくする。その場合は、当
然ながら、記憶されている伝言メッセージやメールデー
タを知ることはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した電話装置の動
作モードの設定は個人の好みを反映したものであり、ま
た、伝言メッセージあるいはメールデータは非常に私的
性の高い内容であるが、利用者が固定されていれば何ら
問題はない。しかし、1台の電話装置を複数の利用者で
共用する場合には問題が出てくる。つまり、上述したよ
うに、複数の利用者がそれぞれカードを所有し、1台の
電話装置を共用する場合であっても、カードを装着する
ことで電話装置の備える全ての機能を制限なく使用でき
るようになると、次のような問題が発生する。
【0005】まず、電話装置の動作モードが前の利用者
好みに設定されていることを想定すると、それを自分の
好みに合わせて再設定しようとする場合には、再設定操
作が煩わしい。さらに、あえて自分の好みに設定する意
図がない利用者の場合であっても、初期設定から変更さ
れていると思わぬ動作となってしまい、使い勝手が悪く
なる。これは、前の利用者の利用中に生じたことが原因
で現在の利用者が被る不都合である。
【0006】逆に、前の利用者が被る不都合も考えられ
る。つまり、伝言メッセージあるいはメールデータがそ
のまま残っていると、他の利用者、つまり現在の利用者
に知られる可能性がある。これらのデータは上述したよ
うに私的性が高いため、他人に簡単に知られてしまう状
況は基本的に好ましくない。
【0007】このように、カードの装着を前提として1
台の電話装置を複数の利用者で共用する場合には、上述
した前の利用者特有の設定やデータなどをどのように扱
うかが重要である。本発明は、こうした問題に鑑みなさ
れたもので、別の利用者によって設定された動作モ−ド
による悪影響を現在の利用者が受けないようにしたり、
私的性の高いデータが他人に知られないようにして、複
数の利用者が共用する際の不都合をなくした電話装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の電話装置においては、電
話装置本体に着脱自在に装着されるカードに内蔵された
記憶手段に、そのカード固有の識別情報を記憶してい
る。また、電話装置本体は、動作モードを変更するモー
ド変更機能、動作中に得たデータを記憶しておくデータ
記憶機能の少なくともいずれか一方の機能を有すると共
に、データ記憶手段には、モード変更機能によって変更
した動作モードの設定データ、あるいはデータ記憶機能
による記憶対象のデータを記憶しておくことができる。
そして、電話装置本体の比較手段は、カードが装着され
た際、装着されたカードから読み出した識別情報とID
記憶手段に記憶されている前回装着されたカードの識別
情報を比較し、ユーザ変更時処理手段は、その比較結果
に応じて次のような対処をする。すなわち、両識別情報
が一致した場合には、前回利用時の動作モード及び前回
利用時にデータ記憶手段に記憶されたデータを利用して
動作させ、一方、両識別情報が一致しない場合には、
ード変更機能によって動作モードが変更されていれば動
作モードを初期状態に戻し、一方、データ記憶機能によ
ってデータを記憶していれば、当該記憶されているデー
タを消去又は使用不可状態にする。
【0009】本電話装置においては、利用者がそれぞれ
自分のカードを持っており、そのカードを電話装置本体
に装着して利用することを前提とする。そして、電話装
置本体は、カードから識別情報が読み出させた場合に
は、読み出せない場合(当然カードが装着されていない
場合も含む)とは異なる所定の動作を実行する。例え
ば、カード自体が装着されていなければ、実質的に使用
できないようにすることが考えられる。あるいは、動作
内容を制限してもよい。つまり、カードが装着されてい
れば、相手側の電話装置との間で通話する基本的な電話
機能に加えて、着信音の鳴音パターンなどの変更設定
や、留守録機能や電子メール機能が使用でき、それらに
よって得た伝言メッセージやメールデータを記憶したり
するといった特別の処理も行えるようにする。一方、カ
ードが装着されていないと、上述した基本的な電話機能
だけしか使用できなくする。その場合は、当然ながら、
記憶されている伝言メッセージやメールデータを知るこ
とはできない。
【0010】このような前提の電話装置であるが、カー
ドが装着されて利用される場合であっても、前回の利用
時に別の利用者が利用していた場合には、その別の利用
者の所有するカードが装着されていたこととなり、その
カードから読み出された識別情報がID記憶手段に記憶
されている。したがって、今回装着されたカードから読
み出した識別情報とは一致しないので、別の利用者によ
る前回利用時においてモード変更機能によって動作モー
ドが変更されていれば、その動作モードを初期状態に戻
す。そのため、前回の別の利用者によって設定された動
作モ−ドによる悪影響を現在の利用者が受けない。
【0011】また、前回の利用時にデータ記憶機能が用
いられてデータが記憶されていれば、その記憶されてい
るデータを消去又は使用不可状態にする。例えば、いわ
ゆる留守録機能がある場合に前回の利用者宛の伝言メッ
セージがあればそれを消去又は使用不可状態にする。あ
るいは電子メール受信機能がある場合に前回の利用者宛
のメールデータがあればそれを消去又は使用不可状態に
する。さらに、例えばカード内の記憶手段に控えておき
たい電話番号を記憶させておき、そこから電話番号を読
み出して電話帳機能的な利用の仕方も考えられる。その
場合には、カードから読み出した電話番号は一時的に電
話装置本体に記憶されることとなるため、このデータを
他人が知ることは好ましくない。したがって、このよう
な場合にも、読み出した電話番号データを消去又は使用
不可状態にする。これらの処理をすることによって、私
的性の高いデータが他人に知られないようにすることが
でき、複数の利用者が共用する際の不都合がなくなる。
【0012】なお、データを消去する場合は当然他人に
知られることはないが、「使用不可状態」にする場合に
は、データ自体は存在する。したがって、例えば該当す
るデータ記憶領域に対してアクセスを禁止するような制
御を行えばよい。一方、両識別情報が一致した場合、す
なわち今回装着されたカードが前回のカードと同じ場合
には、データ記憶手段に記憶されているデータを利用し
て動作するため、カード挿入時の初期立ち上がり動作
や、例えば前回利用時に電話番号などが記憶されていた
場合のそのデータの読み出し時の処理速度が速くなる。
ところで、本発明の電話装置は、上述したように複数の
利用者が共用することを前提としているのであるが、現
実的には一人の所有者兼利用者が他の利用者と共用する
という状況が一般的であると考えられる。特に携帯電話
装置や自動車電話装置などでは携帯する人や自動車の所
有者は固定されるからである。そして、このような場合
には所有者の利用頻度が高くなることが想定されるし、
さらに言えば、一般的な社会観念からしても、所有者に
対する利便を他の利用者に比べて高くすることも一般的
である。したがって、複数の利用者の内で所有者(オー
ナ)に対する利便向上を図る工夫を加えても良い。
【0013】例えば、請求項2に示すように、特定の
(つまりこの場合は所有者が持っている)カード内に記
憶されている識別情報を、電話装置本体の所有者である
ことを示すオーナIDとしてオーナID記憶手段に記憶
しておく。また、データ記憶手段には、オーナ用のデー
タ記憶領域とオーナ以外用のデータ記憶領域を設定お
き、上述した比較手段及びユーザ変更時処理手段が次の
ような処理を行う。すなわち、カードが装着された際、
比較手段は、装着されたカードから読み出した識別情報
と前記オーナID記憶手段に記憶された識別情報とを比
較する。そしてユーザ変更時処理手段は、両識別情報が
一致した場合にはオーナ用のデータ記憶領域のみアクセ
スできるような状態に設定する。一方、両識別情報が一
致しない場合には、オーナ以外用のデータ記憶領域のみ
アクセスできるような状態に設定する。そしてユーザ変
更時処理手段、上述した利用者が変更した場合の処理を
実行する。つまり、装着されたカードから読み出した識
別情報とID記憶手段に記憶された識別情報を比較し、
両者が一致しない場合、モード変更機能によって動作モ
ードが変更されていれば動作モードを初期状態に戻し、
一方、データ記憶機能によってデータを記憶していれ
ば、当該記憶されているデータを消去又は使用不可状態
にする。
【0014】このようにすれば、例えば電話装置本体の
所有者が利用して動作モードを自分好みに設定したり、
自分宛の伝言メッセージやメールデータが記憶されてい
る状態において、別の利用者がカードを装着して利用し
た場合であっても、所有者宛の伝言メッセージやメール
データが別の利用者に知られることはない。また動作モ
ードについては、所有者が設定したデータをデータ記憶
手段のオーナ用データ記憶領域に記憶しておけば、再度
利用する場合にその設定データを読み出して再設定させ
ることができる。つまり、所有者特有の設定やデータは
そのまま残しておくことで、再度の利用の際に便宜が図
れる。なお、オーナは1人であることが一般的である
が、2人以上をオーナとして設定することも可能であ
る。その場合、2人以上のオーナ毎に固有のデータ記憶
領域を設定してもよい。
【0015】なお、カードに記憶されている固有の識別
情報としては、例えば請求項3に示すようにカードの製
造番号であってもよいし、請求項4に示すようにカード
の所有者に対応した電話番号であってもよい。要は利用
者の区別ができればよいので、シリアルな番号、つまり
重複した番号が存在しないようなものであればよい。
【0016】また、本発明において使用するカードは、
上述したように固有の識別情報を記憶しておく記憶手段
を備え、電話装置本体に着脱自在に装着されるものであ
ればよいので、ICカードをはじめとして、磁気カード
や光カードなどを用いてもよい。ICカードの場合には
記憶手段がICメモリであるが、詳しく言えば、マイク
ロプロセッサを備えてICメモリへの書き込みも可能な
(狭義の)ICカードと、集積回路としてICメモリだ
けを含むメモリカードに分けられる。本発明では、いず
れでも適用できる。また、磁気カードなども書き込みは
できないが、本発明は、少なくとも記憶手段に識別情報
を記憶していれば実現できるので、同様に用いることが
できる。なお、カードと表現したが、実際には、カード
形状でなくても携帯性があり、比較的小型であれば、そ
の他の形状であっても適用可能である。但し、現在非常
に広範に広まっているICカードや磁気カードに代表さ
れるように、カード形状であることが携帯性等の点から
も好ましいと言える。
【0017】なお、一般的な性質として、磁気カードよ
りもICカードの方がセキュリティ機能が高く、また記
憶容量も大きいので汎用性は高くなる。上述したよう
に、私的性の高いデータが他人に知られないようにする
ことが本発明の目的としてあるので、その点ではICカ
ードを用いることがより適切であると考える。
【0018】また、本発明の電話装置が適用される対象
としては、請求項6に示す自動車電話装置をはじめ、携
帯電話装置(いわゆる携帯電話やPHS)、宅内電話装
置、さらには公衆電話装置などである。つまり、電話回
線網に無線により接続される移動体用の電話装置であっ
ても、また、電話回線網に伝送線を介して接続される固
定用の電話装置であっても適用できる。公衆電話装置の
場合には上述した所有者という概念がなじみにくいが、
電話装置の共用という観点からもたらされる効果を発揮
する工夫については同様に適用できる。例えば、利用者
自身に関係する友人や会社などの電話番号をカード内に
記憶させておき、電話装置がそのカードから電話番号を
読み出して表示したり、その電話番号で発呼させるよう
な機能をもたせれば、公衆電話であっても十分効果的で
ある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例
について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の
形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発
明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得るこ
とは言うまでもない。
【0020】まず、図1は本発明の電話装置の一実施例
としての自動車電話装置全体の構成を表す概略構成図で
ある。図1に示す如く、本実施例の自動車電話装置は、
電話装置本体1と、アンテナ2を介して他の電話装置と
の通信を行なうための自動車電話無線機(以下、単に無
線機という。)3と、電話装置本体1に装着して使用す
るICカード5と、から構成されている。また電話装置
本体1は、電話機本体(以下、クレードルという。)1
3と、クレードル13に着脱自在に設けられたハンドセ
ット通話用の受話器(以下、単にハンドセットとい
う。)15と、車両運転席近傍に設けられたハンドフリ
ー通話用のマイクロホン(以下、ハンドフリーマイクと
いう。)17とから構成されており、無線機3は電話装
置本体1のハンドセット15に接続されている。さら
に、ハンドセット15には図示しないスロットが設けら
れており、ICカード5はこのスロット内に差し込まれ
ることでハンドセット15に装着されるよう構成されて
いる。
【0021】次に、図2は電話装置本体1の回路構成を
表すブロック図である。図2に示す如く、クレードル1
3には、他の電話装置からの呼出信号着信時に着信音を
発生したりハンドフリー通話時に通話先からの音声を出
力するためのスピーカ27と、車両のバッテリBTから
の電圧(通常10V〜15V)を所定の電源電圧に変換
して、ハンドセット15内の各部位及びクレードル13
内の各部位に供給する電源回路70と、ハンドセット1
5内のマイクロコンピュータ31からの指令に基づき、
電源回路70から各部位への電源供給を制御、つまり電
源を供給したり停止したりする制御を行う電源制御回路
75を備えている。なお、ハンドセット15内のマイク
ロコンピュータ31には、電源制御回路75を介さずに
電源回路70から直接供給されるようになっている。
【0022】また、電話装置本体1のハンドセット15
と無線機3とは、通話用音声を通過させる音声ラインL
Aと、呼出信号等の各種制御用のシリアル信号を通過さ
せるシリアル信号ラインLSとにより接続されており、
ハンドセット15には、音声ラインLAを通過する音声
信号の増幅等を行なう音声制御部21、及びシリアル信
号ラインLSを通過するシリアル信号をバッファリング
するシリアル信号制御部23が備えられている。
【0023】このハンドセット15には、ハンドフリー
通話とハンドセット通話との切り換えを行なう通話制御
部25と、他の電話装置から送信されてきたメッセージ
や、電話装置本体1の操作案内,動作状況等を表示する
ための液晶表示装置(LCD)からなる表示部22と、
記憶部24と、カードインタフェース部(以下、カード
I/F部という)29と、ハンドセット通話用のマイク
ロホン(以下、単にマイクという。)41と、ハンドセ
ット通話時に通話先からの音声を出力するスピーカ43
と、ダイヤル入力や通話モードの選択を行うための各種
キースイッチが設けられた各種操作部45と、音声制御
部21,表示部22,シリアル信号制御部23,記憶部
24,通話制御部25,カードI/F部29及び操作部
45を夫々制御するマイクロコンピュータ31とにより
構成されている。
【0024】尚、ハンドセット15には、ハンドセット
15をクレードル13から取り上げたときにオンし、通
話モードとしてハンドセット通話を自動で選択する選択
スイッチが設けられている。前記マイクロコンピュータ
31は、CPU、ROM、RAMなどを備える周知の構
成であるが、本実施例においては、このマイクロコンピ
ュータ31が、「比較手段」及び「ユーザ変更時処理手
段」に相当する。
【0025】また、前記記憶部24は、例えば留守録機
能状態となっている際に他の電話装置から送信されてき
た伝言メッセージや電子メール機能状態となっている際
に受信したメールデータなどを記憶したり、ICカード
5から読み出した製造番号などを記憶する。なお、この
記憶部24が、「データ記憶手段」、「ID記憶手段」
及び「オーナID記憶手段」に相当する。
【0026】また、前記カードI/F部29は、上述し
た図示しないスロット内に差し込まれたICカード5と
電気的に接続するためのインタフェースである。このI
Cカード5には「記憶手段」としてのメモリ5aが内蔵
されており、メモリ5aには「固有の識別情報」として
の製造番号が記憶されている。したがって、ハンドセッ
ト15内のマイクロコンピュータ31は、カードI/F
部29に接続されたICカード5から製造番号を読み出
すことができる。
【0027】また、ハンドセット15内に設けられたハ
ンドセット通話用のマイク41及びスピーカ43と、ハ
ンドフリー通話用のハンドフリーマイク17及びクレー
ドル13内のスピーカ27とは、夫々、通話制御部25
に接続されており、ハンドセット通話時には通話制御部
25を介してハンドセット15内のマイク41及びスピ
ーカ43が音声制御部21に接続され、ハンドフリー通
話時には通話制御部25を介してハンドフリーマイク1
7及びスピーカ27が音声制御部21に接続される。
【0028】このように構成された本実施例の自動車電
話装置においては、利用者がそれぞれ自分のICカード
5を持っており、そのICカード5を電話装置本体1
(詳しくはハンドセット15に設けられた図示しないス
ロット)に装着して利用することを前提とする。そし
て、電話装置本体は、ICカード5から識別情報が読み
出させた場合には、読み出せない場合(当然ICカード
5が装着されていない場合も含む)とは異なる所定の動
作を実行する。例えば、カード自体が装着されていなけ
れば、実質的に使用できないようにすることが考えられ
る。あるいは、動作内容を制限してもよい。つまり、I
Cカード5が装着されていれば、基本的な電話機能に加
えて、着信音の鳴音パターンなどの変更設定や、留守録
機能や電子メール機能が使用でき、それらによって得た
伝言メッセージやメールデータを記憶部24に記憶した
りするといった特別の処理も行えるようにする。一方、
ICカード5が装着されていないと、上述した基本的な
電話機能だけしか使用できなくする。その場合は、当然
ながら、記憶されている伝言メッセージやメールデータ
を知ることはできない。
【0029】このような前提の自動車電話装置である
が、ICカード5が装着されて利用される場合であって
も、前回の利用時に別の利用者が利用していた場合に
は、その別の利用者が動作モード(例えば、着信音の鳴
音パターンやキー操作確認音の有無設定や時計表示をす
るかしないかの設定など)を好みの状態に変更設定して
ある可能性がある。また、例えばその利用者宛の伝言メ
ッセージやメールデータが記憶部24に記憶されている
可能性もある。したがって、このような変更設定された
動作モ−ドによる悪影響を現在の利用者が受けないよう
にしたり、自分宛の伝言メッセージやメールデータが後
で利用する別の利用者によって勝手に見られたりする不
都合を防止するため、次のような動作をする。
【0030】図3はハンドセット15内のマイクロコン
ピュータ31が実行する処理を示すフローチャートであ
る。車両のイグニッションスイッチ(図示せず)が操作
されると、バッテリBTからの電圧が電源回路70を介
して電話装置本体1に供給され、図3に示す処理が開始
する。
【0031】最初のステップであるS110では初期設
定を行った後、続くS120にて、ICカード5から製
造番号を読み出す。詳しくは、カードI/F部29を介
してICカード5内のメモリ5aに記憶されている製造
番号を読み出す。そして、この読み出された製造番号
は、現在装着されているICカード5の製造番号として
記憶部24に記憶される。なお、図3のS120では明
示していないが、ICカード5が装着されていない場合
には、例えば表示部22に「カードを装着してくださ
い」といったメッセージを出して、カードの装着を促す
ようにしてもよい。
【0032】S120で製造番号を読み出した後は、S
130ではオーナのカードであるかどうかを判定する。
この判定処理は、記憶部24にオーナIDとして記憶さ
れている識別情報と、S120で読み出した識別情報と
が一致しているかどうかで判定する。この前提は、記憶
部24にオーナIDとして識別情報が記憶されているこ
とであるが、この点について説明する。
【0033】上述したように本実施例の自動車電話装置
は複数の利用者が共用することが前提であるが、通常、
自動車電話装置の所有者はその自動車の所有者である。
したがって、この自動車電話装置の所有者の利用頻度が
高くなることが想定されるし、さらに言えば、一般的な
社会観念からしても、所有者に対する利便を他の利用者
に比べて高くすることも一般的である。したがって、複
数の利用者の内で所有者(オーナ)に対する利便向上を
図る工夫もしてある。そのため、その所有者であること
を示すオーナIDとして、所有者に対応するICカード
5の識別情報を記憶部24に記憶しておく。この記憶部
24へのオーナIDの記憶処理は、例えば自動車電話装
置を取り付ける販売会社など行ってもよいし、あるいは
利用者自身が電話装置本体1を用いて行うようにしても
よい。例えばハンドセット15の操作部45に対して所
定の操作をすることでオーナID登録モードにし、その
時点で装着されているICカード5から読み出した識別
情報をオーナIDとして記憶部24に記憶させるといっ
た処理である。
【0034】図3のフローチャートの説明に示すように
戻り、S130にて肯定判断、つまりオーナのICカー
ド5であると判定した場合には、S140へ移行して、
前回と同じ識別番号であるかどうかを判定する。そし
て、前回と同じでなければ(S140:NO)、S15
0に移行し、記憶部24内にオーナ用のデータ記憶領域
を準備してS180へ移行する。なお、この「オーナ用
のデータ記憶領域を準備する処理」には、オーナ用デー
タ記憶領域に記憶されていたデータを消去すると共に、
そのデータ記憶領域を後述するS180での通常処理に
て用いることを設定するといった処理が含まれる。
【0035】そして、S150の処理後は、S155に
て動作モードのリセットを行う。つまり、前回までの利
用時において動作モードが変更設定されていたとして
も、このS150において動作モードを初期状態に戻す
のである。また、前回と同じ識別番号であれば(S14
0:YES)、S150及びS155の処理をすること
なくS180へ移行する。
【0036】一方、S130にて否定判断、つまりオー
ナのICカード5でないと判定した場合には、S160
へ移行して、前回と同じ識別番号であるかどうかを判定
する。そして、前回と同じでなければ(S160:N
O)、S170に移行し、記憶部24内にオーナ以外用
のデータ記憶領域を準備してS180へ移行する。この
場合の「オーナ以外用のデータ記憶領域を準備する処
理」も上述したオーナ用のデータ記憶領域の場合と同様
である。そして、S170の処理後は、S175にて動
作モードのリセットを行う。
【0037】また、前回と同じ識別番号であれば(S1
60:YES)、S170及びS175の処理をするこ
となくS180へ移行する。このように、オーナのIC
カード5であればオーナ用のデータ記憶領域を準備し、
オーナのICカード5でないと判定した場合にはオーナ
以外用のデータ記憶領域を準備すると共に、それぞれ前
回も同じICカード5が利用されていた場合には、図3
のS150,S155やS170,S175の処理を実
行しない。つまり、前回の利用時にオーナ用あるいはオ
ーナ以外用のデータ記憶領域に記憶されていたデータ自
体もそのまま残っており、動作モードも前回の設定のま
まである。
【0038】そして、続くS180にて通常動作、つま
り、一般的な電話装置としての機能を実現するための各
種制御処理、即ち、無線機3を介し、電話回線網に対し
て他の電話装置を呼び出すための発呼信号を送信させる
発呼処理、基地局から呼出信号が送信されてきたときに
スピーカ27から着信音を発生させる受信処理、着信音
の発生により使用者が電話装置本体1を電話回線網に接
続する指令を入力した際に当該電話装置本体1を電話回
線網に接続させる接続処理、発呼処理により呼出先の電
話装置が電話回線網に接続されて、その着呼者側の電話
装置との通話が可能になったときや、接続処理により当
該電話装置本体1が電話回線網に接続されて、発呼者側
の電話装置との通話が可能になったときに、使用者がハ
ンドセット15のマイク41から入力した音声信号を基
地局側に送信したり、電話回線網(換言すれば着呼者側
の電話装置)から送信されてきた音声信号にて、やはり
ハンドセット15のスピーカ43から音声を発生させる
音声入出力処理等を実行する。
【0039】また、例えば着信音のパターンを設定した
り、留守録機能をセットしていた場合に得た伝言メッセ
ージや電子メール機能をセットしていた場合に得たメー
ルデータを記憶部24に記憶させる処理も、この通常処
理(S180)として実行される。
【0040】そして、続くS190ではオーナ変更要求
があったかどうかを判定する。このオーナ変更要求は、
ハンドセット15の操作部45を介して所定の操作がさ
れた場合に当該要求があったと判定する。オーナ変更要
求がなければ(S190:NO)、通常処理(S18
0)を繰り返し実行する。一方、オーナ変更要求があれ
ば(S190:YES)、現在装着されているICカー
ド5から製造番号を読み出し(S200)、その製造番
号をオーナIDとして登録する「オーナ設定処理」を実
行してから(S210)、S180に戻って通常処理を
繰り返し実行する。
【0041】なお、このような各処理が実行されている
任意にタイミングにおいて、例えば車両のイグニンショ
ンキーがOFFされてバッテリBTからの電源供給が停
止したり、あるいは操作部45に電源スイッチがある場
合にその電源スイッチがOFFとなる操作がされた場合
には、本処理ルーチンが終了する。そして、バッテリB
Tからの電源供給がある状態で電源スイッチがONされ
たり、あるいは電源スイッチがONの状態でバッテリB
Tからの電源供給が再開されると、図3の処理が再度開
始する。
【0042】このように、本実施例の自動車電話装置に
おいては、装着されたICカード5から製造番号を読み
出し(S120)、その製造番号が、前回利用時にS1
20にて読み出されて記憶部24に記憶されている製造
番号と同じであるかどうか判定する。そして、製造番号
が同じ場合には、前回利用時に設定された動作モードや
データ記憶領域に記憶されたデータをそのまま利用でき
る状態とするが、製造番号が異なっている場合には、利
用者が変更された場合の所定の処理を行う。
【0043】つまり、図3のS150やS170に示す
ように、記憶部24内のデータ記憶領域に記憶されてい
たデータは消去する。例えば、前回の利用時にデータ記
憶機能が用いられてデータが記憶されていれば、その記
憶されているデータを消去する。また、例えばいわゆる
留守録機能がある場合に前回の利用者宛の伝言メッセー
ジがあればそれを消去したり、あるいは電子メール受信
機能がある場合に前回の利用者宛のメールデータがあれ
ばそれを消去する。さらに、例えばICカード5内のメ
モリ5a内に利用者が控えておきたい電話番号を記憶さ
せておき、そこから電話番号を読み出して電話帳機能的
な利用の仕方も考えられる。その場合には、ICカード
5から読み出した電話番号は一時的にハンドセット15
の記憶部24に記憶されることとなるため、このデータ
を他人が知ることは好ましくない。したがって、このよ
うな場合にも、読み出した電話番号データを消去する。
これらの処理をすることによって、私的性の高いデータ
が他人に知られないようにすることができる。
【0044】また、利用者の変更があった場合には、S
155やS175に示すように動作モードもリセットす
る。そのため、前回の別の利用者によって設定された動
作モ−ドによる悪影響を現在の利用者が受けない。この
ように、複数の利用者が共用するメリットが得られなが
ら、共用する際の不都合がなくなる。
【0045】さらに、本実施例の場合には、上述したよ
うに自動車電話装置の所有者に示すように対する便宜も
図られている。つまり、S130にてオーナかどうかを
判定して、それに応じてS140,S150,S155
の処理を実行するかS160,S170,S175の処
理を実行するかを区別している。つまり、オーナ以外の
ICカード5を装着しての利用がされた場合には、オー
ナ用データ記憶領域に記憶されたデータは消去されな
い。但し、オーナ以外のICカード5が装着されている
状態ではこのオーナ用データ記憶領域にはアクセスでき
ないようにしているため、私的性の高い内容のデータで
あっても他人に知られることはない。そして、オーナの
ICカード5が装着された場合には、その記憶データを
そのまま使用することができるので、所有者の便宜向上
の点では有効である。
【0046】以上、一実施例について説明したが、次の
ように様々な態様での実施が可能である。 上記実施例では、データを消去することで意図しない
他人に私的なデータが知られることを防止したが、デー
タ自体は残しておき、例えば該当するデータ記憶領域に
対してアクセスを禁止するような制御を行うことで対応
してもよい。
【0047】オーナは通常1人であることが想定され
るが、例えば2人以上をオーナとして設定することも可
能である。その場合、記憶部24には、2人以上のオー
ナ毎に固有のオーナ用データ記憶領域を設定してもよ
い。あるいは、それらのオーナ間で了解ができていれ
ば、共通のオーナ用データ記憶領域で対応してもよい。
【0048】オーナを設定しないでデータ記憶領域は
一つだけ準備し、とにかく利用者が変更される度に記憶
データを消去して動作モードをリセットするような構成
にすることもできる。 ICカード5に記憶されている固有の識別情報として
「ICカードの製造番号」としたが、例えばICカード
5の所有者に対応した電話番号であってもよい。要は利
用者の区別ができればよいので、シリアルな番号、つま
り重複した番号が存在しないようなものであればよい。
【0049】上記実施例では、「カード」の一例とし
てICカード5を用いた。ICカード5の場合には記憶
手段がICを用いたメモリ5aであるが、詳しく言え
ば、マイクロプロセッサを備えてICメモリ5aへの書
き込みも可能な(狭義の)ICカードと、集積回路とし
てICメモリ5aだけを含むメモリカードに分けられ
る。上記実施例で説明した内容を実現するだけであれ
ば、メモリカードであってもよいが、マイクロプロセッ
サを備えてICメモリ5aへの書き込みも可能な(狭義
の)ICカード5とすれば、さらに特別な効果がある。
【0050】つまり、電話装置本体1の記憶部24に記
憶させたメールデータをICカード5のメモリ5aに記
憶させたり、操作部45を操作して新規に作成した電話
番号を同じくメモリ5aに記憶させて電話帳機能にデー
タを追加することもできる。さらには、次のような処理
も実行できる。上記実施例では、電話装置本体1が装着
されたICカード5の製造番号を記憶しておき、ICカ
ード5の交換があったかどうかを判定していたが、逆
に、ICカード5を電話装置本体1に装着した場合に、
電話装置本体1の識別番号(例えば製造番号)をICカ
ード5が受け取って、メモリ5aに記憶しておけば、装
着した電話装置本体1の履歴が判る。このようにすれ
ば、過去の装着履歴で、前回も今回と同じ電話装置本体
1に装着されていることが判れば、メモリ5a内のデー
タが改変されていることがないと推定されるため、デー
タ内容を確認せずに所定の動作を行ってもよい。一方、
過去の装着履歴で、前回は今回と異なる電話装置本体1
に装着されていることが判った場合には、メモリ5a内
のデータが改変されている可能性もあるので、データ内
容を確認した上で、所定の動作を行うようにするといっ
たことが考えられる。
【0051】また、磁気カードなども書き込みはでき
ないが、記憶手段(この場合は磁気ストライプなどの磁
性体)に識別情報を記憶していれば実現できるので、同
様に用いることができる。但し、上記実施例で用いたI
Cカード5は磁気カードと比べてセキュリティ機能が高
く、また記憶容量も大きいので汎用性は高い。つまり、
伝言メッセージやメールデータなどの私的性の高いデー
タが他人に知られないようにすることを目的とするので
あれば、記憶している識別情報の改竄の可能性が少ない
ICカード5を用いることがより適切である。
【0052】上記実施例は自動車電話装置として実現
した例を説明したが、それ以外にも携帯電話装置(いわ
ゆる携帯電話やPHS)、宅内電話装置、さらには公衆
電話装置であってもよい。つまり、電話回線網に無線に
より接続される移動体用の電話装置であっても、また、
電話回線網に伝送線を介して接続される固定用の電話装
置であっても適用できる。公衆電話装置の場合には上述
した所有者という概念がなじみにくいが、電話装置の共
用という観点からもたらされる効果を発揮する工夫につ
いては同様に適用できる。例えば、利用者自身に関係す
る友人や会社などの電話番号をICカード5内に記憶さ
せておき、公衆電話装置がそのICカード5から電話番
号を読み出して表示したり、その電話番号で発呼させる
ような機能をもたせれば、公衆電話装置であっても十分
効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としての自動車電話装置全体の
構成を表す概略構成図である。
【図2】電話装置本体の回路構成を表すブロック図であ
る。
【図3】ハンドセット内のマイクロコンピュータにて実
行される処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1…電話装置本体 3…自動車電話無線
機 5…ICカード 5a…メモリ 13…電話機本体(クレードル) 15…受話器(ハン
ドセット) 17…ハンドフリーマイク 21…音声制御部 22…表示部 23…シリアル信号
制御部 24…記憶部 25…通話制御部 27…スピーカ 29…信号処理部 31…マイクロコンピュータ 41…マイクロホン 43…スピーカ 45…操作部 70…電源回路 75…電源制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 H04M 1/24 - 1/253 H04M 1/58 - 1/62 H04M 1/66 - 1/82

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話装置本体と、 固有の識別情報を記憶しておく記憶手段を内蔵し、前記
    電話装置本体に着脱自在に装着されるカードとを備え、 前記電話装置本体は、前記カードから前記識別情報が読
    み出させた場合には、読み出せない場合とは異なる所定
    の動作を実行するよう構成された電話装置であって、 前記電話装置本体は、 動作中に得たデータを記憶しておくデータ記憶手段と、 前記カードから読み出した前記識別情報を記憶しておく
    ID記憶手段と、 前記カードが装着された際、当該装着されたカードから
    読み出した前記識別情報と前記ID記憶手段に記憶され
    ている前回装着されたカードの識別情報を比較する比較
    手段と、 この比較手段による比較によって両識別情報が一致した
    場合には、前回利用時の動作モード及び前回利用時に前
    記データ記憶手段に記憶されたデータを利用して動作さ
    せ、一方、 両識別情報が一致しない場合には、前記モー
    ド変更機能によって動作モードが変更されていれば当該
    動作モードを初期状態に戻し、一方、前記のデータ記憶
    機能によってデータを記憶していれば、当該記憶されて
    いるデータを消去又は使用不可状態にするユーザ変更時
    処理手段と、 を備えたことを特徴とする電話装置。
  2. 【請求項2】 前記電話装置本体は、 さらに、特定のカード内に記憶されている前記識別情報
    を、電話装置本体の所有者であることを示すオーナID
    として記憶しておくオーナID記憶手段を備えると共
    に、 前記データ記憶手段は、オーナ用のデータ記憶領域とオ
    ーナ以外用のデータ記憶領域を有しており、前記比較手段は、前記カードが装着された際、まず、当
    該装着されたカードから読み出した前記識別情報と前記
    オーナID記憶手段に記憶された識別情報とを比較し、 前記ユーザ変更時処理手段は、前記比較手段による比較
    によって両識別情報が一致した場合には前記オーナ用の
    データ記憶領域のみアクセスできるような状態に設定
    し、一方、両識別情報が一致しない場合には、前記オー
    ナ以外用のデータ記憶領域のみアクセスできるような状
    態に設定すること、 を特徴とする請求項1に記載の電話装置。
  3. 【請求項3】 前記固有の識別情報は、前記カードの製
    造番号であることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    電話装置。
  4. 【請求項4】 前記固有の識別情報は、前記カードの所
    有者に対応した電話番号であることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の電話装置。
  5. 【請求項5】 前記カードが備える前記記憶手段がIC
    メモリであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の電話装置。
  6. 【請求項6】 自動車電話装置として実現されているこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の電話装
    置。
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