JP3379433B2 - 電話装置 - Google Patents

電話装置

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JP3379433B2
JP3379433B2 JP15787298A JP15787298A JP3379433B2 JP 3379433 B2 JP3379433 B2 JP 3379433B2 JP 15787298 A JP15787298 A JP 15787298A JP 15787298 A JP15787298 A JP 15787298A JP 3379433 B2 JP3379433 B2 JP 3379433B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話装置に関し、
特に、個人情報の記憶されたカードを着脱自在とした電
話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話やPHSや自動車電話な
どに代表される電話装置が老若男女を問わず広く普及し
ている。このような電話装置は、相手から電話がかかっ
てきたときにその電話に出られない事情がある場合にそ
の相手からのメッセージを内蔵メモリに録音する留守録
機能や、電話をかける相手の電話番号とそれに対応する
短縮ダイヤル又は登録とを予め内蔵メモリに記憶してお
き(以下「電話帳データ」という)、電話をかけるとき
には短縮ダイヤル又は登録名を入力するか選択ボタンで
選択するだけで、それに対応する電話番号にダイヤル発
信するメモリダイヤル機能を備えたものが多い。更に、
着信音の鳴音パターンについても個人の好みに合わせて
複数のパターンの中から選択したりあるいは自らパター
ンを作成したりして、そのパターンをメモリに記憶して
おき、着信時にはそのパターンで鳴音させる鳴音パター
ン設定機能を備えたものも増えつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような電話装置の
一形態として、カード付きの電話装置が開発されつつあ
る。このカード付きの電話装置は、例えば自動車電話装
置で説明するならば、ハンドセットにカード差込口を設
け、このカード差込口にICカードなどのカードを差し
込み、このカードに記憶されている個人情報を利用する
といったものである。このカードには、カード所有者の
種々の個人情報(例えば、電話番号、メモリダイヤル機
能における電話帳データ、鳴音パターン設定機能におけ
る鳴音パターンなど)が記憶されている。このようなカ
ード付き電話装置では、個人ユースのカードを他人が勝
手に使うことができないように、カードを差し込んだ
後、電話を使用する前に個人識別番号であるPIN(パ
ーソナル・アイデンティティ・ナンバー)をキー入力
し、電話装置がこの入力されたPINとカードに記憶さ
れているPINとの照合を行い、両者が一致するときの
み、そのカードの使用を許可することが、セキュリティ
を保つ上で重要である。
【0004】このようなカード付きの電話装置によれ
ば、例えば、ある特定の人がそのようなカードを持つこ
とにより、あるときは自分所有の携帯電話にそのカード
を差し込んで使用し、あるときは会社所有の携帯電話に
そのカードを差し込んで使用することができるので、カ
ードに記憶された電話番号などのデータを複数の携帯電
話で共用でき、従来のように自分所有の携帯電話の電話
番号と会社所有の携帯電話の電話番号を別々に覚えてお
く必要がない。また、個人が作成した電話帳データや鳴
音パターンをカードを差し込むだけですぐに利用できる
ため、いちいち個別に電話帳データや鳴音パターンを作
成する必要がない。
【0005】ところで、このような電話装置はその動作
中に一時的に電源供給が中断する場合があるが、利便性
を考慮して、短時間の中断であれば電源供給中断前の状
態と同じように動作するような構成を採用している。つ
まり、短時間の中断でその都度リセットされてしまう
と、最初から設定し直したり、データ作成中であれば最
初からデータを作成し直さなくてはならないので、その
ような面倒をなくすための工夫である。このように、電
源供給中断前の状態と同じように動作できる程度の瞬間
的な中断を「電源の瞬断」と呼ぶこととする。なお、こ
の瞬断と呼べる時間はその電源供給対象の装置によって
異なるため一定ではないが、通常は、例えば最長でも
2,3秒程度である。
【0006】但し、このように最長2,3秒程度の瞬断
においてもその瞬断前の状態に自動的に復帰するような
構成とされるのは電話装置本体についてであり、電源供
給が停止された場合、カード側においてはリセット状態
となってしまう。つまり、PIN照合がされていない状
態に戻るので、ここままでは使用できず、再度、使用者
がPINをキー入力し、電話装置がこの入力されたPI
Nとカードに記憶されているPINとの照合を行うとい
う、いわゆる「マニュアルPIN照合」を実行しなくて
はならない。PIN照合はセキュリティを保つうえで重
要であるが、瞬断発生時にその都度マニュアルPIN照
合をしなくてはならないのは、利便性向上の点では改善
課題である。
【0007】また、このような瞬断ではなく通常の使用
において電源スイッチをオンさせた場合においても、上
述したように毎回PINを入力しなくてはならない。セ
キュリティを保つ上で重要であるとはいえ、同じ利用者
が毎回使用する度にPIN入力をしなくてはならないの
は、利便性向上の点ではやはり改善課題である。セキュ
リティを考慮せずに面倒臭さを解消することだけを目的
にするのであれば、カードにPIN照合が不要であるこ
とを設定するフラグを設け、PIN入力を省略したい場
合にはその照合不要設定フラグをセットしておけばよ
い。しかし、このようにPIN照合不要に設定したカー
ドは、使用時にPIN入力をしなくてよいため、誰でも
使用できてしまう。
【0008】したがって、特にセキュリティを考慮しな
くてもよいと考える利用者にとっては、利便性向上にも
を得るため照合不要に設定すればよいが、実際には、そ
れら両方とも得たい、つまり使用する度にマニュアルで
のPIN入力を行わなくてはならないという手間は省い
て利便性向上を実現しながらも、セキュリティについて
も確保することが希求される。
【0009】そこで本発明は、電源供給開始時のPIN
照合に際してユーザの手間を極力省き使い勝手をよくす
ると共に、セキュリティについても確保できる電話装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の電話装置においては、電
話装置本体にカードを装着した状態で、本体入力手段か
らPINつまり個人識別番号を入力すると、制御手段は
入力されたPINとカードに記憶されたPINとを照合
し、両者が一致した場合にはカードの利用を許容し、両
者が一致しなかった場合にはカードの利用を禁止する。
ここで、カードの利用とは、例えば、カードに記憶され
た個人情報の読み出したり書き込んだりすること、ある
いは、カードに電話番号が記憶されている場合にはその
電話番号を利用すること(この場合、その電話番号登録
者に課金される)などをいう。また。PIN照合の結果
が不一致の場合には、操作者がカード所有者に無断でそ
のカードを利用しようとしている第三者である可能性が
高い。このため、そのような第三者にカードの読み書き
を許容した場合には、カードに記憶されていた個人的に
重要な伝言メッセージが消去されたり電話帳データが改
ざんされたりするおそれがあるため、これを防止するた
めにカードの利用(カードに記憶された個人情報の読み
出しや書き込み)を禁止するのである。また、そのよう
な第三者がカードに記憶された電話番号を勝手に利用し
た場合には、カード所有者に課金されてしまうため、こ
れを防止するためにカードの利用(カードに記憶された
電話番号の利用)を禁止するのである。このようにして
セキュリティを確保するPIN照合を行う。
【0011】しかしながら、電話装置本体が動作するた
めの電源供給が開始される度に、PINを利用者が入力
しなくてはならないとすると面倒である。そうかといっ
て、PIN照合自体を実行しないようにしてしまうと、
上述のセキュリティ確保はできない。
【0012】そこで、本発明の電話装置は、制御手段に
よるPIN照合の結果、本体入力手段から入力されたP
INと前記カードに記憶されたPINとが一致した場
合、その一致したPINをPIN記憶手段に記憶してお
く。また、電話装置本体には、制御手段によるPIN照
合を自動的に実行するモードか否かを入力可能なモード
入力手段が設けられており、そのモード入力手段から入
力されたモードはモード記憶手段に記憶される。そし
て、制御手段は、電話装置本体が動作するための電源供
給が開始された場合、モード記憶手段に記憶されたモー
ドがPIN照合を自動的に実行するモードであれば、
IN記憶手段に記憶されているPINを用いてPIN照
合を自動的に実行するのである。したがって、PIN照
合を自動的に実行するモードに設定されていれば、正規
の利用者が同じカードを続けて同じ装置にて使用する場
合には、PINの自動照合の結果が「一致」となるた
め、その都度PINを入力しなくても使用することがで
き、利便性向上に寄与する。一方、他人のカードを不正
に取得した者が、それまでそのカードが使用されていた
のとは異なる電話装置にてカード使用を試みた場合に
は、当然ながらPINの自動照合の結は「不一致」とな
る。したがって、そのままではカードの利用ができな
い。また、PIN照合を自動的に実行するモードには設
定されておらずPINをマニュアルで入力した上で照合
させる方式によった場合には、他人のカードのためにP
IN自体を知っておらず、結局はカード利用ができな
い。このことにより、セキュリティ確保ができる。
【0013】なお、「電源供給が開始する場合」として
は、例えば電源スイッチを利用者自らが操作して意図的
に行う場合と、何らかの原因で電源供給側からの電源供
給が一時的に停止した後、再開するという意図しない場
合とがある。後者の例としては、例えば「電源瞬断」と
いうものが考えられる。そして、請求項2に示すよう
に、この瞬間的な電源供給の中断を考慮して、電源供給
が再開された場合、電源瞬断前と同じ状態で動作可能に
構成することが考えられる。つまり、短時間の中断でそ
の都度リセットされてしまうと、最初から設定し直した
り、データ作成中であれば最初からデータを作成し直さ
なくてはならない。電源瞬断前と同じ状態で動作できる
ようにすれば、そのような面倒はなくなるが、上述した
瞬断前の状態に自動的に復帰するのは電話装置本体につ
いてであり、カード側においては、瞬断であってもリセ
ット状態となり、PIN照合がされていない状態に戻
る。そのため、このままでは使用できず、再度ピン照合
を経ないと瞬断前と同じように使用することはできな
い。但し、瞬断発生毎にマニュアルでPIN入力しなく
てはならないとすると面倒である。
【0014】したがって、制御手段によるPIN照合の
結果、本体入力手段から入力されたPINと前記カード
に記憶されたPINとが一致した場合、その一致したP
INをPIN記憶手段に記憶しておき、制御手段は、電
源瞬断発生後に電源供給が復活した場合、PIN記憶手
段に記憶されているPINを用いてPIN照合を自動的
に実行するのである。これにより、セキュリティ確保の
ためのPIN照合自体は実行されるが、同じカードを使
用している限りPIN照合の結果は「一致」となるた
め、その都度PINを入力しなくても使用することがで
き、利便性向上に寄与する。
【0015】なお、この電源瞬断後の電源復帰時のPI
N自動照合を、全てのカードに対して同じように実行し
てもよいが、実行対象を限定してもよい。つまり、使い
勝手の向上の利点を得られるユーザを限定することとな
る。例えば、カードにカード固有の識別情報も記憶して
おき、制御手段が、電源瞬断発生後に電源供給が復活し
た場合、まず、カードからカード固有の識別情報を読み
出し、特定の識別情報を持つカードに対してのみ、PI
Nの自動照合を実行するのである。したがって、特定の
識別情報を持たないカードについては、従来通りマニュ
アル照合が実行されることとなる。つまり、ユーザは再
度PINを入力する必要がある。
【0016】ところで、前記制御手段は、電源瞬断後に
電源供給が復活した場合に所定の処理を行うのである
が、その復活した電源電圧が正常動作に必要なレベルに
は戻らない場合も想定される。したがって、復活した電
源電圧が正常動作に必要なレベルであるかどうかを判定
し、必要レベルに達していなければ、PINの自動照合
は実行しないようにしてもよい。
【0017】電話装置本体が正常動作できないようなレ
ベルでの電源電圧であれば、結局は瞬断前と同じ動作は
できないからである。なお、カードに記憶されている固
有の識別情報としては、例えばカードの製造番号であっ
てもよいし、カードの所有者に対応した電話番号であっ
てもよい。要はユーザの区別ができればよいので、シリ
アルな番号、つまり重複した番号が存在しないようなも
のであればよい。
【0018】また、本発明において使用するカードは、
上述したようにPINを含む個人情報や固有の識別情報
を記憶でき、電話装置本体に着脱自在に装着されるもの
であればよいので、ICカードをはじめとして、磁気カ
ードや光カードなどを用いてもよい。ICカードの場合
には記憶手段がICメモリであるが、詳しく言えば、マ
イクロプロセッサを備えてICメモリへの書き込みも可
能な(狭義の)ICカードと、集積回路としてICメモ
リだけを含むメモリカードに分けられる。本発明では、
いずれでも適用できる。また、磁気カードなども書き込
みはできないが、本発明は、少なくとも記憶手段に識別
情報を記憶していれば実現できるので、同様に用いるこ
とができる。なお、カードと表現したが、実際には、カ
ード形状でなくても携帯性があり、比較的小型であれ
ば、その他の形状であっても適用可能である。但し、現
在非常に広範に広まっているICカードや磁気カードに
代表されるように、カード形状であることが携帯性等の
点からも好ましいと言える。
【0019】なお、一般的な性質として、磁気カードよ
りもICカードの方がセキュリティ機能が高く、また記
憶容量も大きいので汎用性は高くなる。上述したよう
に、私的性の高いデータが他人に知られないようにする
ことが本発明の目的としてあるので、その点ではICカ
ードを用いることがより適切であると考える。
【0020】また、本発明の電話装置は種々の電話装置
にが適用されるが、上述した「電源瞬断」を考慮する
と、その代表的なものとしては自動車電話装置が考えら
れる。つまり、電話装置本体が動作するための電源が、
車両に搭載され車両各部への電源供給を行うバッテリか
ら供給されている場合である。この場合には例えばエン
ジン始動のために電源供給が優先されることが通常であ
り、その期間中は他の電気機器への電源瞬断が発生する
ことが多いと考えられるからである。もちろん、その他
の原因で電源瞬断が生じる場合も想定される。
【0021】もちろん、自動車電話装置に限らず、同じ
く電話回線網に無線により接続される移動体用の電話装
置である携帯電話装置(いわゆる携帯電話やPHS)
や、電話回線網に伝送線を介して接続される固定用の電
話装置である宅内電話装置などであっても、電源瞬断が
起こり得るのであれば、同様に適用される。例えば、携
帯電話装置の場合には電源として電池が内蔵されている
が、この電池が一時的に取り外されて再度装着される場
合であっても、電源瞬断は起こり得る。また、宅内電話
の場合には、電源アダプタを商用電源のコンセントに接
続することが多いため、その電源アダプタの取り外し及
び再接続がなされれば電源瞬断は起こり得る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例
について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の
形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発
明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得るこ
とは言うまでもない。
【0023】まず、図1は本発明の電話装置の一実施例
としての自動車電話装置1全体の構成を表す概略構成図
である。図1に示す如く、本実施例の自動車電話装置1
は、電話装置本体を成す自動車電話無線機(以下、単に
無線機という。)3、クレードル13、ハンドセット通
話用の受話器(以下、単にハンドセットという。)1
5、車両運転席近傍に設けられたハンドフリー通話用の
マイクロホン(以下、ハンドフリーマイクという。)1
7と、個人情報が記憶されたカード5と、から構成され
ている。
【0024】無線機3は、アンテナ2を介して他の電話
装置との通信を行なうためのものである。また、ハンド
セット15はクレードル13着脱自在に設けられてお
り、このハンドセット15には図示しないスロットが設
けられており、カード5はこのスロット内に差し込まれ
ることでハンドセット15に装着されるよう構成されて
いる。
【0025】次に、図2は無線機3の回路構成を表すブ
ロック図である。図2に示す如く、無線機3には、無線
機全体の制御を司る制御部50と、アンテナ51を介し
て基地局との間で無線通信を行う無線通信部52と、音
声制御部54と、シリアル信号制御部56と、リアルタ
イムクロック(RTC)を生成するRTC生成部58
と、車両のバッテリBTからの電力(通常10V〜15
V)を所定の電源電圧に変換して、無線機3内の各部位
及びクレードル13内の電源回路70に供給する電源回
路60と、無線機3内の制御部50からの指令に基づ
き、電源回路60から各部位への電源供給を制御、つま
り電源を供給したり停止したりする制御を行う電源制御
回路65を備えている。なお、無線機3内の制御部50
には、電源制御回路65を介さずに電源回路60から直
接供給されるようになっている。
【0026】前記制御部50は、マイクロコンピュータ
として構成され、CPU,ROM,RAM、バックアッ
プRAM、I/O等を備えている。そして、一般的な自
動車電話装置の受信機としての機能を実現するための各
種制御処理を行う。即ち、ハンドセット15から出され
た発呼信号をシリアル信号制御部56を介して入力し、
無線通信部52から基地局側に対して、他の電話装置を
呼び出すための発呼信号を送信させたり、基地局側から
呼出信号が送信されてきたときにシリアル信号制御部5
6を介してハンドセット15に転送する。また、発呼処
理により呼出先の電話装置が電話回線網に接続されて、
その着呼者側の電話装置との通話が可能になったとき
や、接続処理により当該自動車電話装置が電話回線網に
接続されて、発呼者側の電話装置との通話が可能になっ
たときに、使用者が後述するハンドセット15のマイク
ロフォン41から入力した音声信号を音声制御部54を
介して入力し、無線通信部52から基地局側に送信した
り、電話回線網(換言すれば着呼者側の電話装置)から
送信されてきた音声信号を音声制御部54を介してハン
ドセット15へ送信する処理等を実行する。
【0027】次に、図3はクレードル13及びハンドセ
ット15の回路構成を表すブロック図である。図3に示
す如く、クレードル13には、他の電話装置からの呼出
信号着信時に着信音を発生したりハンドフリー通話時に
通話先からの音声を出力するためのスピーカ27と、無
線機3の電源回路60から供給された電源をハンドセッ
ト15内の各部位及びクレードル13内の各部位に供給
する電源回路70と、ハンドセット15内の制御部31
からの指令に基づき、電源回路70から各部位への電源
供給を制御、つまり電源を供給したり停止したりする制
御を行う電源制御回路75を備えている。なお、ハンド
セット15内の制御部31には、電源制御回路75を介
さずに電源回路70から直接供給されるようになってい
る。また、無線機3の電源制御回路65とクレードル1
3内の電源回路70とは電源供給ラインLBTによって
接続されている。
【0028】一方、ハンドセット15と無線機3とは、
通話用音声を通過させる音声ラインLAと、呼出信号等
の各種制御用のシリアル信号を通過させるシリアル信号
ラインLSとにより接続されている。ハンドセット15
には、音声ラインLAを通過する音声信号の増幅等を行
なう音声制御部21及びシリアル信号ラインLSを通過
するシリアル信号をバッファリングするシリアル信号制
御部23が備えられている。音声ラインLAを介して無
線機3内の音声制御部54とハンドセット15内の音声
制御部21とが接続され、音声信号のやりとりを行う。
一方、シリアル信号ラインLSを介して無線機3内のシ
リアル信号制御部56とハンドセット15内のシリアル
信号制御部23とが接続され、呼出信号等の各種制御用
のシリアル信号のやりとりを行う。
【0029】このハンドセット15は、ハンドフリー通
話とハンドセット通話との切り換えを行なう通話制御部
25と、他の電話装置から送信されてきたメッセージ
や、ハンドセット15の操作案内,動作状況等を表示す
るための液晶表示装置(LCD)からなる表示部22
と、記憶部24と、カードインタフェース部(以下、カ
ードI/F部という)29と、ハンドセット通話用のマ
イクロホン(以下、単にマイクという。)41と、ハン
ドセット通話時に通話先からの音声を出力するスピーカ
43と、ダイヤル入力や通話モードの選択を行うための
各種キースイッチが設けられた各種操作部45と、音声
制御部21,表示部22,シリアル信号制御部23,記
憶部24,通話制御部25,カードI/F部29及び操
作部45を夫々制御する制御部31とにより構成されて
いる。
【0030】なお、ハンドセット15には、ハンドセッ
ト15をクレードル13から取り上げたときにオンし、
通話モードとしてハンドセット通話を自動で選択する選
択スイッチ(図示せず)が設けられている。また、ハン
ドセット15には、電源スイッチ33が設けられてい
る。この電源スイッチ33は、ハンドセット15に設け
られているが、そのON/OFF状態は、無線機3の制
御部50にて把握されるように構成されている。
【0031】前記制御部31は、マイクロコンピュータ
として構成され、CPU,ROM,RAM、バックアッ
プRAM、I/O等を備えており、後述するPINの照
合処理などを実行する。この制御部31が「制御手段」
に相当する。また、前記記憶部24は、EEPROMな
どの不揮発性メモリからなり、例えば留守録機能状態と
なっている際に他の電話装置から送信されてきた伝言メ
ッセージや電子メール機能状態となっている際に受信し
たメールデータなどを記憶したり、カード5から読み出
した製造番号、あるいは後述するPIN照合処理の結果
がOKであった場合に、PINを記憶する。なお、この
記憶部24が、「PIN記憶手段」及び「モード記憶手
段」に相当する。
【0032】カード5は、本実施例ではICカードであ
るSIM(Subscriber Identity Module)カードを採用
している。EEPROMから構成されているメモリ5a
には、自己を識別するためのPINデータと、メモリダ
イヤル登録された通話先の電話番号、短縮番号、登録名
の電話帳データと、着信音の鳴音パターンの設定やキー
操作の際に鳴音するキー操作確認音の設定などの各種設
定データとが、記憶されている。
【0033】また、前記カードI/F部29は、上述し
た図示しないスロット内に差し込まれたカード5と電気
的に接続するためのインタフェースである。したがっ
て、ハンドセット15内の制御部31は、カードI/F
部29に接続されたカード5からPIN番号などの各種
データを読み出すことができる。
【0034】また、ハンドセット15内に設けられたハ
ンドセット通話用のマイク41及びスピーカ43と、ハ
ンドフリー通話用のハンドフリーマイク17及びクレー
ドル13内のスピーカ27とは、夫々、通話制御部25
に接続されており、ハンドセット通話時には通話制御部
25を介してハンドセット15内のマイク41及びスピ
ーカ43が音声制御部21に接続され、ハンドフリー通
話時には通話制御部25を介してハンドフリーマイク1
7及びスピーカ27が音声制御部21に接続される。
【0035】また、操作部45は、呼出先のダイヤル番
号を入力するための「0〜9,*,#」の数字キーや開
始キー、終話キーなどの各種機能キーが配置されてい
る。なお、この操作部45が「本体入力手段」及び「モ
ード入力手段」に相当する。このように構成された本実
施例の自動車電話装置においては、ユーザがそれぞれ自
分のカード5を持っており、そのカード5をハンドセッ
ト15に設けられた図示しないスロットに装着して利用
することを前提とする。そして、ユーザが操作部45を
介してPINを入力し、そのPINがカード5内に記憶
されているPINとを照合するPIN照合を実行し、照
合結果がOK、つまりPINが一致すると、通常動作が
実行できる状態となり、一致しないと通常動作ができな
い状態となる。
【0036】ここで、通常動作とは、一般的な電話装置
としての機能を実現するための各種制御処理をいい、例
えば、次のような処理が例示される。 無線機3を介し、電話回線網に対して他の電話装置を
呼び出すための発呼信号を送信させる発呼処理 基地局から呼出信号が送信されてきたときに、クレー
ドル13のスピーカ27からカード5に記憶された鳴音
パターンで着信音を鳴らす受信処理 着信音の発生により使用者がこの自動車電話装置1を
電話回線網に接続する指令を入力した際にこの自動車電
話装置1を電話回線網に接続させる接続処理 発呼処理により呼出先の電話装置が電話回線網に接続
されてその着呼者側の電話装置との通話が可能になった
ときや接続処理により当該自動車電話装置1が電話回線
網に接続されて発呼者側の電話装置との通話が可能にな
ったときに、使用者がハンドセット15のマイク41か
ら入力した信号を基地局側に送信したり電話回線網から
送信されてきた音声信号をハンドセット15のスピーカ
43から出力させる音声入出力処理 着信音の鳴音パターンの更新操作を行った場合にその
更新内容をカード5に記憶する鳴音パターン更新処理 留守録機能をセットしていた場合に得た伝言メッセー
ジをカード5に記憶したりカード5に記憶された伝言メ
ッセージを再生したりする留守録処理 ハンドセット15の操作部45から入力された短縮ダ
イヤルや登録名に基づいてカード5に記憶された電話帳
データから対応する電話番号を読み出して発呼する短縮
ダイヤル発呼処理 電話帳データの更新操作を行った場合にその更新内容
をカード5に記憶する電話帳データ更新処理 一方、通常動作ができない状態においては、上述した一
般的な電話装置としての機能は使用できない。したがっ
て、例えば現在時刻を表示するといった、補助的な機能
しか使用できない。
【0037】また、本自動車電話装置1は、バッテリB
Tから無線機3内の電源回路60を介して電話装置本
体、すなわち無線機3、クレードル13及びハンドセッ
ト15内の各部に供給されている電源の瞬断が発生した
としても、その後に電源供給が再開された場合、電源瞬
断前と同じ状態で動作可能に構成されていることを前提
とする。つまり、短時間の中断でその都度リセットされ
てしまうと、最初から設定し直したり、データ作成中で
あれば最初からデータを作成し直さなくてはならないの
で、そのような面倒をなくすための工夫である。
【0038】しかしながら、瞬断前の状態に自動的に復
帰するのは電話装置本体についてであり、カード5にお
いては、瞬断であってもリセット状態となってしまう。
つまり、PIN照合がされていない状態に戻るので、こ
のままでは使用できず、再度ピン照合処理が実行されて
からでないと、例えばカード5内の電話帳データを利用
するといった瞬断前と同じ動作はできない。但し、瞬断
が発生する度にユーザがPINを操作部45から入力し
なくてはならないとすると面倒である。
【0039】そこで、本実施例の自動車電話装置1にお
いては、そのような瞬断の場合にユーザがPINを操作
部45から入力することなく自動的にPIN照合が実行
されるようにしてある。また、このような瞬断ではな
く、電源スイッチ33を操作してバッテリBTからの電
源供給が開始された場合には、当然ながらセキュリティ
確保のためにPIN照合を行う必要がある。当然なが
ら、初めて使用する場合には、マニュアルでPIN入力
をする必要があるが、同じ利用者が同じカードを用いて
繰り返し使用する場合においても、その使用の度にPI
Nをマニュアルで入力しなくてはならないとすると面倒
である。
【0040】したがって、本実施例の自動車電話装置1
においては、前回使用したユーザが今回も続けて使用す
る場合には、PINを操作部45から入力することなく
自動的にPIN照合が実行されるようにしてある。以下
の説明では、特にこれらの点に注目し、上述の構成の自
動車電話装置1の動作について説明する。
【0041】図4は無線機3内の制御部50が実行する
処理を示すフローチャートである。本処理は、バッテリ
BTから電源回路60及び電源制御回路65を介して供
給された電源電圧が所定値を超えると起動される。さら
に具体的に言えば、本処理が起動するには次の2通りの
場合が考えられる。
【0042】まず一つは、ハンドセット15に設けられ
た電源スイッチ33がオンされ、そのオン操作に応じて
制御部50が電源制御回路65を制御することによって
電源制御回路65から各部への電源供給が実行された場
合である。つまり、車両のイグニッションスイッチ(図
示せず)が操作され、バッテリBTから電源回路60ま
では電源供給されている状態を前提とし、その状態にお
いて利用者が電源スイッチ33を操作してオフ状態から
オン状態にすると、電源制御回路65から各部への電源
供給がなされ、制御部50は供給電圧が所定値を超えた
ことを判断して本処理を開始するのである。
【0043】他の一つは、電源スイッチ33自体はオン
側に操作されて電源供給を許容する状態であるにもかか
わらず、電源回路60からの電源供給がされない(ある
いは供給電圧が低い)状態であったものが、電源回路6
0からの電源供給が開始あるいは再開された場合であ
る。
【0044】最初のステップであるS110では、電源
スイッチ33による起動であるかどうかを判断する。つ
まり、電源スイッチ33がオフ状態からオン状態に操作
されたことによって生じた起動であるかどうかを判断す
る。電源スイッチ33による起動の場合は(S110:
YES)、後述するS120〜S140の処理を実行す
ることなくS150へ移行する。S150では、シリア
ル信号制御部56を介してハンドセット15へ「通常に
起動したこと」を示す信号を送信する。その後、S17
0では、RTC生成部58にて生成されているRTCを
読み出してバックアップRAMに更新保存し、S180
では、通常のメイン処理を実行する。このようにRTC
を更新保存しながら通常のメイン処理を実行している任
意のタイミングにおいて、例えば図示しない車両のイグ
ニンションキーがOFFされてバッテリBTからの電源
供給が停止したり、あるいは電源スイッチ33がOFF
操作された場合には、本処理ルーチンが終了する。そし
て、上述したようにバッテリBTからの電源供給がされ
ている状態で電源スイッチ33がONされたり、あるい
は電源スイッチがONの状態でバッテリBTからの電源
供給が再開されると、図4の処理が再度開始する。
【0045】一方、電源スイッチ33による起動でない
場合は(S110:NO)、S120へ移行して、RT
C生成部58にて生成されている現在のRTCを読み出
す。このRTC生成部58から読み出したRTCをRT
C(B)と称す。そして、続くS130では、バックア
ップRAMに保存されているRTCを読み出す。このバ
ックアップRAMから読み出したRTCをRTC(A)
と称す。
【0046】続くS140においては、RTC(B)−
RTC(A)が2秒以下かどうかを判断する。ここでR
TC(B)−RTC(A)は電源供給が停止していた時
間を表すこととなる。つまり、上述したS170におい
てRTCがバックアップRAMに更新されながらメイン
処理が実行されているため、S130にて読み出したR
TC(A)は、電源供給が停止する直前のRTCであ
り、S120にて読み出したRTC(B)は、RTC生
成部58から読み出した現在のRTCである。したがっ
て、その差分[RTC(B)−RTC(A)]は、電源
供給停止時間となる。また、判断基準値として用いてい
る「2秒」は、瞬断許容時間としての一例である。そし
て、この「瞬断許容時間」とは、この時間内に電源電圧
が正常に復帰した場合には、電源瞬断であるとして瞬断
前の状態に自動的に復帰させる最長の時間である。
【0047】したがって、このS140にて肯定判断、
つまり電源供給停止時間が所定の瞬断許容時間である2
秒以下であった場合には、「電源瞬断」であると判定さ
れるため、S160へ移行する。S160では、シリア
ル信号制御部56を介してハンドセット15へ「瞬断状
態がありその後に起動したこと」を示す信号を送信す
る。その後は、S170へ移行する。
【0048】一方、S140にて否定判断、つまり電源
供給停止時間が所定の瞬断許容時間である2秒よりも長
かった場合には、S150へ移行し、上述したように、
シリアル信号制御部56を介してハンドセット15へ
「通常に起動したこと」を示す信号を送信する。
【0049】このように、本実施例では無線機3がバッ
テリBT3からの電源供給を受け、その無線機3の電源
制御回路65からクレードル13の電源回路70へ電源
供給をするようにされているため、無線機3側におい
て、「電源瞬断」であるのかそうでないのかを判断し、
その結果を「通常」あるいは「瞬断」として、シリアル
送信するのである。
【0050】次に、図5〜7のフローチャートを参照し
て、ハンドセット15内の制御部31が実行する処理を
説明する。本処理は、無線機3側の電源制御回路65か
ら電源供給ラインLBTを介してクレードル13内の電
源回路70へ電源供給がなされ、その電源回路70から
制御部31へ電源供給がなされると、図5に示す処理が
開始する。
【0051】最初のステップであるS210では、無線
機3からシリアル信号ラインLSを介して送信されたシ
リアル信号を、制御部31がハンドセット15内のシリ
アル信号制御部23を介して受信しているかどうかを判
断する。もしも受信していなければ(S210:N
O)、S220へ移行してタイムアウトかどうかを判断
する。このタイムアウトかどうかの判断のための時間と
しては、例えば500ms程度が考えられる。そして、
タイムアウトでなければ(S220:NO)、S230
へ移行して無線機3側へシリアル信号の問い合わせ行っ
た後、S210へ戻る。もしも、タイムアウトであれば
(S220:YES)、そのまま本処理を終了する。
【0052】一方、無線機3からのシリアル信号を受信
している場合には(S210:YES)、S240へ移
行してカード5の検出を行い、続くS250にてカード
5の活性化を行う。S240でのカード5の検出は、例
えば図示しないスロットにカード5が差し込まれた場
合、スロット内に設けた図示しない光センサなどのカー
ド検出センサからの出力信号に基づいて行うことができ
る。また、S250でのカード5の活性化とは、カード
I/F部29を介してカード5に電源供給及び動作クロ
ックを供給したりする処理である。
【0053】続くS260では、無線機3から受信した
シリアル信号の内容が「通常」であるかどうかを判断す
る。シリアル信号の内容が「通常」であれば(S26
0:YES)、S270へ移行し、カード5に対して照
合不要設定がされているかどうかを判断する。この照合
不要の設定の有無はカード5内に記憶されており、予め
MMI(マン・マシン・インタフェース)を介して設定
しておくものである。もちろん、このような照合不要の
設定ができないカード5であれば何ら問題はないが、照
合不要の設定ができるカード5も対象とするため、この
S270での判断を行う。そして、カード5に対して照
合不要設定がされていなければ(S270:NO)、S
280へ移行し、今度は自動照合フラグが「0」か
「1」かを判断する。
【0054】この自動照合フラグは、電話装置1が起動
している最中に操作部45が操作されてモード設定をす
る状態にされた場合に実行される図8に示すモード設定
処理において変更することができる。図8のモード設定
処理について説明する。
【0055】最初のステップS710においては、設定
機能の呼出を行う。これは、利用者が操作部45を操作
して指示することができる。そして、続くS720にて
暗証番号の入力がされると、次のS730において、P
IN自動照合を「するか」あるいは「しないか」を選択
するための画面を表示部22へ表示する。利用者はこの
表示を見て、いずれか選択したい方のモードを指示する
ための操作を行う。このモードを選択指示する入力があ
った場合には(S740:YES)、S750へ移行し
て、その選択結果が自動照合をするモードであるか否か
を判断する。選択結果が自動照合をするモードであった
場合には(S750:YES)、自動照合フラグを1に
セットしてから(S760)、本処理ルーチンを終了す
る。一方、自動照合をするモードでなかった場合には
(S750:NO)、自動照合フラグを0にセットして
から(S770)、本処理ルーチンを終了する。なお、
S760あるいはS770で設定された自動照合フラグ
(0又は1)は、記憶部24内に格納される。
【0056】図5のフローチャートの説明に戻り、S2
80では、このように設定されて記憶部24内に格納さ
れている自動照合フラグを判断し、フラグが0であれ
ば、S290へ移行してPINのマニュアル照合を実行
する。一方、フラグが1であれば、S300へ移行して
PINの自動照合を実行する。これらの照合処理につい
ては後述するが、照合処理(S290,S300)が終
了すると、S320へ移行する。なお、カード5に対し
て照合不要設定がされていなければ(S270:YE
S)、S320へそのまま移行する。
【0057】一方、S260にて否定判断、つまり、無
線機3から受信したシリアル信号の内容が「通常」なけ
れば、S310へ移行し、上述したS270の処理と同
様、カード5に対して照合不要設定がされているかどう
かを判断する。そして、カード5に対して照合不要設定
がされていなければ(S310:NO)、S300へ移
行してPINの自動照合を行う。一方、照合不要設定が
されていれば(S310:YES)、S320へ移行す
る。
【0058】ここで、S290,S300での各照合処
理について、図6,7を参照して順番に説明する。ま
ず、S290におけるPINのマニュアル照合処理につ
いて図6のフローチャートを参照して説明する。
【0059】このPINのマニュアル照合処理は、ユー
ザにPINを入力させ、その入力されたPINをカード
5内に記憶されているPINと照合させる処理であるた
め、最初のステップS510では、表示部22にPIN
入力を促す内容を表示し、操作部45を介してPINが
入力されるのを待つ(S520)。そして、PIN入力
されると(S520:YES)、S530に移行する。
S530では、入力されたPINをカード5に送り、カ
ード5内のメモリ5aに記憶されているPINと照合す
るよう指示する。そして、続くS540では、この照合
結果をカード5から受け取る。S540にて照合結果を
受け取ると本処理ルーチンを終了して図5の処理へ戻
り、S320へ移行する。
【0060】次に、S300におけるPINの自動照合
処理について図7のフローチャートを参照して説明す
る。このPINの自動照合処理は、ユーザがPIN入力
する手間を省き、自動的にPIN照合させる処理である
ため、最初のステップS610では、登録されたPIN
を読み出す。このPINの登録については、詳しくは後
述するが、マニュアル照合あるいは自動照合のいずれで
あっても、照合結果がOKであると、そのOKとなった
PIN自体を記憶部24に登録しておく(図5のS30
5参照)。したがって、このS610では、その登録さ
れたPINを読み出すのである。
【0061】そして、PINを読み出した後は、S62
0に移行し、読み出しれたPINをカード5に送り、カ
ード5内のメモリ5aに記憶されているPINと照合す
るよう指示する。そして、続くS630では、この照合
結果をカード5から受け取る。S630にて照合結果を
受け取ると本処理ルーチンを終了して図5の処理へ戻
り、S320へ移行する。
【0062】図5の説明に戻り、S320では、図6の
S540あるいは図7のS630においてカード5から
取得した照合結果がOK(つまりPINが一致してい
る)であるかどうかを判断する。照合結果がOKであれ
ば(S320:YES)、S330へ移行して、照合結
果がOKとされたPIN自体を記憶部24に登録する。
そして、続くS340において、カード利用許可モード
にてメイン処理を起動させ、メイン処理へ移行する。こ
のカード利用許可モードにてメイン処理が実行される場
合には、カード5内のメモリ5aに記憶されたデータを
自由に読み出して通常動作ができる。通常動作の内容に
ついては、既に説明しているので、ここでは繰り返さな
い。
【0063】一方、照合結果がOKでない場合(S32
0:NO)、つまり照合対象の2つのPINが一致しな
かった場合は、S350へ移行して、カード利用禁止モ
ードにてメイン処理を起動させ、メイン処理へ移行す
る。このカード利用禁止モードにてメイン処理が実行さ
れる場合には、カード5内のメモリ5aに記憶されたデ
ータの読み出しは禁止され、非常に制限された動作しか
できなくなる。この制限された動作については、上述し
た一般的な電話装置としての機能は使用できず、例えば
現在時刻を表示するといった、補助的な機能しか使用で
きないと説明したが、この場合には、例えば表示部22
に、PINが一致しないため使用できない旨を報知する
内容を表示するとよい。また、機能を全く使用できない
ようにしてもよい。
【0064】なお、このようにメイン処理に移行した場
合には、その処理が実行されている任意にタイミングに
おいて、無線機3の電源制御回路65からクレードル1
3の電源回路70への電源供給が停止すると、メイン処
理自体が終了する。なお、この電源供給停止は次の場合
に発生する。まず、図示しないイグニッションスイッチ
がオフされ、バッテリBTから無線機3の電源回路60
への電源供給自体が停止した場合である。また、バッテ
リBTから無線機3の電源回路60への電源供給自体は
継続されているが、ハンドセット15に設けられた電源
スイッチ33がオフ操作されることによって、無線機3
の制御部50が電源制御回路65からの電源供給を停止
した場合にも発生する。
【0065】このように、本実施例の自動車電話装置1
においては、ユーザが操作部45を介して入力したPI
Nとカード5内に記憶されたPINとを照合するPIN
のマニュアル照合(図5のS290)によって得た照合
結果がOKであれば(S320:YES)、そのPIN
を記憶部24に登録しておく。そして、次回の使用時に
電源スイッチ33が操作されて電源供給が開始した場
合、あるいは電源瞬断発生後に電源供給が復活した場合
は、無線機3からのシリアル信号が通常ではなく「瞬
断」であるため(図5のS260:NO)、記憶部24
に登録されているPINを用いたPIN自動照合(図5
S300)を実行する。
【0066】したがって、正規の利用者が同じカード5
を続けて同じ電話装置1にて使用する場合には、PIN
の自動照合の結果が「一致」となるため、その都度PI
Nを入力しなくても使用することができ、利便性向上に
寄与する。一方、他人のカード5を不正に取得した者
が、それまでそのカードが使用されていたのとは異なる
電話装置1にてカード使用を試みた場合には、当然なが
らPINの自動照合の結は「不一致」となる(S30
0,S320)。したがって、そのままではカード5の
利用ができない。また、図5のS290に示す「PIN
マニュアル照合」を行う場合であっても、利用者自ら
がPINを入力する必要があり、他人のカード5のため
にPIN自体を知らなければ結局はカード利用ができな
い。このことにより、セキュリティ確保ができる。つま
り、利便性向上とセキュリティ確保を両立することがで
きる。
【0067】また、瞬断が発生した場合にも、電源復帰
後にユーザがその都度PINを入力するといった手間が
なくなり、使い勝手が向上する。つまり、本自動車電話
装置1は、バッテリBTから無線機3内の電源回路60
を介して電話装置本体、すなわち無線機3、クレードル
13及びハンドセット15内の各部に供給されている電
源の瞬断が発生したとしても、その後に電源供給が再開
された場合には電源瞬断前と同じ状態で動作可能であ
る。しかし、カード5においては、瞬断であってもリセ
ット状態となってしまい、再度ピン照合処理が実行され
てからでないと、例えばカード5内の電話帳データを利
用するといった瞬断前と同じ動作はできない。瞬断が発
生する度にユーザがPINを操作部45から入力しなく
てはならないとすると面倒であるが、上述したように、
瞬断の場合はユーザがPINを操作部45から入力する
ことなく自動的にPIN照合が実行されるため、使い勝
手が向上する。
【0068】なお、本実施例においては、カード5に対
して「照合不要設定」ができることを前提として、図5
のS270やS310において、その設定の有無を判定
していた。しかし、そのような照合不要設定のできない
カード5のみを対象とするのであれば、S270,S3
10の処理は不要となる。そして、このような照合不要
設定ができなくても、正規ユーザにとっては、同じ電話
装置1にて繰り返し使用している限りPINのマニュア
ル入力が不要となるので、実質的には、従来の照合不要
設定をできる場合と同じ利益は得られる。つまり、本案
を採用することで、照合不要設定のできないカード5の
みを対象としても利便性の面で何ら不利益はなく、逆に
セキュリティ確保のメリットも重ねて得られることとな
り、本案の有効性が伺える。
【0069】以上、一実施例について説明したが、次の
ように様々な態様での実施が可能である。 (1)上記実施例では、電源瞬断後の電源復帰時(図5
のS260で「NO」)のPIN自動照合(S300)
を、全てのカード5に対して同じように実行するように
したが、実行対象を限定してもよい。つまり、使い勝手
の向上の利点を得られるユーザを限定するのである。例
えば、カード5内のメモリ5aにカード固有の識別情報
も記憶しておき、電源瞬断発生後に電源供給が復活した
場合、まず、カード5からカード固有の識別情報を読み
出し、特定の識別情報を持つカード5に対してのみ、P
INの自動照合を実行するのである。したがって、特定
の識別情報を持たないカード5については、マニュアル
照合が実行されることとなる。
【0070】(2)PINについては、例えば予めユー
ザが、任意の番号をカード5に登録しておいたものを用
いてもよいし、カードに記憶されている固有の識別情報
そのものをPINとして援用してもよい。カード固有の
識別情報としては、例えばカードの製造番号であっても
よいし、カードの所有者に対応した電話番号であっても
よい。要は原則としてユーザしか知り得ない番号となれ
ばよいのである。
【0071】(3)上記実施例では、カード5としてI
Cカードを用いたが、例えば磁気カードなどを用いても
よいし、カード5と実質的に同等のメモリ機能を有する
メモリユニットであってもよい。但し、ICカードは一
般に磁気カードと比べてセキュリティ機能が高く、また
記憶容量も大きいので汎用性は高い。したがって、本発
明を実施する上ではより適切である。
【0072】(4)上記実施例では、カード5が装着さ
れるハンドセット15自身では、電源の瞬断であるかど
うかは直接判断しておらず、無線機3にて判断し、それ
をシリアル信号にて通知してもらうようにしていた。し
かし、このような実施例に限定されず、例えばハンドセ
ット15自身が電源の瞬断の有無を判断するようにして
もよい。
【0073】例えば、ハンドセット15にも無線機3に
設けていたようなRTC生成部58を儲け、制御部31
自身が電源回路70から供給される電源電圧を監視す
る。具体的には、装置が動作可能な所定の電圧レベルを
下回った時点から再度所定の電圧レベル以上となった時
点までの時間を、RTCに基づいて算出し、その時間が
上述した瞬断許容時間内かどうかで判断すればよい。
【0074】(5)上記実施例は自動車電話装置として
実現した例を説明した。これは、電話装置本体が動作す
るための電源が、車両に搭載され車両各部への電源供給
を行うバッテリBTから供給されていると、エンジン始
動のために電源供給が優先される期間中は他の電気機器
への電源瞬断が発生することが多いと考えられるからで
ある。もちろん、その他の原因で電源瞬断が生じる場合
も想定される。
【0075】さらに、自動車電話装置に限らず、同じく
電話回線網に無線により接続される移動体用の電話装置
である携帯電話装置(いわゆる携帯電話やPHS)や、
電話回線網に伝送線を介して接続される固定電話装置で
ある宅内電話装置などであっても、電源瞬断が起こり得
るのであれば、同様に適用される。例えば、携帯電話装
置の場合には電源として電池が内蔵されているが、この
電池が一時的に取り外されて再度装着される場合であっ
ても、電源瞬断は起こり得る。また、宅内電話の場合に
は、電源アダプタを商用電源のコンセントに接続するこ
とが多いため、その電源アダプタの取り外し及び再接続
がなされれば電源瞬断は起こり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としての自動車電話装置全体の
構成を表す概略構成図である。
【図2】無線機の回路構成を表すブロック図である。
【図3】クレードル及びハンドセットの回路構成を示す
ブロック図である。
【図4】無線機内の制御部にて実行される処理を表すフ
ローチャートである。
【図5】ハンドセット内の制御部にて実行される処理を
表すフローチャートである。
【図6】図5に示す処理中で実行されるPINのマニュ
アル照合処理を表すフローチャートである。
【図7】図5に示す処理中で実行されるPINの自動照
合処理を表すフローチャートである。
【図8】ハンドセット内の制御部にて実行されるモード
設定処理を表すフローチャートである。
【符号の説明】
1…電話装置本体 3…自動車電話無
線機 5…カード 5a…メモリ 13…クレードル 15…ハンドセッ
ト 17…ハンドフリーマイク 21,54…音声制御部 22…表示部 23,56…シリアル信
号制御部 24…記憶部 25…通話制御部 27…スピーカ 29…カードイン
タフェース部 31,50…制御部 33…電源スイッ
チ 41…マイクロホン 43…スピーカ 45…操作部 51…アンテナ 52…送受信部 58…RTC生成
部 60,70…電源回路 65,75…電源制御回
路 BT…バッテリ LA…音声ライン LS…シリアル信号ライン LBT…電源供給ラ
イン

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】個人識別番号であるPIN(パーソナル・
    アイデンティティ・ナンバー)を含む個人情報が記憶さ
    れたカードと、 前記カードが着脱可能に装着された電話装置本体と、 前記電話装置本体に設けられ、前記PINを入力可能な
    本体入力手段と、 前記電話装置本体に設けられ、前記本体入力手段から入
    力されたPINと前記カードに記憶されたPINとを照
    合し、両者が一致したならば前記カードを利用可能と
    し、両者が一致しなかったならば前記カードを利用不可
    能とする制御手段と、 前記制御手段によるPIN照合の結果、前記本体入力手
    段から入力されたPINと前記カードに記憶されたPI
    Nとが一致した場合、そのPINを記憶しておくPIN
    記憶手段と、 前記電話装置本体に設けられ、前記制御手段によるPI
    N照合を自動的に実行するモードか否かを入力可能なモ
    ード入力手段と、 前記電話装置本体に設けられ、前記モード入力手段から
    入力されたモードを記憶しておくモード記憶手段と、 を備え、 前記制御手段は、前記電話装置本体が動作するための電
    源供給が開始された場合、前記モード記憶手段に記憶さ
    れたモードが前記PIN照合を自動的に実行するモード
    であれば、前記PIN記憶手段に記憶されているPIN
    を用いて前記PIN照合を自動的に実行するよう構成さ
    れていること、 を特徴とする電話装置。
  2. 【請求項2】個人識別番号であるPIN(パーソナル・
    アイデンティティ・ナンバー)を含む個人情報が記憶さ
    れたカードと、 前記カードが着脱可能に装着された電話装置本体と、 前記電話装置本体に設けられ、前記PINを入力可能な
    本体入力手段と、 前記電話装置本体に設けられ、前記本体入力手段から入
    力されたPINと前記 カードに記憶されたPINとを照
    合し、両者が一致したならば前記カードを利用可能と
    し、両者が一致しなかったならば前記カードを利用不可
    能とする制御手段とを備え、 前記制御手段によるPIN照合の結果、前記本体入力手
    段から入力されたPINと前記カードに記憶されたPI
    Nとが一致した場合、そのPINを記憶しておくPIN
    記憶手段を備え、 前記制御手段は、前記電話装置本体が動作するための電
    源供給が開始された場合、前記PIN記憶手段に記憶さ
    れているPINを用いて前記PIN照合を自動的に実行
    するよう構成されている電話装置であって、 前記電話装置本体が動作するために供給されている電源
    の瞬断が発生した後に電源供給が再開された場合、前記
    電源瞬断前と同じ状態で動作可能に構成されており、一方、前記カードは、前記電源の瞬断が発生した場合、
    PIN照合がなされていないリセット状態に戻り、その
    電源瞬断後に電源供給が再開されて電源瞬断前と同じ状
    態で動作するためには再度PIN照合を必要とする構成
    であり、 前記制御手段は、前記電源の瞬断発生後に電源供給が復
    活した場合、前記PIN記憶手段に記憶されているPI
    Nを用いて前記PIN照合を自動的に実行するよう構成
    されていること、 を特徴とする電話装置。
  3. 【請求項3】前記カードには、カード固有の識別情報も
    記憶されており、 前記制御手段は、前記電源瞬断発生後に電源供給が復活
    した場合、まず、前記カードから前記カード固有の識別
    情報を読み出し、特定の識別情報を持つカードに対して
    のみ、前記PINの自動照合を実行するよう構成されて
    いること、 を特徴とする請求項2記載の電話装置。
  4. 【請求項4】前記制御手段は、PIN照合の結果、両者
    が一致したならば前記カードに記憶された個人情報の読
    み出し又は書き込みを許容し、両者が一致しかったなら
    ば前記カードに記憶された個人情報の読み出し又は書き
    込みを禁止することを特徴とする請求項2又は3記載の
    電話装置。
  5. 【請求項5】前記カードには個人情報として少なくとも
    電話番号が記憶され、 前記制御手段は、PIN照合の結果、両者が一致したな
    らば前記カードに記憶された電話番号の使用を許容し、
    両者が一致しなかったならば前記カードに記憶された電
    話番号の使用を禁止することを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかに記載の電話装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、前記電源瞬断後に電源供
    給が復活した場合、その復活した電源電圧が正常動作に
    必要なレベルであるかどうかを判定し、当該必要レベル
    に達していなければ、前記PINの自動照合は実行しな
    いよう構成されていること、 を特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の電話装
    置。
  7. 【請求項7】前記カード固有の識別情報は、前記カード
    の製造番号であることを特徴とする請求項3〜6のいず
    れかに記載の電話装置。
  8. 【請求項8】前記カード固有の識別情報は、前記カード
    の所有者に対応した電話番号であることを特徴とする請
    求項3〜6のいずれかに記載の電話装置。
  9. 【請求項9】 前記カードはICカードであることを特
    徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の電話装置。
  10. 【請求項10】自動車電話装置として実現されていると
    共に、 前記電話装置本体が動作するための電源は、車両に搭載
    され車両各部への電源供給を行うバッテリから供給され
    ていること、 を特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の電話装
    置。
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