JP2002300298A - 移動無線端末装置 - Google Patents

移動無線端末装置

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JP2002300298A
JP2002300298A JP2001095977A JP2001095977A JP2002300298A JP 2002300298 A JP2002300298 A JP 2002300298A JP 2001095977 A JP2001095977 A JP 2001095977A JP 2001095977 A JP2001095977 A JP 2001095977A JP 2002300298 A JP2002300298 A JP 2002300298A
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unit
data
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memory
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JP2001095977A
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Masahito Hirai
将人 平井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの保護能力が高く、高いセキュリティ
やプライバシー保護能力を有する移動無線端末装置を提
供する。 【解決手段】 インターフェイス61は、メモリカード
62を接続するインターフェイスで、メモリカード62
は、他のメモリカードと識別するために固有に与えられ
たカード固有番号を書き換え不可能な情報として記憶す
る他に、電話帳データや音楽配信データ、画像データな
ど種々の形式のデータを記憶できる。メモリ部60は、
予め書き込みが許可されたメモリカード62のカード固
有番号を記憶する。制御部100は、メモリ部60に記
憶されるデータやダウンロードしたデータをメモリカー
ド62に記録する場合には、メモリ部60に記録される
カード固有番号と、インターフェイス61に接続される
メモリカード62のカード固有番号が一致しない限り、
データの記録を行わないようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、PHS(Person
al Handyphone System)や携帯電話システムなどの移動
無線システムで用いられる移動無線端末装置であって、
特に外部メモリを脱着可能な移動無線端末装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、PHSや携帯電話システ
ムなどの移動無線システムで用いられる移動無線端末装
置は、外部メモリを接続可能なインターフェイスを備
え、このインターフェイスに接続した外部メモリに、無
線回線を経由してダウンロードしたデータや、装置に搭
載するメモリに記憶するデータを記録することができ
る。
【0003】このようなメモリ間のデータ転送は、特に
制限が無く、ユーザが自由に外部メモリカードに対して
データの書き込みを行うことができる。また、外部メモ
リには、著作権保護の機能を有するものがあり、この機
能を備えた外部メモリであれば、著作権のあるデータで
あっても、操作者の意志により任意に記録することがで
きる。
【0004】ところで、近時、移動無線システムの無線
回線を経由して、移動無線端末装置に対して有料のコン
テンツデータを配信するサービスが盛んに行われるよう
になっている。
【0005】このように、移動無線端末装置が有料のコ
ンテンツデータをダウンロードする場合には、電話番号
などの移動無線端末装置ごとに固有に割り当てられる情
報で課金を行うようにしている。
【0006】このため、悪意を持つ第三者が、移動無線
端末装置に外部メモリを接続して、装置の所有者に断り
無く有料のコンテンツデータをダウンロードすることが
可能であり、所有者には覚えのない費用の請求がなされ
ることになるという問題があった。
【0007】また、移動無線端末装置に搭載するメモリ
に記録された電話帳データなどをはじめとする個人情報
も、移動無線端末装置に外部メモリを接続すれば、悪意
を持つ第三者であっても容易に外部メモリにデータ転送
して、個人情報を取得することができてしまい、プライ
バシー保護の面でも問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動無線端末装
置では、所有者に断り無く、外部メモリに有料のコンテ
ンツデータや、電話帳データなどの個人情報を転送する
ことが可能であり、セキュリティやプライバシー保護の
面で問題があった。
【0009】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、外部メモリを接続可能なインターフェイスを
備えていても、データの保護能力が高く、セキュリティ
やプライバシー保護能力が高い移動無線端末装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係わる本発明は、ネットワークに接続
可能な基地局と無線接続し、通信を行う移動無線端末装
置において、固有の識別情報を記憶するとともに、情報
の記録や読み出しが可能な外部記憶手段を接続する接続
手段と、識別情報を記憶する記憶手段と、接続手段に接
続した外部記憶手段の識別情報と、記憶手段に記憶され
る識別情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、
この判定手段が一致すると判定した場合に、記憶手段が
記憶する情報を、外部記憶手段に記録する制御手段とを
具備して構成するようにした。
【0011】上記構成の移動無線端末装置では、接続手
段に接続した外部記憶手段の識別情報と、記憶手段に記
憶される識別情報とが一致する場合に、記憶手段が記憶
する情報を外部記憶手段に記録するようにしている。
【0012】したがって、上記構成の移動無線端末装置
によれば、記憶手段に記憶されていない識別情報を持つ
外部記憶手段を接続手段に接続しても、記憶手段が記憶
する情報を外部記憶手段に記録することはできないた
め、悪意を持つ第三者が所有者にデータを複製すること
を防止でき、高いデータの保護能力を発揮することがで
きる。
【0013】また上記の目的を達成するために、請求項
2に係わる本発明は、ネットワークに接続可能な基地局
と無線接続し、ネットワークを通じてデータ通信を行う
移動無線端末装置において、固有の識別情報を記憶する
とともに、情報の記録や読み出しが可能な外部記憶手段
を接続する接続手段と、識別情報を記憶する記憶手段
と、接続手段に接続した外部記憶手段の識別情報と、記
憶手段に記憶される識別情報とが一致するか否かを判定
する判定手段と、この判定手段が一致すると判定した場
合に、データ通信により取得する情報を、外部記憶手段
に記録する制御手段とを具備して構成するようにした。
【0014】上記構成の移動無線端末装置では、接続手
段に接続した外部記憶手段の識別情報と、記憶手段に記
憶される識別情報とが一致する場合に、データ通信によ
り取得する情報を外部記憶手段に記録するようにしてい
る。
【0015】したがって、上記構成の移動無線端末装置
によれば、記憶手段に記憶されていない識別情報を持つ
外部記憶手段を接続手段に接続しても、データ通信によ
り取得する情報を外部記憶手段に記録することはできな
いため、悪意を持つ第三者が所有者に断り無く情報のダ
ウンロードすることを防止でき、高いデータの保護能力
を発揮することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施形態について説明する。図1は、この発明の一
実施形態に係わる移動無線端末装置の構成を示すもので
ある。なお、以下の説明では、基地局BSとの間で、T
DMA(Time DivisionMultiple Access)方式によって
無線通信を行うPHS(Personal Handyphone System)
の移動無線端末装置を例に挙げて説明する。
【0017】この図に示す移動無線端末装置は、アンテ
ナ11を備えた無線部10と、モデム部20と、TDM
A部30と、スピーカ43およびマイクロホン44
(M)を備えた通話部40と、着信報知部50と、メモ
リ部60と、インターフェイス61と、ユーザインター
フェイス部70と、制御部100とから構成される。
【0018】移動通信網に接続される基地局から無線通
話チャネルを介して送られた無線周波信号は、アンテナ
11で受信されたのち無線部10の高周波スイッチ(S
W)12を介して受信部13に入力される。
【0019】この受信部13では、上記受信された無線
周波信号が周波数シンセサイザ14から発生された受信
局部発振信号とミキシングされて受信中間周波信号に周
波数変換される。
【0020】なお、上記周波数シンセサイザ14から発
生される局部発振周波数は、無線チャネル周波数に応じ
て制御部100より指示される。また、無線部10には
受信電界強度検出部(RSSI)16が設けられてい
る。
【0021】この受信電界強度検出部16では基地局B
Sから到来した無線周波信号の受信電界強度(以下、R
SSIと称する)が検出され、その検出値は制御部10
0に通知される。
【0022】なお、上記基地局BSは、移動無線システ
ムのネットワークに接続されており、通常の音声通信の
中継機能を備えるだけでなく、上記ネットワークおよび
インターネットを介したデータ通信の中継機能を備え
る。
【0023】上記受信部13から出力された受信中間周
波信号は、モデム部20の復調部21に入力される。復
調部21では上記受信中間周波信号のディジタル復調が
行なわれ、これによりディジタル通話信号が再生され
る。
【0024】TDMA部30のTDMAデコード部31
では、制御部100の指示に従ってタイムスロットベー
スの上記ディジタル通話信号を速度変換した後、この変
換結果を通話部40に出力する。
【0025】通話部40は、適応差分PCMトランスコ
ーダ(ADPCM TRANS CODER)41とPCMコーデック(P
CM CODEC)42とからなり、上記ディジタル通話信号は
この適応差分PCMトランスコーダ41およびPCMコ
ーデック42で順次復号されてアナログ通話信号に再生
される。そして、このアナログ通話信号は図示しない受
話増幅器で増幅されたのちスピーカ43から拡声出力さ
れる。
【0026】一方、マイクロホン44に入力された送話
音声は、PCMコーデック42および適応差分PCMト
ランスコーダ41で順次符号化されてディジタル通話信
号となり、TDMAエンコード部32に入力される。
【0027】TDMAエンコード部32では、上記適応
差分トランスコーダ41から出力されたディジタル通話
信号が制御部100から指示されたタイムスロットに挿
入されて、変調部22に入力される。変調部22では、
上記ディジタル通話信号により搬送波信号がディジタル
変調される。このようにして変調された搬送波信号は、
送信部15に入力される。
【0028】送信部15では、上記変調された搬送波信
号が周波数シンセサイザ14から発生された送信局部発
振信号とミキシングされることにより、制御部100よ
り指示された無線チャネル周波数に周波数変換されたの
ち、所定の送信電力レベルに増幅される。そして、この
ようにして送信部15により周波数変換および信号増幅
された無線周波信号は、高周波スイッチ12を介してア
ンテナ11から基地局に向け送信される。
【0029】着信報知部50は、当該端末装置宛てに着
信があった場合に、制御部100の制御によりユーザに
対して着信を報知するもので、可聴音を発して報知を行
なう発音体51と、発光により報知を行なう発光体52
と、例えば偏心モータなどにより振動を発生して報知を
行なう振動体53とからなる。
【0030】メモリ部60は、例えばROMやRAMな
どの半導体メモリを記憶媒体としたもので、この記憶媒
体には制御部100の制御プログラムや認証に必要な自
機のIDデータ、種々制御データ、各種設定データ、短
縮ダイヤル等に対応させたダイヤルデータや、名前と電
話番号を対応させた電話帳データなどを記憶し、この他
に、無線回線を通じてダウンロードした音楽配信データ
や画像データを記憶できる。
【0031】インターフェイス61は、メモリカード6
2を接続するインターフェイスである。メモリカード6
2は、例えば製造番号などのように、他のメモリカード
と識別するために固有に与えられた識別情報として、カ
ード固有番号を書き換え不可能な情報として記憶する他
に、電話帳データや音楽配信データ、画像データなど種
々の形式のデータを記憶すること可能としている。
【0032】ユーザインターフェイス部70は、表示部
71とキー入力部72とからなる。表示部71は、例え
ばLCD(Liquid Crystal Display)などからなりユー
ザに対して自機の状態(発信/着信、バッテリ残量、受
信強度)やメモリ部60から読み出したダイヤルデータ
などを視覚的に示すためのものである。
【0033】キー入力部72は、ダイヤル番号入力を行
なうためのテンキーなど発着信に関わる通常の通話機能
を実施するためのキーの他、着信報知方法(可聴音/発
光/バイブレータ/報知なし)の切り換えなどの各種設
定や種々の機能を利用するためのキーを備えたものであ
る。
【0034】制御部100は、例えばマイクロコンピュ
ータを主制御部として備えたもので、上述したようなT
DMA方式の通信を行うために通信に係わる各部を制御
する他に、キー入力部72を通じたユーザの要求に応じ
てメモリ部60に記憶されるダイヤルデータの編集制御
など種々の制御を行う。
【0035】また、制御部100は、モデム部20およ
びTDMA部30を制御して、移動無線システムのネッ
トワークおよびインターネットを介したデータ通信を可
能とする他、上記データ通信により取得する音楽データ
に基づいてスピーカ43より音楽を再生出力する音源機
能や、上記データ通信により取得する画像データを表示
部71に表示する画像処理機能を備える。
【0036】さらに、制御部100は、メモリカード6
2に記憶される例えば製造番号などのカード固有番号に
基づいて、上記データ通信により取得する種々のデータ
や、メモリ部60に記憶されるデータを、メモリカード
62に対して記録する制御機能を新たに備えたものであ
る。なお、音声通信やデータ通信、ダイヤルデータなど
の編集は、メモリカード62の接続とは無関係に実施す
ることが可能である。
【0037】次に、上記構成の移動無線端末装置の動作
について説明する。なお、以下の説明では、メモリカー
ド62へのデータ記録に関わる動作について説明し、通
常の音声通信やデータ通信時の動作については説明を省
略する。
【0038】まず、暗証番号を登録する処理の動作につ
いて説明する。図2は、この処理を説明するためのフロ
ーチャートである。この処理は、制御部100によって
なされ、キー入力部72を通じて、ユーザが暗証番号を
登録する要求を行うと、開始される。
【0039】ステップ2aでは、表示部71に「暗証番
号を入力してください。」などのように、現時点で設定
されている暗証番号の入力をユーザに求める表示を行
い、キー入力部72を通じて、暗証番号の入力を受け付
け、ステップ2bに移行する。なお、当該移動無線端末
装置を購入した直後などにおいては、「0000」など
のわかりやすい暗証番号が、他の移動無線端末装置と共
通に設定されている。
【0040】ステップ2bでは、ステップ2aでユーザ
から受け付けた暗証番号と、メモリ部60に記録されて
いる暗証番号を比較し、両者が一致するか否かを判定す
る。ここで、両者が一致し、ユーザから受け付けた暗証
番号が正しい場合には、ステップ2cに移行する。
【0041】一方、ここで両者が一致せず、ユーザから
受け付けた暗証番号が正しくない場合には、ステップ2
dに移行し、表示部71に「暗証番号が一致しません」
などの表示を行い、入力された暗証番号が正しくない旨
をユーザに通知して、当該処理を終了する。
【0042】ステップ2cでは、表示部71に「暗証番
号が一致しました。」などの表示を行った後、表示部7
1に「新しい暗証番号を入力してください。」などのよ
うに、新たに登録したい暗証番号の入力をユーザに求め
る表示を行い、キー入力部72を通じて、新しい暗証番
号の入力を受け付け、ステップ2eに移行する。
【0043】ステップ2eでは、表示部71に「もう一
度、新しい暗証番号を入力してください。」などのよう
に、新たに登録したい暗証番号をもう一度入力するよう
にユーザに求める表示を行い、キー入力部72を通じ
て、新しい暗証番号の再入力を受け付け、ステップ2f
に移行する。
【0044】ステップ2fでは、ステップ2cで受け付
けた新しい暗証番号と、ステップ2eで受け付けた新し
い暗証番号とが一致するか否かを判定する。ここで、両
者が一致する場合には、ステップ2gに移行する。
【0045】一方、ここで両者が一致しない場合には、
ステップ2hに移行し、表示部71に「暗証番号が一致
しません」などの表示を行い、入力された新しい暗証番
号が一致しない旨をユーザに通知して、当該処理を終了
する。
【0046】ステップ2gでは、表示部71に「暗証番
号が一致しました。新しい暗証番号を登録します。」な
どの表示を行い、メモリ部60に記憶される暗証番号に
代わって、ステップ2cで入力された新しい暗証番号を
記録し、当該処理を終了する。
【0047】次に、メモリカード62を書き込み可能な
カードとして登録する処理の動作について説明する。図
3は、この処理を説明するためのフローチャートであ
る。この処理は、制御部100によってなされ、キー入
力部72を通じて、ユーザが暗証番号を登録する要求を
行うか、あるいは登録したいカードをインターフェイス
61に接続することによって開始される。
【0048】まず、ステップ3aでは、インターフェイ
ス61にメモリカード62が接続されているか否かを判
定する。ここで、インターフェイス61にメモリカード
62が接続されている場合には、ステップ3cに移行す
る。
【0049】一方、インターフェイス61にメモリカー
ド62が接続されていない場合には、ステップ3bに移
行して、表示部71に「メモリカードを接続してくださ
い。」などの表示を行い、ユーザに対してメモリカード
62をインターフェイス61に接続するように促し、ス
テップ3aに移行する。
【0050】ステップ3cでは、表示部71に「暗証番
号を入力してください。」などのように、暗証番号の入
力をユーザに求める表示を行い、キー入力部72を通じ
て、暗証番号の入力を受け付け、ステップ3dに移行す
る。
【0051】ステップ3dでは、ステップ3cでユーザ
から受け付けた暗証番号と、メモリ部60に記録されて
いる暗証番号を比較し、両者が一致するか否かを判定す
る。ここで、両者が一致し、ユーザから受け付けた暗証
番号が正しい場合には、ステップ3eに移行する。
【0052】一方、ここで両者が一致せず、ユーザから
受け付けた暗証番号が正しくない場合には、ステップ3
fに移行し、表示部71に「暗証番号が一致しません」
などの表示を行い、入力された暗証番号が正しくない旨
をユーザに通知して、当該処理を終了する。
【0053】ステップ3eでは、インターフェイス61
を通じてメモリカード62からカード固有番号を読み出
し、この読み出したカード固有番号を、書き込みが許可
されたメモリカード62の識別情報としてメモリ部60
に記録し、当該処理を終了する。
【0054】次に、メモリ部60に記憶される電話帳デ
ータや、データ通信によりダウンロードする音楽配信デ
ータや画像データをメモリカード62に記録する際の処
理動作について説明する。
【0055】図4は、この処理を説明するためのフロー
チャートである。この処理は、制御部100によってな
され、例えばキー入力部72を通じて、ユーザがデータ
の記録要求を行ったり、データ通信中にメモリカード6
2をインターフェイス61に接続することによって開始
される。
【0056】まず、ステップ4aでは、インターフェイ
ス61を通じてメモリカード62からカード固有番号を
一時的にメモリ部60に読み出し、ステップ4bに移行
する。
【0057】ステップ4bでは、ステップ4aで読み出
したカード固有番号が、書き込みが許可されたメモリカ
ード62の識別情報としてメモリ部60に記録されてい
るか否かを判定する。
【0058】ここで、両者が一致せず、書き込みが許可
されたメモリカード62でない場合には、ステップ4c
に移行する。一方、両者が一致し、書き込みが許可され
たメモリカード62である場合には、ステップ4iに移
行する。
【0059】ステップ4cでは、表示部71に「書き込
みが許可されていません。」などの表示を行って、メモ
リカード62にデータの書き込みが行えない旨をユーザ
に通知した後、表示部71に「書き込み可能なメモリカ
ードとして登録しますか?」などの表示を行い、インタ
ーフェイス61に接続しているメモリカード62を、デ
ータの書き込みが可能なカードとして登録するか否かを
問う表示を行う。そして、キー入力部72を通じて、ユ
ーザから要求を受け付け、ステップ4dに移行する。
【0060】ステップ4dでは、ステップ4cで受け付
けた要求が、インターフェイス61に接続しているメモ
リカード62を、書き込み可能なカードとして登録する
要求であるか否かを判定する。
【0061】ここで、ステップ4cで受け付けた要求
が、書き込み可能なカードとしての登録を求めるもので
ある場合には、ステップ4eに移行し、一方、上記登録
を求めない要求である場合には、当該処理を終了する。
【0062】ステップ4eでは、表示部71に「暗証番
号を入力してください。」などのように、暗証番号の入
力をユーザに求める表示を行い、キー入力部72を通じ
て、暗証番号の入力を受け付け、ステップ4fに移行す
る。
【0063】ステップ4fでは、ステップ4eでユーザ
から受け付けた暗証番号と、メモリ部60に記録されて
いる暗証番号を比較し、両者が一致するか否かを判定す
る。ここで、両者が一致し、ユーザから受け付けた暗証
番号が正しい場合には、ステップ4hに移行する。
【0064】一方、ここで両者が一致せず、ユーザから
受け付けた暗証番号が正しくない場合には、ステップ4
gに移行し、表示部71に「暗証番号が一致しません」
などの表示を行い、入力された暗証番号が正しくない旨
をユーザに通知して、当該処理を終了する。
【0065】ステップ4hでは、インターフェイス61
を通じてメモリカード62からカード固有番号を読み出
し、この読み出したカード固有番号を、書き込みが許可
されたメモリカード62の識別情報としてメモリ部60
に記録し、ステップ4iに移行する。
【0066】ステップ4iでは、キー入力部72を通じ
たユーザの要求や、データ通信のプロトコルにしたがっ
て、メモリ部60に記憶されるデータやダウンロードし
たデータをメモリカード62に記録する処理を実施し、
当該処理を終了する。
【0067】以上のように、上記構成の移動無線端末装
置では、予め書き込みが許可されたメモリカード62の
カード固有番号をメモリ部60に記録しておき、メモリ
部60に記憶されるデータやダウンロードしたデータを
メモリカード62に記録する場合には、メモリ部60に
記録されるカード固有番号と、インターフェイス61に
接続されるメモリカード62のカード固有番号が一致し
ない限り、データの記録を行わないようにしている。
【0068】したがって、上記構成の移動無線端末装置
によれば、悪意を持つ第三者が所有者に断り無く、第三
者のメモリカード62に、メモリ部60に記憶される電
話帳データやダウンロードしたデータをメモリカード6
2に記録しようとしても、この記録要求は受け付けられ
ないため、高いセキュリティやプライバシー保護能力を
発揮することができる。
【0069】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。例えば、上記実施の形態では、PHS
の移動無線端末装置を例に挙げて説明したが、これに代
わって例えば、他のTDMA方式やCDMA(Code Div
ision Multiple Access)方式、FDMA(Frequency D
ivision Multiple Access)方式の携帯電話システムの
移動無線端末装置に適用しても、同様の効果を奏する。
【0070】また、移動通信システムのネットワークを
通じて、データ通信を行う機能を備えれば、必ずしも音
声通信の機能を備える必要はなく、音楽配信データをダ
ウンロードして音楽を再生出力することが可能な無線端
末装置であってもよい。
【0071】その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々の変形を施しても同様に実施可能であることはい
うまでもない。
【0072】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、接続
手段に接続した外部記憶手段の識別情報と、記憶手段に
記憶される識別情報とが一致する場合に、記憶手段が記
憶する情報を外部記憶手段に記録するようにしている。
【0073】したがって、この発明によれば、記憶手段
に記憶されていない識別情報を持つ外部記憶手段を接続
手段に接続しても、記憶手段が記憶する情報を外部記憶
手段に記録することはできないため、悪意を持つ第三者
が所有者にデータを複製することを防止でき、高いデー
タの保護能力を発揮することが可能な移動無線端末装置
を提供できる。
【0074】また、この発明では、接続手段に接続した
外部記憶手段の識別情報と、記憶手段に記憶される識別
情報とが一致する場合に、データ通信により取得する情
報を外部記憶手段に記録するようにしている。
【0075】したがって、この発明によれば、記憶手段
に記憶されていない識別情報を持つ外部記憶手段を接続
手段に接続しても、データ通信により取得する情報を外
部記憶手段に記録することはできないため、悪意を持つ
第三者が所有者に断り無く情報のダウンロードすること
を防止でき、高いデータの保護能力を発揮することが可
能な移動無線端末装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動無線端末装置の一実施形
態の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した移動無線端末装置の暗証番号登録
時の動作を説明するためのフローチャート。
【図3】図1に示した移動無線端末装置のメモリカード
へのデータ記録許可を設定する動作を説明するためのフ
ローチャート。
【図4】図1に示した移動無線端末装置のメモリカード
にデータを記録する際の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【符号の説明】
10…無線部 12…高周波スイッチ(SW) 13…受信部 14…周波数シンセサイザ 15…送信部 16…受信電界強度検出部(RSSI) 20…モデム部 21…復調部 22…変調部 30…TDMA部 31…TDMAデコード部 32…TDMAエンコード部 40…通話部 41…適応差分PCMトランスコーダ 42…PCMコーデック 43…スピーカ 44…マイクロホン(M) 50…着信報知部 51…発音体 52…発光体 53…振動体 60…メモリ部 61…インターフェイス 62…メモリカード 70…ユーザインターフェイス部 71…表示部 72…キー入力部 100…制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B017 AA07 BA05 CA16 5K027 AA11 BB09 HH23 KK07 MM03 5K101 KK16 KK18 LL12 MM06 MM07 NN18 NN22 NN25 PP04 TT06 UU17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続可能な基地局と無線
    接続し、通信を行う移動無線端末装置において、 固有の識別情報を記憶するとともに、情報の記録や読み
    出しが可能な外部記憶手段を接続する接続手段と、 前記識別情報を記憶する記憶手段と、 前記接続手段に接続した外部記憶手段の識別情報と、前
    記記憶手段に記憶される識別情報とが一致するか否かを
    判定する判定手段と、 この判定手段が一致すると判定した場合に、前記記憶手
    段が記憶する情報を、前記外部記憶手段に記録する制御
    手段とを具備することを特徴とする移動無線端末装置。
  2. 【請求項2】 ネットワークに接続可能な基地局と無線
    接続し、前記ネットワークを通じてデータ通信を行う移
    動無線端末装置において、 固有の識別情報を記憶するとともに、情報の記録や読み
    出しが可能な外部記憶手段を接続する接続手段と、 前記識別情報を記憶する記憶手段と、 前記接続手段に接続した外部記憶手段の識別情報と、前
    記記憶手段に記憶される識別情報とが一致するか否かを
    判定する判定手段と、 この判定手段が一致すると判定した場合に、前記データ
    通信により取得する情報を、前記外部記憶手段に記録す
    る制御手段とを具備することを特徴とする移動無線端末
    装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、暗証情報を予め記憶す
    るものであって、 暗証情報の入力を受け付ける入力手段と、 この入力手段を通じて入力される暗証情報と、前記記憶
    手段が記憶する暗証情報が一致する場合に、前記接続手
    段に接続した外部記憶手段の識別情報を前記記憶手段に
    記録する登録手段とを備えることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の移動無線端末装置。
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