JP2006197156A - 顕微鏡用カメラ - Google Patents

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    • G11B27/034Electronic editing of digitised analogue information signals, e.g. audio or video signals on discs

Abstract

【課題】 カメラ本体で行う画像ファイルの整理を容易なものとする。
【解決手段】 CPU201はメモリ読み出し書き込み部36へ指示を与え、顕微鏡により得られる標本像を表わしている画像データファイルをリムーバブルメディア35に記録させる。操作部30に備えられている電源スイッチが操作されてこの顕微鏡用デジタルカメラへの電力の供給が開始されたときに、CPU201は読み出し属性設定部74へ指示を与え、当該開始時点においてリムーバブルメディア35に既に記録されていたデータファイルに対して読み出し専用の属性を設定する。
【選択図】 図3B

Description

本発明は、データ管理技術に関し、特に、顕微鏡での観察画像を撮影するカメラにおいて当該観察画像を表している画像データのファイルを管理する技術に関する。
顕微鏡での観察画像を撮影して当該観察画像を表している画像データを生成する顕微鏡用デジタルカメラでは、フレシキブルディスクや半導体メモリカード等のコンピュータ(以下、「PC」を称することとする)で読み書き可能な記録媒体を装備している。この記録媒体に記録される観察画像の画像データは、たとえばJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式のような、PC上での表示も可能である汎用の画像用のデータ形式に則った画像データファイル(以下、単に「画像ファイル」と称することとする)として格納されるのが一般的である。
一方、昨今の記録媒体の容量の増大に伴い、1つの記録媒体に記録される画像の数(画像ファイル数)も増加しており、数千から数万に及ぶ場合もある。そのため、記録媒体に記録済みの画像ファイルの整理を顕微鏡用デジタルカメラで行えるようにすることは必須となっており、例えば、記録媒体内にある画像ファイル全ての削除を1回の操作で簡単に行える一括削除機能や、不要な画像ファイルを観察者が指定して削除するといった機能を有する顕微鏡用デジタルカメラが一般に普及している。また、カメラをPCに接続し、カメラの制御や画像の記録、再生操作等をPCにて行える機能を備えており、カメラに着脱可能な記録媒体よりも一般的には大容量であるハードディスク装置を備えているPCにて、撮影済の画像についての画像ファイルの記録保存を行うPC制御型顕微鏡用デジタルカメラも広く普及している。このようなカメラでは、上記のファイル一括削除機能や指定画像削除機能に加えて、PCが汎用的に装備している、画像ファイルソート機能や複数の画像を観察者がまとめて指定しての画像ファイル一括削除機能、あるいはファイル名変更機能など、多彩なファイル操作を可能としている。
このようなデータファイルの整理機能に関し、従来、様々な技術が提案されている。
例えば特許文献1には、画像ファイルをその記録日時と共に記録媒体に記録しておくようにし、その記録日時が古い画像を自動的に削除すると共に、記録媒体の残り記録容量が設定量よりも少なくなったときには、日時の最も古い画像が削除されるようにして、使用者がファイル整理操作を行わなくても済むと共に、少ない記録容量の記録媒体でもより多くの撮影を可能とするという技術が開示されている。
また、例えば特許文献2には、ユーザ情報を含む設定ファイルを持つようにし、選択されたユーザ情報に一致するファイルのみアクセス可能とすることで、装置を共有使用していても、個々のユーザ好みの設定を可能して使用勝手を向上させるという技術が開示されている。
また、例えば特許文献3には、音楽ファイルと画像ファイルとを区別して、それらを各々1つづつ削除可能とする若しくは一括削除可能とすることにより、ファイル整理性能を向上させるという技術が開示されている。
また、例えば特許文献4には、画像を外部とやりとりする通信機能付きの電子カメラ等の電子画像装置において、送信した画像や受信した画像の一括削除を可能とすることで、使用者によるファイル整理操作が簡素化されるという技術が開示されている。
また、例えば特許文献5には、カメラで画像を記録する際に識別コードも併せて記録するようにして、記録媒体に記録されているファイルが自カメラの画像ファイルであるのか、あるいはその他のカメラ等の装置で作成されたファイルであるのかをカメラでの画像ファイル操作時に識別できるようにしておき、観察者がカメラを操作して画像削除を行う場合には他装置で作成されたファイルは消去しないようにすることで、他装置で作成された画像が確実に保護されるという技術が開示されている。
また、例えば特許文献6には、プリント指定された画像は画像消去の対象から外すようにして、後で印刷しようとしている画像を誤って消去してしまうことを防止するという技術が開示されている。
特開平10−124353号公報 特開2002−24067号公報 特開2002−176578号公報 特開2002−369120号公報 特許第3446524号公報 特開2003−196077号公報
上掲した各技術のうち、特許文献1に開示されている技術では、記録日時は古いものの保存しておきたい画像を誤って消去してしまうことがあり、また、記録媒体内の画像を不要画像と必要画像とに一括して区別することができない。
また、特許文献2に開示されている技術では、設定ファイルを別途用意しなければならいため、装置の構成が複雑なものとなってしまう。
また、特許文献3には、区別するファイルの種類を観察者が設定することは開示されていない。
また、特許文献4に開示されている技術は、画像ファイルの送受信を行うことが前提となっている。
また、特許文献5に開示されている技術は、1台のカメラを複数の観察者で共用する場合に、他の者が自カメラで撮影して記録しておいた画像ファイルを削除してしまうことがあり得る。
また、特許文献6に開示されている技術では、印刷はしないが保存しておきたい画像に対する配慮はなされていない。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、カメラ本体で行う画像ファイルの整理を容易なものとすることである。
本発明の態様のひとつである顕微鏡用カメラは、顕微鏡により得られる標本像を記録する顕微鏡用カメラであって、当該標本像を表わしている画像データファイルを記録媒体に記録させる記録制御手段と、当該顕微鏡用カメラへの電力の供給を制御するスイッチ手段と、当該スイッチ手段によって当該電力の供給が開始されたときに、当該開始時点において当該記録媒体に既に記録されていたデータファイルに対して読み出し専用の属性を設定する属性設定手段と、を有することを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
なお、上述した本発明に係る顕微鏡用カメラにおいて、画像データファイルで表わされている画像を再生して表示する表示手段を更に有し、当該属性設定手段は、当該データファイルのうち当該表示手段で表示可能な画像を表わしている画像データファイルに対してのみ当該属性を設定する、ように構成してもよい。
また、前述した本発明に係る顕微鏡用カメラにおいて、当該記録媒体に記録されているデータファイルのリストを作成するリスト作成手段を更に有するように構成してもよい。
なお、このとき、当該リスト作成手段は、当該スイッチ手段によって当該電力の供給が開始されたときに、当該開始時点において当該記録媒体に既に記録されていたデータファイルのリストを作成するように構成してもよい。
また、このとき、当該属性設定手段は、当該スイッチ手段によって当該電力の供給が停止されたときに、当該リストに示されているデータファイルに対して設定されている当該属性を解除するように構成してもよい。
また、このとき、当該リスト作成手段は、当該スイッチ手段によって当該電力の供給が開始された時点において当該記録媒体に既に記録されていたデータファイルに対しては読み出し専用の属性を当該リスト上で付与し、当該電力の供給が開始された後に当該記録制御手段が当該録媒体に記録させた画像データファイルに対しては読み出し専用の属性を当該リスト上で付与しないように構成してもよい。
本発明の別の態様のひとつである顕微鏡用カメラは、顕微鏡により得られる標本像を記録する顕微鏡用カメラであって、当該標本像を表わしている画像データファイルを、当該顕微鏡用カメラに対して着脱自在な記録媒体に記録させる記録制御手段と、当該記録媒体が装着されたときに、当該装着時点において当該記録媒体に既に記録されていたデータファイルに対して読み出し専用の属性を設定する属性設定手段と、を有することを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
なお、上述した本発明に係る顕微鏡用カメラにおいて、当該属性設定手段に当該属性の設定を行わせるか否かを選択する選択手段を更に有するように構成してもよい。
また、上述した本発明に係る顕微鏡用カメラにおいて、当該記録媒体に対して初期化処理を施す初期化手段と、当該記録媒体に記録されているデータファイルに読み出し専用の属性が設定されているときには、当該記録媒体に対する当該初期化処理を行わせないように当該初期化手段を制御する初期化制御手段と、を更に有するように構成してもよい。
本発明の更なる別の態様のひとつである顕微鏡用カメラは、顕微鏡により得られる標本像を記録する顕微鏡用カメラであって、当該標本像を表わしている画像データファイルを記録媒体に記録させる記録制御手段と、当該顕微鏡用カメラへの電力の供給を制御するスイッチ手段と、当該スイッチ手段によって当該電力の供給が開始されたときに、当該開始時点において当該記録媒体に既に記録されていたデータファイルのリストを作成するリスト作成手段と、当該記録媒体におけるデータファイルの記録を削除する削除手段と、データファイルの記録を削除する指示を取得したときに、当該記録媒体におけるデータファイルの記録のうち、当該リストに含まれていないデータファイルの記録のみを当該削除手段に削除させる削除制御手段と、を有することを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
なお、上述した本発明に係る顕微鏡用カメラにおいて、画像データファイルで表わされている画像を再生して表示する表示手段を更に有し、当該リスト作成手段は、当該データファイルのうち当該表示手段で表示可能な画像を表わしている画像データファイルのみについての当該リストを作成する、ように構成してもよい。
本発明の更なる別の態様のひとつである顕微鏡用カメラは、顕微鏡により得られる標本像を記録する顕微鏡用カメラであって、当該標本像を表わしている画像データファイルを、当該顕微鏡用カメラに対して着脱自在な記録媒体に記録させる記録制御手段と、当該記録媒体が装着されたときに、装着されている当該記録媒体が直近まで装着されていたものと同一であるか否かの判定を行う判定手段と、装着されている当該記録媒体が直近まで装着されていたものと同一であるとの判定が当該判定手段によって下されたときに、当該記録媒体に既に記録されているデータファイルに対して読み出し専用の属性を設定する属性設定手段と、を有することを特徴とするものであり、この特徴によって前述した課題を解決する。
なお、上述した本発明に係る顕微鏡用カメラにおいて、当該標本像を撮像して当該画像データファイルを生成する撮像手段を更に有し、装着されている当該記録媒体が直近まで装着されていたものと同一ではないとの判定が当該判定手段によってなされたときに、当該撮像手段の動作条件の設定を初期化する動作条件初期化手段と、を更に有するように構成してもよい。
また、前述した本発明に係る顕微鏡用カメラにおいて、当該記録媒体を個別に識別する識別情報を生成して当該記録媒体に記録させる識別情報記録手段を更に有し、当該判定手段は、当該記録媒体に記録されている当該識別情報を用いて当該判定を行う、ように構成してもよい。
なお、このとき、当該判定手段は、装着されている当該記録媒体に記録されている当該識別情報と直近まで装着されていた当該記録媒体に記録されていた当該識別情報とを比較し、両者が一致する場合には、装着されている当該記録媒体が直近まで装着されていたものと同一であるとの判定を下すように構成してもよい。
なお、このとき、当該識別情報記録手段は、装着されている当該記録媒体が直近まで装着されていたものと同一ではないとの判定を当該判定手段が下したときには、装着されている当該記録媒体に新たな当該識別情報を記録させるように構成してもよい。
また、前述した本発明に係る顕微鏡用カメラにおいて、他の機器から送られてくる制御信号に基づいて当該顕微鏡用カメラの動作を制御する制御手段を更に有するように構成してもよい。
本発明によれば、以上のようにすることにより、画像ファイルの整理が容易なものとなるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を実施する顕微鏡用デジタルカメラを含む観察システムの構成を示している。
図1において、顕微鏡用デジタルカメラ3は、カメラヘッド部2と、これとは別体の構成である操作表示部6とより構成されており、このうちのカメラヘッド部2は顕微鏡本体1から到来する、標本50の像(標本像)を表わしている光の光軸53上に配置される。
顕微鏡本体1は、標本50を載置するためのステージ51と、標本50を観察するための対物レンズ52と、顕微鏡本体1からの光を標本像として結像させて観察者が覗き見るための接眼レンズ54と、当該光をカメラヘッド部2の受光部において標本像として結像させる結像レンズ55と、光軸53を進む光の一部を接眼レンズ54へ導くハーフミラー56等で主に構成されている。
図2はカメラヘッド部2の内部構成を示している。
同図に示すように、カメラヘッド部2は、受光面で結像している標本像を光電変換する光電変換素子20と、光電変換素子20から出力される電気信号を一定の時間間隔でサンプリングするサンプリング回路21と、アナログ電気信号であるサンプリング信号をデジタルデータへ変換するA/D(アナログ−デジタル)変換器22と、変換されたデジタルデータに基づいて試料50の画像を生成する画像処理部23と、を有している。ここで、光電変換素子20としては、例えばCCD(電荷結合素子)が使用される。なお、図1に示すように、顕微鏡本体1とカメラヘッド部2との間には、光電変換素子20の受光面へ届く光を所望の時に遮断するシャッタ25が設けられている。このシャッタ25は、機械的に光を遮断するメカニカルシャッタでよいが、その代わりに、電気信号に応じて光を遮断する電子シャッタを用いるようにしてもよい。
図1の説明へ戻る。カメラヘッド部2と操作表示部6とはケーブル7により接続されていて相互に電気信号の授受が可能であり、また、ケーブル7の長さの許す範囲で操作表示部6をカメラヘッド部2から離して設置することができる。
操作表示部6は、カメラヘッド部2に対する動作制御の指示のために観察者によって各種の操作がされる操作部位4と、カメラヘッド部2に導かれた標本50の標本像を表示する表示部位5とを一体的に備えている。なお、表示部位5は、操作部位4に対する操作によって行われる各種の撮影条件の設定状況等を表示する機能も有している。
操作部位4と表示部位5とは一定の角度を保って固定されている。例えば操作表示部6を机上に設置した場合、操作部位4は机上面とほぼ水平、表示部位5は机上面と0°〜90°の範囲で観察者の操作しやすい角度、例えば90°程度となっている。なお、表示部位5が机上面と0°の状態とは操作部位4と表示部位5とが水平の状態、すなわち操作部位4に設けられている各種のスイッチと表示部位5に備えられている表示パネルとが同一面上に配置されている状態を意味するものである。
図3Aは操作部位4の外観の構成を示している。
操作部位4には、顕微鏡用デジタルカメラ3の各部への電力の供給を指示するための電源スイッチ71と、顕微鏡用デジタルカメラ3の動作モードを観察者が切り替えて、撮影動作を行うための“撮影動作モード”もしくは記録されている撮影像を再生するための“再生モード”の2つのモードのいずれかを少なくとも選択するためのモードスイッチ32と、標本像の撮影時に行われる露光補正における補正値を設定するための露光補正スイッチ33と、記録されている観察画像を再生モード時に消去するための1枚削除スイッチ72及び全削除スイッチ73と、カメラヘッド部2や表示部位5に対して種々の動作指示を行うためのシャッタスイッチ31や左選択スイッチ61あるいは右選択スイッチ62等の動作制御スイッチとが設けられており、更に、撮影像を保存するメモリ装置34が設けられている。
メモリ装置34は、PC等で広く利用されているフレキシブルディスクといった着脱可能なリムーバブルメディア35に対して撮影画像の書き込み、読み出しを行えるメモリ読み出し書き込み部36を有している。
図3Bは、本実施例における操作部位4の電気的構成を示している。
同図において、操作部30は、図3Aに示されている各種のスイッチを備えている。観察者による操作部30に対する種々の操作は、中央演算装置と、後述する各種の制御処理を当該中央演算装置に行わせるためのプログラムが格納されているROMと、当該中央演算装置が当該プログラムを実行するための作業用記憶領域として使用するRAMと等を含む制御処理部(以下CPUとする)201により解析、処理される。
例えば、画像等を表示部位5で表示させる場合には、CPU201は表示用RAM200へ表示用のデータを書き込む処理を行うと表示部位5が当該データに基づいた表示を行う。また、撮影に関する制御では、CPU201は、操作部30に対する操作に対応付けられている撮影に関する指示をカメラヘッド部2に与えるための所定の制御信号を生成して、カメラヘッドコネクタ203からケーブル7を介してカメラヘッド部2へ送る処理を行うと、カメラヘッド部2(シャッタ25を含む)の動作が当該指示によって制御される。また、カメラヘッド部2の画像処理部23からケーブル7を介して送られてくるデジタル画像データを記録媒体であるリムーバブルメディア35へ記録する場合には、CPU201は、当該画像データを所定のファイル形式にしてメモリ読み出し書き込み部36へ送付する処理を行う。なお、本実施形態においては、よく知られているMS−DOS(登録商標)のFAT(File Allocation Table )ファイルシステムを使用してリムーバブルメディア35内でのデータファイルの管理を行うものとする。
メモリ装置34とCPU201の間には、リムーバブルメディア35に記録されている画像ファイルの数を検出する記録枚数検出部64と、リムーバブルメディア35に記録されているファイルに対して読み出し専用属性(当該ファイルに含まれているデータに対する追加、変更、消去の操作を禁止する属性)を設定する読み出し属性設定部74とが備えられている。
次に図4について説明する。同図は表示部位5の構成を示している。
表示部位5には、撮影像やメモリ装置34で保存されている画像の再生像を表示する画像表示パネル41と、撮影の際における露光時間や露光補正等の撮影情報や再生時の画像ファイル名等の再生情報を表示する情報表示パネル42とが設けられている。更に、操作部位4の表示用RAM200に格納されているデータで表わされている画像を表示する際に必要となる、デジタル信号である画像データをアナログ電気信号へ変換するD/A(デジタル−アナログ)変換器24が備えられている。
次に図5について説明する。同図は、CPU201によって行われる制御処理の処理内容をフローチャートで示したものである。電源スイッチ71をon側にして顕微鏡用デジタルカメラ3の各部への電力の供給が開始されると、CPU201は前述したプログラムをまず読み込んでその実行を開始し、同図に示されている制御処理を行うようになる。
まず、S101において、記録枚数検出部64へ指示を与えてリムーバブルメディア35に記録されている画像の枚数(画像ファイルのファイル総数)を検出する処理が行われ、続くS102において、読み出し属性設定部74へ指示を与えてリムーバブルメディア35内のディレクトリエントリのファイル属性を書き換えることにより、その数だけの画像ファイルに対し、すなわちリムーバブルメディア35内の全ての画像ファイルに対し、読み出し専用属性を設定する処理が行われる。
このようにして読み出し専用属性に一旦設定されたファイルは、顕微鏡用デジタルカメラ3でのファイル操作時のみならず、顕微鏡用デジタルカメラ3から取り出したリムーバブルメディア35をデータ読み出し装置(例えばフレキシブルディスクならフレキシブルディスクドライブ)へ挿入してPC等でファイル操作を行っても、その読み出し専用属性は有効なものとして認識されるので、その属性を解除する処理を行わない限りは、ファイルの削除や変更などの編集操作が受け付けられない。
次に、S103では、モードスイッチ32によって現在選択されている、顕微鏡用デジタルカメラ3の動作モードが何であるかを判別する処理が行われる。ここで、撮影モードが選択されているのであればS104に処理を進め、再生モードが選択されているのであればS113に処理を進める。
S104では標本像表示処理が行われる。この処理は、CPU201の管理の下で、顕微鏡用デジタルカメラ3で現在撮像中の標本50の画像をそのまま画像表示パネル41に表示させる処理である。より詳細に説明すると、まず、顕微鏡本体1からの標本像が結像レンズ55を経て光電変換素子20に結像すると、標本像は電気信号に変換される。その電気信号はサンプリング回路21によって単位時間毎に標本化された後にA/D変換器22によりデジタルデータへ変換される。その後、画像処理部23によってそのデジタルデータに対して所定の画像処理が施されることにより、標本50を表わしている画像についての画像データが生成される。生成された画像データがカメラヘッド部2からケーブル7を介して操作表示部6へと送られてくると、CPU201はこの画像データを表示用RAM200へ格納する。格納された画像データは表示部位5から読み出され、D/A変換器24によってアナログ信号である画像信号へと変換された後に画像表示パネル41へ入力されることにより、標本50の画像が画像表示パネル41で表示される。以上の処理を顕微鏡用デジタルカメラ3の各部に行わせる処理が標本像表示処理である。
S105では、モードスイッチ32によって現在選択されている、顕微鏡用デジタルカメラ3の撮影モードが何であるかを判別する処理が行われる。
本実施形態において、顕微鏡用デジタルカメラ3の撮影モードには、更に「観察状態」と「撮影中状態」の少なくとも2つの動作モードが用意されている。「観察状態」モードは、シャッタ25を開放の状態(一定の時間間隔で開閉させてもよい)で標本50の画像を繰り返し撮像しながら直ちに画像表示パネル41に逐次表示することでの標本像の動的な表示を可能とするというものであり、「撮影中状態」モードは、シャッタスイッチ31が押下操作された瞬間の標本像を画像表示パネル41に静止画として表示すると共に、当該標本像の画像ファイルをリムーバブルメディア35へ記録するというものである。
このS105の処理において、「観察状態」モードが選択されていると判別されたときにはS106に処理を進め、「撮影中状態」モードが選択されていると判別されたときにはS108に処理を進める。
S106では、前述したS104と同様の標本像表示処理が行われる。
S107では、モードスイッチ32に対する操作が行われて顕微鏡用デジタルカメラ3を他の動作モードへ切り替える指示が検出されたか否かを判定する処理が行われる。ここで、当該指示操作が検出されたとき(判定結果がYesのとき)にはS103へと処理を戻して上述した処理が繰り返される。一方、当該操作指示が検出されないとき(判定結果がNoのとき)には、S106へと処理を戻して上述した標本像表示処理が再び行われる。この標本像表示処理が繰り返し行われることにより、画像表示パネル41での標本像の動的な表示が実現される。
S108では、シャッタスイッチ31に対する押下操作が検出されたか否かを判定する処理が行われる。ここで、当該押下操作が検出されたとき(判定結果がYesのとき)にはS109に処理を進め、当該押下操作が検出されないとき(判定結果がNoのとき)にはS112に処理を進める。
S109では、シャッタ25を制御して予め設定されている所定の露光時間だけ開放させる処理が行われる。
S110では、前ステップの処理によってシャッタ25を開放させていた期間中に光電変換素子20から出力された電気信号で表わされている画像を、標本像表示処理と同様にして画像表示パネル41で表示させる処理が行われる。なお、このとき、露光時間の設定状態や、当該撮影においてなされている露光補正等の撮影情報を情報表示パネル42で表示させる処理が併せて行われる。
S111では、メモリ読み出し書き込み部36へ指示を与え、前ステップの処理によって画像表示パネル41に表示させている画像についての画像ファイルをリムーバブルメディア35に記録させる処理が行われる。なお、この記録処理において、記録対象の画像ファイルに対して読み出し専用属性は設定しない。
S112では、モードスイッチ32に対する操作が行われて顕微鏡用デジタルカメラ3を他の動作モードへ切り替える指示が検出されたか否かを判定する処理が行われる。ここで、当該指示操作が検出されたとき(判定結果がYesのとき)にはS103へと処理を戻して上述した処理が繰り返される。一方、当該操作指示が検出されないとき(判定結果がNoのとき)には、S108へと処理を戻してシャッタスイッチ31に対する押下操作を検出する処理が再び行われる。
ところで、前述したS103の処理において、再生モードが選択されていると判別された場合には、S113において、メモリ読み出し書き込み部36へ指示を与え、リムーバブルメディア35に記録されている所定の画像ファイル、ここでは、順序付けがされている画像ファイルのうちの先頭の画像ファイルを読み出す処理が行われる。
S114では、画像再生処理が行われる。この処理は、リムーバブルメディア35に記録されている画像ファイルで表わされている画像を画像表示パネル41に表示させる処理であり、その詳細は後述する。
S115では、モードスイッチ32に対する操作が行われて顕微鏡用デジタルカメラ3を他の動作モードへ切り替える指示が検出されたか否かを判定する処理が行われる。ここで、当該指示操作が検出されたとき(判定結果がYesのとき)にはS103へと処理を戻して上述した処理が繰り返される。一方、当該操作指示が検出されないとき(判定結果がNoのとき)には、S114へと処理を戻して画像再生処理が再び行われる。
以上までの処理が図5の処理である。
次に図6について説明する。同図は、図5のS114の処理である、画像再生処理の処理内容をフローチャートで示したものである。
まず、S121において、直近に実行されたリムーバブルメディア35からの画像ファイルの読み出しの処理、例えば図5のS113の処理において、読み出し対象とした画像ファイルがリムーバブルメディア35内に存在したか否かを判定する処理が行われる。ここで、当該画像ファイルが存在したとき(判定結果がYesのとき)には、S123に処理を進める。一方、当該画像ファイルが存在しないとき(判定結果がNoのとき)には、S122において、画像ファイルがリムーバブルメディア35内に画像ファイル存在しない旨を観察者に通知する画面を画像表示パネル41に所定時間表示させる処理が行われ、その後はこの画像再生処理を終了して図5の処理へ戻る。
S123では、直近に実行されたリムーバブルメディア35からの画像ファイルの読み出しの処理によって読み出された画像ファイルで表されている画像を画像表示パネル41で表示させる処理が行われる。すなわち、当該画像ファイルから所定の形式で格納されている画像データを取り出して所定の様式でRAM200へ格納し、画像データを表示部位5に読み出させてD/A変換器24によりアナログ信号である画像信号へと変換させた後に画像表示パネル41へ入力させて、画像を画像表示パネル41に表示させる。
S124では、右選択スイッチ62に対する押下操作が検出されたか否かを判定する処理が行われる。ここで、当該押下操作が検出されたとき(判定結果がYesのとき)にはS125に処理を進め、当該押下操作が検出されないとき(判定結果がNoのとき)にはS126に処理を進める。
S125では、メモリ読み出し書き込み部36へ指示を与え、リムーバブルメディア35に記録されている画像ファイルのうち、画像表示パネル41に現在表示中の画像についてのものの直後の順番が与えられている画像ファイルを読み出す処理が行われ、その後はこの画像再生処理を終了して図5の処理へ戻る。
S126では、左選択スイッチ61に対する押下操作が検出されたか否かを判定する処理が行われる。ここで、当該押下操作が検出されたとき(判定結果がYesのとき)にはS127に処理を進め、当該押下操作が検出されないとき(判定結果がNoのとき)にはS128に処理を進める。
S127では、メモリ読み出し書き込み部36へ指示を与え、リムーバブルメディア35に記録されている画像ファイルのうち、画像表示パネル41に現在表示中の画像についてのものの直前の順番が割り当てられている画像ファイルを読み出す処理が行われ、その後はこの画像再生処理を終了して図5の処理へ戻る。
以上までのS124からS127にかけての処理は、リムーバブルメディア35に画像ファイルが記録されている画像の画像表示パネル41での表示を、左選択スイッチ61若しくは右選択スイッチ62に対する操作に応じて順次切り替えるための処理である。ここで、右選択スイッチ62に対する操作により、最後の順番が割り当てられている画像に続く直後の順番の画像の表示指示を受け取ったときには、代わりに最初の順番が割り当てられている画像を表示させるようにしてもよく、また、左選択スイッチ61に対する操作により、最初の順番が割り当てられている画像に続く直前の順番の画像の表示指示を受け取ったときには、代わりに最後の順番が割り当てられている画像を表示させるようにしてもよい。
S128では、1枚削除スイッチ72に対する押下操作が検出されたか否かを判定する処理が行われる。ここで、当該押下操作が検出されたとき(判定結果がYesのとき)にはS129に処理を進め、当該押下操作が検出されないとき(判定結果がNoのとき)にはS136に処理を進める。
以降のS129からS135にかけての処理は、画像表示パネル41に現在表示されている画像の画像ファイルをリムーバブルメディア35から削除するが、この画像ファイルに対して読み出し専用属性が設定されている場合には、当該画像ファイルの削除を行わないようにするというものである。
S129では、画像表示パネル41に現在表示されている画像の画像ファイルに対し、読み出し専用属性が設定されていないか否かを判定する処理が行われ、当該属性が設定されていないとき(判定結果がYesのとき)にはS130に処理を進め、当該属性が設定されているとき(判定結果がNoのとき)にはS134に処理を進める。
S130では、図7に例示するような削除実行指示確認画面を画像表示パネル41に重畳表示させる処理が行われ、続くS131において、表示された当該画面に応じて観察者によってなされた指示が何であったかを判別する処理が行われる。
このS131の処理において、左選択スイッチ61の押下操作による削除実行の指示がなされたと判別したときにはS132に処理を進め、画像表示パネル41に現在表示されている画像の画像ファイルをリムーバブルメディア35から削除する処理が行われ、続くS133において、メモリ読み出し書き込み部36へ指示を与え、リムーバブルメディア35に記録されている画像ファイルのうち、削除したものの直後の順番が割り当てられている画像ファイルを読み出す処理が行われ、その後はこの画像再生処理を終了して図5の処理へ戻る。一方、S131の処理において、右選択スイッチ62の押下操作による削除実行中止の指示がなされたと判別したときにはS135に処理を進める。
S134では、画像表示パネル41に現在表示されている画像の画像ファイルに対して読み出し専用属性が設定されていることを観察者へ通知する画面である、図8に例示するような削除実行禁止通知画面を画像表示パネル41に所定時間重畳表示させる処理が行われる。なお、この処理においては、画像表示パネル41に現在表示されている画像の画像ファイル、すなわち読み出し専用属性が設定されている画像ファイルは当然削除しない。
S135では、メモリ読み出し書き込み部36へ指示を与え、画像表示パネル41に現在表示されている画像の画像ファイルを読み出す処理が行われ、その後はこの画像再生処理を終了して図5の処理へ戻る。
S136では、全削除スイッチ73に対する押下操作が検出されたか否かを判定する処理が行われる。ここで、当該押下操作が検出されたとき(判定結果がYesのとき)にはS137に処理を進め、当該押下操作が検出されないとき(判定結果がNoのとき)にはこの画像再生処理を終了して図5の処理へ戻る。
S137では、メモリ読み出し書き込み部36へ指示を与え、リムーバブルメディア35に記録されている画像ファイルのうち、読み出し専用属性が設定されていないものを抽出する処理が行われ、続くS138において、抽出された画像ファイルのみをリムーバブルメディア35から全て削除する処理が行われる。従って、読み出し専用属性が設定されている画像ファイルは削除されずにリムーバブルメディア35に残される。
S139では、メモリ読み出し書き込み部36へ指示を与え、リムーバブルメディア35に記録されている画像ファイルのうち、先頭の順番が与えられている画像ファイルを読み出す処理が行われ、その後はこの画像再生処理を終了して図5の処理へ戻る。
以上までの処理が画像再生処理である。
CPU201が上述した図5及び図6の処理を行うことにより、リムーバブルメディア35での画像ファイルの管理が顕微鏡用デジタルカメラ3によって行えるようになる。
上述した本実施例の顕微鏡用デジタルカメラ3は、次のような効果を奏する。
まず、電源スイッチ71をon側にして顕微鏡用デジタルカメラ3の各部へ電力の供給が開始されると、その時点においてリムーバブルメディア35に記録されていた全ての画像ファイルに対して、読み出し専用属性が自動的に設定されるので、電力供給開始時点においてリムーバブルメディア35で記録されていた画像を誤って消去することがない。従って、読み出し専用属性を観察者が画像ファイルに個別に設定する手間が省けて操作性が向上すると共に、例えば1つのリムーバブルメディア35を多人数で共用する場合に、他人が以前に撮影して記録しておいた画像を誤って消去してしまうことがなく、安心して共用することができる。また、自分が所有しているリムーバブルメディア35他人に貸す場合にも、他人に誤って画像が消去されることがないので、安心である。
更に、多数の画像が記録媒体内で記録されている場合に顕微鏡用デジタルカメラ3の全削除機能を使用すると、電力の供給が直近に開始された後に新規に記録した画像のみが全て削除できるので、画像ファイルの整理が容易になる。
なお、本実施例において、リムーバブルメディア35の代わりに、例えばハードディスク装置や半導体メモリ等の固定式の記録媒体をメモリ装置34に設置し、このような記録媒体で画像を記録するようにしてもよい。こうすることにより、リムーバブルメディア35の着脱機構が不要となるので、顕微鏡用デジタルカメラ3全体が簡素化、小型化される。
本実施例は、図1に示した顕微鏡用デジタルカメラ3を含む観察システムにおいて、電源スイッチ71をon側にして顕微鏡用デジタルカメラ3の各部へ電力の供給が開始されたときに、その時点においてリムーバブルメディア35に記録されているデータファイルのうち、画像表示パネル41へ画像として表示可能な画像ファイルのみに対して、読み出し専用属性を設定するというものである。
実施例1は、リムーバブルメディア35内に画像ファイルのみが記録されていることを前提としていた。これに対し、例えば、観察者がメモ書きなどをテキストファイルとしてリムーバブルメディア35内に保存している場合に、このようなデータファイルは、顕微鏡用デジタルカメラ3の画像表示パネル41へ画像として表示されることはない。そこで、このようなファイルに対しては、電力供給開始時に読み出し属性に設定しないこととする。そのためには、図5のS102の処理に代えて、図9Aに示す処理をCPU201に行わせるようにする。
図9Aの処理を説明する。
図5のS101の処理に続くS201では、メモリ読み出し書き込み部36へ指示を与え、リムーバブルメディア35に記録されているデータファイルのうち、格納しているデータが画像データであることを示す拡張子がファイル名に与えられているデータファイル(例えば、前述したJPEG方式に則ったデータ形式の画像ファイルであることを示す「jpg」なる拡張子がファイル名に与えられているデータファイル)を全て抽出する処理が行われる。
S202では、読み出し属性設定部74へ指示を与えてリムーバブルメディア35内のディレクトリエントリのファイル属性を書き換え、前ステップの処理によって抽出された画像ファイルに対して読み出し専用属性を設定する処理が行われ、その後は図5のS103に処理を進める。
なお、本実施例においては、全削除スイッチ73に対する押下操作が検出されたときには、リムーバブルメディア35に記録されているデータファイルのうち、顕微鏡用デジタルカメラ3の画像表示パネル41へ画像として表示可能な画像ファイルであって且つ読み出し専用属性となっていないものを全て削除するようにする。具体的には、図6のS136の処理とS137の処理との間に、図9Bに示すS211の処理を挿入してCPU201に行わせるようにする。
このS211の処理は、上述した図9AのS201と同様の処理であり、メモリ読み出し書き込み部36へ指示を与え、リムーバブルメディア35に記録されているデータファイルのうち、格納しているデータが画像データであることを示す拡張子がファイル名に与えられているデータファイルを全て抽出する処理である。そして、この処理に続く図6のS137の処理では、このS211の処理によって抽出された画像ファイルのうちから、読み出し専用属性が設定されていないものを抽出する処理を行うようにする。このようにすることにより、電力供給開始時点で既にリムーバブルメディア35に記録されているデータファイルは、テキストファイル等の画像を表わしていないものも含めて、削除されるおそれがなくなる。
上述した本実施例の顕微鏡用デジタルカメラ3は、リムーバブルメディア35に記録されているデータファイルのうち、顕微鏡用デジタルカメラ3自身で表示可能な画像ファイルのみに対してのみ読み取り属性を設定するので、属性設定作業が少なくなる。その結果、例えばリムーバブルメディア35が大容量であって膨大なデータファイルが格納されていても、読み出し属性の設定処理の処理量が減少するので、顕微鏡用デジタルカメラ3での電力供給開始時の処理に要する時間が短くなる。
本実施例は、図1に示した顕微鏡用デジタルカメラ3を含む観察システムにおいて、電源スイッチ71をon側にして顕微鏡用デジタルカメラ3の各部への電力の供給が開始されたときに、リムーバブルメディア35内のディレクトリエントリのファイル属性の書き換えを行うと共に、各画像ファイルが読み出し専用であるか否かを管理するリストを作成してCPU201のRAMで保持しておき、画像ファイルの削除の可否をそのリストに基づいて判断できるようにするというものである。
図10は、本実施例における操作部位4の電気的構成を示している。なお、同図において、図3に示した実施例1におけるものと同様の構成要素には同一の符号を付している。
本実施例における操作部位4の電気的構成と実施例1におけるものとの相違点は、CPU201と記録枚数検出部64との間にファイル情報リスト生成部100が追加されている点にある。
ファイル情報リスト生成部100は、電源スイッチ71をon側にして顕微鏡用デジタルカメラ3の各部への電力の供給が開始されると、リムーバブルメディア35に記録されていた全ての画像ファイルのリストを生成してCPU201内のRAMで保持する。そして、顕微鏡用デジタルカメラ3が画像ファイルの削除を行う際における各画像ファイルに対する読み出し属性の設定の有無の判定を、このファイルに基づいて行う。
ファイル情報リスト生成部100によって生成されるファイル情報リストの例を図11に示す。
同図に示すリストでは、各データファイルに個別に付与される番号である「ID」(識別子)と、データファイルの「ファイル名」と、データファイルに与えられている「属性」とが関連付けられている。ここで、データファイルに読み取り専用属性が設定されると、このリストにおける「属性」が「1」とされ、読み取り専用属性が設定されていない(削除可能)であるときには、このリストにおける「属性」が「0」とされる。同図において、例えば、IDが「1」であるデータファイルのファイル名は「Pic001.jpg」であり、属性が「1」とされていることから、このデータファイルには読み取り専用属性が設定されていることが分かる。
なお、図11のリストにおける「属性」のフィールドは全て「1」とされているので、このリストに示されている全てのデータファイルには読み取り専用属性が設定されていることがわかる。
次に図12Aについて説明する。同図に示す処理は、ファイル情報リストの生成のための制御処理である。この処理は、図5のS102の処理とS103の処理との間に挿入してCPU201に行わせる。
図5のS102に続くS301では、メモリ読み出し書き込み部36へ指示を与え、リムーバブルメディア35に記録されているデータファイルのファイル名を全て読み出す処理が行われる。
S302では、ファイル情報リスト生成部100に指示を与え、前ステップの処理によって取得した各ファイル名に対して個別のIDを対応付けてファイル情報リストを生成する処理が行われる。作成されたファイル情報リストはCPU201内のRAMで保持される。
S303では、CPU201内のRAMで保持されているファイル情報リストにおける全ての「属性」フィールドを「1」として、当該リストにファイル名が示されている全てのデータファイルに対して当該リスト上での読み出し専用属性を設定する処理が行われる。その後は図5のS103に処理を進めて以降の処理を実行することにより、リムーバブルメディア35内のディレクトリエントリのファイル属性を書き換えてリムーバブルメディア35内の全ての画像ファイルに対し、読み出し専用属性を設定する処理が行われる。これにより、リムーバブルメディア35とファイル情報リストとでの読み出し専用属性が一致する。
なお、これ以降の処理においてシャッタスイッチ31に対する押下操作に応じて行われる標本像の記録処理では、画像ファイルのリムーバブルメディア35への記録は行われるが、ファイル情報リストに対するデータ操作は何ら行われない。従って、図12Aの処理を行った後にはファイル情報リストが更新されることはない。
次に図12Bについて説明する。同図は、電源スイッチ71をoff側にしたことがCPU201によって検出されると行われる電源off時制御処理の処理内容をフローチャートで示したものである。
まず、S311では、CPU201内のRAMで保持されているファイル情報リストを参照する処理が行われ、続くS312において、当該リスト上で「属性」が「1」に設定されているデータファイル、すなわち、当該リスト上において読み出し専用属性が設定されているデータファイルに対するリムーバブルメディア35内での読み出し専用属性を解除して削除可能とする処理が行われる。
S313では、顕微鏡用デジタルカメラ3の各部への電力の供給を遮断するための各種の処理が行われ、その後はこの図12Bの処理が終了する。ここで、本実施例においてはファイル情報リストがCPU201内のRAMで保持されているので、電力の供給が遮断されることによりファイル情報リストは消失する。
以上までの処理が電源off時制御処理である。この処理の後、リムーバブルメディア35を顕微鏡用デジタルカメラ3から取り出し、データ読み出し装置(例えばフレキシブルディスクならフレキシブルディスクドライブ)へ挿入してPC等でデータファイルの削除やデータ書き込みなどのファイル操作を行う場合、リムーバブルメディア35内の各データファイルに対する読み出し専用属性は解除されているので、当該PC等上での当該ファイル操作は可能である。
上述した本実施例の顕微鏡用デジタルカメラ3は、顕微鏡用デジタルカメラ3の各部への電力の供給の開始時(電源スイッチ71のon時)にリムーバブルメディア35に記録されていた各データファイルに対して設定した読み出し専用属性を当該電力の供給の終了時(電源スイッチ71のoff時)に解除するので、その後、リムーバブルメディア35をPC等の他の装置で使用する場合に、各データファイルに対する読み取り属性の設定変更が不要となり、操作性が更に向上する。
なお、本実施例において、図5のS111の処理とS112の処理との間に図12Cの処理を挿入してCPU201に行わせるようにしてもよい。
図12Cの処理を説明すると、図5のS111の処理によって画像ファイルがリムーバブルメディア35に記録された後、S321において、記録された画像ファイルのファイル名をファイル情報リストに追加すると共に、当該ファイル情報リスト上で当該ファイル名に個別のIDを付与する処理が行われる。そして、続くS322において、当該ファイル情報リスト上で追加されたファイル名に対応する「属性」を「0」として読み出し専用属性を設定しない(削除可能とする)処理が行われ、その後は図5のS112に処理を進める。
この図12Cの処理をCPU201に行わせることにより、リムーバブルメディア35に記録されているデータファイルの管理を、ファイル情報リストを用いて行うことが可能となり、当該管理が容易なものとなる。
更に、この図12Cの処理をCPU201に行わせると共に、図12BのS312の処理を図12DのS331の処理に置き換える、すなわち、ファイル情報リスト上で「属性」が「0」に設定されているデータファイル、つまり、当該リスト上において読み出し専用属性が設定されていないデータファイルに対するリムーバブルメディア35内での読み出し専用属性を解除して削除可能とする処理を行うようにすることもできる。
このようにした場合には、例えば、個々のデータファイルに対して観察者が読み出し専用属性を設定できる機能を顕微鏡用デジタルカメラ3が提供する場合に、観察者が当該機能を使用して読み出し専用属性に設定したデータファイルについては、当該データファイルに対応する「属性」をファイル情報リスト上で1とする処理をCPU201に行わせるようにすれば、電源スイッチ71のon時にリムーバブルメディア35に記録されていた各データファイルと共に、観察者が読み出し専用属性に設定したデータファイルに対しても、リムーバブルメディア35内での読み出し専用属性が電源スイッチ71のoff時に反映されることとなるので、その属性が電力供給の終了後も保持されるようになる。
また、本実施例において、ファイル情報リストをCPU201内のRAMで保持させる代わりに、リムーバブルメディア35で保存するようにすることもできる。
この場合には、例えば、複数のリムーバブルメディア35を保有している観察者がメディアを頻繁に変更しながら観察、撮影操作をしても、ファイル情報リストに記載されたファイル情報と実際にリムーバブルメディア35内に記録されているデータファイルとの関係が常に一致し矛盾を生じることがないので、リムーバブルメディア35を差し替える度に電源スイッチ71を操作して顕微鏡用デジタルカメラ3の電源をon/offする必要がなくなる。
本実施例は、顕微鏡用デジタルカメラ3を含む観察システムにおいて、リムーバブルメディア35に記録されているデータファイルに対し、当該リムーバブルメディア35を顕微鏡用デジタルカメラ3へ挿入した時点で読み出し専用属性を設定するというものである。
図13は、本実施例における操作部位4の電気的構成を示している。なお、同図において、図3Bに示した実施例1におけるものと同様の構成要素には同一の符号を付している。
本実施例における操作部位4の電気的構成と実施例1におけるものとの相違点は、メモリ装置34内にメディア検出器101が備えられている点にある。
メディア検出器101は、リムーバブルメディア35がメモリ装置34内に存在するか否かを検出するものである。メディア検出器101がリムーバブルメディア35の挿入を検出するとその検出結果はCPU201に伝えられる。CPU201は、メディア検出器101を常時監視するようにし、この検出結果をメディア検出器101から取得する度に、図5に示した制御処理の実行を開始する。こうすることにより、リムーバブルメディア35に記録されているデータファイルに対し、当該リムーバブルメディア35を顕微鏡用デジタルカメラ3へ挿入した時点で読み出し専用属性が設定される。
上述した本実施例の顕微鏡用デジタルカメラ3では、リムーバブルメディア35の挿入に応じて読み出し専用属性が当該リムーバブルメディア35内のデータファイルに対して設定されるので、電源スイッチ71がonとされていて顕微鏡用デジタルカメラ3が動作している最中にリムーバブルメディア35が交換されても、交換後のリムーバブルメディア35に既に記録されていたデータファイルに対して読み出し専用の属性が直ちに設定されるので、このデータファイルが誤って削除されてしまう心配がなく、データファイルの管理が容易なものとなる。
本実施例は、図1に示した顕微鏡用デジタルカメラ3を含む観察システムにおいて、顕微鏡用デジタルカメラ3の各部へ電力の供給が開始されたときに、その時点においてリムーバブルメディア35に記録されているデータファイルに対して読み出し専用属性を設定するか否かを、観察者が選択できるようにしたものである。
図14について説明する。同図に示す処理は、読み出し専用属性を設定するか否かを観察者が選択できるようにするための制御処理である。電源スイッチ71をon側にして顕微鏡用デジタルカメラ3の各部への電力の供給が開始されると、CPU201は、図5に示した制御処理の代わりにこの図14の処理を行う。
図14において、まず、S501では、図15に例示するような読み出し専用属性設定選択画面を画像表示パネル41に重畳表示させる処理が行われ、続くS502において、表示された当該画面に応じて観察者によってなされた指示が何であったかを判別する処理が行われる。
このS502の処理において、左選択スイッチ61の押下操作により、読み出し専用属性設定の選択がなされたと判別したときには図5のS101に処理を進め、その時点においてリムーバブルメディア35に記録されているデータファイルに対して、読み出し専用属性を設定する処理が開始される。一方、S502の処理において、右選択スイッチ62の押下操作により、読み出し専用属性を設定しない旨の選択がなされたと判別したときには図5のS103に処理を進め、読み出し専用属性を設定する処理を実行することなく、図5の処理を進める。
上述した本実施例の顕微鏡用デジタルカメラ3では、顕微鏡用デジタルカメラ3が自動的に行う読み出し属性設定機能の解除を観察者が選択できるので、例えば、1人の観察者が1枚のリムーバブルメディア35を使い続ける場合のように、読み出し専用属性の設定を必要としない場合に、当該機能を解除しておくことにより、観察者の観察作業が妨げられなくなるので、観察者が感じる煩わしさが解消する。
なお、図13に示した操作部位4の電気的構成を有する顕微鏡用デジタルカメラ3を含む図1の観察システムにおいて、リムーバブルメディア35の挿入を検出したことをメディア検出器101から取得したときに、CPU201が、図5に示した制御処理に代えて図14に示した処理の実行を開始するようにして、顕微鏡用デジタルカメラ3にリムーバブルメディア35が挿入されたときに、その時点においてリムーバブルメディア35に記録されているデータファイルに対して読み出し専用属性を設定するか否かを、観察者が選択できるようにしてもよい。
本実施例は、図1若しくは図13に示した顕微鏡用デジタルカメラ3を含む観察システムにおいて、顕微鏡用デジタルカメラ3がリムーバブルメディア35に対するフォーマット(媒体の初期化)機能を提供している場合であって、読み出し専用属性の設定のなされているデータファイルがリムーバブルメディア35内に存在している場合には、フォーマットを実行しないようにするというものである。
図16Aについて説明する。同図に示す処理は、リムーバブルメディア35に対するフォーマットを行うためにCPU201によって行われる制御処理である。この処理は、観察者が操作部位4を操作してフォーマットの実行指示を顕微鏡用デジタルカメラ3に対して行うと開始される。
まず、S601において、メモリ読み出し書き込み部36へ指示を与え、読み出し専用属性の設定されているデータファイルをリムーバブルメディア35から探索する処理が行われ、続くS602において、読み出し専用属性の設定されているデータファイルが存在したか否かを判定する処理が行われる。ここで、読み出し専用属性の設定されているデータファイルが存在したと判定したとき(判定結果がYesのとき)はS603に処理を進め、読み出し専用属性の設定されているデータファイルが存在しなかったと判定したとき(判定結果がNoのとき)はS604に処理を進める。
S603では、図17に例示するようなフォーマット中止報知画面を画像表示パネル41に重畳表示させて指示されたフォーマットは実行しない旨を報知する処理が行われ、その後は、リムーバブルメディア35に対するフォーマットを実行することなく、この図16Aの処理を終了する。
S604では、リムーバブルメディア35に対するフォーマットを実行する処理が行われ、その後はこの図16Aの処理を終了する。
上述した本実施例の顕微鏡用デジタルカメラ3では、顕微鏡用デジタルカメラ3の各部への電力の供給開始時等にリムーバブルメディア35に記録されているデータファイルに対して読み出し専用属性を設定した場合には、顕微鏡用デジタルカメラ3によるリムーバブルメディア35に対するフォーマットの機能が使用不可とされるので、読み出し属性の設定をしたデータファイルが存在するのにも拘わらずリムーバブルメディア35がフォーマットされてしまうことがなくなる結果、ファイル整理の利便性が更に向上する。
なお、本実施例において、読み出し専用属性の設定されているデータファイルがリムーバブルメディア35内に存在したときに、リムーバブルメディア35に対してフォーマットを実行するか否かを、観察者が選択できるようにしてもよい。そのためには、図16AにおけるS602の判定結果がYesであった場合に、S603の処理に代えて図16Bの処理を実行するようにすればよい。
図16Bの処理を説明すると、まず、S611において、フォーマットの実行を許可するか否かの選択指示を観察者に要求する画面を画像表示パネル41に重畳表示させる処理が行われ、続くS612において、表示された当該画面に応じて観察者によってなされた指示が何であったかを判別する処理が行われる。
このS612の処理において、操作部位4に対する操作により、フォーマットの実行を許可する指示がなされたと判別したときには、S613においてリムーバブルメディア35に対するフォーマットを実行する処理が行われ、その後はこの図16Bの処理を終了する。一方、S612の処理において、操作部位4に対する操作により、フォーマットの実行を許可しない(中止する)指示がなされたと判別したときには、リムーバブルメディア35に対するフォーマットを実行することなく、この図16Bの処理を終了する。
このようにすることにより、読み出し専用の属性が設定されているデータファイルがリムーバブルメディア35内に存在しても、そのデータファイルを観察者が不要と判断した場合には、リムーバブルメディア35に対するフォーマットの実行が可能となる。
本実施例は、図10に示した操作部位4の電気的構成を有する顕微鏡用デジタルカメラ3を含む図1の観察システムにおいて、電源スイッチ71をon側にして顕微鏡用デジタルカメラ3の各部への電力の供給が開始されたときに、図11に例示したものと同様の、各画像ファイルが読み出し専用であるか否かを管理するリストを作成してCPU201のRAMで保持しておき、画像ファイルの削除の可否をそのリストに基づいて判断する点においては実施例3と同様であるが、この電力の供給開始時においては、リムーバブルメディア35内のファイル属性の書き換えを行わないというものである。
図18Aについて説明する。同図に示す処理は、リムーバブルメディア35内のファイル属性の書き換えを行わずに、図8に例示したファイル情報リストを作成するための制御処理である。電源スイッチ71をon側にして顕微鏡用デジタルカメラ3の各部への電力の供給が開始されると、CPU201は、図5に示した制御処理の代わりにこの図18Aの処理を行う。
S701では、メモリ読み出し書き込み部36へ指示を与え、リムーバブルメディア35に記録されているデータファイルのファイル名を全て読み出す処理が行われる。
S702では、ファイル情報リスト生成部100に指示を与え、前ステップの処理によって取得した各ファイル名に対して個別のIDを対応付けてファイル情報リストを生成する処理が行われる。作成されたファイル情報リストはCPU201内のRAMで保持される。
S703では、CPU201内のRAMで保持されているファイル情報リストにおける全ての「属性」フィールドを「1」として、当該リストにファイル名が示されている全てのデータファイルに対して当該リスト上での読み出し専用属性を設定する処理が行われ、その後は図5のS103に処理を進める。
以降の処理は、基本的には図5及び図6に示したものと同様の処理が行われる。但し、図6のS128において1枚削除スイッチ72に対する押下操作が検出されたときには、S129の処理に代えて図18Bの処理が実行され、更に、S136において全削除スイッチ73に対する押下操作が検出されたときには、S137及びS139の処理に代えて図18Cの処理が実行される。
まず、図18Bの処理について説明すると、図6のS128の判定結果がYesのときには、S711において、画像表示パネル41に現在表示されている画像の画像ファイルに対し、読み出し専用属性がファイル情報リスト上で設定されていないか否かを判定する処理が行われ、当該属性が設定されていないとき(判定結果がYesのとき)には図6のS130に処理を進め、当該属性が設定されているとき(判定結果がNoのとき)にはS712に処理を進める。
S712では、顕微鏡用デジタルカメラ3が直近に電源onとされる前からリムーバブルメディア35で保存されていた現在表示中の画像の削除を実行するか否かの指示を確認するための、図19Aに例示するような既存画像削除実行指示確認画面を画像表示パネル41に重畳表示させる処理が行われ、続くS713において、表示された当該画面に応じて観察者によってなされた指示が何であったかを判別する処理が行われる。
このS713の処理において、左選択スイッチ61の押下操作による削除実行の指示がなされたと判別したときにはS714に処理を進め、画像表示パネル41に現在表示されている画像の画像ファイルをリムーバブルメディア35から削除する処理が行われ、その後は図6のS133に処理を進める。一方、S713の処理において、右選択スイッチ62の押下操作による削除実行中止の指示がなされたと判別したときには、画像ファイルの削除を行うことなく、図6のS135に処理を進める。
次に、図18Cの処理について説明する。
図6のS136の判定結果がYesのときには、S721において、顕微鏡用デジタルカメラ3が直近に電源onとされる前からリムーバブルメディア35で保存されていたものを含む全てのデータファイルの削除を実行するか否かの指示を確認するための、図19Bに例示するような全削除実行指示確認画面を画像表示パネル41に重畳表示させる処理が行われ、続くS722において、表示された当該画面に応じて観察者によってなされた指示が何であったかを判別する処理が行われる。
このS722の処理において、左選択スイッチ61の押下操作による全削除実行の指示がなされたと判別したときにはS723に処理を進め、リムーバブルメディア35に記録されている全てのデータファイルを削除する処理が行われ、その後は図6のS139に処理を進める。
一方、S722の処理において、右選択スイッチ62の押下操作により、リムーバブルメディア35に記録されているデータファイルのうち、顕微鏡用デジタルカメラ3が直近に電源onとされる前からリムーバブルメディア35で保存されていたものについては削除せずにそのまま残す指示がなされたと判別したときには、S724において、メモリ読み出し書き込み部36へ指示を与え、リムーバブルメディア35に記録されている画像ファイルのうち、読み出し専用属性がファイル情報リスト上で設定されていないものを抽出する処理が行われ、続くS725において、抽出された画像ファイルのみをリムーバブルメディア35から全て削除する処理が行われ、その後は図6のS139に処理を進める。従って、この場合には、顕微鏡用デジタルカメラ3が直近に電源onとされる前からリムーバブルメディア35で保存されていたデータファイルは削除されずにリムーバブルメディア35に残される。
上述した本実施例の顕微鏡用デジタルカメラ3では、リムーバブルメディア35に記録されているデータファイルについての情報をリスト化して保持しておくことにより、顕微鏡用デジタルカメラ3への電力の供給開始時においては、リムーバブルメディア35内でのファイル属性の書き換えを行うことなくデータファイルの管理を可能としている。従って、電力の供給開始時以前にリムーバブルメディア35で記録されていた画像に対してのPC等の他の装置での削除を容易に行うことができる。
本実施例は、実施例7において作成されるファイル情報リストによって管理される対象のデータファイルを、画像表示パネル41へ画像として表示可能な画像ファイルのみに限定するものである。
このためには、実施例7においてCPU201で実行される図18Aの処理におけるS701の処理を、図20に示すS801の処理に置き換える。
この処理を説明すると、S801では、メモリ読み出し書き込み部36へ指示を与え、リムーバブルメディア35に記録されているデータファイルのうち、格納しているデータが画像データであることを示す拡張子がファイル名に与えられているデータファイル(例えば、前述したJPEG方式に則ったデータ形式の画像ファイルであることを示す「jpg」なる拡張子がファイル名に与えられているデータファイル)の当該ファイル名を全て読み出す処理が行われ、その後は図18AのS702に処理を進める。
上述した本実施例の顕微鏡用デジタルカメラ3は、リムーバブルメディア35に記録されているデータファイルのうち、顕微鏡用デジタルカメラ3自身で表示可能な画像ファイルのみに対してのみ読み取り属性を設定するリストを作成するので、属性設定作業が少なくなる。その結果、例えばリムーバブルメディア35が大容量であって膨大なデータファイルが格納されていても、当該リストに対する読み出し属性の設定処理の処理量が減少するので、顕微鏡用デジタルカメラ3での電力供給開始時の処理に要する時間が短くなる。
本実施例は、顕微鏡用デジタルカメラ3を含む観察システムにリムーバブルメディア35を挿入したときに、当該リムーバブルメディア35が顕微鏡用デジタルカメラ3で直近まで使用されていたものと同一のものであるかどうかを判定し、同一のものである場合には、リムーバブルメディア35に記録されているデータファイルに対して読み出し専用属性を設定するというものである。
図21は、本実施例における操作部位4の電気的構成を示している。なお、同図において、図13に示した実施例4におけるものと同様の構成要素には同一の符号を付している。
本実施例における操作部位4の電気的構成と実施例4におけるものとの相違点は、ID記憶器102とID比較器103とが備えられている点にある。
ID記憶器102は、CPU201によって指定される数値、例えば0000からFFFF(16進数)の範囲にあるいずれかの数値を1つ記憶する。この数値をID記憶器102のID値と称することとする。このID値は、リムーバブルメディア35を個別に識別するための識別情報として利用される。
ID比較器103は、リムーバブルメディア35に記録させるIDファイルに示されている数値とID記憶器102のID値とを比較して両者の一致・不一致の判定結果をCPU201へ出力する。
IDファイルのデータ例を図22に示す。同図に示すように、IDファイルには数値がテキストファイルで示される。この数値をIDファイルのID値と称することとする。
本実施例において、メディア検出器101がリムーバブルメディア35の挿入を検出するとその検出結果はCPU201に伝えられる。CPU201は、メディア検出器101を常時監視するようにし、この検出結果をメディア検出器101から取得する度に、図23に示した制御処理の実行を開始する。
図23を説明する。
まず、S901において、メモリ読み出し書き込み部36へ指示を与えてリムーバブルメディア35に記録されているIDファイルのID値を取得させる処理が行われ、続くS902において、取得されたID値と、ID記憶器102のID値とが一致するか否かをID比較器103に判定させる処理が行われる。なお、この判定処理において、IDファイルがリムーバブルメディア35に記録されていない場合には、両者が一致しないものとする(判定結果をNoとする)。
ここで、両者が一致すると判定されたとき(判定結果がYesのとき)には、挿入されたリムーバブルメディア35が顕微鏡用デジタルカメラ3で直近まで使用されていたものと同一のものであるとみなして図5のS101に処理を進め、リムーバブルメディア35に記録されているデータファイルに対して読み出し専用属性を設定する処理が行われる。
一方、両者が一致しないと判定されたとき(判定結果がNoのとき)には、挿入されたリムーバブルメディア35が顕微鏡用デジタルカメラ3で直近まで使用されていたものとは異なるものであるとみなして、S903において、ID記憶器102のID値を「1」だけ増加させる処理が行われる。但し、このときにID記憶器102のID値が既に取り得る最大の値に達していたとき、例えばFFFF(16進数)であったときには、ID記憶器102のID値を取り得る最小の値とする、例えば0000(16進数)とする処理を行う。
S904では、メモリ読み出し書き込み部36へ指示を与え、ID記憶器102の現在のID値が示されているIDファイルを作成してリムーバブルメディア35に記録させる処理が行われる。なお、この処理において、リムーバブルメディア35にIDファイルが既に記録されている場合には、IDファイルを上書きして記録内容を更新する。この処理によって、ID記憶器102の現在のID値とIDファイルの現在のID値とを一致させているので、以降に新たに顕微鏡用デジタルカメラ3に挿入したリムーバブルメディア35が直近まで使用されていたものと同一のものである場合には、前述したS902の判定結果がYesとなるのである。
S905では、顕微鏡用デジタルカメラ3に対してなされている撮像に関する各種の設定、たとえば、露出の設定やさまざまな操作状態を初期状態に再設定(初期化)する処理が行われ、その後は図5のS103に処理を進め、リムーバブルメディア35に記録されているデータファイルに対して読み出し専用属性を設定せずに図5の処理を実行する。
上述した本実施例の顕微鏡用デジタルカメラ3は、そのリムーバブルメディア35が直近に使用していたものである場合には、リムーバブルメディア35の装着時にデータファイルに対して読み出し属性が設定されるので、例えば、複数人が共用するリムーバブルメディア35と各個人固有のリムーバブルメディア35との両方が併用される場合に、共用のメディアには読み出し専用の属性を設定する一方で、各個人固有のメディアには読み出し専用の属性を設定しないといったような使い分けが可能となる。また、直近に使用していたものとは異なるリムーバブルメディア35が挿入された場合には、顕微鏡用デジタルカメラ3に対する撮像に関する各種の設定が自動的に初期化されるので、顕微鏡用デジタルカメラ3の操作を初期状態から行うことで操作の間違いを未然に防止することができる。
本実施例は、顕微鏡用デジタルカメラ3をPCで制御するというものである。
図24は、本実施例における操作部位4の電気的構成を示している。なお、同図において、図3Bに示した実施例1におけるものと同様の構成要素には同一の符号を付している。
本実施例における操作部位4の電気的構成と実施例1におけるものとの相違点は、通信端子37と通信制御部38とが備えられている点にある。
CPU201は、通信制御部38により、標準的な構成のPC、すなわち、制御プログラムの実行によってPC全体の動作制御を司るCPU(中央処理装置)と、このCPUが必要に応じてワークメモリとして使用するメインメモリと、各種データの授受を管理するインタフェースユニットと、各種のプログラムや画像データなどを記憶して保存しておく例えばハードディスク装置などの補助記憶装置と、画像データで表現されている画像や各種の情報を表示する表示部とを有しているPCとの間で、通信端子37を介して各種のデータの授受を行うことができ、PCから送られてくる制御信号に基づいて、顕微鏡用デジタルカメラ3の動作を制御する。なお、通信端子37は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格に則ったものを用いることができる。
顕微鏡用デジタルカメラ3をこのPCで制御するためには、ここまでに説明した各種の制御処理をこのPCのCPUに行わせるための制御プログラムを作成してコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録させておき、このPCを通信端子37に接続した状態で、そのプログラムを記録媒体からPCに読み込ませてCPUで実行させることにより可能となる。
なお、記録させた制御プログラムをPCで読み取ることの可能な記録媒体としては、例えば、PCに内蔵若しくは外付けの付属装置として備えられるROMやハードディスク装置などの記憶装置、PCに備えられる媒体駆動装置へ挿入することによって記録された制御プログラムを読み出すことのできるフレキシブルディスク、MO(光磁気ディスク)、CD−ROM、DVD−ROMなどといった携帯可能記録媒体等が利用できる。
また、このような記録媒体は、通信回線を介してPCと接続されるプログラムサーバが備えている記憶装置であってもよい。この場合には、制御プログラムを表現するデータ信号で搬送波を変調して得られる伝送信号を、プログラムサーバから伝送媒体である通信回線を通じてPCへ伝送するようにし、PCでは受信した伝送信号を復調して制御プログラムを再生することでこの制御プログラムをPCのCPUで実行できるようになる。
その他、本発明は、上述した各実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
例えば、図1において、操作表示部6を削除し、その代わりにカメラヘッド部2とPCとを直接接続するようにしてもよい。なお、この場合には、カメラヘッド部2とPCとはUSB等の汎用の通信インタフェースを利用して接続するようにし、PCからのカメラ制御命令をカメラヘッド部2へ送信するようにすることにより、カメラヘッド部2において露出時間や撮影の制御等が可能となる。
なお、上記した実施の形態から次のような構成の技術的思想が導かれる。

[付記1] 顕微鏡により得られる標本像を記録する顕微鏡用カメラであって、
前記標本像を表わしている画像データファイルを記録媒体に記録させる記録制御手段と、
前記顕微鏡用カメラへの電力の供給を制御するスイッチ手段と、
前記スイッチ手段によって前記電力の供給が開始されたときに、当該開始時点において前記記録媒体に既に記録されていたデータファイルに対して読み出し専用の属性を設定する属性設定手段と、
を有することを特徴とする顕微鏡用カメラ。
[付記2] 画像データファイルで表わされている画像を再生して表示する表示手段を更に有し、
前記属性設定手段は、前記データファイルのうち前記表示手段で表示可能な画像を表わしている画像データファイルに対してのみ前記属性を設定する、
ことを特徴とする付記1に記載の顕微鏡用カメラ。
[付記3] 前記記録媒体に記録されているデータファイルのリストを作成するリスト作成手段を更に有することを特徴とする付記1に記載の顕微鏡用カメラ。
[付記4] 前記リスト作成手段は、前記スイッチ手段によって前記電力の供給が開始されたときに、当該開始時点において前記記録媒体に既に記録されていたデータファイルのリストを作成することを特徴とする付記3に記載の顕微鏡用カメラ。
[付記5] 前記属性設定手段は、前記スイッチ手段によって前記電力の供給が停止されたときに、前記リストに示されているデータファイルに対して設定されている前記属性を解除することを特徴する付記4に記載の顕微鏡用カメラ。
[付記6] 前記リスト作成手段は、前記スイッチ手段によって前記電力の供給が開始された時点において前記記録媒体に既に記録されていたデータファイルに対しては読み出し専用の属性を前記リスト上で付与し、当該電力の供給が開始された後に前記記録制御手段が当該録媒体に記録させた画像データファイルに対しては読み出し専用の属性を当該リスト上で付与しないことを特徴とする付記4に記載の顕微鏡用カメラ。
[付記7] 顕微鏡により得られる標本像を記録する顕微鏡用カメラであって、
前記標本像を表わしている画像データファイルを、前記顕微鏡用カメラに対して着脱自在な記録媒体に記録させる記録制御手段と、
前記記録媒体が装着されたときに、当該装着時点において当該記録媒体に既に記録されていたデータファイルに対して読み出し専用の属性を設定する属性設定手段と、
を有することを特徴とする顕微鏡用カメラ。
[付記8] 前記属性設定手段に前記属性の設定を行わせるか否かを選択する選択手段を更に有することを特徴とする付記1又は7に記載の顕微鏡用カメラ。
[付記9] 前記記録媒体に対して初期化処理を施す初期化手段と、
前記記録媒体に記録されているデータファイルに読み出し専用の属性が設定されているときには、当該記録媒体に対する前記初期化処理を行わせないように前記初期化手段を制御する初期化制御手段と、
を更に有することを特徴とする付記1又は7に記載の顕微鏡用カメラ。
[付記10] 顕微鏡により得られる標本像を記録する顕微鏡用カメラであって、
前記標本像を表わしている画像データファイルを記録媒体に記録させる記録制御手段と、
前記顕微鏡用カメラへの電力の供給を制御するスイッチ手段と、
前記スイッチ手段によって前記電力の供給が開始されたときに、当該開始時点において前記記録媒体に既に記録されていたデータファイルのリストを作成するリスト作成手段と、
前記記録媒体におけるデータファイルの記録を削除する削除手段と、
データファイルの記録を削除する指示を取得したときに、前記記録媒体におけるデータファイルの記録のうち、前記リストに含まれていないデータファイルの記録のみを前記削除手段に削除させる削除制御手段と、
を有することを特徴とする顕微鏡用カメラ。
[付記11] 画像データファイルで表わされている画像を再生して表示する表示手段を更に有し、
前記リスト作成手段は、前記データファイルのうち前記表示手段で表示可能な画像を表わしている画像データファイルのみについての前記リストを作成する、
ことを特徴とする付記10に記載の顕微鏡用カメラ。
[付記12] 顕微鏡により得られる標本像を記録する顕微鏡用カメラであって、
前記標本像を表わしている画像データファイルを、前記顕微鏡用カメラに対して着脱自在な記録媒体に記録させる記録制御手段と、
前記記録媒体が装着されたときに、装着されている当該記録媒体が直近まで装着されていたものと同一であるか否かの判定を行う判定手段と、
装着されている前記記録媒体が直近まで装着されていたものと同一であるとの判定が前記判定手段によって下されたときに、当該記録媒体に既に記録されているデータファイルに対して読み出し専用の属性を設定する属性設定手段と、
を有することを特徴とする顕微鏡用カメラ。
[付記13] 前記標本像を撮像して前記画像データファイルを生成する撮像手段を更に有し、
装着されている前記記録媒体が直近まで装着されていたものと同一ではないとの判定が前記判定手段によってなされたときに、前記撮像手段の動作条件の設定を初期化する動作条件初期化手段と、
を更に有することを特徴とする付記12に記載の顕微鏡用カメラ。
[付記14] 前記記録媒体を個別に識別する識別情報を生成して当該記録媒体に記録させる識別情報記録手段を更に有し、
前記判定手段は、前記記録媒体に記録されている前記識別情報を用いて前記判定を行う、
ことを特徴とする付記12に記載の顕微鏡用カメラ。
[付記15] 前記判定手段は、装着されている前記記録媒体に記録されている前記識別情報と直近まで装着されていた前記記録媒体に記録されていた前記識別情報とを比較し、両者が一致する場合には、装着されている前記記録媒体が直近まで装着されていたものと同一であるとの判定を下すことを特徴とする付記14に記載の顕微鏡用カメラ。
[付記16] 前記識別情報記録手段は、装着されている前記記録媒体が直近まで装着されていたものと同一ではないとの判定を前記判定手段が下したときには、装着されている当該記録媒体に新たな前記識別情報を記録させることを特徴とする付記15に記載の顕微鏡用カメラ。
[付記17] 他の機器から送られてくる制御信号に基づいて前記顕微鏡用カメラの動作を制御する制御手段を更に有することを特徴とする付記1、7、10、及び12のうちのいずれか一項に記載の顕微鏡用カメラ。
本発明を実施する顕微鏡用デジタルカメラを含む観察システムの構成を示す図である。 カメラヘッド部の内部構成を示す図である。 操作部位の外観構成を示す図である。 操作部位の電気的構成を示す図である。 表示部位の構成を示す図である。 CPUによって行われる制御処理の処理内容をフローチャートで示した図である。 画像再生処理の処理内容をフローチャートで示した図である。 削除実行指示確認画面の例を示す図である。 削除実行禁止通知画面の例を示す図である。 図5の制御処理における実施例2での変更部分を示す図である。 図6の画像再生処理における実施例2での変更部分を示す図である。 実施例3、実施例7、及び実施例8における操作部位4の電気的構成を示す図である。 ファイル情報リストの例を示す図である。 図5の制御処理における実施例3での変更部分を示す図である。 電源off時制御処理の処理内容をフローチャートで示した図である。 図5の制御処理における実施例3の変形例での変更部分を示す図である。 図12Bの電源off時制御処理における実施例3の変形例での変更部分を示す図である。 実施例4及び実施例6における操作部位の電気的構成を示す図である。 図5の制御処理における実施例5の変形例での変更部分を示す図である。 読み出し専用属性設定選択画面の例を示す図である。 リムーバブルメディアに対するフォーマットを行うための制御処理である。 図16Aの制御処理における実施例6の変形例での変更部分を示す図である。 フォーマット中止報知画面の例を示す図である。 図5の制御処理における実施例7での変更部分を示す図である。 図6の画像再生処理における実施例7での変更部分(その1)を示す図である。 図6の画像再生処理における実施例7での変更部分(その2)を示す図である。 既存画像削除実行指示確認画面の例を示す図である。 全削除実行指示確認画面の例を示す図である。 図18Aの制御処理における実施例8での変更部分を示す図である。 実施例9における操作部位の電気的構成を示す図である。 IDファイルのデータ例を示す図である。 図5の制御処理における実施例9での変更部分を示す図である。 実施例10における操作部位の電気的構成を示す図である。
符号の説明
1 顕微鏡本体
2 カメラヘッド部
3 顕微鏡用デジタルカメラ
4 操作部位
5 表示部位
6 操作表示部
7 ケーブル
20 光電変換素子
21 サンプリング回路
22 A/D変換器
23 画像処理部
24 D/A変換器
25 シャッタ
30 操作部
31 シャッタスイッチ
32 モードスイッチ
33 露光補正スイッチ
34 メモリ装置
35 リムーバルメディア
36 メモリ読み出し書き込み部
37 通信端子
38 通信制御部
41 画像表示パネル
42 情報表示パネル
50 標本
51 ステージ
52 対物レンズ
53 光軸
54 接眼レンズ
55 結像レンズ
56 ハーフミラー
61 左選択スイッチ
62 右選択スイッチ
64 記録枚数検出部
71 電源スイッチ
72 1枚削除スイッチ
73 全削除スイッチ
74 読み出し属性設定部
100 情報ファイルリスト生成部
101 メディア検出器
102 ID記憶器
103 ID比較器
200 表示用RAM
201 制御処理部(CPU)
203 カメラヘッドコネクタ

Claims (6)

  1. 顕微鏡により得られる標本像を記録する顕微鏡用カメラであって、
    前記標本像を表わしている画像データファイルを記録媒体に記録させる記録制御手段と、
    前記顕微鏡用カメラへの電力の供給を制御するスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段によって前記電力の供給が開始されたときに、当該開始時点において前記記録媒体に既に記録されていたデータファイルに対して読み出し専用の属性を設定する属性設定手段と、
    を有することを特徴とする顕微鏡用カメラ。
  2. 画像データファイルで表わされている画像を再生して表示する表示手段を更に有し、
    前記属性設定手段は、前記データファイルのうち前記表示手段で表示可能な画像を表わしている画像データファイルに対してのみ前記属性を設定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用カメラ。
  3. 前記記録媒体に記録されているデータファイルのリストを作成するリスト作成手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用カメラ。
  4. 顕微鏡により得られる標本像を記録する顕微鏡用カメラであって、
    前記標本像を表わしている画像データファイルを、前記顕微鏡用カメラに対して着脱自在な記録媒体に記録させる記録制御手段と、
    前記記録媒体が装着されたときに、当該装着時点において当該記録媒体に既に記録されていたデータファイルに対して読み出し専用の属性を設定する属性設定手段と、
    を有することを特徴とする顕微鏡用カメラ。
  5. 顕微鏡により得られる標本像を記録する顕微鏡用カメラであって、
    前記標本像を表わしている画像データファイルを記録媒体に記録させる記録制御手段と、
    前記顕微鏡用カメラへの電力の供給を制御するスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段によって前記電力の供給が開始されたときに、当該開始時点において前記記録媒体に既に記録されていたデータファイルのリストを作成するリスト作成手段と、
    前記記録媒体におけるデータファイルの記録を削除する削除手段と、
    データファイルの記録を削除する指示を取得したときに、前記記録媒体におけるデータファイルの記録のうち、前記リストに含まれていないデータファイルの記録のみを前記削除手段に削除させる削除制御手段と、
    を有することを特徴とする顕微鏡用カメラ。
  6. 顕微鏡により得られる標本像を記録する顕微鏡用カメラであって、
    前記標本像を表わしている画像データファイルを、前記顕微鏡用カメラに対して着脱自在な記録媒体に記録させる記録制御手段と、
    前記記録媒体が装着されたときに、装着されている当該記録媒体が直近まで装着されていたものと同一であるか否かの判定を行う判定手段と、
    装着されている前記記録媒体が直近まで装着されていたものと同一であるとの判定が前記判定手段によって下されたときに、当該記録媒体に既に記録されているデータファイルに対して読み出し専用の属性を設定する属性設定手段と、
    を有することを特徴とする顕微鏡用カメラ。

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