JP2012150717A - 情報処理端末、情報処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理端末、情報処理装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】スリープ中に記憶媒体を挿入したり、抜去したりすることが可能な情報処理端末、情報処理装置の制御方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】情報処理端末のスロットへの記憶媒体の挿入または抜去が行われたことを検出した場合、システムコントローラに対して割り込み信号を送り、システムコントローラ側で割り込み信号がスロットへの記憶媒体の挿入または抜去によって発生したものであると判断すると、CPUに対して起動信号を発生させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理端末、情報処理装置の制御方法、及びプログラムに関する。
記憶媒体の一例としてSDメモリーカード(以下、SDカードと表記)がある。
SDカードは、他の記憶媒体であるCD(Compact Disk)−ROM(Reda Only Memory)やフロッピー(登録商標)より小さく記憶容量も数GB有するものあり、かつ駆動部には回転部を必要とせずその分だけ装置を小型化することができるので、携帯電話機やノートパソコン等の情報処理端末に利用されることが多い(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の発明では、スリープ(sleep)状態からレジューム(resume)した場合に、記憶媒体を検知する電子機器について開示されている。
ここで、スリープとは、例えば、CPUが基本的に動作していない状態を言う。また、レジュームとは、ある状態(本願ではスリープ)から通常稼働状態(一般に、CPUに電源が供給されている状態を言う。)に「遷移する動作」を言い、例えば、OSをスリーブに入る前の状態に戻し、CPUを動作させることが挙げられる。
特開2008−171306号公報
しかしながら、携帯型の情報処理端末では、消費電力を極力少なくするために、頻繁にスリープと通常稼働状態とを切り替えている。そのため、携帯型の情報処理端末に例えば、「Windows(登録商標) OS」をそのままインストールすると、通常稼働状態に遷移した後に、毎回マウント処理をしてしまうことになり、その分だけ電力消費が増加してしまう。
また、携帯型の情報処理端末に「Windows(登録商標) OS」をそのままインストールすると、プログラムデータ、ディレクトリ、もしくはプログラムが固有のデータを引き込んだり、サムネイルを持っていたりする。このためSDカードを抜去したり、挿入したりするたびにサムネイルを作成したり、更新したりするだけでなく、アンマウント処理やマウント処理を常に行ったり、常にSDカードをチェックしたりする。
一般に携帯型の情報処理端末は、CPUの性能がデスクトップ型のPCに比べて劣っており、しかも表示部の解像度が低いため、小さなサムネイルを持っている。そのサムネイルが起動したり、アカウント情報を持っていたりするため、動作速度が遅くなり、その分電力消費が増加してしまう。
これは、この種の携帯型の情報処理端末は、携帯性を重視するため、デスクトップ型のPCに用いられるような大型で高性能なCPU(セントラルプロセシングユニット)を搭載することができず、性能を押さえざるを得ないからである。
このため、携帯性が重視される携帯型の情報処理端末においては、例えばデスクトップ型のPCに比べて、消費電力を抑制するため、頻繁にスリープ状態にしたり、レジュームして通常稼働状態に復帰させたりする処理が行われる。このため、通常稼働状態の度にSDカードを再マウントすると処理が遅くなってしまうのである。
一般に、通常稼働状態の時のほうが、スリープの時より消費電力が多い。
また、情報処理端末のスリープ中にSDカードを抜去したり、SDカードを差し替えたりすると、OSはSDカードの状態が変化したことを検出できず、フリーズ(反応停止)したり、誤動作したりする不具合が生じる。
これは、例えば、情報処理端末に挿入されていたSDカードのテーブルのデータが後述する図6(a)であり、差し替えられたSDカードのテーブルのデータが図6(b)であった場合、ユーザーによる操作で「0100番地」のデータを呼び出そうとすると、情報処理端末10は「0100番地」を読み込もうとするとファイル名が「世界に少なくとも1つの花(ZUMAPU)」であるはずが、「ポニーテールに鈴(AKO4800)」となっているため、ファイル名の違いによるエラーとなり、「エラー」が表示されたり、フリーズしたり、他の番地を探し続ける無限ループに陥ったりすることがある。
そこで、本発明の目的は、スリープ中に記憶媒体を挿入したり、抜去したりすることが可能な情報処理端末、情報処理装置の制御方法、及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、記憶媒体の挿入または抜去が可能な情報処理端末において、前記情報処理端末のスリープ中に、前記記憶媒体の前記記憶媒体用のスロットへの挿入または抜去を検出すると割り込み信号を発生させる記憶媒体コントローラと、前記割り込み信号が前記記憶媒体用のスロットへの前記記憶媒体の挿入または抜去によって発生したと判断すると、前記情報処理端末のCPUへの起動信号を発生させるシステムコントローラと、前記起動信号によって前記スリープを解除し、前記記憶媒体の挿入処理または抜去処理をするCPUと、を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記スロットに設けられたポジションスイッチから前記システムコントローラに、前記記憶媒体の挿入または抜去を通知するための信号線を備えたことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、スリープ中の情報処理端末のスロットへの記憶媒体の挿入または抜去によって割り込み信号が発生すると、前記情報処理端末を通常稼働状態に遷移させることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、記憶媒体の挿入または抜去が可能な情報処理端末のコンピュータに、記憶媒体コントローラが、前記情報処理端末のスリープ中に、前記記憶媒体の前記記憶媒体用のスロットへの挿入または抜去を検出する手順、前記記憶媒体コントローラが、記憶媒体の前記スロットへの挿入または抜去を検出すると、前記情報処理端末のシステムコントローラに対して割り込み信号を送る手順、前記システムコントローラが、前記割り込み信号が前記記憶媒体用のスロットへの前記記憶媒体の挿入または抜去によって発生したか否かを判断する手順、前記システムコントローラが、前記割り込み信号が前記記憶媒体用のスロットへの前記記憶媒体の挿入または抜去によって発生したと判断すると、前記情報処理端末のCPUに対して起動信号を送る手順、前記CPUが、前記起動信号によって前記情報処理端末のOSを起動させて前記スリープを解除させ、前記記憶媒体の挿入処理または抜去処理をする手順、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、スリープ中であっても記憶媒体を挿入したり、抜去したりすることが可能な情報処理端末、情報処理装置の制御方法、及びプログラムの提供を実現することができる。
本発明に係る情報処理端末の一実施の形態のブロック図である。 (a)は、SDカードaが挿入された情報処理端末のスリープ状態を示す図であり、(b)は、(a)に示した情報処理端末からSDカード20aを抜去した状態を示す図である。 情報処理端末からSDカード20aを抜去したときの動作について説明するためのシーケンス図の一例である。 (a)は、SDカード20bが挿入される前の情報処理端末のスリープ状態を示す図であり、(b)は、(a)に示した情報処理端末にSDカード20bを挿入した状態を示す図である。 情報処理端末にSDカード20bを挿入したときの動作について説明するためのシーケンス図の一例である。 (a)は、図2(a)、(b)に示したSDカード20aのテーブルのデータの一例であり、図6(b)は、図4(a)、(b)に示したSDカード20aのテーブルのデータの一例である。 本発明に係る情報処理端末の他の実施の形態のブロック図である。
<特 徴>
本発明の特徴は、情報処理端末が、スロットへの記憶媒体の挿入または抜去が行われたことを検出した場合、システムコントローラに対して割り込み信号を送り、システムコントローラ側で割り込み信号がスロットへの記憶媒体の挿入または抜去によって発生したものであると判断すると、CPUに対して起動信号を発生させる点にある。この起動信号の発生により、スリープ状態が解除されて記憶媒体の挿入処理又は抜去処理が行われて、記憶媒体が挿入されたり、抜去されたりしても不具合が生じないようにしたものである。
<構 成>
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施の形態では記憶媒体がSDカードの場合で説明する。
図1は、本発明に係る情報処理端末の一実施の形態のブロック図である。
情報処理端末10は、表示装置11、CPU12、システムコントローラ13,入力装置14、SDカードコントローラ15、SDカード用のスロット16及びシステムバス17を有する。
表示装置11は、文字情報、画像、アイコン等を表示する装置であり、例えば液晶パネルが挙げられる。
CPU12は、情報処理端末10を統括制御する装置であり、例えば、マイクロプロセッサが挙げられる。CPU12は内部に記憶媒体としてのSDカード20のテーブルと同様のデータを記憶するためのRAM12aを有する。
ここで、「テーブル」とは、記憶手段内のどの位置にどのファイルがあるかを示すテーブルをいい、テーブルにはファイル名、番地、サイズ等が書かれている。
システムコントローラ13は、システムコントローラはSDカード20の有無、すなわち、スロット16にSDカード20が挿入されたか否かを判断する機能、抜去されたか否かを判断する機能、デバイスのコントロールをする機能、スリープ中にCPU12と比較して低消費電力で動作し、割り込み監視を行う機能を有する。
例えば、スリープ解除するためにはユーザーが電源ボタンを押す必要があるが、システムコントローラ13は、キーボード、バッテリーの状態を監視する機能を有する。
システムコントローラ13は、スリープに入るときにCPU12もしくはOSからからSDカード20の挿入または抜去(割り込み)に対して、スリープを解除する旨の設定をするようになっている。カードスロット16からSDカード20が抜去されると、システムコントローラ13に通知するようになっている。
システムコントローラ13は、割り込みが発生したときに、その割り込みがSDカード20からの割り込みであることを、情報処理端末10がスリープに入る前に、起動することを確認してCPU12に対して起動信号としてのWAKE信号を送る。この結果、OSがスリーブに入る前の状態である、CPU12が動作した状態となる(通常稼働状態となる)。すなわち、表示装置11に文字情報、画像、アイコン等が表示され、情報処理端末10が待機状態となる。
通常稼働状態が終了した時点で、割り込み期間がまだ残っているので、SDカード20がカードスロット16から抜去された場合には抜去されたことを、例えば図示しないレジスタにフラッグが立っていることにより、抜去されたことを把握することができる。
SDカード20がカードスロット16から抜かれたときは強制的に後処理が行われ、SDカード20がカードスロット16に挿入されたときはマウント処理が行われる。
この結果、常にSDカード20のテーブルのデータの状態と、OSのメモリー(RAM12a)上に持っているSDカード20のテーブルのデータの状態とが一致するようになる。
システムコントローラ13の消費電力は、CPU12に比べてはるかに小さく、スリープ中のデバイスの監視をする(いわばシステムコントローラ13は最小限の監視をすることになる。)。
入力装置14は、ユーザーが情報処理端末10を操作するための装置であり、例えば、タッチパネルで構成された場合には、ジェスチャー入力やアイコン入力が可能である。入力装置14は、タッチパネルの他、通常のオンオフスイッチや丸形5点押しスイッチからなる電源キー、ダイヤルボタン、*ボタン、#ボタン、メモリダイヤルボタン、メールボタン、変換/上スクロールボタン、変換/下スクロールボタン、メニュー/カーソル右ボタン、アシスト/カーソル左ボタン、開始ボタン、電源/終了ボタン、リダイヤル/クリアボタン等を有してもよい。
SDカードコントローラ15は、SDカード20の書き込みを行う機能、SDカード20のSDカードスロット16への挿入や抜去を電圧の変化で監視する機能を有する。
尚、システムコントローラ13及びSDカードコントローラ15には、スリープ中も必要最低限の給電が行われているのは言うまでもない。
ここで、SDカードコントローラ15は、SDカード20のデータを常に読み出すのではなく、SDカード20がカードスロット16に挿入されたときにOSが読み出し、OSのメモリー(CPU12のメモリーであるRAM12a)に持っている、RAM12aに書き込まれたテーブルのデータを書き換えることになる。SDカード20がカードスロット16から抜去されると、RAM12aのテーブルのデータは消去され、他のSDカードが挿入されると、RAM12aのテーブルに挿入されたSDカードのデータが書き込まれる(SDカードそのものを書き換えるのではない。)。
ここで、「データの書き換え」とは「データの置き換え」を意味している。
例えば、スリープ中にテーブルのデータがAからデータBに変わった場合、テーブルのデータが変わり、この状態で書き込むと不具合が生じる。これは、テーブルのデータを別のデータで上書きすることになりテーブルのデータが変わるから、情報処理端末10では読み込みができなくなる。このため、本願ではスリープを一時解除してOS上のテーブルをFAT AからFAT Bに変えることを行っている。SDカード20自体のデータは書き換えない。
ここで、FATとは、File Allocation Tableの略である。本来FATとは、管理領域そのものを指すが、現在ではこの管理領域を用いたファイルシステム全体をFATと言う。
スリープ中にSDカード20を差し替えると、RAM12aにおける差し替え前のSDカード20のデータは消去されて差し替え後のSDカードのデータに書き換えるのである。
スリープ中にカードスロット16からSDカード20が抜去されると、OSはSDカード20が無いことを認識し、OSは数秒後スリープに入れるが、SDカード20がカードスロット16に挿入されるとスリープが解除され、マウント処理が行われる。
ここで、「OS上のマウント処理」とは、CPU12がテーブルを読み込んでいてSDカード20上のファイルにアクセスできる状態にする処理を言う。
カードスロット16からSDカード20を抜去した状態は情報処理端末10で把握することができる。スリープ中は、システムは動いているが、CPU12は停止している状態であり、カードスロット16から抜去する前のSDカードと新たにカードスロット16に挿入された後のSDカードとの識別は行わない。現在の状態さえ分かれば正常に動作できるためである。
スリープでない状態(通常稼働状態)ではSDカードをそのまま認識し、スリープ中にSDカードがカードスロット16に挿入されると、そのままの状態で起動してSDカードを認識する。
ここで、従来の技術ではスリープ中にカードスロット16からSDカードを抜去すると、その間の状態を認識することができないので、例えば、スリープ中にデータがAからBに変わっていることが情報処理端末では検知できなかった。すなわち、従来の技術ではSDカード20上の情報とOSが持っているSDカード20の情報とが変わっていても情報処理端末では検知できなかった。このため、前述したような不具合が生じていた。
本発明の特徴は、SDカードの抜去や挿入において、スリープを解除して、SDカードのロードとアンロードとの処理をする点にある。
SDカードスロット16は、SDカード20を機械的に保持する。SDカードスロット16は、カードスロット16へのSDカード20の挿入または抜去を検出するためのポジションスイッチを有してもよい。ポジションスイッチは、例えば、マイクロスイッチが挙げられるが、フォトインタラプタを用いても良い。
<動作1:SDカード抜去>
図2(a)は、SDカードaが挿入された情報処理端末のスリープ状態を示す図であり、図2(b)は、図2(a)に示した情報処理端末からSDカード20aを抜去した状態を示す図である。図3は、情報処理端末からSDカード20aを抜去したときの動作について説明するためのシーケンス図の一例である。
尚、図2(a)、(b)及び後述する図4(a)、(b)に示した情報処理端末10の形状は一例であって限定されるものではない。
まず、図2(a)に示すように、情報処理端末10のカードスロット16にSDカード20aが挿入されたままスリープ中であったとする。このとき、情報処理端末10の表示装置11は何も表示されていない。このときCPU12はスリープ状態である(図3:ステップS1)。
図2(b)に示すように情報処理端末10のカードスロット16からSDカード20aが抜かれると、スリープが解除され、表示装置11にアイコン等が表示され、入力装置14としてのタッチパネルが使用可能となる。このようにSDカードスロット16からSDカード20aが抜去されると、SDカードスロット16からSDカードコントローラ15にSDカード20aの抜去信号が送られる(図3:ステップS2)。
SDカードコントローラ15は、SDカード20aの抜去信号を受けると、システムコントローラ13にSDカード20aの抜去割り込み信号を発生する(図3:ステップS3)。
システムコントローラ13は、SDカード20aの抜去割り込みがなされると、CPU12にWake信号を送る(図3:ステップS4)。
CPU12は、Wake信号を受けると、レジュームして通常稼働状態になり(図3:ステップS5)、通常稼働状態になる原因の取得を行い(ステップS6)、SDカード20aのアンマウント処理を行い(図3:ステップS7)、スリープに遷移する(図3:ステップS8)。もちろん、スリープに遷移せずに、そのまま通常稼働状態であっても良い。
尚、カードスロット16からSDカード20aが抜去された情報処理端末10のCPU12のRAM12aのテーブルのデータは消去される。
<動作2:SDカード挿入>
図4(a)は、SDカード20bが挿入される前の情報処理端末のスリープを示す図であり、図4(b)は、図4(a)に示した情報処理端末にSDカード20bを挿入した状態を示す図である。図5は、情報処理端末にSDカード20bを挿入したときの動作について説明するためのシーケンス図の一例である。
まず、図4(a)に示すように、情報処理端末10のカードスロット16にSDカード20bが挿入される前であってスリープであったとする。このとき、情報処理端末10の表示装置11は何も表示されておらず、CPU12のRAM12aにはSDカード20bのデータは記憶されていない。このときCPU12はスリープである(図5:ステップS11)。
図4(b)に示すように、情報処理端末10のカードスロット16にSDカード20bが挿入されると、スリープが解除され、表示装置11にアイコン等が表示され、入力装置14としてのタッチパネルが使用可能となる。このようにSDカードスロット16にSDカード20bを挿入すると、SDカードスロット16からSDカードコントローラ15にSDカード20bの挿入信号が送られる(図5:ステップS12)。
SDカードコントローラ15は、SDカード20bの挿入信号を受けると、システムコントローラ13にSDカード20bの挿入割り込みをする(図5:ステップS13)。
システムコントローラ13は、カードスロット16へのSDカード20bの挿入割り込みがなされると、CPU12にWake信号を送る(図5:ステップS14)。
CPU12は、Wake信号を受けると、通常稼働状態となり(図5:ステップS15)、通常稼働状態となる原因の取得を行い(図5:ステップS16)、SDカード20bのマウント処理を行い(図5:ステップS17)、SDカードコントローラ15にSDカードの読み出し命令を出す(図5:ステップS18)。
SDカードコントローラ15はSDカードスロット16にSDカード20bの読み出し命令を出す(ステップS19)。
SDカードスロット16に挿入されたSDカード20bからSDカードスロット16を経てSDカードコントローラ15にSDカード20bのデータが送られ(図5:ステップS20)、SDカード20bから読み出されたデータがSDカードコントローラ15からCPU12に送られる(図5:ステップS21)。
CPU12は、SDカード20bの読み出し処理を行った後、スリープに遷移する(ステップS22)。もちろん、スリープに遷移せず、通常稼働状態のままであっても良い。
ここで、図5に示したスリープに遷移した後、情報処理端末10のタッチパネル14をタッチするなどしてスリープを解除すると、情報処理端末10の表示装置11にアイコンや文字情報が表示される。
図2に示したSDカード20aに図6(a)に示すテーブルのデータが記憶されているとすると、SDカード20aを情報処理端末10のカードスロット16から抜去すると、RAM12aに記憶されていたテーブルのデータ内容は消去された状態となっている(図2(b))。
図4(a)に示した情報処理端末10のカードスロット16にSDカード20aとは異なる別のSDカード20bを挿入すると、RAM12aのテーブルにはSDカード20bのテーブルのデータ(図6(b))がコピー(記憶)される。
このような状態で情報処理端末10を操作して、例えばテーブルのデータ位置「0111」を選択すると、「新世界より」(ドヴォルザーク作曲)のデータは既に消去されているので、ユーザーは、新たに記憶された「歓喜の歌」(ベートーベン)の演奏を図示しないヘッドホン等で聴くことができる。データが画像データであれば、表示することもできる。データの種類について特に限定するものではない。
尚、図6(a)は、図2(a)、(b)に示したSDカード20aのテーブルのデータの一例であり、図6(b)は、図4(a)、(b)に示したSDカード20aのテーブルのデータの一例である。
<他の実施の形態>
図7は、本発明に係る情報処理端末の他の実施の形態のブロック図である。
図1に示した実施の形態の図1に示した実施の形態との相違点は、カードスロット16にSDカード20の挿入または抜去を検知するポジションスイッチ16aを設け、そのポジションスイッチ16aとシステムコントローラ13との間に、SDカード20の挿入または抜去をシステムコントローラ13に通知するための信号線18を備えた点である。
情報処理端末100を図7のように構成することにより、カードスロット16からSDカード20の挿入または抜去の検出にSDカードコントローラ15を作動させる必要がなくなり、その分だけ省エネルギーを図ることができる。
<プログラム>
以上で説明した本発明に係る情報処理端末は、コンピュータで処理を実行させるプログラムによって実現されている。コンピュータとしては、例えばマイクロプロセッサなどの汎用的なものが挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではない。よって、一例として、プログラムにより本発明を実現する場合の説明を以下で行う。
例えば、
記憶媒体の挿入または抜去が可能な情報処理端末のコンピュータに、
記憶媒体コントローラが、情報処理端末のスリープ中に、記憶媒体の記憶媒体用のスロットへの挿入または抜去を検出する手順、
記憶媒体コントローラが、記憶媒体のスロットへの挿入または抜去を検出すると、情報処理端末のシステムコントローラに対して割り込み信号を送る手順、
システムコントローラが、割り込み信号が記憶媒体用のスロットへの記憶媒体の挿入または抜去によって発生したか否かを判断する手順、
システムコントローラが、割り込み信号が記憶媒体用のスロットへの記憶媒体の挿入または抜去によって発生したと判断すると、情報処理端末のCPUに対して起動信号を送る手順、
CPUが、起動信号によって情報処理端末のOSを起動させてスリープを解除させ、記憶媒体の挿入処理または抜去処理をする手順、
を実行させるプログラムが挙げられる。
これにより、プログラムが実行可能なコンピュータ環境さえあれば、どこにおいても本発明に係る情報処理端末を実現することができる。
このようなプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶されていてもよい。
<記憶媒体>
ここで、記憶媒体としては、例えば、CD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R(CD Recordable)などのコンピュータで読み取り可能な記憶媒体、フラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)、ROM、FeRAM(強誘電体メモリ)等の半導体メモリーやHDD(Hard Disc Drive)が挙げられる。
尚、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。例えば、上述した実施の形態では記憶媒体がSDカードの場合で説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、マイクロSDカード、スマートカード(登録商標)、メモリースティック(登録商標)といった挿抜が一般的に可能な記憶媒体に適用してもよい。
10、100 情報処理端末
11 表示装置
12 CPU
12a RAM
13 システムコントローラ
14 入力装置(タッチパネル)
15 SDカードコントローラ
16 SDカードスロット
16a ポジションスイッチ
17 システムバス
20、20a、20b SDカード

Claims (4)

  1. 記憶媒体の挿入または抜去が可能な情報処理端末において、
    前記情報処理端末のスリープ中に、前記記憶媒体の前記記憶媒体用のスロットへの挿入または抜去を検出すると割り込み信号を発生させる記憶媒体コントローラと、
    前記割り込み信号が前記記憶媒体用のスロットへの前記記憶媒体の挿入または抜去によって発生したと判断すると、前記情報処理端末のCPUへの起動信号を発生させるシステムコントローラと、
    前記起動信号によって前記スリープを解除し、前記記憶媒体の挿入処理または抜去処理をするCPUと、
    を備えたことを特徴とする情報処理端末。
  2. 前記スロットに設けられたポジションスイッチから前記システムコントローラに、前記記憶媒体の挿入または抜去を通知するための信号線を備えたことを特徴とする請求項1記載の情報処理端末。
  3. スリープ中の情報処理端末のスロットへの記憶媒体の挿入または抜去によって割り込み信号が発生すると、前記情報処理端末を通常稼働状態に遷移させることを特徴とする情報処理端末の制御方法。
  4. 記憶媒体の挿入または抜去が可能な情報処理端末のコンピュータに、
    記憶媒体コントローラが、前記情報処理端末のスリープ中に、前記記憶媒体の前記記憶媒体用のスロットへの挿入または抜去を検出する手順、
    前記記憶媒体コントローラが、記憶媒体の前記スロットへの挿入または抜去を検出すると、前記情報処理端末のシステムコントローラに対して割り込み信号を送る手順、
    前記システムコントローラが、前記割り込み信号が前記記憶媒体用のスロットへの前記記憶媒体の挿入または抜去によって発生したか否かを判断する手順、
    前記システムコントローラが、前記割り込み信号が前記記憶媒体用のスロットへの前記記憶媒体の挿入または抜去によって発生したと判断すると、前記情報処理端末のCPUに対して起動信号を送る手順、
    前記CPUが、前記起動信号によって前記情報処理端末のOSを起動させて前記スリープを解除させ、前記記憶媒体の挿入処理または抜去処理をする手順、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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