JPH11188681A - 基板搬送用ハンド及びその吸着機構 - Google Patents

基板搬送用ハンド及びその吸着機構

Info

Publication number
JPH11188681A
JPH11188681A JP35576297A JP35576297A JPH11188681A JP H11188681 A JPH11188681 A JP H11188681A JP 35576297 A JP35576297 A JP 35576297A JP 35576297 A JP35576297 A JP 35576297A JP H11188681 A JPH11188681 A JP H11188681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
hand
suction
air
transfer hand
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP35576297A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Sawada
康宏 澤田
Jiro Ota
二郎 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP35576297A priority Critical patent/JPH11188681A/ja
Publication of JPH11188681A publication Critical patent/JPH11188681A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G49/00Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for
    • B65G49/05Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles
    • B65G49/06Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles for fragile sheets, e.g. glass
    • B65G49/061Lifting, gripping, or carrying means, for one or more sheets forming independent means of transport, e.g. suction cups, transport frames
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G2249/00Aspects relating to conveying systems for the manufacture of fragile sheets
    • B65G2249/04Arrangements of vacuum systems or suction cups
    • B65G2249/045Details of suction cups suction cups

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】軽量で剛性が高く、かつ経済的な基板搬送用ハ
ンドを提供する。 【解決手段】 基台となるベース部材1と、ベース部材
1に片持ち状態で固定され、所定距離を隔てて配置され
た少なくとも2本の梁部材2a,2bとを具備し、梁部
材2a,2bは、中空状のパイプから形成され、ベース
部材1との締結部が中実構造に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶ディス
プレイ用ガラス基板等の薄板基板を搬送するための基板
搬送用ハンド及びその吸着機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラス基板の搬送用ハンドとして
は、実開平5−1237号公報、実開平5−50737
号公報、特開平8−208003号公報等に記載された
ものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
実開平5−1237号公報に開示されているハンドは、
ハンドの断面形状がロボット固定部側から先端まで同一
であるので、大型ガラス基板に対応するためにハンドを
大型化すると、ハンドの重量が増加する。このため、重
量を軽くする目的でアルミニウム等の軽量材料を使用す
る等の方法がとられるが、このように剛性の低い材料を
使用すると、ハンド全体の剛性が低下し、撓み量が増え
たり、搬送中に振動を発生したりする。特に、近年ガラ
ス基板の収納効率を向上させるために、ガラス基板収納
用のカセットの収納ピッチ幅を狭める傾向があるが、こ
のとき、ハンドの剛性が小さいと、ガラス基板を把持し
たときのハンド自体のたわみによって収納が不可能にな
ってしまう虞がある。
【0004】また、実開平5−50737号公報や特開
平8−208003号に開示されているハンドは、ハン
ドの断面形状を途中で変えることにより、ハンドの重量
を軽くしているが、ガラス基板が大型化してくると、ハ
ンドを大きな原材料から一体で加工しなければならず、
不経済である。
【0005】また、特開平8−208003号公報に開
示されているハンドでは、ガラス基板吸着用のエア供給
源をハンドとは別の場所に置き、エア配管等で配管して
くる必要がある。この場合、ロボットのように固定して
使用する場合は比較的簡単に行えるが、手押し台車等で
使用する場合、外部からの圧力空気や真空空気の供給は
難しい。また、工場内を長い配管を引き回すことはクリ
ーン度の面でも問題である。
【0006】また、装置と連結作業を行う場合におい
て、装置側に空気回路を持たせ、連結と同時に空気を供
給し、その後回路を遮断する方法もあるが、この場合、
全装置にそのような機構を持たせなければならず、コス
トアップになる。
【0007】このような問題を解決する一手段として、
手動の真空発生装置が提案されており、例えば特開平6
−163672号公報に開示されているものが知られて
いる。しかしながら、この手動の真空発生装置は、ガラ
ス基板をハンド上で吸着させるほどの規模のものではな
い。また、得られる真空度にも限界があった。
【0008】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的は、軽量で剛性が高く、か
つ経済的な基板搬送用ハンドを提供することである。
【0009】また、本発明の他の目的は、コストが安
く、かつ比較的高い真空度が得られる基板搬送用ハンド
の吸着機構を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わる基板搬送用ハン
ドは、基台となるベース部材と、該ベース部材に片持ち
状態で固定され、所定距離を隔てて配置された少なくと
も2本の梁部材とを具備し、前記梁部材は、中空状のパ
イプから形成され、前記ベース部材との締結部が中実構
造に構成されていることを特徴としている。
【0011】また、この発明に係わる基板搬送用ハンド
において、前記梁部材には、基板を支持するための支持
部材が配置されており、該支持部材は、寸法がA×Bの
長方形基板を支持する場合に、該基板の端辺から概略
0.21A及び0.21Bだけ内側の位置で前記基板を
支持するように配置されていることを特徴としている。
【0012】また、この発明に係わる基板搬送用ハンド
において、前記支持部材の支持面の前記梁部材表面から
の高さは、前記支持部材で前記基板を支持したときの前
記基板の撓み量と、前記基板を支持したときの前記梁部
材の前記支持部材間の部分の反り量の和よりも高く設定
されていることを特徴としている。
【0013】また、この発明に係わる基板搬送用ハンド
において、前記支持部材の近傍には、前記基板を吸着す
るための吸着部材が配置されていることを特徴としてい
る。
【0014】また、この発明に係わる基板搬送用ハンド
において、前記吸着部材は、前記支持部材の内側に配置
され、その吸着面の高さは、前記支持部材の支持面の高
さよりも高く設定されていることを特徴としている。
【0015】また、この発明に係わる基板搬送用ハンド
において、前記支持部材は、導電性の樹脂から形成され
ていることを特徴としている。
【0016】また、この発明に係わる基板搬送用ハンド
において、前記基板は、ガラス基板であることを特徴と
している。
【0017】また、本発明に係わる基板搬送用ハンドの
吸着機構は、基板を吸着するための複数の吸着部を有す
る基板搬送用ハンドに用いられる基板搬送用ハンドの吸
着機構であって、前記複数の吸着部に接続された配管を
1本にまとめる配管部材と、該配管部材に接続され、空
気の負圧力を保持するための空圧切り替え弁と、該空圧
切り替え弁に接続された大気開放弁と、前記空圧切り替
え弁に接続され、吸着力を発生させる空気圧シリンダ
と、該空気圧シリンダと前記空圧切り替え弁との間に配
置され、前記空気圧シリンダが空気を吸い込むときのみ
空気を流す第1の一方向弁と、該第1の一方向弁と前記
空気圧シリンダの間から分岐して配置され、前記空気圧
シリンダが空気を押し出すときのみ空気を流す第2の一
方向弁とを具備することを特徴としている。
【0018】また、この発明に係わる基板搬送用ハンド
の吸着機構において、前記吸着部と前記空圧切り替え弁
の間に配置された圧力計を更に具備することを特徴とし
ている。
【0019】また、この発明に係わる基板搬送用ハンド
の吸着機構において、前記空圧切り替え弁と前記大気開
放弁は、手動により駆動されることを特徴としている。
【0020】また、この発明に係わる基板搬送用ハンド
の吸着機構において、前記大気開放弁の大気開放側に配
置された空気清浄用のフィルタを更に具備することを特
徴としている。
【0021】また、この発明に係わる基板搬送用ハンド
の吸着機構において、前記配管部材と、前記大気開放弁
と、前記空気圧シリンダと、前記第1の一方向弁と、前
記第2の一方向弁とは、前記基板搬送用ハンド内に配置
されていることを特徴としている。
【0022】また、この発明に係わる基板搬送用ハンド
の吸着機構において、前記空気圧シリンダは手動により
駆動されることを特徴としている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施形態
について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0024】図1は、本発明の一実施形態に係わる基板
搬送用ハンドを上方から見た斜視図である。
【0025】図1において、ハンド200は、ハンド基
台1と、ハンド基台1上に平行に並べられ、ボルト5等
によってハンド基台1に締結された一対のフォーク状部
材2a,2bとを備えている。ハンド基台1には、ハン
ド200をロボットのアーム等と固定するためのボルト
穴9が複数個形成されている。
【0026】さらに、ガラス基板吸着用の真空圧発生の
ための、空気圧シリンダ21と、真空保持スイッチ23
と、大気開放スイッチ24と、圧力計25が配置され、
これらの間はそれぞれ空気流路(図9参照)によって結
ばれている。フォーク状部材2a,2b上には、ガラス
基板を吸着するための吸着パッド11が片側2ヶずつ全
部で4ヶ設けられ、これらの吸着パッド11は、フーォ
ク状部材2a,2b内に配設された空気流路を介してハ
ンド基台1上に設けられた上記の空圧機器へと接続され
ている。
【0027】吸着パッド11の外周部には、基板保持部
材12が片側2ヶずつ合計4ヶ配置されている。
【0028】フォーク状部材2a,2bのハンド基台側
には、ガラス基板ストッパ17がそれぞれ1ヶずつ設け
られ、ガラス基板の位置決め作用をする。
【0029】図2は図1に示したフォーク状部材の先端
部の形状を示した図、図3はフォーク状部材の断面図、
図4は図1に示したフォーク状部材のハンド基台への取
付部を示した図、図5及び図6はガラス基板吸着部の断
面図で、図5はガラス基板を吸着していない状態を示し
た図、図6は吸着した状態を示した図である。
【0030】図2乃至図6を参照して、フォーク状部材
2a,2bの構造をより詳しく説明する。
【0031】図2及び図3示すように、フォーク状部材
2a,2bは、中空状の角パイプから形成されている。
これは、ハンドの自重を極力軽くし、かつ剛性を持たせ
るためのことであり、実施例では40mm×20mm、
厚さt=1.2mmのステンレス剛材である。
【0032】フォーク状部材2a,2bの先端には、発
塵を防止するため樹脂(導電性MCナイロン)からなる
キャップ3が取り付けられている。
【0033】図4に示すようにフォーク状部材2a,2
bをハンド基台1に取り付け固定する部分は、フォーク
状部材が中空とならないよう、中空形状にきちんと納ま
るような挿入部材4が挿入されている。
【0034】これは、中空のままボルト締めをすると、
角パイプがつぶれてしまうからであり、また中空角パイ
プの上側の板にボルトの頭が挿通する穴を形成し、下側
の板のみで締結させようとすると、剛性が低下してしま
うからである。挿入部材4の中央部には、空気圧回路を
通せるように穴7が形成されている。
【0035】本実施形態では、従来のようにハンドを一
体ものとして削り出しで加工していないので、平面度等
の精度が出せないため、ハンド基台1とフォーク状部材
2a,2bの締結部にシム等を入れて調整する。
【0036】図5及び図6を参照してガラス基板の吸着
部の構成を説明する。
【0037】吸着部は、フォーク状部材2a,2bにボ
ルト(図示せず)で固定されたベース部材14を有し、
ベース部材14の内部垂直方向から水平方向かけて空気
圧回路が構成され、垂直方向に吸着パッド11が、中央
部に空気圧回路を持つ特殊なネジ13によって固定さ
れ、他の一方には、配管継手15を介してエアチューブ
16が接続されている。このエアチューブ16を介し
て、吸着部が外部の空気圧機器へと接続されている。
【0038】真空圧回路であるため、接続部には真空用
部品やシリコンゴム等によるシールが施されていること
は言うまでもない。
【0039】吸着パッド11は、ガラス基板に悪影響を
与えないシリコン製の吸着パッドを使用している。
【0040】シリコン製の吸着パッドは軟らかく、その
ままだとガラス基板を安定して吸着保持できないため、
フォーク状部材2a,2bの上面に吸着パッドを取り囲
むように基板保持部材12を設けている。
【0041】基板保持部材12は、12a,12bで示
されるように、2段階の高さで構成され、高い方12a
でガラス基板を支持し、低い方12bをボルトで固定す
るようにされているので、ガラス基板をキズつける心配
はない。
【0042】さらに、材質は導電製MCナイロンを使用
し、ステンレス材に直止めしてあるため、万が一ガラス
基板で静電気が発生しても、瞬時にフォーク状部材2
a,2b側に逃がすことができる。
【0043】図6は、実際にガラス基板101を吸着し
たところを示した図である。
【0044】ここで、ガラス基板101が変形等で浮い
たとしても、基板保持部材12よりも吸着パッドが約2
mm突出しているので、それ以内の変形ならば十分に吸
着できる。
【0045】次に、図7は図1のハンドにおけるガラス
基板101の支持位置を示した図であり、図8は図1の
ハンドでガラス基板を把持した状態を側面から見た図で
ある。
【0046】図7は、基板保持部材12の位置を示して
おり、図7に示すように基板の寸法をP×Q、基板保持
部材12の各辺からの距離をp,qとすると公知の通
り、 p1=0.21P,q1=0.21Q …(1) となる位置に概略決定するとガラス基板101の撓み量
が最小となるため、本実施形態でも採用している。
【0047】ここで、基板保持部材12の高さhについ
て図8を参照して説明する。
【0048】例えば、大きさ900mm×580mm、
厚さt=2.8mmのガラス基板101を上記の最適位
置で支持した場合、ガラス基板101の最大撓みaは約
0.1mmとなる。
【0049】また、フォーク状部材2a,2b自体も図
8(フォーク状部材の撓み量を極端に図示)のように、
自重とガラス基板の重量により変形する。そのため、こ
の反り変形により、ガラス基板101の中央部におい
て、図8にbで示す量だけフォーク状部材2a,2bが
ガラス基板101に接近する。フォーク状部材2a,2
bの固定部からの全長を例えば850mm、基板保持部
材12間の距離Lを522mm(900−2×0.21
×900=522)とすると、フォーク状部材2a,2
bがガラス基板101に接近する量bは、約0.1mm
程度となる。
【0050】したがって、基板保持部材12の高さh
を、ガラス基板101の撓み量a=0.1mmと、フォ
ーク状部材2a,2bの変形量b=0.1mmを加えた
0.2mmよりも高くしておけば、ガラス基板101が
フォーク状部材2a,2bとの接触により損傷すること
が防止される。
【0051】なお、フォーク状部材の固定部からの全長
を、既に述べたように850mmとすると、フォーク状
部材2a,2bの先端は約1mm撓む。そのため、図8
にθで示すように、ハンド基台1をガラス基板101が
略水平になるような角度だけ傾けて使用することが好ま
しい。
【0052】次に、図9は、図1のハンドの吸着空気圧
回路を示した図である。
【0053】図9を参照してガラス基板の真空吸着回路
について説明する。
【0054】回路構成は、フォーク状部材2a,2b上
に設けられた複数(本実施形態では4個)のシリコン製
吸着パッド11(11a〜11d)と、吸着パッド11
に継手等により接続された複数のエアーチューブ16と
を有し、これら複数のエアーチューブ16はフォーク状
部材2a,2bを出たところで、継手等で1本にまとめ
られ、真空保持スイッチ23と、途中分岐によって圧力
計25に接続されている。真空保持スイッチ23は三方
弁で、一方はチェック弁26aを介して空気圧シリンダ
21に接続され、他方は、大気開放スイッチ24、フィ
ルタ27を介して大気へと開放される。また、空気圧シ
リンダ21とチェック弁26aの中間で分岐され、チェ
ック弁26b、フィルタ27を介して大気へと開放され
る。
【0055】空気圧シリンダ21の他方からはフィルタ
28を介して大気に開放される。大気開放の回路にフィ
ルタを入れているのは、クリーン環境を汚染させないた
めである。
【0056】空気圧シリンダ21は、作業性を良くする
ため、図1に示すように斜めに取付けられている。
【0057】本実施形態では、真空保持スイッチ23及
び大気開放スイッチ24を1系統しか設けなかったが、
1ヶ所リークすると、全回路リークしてしまうため、そ
れぞれの吸着パッド毎に真空保持スイッチ、大気開放ス
イッチを持たせる安全な策をとってもよい。この場合、
複数のスイッチを取り扱うのは煩雑になるので、スイッ
チメカ部分のみ1ヶ所にまとめても良い。
【0058】次に、手動吸着機構について説明する。
【0059】本実施形態のハンドは図示しない手押し台
車等で使用するため、外部からの圧力空気や、真空空気
の供給がない。そのため、空気圧シリンダ21を手動で
操作して吸着を行う。
【0060】ガラス基板101を吸着パッド11の上に
載せた状態で空気圧シリンダ21のピストンレバー22
を引くと、配管内の空気圧が低下し、ガラス基板が吸着
できる。ピストンレバー22を1回引いただけでは、真
空度が十分に上がらないため、何回も押し引きすること
になる。
【0061】チェック弁26a,26bは、そのために
取り付けられたものであり、ピストンレバー22を押す
ときは、チェック弁26aが吸着パッド側の回路に空気
が逆流しないようにし、チェック弁26bが大気側に空
気を流すようにする。
【0062】また、ピストンレバー22を引くときは、
チェック弁26aが吸着パッド側の空気を吸引するよう
に回路を構成し、大気側のチェック弁27bは、空気が
流れるのを防いでいる。
【0063】図10はピストンレバーのポンピング回数
と真空度の関係を示した図で徐々に真空度が上がってゆ
く。
【0064】十分に真空度が上がった時点で、真空保持
スイッチ23を保持側に切換える。そして、ガラス基板
101の搬送が終わった時点で、大気開放スイッチ24
を押すと、吸着は切れる。
【0065】ここで大気開放スイッチ24は自己復帰型
であるため、大気開放後は、真空保持スイッチ23を元
の位置に戻せば、再び吸着動作に移ることができる。
【0066】また、ガラス基板吸着後、工程上しばらく
そのままにしておいた場合、わずかながら圧力がリーク
してゆくが、圧力計25が設けてあり、その表示がある
値以下になた場合は、再び吸着動作を行えば良い。
【0067】図11は、図1のハンドを搬送用手押し台
車に装着した状態を示した図である。
【0068】図11に示すように、本実施形態のハンド
は手押し搬送台車103(詳細は図示せず)に固定さ
れ、例えばカセット104にガラス基板101を収納し
たり、逆にカセットからガラス基板を取り出したりす
る。もちろん、ロボットであっても構わない。
【0069】なお、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲
で、上記実施形態を修正または変形したものに適用可能
である。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、 (1)軽量で剛性があり、製造しやすい大型ガラス基板
搬送用ハンドを提供できる。 (2)ガラス基板をたわみの少ない最適な支持点で吸着
支持でき、支持点間で、ガラス基板が接触しないハンド
を提供できる。 (3)ガラス基板の静電気を防止することができる。 (4)ガラス基板に反り等があって支持点から浮いてい
ても確実に吸着できる。 (5)手押し台車等真空発生源を持たない装置でのガラ
ス基板搬送ハンドに手動真空発生機能を持たせることが
できる。しかも、何回でも吸引できる機能としたため、
真空度を上げることが可能である。 (6)リークによる圧力低下が目視で確認できる。 (7)空圧回路切換えも手動であるので、電源等が不要
である。 (8)クリーン度を悪化させない。 (9)手押し台車等と簡単に(ボルトをはずすのみ)メ
カ的に分離できる。
【0071】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる基板搬送用ハンド
を上方から見た斜視図である。
【図2】図1に示したフォーク状部材の先端部の形状を
示した図である。
【図3】フォーク状部材の断面図である。
【図4】図1に示したフォーク状部材のハンド基台への
取付部を示した図である。
【図5】ガラス基板吸着部の断面図で、ガラス基板を吸
着していない状態を示した図である。
【図6】ガラス基板吸着部の断面図で、ガラス基板を吸
着した状態を示した図である。
【図7】図1のハンドにおけるガラス基板の支持位置を
示した図である。
【図8】図1のハンドでガラス基板を把持した状態を側
面から見た図である。
【図9】図1のハンドの吸着空気圧回路を示した図であ
る。
【図10】吸着のためのシリンダのポンピング回数と真
空度を示した図である。
【図11】図1のハンドを搬送用手押し台車に装着した
状態を示した図である。
【符号の説明】
1 ハンド基台 2 フォーク状部材 3 キャップ 4 挿入部材 5 ボルト 6 取付穴 11 吸着パッド 12 基板保持部材 13 吸着パッド取付ネジ 14 ベース部材 15 継手 16 エアーチューブ 17 ガラス基板ストッパ 21 空気圧シリンダ 22 ピストンレバー 23 真空保持スイッチ 24 大気開放スイッチ 25 圧力計 26 チェック弁 27,28 フィルタ 101 ガラス基板 103 手押し台車 104 カセット

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台となるベース部材と、 該ベース部材に片持ち状態で固定され、所定距離を隔て
    て配置された少なくとも2本の梁部材とを具備し、 前記梁部材は、中空状のパイプから形成され、前記ベー
    ス部材との締結部が中実構造に構成されていることを特
    徴とする基板搬送用ハンド。
  2. 【請求項2】 前記梁部材には、基板を支持するための
    支持部材が配置されており、該支持部材は、寸法がA×
    Bの長方形基板を支持する場合に、該基板の端辺から概
    略0.21A及び0.21Bだけ内側の位置で前記基板
    を支持するように配置されていることを特徴とする請求
    項1に記載の基板搬送用ハンド。
  3. 【請求項3】 前記支持部材の支持面の前記梁部材表面
    からの高さは、前記支持部材で前記基板を支持したとき
    の前記基板の撓み量と、前記基板を支持したときの前記
    梁部材の前記支持部材間の部分の反り量の和よりも高く
    設定されていることを特徴とする請求項2に記載の基板
    搬送用ハンド。
  4. 【請求項4】 前記支持部材の近傍には、前記基板を吸
    着するための吸着部材が配置されていることを特徴とす
    る請求項2に記載の基板搬送用ハンド。
  5. 【請求項5】 前記吸着部材は、前記支持部材の内側に
    配置され、その吸着面の高さは、前記支持部材の支持面
    の高さよりも高く設定されていることを特徴とする請求
    項4に記載の基板搬送用ハンド。
  6. 【請求項6】 前記支持部材は、導電性の樹脂から形成
    されていることを特徴とする請求項2に記載の基板搬送
    用ハンド。
  7. 【請求項7】 前記基板は、ガラス基板であることを特
    徴とする請求項1に記載の基板搬送用ハンド。
  8. 【請求項8】 基板を吸着するための複数の吸着部を有
    する基板搬送用ハンドに用いられる基板搬送用ハンドの
    吸着機構であって、 前記複数の吸着部に接続された配管を1本にまとめる配
    管部材と、 該配管部材に接続され、空気の負圧力を保持するための
    空圧切り替え弁と、 該空圧切り替え弁に接続された大気開放弁と、 前記空圧切り替え弁に接続され、吸着力を発生させる空
    気圧シリンダと、 該空気圧シリンダと前記空圧切り替え弁との間に配置さ
    れ、前記空気圧シリンダが空気を吸い込むときのみ空気
    を流す第1の一方向弁と、 該第1の一方向弁と前記空気圧シリンダの間から分岐し
    て配置され、前記空気圧シリンダが空気を押し出すとき
    のみ空気を流す第2の一方向弁とを具備することを特徴
    とする基板搬送用ハンドの吸着機構。
  9. 【請求項9】 前記吸着部と前記空圧切り替え弁の間に
    配置された圧力計を更に具備することを特徴とする請求
    項8に記載の基板搬送用ハンドの吸着機構。
  10. 【請求項10】 前記空圧切り替え弁と前記大気開放弁
    は、手動により駆動されることを特徴とする請求項8に
    記載の基板搬送用ハンドの吸着機構。
  11. 【請求項11】 前記大気開放弁の大気開放側に配置さ
    れた空気清浄用のフィルタを更に具備することを特徴と
    する請求項8に記載の基板搬送用ハンドの吸着機構。
  12. 【請求項12】 前記配管部材と、前記大気開放弁と、
    前記空気圧シリンダと、前記第1の一方向弁と、前記第
    2の一方向弁とは、前記基板搬送用ハンド内に配置され
    ていることを特徴とする基板搬送用ハンドの吸着機構。
  13. 【請求項13】 前記空気圧シリンダは手動により駆動
    されることを特徴とする請求項8に記載の基板搬送用ハ
    ンドの吸着機構。
JP35576297A 1997-12-24 1997-12-24 基板搬送用ハンド及びその吸着機構 Withdrawn JPH11188681A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35576297A JPH11188681A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 基板搬送用ハンド及びその吸着機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35576297A JPH11188681A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 基板搬送用ハンド及びその吸着機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11188681A true JPH11188681A (ja) 1999-07-13

Family

ID=18445629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35576297A Withdrawn JPH11188681A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 基板搬送用ハンド及びその吸着機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11188681A (ja)

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000053246A (ja) * 1998-08-11 2000-02-22 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ガラス基板の支持構造およびガラス基板搬送用ハンド
JP2002299416A (ja) * 2001-04-02 2002-10-11 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 基板搬送装置
JP2002305233A (ja) * 2001-04-05 2002-10-18 Olympus Optical Co Ltd ウェハ搬送用アーム
US6739638B1 (en) 1999-08-04 2004-05-25 Kabushiki Kaisha Sankyo Seiki Seisakusho Work transfer device
WO2007086713A1 (en) * 2006-01-26 2007-08-02 Brooks Automation Asia Ltd. Wrist plate of a transport robot
JP2007208235A (ja) * 2006-01-06 2007-08-16 Tokyo Electron Ltd 基板搬送装置および基板支持体
KR100758148B1 (ko) 2006-02-14 2007-09-12 에버테크노 주식회사 판넬 이송 장치
JP2008168391A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Toray Ind Inc ロボットハンド用フォークおよびロボットハンド
JP2008242399A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Hitachi High-Technologies Corp パネル処理装置
WO2009005959A1 (en) * 2007-06-29 2009-01-08 Varian Semiconductor Equipment Associates, Inc. Techniques for handling substrates
JP2009141091A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Tokyo Electron Ltd 基板保持具、基板搬送装置および基板処理システム
KR100916532B1 (ko) * 2007-01-19 2009-09-11 피에스케이 주식회사 기판 반송 장치
US7751939B2 (en) 2005-01-17 2010-07-06 Samsung Electronics Co. Ltd Method and apparatus to correct static deflection in a handling robot
JP2010267952A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Samsung Mobile Display Co Ltd 基板支持装置、支持台及びこれを備えるイオン注入装置
JP2011031372A (ja) * 2009-08-06 2011-02-17 Yaskawa Electric Corp 産業用ロボット
JP2011530813A (ja) * 2008-08-08 2011-12-22 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド エンドエフェクタ用磁気パッド
CN103029988A (zh) * 2011-09-28 2013-04-10 株式会社安川电机 机械手以及基板搬送装置
KR101578876B1 (ko) * 2015-11-09 2015-12-28 에스비로보텍 주식회사 기판이송용 로봇핸드
KR101877770B1 (ko) * 2016-05-16 2018-07-13 주식회사 에스에프에이 포크 로더
WO2019010139A1 (en) * 2017-07-04 2019-01-10 Corning Incorporated METHODS AND APPARATUS FOR LOADING GLASS SHEET
JP2019519913A (ja) * 2016-05-05 2019-07-11 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated 亀裂が低減されたロボットサブアセンブリ、エンドエフェクタアセンブリ、及び方法
CN111018314A (zh) * 2019-12-26 2020-04-17 彩虹(合肥)液晶玻璃有限公司 一种液晶玻璃基板生产用池炉支撑绝缘安装机构

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000053246A (ja) * 1998-08-11 2000-02-22 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ガラス基板の支持構造およびガラス基板搬送用ハンド
US6739638B1 (en) 1999-08-04 2004-05-25 Kabushiki Kaisha Sankyo Seiki Seisakusho Work transfer device
JP2002299416A (ja) * 2001-04-02 2002-10-11 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 基板搬送装置
JP2002305233A (ja) * 2001-04-05 2002-10-18 Olympus Optical Co Ltd ウェハ搬送用アーム
US7751939B2 (en) 2005-01-17 2010-07-06 Samsung Electronics Co. Ltd Method and apparatus to correct static deflection in a handling robot
TWI397495B (zh) * 2006-01-06 2013-06-01 Tokyo Electron Ltd A substrate transfer device and a substrate support
JP2007208235A (ja) * 2006-01-06 2007-08-16 Tokyo Electron Ltd 基板搬送装置および基板支持体
WO2007086713A1 (en) * 2006-01-26 2007-08-02 Brooks Automation Asia Ltd. Wrist plate of a transport robot
KR100758148B1 (ko) 2006-02-14 2007-09-12 에버테크노 주식회사 판넬 이송 장치
JP2008168391A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Toray Ind Inc ロボットハンド用フォークおよびロボットハンド
KR100916532B1 (ko) * 2007-01-19 2009-09-11 피에스케이 주식회사 기판 반송 장치
JP2008242399A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Hitachi High-Technologies Corp パネル処理装置
WO2009005959A1 (en) * 2007-06-29 2009-01-08 Varian Semiconductor Equipment Associates, Inc. Techniques for handling substrates
JP2010532580A (ja) * 2007-06-29 2010-10-07 バリアン・セミコンダクター・エクイップメント・アソシエイツ・インコーポレイテッド 基板取り扱い技術
JP2009141091A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Tokyo Electron Ltd 基板保持具、基板搬送装置および基板処理システム
TWI470721B (zh) * 2007-12-06 2015-01-21 Tokyo Electron Ltd A substrate holder, a substrate handling device, and a substrate processing system
JP2011530813A (ja) * 2008-08-08 2011-12-22 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド エンドエフェクタ用磁気パッド
JP2010267952A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Samsung Mobile Display Co Ltd 基板支持装置、支持台及びこれを備えるイオン注入装置
JP2011031372A (ja) * 2009-08-06 2011-02-17 Yaskawa Electric Corp 産業用ロボット
JP2013074112A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Yaskawa Electric Corp ハンドおよび基板搬送装置
CN103029988A (zh) * 2011-09-28 2013-04-10 株式会社安川电机 机械手以及基板搬送装置
KR101578876B1 (ko) * 2015-11-09 2015-12-28 에스비로보텍 주식회사 기판이송용 로봇핸드
JP2019519913A (ja) * 2016-05-05 2019-07-11 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッドApplied Materials,Incorporated 亀裂が低減されたロボットサブアセンブリ、エンドエフェクタアセンブリ、及び方法
KR101877770B1 (ko) * 2016-05-16 2018-07-13 주식회사 에스에프에이 포크 로더
WO2019010139A1 (en) * 2017-07-04 2019-01-10 Corning Incorporated METHODS AND APPARATUS FOR LOADING GLASS SHEET
CN110869300A (zh) * 2017-07-04 2020-03-06 康宁股份有限公司 用来装载玻璃片的方法和设备
CN111018314A (zh) * 2019-12-26 2020-04-17 彩虹(合肥)液晶玻璃有限公司 一种液晶玻璃基板生产用池炉支撑绝缘安装机构
CN111018314B (zh) * 2019-12-26 2022-02-22 彩虹(合肥)液晶玻璃有限公司 一种液晶玻璃基板生产用池炉支撑绝缘安装机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11188681A (ja) 基板搬送用ハンド及びその吸着機構
JP6188123B2 (ja) 貼合装置および貼合処理方法
CN107481958B (zh) 对位贴合设备和对位贴合方法
US20070214925A1 (en) Substrate dicing system, substrate manufacturing apparatus, and substrate dicing method
JP6948860B2 (ja) 基板保持装置
JPH11322069A (ja) 基板搬送用フィンガ組立体
JP2006222231A (ja) テープ接着装置およびテープ接着方法
WO2013058094A1 (ja) ワーク保持装置
KR100541856B1 (ko) 기판 홀딩장치
JP2004055833A (ja) 薄板状部材の吸着装置
JP2003191191A (ja) 真空吸着装置
CN111446153A (zh) 一种晶圆清洗设备
KR102502967B1 (ko) 자동 탈착 기기
JPH08290382A (ja) 吸着装置及び搬送装置
JP6622254B2 (ja) 貼合装置および貼合処理方法
KR20110029705A (ko) 기판 이송장치
JP2004082229A (ja) 吸着ハンド
JP5580529B2 (ja) 基板矯正装置
JPH0761587A (ja) 板状部材把持装置
US20080083439A1 (en) Cleaning method and cleaner device for laminated substrate fabrication apparatus
CN217457889U (zh) 取放片执行机构及太阳电池加工设备
CN216889007U (zh) 吸嘴组件及转运装置
JP7417246B2 (ja) 貼り付け装置及び貼り付け方法
JPH09225768A (ja) 基板保持装置
KR200357165Y1 (ko) 기판을 수직상태로 이송시킬 수 있는 기판 반송장치

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050301