JPH11183702A - 新規な(チオ)エポキシ樹脂 - Google Patents

新規な(チオ)エポキシ樹脂

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JPH11183702A
JPH11183702A JP34934797A JP34934797A JPH11183702A JP H11183702 A JPH11183702 A JP H11183702A JP 34934797 A JP34934797 A JP 34934797A JP 34934797 A JP34934797 A JP 34934797A JP H11183702 A JPH11183702 A JP H11183702A
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光樹 岡崎
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Hiroyuki Morijiri
博之 森尻
Yoshinobu Kanemura
芳信 金村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高屈折率、高アッベ数で、実用上ほぼ問題に
ならない程度の衝撃性を有した光学的に均一なプラスチ
ックレンズを提供する。 【解決手段】 下記式(1) 【化1】 (式中AはOまたはS原子を表し、同一でもそれぞれ異
なってもよい。)で表される(チオ)エポキシ樹脂、ま
たは該樹脂を含む(チオ)エポキシ樹脂組成物を含む重
合性組成物を重合して得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高い透明性等が要
求される光学材料等の分野に好適に使用される。
【0002】
【従来の技術】代表的な光学材料であるプラスチックレ
ンズに、従来より要求され続けている性能は、さらに薄
く、軽く、よく見えて、耐久性に優れることである。
【0003】これらの要求に応える為には、プラスチッ
クレンズ用樹脂自身のさらなる高性能化を行わなければ
ならない。即ち、高屈折率化、低比重化、高アッベ数
化、高耐熱性化を行わなければならない。
【0004】低比重化、高耐熱性化については、現在の
高屈折率プラスチックレンズでも高いレベルで実現され
てきている。
【0005】ところが屈折率とアッベ数については、屈
折率が上昇するとアッベ数は低くなる相反する物性であ
る為、両方同時に性能を向上させる事はかなり困難で、
改良し難い性能であった。そこで、アッベ数の低下を抑
えながら出来るだけ屈折率を高くする検討が盛んに行わ
れている。
【0006】これらの検討の中で最も代表的な提案は、
特開平9−110979号公報、特開平9−71580
号公報、及び特開平9−255781号公報で、特定構
造のチオエポキシ樹脂を使用する方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この方法によれば、比
較的高いアッベ数を有しながら極めて高い屈折率が実現
できる。ところがこれらの樹脂を重合させた場合、得ら
れた樹脂成型物中に光学的不均一部分が生成し易く、高
度の光学的均一性が要求されるプラスチックレンズ用と
しては不充分で、更なる改良の余地があった。
【0008】さらにこの樹脂成型物は、かなり脆く割れ
やすい性質を有しているため、これから得られるプラス
チックレンズは、安全性の点で優れているとは言い難か
った。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような状況に鑑み、
本発明者らは鋭意検討を行った結果、理由は不明だが、
驚くべきことに、(チオ)エポキシ樹脂の構造を変えれ
ば、光学的不均一の問題も脆さの問題もかなり改良でき
ることを見出した。
【0010】即ち、下記式(1)
【0011】
【化2】
【0012】(式中AはOまたはS原子を表し、同一で
もそれぞれ異なってもよい。)で表される特定構造の
(チオ)エポキシ樹脂またはその(チオ)エポキシ樹脂
を含む組成物を少なくとも有する重合性組成物を重合す
れば、上記の問題点は解決され、高屈折率、高アッベ数
で、実用上特に問題とならない程度の衝撃性を有しなが
ら、光学的に均一なプラスチックレンズが得られること
を見出し、本発明に到達した。
【0013】即ち本発明は、上記の式(1)で表される
(チオ)エポキシ樹脂、その(チオ)エポキシ樹脂を含
む組成物、それらを含む重合性組成物、さらにはその重
合性組成物を重合して得られる透明樹脂並びにプラスチ
ックレンズ、プラスチックレンズの注型重合法である。
【0014】尚、上記の(チオ)エポキシ樹脂、それら
を重合して得られるポリエーテルまたはポリスルフィド
系透明樹脂、並びにプラスチックレンズは、現在まで知
られていない。
【0015】本発明に係わる(チオ)エポキシ樹脂並び
に(チオ)エポキシ樹脂組成物は、通常以下の方法で合
成される。
【0016】特開平9−286772号公報の方法等に
よって合成される下記式(2)
【0017】
【化3】 のポリチオールを出発原料にして、塩基の存在下、エピ
ハロヒドリンを反応させて式(1)で表されるエポキシ
樹脂またはそれを含むエポキシ樹脂組成物を合成する。
【0018】次いで、そのエポキシ樹脂またはエポキシ
樹脂組成物にチオ尿素またはチオシアン酸塩を反応させ
て式(1)で表されるチオエポキシ樹脂、エポキシ基を
有するチオエポキシ樹脂、チオエポキシ基を有するエポ
キシ樹脂、またはそれらを含むチオエポキシ樹脂組成物
を合成する。
【0019】以下に代表的な合成法の一例を挙げて、そ
れについての詳細な説明を行う。
【0020】
【化4】
【0021】先ず、式(2)で表されるポリチオール
に、エピクロロヒドリン、エピブロモヒドリン等のエピ
ハロヒドリン類を反応させて式(3)で表されるハロゲ
ン化アルコール類を合成する。
【0022】エピハロヒドリン類のなかではエピクロロ
ヒドリンが比較的好ましい。これらエピハロヒドリン類
の使用量は、式(2)で表されるポリチオールのメルカ
プト基に対して、0.5〜2当量が好ましく、0.9〜
1.2であれば更に好ましい。
【0023】この際、反応触媒として、トリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミ
ン、ジエチルアニリン、ピリジン、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウ
ム、ナトリウムメチラート、t−ブトキシカリウム、燐
酸一水素二ナトリウム、酢酸ナトリウム等の有機・無機
塩基類を加えた方が好ましい結果を与える場合が多い。
これら塩基の中では、無機塩基類の方が比較的好まし
く、無機塩基類のなかでは水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、炭酸カリウム、水酸化カルシウムが好ましい。
【0024】これら塩基の添加量は、式(2)のポリチ
オールに対して0.1〜10wt%が好ましく、0.3
〜5wt%であればさらに好ましい。
【0025】反応温度は−20〜50℃が好ましく、0
〜15℃であれば更に好ましい。
【0026】反応溶媒は、使用してもしなくてもよい
が、使用する場合はトルエン、キシレン、クロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン、ニトロベンゼン等の芳香族系溶
媒類、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン
等の脂肪族系溶媒類、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール、ブタノール、メトキシエタノール、エチレ
ングリコール、グリセリン等のアルコール類、水等が好
ましく用いられる。
【0027】これらは単独で用いても、2種以上を混合
して用いてもよい。
【0028】水と芳香族系溶媒類、または水と脂肪族系
溶媒類等の二層分離型混合溶媒系を用いる場合は、相間
移動触媒として、アルコール類、4級アルキルアンモニ
ウム塩、アルキルまたはアリールカルボン酸金属塩、ア
ルキルまたはアリールスルホン酸金属塩、酸性アルキル
またはアリール燐酸エステルとその金属塩等の界面活性
剤類を加えた場合、好ましい結果を与える場合が多い。
【0029】これらの界面活性剤類の添加量は、反応マ
ス総重量に対して0.001〜20wt%が好ましく、
0.1から10wt%であればさらに好ましい。
【0030】引き続き、この反応マスにトリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミ
ン、ジエチルアニリン、ピリジン、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウ
ム、ナトリウムメチラート、t−ブトキシカリウム、燐
酸一水素二ナトリウム、酢酸ナトリウム等の有機・無機
塩基類を加えて、本発明に係わる式(4)のエポキシ樹
脂またはそれを含む組成物を得る。
【0031】これら塩基は、単独でも2種以上を併用し
てもよいが、用いる塩基の種類は有機塩基類よりも無機
塩基類の方が比較的好ましく、無機塩基類のなかでは水
酸化ナトリウム、水酸化カリウムが好ましい。
【0032】これらの塩基の使用量は、先に使用したエ
ピハロヒドリン類に対して、1〜10当量が好ましく、
2〜5当量であれば更に好ましい。また、反応温度は−
10〜60℃が好ましく、5〜30℃であれば更に好ま
しい。
【0033】通常は、このような2段法によって本発明
に係わる式(4)で表されるエポキシ樹脂またはそれを
含む組成物が合成されるが、式(2)で表されるポリチ
オールに、後で加えられるエピハロヒドリン類に対して
当量以上の有機・無機塩基類を加え、次いでエピハロヒ
ドリン類を加える1段法でも合成可能である。
【0034】しかしながら、2段法よりも更に厳密な条
件の探索が必要となったり、純度が低くなる傾向にある
ため、あまり好ましくは用いられない。
【0035】本発明に係わる式(5)で表されるチオエ
ポキシ樹脂またはそれを含む組成物は、式(4)で表さ
れるエポキシ樹脂またはそれを含む組成物にチオ尿素、
又はチオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸カリウム、
チオシアン酸アンモニウム、チオシアン酸カルシウム、
チオシアン酸鉛等のチオシアン酸塩を反応させる事によ
って得られる。チオシアン酸塩を使用する場合は、チオ
シアン酸ナトリウム、チオシアン酸カリウム、チオシア
ン酸アンモニウムが比較的に好ましく、チオシアン酸ナ
トリウムであれば更に好ましい。
【0036】これらのチオ尿素、又はチオシアン酸塩の
使用量は、例えば、式(4)のエポキシ基に対して当量
以上で用いられるが、好ましくは1〜5当量、更に好ま
しくは1〜3当量の範囲である。1当量未満では純度が
低下し、5当量以上では経済的に不利になる場合があ
る。
【0037】反応温度はチオ尿素、又はチオシアン酸塩
の種類によって大きく異なる為特に限定はできないが、
チオ尿素を使用する場合は凡そ10〜30℃が好まし
く、チオシアン酸塩を使用する場合は凡そ30〜60℃
が好ましい。
【0038】本発明に係わる式(5)で表されるチオエ
ポキシ樹脂またはそれを含む組成物を合成する場合、通
常、式(4)で表されるエポキシ樹脂またはそれを含む
組成物の合成時とほぼ同様の反応溶媒が使用される。
【0039】例えば、トルエン、キシレン、クロロベン
ゼン、ジクロロベンゼン、ニトロベンゼン等の芳香族系
溶媒類、ジクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタ
ン等の脂肪族系溶媒類、メタノール、エタノール、イソ
プロパノール、ブタノール、メトキシエタノール、エチ
レングリコール、グリセリン等のアルコール類等が好ま
しく用いられる。
【0040】これらは単独で用いても、2種以上を混合
して用いてもよい。
【0041】エポキシ化の場合と異なり、チオエポキシ
化の場合は、水は反応速度を遅くさせる傾向にある為、
あまり好ましくは用いられない。
【0042】これらの反応溶媒は、例えば、式(3)、
(4)、(5)の化合物、樹脂またはそれらを含む樹脂
組成物の合成毎に最適の溶媒を各々使用してもよいが、
回収の面からは出来るだけ少ない方が好ましく、同一ま
たは単一溶媒であればなお好ましい。
【0043】チオ尿素を使用して本発明に係わる式
(5)で表されるチオエポキシ樹脂またはそれを含む樹
脂組成物を合成する場合は、触媒及び重合抑制剤とし
て、反応系内に無機酸類及び有機酸類を加えた場合、好
ましい結果を与える事が多い。
【0044】例えば、硝酸、塩酸、硫酸、発煙硫酸、硼
酸、炭酸、リン酸、リン酸二水素ナトリウム、蟻酸、酢
酸、プロピオン酸、シュウ酸、酒石酸、コハク酸、フマ
ル酸、マレイン酸、乳酸、安息香酸、五酸化燐、無水酢
酸、無水クエン酸、無水マレイン酸、無水安息香酸、無
水フタル酸、シリカゲル、酸性アルミナ等があげられ、
なかでも蟻酸、酢酸、プロピオン酸が好ましく用いられ
る。これらは単独で使用しても、2種以上を併用しても
よい。
【0045】これらの無機酸類及び有機酸類の使用量
は、通常は反応液総重量に対して、0.001〜10w
t%程度であるが、例えば、これら重合抑制剤をそのま
ま反応溶媒として使用できる場合もある。
【0046】また、これらの無機酸類及び有機酸類は、
本発明に係わる式(5)で表されるチオエポキシ樹脂ま
たはそれを含む樹脂組成物を取り出す際の安定性を向上
させる目的で、洗浄剤としても用いる事ができ、更に
は、製品自身の安定性を向上させる目的で、製品の安定
剤として用いる事もできる。
【0047】洗浄剤として用いる場合、pH6以下で洗
浄を行えば効果が得られ、更にpH3以下で行えばより
効果が得られる場合が多い。
【0048】安定剤として用いる場合、製品総重量に対
して、通常0.001〜10wt%の範囲で加えられ、
好ましくは0.01〜1wt%の範囲で加えられる。
0.001wt%未満では効果が小さく、10wt%を
超えてもよいが効果はそれ以上にあまり大きくならな
い。
【0049】本発明に係わる(チオ)エポキシ樹脂と
は、式(1)で表されるエポキシ樹脂、チオエポキシ樹
脂、チオエポキシ基を有するエポキシ樹脂、エポキシ基
を有するチオエポキシ樹脂、またはそれらの混合物であ
る。
【0050】本発明に係わる組成物とは、式(2)で表
されるポリチオールに、塩基の存在下、エピハロヒドリ
ンを反応させて得られる式(4)のエポキシ樹脂を含む
エポキシ樹脂組成物、並びに式(4)のエポキシ樹脂ま
たはそれを含む組成物に、さらにチオ尿素またはチオシ
アン酸塩を反応させて得られる式(5)のチオエポキシ
樹脂、チオエポキシ基を有するエポキシ樹脂、エポキシ
基を有するチオエポキシ樹脂を含むチオエポキシ樹脂組
成物である。
【0051】即ち、これらの(チオ)エポキシ樹脂組成
物とは、原料である式(2)のポリチオールから合成さ
れる式(1)で表されるエポキシ樹脂、チオエポキシ樹
脂、チオエポキシ基を有するエポキシ樹脂、またはエポ
キシ基を有するチオエポキシ樹脂の何れか1種または2
種以上を少なくとも含む事を必須とする組成物である。
【0052】その他にそれら樹脂の2量体、3量体、4
量体等のポリエーテルオリゴマー類またはポリスルフィ
ドオリゴマー類、エピハロヒドリンが不足した場合に生
成するメルカプト基を有する(チオ)エポキシ樹脂類、
エピハロヒドリンの重縮合ポリエーテル体類、重合抑制
剤等として使用した無機酸類及び有機酸類、溶媒、未反
応原料、及びその他の副生物並びに不純物等の有機化合
物、無機化合物等も問題にならない範囲で含まれてもよ
い。
【0053】本発明に係わるこれらの(チオ)エポキシ
樹脂並びに(チオ)エポキシ樹脂組成物は、主に得られ
る樹脂の物性を改良する目的で、樹脂改質剤を問題にな
らない範囲で必要な物性が得られるまで加えられること
ができる。
【0054】樹脂改質剤としては、例えば、本発明に係
わる(チオ)エポキシ樹脂並びに(チオ)エポキシ樹脂
組成物に含まれる以外のチオエポキシ樹脂類またはエポ
キシ樹脂類、メルカプト化合物、メルカプトカルボン酸
類、前記の重合抑制剤としても使用できるカルボン酸及
びカルボン酸無水物類、アミノ酸類及びメルカプトアミ
ン類、アミン類、オレフィン類及び(メタ)アクリレー
ト類等が挙げらる。
【0055】具体的には、例えば、ビス(2,3−エピ
チオプロピル)スルフィド、1,2−ビス(3,4−エ
ピチオ−1−チアブチル)エタン、1,2−ビス(6,
7−エピチオ−1,4−ジチアヘプチル)−3−(3,
4−エピチオ−1−チアブチル)プロパン、2,5−ビ
ス(4,5−エピチオ−2−チアペンチル)−1,4−
ジチアン等の本発明に係わる樹脂並びに組成物に含まれ
ないチオエポキシ樹脂類、ビニルシクロヘキセンジエポ
キシド、ビスフェノールAジグリシジルエーテル、3,
4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’−エポ
キシシクロヘキサンカルボキシレート、1,2−ヘキサ
ヒドロフタル酸ジグリシジルエステル等の本発明に係わ
る樹脂並びに組成物に含まれないエポキシ樹脂類、エタ
ンジチオール、ビス(2−メルカプトエチル)スルフィ
ド、2,3−ジメルカプト−1−プロパノール、1,
2,3−トリメルカプトプロパン、1,4−ジチアン−
2,5−ジメルカプトメチル、2,3−ビス(3−メル
カプトエチルチオ)−1−プロパンチオール、ペンタエ
リスリトールテトラキス(2−メルカプトチオグリコレ
ート)、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカ
プトプロピオネート)、4,8−ビス(メルカプトメチ
ル)−3,6,9−トリチア−1,11−ウンデカンジ
チオール等のメルカプト化合物、チオグリコール酸、3
−メルカプトプロピオン酸、チオ乳酸、チオリンゴ酸、
チオサリチル酸等のメルカプトカルボン酸類、チオジグ
リコール酸、チオジプロピオン酸、ジチオジプロピオン
酸、フタル酸、無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル
酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、無水マレイン
酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸等のカル
ボン酸及びカルボン酸無水物、アスパラギン酸、アラニ
ン、β−アラニン、グリシン、タウリン、システイン、
システアミン、アミノ安息香酸等のアミノ酸類及びメル
カプトアミン類、ヘキサメチレンジアミン、イソホロン
ジアミン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン、
ビス(アミノメチル)ノルボルナン、キシリレンジアミ
ン、メタフェニレンジアミン等のアミン類、メタクリル
酸メチル、スチレン、エチレングリコールジメタクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ビス
(メタクリロイルメチル)ノルボルネン、ビス(アクリ
ロイルエトキシエチル)ビスフェノールF、ビス(メタ
クリロイルエトキシエチル)ビスフェノールF、ビス
(アクリロイルエトキシエチル)ビスフェノールA、ビ
ス(メタクリロイルエトキシエチル)ビスフェノール
A、グリセリンジメタクリレート、トリメチロールプロ
パントリス(アクリレート)、トリメチロールプロパン
トリス(メタクリレート)、ペンタエリスリトールトリ
ス(アクリレート)、ペンタエリスリトールテトラキス
(アクリレート)、ジメタクリル酸−1,4−ジチアン
−2,5−ビス(メルカプトメチル)等のオレフィン類
及び(メタ)アクリレート類等が挙げられるが、これら
列記化合物のみに樹脂改質剤が限定されるものではな
い。
【0056】尚、これらの樹脂改質剤は、問題が無けれ
ば、あらかじめに反応系内又は取り出し工程内で加えて
おいてもよい。
【0057】また、重合作業時の配合等に代表されるよ
うに、本発明に係わる(チオ)エポキシ樹脂または(チ
オ)エポキシ樹脂組成物を製品として取りだした後、あ
らためて加えてもよい。
【0058】又、これらの樹脂改質剤は、単独でも、2
種以上を用いてもよい。
【0059】本発明に係わるプラスチックレンズは、通
常、本発明に係わる(チオ)エポキシ樹脂または(チ
オ)エポキシ樹脂組成物を含む重合性組成物を、必要に
応じ減圧攪拌等の適当方法で脱泡を行った後、金属又は
ガラスと樹脂またはテープ等からなる成型モールド内に
脱泡液を注入し、次いで加熱重合を行う事によって得ら
れる。
【0060】一般的なエポキシ樹脂の成型に用いられて
いる反応射出成型法によってもできなくもないが、得ら
れた成型物に光学的な歪みが入りやすい傾向にある為、
厳密な光学的均一性が要求されるプラスチックレンズの
製造方法としては、あまり用いられない。
【0061】注型重合を行う際、重合時間の短縮及び重
合温度の低下等を目的として、硬化触媒が好ましく用い
られる。
【0062】硬化触媒としては、アミン類、ホスフィン
類、ルイス酸類、ラジカル重合触媒類、カチオン重合触
媒類等が通常用いられる。
【0063】例えば、エチルアミン、2−アミノエタノ
ール、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、ジブチル
アミン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、トリエ
チレンジアミン、N,N−ジエチルアミノエタノール、
N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、N−メチルモ
ルホリン、ピペリジン、ピリジン、β−ピコリン、2−
メチルイミダゾール、ジシアンジアミド、コハク酸ヒド
ラジド、ジアミノマレオニトリル、ジアリルメラニン、
アニリン・フェニルホスホン酸塩、エチレンジアミン・
フェニルリン酸塩、四フッ化ホウ素・モノエチルアミン
塩、三フッ化ホウ素・モノエチルアミン錯体、五フッ化
燐・イソプロピルアミン錯体、五フッ化砒素・ラウリル
アミン錯体、五フッ化アンチモン・ベンジルアミン錯体
等のアミン類、トリメチルホスフィン、トリエチルホス
フィン、トリプロピルホスフィン、トリブチルホスフィ
ン、トリシクロヘキシルホスフィン、トリベンジルホス
フィン、トリフェニルホスフィン、1,2−ビス(ジメ
チルホスフィノ)エタン、1,2−ビス(ジフェニルホ
スフィノ)エタン等のホスフィン類、ジメチル錫ジクロ
ライド、ジブチル錫ジクロライド、テトラクロロ錫、ジ
ブチル錫ジラウレート、ステアリン酸錫、ジブチル錫ジ
オキサイド、塩化亜鉛、アセチルアセトン亜鉛、フッ化
アルミ、塩化アルミ、トリフェニルアルミ、テトライソ
プロポキシチタン、テトラブトキシチタン、テトラクロ
ロチタン、酢酸カルシウム等のルイス酸、2,2’−ア
ゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)、2,2’−アゾビス(2−シクロプロピルプロピ
オニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチル
バレロニトリル)、t−ブチルパーオキシ−2−エチル
ヘキサノエート、n−ブチル−4,4’−ビス(t−ブ
チルパーオキシ)バレレート、t−ブチルパーオキシベ
ンゾエート等のラジカル重合触媒、ジフェニルヨードニ
ウムヘキサフルオロ燐酸、ジフェニルヨードニウムヘキ
サフルオロ砒酸、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオ
ロアンチモン、トリフェニルスルホニウムテトラフルオ
ロ硼酸、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロ燐
酸、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロ砒酸等の
カチオン重合触媒等が挙げられるが、これら列記化合物
のみに限定されるものではない。
【0064】これらは、単独でも、2種以上を併用して
もよい。
【0065】硬化触媒を加える場合の添加量は、通常、
本発明に係わる(チオ)エポキシ樹脂または(チオ)エ
ポキシ樹脂組成物を含む重合性組成物の総重量に対して
0.001〜10wt%の範囲で用いられ、好ましくは
0.01〜5wt%の範囲で用いられる。
【0066】0.001%未満では効果が小さく、10
wt%を超えてもできるが、例えば、ポットライフが短
くなったり、透明性、光学物性、又は耐候性等が低下し
てくるといった不都合を生じてくる場合がある。
【0067】硬化触媒の他に、目的に応じて問題の無い
範囲で、内部離型剤、光安定剤、紫外線吸収剤、酸化防
止剤、油溶染料、充填剤等の公知の各種添加剤等を加え
てもよい。
【0068】成型モールドに注入された本発明に係わる
(チオ)エポキシ樹脂または(チオ)エポキシ樹脂組成
物を含む重合性組成物の加熱重合条件は、樹脂組成物、
樹脂改質剤、及び硬化触媒の種類、モールドの形状等に
よって大きく条件が異なるため限定できないが、凡そ、
−50〜200℃の温度で1〜100時間かけて行われ
る。
【0069】場合によっては、10℃から150℃の温
度範囲で徐々に昇温し、4〜80時間で重合させれば、
好ましい結果を与える事がある。
【0070】得られたプラスチックレンズは、必要に応
じアニール処理を行ってもよい。
【0071】同様に、必要に応じ反射防止、高硬度付
与、耐薬品性向上、防曇性付与、或いはファッション性
付与を行う為に、表面研磨、帯電防止、ハードコート処
理、無反射コート処理、染色処理、調光処理等の物理的
あるいは化学的処理を施す事ができる。
【0072】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により具体
的に説明する。レンズ性能試験は以下の方法によって評
価した。 屈折率、アッベ数;プルフリッヒ屈折計を用い、20℃
で測定した。 比 重;アルキメデス法により測定した。 衝撃性;FDAの鉄球落下試験方法に準拠して実施し
た。高さ127cmの位置から2g,4g,8g,16
g,36g,72gの鉄球を順番に落とし、プラスチッ
クレンズの破壊試験を行った。記載は、その場合に落と
されたプラスチックレンズが、ひびが入らず、また割れ
なかったり穴が空いたりしなかった鉄球の最大重量を記
載した。 光学歪み;高圧水銀灯で投影して、目視にて判定した。
光学歪みが見られなかった物を(○)、見られた物を
(×)とした。
【0073】実施例1 (エポキシ樹脂の合成)反応フラスコに、8−(メルカ
プトメチル)−3,6,9,12−テトラチアテトラデ
カン−1,14−ジチオール190部(0.50モ
ル)、49%苛性ソーダ2部、メタノール150mlを
仕込み、滴下ロートからエピクロルヒドリン140部
(1.52モル)を内温を5〜10℃に保ち良く攪拌し
ながら3時間で滴下し、10℃で2時間熟成した。
【0074】次いで、同様に内温を5〜10℃に保ちな
がら、49wt%苛性ソーダ400部(4.90モル)
を3時間で滴下し、トルエンを250ml加えて5〜1
5℃で20時間熟成した。
【0075】反応終後、さらにトルエンを500ml追
加して水洗を行い、次いで1%硫酸で酸洗浄を行った
後、水洗を3回繰り返した。
【0076】得られた有機層を硫酸マグネシウムで脱水
し、濾過して得られた濾液を脱溶媒した。
【0077】残った残渣を濾過して、純度98wt%の
8−(4,5−エポキシ−2−チアペンチル)−1,1
4−ビス(3,4−エポキシ−1−チアブチル)−3,
6,9,12−テトラチアテトラデカン(以下EPTD
と略す。)を269部(純換収率=96%)得た。
【0078】このEPTDの同定分析結果は以下の通り
である。
【0079】
【表1】
【0080】(MS) m/z=548(M+) (IR)エポキシ;835〜845cm-1、920〜9
25cm-1、1255〜1265cm-1
【0081】実施例2 (チオエポキシ樹脂の合成)反応フラスコに、実施例1
で得られた純度98wt%のEPTD168部(0.3
0モル)、チオ尿素80部(1.05モル)、酢酸2
部、トルエン350ml、メタノール350mlを仕込
んで、20〜25℃で50時間反応させた。
【0082】反応終了後、トルエン350mlと食塩を
加えて水洗し、次に1%硫酸水で洗浄後、更に水洗を繰
り返した。得られた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥
後、濾過して得られた濾液を、シリカゲル70部を充填
したシリカゲル充填塔を通過させた後、充填塔をトルエ
ンで洗浄した。
【0083】最後に、この通過液と洗浄液を合わせて脱
溶媒し、残った残渣を濾過して8−(4,5−エピチオ
−2−チアペンチル)−1,14−ビス(3,4−エピ
チオ−1−チアブチル)−3,6,9,12−テトラチ
アテトラデカン(以下ETTDと略す。)を88wt%
含むチオエポキシ樹脂組成物を120部(純換収率=5
9%)得た。
【0084】この組成物の元素分析結果は以下の通りで
ある。
【0085】
【表2】
【0086】得られたチオエポキシ樹脂組成物60部
を、中性アルミナカラムクロマトグラフィーにて精製
し、純度95wt%のETTDを30部得た。
【0087】精製したETTDの同定分析結果を以下に
示す。
【0088】
【表3】
【0089】(MS);m/z=596(M+) (IR)チオエポキシ;610〜620cm-1、660
〜665cm-1、1040〜1045cm-1
【0090】実施例3 上型曲率600mm、下型曲率120mmのガラスモー
ルドとテープを組み合わせて作られた内空間が、中心厚
1.1mm、外径75mmになるように成型モールドを
組んだ。
【0091】実施例1で得られた純度98%のEPTD
38部に、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸12部、ジ
ブチル錫ジラウレート0.5部(1wt%)、トリエチ
レンジアミン0.5部(1wt%)、ジオクチル燐酸1
部(2wt%)を加えて溶解し、減圧下で0.3時間混
合脱泡した。
【0092】この脱泡液を上記の成型モールドに注入
し、室温から120℃まで徐々に昇温し48時間で重合
を終了した。
【0093】冷却後、離型して得られたプラスチックレ
ンズは無色透明であった。結果を表−1に掲載する。
【0094】実施例4 実施例2で得られた純度88%のチオエポキシ樹脂組成
物50部に、トリエチルアミン0.05部(1000p
pm)を加えて、減圧下で0.5時間混合脱泡した。こ
の脱泡液を実施例3と同様の成型モールドに注入し、室
温から80℃まで徐々に昇温し72時間で重合を終了し
た。
【0095】冷却後、離型して得られたプラスチックレ
ンズは無色透明であった。結果を表−1に掲載する。
【0096】実施例5 実施例2で精製した純度95%のETTD25部を実施
例4と同様に試験した。結果を表−1に掲載する。
【0097】比較例1 純度91wt%のビス(2,3−エピチオプロピル)ス
ルフィド(以下、BESと略す。)50部を実施例4と
同様に試験した。結果を表−1に示す。
【0098】
【表4】
【0099】
【発明の効果】本発明によれば、高屈折率、高アッベ数
で、実用上ほぼ問題にならない程度の衝撃性を有した光
学的に均一なプラスチックレンズが得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森尻 博之 福岡県大牟田市浅牟田町30番地 三井化学 株式会社内 (72)発明者 金村 芳信 福岡県大牟田市浅牟田町30番地 三井化学 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(1) 【化1】 (式中AはOまたはS原子を表し、同一でもそれぞれ異
    なってもよい。)で表される(チオ)エポキシ樹脂。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の(チオ)エポキシ樹脂を
    含む(チオ)エポキシ樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の(チオ)エポキシ樹脂ま
    たは請求項2記載の(チオ)エポキシ樹脂組成物を含有
    する重合性組成物を、重合して得られるポリエーテルま
    たはポリスルフィド系透明樹脂。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の(チオ)エポキシ樹脂ま
    たは請求項2記載の(チオ)エポキシ樹脂組成物を含有
    する重合性組成物を、重合して得られるプラスチックレ
    ンズ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の(チオ)エポキシ樹脂ま
    たは請求項2記載の(チオ)エポキシ樹脂組成物を含有
    する重合性組成物を、鋳型内に注入し、次いで重合を行
    うプラスチックレンズの注型重合法。
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