JPH11180171A - 燃料タンク用キャップ及び当該キャップ用耐衝撃性導電性ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents
燃料タンク用キャップ及び当該キャップ用耐衝撃性導電性ポリアミド樹脂組成物Info
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Abstract
し、成形加工性に優れ、しかも、高弾性率を示しつつも
衝撃強度にも強い燃料タンク用キャップを提供する。 【解決手段】ポリアミド樹脂、変性エチレン共重合体、
アミド系分散剤および導電性材料を配合して成り、体積
固有抵抗率が1011Ω・cm以下で且つアイゾット衝撃
強度(ASTMD790)が30KJ/m2以上である
耐衝撃性導電性ポリアミド樹脂組成物から成る。
Description
ップ及び当該キャップ用耐衝撃性導電性ポリアミド樹脂
組成物に関するものである。
分野において種々の構造のものが知られている。図1
は、自動車などの燃料タンクに使用される一般的なキャ
ップの一例の断面説明図である。
口するフィラーネック(1)に嵌合する樹脂製クロージ
ャ(3)と当該クロージャの上部を覆う樹脂製シェル
(14)から主として構成されている。
(4)と、当該筒状部の上下方向の略中間位置の内周を
塞ぐ様に配設され且つ中央部に流露孔(9)を備えた天
板部(8)から構成される。筒状部(4)の下部外周に
は、フィラーネック(1)に螺合するネジ部(5)が形
成され、筒状部(4)の上部外周には、樹脂製シェル
(14)に係止するフランジ部(6)が形成され、そし
て、フランジ部(6)の下面には、シールリング(7)
が装着されている。
面側には、負圧弁を構成する弁体(10)が配置されて
いる。そして、弁体(10)は、コイネバネ(12)に
より上方へ付勢されている弁体保持プレート(11)に
保持されており、コイネバネ(12)は、バネ座プレー
ト(13)に支持されている。
す様に、自動車のフューエルリッド(15)内の取付板
金(16)に設けられた取付穴(17)に配置されたフ
ィラーネック(1)に樹脂製クロージャ(3)を嵌合さ
せて取り付けられる。なお、図1中の符号(18)は自
動車のボディー、(19)は燃料給油口、(20)は車
体本体を示す。
は、導電性を有していないため、開閉の都度に人体また
は衣服に帯電した静電気を放電することが出来ない。そ
こで、近時、軽量かつ高強度の特性を有するポリアミド
樹脂にカーボンブラックやカーボンウィスカ等の導電性
材料を配合して導電性を付与する試みが行われている。
料タンク用キャップに要求される体積固有抵抗率1011
Ω・cm以下の導電性を付与するのに必要なカーボンブ
ラック等を配合した場合は、溶融粘度が高くなり射出成
形などの成形加工が困難となる。しかも、仮に成形でき
たとしても衝撃強度などの機械的性質が劣り、燃料タン
ク用キャップに要求される30KJ/m2以上のアイゾ
ット衝撃強度(ASTM D256)を達成することは
困難である。
共重合体を配合して耐衝撃性を向上させることは公知で
ある。
して燃料タンク用キャップに要求される導電性を維持し
た上で十分な衝撃強度を満足し、燃料タンク用キャップ
としての好適な耐衝撃性導電性ポリアミド樹脂組成物を
未だ提案されていない。
鑑みなされたものであり、その目的は、軽量な樹脂製で
ありながら、十分な導電性を有し、成形加工性に優れ、
しかも、高弾性率を示しつつも衝撃強度にも強い燃料タ
ンク用キャップを提供することにある。また、本発明の
他の目的は、上記のキャップ用耐衝撃性導電性ポリアミ
ド樹脂組成物を提供することにある。
の要旨は、ポリアミド樹脂、変性エチレン共重合体、ア
ミド系分散剤および導電性材料を配合して成り、体積固
有抵抗率が1011Ω・cm以下で且つアイゾット衝撃強
度(ASTM D256)が30KJ/m2以上である
耐衝撃性導電性ポリアミド樹脂組成物から成ることを特
徴とする燃料タンク用キャップに存する。
ド樹脂、変性エチレン共重合体、アミド系分散剤および
導電性材料を配合して成り、体積固有抵抗率が1011Ω
・cm以下で且つアイゾット衝撃強度(ASTM D2
56)が30KJ/m2以上であることを特徴する燃料
タンクのキャップ用耐衝撃性導電性ポリアミド樹脂組成
物に存する。
本発明の燃料タンク用キャップは、各種の分野において
利用することが出来、その特徴は主として構成材料にあ
り、従って、その構造は特に制限されない。本発明の燃
料タンク用キャップは、特に自動車などの燃料(ガソリ
ン)タンクに好適に使用される。自動車などの燃料タン
ク用キャップとしては、給油用に開口するフィラーネッ
クに嵌合する樹脂製クロージャと当該クロージャの上部
を覆う樹脂製シェルから成る構造のキャップが好適であ
る。その具体的構造の一例は前述の図1に示した通りで
ある。
(3)及び樹脂製シェル(14)から主として構成され
る上記の燃料タンク用キャップにおいては、樹脂製クロ
ージャ(3)及び樹脂製シェル(14)の両者が後述す
る本発明のキャップ用耐衝撃性導電性ポリアミド樹脂組
成物にて構成されている必要はなく、少なくとも、樹脂
製シェル(14)が上記の樹脂組成物にて構成されてい
ればよい。しかしながら、静電気の放電機能を一層高め
た燃料タンク用キャップとするため、樹脂製クロージャ
(3)及び樹脂製シェル(14)の両者が上記の樹脂組
成物にて構成されているのが好ましい。
ージャ(3)及び樹脂製シェル(14)から主として構
成される上記の燃料タンク用キャップにおいては、樹脂
製シェル(14)が静電気の放電経路を備えているのが
好ましい。斯かる放電回路は、樹脂製シェル(14)と
フィラーネック(1)又は車体本体(20)を導通させ
ることによって構成するのが好ましい。
るために例示された自動車などの燃料タンクに使用され
るキャップの他の一例の断面説明図である。図2に示す
放電回路の場合、リテーナ(23)を介してフィラーネ
ック(1)に放電させており、図3に示す放電回路の場
合、紐状導電体(26)を介して車体本体(20)に放
電させている。なお、図3中に点線鎖線で示した様に、
リテーナ(23)と紐状導電体(26)とを結合して放
電することも出来る。なお、図2中、符号(23a)は
係合部(雌型)、(23b)はリング部材、(34a)
は係合部(雄型)、
上記の様なキャップにおいて、その構成材料として、ポ
リアミド樹脂、変性エチレン共重合体、アミド系分散剤
および導電性材料を配合して成り、体積固有抵抗率が1
011Ω・cm以下で且つアイゾット衝撃強度(ASTM
D256)が30KJ/m2以上である耐衝撃性導電
性ポリアミド樹脂組成物を使用した点にある。
は、ナイロン4、6、7、8、11、12、6・6、6
・10、6・11、6・12、6T、6/6・6、6/
12、6/6T、6I/6T等が挙げられるが、安価に
入手でき且つ耐衝撃性の観点からナイロン6が好まし
い。ポリアミド樹脂の還元粘度(ηrel)は2.2〜
3.5が好ましい。還元粘度が2.2未満の場合は耐衝
撃性が低下する傾向があり、3.5を超える場合は流動
性が悪化して成形性が劣る傾向がある。本発明において
は、特に、還元粘度(ηrel)2.2〜3.5のナイロ
ン6が好適に使用される。
は、エチレンと炭素数3以上のα−オレフィンとの共重
合体(以下「未変性エチレン共重合体」という)に、
α,β−不飽和カルボン酸またはその誘導体を未変性エ
チレン共重合体に対し0.05〜1.5重量%グラフト
重合させて得られる。
ば、チーグラーナッタ系触媒、特に、オキシ三塩化バナ
ジウム、四塩化バナジウムの様なバナジウム化合物と有
機アルミニウム化合物を使用し、通常50モル%以上、
好ましくは80〜95モル%のエチレンと、通常50モ
ル%以下、好ましくは20〜5モル%の炭素数3以上の
α−オレフィンとを共重合して得られる。炭素数3以上
のα−オレフィンとしては、プロピレン、ブテン−1、
ヘキセン−1、デセン−1、4−メチルブテン−1、4
−メチルペンテン−1等が挙げられる。本発明において
は、プロピレン又はブテン−1が好適に使用される。
三井石油化学工業(株)より「タフマー」の商標で市販
されている一連の樹脂、例えば「タフマーA408
5」、「タフマーA4090」、「タフマーA2009
0」等の「タフマーA」シリーズ(エチレン−ブテン−
1共重合体)、「タフマーP0280」、「タフマーP
0480」、「タフマーP0680」、「タフマーP0
880」等の「タフマーP」シリーズ(エチレン−プロ
ピレン共重合体)等が挙げられる。
重合させるα,β−不飽和カルボン酸またはその誘導体
(以下「不飽和カルボン酸」と総称する)としては、ア
クリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、マレイン酸、
フマル酸、これらの酸の無水物またはエステル等が挙げ
られる。これらの中では無水マレイン酸が好ましい。
エチレン共重合体に対し、通常0.05〜1.5重量
%、好ましくは0.1〜1重量%の範囲である。不飽和
カルボン酸の量が0.05重量%未満の場合は、耐衝撃
性を改善する効果が小さくなり、引張り伸び率の小さい
成形品しか得られず、また、ポリアミドとの相溶性が悪
化するために成形品の表面剥離が起こり易い。不飽和カ
ルボン酸の量が1.5重量%を超える場合は、着色の原
因となる。
レン共重合体に不飽和カルボン酸を加え、通常150〜
300℃で溶融混練して行う。グラフト重合に際して
は、効率よく重合を行うため、α,α′−ビス−t−ブ
チルパーオキシ−p−ジイソプロピルベンゼンの様な有
機過酸化物を使用してもよい。この場合の有機過酸化物
の使用量は、未変性エチレン共重合体に対し通常0.0
01〜0.05重量%の範囲である。
結晶化度は、通常75%以下、好ましくは1〜35%の
範囲であり、また、メルトインデックスは、通常0.0
1〜50、好ましくは0.1〜20の範囲である。上記
の結晶化度は、ジャーナル・オブ・ポリマーサイエン
ス、第XVII巻(1955)第17〜26頁の記載に準じ
X線法で測定した値であり、上記のメルトインデックス
は、ASTM D 1238 57Tに従い、190℃
で測定した値である。この様な変性エチレン共重合体
は、上記範囲の結晶化度およびメルトインデックスを有
する未変性エチレン共重合体を使用することによって得
ることが出来る。また、変性エチレン共重合体の還元粘
度は、2.2〜3.5の範囲が好ましい。還元粘度が
2.2未満の場合は、耐衝撃強度が低下する傾向があ
り、還元粘度が3.5を超える未場合は、流動性が悪化
して成形性が低下する傾向がある。
は、特に制限されないが、N−アルキルアリールスルホ
ンアミドが好適に使用される。特に、次の一般式で表さ
れるN−アルキルアリールスルホンアミドが好ましい。
低級アルキル基、R2は、低級アルキル基またはシクロ
アルキル基、R3は、水素、低級アルキル基またはシク
ロアルキル基を示す。
ールスルホンアミドの具体例としては、N−n−ブチル
ベンゼンスルホンアミド、N−n−プロピルベンゼンス
ルホンアミド、N−エチルベンゼンスルホンアミド、N
−シクロペンチルベンゼンスルホンアミド、N−シクロ
ヘキシルベンスルホンアミド、N−n−ブチルトルエン
スルホンアミド、N−シクロヘキシルトルエンスルホン
アミド、N,N′−ジメチルベンゼンスルホンアミド、
N,N′−ジエチルベンゼンスルホンアミド、N,N′
−ジプロピルベンゼンスルホンアミド、N,N′−ジ−
n−ブチルベンゼンスルホンアミド、N,N′−メチル
エチルベンゼンスルホンアミド、N,N′−メチルプロ
ピルベンゼンスルホンアミド、N,N′−エチルプロピ
ルベンゼンスルホンアミド等が挙げられる。
ーボンブラックやカーボンウィスカ等が挙げられるが、
カーボンブラックが好適に使用される。
5年度カーボンブラック協会発行の「カーボンブラック
便覧(第三版)」の3頁に記載されている各種製法で得
られるカーボンブラックの中で揮発分組成による全酸素
量が25mg/g以下で且つUV吸光度が0.15以下
であるカーボンブラックが好ましい。
やカルボニル基の酸素官能基が存在し、これの量により
樹脂などに配合した場合の抵抗が大幅に変化する。通
常、酸素官能基は揮発分組成、水酸基やカルボニル基の
量はCO、カルボキシル基の量はCO2で測定され、全
酸素量はCO及びCO2から換算される。
で測定することが出来る。先ず、一定量の乾燥したカー
ボンブラックを耐熱性の試料管に入れ、10〜2mmH
gまで減圧した後、1500℃に加熱した電気炉に装着
し、30分間揮発分を脱離する。次いで、脱離成分の全
量をタンクに集めて混合した後、ガスクロマトグラフィ
ーによってガスの組成および量を測定する。なお、この
測定結果から全酸素量を算出する。
に近い炭素材料であるが、細かく解析した場合、ピレ
ン、ナフタレン、フルオランテン等のカーボンブラック
前駆体と思われる物質が粒子表面や粒子内部に存在する
ことが分かる。UV吸光度は、これらの存在量を知る測
定法であり、具体的には次の様に測定する。先ず、乾燥
したカーボンブラック3.00gを三角フラスコに入
れ、トルエン30mlを加え、60秒間振盪後に濾紙
(JIS P3801に規定された2種)で濾過する。
次いで、フローセルに濾液を入れ、測定波長336nm
の吸光度を測定する。吸光度が高いほど前駆体の量が多
いことを意味する。
行「導電性ポリマーの研究と応用」)によれば、電気が
流れる際に必要な電荷の移動は、充填剤粒子で構成され
る鎖の表面および熱輻射熱を利用した粒子内部を中心に
行われると考えられている。カーボンブラック表面に存
在する酸素官能基やUV吸光度で測定されるピレン等
は、何れも電荷の移動を妨げる物質であり、多くなるほ
ど導電性が悪くなることが予想される。この考えに基づ
き種々検討した結果、全酸素量が25mg/g以下で且
つUV吸光度が0.15mg以下のカーボンブラック
は、本発明の目的に特に好適な導電性材料であることが
判明した。
類単独で使用してもよいが、各々の比表面積が500m
2/g以上異なる2種類以上のカーボンブラックを組み
合わせて使用するのが好ましい。その理由は次の通りで
ある。
賦活処理などで製造され、その粒子表面や粒子内部には
多くのポアーが存在している。このポアーが多いカーボ
ンブラック(高比表面積カーボンブラック)は、単位重
量当たりのカーボンブラック粒子個数が増加しているた
め、一定量配合した際の樹脂マトリックス中では、カー
ボン・カーボン間の接触頻度が増加し、結果的に抵抗の
低い組成物を与える。ところが、その反面、樹脂に配合
している低分子量物質や分散剤などを吸着するため、導
電性以外の物性を劣化させる傾向がある。ところが、意
外にも、高比表面積カーボンブラック10〜60重量%
と低比表面積カーボンブラック40〜90重量%配合し
た系では、両カーボンブラックの優れた物性のみが発現
する。
導電性ポリアミド樹脂組成物は、上記したポリアミド樹
脂、変性エチレン共重合体、アミド系分散剤および導電
性材料を配合して成る。配合方法および各成分の配合量
は、得られる樹脂組成物の体積固有抵抗率が1011Ω・
cm以下で且つアイゾット衝撃強度(ASTM D25
6)が30KJ/m2以上となる限り、特に制限されな
いが、次の様に行うのが好ましい。
対する変性エチレン共重合体の配合割合は10〜120
重量部であり、全組成物中のアミド系分散剤の配合割合
は1〜15重量%、導電性材料の配合割合は8〜35重
量%の範囲が好ましい。
の場合は、特にカーボンブラックを高配合にする等、導
電性組成物に必要な配合系でにおける混練が不十分とな
り、その結果、分散性や導電性の良好な樹脂組成物が得
られ難い。一方、アミド系分散剤の配合割合が15重量
%を超える場合は、樹脂に対するカーボンブラックの配
合比率が高くなり過ぎ、その結果、耐衝撃性が低下する
傾向がある。アミド系分散剤の好ましい配合割合は3〜
10重量%の範囲である。
合は、帯電防止性能が劣る傾向があり、35重量%を超
える場合は、混練操作が困難となり、しかも、組成物の
流動性や機械的強度を十分保つことが困難となる傾向が
ある。導電性材料の好ましい配合割合は10〜30重量
%の範囲である。
にプロピレンが含まれた変性エチレン共重合体を使用す
る場合は、ポリアミド樹脂100重量部に対するプロピ
レン含有変性エチレン共重合体の配合割合は10〜40
重量部、全組成物中のアミド系分散剤の配合割合は1〜
15重量%、導電性材料の配合割合は8〜35重量%の
範囲が特に好ましい。
エチレン共重合体を使用する場合は、ポリアミド樹脂1
00重量部に対するブテン−1含有変性エチレン共重合
体の配合割合は50〜120重量部、全組成物中のアミ
ド系分散剤の配合割合は1〜15重量%、導電性材料の
配合割合は8〜35重量%の範囲が特に好ましい。
体とブテン−1含有変性エチレン共重合体とを使用する
場合は、ポリアミド樹脂100重量部に対する、プロピ
レン含有変性エチレン共重合体の配合割合は10〜40
重量部、ブテン−1含有変性エチレン共重合体の配合割
合は50〜120重量部、全組成物中のアミド系分散剤
の配合割合は1〜15重量%、導電性材料の配合割合は
8〜35重量%の範囲が特に好ましい。
は、変性エチレン共重合体によって改質された耐衝撃性
ポリアミド樹脂であることが好ましい。特に、プロピレ
ン含有変性エチレン共重合体によって改質された耐衝撃
性ポリアミド樹脂は、ブテン−1含有変性エチレン共重
合体によって改質された耐衝撃性ポリアミド樹脂では発
揮し得ない優れた弾性率を有する。
性エチレン共重合体とを配合して成る耐衝撃性ポリアミ
ド樹脂(A)とポリアミド樹脂とブテン−1含有変性エ
チレン共重合体とを配合して成る耐衝撃性ポリアミド樹
脂(B)とをマトリックス樹脂とするのが好ましい。何
故ならば、導電性材料(特にカーボンブラック)の配合
量の割に高い導電性が得られるからである。この場合、
マトリックス樹脂中、耐衝撃性ポリアミド樹脂(A)の
含有率が70〜95重量%、耐衝撃性ポリアミド樹脂
(B)の含有率が5〜30重量%の範囲が好ましい。何
故ならば、弾性率と耐衝撃強度のバランスが良好になる
からである。
導電性ポリアミド樹脂組成物は、ヘンシェルミキサー等
でドライブレンドした各成分の混合物を公知の単軸や2
軸混練機で連続的に混練してペレット化する方法で製造
することが出来る。この際、本発明の目的を損なわない
範囲で必要に応じて通常の添加剤、例えば、紫外線吸収
剤(ベンゾフェノン等)、酸化防止剤及び熱安定剤(ビ
ンダードフェノール等)、結晶化促進剤(ポリエチレン
グリコール等)の一種類以上を添加することが出来る。
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。なお、実施例中「部」
及び「%」は夫々「重量部」及び「重量%」を示す。ま
た、実施例中の物性評価は以下の方法に従い行った。
cm×10cmで厚み2mmの板を横河ヒュウレットパ
ッカード社製の測定セルにセットし、106Ω以上の抵
抗は、横河ヒュウレットパッカード社製「ハイレジスタ
ンスメーター」を使用して加圧電圧500Vで測定し、
106Ω以下の抵抗は、アドバンテスト社製「デジタル
マルチメーター」で測定した。
0.35のエチレン−プロピレン共重合体100部に
α、αビス−1−ブチルパーオキシ−p−ジイソプロピ
ルベンゼン0.02部と無水マレイン酸0.4部を加え
ヘンシェルミキサーでブレンド後、35mmφの1軸混
練機を使用し230℃の条件で混練・ペレット化して変
性ポリオレフイン共重合体を得た(変性ポリエチレンA
と記す)。
ン−1含量14モル%のエチレン−ブテン−1共重合体
100部にα、αビス−1−ブチルパーオキシ−p−ジ
イソプロピルベンゼン0.025部と無水マレイン酸
0.8部を加えてヘンシェルミキサーでブレンド後、上
記と同様にして変性ポリオレフイン共重合体を得た(変
性ポリエチレンBと記す)。
ンジニアリングプラスチックス社製のナイロン6樹脂
(商品名「ノバミッド1020」)80%に上記の変性
ポリエチレンA20%と僅か(1%以下)の酸化防止剤
や分散剤などを配合し上記混練機で混練して耐衝撃性ポ
リアミド樹脂A(以下耐衝撃A樹脂と記す)を得た。
のナイロン6樹脂(商品名「ノバミッド1010J」)
55%に上記の変性ポリエチレンB45%と僅かの酸化
防止剤や分散剤などを配合し上記混練機で混練し耐衝撃
性ポリアミド樹脂Bを(以下耐衝撃B樹脂と記す)得
た。
8.4%と耐衝撃B樹脂14.6%に夫々下記表1に示
す物性のカーボンブラック22%とN−n−ブチルベン
ゼンスルホンアミド(東レ社製商品名「BBSA」)5
%を配合し、ヘンシェルミキサー(1000rpm)で
10分間混合した。
品名「TEM35」を使用し、混練部の温度275℃、
樹脂温270℃、フィード4kg/Hの条件下、上記の
各混合物を混練し、得られたストランドを水冷後にペレ
タイザーで切断してペレットを製造した。ペレットは、
真空乾燥機で70℃×12HR乾燥後に次の射出成形に
供した。
D」を使用し、シリンダー温度280℃、金型温度80
℃、スクリュー回転数120rpm、射出圧1039k
g/m2の条件下、上記のペレットを射出成形し各種の
評価用試験片を得た。各種の物性評価結果は表3に示し
た。
ラックの配合量を30%、「BBSA」の配合量を5%
に変更した以外は、製造例1と同様にして評価用試験片
を得た。結果は表3に示した。
%、耐衝撃B樹脂の配合比率を7.3%に変更した以外
は、製造例1と同様にして評価用試験片を得た。結果は
表3に示した。
に示す物性を有するケッチェンブラックインターナショ
ナル社製「ケッチェンブラックEC」に変更し、その配
合量を9.5%に変更した以外は、製造例1と同様に実
施して評価用試験片を得た。この際の樹脂の配合量は8
5.5%、「BBSA」の配合量は5%とした。結果は
表3に示した。
以外は、製造例1と同様にして評価用試験片を得た。す
なわち、製造例1で使用したカーボンブラック17.6
%と製造例4で使用したカーボンブラック4.4%(合
計22%)を使用した。結果は表3に示した。
%、耐衝撃B樹脂の配合量を29.2%に変更した以外
は、製造例1と同様にして評価用試験片を得た。結果は
表3に示した。
以外は、製造例1と同様にして評価用試験片を得た。結
果は表3に示した。
ポリアミド樹脂組成物の各ペレットを使用し、フィラー
ネック、樹脂製クロージャ及び樹脂製シェルから主とし
て構成されるの燃料タンク用キャップ(図1参照)の樹
脂製クロージャ及び樹脂製シェルの両者を射出成形によ
り製作した。成形条件は下記表4に示す通りである。
て、ASTM D257に準拠し、体積固有抵抗率を測
定した。すなわち、図4に示す様に、先端に100Ω以
下の導電性ゴムシートを貼付けた対向電極(b)でアウ
ター(a)を鋏み込み、両電極にハイレジスタンスメー
ター(ADVANTEST社製)を接続し、印加電圧5
00Vで体積固有抵抗率を測定した。その結果、製造例
1〜7で得た本発明のキャップ用耐衝撃性導電性ポリア
ミド樹脂組成物の各ペレットを使用したアウターは、燃
料タンク用キャップとして十分な体積固有抵抗率を有し
良好な性能を示した。
ップは、引張弾性率、曲げ弾性率、アイゾット衝撃強度
などの機械的物性ならびに成形加工性に優れ、しかも、
人体または衣服に帯電した静電気を一定時間内に確実に
放電することが出来る。
キャップの一例の断面説明図
の他の一例の断面説明図
の他の一例の断面説明図
(アウター)の体積固有抵抗率の測定説明図
Claims (15)
- 【請求項1】 ポリアミド樹脂、変性エチレン共重合
体、アミド系分散剤および導電性材料を配合して成り、
体積固有抵抗率が1011Ω・cm以下で且つアイゾット
衝撃強度(ASTM D256)が30KJ/m2以上
である耐衝撃性導電性ポリアミド樹脂組成物から成るこ
とを特徴とする燃料タンク用キャップ。 - 【請求項2】 燃料タンク用キャップが給油用に開口す
るフィラーネックに嵌合する樹脂製クロージャと当該ク
ロージャの上部を覆う樹脂製シェルから成り、当該シェ
ルが静電気の放電経路を備えている燃料タンク用キャッ
プであって、少なくとも、上記のシェルが前記ポリアミ
ド樹脂組成物から成る請求項1に記載の燃料タンク用キ
ャップ。 - 【請求項3】 樹脂製クロージャ及び樹脂製シェルの両
者がポリアミド樹脂組成物から成る請求項2に記載の燃
料タンク用キャップ。 - 【請求項4】 ポリアミド樹脂がナイロン6である請求
項1〜3の何れかに記載の燃料タンク用キャップ。 - 【請求項5】 ナイロン6の還元粘度(ηrel)が2.
2〜3.5である請求項4に記載の燃料タンク用キャッ
プ。 - 【請求項6】 繰り返し単位にプロピレンが含まれた変
性エチレン共重合体および/または繰り返し単位にブテ
ン−1が含まれた変性エチレン共重合体を配合して成る
請求項1〜5の何れかに記載の燃料タンク用キャップ。 - 【請求項7】 アミド系分散剤としてN−アルキルアリ
ールスルホンアミドを配合して成る請求項1〜6の何れ
かに記載の燃料タンク用キャップ。 - 【請求項8】 導電性材料としてカーボンブラックを配
合して成る請求項1〜7の何れかに記載の燃料タンク用
キャップ。 - 【請求項9】 導電性材料として揮発成分による全酸素
量が25mg/g以下で且つUV吸光度が0.15以下
であるカーボンブラックを配合して成る請求項8に記載
の燃料タンク用キャップ。 - 【請求項10】導電性材料として比表面積が500m2
/g以上異なる2種以上のカーボンブラックを配合して
成る請求項8又は9に記載の燃料タンク用キャップ。 - 【請求項11】ポリアミド樹脂100重量部に対する変
性エチレン共重合体の配合割合が10〜120重量部で
あり、全組成物中のアミド系分散剤の配合割合が1〜1
5重量%、導電性材料の配合割合が8〜35重量%であ
る請求項1〜10の何れかに記載の燃料タンク用キャッ
プ。 - 【請求項12】繰り返し単位にプロピレンが含まれた変
性エチレン共重合体を配合して成り、ポリアミド樹脂1
00重量部に対するプロピレン含有変性エチレン共重合
体の配合割合が10〜40重量部であり、全組成物中の
アミド系分散剤の配合割合が1〜15重量%、導電性材
料の配合割合が8〜35重量%である請求項1〜10に
記載の燃料タンク用キャップ。 - 【請求項13】繰り返し単位にブテン−1が含まれた変
性エチレン共重合体を配合して成り、ポリアミド樹脂1
00重量部に対するブテン−1含有変性エチレン共重合
体の配合割合が50〜120重量部であり、全組成物中
のアミド系分散剤の配合割合が1〜15重量%、導電性
材料の配合割合が8〜35重量%である請求項1〜10
に記載の燃料タンク用キャップ。 - 【請求項14】ポリアミド樹脂100重量部に対するプ
ロピレン含有変性エチレン共重合体の配合割合が10〜
40重量部である耐衝撃性ポリアミド樹脂(A)とポリ
アミド樹脂100重量部に対するブテン−1含有変性エ
チレン共重合体の配合割合が50〜120重量部である
耐衝撃性ポリアミド樹脂(B)とを配合して成り、マト
リックス樹脂中、耐衝撃性ポリアミド樹脂(A)の含有
率が70〜95重量%、耐衝撃性ポリアミド樹脂(B)
の含有率が5〜30重量%の範囲であり、全組成物中の
アミド系分散剤の配合割合が1〜15重量%、導電性材
料の配合割合が8〜35重量%である請求項1〜10に
記載の燃料タンク用キャップ。 - 【請求項15】ポリアミド樹脂、変性エチレン共重合
体、アミド系分散剤および導電性材料を配合して成り、
体積固有抵抗率が1011Ω・cm以下で且つアイゾット
衝撃強度(ASTM D256)が30KJ/m2以上
であることを特徴する燃料タンクのキャップ用耐衝撃性
導電性ポリアミド樹脂組成物。
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