JPH11162258A - 電気コイルを含浸する方法、および含浸するための選択されたエポキシ樹脂組成物 - Google Patents

電気コイルを含浸する方法、および含浸するための選択されたエポキシ樹脂組成物

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JPH11162258A
JPH11162258A JP10197995A JP19799598A JPH11162258A JP H11162258 A JPH11162258 A JP H11162258A JP 10197995 A JP10197995 A JP 10197995A JP 19799598 A JP19799598 A JP 19799598A JP H11162258 A JPH11162258 A JP H11162258A
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Felix Bleuel
ブルーエル フェリックス
Hans-Fred Buchmann
ブッフマン ハンス−フレッド
Dieter Glauch
グラウフ ディーター
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    • H01B3/30Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances plastics; resins; waxes
    • H01B3/40Insulators or insulating bodies characterised by the insulating materials; Selection of materials for their insulating or dielectric properties mainly consisting of organic substances plastics; resins; waxes epoxy resins

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気コイルを含浸する新規な方法、および含
浸するための選択された新規エポキシ樹脂組成物を提供
する。 【解決手段】ワイヤ形状である導電性材料の一巻き以上
からそれぞれなる二層またはそれより多層の巻線からな
る電気コイルを、線形状材料の個々の巻きを互いに電気
的に絶縁するポリマー材料で含浸し、コイルの個々の巻
線を硬化可能なエポキシ樹脂組成物を使用して覆い、そ
してこの組成物を熱硬化されるところの方法、および含
浸するための硬化可能な組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤ形状である
導電性材料の一巻き以上からそれぞれなる二層またはそ
れより多層の巻線からなる電気コイルを、ワイヤ形状の
該材料の個々の巻きを互いに電気的に絶縁するポリマー
材料で含浸し、コイルの個々の巻線は硬化可能なエポキ
シ樹脂組成物を使用して覆い、そしてこの組成物を熱硬
化するところの方法、および含浸するための特に好まし
い硬化可能な組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】WO−A−96/01481から、室温
で液体であり、そして(a)液体ビスフェノールAジグ
リシジルエーテルと、(b)そのための架橋剤と、
(c)液体ジグリシジルエーテル(a)と架橋剤(b)
の反応のための適した促進剤と、および(d)成分
(a)および(b)に基づいて40ないし60重量%
の、カルサイトおよび針状合成ウォラストナイトからな
る充填材料を含む硬化可能なエポキシ樹脂組成物を、含
浸および、所望により、細いワイヤ形状の導電性材料の
多数の巻きからそれぞれなる多重層の次々からなる巻線
からなる電気コイル、例えばトランスまたは点火コイル
の二次巻線の被覆のために使用することが知られてい
る。上記の液体エポキシ樹脂系の使用は、そのような巻
線を十分に含浸することができる、即ち、エポキシ材料
が巻線の全ての巻きの間に浸透することができるにもか
かわらず、それでもいくつかの不利な点をいまだに有し
ている。
【0003】例えば、液体エポキシ樹脂系は二成分パッ
ク形態においてのみ配合されることができ、そのこと
は、使用者に関する限り、加工の複雑さについて無視で
きない程度の増加をなす。加えて、参照される液体含浸
系は、仕上げられたコイルのために、望まれる外形を有
する犠牲型(sacrificial mould )の使用を必要とす
る。詰められるコイルは、この型中に導入されなければ
ならない。引き続いて、一般にその脱気に続いて、型を
硬化可能な液体エポキシ樹脂組成物で満たし、そして型
中で組成物を硬化させることが必要である。硬化後、型
はもはや除去することができず、そして従って犠牲型と
してコイルの周囲に永久的に残らなければならない。上
記の液体エポキシ樹脂組成物のさらなる大変顕著な不利
な点は、さらに、それらの非常に長い硬化時間であり、
それは一般に数時間の長さであり、そしてコイルの大量
生産のためには、巨大な硬化オーブンの使用が必要とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、なか
んずくコイル、特に点火コイル、印刷トランスおよびフ
ライバックトランスの含浸に関連した上記した不利な点
を回避することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】コイルは室温、即ち約1
5ないし25℃の温度でさえ、以下に定義される特定の
組成を有する固体、好ましくは繊維強化された、硬化可
能なエポキシ樹脂組成物を使用して含浸されることがで
きることが今や見いだされた。これに関して特に驚くべ
きことは、そのような組成物がまた、約2.5mmまで
の長さの無機繊維からなる比較的大量の強化材料を含む
場合でさえ、慣用の点火コイルおよびトランスの二次巻
線に十分に浸透することもできることである。これらの
固体エポキシ樹脂組成物の使用は、ハウジング(しばし
ば”損失ハウジング”と言及される。)を使用する必要
を除き、そしてコイルの被覆を完了するために必要とさ
れる硬化時間を何倍も短縮し、数分の範囲に減じ、一般
に15分以下とする。
【0006】本発明は従って、その最も広い意味におい
て、ワイヤ形状の導電性材料の一巻き以上からなる二層
またはそれより多層からなる巻線からなる電気コイル
を、熱硬化可能なエポキシ樹脂組成物を用いてワイヤ形
状の該材料の個々の巻きを互いに電気的に絶縁するポリ
マー材料で含浸する方法であって、該組成物は室温で固
体であり、そして以下の構成成分 (a) (a1) ノボラックをベースとするポリグリ
シジルエーテル、(a2) ビスフェノールをベースと
するジグリシジルエーテル、および(a3) 成分(a
1)および(a2)の1種以上からなる混合物から選択
される室温で固体であるエポキシ樹脂と、(b) 成分
(a)のための架橋剤と、(c) 成分(a)と成分
(b)との反応のための適した促進剤と、(d) 組成
物の総重量に基づいて15ないし70重量%の(d1)
炭酸カルシウム、(d2) 石英粉末、(d3)
5:1未満の長さと断面との平均比を有する粒子のウォ
ラストナイト、(d4) 成分(d1)、(d2)およ
び(d3)の混合物、並びに(d5) 成分(d1)、
(d2)、(d3)および(d4)と他の無機充填剤と
の混合物から選択される充填剤を含むところの方法を与
える。
【0007】本明細書における含浸は、少なくとも一つ
のコイル巻線の個々の巻きを硬化可能なエポキシ樹脂組
成物を使用して覆い、そして組成物を熱硬化する電気コ
イルの処理を意味する。しかしながら、この処理は巻型
を含むコイルの一部またはさもなくばコイル全体の、硬
化可能なエポキシ樹脂組成物での全体に渡るカプセル化
を含み得る。
【0008】さらに、本発明の方法において用いられる
組成物は、好ましくは(e) 組成物の総重量に基づい
て10ないし60重量%の、5:1またはそれより大き
い長さと断面との平均比を有する0.05ないし2.5
mmの長さの針状またはフィブリル状粒子の形状である
無機強化剤を含み、成分(d)および(e)の総量は、
組成物の総重量に基づいて80重量%以下であるところ
のものである。
【0009】強化剤(e)は0.15ないし2.5mm
の長さの針状またはフィブリル状粒子からなるところ
の、特に選択された組成物を用いることが好ましい。本
発明はさらに、これらの硬化可能なエポキシ樹脂組成物
を与える。
【0010】特に好ましくは、強化剤(e)はガラス繊
維材料、特に0.05ないし2.5mmの長さおよび好
ましくは10ないし30μmの直径を有する微粉砕また
は裁断されたガラス繊維であって、様々な形態におい
て、市販で入手可能であるものからなる。証明された特
別な安定性を有する強化材料は、例えば、0.05mm
から、特に0.15mmから、2mmまで、特に1mm
まで、例えば、ほぼ0.2ないし0.25mmの長さの
ガラス繊維を含む。
【0011】本発明の方法において、そして成分(a
1)として本発明の組成物において用いられるノボラッ
クをベースとするポリグリシジルエーテルは、特に(a
1.1) エポキシ−フェノールノボラックをベースと
するポリグリシジルエーテル、(a1.2) エポキシ
−クレゾールノボラックをベースとするポリグリシジル
エーテル、および(a1.3) (a1.1)型および
/または(a1.2)型のエポキシノボラックからなる
混合物である。
【0012】成分(a2)は好ましくはビスフェノール
Aをベースとするジグリシジルエーテルからなる。例え
ば、これらはビスフェノールAジグリシジルエーテル
と、エポキシド基と反応する二つの官能基を有する物質
の化学量論的不足量を反応させることによって、特にビ
スフェノールAジグリシジルエーテル1.1ないし2m
olとビスフェノールA1molを反応させることのよ
って得られる予備延長された(改良された)樹脂であり
得る。
【0013】架橋剤(b)は妥当に(b1) ジシアン
ジアミド、(b2) ポリカルボン酸無水物、および
(b3) 1種またはそれ以上の成分(b1)および/
または(b2)、および/または、1種またはそれ以上
のポリフェノールからなる混合物から選択される。
【0014】有機カルボン酸無水物が架橋剤として用い
られる場合、芳香族または環式脂肪族ポリカルボン酸無
水物、特に対応するジカルボン酸無水物、例えばフタル
酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸無水物またはメチルテ
トラヒドロフタル酸無水物が好ましい。好ましいのは特
に、室温で固体であるカルボン酸無水物である。
【0015】架橋剤がある比率でポリフェノールを含む
場合、これは含浸する組成物の加工の面から有利であり
得る。しかしながら、比較的大量のポリフェノールの存
在は巻線への硬化可能組成物の浸透を妨げ、そしてそれ
故含浸の深さを減ずるので、架橋剤中のポリフェノール
の比率の上限は、必要とされる含浸の深さによって支配
される。
【0016】好ましいポリフェノールはフェノールノボ
ラック、クレゾールノボラックおよび/または前記型の
ノボラックの混合物である。架橋剤(b)は慣用に使用
される量、例えばエポキシ樹脂に基づいて50重量%ま
で、好ましくは25重量%までの量で用いられる。ジシ
アンジアミドは組成物のエポキシド当量当り0.16な
いし0.5molの量で特に好ましく使用され、また特
に本発明の組成物中にエポキシド当量当りジシアンジア
ミド0.25ないし0.35molで存在する量で添加
される。ジシアンジアミドが架橋剤として用いられると
き、本発明の組成物のエポキシ樹脂組成物の保存性は特
に良く、それらが例えば、問題なく室温(約15ないし
25℃)で保存されることができることを意味する。
【0017】促進剤(c)として、当業者にエポキシ樹
脂とジシアンジアミドまたはポリフェノール、またはそ
れぞれ、有機無水物との反応を促進することが既知であ
る全ての慣用の物質を用いることが可能である。ジシア
ンジアミドとの反応のための促進剤の例は、アルカリ金
属アルコラート、第三アミン、特にヘキサメチレンテト
ラミン、ホスフィン、例えばトリフェニルホスフィン、
第四アンモニウム化合物、置換された尿素、例えばN−
(4−クロロフェニル)−N,N’−ジメチル尿素また
はN−(3−クロロ−4−メチルフェニル)−N,N’
−ジメチル尿素、マンニッヒ塩基、例えば2,4,6−
トリス(ジメチルアミノメチル)フェノールまたは2,
4,6−トリス(ジエチルアミノメチル)フェノール、
イミダゾールまたはイミダゾール誘導体、例えば2−フ
ェニルイミダゾール、2−エチルイミダゾール、2−メ
チルイミダゾールまたはベンズイミダゾール、並びにB
Cl3 およびBF3 と第三アミン、例えばトリメチルア
ミン、オクチルジメチルアミン、トリエチルアミン、ピ
ペリジン、ピリジンまたはヘキサメチレンテトラミンの
複合体である。好ましいのは、イミダゾール、特に2−
エチルイミダゾールである。
【0018】ポリフェノールとの反応のための促進剤の
例は、第三アミン、例えばベンジルジメチルアミン、イ
ミダゾール、例えばイミダゾール、2−フェニルイミダ
ゾール、2−エチルイミダゾール、2−メチルイミダゾ
ールまたはベンズイミダゾールまたは第四アンモニウム
化合物である。カルボン酸無水物との反応のための促進
剤の例は、第三アミンおよびそれらの塩、例えばN−ベ
ンジルジメチルアミンまたはトリエタノールアミン、マ
ンニッヒ塩基、例えば既に上記したもの、イミダゾール
およびイミダゾール誘導体、第四アンモニウム塩、例え
ばベンジルトリメチルアンモニウムクロライド、ホスホ
ニウム塩、例えばテトラフェニルホスホニウムブロマイ
ド、およびアルカリ金属アルコキシドである。促進剤の
量は、好ましくは触媒の100重量部当り1ないし30
重量部、特に好ましくは3ないし20重量部、また特に
5ないし12重量部である。
【0019】記載された組成物の成分(d)を形成する
充填剤の粒子寸法分布は、好ましくは0.1ないし20
0μm、特に0.2ないし60μmである。充填剤とし
て用いられる炭酸カルシウムは、好ましくは微細に分割
され、また本質的に無水炭酸カルシウムである。炭酸カ
ルシウム、石英粉末およびウォラストナイト以外の無機
充填剤の例は、カオリン、ドロマイト、硫酸バリウム、
タルク、雲母、アルミナまたは酸化アルミニウム三水和
物である。炭酸カルシウム、石英粉末および/またはウ
ォラストナイトと他の充填剤の混合物が使用される場
合、組成物は好ましくは少なくとも20重量%、特に、
少なくとも30重量%の炭酸カルシウム、石英粉末およ
び/またはウォラストナイトを含む。他の充填剤は、例
えば40重量%までの量、好ましくは30重量%までの
量で存在することができる。特に好ましいのは、ウォラ
ストナイトが本発明に従って用いられる組成物において
存在する唯一の充填剤であることである。
【0020】ある場合において、さらに、本発明に従っ
て用いられる組成物が、さらなる成分(f)として靭性
調節剤を含むことが都合が良いことが見いだされた。こ
の場合、靭性調節剤は全組成物に基づいて0.5ないし
5重量%、好ましくは約1ないし2重量%の範囲におい
て好ましく用いられる。
【0021】靭性調節剤(f)は、好ましくは(f1)
ポリシロキサン変性エポキシ樹脂、および(f2)
ポリジメチルシロキサンおよびカプロラクトンまたはポ
リカプロラクトンをベースとするブロックコポリマーか
ら選択される。
【0022】この種の靭性調節剤は当業者に既知であ
り、また様々な形態において、市販で入手することがで
きる。(f1)型の靭性調節剤が用いられる場合、特に
ビスフェノールAをベースとするポリシロキサン変性ジ
グリシジルエーテルである。
【0023】電気コイルを含浸するために本発明に従っ
て使用される組成物は、さらに他の成分(g)として離
型剤を含むことができ、例えばHoechst OP-WachsR (部
分加水分解モンタンワックス)、Hoechst-Wachs KSL
R(モンタンワックス)、カルナバワックス、カルシウ
ムステアレートまたは類似の離型剤、または前記物質の
1種またはそれ以上の混合物である。
【0024】本発明に従って用いられる硬化可能の組成
物は、さらに他の慣用の添加剤、例えば充填剤および強
化剤のための定着剤、特にシラン粘着付与剤、顔料、例
えばカーボンブラック、または柔軟剤を含み得る。
【0025】本発明の方法のある特別な態様において、
成分(a)、(b)および(c)として以下の構成成分 (a2) 1種またはそれ以上のビスフェノールをベー
スとするジグリシジルエーテルと、(b2) 1種また
はそれ以上のポリカルボン酸無水物と、(c) 成分
(a2)と成分(b2)との反応のための適した促進剤
を含む組成物が用いられる。
【0026】本発明の方法の特に好ましい態様におい
て、成分(a)、(b)および(c)として以下の構成
成分 (a) (a1) ノボラックをベースとするポリグリ
シジルエーテル、(a2) ビスフェノールをベースと
するジグリシジルエーテル、および好ましくは(a3)
成分(a1)および(a2)の1種以上からなる混合
物から選択される室温で固体であるエポキシ樹脂と、
(b) (b1) ジシアンジアミド、および(b4)
ジシアンジアミドおよびポリフェノール(b2)の混
合物から選択される架橋剤と、および(c) 成分
(a)と選択された成分(b1)または(b4)との反
応のための適した促進剤、例えばヘキサメチレンテトラ
ミンを含む組成物が、コイルを被覆するために使用され
る。
【0027】方法の後者の態様は、一般に150℃以上
(ISO6721、加熱速度2℃/分のねじれ振動試験
によって決定される。)の特に高いTgを有する含浸組
成物を製造する。
【0028】本発明に従って使用される被覆組成物の後
者の態様の好ましい特別な変法の場合、成分(a)はク
レゾールノボラックをベースとするポリグリシジルエー
テルであり、および/または架橋剤(b)はジシアンジ
アミド単独またはジシアンジアミドおよびポリフェノー
ルの混合物であり、そして該ポリフェノールは特にフェ
ノールノボラック、クレゾールノボラックまたはこれら
ノボラックの混合物である。
【0029】本発明に従って用いられる硬化可能な組成
物は、例えば、既知の混合装置、例えばボールミル、混
練機、ロールミルまたは押出機を使用し、所要に融解さ
れる材料の粉砕に続く組成物の融解を伴うまたは伴わな
い慣用の方法において製造および均一化されることがで
きる。上記された均一化技術の適した組み合わせは、当
然また用いることができる。例えば、適した溶媒中に硬
化可能な組成物の成分を溶解および/または懸濁し、そ
してその後溶媒を蒸発させ、固形の均一化された組成物
を得ることも同様に可能である。
【0030】コイルの含浸のために、このコイルは直ち
にまたは予備加熱に続いて型中に導入される。その後硬
化可能な組成物がコイルを含む型中に導入され、そして
その中で圧力下、好ましくは大変低いキャビティー圧
力、例えば100MPa以下で、例えば最大10分ま
で、好ましくは約5分未満の間、好ましくは140ない
し250℃、特に160ないし200℃の範囲、大変好
ましくは約180℃の温度範囲で熱硬化される。充填の
過程における時間圧力プロファイル、および最大圧力は
含浸されるコイルに依存する。関連するパラメーターは
当業者によって実験的に容易に決定されることができ
る。
【0031】硬化可能な組成物が導入される前に、型は
好ましくは脱気され、そして硬化可能な組成物はコイル
を含む脱気された型中に導入される。これは現在慣用で
あるチャンバー巻線のための特別な態様である。
【0032】本発明の含浸方法は、例えば、平方ミリメ
ートル当り1000巻きまで、好ましくは平方ミリメー
トル当り500巻きまでの巻線密度を有するコイル巻線
を含浸するために適しており、例えば20μmまで、好
ましくは50μmまでの直径のワイヤを巻線のために用
いることが可能である。この場合の全体の巻線の厚さ
は、例えば7.5mmまで、好ましくは5mmまでであ
ることができる。そのような巻線は、例えば点火コイ
ル、印刷トランスおよびフライバックトランスにおいて
見いだされる。
【0033】本発明の含浸方法の場合、慣用の圧縮成形
法、トランスファー成形法または射出成形法の原理に従
って行うことが好ましい。射出成形法が用いられる場
合、本発明に従って用いられる硬化可能な組成物の比較
的低い融解粘度のために、開閉可能射出ノズルを有する
シリンダー装置であって、例えば型が開いたときに、ノ
ズルが開かれることができるものを使用することが好ま
しい。この場合、逆止弁を有するスクリューを使用する
ことも同様に有利であり得る。
【0034】
【発明の実施の形態】実施例 含浸組成物を製造する一般の手順 ガラス繊維および/または充填剤をシラン定着剤と混合
し、そして30分間ボールミルで微粉砕した。靭性調節
剤を使用する場合、それを引き続いて充填剤の必要とさ
れる量と20分間、同様にボールミル中で微粉砕した。
最後に、ガラス繊維を除く硬化可能な組成物の全ての成
分を、約4.25時間ボールミル中で微粉砕した。その
後ガラス繊維を添加し、そして微粉砕を45分間継続し
た。最後に、生じた粉末を圧縮機を使用して顆粒に加工
した。
【0035】実施例において説明される含浸組成物を、
以下に示される添加剤、強化材料および充填剤を使用し
て製造した。
【0036】含浸組成物の性能特性を、全ての実施例に
おいて特別に示されない限り以下に示される測定方法を
使用して決定した。 Tg:ISO6721に従うネジレ振動試験 曲げ強さ:ISO178 曲げ弾性率:ISO178 衝撃強度:ISO179/1 線熱膨張率α:DIN53752(温度範囲20−80
℃)
【0037】含浸、含浸の深さの決定、含浸の質の評価 全ての実施例において、試験コイルをトランスファー成
形の原理に従って、図1において図示される試験装置を
使用して含浸した。この装置は互いに分離することがで
きる二つの部分1および6からなる。第一部分1は本発
明の含浸組成物からなるタブレット11を受けるための
射出区画2、トランスファーピストン3、キャビティ
4、および温度センサーを収容する内腔5を有する。第
二部分6は含浸されるコイル10を取り付けるための心
型7、心型7から完成した含浸コイルを取外すための取
外装置8、およびキャビティ4を脱気するための接続部
9を含む。約110℃に前加熱され、そして図2に示さ
れる寸法を有し、またそのチャンバー全体中に、直径9
4μmの銅線からなる巻線、平方ミリメートル当りほぼ
100巻きの巻線密度、チャンバーの最上部から最下部
までの巻線の厚さは約3.5ないし約5.5mmを有す
るコイル10を、180℃に加熱された含浸成形型1、
6のキャビティ4中に導入した。顆粒の含浸組成物を冷
たいままでタブレットに圧縮し、そしてその後高周波前
加熱装置を使用して約70℃に加熱した。この方法で前
加熱されたタブレット11を射出区画2中に導入し、そ
してキャビティを約35mbarに減圧した。引き続い
て、含浸組成物を約15秒間に渡って、ピストン3を使
用してキャビティ4中にトランスファーした(80と1
50barの間の射出圧)。引き続く硬化時間は5分で
あった。被覆および含浸されたコイルを離型した。引き
抜かれたコイルを長さ方向に前後に動かし、そして研磨
した。それぞれの場合において達成された含浸の深さを
測定するために顕微鏡を使用し、そして含浸の質を目視
で評価した。この評価において、巻線のワイヤ巻きの間
の空間の95%より多くが含浸組成物で満たされている
場合、含浸を”良”として分類した。
【0038】ひび割れ耐性 ひび割れ耐性を決定するために、長さ60mm、幅30
mmおよび厚さ4mmの寸法を有する鋭い稜線の長方形
金属プレートをそれぞれの含浸組成物で、金属プレート
の四つの角それぞれの約8mm×8mmの面積を残して
被覆し、そして組成物を170℃ないし180℃で硬化
させることによって試料を製造した。被覆の厚さは金属
プレートの長い面および幅広い面の方向ではほぼ3mm
であり、またそれらに垂直な面では約2mmであった。
型から取り出した後、試料に以下の表に示される一連の
処理段階を受けさせ、そしてそれぞれの処理段階に続い
て、被覆組成物におけるひび割れについて調査した。ひ
び割れについての分類は、その後試料がまだひび割れを
示さない最後の処理段階後に相当する。
【0039】
【0040】実施例1:含浸組成物1kgを上記した一
般の手順に従って製造し、そして試験した。組成物は以
下のものである。
【0041】含浸組成物は以下の特性を有した。
【0042】実施例2:他の含浸組成物1kgを上記し
た一般の手順に従って製造した。組成物は以下のもので
ある。
【0043】含浸組成物は以下の特性を有した。
【0044】実施例3:含浸組成物1kgを上記した手
順に従って製造した。組成物は以下のものである。
【0045】含浸組成物は以下の特性を有した。
【0046】上記実施例に関する含浸組成物を使用し
て、実施例において含浸し試験巻線(試験)のみなら
ず、例えば、以下の表において説明される巻線A、Bお
よびCの含浸を行う場合にも、良い質の完全な含浸が達
成される。
【0047】実施例4:含浸組成物1kgを上記した一
般の手順に従って製造し、そして試験した。組成物は以
下のものである。
【0048】含浸組成物は以下の特性を有した。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例において含浸される試験コイルを備えた
プレス成形機の概略図である。
【図2】実施例において使用されるコイル成形型の縦断
面図である。数字はその寸法を表す。
【符号の説明】
1. 含浸成形型第一部分 2. 射出区画 3. トランスファーピストン 4. キャビティ 5. 内腔 6. 含浸成形型第二部分 7. 心型 8. 取外装置 9. 接続部 10. コイル 11. タブレット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウルリッヒ ワイドマン スイス国,4055 バーゼル,ハプスブルガ ーシュトラーセ 38 (72)発明者 フィリップ デビッド ウィリス スイス国,4310 ラインフェルデン,アル テ サリン 10 (72)発明者 フェリックス ブルーエル スイス国,4052 バーゼル,サンクト ア ルバン−ラインウェグ 84 (72)発明者 ハンス−フレッド ブッフマン ドイツ国,79650 ショッフハイム,ワイ エルマットシュトラーセ 36 (72)発明者 ディーター グラウフ ドイツ国,79418 シュリーンゲン,シャ ルシンゲン 17

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤ形状である導電性材料の一巻き以
    上からなる二層またはそれより多層からなる巻線からな
    る電気コイルを、熱硬化可能なエポキシ樹脂組成物を用
    いてワイヤ形状の該材料の個々の巻きを互いに電気的に
    絶縁するポリマー材料で含浸する方法であって、該組成
    物は室温で固体であり、そして以下の構成成分 (a) (a1) ノボラックをベースとするポリグリ
    シジルエーテル、 (a2) ビスフェノールをベースとするジグリシジル
    エーテル、および (a3) 成分(a1)および(a2)の1種以上から
    なる混合物 から選択される室温で固体であるエポキシ樹脂と、 (b) 成分(a)のための架橋剤と、 (c) 成分(a)と成分(b)との反応のための適し
    た促進剤と、 (d) 組成物の総重量に基づいて15ないし70重量
    %の (d1) 炭酸カルシウム、 (d2) 石英粉末、 (d3) 5:1未満の長さと断面との平均比を有する
    粒子のウォラストナイト、 (d4) 成分(d1)、(d2)および(d3)の混
    合物、並びに (d5) 成分(d1)、(d2)、(d3)および
    (d4)と他の無機充填剤との混合物 から選択される充填剤を含むところの方法。
  2. 【請求項2】 組成物はさらに (e) 組成物の総重量に基づいて10ないし60重量
    %の、5:1またはそれより大きい長さと断面との平均
    比を有する0.05ないし2.5mmの長さの針状また
    はフィブリル状粒子の形状である無機強化剤を含み、成
    分(d)および(e)の総量は、組成物の総重量に基づ
    いて80重量%以下であるところの、請求項1に記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 強化剤(e)は0.15ないし2.5m
    mの長さの針状またはフィブリル状粒子からなるところ
    の、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 強化剤(e)はガラス繊維材料であると
    ころの、請求項1および3のいずれか1項に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 成分(a1)は(a1.1) エポキシ
    −フェノールノボラックをベースとするポリグリシジル
    エーテル、(a1.2) エポキシ−クレゾールノボラ
    ックをベースとするポリグリシジルエーテル、および
    (a1.3) 成分(a1.1)および(a1.2)か
    らなる混合物から選択されるところの、請求項1ないし
    4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 成分(a2)はビスフェノールAをベー
    スとするジグリシジルエーテルであるところの、請求項
    1ないし5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 架橋剤(b)は(b1) ジシアンジア
    ミド、(b2) ポリカルボン酸無水物、および(b
    3) 1種またはそれ以上の成分(b1)および/また
    は(b2)、および/または、1種またはそれ以上のポ
    リフェノールからなる混合物から選択されるところの、
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 ポリフェノールはフェノールノボラッ
    ク、クレゾールノボラックおよびこれらノボラックの混
    合物から選択されるところの、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 充填剤はウォラストナイトであるところ
    の、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 組成物はさらに (f) 靭性調節剤(Zahigkeitsvermittler) を含むところの、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 靭性調節剤(f)は(f1) ポリシ
    ロキサン変性エポキシ樹脂、および(f2) ポリジメ
    チルシロキサンおよびカプロラクトンまたはポリカプロ
    ラクトンをベースとするブロックコポリマーから選択さ
    れるところの、請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 靭性調節剤(f1)はビスフェノール
    Aをベースとするポリシロキサン変性ジグリシジルエー
    テルであるところの、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 組成物は成分(a)、(b)および
    (c)として以下の構成成分 (a2) 1種またはそれ以上のビスフェノールをベー
    スとするジグリシジルエーテルと、(b2) 1種また
    はそれ以上のポリカルボン酸無水物と、(c) 成分
    (a2)と成分(b2)との反応のための適した促進剤
    を含むところの、請求項1ないし4または6ないし12
    のいずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 組成物は成分(a)、(b)および
    (c)として以下の構成成分 (a) (a1) ノボラックをベースとするポリグリ
    シジルエーテル、 (a2) ビスフェノールをベースとするジグリシジル
    エーテル、および好ましくは (a3) 成分(a1)および(a2)の1種以上から
    なる混合物から選択される室温で固体であるエポキシ樹
    脂と、(b) (b1) ジシアンジアミド、および
    (b4) ジシアンジアミドおよびポリフェノールの混
    合物から選択される架橋剤と、および(c) 成分
    (a)と選択された成分(b1)または(b4)との反
    応のための適した促進剤、好ましくはヘキサメチレンテ
    トラミンを含むところの、請求項1ないし5または7な
    いし12のいずれか1項に記載の方法。
  15. 【請求項15】 成分(a)はクレゾールノボラックを
    ベースとするポリグリシジルエーテルであるところの、
    請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 架橋剤(b)はジシアンジアミドであ
    るところの、請求項14および15のいずれか1項に記
    載の方法。
  17. 【請求項17】 架橋剤(b)はジシアンジアミドおよ
    びポリフェノールの混合物であり、そして該ポリフェノ
    ールはフェノールノボラック、クレゾールノボラックお
    よびこれらノボラックの混合物から選択されるところ
    の、請求項14および15のいずれか1項に記載の方
    法。
  18. 【請求項18】 組成物はさらに(g) 離型剤を含む
    ところの、請求項1ないし17のいずれか1項に記載の
    方法。
  19. 【請求項19】 コイルを型中に導入し、そしてその後
    硬化可能な組成物をコイルを含む型中に導入し、そして
    該型中で加圧下で熱硬化させるところの、請求項1ない
    し18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 【請求項20】 硬化可能な組成物を導入する前に型を
    脱気し、そして硬化可能な組成物をコイルを含む脱気さ
    れた型中に導入するところの、請求項19に記載の方
    法。
  21. 【請求項21】 圧縮成形法、トランスファー成形法ま
    たは射出成形法の原理に従う、請求項1ないし20のい
    ずれか1項に記載の方法。
  22. 【請求項22】 射出ノズルが開閉可能であるシリンダ
    ー装置を使用するところの、請求項21に記載の射出成
    形法。
  23. 【請求項23】 逆止弁を有するスクリューを使用する
    ところの、請求項20および21のいずれか1項に記載
    の射出成形法。
  24. 【請求項24】 特に請求項2ないし23のいずれか1
    項に記載の方法における使用のための硬化可能なエポキ
    シ樹脂組成物であって、室温で固体であり、そして以下
    の構成成分 (a) (a1) ノボラックをベースとするポリグリ
    シジルエーテル、 (a2) ビスフェノールをベースとするジグリシジル
    エーテル、および (a3) 成分(a1)および(a2)の1種以上から
    なる混合物から選択される室温で固体であるエポキシ樹
    脂と、 (b) 成分(a)のための架橋剤と、 (c) 成分(a)と成分(b)との反応のための適し
    た促進剤と、 (d) 組成物の総重量に基づいて15ないし70重量
    %の (d1) 炭酸カルシウム、 (d2) 石英粉末、 (d3) 5:1未満の長さと断面との平均比を有する
    粒子のウォラストナイト、 (d4) 成分(d1)、(d2)および(d3)の混
    合物、並びに (d5) 成分(d1)、(d2)、(d3)および
    (d4)と他の無機充填剤との混合物と、およびまた、 (e) 組成物の総重量に基づいて10ないし60重量
    %の、5:1またはそれより大きい長さと断面との平均
    比を有する0.15より長く2.5mmまでの長さの針
    状またはフィブリル状粒子の形状である無機強化剤を含
    み、成分(d)および(e)の総量は、組成物の総重量
    に基づいて80重量%以下であるところの硬化可能エポ
    キシ樹脂組成物。
  25. 【請求項25】 強化剤(e)はガラス繊維材料である
    ところの、請求項24に記載の硬化可能なエポキシ樹脂
    組成物。
  26. 【請求項26】 成分(a1)は(a1.1) エポキ
    シ−フェノールノボラックをベースとするポリグリシジ
    ルエーテル、(a1.2) エポキシ−クレゾールノボ
    ラックをベースとするポリグリシジルエーテル、および
    (a1.3) 成分(a1.1)および(a1.2)か
    らなる混合物から選択されるところの、請求項24およ
    び25のいずれか1項に記載の硬化可能なエポキシ樹脂
    組成物。
  27. 【請求項27】 成分(a2)はビスフェノールAをベ
    ースとするジグリシジルエーテルであるところの、請求
    項24および25のいずれか1項に記載の硬化可能なエ
    ポキシ樹脂組成物。
  28. 【請求項28】 架橋剤(b)は(b1) ジシアンジ
    アミド、(b2) ポリカルボン酸無水物、および(b
    3) 1種またはそれ以上の成分(b1)および/また
    は(b2)、および/または、1種またはそれ以上のポ
    リフェノールからなる混合物から選択されるところの、
    請求項24ないし27のいずれか1項に記載の硬化可能
    なエポキシ樹脂組成物。
  29. 【請求項29】 ポリフェノールはフェノールノボラッ
    ク、クレゾールノボラックおよびこれらノボラックの混
    合物から選択されるところの、請求項28に記載の硬化
    可能なエポキシ樹脂組成物。
  30. 【請求項30】 さらに (f) 靭性調節剤を含む、請求項25ないし29のい
    ずれか1項に記載の硬化可能なエポキシ樹脂組成物。
  31. 【請求項31】 靭性調節剤(f)は(f1) ポリシ
    ロキサン変性エポキシ樹脂、および(f2) ポリジメ
    チルシロキサンおよびカプロラクトンまたはポリカプロ
    ラクトンをベースとするブロックコポリマーから選択さ
    れるところの、請求項30に記載の硬化可能なエポキシ
    樹脂組成物。
  32. 【請求項32】 靭性調節剤(f1)はビスフェノール
    Aをベースとするポリシロキサン変性ジグリシジルエー
    テルであるところの、請求項31に記載の硬化可能なエ
    ポキシ樹脂組成物。
  33. 【請求項33】 さらに(g) 離型剤を含むところ
    の、請求項24ないし31のいずれか1項に記載の硬化
    可能なエポキシ樹脂組成物。
  34. 【請求項34】 成分(a)、(b)および(c)とし
    て以下の構成成分(a2) 1種またはそれ以上のビス
    フェノールをベースとするジグリシジルエーテルと、
    (b2) 1種またはそれ以上のポリカルボン酸無水物
    と、(c) 成分(a2)と成分(b2)との反応のた
    めの適した促進剤を含むところの、請求項24および2
    5または27ないし33のいずれか1項に記載の硬化可
    能なエポキシ樹脂組成物。
  35. 【請求項35】 成分(a)、(b)および(c)とし
    て以下の構成成分 (a) (a1) ノボラックをベースとするポリグリ
    シジルエーテル、 (a2) ビスフェノールをベースとするジグリシジル
    エーテル、および好ましくは (a3) 成分(a1)および(a2)の1種以上から
    なる混合物から選択される、室温で固体であるエポキシ
    樹脂と、(b) (b1) ジシアンジアミド、および
    (b4) ジシアンジアミドおよびポリフェノールの混
    合物から選択される架橋剤、および(c) 成分(a)
    と好ましくは選択された成分(b1)または(b4)と
    の反応のための適した促進剤を含むところの、請求項2
    4ないし26または28ないし33のいずれか1項に記
    載の硬化可能なエポキシ樹脂組成物。
  36. 【請求項36】 成分(a)はクレゾールノボラックを
    ベースとするポリグリシジルエーテルであるところの、
    請求項35に記載の硬化可能なエポキシ樹脂組成物。
  37. 【請求項37】 架橋剤(b)はジシアンジアミドであ
    るところの、請求項35および36のいずれか1項に記
    載の硬化可能なエポキシ樹脂組成物。
  38. 【請求項38】 架橋剤(b)はジシアンジアミドおよ
    びポリフェノールの混合物であり、そして該ポリフェノ
    ールはフェノールノボラック、クレゾールノボラックお
    よびこれらノボラックの混合物から選択されるところ
    の、請求項35および36のいずれか1項に記載の硬化
    可能なエポキシ樹脂組成物。
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