JPH11152116A - 成形充填包装方法及び成形充填包装装置 - Google Patents

成形充填包装方法及び成形充填包装装置

Info

Publication number
JPH11152116A
JPH11152116A JP32106797A JP32106797A JPH11152116A JP H11152116 A JPH11152116 A JP H11152116A JP 32106797 A JP32106797 A JP 32106797A JP 32106797 A JP32106797 A JP 32106797A JP H11152116 A JPH11152116 A JP H11152116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
filling
molding
pocket
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP32106797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3715760B2 (ja
Inventor
Sadao Minoura
貞夫 箕浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CKD Corp filed Critical CKD Corp
Priority to JP32106797A priority Critical patent/JP3715760B2/ja
Publication of JPH11152116A publication Critical patent/JPH11152116A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3715760B2 publication Critical patent/JP3715760B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上蓋フィルムの各図柄と容器フィルムの各ポ
ケット部のシール時の位置関係を常に釣り合いのとれた
状態にする成形充填包装方法及び成形充填包装装置を提
供すること。 【解決手段】 帯状の上蓋フィルム101に印刷された
各検出マーク10と各図柄102、103の位置関係を
利用し、各検出マーク10を検出することにより、各図
柄102、103の位置を認識する。そして、この認識
結果に基づいて、帯状の容器フィルムの各ポケット部1
05を帯状の上蓋フィルム101の各図柄102、10
3に対応した位置に成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯状の容器フィル
ムに成形されたポケット部の充填物を帯状の上蓋フィル
ムでシールする成形充填包装方法に関し、特に、上蓋フ
ィルムに印刷された各図柄と容器フィルムに成形された
各ポケット部のシール時の位置関係を常に釣り合いのと
れた状態にするものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、帯状の容器フィルムに成形したポ
ケット部に充填物を供給し、その後、帯状の上蓋フィル
ムを重ね合わせて圧着することにより、容器フィルムの
各ポケット部に供給された充填物をシールする成形充填
包装方法がある。かかる成形充填包装方法においては、
図9に示す成形充填包装品100A(シート状に切断さ
れた後のもの)のように、上蓋フィルム101に印刷さ
れた各図柄102、103と容器フィルム104に成形
された各ポケット部105のシール時の位置関係を釣り
合いのとれた状態になるようにしている。
【0003】なぜなら、上蓋フィルム101に印刷され
た各図柄102、103の印刷ピッチ等には、印刷精度
上避けられない誤差が含まれているため、この誤差の累
積により、図10に示す成形充填包装品100Bのよう
に、上蓋フィルム101に印刷された各図柄102、1
03と容器フィルム104に成形された各ポケット部1
05のシール時の位置関係がずれた状態になることがあ
るからである。
【0004】そして、上蓋フィルム101に印刷された
各図柄102、103と容器フィルム104に成形され
た各ポケット部105のシール時の位置関係を釣り合い
のとれた状態にする従来の技術としては、例えば、特開
昭62−235033号公報に記載された充填包装にお
けるカバーフィルムのマーク合わせ方法がある。
【0005】この充填包装におけるカバーフィルムのマ
ーク合わせ方法では、カバーフィルムのマーク間のピッ
チを基準にし、容器フィルムの送りピッチをサーボモー
タを使って補正送り出来るようにしたものであり、マー
ク合わせ装置やその調整が極めて簡単にすることができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の充填包装におけるカバーフィルムのマーク合わせ方
法においては、カバーフィルムの間欠停止時にマークが
検出器の検出位置に停止しないときのみに、容器フィル
ムの送りピッチを基準ピッチの前後のいずれかの大きさ
に補正していた。従って、マークの位置ずれは、マーク
の幅を範囲として、正逆のいずれかの方向に常に進んで
いた。
【0007】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、上蓋フィルムの各図柄
と容器フィルムの各ポケット部のシール時の位置関係を
常に釣り合いのとれた状態にする成形充填包装方法及び
成形充填包装装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に成された請求項1に係る成形充填包装方法は、帯状の
容器フィルムにポケット部を成形した後に帯状の上蓋フ
ィルムを重ね合わせて圧着することにより、前記容器フ
ィルムの各ポケット部に供給された充填物をシールする
成形充填包装方法であって、前記上蓋フィルムに印刷さ
れた各図柄の位置を認識して、前記容器フィルムの各ポ
ケット部を前記上蓋フィルムの各図柄に対応した位置に
成形することにより、前記上蓋フィルムの各図柄と前記
容器フィルムの各ポケット部のシール時の位置関係を常
に釣り合いのとれた状態にすることを特徴とする。
【0009】また、請求項2に係る成形充填包装方法
は、請求項1に記載する成形充填包装方法であって、前
記上蓋フィルムの各図柄の位置の認識を、前記上蓋フィ
ルムに印刷された検出マークを検出することにより行う
ことを特徴とする。また、請求項3に係る成形充填包装
方法は、請求項1又は請求項2に記載する成形充填包装
方法であって、前記容器フィルムを成形型に間欠搬送す
る回転ロールの間欠回転角度を調節することによって、
前記容器フィルムの各ポケット部を前記上蓋フィルムの
各図柄に対応した位置に前記成形型で成形することを特
徴とする。
【0010】また、請求項4に係る成形充填包装方法
は、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載する成
形充填包装方法を実施することを特徴とする成形充填包
装装置。
【0011】このような構成を有する本発明の成形充填
包装方法及び成形充填包装装置では、先ず、帯状の容器
フィルムにポケット部を成形する。その後、帯状の容器
フィルムの各ポケット部に充填物が供給される。そし
て、帯状の容器フィルムに帯状の上蓋フィルムを重ね合
わせて圧着する。これにより、帯状の容器フィルムの各
ポケット部に供給された充填物をシールすることができ
る。
【0012】このとき、帯状の上蓋フィルムに印刷され
た検出マークを検出すること等により、帯状の上蓋フィ
ルムに印刷された各図柄の位置を認識している。そし
て、この認識結果に基づいて、帯状の容器フィルムを成
形型に間欠搬送する回転ロールの間欠回転角度を調節す
ること等により、帯状の容器フィルムの各ポケット部を
帯状の上蓋フィルムの各図柄に対応した位置に成形す
る。
【0013】すなわち、本発明の成形充填包装方法及び
成形充填包装装置では、帯状の容器フィルムの各ポケッ
ト部を帯状の上蓋フィルムの各図柄に対応した位置に成
形しているので、上蓋フィルムの各図柄と容器フィルム
の各ポケット部のシール時の位置関係を常に釣り合いの
とれた状態にすることができる。
【0014】さらに、帯状の上蓋フィルムに印刷された
各図柄の間隔が不等であっても、上蓋フィルムの各図柄
と容器フィルムの各ポケット部のシール時の位置関係を
常に釣り合いのとれた状態にすることができるので、帯
状の上蓋フィルムの印刷誤差が累積することによって生
じる影響を受けない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照にして説明する。図8に、本実施の形態の成形充
填包装方法を実施する成形充填包装装置50の概略図を
示す。成形充填包装装置50は、図9の成形充填包装品
100Aのように、充填物である錠剤を所謂「ブリスタ
パック」するものである。そこで、ブリスタ包装の工程
に従いながら、成形充填包装装置50について説明す
る。
【0016】先ず、帯状の容器フィルム104が、回転
ロールであるポケット送りロール52等で間欠搬送され
ることによって、加熱板53で加熱され、ポケット部1
05(図9参照)が成形装置54の成形型で成形され
る。このとき、図9に示す成形充填包装品100Aのよ
うに、5個/列×2列の合計10個のポケット部105
の一群が、一度に成形される。
【0017】その後、錠剤供給装置55で各ポケット部
105(図9参照)内に錠剤が供給される。各ポケット
部105(図9参照)内に錠剤が供給されると、シール
下ロール56と熱ロール57で、帯状の上蓋フィルム1
01を重ね合わせて圧着する。これにより、帯状の容器
フィルム104の各ポケット部105(図9参照)に供
給された錠剤をシールすることができる。
【0018】そして、スリッタ装置59でスリッタを入
れ、刻印装置60で刻印を入れ、打抜装置61でトリミ
ングされることによって、成形充填包装品100A(シ
ート状のもの:図9参照)が取出コンベヤ62にて装置
外に搬送される。
【0019】尚、ポケット送りロール52やシール下ロ
ール56等の各ロールは、帯状の容器フィルム104と
帯状の上蓋フィルム101が同期しながら間欠搬送され
るように、図示しない制御手段で駆動される。また、こ
こでは、間欠搬送の移動距離は、基準ピッチの長さP0
を基準(通常値)にする。ただし、図示しない制御手段
で各ロールの間欠回転角度を調節することにより、間欠
搬送の移動距離を増減させることができる。尚、図示し
ない制御手段については、特開平6−115506号公
報に、詳細に記載されている。
【0020】次に、成形充填包装装置50で実施される
本実施の形態の成形充填包装方法について説明する。本
実施の形態の成形充填包装方法は、図9に示す成形充填
包装品100Aのように、上蓋フィルム101に印刷さ
れた各図柄102、103と容器フィルム104に成形
された各ポケット部105のシール時の位置関係を常に
釣り合いのとれた状態にするものである。
【0021】先ず、本実施の形態の成形充填包装方法で
使用する帯状の上蓋フィルム101について説明する。
帯状の上蓋フィルム101の圧着面には、図7に示すよ
うに、基準ピッチの長さP0前後の不等な間隔で各図柄
102、103が印刷されている。そして、各図柄10
2、103に対応するように、各検出マーク10が印刷
されている。
【0022】また、各検出マーク10は、以下に述べる
位置関係をもって印刷されている。すなわち、各検出マ
ーク10の右端(間欠搬送方向11の逆側)の延長線上
と、ポケット部105の列(ポケット送りロール52側
で成形されるもの)の中心線とが一致するように、帯状
の容器フィル104と帯状の上蓋フィルム101を重ね
合わせると、図9に示す成形充填包装品100Aのよう
に、上蓋フィルム101に印刷された各図柄102、1
03と容器フィルム104に成形された各ポケット部1
05のシール時の位置関係を釣り合いのとれた状態にす
ることができる。
【0023】そこで、本実施の形態の成形充填包装方法
では、帯状の上蓋フィルム101に印刷された検出マー
ク10の一つを、帯状の上蓋フィルム101が間欠搬送
されて移動している際中に、図8の光電センサ64のス
ポットS(図1〜図3参照)内を必ず通過させることに
よって、検出している。
【0024】そして、仮に、図3に示すように、各検出
マーク10の間隔が基準ピッチの長さP0であるとすれ
ば、通常時の間欠搬送の移動距離も基準ピッチの長さP
0であることから、間欠搬送停止時の光電センサ64の
スポットSから次の検出マーク10の右端までの距離
は、長さM0で常に等しい。従って、間欠搬送開始から
検出マーク10が通過するまでに要する時間は、各間欠
搬送において同じとなる。
【0025】よって、各間欠搬送中において、間欠搬送
開始から検出マーク10が通過するまでに要する時間が
同じであると判断すれば、ポケット送りロール52やシ
ール下ロール56等の各ロールの間欠回転角度を調節す
る必要はないことから、かかる間欠搬送が基準ピッチの
長さP0のままで行われるように、ポケット送りロール
52やシール下ロール56等の各ロールの間欠回転角度
を通常時のものに維持する。ここでは、例えば、ポケッ
ト送りロール52については、図6に示すように、間欠
回転角度αを基準ピッチの角度θ0に維持する。
【0026】そして、かかる間欠搬送が停止した際にお
いて、検出された検出マーク10に対応する図柄10
2、103に対して、シール時の位置関係が釣り合いの
とれた状態となる5個/列×2列の合計10個のポケッ
ト部105の一群を、成形装置54の成形型で一度に成
形する。
【0027】そのために、図8の成形充填包装装置50
では、各間欠搬送停止時において、検出された検出マー
ク10の右端からシール下ロール56と熱ロール57の
接線(圧着ライン)までの帯状の上蓋フィルム101の
長さと、成形装置54の成形型で成形されるポケット部
105の列(ポケット送りロール52側で成形されるも
の)の中心線からシール下ロール56と熱ロール57の
接線(圧着ライン)までの帯状の容器フィルム104の
長さが等しくなるようにしてある。
【0028】しかし、図1に示すように、検出マーク1
0の間隔P1が基準ピッチの長さP0より長さδ1だけ
短い場合には、間欠搬送停止時に間隔P1内に位置する
光電センサ64のスポットSから次の検出マーク10の
右端までの距離は長さM1となる。従って、間欠搬送開
始から検出マーク10が通過するまでに要する時間は、
検出マーク10の間隔が基準ピッチP0であるときと比
べて、長さM0と長さM1の差でもある長さδ1の分だ
け短くなる。
【0029】そこで、間欠搬送中において、間欠搬送開
始から検出マーク10が通過するまでに要する時間が短
いと判断すれば、その時間差から長さδ1を求めて、か
かる間欠搬送が間隔P1で行われるように、ポケット送
りロール52やシール下ロール56等の各ロールの間欠
回転角度を調節する。ここでは、例えば、図4に示すポ
ケット送りロール52については、基準ピッチの角度θ
0から長さδ1に相当する補正角度θ1をひいたものを
間欠回転角度αにする。
【0030】そして、かかる間欠搬送が停止した際にお
いて、5個/列×2列の合計10個のポケット部105
の一群を成形装置54の成形型で一度に成形する。これ
により、検出された検出マーク10に対応する図柄10
2、103に対して、シール時の位置関係が釣り合いの
とれた状態となるポケット部105を成形することがで
きる。
【0031】また、図2に示すように、検出マーク10
の間隔P2が基準ピッチの長さP0より長さδ2だけ長
い場合には、間欠搬送停止時に間隔P2内に位置する光
電センサ64のスポットSから次の検出マーク10の右
端までの距離は長さM2となる。従って、間欠搬送開始
から検出マーク10が通過するまでに要する時間は、検
出マーク10の間隔が基準ピッチP0であるときと比べ
て、長さM0と長さM2の差でもある長さδ2の分だけ
長くなる。
【0032】そこで、間欠搬送中において、間欠搬送開
始から検出マーク10が通過するまでに要する時間が長
いと判断すれば、その時間差から長さδ2を求めて、か
かる間欠搬送が間隔P2で行われるように、ポケット送
りロール52やシール下ロール56等の各ロールの間欠
回転角度を調節する。ここでは、例えば、図5に示すポ
ケット送りロール52については、基準ピッチの角度θ
0から長さδ2に相当する補正角度θ2をたしたものを
間欠回転角度αにする。
【0033】そして、かかる間欠搬送が停止した際にお
いて、5個/列×2列の合計10個のポケット部105
の一群を成形装置54の成形型で一度に成形する。これ
により、検出された検出マーク10に対応する図柄10
2、103に対して、シール時の位置関係が釣り合いの
とれた状態となるポケット部105を成形することがで
きる。
【0034】すなわち、本実施の形態の成形充填包装方
法では、帯状の上蓋フィルム101に印刷された各検出
マーク10と各図柄102、103の位置関係を利用し
て、各検出マーク10を光電センサ64で検出すること
により、各図柄102、103の位置を認識している。
そして、この認識結果に基づいて、帯状の容器フィルム
104を成形装置54の成形型に間欠搬送するポケット
送りロール52の間欠回転角度αなどを調節することに
より、帯状の容器フィルム104の各ポケット部105
を帯状の上蓋フィルム101の各図柄102、103に
対応した位置に成形している。
【0035】尚、図3に示すように、各検出マーク10
の間隔が基準ピッチの長さP0であるときは、間欠搬送
停止時の光電センサ64のスポットSから前の検出マー
ク10の右端までの距離は、基準ピッチの長さP0と長
さM0との差である長さL0で常に等しい。
【0036】また、図1に示すように、検出マーク10
の間隔が長さP1であるときでも、ポケット送りロール
52やシール下ロール56等の各ロールの間欠回転角度
を調節した結果、間欠搬送停止時の光電センサ64のス
ポットSから前の検出マーク10の右端までの距離は、
検出マーク10の間隔が基準ピッチの長さP0であると
きと同様に、長さL0で常に等しい。
【0037】さらに、図2に示すように、検出マーク1
0の間隔が長さP2であるときでも、ポケット送りロー
ル52やシール下ロール56等の各ロールの間欠回転角
度を調節した結果、間欠搬送停止時の光電センサ64の
スポットSから前の検出マーク10の右端までの距離
は、検出マーク10の間隔が基準ピッチの長さP0であ
るときと同様に、長さL0で常に等しい。
【0038】従って、各検出マーク10の間隔が基準ピ
ッチの長さP0前後の不等な間隔であっても、間欠搬送
停止時の光電センサ64のスポットSから前の検出マー
ク10の右端までの距離は、常に、検出マーク10の間
隔が基準ピッチの長さP0であるときの長さL0に等し
い。よって、各間欠搬送時において、ポケット送りロー
ル52やシール下ロール56等の各ロールの間欠回転角
度の調節は、常に、検出マーク10の間隔が基準ピッチ
の長さP0であるときの間欠回転角度を基準にして行う
ことができる。これにより、ポケット送りロール52や
シール下ロール56等の各ロールの間欠回転角度の調節
に関する制御内容を簡素化することができる。
【0039】以上詳細に説明したように、本実施の形態
の成形充填包装方法及び成形充填包装装置50では、帯
状の容器フィルム104の各ポケット部105を帯状の
上蓋フィルム101の各図柄102、103に対応した
位置に成形しているので、上蓋フィルム101の各図柄
102、103と容器フィルム104の各ポケット部1
05のシール時の位置関係を常に釣り合いのとれた状態
にすることができる。
【0040】さらに、帯状の上蓋フィルム101に印刷
された各図柄102、103の間隔が不等であっても、
上蓋フィルム101の各図柄102、103と容器フィ
ルム104の各ポケット部105のシール時の位置関係
を常に釣り合いのとれた状態にすることができるので、
帯状の上蓋フィルム101の印刷誤差が累積することに
よって生じる影響を受けない。
【0041】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、本実施の形態においては、帯状の
上蓋フィルム101に印刷された検出マーク10は、図
柄102、103とともに片面のみに印刷されている
が、図柄102、103とは異なる他面に印刷してもよ
い。ただし、このときは、検出マーク10が検出できる
位置に、光電センサ64を移動させる必要がある。
【0042】また、本実施の形態においては、成形装置
54の成形型で一度に成形されるポケット部105は、
5個/列×2列の合計10個の一群であるが、所謂「ポ
ーションパック」の容器部のように1個であってもよ
い。
【0043】また、本実施の形態においては、上蓋フィ
ルム101の各図柄102、103は、容器フィルム1
04の各ポケット部105の上下に位置するものである
が、所謂「ポーションパック」のように、容器フィルム
104の各ポケット部105に重なるように位置するも
のであってもよい。
【0044】また、本実施の形態においては、成形装置
54の成形型で一度に成形される5個/列×2列の合計
10個のポケット部105の一群に対して、一つの図柄
102と一つの図柄103とを対応させているが、各図
柄102、103の複数を対応させてもよい。
【0045】また、本実施の形態においては、一つの検
出マーク10に対して、成形装置54の成形型で一度に
成形される5個/列×2列の合計10個のポケット部1
05の一群を対応させているが、その一群の複数を対応
させてもよい。ただし、この場合には、各間欠搬送にお
いて、その移動距離が基準ピッチの長さP0になる直前
までに、検出マーク10を検出することができなかった
ときは、かかる間欠搬送の移動距離は基準ピッチの長さ
P0で終える必要がある。
【0046】
【発明の効果】本発明の成形充填包装方法及び成形充填
包装装置では、帯状の容器フィルムの各ポケット部を帯
状の上蓋フィルムの各図柄に対応した位置に成形してい
るので、上蓋フィルムの各図柄と容器フィルムの各ポケ
ット部のシール時の位置関係を常に釣り合いのとれた状
態にすることができる。
【0047】さらに、帯状の上蓋フィルムに印刷された
各図柄の間隔が不等であっても、上蓋フィルムの各図柄
と容器フィルムの各ポケット部のシール時の位置関係を
常に釣り合いのとれた状態にすることができるので、帯
状の上蓋フィルムの印刷誤差が累積することによって生
じる影響を受けない。
【図面の簡単な説明】
【図1】帯状の上蓋フィルムの圧着面を示した図であっ
て、検出マークのある間隔が基準ピッチの長さより短い
場合における検出マーク、図柄、光電センサのスポット
の各位置関係を示した図である。
【図2】帯状の上蓋フィルムの圧着面を示した図であっ
て、検出マークのある間隔が基準ピッチの長さより長い
場合における検出マーク、図柄、光電センサのスポット
の各位置関係を示した図である。
【図3】帯状の上蓋フィルムの圧着面を示した図であっ
て、検出マークの各間隔が基準ピッチの長さである場合
における検出マーク、図柄、光電センサのスポットの各
位置関係を示した図である。
【図4】検出マークの間隔が基準ピッチの長さより短い
場合において、ポケット送りロールの間欠回転角度とそ
の補正角度を示した図である。
【図5】検出マークの間隔が基準ピッチの長さより長い
場合において、ポケット送りロールの間欠回転角度とそ
の補正角度を示した図である。
【図6】検出マークの各間隔が基準ピッチの長さである
場合において、ポケット送りロールの間欠回転角度を示
した図である。
【図7】帯状の上蓋フィルムの圧着面を示した図であ
る。
【図8】成形充填包装装置の概略を示した図である。
【図9】上蓋フィルムに印刷された各図柄と容器フィル
ムに成形された各ポケット部のシール時の位置関係が釣
り合いのとれた状態にある成形充填包装品の一例を示し
た図である。
【図10】上蓋フィルムに印刷された各図柄と容器フィ
ルムに成形された各ポケット部のシール時の位置関係が
釣り合いのとれた状態にない成形充填包装品の一例を示
した図である。
【符号の説明】
10 検出マーク 50 成形充填包装装置 54 成形装置 52 ポケット送りロール 56 シール下ロール 101 帯状の上蓋フィルム 102 図柄 103 図柄 104 帯状の容器フィルム 105 ポケット部 α ポケット送りロールの間欠回転角度

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の容器フィルムにポケット部を成形
    した後に帯状の上蓋フィルムを重ね合わせて圧着するこ
    とにより、前記容器フィルムの各ポケット部に供給され
    た充填物をシールする成形充填包装方法において、 前記上蓋フィルムに印刷された各図柄の位置を認識し
    て、前記容器フィルムの各ポケット部を前記上蓋フィル
    ムの各図柄に対応した位置に成形することにより、前記
    上蓋フィルムの各図柄と前記容器フィルムの各ポケット
    部のシール時の位置関係を常に釣り合いのとれた状態に
    することを特徴とする成形充填包装方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する成形充填包装方法に
    おいて、 前記上蓋フィルムの各図柄の位置の認識を、前記上蓋フ
    ィルムに印刷された検出マークを検出することにより行
    うことを特徴とする成形充填包装方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載する成形充
    填包装方法において、 前記容器フィルムを成形型に間欠搬送する回転ロールの
    間欠回転角度を調節することによって、前記容器フィル
    ムの各ポケット部を前記上蓋フィルムの各図柄に対応し
    た位置に前記成形型で成形することを特徴とする成形充
    填包装方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに
    記載する成形充填包装方法を実施することを特徴とする
    成形充填包装装置。
JP32106797A 1997-11-21 1997-11-21 成形充填包装方法及び成形充填包装装置 Expired - Lifetime JP3715760B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32106797A JP3715760B2 (ja) 1997-11-21 1997-11-21 成形充填包装方法及び成形充填包装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32106797A JP3715760B2 (ja) 1997-11-21 1997-11-21 成形充填包装方法及び成形充填包装装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11152116A true JPH11152116A (ja) 1999-06-08
JP3715760B2 JP3715760B2 (ja) 2005-11-16

Family

ID=18128443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32106797A Expired - Lifetime JP3715760B2 (ja) 1997-11-21 1997-11-21 成形充填包装方法及び成形充填包装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3715760B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101140410B1 (ko) 2009-05-11 2012-05-03 주식회사 명진산업 포장용기 밀봉장치 및 그 제어방법
CN110884736A (zh) * 2018-09-10 2020-03-17 Ckd株式会社 Ptp片和ptp包装机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101140410B1 (ko) 2009-05-11 2012-05-03 주식회사 명진산업 포장용기 밀봉장치 및 그 제어방법
CN110884736A (zh) * 2018-09-10 2020-03-17 Ckd株式会社 Ptp片和ptp包装机
CN110884736B (zh) * 2018-09-10 2022-03-22 Ckd株式会社 Ptp片和ptp包装机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3715760B2 (ja) 2005-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4275788B2 (ja) 物品を包装するための横型成形充填密封機械
JP5274201B2 (ja) Ptpシート製造装置
US7521075B2 (en) Sheet material for producing packages of food products, and packages made of such material
JP6081939B2 (ja) Ptp包装機
JP4065878B2 (ja) 2つの材料ウェブを位置正確に結合するための装置
CN113493026B (zh) 泡罩包装机和泡罩包装的制造方法
EP1013548B1 (en) Heat seal apparatus for lens packages
CN110116834B (zh) 在包装机中用于自动控制薄膜网送料的方法
JP3715760B2 (ja) 成形充填包装方法及び成形充填包装装置
EP1449770B1 (en) Machine for producing strip packages
JPS5830909A (ja) 成形充填包装におけるマ−ク合せ方法
JP2006007630A (ja) 製袋方法及び製袋機
JP2023104231A (ja) ブリスタ包装機及びブリスタシートの製造方法
JP5172630B2 (ja) フィルムのエンボス成形装置、エンボス成形方法、および製袋方法
JP2015048136A (ja) ブリスターパックのポケット部形成装置及び包装装置
JP2013159367A (ja) 加熱装置及びブリスター包装機
JP3980534B2 (ja) Ptpシート製造装置
JPS641201Y2 (ja)
JPH10181722A (ja) インラインシール打抜製袋方法及びその装置
JPH08217027A (ja) 包装フィルムの送り制御方法
JPH1148373A (ja) 製袋機
JP3824955B2 (ja) Ptpシートの製造方法
JP2024002723A (ja) ポケット部形成装置及びブリスタ包装機
JPH0323404B2 (ja)
KR20190038692A (ko) 화장품용기 자동포장장치

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050826

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080902

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100902

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120902

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120902

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130902

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130902

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 9

EXPY Cancellation because of completion of term