JPH1148373A - 製袋機 - Google Patents

製袋機

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JPH1148373A
JPH1148373A JP9211009A JP21100997A JPH1148373A JP H1148373 A JPH1148373 A JP H1148373A JP 9211009 A JP9211009 A JP 9211009A JP 21100997 A JP21100997 A JP 21100997A JP H1148373 A JPH1148373 A JP H1148373A
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sheets
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康治 高田
Shunsuke Honma
俊介 本間
Minoru Murata
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストローを介して内容物を吐出可能な袋体の
製造時における、袋体を構成するシートとストローとの
シール性を向上させる。 【解決手段】 本発明は、上下二枚のシート22を長手
方向に搬送しつつ、これらシート22間に、第二のシー
ト31をシート22に沿って設置し、かつ下側のシート
22上にストロー4をシート22の搬送方向に沿って所
定間隔で設置する工程と、シート22同士、シート22
とストロー4及び第二のシート31を各々シールし、シ
ート22及び第二のシート31で囲まれた空間を形成す
る工程と、シート22を、袋体の外形に合わせて切断す
る工程とを順次行うことにより、第二のシート31を底
面とし、かつ内容物をストロー4から吐出可能な袋体を
製造する製袋機であって、シート22とストロー4との
シールに先立ちシート22のストロー4設置部位を余熱
するヒータ47を具備することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂製の袋体を製
造する製袋機に係り、特に、内容物吐出用のストローが
設けられた袋体を製造するための製袋機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の袋体の例を図12に示す。この
袋体1は、各種液体の容器として使用されるもので、樹
脂製のシート2の端部同士をヒートシールにて張り合わ
せるとともに、シート2の下端に、底部となる樹脂製の
シート3をヒートシールにて張り合わせることにより、
袋体1内にシート2,3で囲まれた空間が形成され、か
つ袋体1の自立性が付与されている。
【0003】更に、袋体1の上端近傍には、上記空間と
連通する突起Pが形成され、この突起P内には、円筒状
をなすストロー4が、その側面をシート2にヒートシー
ルにて密着させた状態で支持されている。そして、スト
ロー4の外側を覆うシール部を図12中Q−Q線で示す
位置にて切断することにより、上記空間内に貯留された
液体を、ストロー4を介して吐出可能となっている。
【0004】また、上記構成を有する袋体1は、以下の
(1)〜(4)の工程を経て製造される。 (1)帯状をなす上下二枚のシート(袋体1のシート2
に相当)をその長手方向に沿って搬送しつつ、これらシ
ート間に、帯状をなす第二のシート(袋体1のシート3
に相当)をその長手方向に沿って設置する。 (2)上記シートに、このシートをプレフォームしてな
る凹部を、シートの搬送方向に沿って所定間隔で形成し
た後、下方に位置するシートの凹部内に、ストロー4を
設置する。 (3)シート同士をヒートシールするとともに、シート
とストロー4及び第二のシートとをヒートシールする。 (4)シートを袋体1の外形に合わせて成形した後、所
定間隔で切断する。この場合、袋体1のコーナー部にお
けるオニ歯部の形成を防止するため、成形後の上記シー
トは、所定幅のドブ(切除部分)を介して切断される。
【0005】なお、上記工程を経て製造された袋体1で
は、上端に開口が形成されている。この開口は袋体1内
への液体の注入口として用いられるもので、液体の注入
後、ヒートシールにより閉鎖される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記工
程による袋体1の製造に際しては、例えば以下に示すよ
うな問題があった。 (イ)シートとストロー4とのシールが不十分である。 (ロ)シートとストロー4とのシール後におけるシール
用金型とシートとの剥離性が低く、その結果、シートと
ストロー4とのシール部が剥離する場合があり、かつ熱
間剥離による上記シール部の剥離も増長される。 (ハ)凹部内へのストロー4の設置に際し、ストロー4
を凹部の上方約15cmに位置する供給ゲートから自由落
下させて供給しているため、凹部内におけるストロー4
の設置位置にばらつきが生じる。 (ニ)上下二枚のシート間の搬送方向及び巾方向に沿っ
た位置ずれ(特に印刷ずれ)を防止するため、上下二枚
のシートの位置を、手動により、約10分に1回程度の
割合で修正する必要がある。 (ホ)シートを袋体1の外形に合わせて成形するカッタ
の位置を、シートの巾方向に沿った蛇行に対応して、手
動により、約10分に1回程度の割合で修正する必要が
ある。 (ヘ)成形後のシートの切断は、シート同士のシール及
びシートとストロー4とのシールに伴う搬送停止と同期
して行われるが、搬送停止1回あたり1箇所しか切断で
きないため、ドブを除去するためには2回の搬送停止が
必要となり、袋体1の製造速度が遅くなる。 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、袋体1を製
造する製袋機における、上記(イ)ないし(ヘ)を始め
とする諸問題の解消をその目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、帯状をなす上
下二枚のシートをその長手方向に沿って搬送しつつ、こ
れらシート間に、帯状をなす第二のシートをその搬送方
向に沿って設置し、かつ前記シートのうち下方に位置す
るシート上に円筒状をなすストローを前記シートの搬送
方向に沿って所定間隔で設置する工程と、前記シート同
士をシールし、かつ前記シートと前記ストロー及び前記
第二のシートとをシールすることにより、前記シート及
び第二のシートで囲まれた空間を前記シートの長手方向
に沿って所定間隔で形成する工程と、前記シートを、袋
体の外形に合わせて前記所定間隔で切断する工程とを順
次行うことにより、前記第二のシートを底面とし、かつ
前記空間に貯留される内容物を前記ストローから吐出可
能な袋体を製造する製袋機であって、前記シートと前記
ストローとのシールに先立ち前記シートの前記ストロー
設置部位を余熱するヒータを具備することを特徴として
いる。
【0008】ここで、前記シートと前記ストローとのシ
ールに用いられる金型の前記シートとの接触面に、フッ
素樹脂加工が施されていることが望ましい。
【0009】また、前記シートへの前記ストローの設置
に際しては、前記ストローを上方から真空吸引し、吸引
した前記ストローを、前記下方に位置するシートの、前
記ストロー設置部位の直上まで搬送した後、吸引を解除
して前記ストローを落下させることにより、前記ストロ
ーを前記ストロー設置部位に設置する設置手段を用いる
ことが望ましい。
【0010】また、上下二枚のシート間の搬送方向及び
巾方向に沿った位置ずれを防止するため、前記シート同
士のシールに先立ち前記シート同士が重ね合わされるよ
う前記シートの搬送方向を変える合わせロールと、前記
シート間の前記搬送方向に沿った位置ずれを検出する第
一の検出手段と、第一の検出手段の検出結果に基づき、
前記搬送方向に沿った位置ずれがなくなるまで前記合わ
せロールを上下に移動させる第一の移動手段と、前記シ
ート間の巾方向に沿った位置ずれを検出する第二の検出
手段と、第二の検出手段の検出結果に基づき、前記巾方
向に沿った位置ずれがなくなるまで前記合わせロールを
前記巾方向に沿って移動させる第二の移動手段とを設置
することが望ましい。
【0011】また、前記シートを切断する際、前記シー
トの巾方向に沿った蛇行に対応するため、前記シートの
巾方向に沿った蛇行を検出する第三の検出手段と、第三
の検出手段における検出結果に基づき、前記シートを前
記袋体の外形に合わせて切断する第一のカッタを前記蛇
行と同期して前記巾方向に沿って移動させる第三の移動
手段とを設置することが望ましい。
【0012】なお、前記第一ないし第三の検出手段に
は、例えば前記シートの図柄または前記シートの巾方向
両端部の位置を検出する光学センサが使用され、かつ前
記第一ないし第三の移動手段には、前記合わせロールを
上下または前記巾方向に沿ってそれぞれ移動させるか、
あるいは前記第一のカッタを前記巾方向に沿って移動さ
せるサーボモータが使用される。
【0013】一方、前記袋体の外形に合せて成形後の前
記シートを前記所定間隔で切断する第二のカッタには、
前記シートを挟んで対向する上下一対のギロチンカッタ
を用いることが望ましい。この場合、前記ギロチンカッ
タは、前記シート同士のシールに伴う前記シートの搬送
停止と同期し、この搬送停止1回あたり前記シートを所
定幅のドブを介して2回切断する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施形態について説明する。本発明に係る製袋機41の概
略構成及び一部を図1及び図4に、また、製袋機41に
よる袋体1の製造手順を図2、図3及び図5ないし図1
1にそれぞれ示す。図1中符号42は、袋体1のシート
2となる原反21が巻回されたリールで、このリール4
2から供給された原反21は、カッタ(図示せず。)に
て帯状をなす同一巾のシート22に切断された後、上下
に重ね合わされた状態で、自らの長手方向に沿って図中
左方に搬送される。
【0015】符号43はヒータで、搬送されたシート2
2は、このヒータ43により、その長手方向に沿って、
袋体1の巾と同一間隔(図2中符号R)で余熱され、そ
の結果、シート22に、図2に符号23で示すような一
対の余熱部が上記間隔Rで形成される。特に、この製袋
機41は、シート22の巾方向に沿った一対の袋体1
を、その上端同士を連結した状態で同時に製造するもの
であるため、余熱部23は、シート22の巾方向中央部
に、シート22の巾方向に対称をなすよう形成される。
【0016】符号44は余熱部23を局所的にプレフォ
ームするフォーミング装置で、フォーミング装置44に
よるプレフォームの結果、余熱部23に、図3に符号2
4で示すような一対の凹部が形成される。ここで、凹部
24は、上方側のシート22では下方向きに、下方側の
シート22では上方向きにそれぞれ形成される。また、
凹部24の形成後、下方側のシート22は一旦下方に搬
送された後、再度上方側のシート22と平行に搬送さ
れ、その結果、上方側のシート22と下方側のシート2
2との間には、所定幅の隙間Sが形成される。
【0017】符号45は左右一対のリールで、これらリ
ール45には、袋体1のシート3となる帯状のシート
(第二のシート)31がそれぞれ巻回されている。リー
ル45から供給されたシート31は、その巾方向中央に
て折り返された後、折り返しの結果形成された稜辺部が
互いに対向し、かつその巾方向両端部がそれぞれシート
22の巾方向両端部と重なるよう、下方側のシート22
上に水平に配設される。図5ないし図10中に点線で示
す部分が、シート22に対するシート31の配設位置で
ある。また、シート22上に配設されたシート31は、
シート22とともに図中左方に搬送される。
【0018】符号46は、隙間Sに配設され、ストロー
4を下方側のシート22に形成された凹部24(ストロ
ー設置部位)内に設置する設置手段である。この設置手
段46は、図4に示すように上下に延設された中空円筒
状をなす部材で、その軸線に沿って上下動可能とされ、
かつ上端には真空ポンプ(図示せず。)が連結されてい
る。また、設置手段46の下端には吸引口46aが開口
し、かつ吸引口46aの端面は、ストロー4の表面より
大きな曲率で上方に向け凸なるU字状をなしている。
【0019】ストロー4の設置に際しては、まず、設置
手段46を最上位置まで引き上げ、ストロー供給手段
(図示せず。)から供給されたストロー4を吸引口にて
上方から真空吸引する。ここで、吸引口46aの端面が
上方に向け凸なるU字状をなしているため、ストロー4
は常時吸引口46aの最底部、すなわち吸引口46aの
中央部に吸引支持される。そして、図4中符号Dで示す
ように、ストロー4が凹部24の直上に到達するまで設
置手段46を下降させた後、吸引を解除してストロー4
を凹部24内に落とし込む。
【0020】また、符号47は、ストロー4の設置に先
立ち凹部24を余熱するヒータ、符号48は、設置され
たストロー4をポイントシールにより凹部24内に仮止
めするポイントシール装置である。凹部24へのストロ
ー4の設置状況を図5に示す。
【0021】符号49は、隙間Sを介して搬送されてい
た上下各シート22の対向面同士が再度重ね合わさるよ
う、上方側のシート22の搬送方向を下方に偏向させる
合わせロールで、この合わせロール49は、サーボモー
タ(第一及び第二の移動手段、図示せず。)により、上
下及びシート22の巾方向に移動可能とされている。ま
た、上記サーボモータの作動は、上下各シート22の図
柄及び巾方向両端部の位置をそれぞれ検出する光学セン
サ(第一及び第二のの検出手段、図示せず。)と、これ
ら光学センサの出力値に基づき、上下各シート22の図
柄及び巾方向両端部の位置をそれぞれ比較して、上下の
各シート22間の搬送方向及び巾方向に沿った位置ずれ
を検出する制御手段(図示せず。)により制御されてい
る。
【0022】すなわち、本発明の製袋機41の場合、上
記光学センサの検出結果に基づき上記サーボモータを作
動させ、上下各シート22間の搬送方向及び巾方向に沿
った位置ずれがなくなるまで、合わせロール49を上下
及び/またはシート22の巾方向に移動させることによ
り、上下各シート22間の位置ずれを防止している。ま
た、上記光学センサには、例えばCCDカメラ等が使用
される。また、合わせロール49を経て下方に搬送され
た上方側のシート22は、下方側のシート22の搬送方
向に沿って再度重ね合わされる。
【0023】符号50は、シート22とストロー4とを
シールする金型で、この金型50はアルミニウム製とさ
れ、かつ本発明の製袋機41の場合、金型50のシート
22との接触面には、この種の製袋機で多用されるサン
ドブラスト加工に換え、フッ素樹脂加工が施されてい
る。そして、シート22のうちストロー4が介在する部
位を金型50にて上下から挟むことにより、この部位に
図6中符号25で示すようなシール部が形成され、その
結果、ストロー4の側面とシート22とがシールされ
て、ストロー4がシート22に固定される。
【0024】符号51は冷却金型で、この冷却金型51
はアルミニウム製とされ、かつ本発明の製袋機41の場
合、冷却金型51のシール部25との接触面には、この
種の製袋機で多用される#60のサンドブラスト加工に
換え、より粗い#40のサンドブラスト加工が施されて
いる。そして、金型50により形成されたシール部25
を冷却金型51にて上下から挟むことにより、シール部
25の内側に、図7中符号26で示すようなシール部が
形成される。また、本発明の製袋機41の場合、冷却金
型51におけるシール圧力は、10kg/cm2以上となっ
ている。
【0025】符号52は、シール部25,26形成後の
シート22とシート31との重合部を、シート22の巾
方向両端部にて挟む金型である。そして、上記重合部を
金型52にて上下から挟むことにより、上記重合部に、
図8中符号27で示すようなシール部が袋体1の巾と同
一ピッチで形成され、シート22の巾方向両端部がシー
ト31により閉鎖される。
【0026】符号53は、シール部25,26,27形
成後のシート22をその巾方向に沿って袋体1の巾と同
一間隔で挟むシール装置である。そして、シート22を
シール装置53にて上下から挟むことにより、シート2
2に、図9中符号28で示すようなシール部が、シート
22の巾方向に沿って袋体1の巾と同一間隔で形成され
る。更に、符号54は、シール部28を上下から挟み、
シール部28を冷却する冷却装置である。
【0027】符号55は、シール部25を打ち抜き、シ
ール部25,26,27,28形成後のシート22に、
図10中符号29で示すような突起(袋体1の突起Pに
相当する部分)を形成させるカッタ(第一のカッタ)、
符号56は、シール部27の両端部をカットし、袋体1
のコーナー部を整形するカッタ(第一のカッタ)であ
る。
【0028】また、これらカッタ55,56は、シート
22の巾方向両端部の位置を検出し、シート22の巾方
向に沿った蛇行を検知する光学センサ(第三の検出手
段、図示せず。)と、この光学センサの出力結果に基づ
き、カッタ55,56を上記蛇行と同期して左右に移動
させるサーボモータ(第三の移動手段、図示せず。)と
を備えている。
【0029】すなわち、本発明の製袋機41の場合、上
記光学センサの検出結果に基づき上記サーボモータを作
動させ、カッタ55,56を、上記蛇行と同期して左右
に移動させることにより、上記蛇行に伴うシート22の
巾方向のずれに起因する、シート22に対するカッタ5
5,56の切断位置のずれを防止している。また、上記
光学センサには、例えばCCDカメラ等が使用される。
【0030】符号57は、シール部28のうち、シート
22の長手方向中央部を、シート22の巾方向に沿って
切断するカッタ(第二のカッタ)である。特に、本発明
の製袋機41の場合、カッタ57には、従来、この種の
製袋機で多用される、平行な2枚刃と、これら2枚刃と
対向する1枚刃との噛合によるものに換え、上下一対の
ギロチンカッタが使用されている。また、このカッタ5
7は、サーボモータにより、シート22の搬送方向に沿
って例えば1mm単位で移動可能とされている。
【0031】シート22の成形及び切断は、従来の製袋
機と同様、シート22,31同士のシール及びシート2
2とストロー4とのシールに伴う搬送停止と同期して行
われる。また、シート22は、袋体1のコーナー部にお
けるオニ歯部の形成を防止するため、所定幅のドブを介
して切断するが、本発明の場合、カッタ57が、上記シ
ールに伴う搬送停止と同期し、かつシート22の搬送方
向に沿って移動しつつ、搬送停止1回あたりシート22
を所定幅のドブを介して2回切断する。すなわち、本発
明の製袋機では、1回の搬送停止でドブの切除が完了す
る。
【0032】カッタ57による切断の結果、図11に示
すような、上端部同士が連結された袋体1が形成され
る。また、符号58は、形成された袋体1を搬送するコ
ンベヤで、コンベヤ58上に排出された袋体1の上端部
を図11中T−T線で示す位置にて切断することによ
り、上端が開口した袋体1が完成する。
【0033】このように、本発明の製袋機41は、上記
した符号42〜57で示す部材を具備し、その結果、自
らの長手方向に沿って図中左方に搬送されるシート22
に、これら符号42〜57で示す部材を用いて上記図
2、図3及び図5ないし図10に示す加工を順次施すこ
とにより、上記図11に示す袋体1が製造される。
【0034】特に、本発明の製袋機41では、ストロー
4の設置に先立ちシート22に形成された凹部24を余
熱するヒータ47を備えている。その結果、凹部24が
軟化してストロー4に接着しやすくなり、シート22と
ストロー4とのシール性が向上する。
【0035】また、金型50のシート22との接触面
に、従来のサンドブラスト加工に換え、フッ素樹脂加工
を施したため、シート22とストロー4とのシール後に
おける金型50からのシート22の剥離性が相対的に向
上し、その結果、金型50に対するシート22の不要な
固着と、それに伴うシート22とストロー4とのシール
部位の剥離が防止される。
【0036】更に、冷却金型51のシール部25との接
触面に施されるサンドブラスト加工の粗さを、従来より
粗い#40としたため、熱間剥離によるシール部25の
剥離が低下する。しかも、冷却金型51におけるシール
圧力を10kg/cm2以上としたため、熱間剥離によるシ
ール部25の剥離が更に低下する。
【0037】また、凹部24内へのストロー4の設置に
際し、ストロー4を吸引口46aにて上方から真空吸引
し、ストロー4が凹部24の直上に到達するまで下降し
た後、吸引を解除してストロー4を凹部24内に落下さ
せる設置手段46を用いたため、ストロー4を凹部24
に対し15cmも自由落下させる従来の方法に比べ、凹部
24内におけるストロー4の設置位置が正確となる。
【0038】また、光学センサと、この光学センサの出
力結果に基づき作動するサーボモータとを用いて、シー
ト22間の搬送方向及び巾方向に沿った位置ずれや、シ
ート22の巾方向に沿った蛇行に伴うシート22に対す
るカッタ55,56の切断位置のずれを防止しているた
め、上記位置ずれ防止作業の自動化(無人化)が可能と
なる。
【0039】また、成形後のシート22を切断するカッ
タ57が、シート22の搬送方向に沿って移動しつつ、
搬送停止1回あたりシート22を所定幅のドブを介して
2回切断し、その結果、1回の搬送停止でドブの切除が
完了するため、ドブの切除に2回の搬送停止を要してい
た従来の製袋機に比べ、袋体1の製造速度が2倍とな
る。更に、カッタ57に上下一対のギロチンカッタを用
いたため、従来の2枚刃と1枚刃との噛合によるものに
比べ、カッタ57の寿命が約3〜5倍程度向上する他、
カッタ57の交換が容易で、しかも交換に伴うカッタ5
7の設置誤差が低下するという効果が得られる。カッタ
57の刃先精度が向上し、ドブ巾が縮小するため、生産
コストが低下するという効果もある。
【0040】一方、符号42〜57に示す部材にそれぞ
れサーボモータを取り付け、これらサーボモータをシー
ト22の送り速度に準拠して一元管理することも可能で
ある。この場合には、シート22の送り速度が変化した
場合でも、符号42〜57に示す部材の動作速度を上記
送り速度に追従して変化させることが可能で、その結
果、常時安定した袋体1の製造が可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の製袋機によ
れば、ストローの設置に先立ちシートに形成された凹部
を余熱するヒータを備えているため、凹部が軟化してス
トローに接着しやすくなり、シートとストローとのシー
ル性が向上するという効果が得られる。
【0042】また、シートとストローとをシールする金
型のシートとの接触面にフッ素樹脂加工を施したため、
シートとストローとのシール後における金型からのシー
トの剥離性が相対的に向上し、その結果、金型に対する
シートの不要な固着と、それに伴うシートとストローと
のシール部位の剥離が防止される。
【0043】また、シートに形成された凹部内へのスト
ローの設置に際し、ストローを吸引口にて上方から真空
吸引し、ストローが凹部の直上に到達するまで下降した
後、吸引を解除してストローを凹部内に落下させる設置
手段を用いたため、凹部内におけるストローの設置位置
が正確となる。
【0044】更に、光学センサと、この光学センサの出
力結果に基づき作動するサーボモータとを用いて、シー
ト間の搬送方向及び巾方向に沿った位置ずれや、シート
の巾方向に沿った蛇行に伴うシートに対するカッタの切
断位置のずれを防止しているため、上記位置ずれ防止作
業の自動化(無人化)が可能となる。
【0045】更にまた、成形後のシートを切断する第二
のカッタが、シートの搬送方向に沿って移動しつつ、搬
送停止1回あたりシートを所定幅のドブを介して2回切
断し、その結果、1回の搬送停止でドブの切除が完了す
るため、ドブの切除に2回の搬送停止を要していた従来
の製袋機に比べ、袋体1の製造速度が2倍となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の製袋機の概略構成を示す製袋機の側
面図である。
【図2】 本発明の製袋機による袋体の製造工程を示す
上面図である。
【図3】 本発明の製袋機による袋体の製造工程を示す
上面図である。
【図4】 本発明の製袋機における設置手段の構造の例
を示す断面図である。
【図5】 本発明の製袋機による袋体の製造工程を示す
上面図である。
【図6】 本発明の製袋機による袋体の製造工程を示す
上面図である。
【図7】 本発明の製袋機による袋体の製造工程を示す
上面図である。
【図8】 本発明の製袋機による袋体の製造工程を示す
上面図である。
【図9】 本発明の製袋機による袋体の製造工程を示す
上面図である。
【図10】 本発明の製袋機による袋体の製造工程を示
す上面図である。
【図11】 本発明の製袋機による袋体の製造工程を示
す上面図である。
【図12】 袋体の構造を示す上方斜視図である。
【符号の説明】
1 袋体 4 ストロー 22 シート 31 シート(第二のシート) 41 製袋機 46 設置手段 47 ヒータ 49 合わせロール 50 金型 55,56 カッタ(第一のカッタ) 57 カッタ(第二のカッタ)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状をなす上下二枚のシートをその長手
    方向に沿って搬送しつつ、 これらシート間に、帯状をなす第二のシートをその搬送
    方向に沿って設置し、かつ前記シートのうち下方に位置
    するシート上に円筒状をなすストローを前記シートの搬
    送方向に沿って所定間隔で設置する工程と、 前記シート同士をシールし、かつ前記シートと前記スト
    ロー及び前記第二のシートとをシールすることにより、
    前記シート及び第二のシートで囲まれた空間を前記シー
    トの長手方向に沿って所定間隔で形成する工程と、 前記シートを、袋体の外形に合わせて前記所定間隔で成
    形、切断する工程とを順次行うことにより、前記第二の
    シートを底面とし、かつ前記空間に貯留される内容物を
    前記ストローから吐出可能な袋体を製造する製袋機であ
    って、 前記シートと前記ストローとのシールに先立ち前記シー
    トの前記ストロー設置部位を余熱するヒータを具備する
    ことを特徴とする製袋機。
  2. 【請求項2】 前記シートと前記ストローとのシールに
    用いられる金型の前記シートとの接触面に、フッ素樹脂
    加工が施されていることを特徴とする請求項1記載の製
    袋機。
  3. 【請求項3】 前記ストローを上方から真空吸引し、吸
    引した前記ストローを、前記下方に位置するシートの、
    前記ストロー設置部位の直上まで搬送した後、吸引を解
    除して前記ストローを落下させることにより、前記スト
    ローを前記ストロー設置部位に設置する設置手段を具備
    することを特徴とする請求項1または2記載の製袋機。
  4. 【請求項4】 前記シート同士のシールに先立ち前記シ
    ート同士が重ね合わされるよう前記シートのうち少なく
    とも一方の搬送方向を変える合わせロールを具備すると
    ともに、 前記シート間の前記搬送方向に沿った位置ずれを検出す
    る第一の検出手段と、第一の検出手段の検出結果に基づ
    き、前記搬送方向に沿った位置ずれがなくなるまで前記
    合わせロールを上下に移動させる第一の移動手段と、前
    記シート間の巾方向に沿った位置ずれを検出する第二の
    検出手段と、第二の検出手段の検出結果に基づき、前記
    巾方向に沿った位置ずれがなくなるまで前記合わせロー
    ルを前記巾方向に沿って移動させる第二の移動手段とを
    具備することを特徴とする請求項1,2または3記載の
    製袋機。
  5. 【請求項5】 前記第一及び第二の検出手段が、前記シ
    ートの図柄及び前記シートの巾方向両端部の位置をそれ
    ぞれ検出する光学センサとされ、かつ前記第一及び第二
    の移動手段が、前記合わせロールを上下及び前記巾方向
    に沿ってそれぞれ移動させるサーボモータであることを
    特徴とする請求項4記載の製袋機。
  6. 【請求項6】 前記シートの巾方向に沿った蛇行を検出
    する第三の検出手段と、第三の検出手段における検出結
    果に基づき、前記シートを前記袋体の外形に合わせて成
    形する第一のカッタを前記蛇行と同期して前記巾方向に
    沿って移動させる第三の移動手段とを具備することを特
    徴とする請求項1,2,3,4または5記載の製袋機。
  7. 【請求項7】 前記第三の検出手段が、前記シートの巾
    方向両端部の位置を検出する光学センサとされ、かつ前
    記第三の移動手段が、前記第一のカッタを前記巾方向に
    沿って移動させるサーボモータであることを特徴とする
    請求項6記載の製袋機。
  8. 【請求項8】 前記袋体の外形に合わせて成形後の前記
    シートを前記所定間隔で切断する第二のカッタが、前記
    シートを挟んで対向する上下一対のギロチンカッタとさ
    れ、このギロチンカッタが、前記シート同士のシールに
    伴う前記シートの搬送停止と同期し、この搬送停止1回
    あたり前記シートを所定幅のドブを介して2回切断する
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6または
    7記載の製袋機。
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