JP3577181B2 - カメラ装填用部材付感光材料の製造方法および装置 - Google Patents

カメラ装填用部材付感光材料の製造方法および装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、感光材料ウエブを切断して感光材料シートを得た後、この感光材料シートにカメラ装填用部材を自動的に接合するためのカメラ装填用部材付感光材料の製造方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
感光材料シート、例えば、4×5インチのカットフイルムを使用する大型カメラでは、一端に開口を有する遮光封筒内に写真フイルムユニットを出し入れ自在に構成した写真フイルムパッケージが採用されている。
【0003】
写真フイルムユニットは、写真フイルムシートとこの写真フイルムシートの両端に接合される第1および第2キャリアシート(カメラ装填用部材)とを有しており、この第1キャリアシートに遮光クリップが固着されている。遮光クリップは、写真フイルムユニットが遮光封筒内に収容された際に、前記遮光封筒の開口を閉塞して写真フイルムシートが外光で露光されることを防止するためのものである。
【0004】
ところで、上記の写真フイルムパッケージを製造するために、例えば、特開平7−89501号公報に開示されている製造ラインが知られている。この従来技術では、パレットが繰り返し搬送自在に載置されたコンベアの周囲に、このパレットに遮光クリップが固着された第1キャリアシートおよび第2キャリアシートをセットするシート供給工程と、この第1および第2キャリアシートに写真フイルムシートを接合するシート連結工程と、遮光封筒内に写真フイルムユニットを挿入するシート挿入工程と、前記コンベアから写真フイルムパッケージを取り出す集荷工程とが配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のシート連結工程では、通常、ロール状に巻回された写真フイルムウエブを所定の長さに切断して写真フイルムシートが形成された後、この写真フイルムシートをパレット上の第1および第2キャリアシートに対して位置決めしなければならない。従って、所定の長さに切断された写真フイルムシートを位置決めするための機構の他、前記写真フイルムシートをパレット上の第1および第2キャリアシートに対して位置決めするための機構が必要になる。
【0006】
これにより、設備全体の構成が複雑化するとともに、特に写真フイルムウエブを切断して写真フイルムシートを得てからこの写真フイルムシートを第1および第2キャリアシートと接合するまでの工程が、相当に煩雑でかつ長時間を要しているという問題が指摘されている。
【0007】
本発明は、この種の問題を解決するものであり、感光材料ウエブの切断作業からカメラ装填用部材の接合作業までを迅速かつ効率的に遂行するとともに、設備構成を有効に簡素化することが可能なカメラ装填用部材付感光材料の製造方法および装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、本発明は、切断位置に繰り出された感光材料ウエブの分離部位前方側が移送機構により一旦保持された状態で、前記感光材料ウエブを所定の長さに切断して感光材料シートを得る切断工程から、前記感光材料シートを接合位置に搬送して該感光材料シートとカメラ装填用部材とを接合する工程までが行われる。このように、移送機構は、感光材料ウエブが切断位置で一旦位置決めされると、感光材料シートの持ち替え作業を行う必要がないために、切断工程から接合工程までの作業を連続的かつ効率的に遂行することができる。
【0009】
また、切断位置において、感光材料ウエブの分離部位前後を幅方向に規制することにより、所望の寸法を有する高精度な感光材料シートを確実に得ることができる。その際、感光材料ウエブの分離部位後方側が固定ガイド手段で位置決めされる一方、前記感光材料ウエブの分離部位前方側が可動ガイド手段で位置決めされる。従って、切断後の感光材料シートを移送する時に、可動ガイド手段が移送機構に干渉することを阻止することが可能になる。
【0010】
さらに、感光材料ウエブの分離部位前方側には、可動ガイド手段に対応してベルト部材が配設されるため、前記感光材料ウエブの切断時に該感光材料ウエブが損傷することを確実に阻止することができる。
【0011】
さらにまた、移送機構は、切断された感光材料シートをノッチ加工位置に搬送して前記感光材料シートにノッチを形成するとともに、前記感光材料シートが不良と判定された際、該感光材料シートを排出位置に搬送する。このため、カメラ装填用部材付感光材料の製造作業全体が、一層効率的かつ自動的に遂行される。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態に係る製造装置10を組み込む製造ライン12の概略斜視説明図である。
【0013】
この製造装置10によって製造される写真フイルムユニット(カメラ装填用部材付感光材料)14は、図1および図2に示すように、例えば、4×5インチのカットフイルム(感光材料シート)16と、このカットフイルム16の両端に接合される第1および第2キャリアシート18、20とを有する。第1キャリアシート18には、写真フイルムユニット14を遮光封筒22に収容した状態で、この遮光封筒22の開口24を閉塞してカットフイルム16が外光で露光されることを阻止するための遮光クリップ26が固着されている。
【0014】
図1に示すように、製造ライン12は、矢印A方向に指向する搬送コンベア30に沿って移送されるパレット32を有し、このパレット32には、所定枚数(例えば、4枚)の写真フイルムユニット14が載置自在である。パレット32には、第2キャリアシート20を位置決めするための位置決めピン34が設けられるとともに、後述するヒータを通過させるための開口部36a、36bが形成される。
【0015】
製造ライン12は、矢印A方向に沿って第2キャリアシート供給ステーション38、第1キャリアシート供給ステーション40、カットフイルム接合ステーション42および写真フイルムユニット装填ステーション44を設けており、前記カットフイルム接合ステーション42に近接して本実施形態に係る製造装置10が配設されている。
【0016】
図1および図3に示すように、製造装置10は、ロール状に巻回された感光材料ウエブ50を矢印B方向に指向して切断位置である切断ステーション52に繰り出す送り出し機構54と、この切断ステーション52に設けられ、前記感光材料ウエブ50を所定の長さに切断してカットフイルム16を得る切断機構56と、前記切断ステーション52で前記感光材料ウエブ50の分離部位前方側を切断前から保持するとともに、切断後の前記カットフイルム16を接合位置であるカットフイルム接合ステーション42に搬送する移送機構58と、前記カットフイルム接合ステーション42に設けられ、前記カットフイルム16に第1および第2キャリアシート18、20を接合する接合機構60とを備える。
【0017】
図3に示すように、送り出し機構54は、高精度搬送機能を有する、例えばサクションドラムからなるメインフィードローラ62と、複数の搬送ローラ64とを備える。このメインフィードローラ62の下流側に近接して配置された一の搬送ローラ64には、ニップローラ66が進退自在に配設される。
【0018】
図3および図4に示すように、切断機構65は、下刃68と、この下刃68に対して昇降自在な上刃70とを有し、前記下刃68および前記上刃70が、感光材料ウエブ50の幅方向(矢印C方向)に延在して配置されている。
【0019】
切断ステーション52には、切断機構56の前後に位置して感光材料ウエブ50を幅方向に規制する幅規制機構72が配設される。図3および図4に示すように、幅規制機構72は、切断ステーション52で感光材料ウエブ50の分離部位後方側に配設される固定ガイド手段74と、前記感光材料ウエブ50の分離部位前方側に配設される可動ガイド手段76とを備える。
【0020】
固定ガイド手段74は、感光材料ウエブ50の幅方向に所定間隔離間して配置される一組の固定型ガイド部材78a、78bを有し、図5に示すように、この固定型ガイド部材78a、78bに互いに対向して設けられたガイド面80a、80bは、それぞれ所定角度θ°を有して屈曲している。この角度θ°は、感光材料ウエブ50の幅規制機能とこの感光材料ウエブ50の搬送抵抗とを考慮して、60°〜120°の範囲内に設定されており、本実施形態では、90°に設定している。固定型ガイド部材78a、78bの材質としては、ステンレス系の鋼材を用いており、ガイド面80a、80bには、例えば、バフ研磨による表面仕上げが施されている。なお、鋼板にハードクロムメッキ処理等を施すことも有効な手法である。
【0021】
可動ガイド手段76は、図6に示すように、矢印C方向に所定間隔離間して配設され、矢印D方向に揺動自在な一組の開閉型ガイド部材82a、82bを備える。開閉型ガイド部材82a、82bの互いに対向する側部には、上方に向かって互いに近接する方向に傾斜するガイド面84a、84bが形成される。このガイド面84a、84bは、感光材料ウエブ50が上方にカールすることによる逃げを防止するとともに、この感光材料ウエブ50の幅規制を行う。開閉型ガイド部材82a、82bの材質およびガイド面84a、84bの処理は、固定型ガイド部材78a、78bおよびガイド面80a、80bと同様であり、その説明は省略する。
【0022】
開閉型ガイド部材82a、82bの下部側には、図示しない駆動源に連結された揺動手段が設けられ、前記開閉型ガイド部材82a、82bを矢印D方向に揺動自在に構成している。開閉型ガイド部材82a、82bに近接して搬送ベルト86が配設される。この搬送ベルト86は、感光材料ウエブ50を切断する際にこの感光材料ウエブ50が損傷することを阻止するとともに、該感光材料ウエブ50の繰り出し時の補助駆動の機能を有している。
【0023】
移送機構58は、図3に示すように、駆動手段90を介して昇降および回転自在な移送部材92を備え、この移送部材92は、それぞれ90°間隔ずつ離間して外方に延在する4本のアーム部94を一体的に有している。各アーム部94には、鉛直下方向に指向してサクションボックス96が装着されており、各サクションボックス96は、管路98を介して図示しない負圧発生源に連通している。
【0024】
接合機構60は、パレット32の下方からそれぞれの開口部36a、36bに挿入して第1および第2キャリアシート18、20の接合部位に係合する昇降自在なヒータ100a、100bと、前記ヒータ100a、100bに対応してカットフイルム16を前記第1および第2キャリアシート18、20の接合部位に押圧するためのバックアップ部材102a、102bとを備える。
【0025】
図1に示すように、切断ステーション52とカットフイルム接合ステーション42との間には、このカットフイルム接合ステーション42に搬送される前のカットフイルム16の所定の位置にノッチ加工を施すためのノッチ形成ステーション(ノッチ形成機構)110と、前記カットフイルム16に不良が存在する際、このカットフイルム16を前記カットフイルム接合ステーション42を通過させて排出する排出ステーション112とが設けられている。
【0026】
このように構成される製造装置10の動作について、本実施形態に係る製造方法との関連で以下に説明する。
【0027】
図1に示すように、パレット32は、搬送コンベア30を介して矢印A方向に、順次、搬送されており、先ず、第2キャリアシート供給ステーション38でこのパレット32上に第2キャリアシート20が配置される。次いで、パレット32は、第1キャリアシート供給ステーション40に移送され、このパレット32上に第1キャリアシート18が配置された後、前記パレット32がカットフイルム接合ステーション42に移送される。
【0028】
一方、図3に示すように、ロール状に巻回されている感光材料ウエブ50は、メインフィードローラ62および搬送ローラ64等を介して矢印B方向に繰り出され、幅規制機構72を構成する固定ガイド手段74を通過して搬送ベルト86側に送り出される。感光材料ウエブ50の先端が搬送ベルト86に送り出されると、幅規制機構72を構成する可動ガイド手段76が駆動される。このため、開閉型ガイド部材82a、82bが互いに近接する方向に揺動し、ガイド面84a、84bで感光材料ウエブ50の幅規制が行われる(図6および図7A参照)。
【0029】
そこで、移送機構58を構成する駆動手段90の作用下に、移送部材92が下降してアーム部94に装着されているサクションボックス96が下降し、このサクションボックス96が搬送ベルト86上の感光材料ウエブ50に当接する(図7B参照)。その際、図示しない真空発生源の作用下にサクションボックス96内が吸引され、感光材料ウエブ50の先端側がこのサクションボックス96に吸着保持される。
【0030】
この状態で、切断機構56を構成する上刃70が下降し、この上刃70と下刃68とによって感光材料ウエブ50が所定の長さに切断されてカットフイルム16が得られる(図7C参照)。その際、図示しない検査手段により、カットフイルム16の全長検査等が行われる。
【0031】
次に、幅規制機構72を構成する可動ガイド手段76が駆動され、開閉型ガイド部材82a、82bが互いに離間する方向に揺動した後、図7Dに示すように移送機構58を構成するアーム部94が上昇する。このため、サクションボックス96は、カットフイルム16を吸着保持した状態で上昇し、このカットフイルム16が切断ステーション52の上方に取り出される。
【0032】
さらに、駆動手段90を介して移送部材92が90°だけ旋回され、サクションボックス96に吸着保持されているカットフイルム16がノッチ形成ステーション110に対応して配置される。このノッチ形成ステーション110では、サクションボックス96に吸着保持されているカットフイルム16の所定の位置にノッチ加工処理が施されるとともに、ノッチ位置不良等の検査が図示しない検査手段によって行われる。ノッチ形成後のカットフイルム16は、サクションボックス96と一体的に上昇した後、90°だけ旋回されてカットフイルム接合ステーション42に移送される(図7E参照)。
【0033】
カットフイルム接合ステーション42では、パレット32上に第1および第2キャリアシート18、20が配置されている。従って、サクションボックス96が下降することにより、このサクションボックス96に吸着保持されているカットフイルム16は、その両端縁部を第1および第2キャリアシート18、20に重畳された状態でパレット32上に配置される。
【0034】
そこで、接合機構60を構成するヒータ100a、100bが上昇してパレット32の開口部36a、36bから第1および第2キャリアシート18、20に直接接触する一方、バックアップ部材102a、102bが下降してカットフイルム16の両端縁部を前記ヒータ100a、100b上の前記第1および第2キャリアシート18、20の接合部位に押圧保持する。この状態で、ヒータ100a、100bが所定の時間だけ付勢されることにより、カットフイルム16の両端縁部と第1および第2キャリアシート18、20との接合部位が加熱溶着され、写真フイルムユニット14が得られる(図7F参照)。
【0035】
サクションボックス96は、接合機構60による接合処理の間にその吸引を解除して上昇しており、接合処理後の写真フイルムユニット14は、パレット32を介して矢印A方向に搬送されて写真フイルムユニット装填ステーション44に搬送される。図1に示すように、写真フイルムユニット14は、開口24から遮光封筒22内に収納され、第1キャリアシート18に設けられている遮光クリップ26がこの開口24を閉塞する。これにより、写真フイルムパッケージ120が得られ、この写真フイルムパッケージ120は、図示しない集積ステーションにおいて所定の枚数ずつ集積されて梱包処理が施される。
【0036】
この場合、本実施形態では、感光材料ウエブ50が切断ステーション52に繰り出され、幅規制機構72により幅規制が行われた状態で、サクションボックス96でこの感光材料ウエブ50の先端部側が吸着保持される。そして、切断機構56により感光材料ウエブ50を所定の長さに切断してカットフイルム16が得られた後、サクションボックス96は、このカットフイルム16を吸着保持したまま、ノッチ形成ステーション110を経由してカットフイルム接合ステーション42に移動し、第1および第2キャリアシート18、20の接合部位に前記カットフイルム16の両端縁部を位置決めして配置する。
【0037】
これにより、サクションボックス96が、感光材料ウエブ50の先端側を一旦保持した状態で、切断機構56による切断工程から接合機構60によるカットフイルム16と第1および第2キャリアシート18、20との接合工程までの作業を連続して行うことができる。従って、接合工程に至るまでに、切断機構56により切断されたカットフイルム16を持ち替える作業が不要になり、例えば前記カットフイルム16自体のカール等に影響されることがなく、所望の接合精度を確実に維持することが可能なるという効果が得られる。
【0038】
しかも、カットフイルム接合ステーション42でカットフイルム16を再度位置決めする従来技術に比べ、前記カットフイルム16の接合作業を一挙に高速化することができ、写真フイルムユニット14の製造作業全体の効率化が容易に遂行される。
【0039】
さらに、移送機構58は、切断ステーション52で感光材料ウエブ50の先端部側を吸着保持した後、90°ずつ旋回してカットフイルム接合ステーション42にこのカットフイルム16を移送する機能を備えていればよい。これにより、製造装置10全体の構成が一挙に簡素化するという利点が得られる。
【0040】
さらにまた、本実施形態では、切断ステーション52で切断されたカットフイルム16は、サクションボックス96に吸着保持された状態で、ノッチ形成ステーション110に搬送されて所定のノッチ加工処理が施される。このため、カットフイルム16に対するノッチ形成作業が高精度に行われ、不良の発生を有効に低減し得るという効果がある。
【0041】
また、移送機構58は、切断されたカットフイルム16に、例えば、全長不良、ノッチ位置不良、サイドプリント異常および圧力増感不良等のフイルム品質不良が発生すると、この不良なカットフイルム16をカットフイルム接合ステーション42を通過させて排出ステーション112に移送する。これにより、写真フイルムユニット14の製造作業全体が、一層効率的かつ自動的に遂行されることになる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係るカメラ装填用部材付感光材料の製造方法および装置では、切断位置に繰り出された感光材料ウエブの分離部位前方側が移送手段により一旦保持されると、この感光材料ウエブを切断して感光材料シートを得る工程から前記感光材料シートにカメラ装填用部材を接合する工程までの作業を該感光材料シートの持ち替え作業等を不要にして連続的に行うことができる。これにより、簡単な構成で、製造作業全体を高速かつ効率的に遂行することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る製造方法を実施するための製造装置を組み込む製造ラインの概略斜視説明図である。
【図2】前記製造方法により得られる写真フイルムユニットの斜視説明図である。
【図3】前記製造装置の要部概略側面説明図である。
【図4】前記製造装置を構成する切断機構および幅規制機構の平面説明図である。
【図5】前記幅規制機構を構成する固定ガイド手段の正面説明図である。
【図6】前記幅規制機構を構成するガイド手段の正面説明図である。
【図7】図7Aは、感光材料ウエブが切断ステーションに繰り出された状態の側面説明図であり、図7Bは、前記感光材料ウエブがサクションボックスで吸着された状態の説明図であり、図7Cは、前記感光材料ウエブが切断された状態の説明図であり、図7Dは、切断後のカットフイルムが前記サクションボックスと一体的に取り出された際の説明図であり、図7Eは、前記カットフイルムがカットフイルム接合ステーションに配置された際の説明図であり、図7Fは、前記カットフイルムに第1および第2キャリアシートが接合される際の説明図である。
【符号の説明】
10…製造装置 12…製造ライン
14…写真フイルムユニット 16…カットフイルム
18…第1キャリアシート 20…第2キャリアシート
22…遮光封筒 26…遮光クリップ
32…パレット 42…カットフイルム接合ステーション
50…感光材料ウエブ 54…送り出し機構
56…切断機構 58…移送機構
60…接合機構 72…幅規制機構
74…固定ガイド手段 76…可動ガイド手段
78a、78b…固定型ガイド部材 82a、82b…開閉型ガイド部材
86…搬送ベルト 90…駆動手段
92…移送部材 94…アーム部
96…サクションボックス 100a、100b…ヒータ
102a、102b…バックアップ部材
110…ノッチ形成ステーション 112…排出ステーション
120…写真フイルムパッケージ

Claims (11)

  1. 感光材料ウエブを切断位置に繰り出す工程と、
    前記切断位置で前記感光材料ウエブの分離部位前方側を移送機構により保持する工程と、
    前記感光材料ウエブを前記移送機構で保持した状態で、該感光材料ウエブを所定の長さに切断して感光材料シートを得る工程と、
    感光材料シートを前記移送機構で保持したまま接合位置に搬送する工程と、
    前記接合位置で前記感光材料シートにカメラ装填用部材を接合する工程と、
    を有することを特徴とするカメラ装填用部材付感光材料の製造方法。
  2. 請求項1記載の製造方法において、前記移送機構は、前記感光材料ウエブを吸着保持することを特徴とするカメラ装填用部材付感光材料の製造方法。
  3. 請求項1記載の製造方法において、前記切断位置で前記感光材料ウエブの分離部位前後を幅方向に規制することを特徴とするカメラ装填用部材付感光材料の製造方法。
  4. 請求項1記載の製造方法において、前記移送機構は、前記切断された感光材料シートをノッチ形成位置に搬送して前記感光材料シートにノッチを形成した後、前記接合位置に搬送することを特徴とするカメラ装填用部材付感光材料の製造方法。
  5. 請求項1記載の製造方法において、前記移送機構は、前記切断された感光材料シートが不良と判定された際、前記感光材料シートを前記接合位置を通過して排出位置に搬送することを特徴とするカメラ装填用部材付感光材料の製造方法。
  6. 感光材料ウエブを切断位置に繰り出す送り出し機構と、
    前記切断位置に設けられ、前記感光材料ウエブを所定の長さに切断して感光材料シートを得る切断機構と、
    前記切断位置で前記感光材料ウエブの分離部位前方側を切断前から保持するとともに、切断後の感光材料シートを接合位置に搬送する移送機構と、
    前記接合位置に設けられ、前記感光材料シートにカメラ装填用部材を接合する接合機構と、
    を備えることを特徴とするカメラ装填用部材付感光材料の製造装置。
  7. 請求項6記載の製造装置において、前記移送機構は、前記切断位置で前記感光材料ウエブを吸着保持するサクションボックスと、
    前記感光材料ウエブから切断された前記感光材料シートを吸着保持している前記サクションボックスを、前記切断位置と前記接合位置とに搬送自在な駆動手段と、
    を備えることを特徴とするカメラ装填用部材付感光材料の製造装置。
  8. 請求項6記載の製造装置において、前記切断位置と前記接合位置との間に配置され、前記移送機構に保持されている前記感光材料シートにノッチ加工を施すためのノッチ形成機構を備えることを特徴とするカメラ装填用部材付感光材料の製造装置。
  9. 請求項6記載の製造装置において、前記切断位置で前記感光材料ウエブの切断位置前後を幅方向に規制する幅規制機構を備えることを特徴とするカメラ装填用部材付感光材料の製造装置。
  10. 請求項9記載の製造装置において、前記幅規制機構は、切断位置で前記感光材料ウエブの分離部位後方側に配設される固定ガイド手段と、
    前記感光材料ウエブの分離部位前方側に配設され、前記感光材料シートの取り出し時に前記移送機構に干渉することを阻止すべく開閉自在な可動ガイド手段と、
    を備えることを特徴とするカメラ装填用部材付感光材料の製造装置。
  11. 請求項10記載の製造装置において、前記感光材料ウエブの分離部位前方側には、切断時に該感光材料ウエブが損傷することを阻止するためのベルト部材が前記可動ガイド手段に対応して配設されることを特徴とするカメラ装填用部材付感光材料の製造装置。
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