JP2715837B2 - 画像フィルム自動切断包装装置 - Google Patents

画像フィルム自動切断包装装置

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JP2715837B2 JP32576792A JP32576792A JP2715837B2 JP 2715837 B2 JP2715837 B2 JP 2715837B2 JP 32576792 A JP32576792 A JP 32576792A JP 32576792 A JP32576792 A JP 32576792A JP 2715837 B2 JP2715837 B2 JP 2715837B2
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキャナーによって写
真を複数色に分解して画像が多数形成された画像フィル
ムを画像毎に自動的に切断して包装する画像フィルム自
動切断包装装置に係わり、さらに詳しくは単一フィルム
の画像フィルム上に形成された各色版に相当する複数画
像を、各色版毎に自動的に切断したのち、切断済の各画
像が互いに重ならないように、透明な包装フィルムにて
挟持して包装する画像フィルム自動切断包装装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、製版工程の中の分解工程で
は、カラースキャナーを用いてカラー写真を複数色(標
準的なカラー印刷ではイエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの4色)の画像に分解し、画像(以下、網点画像
と記す。尚、画像には主として網点画像と連続調画像が
あるが、本願発明においては、網点画像と連続調画像は
何の相違も無い。)が多数形成された画像フィルムを得
ている。これは、カラー写真をスキャナーで走査し、複
数色の色情報を得、この色情報から網点情報を演算し、
この網点情報に基づき画像フィルム(主として銀塩感光
フィルム)にレーザ等で網点画像(標準的なカラー印刷
ではカラー写真一枚に対して網点画像はイエロー用、マ
ゼンタ用、シアン用、ブラック用の4点)を露光し、画
像フィルムの余白が無くなるまで次々にカラー写真を分
解、網点画像を露光することで網点画像が多数形成され
た画像フィルムを得ている。
【0003】この画像フィルムは現像処理を経たのち網
点画像毎に切断され(以下、網点画像毎に切断済の画像
フィルムをセパレートフィルムと記す)、カラー写真と
対応する複数色のセパレートフィルムをまとめて整理し
(標準的なカラー印刷では4枚1組)、次工程であるレ
タッチ工程(セパレートフィルムを所定の位置に貼り込
む工程)に渡している。
【0004】網点画像が多数形成された画像フィルムを
切断しセパレートフィルムを得る作業は、従来はハサミ
等を用いての手作業による切断作業であったが、今日、
現像済の網点画像が多数形成された画像フィルムを連続
出力可能なロボットカラースキャナーが開発され、網点
画像が多数形成された画像フィルムを連続的に出力する
ため、ハサミ等を用いての手作業による切断作業がスキ
ャナーオペレーターの全作業時間の大きな部分を占める
ようになり、そのため、逆にロボットカラースキャナー
の稼働率が低下するという問題が発生するに至ってい
る。また、手作業による切断作業のため労働負荷が大き
いという問題もあった。
【0005】そこで本願出願人はこれまで以下に記す画
像フィルム自動切断装置を提案してきた。特開平2−2
19058号は、画像フィルムのサイズと画像フィルム
上の所定位置に設けられている切断位置情報である色識
別マーク(色識別マークは網点画像ごとに設けられる)
を検出し、画像フィルムのサイズと色識別マークより切
断位置を判断して切断を行う画像フィルム自動切断装置
で、セパレートフィルムは4枚1組で包装されて出力さ
れる。特開平3−264296号は、画像フィルムのサ
イズと画像フィルム上の所定位置に設けられている色識
別マークを検出し、画像フィルムのサイズと色識別マー
クより切断位置を判断して切断を行い、セパレートフィ
ルムは4枚1組で互いにずらして重ね合わせて貼着して
出力する画像フィルム自動切断装置である。また、特願
平2−163851号は、スキャナーで画像フィルムに
レーザ等で網点画像を露光する際に、切断位置情報であ
るマークを形成し、該マークを検出して切断を行う画像
フィルム自動切断装置である。
【0006】しかしながらこれらの画像フィルム自動切
断装置は、切断前の画像フィルム上に表示されている色
識別マークまたは切断位置を示すマークを検出する必要
があるため、画像フィルム自動切断装置自体の能率が低
いという欠点を有していた。
【0007】そこで、今日、網点画像露光時の位置デー
タを利用して画像フィルムの切断位置を決定する画像フ
ィルム自動切断装置が開発されており、切断毎に色識別
マークまたは切断位置を示すマークを検出する必要がな
く、切断作業の時間を削減することが可能となり、これ
によって、画像フィルム自動切断装置の能率を向上さ
せ、更に、現像機と画像フィルム自動切断装置をインラ
イン化することで、分解から切断、包装までを一貫ライ
ンとし、作業員がわざわざ画像フィルムを画像フィルム
自動切断装置に載置する必要がなく作業員の負荷が低減
し、また、画像フィルム切断作業を従来のバッチ処理か
ら連続処理に変えることで、必要なセパレートフィルム
を必要なときにすみやかに次工程のレタッチ工程に渡す
ことが可能となり、製版工程全体の効率を高めることが
できた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、切断か
ら包装までを一貫処理する画像フィルム自動切断装置は
効率が向上するが、反面、セパレートフィルムの検査が
出来ないという問題点を有している。すなわち、例え
ば、ロボットカラースキャナーより現像済の網点画像が
多数形成された画像フィルムを連続出力したのち、一
旦、この画像フィルムを取り出してその網点画像状態を
人間が目で検査し、検査済の画像フィルムを手で画像フ
ィルム自動切断装置に挿入する方法であれば、切断前に
画像フィルムの網点画像を人間が目で検査する機会が存
在するが、上記のように切断から包装までを一貫処理す
る画像フィルム自動切断装置においては検査を行う機会
が与えられず、更に、上記従来の方式では包装済のセパ
レートフィルムは4枚が重なって包装されているため外
からの検査を行うことができず、検査を行うには袋から
わざわざセパレートフィルムを取り出す必要がある。
【0009】本発明が解決しようとする課題は、前記の
従来技術の欠点を解決し、画像フィルム自動切断装置と
分解、現像作業を一貫ラインとして切断作業の効率を向
上させると同時に、セパレートフィルムの検査を効率的
に行い得る画像フィルム自動切断装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像フィルム
を載置するカットテーブルと、該カットテーブル上の画
像フィルムを前記スキャナー若しくはスキャナー分解条
件設定装置からの画像位置情報、又は前記画像フィルム
上に記録された切断位置情報等に基づき切断して複数枚
のセパレートフィルムを得るカッターと該セパレートフ
ィルムを移載する移載部とを備えた切断移載部と、ウエ
ブ状の透明な包装フィルムを供給方向に沿って2つ折り
供給する包装フィルム供給手段と、前記切断移載部によ
り該2つ折り包装フィルム内に開放端部側から互いに重
ならないように装填されたセパレートフィルムを、該2
つ折り包装フィルムを折り重ねて挟持して貼着シールす
る貼着シール手段とを備えることを特徴とする画像フィ
ルム自動切断包装装置である。
【0011】また、本発明は、上記画像フィルム自動切
断包装装置において、前記画像位置情報及び/または画
像フィルム上に記録された切断位置情報等及び/または
切断手段からの切断位置情報に基づき貼着シール位置を
演算する貼着シール位置演算手段と、該貼着シール位置
演算手段からの演算結果に基づき、前記セパレートフィ
ルムを挟持した2つ折り包装フィルムを貼着シールする
貼着シール手段と、該貼着シール手段により貼着された
貼着部分またはその近傍を切断及び/又はミシン目加工
する切込み手段とを備える画像フィルム自動切断包装装
置である。
【0012】また、本発明は、上記画像フィルム自動切
断包装装置において、前記包装フィルムは、その2つ折
り内面が弱粘着性を呈する弱粘着性フィルムである画像
フィルム自動切断包装装置である。
【0013】
【作用】本発明は、スキャナーによって写真を複数色に
分解して得られた網点画像が多数形成された画像フィル
ムを切断し、そのセパレートフィルムを互いに重ならな
いように透明な2つ折り包装フィルム内に装填して挟持
できるため、ライトテーブル等の上におけば、透明フィ
ルムにて挟持したままセパレートフィルムを一枚一枚検
査することが可能となり、更に、セパレートフィルムの
検査工程と、セパレートフィルムと対応するカラー写真
や分解指示書等を一組にし、必要事項を確認する工程を
一つの工程とすることが可能となり、工程削減を行い得
る。
【0014】また、本発明は互いに重ならないようにセ
パレートフィルムを挟持した透明な2つ折り包装フィル
ムを所定位置にて溶着する等の貼着シールして、セパレ
ートフィルムが包装フィルムから落ちない様にすると同
時に、セパレートフィルムが他の物に直接接触すること
で発生する傷、汚れ、折れ等を防止でき、更に、切断ま
たはミシン目加工を施すことによって容易に分離でき、
必要に応じて任意の位置のセパレートフィルムを取り出
すことができる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
図1は本発明に係わる画像フィルム自動切断包装装置の
概略図であり、スキャナーによって写真をC,M,Y,
Bk等の複数色に分解処理し、各色分解画像が単一フィ
ルム上に順に出力された画像フィルム22を、画像フィ
ルム搬送部21によって搬送方向C方向に搬送するもの
で、該フィルム搬送部21は、図示しない現像装置に接
続されており、網点画像が多数形成された画像フィルム
22は現像終了後、駆動回転する複数の送りローラー2
3によって画像フィルム搬送部21の内部を矢印C方向
に進み、出没自在の当て24に当接して停止する。
【0016】次に、画像フィルム22は回転する送りコ
ロ25によって矢印Cと直交する方向に送られ、出没自
在の当て26に当接して停止することで、画像フィルム
22は絶えず所定の位置に停止することが可能となる。
【0017】送りローラー23が回転する際は送りコロ
25は図示しない上下機構によって上昇し、画像フィル
ム22に当接しない位置にあり、送りコロ25が下がり
画像フィルム22に当接して回転する際は、送りローラ
ー23は図示しない上下機構によって上昇して画像フィ
ルム22より離れている。
【0018】図中27はカットテーブルで、カットテー
ブル27の上方にはカッター28が支持部材29に鉛直
に支持されて設けられている。このカッター28は図示
しないY軸方向(矢印Cと直交する方向)駆動機構によ
り支持部材29に沿って移動可能となっており、更にカ
ッター自体は上下駆動動作及び駆動回転可能であり、切
断の有無の選択及びカッター刃の方向を変更することが
でき、該カットテーブル27上の画像フィルム22を、
スキャナー若しくはスキャナー分解条件設定装置からの
画像位置情報又は画像フィルム22上に記録されている
切断位置情報に基づき切断して複数枚のセパレートフィ
ルム46を得る。
【0019】支持部材29は装置本体フレーム上を図示
しないX軸方向(矢印Cの方向)駆動機構によりカット
テーブルに沿って移動可能となっている。支持部材29
にはカッティング後のフィルムを吸着保持する複数本の
吸引パイプを直線的に配列した形式、若しくは吸着盤な
どの吸引パッド30が設けられており、この吸引パッド
30は、図示しない上下機構によって上下駆動動作が可
能である。
【0020】当て24、26に当接して所定の位置に停
止した画像フィルム22は、図中aの位置に移動した支
持部材29に設けられている吸引パッド30により吸引
されて、支持部材29が矢印Cの方向に移動するに従っ
てカットテーブル27上に搬送される。この際、当て2
4は下降して搬送中の画像フィルム22と接触を避け
る。吸引パッド30により吸引され、支持部材29と吸
引パッド30により搬送された画像フィルム22がカッ
トテーブル27の所定の位置に達した時、支持部材29
は停止し吸引パッド30が下降して画像フィルム22は
カットテーブル27上に載置される。
【0021】カットテーブル27には無数の吸引孔31
が設けられており、画像フィルム22は吸引孔31に吸
引されて吸着固定され、吸引パッド30は吸着を停止し
上昇する。
【0022】なお画像フィルム搬送部21上を送りロー
ラー23によりC方向に搬送される前記画像フィルム2
2は、当て24、26によって絶えず前端部と側端部の
所定の位置に停止し、その後吸引パッド30により吸引
され、支持部材29により搬送されるため、支持部材2
9の搬送方向前後の往復移動距離を所定値に定めること
により、カットテーブル27上に載置される画像フィル
ム22の吸着位置を所定位置にすることができる。この
所定位置はカッター28の切断可能範囲内であれば任意
に定め得る。
【0023】所定の位置に吸引された画像フィルム22
を網点画像毎にカッター28にて、搬送方向に沿って、
あるいは搬送方向と直交する方向に沿って切断して分割
し、図1に示すように、数枚の矩形状のセパレートフィ
ルム(例えば、4分割した、セパレートフィルム46
a,46b,46c,46d)を得る。この切断位置は
セットアツプ装置またはスキャナー走査装置からの各網
点画像の露光始点と終点及び各網点画像(露光領域)に
付すべき縁取り間隔に関するデータ等に基づいて決定さ
れる。
【0024】画像フィルム22の切断が終了し、各網点
画像毎に切断されたセパレートフィルム1列毎に吸引パ
ッド30が下降、これを吸着したのちに上昇して、図2
に示すように、セパレートフィルムを吸引パッド30に
て吸着したまま、支持部材29は図中bの方向に移動し
て、ウエブ状の透明な2つ折り包装フィルム32(供給
方向に沿った折目32aにて2つ折りされた包装フィル
ム)の2つ折り開放端部32b)方向にセパレートフィ
ルム46a,46b,46c,46dを供給して、該包
装フィルム32の2つ折り包装フィルム32内に装填す
る。なお、本実施例は、セパレートフィルム46aの幅
(矢印Cと直交する方向の幅)が2種(幅広、幅狭)に
対応しているため、吸引パッド30は6本(幅広用2
本、幅狭用2本、共用2本)となっている。図2は幅広
の場合であり、吸引パッド30のうち2本は吸着してい
ない。
【0025】図1に示すように、包装フィルム32は、
透明フィルムロール33よりインフィードローラー34
によって巻き出され、途中に三角板など2つ折りフォー
マー38にて折目32aより2つ折りされて、カットテ
ーブル27の後段の搬送方向Cと直交する方向に送り出
されて供給される。供給後は、送り出し供給動作を一旦
停止する。
【0026】図2に示すように2つ折りフォーマー38
直後の所定長さに亘って2つ折りされた包装フィルム3
2は、折目32a側とは反対側の開放端部32b側が開
放しており、その開放端部32bより前進する支持部材
29の前記吸引パッド30に吸着した1セット分の各セ
パレートフィルム46a,46b,46c,46d(以
下単にセパレートフィルム46と称す)を包装フィルム
32内に装填する。断裁した後の1セット分のセパレー
トフィルム46を吸着した吸引パッド30は、矢印方向
に供給される包装フィルム32の供給方向下流側にある
セパレートフィルム46aから順に46b,46c,4
6dの吸着を解除して、各セパレートフィルムの間に所
定の貼着シール間隔47を開ける。
【0027】所定の貼着シール間隔47をあけて包装フ
ィルム32内に装填した後は、吸引パッド30は吸引を
停止しセパレートフィルムを離して僅かに上昇動作し、
支持部材29は、フィルム搬送部21の次のセパレート
フィルムの吸着位置へ移動する。
【0028】続いて、インフィードロール34とアウト
フィードロール35を駆動回転させて包装フィルム32
を各セパレートフィルム46のサイズに対応する長さ毎
に送行、停止動作を繰り返しながら、停止中において定
盤等の受部57とその上側に対向する貼着シールパター
ンの押し型を有するシール押型板等の押部58を備えた
平圧式貼着シール手段56(図1参照、切込み手段が搭
載されていてもよい)によって、2つ折り包装フィルム
32の互いの重ね合わせ内面を加熱又は感圧接着して貼
着シール、あるいは貼着シールするとともに、併設した
切込み手段によって貼着シールされたシール部、又はそ
の近傍に沿って切断及び/又はミシン目加工を施すもの
である。このようにして透明な包装フィルム32によっ
て挟持され貼着シールされ、ミシン目加工されて包装さ
れたセパレートフィルム46は、適宜に巻き取りロール
に巻き取られる。なお、本発明においては、前記貼着シ
ール手段56の貼着シール加圧方式としては、円圧式若
しくは輪転式であってもよい。
【0029】本発明においては、例えば、2つ折り包装
フィルム32上側には、包装フィルム供給方向と平行な
適宜駆動手段によって回動する支軸51に軸支されたア
ーム52,52と、該両アーム52の先端部に軸支され
たロール53とを備えたセパレートフィルム押さえロー
ル手段50、又は包装フィルム32の下側を支持して定
位置にて回転可能な定位置ロール54と、該定位置ロー
ル54に離間対向して上方に待機する上下動作可能なロ
ール55とを備えたセパレートフィルム押さえロール手
段50を設けるようにしてもよく、該押さえロール手段
50のロール53、若しくはロール55を下降動作し
て、前記セパレートフィルム46を装填した2つ折り包
装フィルム32の開放端部32b側を押さえて平坦に重
ね合わせ閉塞しながら貼着シールするようにしてもよ
い。
【0030】本発明においては、図1に示すように、フ
ォーマー38によって2つ折りされた包装フィルム32
の開放端部32bの内面に、接着剤塗布手段60(例え
ば塗布ロール)を設け、塗布された該接着剤を介して開
放端部32b側の重ね合わせ内面を貼着シールすること
は可能である。例えば、貼着シール、切断、ミシン加工
等を施さない場合は、セパレートフィルムを挟持した2
つ折り包装フィルム32は、巻き取りロールにそのまま
巻き取られ、巻き取りの状態で検版場所へ搬送され、少
しづつ巻き出されて検版が行われる。この場合、検版の
ためにセパレートフィルムが取り出された後の空の2つ
折り包装フィルム32は、その後のセパレートフィルム
の包装において何回も再使用することは可能である。
【0031】このように2つ折り包装フィルム32にて
包装されたセパレートフィルム46は巻き取りの状態で
検版場所へ搬送される。セパレートフィルムはY、M、
C、BLごとに整列した状態で、包装フィルム32の巻
き取り方向前後側、若しくは開放端部32b側が貼着さ
れ、その前後側は例えばミシン目が施されており、包装
されたセパレートフィルム46は、包装した状態で検版
を行うものである。
【0032】また、次工程にセパレートフィルム46を
渡す場合は、順次適宜ミシン目より切り離して渡すこと
が可能である。
【0033】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のでは無く、巻き取りロール等にて巻き取らず、コンピ
ュータ等の出力用紙の様にミシン目において経本折りを
施しても良い。その場合は、単に巻き取りロールを取り
外し、受け台を設置すれば良く、任意の位置にあるセパ
レートフィルムから検版を行うことができるため、中間
にあるセパレートフィルムを緊急時に優先して検版する
ことが可能となる。
【0034】本発明における2つ折り包装フィルム32
の折り形態については、図5(a)に示すように、折目
32aにて折られた包装フィルム32の開放端部32b
側の互いの端縁が一線上に揃った状態であってもよい
し、又は、図5(b)に示すように、開放端部32bの
一方の端縁が包装フィルム32上に存在するようにして
2つ折りすることも可能である。
【0035】また、本発明における2つ折り包装フィル
ム32の貼着部分については、各セパレートフィルム4
6(46a,46b,46c,46d)が1枚毎に分離
されていること、及び、その整列状態が容易に動かない
限りにおいて、例えば、図6(a)に示すように、包装
フィルム32の供給方向と直交する方向に、供給前後に
貼着シール部s1 を施すとともに、包装フィルム32供
給方向の開放端部32b側に沿って貼着シールs2 を施
す形態でもよいし、又は、図6(b)に示すように、包
装フィルム32の供給方向と直交する方向に、供給前後
のみに貼着シール部s1 を施す形態でも良いし、又は、
図6(c)に示すように、開放端部32b側を部分的に
貼着して貼着シールs3 を施す形態であってもよい。
【0036】たとえば、セパレートフィルムは、その2
つ折り包装フィルム32の開放端部32b側が開放して
いれば、次工程にて開放部分より容易にセパレートフィ
ルムを取り出すことが可能となる。また、カラー写真等
や分解指示書(倍率、トリミング等が記載)等をセパレ
ートフィルムとセットにして次工程に渡す場合、開放部
分より容易にカラー写真等や分解指示書等を挿入でき
る。すなわち、セパレートフィルムが整列する必要が有
るのは検版までであり、検版終了後には整列している必
要が無く、カラー写真等や分解指示書等を挿入しても何
ら問題が無い。従って開放部分より容易にカラー写真等
や分解指示書等を挿入することで、セパレートフィルム
を挟持するフィルムにカラー写真等や分解指示書等を貼
り付ける手間が省けたり、次工程へ搬送中に貼り付け部
分が剥がれてセパレートフィルムとカラー写真等や分解
指示書等が分離することを防止できる。
【0037】図2において、支持部材29はbの位置に
移動、吸引パッド30はセパレートフィルム46aを吸
着しており、供給されて送行停止中の2つ折り包装フィ
ルム32の開放端部32b側より、セパレートフィルム
46(46a,46b,46c,46d)がY、M、
C、BLごとに整列した状態で包装フィルム32上に載
置されている。
【0038】矢印方向(セパレートフィルム46の搬送
方向Cと直交する方向)に供給される2つ折り包装フィ
ルム32は、装置本体の幅方向(図2の装置本体左右方
向)に、貼着シール動作毎に間欠的に供給される。な
お、包装フィルム32の下側には、適宜フィルム支持台
45(平坦な定盤、若しくは回転ロール群)を備えるよ
うにしてもよい。
【0039】2つ折り包装フィルム32の開放端部32
b側より、1セット分のセパレートフィルム46(46
a,46b,46c,46d)が、Y、M、C、BLご
とに整列した状態で包装フィルム32上に載置された後
は、吸引パッド30は、支持部材29とともにもとのフ
ィルム搬送部21側(図2上方)に後退する。
【0040】この時点では、押さえロール50(ロール
53、又はロール55)は上昇しており、降下すること
によって包装フィルム32の開放端部32b側を閉鎖し
て、セパレートフィルム46を挟持する。
【0041】同時に、図1に示した貼着シール手段56
が動作して、すでにセパレートフィルム46を挟持して
図2の右方向に位置している包装フィルム32の互いの
内面を、そのセパレートフィルム46の各フィルムサイ
ズに対応する位置にて貼着シールし、貼着シールした後
はロール53を上昇させる。なお、押さえロール手段5
0にロール55を使用する場合には、該ロール55は上
昇させずそのまま包装フィルム32を閉鎖動作して、イ
ンフィードロール34,アウトフィードロール35によ
って、セパレートフィルム46のサイズに対応する長さ
だけ包装フィルム32を送行させて停止させ、再度、貼
着シール手段56を動作して、貼着シールする。この動
作を繰り返すことによって、1セット分のセパレートフ
ィルム46(46a,46b,46c,46d)を挟持
した包装フィルム32の貼着シールを終了する。
【0042】本発明装置におけるインフィードロール3
4と、アウトフィードロール35とによる包装フィルム
32の送行動作は、セットアツプ装置またはスキャナー
走査装置からのデータから決定しても良く、あるいは、
カッティング前の複数画像の形成された画像フィルムに
予め記録されている切断位置情報等に基づき決定しても
良い。
【0043】本発明においては、セパレートフィルム4
6は、上記のようなセパレートフィルム46a〜46d
の4分割(Y、M、C、BL)以外に2分割を含む複数
分割において適用可能であり、勿論、分割しない場合に
も適用は可能である。例えば、セパレートフィルム46
cの位置にY、Mの2枚、セパレートフィルム46bの
位置にC、BLの2枚となる。その場合、セパレートフ
ィルム46cとセパレートフィルム46bの間は溶着と
ミシン加工を施しても、施さなくても良く、その判断は
セットアップ装置またはスキャナー走査装置からの網点
画像の位置情報及びまたは画像フィルム上に記録された
切断位置情報等及びまたは切断手段からの切断位置情報
データから決定される。また、分割しない場合において
は、例えばセパレートフィルム46cが1枚の場合も同
様に溶着とミシン加工の位置が決定される。
【0044】図3は、本発明における内部にミシン目加
工手段を併設した貼着シール手段56の一実施例を説明
する拡大側面図であり、受部57と、押部58とを備
え、セパレートフィルム46を挟持した2つ折り包装フ
ィルム32は、第1押さえロール43、第2押さえロー
ル44と、下側の受部57にある定盤57aの間に挟ま
れている。それぞれ上側の押部58と下側の受部57
は、それぞれ加熱される押圧部58aと57bとを備
え、該押圧部が、包装フィルム32を挟んで互いに接
近、離間動作し、接近動作時点において包装フィルム3
2をその押圧部によって加熱貼着するものである。
【0045】前記押圧部58a、57bは、その包装フ
ィルム32の進行方向前後に一対設けられ、その間の一
方の溝内には、前記両押圧部が接近した際に包装フィル
ム32の反対面に突出するミシン刃59が配置されてい
る。また、押圧部58a,57bの先端部は、平坦面で
もよいが、図3に示すように、例えば、弯曲面を備えて
包装フィルム32に直接損傷を与えないようにすること
ができる。
【0046】切断を行う場合はミシン刃59に換えて切
断刃を設置してもよいが、貼着シール部56と分離した
切断部を設置してもよい。なお、包装フィルム32の開
放端部32b側の貼着シールについては、該包装フィル
ム32の供給方向に平行な長手の加熱シール板を、該貼
着シールすべき真上に相当する部位の前記受部57と押
部58とに一体的に設けてもよいし、又は包装フィルム
32の開放端部32bに沿って押圧回転するロール状の
加熱シール部を別途設けるようにしてもよい。
【0047】図4は本発明装置の一実施例における動作
ブロック図であり、3はスキャナー、スキャナー分解条
件設定装置であり、スキャナー及びまたはスキャナー分
解条件設定装置からの網点画像位置情報は、搬送・カッ
ティング制御装置4に入力され、その切断位置、切断時
の支持部材の位置とカッタの位置、搬送時の支持部材の
位置と吸引パッドの位置等が演算される。5は画像フィ
ルム位置確認手段であって、図1の画像フィルム搬送部
21の所定の位置に画像フィルム22が到達した時点
で、搬送・カッティング制御装置4に作動開始情報を送
る。画像フィルム位置確認手段5は、公知のセンサー類
を当て24、26またはその近傍に設置すれば良い。ま
た、前記搬送・カッティング制御装置4はスキャナー及
びまたはスキャナー分解条件設定装置からの網点画像位
置情報より演算した演算結果に基づいて、画像フィルム
位置確認手段5の作動開始情報を受けた時点より、支持
部材駆動回路6、切断手段駆動回路7、吸引パッド駆動
回路8、カットテーブル吸引孔駆動回路9を通じて搬送
・カッティング、カットテーブル吸引孔の吸引開始停止
作業を行う。
【0048】搬送・カッティング制御装置4からフィル
ム挟持制御装置10へは、スキャナー及びまたはスキャ
ナー分解条件設定装置からの網点画像位置情報または搬
送・カッティング制御装置4において演算された切断位
置情報が送られる。
【0049】この情報に基づいて、貼着位置演算手段1
1、切込み位置演算手段12は、セパレートフィルム4
6(各セパレートフィルム46a,46b,46c,4
6d等)の大きさに応じた貼着位置、切込み位置を算出
し、その位置に応じて2つ折り包装フィルム送り量演算
手段13(インフィードロール34,アウトフィードロ
ール35の回転数制御)は、セパレートフィルムを挟持
した2つ折り包装フィルム32の送り量(例えば包装フ
ィルム32を供給送行させながら、吸引パッド30の吸
着動作を解除して、1セット分の各セパレートフィルム
46a,46b,46c,46dのうち包装フィルム3
2の供給方向下流側にあるセパレートフィルムから順次
包装フィルム32上に載置する場合の該包装フィルム3
2供給送行動作、及び、貼着シール動作における包装フ
ィルム32供給送行動作を含む送り量)と、送り開始、
停止のタイミングを算出する。これらの演算は貼着位置
演算結果に基づいて他の演算を行っても良く、各々が別
個に演算しても良い。
【0050】搬送・カッティング制御装置4からフィル
ム挟持制御装置10へは、1セット分のセパレートフィ
ルム46を包装フィルム32上に載置(例えば、1セッ
ト分の各セパレートフィルム46a,46b,46c,
46dのうち包装フィルム32の供給方向下流側にある
セパレートフィルムから順次包装フィルム32上に載置
して、1セット全てのセパレートフィルムを載置)した
時点で作動開始情報が送られる。
【0051】これを受けて、フィルム挟持制御装置10
は貼着位置、切込み位置、送り量、送り開始、停止のタ
イミングの演算結果に基づき、貼着手段駆動回路14、
切込み手段駆動回路15、送り手段駆動回路16、挟持
ローラー駆動回路17を作動させる。貼着手段駆動回路
14は、貼着シール手段56の各受部57,押部58の
加熱シール押圧部を作動させ、切込み手段駆動回路15
は貼着シール手段56とミシン加工部、切断部が分離し
て設置されている際にミシン加工部、切断部を作動させ
る。
【0052】送り手段駆動回路13は、図1に示すイン
フィードロール34,アウトフィードロール35を作動
させるが、例えば、貼着シールした後の包装フィルム3
2を巻取集積するための巻き取りロールを駆動回転させ
るためのものでもよい。
【0053】次にロボットカラースキャナーより現像済
の網点画像が多数形成された画像フィルムを連続出力し
たのち、画像フィルムを、例えば手で本発明装置のフィ
ルム搬送部21に挿入する場合については、図1におい
て右方向より矢印C方向に画像フィルム22を手で挿入
すれば良い。また、送りローラー23を除外し、直接に
当て24、26に手で画像フィルムを当てながら載置す
るようにしても良い。例えば、カットテーブル27上に
手で画像フィルム22を載置するようにしても良く、そ
の場合フィルム搬送部21を除外し、当て24、26は
カットテーブル27上の適宣の位置に出没自在に設けら
れる。
【0054】また、スキャナー及びまたはスキャナー分
解条件設定装置からの網点画像の位置情報に基づかない
で本発明装置を動作させる場合は、画像フィルム22上
に予め記録されている切断位置情報を、所定の検出セン
サー、画像読取センサーにて検出し、その検出データに
基づいて動作させてもよい。その際は、例えは、図4の
スキャナー、スキャナー分解条件設定装置3は画像フィ
ルム上に記録された切断位置情報を識別するセンサーと
なり、画像フィルム位置確認手段は、手で挿入、載置さ
れる画像フィルムの形態に応じて適宣の位置に設置され
る。
【0055】また、本発明において切断済の画像フィル
ム(各セパレートフィルム)が互いに重ならない状態と
は、各セパレートフィルムの網点画像そのものが互いに
重ならないことを意味し、網点画像の回りの余白のみが
互いに重なる場合は、重ならない状態であると定義す
る。
【0056】このように余白のみが重なる場合は、図
1,図2に示す吸引パッド30が支持部材29に対して
幅方向(搬送方向Cに対して直交する方向)に移動可能
な吸引パッド移動駆動装置を設置すれば良く、その吸引
パッド30の移動駆動量は網点画像の位置情報とカッテ
ィング位置等より余白量を演算し、その余白量以下を駆
動量とする。
【0057】なお、上記吸引パッド30の移動動作は、
前述した1セット分のセバレートフィルム46(例えは
各セパレートフィルム46a,46b,46c,46d
等)の間の間隔47を設定するための動作として採用す
ることは可能である。
【0058】本発明においては、貼着に換えて、透明な
包装フィルム32の2つ折り内面側に弱粘着層を施した
公知の弱粘着フィルムを使用しても良い。すなわち、弱
粘着フィルムの弱粘着面はセパレートフィルムを挟持す
る面(セパレートフィルムと接触する面)とし、この場
合には、貼着シール手段56の加熱シール押圧部などを
省略することは可能である。
【0059】また、本発明においては、ミシン加工部及
びまたは切断部は、包装フィルム32の全幅に亘って延
びるミシン刃、切断刃を上下する機構でも良いが、単に
ロータリーミシン刃、ロータリーカッター刃を包装フィ
ルム32の全幅に亘って送行させても良い。
【0060】図7は、本発明の画像フィルム自動切断包
装装置の他の実施例を説明する概略斜視図であり、断裁
後のセパレートフィルム46を包装する包装フィルム3
6は予め2つ折りされたものを使用するものである。透
明フィルムロール37よりインフィードローラー34に
よって巻き出され、途中に2つ折りされた包装フィルム
36の折目36aと反対側の端部を開放する逆三角板な
どのオープナー40を備え、2つ折り包装フィルム36
の端部を開放しながら、カットテーブル27の後段の搬
送方向Cと直交する方向に送り出されて供給される。所
定長さを供給後は、送り出し供給動作を一旦停止する。
【0061】オープナー40にて開放された2つ折り包
装フィルム36は、折目36a側とは反対側の開放端部
36b側が開放しており、その開放端部36bより、前
進する支持部材29の前記吸引パッド30に吸着した1
セット分の各セパレートフィルム46a,46b,46
c,46d(以下単にセパレートフィルム46と称す)
を該2つ折り包装フィルム36内に装填する。断裁した
後の1セット分のセパレートフィルム46を吸着した吸
引パッド30は、矢印方向に供給される包装フィルム3
6の供給方向下流側にあるセパレートフィルム46aか
ら順に46b,46c,46dの吸着を解除して、各セ
パレートフィルムの間に所定の貼着シール間隔47を開
ける。
【0062】所定の貼着シール間隔47をあけて包装フ
ィルム36内に装填した後は、吸引パッド30は吸引を
停止しセパレートフィルムを離して僅かに上昇動作し、
支持部材29は、フィルム搬送部21の次のセパレート
フィルムの吸着位置へ移動する。
【0063】続いて、インフィードロール34とアウト
フィードロール35を駆動回転させて包装フィルム36
を各セパレートフィルム46のサイズに対応する長さ毎
に送行、停止動作を繰り返しながら、停止中において定
盤等の受部57とその上側に対向する貼着シールパター
ンの押し型を有するシール押型板等の押部58を備えた
平圧式貼着シール手段56(図1参照、切込み手段が搭
載されていてもよい)によって、2つ折り包装フィルム
36の互いの重ね合わせ内面を加熱又は感圧接着して貼
着シール、あるいは貼着シールするとともに、併設した
切込み手段によって貼着シールされたシール部、又はそ
の近傍に沿って切断及び/又はミシン目加工を施すもの
である。このようにして透明な包装フィルム36によっ
て挟持され貼着シールされ、ミシン目加工されて包装さ
れたセパレートフィルム46は、適宜に巻き取りロール
に巻き取られる。なお、本発明においては、前記貼着シ
ール手段56の貼着シール加圧方式としては、円圧式若
しくは輪転式であってもよい。
【0064】本発明の上記他の実施例においても、例え
ば、図7に示すように、2つ折り包装フィルム36の上
側には、必要に応じて、包装フィルム供給方向と平行な
適宜駆動手段によって回動する支軸51に軸支されたア
ーム52,52と、該両アーム52の先端部に軸支され
たロール53とを備えたセパレートフィルム押さえロー
ル手段50(図1参照)、又は包装フィルムの下側を支
持して定位置にて回転可能な定位置ロール54と、該定
位置ロール54に離間対向して上方に待機する上下動作
可能なロール55とを備えたセパレートフィルム押さえ
ロール手段50(図1参照)を設けるようにしてもよ
く、該押さえロール手段50のロール53若しくはロー
ル55を下降動作して、図7に示すように、前記セパレ
ートフィルム46を装填した2つ折り包装フィルムの開
放端部36b側を押さえロール手段50によって押さえ
て平坦に重ね合わせ閉塞しながら貼着シールするように
してもよい。
【0065】また、図7に示すように、オープナー40
によって2つ折りされた包装フィルム36の開放された
開放端部36b内面に、接着剤塗布手段65(例えば塗
布ロール)を設け、塗布された該接着剤を介して開放端
部36b側の重ね合わせ内面を貼着シールすることは可
能である。例えば、貼着シール、切断、ミシン加工等を
施さない場合は、セパレートフィルムを挟持した2つ折
り包装フィルム36は、巻き取りロールにそのまま巻き
取られ、巻き取りの状態で検版場所へ搬送され、少しづ
つ巻き出されて検版が行われる。この場合、検版のため
にセパレートフィルムが取り出された後の空の2つ折り
包装フィルム36は、その後のセパレートフィルムの包
装において何回も再使用することは可能である。
【0066】このように2つ折り包装フィルム36にて
包装されたセパレートフィルム46は巻き取りの状態で
検版場所へ搬送され、セパレートフィルムはY、M、
C、BLごとに整列した状態で、包装フィルム36の巻
き取り方向前後側、若しくは巻き取り方向前後側と開放
端部36b側が貼着され、その前後側は例えばミシン目
が施されており、包装されたセパレートフィルム46
は、前述した一実施例と同様に包装した状態で検版を行
う。
【0067】上記図7の他の実施例における2つ折り包
装フィルム36の折り形態についても、一実施例と同様
に、図4(a)に示すように、折目36aにて折られた
包装フィルム36の開放端部36b側の互いの端縁が一
線上に揃った状態であってもよいし、又は、図4(b)
に示すように、開放端部36bの一方の端縁が包装フィ
ルム36上のいずれかに存在するようにして予め2つ折
りされた包装フィルム36を使用することは可能であ
る。
【0068】また、上記他の実施例における2つ折り包
装フィルム36の貼着部分についても、一実施例と同様
に、各セパレートフィルム46(46a,46b,46
c,46d)が1枚毎に分離されていること、及び、そ
の整列状態が容易に動かない限りにおいて、例えば、図
5(a)に示すように、包装フィルム32(包装フィル
ム36)の供給方向と直交する方向に、供給前後に貼着
シール部s1 を施すとともに包装フィルム32(包装フ
ィルム36)供給方向の開放端部32b側(開放端部3
6b側)に沿って貼着シールs2 を施す形態でもよい
し、又は、図5(b)に示すように、包装フィルム32
(包装フィルム36)の供給方向と直交する方向に、供
給前後のみに貼着シール部s1 を施す形態でも良いし、
又は、図5(c)に示すように、開放端部32b側(開
放端部36b側)を部分的に貼着して貼着シールs3
施す形態であってもよい。
【0069】
【発明の効果】本発明の画像フィルム自動切断包装装置
は、単一枚の画像フィルムを各画像毎に切断してセパレ
ートフィルムを得る自動切断装置とそのセパレートフィ
ルムを互いに重ならないように透明な2つ折り包装フィ
ルム内に装填して貼着シールして包装して出力するた
め、分解、現像作業を一貫ラインとして切断作業の効率
を向上させると同時に、セパレートフィルムを包装状態
でライトテーブル等の上に置いて一枚一枚検査すること
が可能となり、色や調子の品質、あるいはフィルム上の
欠陥を検査する能率が向上する。
【0070】また、次工程にセパレートフィルムを渡す
前の当該工程内での検査が容易になり、次工程から再び
当該工程(分解工程)に戻って作り直す作業が削減で
き、セパレートフィルムの検査工程と、セパレートフィ
ルムと対応するカラー写真や分解指示書等を一組にする
工程とを一工程で消化でき、工程削減を行うことが可能
となる。
【0071】また、本発明は、互いに重ならないように
各セパレートフィルムを挟持して透明な包装フィルムに
よってクリアに保持でき、セパレートフィルムが他の物
に直接接触することで発生する傷、汚れ、折れ等を防止
でき、また、包装フィルムにミシン目加工を施して互い
に分離容易、あるいはミシン目にそって経本折り、ま
た、切断することで、必要に応じて任意の位置のセパレ
ートフィルムを取り出し易くなり、任意の順によるセパ
レートフィルムの検査が可能であり、また、2つ折り包
装フィルムの供給方向前後のみを貼着して開放端部側を
開放することによって、開放部分より容易にセパレート
フィルムを取り出しでき、カラー写真等や分解指示書等
を開放部分より容易に挿入することができるなどの効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画像フィルム自動切断包装装置
の一実施例の概略斜視図である。
【図2】本発明に係わる画像フィルム自動切断包装装置
の一実施例の平面図である。
【図3】本発明に係わる画像フィルム自動切断包装装置
の一実施例における貼着シール手段の拡大側面図であ
る。
【図4】本発明に係わる画像フィルム自動切断包装装置
のブロック図である。
【図5】(a),(b)は、本発明に係わる画像フィル
ム自動切断包装装置による2つ折り包装フィルムの形態
を説明する斜視図である。
【図6】(a),(b),(c)は、本発明に係わる画
像フィルム自動切断包装装置による2つ折り包装フィル
ムの貼着シール形態を説明する斜視図である。
【図7】本発明に係わる画像フィルム自動切断包装装置
の他の実施例の概略斜視図である。
【符号の説明】
3…スキャナー、スキャナー分解条件設定装置 4…搬送・カッティング制御装置 5…画像フィルム位
置確認手段 6…切断移載部駆動回路 7…カッター駆動回路 8…
吸引パッド駆動回路 9…カットテーブル吸引孔駆動回路 10…フィルム挟
持制御装置 11…貼着位置演算手段 12…切込み位置演算手段
13…送り量演算手段 14…貼着手段駆動回路 15…切込み手段駆動回路
16…送り手段駆動回路 17…挟持ローラー駆動回路 21…画像フィルム搬送部 22…画像フィルム 23
…ローラー 24、26…当て 25…送りコロ 27…カットテー
ブル 28…カッター 29…切断移載部 30…吸引パッド 31…吸引孔 32…透明包装フィ
ルム 32a…折目 32b…開放端部 33…フィルムロール 34…イン
フィードロール 35…アウトフィードロール 36…透明包装フィルム
36a…折目 36b…開放端部 37…フィルムロール 38…2つ
折りフォーマー 40…オープナー 43…第1押さえロール 44…第
2押さえロール 45…包装フィルム支持台 46,46a、46b、46c、46d…セパレートフ
ィルム 47…間隔 50…押さえロール手段 51…支軸 52…アーム
53…押さえロール 54…定位置ロール 55…押さえロール 56…貼着
シール手段 57…受部 57a…定盤 57b…押圧部 58…押部 58a…
押圧部 59…ミシン刃 60,65…接着剤塗布手段 s1 ,s2 ,s3 …貼着シール部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像フィルムを載置するカットテーブル
    と、該カットテーブル上の画像フィルムを前記スキャナ
    ー若しくはスキャナー分解条件設定装置からの画像位置
    情報、又は前記画像フィルム上に記録された切断位置情
    報等に基づき切断して複数枚のセパレートフィルムを得
    るカッターと該セパレートフィルムを移載する移載部と
    を備えた切断移載部と、ウエブ状の透明な包装フィルム
    を供給方向に沿って2つ折り供給する包装フィルム供給
    手段と、前記切断移載部により該2つ折り包装フィルム
    内に開放端部側から互いに重ならないように装填された
    セパレートフィルムを、該2つ折り包装フィルムを折り
    重ねて挟持して貼着シールする貼着シール手段とを備え
    ることを特徴とする画像フィルム自動切断包装装置。
  2. 【請求項2】前記画像位置情報及び/または画像フィル
    ム上に記録された切断位置情報等及び/または切断手段
    からの切断位置情報に基づき貼着シール位置を演算する
    貼着シール位置演算手段と、該貼着シール位置演算手段
    からの演算結果に基づき、前記セパレートフィルムを挟
    持した2つ折り包装フィルムを貼着シールする貼着シー
    ル手段と、該貼着シール手段により貼着された貼着部分
    またはその近傍を切断及び/又はミシン目加工する切込
    み手段とを備える請求項1に記載の画像フィルム自動切
    断包装装置。
  3. 【請求項3】前記包装フィルムは、その2つ折り内面が
    弱粘着性を呈する弱粘着性フィルムである請求項1又は
    請求項2に記載の画像フィルム自動切断包装装置。
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