JP3065473U - 2次元カット装置 - Google Patents

2次元カット装置

Info

Publication number
JP3065473U
JP3065473U JP1999004951U JP495199U JP3065473U JP 3065473 U JP3065473 U JP 3065473U JP 1999004951 U JP1999004951 U JP 1999004951U JP 495199 U JP495199 U JP 495199U JP 3065473 U JP3065473 U JP 3065473U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print
sheet
printed
cut
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1999004951U
Other languages
English (en)
Inventor
輝成 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASAHI INDUSTRIES CO., LTD.
Original Assignee
ASAHI INDUSTRIES CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ASAHI INDUSTRIES CO., LTD. filed Critical ASAHI INDUSTRIES CO., LTD.
Priority to JP1999004951U priority Critical patent/JP3065473U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3065473U publication Critical patent/JP3065473U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】真印字装置で印字された被印字シートの粘着
シールを所定の形状にカットする際、印字位置がずれて
いるとカットパターンが印字に対してずれる。 【解決手段】被印字シートPSに指標Mを同時に印字し
ておき、該指標Mの位置を光電センサー7で検出してず
れ量を求め、カッターヘッド2によりカットする際にず
れ量に応じてカット位置を補正することとした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、街頭に設置されている写真印字装置によって印字された被印字シー トの粘着シール部分を任意の形状にカットする2次元カット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にプリクラと呼ばれている写真印字装置は内部に矩形状に成形された被印 字シートを複数枚内蔵している。該被印字シートは粘着シールと該粘着シールの 裏面に貼着された剥離紙とからなる。そして、該写真印字装置に備え付けられて いるカメラで人物等を撮像すると内蔵されている複数枚の被印字シートの中から 1枚取り出し、ローラーで一定速度で送りながら撮像した画像を被印字シートの 粘着シール表面に印字するように構成されている。該被印字シートの粘着シール は予めカットされている。粘着シールは矩形状に16分割されている場合が多い がカットされる形状に特に制限はない。ただし、1台の写真印字装置にストック されている被印字シートの粘着シールはすべて同じ形状にカットされており、粘 着シールのカット形状が相違する複数種類の被印字シートが1台の写真印字装置 内にストックされることはない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述のように1台の写真印字装置内には1種類の被印字シートしかストックさ れていないため印字された粘着シールのカット枚数を変えたい場合や背景に応じ てカット形状を変えたい場合があってもそれらの要望に応えることができないと いう不具合が生じる。
【0004】 そこで本考案は、上記の問題点に鑑み、写真印字装置で印字された被印字シー トの粘着シールを任意の形状にカットすることの出来る2次元カット装置を提供 することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、粘着シールと該粘着シールの裏面に貼着 された剥離紙とから成る矩形の被印字シートであって該被印字シートの1辺を位 置決め用の基準辺として該基準辺に沿って送られながら粘着シールの表面にカラ ー印字されたものの粘着シール部分を任意の形状に切断する切断部を備えた2次 元カット装置において、印字された被印字シートを切断部に送るローダー部を有 し、該ローダー部に、被印字シートの上記基準辺を位置決め用のストッパに当接 させる位置決め機構と、上記粘着シールへの印字時に同時に印字された位置決め 用の指標の位置を検出し基準辺に対して平行な方向に対する印字のずれ量を求め 切断部でのカット位置を補正する補正部とを備えたことを特徴とする。
【0006】 被印字シートに印字する際に、一旦基準辺を位置決めすると基準辺に平行であ る印字送り方向に被印字シートを送る途中で被印字シートが基準辺に対して直角 方向にずれることはない。一方被印字シートはローラーで把持され印字送り方向 に送られるためローラーと被印字シートとの間に滑りが生じると基準辺に平行な 方向に印字がずれるおそれが生じる。従来の2次元カット装置では被印字シート の周辺を基準にしてカットを行うため印字がずれているとカット線が印字に対し てずれる。本考案では粘着シールに印字された上記指標の位置に基づいてカット 位置を補正するので、印字がずれてもずれた印字に合わせて粘着シールをカット することができる。
【0007】 尚、上記位置決め用の指標は上記基準辺に平行な方向に数ミリ程度の幅を有し 、上記補正部は上記基準辺に平行な方向に沿って該指標の両端部の位置を検出し 、両端部の位置の平均値を基に印字のずれ量を求めるようにしてもよい。
【0008】 また、上記ローダー部は、切断部で切断された被印字シートを後退させ外部に 払い出すように構成してもよい。
【0009】 更に、複数のカットパターンを記憶する記憶部を有し、該記憶部に記憶された カットパターンから適宜のカットパターンを選択し、選択されたカットパターン に従って上記切断部の作動を制御するようにしてもよい。
【0010】
【考案の実施の形態】
図1を参照して、1は本考案に係る2次元カット装置の本体であり、通信ケー ブルを介して複数台の写真印字装置PCに接続されている。該2次元カット装置 1は各写真印字装置PCで印字された被印字シートPSを投入払出口11に挿入 すると自動的に内部に吸い込み、被印字シートPSの粘着シールを所定の形状に カットした後投入払出口11から払い出すものである。図2を参照して、写真印 字装置PCから払い出される印字済みの被印字シートPSは図において左側の辺 が基準辺GLとして規定され、該基準辺GLに平行に印字送りされて印字されて いる。印字方向前端部にはバーコードBCが印字され、後端部には後述する印字 位置補正用の指標Mが印字されている。バーコードBC及び指標Mは粘着シール 表面に写真印字される際に同時に印字される。尚、CLはカットパターンを示す カットラインであり、写真印字装置PCから被印字シートPSが払い出された段 階では被印字シートPSの粘着シールは全くカットされていない状態である。バ ーコードBCはカットラインCLのパターンを示すものである。上記写真印字装 置PCは1台でカットラインCLが複数パターンの印字を行うことができる。こ れらカットラインCLのパターンは例えば図3の(a)〜(c)に示すものであ り、各パターンを識別するため各パターン固有のバーコードBCが印字されてい る。また、指標Mは基準辺GLに平行な方向に対して5mmの幅を有するように 印字されている。
【0011】 図4を参照して、写真印字装置PCから払い出された未カットの被印字シート PSを上記投入払出口11に挿入すると2次元カット装置1の内部に設置された カッターヘッド2に対してローダー部3により搬送される。カッターヘッド2は 左右方向に長手のレール21に沿って左右に移動自在であり、左右位置及び移動 速度は図外のNC制御装置により制御される。また、被印字シートPSはスプロ ケット状の円板爪を備えたクランプローラー22により把持されカッターヘッド 2の移動に連動して被印字シートPSを前進及び後退させる。尚、被印字シート PSの前後位置はカッターヘッド2と同じくNC制御装置により制御される。と ころで、ローダー部3はベース板31と、該ベース板31に対して1mm程度の 隙間を存して対峙するブラケット板32とを備えている。そして上記投入払出口 11に挿入された被印字シートPSはベース板31とブラケット板32との間の 隙間に進入する。尚、被印字シートPSを挿入する際には左側に設けられた位置 決めレール33に上記基準辺GLを当接させながら挿入する。被印字シートPS が所定長さ挿入されると、図示しない光電センサが被印字シートPSが挿入され たことを検知する。ブラケット板32の上面にはアクチュエータ4によって上下 動する送りローラー41が配設されている。該送りローラー41は左右1対設け られており、両送りローラー41は共通の回転軸41aに固定されている。各送 りローラー41に対応する位置にはブラケット板32に窓穴32wが形成され、 かつ駆動ローラー42が設けられている。各駆動ローラー42はベース板31の 下方に配設された図外の駆動モーターにより回転駆動されるものである。上述の ように光電センサが被印字シートPSが挿入されたことを検知するとアクチュエ ータ4は送りローラー41を押し下げ、送りローラー41と駆動ローラー42と の間に被印字シートPSを挟む。続いて駆動ローラー42が回転し挟んだ被印字 シートPSをカッターヘッド2に向かって搬送する。ブラケット板32aの奥端 縁32aの近傍には図示しない光電センサが配置されており、被印字シートPS の前進端縁がブラケット板32の奥端部32aに一致するまで被印字シートPS は搬送され、奥端部32aに被印字シートPSの前進端縁が一致したことを光電 センサが検知すると駆動ローラー42は停止する。そして、該搬送途中において バーコード読取機6により被印字シートPSに印字されているバーコードを読み 取り、その結果をNC制御装置に転送する。NC制御装置では転送されてきたバ ーコードに対応するカットパターンをメモリから呼び出しロードする。尚、カッ トパターンがメモリ内に格納されていない場合には印字した写真印字装置に対し てカットパターンを問い合わせる。駆動ローラー42が停止するするとアクチュ エータ4は送りローラー41を一旦上方に引き上げ、被印字シートPSを水平方 向に自由に移動できる状態にする。
【0012】 ブラケット板32の奥側上面には第2のアクチュエータ5が取り付けられてお り、支点51を中心に揺動自在に保持されているローラーブラケット52を該ア クチュエータ5によって揺動させる。該ローラーブラケット52の左側端部には 矯正ローラー53が回転自在に取り付けられており、矯正ローラー53は同じく ローラーブラケット52に保持されているモーター54によって回転される。ロ ーラーブラケット52の右端にはバランスウエイト55が固定されている。上述 のように送りローラー41が引き上げられ被印字シートPSが水平方向に自由に 移動できる状態になるとアクチュエータ5はローラーブラケット52を揺動させ 矯正ローラー53とベース板31との間に被印字シートPSを挟む。そして、モ ーター54を作動させて矯正ローラー53を回転させ被印字シートPSの基準辺 GLを位置決めレール33に当接させ図において左右方向の位置決めを行う。所 定時間モーター54を作動させると再びアクチュエータ4により送りローラーを 下降させ、続いてアクチュエータ5により矯正ローラー53を持ち上げる。
【0013】 次に駆動ローラー42を低速で回動させて被印字シートPSを更に前進させ被 印字シートPSの前進端縁をクランプローラー22に把持させる。クランプロー ラー22が被印字シートPSを把持するとアクチュエータ4は送りローラー41 を上方に引き上げ、その後の制御はカッターヘッド2及びクランプローラー22 が設けられている切断部の制御を行うNC制御装置に制御権を移行する。ところ で、送りローラー41の左方には光電センサー7が取り付けられており、被印字 シートPSの前進端縁がクランプローラー22に把持された時点では指標Mはま だ光電センサー7の取り付け位置を通過していない。NC制御装置は被印字シー トPSを2.5mmステップで前進させる。ステップ毎に光電センサー7の出力 信号がモニターされており、光電センサー7が指標Mを検知するとNC制御装置 は0.1mmピッチで被印字シートPSを後退させ指標Mの前進側端部の位置を 検出する。該前進側端部の座標が検出されるとNC制御装置は被印字シートPS を4mm前進させた後0.1mmピッチで前進させ指標Mの後進側端部の座標を 検出する。そして、両端部の位置を平均して指標Mの中心座標を求め、該中心座 標が本来の位置からどれだけずれているかを求める。次にNC制御装置は被印字 シートPSを加工原点位置まで移動させるが、その際上記のずれ量を基に原点位 置を補正する。その後はバーコードに対応して呼び出されているカットパターン に従って粘着シールをカットする。カット工程が終了するとクランプローラー2 2が被印字シートPSを放すまで後退させ、更に送りローラー41を下降させて 駆動ローラー42を反転させることによりカット済みの被印字シートPSを投入 払出口11から払い出す。
【0014】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案は、印字済み被印字シートの粘着シー ルを所定の形状にカットする際に、印字がずれていてもずれ量に応じてカット位 置を補正し、印字に対して正確な位置でカットすることができる。
【提出日】平成11年9月6日(1999.9.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、写真印字装置によって印字された被印字シートの粘着シール部分を 任意の形状にカットする2次元カット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に写真印字装置は内部に矩形状に成形された被印字シートを複数枚内蔵し ている。該被印字シートは粘着シールと該粘着シールの裏面に貼着された剥離紙 とからなる。そして、該写真印字装置に備え付けられているカメラで人物等を撮 像すると内蔵されている複数枚の被印字シートの中から1枚取り出し、ローラー で一定速度で送りながら撮像した画像を被印字シートの粘着シール表面に印字す るように構成されている。該被印字シートの粘着シールは予めカットされている 。た だし、1台の写真印字装置にストックされている被印字シートの粘着シール はすべて同じ形状にカットされており、粘着シールのカット形状が相違する複数 種類の被印字シートが1台の写真印字装置内にストックされることはない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述のように1台の写真印字装置内には1種類の被印字シートしかストックさ れていないため印字された粘着シールのカット枚数を変えたい場合や背景に応じ てカット形状を変えたい場合があってもそれらの要望に応えることができないと いう不具合が生じる。
【0004】 そこで本考案は、上記の問題点に鑑み、写真印字装置で印字された被印字シー トの粘着シールを任意の形状にカットすることの出来る2次元カット装置を提供 することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本考案は、粘着シールと該粘着シールの裏面に貼着 された剥離紙とから成る矩形の被印字シートであって該被印字シートの1辺を位 置決め用の基準辺として該基準辺に沿って送られながら粘着シールの表面にカラ ー印字されたものの粘着シール部分を任意の形状に切断する切断部を備えた2次 元カット装置において、印字された被印字シートを切断部に送るローダー部を有 し、該ローダー部に、被印字シートの上記基準辺を位置決め用のストッパに当接 させる位置決め機構と、上記粘着シールへの印字時に同時に印字された位置決め 用の指標の位置を検出し基準辺に対して平行な方向に対する印字のずれ量を求め 切断部でのカット位置を補正する補正部とを備えたことを特徴とする。
【0006】 被印字シートに印字する際に、一旦基準辺を位置決めすると基準辺に平行であ る印字送り方向に被印字シートを送る途中で被印字シートが基準辺に対して直角 方向にずれることはない。一方被印字シートはローラーで把持され印字送り方向 に送られるためローラーと被印字シートとの間に滑りが生じると基準辺に平行な 方向に印字がずれるおそれが生じる。従来の2次元カット装置では被印字シート の周辺を基準にしてカットを行うため印字がずれているとカット線が印字に対し てずれる。本考案では粘着シールに印字された上記指標の位置に基づいてカット 位置を補正するので、印字がずれてもずれた印字に合わせて粘着シールをカット することができる。
【0007】 尚、上記位置決め用の指標は上記基準辺に平行な方向に数ミリ程度の幅を有し 、上記補正部は上記基準辺に平行な方向に沿って該指標の両端部の位置を検出し 、両端部の位置の平均値を基に印字のずれ量を求めるようにしてもよい。
【0008】 また、上記ローダー部は、切断部で切断された被印字シートを後退させ外部に 払い出すように構成してもよい。
【0009】
【0010】
【考案の実施の形態】 図1 を参照して、写真印字装置PCから払い出される印字済みの被印字シート PSは図において左側の辺が基準辺GLとして規定され、該基準辺GLに平行に 印字送りされて印字されている。印字方向後端部には後述する印字位置補正用の 指標Mが印字されている。指標Mは粘着シール表面に写真印字される際に同時に 印字される。尚、CLはカットパターン領域を示す。また、指標Mは基準辺GL に平行な方向に対して5mmの幅を有するように印字されている。
【0011】 図を参照して、写真印字装置PCから払い出された未カットの被印字シート PSを上記投入払出口11に挿入すると2次元カット装置1の内部に設置された カッターヘッド2に対してローダー部3により搬送される。カッターヘッド2は 左右方向に長手のレール21に沿って左右に移動自在であり、左右位置及び移動 速度は図外のNC制御装置により制御される。また、被印字シートPSはスプロ ケット状の円板爪を備えたクランプローラー22により把持されカッターヘッド 2の移動に連動して被印字シートPSを前進及び後退させる。尚、被印字シート PSの前後位置はカッターヘッド2と同じくNC制御装置により制御される。と ころで、ローダー部3はベース板31と、該ベース板31に対して1mm程度の 隙間を存して対峙するブラケット板32とを備えている。そして上記投入払出口 11に挿入された被印字シートPSはベース板31とブラケット板32との間の 隙間に進入する。尚、被印字シートPSを挿入する際には左側に設けられた位置 決めレール33に上記基準辺GLを当接させながら挿入する。被印字シートPS が所定長さ挿入されると、図示しない光電センサが被印字シートPSが挿入され たことを検知する。ブラケット板32の上面にはアクチュエータ4によって上下 動する送りローラー41が配設されている。該送りローラー41は左右1対設け られており、両送りローラー41は共通の回転軸41aに固定されている。各送 りローラー41に対応する位置にはブラケット板32に窓穴32wが形成され、 かつ駆動ローラー42が設けられている。各駆動ローラー42はベース板31の 下方に配設された図外の駆動モーターにより回転駆動されるものである。上述の ように光電センサが被印字シートPSが挿入されたことを検知するとアクチュエ ータ4は送りローラー41を押し下げ、送りローラー41と駆動ローラー42と の間に被印字シートPSを挟む。続いて駆動ローラー42が回転し挟んだ被印字 シートPSをカッターヘッド2に向かって搬送する。ブラケット板32aの奥端 縁32aの近傍には図示しない光電センサが配置されており、被印字シートPS の前進端縁がブラケット板32の奥端部32aに一致するまで被印字シートPS は搬送され、奥端部32aに被印字シートPSの前進端縁が一致したことを光電 センサが検知すると駆動ローラー42は停止する。駆動ローラー42が停止する するとアクチュエータ4は送りローラー41を一旦上方に引き上げ、被印字シー トPSを水平方向に自由に移動できる状態にする。
【0012】 ブラケット板32の奥側上面には第2のアクチュエータ5が取り付けられてお り、支点51を中心に揺動自在に保持されているローラーブラケット52を該ア クチュエータ5によって揺動させる。該ローラーブラケット52の左側端部には 矯正ローラー53が回転自在に取り付けられており、矯正ローラー53は同じく ローラーブラケット52に保持されているモーター54によって回転される。ロ ーラーブラケット52の右端にはバランスウエイト55が固定されている。上述 のように送りローラー41が引き上げられ被印字シートPSが水平方向に自由に 移動できる状態になるとアクチュエータ5はローラーブラケット52を揺動させ 矯正ローラー53とベース板31との間に被印字シートPSを挟む。そして、モ ーター54を作動させて矯正ローラー53を回転させ被印字シートPSの基準辺 GLを位置決めレール33に当接させ図において左右方向の位置決めを行う。所 定時間モーター54を作動させると再びアクチュエータ4により送りローラーを 下降させ、続いてアクチュエータ5により矯正ローラー53を持ち上げる。
【0013】 次に駆動ローラー42を回動させて被印字シートPSを更に前進させ被印字シ ートPSの前進端縁をクランプローラー22に把持させる。クランプローラー2 2が被印字シートPSを把持するとアクチュエータ4は送りローラー41を上方 に引き上げ、その後の制御はカッターヘッド2及びクランプローラー22が設け られている切断部の制御を行うNC制御装置に制御権を移行する。ところで、送 りローラー41の左方には光電センサー7が取り付けられており、被印字シート PSの前進端縁がクランプローラー22に把持された時点では指標Mはまだ光電 センサー7の取り付け位置を通過していない。NC制御装置は被印字シートPS を2.5mmステップで前進させる。ステップ毎に光電センサー7の出力信号が モニターされており、光電センサー7が指標Mを検知するとNC制御装置は0. 1mmピッチで被印字シートPSを後退させ指標Mの前進側端部の位置を検出す る。該前進側端部の座標が検出されるとNC制御装置は被印字シートPSを4m m前進させた後0.1mmピッチで前進させ指標Mの後進側端部の座標を検出す る。そして、両端部の位置を平均して指標Mの中心座標を求め、該中心座標が本 来の位置からどれだけずれているかを求める。次にNC制御装置は被印字シート PSを加工原点位置まで移動させるが、その際上記のずれ量を基に原点位置を補 正する。その後はカットパターンに従って粘着シールをカットする。カット工程 が終了するとクランプローラー22が被印字シートPSを放すまで後退させ、更 に送りローラー41を下降させて駆動ローラー42を反転させることによりカッ ト済みの被印字シートPSを投入払出口11から払い出す。
【0014】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案は、印字済み被印字シートの粘着シー ルを所定の形状にカットする際に、印字がずれていてもずれ量に応じてカット位 置を補正し、印字に対して正確な位置でカットすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の2次元カット装置が適用される形態を
示す図
【図2】被印字シートの形態を示す図
【図3】被印字シートの他の形態を示す図
【図4】2次元カット装置内部の構成を示す斜視図
【符号の説明】
1 2次元カット装置 2 カッターヘッド 3 ローダー部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月6日(1999.9.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 2次元カット装置
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】被印字シートの形態を示す図
【図2】2次元カット装置内部の構成を示す斜視図
【符号の説明】 1 2次元カット装置 2 カッターヘッド 3 ローダー部
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着シールと該粘着シールの裏面に貼
    着された剥離紙とから成る矩形の被印字シートであって
    該被印字シートの1辺を位置決め用の基準辺として該基
    準辺に沿って送られながら粘着シールの表面にカラー印
    字されたものの粘着シール部分を任意の形状に切断する
    切断部を備えた2次元カット装置において、印字された
    被印字シートを切断部に送るローダー部を有し、該ロー
    ダー部に、被印字シートの上記基準辺を位置決め用のス
    トッパに当接させる位置決め機構と、上記粘着シールへ
    の印字時に同時に印字された位置決め用の指標の位置を
    検出し基準辺に対して平行な方向に対する印字のずれ量
    を求め切断部でのカット位置を補正する補正部とを備え
    たことを特徴とする2次元カット装置。
  2. 【請求項2】 上記位置決め用の指標は上記基準辺に
    平行な方向に数ミリ程度の幅を有し、上記補正部は上記
    基準辺に平行な方向に沿って該指標の両端部の位置を検
    出し、両端部の位置の平均値を基に印字のずれ量を求め
    ることを特徴とする請求項1に記載の2次元カット装
    置。
  3. 【請求項3】 上記ローダー部は、切断部で切断され
    た被印字シートを後退させ外部に払い出すことを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の2次元カット装
    置。
  4. 【請求項4】 複数のカットパターンを記憶する記憶
    部を有し、該記憶部に記憶されたカットパターンから適
    宜のカットパターンを選択し、選択されたカットパター
    ンに従って上記切断部の作動を制御するようにしたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    2次元カット装置。
JP1999004951U 1999-07-05 1999-07-05 2次元カット装置 Expired - Lifetime JP3065473U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999004951U JP3065473U (ja) 1999-07-05 1999-07-05 2次元カット装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1999004951U JP3065473U (ja) 1999-07-05 1999-07-05 2次元カット装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3065473U true JP3065473U (ja) 2000-02-02

Family

ID=43199080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1999004951U Expired - Lifetime JP3065473U (ja) 1999-07-05 1999-07-05 2次元カット装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3065473U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002211527A (ja) * 2001-01-12 2002-07-31 Mimaki Engineering Co Ltd カッテングプロッタ、それを用いたシートのカット方法及びそれに用いるシート
CN115122640A (zh) * 2022-05-30 2022-09-30 深圳市纵维立方科技有限公司 三维打印方法、系统、存储介质及计算机设备
CN115122640B (zh) * 2022-05-30 2024-05-24 深圳市纵维立方科技有限公司 三维打印方法、系统、存储介质及计算机设备

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002211527A (ja) * 2001-01-12 2002-07-31 Mimaki Engineering Co Ltd カッテングプロッタ、それを用いたシートのカット方法及びそれに用いるシート
CN115122640A (zh) * 2022-05-30 2022-09-30 深圳市纵维立方科技有限公司 三维打印方法、系统、存储介质及计算机设备
CN115122640B (zh) * 2022-05-30 2024-05-24 深圳市纵维立方科技有限公司 三维打印方法、系统、存储介质及计算机设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003128301A (ja) シート材位置決め装置
JP3065473U (ja) 2次元カット装置
KR100420244B1 (ko) 필름 마커 시스템 및 이의 제어 방법
EP0518688B1 (en) Sheet feed device capable of facilitating sheet removal from sheet feed path
JP6163488B2 (ja) スクリーン印刷機
JP4443760B2 (ja) ラベルプリンタ及びそのカット処理方法
US6729780B2 (en) Color proofer with registering means
EP1268143B1 (en) Device for trimming and automatic cutting of images on paper and other graphic and photographic substrates, in particular of large size
JP2002346983A (ja) 積載シートの断裁装置
JPH0419531B2 (ja)
EP1733880A2 (en) Printing apparatus and printing method
JP2010023387A (ja) プリンタにおける記録紙の切断方法およびプリンタ
JP3496212B2 (ja) 打ち抜き方法およびこの方法に用いる打ち抜き装置
JPH0273254A (ja) カツターソーター
JP2556485B2 (ja) 記録装置
JP2006117309A (ja) ラベル貼付方法およびその装置
JP2941532B2 (ja) 巻取紙の保護紙除去装置
JP2628097B2 (ja) 印画紙焼付装置
JP2699923B2 (ja) プリンタ装置
JPS6293159A (ja) 両面印字機構
JPH0651421B2 (ja) 製版印刷方法および装置
JPH08188308A (ja) 印刷用紙の位置決め方法
JPH07334630A (ja) 帳票の傾き修正機構
JP2543946Y2 (ja) ストレッチ包装機
JP2002513700A (ja) 印刷リボンを用いて印刷する経済的方法およびその方法を実施する印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term