JP2002067187A - トレイ容器製品の製造方法および、その製造装置 - Google Patents

トレイ容器製品の製造方法および、その製造装置

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JP2002067187A
JP2002067187A JP2000266456A JP2000266456A JP2002067187A JP 2002067187 A JP2002067187 A JP 2002067187A JP 2000266456 A JP2000266456 A JP 2000266456A JP 2000266456 A JP2000266456 A JP 2000266456A JP 2002067187 A JP2002067187 A JP 2002067187A
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Eizaburo Yamaguchi
英三郎 山口
Kenji Mizukawa
憲二 水川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック製トレイ容器グループをカバー
フィルムで密閉シールし、次に、トレイ容器を打ち抜く
工程では、トレイ容器を抜いた後のスクラップを切れに
くくして、後工程の処理を容易にすることができるトレ
イ容器製品の製造方法および、その製造装置を提供す
る。 【解決手段】 トレイ容器グループのトレイの上面にカ
バーフィルムを被せて接着密閉した後、トレイ容器打抜
装置によって単体のトレイ容器に打ち抜き、これらトレ
イ容器打ち抜き後のスクラップを連続的に処理する製造
方法において、トレイ容器上面にカバーフィルム5を被
せて接着密閉するシール工程の前又は後に、前後のトレ
イ容器グループ1がカバーフィルム5で繋がれる部分の
両側縁部のカバーフィルム5とトレイシートに補強シー
ル加工bを施してトレイ容器打ち抜き後のスクラップの
縁切れを防止することにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレイ容器が整列
成形されたプラスチック製トレイ容器グループをカバー
フィルムで接着密閉してから各トレイ容器ごとに打ち抜
いてトレイ容器製品を製造するトレイ容器製品の製造方
法および、その製造装置に関し、詳しくは、カバーフィ
ルムで接着密閉されたプラスチック製トレイ容器グルー
プから、ロータリダイカット装置によってトレイ容器を
打ち抜いた後のスクラップの縁切れを防止して同スクラ
ップを支障なく連続処理させるため、カバーフィルム両
縁を補強したトレイ容器製品の製造方法および、その製
造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トレイ容器製品の製造に際して用いられ
る従来のロータリダイカット装置においては、整列成型
したトレイ容器を、一定数毎に切断したプラスチック製
トレイ容器グループを間欠送りし、ダイカット装置で各
トレイ容器を打ち抜いてトレイ容器製品を製造してい
る。一方、ダイカット装置で打ち抜いた後のスクラップ
は、巻き取られて別の処理工程において破砕され、廃棄
又は回収されて樹脂原料として再生される。
【0003】原料プラスチックシート又はフィルムの歩
留まりを良くするためには、トレイ容器の間隔をできる
だけ詰め、材料シートの幅方向も搬送用のグリップ部を
残してぎりぎりの寸法に定める必要がある。そのために
は、トレイ容器に蓋をする蓋シールの精度と打ち抜きの
精度を上げる必要があり、トレイ容器一定数毎に切断し
たプラスチック製トレイ容器グループを処理の直前で位
置決めし、搬送手段の間欠送りに対してロータリダイカ
ット装置を同調させて駆動するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のロータリダイカ
ット装置において、プラスチック製トレイ容器グループ
をカバーフィルムで密閉シールし、打ち抜く工程では、
シールの外周ラインを打ち抜きラインと略同じ、両側縁
もぎりぎりにセットしてある。また、蓋シールは中身
(食品)を取出すときに剥がし易いようなシール温度に
設定してある。従って、トレイを打ち抜いた後の縁が連
なった細い紐状スクラップは、シールしてない部分があ
ったり、シール部が残っていても剥がれ易いので、トレ
イ容器グループの切れ目(境目)は、カバーフィルムだ
けで繋がり、送り、巻き取りのための引っ張り負荷によ
り千切れ易いが、千切れると後工程への送りや巻き取り
が困難になり、機械停止して人手による除去が必要とな
る。
【0005】本発明は、プラスチック製トレイ容器グル
ープをカバーフィルムで密閉シールし、次に、トレイ容
器を打ち抜く工程では、トレイ容器を抜いた後のスクラ
ップを切れにくくして、後工程の処理を容易にすること
ができるトレイ容器製品の製造方法および、その製造装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、以下のような手段を講じている。プラスチッ
クシートよりトレイ容器を整列成型し、これを一定個数
のトレイ容器グループ毎に切断し、このトレイ容器グル
ープの各トレイに内容物を充填し、これらトレイの上面
にカバーフィルムを被せて接着密閉した後、搬送手段に
より前記トレイ容器グループを一定ピッチで間欠駆動搬
送し、トレイ容器打抜装置によって単体のトレイ容器に
打ち抜き、これらトレイ容器打ち抜き後のスクラップを
連続的に処理するトレイ容器製品の製造方法である。そ
して、トレイ容器上面にカバーフィルムを被せて接着密
閉するシール工程の前又は後に、前後のトレイ容器グル
ープがカバーフィルムで繋がれる部分の両側縁部のカバ
ーフィルムとトレイシートに補強シール加工を施す。こ
れにより、トレイ容器打ち抜き後のスクラップの縁切れ
を防止するようにしたものである。また、上記補強シー
ルを施工するシール補強部には、シール補強部の接着強
度がカバーフィルムの接着強度よりも強くなるシール温
度に設定して接着保持するように温度制御して、シール
補強部の接着強度を大きくしている。さらに、本発明で
は、プラスチックシートよりトレイ容器を整列成型し、
これを切断機を介して一定個数のトレイ容器グループ毎
に切断し、このトレイ容器グループの各トレイに、内容
物を充填し、これらトレイの上面に、カバーフィルムを
被せて接着密閉した後、搬送手段により前記トレイ容器
グループを一定ピッチで間欠駆動搬送し、トレイ容器打
抜装置によって単体のトレイ容器に打ち抜き、これらト
レイ容器打ち抜き後のスクラップを連続的に処理するト
レイ容器製品の製造装置であって、前後のトレイ容器グ
ループがカバーフィルムで繋がれる部分の両側縁部のカ
バーフィルムとトレイシートに補強シール加工を施すダ
ムシール手段を設けて接着したことにある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、横3列の整列成型したプラ
スチック製トレイ容器を送り方向の2列毎に切断し、各
トレイに食料等を充填したトレイ容器グループを一定ピ
ッチで水平方向に間欠搬送し、間欠搬送の停止中にトレ
イの上面をフィルムで熱接着密閉し、ロータリダイカッ
ト装置で打ち抜いたときのスクラップが縁切れを生じな
いように補強する本発明の実施形態を、図面を参照しな
がら詳細に説明する。図1は実施形態に係るトレイ容器
打抜装置の全体側面図、図2は図1に示すトレイ容器打
抜装置の斜視図、図3はトレイ容器グループとカバーフ
ィルムのヒートシール範囲とカッティングラインを示す
平面図である。
【0008】図1および図2において、1はトレイ容器
グループで、このトレイ容器グループ1は、プラスチッ
クフィルム積層シートから、トレイ容器を横3列に整列
成型したものを、縦2列毎に切断したものである。
【0009】コンベア11により搬送供給されたトレイ容
器グループ1は、コンベア11の終端位置に設置されたガ
イドバー27で遮られて停止し、この位置で各トレイに食
料等の製品4が充填される。その後、コンベア11の片側
に設置された横移動手段12によりコンベア11の送行方向
と直角方向に水平移動してクリップチエン13上の定位置
に置かれる。このとき、トレイ容器グループ1は、上記
ガイドバー27と、クリップチエン13の始端位置に設置さ
れた位置決めバー28とで両側をガイドされて、クリップ
チエン13上の定位置に押し出される。ここでトレイ容器
グループ1は両側縁部をクリップチエン13のクリップ14
で掴まれ、一定ピッチで間欠駆動搬送されるものであ
る。
【0010】トレイ容器打抜装置の前側には、カバーフ
ィルム5が巻かれたフィルム巻出装置6が設置されてお
り、このフィルム巻出装置6から巻き出されたカバーフ
ィルム5がトレイ容器グループ1の上側に沿ってクリッ
プチエン13と同調して移動し、製品トレイ2を打ち抜い
た後のトレイウェスト3がトレイ容器打抜装置の後ろ側
に設置されたトレイウェスト巻取機7に巻き取られるも
のである。
【0011】クリップチエン13はチエンスプロケット15
の軸16に装着されたチエンスプロケット17にチエン18を
介してサーボモータ19の出力軸に連結されており、一定
の速度で間欠駆動されるものである。
【0012】トレイ容器打抜装置の途中には、クリップ
チエン13によって搬送されるトレイ容器グループ1のト
レイの上面の縁部とカバーフィルム5をヒートシールす
るヒートシーラ40が設置されている。このヒートシーラ
40は、クリップチエン13の間欠駆動の停止中に、トレイ
の上面の縁部とカバーフィルム5をヒートシールしてト
レイを密閉するもので、トレイ容器グループ1は繋がっ
た状態で次の工程に送られる。トレイの蓋となるカバー
フィルム5の幅は、トレイ容器グループ1を掴む両側の
クリップ14の掴み代が取れるように、トレイ容器グルー
プ1の幅より狭くしてある。ヒートシーラ40は、本体フ
レーム23に取付けられたヒートシーラ台43と、ヒートシ
ーラ台43上に垂直に立てられた4本のガイド棒44と、こ
のガイド棒44にガイドされて図示略のアクチュエータで
上下動する昇降台42と、ガイド棒44にガイドされてエア
アクチュエータ47で上下動する押さえ台41と、押さえ台
41の下側に懸吊され、ヒートシールするときの押力は圧
縮ばねにより調整されている熱盤45とで構成されてい
る。
【0013】トレイ容器グループ1とカバーフィルム5
が重ねられて昇降台42と熱盤45との間を1移動ピッチ移
動して停止したとき、図示略の制御装置に制御されて、
昇降台42は上昇してトレイ容器グループ1のトレイの周
囲縁に下から当接して支えるものである。同時に押さえ
台41が降下して圧縮ばねを介して熱盤45により上からト
レイの周囲縁部を押さえ、図3にaで示した斜め線ハッ
チングの範囲をヒートシールする。ヒートシーラ40の熱
盤45は図示略の温度検出センサを備えており、製品トレ
イ2のトレイをカバーフィルム5で密閉シールし、製品
トレイ2からカバーフィルム5を剥がして食品等の内容
物を取り出すとき、比較的容易に剥がせるような接着強
度が得られる温度を保持するように制御されている。
【0014】ヒートシーラ40によってヒートシール後、
昇降台42は降下し、押さえ台41は上昇してトレイ容器グ
ループ1から離れ、トレイ容器グループ1は1移動ピッ
チ移動し、ヒートシーラ40の下流側に設置されたクーラ
48から吹き出す冷却空気によって冷却されるものであ
る。クーラ48の下流側にはダムシーラ50が設置されてお
り、トレイ容器グループ1が、1移動ピッチ移動した位
置に停止したとき、ダムシーラ50によりトレイ容器グル
ープ1の繋ぎ目の両側縁部が、図3にbで示したダムシ
ール面のように補強シール加工される。
【0015】ダムシーラ50は図2に示したように、本体
フレーム23に取付けられたダムシーラ支持フレーム52に
一対の熱盤51が設置され、各熱盤51はそれぞれエアアク
チュエータ53によって昇降し、各熱盤51が下降したと
き、本体フレーム23に固設されたガイド台54がトレイ容
器グループ1とカバーフィルム5を下側から各熱盤51の
押力を支えてbの範囲を補強シールする。熱盤51は図示
略の温度検出センサを備えており、トレイとカバーフィ
ルムとの接着強度が最も強くなる温度を保持するように
制御される。
【0016】図1および図2においては、ダムシーラ50
をヒートシーラ40とロータリダイカット装置30の間に設
置しているが、ダムシーラ50の設置場所はヒートシーラ
40の直前の位置でも差し支えない。その後、ダムシーラ
50の下流側に設置されたロータリダイカット装置30に向
かって移動する。
【0017】ロータリダイカット装置30は、トレイ容器
グループ1とカバーフィルム5を挟むようにして上下に
配置されたダイシリンダ31およびアンビルシリンダ32
と、ダイシリンダ31の軸に設けられた駆動用歯車33と、
この駆動用歯車33に噛合した歯車34と、歯車34を駆動す
るダイカット装置駆動用サーボモータ35を備えており、
1部図示略のダイカット装置フレーム37及び各シリンダ
の軸受、図示略のダイシリンダ加圧手段等から構成され
ている。ダイシリンダ31とアンビルシリンダ32の軸間距
離は、公知の方法でこれらを支える軸受において調整で
きるようになっている。
【0018】ダイシリンダ31の外周には、打ち抜く製品
トレイ2のカッティングラインに見合った形状の裁断刃
が円周に沿って形成されている。アンビルシリンダ32
は、ダイシリンダ31の裁断刃の裁断台を構成するもので
あり、アンビルシリンダ32の円筒面にはトレイ容器グル
ープ1をトレイが干渉しないように取り込むために、裁
断台部を残して容器トレイより大きな凹部が設けてあ
る。
【0019】トレイ容器グループ1の幅はその両側縁が
クリップ14で掴める程度、ダイシリンダ31とアンビルシ
リンダ32の長さより幅広くしてあって、クリップチエン
13はトレイ容器グループ1を掴んだまま、ダイシリンダ
31とアンビルシリンダ32の両端側に設けてある空間を通
過することができる。
【0020】ロータリダイカット装置30において個々に
打ち抜いて分離された製品トレイ2は製品コンベア21に
より次の工程に送られる。また、製品トレイ2を打ち抜
いた後のトレイウェスト3はトレイウェスト巻取機7に
巻き取られるように構成されている。
【0021】ロータリダイカット装置30を通過後のクリ
ップチエン13の水平走行部に図示略のクリップ開放手段
が設けてあり、この開放手段の作用でクリップ14が開
き、トレイウェスト3を開放するようになっている。上
述のダイカット装置駆動用サーボモータ35、クリップチ
エン13駆動用サーボモータ19の2組のサーボモータの回
転は、サーボモータそれぞれに付属する図示略のエンコ
ーダで検出され、図示略の制御装置に伝えられ、この制
御装置において速度同調制御され、クリップチエン13が
停止中に、図示略の制御装置の指令操作により、ヒート
シーラ40によるカバーフィルム5のヒートシールと、ダ
ムシーラ50によるトレイ容器グループ1の繋ぎ目の両側
縁部のダムシールが作動する。
【0022】ダムシールによるトレイ容器グループとカ
バーフィルムの補強の作用と効果を、図4に従って説明
する。図4は、図3のA部の拡大図である。図中、aは
トレイ容器グループ1とカバーフィルム5のヒートシー
ル面部、bはダムシール面部(補強シール部)、dは製
品トレイ2から食品等の内容物を取り出すときに、容易
にカバーフィルムを剥がせるように設けられた、カバー
フィルムをつまむための非接着部である。
【0023】図5(I)は図4と同じ部分の製品トレイ
2を打ち抜き後のトレイウェスト3の形状を示す図であ
り、図5(II)は、トレイ容器グループ1とカバーフィ
ルム5とをダムシール(補強シール)しないときの図4
と同じ部分の製品トレイ2を打ち抜き後のトレイウェス
ト3’の形状を示す図である。
【0024】トレイ容器グループ1とカバーフィルム5
は材料を節約するために、切断屑となる部分をできるだ
け少なくして歩留まりを良くするする必要がある。従っ
て、トレイ容器とカバーフィルムとのヒートシール面部
aの外周形状はできるだけ打ち抜きカッティングライン
Lと一致させるようにしてある。
【0025】また、トレイ容器グループ1にカバーフィ
ルム5をシールするとき、カバーフィルム5の僅かな歪
みに伴う蛇行による横方向のずれを完全に無くすことは
できないので、この横方向のずれにより、製品トレイ2
を打ち抜き後のカバーフィルム5の端縁部に残された部
分の幅は不揃いとなり、どちらかが細くなる傾向があ
る。
【0026】もし、このダムシールが実施されず、カバ
ーフィルム5が蛇行により横方向にずれていれば、図5
(II)に示すように、トレイウェスト3’に残されたカ
バーフィルム5とトレイ容器グループ1、1の接着面
(ヒートシール面部)はa、aで示すように僅かとな
り、この接着面も僅かな力で剥がれるので、薄いカバー
フィルム5の細くなったc位置で切断し易くなり、切断
すればトレイウェスト巻取機7における巻き取りが困難
になる。
【0027】図5(I)に示すように、ダムシールを施
工すれば、トレイウェスト3に残されたトレイ容器グル
ープ1、1はカバーフィルム5によりダムシール面部
b、bで接着されて確り繋がっており、トレイウェスト
巻取機7で巻き取るときの引張力に十分に耐えることが
できる。
【0028】後段のトレイウェスト処理装置がトレイウ
ェスト巻取機7でなく、例えば、クリップチエン13の上
側に設置されたシュレッダ等の場合でも同スクラップを
支障なく連続処理させることができる。ヒートシーラ40
の熱盤45の温度は、製品トレイ2のトレイとカバーフィ
ルム5をヒートシール面部aで完全に密閉シールし、製
品トレイ2から食品等の内容物を取り出すとき、比較的
容易にカバーフィルム5を剥がせるような接着強度が得
られる温度に制御されている。一方、ダムシーラ50の熱
盤51は、カバーフィルム5の接着強度よりも遙かに強
い、接着強度が最も強くなる温度を保持するように制御
される。これによって、ダムシール面部bで示されたダ
ムシールを施す。
【0029】上記実施の形態によると、トレイ容器を打
ち抜いた後のスクラップの両側縁部のカバーフィルム5
の繋ぎ目の千切れを防止することができ、同スクラップ
の後工程への送りや巻き取りが容易で、機械の連続稼働
が可能となる。また、カバーフィルム5で密閉シールす
るとき、蓋シールは内容物である中身(食品)を取出す
ときに剥がし易いようなシール温度に設定してあり、カ
バーフィルム5で繋がったトレイ容器グループ1から製
品トレイ2を打ち抜いた後の縁部が連なった細い紐状ス
クラップは、シール部が残っていても剥がれ易いので、
トレイ容器グループ1の切れ目(境目)はカバーフィル
ム5だけで繋がり、送り、巻き取りのための引っ張り負
荷により千切れ易い。しかしながら、補強シール用の熱
盤51は接着強度が最も強くなる温度を保持するように制
御することにより、上記の効果を一層確実にすることが
できる。
【0030】なお、本発明は、上記実施の形態のみに限
定されるものではなく、例えば、補強シールを施す幅お
よび長さは、任意に設定することができる等、本発明の
要旨を変更しない範囲内で適宜変更して実施し得ること
は言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】本発明によるトレイ容器製品の製造方法
および、その製造装置によれば以下の効果を奏する。本
発明のトレイ容器製品の製造方法では、プラスチックシ
ートよりトレイ容器を整列成型し、これを一定個数のト
レイ容器グループ毎に切断し、このトレイ容器グループ
の各トレイに内容物を充填し、これらトレイの上面にカ
バーフィルムを被せて接着密閉した後、搬送手段により
前記トレイ容器グループを一定ピッチで間欠駆動搬送
し、トレイ容器打抜装置によって単体のトレイ容器に打
ち抜き、これらトレイ容器打ち抜き後のスクラップを連
続的に処理するトレイ容器製品の製造方法において、ト
レイ容器上面にカバーフィルムを被せて接着密閉するシ
ール工程の前又は後に、前後のトレイ容器グループがカ
バーフィルムで繋がれる部分の両側縁部のカバーフィル
ムとトレイシートに補強シール加工を施したので、トレ
イ容器を打ち抜いた後のスクラップの両側縁部のカバー
フィルムの繋ぎ目の千切れを防止することができ、同ス
クラップの後工程への送りや巻き取りが容易で、機械の
連続稼働が可能となる。また、カバーフィルムで密閉シ
ールするとき、蓋シールは内容物を取出すときに剥がし
易いようなシール温度に設定してあり、カバーフィルム
で繋がった容器グループから製品トレイを打ち抜いた後
の縁部が連なった細い紐状スクラップは、シール部が残
っていても剥がれ易いので、容器トレイグループの切れ
目(境目)はカバーフィルムだけで繋がり、送り、巻き
取りのための引っ張り負荷により千切れ易い。しかしな
がら、上記補強シールを施工するシール補強部には、シ
ール補強部の接着強度がカバーフィルムの接着強度より
も強くなるシール温度に設定して接着保持するように温
度制御するので、トレイ容器を打ち抜いた後のスクラッ
プの両側縁部のカバーフィルムの繋ぎ目の千切れを防止
することができる。さらに、本発明のトレイ容器製品の
製造装置では、プラスチックシートよりトレイ容器を整
列成型し、これを切断機を介して一定個数のトレイ容器
グループ毎に切断し、このトレイ容器グループの各トレ
イに、内容物を充填し、これらトレイの上面に、カバー
フィルムを被せて接着密閉した後、搬送手段により前記
トレイ容器グループを一定ピッチで間欠駆動搬送し、ト
レイ容器打抜装置によって単体のトレイ容器に打ち抜
き、これらトレイ容器打ち抜き後のスクラップを連続的
に処理するトレイ容器製品の製造装置において、前後の
トレイ容器グループがカバーフィルムで繋がれる部分の
両側縁部のカバーフィルムとトレイシートに補強シール
加工を施すダムシール手段を設けて接着したので、トレ
イ容器を打ち抜いた後のスクラップの両側縁部のカバー
フィルムの繋ぎ目の千切れを防止することができ、同ス
クラップの後工程への送りや巻き取りが容易で、機械の
連続稼働が可能となる。また、カバーフィルムで密閉シ
ールするとき、蓋シールは内容物を取出すときに剥がし
易いようなシール温度に設定してあり、カバーフィルム
で繋がった容器グループから製品トレイを打ち抜いた後
の縁部が連なった細い紐状スクラップは、シール部が残
っていても剥がれ易いので、容器トレイグループの切れ
目(境目)はカバーフィルムだけで繋がり、送り、巻き
取りのための引っ張り負荷により千切れ易い。しかしな
がら、補強シール用の熱盤は接着強度がカバーフィルム
の接着強度よりも強くなる温度を保持するように制御す
ることにより、スクラップの両側縁部のカバーフィルム
の繋ぎ目の千切れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るトレイ容器打抜装置の
全体側面図である。
【図2】図1に示すトレイ容器打抜装置の斜視図であ
る。
【図3】トレイ容器グループとカバーフィルムのヒート
シール範囲とカッティングラインを示す平面図である。
【図4】図3のA部の拡大図である。
【図5】(I)は、図4と同じ部分の打ち抜き後の形状
を示す図である。(II)は、トレイ容器グループとカバ
ーフィルムとをダムシールしないときの図4と同じ部分
の打ち抜き後の形状を示す図である。
【符号の説明】
1 トレイ容器グループ 2 製品トレイ(単体) 3、3’ トレイウェスト 5 カバーフィルム 6 フィルム巻出装置 7 トレイウェスト巻取機 13 クリップチエン 14 クリップ 15 チエンスプロケット 19 サーボモータ 30 ロータリダイカット装置 31 ダイシリンダ 32 アンビルシリンダ 35 サーボモータ 40 ヒートシーラ 50 ダムシーラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックシートよりトレイ容器を整
    列成型し、これを一定個数のトレイ容器グループ毎に切
    断し、このトレイ容器グループの各トレイに内容物を充
    填し、これらトレイの上面にカバーフィルムを被せて接
    着密閉した後、搬送手段により前記トレイ容器グループ
    を一定ピッチで間欠駆動搬送し、トレイ容器打抜装置に
    よって単体のトレイ容器に打ち抜き、これらトレイ容器
    打ち抜き後のスクラップを連続的に処理するトレイ容器
    製品の製造方法において、トレイ容器上面にカバーフィ
    ルムを被せて接着密閉するシール工程の前又は後に、前
    後のトレイ容器グループがカバーフィルムで繋がれる部
    分の両側縁部のカバーフィルムとトレイシートに補強シ
    ール加工を施してトレイ容器打ち抜き後のスクラップの
    縁切れを防止するようにしたことを特徴とするトレイ容
    器製品の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記補強シールを施工するシール補強部
    には、シール補強部の接着強度がカバーフィルムの接着
    強度よりも強くなるシール温度に設定して接着保持する
    ように温度制御することを特徴とする請求項1に記載の
    トレイ容器製品の製造方法。
  3. 【請求項3】 プラスチックシートよりトレイ容器を整
    列成型し、これを切断機を介して一定個数のトレイ容器
    グループ毎に切断し、このトレイ容器グループの各トレ
    イに、内容物を充填し、これらトレイの上面に、カバー
    フィルムを被せて接着密閉した後、搬送手段により前記
    トレイ容器グループを一定ピッチで間欠駆動搬送し、ト
    レイ容器打抜装置によって単体のトレイ容器に打ち抜
    き、これらトレイ容器打ち抜き後のスクラップを連続的
    に処理するトレイ容器製品の製造装置において、前後の
    トレイ容器グループがカバーフィルムで繋がれる部分の
    両側縁部のカバーフィルムとトレイシートに補強シール
    加工を施すダムシール手段を設けて接着したことを特徴
    とするトレイ容器製品の製造装置。
JP2000266456A 2000-09-04 2000-09-04 トレイ容器製品の製造方法および、その製造装置 Pending JP2002067187A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106739139A (zh) * 2016-12-13 2017-05-31 广东新宏泽包装股份有限公司 一种模切机及其掰耳控制方法
JP2017114562A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 ハウス食品グループ本社株式会社 トレー製品及びその製造方法
CN107244100A (zh) * 2017-07-27 2017-10-13 广州通泽机械有限公司 一种液体包装袋灌嘴补强膜片烫贴装置及其工艺

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