JP3715760B2 - 成形充填包装方法及び成形充填包装装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯状の容器フィルムに成形されたポケット部の充填物を帯状の上蓋フィルムでシールする成形充填包装方法に関し、特に、上蓋フィルムに印刷された各図柄と容器フィルムに成形された各ポケット部のシール時の位置関係を常に釣り合いのとれた状態にするものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、帯状の容器フィルムに成形したポケット部に充填物を供給し、その後、帯状の上蓋フィルムを重ね合わせて圧着することにより、容器フィルムの各ポケット部に供給された充填物をシールする成形充填包装方法がある。かかる成形充填包装方法においては、図9に示す成形充填包装品100A(シート状に切断された後のもの)のように、上蓋フィルム101に印刷された各図柄102、103と容器フィルム104に成形された各ポケット部105のシール時の位置関係を釣り合いのとれた状態になるようにしている。
【0003】
なぜなら、上蓋フィルム101に印刷された各図柄102、103の印刷ピッチ等には、印刷精度上避けられない誤差が含まれているため、この誤差の累積により、図10に示す成形充填包装品100Bのように、上蓋フィルム101に印刷された各図柄102、103と容器フィルム104に成形された各ポケット部105のシール時の位置関係がずれた状態になることがあるからである。
【0004】
そして、上蓋フィルム101に印刷された各図柄102、103と容器フィルム104に成形された各ポケット部105のシール時の位置関係を釣り合いのとれた状態にする従来の技術としては、例えば、特開昭62−235033号公報に記載された充填包装におけるカバーフィルムのマーク合わせ方法がある。
【0005】
この充填包装におけるカバーフィルムのマーク合わせ方法では、カバーフィルムのマーク間のピッチを基準にし、容器フィルムの送りピッチをサーボモータを使って補正送り出来るようにしたものであり、マーク合わせ装置やその調整が極めて簡単にすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術の充填包装におけるカバーフィルムのマーク合わせ方法においては、カバーフィルムの間欠停止時にマークが検出器の検出位置に停止しないときのみに、容器フィルムの送りピッチを基準ピッチの前後のいずれかの大きさに補正していた。従って、マークの位置ずれは、マークの幅を範囲として、正逆のいずれかの方向に常に進んでいた。
【0007】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、上蓋フィルムの各図柄と容器フィルムの各ポケット部のシール時の位置関係を常に釣り合いのとれた状態にする成形充填包装方法及び成形充填包装装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために成された本発明は、その構成として以下の特徴を有する。
(1)帯状の容器フィルムにポケット部を成形した後に帯状の上蓋フィルムを重ね合わせて圧着することにより、前記容器フィルムの各ポケット部に供給された充填物をシールする成形充填包装方法において、前記上蓋フィルムに印刷された各図柄の位置を認識して、この認識結果に基づいて、前記容器フィルムを成形型に間欠搬送する回転ロールの間欠回転角度を調整することによって、前記容器フィルムの各ポケット部を前記上蓋フィルムの各図柄に対応した位置に前記成形型で成形することにより、前記上蓋フィルムの各図柄と前記容器フィルムの各ポケット部のシール時の位置関係を常に釣り合いのとれた状態にすること。
【0009】
(2)(1)に記載する成形充填包装方法において、前記上蓋フィルムの各図柄の位置の認識を、前記上蓋フィルムに印刷された検出マークを検出することにより行うこと。
【0010】
(3)成形充填包装装置において、(1)又は(2)に記載する成形充填包装方法を実施すること。
【0011】
このような構成を有する本発明の成形充填包装方法及び成形充填包装装置では、先ず、帯状の容器フィルムにポケット部を成形する。その後、帯状の容器フィルムの各ポケット部に充填物が供給される。そして、帯状の容器フィルムに帯状の上蓋フィルムを重ね合わせて圧着する。これにより、帯状の容器フィルムの各ポケット部に供給された充填物をシールすることができる。
【0012】
このとき、帯状の上蓋フィルムに印刷された検出マークを検出すること等により、帯状の上蓋フィルムに印刷された各図柄の位置を認識している。そして、この認識結果に基づいて、帯状の容器フィルムを成形型に間欠搬送する回転ロールの間欠回転角度を調節すること等により、帯状の容器フィルムの各ポケット部を帯状の上蓋フィルムの各図柄に対応した位置に成形する。
【0013】
すなわち、本発明の成形充填包装方法及び成形充填包装装置では、帯状の容器フィルムの各ポケット部を帯状の上蓋フィルムの各図柄に対応した位置に成形しているので、上蓋フィルムの各図柄と容器フィルムの各ポケット部のシール時の位置関係を常に釣り合いのとれた状態にすることができる。
【0014】
さらに、帯状の上蓋フィルムに印刷された各図柄の間隔が不等であっても、上蓋フィルムの各図柄と容器フィルムの各ポケット部のシール時の位置関係を常に釣り合いのとれた状態にすることができるので、帯状の上蓋フィルムの印刷誤差が累積することによって生じる影響を受けない。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。図8に、本実施の形態の成形充填包装方法を実施する成形充填包装装置50の概略図を示す。成形充填包装装置50は、図9の成形充填包装品100Aのように、充填物である錠剤を所謂「ブリスタパック」するものである。そこで、ブリスタ包装の工程に従いながら、成形充填包装装置50について説明する。
【0016】
先ず、帯状の容器フィルム104が、回転ロールであるポケット送りロール52等で間欠搬送されることによって、加熱板53で加熱され、ポケット部105(図9参照)が成形装置54の成形型で成形される。このとき、図9に示す成形充填包装品100Aのように、5個/列×2列の合計10個のポケット部105の一群が、一度に成形される。
【0017】
その後、錠剤供給装置55で各ポケット部105(図9参照)内に錠剤が供給される。各ポケット部105(図9参照)内に錠剤が供給されると、シール下ロール56と熱ロール57で、帯状の上蓋フィルム101を重ね合わせて圧着する。これにより、帯状の容器フィルム104の各ポケット部105(図9参照)に供給された錠剤をシールすることができる。
【0018】
そして、スリッタ装置59でスリッタを入れ、刻印装置60で刻印を入れ、打抜装置61でトリミングされることによって、成形充填包装品100A(シート状のもの:図9参照)が取出コンベヤ62にて装置外に搬送される。
【0019】
尚、ポケット送りロール52やシール下ロール56等の各ロールは、帯状の容器フィルム104と帯状の上蓋フィルム101が同期しながら間欠搬送されるように、図示しない制御手段で駆動される。また、ここでは、間欠搬送の移動距離は、基準ピッチの長さP0を基準(通常値)にする。ただし、図示しない制御手段で各ロールの間欠回転角度を調節することにより、間欠搬送の移動距離を増減させることができる。尚、図示しない制御手段については、特開平6−115506号公報に、詳細に記載されている。
【0020】
次に、成形充填包装装置50で実施される本実施の形態の成形充填包装方法について説明する。本実施の形態の成形充填包装方法は、図9に示す成形充填包装品100Aのように、上蓋フィルム101に印刷された各図柄102、103と容器フィルム104に成形された各ポケット部105のシール時の位置関係を常に釣り合いのとれた状態にするものである。
【0021】
先ず、本実施の形態の成形充填包装方法で使用する帯状の上蓋フィルム101について説明する。帯状の上蓋フィルム101の圧着面には、図7に示すように、基準ピッチの長さP0前後の不等な間隔で各図柄102、103が印刷されている。そして、各図柄102、103に対応するように、各検出マーク10が印刷されている。
【0022】
また、各検出マーク10は、以下に述べる位置関係をもって印刷されている。すなわち、各検出マーク10の右端(間欠搬送方向11の逆側)の延長線上と、ポケット部105の列(ポケット送りロール52側で成形されるもの)の中心線とが一致するように、帯状の容器フィル104と帯状の上蓋フィルム101を重ね合わせると、図9に示す成形充填包装品100Aのように、上蓋フィルム101に印刷された各図柄102、103と容器フィルム104に成形された各ポケット部105のシール時の位置関係を釣り合いのとれた状態にすることができる。
【0023】
そこで、本実施の形態の成形充填包装方法では、帯状の上蓋フィルム101に印刷された検出マーク10の一つを、帯状の上蓋フィルム101が間欠搬送されて移動している際中に、図8の光電センサ64のスポットS(図1〜図3参照)内を必ず通過させることによって、検出している。
【0024】
そして、仮に、図3に示すように、各検出マーク10の間隔が基準ピッチの長さP0であるとすれば、通常時の間欠搬送の移動距離も基準ピッチの長さP0であることから、間欠搬送停止時の光電センサ64のスポットSから次の検出マーク10の右端までの距離は、長さM0で常に等しい。従って、間欠搬送開始から検出マーク10が通過するまでに要する時間は、各間欠搬送において同じとなる。
【0025】
よって、各間欠搬送中において、間欠搬送開始から検出マーク10が通過するまでに要する時間が同じであると判断すれば、ポケット送りロール52やシール下ロール56等の各ロールの間欠回転角度を調節する必要はないことから、かかる間欠搬送が基準ピッチの長さP0のままで行われるように、ポケット送りロール52やシール下ロール56等の各ロールの間欠回転角度を通常時のものに維持する。ここでは、例えば、ポケット送りロール52については、図6に示すように、間欠回転角度αを基準ピッチの角度θ0に維持する。
【0026】
そして、かかる間欠搬送が停止した際において、検出された検出マーク10に対応する図柄102、103に対して、シール時の位置関係が釣り合いのとれた状態となる5個/列×2列の合計10個のポケット部105の一群を、成形装置54の成形型で一度に成形する。
【0027】
そのために、図8の成形充填包装装置50では、各間欠搬送停止時において、検出された検出マーク10の右端からシール下ロール56と熱ロール57の接線(圧着ライン)までの帯状の上蓋フィルム101の長さと、成形装置54の成形型で成形されるポケット部105の列(ポケット送りロール52側で成形されるもの)の中心線からシール下ロール56と熱ロール57の接線(圧着ライン)までの帯状の容器フィルム104の長さが等しくなるようにしてある。
【0028】
しかし、図1に示すように、検出マーク10の間隔P1が基準ピッチの長さP0より長さδ1だけ短い場合には、間欠搬送停止時に間隔P1内に位置する光電センサ64のスポットSから次の検出マーク10の右端までの距離は長さM1となる。従って、間欠搬送開始から検出マーク10が通過するまでに要する時間は、検出マーク10の間隔が基準ピッチP0であるときと比べて、長さM0と長さM1の差でもある長さδ1の分だけ短くなる。
【0029】
そこで、間欠搬送中において、間欠搬送開始から検出マーク10が通過するまでに要する時間が短いと判断すれば、その時間差から長さδ1を求めて、かかる間欠搬送が間隔P1で行われるように、ポケット送りロール52やシール下ロール56等の各ロールの間欠回転角度を調節する。ここでは、例えば、図4に示すポケット送りロール52については、基準ピッチの角度θ0から長さδ1に相当する補正角度θ1をひいたものを間欠回転角度αにする。
【0030】
そして、かかる間欠搬送が停止した際において、5個/列×2列の合計10個のポケット部105の一群を成形装置54の成形型で一度に成形する。これにより、検出された検出マーク10に対応する図柄102、103に対して、シール時の位置関係が釣り合いのとれた状態となるポケット部105を成形することができる。
【0031】
また、図2に示すように、検出マーク10の間隔P2が基準ピッチの長さP0より長さδ2だけ長い場合には、間欠搬送停止時に間隔P2内に位置する光電センサ64のスポットSから次の検出マーク10の右端までの距離は長さM2となる。従って、間欠搬送開始から検出マーク10が通過するまでに要する時間は、検出マーク10の間隔が基準ピッチP0であるときと比べて、長さM0と長さM2の差でもある長さδ2の分だけ長くなる。
【0032】
そこで、間欠搬送中において、間欠搬送開始から検出マーク10が通過するまでに要する時間が長いと判断すれば、その時間差から長さδ2を求めて、かかる間欠搬送が間隔P2で行われるように、ポケット送りロール52やシール下ロール56等の各ロールの間欠回転角度を調節する。ここでは、例えば、図5に示すポケット送りロール52については、基準ピッチの角度θ0から長さδ2に相当する補正角度θ2をたしたものを間欠回転角度αにする。
【0033】
そして、かかる間欠搬送が停止した際において、5個/列×2列の合計10個のポケット部105の一群を成形装置54の成形型で一度に成形する。これにより、検出された検出マーク10に対応する図柄102、103に対して、シール時の位置関係が釣り合いのとれた状態となるポケット部105を成形することができる。
【0034】
すなわち、本実施の形態の成形充填包装方法では、帯状の上蓋フィルム101に印刷された各検出マーク10と各図柄102、103の位置関係を利用して、各検出マーク10を光電センサ64で検出することにより、各図柄102、103の位置を認識している。そして、この認識結果に基づいて、帯状の容器フィルム104を成形装置54の成形型に間欠搬送するポケット送りロール52の間欠回転角度αなどを調節することにより、帯状の容器フィルム104の各ポケット部105を帯状の上蓋フィルム101の各図柄102、103に対応した位置に成形している。
【0035】
尚、図3に示すように、各検出マーク10の間隔が基準ピッチの長さP0であるときは、間欠搬送停止時の光電センサ64のスポットSから前の検出マーク10の右端までの距離は、基準ピッチの長さP0と長さM0との差である長さL0で常に等しい。
【0036】
また、図1に示すように、検出マーク10の間隔が長さP1であるときでも、ポケット送りロール52やシール下ロール56等の各ロールの間欠回転角度を調節した結果、間欠搬送停止時の光電センサ64のスポットSから前の検出マーク10の右端までの距離は、検出マーク10の間隔が基準ピッチの長さP0であるときと同様に、長さL0で常に等しい。
【0037】
さらに、図2に示すように、検出マーク10の間隔が長さP2であるときでも、ポケット送りロール52やシール下ロール56等の各ロールの間欠回転角度を調節した結果、間欠搬送停止時の光電センサ64のスポットSから前の検出マーク10の右端までの距離は、検出マーク10の間隔が基準ピッチの長さP0であるときと同様に、長さL0で常に等しい。
【0038】
従って、各検出マーク10の間隔が基準ピッチの長さP0前後の不等な間隔であっても、間欠搬送停止時の光電センサ64のスポットSから前の検出マーク10の右端までの距離は、常に、検出マーク10の間隔が基準ピッチの長さP0であるときの長さL0に等しい。よって、各間欠搬送時において、ポケット送りロール52やシール下ロール56等の各ロールの間欠回転角度の調節は、常に、検出マーク10の間隔が基準ピッチの長さP0であるときの間欠回転角度を基準にして行うことができる。これにより、ポケット送りロール52やシール下ロール56等の各ロールの間欠回転角度の調節に関する制御内容を簡素化することができる。
【0039】
以上詳細に説明したように、本実施の形態の成形充填包装方法及び成形充填包装装置50では、帯状の容器フィルム104の各ポケット部105を帯状の上蓋フィルム101の各図柄102、103に対応した位置に成形しているので、上蓋フィルム101の各図柄102、103と容器フィルム104の各ポケット部105のシール時の位置関係を常に釣り合いのとれた状態にすることができる。
【0040】
さらに、帯状の上蓋フィルム101に印刷された各図柄102、103の間隔が不等であっても、上蓋フィルム101の各図柄102、103と容器フィルム104の各ポケット部105のシール時の位置関係を常に釣り合いのとれた状態にすることができるので、帯状の上蓋フィルム101の印刷誤差が累積することによって生じる影響を受けない。
【0041】
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、本実施の形態においては、帯状の上蓋フィルム101に印刷された検出マーク10は、図柄102、103とともに片面のみに印刷されているが、図柄102、103とは異なる他面に印刷してもよい。ただし、このときは、検出マーク10が検出できる位置に、光電センサ64を移動させる必要がある。
【0042】
また、本実施の形態においては、成形装置54の成形型で一度に成形されるポケット部105は、5個/列×2列の合計10個の一群であるが、所謂「ポーションパック」の容器部のように1個であってもよい。
【0043】
また、本実施の形態においては、上蓋フィルム101の各図柄102、103は、容器フィルム104の各ポケット部105の上下に位置するものであるが、所謂「ポーションパック」のように、容器フィルム104の各ポケット部105に重なるように位置するものであってもよい。
【0044】
また、本実施の形態においては、成形装置54の成形型で一度に成形される5個/列×2列の合計10個のポケット部105の一群に対して、一つの図柄102と一つの図柄103とを対応させているが、各図柄102、103の複数を対応させてもよい。
【0045】
また、本実施の形態においては、一つの検出マーク10に対して、成形装置54の成形型で一度に成形される5個/列×2列の合計10個のポケット部105の一群を対応させているが、その一群の複数を対応させてもよい。ただし、この場合には、各間欠搬送において、その移動距離が基準ピッチの長さP0になる直前までに、検出マーク10を検出することができなかったときは、かかる間欠搬送の移動距離は基準ピッチの長さP0で終える必要がある。
【0046】
【発明の効果】
本発明の成形充填包装方法及び成形充填包装装置では、帯状の容器フィルムの各ポケット部を帯状の上蓋フィルムの各図柄に対応した位置に成形しているので、上蓋フィルムの各図柄と容器フィルムの各ポケット部のシール時の位置関係を常に釣り合いのとれた状態にすることができる。
【0047】
さらに、帯状の上蓋フィルムに印刷された各図柄の間隔が不等であっても、上蓋フィルムの各図柄と容器フィルムの各ポケット部のシール時の位置関係を常に釣り合いのとれた状態にすることができるので、帯状の上蓋フィルムの印刷誤差が累積することによって生じる影響を受けない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 帯状の上蓋フィルムの圧着面を示した図であって、検出マークのある間隔が基準ピッチの長さより短い場合における検出マーク、図柄、光電センサのスポットの各位置関係を示した図である。
【図2】 帯状の上蓋フィルムの圧着面を示した図であって、検出マークのある間隔が基準ピッチの長さより長い場合における検出マーク、図柄、光電センサのスポットの各位置関係を示した図である。
【図3】 帯状の上蓋フィルムの圧着面を示した図であって、検出マークの各間隔が基準ピッチの長さである場合における検出マーク、図柄、光電センサのスポットの各位置関係を示した図である。
【図4】 検出マークの間隔が基準ピッチの長さより短い場合において、ポケット送りロールの間欠回転角度とその補正角度を示した図である。
【図5】 検出マークの間隔が基準ピッチの長さより長い場合において、ポケット送りロールの間欠回転角度とその補正角度を示した図である。
【図6】 検出マークの各間隔が基準ピッチの長さである場合において、ポケット送りロールの間欠回転角度を示した図である。
【図7】 帯状の上蓋フィルムの圧着面を示した図である。
【図8】 成形充填包装装置の概略を示した図である。
【図9】 上蓋フィルムに印刷された各図柄と容器フィルムに成形された各ポケット部のシール時の位置関係が釣り合いのとれた状態にある成形充填包装品の一例を示した図である。
【図10】 上蓋フィルムに印刷された各図柄と容器フィルムに成形された各ポケット部のシール時の位置関係が釣り合いのとれた状態にない成形充填包装品の一例を示した図である。
【符号の説明】
10 検出マーク
50 成形充填包装装置
54 成形装置
52 ポケット送りロール
56 シール下ロール
101 帯状の上蓋フィルム
102 図柄
103 図柄
104 帯状の容器フィルム
105 ポケット部
α ポケット送りロールの間欠回転角度
Claims (3)
- 帯状の容器フィルムにポケット部を成形した後に帯状の上蓋フィルムを重ね合わせて圧着することにより、前記容器フィルムの各ポケット部に供給された充填物をシールする成形充填包装方法において、
前記上蓋フィルムに印刷された各図柄の位置を認識して、
この認識結果に基づいて、前記容器フィルムを成形型に間欠搬送する回転ロールの間欠回転角度を調整することによって、
前記容器フィルムの各ポケット部を前記上蓋フィルムの各図柄に対応した位置に前記成形型で成形することにより、前記上蓋フィルムの各図柄と前記容器フィルムの各ポケット部のシール時の位置関係を常に釣り合いのとれた状態にすることを特徴とする成形充填包装方法。 - 請求項1に記載する成形充填包装方法において、
前記上蓋フィルムの各図柄の位置の認識を、前記上蓋フィルムに印刷された検出マークを検出することにより行うことを特徴とする成形充填包装方法。 - 請求項1又は請求項2に記載する成形充填包装方法を実施することを特徴とする成形充填包装装置。
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