JPH11147967A - ポリアミド繊維強化ポリオレフィン系発泡性組成物とそ の製法 - Google Patents

ポリアミド繊維強化ポリオレフィン系発泡性組成物とそ の製法

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JPH11147967A
JPH11147967A JP9313631A JP31363197A JPH11147967A JP H11147967 A JPH11147967 A JP H11147967A JP 9313631 A JP9313631 A JP 9313631A JP 31363197 A JP31363197 A JP 31363197A JP H11147967 A JPH11147967 A JP H11147967A
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polyamide
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polyolefin
nylon
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JP9313631A
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Shinji Yamamoto
新治 山本
Mitsunari Sakamoto
充也 坂本
Yukihiko Asano
之彦 浅野
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリアミド繊維強化された架橋型ポリオレフ
ィン系発泡体を提供することを目的とする。 【解決手段】(A)ポリオレフィン99〜65重量%,
(B)ゴム状ポリマー0.5〜12重量%,(C)ポリ
アミド繊維0.5〜23重量%,(D)架橋剤及び
(E)発泡剤からなるポリアミド繊維強化ポリオレフィ
ン系発泡性組成物とその製法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ポリオレフィンと
ゴム状ポリマーからなり,ポリアミド繊維で強化された
気泡径が均一で微細で,永久歪みが小さく圧縮弾性率が
高く特に高温弾性率が高いポリオレフィンゴム系発泡性
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン発泡体はポリエチレン系
樹脂とポリプロピレン系樹脂と架橋剤・発泡剤を混練し
発泡温度以下で押出したものを電子線で架橋して塩浴な
どで発泡温度以上に加熱して発泡シートする方法(特開
昭57−202325号公報),ポリエチレン系樹脂を
架橋剤・発泡剤を混練したものを金型に充填して加熱−
加圧状態で架橋剤−発泡剤を完全に分解してその後発泡
剤を除圧して所定の密度に膨張させる方法及び金型に充
填して加熱・加圧して1次膨張させその後常圧で加熱し
2次膨張させて所定の密度に膨張させてブロック発泡体
を得る方法(特開平5−212811号公報)が知られ
ている。
【0003】特開平7−238189号公報及び特開平
9−59431号公報でポリオレフィンとゴム状ポリマ
ーをマトリックスとして熱可塑性性ポリアミド繊維を微
細な繊維として分散させてた組成物を開示している。こ
れらをゴムと配合すると機械的性質を向上させることが
可能である。
【0004】発泡用ポリオレフィンは充填剤なしで使わ
れることが多く圧縮強度や圧縮弾性率の高いものが得ら
れない。圧縮弾性率を高めるために例えばガラス繊維を
充填すると均一な気泡の形成は困難であり,均一な機械
特性も得られなかった。またガラス繊維を充填すると発
泡体の密度が大きくなってしまうこともあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決して微細なナイロン繊維をポリオレフィン−ゴムマ
トリックス中に分散させることにより,気泡の大きさが
均一で圧縮強度や圧縮弾性率の高いものが得られ更に独
立気泡を形成することにより回復歪みが高く,均一な機
械特性の発泡体密度を大きくすることなく,ポリアミド
繊維強化ポリオレフィン系発泡性組成物を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,(A)
ポリオレフィン99〜65重量%,(B)ゴム状ポリマ
ー0.5〜12重量%,(C)ポリアミド繊維0.5〜
23重量%,(D)架橋剤及び(E)発泡剤からなるポ
リアミド繊維強化ポリオレフィン系発泡性組成物が提供
される。そして,ポリアミド繊維強化ポリオレフィン系
発泡性組成物中に(C)ポリアミド繊維が分散しその平
均繊維径が1μm以下である。更に(A)ポリオレフィ
ンと(B)ゴム状ポリマーを溶融混練したマトリックス
に(C)ポリアミドを溶融混練して押出し,(C)ポリ
アミドの融点以下の温度で延伸又は圧延して(C)ポリ
アミドを微細な繊維として分散して,(D)架橋剤及び
(E)発泡剤を添加するポリアミド繊維強化ポリオレフ
ィン系発泡性組成物の製法が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下,本発明のポリアミド繊維強
化ポリオレフィン系発泡性組成物及びその製法について
具体的に説明する。ポリアミド繊維強化ポリオレフィン
系発泡性組成物は(A)ポリオレフィン,(B)ゴム状
ポリマー,(C)ポリアミド繊維,(D)架橋剤及び
(E)発泡剤成分からなる。(A)ポリオレフィン成分
から説明する。(A)成分はポリオレフィンであって,
融点が80〜250℃の範囲のものが好ましい。又,5
0℃以上,特に好ましくは50〜200℃のビカット軟
化点を有するものも用いられる。このような好適な例と
しては炭素数2〜8のオレフィンの単独重合体や共重合
体,及び炭素数2〜8のオレフィンとスチレンやクロロ
スチレン,α−メチルスチレンなどの芳香族ビニル化合
物との共重合体,炭素数2〜8のオレフィンと酢酸ビニ
ルとの共重合体,炭素数2〜8のオレフィンとアクリル
酸あるいはアクリル酸エステルとの共重合体,炭素数2
〜8のオレフィンとメタアクリル酸あるいはそのエステ
ルとの共重合体,及び炭素数2〜8のオレフィンとビニ
ルシラン化合物との共重合体が好ましく用いられるもの
として挙げられる。
【0008】具体例としては,高密度ポリエチレン,低
密度ポリエチレン,線状低密度ポリエチレン,ポリプロ
ピレン,エチレン・プロピレンブロック共重合体,エチ
レン・プロピレンランダム共重合体、ポリ4−メチルペ
ンテン−1,ポリブテン−1,ポリヘキセン−1,エチ
レン・酢酸ビニル共重合体,エチレン・ビニルアルコー
ル共重合体,エチレン・アクリル酸共重合体,エチレン
・アクリル酸メチル共重合体,エチレン・アクリル酸エ
チル共重合体,エチレン・アクリル酸プロピル共重合
体.エチレン・アクリル酸ブチル共重合体,エチレン・
アクリル酸2−エチルヘキシル共重合体,エチレン・ア
クリル酸ヒドロキシエチル共重合体,エチレン・ビニル
トリメトキシシラン共重合体,エチレン・ビニルトリエ
トキシシラン共重合体,エチレン・ビニルシラン共重合
体,エチレン・スチレン共重合体,及びプロピレン・ス
チレン共重合体などがある。又、塩素化ポリエチレンや
臭素化ポリエチレン、クロロスルホン化ポリエチレンな
どのハロゲン化ポリオレフィンも好ましく用いられる。
【0009】これら (A)成分のポリオレフィンのなか
で特に好ましいものとしては,高密度ポリエチレン(H
DPE),低密度ポリエチレン(LDPE),線状低密
度ポリエチレン(LLDPE),ポリプロピレン(P
P),エチレン・プロピレンブロック共重合体,エチレ
ン・プロピレンランダム共重合体,エチレン・酢酸ビニ
ル共重合体(EVA),エチレン・アクリル酸エチル共
重合体(EEA),及びエチレン・ビニルアルコール共
重合体が挙げられ、中でも、メルトフローインデックス
(MFI)が0. 2〜50g/10分の範囲のものが最
も好ましいものとして挙げられる。これらを1種のみ用
いてもよく,2種以上を組合わせて用いてもよい。
【0010】(B)成分はゴム状ポリマーであってガラ
ス転移温度が0℃以下のもの,好ましくはガラス転移温
度が−20℃以下のものである。このようなものとして
は,天然ゴム,イソプレンゴム,ブタジエンゴム,クロ
ロプレンゴム,スチレン−ブタジエンゴム,アクリロニ
トリル−ブタジエンゴム,ブチルゴム,塩素化ブチルゴ
ム,臭素化ブチルゴム,アクリロニトリル−クロロプレ
ンゴム,アクリロニトリル−イソプレンゴム,アクリレ
ート−ブタジエンゴム,ビニルピリジン−スチレン−ブ
タジエンゴム,スチレン−クロロプレンゴム,スチレン
−イソプレンゴム,カルボキシシル化スチレン−ブタジ
エンゴム,カルボキシシル化アクリロニトリル−ブタジ
エンゴム,スチレン−ブタジエンブロックコポリマー,
スチレン−イソプレンブロックコポリマー,カルボキシ
シル化スチレン−ブタジエンブロックコポリマー,カル
ボキシシル化スチレン−イソプレンブロックコポリマー
などのジエン系ゴム,エチレン−プロピレン−ジエン三
元コポリマー,塩素化ポリエチレン,クロロスルフォン
化ポリエチレン,エチレン−酢酸ビニルコポリマーなど
のポリオレフィン系ゴム,アクリルゴム,エチレン−ア
クリルゴム,ポリ塩化三フッ素化エチレン,フッ素化ゴ
ム,水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴムなどのポ
リメチレン型の主鎖を持つゴム,エピクロルヒドリンゴ
ム(単独ポリマー及びコポリマー),ポリフェニルメチ
ルシロキサン,ポリジルメチルシロキサン,ポリメチル
エチルシロキサンなどのシリコーンゴム,ニトロソゴ
ム,ポリエステルウレタン,ポリエーテルウレタンなど
の主鎖に炭素元素,窒素元素及び酸素元素を有するゴム
などが挙げられる。またこれらのゴムのエポキシ変性或
いはマレイン酸変性したものも好ましく用いられる。
【0011】(C)成分は主鎖中にアミド基を有する熱
可塑性ポリアミド(以下,ポリアミド)からなる繊維で
あり,融点135〜350℃の範囲のものが用いられ,
しかも(A)成分のポリオレフィンの融点より高いもの
であり,中でも融点160〜265℃の範囲のものが好
ましい。押出し及び延伸によって強靱な繊維を与えるポ
リアミドが好ましいものとして挙げられる。
【0012】ポリアミドの具体例としては、ナイロン
6、ナイロン66、ナイロン6−ナイロン66共重合
体、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン46、
ナイロン11、ナイロン12、ナイロンMXD6、キシ
リレンジアミンとアジピン酸との重縮合体、キシリレン
ジアミンとピメリン酸との重縮合体、キシリレンジアミ
ンとスペリン酸との重縮合体、キシリレンジアミンとア
ゼライン酸との重縮合体、キシリレンジアミンとセバシ
ン酸との重縮合体、テトラメチレンジアミンとテレフタ
ル酸の重縮合体、ヘキサメチレンジアミンとテレフタル
酸の重縮合体、オクタメチレンジアミンとテレフタル酸
の重縮合体、トリメチルヘキサメチレンジアミンとテレ
フタル酸の重縮合体、デカメチレンジアミンとテレフタ
ル酸の重縮合体、ウンデカメチレンジアミンとテレフタ
ル酸の重縮合体、ドデカメチレンジアミンとテレフタル
酸の重縮合体、テトラメチレンジアミンとイソフタル酸
の重縮合体、ヘキサメチレンジアミンとイソフタル酸の
重縮合体、オクタメチレンジアミンとイソフタル酸の重
縮合体、トリメチルヘキサメチレンジアミンとイソフタ
ル酸の重縮合体、デカメチレンジアミンとイソフタル酸
の重縮合体、ウンデカメチレンジアミンとイソフタル酸
の重縮合体、及びドデカメチレンジアミンとイソフタル
酸の重縮合体などが挙げられる。
【0013】これらのポリアミドの内、特に好ましい具
体例としては、ナイロン6(PA6)、ナイロン66
(PA66)、ナイロン12(PA12)、ナイロン6
−ナイロン66共重合体などが挙げられる。これらの1
種又は2種以上でもよい。これらのポリアミドは,1
0,000〜200,000の範囲の分子量を有してい
ることが好ましい。
【0014】ポリアミド繊維強化ポリオレフィン系発泡
性組成物の製法について説明する。(A)成分と(B)
成分を溶融混練してマトリックスを調整する。このマト
リックスは(A)成分中に(B)成分が島状に分散した
構造を採ってもよいし,逆に(A)成分が(B)成分中
に島状に分散した構造を採ってもよい。そして(A)成
分と(B)成分が界面で互いに結合していることが好ま
しい。そのためには(A)成分と(B)成分を溶融混練
してマトリックスを調整する時にシランカップリング剤
を存在させることが重要である。シランカップリング剤
の持つアルコキシ基,塩素やビニル基,グリシドキシ
基,メタクリル基,アミノ基,メルカプト基などの有機
官能基が界面に介在して(A)成分と(B)成分を結合
させる橋渡しの役割をする。(A)成分と(B)成分が
結合したマトリックスに(C)成分を溶融混練して押出
し,(C)成分の融点以下の温度で延伸又は圧延して微
細な繊維として分散させると共にシランカップリング剤
を介在して(A)成分,(B)成分及び(C)成分が相
互に結合したポリアミド繊維強化ポリオレフィン系発泡
性組成物が得られることになる。これを使いやすい形態
のペレットや糸,テープなどとして使用する。
【0015】マトリックス中に添加するシランカップリ
ング剤の具体例としては、ビニルトリメトキシシラン,
ビニルトリエトキシシラン,ビニルトリス(β−メトキ
シエトキシ)シラン,ビニルトリアセチルシラン,γ−
メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン,β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン,γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン,γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン,γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン,γ−グリシドキシプロピルエチルジメトキシシラ
ン,γ−グリシドキシプロピルエチルジエトキシシラ
ン,N−β−(アミノエチル)アミノプロピルトリメト
キシシラン,N−β−(アミノエチル)アミノプロピル
トリエトキシシラン,N−β−(アミノエチル)アミノ
プロピルメチルジメトキシシラン,N−β−(アミノエ
チル)アミノプロピルエチルジメトキシシラン,N−β
−(アミノエチル)アミノプロピルエチルジエトキシシ
ラン,γ−アミノプロピルトリエトキシシラン,N−フ
ェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン,γ−
〔N−(β−メタクリロキシエチル)−N,N−ジメチ
ルアンモニウム(クロライド)〕プロピルメトキシシラ
ン,及びスチリルジアミノシランなどが挙げられる。
【0016】シランカップリング剤は, (A)成分10
0重量部に対し0. 1〜2. 0重量部の範囲が好まし
く,特に好ましくは0. 1〜1. 0重量部の範囲であ
る。シランカップリング剤の量が0. 1重量部よりも少
ないと,(A)成分及び(B)成分との間に強固な結合
が形成されず,強度の高い組成物が得られず,強度の低
い組成物しか得られない。シランカップリング剤の量が
2. 0重量部よりも多いと弾性率に優れた組成物が得ら
れない。
【0017】シランカップリング剤を用いる場合は,有
機過酸化物を併用できる。有機過酸化物を併用すること
により(A)成分の分子鎖にラジカルが形成されシラン
カップリング剤と反応することにより(A)成分とシラ
ンカップリング剤の反応は促進されるからである。有機
過酸化物の使用量は(A)成分100重量部に対して
0.01〜1.0重量部である。有機過酸化物として
は,1分間の半減期温度が(A)成分の融点或いは
(C)成分の融点のいずれか高い方と同じ温度ないし,
この温度より30℃程高い温度範囲であるものが好まし
く用いられる。具体的には1分間の半減期温度が80〜
260℃程度のものが好ましく用いられる。
【0018】有機過酸化物の具体例としては,ジ−α−
クミルパーオキサイド,1,1−ジ−t−ブチルパーオ
キシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン,1,1
−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキサン,2,2−
ジ−t−ブチルパーオキシブタン,n−ブチル 4,4
−ジ−t−ブチルパーオキシバレリネート,2,2−ビ
ス(4,4−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキサ
ン)プロパン,2,2,4−トリメチルペンチルパーオ
キシネオデカネート,α−クミルパーオキシネオデカネ
ート,t−ブチルパーオキシネオヘキサネート,t−ブ
チルパーオキシピバレート,t−ブチルパーオキシアセ
ート,t−ブチルパーオキシラウレート,t−ブチルパ
ーオキシベンゾエート,t−ブチルパーオキシイソフタ
レートなどが挙げられる。
【0019】(A)成分,(B)成分,(C)成分の割
合は(A)成分は97〜65重量%,(B)成分は0.
5〜12重量%,(C)成分は0.5〜23重量%であ
る。(A)成分の割合が97重量%はを超えると圧縮弾
性率が低下し永久歪みが大きくなるし,(A)成分が6
5重量%より少ないと発泡が不均一になり正常な発泡体
が得られない。一方(B)成分の割合が0.5重量%よ
り少ないと発泡体の柔軟性が充分でないし,(B)成分
の割合が12重量%を超えると発泡体の弾性率が低下す
る。また,(C)成分の割合が0.5重量%より少ない
と発泡体の弾性率が低下し繊維強化効果が発現しない。
(C)成分の割合が23重量%を超えると繊維の分散性
が低下して気泡が不均一になり,本願発明の目的を達成
できないので好ましくない。(C)成分の繊維は,平均
繊維径が1μm以下であることが好ましい。アスペクト
比(繊維長/繊維径の比)は20以上であり1,000
以下であことが補強性があって分散し易いので好まし
い。そして、(A)成分は(B)成分及び(C)成分と
は界面で結合している。
【0020】上述の溶融混練は樹脂やゴムの混練に通常
用いられている装置で行うことができる。このような装
置としては,バンバリー型ミキサー,ニーダー,ニーダ
ーエキストルーダー,オープンロール,一軸混練機,二
軸混練機などが用いられる。これらの装置の中では短時
間で且つ連続的に溶融混練が行える点で二軸混練機が最
も好ましい。
【0021】(D)成分として架橋剤が使用される。上
記(A)成分であるポリオレフィンの流動開始以上の分
解温度を有するものであって,加熱により分解されて遊
離ラジカルを発生して分子間に架橋結合させるラジカル
発生剤である有機過酸化物である。具体的には上述の有
機過酸化物と同様である。ポリプロピレン系ポリオレフ
ィンを使用する場合には架橋助剤としてジビニルベンゼ
ン,トリアリルシアヌレート,p,p’−ジベンゾイル
キノンジオキシム,シランカップリング剤,ウレタンア
クリレートなども添加することができる。架橋剤の使用
量は(A),(B)及び(C)成分の合計100重量部
に対して架橋剤は0.1〜2重量部である。好ましくは
0.1〜1重量部である。0.1重量部より少ないと架
橋が不十分で発泡時気泡が破れる。2重量部を越えると
架橋度が高くなり過ぎて発泡ができない。
【0022】(E)成分は発泡剤である。ポリオレフィ
ンの流動開始温度以上の分解温度を有するものである。
例えばアゾジカルボンアミド,アゾビスイソブチロニト
リル,N,N’−ジニトロペンタメチレンテトラミン,
p−トルエンスルホニルヒドラジン,p,p’−オキシ
ビス(ベンゼンスルホヒドラジド)などである。このう
ちアゾジカルボンアミドが好ましく使用される。必要に
応じて発泡状態をコントロールするためサルチル酸やフ
タル酸,尿素系組成物,酸化亜鉛,酸化鉛,低級又は高
級脂肪酸やその金属塩などの発泡助剤も使用される。
(E)成分の発泡剤の使用量は(A),(B)及び
(C)成分の合計100重量部に対して2〜15重量
部,好ましくは3〜10重量部である。2重量部より少
ないと発泡が不十分であり5倍以上の発泡倍率が得られ
ない。15重量部を越えると連続気泡ができたり気泡が
破れてしまう。
【0023】次に本発明のポリアミド繊維強化ポリオレ
フィン系発泡性組成物の製法について工程別に説明す
る。以下の工程から製造される。 (1)(A)成分のポリオレフィンと(B)成分のゴム
状ポリマーをシランカップリング剤と共に溶融・混練し
てマトリックスを調整する工程; (2)上記溶融混練マトリックスにポリアミドを溶融混
練する工程; (3)上記溶融混練物をノズルより押出して延伸又は圧
延してマトリックス中に(C)ポリアミド繊維を製造す
る工程; (4)得られた(A)−(B)−(C)系組成物とし
て,更に(A)成分のポリオレフィンを追加して(又は
追加しないでもよい),と(D)架橋剤(E)発泡剤を
加えて(C)成分のポリアミド繊維の融点以下で混練し
て架橋・発泡させて冷却する工程;によりポリアミド繊
維強化ポリオレフィン系発泡性組成物が製造される。
【0024】(A),(B),(C),(D)及び
(E)成分の各々を溶融混練する工程は上記に述べた通
りの割合で行われ,この溶融混練も樹脂やゴムの混練に
通常用いられている装置で行うことができる。
【0025】以下各製造工程を説明する。 (1)(A)成分のポリオレフィンと(B)成分のゴム
状ポリマーをシランカップリング剤と共に溶融・混練し
てマトリックスを調整する工程では,(A)成分と
(B)成分が溶融する温度で行う。具体的には溶融温度
より高い温度で(C)成分の溶融温度より低い温度で行
われる。即ち(A)成分のポリオレフィンの融点より1
0℃以上℃高い温度で行われる。この時には上記の通り
シランカップリング剤を存在させると(A)成分と
(B)成分はシランカップリング剤を介して相互に結合
してマトリックスを形成する。通常溶融・混練する温度
は120〜200℃である。
【0026】(2)上記溶融混練マトリックスにポリア
ミドを溶融混練する工程では(C)成分のポリアミドの
融点以上の温度でポリアミドを溶融混練する。具体的に
は溶融温度より高い温度で行われる。即ち(C)成分の
ポリアミドの融点より10℃以上高い温度で行われる。
そうすることにより(C)成分はマトリックス中に均一
に分散する。そして押出される。(3)押出ノズル(紡
糸口金,或いはインフレーションダイ又はTダイ)より
押出され延伸又は圧延してマトリックス中に(C)ポリ
アミド繊維を製造する工程では溶融混練物を(C)成分
のポリアミドの融点以下の温度に冷却して延伸又は圧延
する。延伸又は圧延することによってマトリックス中に
微分散した(C)ポリアミドは繊維状に変形して強固な
繊維となり補強効果を発現する。均一に分散した微細な
繊維は(C)成分の70重量%以上,好ましくは80重
量%以上,特に好ましくは90重量%以上が微細な繊維
として分散している。
【0027】(4)得られた(A)−(B)−(C)系
組成物として,更に(A)成分のポリオレフィンを追加
して(追加しないでもよい),(D)架橋剤と(E)発
泡剤を加えて(C)成分のポリアミド繊維の融点以下で
混練して架橋・発泡させて冷却する工程は,目的に合わ
せたポリアミド繊維強化ポリオレフィン系発泡性組成物
を得るために更に(A)成分のポリオレフィンを(1)
工程と同様にして追加するか又は追加しないで,そのま
ま(D)架橋剤と(E)発泡剤を加えてポリアミド繊維
強化ポリオレフィン系発泡性組成物が製造される。架橋
剤,発泡剤及び発泡助剤の添加は(A)成分と(B)成
分の溶融混練温度で行う。具体的には(A)成分の溶融
する温度より10℃高い温度であり,(C)成分の溶融
する温度より低い温度で,具体的には120〜200℃
である。上記の溶融物を押出し希望する成形物ににして
架橋・発泡して冷却する。即ちフィルムの場合はTダイ
の装備した押出機により架橋・発泡しない温度100〜
160℃でフィルム状に押出し1〜50Mradの線量
の電子線を照射し架橋し,架橋シートを塩浴上で加熱し
て発泡させる。その後,冷却して発泡シートを得る。ブ
ロック発泡体の場合には加圧下に加熱して1次膨張させ
た後この発泡体を常圧で加熱して2次膨張させて希望す
る密度のブロック発泡体とする。即ち混練物を1次金型
に充填して50kg/cm2 の圧力をかける。この圧力
未満では発泡倍率にもよるが10倍発泡させた場合には
金型より発泡体漏れして1次発泡品の変形原因となり製
品化率の低下になる。2次発泡は常圧下で行われる。1
次発泡率は最終発泡体の全発泡率に対して7分の1以下
である。これ以上であると2次発泡での発泡が不十分と
なり気泡サイズの向上が図れなくなる。このような発泡
率を得る手段としては1次発泡の加熱温度を120〜1
50℃,好ましくは130〜145℃程度の比較的低い
温度に設定するのが好ましい。加熱時間は目的とする1
次発泡倍率により任意に選定できる。2次発泡での加熱
温度は発泡剤を完全に分解し発泡させ,通常は160〜
190℃であり,その加熱時間は通常20〜60分程度
である。
【0028】本発明のポリアミド繊維強化ポリオレフィ
ン系発泡性組成物には,このほかカーボンブラック,ホ
ワイトカーボン,活性炭酸カルシウム,超微粒子珪酸マ
グネシウム,ハイスチレン樹脂,フェノール樹脂,リグ
ニン,変成メラミン樹脂、クマロンインデン樹脂,石油
樹脂などの補助剤,炭酸カルシウム,塩基性炭酸マグネ
シウム,クレー,亜鉛華,珪草土,再生ゴム,粉末ゴ
ム,エボナイト粉など各種の充填剤,アミン・アルデヒ
ド類,アミン・ケトン類,アミン類,フェノール類,イ
ミダゾール類,含硫黄系酸化防止剤,含燐系酸化防止剤
などの安定剤、及び各種顔料を含んでいてもよい。
【0029】
【実施例】以下,実施例及び比較例を示して本発明につ
いてより具体的に説明するが本発明はこれらの実施例の
範囲に限定されるものではない。実施例及び比較例にお
いて,ポリアミド繊維強化ポリオレフィン系発泡体組成
物の物性は以下のようにして測定した。繊維形状 :;形態・分散性と平均繊維径: ポリアミド
繊維強化樹脂組成物をトルエンに溶解して繊維分を取り
出し洗浄した後走査型電子顕微鏡で観察し、微細な繊維
で分散している場合は分散性良好,微細な繊維で分散し
ていない場合は分散性不良で評価した。分散性良好な場
合は,分散した微細繊維200本について,上記の走査
型電子顕微鏡で繊維径を測定し,その平均を求めて平均
繊維径とした。見掛密度 :;JIS K6767に準じて発泡体を10
cm×10cm角に切り出し重さと厚さを測定し,この
重さを体積で割って単位体積当たりの重量(g/c
3 )で示した。発泡倍率 :;発泡体の見掛密度の逆数をもって示される
値であり,発泡体を10cm×10cm角に切り出し重
さと厚さを測定し,この体積を重さで割って単位重量当
たりの体積(cm3 /g)で示した。破損割合 :;二次成形により主に成形体の角が全体を1
として割れているものの割合で示した。引張強度・伸び :JIS K6767に準じて温度23
℃,引張速度500mm/minで引張り,引張強度,
及び伸びを求めた。25%圧縮弾性率 :;JIS K6767に準じて5c
m(長さ;L)×5cm(幅;W)×2.5cm(厚
さ)の直方体とし,シートの場合は積み重ねて2.5c
mの厚さにして10mm/min.の速度で始めの25
%だけ圧縮して停止し20秒後の荷重(kgf)を測
り,次式で25%圧縮率(H)を求めた。 H=P/WL圧縮永久歪み :;JIS K6767に準じて5cm×
5cm角のサンプルを厚さ約25mmになるように重
ね,全厚さt0 の25%圧縮歪みを与えた状態で22時
間放置する。その後圧縮歪みを開放して室温で24時間
放置した後の厚さt1 を測定して次式に従って圧縮永久
歪みSを算出した。 S(%)=100×(t1 −t0 )/t0 高温圧縮弾性率 :;170℃でパッド材を射出成形した
ときの射出成形性でエンボス加工したポリ塩化ビニル表
皮材と接着した発泡シート材の気泡のつぶれ具合で判定
した。
【0030】〔参考例1〕(A)成分として低密度ポリ
エチレン(宇部興産社製,F522,融点110℃,M
FI=5.0)40重量部(40重量%)に(B)成分
としてEPDM(日本合成ゴム社製,EP22)40重
量部(40重量%)を用いシランカップリング剤として
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン0.5
重量部と過酸化物剤のn−ブチル−4,4−ジ−t−ブ
チルパーオキシバレリネート0.1重量部を150℃に
設定したバンバリーミキサー(1.7リットル)で溶融
混練して180℃でダンプ後ペレタイズした。このペレ
ット80重量部と(C)成分としてナイロン6(宇部興
産社製,宇部ナイロン1022B,融点215〜220
℃,分子量22,000)20重量部(20重量%)を
235℃に設定して3mmφのダイスを付けた二軸押出
機で紐状に押し出しドラフト比10を掛けて室温で引き
取りペレタイザーでペレット化してポリアミド繊維強化
樹脂組成物を得た。 得られたペレットを熱トルエンで
抽出した残分として繊維を取り出して走査型電子顕微鏡
で観察すると平均繊維径が0.4μmの微細な繊維状で
あった。結果を表1に示した。
【0031】〔参考例2〕(A)成分として低密度ポリ
エチレン(宇部興産社製,L719,融点107℃,M
FI=7.0)20重量部(20重量%)とポリプロピ
レン(グランドポリマー社製,J105W,融点166
℃,MFI=5.0)20重量部(20重量%)を用い
て(B)成分としてEPDM(日本合成ゴム社製,EP
22)400重量部(40重量%)を用いシランカップ
リング剤としてγ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン0.5重量部と過酸化物剤のn−ブチル−4,
4−ジ−t−ブチルパーオキシバレリネート0.1重量
部を150℃に設定したバンバリーミキサー(1.7リ
ットル)で溶融混練して220℃でダンプ後ペレタイズ
した。このペレット80重量部と(C)成分としてナイ
ロン6(宇部興産社製,宇部ナイロン1022B,融点
215〜220℃,分子量22,000)20重量部
(20重量%)を235℃に設定して3mmφのダイス
を付けた二軸押出機で紐状に押し出しドラフト比10を
掛けて室温で引き取りペレタイザーでペレット化した。
得られたポリアミド繊維強化樹脂組成物のペレットを
熱トルエンで抽出して繊維を取り出して不溶分を走査型
電子顕微鏡で観察すると平均繊維径が0.6μmの微細
な繊維状であった。結果を表1に示した。
【0032】〔実施例1〜3〕(A)成分として低密度
ポリエチレン(宇部興産社製,B128,融点112
℃,MFI=1.0)と(A)−(B)−(C)系組成
物として参考例1で得られたポリアミド繊維強化樹脂組
成物を表2に示した配合にして(D)成分の第1架橋剤
としてn−ブチル−4,4−ジ−t−ブチルパーオキシ
バレリネート1.1重量部と第2架橋剤としてジ−α−
ジクミルパーオキサイド1.5重量部,(E)成分の第
1発泡剤としてN,N’ージニトロペンタメチレンテト
ラミン1.0重量部及びその助剤として尿素系助剤を
4.0重量部,第2発泡剤としてジアゾカルボンアミド
を5.0重量部,その助剤として酸化鉛を0.2重量
部,更に滑剤としてステアリン酸を0.2重量部を加え
て混合物を110℃に設定したニーダーにて混合し13
5℃に設定した1次金型内に充填して80kg/cm2
の圧力で40分間加熱し中間発泡体を得た。次いで17
0℃に設定した2次金型内に配置し常圧下で30分加熱
して発泡膨張させた後,冷却し最終発泡体を得た。仕込
み条件と得られた発泡体の性質を表2に示した。
【0033】〔比較例1〕参考例1のポリアミド繊維強
化樹脂組成物を配合しなかった以外は実施例1の(A)
成分のみ表2の通り配合して実施例1と同様にして結果
を表2に示した。 〔比較例2〕参考例1のポリアミド繊維強化樹脂組成物
と(A)成分の低密度ポリエチレン(宇部興産社製,L
719,融点107℃,MFI=7.0)を各50重量
部とした以外は実施例1と同様に配合して結果を表2に
示した。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】〔実施例4〜5〕(A)成分として低密度
ポリエチレン(宇部興産社製,B128,融点112
℃,MFI=1.0)と参考例2で得られたポリアミド
繊維強化樹脂組成物を表3の示す通り配合して(D)架
橋剤ジ−α−ジクミルパーオキサイド0.8重量部,
(E)発泡剤としてジアゾカルボンアミドを10重量部
を110℃で混練して170℃に設定したTダイを備え
た単軸押出機でフィルムで押し出した。得られたフィル
ムを8Mradの電子線を照射してその後220〜24
0℃の塩浴に侵浸して加熱・発泡した。水洗して発泡シ
ートを得た。結果を表3に示した。
【0037】〔比較例3〕参考例2の(A)成分のポリ
アミド繊維強化樹脂組成物を用いなかった他は実施例4
と同様にしてフィルムを得た。結果を表3に示した。
【0038】〔比較例4〕参考例2のポリアミド繊維強
化樹脂組成物50重量部と(A)成分として低密度ポリ
エチレン(宇部興産社製,B128,融点112℃,M
FI=1.0)50重量部を用いた以外は実施例4と同
様にしてフィルムを得た。結果を表3に示した。
【0039】〔実施例6〕(A)成分として低密度ポリ
エチレンに代えてポリプロピレン(グランドポリマー社
製,J105W,融点166℃,MFI=9.0)90
重量部と参考例2のポリアミド繊維強化樹脂組成物10
重量部を用い(D)成分の架橋剤としてジ−α−ジクミ
ルパーオキサイド1.2重量部,架橋助剤としてジビニ
ルベンゼン4重量部を用いた以外は実施例4と同様に行
った。結果を表3に示した。
【0040】
【表3】
【0041】
【発明の効果】本発明のポリアミド繊維強化ポリオレフ
ィン系発泡性組成物は密度が大きくなく微細な繊維とマ
トリックスが界面で結合しているため細かい均一な気泡
が生成して機械的性質は圧縮弾性率が高く永久歪みが少
ない。また高温での耐圧性が高いため後処理工程で熱や
圧力で変形することがない発泡フィルムや発泡ブロック
体を形成することが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 21:00)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(A)〜(E)成分:; (A)ポリオレフィン 99〜65重量%,(B)ゴム
    状ポリマー0.5〜12重量%,(C)ポリアミド繊維
    0.5〜23重量%,(D)架橋剤及び,(E)発泡剤
    からなるポリアミド繊維強化ポリオレフィン系発泡性組
    成物。
  2. 【請求項2】ポリアミド繊維強化ポリオレフィン系発泡
    性組成物中に(C)ポリアミド繊維が分散してその平均
    繊維径が1μm以下である請求項1記載のポリアミド繊
    維強化ポリオレフィン系発泡性組成物。
  3. 【請求項3】(A)ポリオレフィンと(B)ゴム状ポリ
    マーを溶融混練したマトリックスに(C)ポリアミドを
    溶融混練して押出し,ポリアミドの融点以下の温度で延
    伸又は圧延して(C)ポリアミドを微細な繊維として分
    散させて,(D)架橋剤及び(E)発泡剤を添加する請
    求項1記載のポリアミド繊維強化ポリオレフィン系発泡
    性組成物の製法。
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