JPH11209535A - ポリアミド繊維強化熱可塑性エラストマー組成物とその製造法 - Google Patents

ポリアミド繊維強化熱可塑性エラストマー組成物とその製造法

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JPH11209535A
JPH11209535A JP1359698A JP1359698A JPH11209535A JP H11209535 A JPH11209535 A JP H11209535A JP 1359698 A JP1359698 A JP 1359698A JP 1359698 A JP1359698 A JP 1359698A JP H11209535 A JPH11209535 A JP H11209535A
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thermoplastic elastomer
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JP1359698A
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Shinji Yamamoto
新治 山本
Yukihiko Asano
之彦 浅野
Denichi Oda
傳一 尾田
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐傷付性,線膨張係数や機械的性質に優れるポ
リアミド繊維強化熱可塑性エラストマー組成物を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】(a)ポリオレフィン,(b)ゴム状ポリ
マー及び(c)熱可塑性ポリアミド繊維からなる(A)
繊維強化熱可塑性組成物5〜20重量部と(B)ポリプ
ロピレン系熱可塑性エラストマー95〜80重量部から
なるポリアミド繊維強化熱可塑性エラストマー組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ポリアミド繊維強
化熱可塑性エラストマー組成物であり,耐傷付性,低線
膨張率,機械的性質に優れたポリアミド繊維強化熱可塑
性エラストマー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン,特にポリプロピレン系
樹脂は軽くて耐熱性や機械的性質が優れているので近年
自動車の各部に使用されることが多い。例えば自動車内
装材としてポリ塩化ビニル代替としてポリオレフィン系
熱可塑性エラストマーが使われるようになってきた。特
公平1−14023号公報にはポリ塩化ビニル代替とし
てポリオレフィン系熱可塑性エラストマーが開示されて
いる。機械的特性に優れると共に燃焼時に有害なガスを
発生しないので環境に優しくリサイクルにも好適であ
る。
【0003】特開平7−238189号公報にはポリオ
レフィンとゴム状ポリマーをマトリックスとして熱可塑
性ポリアミド繊維を微細な繊維として分散させてた組成
物が開示されている。熱可塑性組成物の剛性や強度を向
上させるばかりか作業性がよく,ペレットとして熱可塑
性樹脂と容易に混練することができる特徴を有してい
る。ポリオレフィン系樹脂とエチレン−α−オレフィン
系共重合ゴムとのブレンド体を動的に熱処理して得られ
る熱可塑性組成物(特公昭53−34210号公報,特
公昭56−15741号公報)が開示され成形加工や押
出加工できる旨記載されている。更にこれらの熱可塑性
組成物にポリオレフィンをブレンドして,耐熱性や引張
特性を低下せることなく流動性が改善された熱可塑性エ
ラストマー組成物(特公昭56−15740号公報)が
開示されている。過酸化物架橋型オレフィン系共重合ゴ
ム,過酸化物架橋型オレフィン系樹脂及び過酸化物非架
橋型炭化水素ゴムを架橋剤と共に動的に熱処理した熱可
塑性エラストマー(特公昭62−59139号公報)が
開示され,大型肉厚製品の成形に好適であると記載され
ている。ポリオレフィン系樹脂とエチレン−α−オレフ
ィン系共重合ゴムとを溶融押出された熱可塑性エラスト
マーから得られるエンボス加工された表層面を有する積
層体は軽量性,柔軟性,耐傷付性などに優れる(特公平
01−14023号公報)と記載されている。しかし,
ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーの加工性や耐傷
付性,線膨張係数,機械的特性がポリ塩化ビニルに比較
して劣る。特に耐傷付性が劣るのでその改良が望まれて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決して加工性や耐傷付性,線膨張係数,機械的特性に
優れるポリアミド繊維強化熱可塑性エラストマー組成物
を提供することを目的とする。
【0005】
【発明が解決しようとする手段】本発明によれば,
(A)繊維強化熱可塑性組成物5〜20重量部と(B)
ポリプロピレン系熱可塑性エラストマー95〜80重量
部からなるポリアミド繊維強化熱可塑性エラストマー組
成物が提供される。その(A)繊維強化熱可塑性組成物
は(a)ポリオレフィン100重量部,(b)ゴム状ポ
リマー10〜400重量部及び(c)熱可塑性ポリアミ
ド繊維10〜400重量部からなり,熱可塑性ポリアミ
ドが繊維状に分散していることを特徴とする。更に
(a)ポリオレフィン,(b)ゴム状ポリマー及び
(c)熱可塑性ポリアミド繊維を溶融・混練して押出
し,ドラフトを掛けて引取り延伸又は圧延することによ
り(a)ポリオレフィンと(b)ゴム状ポリマーからな
るマトリックス中に(c)ポリアミドを平均繊維径1μ
m以下の繊維状に分散させた(A)繊維強化熱可塑性組
成物と(B)ポリプロピレン系熱可塑性エラストマーを
混練するポリアミド繊維強化熱可塑性エラストマー組成
物の製造法が提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下,本発明のポリアミド繊維強
化熱可塑性エラストマー組成物及びその製造法における
構成成分を説明する。ポリアミド繊維強化熱可塑性エラ
ストマー組成物は,(a)ポリオレフィン,(b)ゴム
状ポリマー及び(c)熱可塑性ポリアミド繊維からなる
(A)繊維強化熱可塑性組成物と(B)ポリプロピレン
系熱可塑性エラストマーからなる。これらの各成分を具
体的に説明する。(a)成分はポリオレフィンであっ
て,80〜250℃の範囲の融点のものが好ましい。
又,50℃以上,特に好ましくは50〜200℃のビカ
ット軟化点を有するものも用いられる。このような好適
な例としては,炭素数2〜8のオレフィンの単独重合体
や共重合体、及び、炭素数2〜8のオレフィンとスチレ
ンやクロロスチレン,α−メチルスチレンなどの芳香族
ビニル化合物との共重合体,炭素数2〜8のオレフィン
と酢酸ビニルとの共重合体,炭素数2〜8のオレフィン
とアクリル酸あるいはそのエステルとの共重合体,炭素
数2〜8のオレフィンとメタアクリル酸あるいはそのエ
ステルとの共重合体,及び炭素数2〜8のオレフィンと
ビニルシラン化合物との共重合体が好ましく用いられる
ものとして挙げられる。
【0007】ポリオレフィンの具体例としては,高密度
ポリエチレン,低密度ポリエチレン,線状低密度ポリエ
チレン,ポリプロピレン,エチレン−プロピレンブロッ
ク共重合体,エチレン−プロピレンランダム共重合体,
ポリ4−メチルペンテン−1,ポリブテン−1,ポリヘ
キセン−1,エチレン−酢酸ビニル共重合体,エチレン
−ビニルアルコール共重合体,エチレン−アクリル酸共
重合体,エチレン−アクリル酸メチル共重合体,エチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体,エチレン−アクリル酸
プロピル共重合体,エチレン−アクリル酸ブチル共重合
体,エチレン−アクリル酸2−エチルヘキシル共重合
体,エチレン−アクリル酸ヒドロキシエチル共重合体,
エチレン−ビニルトリメトキシシラン共重合体,エチレ
ン−ビニルトリエトキシシラン共重合体,エチレン−ビ
ニルシラン共重合体,エチレン−スチレン共重合体,及
びプロピレン−スチレン共重合体などがある。又,塩素
化ポリエチレンや臭素化ポリエチレン,クロロスルホン
化ポリエチレンなどのハロゲン化ポリオレフィンも好ま
しく用いられる。
【0008】これら (a)成分のポリオレフィンのなか
で特に好ましいものとしては,高密度ポリエチレン(H
DPE),低密度ポリエチレン(LDPE),線状低密
度ポリエチレン(LLDPE),ポリプロピレン(P
P),エチレン−プロピレンブロック共重合体,エチレ
ン−プロピレンランダム共重合体,エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(EVA),エチレン−アクリル酸エチル共
重合体(EEA),及びエチレン−ビニルアルコール共
重合体が挙げられ,中でもメルトフローレイト(MF
R)が0. 2〜50g/10分の範囲のもの,最も好ま
しいものとし1〜50g/10分の範囲のものて挙げら
れる。これらは1種のみ用いてもよく,2種以上を組合
わせてもよい。
【0009】(b)成分はゴム状ポリマーであって,ガ
ラス転移温度が0℃以下のもの,好ましくはガラス転移
温度が−20℃以下のものである。このようなものとし
ては天然ゴム,イソプレンゴム,ブタジエンゴム,スチ
レン−ブタジエンゴム,アクリロニトリル−ブタジエン
ゴム,ブチルゴム,塩素化ブチルゴム,臭素化ブチルゴ
ム,クロロプレンゴム,ニトリル−クロロプレンゴム,
ニトリル−イソプレンゴム,アクリレート−ブタジエン
ゴム,ビニルピリジン−スチレン−ブタジエンゴム,ス
チレン−クロロプレンゴム,スチレン−イソプレンゴ
ム,カルボキシル化スチレン−ブタジエンゴム,カルボ
キシル化アクリロニトリル−ブタジエンゴム,スチレン
−ブタジエンブロックゴム,スチレン−イソプレンブロ
ックゴム,カルボキシル化スチレン−ブタジエンブロッ
クゴム,カルボキシル化スチレン−イソプレンブロック
ゴムなどのジエン系ゴム,エチレン−プロピレンゴム,
エチレン−プロピレン−ジエンゴム,塩素化ポリエチレ
ンゴム,クロルスルフォン化ポリエチレンゴム,エチレ
ン−酢酸ビニルゴムなどのポリオレフィン系エラストマ
−,アクリルゴム,エチレン−アクリルゴム,ポリ塩化
フッ素化エチレンゴム,フッ素化ゴム,水素化アクリロ
ニトリル−ブタジエンゴムなどのポリメチレン結合含有
型ゴム,エピクロルヒドリンゴム,エチレンオキシド−
エピクロルヒドリン−アリルグリシジルエーテルゴム,
プロピレンオキシド−アリルグリシジルエーテルゴムな
どの主鎖酸素含有型ゴム,ポリフェニルメチルシロキサ
ン,ポリジメチルシロキサン,ポリメチルエチルシロキ
サンなどのシリコンゴム,ニトロソゴム,ポリエステル
ウレタンゴムゴム,ポリエーテルウレタンゴムなどの主
鎖炭素原子,窒素原子及び酸素原子含有型ゴムなどが挙
げられる。また,これらのゴムをエポキシ変性したもの
やシラン変成或いはマレイン化変性したものも使用され
る。
【0010】(c)成分は主鎖中にアミド基を有する熱
可塑性ポリアミド(以下,ポリアミド)であり,融点1
35〜350℃の範囲のものが用いられ,しかも(a)
成分のポリオレフィンの融点より高いものであり,中で
も融点160〜265℃の範囲のものが好ましい。かか
る(c)成分としては,押出し及び延伸によって強靱な
繊維を与えるポリアミドが好ましいものとして挙げられ
る。
【0011】ポリアミドの具体例としてはナイロン6,
ナイロン66,ナイロン6−ナイロン66共重合体,ナ
イロン610,ナイロン612,ナイロン46,ナイロ
ン11,ナイロン12,ナイロンMXD6,キシリレン
ジアミンとアジピン酸との重縮合体,キシリレンジアミ
ンとピメリン酸との重縮合体,キシリレンジアミンとス
ペリン酸との重縮合体,キシリレンジアミンとアゼライ
ン酸との重縮合体,キシリレンジアミンとセバシン酸と
の重縮合体,テトラメチレンジアミンとテレフタル酸の
重縮合体,ヘキサメチレンジアミンとテレフタル酸の重
縮合体,オクタメチレンジアミンとテレフタル酸の重縮
合体,トリメチルヘキサメチレンジアミンとテレフタル
酸の重縮合体,デカメチレンジアミンとテレフタル酸の
重縮合体,ウンデカメチレンジアミンとテレフタル酸の
重縮合体,ドデカメチレンジアミンとテレフタル酸の重
縮合体,テトラメチレンジアミンとイソフタル酸の重縮
合体,ヘキサメチレンジアミンとイソフタル酸の重縮合
体,オクタメチレンジアミンとイソフタル酸の重縮合
体,トリメチルヘキサメチレンジアミンとイソフタル酸
の重縮合体,デカメチレンジアミンとイソフタル酸の重
縮合体,ウンデカメチレンジアミンとイソフタル酸の重
縮合体,及びドデカメチレンジアミンとイソフタル酸の
重縮合体などが挙げられる。
【0012】これらのポリアミドの内,特に好ましい具
体例としては,ナイロン6(PA6),ナイロン66
(PA66),ナイロン12(PA12),ナイロン6
−ナイロン66共重合体などが挙げられる。これらの1
種又は2種以上でもよい。これらのポリアミドは,1
0,000〜200,000の範囲の分子量を有してい
ることが好ましい。
【0013】繊維を補強剤として有機材料マトリックス
とする複合材を改質するためには両者の界面に介在して
結合させる橋渡しの役割をするものとして,シランカッ
プリング剤,不飽和カルボン酸,及び有機過酸化物が使
用される。(a)成分や(b)成分をゲル化させること
が少ないシランカップリング剤が最も好ましい。シラン
カップリング剤の具体例としては,ビニルトリメトキシ
シラン,ビニルトリエトキシシラン,ビニルトリス(β
−メトキシエトキシ)シラン.ビニルトリアセチルシラ
ン,γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン,
β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメ
トキシシラン,γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン,γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシ
ラン,γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン,γ−グリシドキシプロピルエチルジメトキシシラ
ン,γ−グリシドキシプロピルエチルジエトキシシラ
ン,N−β−(アミノエチル)アミノプロピルトリメト
キシシラン、N−β−(アミノエチル)アミノプロピル
トリエトキシシラン,N−β−(アミノエチル)アミノ
プロピルメチルジメトキシシラン,N−β−(アミノエ
チル)アミノプロピルエチルジメトキシシラン,N−β
−(アミノエチル)アミノプロピルエチルジエトキシシ
ラン,γ−アミノプロピルトリエトキシシラン,N−フ
ェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン,γ−
〔N−(β−メタクリロキシエチル)−N,N−ジメチ
ルアンモニウム(クロライド)〕プロピルメトキシシラ
ン及びスチリルジアミノシランなどが挙げられる。中で
もアルコキシ基などから水素原子を奪って脱離し易い基
及び又は極性基とビニル基とを有するものが特に好まし
く用いられる。
【0014】シランカップリング剤は, (a)成分と
(b)成分100重量部に対し0. 1〜5. 5重量部の
範囲が好ましく,特に好ましくは0. 2〜3. 0重量部
の範囲である。シランカップリング剤の量が0. 1重量
部よりも少ないと、強度の高い組成物が得られず,シラ
ンカップリング剤の量が5. 5重量部よりも多いと弾性
率に優れた組成物が得られない。シランカップリング剤
の量が0. 1重量%より少ないと,(a)成分及び
(b)成分との間に強固な結合が形成されず,強度の低
い組成物しか得られない。一方,シランカップリング剤
の量が5. 5重量%より多いと,成分(b)は良好な微
細繊維にならないので,やはり弾性率に劣る組成物しか
得られない。
【0015】シランカップリング剤を用いる場合は有機
過酸化物を併用することができる。有機過酸化物を併用
することにより(a)成分の分子鎖にラジカルが形成さ
れシランカップリング剤と反応することにより(a)成
分とシランカップリング剤の反応は促進されるからであ
る。有機過酸化物の使用量は(a)成分100重量部に
対して0.01〜1.0重量部である。有機過酸化物と
しては1分間の半減期温度が,(a)成分の融点或いは
(c)成分の融点のいずれか高い方と同じ温度ないし,
この温度より30℃程高い温度範囲であるものが好まし
く用いられる。具体的には1分間の半減期温度が110
〜200℃程度のものが好ましく用いられる。
【0016】有機過酸化物の具体例としてはジ−α−ク
ミルパーオキサイド、1,1−ジ−t−ブチルパーオキ
シ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−
ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキサン、2,2−ジ
−t−ブチルパーオキシブタン、n−ブチル4,4−ジ
−t−ブチルパーオキシバレリネート、2,2−ビス
(4,4−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキサン)
プロパン、2,2,4−トリメチルペンチルパーオキシ
ネオデカネート、α−クミルパーオキシネオデカネー
ト、t−ブチルパーオキシネオヘキサネート,t−ブチ
ルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシアセー
ト、t−ブチルパーオキシラウレート、t−ブチルパー
オキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシイソフタレ
ートなどが挙げられる。中でも1分間の半減期温度が溶
融混練温度ないしこの温度より30℃程高い温度の範囲
であるもの,具体的には1分半減期温度が80〜260
℃程度のものが好ましく用いられる。
【0017】(c)成分はその殆どが微細な繊維とし
て,(a)成分と(b)成分とがマトリックスを形成し
ていて,そのマトリックス中に均一に分散している。具
体的にはその70重量%,好ましくは80重量%,特に
好ましくは90重量%以上が微細な繊維として分散して
いる。(c)成分の繊維は,平均繊維径が1μm以下で
平均繊維長が100μm以下であることが好ましい。ア
スペクト比(繊維長/繊維径の比)は20以上であり
1,000以下であことが好ましい。そして,(a)成
分は(b)成分と(c)成分のいずれともシランカップ
リング剤を介して界面で結合している。シランカップリ
ング剤の持つビニル基,グリシドキシ基,メタクリル
基,アミノ基,メルカプト基などの有機官能基と,塩素
やアルコキシ基などは有機材マトリックスと補強剤の繊
維の界面に介在して両者を結合させる橋渡しの役割をす
る。
【0018】(a)成分,(b)成分及び(c)成分の
割合は,(a)成分は100重量部に対して(b)成分
は10〜400重量部,特に好ましくは20〜200重
量部である。(a)成分は100重量部に対して(b)
成分は10重量部より少ないと耐衝撃性に優れた組成物
が得られないし,一方,400重量部を超えるとゴムら
しさが得られない。(c)成分は(a)成分は100重
量部に対して10〜400重量部である。(c)成分の
割合が10重量部より少ないと弾性率或いは強度などの
補強効果が少なく,また(c)成分の割合が400重量
部より多いと成形品の表面光沢が損なわれる。
【0019】(B)成分のプロピレン系熱可塑性エラス
トマーは結晶性ポリプロピレンをハードセグメントとし
て,エチレン−プロピレンゴムやエチレン−プロピレン
−ジエンゴムをソフトセグメントとしてポリマーブレン
ドで調製された熱可塑性エラストマーである。ハードセ
グメントの結晶性ポリプロピレンとしては,プロピレン
ホモポリマー,エチレン−プロピレンブロック共重合
体,エチレン−プロピレンランダム共重合体などであ
る。ソフトセグメントのエチレン−プロピレンゴムやエ
チレン−プロピレン−ジエンゴムのムーニー粘度は10
〜150,ヨウ素価は30以下,エチレン含有量は68
〜85重量%であり,ジエン成分としてはシクロペンタ
ジエンや5−エチリデン−2−ノルボルネン,1,4−
ヘキサジエンである。ハードセグメントとソフトセグメ
ントの割合は,ハードセグメントが30〜75重量%,
ソフトセグメントが70〜25重量%の範囲であり,こ
の範囲以外を越えると本願の目的を達成できない。熱可
塑性エラストマーの製造方法としては,ハードセグメン
トとソフトセグメントとのポリマーブレンドにより調整
される。単純ブレンド,共重合又は重合ブレンド,有機
過酸化物との動的架橋による部分架橋と完全架橋による
ものがある。このようなポリプロピレン系熱可塑性エラ
ストマーの具体例としては住友化学工業社製の住友TP
E,三井化学社製のミラストマー,グドマー,三菱化学
社製のサーモラン,旭化成工業社製のDEFLEX,日
本ポリオレフィン社製のソフトレックスEL,トクヤマ
社製のPERやモンサント社製のサントプレンなどが挙
げられる。部分架橋されている三井化学社製のミラスト
マーが好ましい。
【0020】次に本発明のポリアミド繊維強化熱可塑性
エラストマー組成物の製造法について説明する。以下の
工程から製造される。 (1)(a)成分と(b)成分とシランカップリング剤
とを溶融混練してマトリックスを調製する工程,(2)
上記マトリックスを(c)成分と溶融混練し,(c)成
分とマトリックスを化学変成する工程,(3)上記化学
変性物を(a)成分の融点以上で,しかも(c)成分の
融点以上で押出しつつ,(a)成分の融点以上でしかも
(c)成分の融点以下でドラフトをかけつつ延伸又は圧
延した(A)成分を得る工程,(4)(A)成分と
(B)成分とを溶融混練する工程により製造できる。以
下に具体的に説明する。
【0021】(1)工程について説明する。(a)成分
のポリオレフィンと(b)成分のゴム状ポリマーをシラ
ンカップリング剤と共に溶融混練してマトリックスを調
製する。溶融混練温度は(a)成分の融点以上である。
融点より30℃高い温度である。融点より30℃高い温
度で溶融混練するとよい。(a)成分と(b)成分はシ
ランカップリング剤で変性される。溶融混練は樹脂やゴ
ムの混練に通常用いられている装置で行うことができ
る。このような装置としてはバンバリー型ミキサー,ニ
ーダー,ニーダーエキストルーダー,オープンロール,
一軸混練機,二軸混練機などが用いられる。これらの装
置の中では短時間で且つ連続的に溶融混練が行える点で
二軸混練機が最も好ましい(以下の工程も同様であ
る)。
【0022】(2)工程はマトリックスを(c)成分の
ポリアミドと溶融混練し(c)成分とマトリックスを化
学変成する工程である。(a)成分及び(c)成分の融
点以上の温度である。(c)成分の融点より10℃以上
高い温度である。シランカップリング剤は既に添加され
ているので使用しても使用しなくてもよい。(a)成
分,(b)成分及び(c)成分は相互に化学変性され
る。
【0023】(3)工程は上記化学変性物を(a)成分
の融点以上で,しかも(c)成分の融点以上で押出しつ
つ,引き続き(a)成分の融点以上でしかも(c)成分
の融点以下でドラフトをかけつつ延伸又は圧延した
(A)成分を得る工程である。この工程において得られ
た混練物を紡糸口金或いはインフレーションダイ又はT
ダイから押出す。紡糸押出は(a)成分及び(c)成分
の融点より高い温度で実施する必要がある。具体的に
は,(c)成分の融点より高い温度,この融点より30
℃高い温度の範囲で実施することが好ましい。ドラフト
をかけつつ延伸又は圧延する工程は(c)成分の融点よ
り低い温度で行う。高い温度で行うと混練物は(a)成
分及び(b)成分からなるマトリックス中に(c)成分
の微細な粒子が分散した構造にはならない。従って,か
かる混練物を紡糸・延伸しても,(c)成分は微細な繊
維にはなり得ない。(c)成分の融点より低い温度で延
伸又は圧延する必要がある。この工程のドラフトをかけ
つつ延伸又は圧延するは,紡糸口金内速度より巻取速度
を高くとり,巻取速度/紡糸口金内速度の比(ドラフト
比)は1.5〜100の範囲,好ましくは2〜50,更
に好ましくは3〜30である。この他,紡糸混合物を圧
延ロールになどで連続的に圧延してもよい。更に溶融混
練物をインフレーション用ダイやTダイから押し出しつ
つドラフトを掛けつつロールなどで巻き付けることによ
っても実施することができる。また,ドラフトを掛けつ
つ巻き取る代わりに圧延ロールなどで圧延しても(A)
繊維強化熱可塑性組成物を得られる。また,延伸又は圧
延した組成物を室温に冷却してペレット化することによ
り樹脂やゴム成分などを追加して均一に混練できるか
ら,(A)繊維強化熱可塑性組成物をペレット状のもの
を用いることが好ましい。ペレット状の組成物を用いれ
ば,(B)成分の熱可塑性エラストマーもペレット状で
あるので相互に均一に混練でき,微細な繊維が均一に分
散した熱可塑性エラストマー組成物が容易に得られるこ
とになる。
【0024】(4)工程は上記で得られた(A)成分と
(B)成分のポリプロピレン系熱可塑性エラストマーと
を混練する。混練は(c)成分が溶融してしまわないこ
とが重要であり,(c)成分の融点以下でしかも(a)
成分及び(B)成分の融点以上であることが必要であ
る。(B)成分のポリプロピレンやエチレン−プロピレ
ン系ゴムが劣化しない温度で行うことが必要で通常は6
0〜200℃,好ましくは160〜200℃で行えば充
分である。また,(B)成分のハードセグメント及びソ
フトセグメントが(A)成分の(a)成分及び(b)成
分と全く同じである場合は(A)成分の製造時にハード
セグメント及びソフトセグメントを(a)成分及び
(b)成分と同時に加えて混練して上記の操作を行って
も本願のポリアミド繊維強化熱可塑性エラストマー組成
物が容易に得られる。
【0025】上記各(1),(2)及び(3)工程は工
程毎に分離して説明したが,(a)成分,(b)成分,
及び(c)成分とカップリング剤を供給できる第1供給
口,第2供給口,第3供給口及び第4供給口を有し,且
つ各供給口に対応する第1混練帯,第2混練帯,第3混
練帯及び第4混練帯を有する二軸混練機を用いて一括し
て連続的なプロセスで処理することも可能である。そう
することにより経済的,安定した,安全な製造方法にな
る。
【0026】本発明のポリアミド繊維強化熱可塑性エラ
ストマー組成物には,このほかカーボンブラック,ホワ
イトカーボン,活性炭酸カルシウム,超微粒子珪酸マグ
ネシウム,ハイスチレン樹脂,フェノール樹脂,リグニ
ン,変成メラミン樹脂,クマロンインデン樹脂,石油樹
脂などの粘着付与剤,炭酸カルシウム,塩基性炭酸マグ
ネシウム,クレー,亜鉛華,珪草土,再生ゴム,粉末ゴ
ム,エボナイト粉など各種の充填剤、アミン・アルデヒ
ド類,アミン・ケトン類,アミン類,フェノール類,イ
ミダゾール類,含硫黄系酸化防止剤,含燐系酸化防止剤
などの安定剤及び各種顔料を含んでいてもよい。
【0027】
【実施例】以下,実施例及び比較例を示して,本発明に
ついてより具体的に説明するが本発明はこれらの実施例
の範囲に限定されるものではない。実施例及び比較例に
おいて,繊維強化熱可塑性組成物及びポリアミド繊維強
化熱可塑性エラストマー組成物の物性は以下のようにし
て測定した。繊維形状 :;形態・分散性と平均繊維径: 樹脂組成物
をトルエンに溶解して繊維分を取り出し洗浄した後走査
型電子顕微鏡で観察し,微細な繊維で分散している場合
は分散性良好として,分散した微細繊維200本につい
て,上記の走査型電子顕微鏡で繊維径を測定し,その平
均を求めて平均繊維径とした。引張強度・引張弾性率・伸び :; JIS K 676
0に準じて温度23℃,引張速度200mm/min
で,引張強度,引張弾性率及び伸びを求めた。線膨張係数 :;ASTM D 696に準じて30〜1
20℃の温度範囲で測定した。耐傷付性 :;百円硬貨で試験片面を引っかきテストを行
って目視で判定した。 ○;殆ど傷が付かない,△;わずかに傷が付く,×;傷
付が激しい。
【0028】〔参考例1〕(a)成分としてポリプロピ
レン〔グランドポリマー社製,J105W,融点166
℃,MFR=9.0(g/10min)〕100重量部
に(b)成分としてEPDM(三井石油化学工業社製,
EPT4021,ML=24,ヨウ素価=22)25重
量部を用い,シランカップリング剤としてγ−メタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン1.0重量部,有機
過酸化物としてn−ブチル−4,4−ビス(t−ブチル
パーオキシ)バレレート0.1重量部をバンバリーミキ
サーで溶融混練して170℃でダンプ後,これをペレタ
イズした。これと(c)成分としてナイロン66(宇部
興産社製,UBEナイロン2022B,融点245℃,
分子量22,000)50重量部と粘着付与剤(田岡化
学工業社製,タッキファイヤーEP−20)2重量部を
245℃に設定した二軸押出機で紐状に押出し室温でド
ラフト比10を掛けつつペレット化した。得られた
(A)成分の繊維強化熱可塑性組成物のペレットを熱ト
ルエンでポリプロピレンを溶出した。不溶分は攪拌羽根
にまとわりつかなかった。不溶分はを走査型電子顕微鏡
で観察すると平均径が0.5μmの微細な繊維状であっ
た。
【0029】〔参考例2〕(b)成分としてEPDM1
5重量部を用い,(c)成分としてナイロン66)30
0重量部とした他は参考例1と同様にして,(A)成分
の繊維強化熱可塑性組成物のペレットを得た。ペレット
の熱トルエン不溶分の繊維は平均径が0.6μmの微細
な繊維であった。結果を表1に示した。
【0030】〔参考例3〕(b)成分としてEPDM1
00重量部を用い,(c)成分としてナイロン66を3
00重量部とした他は参考例1と同様にして,(A)成
分の繊維強化熱可塑性組成物のペレットを得た。ペレッ
トの熱トルエン不溶分の繊維は平均径が0.7μmの微
細な繊維であった。参考例1〜3の繊維の平均径を表1
に示した。
【0031】
【表1】
【0032】〔実施例1〕表2に示した配合によって参
考例1で得られた(A)成分の繊維強化熱可塑性組成物
のペレット5重量部と(B)成分のポリプロピレン系熱
可塑性エラストマー[三井石油化学工業社製,ミラスト
マー5030N,MFR=50(g/10min),荷
重10kg]95重量部を220℃に設定した二軸押出
機に投入して溶融混練して押出したストランドをペレッ
ト化した。これを射出成形して試験片を作製して物性を
測定して表2に示した。
【0033】〔実施例2〜3〕表2に示した配合によっ
て実施例1と同様にして,二軸押出機に投入して溶融混
練して押出したストランドをペレット化した。これを射
出成形して試験片を作製して物性を測定して表2に示し
た。
【0034】〔比較例1〕表2に示した配合によって参
考例の(A)成分の繊維強化熱可塑性組成物を使用しな
い以外は実施例1と同様にして試験片を得た。結果を表
2に示した。
【0035】〔比較例2〕表2に示した配合によっ参考
例1の(A)成分の繊維強化熱可塑性組成物30重量
部,(B)成分70重量部とした以外は実施例1と同様
にして試験片を得て,結果を表2に示した。
【0036】〔実施例4〕表2に示した配合によっ参考
例2の(A)成分の繊維強化熱可塑性組成物10重量
部,(B)成分90重量部とした以外は実施例1と同様
にして試験片を得て,結果を表2に示した。
【0037】〔実施例5〕表2に示した配合によっ参考
例3の(A)成分の繊維強化熱可塑性組成物と(B)成
分を配合した以外は実施例1と同様にして試験片を得
て,結果を表2に示した。
【0038】〔実施例6〕表2に示した配合によっ参考
例3の(A)成分の繊維強化熱可塑性組成物と(B)成
分としてポリプロピレン系熱可塑性エラストマー[三井
石油化学工業社製,ミラストマー4800N,MFR=
25(g/10min),荷重2.16kg]を配合し
た以外は実施例1と同様にして試験片を得て結果を表2
に示した。〔比較例3〕
【0039】表2に示した配合によっ参考例3の(A)
成分の繊維強化熱可塑性組成物30重量部,実施例6の
(B)成分とした以外は実施例1と同様にして試験片を
得て結果を表2に示した。
【0040】
【表2】
【0041】
【発明の効果】本発明のポリアミド繊維強化エラストマ
ー組成物は成形性が良好で外観が優れ且つ,微細な繊維
で補強されているので機械的物性(強度,弾性率)に優
れる。また,耐傷付性に優れているのでミクロな破壊強
度特性を有すると共に線膨張係数が小さいので高温での
優れた寸法安定性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 77:00)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)以下の(a)〜(c)からなる繊維
    強化熱可塑性組成物5〜20重量部と(a)ポリオレフ
    ィン100重量部,(b)ゴム状ポリマー10〜400
    重量部及び,(c)熱可塑性ポリアミド繊維10〜40
    0重量部,(B)ポリプロピレン系熱可塑性エラストマ
    ー95〜80重量部からなることを特徴とするポリアミ
    ド繊維強化熱可塑性エラストマー組成物。
  2. 【請求項2】(a)ポリオレフィン,(b)ゴム状ポリ
    マー及び(c)熱可塑性ポリアミドを溶融混練して押出
    し,ドラフトを掛けて引取り延伸又は圧延することによ
    り(a)ポリオレフィンと(b)ゴム状ポリマーからな
    るマトリックス中に熱可塑性ポリアミドを平均繊維径1
    μm以下の繊維状に分散させた(A)繊維強化熱可塑性
    組成物と(B)ポリプロピレン系熱可塑性エラストマー
    を混練することを特徴とする請求項1記載のポリアミド
    繊維強化熱可塑性エラストマー組成物の製造法。
JP1359698A 1998-01-27 1998-01-27 ポリアミド繊維強化熱可塑性エラストマー組成物とその製造法 Pending JPH11209535A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005065908A1 (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Ube Industries, Ltd. ポリオレフィン−ポリアミド樹脂組成物の製造方法

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WO2005065908A1 (ja) * 2003-12-26 2005-07-21 Ube Industries, Ltd. ポリオレフィン−ポリアミド樹脂組成物の製造方法

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