JPH11166064A - ポリアミド繊維強化ポリオレフィン系無架橋発泡体組成物とその製造法 - Google Patents

ポリアミド繊維強化ポリオレフィン系無架橋発泡体組成物とその製造法

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JPH11166064A
JPH11166064A JP33149197A JP33149197A JPH11166064A JP H11166064 A JPH11166064 A JP H11166064A JP 33149197 A JP33149197 A JP 33149197A JP 33149197 A JP33149197 A JP 33149197A JP H11166064 A JPH11166064 A JP H11166064A
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JP
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polyolefin
polyamide
polyamide fiber
weight
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JP33149197A
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English (en)
Inventor
Shinji Yamamoto
新治 山本
Denichi Oda
傳一 尾田
Mitsunari Sakamoto
充也 坂本
Yukihiko Asano
之彦 浅野
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Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリアミド繊維強化されたリサイクル可能な
ポリオレフィン系無架橋発泡体を提供することを目的と
する。 【解決手段】(A)ポリオレフィン99.5〜76重量
%,(B)ポリアミド繊維0.5〜24重量%,及び
(C)カップリング剤からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,微細なポリアミド
繊維で強化された気泡径が均一で微細で,永久歪みが小
さく圧縮弾性率が高く特に高温弾性率が高いポリオレフ
ィンの無架橋発泡体組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン発泡体はポリエチレン系
樹脂とポリプロピレン系樹脂と架橋剤−発泡剤を混練し
発泡温度以下で押出したものを電子線で架橋して塩浴な
どで発泡温度以上に加熱して発泡シートとする方法(特
開昭57−202325号公報),ポリエチレン系樹脂
を架橋剤−発泡剤を混練したものを金型に充填して加熱
−加圧状態で架橋剤−発泡剤を完全に分解してその後発
泡剤を除圧して所定の密度に膨張させる方法及び金型に
充填して加熱−加圧して1次膨張させその後常圧で加熱
し2次膨張させて所定の密度に膨張させてブロック発泡
体を得る方法(特開平5−212811号公報)が知ら
れている。
【0003】ポリオレフィンのうちポリプロピレン発泡
体は耐熱性が高く強度が高いことにより近年自動車分野
で開発が盛んである。しかしながら架橋して発泡すると
ポリエチレン,ポリプロピレンにかかわらず物性の優れ
たものができるが架橋によりリサイクルを考慮した場合
には再溶融ができない。従ってリサイクルの観点からす
ると不合理である。一方,無架橋ポリプロピレン発泡体
は無架橋型であるのでリサイクルには好都合である。通
常のポリプロピレンは結晶性のため発泡の際には溶融粘
度及び溶融張力が低いために気泡が破れるてしまう欠点
がある。そのため枝分かれしたポリプロピレンで発泡が
行われている。このように特殊な分枝ポリプロピレンを
使用した場合に発泡体が得られていた。
【0004】先に本出願人は無架橋発泡性組成物(特願
平9−321006号)を開示したが,この組成物には
ゴム状ポリマーが含まれており,弾性率や強度の観点か
ら必ずしも満足するものではなく,発泡体として更なる
高剛性・高強度の発泡体が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決してリサイクル可能であって発泡が容易で,高剛性
・高強度の無架橋発泡体組成物を提供することを目的と
する。
【0006】
【発明が解決しようとする手段】本発明によれば,
(A)ポリオレフィン99.5〜76重量%,(B)ポ
リアミド繊維 0.5〜24重量%及び,(C)カップ
リング剤からなるポリアミド繊維強化ポリオレフィン系
無架橋発泡体組成物が提供される。そして,ポリアミド
繊維強化ポリオレフィン系無架橋発泡体組成物中に
(B)ポリアミド繊維が分散してその平均繊維径が1μ
m以下である。又,(A)ポリオレフィンと(B)ポリ
アミドを(C)カップリング剤の存在下に溶融混練した
後にポリアミドをその融点以下の温度で延伸又は圧延し
て微細な繊維状に分散させて,発泡剤を加えて押出すポ
リアミド繊維強化ポリオレフィン系無架橋発泡体組成物
の製造法及び,(A)ポリオレフィンと(B)ポリアミ
ドを(C)カップリング剤の存在下に溶融混練して,ポ
リアミドの融点以下の温度で延伸又は圧延して微細な繊
維状に分散させて得られたポリアミド繊維強化樹脂組成
物に,更に(A)ポリオレフィンを溶融混練して発泡剤
を加えて押出すポリアミド繊維強化ポリオレフィン系無
架橋発泡体組成物の製造法が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下,本発明のポリアミド繊維強
化ポリオレフィン系無架橋発泡体組成物及びその製造法
について具体的に説明する。ポリアミド繊維強化ポリオ
レフィン系無架橋発泡体組成物は(A)成分,(B)成
分,及び(C)成分からなる。以下各成分を具体的に説
明する。(A)成分はポリオレフィンであって,融点が
80〜250℃の範囲のものが好ましい。又,50℃以
上,特に好ましくは50〜200℃のビカット軟化点を
有するものが用いられる。このような好適な例としては
炭素数2〜8のオレフィンの単独重合体や共重合体,及
び炭素数2〜8のオレフィンとスチレンやクロロスチレ
ン,α−メチルスチレンなどの芳香族ビニル化合物との
共重合体,炭素数2〜8のオレフィンと酢酸ビニルとの
共重合体,炭素数2〜8のオレフィンとアクリル酸ある
いはアクリル酸エステルとの共重合体,炭素数2〜8の
オレフィンとメタアクリル酸あるいはそのエステルとの
共重合体,及び炭素数2〜8のオレフィンとビニルシラ
ン化合物との共重合体が好ましく用いられるものとして
挙げられる。
【0008】具体例としては,高密度ポリエチレン,低
密度ポリエチレン,線状低密度ポリエチレン,ポリプロ
ピレン,エチレン・プロピレンブロック共重合体,エチ
レン・プロピレンランダム共重合体,ポリ4−メチルペ
ンテン−1,ポリブテン−1,ポリヘキセン−1,エチ
レン・酢酸ビニル共重合体,エチレン・ビニルアルコー
ル共重合体,エチレン・アクリル酸共重合体,エチレン
・アクリル酸メチル共重合体,エチレン・アクリル酸エ
チル共重合体,エチレン・アクリル酸プロピル共重合
体.エチレン・アクリル酸ブチル共重合体,エチレン・
アクリル酸2−エチルヘキシル共重合体,エチレン・ア
クリル酸ヒドロキシエチル共重合体,エチレン・ビニル
トリメトキシシラン共重合体,エチレン・ビニルトリエ
トキシシラン共重合体,エチレン・ビニルシラン共重合
体,エチレン・スチレン共重合体,及びプロピレン・ス
チレン共重合体などがある。又,塩素化ポリエチレンや
臭素化ポリエチレン,クロロスルホン化ポリエチレンな
どのハロゲン化ポリオレフィンも好ましく用いられる。
【0009】これら (A)成分のポリオレフィンのなか
で好ましいものとしては,低密度ポリエチレン(LDP
E),線状低密度ポリエチレン(LLDPE),高密度
ポリエチレン(HDPE),エチレン・酢酸ビニル共重
合体,ポリプロピレン(PP),エチレン・プロピレン
ブロック共重合体,エチレン・プロピレンランダム共重
合体,プロピレン・ブチレン共重合体,エチレン・プロ
ピレン・ブチレン共重合体などが挙げられ,中でもメル
トフローインデックス(MFI)が0. 2〜50g/1
0分の範囲のものが最も好ましいものとして挙げられ
る。これらを1種のみ用いてもよく,2種以上を組合わ
せて用いてもよい。
【0010】発泡体の柔軟性,接着性,耐熱性及び加工
性を付与するためにはエチレン・α−オレフィン共重合
体,例えばエチレン・アルキルアクリレート共重合体,
エチレン・アクリル酸共重合体,エチレン・メチルメタ
クリレート共重合体,エチレン・メチルメタクリレート
・マレイン酸共重合体をブレンドしてもよい。
【0011】(B)成分は,主鎖中にアミド基を有する
熱可塑性ポリアミド(以下,ポリアミド)からなる繊維
であり,融点135〜350℃の範囲のものが用いら
れ,しかも(A)成分のポリオレフィンの融点より高い
ものであり,中でも融点160〜265℃の範囲のもの
が好ましい。押出し及び延伸によって強靱な繊維を与え
るポリアミドが好ましいものとして挙げられる。ポリア
ミドの繊維(以下,ポリアミド繊維)は,平均繊維径が
1μm以下の微細な繊維であり,以下に述べる方法で製
造される。アスペクト比(繊維長/繊維径)は20以
上,1,000以下であることが分散性や補強性が優れ
ている。
【0012】ポリアミドの具体例としては、ナイロン
6、ナイロン66、ナイロン6−ナイロン66共重合
体、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン46、
ナイロン11、ナイロン12、ナイロンMXD6、キシ
リレンジアミンとアジピン酸との重縮合体、キシリレン
ジアミンとピメリン酸との重縮合体、キシリレンジアミ
ンとスペリン酸との重縮合体、キシリレンジアミンとア
ゼライン酸との重縮合体、キシリレンジアミンとセバシ
ン酸との重縮合体、テトラメチレンジアミンとテレフタ
ル酸の重縮合体、ヘキサメチレンジアミンとテレフタル
酸の重縮合体、オクタメチレンジアミンとテレフタル酸
の重縮合体、トリメチルヘキサメチレンジアミンとテレ
フタル酸の重縮合体、デカメチレンジアミンとテレフタ
ル酸の重縮合体、ウンデカメチレンジアミンとテレフタ
ル酸の重縮合体、ドデカメチレンジアミンとテレフタル
酸の重縮合体、テトラメチレンジアミンとイソフタル酸
の重縮合体、ヘキサメチレンジアミンとイソフタル酸の
重縮合体、オクタメチレンジアミンとイソフタル酸の重
縮合体、トリメチルヘキサメチレンジアミンとイソフタ
ル酸の重縮合体、デカメチレンジアミンとイソフタル酸
の重縮合体、ウンデカメチレンジアミンとイソフタル酸
の重縮合体、及びドデカメチレンジアミンとイソフタル
酸の重縮合体などが挙げられる。
【0013】これらのポリアミドの内,特に好ましい具
体例としては,ナイロン6(PA6,ナイロン66
(PA66),ナイロン12(PA12),ナイロン6
−ナイロン66共重合体などが挙げられる。これらの1
種又は2種以上でもよい。これらのポリアミドは,1
0,000〜200,000の範囲の分子量を有してい
ることが好ましい。
【0014】ポリアミド繊維強化ポリオレフィン系無架
橋発泡体組成物の製造法について説明する。2つの方法
がある。1つの方法について述べる。(A)成分と
(C)成分を溶融混練して反応性マトリックスを調整す
る。次いでこのマトリックスに(B)成分を溶融混練す
る。(C)成分のカップリング剤の持つアルコキシ基,
塩素やビニル基,グリシドキシ基,メタクリル基,アミ
ノ基,メルカプト基などの有機官能基が界面に介在して
(A)成分と(B)成分を結合させる橋渡しの役割をす
る。(A)成分と(B)成分が(C)成分のカップリン
グ剤を介して結合した溶融混練物を押出し,(B)成分
の融点以下の温度で延伸又は圧延して微細な繊維として
分散させると,(A)成分,(B)成分及び(C)成分
が相互に結合した(A)成分−(C)成分−(B)成分
からなるポリアミド繊維強化樹脂組成物が得られるの
で,発泡剤を加えて押出発泡させるとポリアミド繊維強
化ポリオレフィン系無架橋発泡体組成物が得られること
になる。
【0015】他のもう1つの方法について説明する。
(A)成分と(B)成分を溶融混練する時に(C)成分
のカップリング剤を存在させて調整する。溶融混練物を
(B)成分の融点以下の温度で延伸又は圧延して微細な
繊維として分散させて押出すとカップリング剤を介在し
て(A)成分と(B)成分が相互に結合した(A)成分
−(C)成分−(B)成分からなるポリアミド繊維強化
樹脂組成物が得られるので,これに更に必要量の(A)
成分を追加して(B)成分の融点以下の温度で溶融混練
して発泡剤を加えて押出し発泡させるとポリアミド繊維
強化ポリオレフィン系無架橋発泡体組成物が得られるこ
とになる。この時も上記で述べた通りカップリング剤を
介在して(A)成分,(B)成分及び(C)成分が相互
に結合して,(B)成分が微細な繊維として分散した状
態になる。
【0016】マトリックス中に添加する(C)成分のカ
ップリング剤の具体例としては,シランカップリング
剤,チタネートカップリング剤,不飽和カルボン酸,不
飽和カルボン酸の誘導体及び有機過酸化物が挙げられ
る。最も好ましいものとして(A)成分や(B)成分を
ゲル化させることが少ないシランカップリング剤であ
る。その具体例としては、ビニルトリメトキシシラン,
ビニルトリエトキシシラン,ビニルトリス(β−メトキ
シエトキシ)シラン,ビニルトリアセチルシラン,γ−
メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン,β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン,γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン,γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラ
ン,γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラ
ン,γ−グリシドキシプロピルエチルジメトキシシラ
ン,γ−グリシドキシプロピルエチルジエトキシシラ
ン,N−β−(アミノエチル)アミノプロピルトリメト
キシシラン,N−β−(アミノエチル)アミノプロピル
トリエトキシシラン,N−β−(アミノエチル)アミノ
プロピルメチルジメトキシシラン,N−β−(アミノエ
チル)アミノプロピルエチルジメトキシシラン,N−β
−(アミノエチル)アミノプロピルエチルジエトキシシ
ラン,γ−アミノプロピルトリエトキシシラン,N−フ
ェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン,γ−
〔N−(β−メタクリロキシエチル)−N,N−ジメチ
ルアンモニウム(クロライド)〕プロピルメトキシシラ
ン,及びスチリルジアミノシランなどが挙げられる。こ
れらを単独でも複数組み合わせて用いることができる。
【0017】シランカップリング剤は, (A)成分と
(B)成分の合計100重量部に対し0. 1〜5. 5重
量部の範囲が好ましく,特に好ましくは0. 1〜5. 0
重量部の範囲である。シランカップリング剤の量が0.
1重量部よりも少ないと,(A)成分及び(B)成分と
の間に強固な結合が形成されず,強度の高い組成物が得
られず,強度の低い組成物しか得られない。シランカッ
プリング剤の量が5. 5重量部よりも多いと弾性率に優
れた組成物が得られない。
【0018】シランカップリング剤を用いる場合は,有
機過酸化物を併用できる。有機過酸化物を併用すること
により(A)成分の分子鎖にラジカルが形成されシラン
カップリング剤と反応することにより(A)成分とシラ
ンカップリング剤の反応は促進されるからである。有機
過酸化物の使用量は(A)成分と(B)成分の合計10
0重量部に対して0.01〜1.0重量部である。有機
過酸化物としては,1分間の半減期温度が(A)成分の
融点或いは(B)成分の融点のいずれか高い方と同じ温
度ないし,この温度より30℃程高い温度範囲であるも
のが好ましく用いられる。具体的には1分間の半減期温
度が80〜260℃程度のものが好ましく用いられる。
【0019】有機過酸化物の具体例としては,ジ−α−
クミルパーオキサイド,1,1−ジ−t−ブチルパーオ
キシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン,1,1
−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキサン,2,2−
ジ−t−ブチルパーオキシブタン,n−ブチル−4,4
−ジ−t−ブチルパーオキシバレリネート,2,2−ビ
ス(4,4−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキサ
ン)プロパン,2,2,4−トリメチルペンチルパーオ
キシネオデカネート,α−クミルパーオキシネオデカネ
ート,t−ブチルパーオキシネオヘキサネート,t−ブ
チルパーオキシピバレート,t−ブチルパーオキシアセ
ート,t−ブチルパーオキシラウレート,t−ブチルパ
ーオキシベンゾエート,t−ブチルパーオキシイソフタ
レートなどが挙げられる。
【0020】(A)成分,(B)成分及び(C)成分の
割合は以下の如くなる。(a)成分は99.5〜76重
量%,(B)成分は0.5〜24重量%,(C)成分は
(A)成分と(B)成分の合計100重量部に対して
0.1〜5.5重量部である。(A)成分が99.5重
量%を超えると圧縮弾性率が低下し,永久歪みが大き
い。76重量%より少ないと発泡が不均一になり正常な
発泡体ができない。また,(B)成分の割合が24重量
%を超えると繊維の分散性が悪くなり気泡も不均一にな
る。0.5重量%より少ないと発泡体の弾性率が低く繊
維強化された発泡体が得られない。(B)成分はその殆
どが微細な繊維として上記マトリックス中に均一に分散
している。具体的にはその70重量%以上,好ましくは
80重量%,特に好ましくは90重量%以上が微細な繊
維として分散している。(B)成分の繊維は,平均繊維
径が1μm以下であることが好ましい。アスペクト比
(繊維長/繊維径の比)は10以上であり1,000以
下であことが補強性があって分散し易いので好ましい。
そして,(A)成分は(B)成分及び(C)成分とは界
面で相互に結合している。
【0021】発泡剤について説明する。発泡剤として
は,例えば二酸化炭素や窒素などの不活性ガス,ブタ
ン,ペンタン,ヘキサンなどの炭化水素,塩化メチルや
二塩化メチレン,トリクロルモノフルオロメタン,ジク
ロロジフロロメタン,ジクロロテトラフルオロエタンな
どのハロゲン化炭化水素が挙げられる。必要に応じて発
泡状態をコントロールするためサルチル酸やフタル酸,
尿素系組成物,酸化亜鉛,酸化鉛,低級又は高級脂肪酸
やその金属塩などの発泡助剤やタルク,ステアリン酸ナ
トリウム,ステアリン酸カルシウム,ステアリン酸マグ
ネシウム,ステアリン酸カリウム,重曹/クエン酸など
の気泡調整剤,酸化防止剤なども使用される。また充填
剤を加えてもよい。充填剤としては炭素繊維,ガラス繊
維,金属繊維,タルク,カオリンクレー,雲母,モンモ
リナイト,塩基性炭酸マグネシウム,ワラスナイトなど
を加えてもよい。発泡剤の使用量は(A)及び(B)成
分の合計100重量部に対して2〜25重量部である。
好ましくは3〜20重量部である。2重量部より少ない
と発泡が不十分であり発泡倍率が小さい。25重量部を
越えると連続気泡ができたり気泡面が凸凹になる。上記
範囲に発泡剤が添加されるとポリアミドの微細な繊維で
補強されるため溶融状態での溶融張力が大きく,また伸
長粘度の歪み硬化性を有する特異な粘弾性挙動を示すこ
とにより発泡時の気泡が安定してできる。
【0022】次に本発明のポリアミド繊維強化ポリオレ
フィン系無架橋発泡体組成物の製造工程について更に詳
細に説明する。以下の工程(1)〜(6)から製造され
る。 (1)(A)成分のポリオレフィン及び(C)成分のカ
ップリング剤(シランカップリング剤)とを溶融混練し
て(A)成分のマトリックスを調整する工程,(2)上
記マトリックスを各成分(A)及び(B)を相互にカッ
プリング剤を介して溶融混練・化学変成する工程,
(3)得られた上記の化学変成混練物を(B)成分のポ
リアミドの融点より高い温度(10℃以上)で押出す工
程,(4)上記押出物を(A)成分の融点以上でしかも
(B)成分の融点以下でドラフトをかけつつ延伸又は圧
延する工程,(5)延伸又は圧延した組成物に更に必要
量の残り(不要なら追加しない)の(A)成分のポリオ
レフィンを溶融混練する工程及び(6)上記溶融混練物
に発泡剤を圧入し押出し発泡させて冷却する工程,によ
りポリアミド繊維強化ポリオレフィン系無架橋発泡体組
成物が製造される。
【0023】各工程を更に具体的に説明する。工程
(1);以下の通りである。 (1)(A)成分のポリオレフィン,及び(C)成分の
カップリング剤を溶融混練(以下同様)してマトリック
スを調整する工程について説明する。溶融混練温度は
(A)成分の融点以上である。融点より10℃以上高い
温度である。融点より10℃以上高い温度で溶融混練す
ると(A)成分と(C)成分がカップリング剤とが反応
して化学変成される。溶融混練は樹脂やゴムの混練に通
常用いられている装置で行うことができる。このような
装置としては,バンバリー型ミキサー,ニーダー,ニー
ダーエキストルーダー,オープンロール,一軸混練機,
二軸混練機などが用いられる。これらの装置の中では短
時間で且つ連続的に溶融混練が行える点で二軸混練機が
最も好ましい。以下工程の溶融混練も同様な装置であ
る。
【0024】工程(2);以下の通りである。 (2)上記マトリックスを溶融混練しで各成分を相互に
カップリング剤を介して化学変成する工程について説明
する。溶融混練温度は(B)成分のポリアミドの融点以
上である。融点より高い温度でカップリング剤を混練し
カップリング剤と相互に反応させ各成分を化学変性す
る。溶融混練温度が(B)成分の融点より低いと混練で
きないし,分散しないので,融点より高い温度,特に好
ましくは10℃以上高い温度で溶融混練して(B)成分
のポリアミドをマトリックス中に分散さす。
【0025】工程(3);以下の通りである。 (3)得られた上記の化学変成混練物を(B)成分のポ
リアミドの融点より高い温度で押出工程について説明す
る。押出工程において得られた混練物を紡糸口金或いは
インフレーションダイ又はTダイから押出す。紡糸、押
出しのいずれも成分(B)成分の融点より高い温度で実
施する必要がある。具体的には,(B)成分の融点より
高い温度,この融点より10℃以上高い温度の範囲で実
施することが好ましい。本工程で(B)成分の融点より
低い温度で溶融・混練を行っても,混練物は(A)成分
マトリックス中に(B)成分の微細な粒子が分散した構
造にはならない。従って,かかる混練物を紡糸・延伸し
ても,(B)成分は微細な繊維にはなり得ない。
【0026】工程(4);以下の通りである。 (4)溶融混練・化学変成して押出物を(A)成分の融
点以上でしかも(B)成分の融点以下でドラフトをかけ
つつ延伸又は圧延する工程について説明する。押出され
た紐状乃至糸状紡糸は,連続的に冷却、延伸、又は圧延
処理して行われる。冷却・延伸又は圧延処理は,(B)
成分の融点より低い温度で行われる。延伸及び圧延する
ことにより,より強固な繊維が形成されるので繊維強化
樹脂組成物としての特性がより発揮できてより好まし
い。延伸又は圧延は,例えば混練物を紡糸口金から押し
出して紐状ないし糸状に紡糸し,これをドラフトを掛け
つつホビンなどに巻取る。または切断してペレットにす
るなどの方法で実施できる。ここでドラフトを掛けると
は紡糸口金速度より巻取速度を高くとることを言う。巻
取速度/紡糸口金速度の比(ドラフト比)は,1.5〜
100の範囲が好ましく,更に好ましくは2〜50の範
囲,特に好ましくは3〜30である。
【0027】工程(5);以下の通りである。 (5)延伸又は圧延して得られたポリアミド繊維強化樹
脂組成物に更に必要な残り(不要なら追加しない)の
(A)成分のポリオレフィンを溶融混練する工程で,ポ
リオレフィンを完全に溶融さす温度(170〜200
℃)で溶融混練する。(B)成分が融解しない温度で行
うことが重要である。
【0028】工程(6);以下の通りである。 (6)上記溶融混練物に発泡剤を加えて発泡させる工程
であり,混練物を押出し希望する成形物にして発泡・冷
却して発泡体を製造する。工程(5)と工程(6)を連
続的に行うことも可能である。ベント式一軸押出機,二
軸混練機,又はタンデム型押出機を使用して均一に溶融
した後発泡剤を圧入する。(A)成分の融解温度より高
い温度で(B)成分の融解する温度より低い温度で具体
的には120〜200℃である。押出温度は混練温度よ
り低い温度で高密度ポリエチレンの場合は150〜17
0℃で,ポリプロピレンの場合は160〜200℃で,
エチレン・プロピレンブロック共重合体の場合は160
〜200℃,エチレン・プロピレンランダム共重合体の
場合は140〜180℃などの温度で発泡剤を圧入して
押出し発泡させる。ポリアミド繊維で強化されたされて
いるために溶融状態での溶融張力が高く伸張粘度の歪み
硬化性を有する特異な粘弾性挙動を示すことにより発泡
時に気泡が安定してできる。
【0029】上記各第(1),(2),(3)及び
(4)工程は工程毎に分離して説明したが,(A)成
分,(B)成分,(C)成分,及び有機過酸化物などを
供給できる第1供給口,第2供給口,第3供給口,及び
第4供給口などを有すると共に第1混練帯,第2混練
帯,第3混練帯及び第4混練帯などを有する二軸混練機
などを用いて一括した連続プロセスで処理することも可
能である。そうすることにより経済的,安定した安全な
製造方法になる。
【0030】
【実施例】以下,実施例及び比較例を示して,本発明に
ついてより具体的に説明するが本発明はこれらの実施例
の範囲に限定されるものではない。実施例及び比較例に
おいて,ポリアミド繊維強化ポリオレフィン系無架橋発
泡体組成物に関する物性は以下のようにして測定した。繊維形状 :;平均繊維径:ポリアミド繊維強化樹脂組成
物をトルエンに溶解して繊維分を取り出し洗浄した後走
査型電子顕微鏡で観察し,微細な繊維で分散している場
合は分散性良好であり,微細な繊維で分散していない場
合は分散性不良と評価した。分散性良好な場合は,分散
した微細繊維200本について上記の走査型電子顕微鏡
で繊維径を測定しその平均を求めて平均繊維径とした。発泡倍率 :;JIS K6767に従って見掛け密度を
測定し発泡体の見掛密度の逆数をもって示される値であ
り,発泡体を10cm×10cm角に切り出し重さと厚
さを測定し,この体積を重さで割って単位重量当たりの
体積(cm3 /g)で示した。気泡径 :;100個の気泡の直径を顕微鏡で測定して平
均値で示した。引張強度 :;JIS K6767に準じて温度23℃,
引張速度500mm/minで引張り,引張強度を求め
た。25%圧縮永久歪み :;JIS K6767に準じて5
cm×5cm角のサンプルを厚さ約25mmになるよう
に重ね,全厚さt0 の25%圧縮歪みを与えた状態で2
2時間放置する。その後圧縮歪みを開放して室温で24
時間放置した後の厚さt1 を測定して次式に従って圧縮
永久歪みSを算出した。 S(%)=100×(t1 −t0 )/t0 25%圧縮硬さ :;JIS K6767に準じて50m
m(長さ;L)×50mm(幅;W)×25mm(厚
さ;t)の直方体とし,シートの場合は積み重ねて25
mmの厚さにして10mm/min.の速度で始めの2
5%だけ圧縮して停止し20秒後の荷重P(kgf)を
測り,次式で25%圧縮硬さ(H)を求めた。 H
=P/WL
【0031】〔参考例1〕(A)成分として低密度ポリ
エチレン(宇部興産社製,F222,融点111℃,M
FI=2.0)50重量部に(C)成分のシランカップ
リング剤としてγ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン1重量部と有機過酸化物のn−ブチル−4,4
−ジ−t−ブチルパーオキシバレリネート0.1重量部
を170℃に設定したバンバリーミキサー(1.7リッ
トル)で溶融混練して180℃でダンプ後ペレタイズし
た。このペレット50重量部と(B)成分としてナイロ
ン66(宇部興産社製,宇部ナイロン2022B,融点
245〜250℃,分子量22,000)50重量部を
265℃に設定して3mmφのダイスを付けた二軸押出
機で紐状に押出しドラフト比10を掛けてロール間で
1.5倍延伸をかけ室温で引取りペレタイザーでペレッ
ト化した。得られたポリアミド繊維強化樹脂組成物のペ
レットを熱トルエンでポリエチレンを抽出した。不溶分
を走査型電子顕微鏡で観察すると平均繊維径が0.4μ
mの微細な繊維状であった。配合量と繊維径を表1に示
した。
【0032】〔参考例2〕(A)成分として低密度ポリ
エチレン(宇部興産社製,L719,融点107℃,M
FI=7.0)25重量部とポリプロピレン(グランド
ポリマー社製,B101H,融点166℃,MFI=
1.0)25重量部を用いて(C)成分のシランカップ
リング剤としてγ−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン1重量部と有機過酸化物のn−ブチル−4,4
−ジ−t−ブチルパーオキシバレリネート0.1重量部
を190℃に設定したバンバリーミキサー(1.7リッ
トル)で溶融混練して230℃でダンプ後ペレタイズし
た。このペレット50重量部と(B)成分としてナイロ
ン66(宇部興産社製,宇部ナイロン2022B,融点
245〜250℃,分子量22,000)50重量部を
255℃に設定して3mmφのダイスを付けた二軸押出
機で紐状に押し出しドラフト比10を掛けて室温で引き
取りペレタイザーでペレット化した。得られたポリアミ
ド繊維強化樹脂組成物のペレットを熱トルエンでポリエ
チレン及びポリプロピレンを溶出して不溶分を走査型電
子顕微鏡で観察すると平均繊維径が0.6μmの微細な
繊維状であった。配合量と繊維径を表1に示した。
【0033】
【表1】
【0034】〔実施例1〜5〕参考例1,2で得られた
ポリアミド繊維強化樹脂組成物に更に(A)成分として
ポリプロピレン(グランドポリマー社製,J1O4W,
融点166℃,MFI=5.0)を表2に示した配合
で,気泡調整剤タルク4重量部と共に220℃で混練し
て二軸押出機でシリンダー温度180〜230℃で押出
してペレット化した。このペレットを40〜50φのタ
ンデム型押出機に供給して第1段でシリンダー温度20
0〜230℃にして可塑化して発泡剤としてブタンを供
給ペレット100重量部に対して10重量部注入し更に
第2段で145〜165℃の温度に設定・冷却してスリ
ットダイよりフィルム状に発泡体を押出した。得られた
フィルム発泡体の物性を測定して表2に示した。
【0035】〔比較例1〕参考例1のポリアミド繊維強
化樹脂組成物を配合しなかった以外は実施例1と同様に
してスリットダイから押出される時に気泡は破れ引き取
れなかった。結果を表2に示した。
【0036】〔比較例2〕参考例2のポリアミド繊維強
化樹脂組成物を50重量部配合した以外は実施例1と同
様にしてスリットダイから押出した。気泡は不均一で機
械特性は劣っていた。結果を表2に示した。
【0037】
【表2】
【0038】
【発明の効果】本発明のポリアミド繊維強化ポリオレフ
ィン系無架橋発泡体組成物は強化繊維が微細なため発泡
が安定し気泡も細かく均一であり,機械的性質は圧縮弾
性率が高く永久歪みが少ない。無架橋であるため再溶融
できリサイクル可能な発泡体を供給できる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI //(C08L 23/00 77:00) (72)発明者 浅野 之彦 千葉県市原市五井南海岸8番の1 宇部興 産株式会社高分子研究所

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下(A),(B),及び(C); (A)ポリオレフィン 99.5〜76重量%,(B)
    ポリアミド繊維 0.5〜24重量%及び,(C)カッ
    プリング剤からなるポリアミド繊維強化ポリオレフィン
    系無架橋発泡体組成物。
  2. 【請求項2】ポリアミド繊維強化ポリオレフィン系無架
    橋発泡体組成物中に(B)ポリアミド繊維が分散してそ
    の平均繊維径が1μm以下であることを特徴とする請求
    項1記載のポリアミド繊維強化ポリオレフィン系無架橋
    発泡体組成物。
  3. 【請求項3】(A)ポリオレフィンと(B)ポリアミド
    を(C)カップリング剤の存在下に溶融混練した後,ポ
    リアミドをその融点以下の温度で延伸又は圧延して微細
    な繊維状に分散させて,発泡剤を加えて押出す請求項1
    記載のポリアミド繊維強化ポリオレフィン系無架橋発泡
    体組成物の製造法。
  4. 【請求項4】(A)ポリオレフィンと(B)ポリアミド
    を(C)カップリング剤の存在下に溶融混練して,ポリ
    アミドをその融点以下の温度で延伸又は圧延して微細な
    繊維状に分散させて得られたポリアミド繊維強化樹脂組
    成物に,(A)ポリオレフィンを溶融混練して発泡剤を
    加えて押出す請求項1記載のポリアミド繊維強化ポリオ
    レフィン系無架橋発泡体組成物の製造法。
JP33149197A 1997-12-02 1997-12-02 ポリアミド繊維強化ポリオレフィン系無架橋発泡体組成物とその製造法 Pending JPH11166064A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003504444A (ja) * 1999-07-01 2003-02-04 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー エチレン酢酸ビニルコポリマーおよび酸コポリマーからなる架橋発泡体
WO2004039881A1 (ja) * 2002-10-29 2004-05-13 Yazaki Corporation ポリオレフィン樹脂組成物およびその製造方法

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