JPH11143573A - クロック供給方法及び情報処理装置 - Google Patents

クロック供給方法及び情報処理装置

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JPH11143573A
JPH11143573A JP9306907A JP30690797A JPH11143573A JP H11143573 A JPH11143573 A JP H11143573A JP 9306907 A JP9306907 A JP 9306907A JP 30690797 A JP30690797 A JP 30690797A JP H11143573 A JPH11143573 A JP H11143573A
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cpu
frequency
mode
clock
operation mode
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JP9306907A
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Naoyuki Inoue
直幸 井上
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/04Generating or distributing clock signals or signals derived directly therefrom
    • G06F1/08Clock generators with changeable or programmable clock frequency

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はクロック供給方法及び情報処理装置
に関し、CPUの高速化と低消費電力化という2つの相
反する要望を、安価に、且つ、小型化が可能な簡単な構
成で満足させることを目的とする。 【解決手段】 位相ロックドループ(PLL)回路を備
えた中央処理装置(CPU)の動作モードが第1のモー
ドから第2のモードへ切り替えられる際に、前記PLL
回路が位相ロックに要するレイテンシー時間内で、前記
CPUに供給する外部クロックの周波数を第1の周波数
から第2の周波数へ徐々に上昇させるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクロック供給方法及
び情報処理装置に係り、特に異なる周波数のクロックで
動作する動作モードを有する中央処理装置(CPU)に
クロックを供給するクロック供給方法及びこのようなク
ロック供給方法を用いる情報処理装置に関する。
【0002】近年、CPUの動作速度の向上に伴い、C
PUを用いるパーソナルコンピュータ等の情報処理装置
が高性能化している。しかし、CPUの動作速度が高く
なるにつれ、CPUの消費電力が増大してしまうので、
特に電池を電源とする携帯型情報処理装置で用いられる
CPUに対しては、高速化と低消費電力化という2つの
相反する要望がある。
【0003】
【従来の技術】ラップトップコンピュータ等の携帯型情
報処理装置は、携帯時には電池を電源として使用するた
め、消費電力を極力抑さえて電池の寿命を延ばすことが
望まれている。従来、CPUの消費電力を削減するため
に、CPUの情報処理量が多い状態ではCPUを高速動
作させ、CPUの情報処理量が少ない状態ではCPUを
低速動作させることが提案されている。具体的には、C
PUの情報処理量が多い状態ではCPUに供給されるク
ロックの周波数を高く設定し、CPUの情報処理量が少
ない状態ではCPUに供給されるクロックの周波数を低
く設定するか、或いは、クロックの供給を停止する。こ
の様なCPUへのクロック供給の制御は、CPUを用い
るパーソナルコンピュータ等の情報処理装置の低消費電
力化に有効である。
【0004】ところが、上記の如きCPUへのクロック
供給の制御においては、クロックの最大周波数が高くC
PUの消費電力が大きい程、クロックの周波数が低い値
の状態又はクロックの供給が停止している状態からクロ
ックを最大周波数へ切り替えた場合、CPUに供給され
る電流の変化が著しく大きくなる。そこで、この様な電
流変化に伴うCPU内での急激な電圧降下を抑制するた
めに、CPUの電源モジュールには通常多数のコンデン
サが設けられており、急激な電圧降下を吸収している。
これらのコンデンサの容量は、最近の高性能のCPUの
場合、例えば1000μF〜2000μFと極めて大き
なものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、CPUの
高性能化に伴い、電源モジュールに設けられるコンデン
サの容量が増大している。例えば、nVの電源電圧で動
作するCPUに対してドロッパ型の3端子レギュレータ
がこの電源電圧を供給する場合、コンデンサの容量を
C、CPU側での抵抗をRとすると、CPU側では次式
で表される電圧降下Dが生じることになる。
【0006】D=n×(1−exp(−t/RC))V ここで、パーソナルコンピュータで一般的に使用されて
いるCPUを例にとってみると、電圧降下Dは0.1V
〜0.2V程度に抑さえられなければいけない。このた
め、例えば電源電圧nが約3V、100kHzで発振す
るレギュレータを想定してtが1×10-5sec、CP
Uの最大消費電流が6Aであると想定して3V÷6A=
0.5Ωから抵抗Rが0.5Ωであるとすると、電圧降
下Dを0.1Vに抑さえたい時はコンデンサの容量Cを
590μFに設定し、電圧降下Dを0.2Vに抑さえた
い時はコンデンサの容量Cを290μFに設定する必要
があった。
【0007】尚、上記計算では、コンデンサの等価直列
抵抗(ESR)をゼロとして考えているので、実際には
コンデンサの容量Cは上記値より約20%〜30%大き
く設定する必要があった。従って、CPUを高速化する
には大きな容量のコンデンサを設ける必要があるため、
従来の情報処理装置は高価なものとなってしまい、又、
このようなコンデンサを実装する広い面積も必要なた
め、情報処理装置の小型化が困難になるという問題があ
った。他方、上記の如きコンデンサを設けないと、動作
速度を切り替えた際に大きな電圧降下が発生してCPU
の動作が不安定になるために、CPUの高速化は困難で
あった。
【0008】そこで、本発明は、CPUの高速化と低消
費電力化という2つの相反する要望を、安価に、且つ、
小型化が可能な簡単な構成で満足することのできるクロ
ック供給方法及び情報処理装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、請求項1
記載の、位相ロックドループ(PLL)回路を備えた中
央処理装置(CPU)の動作モードが第1のモードから
第2のモードへ切り替えられる際に、前記PLL回路が
位相ロックに要するレイテンシー時間内で、前記CPU
に供給する外部クロックの周波数を第1の周波数から第
2の周波数へ徐々に上昇させるステップを含むクロック
供給方法によって達成される。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1におい
て、前記第1のモードは、前記CPUの節電モードであ
る。請求項3記載の発明では、請求項2において、前記
節電モードでは、前記CPUの内部クロックが停止され
る。請求項4記載の発明では、請求項1〜3のいずれか
において、前記CPUの動作モードが第2のモードから
第1のモードへ切り替えられる際に、前記CPUに供給
する外部クロックの周波数を第2の周波数から第1の周
波数へ徐々に減少させるステップを更に含む。
【0011】上記の課題は、請求項5記載の、可変発振
周波数を有し、外部クロックを発生するクロック発生器
と、位相ロックドループ(PLL)回路を有し、前記ク
ロックを供給される中央処理装置(CPU)とを備え、
該クロック発生器は、モード指示信号に応答して該CP
Uの動作モードが第1のモードから第2のモードへ切り
替えられる際に、前記PLL回路が位相ロックに要する
レイテンシー時間内で、前記外部クロックの周波数を第
1の周波数から第2の周波数へ徐々に上昇させる情報処
理装置によっても達成される。
【0012】請求項6記載の発明では、請求項5におい
て、前記第1のモードは、前記CPUの節電モードであ
る。請求項7記載の発明では、請求項6において、前記
節電モードでは、前記CPUの内部クロックが停止され
る。請求項8記載の発明では、請求項5〜7のいずれか
において、前記クロック発生器は、モード指示信号に応
答して前記CPUの動作モードが第2のモードから第1
のモードへ切り替えられる際に、該CPUに供給する外
部クロックの周波数を第2の周波数から第1の周波数へ
徐々に減少させる。
【0013】請求項1及び5記載の発明によれば、CP
Uの高速化と低消費電力化という2つの相反する要望
を、安価に、且つ、小型化が可能な簡単な構成で満足す
ることができる。請求項2,3,6及び7記載の発明に
よれば、CPUの低消費電力化を効果的に実現すること
ができる。
【0014】請求項4及び8記載の発明によれば、CP
Uの動作モードの切り替え時におけうCPUの動作を安
定化することができる。従って、本発明によれば、CP
Uの高速化と低消費電力化という2つの相反する要望
を、安価に、且つ、小型化が可能な簡単な構成で満足す
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面と共
に説明する。
【0016】
【実施例】図1は、本発明になる情報処理装置の第1実
施例の要部を示すブロック図である。情報処理装置の第
1実施例は、本発明になるクロック供給方法の第1実施
例を採用する。情報処理装置の第1実施例では、本発明
がラップトップコンピュータに適用されている。
【0017】図1において、ラップトップコンピュータ
は、大略CPU1、電源モジュール2、システムコント
ローラ3及びクロック発生器4からなる。CPU1は、
PLL回路を含み入力される外部クロックECLKに基
づいて外部クロックECLKより高い周波数の内部クロ
ックCLKを生成する制御回路部11と、内部クロック
CLKを供給されて各種演算を行う演算処理部12とか
らなる。本実施例では、制御回路部11は後述する節電
モード(パワーセーブモード)を指示する節電指示信号
に応答して、内部クロックCLKを停止してCPU1内
の動作を停止する機能を有する。この様なCPU1とし
ては、例えばIntel Pentium II Pr
ocessor, Intel Pentium Pr
ocessor, Intel 486 Proces
sor, AMD K6 Processor, AM
D K5 Processor, AMD 486 P
rocessorシリーズ等のCPUを使用し得る。
【0018】電源モジュール2は、CPU1、システム
コントローラ3及びクロック発生器4を含むラップトッ
プコンピュータの各部に電源電圧を供給する。外部クロ
ックECLKの周波数の急激な変化により生じる電流変
化に伴うCPU1内での急激な電圧降下を抑制するため
に、電源モジュール2内には上記の如きコンデンサ(図
示せず)が設けられている。
【0019】システムコントローラ3は、ラップトップ
コンピュータ全体の状態管理を行っており、CPU1の
動作モードを節電モードに設定する際には節電指示信号
をCPU1に供給する。又、システムコントローラ3
は、CPU1の動作モードに応じた外部クロックECL
Kをクロック発生器4に発生させるため、外部クロック
ECLKの周波数を指示する周波数指示信号をクロック
発生器4に供給する。尚、本実施例では説明の便宜上、
CPU1が停止モードの他に、低周波数の内部クロック
CLKに応答して低速動作を行う低速動作モードと、前
記低周波数より高い高周波数の内部クロックCLKに応
答して前記低速動作より速い高速動作を行う高速動作モ
ードとの2つの動作モードを有するものとする。
【0020】従って、低速動作モード時には、クロック
発生器4はシステムコントローラ3からの周波数指示信
号に応答して低周波数の外部クロックECLKを出力す
る。他方、高速動作モード時には、クロック発生器4は
システムコントローラ3からの周波数指示信号に応答し
て高周波数の外部クロックECLKを出力する。又、本
実施例では、動作モードが低速動作モード或いは停止モ
ードから高速動作モードに切り替えられると、クロック
発生器4はシステムコントローラ3からの周波数指示信
号に応答して外部クロックECLKの周波数を所定時間
内で徐々に高周波数に上昇させる。この所定時間は、C
PU1の制御回路部11内のPLL回路が外部クロック
ECLKの周波数の変化に追従して位相ロックするのに
要するレイテンシー時間以下に設定されている。
【0021】図2は、本実施例の動作を説明するタイミ
ングチャートである。同図中、(a)はCPU1の動作
状態、(b)はクロック発生器4が出力する外部クロッ
クECLK、(c)はシステムコントローラ3が出力す
る節電指示信号を示す。同図(a)に示すCPU1の低
速動作モード(又は停止モード)M1では、システムコ
ントローラ3からの周波数指示信号に応答してクロック
発生器4が出力する外部クロックECLKは同図(b)
に示すように低周波数を有する。又、システムコントロ
ーラ3は、同図(C)に示すように低速動作モードM1
を示すハイレベルの節電指示信号をCPU1に供給す
る。
【0022】CPU1の動作モードを低速動作モードM
1から高速動作モードM2に切り替えると、システムコ
ントローラ3からCPU1に供給される節電指示信号は
ローレベルに切り替わる。これと同時に、クロック発生
器4は、システムコントローラ3からの周波数指示信号
に応答して、CPU1に供給する外部クロックECLK
の周波数を徐々に上昇させる。外部クロックECLKの
周波数は、CPU1の制御回路部11内のPLL回路が
外部クロックECLKの周波数の変化に追従して位相ロ
ックするのに要するレイテンシー時間LT内で、高速動
作モードM2時の高周波数まで上昇する。動作モードが
低速動作モードM1から高速動作モードM2に切り替え
られてから上記レイテンシー時間LT後に、CPU1は
高速動作モードM2でフル動作状態M2Aとなる。
【0023】レイテンシー時間LT内では、外部クロッ
クECLKの周波数が図3に示すように徐々に上昇す
る。同図中、t1,t2,t3,t4,...は外部ク
ロックECLKの周期を示し、t1>t2>t3>t4
>...である。レイテンシー時間LT内での外部クロ
ックECLKの周波数の上昇は、連続的に行っても段階
的に行っても良い。又、このような外部クロックECL
Kの周波数の上昇は、CPU1に流れる電流の急激な変
化を引き起こさないようにすれば、直線的に行っても非
直線的に行っても良い。
【0024】その後、CPU1の動作モードを高速動作
モードM2から低速動作モードM1に切り替えると、シ
ステムコントローラ3からCPU1に供給される節電指
示信号はハイレベルに切り替わる。これと同時に、クロ
ック発生器4は、システムコントローラ3からの周波数
指示信号に応答して、CPU1に供給する外部クロック
ECLKの周波数を低速動作モードM1時の低周波数に
切り替える。更にその後にCPU1の動作モードが低速
動作モードM1から高速動作モードM2に切り替えられ
ると、上記と同様な動作が行われる。
【0025】本実施例では、CPU1の動作モードが低
速動作モードM1から高速動作モードM2に切り替えら
れると、CPU1に供給される外部クロックECLKの
周波数が徐々に上昇するので、CPU1に流れる電流が
急激に上昇して急激な電圧降下を発生することがない。
このため、動作モードの切り替えによってCPU1内で
の電圧降下を吸収するために電源モジュール2内に設け
られるコンデンサの容量は、比較的小さくて済み、安
価、且つ、小型のラップトップコンピュータを構成する
ことができる。又、CPU1の動作モードが低速動作モ
ードM1から高速動作モードM2に切り替えられる際の
外部クロックECLKの周波数の上昇は、CPU1内の
PLL回路のレイテンシー時間LT内に行われるので、
実質的にCPU1の動作の安定化を遅らせることなく、
フル動作状態2MAでは安定した動作を保証できる。従
って、CPU1の高速化と低消費電力化を同時に行うこ
とが可能となる。
【0026】次に、本発明になる情報処理装置の第2実
施例を説明する。情報処理装置の第2実施例は、本発明
になるクロック供給方法の第2実施例を採用する。情報
処理装置の第2実施例では、本発明がラップトップコン
ピュータに適用されている。図4は、本発明になる情報
処理装置の第2実施例の要部を示すブロック図である。
同図中、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明
は省略する。CPU1と、システムコントローラ3と、
入出力(I/O)コントローラ32とは、システムバス
38により接続されている。DC/DCコンバータ21
は、図1に示す電源モジュール2の代わりに設けられて
おり、CPU1、システムコントローラ3、クロック発
生器4等に電源電圧を供給する。図4では便宜上、DC
/DCコンバータ21からの電源電圧供給パスは、クロ
ック発生器4に対するものしか図示されていない。尚、
DC/DCコンバータ21は、電源から得られた電圧V
ccから例えば5V,3V等の複数の電源電圧を生成可
能な公知の構成を有し、これらの電源電圧をラップトッ
プコンピュータの各部に供給する。
【0027】クロック発生器4は、外部クロックECL
Kを基準クロックとして、CPU1、システムコントロ
ーラ3、DC/DCコンバータ21等に供給する。メモ
リ25はCPU1に接続されており、CPU1が実行す
るプログラムや演算の中間データを含む各種データを格
納する。同様に、メモリ31はシステムコントローラ3
に接続されており、システムコントローラ3が実行する
プログラムや演算の中間データを含む各種データを格納
する。
【0028】I/Oコントローラ32は、CPU1に接
続される入出力装置の制御をCPU1及びシステムコン
トローラ3の制御下で行う。本実施例では、入出力装置
としてハードディスクドライブ(HDD)33、フロッ
ピィディスクドライブ(FDD)34及びキーボード
(K/B)35がI/Oコントローラ32に接続されて
いるが、入出力装置はこれらに限定されるものではな
い。又、外部入出力装置をI/Oコントローラ32に接
続する構成としても良く、HDD33及び/又はFDD
34は外部入出力装置であっても良い。
【0029】システムコントローラ3は、CPU1の負
荷が小さい場合には、CPU1の動作モードを低速動作
モードM1に設定する。具体的には、システムコントロ
ーラ3はハイレベルの節電指示信号をCPU1に供給す
る。他方、CPU1の負荷が大きい場合には、CPU1
の動作モードを高速動作モードM2に設定する。具体的
には、システムコントローラ3はローレベルの節電指示
信号をCPU1に供給する。
【0030】CPU1の動作モードが低速動作モードM
1から高速動作モードM2に切り替えられると、システ
ムコントローラ3は外部クロックECLKの周波数を上
昇させるための周波数指示信号をクロック発生器4に供
給し、図2と共に説明した上記第1実施例の場合と同様
に、外部クロックECLKの周波数がCPU1内のPL
L回路のレイテンシー時間LT内で上昇する。他方、C
PU1の動作モードが高速動作モードM2から低速動作
モードM1に切り替えられると、システムコントローラ
3は外部クロックECLKの周波数を減少させるための
周波数指示信号をクロック発生器4に供給し、外部クロ
ックECLKの周波数は図2中、(b)に破線で示すよ
うに徐々に減少する。従って、本実施例では、CPU1
の動作モードが高速動作モードM2から低速動作モード
M1に切り替えられた際も、CPU1内を流れる電流に
急激な変化が起こらないようにしており、CPU1の誤
動作をより確実に防止することができる。
【0031】尚、後述するように、システムコントロー
ラ3が出力する周波数指示信号は、CPU1内のPLL
回路にも供給され、CPU1内での内部クロックCLK
の周波数を決定する。図5は、第2実施例におけるクロ
ック発生器4の一実施例を示すブロック図である。クロ
ック発生器4は、同図に示す如く接続された発振器41
と、周波数逓倍回路42と、係数決定回路43とからな
る。発振器41は、一定周波数の信号を周波数逓倍回路
42に供給し、周波数逓倍回路42は、係数決定回路4
3から供給される係数Aを発振器41から得られる信号
の周波数に乗算する。周波数逓倍回路42からは、外部
クロックECLKが出力される。
【0032】係数決定回路43は、システムコントロー
ラ3からの周波数指示信号に応答して係数Aを決定す
る。例えば、係数決定回路43は係数Aを上昇させる第
1の関数及び減少させる第2の関数を格納するROMテ
ーブルからなる。従って、周波数指示信号が、低速動作
モードM1から高速動作モードM2への切り替えを示す
場合、第1の関数がROMテーブルから読み出され、周
波数逓倍回路42に供給する係数Aの値は第1の関数に
従って上昇するので、出力される外部クロックECLK
の周波数は徐々に上昇する。他方、周波数指示信号が、
高速動作モードM2から低速動作モードM1への切り替
えを示す場合、第2の関数がROMテーブルから読み出
され、周波数逓倍回路42に供給する係数Aの値は第2
の関数に従って減少するので、出力される外部クロック
ECLKの周波数は徐々に減少する。
【0033】尚、上記第1及び第2の関数は、各々係数
Aを連続的に変化させるものでも、或いは、係数Aを段
階的に変化させるものであっても良い。更に、上記第1
及び第2の関数は、係数Aを直線的に変化させる線形関
数であっても、係数Aを非直線的に変化させる非線形関
数であっても良い。図6は、CPU1の内部構成の要部
を示すブロック図である。同図中、CPU1は、大略P
LL回路101、キャッシュスヌープ回路102、キャ
ッシュメモリ103及びゲート回路104からなる制御
回路部11と、演算処理部12とからなる。
【0034】図7は、PLL回路101の内部構成を示
すブロック図である。同図中、PLL回路101は、位
相比較器111、ローパスフィルタ(LPF)112及
び電圧制御発振器(VCO)113からなる。クロック
発生器4から得られる外部クロックECLKは、位相比
較器111に入力され、VCO113の出力信号と比較
される。位相比較器111の出力信号は、LPF112
を介してVCO113に供給され、VCO113の発振
周波数は、システムコントローラ3から得られる周波数
指示信号に基づいて制御される。通常、VCO113の
出力信号周波数は、VCO113の入力信号周波数より
高くなるように周波数指示信号に基づいて制御される。
VCO113の出力信号は、内部クロックCLKとして
CPU1の演算処理部12にゲート回路104を介して
供給される。つまり、内部クロックCLKの周波数は、
外部クロックECLKの周波数より高い。
【0035】図6において、PLL回路101が出力す
る内部クロックCLKは、ゲート回路104及びキャッ
シュスヌープ回路102に供給される。キャッシュスヌ
ープ回路102は、キャッシュメモリ103と接続され
ており、アドレス等を供給することでキャッシュメモリ
103のスヌープ機能を実現する。キャッシュメモリ1
03は、演算処理部12と接続されており、ゲート回路
104を介して得られる内部クロックCLKに同期して
データのキャッシュ機能を実現する。
【0036】ゲート回路104は、オアゲートからな
り、システムコントローラ3からの節電指示信号のハイ
レベル期間はPLL回路101からの内部クロックCL
Kをブロックし、節電指示信号のローレベル期間にのみ
内部クロックCLKを演算処理部12及びキャッシュメ
モリ103に供給する。これにより、CPU1の節電モ
ードでは、制御回路部11の一部のみが動作するため、
消費電力を低く抑さえることができる。
【0037】上記各実施例では、本発明がラップトップ
コンピュータに適用されているが、本発明は携帯型端末
装置等の各種携帯型情報処理装置やパーソナルコンピュ
ータ等の情報処理装置に適用しても上記実施例と同様の
効果を得ることができる。以上、本発明を実施例により
説明したが、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可
能であることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】請求項1及び5記載の発明によれば、C
PUの高速化と低消費電力化という2つの相反する要望
を、安価に、且つ、小型化が可能な簡単な構成で満足す
ることができる。請求項2,3,6及び7記載の発明に
よれば、CPUの低消費電力化を効果的に実現すること
ができる。
【0039】請求項4及び8記載の発明によれば、CP
Uの動作モードの切り替え時におけうCPUの動作を安
定化することができる。従って、本発明によれば、CP
Uの高速化と低消費電力化という2つの相反する要望
を、安価に、且つ、小型化が可能な簡単な構成で満足す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる情報処理装置の第1実施例の要部
を示すブロック図である。
【図2】第1実施例の動作を説明するタイミングチャー
トである。
【図3】外部クロックの周波数遷移を説明する図であ
る。
【図4】本発明になる情報処理装置の第2実施例の要部
を示すブロック図である。
【図5】クロック発生器の一実施例を示すブロック図で
ある。
【図6】CPUの一実施例を示すブロック図である。
【図7】PLL回路の一実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 CPU 2 電源モジュール 3 システムコントローラ 4 クロック発生器 11 制御回路部 12 演算処理部 21 DC/DCコンバータ 25,31 メモリ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相ロックドループ(PLL)回路を備
    えた中央処理装置(CPU)の動作モードが第1のモー
    ドから第2のモードへ切り替えられる際に、前記PLL
    回路が位相ロックに要するレイテンシー時間内で、前記
    CPUに供給する外部クロックの周波数を第1の周波数
    から第2の周波数へ徐々に上昇させるステップを含む、
    クロック供給方法。
  2. 【請求項2】 前記第1のモードは、前記CPUの節電
    モードである、請求項1記載のクロック供給方法。
  3. 【請求項3】 前記節電モードでは、前記CPUの内部
    クロックが停止される、請求項2記載のクロック供給方
    法。
  4. 【請求項4】 前記CPUの動作モードが第2のモード
    から第1のモードへ切り替えられる際に、前記CPUに
    供給する外部クロックの周波数を第2の周波数から第1
    の周波数へ徐々に減少させるステップを更に含む、請求
    項1〜3のいずれか1項記載のクロック供給方法。
  5. 【請求項5】 可変発振周波数を有し、外部クロックを
    発生するクロック発生器と、 位相ロックドループ(PLL)回路を有し、前記外部ク
    ロックを供給される中央処理装置(CPU)とを備え、 該クロック発生器は、モード指示信号に応答して該CP
    Uの動作モードが第1のモードから第2のモードへ切り
    替えられる際に、前記PLL回路が位相ロックに要する
    レイテンシー時間内で、前記外部クロックの周波数を第
    1の周波数から第2の周波数へ徐々に上昇させる、情報
    処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のモードは、前記CPUの節電
    モードである、請求項5記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記節電モードでは、前記CPUの内部
    クロックが停止される、請求項6記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記クロック発生器は、モード指示信号
    に応答して前記CPUの動作モードが第2のモードから
    第1のモードへ切り替えられる際に、該CPUに供給す
    る外部クロックの周波数を第2の周波数から第1の周波
    数へ徐々に減少させる、請求項5〜7のいずれか1項記
    載の情報処理装置。
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