JPH11120779A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JPH11120779A
JPH11120779A JP27703697A JP27703697A JPH11120779A JP H11120779 A JPH11120779 A JP H11120779A JP 27703697 A JP27703697 A JP 27703697A JP 27703697 A JP27703697 A JP 27703697A JP H11120779 A JPH11120779 A JP H11120779A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップ面積を増加させずに、高速なデータの
書き込みと、低い消費電力と、“1”書き込みされるセ
ルや書き込み選択されたワード線に接続されている書き
込み非選択のセルに生ずる“誤書き込み”の可能性の低
減とを達成できる不揮発性半導体記憶装置を提供するこ
と。 【解決手段】 データの書き込み時において、ビット線
の電圧を1つおきに0Vから電源電圧Vccとし、電源
電圧Vccとされたビット線BL1A、BL3Aをそれ
ぞれフローティングとした後、残りのビット線BL0
A、BL2A、BL4Aの電圧を0Vから電源電圧Vc
cとする。これにより、フローティングとされたビット
線BL1A、BL3Aの電圧を、ビット線BL0A、B
L2A、BL4Aとの容量結合によってVcc+V1の
電圧まで上昇させる。この後、全てのビット線を短絡さ
せることで、全てのビット線の書き込み非選択電圧を、
電源電圧Vccよりも高い電圧Vcc+(V1/2)と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的書き換え可
能な不揮発性半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気的書き換え可能な不揮発性半
導体記憶装置(EEPROM)の一つとして、NAND
型EEPROMが提案されている。
【0003】このEEPROMは、電荷蓄積層としての
例えば浮遊ゲートと制御ゲートが積層されたnチャネル
型FETMOS構造の複数のメモリセルを、それらのソ
ース、ドレインを隣接するものどうしで共有する形で直
列接続し、これを1単位としてビット線に接続するもの
である。
【0004】NAND型EEPROMの動作は、次の通
りである。
【0005】データの書き込みは、ビット線から遠い方
のメモリセルから順に行う。ビット線には、書き込みデ
ータに応じ、0V(“0”書き込み)、または外部電源
電圧Vcc(“1”書き込み)を印加する。あるいは外
部電源電圧Vccを、チップの内部で降圧して内部電源
電圧Vddを生成する場合には、0V(“0”書き込
み)、または内部電源電圧Vdd(“1”書き込み)が
印加される。ここで、“1”書き込みの場合にビット線
に印加される外部電源電圧Vcc(または内部電源電圧
Vdd)は、通常書き込み非選択電圧と呼ばれる。
【0006】ビット線に接続される選択トランジスタの
ゲート電圧は“Vcc”(または“Vdd”)、ソース
線に接続される選択トランジスタのゲート電圧は“0
V”である。このとき、“0”書き込みでは、ビット線
に接続される選択トランジスタがオンし、“0”書き込
みのセルのチャネルには“0V”が伝達される。また、
“1”書き込みでは、ビット線に接続される選択トラン
ジスタがオフするので、“1”書き込みのセルのチャネ
ルの電圧は、“Vcc−Vthsg(または、Vdd−Vth
sg:Vthsgは、選択トランジスタのしきい値電圧)”に
なり、フローティングになる。
【0007】その後、書き込み選択されたセルの制御ゲ
ートに昇圧された書き込み電圧Vpgm(=20V程
度)を印加し、他の書き込み非選択セルの制御ゲート、
選択ゲートのゲートそれぞれに中間電圧Vpass(=10
V程度)を印加する。この結果、書き込みデータ“0”
の時は、チャネルの電圧が0Vのため、選択されたセル
の浮遊ゲートとp型ウェルとの間に高い電圧がかかり、
電子がp型ウェルから浮遊ゲートにトンネル注入され、
しきい値電圧が正の方向にシフトされる。一方、書き込
みデータ“1”の時は、フローティングのチャネルの電
圧は、制御ゲートとの間の容量結合により6V程度に上
昇され、電子の注入が行われず、しきい値電圧はシフト
しない。
【0008】データの消去は、ブロック単位でほぼ同時
に行われる。即ち、データを消去するブロックの全ての
制御ゲート、および選択トランジスタのゲートの電圧を
それぞれ“0V”とし、p型ウェルおよびn型基板に昇
圧された消去電圧VEE(=20V程度)を印加する。
これにより、データが消去されるブロックのセルにおい
て、浮遊ゲートの電子がp型ウェルに放出され、しきい
値電圧が負の方向にシフトされる。
【0009】データの読み出しは、ビット線をプリチャ
ージした後にフローティングとし、読み出し選択された
セルの制御ゲートの電圧を“0V”、それ以外のセルの
制御ゲートの電圧、および選択ゲートの電圧を外部電源
電圧Vcc(または内部電源電圧Vdd、“Vcc”、
“Vdd”ともに3V程度)、ソース線の電圧を0Vと
して、読み出し選択されたセルのチャネルに電流が流れ
るか否かを、ビット線で検出することにより行う。即
ち、セルに書き込まれているデータが“0”(セルのし
きい値電圧Vth>0)ならばセルは“オフ”になるの
で、ビット線の電圧はプリチャージ電圧を保つ。これに
対し、データが“1”(セルのしきい値電圧Vth<
0)ならばセルは“オン”になるので、ビット線の電圧
はプリチャージ電圧からΔVだけ下がる。このようなビ
ット線の電圧変化を、センスアンプで検出/増幅するこ
とによって、セルから“0”、“1”のデータを読み出
す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータの書き込
みでは、“1”書き込み時に、制御ゲートとチャネルと
の容量結合でチャネルの電圧を、例えば6V程度の中間
電圧にする。しかし、例えばセルの拡散層の容量が制御
ゲートとチャネルとの間の容量よりも大きいと、制御ゲ
ートを10Vにしても、チャネルの電圧は3V程度しか
上がらない。このため、制御ゲートとチャネルとの間の
電圧差が小さく、“1”書き込みされるセルに“誤書き
込み”を生ずる可能性がある。
【0011】“1”書き込みされるセルに生ずる“誤書
き込み”の可能性を低くするためには、“1”書き込み
時にビット線に印加する書き込み非選択電圧を外部電源
電圧Vcc、あるいは内部電源電圧Vddよりも高い電
圧にすることが考えられる。しかし、そのためには、電
圧Vccあるいは電圧Vdd以上の電圧を発生させる高
電圧発生回路が別途必要である。このような高電圧発生
回路をチップに搭載すると、チップの面積が大きく増加
する。
【0012】しかも、“1”書き込み時に、高電圧発生
回路から電圧Vccあるいは電圧Vddよりも高い書き
込み非選択電圧をビット線に印加する場合、ビット線の
容量が大きいために、その充電に時間がかかり、データ
の書き込みが遅くなってしまう。
【0013】特にNAND型EEPROMのビット線の
容量は、他の半導体メモリに比べて、かなり大きい。こ
れは、以下の理由による。
【0014】NAND型EEPROMは、いかに小さい
チップに、いかに大規模な記憶容量を集積するかが重要
視される。このため、例えば高速な動作が重要視される
ようなDRAMのように、メモリセルアレイは細かく分
割されず、メモリセルアレイの分割数は、最小限にとど
められる。即ち、ロウデコーダやセンスアンプなどの周
辺回路の数を、最小限にするためである。
【0015】従って、このようなNAND型EEPRO
Mに対し、“1”書き込みする際の書き込み非選択電圧
を、電圧Vccあるいは電圧Vddよりも高くするよう
な高電圧発生回路を設けた場合には、ビット線の充電に
非常に時間がかかるうえに、その消費電流が極めて大き
くなる、という不具合を生じる。
【0016】さらに、内部電源電圧VddによりEEP
ROMを動作させる場合には、例えば書き込み時に40
00本のビット線をVddに充電する際に大電流が流
れ、内部電源電圧Vddが降下するという事情もある。
【0017】即ち、半導体メモリの微細化が進展するに
つれて、内部トランジスタの耐圧向上のために、内部電
源電圧Vddは、外部電源電圧Vccを降圧回路を介し
て降圧したものになってきている。このような降圧回路
は、外部電源電圧Vccと内部電源電圧Vddとの間の
抵抗素子としても機能するので、降圧回路を用いない、
Vcc=Vddの場合に比べて、ビット線をプリチャー
ジする際の内部電源電圧Vddの降下が増大する。
【0018】こうしたビット線プリチャージ時の内部電
源電圧Vddの降下を解消するためには、メモリセルア
レイの分割数を多くし、ビット線1本の長さを短くすれ
ば良いが、上述したように、ロウデコーダやセンスアン
プなどの回路が増え、チップの面積が大きくなる、とい
う問題がある。
【0019】この発明は、上記の事情に鑑みて為された
ものであり、その目的は、チップ面積を増加させずに、
高速なデータの書き込み、低い消費電力、書き込み選択
されたワード線に接続されている“1”書き込みセル
(書き込み非選択のセル)に生ずる“誤書き込み”の可
能性の低減、および内部電源電圧Vddの降下の抑制を
達成できる不揮発性半導体記憶装置を提供することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明では、少なくとも1つの不揮発性メモリセ
ルを含むメモリセル部と、前記メモリセル部の一端に接
続される第1の信号線と、前記第1の信号線と容量結合
する第2の信号線とを具備し、前記第1の信号線を第1
の電圧でフローティング状態とし、前記第1の信号線を
フローティング状態とした後に、前記第2の信号線の電
圧を第2の電圧に変化させ、フローティング状態の前記
第1の信号線を前記第2の信号線に容量結合させて、前
記第1の信号線の電圧を前記第1の電圧とは異なった第
3の電圧に変化させることを特徴としている。
【0021】このような不揮発性半導体記憶装置によれ
ば、第1の信号線をフローティング状態とした後に、第
2の信号線の電圧を第2の電圧に変化させることで、フ
ローティング状態の第1の信号線が第2の信号線に容量
結合される。
【0022】このため、第1の信号線の電圧は、当初の
第1の電圧とは異なった第3の電圧に変化する。
【0023】例えば第2の電圧が正の電圧であれば、第
3の電圧は、第1の電圧よりも高い電圧となる。このよ
うな第3の電圧は、容量結合により得たものであるた
め、第1の信号線に、第1の電圧よりも高い第3の電圧
を印加する方式に比べて、より短時間で、第1の信号線
の電圧を第3の電圧に変化させることができる。このた
め、例えばデータの書き込み速度を向上できる。
【0024】また、このような第3の電圧は、特別な高
電圧発生回路を必要とせずに得ることができるため、チ
ップ面積の増加もなく、また、消費電流の増加もない。
【0025】さらに、第3の電圧は、第1の電圧よりも
高い電圧とすることもできるから、書き込み選択された
ワード線に接続されている“1”書き込みされるセル
(書き込み非選択のセル)に生ずる“誤書き込み”の可
能性を低減させることもできる。
【0026】また、この発明では、前記第1の信号線の
電圧を前記第3の電圧に変化させた後に、前記第1の信
号線と前記第2の信号線とを互いに接続して、前記第
1、第2の信号線の前記第1、第2の電圧を第4の電圧
に変化させることを特徴としている。
【0027】このような不揮発性半導体記憶装置によれ
ば、第1の信号線の第1の電圧だけでなく、第2の信号
線の電圧も、第2の電圧とは異なった第4の電圧に変化
させることができる。
【0028】また、この発明では、前記第1の信号線の
電圧を前記第3の電圧に変化させた後に、前記第1の信
号線に所定の電圧を供給して、前記第1の信号線の電圧
を第5の電圧に変化させることを特徴としている。
【0029】このような不揮発性半導体記憶装置によれ
ば、第1の信号線の電圧を第3の電圧に変化させた後に
第5の電圧に変化させる。このため、例えば第5の電圧
を内部で発生させる場合に、第1の信号線の電圧を直接
に第5の電圧に変化させるのに比べて、第5の電圧の変
動を、より少なくすることができる。
【0030】また、この発明では、少なくとも1つの不
揮発性メモリセルを含むメモリセル部と、前記メモリセ
ル部の一端に接続される第1の信号線と、前記第1の信
号線と容量結合する第2の信号線とを具備し、前記第1
の信号線を第1の電圧でフローティング状態とし、前記
第1の信号線をフローティング状態とした後に、前記第
2の信号線の電圧を第2の電圧に変化させ、フローティ
ング状態の前記第1の信号線を前記第2の信号線に容量
結合させて、前記第1の信号線の電圧を前記第1の電圧
から書き込み非選択電圧に変化させることを特徴として
いる。
【0031】このような不揮発性半導体記憶装置によれ
ば、第1の信号線をフローティング状態とした後に、第
2の信号線の電圧を第2の電圧に変化させる。これによ
り、フローティング状態の第1の信号線は第2の信号線
に容量結合し、第1の信号線の電圧は当初の第1の電圧
とは異なった書き込み非選択電圧に変化する。
【0032】例えば第2の電圧が正の電圧であれば、書
き込み非選択電圧は、第1の電圧よりも高い電圧とな
る。この第1の電圧よりも高い書き込み非選択電圧は、
容量結合により得たものであるため、第1の信号線に、
第1の電圧よりも高い書き込み非選択電圧を印加する方
式に比べて、より短時間で、第1の信号線の電圧を第1
の電圧よりも高い書き込み非選択電圧に変化させること
ができる。よって、データの書き込み速度が向上する。
【0033】また、第1の電圧よりも高い書き込み非選
択電圧は、特別な高電圧発生回路を必要とせずに得られ
るので、チップ面積の増加もなく、また、消費電流の増
加もない。
【0034】さらに、第1の電圧よりも高い書き込み非
選択電圧は、第1の電圧よりも高い電圧にもできるの
で、書き込み選択されたワード線に接続されている
“1”書き込みされるセル(書き込み非選択のセル)に
生ずる“誤書き込み”の可能性を低減させることもでき
る。
【0035】また、この発明では、少なくとも1つの不
揮発性メモリセルを含むメモリセル部と、前記メモリセ
ル部の一端に接続される第1の信号線と、前記第1の信
号線と容量結合する第2の信号線とを具備し、前記第1
の信号線を第1の電圧でフローティング状態とし、前記
第1の信号線をフローティング状態とした後に、前記第
2の信号線の電圧を第2の電圧に変化させ、フローティ
ング状態の前記第1の信号線を前記第2の信号線に容量
結合させて、前記第1の信号線の電圧を前記第1の電圧
とは異なった第3の電圧に変化させ、前記第1の信号線
の電圧を前記第3の電圧に変化させた後に、前記第1の
信号線と前記第2の信号線とを互いに接続して、前記第
1、第2の信号線の電圧をそれぞれ、書き込み非選択電
圧に設定することを特徴としている。
【0036】このような不揮発性半導体記憶装置によれ
ば、第1の信号線の第1の電圧だけでなく、第2の信号
線の第2の電圧も、第1の電圧とは異なった書き込み非
選択電圧に設定できる。
【0037】また、この発明では、前記メモリセル部へ
の書き込みデータをラッチするデータラッチ回路をさら
に具備し、前記書き込み非選択の電圧に設定された前記
第1の信号線もしくは前記第2の信号線の電圧を、前記
データラッチ回路にラッチされた書き込みデータに従っ
て、所定のデータ書き込み用の電圧に再設定することを
特徴としている。
【0038】このような不揮発性半導体記憶装置によれ
ば、第1の信号線もしくは第2の信号線の電圧を、デー
タラッチ回路から直接に所定のデータ書き込み用の電圧
に設定する場合よりも、より高速に所定のデータ書き込
み用の電圧に設定することができる。
【0039】また、この発明では、前記第1の信号線も
しくは前記第2の信号線の電圧が前記所定のデータ書き
込み用の電圧に再設定される前に、前記書き込み非選択
電圧を、前記メモリセル部に転送することを特徴として
いる。
【0040】このような不揮発性半導体記憶装置によれ
ば、データラッチ回路から設定される書き込み非選択電
圧よりも高い書き込み非選択電圧を、メモリセル部に転
送することができる。
【0041】また、この発明では、前記書き込み非選択
電圧は、電源電圧よりも高いことを特徴としている。
【0042】このような不揮発性半導体記憶装置によれ
ば、第1の信号線、もしくは第1、第2の信号線それぞ
れに設定される書き込み非選択電圧を、電源電圧よりも
高いものにすることで、書き込み選択されたワード線に
接続されている“1”書き込みされるセル(書き込み非
選択のセル)に生ずる“誤書き込み”の可能性を低減す
ることができる。
【0043】また、この発明では、前記第1、第2の電
圧はそれぞれ電源電圧であることを特徴としている。
【0044】このような不揮発性半導体記憶装置によれ
ば、第1、第2の信号線に与えられる電圧を電源電圧と
することで、特別な電圧発生回路を設けずに、例えば第
1の信号線を第1の電圧とは異なった上記書き込み非選
択電圧等にでき、第2の信号線もまた、第2の電圧とは
異なった上記書き込み非選択電圧等にできる。
【0045】また、この発明では、少なくとも1つの不
揮発性メモリセルを含むメモリセル部と、前記メモリセ
ル部の一端に接続される第1の信号線と、前記第1の信
号線と容量結合する第2の信号線と、前記メモリセル部
への書き込みデータをラッチするデータラッチ回路とを
具備し、前記第1の信号線を第1の電圧でフローティン
グ状態とし、前記第1の信号線をフローティング状態と
した後に、前記第2の信号線の電圧を第2の電圧に変化
させ、フローティング状態の前記第1の信号線を前記第
2の信号線に容量結合させて、前記第1の信号線の電圧
を前記第1の電圧とは異なった第3の電圧に変化させ、
前記第1の信号線の電圧を前記第3の電圧に変化させた
後に、前記第1の信号線の電圧を、前記データラッチ回
路にラッチされた書き込みデータに従って、所定のデー
タ書き込み用の電圧に設定することを特徴としている。
【0046】このような不揮発性半導体記憶装置によれ
ば、第1の信号線の第1の電圧とは異なった第3の電圧
に変化させた後に、第1の信号線の電圧をデータラッチ
回路から所定のデータ書き込み用の電圧に設定する。こ
のため、例えば第1の信号線が第1の電圧の状態で、第
1の信号線の電圧をデータラッチ回路から所定のデータ
書き込み用の電圧に設定する場合に比べて、内部電源電
圧の変動を抑制することができる。
【0047】また、この発明では、少なくとも前記第2
の信号線をバイアスするバイアス回路をさらに具備し、
前記第2の電圧は前記バイアス回路から与えられること
を特徴としている。
【0048】このような不揮発性半導体記憶装置によれ
ば、第2の信号線を第2の電圧とするための構成の一例
を提供できる。
【0049】また、この発明では、前記バイアス回路か
ら前記第2の信号線に与えられる前記第2の電圧は外部
電源電圧であり、前記データラッチ回路から前記第1の
信号線に与えられる前記所定のデータ書き込み用の電圧
には、内部電源電圧が含まれることを特徴としている。
【0050】このような不揮発性半導体記憶装置によれ
ば、第2の信号線に与えられる第2の電圧を外部電源電
圧とすることで、内部電源電圧の変動を抑制することが
できる。
【0051】また、この発明では、前記外部電源電圧を
降圧する降圧回路を、さらに具備し、前記降圧回路は、
前記外部電源電圧よりも低い前記内部電源電圧を発生さ
せることを特徴としている。
【0052】このような不揮発性半導体記憶装置によれ
ば、例えばデータラッチ回路から第1の信号線に書き込
み非選択電圧を与える際に発生する内部電源電圧の降下
を、抑制することができる。
【0053】また、この発明では、前記バイアス回路に
供給される外部電源電圧は、第1の電源端子を介して前
記バイアス回路に供給され、前記降圧回路に供給される
外部電源電圧は、前記第1の電源端子とは異なった第2
の電源端子を介して前記降圧回路に与えられることを特
徴としている。
【0054】このような不揮発性半導体記憶装置によれ
ば、バイアス回路に供給される外部電源電圧と、降圧回
路に供給される外部電源電圧とがそれぞれ異なった電源
系になるので、降圧回路は、バイアス回路からの電気的
な影響を受け難い状態で、内部電源電圧を発生させるこ
とができる。
【0055】また、この発明では、前記第1の電圧は0
Vであることを特徴としている。
【0056】また、この発明では、前記第1、第2の信
号線はそれぞれ、ビット線であることを特徴としてい
る。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態をNA
ND型EEPROMを例にとって説明する。NAND型
EEPROMは、電荷蓄積層としての例えば浮遊ゲート
と制御ゲートが積層されたnチャネル型FETMOS構
造の複数のメモリセルを、それらのソース、ドレインを
隣接するものどうしで共有する形で直列接続し、これを
1単位としてビット線に接続するものである。
【0058】図1(A)はNANDセル1単位分を示す
平面図、図1(B)はその等価回路図である。また、図
2(A)は図1(A)中の2A−2A線に沿った断面図
であり、図2(B)は図1(A)中の2B−2B線に沿
った断面図である。
【0059】p- 型シリコン基板(またはp- 型ウェ
ル)11には、素子分離用酸化膜12によって囲まれた
メモリセルアレイが形成されている。メモリセルアレイ
には、NANDセルが複数、集積される。1単位分のN
ANDセルに着目して説明すると、この実施形態では、
8個のメモリセルM1〜M8が直列されて1単位のNA
NDセルを構成している。セルはそれぞれ、基板11上
にゲート絶縁膜13を介して形成された浮遊ゲート14
(14-1〜14-8)、および浮遊ゲート14上に第2の
ゲート絶縁膜15を介して形成された制御ゲート16
(16-1〜16-8)からなる積層ゲート構造を有してい
る。また、これらセルのソース/ドレインであるn+
拡散層19は隣接するものどうし共有され、これによ
り、セルは互いに直列に接続される。
【0060】NANDセルのドレイン側には第1の選択
トランジスタS1、ソース側には第2の選択トランジス
タS2が接続されている。選択トランジスタS1は、セ
ルの浮遊ゲート14-1〜14-8、制御ゲート16-1〜1
6-8と同時に形成された積層ゲート構造体14-9、16
-9を有し、選択トランジスタS2もまた同様な積層ゲー
ト構造体14-10 、16-10 を有している。選択トラン
ジスタS1のゲート構造体14-9、16-9どうし、およ
び選択トランジスタS1のゲート構造体14-10 、16
-10 どうしはそれぞれ、図示せぬ箇所で例えば短絡され
ている。素子形成された基板11はCVD酸化膜17に
より覆われ、ビット線(BL)18は、CVD酸化膜1
7の上に形成されている。セルM1〜M8の制御ゲート
16-1〜16-8はそれぞれ、ロー方向に連続的に形成さ
れて、例えば同じローで共通とされる制御ゲートCG1
〜CG8となり、ワード線として機能される。また、選
択トランジスタS1の積層ゲート構造体14-9、16-9
および選択トランジスタS2の積層ゲート構造体14-1
0 、16-10 もまた、ロー方向に連続的に形成されて、
例えば同じローで共通とされる選択ゲートSG1、SG
2として機能される。
【0061】図3は、図1、図2に示したNANDセル
がマトリクス状に配置されたメモリセルアレイの等価回
路図である。
【0062】図3に示すように、ソース線は、例えばビ
ット線64本毎に1箇所、コンタクトを介して、アルミ
ニウム、導電性ポリシリコンなどから構成される基準電
圧配線に接続される。この基準電圧配線は、図示せぬメ
モリ周辺回路に接続される。この周辺回路は、例えばデ
ータの書き込み、データの消去、データの読み出しの各
モードに応じてソース線の状態を制御する、ソース線制
御回路である。セルの制御ゲートCG1〜CG8、選択
ゲートSG1、SG2は、ロー方向に連続的に配設され
る。通常、制御ゲートにつながるセルの集合は“ペー
ジ”と呼ばれ、1組の選択ゲートSG1、SG2によっ
て挟まれた“ページ”の集合は“NANDブロック”あ
るいは単に“ブロック”と呼ばれている。1ページは、
例えば256バイト(256×8)個のセルから構成さ
れ、1ページ分のメモリセルは、ほぼ同時にデータの書
き込みが行われる。1ブロックは、例えば2048バイ
ト(2048×8)個のセルから構成され、1ブロック
分のメモリセルは、ほぼ同時にデータの消去が行われ
る。
【0063】図4は、この発明の第1の実施形態に係る
NAND型EEPROMの構成を示すブロック図であ
る。
【0064】図4中、参照符号1はメモリ手段としての
メモリセルアレイである。この実施形態では、オープン
ビット線方式であるため、メモリセルアレイは“1
A”、“1B”の2つに分割されている。参照符号2は
データの書き込み、読み出しを行うラッチ手段としての
センスアンプ兼データラッチ回路である。参照符号3
A、3Bはワード線の選択を行うローデコーダ、参照符
号4はビット線の選択を行うカラムデコーダ、参照符号
5はアドレスバッファ、参照符号6はI/Oセンスアン
プ、参照符号7はデータ入出力バッファ、参照符号8は
基板電位制御回路である。
【0065】図5は、図4に示すセンスアンプ兼データ
ラッチ回路2の回路図である。この図5は、センスアン
プ兼データラッチ回路2のうち、図3に示すビット線B
L2A、BL3Aが接続される部分を、特に示す。
【0066】第1の実施形態に係るEEPROMの、デ
ータの消去動作、およびデータの読み出し動作は、例え
ばT.Tanaka et al.:IEEE J.Solid-State Circuit, vol.
29,pp1366-1373,1994 に開示された動作と同様である。
このため、消去動作、読み出し動作の説明は省略する。
【0067】以下、この実施形態のデータの書き込み動
作を説明する。この説明では、図3に示すセルM12
に、データを書き込む場合の書き込み手順を例示する。
図6は、その書き込み手順を示すタイミング図である。
【0068】図5に示すように、この実施形態に係るセ
ンスアンプ兼データラッチ回路2は、2本のビット線
を、1個のセンスアンプ回路S/A1で共有する。した
がって、2本のビット線のうち、1本のビット線が選択
される。
【0069】例えば図3に示すセルM12にデータを書
き込む場合には、セルM12に隣接するセルM11、M
13はそれぞれ、書き込み非選択になる。セルM12へ
の書き込みデータは、ビット線BL2Aから供給され、
セルM11、M13にはそれぞれ、ビット線BL1A、
BL3Aから書き込み非選択電圧が印加される。
【0070】セルM12に書き込むデータは、図5に示
すセンスアンプ回路S/A1にラッチされている。つま
り“0”書き込みの場合には、センスアンプ回路S/A
1のノードN1が“0V”、ノードN2が“3V”にさ
れ、“1”書き込みの場合には、ノードN1が“3
V”、ノードN2が“0V”にされている。
【0071】書き込み動作に入ると、図6に示す時刻t
1において、プリチャージ信号PRA1、PRA2の電
圧がそれぞれ“Vabd ”とされる。このとき、電圧VA
1は“Vcc”、電圧VA2は“0V”である。電圧V
abd は、ビット線BL1A、BL3Aを電圧Vcc(例
えば3V)に充電できるような電圧、例えば8V程度で
あれば良い。このように、ビット線BL0A〜BL4A
の電圧を、ビット線1つおきに“Vcc”とする。つま
りビット線BL1A、BL3Aを“Vcc”に充電し、
また、ビット線BL0A、BL2A、BL4Aを“0
V”とする。この時のビット線の電圧関係を図7(A)
に示す。図7(A)に示す容量C1はビット線間の容量
であり、容量C2はビット線間の容量以外のビット線の
容量である。容量C2は、容量C1のおよそ2倍であ
る。この後、図7(B)に示すように、プリチャージ信
号PRA1の電圧を“0V”とし、電圧Vccが印加さ
れたビット線BL1A、BL3Aをそれぞれフローティ
ングとする。
【0072】なお、ビット線を電圧Vccに充電するの
は、電源から直接に行うことができ、特別な高電圧発生
回路を必要としない。従って、ビット線BL1A、BL
3Aの電圧Vccへの充電は、通常のEEPROMと同
様に高速に行われる。さらには、高電圧発生回路を必要
としないので、消費電流の増大もない。
【0073】次いで、時刻t2において、電圧VA2を
“Vcc”とし、残りのビット線BL0A、BL2A、
BL4Aを“Vcc”に充電する。この時、ビット線B
L1A、BL3Aはそれぞれフローティングであるた
め、ビット線BL1A、BL3Aの電圧はそれぞれ、図
7(C)に示すように、容量C1による容量結合により
“Vcc”から“Vcc+V1”に上昇する。電圧V1
は、(C2/(2C1+C2))・Vcc、即ち、ほぼ
Vcc/2である。
【0074】次いで、時刻t3において、信号SS1、
SS2の電圧を“Vabd ”にすることにより、図5中、
書き込みデータを供給するビット線BL2Aと、書き込
み非選択のビット線BL3Aをショートさせる。これに
より、図7(D)に示すように、全てのビット線の電圧
は、電圧Vccよりも高い電圧“Vcc+(V1/
2)”となる。この実施形態では、電圧“Vcc+(V
1/2)”は、ビット線の書き込み非選択電圧である。
【0075】なお、この実施形態では、信号SS1、S
S2の電圧を“Vabd ”とすることにより、ビット線B
L2Aとビット線BL3Aとをショートさせているが、
ビット線BL0A、BL1A、BL2A、BL3A、B
L4Aを全てショートさせるようにしても良い。
【0076】以上の動作により、ビット線の書き込み非
選択電圧を、電圧Vccよりも高い電圧“Vcc+(V
1/2)”に設定することができる。しかも、ビット線
に印加される高い電圧“Vcc+(V1/2)”を発生
させるために、ビット線の電圧を電源電圧Vccとする
タイミングを、ビット線1つおきに、互いにずらして行
うので、特別な高電圧発生回路も必要としない。従っ
て、ビット線の電圧の設定を、特別な高電圧発生回路を
備える場合に比べて、より高速に行うことができる。も
ちろん、チップの面積も、大きく増加することはない
し、消費電流が増加することもない。
【0077】ビット線の電圧が、電圧Vcc以上に昇圧
されている間、選択ゲートSG1の電圧は“Vsg”に
昇圧される。電圧Vsgは、例えばVcc+(V1/
2)”であれば良い。さらにこの状態で、時刻t4にお
いて、制御ゲートCG1の電圧をVpgm (=20V程
度)、制御ゲートCG2〜CG8の電圧をVpass(=1
0V程度)とする。これにより、セルMC11、MC1
2、MC13のチャネルはそれぞれ、ビット線電位“V
cc+(V1/2)、あるいはVcc+(V1/2)−
Vthsg(Vthsgは、選択ゲートSG1に接続されている
選択トランジスタのしきい値電圧)”が転送された後に
フローティング状態となり、その後、制御ゲートとの容
量結合により、昇圧した書き込み非選択のチャネル電圧
(書き込み禁止電圧)に設定される。書き込み非選択の
チャネル電圧は、約8V程度である。従来の技術の欄で
も説明したように、書き込み非選択のチャネル電圧は、
従来では約6V程度である。従って、この実施形態で
は、書き込み非選択のチャネル電圧を、従来に比べて約
2Vも高くすることができる。
【0078】ビット線の電圧“Vcc+(V1/2)”
が充分にチャネルに転送され、セルMC11、MC1
2、MC13のチャネルの電圧がそれぞれ上昇し、書き
込み非選択のチャネル電圧となった後、時刻t5におい
て、選択ゲートSG1の電圧を“Vcc”に下げ、続い
て、時刻t6にビット線BL1A、BL3Aの電圧を
“Vcc”とする。選択ゲートSG1をゲートとする選
択トランジスタS1は、ゲートが電圧Vcc、ビット線
が電圧Vccであるのでオフする。従って、セルMC1
1、MC12、MC13のチャネルからビット線に電荷
がリークすることによってチャネルの電圧が低下するこ
とはない。選択ゲートSG1を、ビット線よりも先に電
圧Vccとするのは、セルのチャネルからビット線に電
荷がリークすることを防止するためである。
【0079】次いで、時刻t7において、書き込みデー
タを供給するビット線BL2Aに、センスアンプ回路S
/A1にラッチされた書き込みデータに応じて、データ
書き込み用の電圧“Vcc”か“Vss(0V)”を与
える。例えばセルM12に“0”書き込みを行う場合に
は、ビット線BL2Aを0Vにして、セルM12のチャ
ネルを0Vとする。一方、“1”書き込みを行う場合に
は、ビット線BL2Aを電圧Vcc(例えば3V)とし
て、選択ゲートS1をオフさせ、セルM12のチャネル
の電圧を、上記書き込み非選択のチャネル電圧(中間電
圧)に保つ。
【0080】また、書き込み非選択のビット線BL1
A、BL3A、BL5Aの電圧はそれぞれ電圧Vccに
保たれる。このため、セルM11、M13のチャネルの
電圧はそれぞれ、“1”書き込みが行われる場合のセル
M12のチャネルの電圧と同様に、上記書き込み非選択
のチャネル電圧(中間電圧)に保たれる。
【0081】この後、書き込み選択された制御ゲートC
G1の電圧が“Vpgm (=20V程度)”、書き込み非
選択の制御ゲートCG2〜CG8の電圧が“Vpass(=
10V程度)にそれぞれ昇圧された結果、上述したよう
に、“1”書き込みが行われる場合のセルM12のチャ
ネルの電圧、および書き込み非選択のセルM11、M1
3のチャネルの電圧はそれぞれ、上記約8V程度の中間
電圧となるので、制御ゲートCG1の電圧が“Vpgm
(=20V程度)”となっても、浮遊ゲートには電子が
注入されない。これに対して、“0”書き込みが行われ
る場合のセルM12のチャネルの電圧は0Vであるの
で、制御ゲートCG1の電圧が“Vpgm ”となること
で、基板から浮遊ゲートに電子が注入されて、“0”書
き込みが行われる。
【0082】書き込み終了後、制御ゲート、選択ゲー
ト、ビット線を順次放電することにより、書き込み動作
を終了する。
【0083】また、書き込みのタイミングは、上記した
例に限らず、様々な変形が可能である。以下、いくつか
の変形例を説明する。
【0084】上記書き込み動作では、図7(D)で、ビ
ット線BL2Aとビット線BL3Aとをショートしてい
るが、ショートしなくても良い。この場合、ビット線B
L2Aの電圧はVccよりも高くならないが、非選択の
ビット線BL3Aは、図7(C)の時点でVccよりも
高電位の書き込み非選択電圧(Vcc+V1)になって
いるので、ビット線BL3Aに接続するメモリセルの誤
書き込み特性は向上する。かつビット線BL2Aとビッ
ト線BL3Aとをショートしない場合には、ショートに
要する時間を省くことができるので、書き込みスピード
が向上する。
【0085】さらに、上記書き込みタイミングの例にお
いては、まず、ビット線BL3Aを“Vcc”にした後
に、ビット線BL2Aを“Vcc”にしている。これ
を、ビット線BL2Aを“Vcc”にした後に、ビット
線BL3Aを“Vcc”とするようにしても良い。
【0086】また、図8に示すようなタイミングとして
も良い。
【0087】図8に示すタイミングの例では、ビット線
電位“Vcc+(V1/2)”を、しきい値落ちなくメ
モリセルのチャネルに転送するために、選択ゲートSG
1を、“Vsg(例えばVcc+(V1/2)+2Vth
sg)”、制御ゲートCG1、CG2〜CG8を“Vcg
0(例えばVcc+(V1/2)+Vthcell;Vthcell
は“0”状態のメモリセルのしきい値電圧)”としても
良い。また、この場合、制御ゲートCG1〜CG8を
“Vpass、Vpgm ”に昇圧するタイミングは、図8に示
すように時刻t8でも良いし、あるいは特に図示しない
が時刻t6、またはt7において、制御ゲートCG1〜
CG8を“Vpass、Vpgm ”に昇圧しても良い。
【0088】また、図9に示すように、書き込み非選択
のビット線電位“Vcc+(V1/2)”を、“Vc
c”に下げずに、“Vcc+(V1/2)”を保っても
良い。次に、この発明の第2の実施形態を説明する。
【0089】この第2の実施形態は、外部電源電圧Vc
cを、チップ内部に設けた降圧回路で降圧し、内部電源
電圧Vddを生成するNAND型EEPROMである。
【0090】図10は、第2の実施形態に係るNAND
型EEPROMの構成を示すブロック図である。
【0091】図10中、参照符号1はメモリ手段として
のメモリセルアレイである。第2の実施形態でもまた、
第1の実施形態と同様にオープンビット線方式であるた
め、メモリセルアレイは“1A”、“1B”の2つに分
割されている。参照符号2はデータの書き込み、読み出
しを行うラッチ手段としてのセンスアンプ兼データラッ
チ回路である。参照符号3A、3Bはワード線の選択を
行うローデコーダ、参照符号4はビット線の選択を行う
カラムデコーダ、参照符号5はアドレスバッファ、参照
符号6はI/Oセンスアンプ、参照符号7はデータ入出
力バッファ、参照符号8は基板電位制御回路である。さ
らに、図10では、図4では図示しなかった、アレイ1
Aのビット線をプリチャージするビット線プリチャージ
回路9A、アレイ1Bのビット線をプリチャージするビ
ット線プリチャージ回路9Bが示されている。
【0092】また、外部電源Vccのパッドは2個設け
られている。まず、第1の外部Vccパッド51には外
部電源電圧Vcc1が供給され、この電圧Vcc1は、
チップ内部に設けられた降圧回路10に供給される。降
圧回路10は、電圧Vcc1を降圧し、内部電源電圧V
ddを発生する。電圧Vddは、図10に示す回路のう
ち、センスアンプ兼データラッチ回路2、ローデコーダ
3A、3B、カラムデコーダ4、アドレスバッファ5、
I/Oセンスアンプ6にそれぞれ供給される。これらの
回路は、例えば電圧Vddにより駆動される。また、第
2の外部Vccパッド52には外部電源電圧Vcc2が
供給され、この電圧Vcc2は、図10に示す回路のう
ち、データ入出力バッファ7、基板電位制御回路8、ビ
ット線プリチャージ回路9A、9Bや、書き込み電圧な
どの高電圧を発生する昇圧回路にそれぞれ供給される。
これらの回路は、例えば電圧Vcc2により駆動され
る。特にビット線プリチャージ回路9A、9Bは、書き
込みの際の非選択ビット線のプリチャージを、内部電源
電圧Vddではなく、外部電源電圧Vcc2により行
う。このため、第2の実施形態では、内部電源電圧Vd
dの電圧降下は生じない。
【0093】図11は、図1に示すセンスアンプ兼デー
タラッチ回路2の回路図である。
【0094】また、図12は、図1に示すビット線プリ
チャージ回路9Aの回路図である。なお、ビット線プリ
チャージ回路9Bは、ビット線プリチャージ回路9Aと
同様な回路である。
【0095】次に、第2の実施形態に係るNAND型E
EPROMの動作を説明する。
【0096】第2の実施形態のNAND型EEPROM
のデータの消去動作、およびデータの読み出し動作は、
第1の実施形態と同様に、例えばT.Tanaka et al.:IEEE
J.Solid-State Circuit, vol.29,pp1366-1373,1994 に
開示された動作と同様である。
【0097】以下、第2の実施形態に係るNAND型E
EPROMのデータの書き込み動作を説明する。この説
明では、図3に示すセルM12に、データを書き込む場
合の書き込み手順を例示する。図13は、その書き込み
手順を示すタイミング図である。
【0098】図11に示すように、この第2の実施形態
も、2本のビット線を、1個のセンスアンプで共有す
る。したがって、2本のビット線のうち、1本のビット
線が選択される。
【0099】例えば図3に示すセルM12にデータを書
き込む場合には、セルM12に隣接するセルM11、M
13はそれぞれ、書き込み非選択になる。セルM12へ
の書き込みデータは、ビット線BL2Aから供給され、
セルM11、M13にはそれぞれ、ビット線BL1A、
BL3Aから書き込み非選択電圧が印加される。
【0100】図12がビット線プリチャージ回路9Aの
回路の一例である。回路9Aは、外部電源電圧Vcc2
により動作するので、電圧Vcc2が供給される配線
と、0V(Vss)の配線との間には、トランジスタに
印加されるストレス(電界)を緩和するための素子PR
1、PR2、PR3が挿入されている。素子PR1〜P
R3は、例えばゲートに電圧Vcc2が供給されるMO
Sトランジスタである。なお、このMOSトランジスタ
のゲートには、電圧Vcc2の他、電圧Vddが供給さ
れるようにしても良い。
【0101】セルM12に書き込むデータは、図11に
示すセンスアンプ回路S/A1にラッチされている。つ
まり“0”書き込みの場合には、センスアンプ回路S/
A1のノードN1が“0V”、ノードN2が“3V”に
され、“1”書き込みの場合には、ノードN1が“3
V”、ノードN2が“0V”にされている。この時のビ
ット線の状態は、例えば図14(A)に示すように、全
て0Vである。
【0102】この後、書き込み動作に入ると、図13に
示す時刻t1において、信号SS3Aを、Vabd にす
る。Vabd は、ビット線BL3A、BL1AをVcc2
(例えば3V)に充電できるような、例えば8Vであれ
ば良い。一方、ビット線プリチャージ活性化信号PRE
Aが“Low ”になり、プリチャージ配線BLPREAが
Vcc2に充電される。その結果、ビット線BL1A、
BL3AはVcc2に充電される。この時、ビット線B
L2Aはフローティング状態である。このため、ビット
線BL1A、BL3AをそれぞれVcc2に充電するこ
とで、図14(B)に示すように、ビット線BL2Aの
電位は、ビット線BL1AとBL3Aとの間の容量結合
により、電圧V1’(2V程度)に上昇する。
【0103】次いで、時刻t2にセンスアンプSA1の
書き込みデータを反映して、ビット線BL2Aの電位が
確定する。つまり、“0”書き込みの場合には、ビット
線BL2Aは0Vに放電される。“1”書き込みの場合
には、ビット線BL2Aは、2VからVdd(2.5
V)に充電される。なお、図14(C)には、ビット線
BL2Aの電位が2Vから、0VまたはVddのいずれ
かに確定される状態が示されている。
【0104】次いで、時刻t3に制御ゲートCG1〜C
G8を昇圧する。選択した制御ゲートCG1はVpgm
(20V程度)、非選択制御ゲートCG2〜CG8は、
Vpass(10V程度)に昇圧された結果、“1”書き込
みを行うメモリセルMC12、および書き込み非選択の
メモリセルMC11、MC13のチャネルはそれぞれ中
間電位(8V程度)、制御ゲートCG1はVpp(20
V程度)であるので、これらのメモリセルでは浮遊ゲー
トに電子が注入されないが、メモリセルMC12に
“0”書き込みを行う場合には、そのチャネルが0V、
制御ゲートCG1がVpp(20V程度)であるので、
基板から浮遊ゲートに電子が注入されて“0”書き込み
が行われる。
【0105】このように、第2の実施形態では、ビット
線BL1A、BL3Aを充電する際には、外部電源電圧
Vcc2から充電を行うので、内部電源電圧Vddの電
位の変動、即ち電圧が降下する事情を解消することがで
きる。さらにビット線BL2Aに“1”書き込みのデー
タを供給する場合も、内部電源電圧Vddによる充電
は、2Vから2.5Vまでの0.5Vだけであるので、
“1”データ書き込みの際にも、内部電源電圧Vddの
変動(電圧の降下)を、従来の0Vから2.5Vまで充
電する場合に比べて、著しく低減することができる。
【0106】次に、書き込み動作の別の例を説明する。
【0107】図15は、別の書き込み手順を示すタイミ
ング図である。
【0108】図15に示す別の書き込み手順では、時刻
t1に、ビット線BL1A、BL3Aの充電と、ビット
線BL2Aとの充電とを同時に行っている。さらに信号
SS3A、プリチャージ配線BLPREAの立ち上がり
を迅速に行うのに対し、信号SAの立ち上がりをゆっく
り行う。その結果、ビット線BL1A、BL3Aは迅速
に立ち上がり、ビット線BL2Aは、ビット線BL1A
とBL3Aとの間の容量結合で2Vまで急激に立ち上が
る。その後、ビット線BL2Aは、センスアンプSA1
により、2Vから2.5Vまで充電される。
【0109】書き込み終了後、制御ゲート、選択ゲー
ト、ビット線が順次放電されて、書き込み動作は終了す
る。
【0110】以上、この発明を、第1、第2の実施形態
により説明したが、この発明は、第1、第2の実施形態
に限られるものではなく、様々に変形されて実施するこ
とが可能である。
【0111】例えばこの発明は、NAND型セルをメモ
リセルアレイに集積したNAND型EEPROMの他、
NOR型セル、AND型セル(H.Kume.et al.:IEDM Tec
h.Dig.,Dec.1992,pp.991-993、A.Nozoe:ISSCC,Digest of
Technical Papers,1995)、DINOR型セル(S.Koba
yashi:ISSCC,Digest of Technical Papers,1995 )、Vi
rtual Ground Array型(Lee, et al.:Symposium on VLS
I Circuits, Digest of Technical Papers,1994 」を集
積したEEPROMにも実施することができる。
【0112】また、フラッシュEEPROMに限らず、
EEPROM、紫外線消去型のEPROM、OTPRO
M、マスクROMにおけるデータの書き込みに対して
も、この発明は、有効である。
【0113】また、データの書き込みは、“基板書き込
み方式”に限らず、例えばNOR型EEPROMで使用
されているようなチャネル熱電子注入による書き込みで
もかまわない。この発明を、チャネル熱電子注入に応用
した場合には、例えばメモリセルのドレインの電圧を、
電源電圧Vccより高い電圧にできるので、ドレイン〜
ソース間の電圧を大きくでき、ドレインの電圧を電源電
圧Vccとするものに比べてより多くのチャネル熱電子
が発生し、浮遊ゲートに電子を注入する時の書き込み速
度を向上できる、効果を期待できる。もちろん、ビット
線の電圧を、電源電圧Vcc以上にするために、高電圧
発生回路は必要なく、高電圧発生回路を搭載することに
よるチップの面積の増加もない。
【0114】また、この発明は、“1”書き込みされる
セル、および書き込み非選択のセルに生ずる“誤書き込
み”の可能性を低減することを目的として為され、この
目的を達成するために、上記実施形態で説明したよう
に、高電圧発生回路を必要とせずに、ビット線の電圧を
電源電圧Vcc以上にできる構成を実現した。このよう
な実施形態に開示された構成は、EEPROMの動作に
おいて、ビット線の電圧を、電源電圧Vccより高い電
圧にする動作であれば、データの書き込み動作以外にも
使用できることはもちろんである。
【0115】さらに、この発明は、二値メモリばかりで
なく、多値メモリにも使用することができる。
【0116】例えば上記第1の実施形態を、二値メモリ
から、多値メモリの一つである図16に示す四値メモリ
とする場合には、図17に示すように、時刻t7におい
て、書き込みデータを供給するビット線BL2Aに対
し、4つの書き込みデータに応じた電圧“Vcc(書き
込み非選択)”、“0V(図10の“3”書き込
み)”、“0.5V(図10の“2”書き込み)”、
“1V(図10の“1”書き込み)”を与えるようにす
れば良い。
【0117】また、第2の実施形態を、四値メモリとす
る場合には、図18に示すように、時刻t2において、
ビット線BL2Aに対し、4つの書き込みデータに応じ
た電圧“Vcc(書き込み非選択)”、“0V(図10
の“3”書き込み)”、“0.5V(図10の“2”書
き込み)”、“1V(図10の“1”書き込み)”を与
えるようにすれば良い。
【0118】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、チップ面積を増加させずに、高速なデータの書き込
み、低い消費電力、書き込み選択されたワード線に接続
されている“1”書き込みセル(書き込み非選択のセ
ル)に生ずる“誤書き込み”の可能性の低減、および内
部電源電圧Vddの降下の抑制を達成できる不揮発性半
導体記憶装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)はNAND型セルの平面図、図1
(B)はNAND型セルの等価回路図。
【図2】図2(A)は図1(A)中の2A−2A線に沿
う断面図、図2(B)は図1(A)中の2B−2B線に
沿う断面図。
【図3】図3はメモリセルアレイの等価回路図。
【図4】図4はこの発明の第1の実施形態に係るEEP
ROMのブロック図。
【図5】図5は図4に示すセンスアンプ兼データラッチ
回路の回路図。
【図6】図6はこの発明の第1の実施形態に係るEEP
ROMの書き込み動作を示すタイミング図。
【図7】図7(A)〜(D)はそれぞれこの発明の第1
の実施形態に係るEEPROMの書き込み動作中のビッ
ト線の電圧の変化を示す図。
【図8】図8はこの発明の第1の実施形態に係るEEP
ROMの他の書き込み動作を示すタイミング図。
【図9】図9はこの発明の第1の実施形態に係るEEP
ROMのさらに他の書き込み動作を示すタイミング図。
【図10】図10はこの発明の第2の実施形態に係るE
EPROMのブロック図。
【図11】図11は図10に示すセンスアンプ兼データ
ラッチ回路の回路図。
【図12】図12は図10に示すビット線プリチャージ
回路の回路図。
【図13】図13はこの発明の第2の実施形態に係るE
EPROMの書き込み動作を示すタイミング図。
【図14】図14(A)〜(C)はそれぞれこの発明の
第2の実施形態に係るEEPROMの書き込み動作中の
ビット線の電圧の変化を示す図。
【図15】図15はこの発明の第2の実施形態に係るE
EPROMの他の書き込み動作を示すタイミング図。
【図16】図16は四値メモリのしきい値電圧分布を示
す図。
【図17】図17はこの発明の第1の実施形態に係るE
EPROMを四値メモリとした時の書き込み動作を示す
タイミング図。
【図18】図18はこの発明の第2の実施形態に係るE
EPROMを四値メモリとした時の書き込み動作を示す
タイミング図。
【符号の説明】
1A、1B…メモリセルアレイ、 2…センスアンプ兼データラッチ回路、 3A、3B…ローデコーダ、 4…カラムデコーダ、 5…アドレスバッファ、 6…I/Oセンスアンプ、 7…データ入出力バッファ、 8…基板電位制御回路、 9A、9B…ビット線プリチャージ回路、 10…降圧回路、 11…p−型シリコン基板、 12…素子分離用酸化膜、 13…ゲート絶縁膜、 14-1〜14-8…浮遊ゲート、 15…第2のゲート絶縁膜、 16-1〜16-8…制御ゲート、 17…CVD酸化膜、 18…ビット線。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの不揮発性メモリセルを
    含むメモリセル部と、 前記メモリセル部の一端に接続される第1の信号線と、 前記第1の信号線と容量結合する第2の信号線とを具備
    し、 前記第1の信号線を第1の電圧でフローティング状態と
    し、 前記第1の信号線をフローティング状態とした後に、前
    記第2の信号線の電圧を第2の電圧に変化させ、フロー
    ティング状態の前記第1の信号線を前記第2の信号線に
    容量結合させて、前記第1の信号線の電圧を前記第1の
    電圧とは異なった第3の電圧に変化させることを特徴と
    する不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の信号線の電圧を前記第3の電
    圧に変化させた後に、前記第1の信号線と前記第2の信
    号線とを互いに接続して、前記第1、第2の信号線の前
    記第1、第2の電圧を第4の電圧に変化させることを特
    徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の信号線の電圧を前記第3の電
    圧に変化させた後に、前記第1の信号線に所定の電圧を
    供給して、前記第1の信号線の電圧を第5の電圧に変化
    させることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導
    体記憶装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの不揮発性メモリセルを
    含むメモリセル部と、 前記メモリセル部の一端に接続される第1の信号線と、 前記第1の信号線と容量結合する第2の信号線とを具備
    し、 前記第1の信号線を第1の電圧でフローティング状態と
    し、 前記第1の信号線をフローティング状態とした後に、前
    記第2の信号線の電圧を第2の電圧に変化させ、フロー
    ティング状態の前記第1の信号線を前記第2の信号線に
    容量結合させて、前記第1の信号線の電圧を前記第1の
    電圧から書き込み非選択電圧に変化させることを特徴と
    する不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つの不揮発性メモリセルを
    含むメモリセル部と、 前記メモリセル部の一端に接続される第1の信号線と、 前記第1の信号線と容量結合する第2の信号線とを具備
    し、 前記第1の信号線を第1の電圧でフローティング状態と
    し、 前記第1の信号線をフローティング状態とした後に、前
    記第2の信号線の電圧を第2の電圧に変化させ、フロー
    ティング状態の前記第1の信号線を前記第2の信号線に
    容量結合させて、前記第1の信号線の電圧を前記第1の
    電圧とは異なった第3の電圧に変化させ、 前記第1の信号線の電圧を前記第3の電圧に変化させた
    後に、前記第1の信号線と前記第2の信号線とを互いに
    接続して、前記第1、第2の信号線の電圧をそれぞれ、
    書き込み非選択電圧に設定することを特徴とする不揮発
    性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記メモリセル部への書き込みデータを
    ラッチするデータラッチ回路をさらに具備し、 前記書き込み非選択の電圧に設定された前記第1の信号
    線もしくは前記第2の信号線の電圧を、前記データラッ
    チ回路にラッチされた書き込みデータに従って、所定の
    データ書き込み用の電圧に再設定することを特徴とする
    請求項4または請求項5に記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1の信号線もしくは前記第2の信
    号線の電圧が前記所定のデータ書き込み用の電圧に再設
    定される前に、前記書き込み非選択電圧を、前記メモリ
    セル部に転送することを特徴とする請求項6に記載の不
    揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記書き込み非選択電圧は、電源電圧よ
    りも高いことを特徴とする請求項4乃至請求項7いずれ
    か一項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記第1、第2の電圧はそれぞれ電源電
    圧であることを特徴とする請求項1乃至請求項8いずれ
    か一項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つの不揮発性メモリセル
    を含むメモリセル部と、 前記メモリセル部の一端に接続される第1の信号線と、 前記第1の信号線と容量結合する第2の信号線と、 前記メモリセル部への書き込みデータをラッチするデー
    タラッチ回路とを具備し、 前記第1の信号線を第1の電圧でフローティング状態と
    し、 前記第1の信号線をフローティング状態とした後に、前
    記第2の信号線の電圧を第2の電圧に変化させ、フロー
    ティング状態の前記第1の信号線を前記第2の信号線に
    容量結合させて、前記第1の信号線の電圧を前記第1の
    電圧とは異なった第3の電圧に変化させ、 前記第1の信号線の電圧を前記第3の電圧に変化させた
    後に、前記第1の信号線の電圧を、前記データラッチ回
    路にラッチされた書き込みデータに従って、所定のデー
    タ書き込み用の電圧に設定することを特徴とする不揮発
    性半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 少なくとも前記第2の信号線をバイア
    スするバイアス回路をさらに具備し、 前記第2の電圧は前記バイアス回路から与えられること
    を特徴とする請求項10に記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  12. 【請求項12】 前記バイアス回路から前記第2の信号
    線に与えられる前記第2の電圧は外部電源電圧であり、
    前記データラッチ回路から前記第1の信号線に与えられ
    る前記所定のデータ書き込み用の電圧には、内部電源電
    圧が含まれることを特徴とする請求項11に記載の不揮
    発性半導体記憶装置。
  13. 【請求項13】 前記外部電源電圧を降圧する降圧回路
    を、さらに具備し、 前記降圧回路は、前記外部電源電圧よりも低い前記内部
    電源電圧を発生させることを特徴とする請求項12に記
    載の不揮発性半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 前記バイアス回路に供給される外部電
    源電圧は、第1の電源端子を介して前記バイアス回路に
    供給され、前記降圧回路に供給される外部電源電圧は、
    前記第1の電源端子とは異なった第2の電源端子を介し
    て前記降圧回路に与えられることを特徴とする請求項1
    3に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 前記第1の電圧は0Vであることを特
    徴とする請求項1、請求項3、請求項10乃至請求項1
    4いずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 前記第1、第2の信号線はそれぞれ、
    ビット線であることを特徴とする請求項1乃至請求項1
    5いずれか一項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
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