JPH11115644A - 自動車のウインドウプレート用モールディング及びその製造方法 - Google Patents

自動車のウインドウプレート用モールディング及びその製造方法

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JPH11115644A
JPH11115644A JP10235118A JP23511898A JPH11115644A JP H11115644 A JPH11115644 A JP H11115644A JP 10235118 A JP10235118 A JP 10235118A JP 23511898 A JP23511898 A JP 23511898A JP H11115644 A JPH11115644 A JP H11115644A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装飾部4の外観意匠性を向上させるととも
に、十分な堰き止め機能を有する雨水排水部7を備えた
モールディングM1を無駄なく簡易に得ることを可能と
する。 【解決手段】 モールディングM1を構成している装飾
部4の一部を、コーナー部からサイド部にかけて連続す
る凸状外表面形状で車外側に漸次隆起させて雨水受け部
7を画成するとともに、上記隆起部4の凸状外表面形状
を、隆起部のないアッパー部にかけても連続して設ける
ことによって、モールディングM1の全長に連続的な表
面形状を形成するように一連・一体に押出成形してなる
ものであるから、モールディングM1の外観装飾性を向
上させるとともに、十分な堰き止め機能を備えた雨水排
出部7を小型のモールディングM1に対して効率的に設
けるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体パネルの窓開口部
の周縁部と、この窓開口部に組み付けられるウインドウ
プレート(以下、理解容易化のためにウインドウガラス
という。)の周縁部とで形成される隙間(以下単に、モ
ールディング装着用の隙間という。)に装着される自動
車のウインドウプレート用モールディング及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体パネルの窓開口部に取付け
られたウインドウガラスの周縁部には、ウインドウモー
ルディングが装着されている。具体的には、ウインドウ
ガラスの周縁と車体パネルの窓開口部の開口緑との間
に、連続長尺状の隙間が形成されており、この隙間内
に、長尺状の押出部材からなるウインドウモールディン
グが嵌挿されシールが行われている。このウインドウモ
ールディングは、上記隙間内に介挿される脚部と、その
隙間を車外側から覆う装飾部とを備えている。
【0003】このような自動車用ウインドウモールディ
ングにおいて、ウインドガラス上の雨水を堰き止め排水
するための溝を形成することが、例えば、特開昭63−
8019号公報、特開昭63−8020号公報、特開昭
63−8021号公報、特開昭63−212121号公
報、特開平1−195032号公報(米国特許4865
796号)、特開平1−204713号公報、特開平1
−204714号公報等に提案されている。
【0004】これらのうち、まず特開昭63−8019
号公報、特開昭63−8020及び特開昭63−802
1号公報に記載されたモールディングは、横断面一定の
形状で連続的に押出成形されたモールディング材の装飾
部サイド側に、それぞれ堰を形成してなるものであり、
その堰を成形する加工手段としては、塑性変形や加熱圧
縮成形が採用されている。さらに、特開昭63−212
121号公報では、突条の裏側に射出成形品を介挿させ
ることによって突条を持ち上げ、その持ち上げ空間部分
に堰を形成したものが開示されている。
【0005】一方、特開平1−195032号公報(米
国特許4865796号)記載のものにおいては、横断
面一定の形状にて押出成形されたモールディング材の堰
部が不要部位にて切除されている。さらに、この特開平
1−195032号公報記載のモールディングの成形改
良方法が、特開平1−204713号公報及び特開平1
−204714号公報等に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のモールディングには、以下のような問題がある。す
なわち、前記特開昭63−8019号公報、特開昭63
−8020及び特開昭63−8021号公報に記載され
たモールディングには、十分な堰き止め機能を有する溝
が形成されておらず、したがって排水処理機能は不十分
である。
【0007】一方、特開平1−195032号公報(米
国特許4865796号)記載のモールディングでは、
装飾部から車外側に突出する突条が長手方向の一部にお
いて切除されることから、切除に伴う鋭利部分が形成さ
れてしまい、その鋭利部分を丸くする等の後処理工程を
要している上に、切除した後の面状態が他の部分と特に
光沢面で異なってしまい、装飾性が低下するという問題
がある。
【0008】そこで本発明は、装飾部の車外側に、モー
ルディング全長にわたって連続した良好な表面を形成し
て装飾性に優れ、しかも十分な堰き止め機能を備える雨
水排出部を連続的に変化させつつ押出成形することがで
きるようにした自動車のウインドウプレート用モールデ
イング及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明にかかるモールディングでは、車体パネルに設け
られた窓開口部のアッパー部からコーナー部及びサイド
部にかけての周縁部と、この窓開口部に組み付けられた
ウインドウプレートの周縁部とで成形される隙間に装着
されるアッパーモールディング、コーナーモールディン
グ及びサイドモールディングを有し、これら各モールデ
ィングは、上記隙間を車外側から覆うための装飾部と、
上記ウインドウプレートの周縁部と車体パネルの窓開口
部との間の隙間に介挿される脚部と、を含み、上記装飾
部が、前記脚部の車外側端から、ウインドウプレート側
及び車体パネル側にそれぞれ分岐して一体的に延びるプ
レート側装飾部及びパネル側装飾部を備えた自動車のウ
インドウプレート用モールディングにおいて、上記装飾
部のプレート側装飾部は、ウインドウプレート周縁部の
コーナー部からサイド部にかけて、車外側に漸次隆起し
つつ横断面形状が徐々に変化する隆起部と、この隆起部
によって、コーナー部からサイド部にかけて画成された
雨水受け部と、を有し、上記隆起部は、前記コーナー部
からサイド部にかけて、略同一の凸状表面形状を連続的
に備えているとともに、当該隆起部を有しないアッパー
部のプレート側装飾部が、上記隆起部の凸状表面形状と
連続する略同一の凸状表面形状を有し、かつ、上記凸状
表面形状が、前記アッパーモールディング、コーナーモ
ールディング及びサイドモールディングにかけての全長
にわたって、略同一の横断面形状にて連続しているとと
もに、前記雨水受け部の横断面形状が、前記コーナー部
からサイド部にかけて、上記隆起部の横断面形状の変化
に対応して変化し、前記パネル側装飾部と脚部とは、全
長にわたって略均一な横断面形状にて略同一の位置関係
を有し、前記アッパーモールディング、コーナーモール
ディング及びサイドモールディングが、一連一体の押出
成形品からなる
【0010】また本発明にかかるモールディングの製造
方法では、ウインドウプレートのアッパー側からコーナ
ー側及びサイド側にかけての周縁部に沿って装着される
アッパーモールディング、コーナーモールディング及び
サイドモールディングを成形するものであって、ウイン
ドウプレートの周縁部と車体パネルとの間の隙間を車外
側から覆う装飾部と、上記ウインドウプレートの周縁部
と車体パネルの窓開口部との間の隙間に介挿される脚部
と、を押出成形するための開口部を備えてなるダイを用
いて、前記脚部の車外側端からウインドウプレート側及
び車体パネル側にそれぞれ分岐して一体的に延びるプレ
ート側装飾部及びパネル側装飾部を成形しつつ、前記ダ
イの開口部を通して上記アッパーモールディング、コー
ナーモールディング及びサイドモールディングを押出成
形するようにした自動車のウインドウプレート用モール
ディングの製造方法において、上記コーナーモールディ
ングからサイドモールディングにかけての押出成形を行
う際に、前記ダイのプレート側装飾部に相当する押出開
口部の開口面積を、所定の形状に拡張することによっ
て、プレート側装飾部の横断面形状を一定形状に隆起さ
せつつ押出を行う隆起部成形工程を備え、この隆起部成
形工程において、前記ダイの押出開口部の開口面積を拡
張するにあたっては、前記隆起部の車外側表面形状を同
一のダイ付形面によって造形することにより、当該隆起
部の車外側表面に略同一の凸状表面形状を連続して成形
するとともに、隆起部を有しないアッパーモールディン
グを押出成形するに際しては、上記隆起部の凸状表面形
状を造形したダイ付形面によってプレート側装飾部の表
面形状の一部を成形して、上記アッパーモールディン
グ、コーナーモールディング及びサイドモールディング
の全長にわたって、前記凸状表面形状を、略同一の横断
面形状で連続成形するとともに、上記隆起部を成形する
ことによって、ウインドウプレート周縁部のサイド部か
らコーナー部にかけて雨水受け部を画成する工程を備
え、この雨水受け部形成工程においては、上記隆起部に
相当する前記ダイの押出開口部の開口面積を変化させる
ことによって上記雨水受け部の横断面形状を変化させ、
かつ、前記ダイの押出開口部から、前記パネル側装飾部
と脚部とを全長にわたって略均一な横断面形状にて略同
一の位置関係にて押出を行いつつ、アッパーモールディ
ング、コーナーモールディング及びサイドモールディン
グを一連に押出成形するようにしている。
【0011】このような構成を有する本発明にかかるウ
インドプレート用モールディングにおいては、サイド部
からコーナー部にかけての装飾部に連続的に設けられた
隆起部の外表面形状が、隆起部を有していないアッパー
部にかけても滑らかに連続するように成形され、モール
ディングの全長にわたって均質かつ良好な外観が得られ
るとともに、上記隆起部とウインドウガラスの車外側表
面との間に、小型のモールディングの横断面形状全体に
対して十分な大きさの雨水受け部が良好に画成されるよ
うになっている。
【0012】また、本発明にかかるウインドプレート用
モールディングの製造方法においては、上述した本発明
にかかるウインドプレート用モールディングの全長が一
連にて良好に押し出されるようになっている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。まず図1に表わされている
ように、自動車のフロント側のウインドウガラスGの周
縁部には、長尺状の押出シール部材からなるモールデイ
ングM1が装着されている。このモールディングイング
M1は、前記ウインドウガラスGの上縁部と車体パネル
12のルーフ側との間の隙間に装着されるアッパーモー
ルディングM1aと、ウインドウガラスGの両側綾部と
車体パネル12のピラー側との間の隙間に装着されるサ
イドモールディングM1bと、これらアッパーモールデ
ィングM1aとサイドモールディングM1bとを連結し
ている湾曲状のコーナーモールディングM1cとを有し
ている。これらモールディングM1a,M1b,M1c
は、後述するようにして一体連続的に押出成形されてい
る。
【0014】図2ないし図6に示された第1の実施形態
におけるモールディングM1は、ゴム、合成樹脂等の弾
性付料を後述する成形装置によって長尺帯状に一体に押
出成形してなるものであり、フロントウインドウガラス
Gの周縁部と車体パネル12との間の隙間に介挿された
脚部2を有しているとともに、ウインドウガラスGと車
体パネル12との間を車外側(図3上側)から覆う装飾
部1を備えている。装飾部1は、脚部2の車外側端部に
一体成形されており、これら装飾部1と脚部2とによっ
て長手方向に直交する横断面形状が略T字状になされて
いる。
【0015】脚部2が装飾部1側に連結される当該脚部
2の車外側上端部分には、金属薄箔芯金11が全長にわ
たって埋設されているとともに、脚部2の車内側端縁
(図示下端縁)内周側には、ウインドウガラスGの下両
側に向かって突出する支持部8が突設されている。ま
た、脚部2の車内側端縁(図示下端縁)外周側には、車
体パネル12側に向かって突出する可撓性の弾性リップ
片9が全長にわたって形成されている。
【0016】一方、前記装飾部1は、脚部2の車外側端
(図示上端)から、ウインドウガラスG側及び車体パネ
ル12側にそれぞれ分岐して延びるガラス側(プレート
側)装飾部4及びパネル側装飾部3とを有している。ガ
ラス側装飾部4は、ウインドウガラスGの車外側表面を
覆うリップ状部材からなるとともに、パネル側装飾部3
は、車体パネル12の車外側表面に弾接するリップ状部
材からなっている。上記ガラス側装飾部4と上記支持部
8との間には、ウインドウガラスGが受け入れられてい
る。
【0017】モールディングM1の各部は、基本的には
全長にわたって同一の横断面形状になされているが、ガ
ラス側装飾部4のみがサイド部で隆起されている。すな
わち、モールディングM1の長手方向に直交する横断面
において、脚部2、支持部8、弾性リップ片9及びパネ
ル側装飾部3の各部は、モールディングM1の全長にわ
たって略均一な形状に維持されている。これは、ウイン
ドウガラスGの車外側表面と車体パネル12の車外側表
面とが、モールディングM1の全長にわたって均一な段
差関係になされていることに対応したものである。一
方、ガラス側装飾部4は、コーナーモールディングM1
cからサイドモールディングM1bにかけて車外側(図
示上方側)に隆起されている。以下、このガラス側装飾
部4の構造を説明する。
【0018】まず、図3に示されているように、アッパ
ーモールディングM1aにおけるガラス側装飾部4は均
一の横断面形状に維持されている。一方、コーナーモー
ルディングM1cからサイドモールディングM1bにか
けてのガラス側装飾部4の内周縁部分は、車外側に向か
って徐々に隆起されている。すなわち、図2ないし図6
に示されているように、サイドモールディング部M1b
におけるガラス側装飾部4は、コーナー部からサイド部
にかけて当該ガラス側装飾部4の内周縁部分が車外側に
漸次隆起されてなる離反隆起部6と弾接隆起部5とを有
している。このガラス側装飾部4の内周側に配された離
反隆起部6は、車内外方向(図示上下方向)の肉厚が一
定、すなわち一定の横断面形状の状態で、コーナー部か
らサイド部にかけて徐々に、車外側に向かって直線的に
移動成形されており、その移動分だけウインドウガラス
Gから離反されている。
【0019】上記離反隆起部6の内周側表面から車外側
表面にかけては、略円弧状に湾曲する凸状表面形状に形
成されており、当該凸状表面形状は、コーナーモールデ
ィングM1cからサイドモールディングM1bにかけ
て、略同一の形状で連続するように形成されている。ま
た、この凸状表面形状は、隆起部4を有しないアッパー
モールディングM1aにも連続するように形成されてい
る。すなわち、上記アッパーモールディングM1aで
は、ガラス側装飾部4の内周側表面から車外側表面にか
けての表面形状が、上述したコーナーモールディングM
1cからサイドモールディングM1bにかけての凸状表
面形状と略同一の形状に形成されており、当該凸状表面
形状は、アッパーモールディングM1a、コーナーモー
ルディングM1c及びサイドモールディングM1bにか
けての全長にわたって、略同一の横断面形状にて連続し
ている。
【0020】また、前記弾接隆起部5は、上記離反隆起
部6の移動分だけ車外側に膨出されて厚肉化されてお
り、横断面積が車外側に拡大するようにして横断面形状
が変化している。このとき、当該弾接隆起部5の図示下
面部分は、ウインドウガラスGに弾接した状態を全周に
わたって維持している。そして、これら離反隆起部6と
弾接隆起部5とによって横断面L字状の空間部が画成さ
れ、ウインドウガラスGの表面との間に雨水受け溝7が
形成されている。
【0021】このとき、前記弾接隆起部5は、コーナー
部の途中部分(図4)からサイド側に向かって徐々に隆
起していき、横断面積が車外側に拡大するようにして横
断面形状が連続的に変化している。そして、サイドモー
ルディングM1bの上方側部分(図5)で最大の隆起量
になされている。このように上記離反隆起部5は、雨水
受け溝7を設けたサイド部及びコーナー部において、ガ
ラス側装飾部4の内周縁部分を構成するものであって、
この内周縁部分の凸状表面形状が、上述したように、雨
水受け溝7を有しないアッパー部におけるガラス側装飾
部4の内周縁部分に連続している。
【0022】そして、上述した弾接隆起部5の車内外方
向の断面変化に伴って、上記雨水受け溝7の横断面積も
変化しているが、その変化部分におけるモールディング
全横断面形状に対する雨水受け溝7の横断面積の割合
は、装飾部の内部側領域を利用して形成しているために
装飾部外表面の突条を単に切除したような場合に比して
大幅に向上されている。従って、雨水受け溝7が全体の
横断面積に対して大きく確保されることとなり、当該雨
水受け溝7の堰き止め機能が断面変化部分においても良
好に維持されるようになっている。
【0023】また、この変化部分における離反隆起部6
は、内周側(図示左方側)への張り出し寸法が一定、す
なわち一定の横断面形状に成形されている。一方、弾接
隆起部5が最大隆起量となった部分より下方側のサイド
部分(図6)では、弾接隆起部5の隆起量が、上述した
最大量で一定に維持されているとともに、離反隆起部6
が、内周側(図示左方側)に向かって徐々に横断面積が
拡大するように張り出されている。これにより上記雨水
受け溝7の横断面積は拡大されている。
【0024】このようなウインドウモールディングM1
の取付けにあたっては、まずウインドガラス11の周縁
部に、モールディングM1が装着される。このときウイ
ンドウガラスGのアッパー周縁部からコーナー周縁部に
かけては、アッパーモールディングM1aの支持部8と
ガラス側装飾部4との間部分が装着されるとともに、ウ
インドウガラスGのサイド周縁部には、サイドモールデ
ィングM1bの支持部8とガラス側装飾部4との間部分
が装着される。なお、コーナーモールディングM1c
は、モールディングの装着に伴って所定の曲率に湾曲さ
せられることとなるが、上述のようにして厚肉化が行わ
れていることによって、曲げ周長の差によるシワ発生等
の不具合は生じることがない。
【0025】一方、前記車体パネル12のフランジ部1
2b上には、帯状のダムラバー16が固着されるととも
に、このダムラバー16の外周面に、接着剤14が押出
によって充填される。ついで、モールディングM1が装
着されたウインドウガラスGの車内側面が、上記ダムラ
バー16上に当接され押圧される。これによりモールデ
ィングM1の支持部8は、接着剤14で固着されるとと
もに、弾性リップ片9が、各傾斜壁12aに対してL字
状に屈曲した状態にて弾接される。この弾性リップ片9
の屈曲による弾性反発力は、接着剤14が固化するまで
の間、モールディングM1の仮の固定力として作用す
る。
【0026】このようにしてウインドウガラスGは、車
体パネル12側のフランジ部12b上に全周略均一の高
さに固着される。そして、モールディングM1は、ウイ
ンドウガラスGの車外側表面及び車体パネル12の表面
に対し、全長にわたって一定の関係を備えるように装着
されるが、ガラス側装飾部4は、上述のようにサイドモ
ールディングM1bにおいて車外側(図示上側)に隆起
されている。すなわちまずアッパー部においては(図3
参照)、ガラス側装飾部4は隆起されておらず、アッパ
ー部全長にわたって均一な横断面形状に維持されている
が、コーナー部の途中からサイド部にかけて(図4参
照)、ガラス側装飾部4の内周縁部分が、連続した状態
で徐々に隆起されており、さらにサイド部の中央部に向
かって(図5,図6参照)連続的にガラス側装飾部4の
隆起量が最大になされている。また、サイド部下方側領
域においては、ガラス側装飾部4の最大隆起量が維持さ
れている。
【0027】このような実施形態においては、サイド部
からコーナー部にかけての装飾部4に設けられる隆起部
4の離反隆起部6の凸状外表面形状が、隆起部を有して
いないアッパー部にかけても滑らかに連続するように成
形され、モールディングM1の全長にわたって均質かつ
良好な外観が得られるとともに、そのモールディングM
1の全長が一連に押し出される。また、モールディング
M1 の横断面形状全体を小型化しても、上記装飾部4
の離反隆起部6とウインドウガラスGの車外側表面との
間に、雨水排出溝7が十分な大きさをもって効率的に画
成されるようになっている。そして、このようなウイン
ドウガラスGの車体側取付構造において、ウインドウガ
ラスG上に滴化した雨水は、ガラス側装飾部4の内周壁
面に誘導されるとともに、サイド部に集められた雨水
は、雨水受け溝7内を導かれるようにして所定の部位に
排出されていく。
【0028】なおモールディングM1は、ウインドウガ
ラスGに装着した状態で窓枠側に挿入することとしても
よいし、予めウインドウガラスGを窓枠側に挿入してお
いた上で、ウインドウガラスGの周端縁と車体パネル1
2との間の隙間内にモールデイングM1を挿入するよう
にしてもよい。
【0029】次に、上述したモールディングM1を成形
する装置を説明する。図7ないし図9に示されているよ
うに、このモールディング成形装置は、合成樹脂押出用
の開口部を有する3つのダイ、すなわち、モールディン
グの押出方向(紙面垂直方向)に並設された第1のダイ
22と、第2のダイ23と、第3のダィ24とを有して
いる。上記第1のダイ22は固定状態に設置されてお
り、モールディングM1の全体を成形するための押出形
成口21を備えている。このとき内周側のガラス側装飾
部4を成形する部分は、特に図9に示されているよう
に、アッパーモールディングM1a、コーナーモールデ
イングM1c及びサイドモールディングM1bの各横断
面形状の合成した全形状を含む大型の矩形状に形成され
ている。
【0030】また前記第2のダイ23は、第1のダイ2
2の前面上に、一対のガイド25,25を介して図示上
下方向に平行移動可能に支持されているとともに、第3
のダイ24は、上記第2のダイ23の前面上に、一対の
ガイド26,26を介して図示左右方向に平行移動可能
に支持されている。そのうちの第2のダイ23は、正面
略矩形状に形成されており、その矩形状の角部に相当す
る部分が、ガラス側装飾部4における弾接隆起部5及び
離反隆起部6の車内外側壁面を含む形状の押出造形面を
構成するように切り欠かれている。一方、上記第1のダ
イ22における押出開口21は、前述したウインドウモ
ールディングM1の略全体の横断面形状に対応する開口
形状に形成されているが、前述したガラス側装飾部4に
おける隆起部に関しては一部の面のみに対応する形状に
なされている。すなわち、この押出開口21のガラス側
装飾部4を造形する押出付形面としては、弾接隆起部5
の内外周壁面、及び弾接隆起部5のガラス当接面に相当
する押出付形面が設けられており、当該第1のダイ22
における押出開口21の一部、具体的にはガラス側装飾
部4に対応する領域に、上述した第2のダイ23の切り
欠き状押出付形面が重ね合わせられている。したがって
この第2のダイ23を平行移動させれば、ガラス側装飾
部4の押出開口面積が変動され、上述したようなガラス
側装飾部4の隆起が行われるようになっている。
【0031】この第2のダイ23の図示上側縁部には、
連接棒23aが設けられており、この連接棒23aが、
回転運動を直線運動に変換する変換器29を介して駆動
モータ27に連結されている。そしてこの駆動モータ2
7からの駆動力によって上記第2のダイ23は、図8に
示されたアッパーモールディング形成位置と、図7に示
されたサイドモールディング形成位置との間において往
復移動されるようになつている。
【0032】前記第3のダイ24は、細長状の板材から
形成されており、その図示右側の先端部分が、ガラス側
装飾部4の内周縁に対応する略半円状に切り欠かれてい
る。そしてこの第3のダイ24は、前記第1のダイ22
の押出形成口21におけるガラス側装飾部4の対応部分
に内周側から進入可能に設けられており、当該第3のダ
イ24が平行往復移動されることによって、ガラス側装
飾部4の内周側が伸縮されるようになっている。
【0033】このようなモールデイング成形装置による
モールデイングM1の成形方法を説明する。モールディ
ングM1を成形するにあたっては、アッパーモールディ
ングM1a、コーナーモールディングM1c、サイドモ
ールディングM1bが、一連に押出成形されるが、それ
らの成形順は、一方のサイドモールディングM1b、コ
ーナーモールディングM1c、アッパーモールデイング
M1a、そして他方のコーナーモールディングM1c、
他方のサイドモールディングM1bの順である。
【0034】サイドモールディングM1bを押出成形す
る場合には、第1のダイ22に対して、第2のダイ23
及び第3のダイ24が、図7のように位置され、第1の
ダイ22の押出形成口21が最大の開口面積に維持され
る。この第1のダイ22の押出形成口21には、脚部2
の押出相当位置に、帯状の金属薄箔芯金が供給される。
押出成形は、まずサイド部の下喘部分(図3右端部分)
から開始され、図6に示された横断面形状を有するサイ
ドモールディングM1bが押出成形される。このときガ
ラス側装飾部4の弾接隆起部5及び離反隆起部6は、最
大に隆起された状態で押出成形され、雨水受け溝7も最
大の矩形状横断面積になされる。
【0035】一定横断面形状の状態でサイドモールデイ
ングM1bの一定長が押し出された後、まず第3のダイ
24が図7矢印Q方向に移動されていく。これにより、
第1のダィ22の押出形成口21は、ガラス側装飾部4
の離反隆起部6に対応する開口部分の遮蔽量が徐々に増
大されていき、離反隆起部6の内周側張出し量が縮小さ
れていく。そして第3のダイ24が、図7中の二点鎖線
に示されている位置に至ったとき、図5に示された横断
面形状を有するサイドモールディングM1bが押出成形
される。ついで、第2のダイ23が図7矢印P方向に移
動されていき、これにより第1のダイ22の押出形成口
21は、ガラス側装飾部4の弾接隆起部5に対応する開
口部分の遮蔽量が後々に増大されていく。その結果、弾
接隆起部5の車内外方向の肉厚量が縮小されていき、例
えば図4に示された横断面形状を有するサイドドモール
ディングM1b及びコーナーモールディングM1cが押
出成形される。そして、このようなガラス側装飾部4の
隆起量の減少に対応して、ガラス側装飾部4に形成され
る雨水受け構7の溝断面積が徐々に縮小されていく。
【0036】そして、コーナーモールディングM1cの
押出成形を終了したときには、図8に示されているよう
に第2のダイ23が完全に移動し切った最終位置に停止
され、このときガラス側装飾部4の隆起はなくなって雨
水受け溝7が消失される。これにより押出形成口21
は、アッパーモールディングM1aの横断面形状に対応
する形状を画成することとなり、以後アッパーモールデ
ィングM1aが、一定の横断面形状にて一定長にわたっ
て押出成形される。
【0037】アッパーモールディングM1aが一定長押
出成形されると、上述した手順とは逆にして、他方のコ
ーナーモールディングM1c及びサイドモールディング
M1bの成形が行われ、一連のモールディングM1が得
られる。このように本装置を用いた製造方法によれば、
上述した一連のモールディングM1が良好に形成される
こととなる。
【0038】次に、図10ないし図12に示されている
第2の実施形態にかかるモールディングM2では、上述
した第1の実施形態にかかるモールデイングM1に対応
する部分は、同一の符号に「’」を付して示している。
以下、この第2の実施形態に特有の構成を説明する。
【0039】まず本実施形態におけるパネル側装飾部3
の途中部分は、脚部2の車内側端から延びる連結片30
によって車内側(図示下側)に引き込まれており、その
引き込み部分に、第2の雨水受け構32が形成されてい
る。この第2の雨水受け溝32は、モールディングの全
長にわたって設けられており、自動車の減速時あるいは
停止時等において、ルーフ側の車体パネル12からウイ
ンドウガラスG上に流れ落ちようとする雨水が、この第
2の雨水受け構32内に受けられることとなり、運転視
界が確保されるようになっている。
【0040】またこの実施形態では、図10及び図12
に示されているように、コーナーモールディングM2c
からサイドモールディングM2bにかけてのガラス側装
飾部4’が、車外側に向かって一定の円弧に沿って徐々
に隆起されている。すなわちガラス側装飾部4’の最内
周に配された離反隆起部6’は、車内外方向(周示上下
方向)の肉厚が一定の状態で、コーナー部からサイド部
にかけて徐々に内周側(図12左側)に向かって円弧状
に移動成形されており、したがって弾接隆起部5’は、
上記離反隆起部6’の移動方向に向かって内側にやや倒
れ込んだ斜め方向に膨出厚肉化されている。そしてこれ
ら離反隆起部6’と弾接隆起部5’とによって画成され
てなる雨水受け溝7’の横断面形状は、L字をやや車外
側から潰した形状になされている。
【0041】上記ガラス側装飾部4’の隆起状位置は、
上述した第1の実施形態とほぼ同様であるが、本実施形
態における離反隆起部6’は、第1の実施形態のように
内側に延出されることはなく、横断面形状自体は全長に
わたって均一に維持されている。
【0042】このような第2実施形態においても、前述
した各実施形態と同様の作用・効果を得ることができ
る。またこの実施形態においても、ウインドウモールデ
ィングM2をウインドウガラスGに装着した状懐で窓枠
側に挿入することとしてもよいし、予めウインドウガラ
スGを窓枠側に挿入しておいた上で、ウインドウガラス
Gの周端縁と車体パネル12との間の隙間内にウインド
ウモールディングM2の脚部を挿入するようにしてもよ
い。
【0043】次に、上述したモールディングM2を成形
する装置を説明する。図13に示されているように、こ
のモールディング成形装置は、合成樹脂押出用の開口部
を有する2つのダイ、すなわちモールディングの押出方
向(紙面垂直方向)に並設された第1のダイ37と、こ
の第1のダイ37に回転移動可能に取り付けられた第2
のダイ38とを有している。上記第1のダイ37は固定
状態に設置されており、モールディングM2の全体を成
形するための押出形成口36を備えている。この押出形
成口36におけるガラス側装飾部4’を押出成形する部
分は、アッパーモールデイングM2a、コーナーモール
デイングM2c及びサイドモールディングM2bの各横
断面形状の合成した全形状を含む大型の矩形状に形成さ
れている。
【0044】一方、前記第2のダイ38は、正面略円形
状に形成されており、その円形状の外周部の一部分が、
ガラス側装飾部4’の外表面形状、すなわち離反隆起部
6’の車外側面から内周側の壁面を通って弾接隆起部
5’の内壁面を含む形状に切り欠かれている。一方上記
第1のダイ37における押出開口36には、弾接隆起部
5’のガラス当接面に相当する付形面が設けられてお
り、当該第1のダイ37における押出開口36の一部、
具体的にはガラス側装飾部4’に対応する領域に、上述
した第2のダイ38の切り欠き部分が重ね合わせられて
いる。したがってこの第2のダイ38を回転移動させれ
ば、ガラス側装飾部4’の押出開口面積が変動され、上
述したようなガラス側装飾部4’の隆起が行われるよう
になっている。
【0045】この第2のダイ38の外周部反対側には、
ラック39が形成されており、このラック39に噛み合
わされているピニオン43が、連接棒42を介して駆動
モータ41に連結されている。そしてこの駆動モータ4
1からの駆動力によって上記第2のダイ38は、図13
に示されたアッパーモールディング形成位置と、サイド
モールディング形成位置との間において往復移動される
ようになっている。
【0046】このようなモールディング成形装置による
モールディングM2の成形方法は、第2のダイ38の移
動が回転移動であること、及び第3のダイの移動がない
点を除いて前述した第1の実施形態とほぼ同様であるの
で説明は省略する。
【0047】このような各実施形態において、雨水受け
溝は任意の位置に仕意の大きさに成形することができ
る。例えば、サイド部の中央より上方の位置のみに雨水
受け溝を成形し、下方領域には成形しない等であり、そ
の場合にも装飾性には何ら影響を与えることがない。さ
らに、装飾部を薄肉化していわゆるフラッシュサーフェ
イス化を図る場合には、急激な横曲げ状態となるコーナ
ー部において内周側に肉余り現象が生じ、シワの発生が
懸念されるが、上述した各実施形態にかかるウインドウ
モールディングのように、装飾部の厚肉化を行うことに
よって、コーナー部における応力を緩和することがで
き、良好な装着状態を得ることができる。
【0048】本発明は、上記各実施形態のようなフロン
トウインドガラスのみならず、リアウィンドガラス等他
のウインドガラスに対しても同様に適用することができ
るものである。
【0049】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、モールディ
ングを構成している装飾部の一部を、コーナー部からサ
イド部にかけて連続する凸状外表面形状にて車外側に漸
次隆起させて雨水受け部を画成するとともに、上記隆起
部の凸状外表面形状を、隆起部のないアッパー部にかけ
ても連続して設けることによって、モールディング全長
に連続的な表面形状を形成するように一連・一体に押出
成形してなるものであるから、モールディングの外観装
飾性を向上させることができるとともに、十分な堰き止
め機能を備えた雨水排出部を小型のモールディングに対
して効率的に設けることができる。また、本発明にかか
るモールディングの製造方法によれば、上述した本発明
にかかるモールディングを簡易に連続成形することがで
き、良好な装飾性及び安全性を備えたモールディングを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる自動車の前部を表わした
外観斜視説明図である。
【図2】本発明の第1実施形態におけるモールデイング
のコーナー部分近傍の構造を表わした外観斜視説明図で
ある。
【図3】図1中のX−X線に沿う横断面図である。
【図4】図3中のY1−Y1線に沿う横断面図である。
【図5】図3中のY2−Y2線に沿う横断面図である。
【図6】図3中のY3−Y3線に沿う横断面図である。
【図7】図1ないし図6に表わされたモールデイングの
押出成形装置の一例を表わした正面説明図である。
【図8】図7に表わされた押出成形装置の移動状態を表
わした正面説明図である。
【図9】図7に表わされた押出成形装置におけるダイの
基本形状を表わした正面説明図である。
【図10】本発明の他の実施形態におけるモールデイン
グのコーナー部分近傍の構造を表わした外観斜視説明岡
である。
【図11】図10に表わされたモールデイングの図3相
当の横断面図である。
【図12】図11中のZ−Z線に沿う横断面図である。
【図13】図10ないし図12に表わされたモールデイ
ングの押出成形装置の一例を表わした正面説明因であ
る。
【符号の説明】
G ウインドウガラス 12 車体パネル M1,M2 モールデイング M1a,M2a アッパーモールディング M1b,M2b サイドモールディング M1c,M2c コーナーモールデイング 1,1’ 装飾部 2,2’ 脚部 3,3’ パネル側装飾部 4,4’ ガラス側装飾部 5,5’ 沖接隆起部 6,6’ 離反隆起部 7,7’ 雨水受け溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネルに設けられた窓開口部のアッ
    パー部からコーナー部及びサイド部にかけての周縁部
    と、この窓開口部に組み付けられたウインドウプレート
    の周縁部とで成形される隙間に装着されるアッパーモー
    ルディング、コーナーモールディング及びサイドモール
    ディングを有し、 これら各モールディングは、上記隙間を車外側から覆う
    ための装飾部と、上記ウインドウプレートの周縁部と車
    体パネルの窓開口部との間の隙間に介挿される脚部と、
    を含み、 上記装飾部が、前記脚部の車外側端から、ウインドウプ
    レート側及び車体パネル側にそれぞれ分岐して一体的に
    延びるプレート側装飾部及びパネル側装飾部を備えた自
    動車のウインドウプレート用モールディングにおいて、 上記装飾部のプレート側装飾部は、ウインドウプレート
    周縁部のコーナー部からサイド部にかけて、車外側に漸
    次隆起しつつ横断面形状が徐々に変化する隆起部と、こ
    の隆起部によって、コーナー部からサイド部にかけて画
    成された雨水受け部と、を有し、 上記隆起部は、前記コーナー部からサイド部にかけて、
    略同一の凸状表面形状を連続的に備えているとともに、
    当該隆起部を有しないアッパー部のプレート側装飾部
    が、上記隆起部の凸状表面形状と連続する略同一の凸状
    表面形状を有し、かつ、 上記凸状表面形状が、前記アッパーモールディング、コ
    ーナーモールディング及びサイドモールディングにかけ
    ての全長にわたって、略同一の横断面形状にて連続して
    いるとともに、 前記雨水受け部の横断面形状が、前記コーナー部からサ
    イド部にかけて、上記隆起部の横断面形状の変化に対応
    して変化し、 前記パネル側装飾部と脚部とは、全長にわたって略均一
    な横断面形状にて略同一の位置関係を有し、 前記アッパーモールディング、コーナーモールディング
    及びサイドモールディングが、一連一体の押出成形品か
    らなることを特徴とする自動車のウインドウプレート用
    モールディング。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車のウインドウプレ
    ート用モールディングにおいて、 隆起部は、ウインドウプレートの車外側表面から離反す
    るように移動成形した内周端側の離反隆起部と、この離
    反隆起部に連続する外周側部分を前記ウインドウプレー
    トの車外側表面に当接させた状態で車外側に向かって膨
    出させた弾接隆起部と、からなることを特徴とする自動
    車のウインドウプレート用モールディング。
  3. 【請求項3】 ウインドウプレートのアッパー側からコ
    ーナー側及びサイド側にかけての周縁部に沿って装着さ
    れるアッパーモールディング、コーナーモールディング
    及びサイドモールディングを成形するものであって、 ウインドウプレートの周縁部と車体パネルとの間の隙間
    を車外側から覆う装飾部と、上記ウインドウプレートの
    周縁部と車体パネルの窓開口部との間の隙間に介挿され
    る脚部と、を押出成形するための開口部を備えてなるダ
    イを用いて、前記脚部の車外側端からウインドウプレー
    ト側及び車体パネル側にそれぞれ分岐して一体的に延び
    るプレート側装飾部及びパネル側装飾部を成形しつつ、
    前記ダイの開口部を通して上記アッパーモールディン
    グ、コーナーモールディング及びサイドモールディング
    を押出成形するようにした自動車のウインドウプレート
    用モールディングの製造方法において、 上記コーナーモールディングからサイドモールディング
    にかけての押出成形を行う際に、前記ダイのプレート側
    装飾部に相当する押出開口部の開口面積を、所定の形状
    に拡張することによって、プレート側装飾部の横断面形
    状を一定形状に隆起させつつ押出を行う隆起部成形工程
    を備え、 この隆起部成形工程において、前記ダイの押出開口部の
    開口面積を拡張するにあたっては、前記隆起部の車外側
    表面形状を同一のダイ付形面によって造形することによ
    り、当該隆起部の車外側表面に略同一の凸状表面形状を
    連続して成形するとともに、 隆起部を有しないアッパーモールディングを押出成形す
    るに際しては、上記隆起部の凸状表面形状を造形したダ
    イ付形面によってプレート側装飾部の表面形状の一部を
    成形して、 上記アッパーモールディング、コーナーモールディング
    及びサイドモールディングの全長にわたって、前記凸状
    表面形状を、略同一の横断面形状で連続成形するととも
    に、 上記隆起部を成形することによって、ウインドウプレー
    ト周縁部のサイド部からコーナー部にかけて雨水受け部
    を画成する工程を備え、 この雨水受け部形成工程においては、上記隆起部に相当
    する前記ダイの押出開口部の開口面積を変化させること
    によって上記雨水受け部の横断面形状を変化させ、か
    つ、 前記ダイの押出開口部から、前記パネル側装飾部と脚部
    とを全長にわたって略均一な横断面形状にて略同一の位
    置関係にて押出を行いつつ、アッパーモールディング、
    コーナーモールディング及びサイドモールディングを一
    連に押出成形するようにしたことを特徴とする自動車の
    ウインドウプレート用モールディングの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項4記載の自動車のウインドウプレ
    ート用モールディングの製造方法において、 前記隆起部成形工程において、ダイの押出開口部の開口
    面積を拡張するにあたっては、当該押出開口部の内周側
    に相当する一定領域を一定の肉厚状態で車外側方向に相
    当する方向に移動させると同時に、これに連続する中心
    寄りに相当する領域を、上記内周側に相当する一定領域
    の移動に対応して車外側方向に相当する方向に拡大させ
    ることを特徴とする自動車のウインドウプレート用モー
    ルディングの製造方法。
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