JP3154420B2 - 自動車用ウインドウモールディング - Google Patents
自動車用ウインドウモールディングInfo
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
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- B60J10/20—Sealing arrangements characterised by the shape
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
Description
ウインドウ開口部に固着されたウインドウガラス等のウ
インドウプレートの周縁部と車体パネルとの間の間隙を
シールするように装着される自動車用ウインドウモール
ディングに関する。
られたウインドウガラス等のウインドウプレートの周縁
部には、ウインドウモールディングが装着されている。
具体的には、ウインドウプレートの周縁と車体パネルの
窓開口部の開口縁との間に、連続長尺状の隙間が形成さ
れており、この隙間内に、長尺状の押出部材からなるウ
インドウモールディングが嵌挿されシールが行われてい
る。このウインドウモールディングは、上記隙間内に介
挿される脚部と、その隙間を車外側から覆う装飾部とを
備えている。
ングにおいて、ウインドウプレート上の雨水等を排出す
るための凹溝を形成することが、実公昭57−5441
6号公報等に提案されている。これらのものでは、ウイ
ンドウプレートのサイド縁部に相当する部位のほぼ全長
にわたって凹溝が形成されている。 一方、この場合の凹
溝は、風切り音発生防止及び剛性強化等の観点からすれ
ば必要な部分のみに設けることが好ましく、そのため、
実公昭62−15044号公報及び実開昭59−315
13号公報記載のウインドウモールディングでは、サイ
ド部の上方側領域あるいは下方側領域のみに凹溝を設け
ている。
た実公昭62−15044号公報及び実開昭59−31
513号公報記載のものでは、凹溝を設ける領域が狭い
分だけ凹溝の水排出量が限定されることとなり、十分な
堰き止め機能が得られない場合がある。したがって、本
来的には、できるだけ長い領域にわたって凹溝を形成す
ることが望ましい。これに対して、ウインドウモールデ
ィングのサイド部における下端部は、組み付け時に他の
モールディングや板金等と嵌合されることから、取付作
業性上、比較的単純な構造とすることが要請されてい
る。すなわち、このような取付作業性上の観点からすれ
ば、サイド部の下端部には凹溝を設けないことが望まし
い。
水排出溝を有しつつ、取付作業性に 優れた自動車用ウイ
ンドウモールディングを提供することを目的とする。
本発明にかかる自動車用ウインドウモールディングは、
車体パネルの窓枠開口部に固着されたウインドウプレー
トのアッパー側からコーナー側を通して両サイド側にか
けての周縁部に沿って装着されるアッパーモールディン
グ、コーナーモールディング及びサイドモールディング
を有してなるものであって、前記ウインドウプレートの
周縁部と車体パネルの窓枠開口部の内周縁部との間に形
成された隙間に介挿される脚部と、この脚部の車外側端
に設けられて上記隙間を車外側から覆う装飾部と、当該
装飾部から前記脚部にかけてのいずれかの部位に埋設さ
れた芯材と、を備えてなる自動車用ウインドウモールデ
ィングにおいて、上記サイドモールディングにおける装
飾部には、当該装飾部の車内側面が弾接するウインドウ
プレートの車外側表面から車外側に向かって膨出する厚
肉部分が設けられているとともに、その膨出厚肉部分の
車内外方向における肉厚が、前記サイドモールディング
からコーナーモールディングにかけて徐々に変化するこ
とによって、上記アッパーモールディングにおける装飾
部の車内外方向の肉厚が、サイドモールディングにおけ
る装飾部の車内外方向の肉厚よりも薄肉状に形成され、
上記装飾部の膨出厚肉部分には、前記ウインドウプレー
トの内周側に向って開口する雨水受け溝が、当該膨出厚
肉部分における車内外方向の上下の両壁の間に設けられ
ているとともに、上記膨出厚肉部分の両壁のうち、前記
ウインドウプレートの車外側表面に弾接する下壁は、前
記脚部からウインドウプレートの中心側に向かっての延
出量が、前記サイドモールディングからコーナーモール
ディングにかけて略一定に維持され、上記雨水受け溝
は、前記サイドモールディングの長手方向における上方
側領域から下方側領域にかけて設けられ、かつサイドモ
ールディングの下方側領域のうちの下端部には上記雨水
受け溝が設けられていない構成になされている。
ールディングにおいては、雨水受け溝が必要な部分に設
けられてサイド下端部には設けられていないため、雨水
受け溝の水排出機能が良好に確保されつつ、サイド下端
部における取付作業性が向上されるようになっている。
に説明する。まず図1に表わされているように、自動車
のフロント側のウインドウプレート(以下、理解容易化
のためにウインドウガラスという。)11の周縁部に
は、長尺状の押出シール部材からなるウインドウモール
ディング2が装着されている。このウインドウモールデ
ィング2は、前記ウインドウガラス11の上縁部とルー
フパネル12との間の隙間に装着されるアッパーモール
ディング2Aと、ウインドウガラス11の両側縁部とピ
ラーパネル13との間の隙間に装着されるサイドモール
ディング2Cと、これらアッパーモールディング2Aと
サイドモールディング2Cとを連結している湾曲部分と
してのコーナーモールディング2Bとを有しており、こ
れらモールディング2A,2B,2Cは、後述するよう
にして一体連続的に押出成形されている。
けるウインドウモールディング2は、ゴム、合成樹脂等
の弾性材料を後述する成形装置によって長尺帯状に一体
に押出成形してなるものであり、ウインドウガラス11
の周縁部と、ルーフパネル12及びフロントピラー13
との間隙に介挿される脚部22を有しているとともに、
上記隙間を車外側(図3上側)から覆う装飾部21を備
えている。そしてこれら装飾部21と脚部22とによっ
て、長手方向に直交する横断面形状が略L字状になされ
ている。
のいずれかの部位には、芯材としてのワイヤー23が埋
設されている。さらに脚部22の車内側端縁(図3下端
縁)には、ウインドウガラス11の車内側(図示下部
側)エッジ部に係合する支持片24と、車体パネル1
2,13の壁面側に向かって突出し圧接する弾性リップ
片25とが全長にわたって設けられているとともに、こ
の弾性リップ片25のやや車外側(図3上方側)の脚部
22には、弾性リップ片26が、上記弾性リップ片25
とほぼ平行に突設されている。
上端)からウインドウガラス11側に延びるリップ状部
材からなり、ウインドウガラス11の車外側表面を覆っ
ている。この装飾部21は、アッパー部のように均一な
肉厚及び形状に設定されている部分と、コーナー部及び
サイド部のように肉厚又は形状が変化する部分とを備え
ているが、その点に関しては後述する。
外方向(図3上下方向)の高さは、アッパーモールディ
ング2Aにおいて短く設定されているとともに、サイド
モールディング2Cにおいてやや長く設定されている。
これは、後述するようにウインドウガラス11の車外側
表面と、ルーフパネル12の車外側表面との間に形成さ
れている段差が、アッパー部よりサイド部の方が拡大さ
れているのに対応したものであって、この段差変化にし
たがって上記脚部22及び装飾部21を含む全体の高さ
も変化されている。すなわちコーナー部から徐々に高め
られて(図4及び図5参照)、サイド部の上方側で最大
になされているとともに(図6参照)、その最大の高さ
がサイド部の中央領域及び下方側領域まで一定に連続さ
れている(図7及び図8参照)。
いて脚部22及び装飾部21を含む全体の高さが拡大さ
れている部分では、当該脚部21及び装飾部21を含む
全体の高さに対応して上記装飾部21の車外側露出部分
がウインドウガラス11の車外側表面から離反されてい
る。さらにこのウインドウガラス11の表面から離反さ
れた装飾部21の車外側露出部分とウインドウガラス1
1の車外側表面との間には、当該装飾部21を厚肉化し
てなる膨出厚肉部分21aが介挿されている。この装飾
部21の膨出厚肉部分21aは、当該装飾部21をモー
ルディングの車内外方向に膨出させてなるものであり、
当該膨出厚肉部分21aの車内外方向(図2ないし図6
の上下方向)の肉厚は、前述したウインドウガラス11
の車外側表面と、ルーフパネル12の表面との間に形成
された段差に対応して変化させられている。
るアッパーモールディング2Aでは(図3参照)、上述
した膨出厚肉部分21aは設けられておらず、薄肉状の
均一な肉厚及び横断面形状を有する装飾部21がアッパ
ーモールディング2Aの全長にわたって設けられてい
る。次にコーナーモールディング2Bの途中部分からサ
イド寄りの端部2Dにかけては(図4及び図5参照)、
装飾部21に設けられた膨出厚肉部分21aの車内外方
向(図示上下方向)の肉厚が、前記段差の拡大に伴って
増大されている。さらにサイドモールディング2Cの長
手方向上方側領域及び略中央領域においては(図6及び
図7参照)、最大になされた段差に対応して膨出厚肉部
分21aの肉厚が最大になされている。この膨出厚肉部
分21aの最大肉厚は、サイド中央領域より下方の領域
に向かって(図8参照)一定に維持されている。
ス11に対応する内周側部分に膨出厚肉部分21aを有
しており、この膨出肉厚部分21aの内周側壁面には、
雨水受け溝28が内周側に向かって開口するように凹設
されている。雨水受け溝28は、コーナーモールディン
グ2Bの途中からサイド部下方にかけて設けられてお
り、底側部分が横断面略三角形状になされているととも
に、開口側部分における上下の両壁21b及び21c
(図2及び図3参照)がほぼ平行に形成されている。一
方この雨水受け溝28の溝深さは、モールディングの長
手方向に適宜変化されている。
ナーモールディング2Bにおける雨水受け溝28は、底
部側の三角形状頂部のみが凹設されており、当該雨水受
け溝28の図示左右方向における溝深さ及び図示上下方
向における溝幅は、前記膨出肉厚部分21aの肉厚に対
応して徐々に変化させられている。次に図6及び図7に
示されているように、雨水受け溝28は、膨出肉厚部分
21aの肉厚が最大になされているサイド部中央領域に
おいて最大の溝幅になされている。この最大の溝幅は、
サイド部の下方領域に向かって一定長維持された後に再
び縮小されている。そして、サイド部の下方領域におけ
る下端部で雨水受け溝28は消失されている。このよう
に、上記雨水受け溝28は、サイドモールディング2C
の長手方向における上方側領域から下方側領域にかけて
設けられたものであって、当該サイドモールディング2
Cの長手方向下方側領域のうちの下端部には雨水受け溝
28は設けられていない。
した溝幅とは無関係に変化が付けられている。すなわち
図6に示されているやや上方側の領域では、雨水受け溝
28の深さが最大深さαに設定されているとともに、そ
れよりやや下方側の図7に示されている領域では、雨水
受け溝28の溝幅が一定に維持されつつ、溝深さのみ
が、上記最大深さαよりやや浅いβに変化されている。
位における雨水受け溝28は、底部側の三角形状頂部の
みの横断面形状になされており、当該雨水受け溝28の
溝深さ及び溝幅は、図8に示されているように縮小され
ている(溝幅γ)。
用いたウインドウガラス11の車体側取付構造を次に説
明する。ルーフパネル12及びフロントピラー13に設
けられたガラス取付用開口部の内周縁部は、ウインドウ
ガラス11を受け入れるように室内側に向かって階段状
に折り曲げられており、折曲壁12a,13aを介して
フランジ部12b,13bが設けられている。アッパー
部の折曲壁12aの立上り高さは均一になされている
が、サイド部の折曲壁13aの立上り高さは、コーナー
部の途中から次第に高められている。
に、ウインドウモールディング2が装着される。このと
きウインドウガラス11のアッパー周縁部からコーナー
周縁部にかけては、アッパーモールディング2Aの支持
片24と装飾部21との間に嵌着されるとともに、ウイ
ンドウガラス11のサイド周縁部には、サイドモールデ
ィング2Cの支持片24と、装飾部21の膨出肉厚部分
21aとの間に嵌着される。なおコーナーモールディン
グ2Bは、ウインドウモールディング2の装着に伴って
所定の曲率に湾曲させられることとなるが、上述のよう
にして装飾部21の厚肉化が行われているため、曲げ周
長の差によるシワ発生等の不具合は生じることがない。
ジ部12b,13b上には、帯状のダムラバー14が固
着されるとともに、このダムラバー14の外周面側に、
接着剤15が押出によって充填される。ついでウインド
ウモールディング2が装着されたウインドウガラス11
の車内側面が、上記ダムラバー14上に当接され押圧さ
れる。これによってウインドウモールディング2の支持
片24が、接着剤15で固着されるとともに、弾性リッ
プ片25,28が、各折曲壁12a,13aに対して屈
曲状態にて弾接される。これら弾性リップ片25,28
の屈曲による弾性反発力は、上記接着剤15が固化する
までの間、ウインドウモールディング2の仮固定力及び
姿勢安定力として作用する。
車体パネル12,13側のフランジ部12b,13b上
に全周略均一の高さに固着される。そしてこのウインド
ウガラス11の車外側表面と、ルーフパネル12の表面
との間には、折曲壁12a,13aの立上り高さに対応
した段差が形成され、この段差に対応して、装飾部21
の膨出肉厚部分21aの肉厚が設定されている。まずア
ッパー部においては(図3参照)、全長にわたって上記
段差はほとんどなく、装飾部21及び脚部22が均一な
横断面形状に維持されているとともに、装飾部21に膨
出肉厚部分は設けられていない。またコーナー部におい
ては(図4及び図5参照)、段差がややつけられている
のに対応して、装飾部21に膨出肉厚部分21aが設け
られている。この膨出肉厚部分21aの肉厚は、段差の
変動に対応するようにして、サイド側に向かって徐々に
膨肉化されている。このコーナー部の途中部分からサイ
ド部に向かって上記段差は徐々に拡大されており、サイ
ド部の長手方向上方領域及び中央領域(図6及び図7参
照)で最大の段差に設定されている。そしてこれに対応
して、膨出肉厚部分21aの肉厚も最大になされてお
り、サイド部下方側領域まで一定に維持されている(図
8参照)。このような実施例における自動車用ウインド
ウモールディング2においては、装飾部21の膨肉厚肉
部分21aに、その膨肉厚肉部分21aの大きさに対応
して十分な大きさの雨水受け溝28が凹設されていると
ともに、雨水受け溝28が必要な部分のみに設けられて
いるため、全体の横断面形状に対して雨水受け溝28の
形状が無駄なく効率的に配置されており、十分な水排出
機能が得られるようになっている。また、上記雨水受け
溝28はサイド下端部には設けられていないため、当該
サイド下端部におけるモールディング形状が単純化され
ており、したがって、このウインドウモールディング2
のサイド下端部を、他のウインドウモールディングや板
金等の他の部品に取り付ける際の作業性が向上されるよ
うになっている。
車体側取付構造において、ウインドウガラス11上に滴
化した雨水は、ウインドウモールディング2の内周壁部
に導かれるようにして所定の部位に排出されていく。す
なわちアッパー部からコーナー部においては、装飾部2
1の内周壁面に誘導されるとともに、サイド部に集めら
れた雨水は、装飾部21の膨出肉厚部分21aに設けら
れた雨水受け溝28内を通って誘導されていく。このと
き雨水受け溝28の溝深さは、当該雨水受け溝28内の
雨水に良好な流動性を与えるように変化が付けられてお
り、したがって好適な排水が行われるようになってい
る。
ンドウガラス11に装着した状態で窓枠側に挿入するこ
ととしてもよいし、予めウインドウガラス11を窓枠側
に挿入しておいた上で、ウインドウガラス11の周端縁
と車体パネル12,13との間の隙間内にウインドウモ
ールディング2を挿入するようにしてもよい。
2を成形する装置を説明する。図9ないし図12に示さ
れているように、モールディング成形装置3は、合成樹
脂押出用の開口部を形成するための3つのダイを備えて
いる。これらのダイは、モールディングの押出方向(紙
面垂直方向)に並設された第1のダイ31と、第2のダ
イ32と、第3のダイ33とを有している。上記第1の
ダイ31は固定状態に設置されており、ウインドウモー
ルディング2の装飾部21、脚部22及び弾性リップ片
26を成形するための押出形成口34を備えている。こ
の押出形成口34におけるウインドウモールディング2
の支持部24及び弾性リップ25に相当する図示下側の
部分は、上記各部24,25を包含する大型の矩形状開
口部になされている。
する押出形成口341と、脚部22に対応する押出形成
口342と、弾性リップ26に対応する押出形成口34
3とを有している。押出形成口341は、ウインドウモ
ール2の装飾部上縁に相当する弓形湾曲形状の上辺部を
有しているとともに、装飾部21の膨出厚肉部分21a
に雨水受け溝28を形成をしていない開口形状になされ
ており、上記押出形成口342に連通されている。
は、板状部材からそれぞれ形成されており、前記第1の
ダイ31の前面上に、一対のガイド32a,32a及び
33a,33aによって平行移動可能に支持されてい
る。第2のダイ32に設けられた押出形成口35は、ウ
インドウモールディング2の脚部22、支持部24及び
弾性リップ25に対応する形状になされている。そして
脚部22に対応する部分の図示上端側に設けられた開放
部分が、前記第1のダイ31の押出形成口34における
装飾部21に相当する部分に連通するように重ね合わせ
られている。この第2のダイ32の図示下端縁部には、
連接棒32bが設けられており、この連接棒32bが、
回転運動を直線運動に変換する変換器を介して駆動モー
タ32cに連結されている。そしてこの駆動モータ32
cからの駆動力によって上記第2のダイ32は、図9に
示されたアッパーモールディング形成位置と、図10な
いし図12に示されたサイドモールディング形成位置と
の間において往復移動されるようになっている。
2と直交する方向に往復移動されるように設置されてお
り、この第3のダイ33の図示左端縁部に設けられた連
接棒33bが、回転運動を直線運動に変換する変換器を
介して駆動モータ33cに連結されている。この第3の
ダイ33の図示右側における先端部分には、前述したウ
インドウモールディング2の雨水受け溝28に対応する
略三角形状の遮蔽突片331が形成されている。この第
3のダイ33の遮蔽突片331は、前記第1のダイ31
の押出形成口341内に進入可能に設けられており、図
9ないし図12の各図に示されているように、前記ダイ
2のダイ32の往復移動に連動して往復移動されるよう
になっている。
るウインドウモールディング2の成形方法を説明する。
ウインドウモールディング2を成形するにあたっては、
アッパーモールディング2A、コーナーモールディング
2B、サイドモールディング2Cが、一連に押出成形さ
れるが、その成形順は、一方のサイドモールディング2
C、一方のコーナーモールディング2B、アッパーモー
ルディング2A、そして他方のコーナーモールディング
2B、他方のサイドモールディング2Cの順である。
する場合には、第1のダイ31と第2のダイ32とが、
図12,図11及び図10の各図に示された一定の位置
関係に維持されつつ、第3のダイ33が当初退避位置に
おかれ(図9参照)、これによりサイドモールディング
2Cの下端部分(図3右端部分)から押出が開始され
る。このとき第1のダイ31の押出形成口34に、金属
ワイヤー薄箔芯金23が供給される。
ィング2Cの下方側部分が一定長にわたって押し出され
ると、第3のダイ33はやや前進され、図12のように
第3のダイ33の遮蔽突片331が第1のダイ31の押
出形成口341内に進入されていく。これにより装飾部
21の膨出厚肉部分21aに雨水受け溝28が成形され
始め、図12,図11,図10のように第3のダイ33
が前進していくにともなって、雨水受け溝28の溝深さ
は徐々に深くなされていく。図10に示されている状態
に至ったとき、雨水受け溝28の溝深さは最大になされ
る。この図10に示されている雨水受け溝28の最大溝
深さを備えた部分は、一定長さにわたって押出成形され
る。
位置に近づいてくると、第2のダイ32は図示上側方向
に押し上げ移動されていくとともに、第3のダイ33が
退避され始める。これにより第1のダイ31の押出形成
口341は縮小されていき、装飾部21の膨出厚肉部分
21aの肉厚が縮小されていく。このとき装飾部21の
膨出厚肉部分21a以外の各部は、同一の横断面形状に
維持されている。これと同時に第3のダイ33が上述し
たように後退されていくことによって、雨水受け溝28
の溝深さ及び溝幅は、上記膨出厚肉部分21aの肉厚縮
小化に比例して縮小されていく。このとき第3のダイ3
3の移動は、第2のダイ32の移動速度に同期して行わ
れる。コーナーモールディング2Bの押出成形が終了し
た時点で、上記第2のダイ32及び第3のダイ33は、
図9に示されている位置に至る。
1のダイ31の押出形成口341から離間されたとき、
装飾部21の膨出厚肉部分22aから雨水受け溝28が
消失されることとなり、押出形成口の全体は、アッパー
モールディング2Aの横断面形状に対応する形状に画成
される。そしてこのときからアッパーモールディング2
Aが一定の横断面形状にて押出成形されていく。アッパ
ーモールディング2Aが一定長にわたって押出成形され
ると、上述した手順とは逆にして、コーナーモールディ
ング2B及びサイドモールディング2Cの成形が行わ
れ、一連のウインドウモールディング2が得られる。
用ウインドウモールディングは、雨水受け溝を必要な部
分にわたって設けて十分な水排出機能を確保するととも
に、サイド下端部に雨水受け溝を設けないことによって
取付作業性を向上させるようにしたものであるから、自
動車用ウインドウモールディングの信頼性を高めつつ生
産性を向上させることができる。
外観斜視説明図である。
造を表わした外観斜視説明図である。
ある。
押出成形装置の一例を表わした正面説明図である。
表わした正面説明図である。
状態を表わした正面説明図である。
状態を表わした正面説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 車体パネル(12,13)の窓枠開口部
に固着されたウインドウプレート(11)のアッパー側
からコーナー側を通して両サイド側にかけての周縁部に
沿って装着されるアッパーモールディング(2A)、コ
ーナーモールディング(2B)及びサイドモールディン
グ(2C)を有してなるものであって、 前記ウインドウプレート(11)の周縁部と車体パネル
(12,13)の窓枠開口部の内周縁部との間に形成さ
れた隙間に介挿される脚部(22)と、この脚部(2
2)の車外側端に設けられて上記隙間を車外側から覆う
装飾部(21)と、当該装飾部(21)から前記脚部
(22)にかけてのいずれかの部位に埋設された芯材
(23)と、を備えてなる自動車用ウインドウモールデ
ィング(2)において、 上記サイドモールディング(2C)における装飾部(2
1)には、当該装飾部(21)の車内側面が弾接するウ
インドウプレート(11)の車外側表面から車外側に向
かって膨出する厚肉部分(21a)が設けられていると
ともに、 その膨出厚肉部分(21a)の車内外方向における肉厚
が、前記サイドモールディング(2C)からコーナーモ
ールディング(2B)にかけて徐々に変化することによ
って、上記アッパーモールディング(2A)における装
飾部(21)の車内外方向の肉厚が、サイドモールディ
ング(2C)における装飾部(21)の車内外方向の肉
厚よりも薄肉状に形成され、 上記装飾部(21)の膨出厚肉部分(21a)には、前
記ウインドウプレート(11)の内周側に向って開口す
る雨水受け溝(28)が、当該膨出厚肉部分(21a)
における車内外方向の上下の両壁の間に設けられている
とともに、 上記膨出厚肉部分(21a)の両壁のうち、前記ウイン
ドウプレート(11)の車外側表面に弾接する下壁は、
前記脚部(22)からウインドウプレート(11)の中
心側に向かっての延出量が、前記サイドモールディング
(2C)からコーナーモールディング(2B)にかけて
略一定に維持され、 上記雨水受け溝(28)は、前記 サイドモールディング
(2C)の長手方向における上方側領域から下方側領域
にかけて設けられ、かつサイドモールディング(2C)
の下方側領域のうちの下端部には上記雨水受け溝(2
8)が設けられていないことを特徴とする自動車用ウイ
ンドウモールディング。 - 【請求項2】 請求項1記載の自動車用ウインドウモー
ルディングにおいて、 サイドモールディング(2C)の下端部における装飾部
の肉厚が、雨水受け溝(28)が設けられている膨出厚
肉部分(21a)の肉厚と略同一に維持されている こと
を特徴とする自動車用ウインドウモールディング。 - 【請求項3】 請求項1記載の自動車用ウインドウモー
ルディングにおいて、 雨水受け溝(28)の溝深さが、サイドモールディング
(2C)の長手方向における上端部及び下端部で徐々に
浅くなり消失していることを特徴とする自動車用ウイン
ドウモールディング。
Priority Applications (12)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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