JP3248710B2 - 自動車用ウインドモールディングの製造方法及び製造装置 - Google Patents

自動車用ウインドモールディングの製造方法及び製造装置

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JP3248710B2
JP3248710B2 JP34735795A JP34735795A JP3248710B2 JP 3248710 B2 JP3248710 B2 JP 3248710B2 JP 34735795 A JP34735795 A JP 34735795A JP 34735795 A JP34735795 A JP 34735795A JP 3248710 B2 JP3248710 B2 JP 3248710B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のウインド
ガラス周縁に装着される自動車用ウインドモールディン
製造方法並びに製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車の車体パネルの窓枠開口
部に取り付けられたウインドガラスの周縁には、シール
機能及び装飾機能を備えたウインドモールディングが装
着されている。すなわち上記ウインドガラスの周縁と車
体パネルの窓枠開口部との間に形成された連続細長状の
隙間内に、長尺状の押出部材からなるウインドモールデ
ィングが嵌挿されている。このウインドモールディング
は、上記隙間を車外側から覆う装飾部と、この装飾部か
ら隙間内に延出して固定される脚部とを有している。
【0003】このようなウインドモールディングにおい
て、断面形状が長手方向に変化するとともに全長が一連
一体に形成されるものが従来より提案されている。すな
わち一連一体に形成された全長の所定の部位、例えばウ
インドガラスの両側縁部に装着されるサイド部で断面形
状を変化させることによって、装飾部を車外側に膨出厚
肉化し、そこに堰部を形成すると共に、その堰部に導水
溝を凹設し、この導水溝によってウインドガラス上の雨
水等を集めて所定の部位に導くようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述したよう
に全長が一連一体のウインドモールディングをウインド
モールディングの周縁に装着する場合には、ウインドガ
ラスの上縁(アッパー部)と横縁(サイド部)との境界
角縁(コーナー部)において、ウインドガラスの角縁の
形状にあわせてウインドモールディングを湾曲しつつ装
着しなければならず、コーナー部に対するウインドモー
ルディングの装着作業が繁雑となるとともに、「曲げし
わ」が発生するおそれもある。
【0005】そこで本発明は、全長を一連一体に形成し
つつコーナー部で容易に湾曲してウインドガラスの周縁
に対して円滑かつ良好に装着することができるようにし
た自動車用ウインドモーディング製造方法及び製造装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため
請求項にかかる発明は、車体パネルの窓枠開口部に固
着されたウインドガラスの周縁に連続的に固着される全
長が、上記ウインドガラス周縁の上縁部に装着されるア
ッパーモールディング部と、上記ウインドガラス周縁の
両側縁部に装着されるサイドモールディング部と、上記
ウインドガラス周縁の上縁部と両側縁部との境界角縁部
に装着されるコーナーモールディング部とからなるウイ
ンドモールディングを、固定ダイと複数の可動ダイとに
より画成される押出成形口を通して一連一体に押出成形
するものであって、上記ウインドガラス周縁の表面部を
車外側から覆う装飾部と、この装飾部から上記窓枠開口
部とウインドガラスとの隙間に延出して固定される脚部
と、に対応する上記押出成形口の各部位から、モールデ
ィング材料を連続的に押し出すようにした自動車用ウイ
ンドモールディングの製造方法において、上記コーナー
モールディング部の成形時に、前記押出成形口における
脚部対応部位に可動ダイの一つを突出させ、コーナーモ
ールディング部における脚部の少なくとも一部をモール
ディングの幅方向に薄肉化する際に、前記押出成形口の
開口面積の減少に対応して当該押出成形口からの押出量
が減少するように調整制御して前記コーナーモールディ
ング部の脚部に薄肉部を形成するようにしたことを特徴
としている。
【0011】また請求項にかかる発明は、車体パネル
の窓枠開口部に固着されたウインドガラスの周縁に連続
的に固着される全長が、上記ウインドガラス周縁の上縁
部に装着されるアッパーモールディング部と、上記ウイ
ンドガラス周縁の両側縁部に装着されるサイドモールデ
ィング部と、上記ウインドガラス周縁の上縁部と両側縁
部との境界角縁部に装着されるコーナーモールディング
部とからなるウインドモールディングを、固定ダイと複
数の可動ダイとにより画成される押出成形口を通して一
連一体に押出成形する方法であって、上記ウインドガラ
ス周縁の表面部を車外側から覆う装飾部と、この装飾部
から上記窓枠開口部とウインドガラスとの隙間に延出し
て固定される脚部と、に対応する上記押出成形口の各部
位から、モールディング材料を連続的に押し出すように
した自動車用ウインドモールディングの製造方法におい
て、上記コーナーモールディング部の成形時に、前記
出成形口からの押出量を一定に維持しつつ当該押出成形
口における脚部対応部位に可動ダイの一つを突出させて
上記押出成形口の開口面積を減少させ、コーナーモール
ディング部における脚部の少なくとも一部をモールディ
ングの幅方向に薄肉化する際に生じる余剰材料を外部に
排出して前記コーナーモールディング部の脚部に薄肉部
を形成するようにしたことを特徴としている。さらに、
請求項にかかる発明は、請求項又は請求項記載の
発明に加えて、サイドモールディング部を成形するにあ
たって、他の可動ダイを移動して押出成形口をすること
により、装飾部を車外方向に膨出厚肉化して堰部を形成
すると共に、上記押出成形口の堰部対応部位に更に他の
可動ダイを進入させて押出成形口の一部を遮蔽すること
によって装飾部に導水溝を形成するようにしたことを特
徴としている。
【0012】また更に請求項にかかる発明は、車体パ
ネルの窓枠開口部に固着されたウインドガラスの周縁に
連続的に固着される全長が、上記ウインドガラス周縁の
上縁部に装着されるアッパーモールディング部と、上記
ウインドガラス周縁の両側縁部に装着されるサイドモー
ルディング部と、上記ウインドガラス周縁の上縁部と両
側縁部との境界角縁部に装着されるコーナーモールディ
ング部とからなるウインドモールディングを一連一体に
押出成形するものであって、上記ウインドガラス周縁の
表面部を車外側から覆う装飾部と、この装飾部から上記
窓枠開口部とウインドガラスとの隙間に延出して固定さ
れる脚部と、に対応する所定形状の押出成形口を画成す
る固定ダイ及び複数の可動ダイを備えた自動車用ウイン
ドモールディングの製造装置において、上記可動ダイ
は、押出成形口の脚部対応部位に突出して当該押出成形
口の一部を遮蔽し、コーナーモールディング部における
脚部の少なくとも一部をモールディングの幅方向に薄肉
化する第1可動ダイと、上記押出成形口からの押出量を
調整するように回転制御される押出成形装置の駆動モー
タと、を備えていることを特徴としている。一方、請求
にかかる発明は、車体パネルの窓枠開口部に固着さ
れたウインドガラスの周縁に連続的に固着される全長
が、上記ウインドガラス周縁の上縁部に装着されるアッ
パーモールディング部と、上記ウインドガラス周縁の両
側縁部に装着されるサイドモールディング部と、上記ウ
インドガラス周縁の上縁部と両側縁部との境界角縁部に
装着されるコーナーモールディング部とからなるウイン
ドモールディングを一連一体に押出成形するものであっ
て、上記ウインドガラス周縁の表面部を車外側から覆う
装飾部と、この装飾部から上記窓枠開口部とウインドガ
ラスとの隙間に延出して固定される脚部と、に対応する
所定形状の押出成形口を画成する固定ダイ及び複数の可
動ダイを備えた自動車用ウインドモールディングの製造
装置において、上記可動ダイは、押出成形口の脚部対応
部位に突出して当該押出成形口の一部を遮蔽し、コーナ
ーモールディング部における脚部の少なくとも一部をモ
ールディングの幅方向に薄肉化する第1可動ダイと、上
記押出成形口からの押出量を調整するように回転制御さ
れる押出成形装置の駆動モータとを備え、上記ダイに
は、押出に余剰な材料を外部に排出する排出口が設けら
れていることを特徴としている。
【0013】また請求項に記載の発明は、請求項
は請求項記載の発明に加えて、可動ダイは、押出成形
口を拡張するように移動して装飾部を車外方向に膨出厚
肉化し堰部を形成する第2可動ダイと、この第2可動ダ
イによって形成された上記堰部対応部位に進入し前記装
飾部に導水溝を形成する第3可動ダイと、を有すること
を特徴としている。
【0014】このような構成を有する本発明によれば、
ウインドガラス周縁の上縁部と両側縁部との境界角縁部
に装着されるコーナーモールディング部に、脚部の一部
を薄肉化した薄肉部が設けられるので、その薄肉部によ
ってウインドモールディングの湾曲が容易に行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自動車用ウインド
モールディングの製造方法及び製造装置にかかる実施の
形態を、モールディングの構造とともに図面に基づいて
詳細に説明する。
【0016】まず図13に表わされているように、自動
車のフロント側のウインドガラス1の周縁には、長尺帯
状の押出樹脂部材からなるウインドモールディング2が
装着されている。このウインドモールディング2は、前
記ウインドガラス1の周縁の上縁部と車体パネルの窓枠
開口部のルーフパネル3との間の隙間に装着されたアッ
パーモールディング部2Uと、ウインドガラス1の両側
縁部とピラーパネル4との間の隙間に装着されたサイド
モールディング部2Sと、これらアッパーモールディン
グ2Uとサイドモールディング部2Sとを湾曲状に連結
しているコーナーモールディング部2Cから構成されて
いる。これら各モールディング部2U,2C,2Sは、
後述するようにして全長が一連一体に連続的に押出成形
される。
【0017】すなわち上記ウインドモールディング2
は、ゴム、合成樹脂等の弾性材料を後述する装置によ
り、押出成形してなるものであって、図1乃至図7に示
されているように、上記アッパーモールディング部2
U、サイドモールディング部2S及びコーナーモールデ
ィング部2Cの各モールディング部は、主にウインドガ
ラス1の周縁とルーフパネル3及びピラーパネル4との
間隙に介挿される脚部21と、ウインドガラス1の周縁
の表面部を車外側(図示上側)から覆う装飾部22と、
から構成されている。尚、これらの脚部21と装飾部2
2とは、図中2点鎖線で区分けして示している。
【0018】このうち装飾部22は、脚部21の車外側
端(図示上端)から、内周側に折れ曲がるようにして延
出する内周側リップ状部材22aと、この内周側リップ
状部材22aより外周側に延出する外周側リップ状部材
22bとからなり、ウインドガラス1及び車体パネル
3,4の各車外側表面の周縁部を車外側から覆ってい
る。この装飾部22の車外側部分は、モールディングの
全長にわたって均一な横断面形状に形成されているが、
コーナーモールディング部2Cからサイドモールディン
グ部2Sにかけて、当該装飾部22の内周側リップ状部
材22aには、車内外方向に膨出してなる肉厚部が脚部
21の内周側部分に形成されており、横断面形状が長手
方向に異ならされている(図6及び図7参照)。尚、装
飾部22の詳細については後述する。
【0019】一方、脚部21は、全長にわたって上記装
飾部22より車内側(図示下方)に向って延設された柱
状部材より形成されており、この脚部21の外周側壁面
すなわちルーフパネル3及びピラーパネル4に対向する
側の壁面は、アッパーモールディング部2U及びサイド
モールディング部2Sにおいて、後述するルーフパネル
3及びピラーパネル4の折曲傾斜壁3a,4aと平行と
なるように傾斜面21aで形成されている。またこの脚
部21の外周側壁面は、コーナーモールディング2Cに
おいて外周側壁面が抉り取られたような形状でモールデ
ィング幅方向に薄肉化された薄肉部が形成されている
が、その詳細については後述する。
【0020】次に、上記装飾部22の内周側リップ状部
材22aの車内外方向における肉厚寸法及び上記脚部2
1の車内外方向の高さについて説明する。上記装飾部2
2の内周側リップ状部材22aの車内外方向における肉
厚寸法及び上記脚部21の車内外方向の高さは、ウイン
ドガラス1の車外側表面と、車体パネル3,4の各車外
側表面との間に形成されている段差の大きさに対応して
変化している。具体的には、図1、図2及び図3に示さ
れているようにまずアッパーモールディング部2Uにお
ける装飾部22の内周側リップ状部材22aの車内外方
向の肉厚寸法及び上記脚部21の車内外方向の高さは、
それぞれ最小に設定されており、この最小肉厚及び最小
高さがアッパーモールディング部2U全長にわたって一
定に維持されている。
【0021】また図1、図2及び図6に示されるよう
に、コーナーモールディング部2Cにおける装飾部22
の内周側リップ状部材22aの車内外方向の肉厚寸法及
び脚部21の車内外方向の高さは、コーナー途中部分か
らサイド側に向かって徐々に増大しており、これによっ
て堰部が形成されるとともにモールディングの全高も徐
々に増大している。そして図7にも示されたサイドモー
ルディング部2Sの上端において、装飾部22の内周側
リップ状部材22aは最大の肉厚寸法となるとともに脚
部21の高さも最大となるように膨出されている。この
ようなサイドモールディング部2Sにおける装飾部22
の堰部の最大肉厚寸法及び脚部21の最大高さは、両サ
イド部上端部分から両サイド部中央部分及び両サイド部
下部側に向かって一定に維持されている。
【0022】一方、上述したコーナーモールディング部
2Cの途中部分からサイドモールディング部2Sにかけ
て、装飾部22の内周側リップ状部材22aにおける車
外側への膨出厚肉部分つまり堰部に、所定の横断面形状
を有する導水溝26C及び26Sが連続的に凹設されて
いる(図6及び図7参照)。そしてこれらの導水溝26
C及び26Sによって、上記装飾部22の内周側リップ
状部材22aは、外側装飾部22a1 と奥側装飾部22
a2 とに分離されており、このうち外側装飾部22a1
は、車外側に露出する装飾的機能を果たし、奥側装飾部
22a2 は、ウインドガラス1の表面上に連続的に当接
して装飾部22を保持する機能を果たす。コーナーモー
ルディング部2Cにおける導水溝26Cは、サイドモー
ルディング部2S側に近付くにつれて断面形状を変化さ
せながら徐々に溝幅及び溝深さを増加させ、サイドモー
ルディング部2Sの上端部で溝幅及び溝深さが最大にな
されている。またサイドモールディング部2Sにおける
導水溝26Sは、前記最大の溝幅及び溝深さが下部側に
向って一定に維持されている。
【0023】また一方、上述したように脚部21のコー
ナーモールディング部2Cには、前述した傾斜面21a
の肉厚を外周側より略三角断面状に抉り取るようにして
薄肉部が設けられている。つまり図4、図5及び図6に
示されているように、コーナー部における脚部21の外
周側壁面は、当該脚部21の車外側端に、前記傾斜面2
1aに対して窪むように段部21bを備えることによっ
てモールディングの幅方向に薄肉化されており、この薄
肉部の外周側壁面が前記ウインドガラス1の表面に対し
て垂直に延在する垂直面21cになされている。
【0024】このように上記脚部21は、コーナー部に
おいて段部21bの寸法分だけモールディング幅方向に
薄肉化されており、この薄肉部の外周側垂直面21cが
コーナー部に設けられているが、この薄肉部の構造につ
いて更に詳細に説明する。
【0025】すなわち上記脚部21は、まずアッパー部
の全長にわたって外周側壁面を傾斜面21aに形成され
ているが、アッパー部とコーナー部との境界からコーナ
ー部に向って、前記傾斜面21aの図示上端側に対して
前記段部21b及び垂直面21cが形成され始め、当該
段部21b及び垂直面21cは、コーナー部中央方向に
向って徐々に拡大されていき、これにより脚部21のモ
ールディング幅方向の厚さは徐々に薄肉化されていく。
そして上記段部21b及び垂直面21cの拡大にともな
い上記傾斜面21aは徐々に縮小されていく。このとき
の上記脚部21の外周側壁面形状は、当該外周側壁面に
形成された段部21bの奥側縁から垂直方向つまり車内
側に向って垂直面21cが形成され、この垂直面21c
の車内側端より車内側つまり図示下方に傾斜面21aが
延出するような形状で形成されている。そしてコーナー
部中央部分において、段部21b及び垂直面21cが、
最大の大きさとなるとともに、傾斜面21aは消失して
いる。すなわちコーナー中央における脚部21は、脚部
21の外周側壁面が段部21b及び垂直面21cのみに
よって構成され、モールディング幅方向の肉厚を最小と
した最小薄肉部が形成されている。
【0026】さらにコーナー中央からサイド側に向って
は、コーナー中央の最大段部21b及び垂直面21c
が、サイド部に向かって徐々に縮小されていき、これに
より脚部21のモールディング幅方向の厚さは徐々に厚
肉化されていく。このとき、上記段部21b及び垂直面
21cの縮小にともない傾斜面21aは徐々に拡大され
ていく。そしてコーナー部とサイド部との境界において
上記段部21b及び垂直面21cは完全に消失し、脚部
21の外周壁面が、傾斜面21aのみにより構成される
こととなる。
【0027】このようにコーナー部中央からコーナー部
とサイド部との境界にかけての傾斜面21aは、上記段
部21b及び垂直面21cの縮小にともなって拡大して
いるが、前述したように装飾部22の内周側リップ状部
材22aの肉厚寸法及び脚部21の高さの増大によって
も拡大している。またコーナー部とサイド部との境界に
おいて最大となった傾斜面21aは、サイド部の全長に
わたってそのまま維持され、当該傾斜面21aのみによ
り脚部21の外周側壁面が構成されている。
【0028】また一方、上記脚部21の外周側壁面に
は、サイドモールディング2Sにおいてピラーパネル4
の折曲傾斜壁4aに向って突出する弾性リップ片24が
突設されている。さらに上記装飾部22の内部には、芯
材としてのインサートワイヤー25が全長にわたって埋
設されている。
【0029】また上記脚部21の車内側端縁(図示下端
縁)には、ウインドガラス1の車内側面(図示下面部)
に当接するガラス係合片23がモールディングの全長に
わたって一定形状にて設けられている。そしてこのガラ
ス係合片23は、前記装飾部22の内周側リップ状部材
22a及び脚部21とともに長手方向に直交する横断面
が略コ字状をなすガラス嵌合溝を画成している。このガ
ラス嵌合溝は、全長にわたって一定形状を有しており、
このガラス嵌合溝内に上記ウインドガラス1の周端縁部
が嵌着される。
【0030】このようなウインドモールディング2の車
体取付構造を次に説明する。前記ルーフパネル3及びピ
ラーパネル4に設けられたガラス取付用窓開口部の内周
縁部は、ウインドガラス1を受け入れるように室内側に
向かって階段状に折り曲げられており、その折曲傾斜壁
3a,4aを介してフランジ部3b,4bが設けられて
いる。このときアッパーモールディング部2Uに対向す
るアッパー部の折曲傾斜壁3aの立ち上がり高さは均一
になされているが、サイドモールディング部2Sに対向
するサイド部の折曲傾斜壁4aの立ち上がり高さは、コ
ーナーモールディング部2Cに対向するコーナー部の途
中から次第に高められている。
【0031】そしてウインドモールディング2は、ウイ
ンドガラス1に装着した状態で窓枠側に挿入されるか、
あるいは予めウインドガラス1を窓枠側に設置しておい
た上で、ウインドガラス1の周端縁と車体パネル3,4
との間の隙間内に挿入される。ウインドガラス1を装着
するにあたっては、当該ウインドガラス1の周縁部分あ
るいは車体パネル3,4側のフランジ部3b,4b上に
帯状のダムラバー5が固着されるとともに、このダムラ
バー5の外周側に接着剤6が押出によって充填され、ウ
インドガラス1の車内側面(図示下面)が、上記ダムラ
バー5上に当接され押圧される。これによってウインド
ガラス1は、車体パネル3,4側のフランジ部3,4上
に全周略均一の高さに固着される。このとき上記ウイン
ドガラス1の車外側表面と、車体パネル3,4の表面と
の間には、折曲傾斜壁3a,4aの立ち上がり高さに対
応した段差が形成されることとなり、装飾部22におけ
る車内外方向の肉厚寸法及び脚部21の車内外方向の高
さがこの段差の大きさに対応して変化している。
【0032】すなわちアッパーモールディング部2Uに
おいては、全長にわたってウインドガラス1の車外側表
面と車体パネル3の表面との間の段差が最小かつ均一に
構成されており、それに対応して装飾部22の内周側リ
ップ状部材22aの肉厚寸法及び脚部21の車内外方向
の高さも最小かつ均一に設定されている。またコーナー
モールディング部2Cにおいては、この段差がサイド部
側に向かって徐々に拡大されており、それに対応して装
飾部22の内周側リップ状部材22aの肉厚寸法及び脚
部21の高さが徐々に増大されている。一方上記脚部2
1のモールディングの幅方向における肉厚がコーナー部
両端部より中央に向って徐々に減じられて薄肉化されて
おり、この薄肉部により曲げ剛性が低減され、コーナー
形状に対応して容易に湾曲するようになっている。
【0033】さらにサイドモールディング部2Sにおい
ては、サイド部上端で最大になされたウインドガラス1
の車外側表面と車体パネル3の表面との間の段差が、サ
イド部下部側に向かって一定に維持されており、それに
対応して装飾部22の内周側リップ状部材22aの肉厚
寸法及び脚部21の車内外方向の高さがサイド部上端で
最大になされているとともに、その最大肉厚寸法及び高
さはサイド部下部側に向かって一定に維持されている。
【0034】このようにしてウインドモールディング2
が、ウインドガラス1の周縁部と車体パネル3,4との
間の隙間内に嵌挿された状態では、ガラス係合片23と
装飾部22の内周側リップ状部材22aとの間に画成さ
れているガラス嵌合溝が、ウインドガラス1の周縁部全
長にわたって嵌着されている。またサイドモールディン
グ部2Sにおいて形成された弾性リップ片24は、ピラ
パネルの壁面に対して屈曲状態にて弾接されてお
り、この弾性リップ片24の屈曲弾性反発力及び上記ガ
ラス嵌合溝のガラス嵌合力は、接着剤が固化するまでの
仮固定力及び姿勢保持力として作用する。
【0035】上述のようにウインドガラス1と車体パネ
ル3,4との間に形成された段差の大きさの変動に対応
してウインドモールディング2における装飾部22の内
周側リップ状部材22aの横断面形状及び脚部21の車
内外方向の高さが車体パネル側の形状に沿って連続的に
変化しているとともに、コーナーモールディング部2C
をコーナー部の角形状に沿って薄肉状に形成しているの
で、ウインドモールディング2の装着にあたっては、い
ずれの部位においても良好な取付が行われ、特にコーナ
ー部では、薄肉部の曲げ容易性によってモールディング
の装着が円滑に行われる。
【0036】そしてウインドモールディング2を装着し
た状態において、ウインドガラス1上に滴下した雨水等
は、ウインドモールディング2の内周壁部に導かれるよ
うにして所定の部位に排出されていき、サイド部に集め
られた雨水等は、装飾部22の膨出肉厚部分に設けられ
た導水溝26を通って誘導されていく。
【0037】次に、上述したウインドモールディング2
を成形する本発明の押出成形装置を説明する。図示を省
略したコイラーから巻き出されたインサートワイヤー2
5は、位置検出装置を通して押出成形金型(ダイス)に
供給され、樹脂と一体にて上述した横断面形状に押出成
形される。押し出されたモールディング素材は、冷却槽
を通して引取機を通って切断装置に送り込まれ、そこで
所定長さに切断が行われる。このとき上記位置検出装置
で検出されたインサートワイヤー25の送り量は、制御
装置に印加されており、その入力信号に基づいて、上記
押出成形金型、押出成形装置及び切断装置の動作タイミ
ングが決定され、制御装置から各装置に動作信号が出力
されている。
【0038】この場合、押出成形装置に対しては、押出
量を調整する駆動モータの回転数が制御されており、押
出成形装置における押出成形口の開口面積に対応して押
出形成機の押出量が調整されるように構成されている。
なおこの押出形成機に対する駆動モータの回転数制御
は、当該駆動モータの回転数変化から実際に押出量の変
化が行われるまでの遅延時間を見込んで、押出成形口の
開口面積の変化より所定時間だけ早めのタイミングで実
行されている。なお駆動モータの回転制御を行うことな
く一定の押出量で成形を行う場合には、断面変化によっ
て余剰の押出材料を生じることとなるが、その場合の余
剰材料は、図示を省略した排出口を通して外部に廃棄さ
れる。
【0039】また上述した位置検出装置の配設位置は、
モールディング素材の進行量あるいは移動量を検知する
ことができる位置であればどこでも良く、例えば引取機
の前後いずれであっても配置することができる。
【0040】上記押出成形金型は、図8乃至図12に示
すようにモールディングの押出方向(紙面垂直方向)に
並設された固定ダイ7と、第1可動ダイ8と、第2可動
ダイ9と、第3可動ダイ10とから構成されており、こ
れら固定ダイ7及び3体の可動ダイ8,9,10により
前述したウインドモールディング2の横断面形状に対応
した所定形状の押出形成口が画成されるように構成され
ている。
【0041】すなわち上記固定ダイ7は、ウインドモー
ルディング2の各部の横断面形状の全体を包含する大型
の開口を有する押出成形辺71を備えている。この押出
成形辺71は、装飾部22の内周側リップ状部材22a
の車外側表面に対応する成形辺71aと、装飾部22の
外周側リップ状部材22bの車外側表面に対応する成形
片71bと、脚部21の外周側壁面に形成される傾斜面
21aに対応する成形辺71cと、サイドモールディン
グにおいて脚部21より突出する弾性リップ片24に対
応する成形辺71dと、を有している。
【0042】また上記第1可動ダイ8は細長状の突片状
部材81を有しており、図8乃至図12に示すように、
前記固定ダイ7の前面上において一対のガイド82,8
2によって図示水平方向に平行移動可能に支持されてい
る。この第1可動ダイ8の図示左側先端縁部に形成され
た押出成形辺81aは、前記固定ダイ7の押出成形口内
に突出するように配置されており、上記脚部21の外周
側壁面に形成される傾斜面21aに対応する成形辺71
bを遮蔽して、前述したコーナー部における脚部21の
段部21b及び垂直面21cを形成するように設けられ
ている。この第1可動ダイ8の図示右側後端縁部には、
連接棒83が図示右方向に延出するように設けられてお
り、この連接棒83が、図示を省略した運動変換機を介
して駆動モータ84に連結されている。そしてこの駆動
モータ84からの駆動力によって上記第1可動ダイ8
は、図8に示されたアッパーモールディング部成形位置
と、図9、10及び図11に示されたコーナーモールデ
ィング部成形位置と、図12に示されたサイドモールデ
ィング部成形位置と、の間において図示水平方向に往復
移動されるようになっている。
【0043】一方、第2可動ダイ9は板状部材91から
形成されており、図8乃至図12に示すように、前記固
定ダイ7の前面上において一対のガイド92,92によ
って図示斜め上下方向に平行移動可能に支持されてい
る。この第2可動ダイ9の図示上縁部に形成された押出
成形辺91aは、ウインドモールディング2の車内側部
分の表面に対応した輪郭形状になされており、前記固定
ダイ7の押出成形辺71もしくは前記第1可動ダイ8の
押出成形辺81aと連続するようにして重ね合わせら
れ、ウインドモールディング2の全外周形状を画成して
いる。この第2可動ダイ9の図示下側後端縁部には、連
接棒93が斜め下方向に延出するように設けられてお
り、この連接棒93が、図示を省略した運動変換機を介
して駆動モータ94に連結されている。そしてこの駆動
モータ94からの駆動力によって上記第2可動ダイ9
は、図8に示されたアッパーモールディング部成形位置
と、図9、図10及び図11に示されたコーナーモール
ディング部成形位置と、図12に示されたサイドモール
ディング部成形位置と、の間において図示斜め上下方向
に往復移動されるようになっている。
【0044】また、第3可動ダイ10は細長板状の突片
状部材101からなり、図8乃至図12に示すように前
記固定ダイ7の前面上において一対のガイド102,1
02によって図示水平方向に平行移動可能に支持されて
いる。この第3可動ダイ10の図示右側先端縁部に設け
られた押出成形辺101aは、前述した導水溝26C,
26Sに対応した形状の傾斜階段状に形成されており、
前記固定ダイ7の押出成形口内に突出することにより、
上記固定ダイ7の成形辺71aにおける内周側を遮蔽し
て装飾部22の内周側リップ状部材22aに導水溝26
を形成するように構成されている。この第3可動ダイ1
0の図示左側後端縁部には、連接棒103が図示左方向
に延出するように設けられており、この連接棒103
が、図示を省略した運動変換機を介して駆動モータ10
4に連結されている。そしてこの駆動モータ104から
の駆動力によって上記第3可動ダイ10は、図8に示さ
れたアッパーモールディング部成形位置と、図9、図1
0及び図11に示されたコーナーモールディング部成形
位置と、図12に示されたサイドモールディング部成形
位置と、の間において図示水平方向に往復移動されるよ
うになっている。
【0045】このようなモールデイング成形装置による
ウインドモールディング2の成形方法を説明する。
【0046】ウインドモールディング2を成形するにあ
たっては、アッパーモールディング部2U、コーナーモ
ールディング部2C、サイドモールディング部2Sが一
連一体に押出成形されるが、そのときの成形順序は、一
方のサイドモールディング部2S、一方のコーナーモー
ルディング部2C、アッパーモールディング部2U、そ
して他方のコーナーモールディング部2C、他方のサイ
ドモールディング部2Cの順である。
【0047】そしてまずサイドモールディング部2Sを
押出成形する場合には、固定ダイ7に対して、第1可動
ダイ8、第2可動ダイ9及び第3可動ダイ10が、図1
2に示された位置関係に維持される。この状態において
は、第2可動ダイ9が最下位置に引き込まれており、固
定ダイ7の押出形成口が最大の開口面積に拡張されてい
るとともに、この最大開口状態の押出成形口内に第3可
動ダイ10が最大進入状態に保持されている。このよう
な開口状態にて押出成形されたサイドモールディング部
2Sにおいては、装飾部22の内周側リップ状部材22
aの車内外方向の肉厚寸法及び脚部21の高さが最大状
態にて成形されるとともに、導水溝26Sが最大容量を
有するように成形される。
【0048】またこの状態では、固定ダイ7の押出成形
辺71dが押出成形辺71cと一連に繋がって脚部21
の外周側の傾斜面21aに弾性リップ片24が形成され
る。なお第2可動ダイ9が最下位置から上昇した位置に
ある場合つまりサイドモールディング2S以外の部位を
形成しているときは、第2可動ダイ9によって上記押出
成形辺71dがモールディング本体を画成している押出
成形口から分離・孤立され、上記押出成形辺71dから
押し出されたモールディング材料は、モールディング本
体とは切り放されて機外に廃棄される。また上記押出形
成口に対しては、インサートワイヤー25が連続的に供
給される。
【0049】サイドモールディング部2Sが一定横断面
形状の状態で所定長にわたって押出成形されると、当該
サイドモールディング部2Sの上端つまりコーナーモー
ルディング2Cとの境界成形時に、まず第1可動ダイ8
が脚部21の傾斜面21aに相当する部位(形成辺71
c)を遮蔽するように突出し始め(図11参照)、コー
ナーモールディング2C中央成形時に最大突出量となる
(図10参照)。これによってモールディングの脚部2
1の傾斜面21aに対し、段部21bを介した垂直面2
1cが形成され脚部21がモールディング幅方向に薄肉
化される。
【0050】また第1可動ダイ8が押出成形口内に突出
し始めると、上記第3可動ダイ10は徐々に押出成形口
内より後退する。これにより導水溝26は徐々に浅くな
り始め、コーナーモールディング2C中央成形時に、完
全に押出成形口内より離脱し、これにより導水溝26C
が消失する(図10参照)。
【0051】またこのとき、上記第2可動ダイ9は、図
示上方に移動して上記固定ダイ7の押出成形口を徐々に
縮小し始め(図11参照)、コーナーモールディング2
C中央成形時において、図示最上端まで移動される(図
10参照)。これによりモールディングの装飾部22の
内周側リップ状部材22aの車内外方向の肉厚と共に脚
部21の車内外方向の高さが最小になる。
【0052】次にコーナーモールディング部2C中央よ
りアッパー部との境界にかけての成形においては、第1
可動ダイ8は前記固定ダイ7の押出成形口71内より後
退をし始め(図9参照)、アッパー部との境界成形時
に、完全に離脱する(図8参照)。これによりモールデ
ィングの脚部21の外周側に形成されていた段部21b
及び垂直面21cは徐々に縮小されていき、ついには完
全になくなり、脚部21の外周側壁面は傾斜面21aの
みの構成となる。すなわち脚部21の薄肉部はコーナー
モールディング2Cとアッパーモールディング2Uとの
境界において完全に消失する。
【0053】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上述した
実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変形可能であるというのはいうまでも
ない。例えば、導水溝をサイドモールディング部の内周
側に設けるように導水溝成形手段を構成する装置に限定
されるものではなく、アッパーモールディング部の外周
側等他の部位に設けるように構成することも当然可能で
あるし、もしくは無くとも構わない。
【0054】また導水溝の断面変化並びに消失・現出の
タイミング(位置)は、モールディングの厚肉変化と独
立して適宜選択することができ、それらを適宜組み合わ
せて種々の形状を形成することが可能である。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように本発明にかかる製造方
法及び製造装置によれば、コーナーモールディング部に
薄肉部を有するウインドモールディングを押出成形と同
時に製造することができるので効率的であり、また製造
された自動車用ウインドモールディングは、全長を一連
一体に形成するとともにウインドガラスの周縁と車体パ
ネルとの間に装着するコーナーモールディング部の脚部
の一部をウインドガラスの角縁部形状に合わせて湾曲す
るようにモールディングの幅方向に薄肉化したことによ
って、ウインドガラスの周縁の特にコーナー部における
装着作業を容易化すると共にコーナー部への「曲げし
わ」発生を防止するように構成したものであるから、ウ
インドモールディングの装着を円滑かつ良好に行うこと
ができ、信頼性・生産性を高めることができる。
【0056】そして、本発明にかかる自動車用ウインド
モールディングの製造方法及び装置によれば、上述した
モールディングを一連一体にて良好に形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態により製造された自動車用
ウインドモールディングの構造を表わした図13におけ
るI−I線に沿う横断面図である。
【図2】本発明の実施の形態により製造された自動車用
ウインドモールディングの構造を表した斜視説明図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態により製造された自動車用
ウインドモールディングのアッパーモールディング部の
断面形状を表した断面説明図である。
【図4】本発明の実施の形態により製造された自動車用
ウインドモールディングのコーナーモールディング部の
中央よりアッパー部寄りの部位の断面形状を表した断面
説明図である。
【図5】本発明の実施の形態により製造された自動車用
ウインドモールディングのコーナーモールディング部の
中央部の断面形状を表した断面説明図である。
【図6】本発明の実施の形態により製造された自動車用
ウインドモールディングのコーナーモールディング部の
中央よりサイド部寄りの部位の断面形状を表した断面説
明図である。
【図7】本発明の実施の形態により製造された自動車用
ウインドモールディングのサイドモールディング部の断
面形状を表した断面説明図である。
【図8】図3に示した本発明により製造されたウインド
モールディングを成形する時の装置の形状を表した説明
図である。
【図9】図4に示した本発明により製造されたウインド
モールディングを成形する時の装置の形状を表した説明
図である。
【図10】図5に示した本発明により製造されたウイン
ドモールディングを成形する時の装置の形状を表した説
明図である。
【図11】図6に示した本発明により製造されたウイン
ドモールディングを成形する時の装置の形状を表した説
明図である。
【図12】図7に示した本発明により製造されたウイン
ドモールディングを成形する時の装置の形状を表した説
明図である。
【図13】本発明により製造されたウインドモールディ
ングを装着した自動車の前部側を表した外観斜視説明図
である。
【符号の説明】
1 ウインドガラス 3,4 車体パネル 2 ウインドモールディング 2U アッパーモールディング部 2C コーナーモールディング部 2S サイドモールディング部 21 脚部 21a 傾斜面 21b 段部 21c 垂直面 22 装飾部 22a 内周側リップ状部材 7 固定ダイ 8 第1可動ダイ 9 第2可動ダイ 10 第3可動ダイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 1/02 111 B29C 47/12 B29D 31/00 B29L 31:30

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネルの窓枠開口部に固着されたウ
    インドガラスの周縁に連続的に固着される全長が、上記
    ウインドガラス周縁の上縁部に装着されるアッパーモー
    ルディング部と、上記ウインドガラス周縁の両側縁部に
    装着されるサイドモールディング部と、上記ウインドガ
    ラス周縁の上縁部と両側縁部との境界角縁部に装着され
    るコーナーモールディング部とからなるウインドモール
    ディングを、固定ダイと複数の可動ダイとにより画成さ
    れる押出成形口を通して一連一体に押出成形するもので
    あって、 上記ウインドガラス周縁の表面部を車外側から覆う装飾
    部と、この装飾部から上記窓枠開口部とウインドガラス
    との隙間に延出して固定される脚部と、に対応する上記
    押出成形口の各部位から、モールディング材料を連続的
    に押し出すようにした自動車用ウインドモールディング
    の製造方法において、 上記コーナーモールディング部の成形時に、前記押出成
    形口における脚部対応部位に可動ダイの一つを突出さ
    せ、コーナーモールディング部における脚部の少なくと
    も一部をモールディングの幅方向に薄肉化する際に、前
    記押出成形口の開口面積の減少に対応して当該押出成形
    口からの押出量が減少するように調整制御して前記コー
    ナーモールディング部の脚部に薄肉部を形成するように
    したことを特徴とする自動車用ウインドモールディング
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 車体パネルの窓枠開口部に固着されたウ
    インドガラスの周縁に連続的に固着される全長が、上記
    ウインドガラス周縁の上縁部に装着されるアッパーモー
    ルディング部と、上記ウインドガラス周縁の両側縁部に
    装着されるサイドモールディング部と、上記ウインドガ
    ラス周縁の上縁部と両側縁部との境界角縁部に装着され
    るコーナーモールディング部とからなるウインドモール
    ディングを、固定ダイと複数の可動ダイとにより画成さ
    れる押出成形口を通して一連一体に押出成形する方法で
    あって、 上記ウインドガラス周縁の表面部を車外側から覆う装飾
    部と、この装飾部から上記窓枠開口部とウインドガラス
    との隙間に延出して固定される脚部と、に対応する上記
    押出成形口の各部位から、モールディング材料を連続的
    に押し出すようにした自動車用ウインドモールディング
    の製造方法において、 上記コーナーモールディング部の成形時に、前記押出成
    形口からの押出量を一定に維持しつつ当該押出成形口に
    おける脚部対応部位に可動ダイの一つを突出させて上記
    押出成形口の開口面積を減少させ、コーナーモールディ
    ング部における脚部の少なくとも一部をモールディング
    の幅方向に薄肉化する際に生じる余剰材料を外部に排出
    して前記コーナーモールディング部の脚部に薄肉部を形
    するようにしたことを特徴とする自動車用ウインドモ
    ールディングの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項又は請求項記載の自動車用ウ
    インドモールディングの製造方法において、 サイドモールディング部を成形するにあたって、他の可
    動ダイを移動して押出成形口を拡張することにより、装
    飾部を車外方向に膨出厚肉化して堰部を形成すると共
    に、上記押出成形口の堰部対応部位に更に他の可動ダイ
    を進入させて押出成形口の一部を遮蔽することによって
    装飾部に導水溝を形成するようにしたことを特徴とする
    自動車ウインドモールディングの製造方法。
  4. 【請求項4】 車体パネルの窓枠開口部に固着されたウ
    インドガラスの周縁に連続的に固着される全長が、上記
    ウインドガラス周縁の上縁部に装着されるアッパーモー
    ルディング部と、上記ウインドガラス周縁の両側縁部に
    装着されるサイドモールディング部と、上記ウインドガ
    ラス周縁の上縁部と両側縁部との境界角縁部に装着され
    るコーナーモールディング部とからなるウインドモール
    ディングを一連一体に押出成形するものであって、 上記ウインドガラス周縁の表面部を車外側から覆う装飾
    部と、この装飾部から上記窓枠開口部とウインドガラス
    との隙間に延出して固定される脚部と、に対応する所定
    形状の押出成形口を画成する固定ダイ及び複数の可動ダ
    イを備えた自動車用ウインドモールディングの製造装置
    において、 上記可動ダイは、押出成形口の脚部対応部位に突出して
    当該押出成形口の一部を遮蔽し、コーナーモールディン
    グ部における脚部の少なくとも一部をモールディングの
    幅方向に薄肉化する第1可動ダイと、 上記押出成形口からの押出量を調整するように回転制御
    される押出成形装置の駆動モータと、を備えていること
    を特徴とする自動車用ウインドモールディングの製造装
    置。
  5. 【請求項5】 車体パネルの窓枠開口部に固着されたウ
    インドガラスの周縁に連続的に固着される全長が、上記
    ウインドガラス周縁の上縁部に装着されるアッパーモー
    ルディング部と、上記ウインドガラス周縁の両側縁部に
    装着されるサイドモールディング部と、上記ウインドガ
    ラス周縁の上縁部と両側縁部との境界角縁部に装着され
    るコーナーモールディング部とからなるウインドモール
    ディングを一連一体に押出成形するものであって、 上記ウインドガラス周縁の表面部を車外側から覆う装飾
    部と、この装飾部から上記窓枠開口部とウインドガラス
    との隙間に延出して固定される脚部と、に対応する所定
    形状の押出成形口を画成する固定ダイ及び複数の可動ダ
    イを備えた自動車用ウインドモールディングの製造装置
    において、 上記可動ダイは、押出成形口の脚部対応部位に突出して
    当該押出成形口の一部を遮蔽し、コーナーモールディン
    グ部における脚部の少なくとも一部をモールディングの
    幅方向に薄肉化する第1可動ダイと、 上記押出成形口からの押出量を調整するように回転制御
    される押出成形装置の駆動モータと、を備え、 前記ダイには、押出に余剰な材料を外部に排出する排出
    口が設けられていることを特徴とする自動車用ウインド
    モールディングの製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項又は請求項記載の自動車用ウ
    インドモールディングの製造装置において、 可動ダイは、押出成形口を拡張するように移動して装飾
    部を車外方向に膨出厚肉化し堰部を形成する第2可動ダ
    イと、 この第2可動ダイによって形成された上記堰部に対応す
    る部位に進入し装飾部に導水溝を形成する第3可動ダイ
    と、を有することを特徴とする自動車ウインドモールデ
    ィングの製造装置。
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