JP3050440B2 - 自動車用ウインドモールディングの製造装置及び製造方法 - Google Patents
自動車用ウインドモールディングの製造装置及び製造方法Info
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- JP3050440B2 JP3050440B2 JP3359070A JP35907091A JP3050440B2 JP 3050440 B2 JP3050440 B2 JP 3050440B2 JP 3359070 A JP3359070 A JP 3359070A JP 35907091 A JP35907091 A JP 35907091A JP 3050440 B2 JP3050440 B2 JP 3050440B2
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
- B29C48/12—Articles with an irregular circumference when viewed in cross-section, e.g. window profiles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体パネルの窓開口部
に固定されたウインドガラス等のウインドプレートに対
して装着される自動車用モールディングの製造装置及び
製造方法に関する。
に固定されたウインドガラス等のウインドプレートに対
して装着される自動車用モールディングの製造装置及び
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体パネルの窓開口部に取付け
られた各種ウインドガラス等のウインドプレートの周縁
部には、ウインドモールディングが装着されている。具
体的には、ウインドプレートの周端面と車体パネルの窓
開口部の開口縁との間には、連続長尺状の隙間が形成さ
れており、この隙間内に、長尺状の押出部材からなるモ
ール体が嵌挿されシールが行なわれている。このウイン
ドモールディングは、上記隙間内に介挿されて所定の車
内側係止部に嵌合される脚部と、この脚部の車外側端に
設けられて上記隙間を車外側から覆う装飾部とを備えて
いる。
られた各種ウインドガラス等のウインドプレートの周縁
部には、ウインドモールディングが装着されている。具
体的には、ウインドプレートの周端面と車体パネルの窓
開口部の開口縁との間には、連続長尺状の隙間が形成さ
れており、この隙間内に、長尺状の押出部材からなるモ
ール体が嵌挿されシールが行なわれている。このウイン
ドモールディングは、上記隙間内に介挿されて所定の車
内側係止部に嵌合される脚部と、この脚部の車外側端に
設けられて上記隙間を車外側から覆う装飾部とを備えて
いる。
【0003】このような自動車用ウインドモールディン
グにおいて、例えば実公昭57−54416号公報や実
開昭84−9811号公報等に記載されているように、
ウインドプレート上の雨水を堰止め排水するための溝を
サイド部等に形成することが提案されている。この場
合、モールディングに溝を形成する部位と、溝を形成し
ない部位とは、それぞれ別個に成形されており、所定の
型内に両者が配置されて一体化が行われている。しかし
ながらそのようにすると、両者の接続部において型成形
に伴うラインが形成されてしまい、装飾性に問題を生じ
ている。
グにおいて、例えば実公昭57−54416号公報や実
開昭84−9811号公報等に記載されているように、
ウインドプレート上の雨水を堰止め排水するための溝を
サイド部等に形成することが提案されている。この場
合、モールディングに溝を形成する部位と、溝を形成し
ない部位とは、それぞれ別個に成形されており、所定の
型内に両者が配置されて一体化が行われている。しかし
ながらそのようにすると、両者の接続部において型成形
に伴うラインが形成されてしまい、装飾性に問題を生じ
ている。
【0004】このような問題を解消するための提案が、
特開昭62−231814号公報や特開平1−1950
32号等になされている。まず特開昭62−23181
4号公報記載のウインドモールディングでは、全長にわ
たって横断面一定の形状で押し出されたモールディング
素材が、サイド部において起立させられ、その起立部分
に溝を形成するようにしている。サイド部において起立
を行わせるために、その長短の脚部がガラス側の係合部
材に嵌挿されることによって、ウインドモールディング
の装着高さに段差が設けられている。
特開昭62−231814号公報や特開平1−1950
32号等になされている。まず特開昭62−23181
4号公報記載のウインドモールディングでは、全長にわ
たって横断面一定の形状で押し出されたモールディング
素材が、サイド部において起立させられ、その起立部分
に溝を形成するようにしている。サイド部において起立
を行わせるために、その長短の脚部がガラス側の係合部
材に嵌挿されることによって、ウインドモールディング
の装着高さに段差が設けられている。
【0005】また特開平1−195032号公報におい
ては、同じく全長にわたって横断面一定の形状でモール
ディング素材が押し出された後、堰を構成している突状
部が不要部位(アッパー部)において切除されている。
ては、同じく全長にわたって横断面一定の形状でモール
ディング素材が押し出された後、堰を構成している突状
部が不要部位(アッパー部)において切除されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の各ウインドモールディングには、以下のような
問題がある。まず前者(特開昭62−231814号公
報)においては、ウインドモールディングの装着にあた
って係合部材を要するため部品点数が多いという問題が
あり、さらに後者(特開平1−195032号公報)で
は、突状部を切除した後に形成される鋭利部分を丸くす
る等の後処理工程数を施す必要がある上に、切除した後
の表面状態が他の部分と特に光沢面で異なってしまい、
装飾性の低下を招来するという問題がある。
た従来の各ウインドモールディングには、以下のような
問題がある。まず前者(特開昭62−231814号公
報)においては、ウインドモールディングの装着にあた
って係合部材を要するため部品点数が多いという問題が
あり、さらに後者(特開平1−195032号公報)で
は、突状部を切除した後に形成される鋭利部分を丸くす
る等の後処理工程数を施す必要がある上に、切除した後
の表面状態が他の部分と特に光沢面で異なってしまい、
装飾性の低下を招来するという問題がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明にかかる自動車用ウインドモールディングの製造
装置は、ウインドプレートの周縁部と車体パネルの窓枠
開口部の内周縁部との間に形成された隙間内に挿入され
る脚部と、上記隙間を車外側から覆う装飾部とを有する
ウインドモールディングを押出成形するためのダイが備
えられ、当該ダイには、ウインドモールディングの脚部
及び装飾部に対応した開口形状の押出成形口が設けられ
てなる自動車用ウインドモールディングの製造装置にお
いて、上記ダイは、ウインドモールディングの横断面形
状に相当する押出成形口を画成するように押出方向に重
ね合わせられた複数のダイからなり、これら複数のダイ
により、装飾部の外郭形状に対応した開口形状を有する
装飾部押出成形口と、脚部の外郭形状に対応した開口形
状を有する脚部押出成形口とが画成されているととも
に、前記複数の各ダイどうしは、装飾部押出成形口の開
口面積を可変とするように、相対的に回転移動自在に取
り付けられ、かつ装飾部押出成形口を画成するダイに装
飾部の外郭形状を造形するように設けられた仕切辺部に
は、装飾部の側壁に相当する部位に凹溝を成形する凸状
辺部と、装飾部の側壁から車外側表面に至る部位を連続
湾曲凸面状に成形する凹状辺部とが備えられた構成を有
している。
本発明にかかる自動車用ウインドモールディングの製造
装置は、ウインドプレートの周縁部と車体パネルの窓枠
開口部の内周縁部との間に形成された隙間内に挿入され
る脚部と、上記隙間を車外側から覆う装飾部とを有する
ウインドモールディングを押出成形するためのダイが備
えられ、当該ダイには、ウインドモールディングの脚部
及び装飾部に対応した開口形状の押出成形口が設けられ
てなる自動車用ウインドモールディングの製造装置にお
いて、上記ダイは、ウインドモールディングの横断面形
状に相当する押出成形口を画成するように押出方向に重
ね合わせられた複数のダイからなり、これら複数のダイ
により、装飾部の外郭形状に対応した開口形状を有する
装飾部押出成形口と、脚部の外郭形状に対応した開口形
状を有する脚部押出成形口とが画成されているととも
に、前記複数の各ダイどうしは、装飾部押出成形口の開
口面積を可変とするように、相対的に回転移動自在に取
り付けられ、かつ装飾部押出成形口を画成するダイに装
飾部の外郭形状を造形するように設けられた仕切辺部に
は、装飾部の側壁に相当する部位に凹溝を成形する凸状
辺部と、装飾部の側壁から車外側表面に至る部位を連続
湾曲凸面状に成形する凹状辺部とが備えられた構成を有
している。
【0008】また本発明にかかる自動車用ウインドモー
ルディングの製造方法は、ウインドプレートの周縁部と
車体パネルの窓枠開口部の内周縁部との間に形成された
隙間内に挿入される脚部と、上記隙間を車外側から覆う
装飾部とを有するウインドモールディングを押出成形す
るものであって、上記脚部及び装飾部に対応する押出成
形口を備えたダイを用いて、ウインドモールディングの
押出を行うようにした自動車用ウインドモールディング
の製造方法において、上記ダイにおける装飾部対応の押
出成形口の開口面積を、所定のタイミングで変化させつ
つウインドモールディングの全長を一連一体に押し出す
ものであって、上記ダイにおける押出成形口の開口面積
を拡張させる際には、ウインドモールディングの装飾部
側壁に相当する部位を凸状に遮蔽することによって凹溝
を成形するとともに、装飾部側壁から車外側表面に至る
部位を、連続曲線をなす凹状に遮蔽することにより湾曲
凸面状に押出成形を行うようにした構成を有している。
ルディングの製造方法は、ウインドプレートの周縁部と
車体パネルの窓枠開口部の内周縁部との間に形成された
隙間内に挿入される脚部と、上記隙間を車外側から覆う
装飾部とを有するウインドモールディングを押出成形す
るものであって、上記脚部及び装飾部に対応する押出成
形口を備えたダイを用いて、ウインドモールディングの
押出を行うようにした自動車用ウインドモールディング
の製造方法において、上記ダイにおける装飾部対応の押
出成形口の開口面積を、所定のタイミングで変化させつ
つウインドモールディングの全長を一連一体に押し出す
ものであって、上記ダイにおける押出成形口の開口面積
を拡張させる際には、ウインドモールディングの装飾部
側壁に相当する部位を凸状に遮蔽することによって凹溝
を成形するとともに、装飾部側壁から車外側表面に至る
部位を、連続曲線をなす凹状に遮蔽することにより湾曲
凸面状に押出成形を行うようにした構成を有している。
【0009】
【作用】このような構成を有する各手段によれば、ウイ
ンドモールディングの横断面形状を連続的に変化させる
ように押出成形が行われ、任意横断面形状の雨水排出溝
が連続的に一体成形されるようになっている。
ンドモールディングの横断面形状を連続的に変化させる
ように押出成形が行われ、任意横断面形状の雨水排出溝
が連続的に一体成形されるようになっている。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず図1に表わされているように、自動車
のフロント側のウインドプレート(以下、理解容易化の
ためにウインドガラスという。)1の周縁部には、長尺
帯状の押出樹脂部材からなるウインドモールディング2
が装着されている。このウインドモールディング2は、
前記ウインドガラス1の上縁部とルーフパネル3との間
の隙間に装着されたアッパーモールディング2Aと、ウ
インドガラス1の両側縁部とピラーパネル4との間の隙
間に装着されたサイドモールディング2Cと、これらア
ッパーモールディング2Aとサイドモールディング2C
とを湾曲状に連結しているコーナーモールディング2B
とを有している。これら各モールディング2A,2B,
2Cは、後述するようにして一体連続的に押出成形され
る。
に説明する。まず図1に表わされているように、自動車
のフロント側のウインドプレート(以下、理解容易化の
ためにウインドガラスという。)1の周縁部には、長尺
帯状の押出樹脂部材からなるウインドモールディング2
が装着されている。このウインドモールディング2は、
前記ウインドガラス1の上縁部とルーフパネル3との間
の隙間に装着されたアッパーモールディング2Aと、ウ
インドガラス1の両側縁部とピラーパネル4との間の隙
間に装着されたサイドモールディング2Cと、これらア
ッパーモールディング2Aとサイドモールディング2C
とを湾曲状に連結しているコーナーモールディング2B
とを有している。これら各モールディング2A,2B,
2Cは、後述するようにして一体連続的に押出成形され
る。
【0011】ウインドモールディング2は、ゴム、合成
樹脂等の弾性材料を後述する成形装置によって一連に押
出成形してなるものであり、図2ないし図5に示されて
いるように、ウインドガラス1の周縁部とルーフパネル
3及びピラーパネル4との間隙に介挿される脚部21
と、ウインドガラス1の表面を車外側(図示上側)から
覆う装飾部22とを備えている。
樹脂等の弾性材料を後述する成形装置によって一連に押
出成形してなるものであり、図2ないし図5に示されて
いるように、ウインドガラス1の周縁部とルーフパネル
3及びピラーパネル4との間隙に介挿される脚部21
と、ウインドガラス1の表面を車外側(図示上側)から
覆う装飾部22とを備えている。
【0012】脚部22は、柱状の部材から形成されてお
り、当該脚部21の内部略中央に、インサート芯材とし
ての金属薄箔芯金23が埋設されている。この脚部21
は、ウインドモールディング2の全長にわたってウイン
ドガラス1の厚さとほぼ等しい高さ寸法に設定されてお
り、この脚部22の車内側端縁(図示下端縁)には、ウ
インドガラス1の車内側面(図示下面部)を支持するガ
ラス支持片24がモールディングの全長にわたって一定
形状にて設けられている。これら装飾部22と脚部21
とガラス支持片24とは、長手方向に直交する横断面に
おいて略コの字状をなす関係に設定されている。さらに
上記ガラス支持片24が設けられている脚部21の反対
側すなわち外周側には、車体パネル3,4の側壁面に向
かって突出する弾性リップ片25が設けられている。
り、当該脚部21の内部略中央に、インサート芯材とし
ての金属薄箔芯金23が埋設されている。この脚部21
は、ウインドモールディング2の全長にわたってウイン
ドガラス1の厚さとほぼ等しい高さ寸法に設定されてお
り、この脚部22の車内側端縁(図示下端縁)には、ウ
インドガラス1の車内側面(図示下面部)を支持するガ
ラス支持片24がモールディングの全長にわたって一定
形状にて設けられている。これら装飾部22と脚部21
とガラス支持片24とは、長手方向に直交する横断面に
おいて略コの字状をなす関係に設定されている。さらに
上記ガラス支持片24が設けられている脚部21の反対
側すなわち外周側には、車体パネル3,4の側壁面に向
かって突出する弾性リップ片25が設けられている。
【0013】上記装飾部22は、脚部21の車外側端
(図示上端)から、内周側及び外周側に延びるリップ状
部材からなり、ウインドガラス1における車外側表面周
縁部を覆うガラス側装飾部22aと、車体パネル3,4
の車外側表面に当接するパネル側装飾部22bとを備え
ている。パネル側装飾部22bは、モールディングの全
長にわたって均一な肉厚及び形状に成形されているが、
ガラス側装飾部22aは、後述するようにアッパー部と
サイド部とで異なる横断面形状をなすように成形されて
いる。このガラス側装飾部22aと、前記脚部21と、
ガラス支持片24とによって、ウインドガラス1の周縁
部を受け入れるためのガラス嵌合溝が、横断面略コの字
状をなすように画成されている。このガラス嵌合溝の溝
形状は、全長にわたって一定であり、溝幅はウインドガ
ラス1の厚さにほぼ一致されている。
(図示上端)から、内周側及び外周側に延びるリップ状
部材からなり、ウインドガラス1における車外側表面周
縁部を覆うガラス側装飾部22aと、車体パネル3,4
の車外側表面に当接するパネル側装飾部22bとを備え
ている。パネル側装飾部22bは、モールディングの全
長にわたって均一な肉厚及び形状に成形されているが、
ガラス側装飾部22aは、後述するようにアッパー部と
サイド部とで異なる横断面形状をなすように成形されて
いる。このガラス側装飾部22aと、前記脚部21と、
ガラス支持片24とによって、ウインドガラス1の周縁
部を受け入れるためのガラス嵌合溝が、横断面略コの字
状をなすように画成されている。このガラス嵌合溝の溝
形状は、全長にわたって一定であり、溝幅はウインドガ
ラス1の厚さにほぼ一致されている。
【0014】一方上記ガラス側装飾部22aは、アッパ
ーモールディング2Aにおいて一定の横断面形状に維持
されているとともに、コーナーモールディング2Bの途
中部分からサイドモールディング2Cにかけて徐々に車
外側に向って回転するようにして膨出されている。そし
てサイドモールディング2Cのコーナー寄りの端部で、
ガラス側装飾部22aの車内外方向の肉厚が最大になさ
れている。このガラス側装飾部22aにおける膨出厚肉
部分の最大肉厚寸法は、サイド中央部分からサイド下部
側に向かって一定に維持されている。
ーモールディング2Aにおいて一定の横断面形状に維持
されているとともに、コーナーモールディング2Bの途
中部分からサイドモールディング2Cにかけて徐々に車
外側に向って回転するようにして膨出されている。そし
てサイドモールディング2Cのコーナー寄りの端部で、
ガラス側装飾部22aの車内外方向の肉厚が最大になさ
れている。このガラス側装飾部22aにおける膨出厚肉
部分の最大肉厚寸法は、サイド中央部分からサイド下部
側に向かって一定に維持されている。
【0015】上記サイドモールディング2Cにおける膨
出厚肉部分の内周側壁面には、横断面略円弧状の湾曲底
面を有する雨水受け溝26が凹設されている。この雨水
受け溝26は、装飾部22が最大の肉厚寸法になされた
サイドモールディング2Cのコーナー寄りの端部から、
サイド部下方にかけて設けられている。この雨水受け溝
26の溝深さ及び溝幅は、ガラス側装飾部22aの膨出
厚肉部分における肉厚に対応して変化するように成形さ
れている。この場合、雨水受け溝26の上側に張り出し
ているガラス側装飾部22aのリップ状部分は、サイド
モールディングの全長にわたって均一な横断面形状を備
えるように成形されており、当該リップ状部分の内周側
端縁部分は、略半円状の凸状湾曲面を有している。前記
雨水受け溝26の凹状湾曲底面は、上記ガラス側装飾部
22aのリップ状部分の凸状湾曲面に連続して凹状に窪
む湾曲面に形成されている。
出厚肉部分の内周側壁面には、横断面略円弧状の湾曲底
面を有する雨水受け溝26が凹設されている。この雨水
受け溝26は、装飾部22が最大の肉厚寸法になされた
サイドモールディング2Cのコーナー寄りの端部から、
サイド部下方にかけて設けられている。この雨水受け溝
26の溝深さ及び溝幅は、ガラス側装飾部22aの膨出
厚肉部分における肉厚に対応して変化するように成形さ
れている。この場合、雨水受け溝26の上側に張り出し
ているガラス側装飾部22aのリップ状部分は、サイド
モールディングの全長にわたって均一な横断面形状を備
えるように成形されており、当該リップ状部分の内周側
端縁部分は、略半円状の凸状湾曲面を有している。前記
雨水受け溝26の凹状湾曲底面は、上記ガラス側装飾部
22aのリップ状部分の凸状湾曲面に連続して凹状に窪
む湾曲面に形成されている。
【0016】次に、このようなウインドモールディング
2の車体取付構造を説明する。ルーフパネル3及びピラ
ーパネル4に設けられたガラス取付用窓開口部の内周縁
部は、ウインドガラス1を受け入れるように室内側に向
かって階段状に折り曲げられており、折曲壁3a,4a
を介してフランジ部3b,4bが設けられている。上記
折曲壁3a,4aの立ち上がり高さは、アッパー部、コ
ーナー部及びサイド部にかけて均一に維持されている。
2の車体取付構造を説明する。ルーフパネル3及びピラ
ーパネル4に設けられたガラス取付用窓開口部の内周縁
部は、ウインドガラス1を受け入れるように室内側に向
かって階段状に折り曲げられており、折曲壁3a,4a
を介してフランジ部3b,4bが設けられている。上記
折曲壁3a,4aの立ち上がり高さは、アッパー部、コ
ーナー部及びサイド部にかけて均一に維持されている。
【0017】まずウインドガラス1の周縁部分あるいは
車体パネル3,4側のフランジ部3b,4b上に、帯状
のダムラバー5が固着されるとともに、このダムラバー
5の外周側に接着剤6が押出によって充填され、ウイン
ドガラス1の車内側面(図示下面)が、上記ダムラバー
5上に当接され押圧される。これによってウインドガラ
ス1は、車体パネル3,4側のフランジ部3b,4b上
に全周略均一の高さに固着される。そしてこのウインド
ガラス1の車外側表面と、車体パネル3,4の表面との
間には、全長にわたって一定幅を有する細長状の隙間
と、一定高さの小段差が形成される。ウインドモールデ
ィング2は、ウインドガラス1に装着した状態で窓枠側
に挿入されるか、あるいは予めウインドガラス1を窓枠
側に設置しておいた上で、ウインドガラス1の周端縁と
車体パネル3,4との間の隙間内に挿入される。
車体パネル3,4側のフランジ部3b,4b上に、帯状
のダムラバー5が固着されるとともに、このダムラバー
5の外周側に接着剤6が押出によって充填され、ウイン
ドガラス1の車内側面(図示下面)が、上記ダムラバー
5上に当接され押圧される。これによってウインドガラ
ス1は、車体パネル3,4側のフランジ部3b,4b上
に全周略均一の高さに固着される。そしてこのウインド
ガラス1の車外側表面と、車体パネル3,4の表面との
間には、全長にわたって一定幅を有する細長状の隙間
と、一定高さの小段差が形成される。ウインドモールデ
ィング2は、ウインドガラス1に装着した状態で窓枠側
に挿入されるか、あるいは予めウインドガラス1を窓枠
側に設置しておいた上で、ウインドガラス1の周端縁と
車体パネル3,4との間の隙間内に挿入される。
【0018】そしてまずアッパー部においては(図3参
照)、ウインドモールディング2の横断面形状が全長に
わたって均一になされており、これに連続するコーナー
部において(図3及び図4参照)、ガラス側装飾部22
aが車外側の外周方向に向かって徐々に回転するように
膨出されている。さらにサイド部においては(図3及び
図5参照)、ガラス側装飾部22aにおける膨出厚肉部
分の肉厚が、サイド上端で最大になされているととも
に、このガラス側装飾部22aの最大肉厚寸法が、サイ
ド下部側に向かって一定に維持されている。
照)、ウインドモールディング2の横断面形状が全長に
わたって均一になされており、これに連続するコーナー
部において(図3及び図4参照)、ガラス側装飾部22
aが車外側の外周方向に向かって徐々に回転するように
膨出されている。さらにサイド部においては(図3及び
図5参照)、ガラス側装飾部22aにおける膨出厚肉部
分の肉厚が、サイド上端で最大になされているととも
に、このガラス側装飾部22aの最大肉厚寸法が、サイ
ド下部側に向かって一定に維持されている。
【0019】このようにしてウインドモールディング2
が、ウインドガラス1の周縁部と車体パネル3,4との
間の隙間内に嵌挿された状態では、ガラス支持片24と
装飾部22との間に画成されているガラス嵌合溝が、ウ
インドガラス1の周縁部全長にわたって嵌着されている
とともに、弾性リップ片25が、車体パネル3,4の壁
面に対して屈曲状態にて弾接されている。この弾性リッ
プ片25の屈曲弾性反発力及び上記ガラス嵌合溝のガラ
ス嵌合力は、接着剤が固化するまでの仮固定力及び姿勢
保持力として作用する。
が、ウインドガラス1の周縁部と車体パネル3,4との
間の隙間内に嵌挿された状態では、ガラス支持片24と
装飾部22との間に画成されているガラス嵌合溝が、ウ
インドガラス1の周縁部全長にわたって嵌着されている
とともに、弾性リップ片25が、車体パネル3,4の壁
面に対して屈曲状態にて弾接されている。この弾性リッ
プ片25の屈曲弾性反発力及び上記ガラス嵌合溝のガラ
ス嵌合力は、接着剤が固化するまでの仮固定力及び姿勢
保持力として作用する。
【0021】ウインドモールディング2を装着した状態
において、ウインドガラス1上に滴下した雨水は、ウイ
ンドモールディング2の内周壁部に導かれるようにして
所定の部位に排出されていく。サイド部に集められた雨
水は、脚部21の膨出肉厚部分に設けられた雨水受け溝
26を通って所定の方向へ誘導されていく。
において、ウインドガラス1上に滴下した雨水は、ウイ
ンドモールディング2の内周壁部に導かれるようにして
所定の部位に排出されていく。サイド部に集められた雨
水は、脚部21の膨出肉厚部分に設けられた雨水受け溝
26を通って所定の方向へ誘導されていく。
【0022】また上述したように、雨水受け溝26の上
側(車外側)に内周側へ張り出しているガラス側装飾部
22aのリップ状部分は、その先端部分である内周側端
縁部分が略半円状の湾曲凸状面をなすように成形されて
おり、装飾部22には無用なエッジラインが成形されて
おらず、これにより自動車の安全性及び装飾性が向上さ
れている。
側(車外側)に内周側へ張り出しているガラス側装飾部
22aのリップ状部分は、その先端部分である内周側端
縁部分が略半円状の湾曲凸状面をなすように成形されて
おり、装飾部22には無用なエッジラインが成形されて
おらず、これにより自動車の安全性及び装飾性が向上さ
れている。
【0023】上述したウインドウモールディング2を成
形する装置を説明する。図示を省略したコイラーから巻
き出されたインサート材としての金属薄箔芯金23は、
フォーミングロール、位置検出装置を通して押出成形金
型(ダイス)に供給され、樹脂と一体にて上述した横断
面形状に押出成形される。押し出されたモールディング
素材は、冷却槽を通して引取機を通って切断装置に送り
込まれ、そこで所定長さに切断が行われる。このとき上
記位置検出装置で検出された金属薄箔芯金23の送り量
は、制御装置に印加されており、その入力信号に基づい
て、上記押出成形金型及び切断装置の動作タイミングが
決定される。
形する装置を説明する。図示を省略したコイラーから巻
き出されたインサート材としての金属薄箔芯金23は、
フォーミングロール、位置検出装置を通して押出成形金
型(ダイス)に供給され、樹脂と一体にて上述した横断
面形状に押出成形される。押し出されたモールディング
素材は、冷却槽を通して引取機を通って切断装置に送り
込まれ、そこで所定長さに切断が行われる。このとき上
記位置検出装置で検出された金属薄箔芯金23の送り量
は、制御装置に印加されており、その入力信号に基づい
て、上記押出成形金型及び切断装置の動作タイミングが
決定される。
【0024】上記押出成形金型に設けられたダイは、図
6ないし図8に示されているような合成樹脂押出用の2
つのダイを備えている。これらのダイは、モールディン
グの押出方向(紙面垂直方向)に並設された第1のダイ
7と第2のダイ8とからなっており、第1のダイ7の上
に第2のダイ8が重ね合わせらていることによって、上
記ウインドモールディング2の横断面形状に対応する押
出成形口が画成されている。上記第1のダイ7は固定状
態に設置されており、ウインドモールディング2におけ
る脚部21及び弾性リップ25の外郭形状に相当する開
口形状に形成された脚部押出成形口71と、装飾部22
のパネル側装飾部22bの外郭形状に相当する開口形状
に形成されたパネル側装飾部押出成形口72と、図中破
線で示されているように、装飾部22のガラス側装飾部
22aの外郭形状を包含する大型の開口形状に形成され
たガラス装飾部押出成形口73とが設けられている。
6ないし図8に示されているような合成樹脂押出用の2
つのダイを備えている。これらのダイは、モールディン
グの押出方向(紙面垂直方向)に並設された第1のダイ
7と第2のダイ8とからなっており、第1のダイ7の上
に第2のダイ8が重ね合わせらていることによって、上
記ウインドモールディング2の横断面形状に対応する押
出成形口が画成されている。上記第1のダイ7は固定状
態に設置されており、ウインドモールディング2におけ
る脚部21及び弾性リップ25の外郭形状に相当する開
口形状に形成された脚部押出成形口71と、装飾部22
のパネル側装飾部22bの外郭形状に相当する開口形状
に形成されたパネル側装飾部押出成形口72と、図中破
線で示されているように、装飾部22のガラス側装飾部
22aの外郭形状を包含する大型の開口形状に形成され
たガラス装飾部押出成形口73とが設けられている。
【0025】一方前記第2ダイ8は、扇形状をなす本体
部の一側辺部(図示下辺部)を、装飾部22の外郭形状
に対応して切り欠いてなるものであり、その扇形状の中
心部に相当する部位が、上記第1ダイ7に対してピン8
1により回転移動自在に取り付けられている。上記ピン
81の取り付け位置、すなわち当該第2ダイ8の回動中
心は、ガラス装飾部押出成形口73とパネル側装飾部押
出成形口72との境界部分直上位置に設定されており、
このピン81を中心として第2ダイ8が回動されること
によって、前記第1ダイ7の装飾部押出成形口73に対
する遮蔽面積が変化されるようになっている。
部の一側辺部(図示下辺部)を、装飾部22の外郭形状
に対応して切り欠いてなるものであり、その扇形状の中
心部に相当する部位が、上記第1ダイ7に対してピン8
1により回転移動自在に取り付けられている。上記ピン
81の取り付け位置、すなわち当該第2ダイ8の回動中
心は、ガラス装飾部押出成形口73とパネル側装飾部押
出成形口72との境界部分直上位置に設定されており、
このピン81を中心として第2ダイ8が回動されること
によって、前記第1ダイ7の装飾部押出成形口73に対
する遮蔽面積が変化されるようになっている。
【0026】すなわち上記第2ダイ8における切欠辺部
は、第1ダイ7におけるガラス装飾部押出成形口73の
一部を遮蔽するように配置されており、モールディング
素材のガラス側装飾部22aに相当する部分の内周側壁
面から車外側表面にかけての外郭形状を造形して押出成
形するための仕切辺部になされている。より具体的に
は、この仕切辺部には、装飾部22の膨出厚肉部分に雨
水受け溝26を凹設するための凸状辺部82と、装飾部
22の内周側縁部を成形するための凹状辺部83とが備
えられている。これら凸状辺部82及び凹状辺部83
は、略半円形状をなす凸状部及び凹状部にそれぞれ形成
されており、これら両者は、連続した曲線状に形成され
ている。
は、第1ダイ7におけるガラス装飾部押出成形口73の
一部を遮蔽するように配置されており、モールディング
素材のガラス側装飾部22aに相当する部分の内周側壁
面から車外側表面にかけての外郭形状を造形して押出成
形するための仕切辺部になされている。より具体的に
は、この仕切辺部には、装飾部22の膨出厚肉部分に雨
水受け溝26を凹設するための凸状辺部82と、装飾部
22の内周側縁部を成形するための凹状辺部83とが備
えられている。これら凸状辺部82及び凹状辺部83
は、略半円形状をなす凸状部及び凹状部にそれぞれ形成
されており、これら両者は、連続した曲線状に形成され
ている。
【0027】このようなモールデイング成形装置による
ウインドモールディング2の成形方法を説明する。ウイ
ンドモールディング2を成形するにあたっては、アッパ
ーモールディング2A、コーナーモールディング2B、
サイドモールディング2Cが一連一体に押出成形される
が、そのときの成形順序は、一方のサイドモールディン
グ2C及びコーナーモールディング2B、次いでアッパ
ーモールディング2A、そして他方のコーナーモールデ
ィング2B及びサイドモールディング2Cの順である。
ウインドモールディング2の成形方法を説明する。ウイ
ンドモールディング2を成形するにあたっては、アッパ
ーモールディング2A、コーナーモールディング2B、
サイドモールディング2Cが一連一体に押出成形される
が、そのときの成形順序は、一方のサイドモールディン
グ2C及びコーナーモールディング2B、次いでアッパ
ーモールディング2A、そして他方のコーナーモールデ
ィング2B及びサイドモールディング2Cの順である。
【0028】まずサイドモールディング2Cを押出成形
する場合には、第1のダイ7及び第2のダイ8が、図6
に示された位置関係に維持される。この状態において
は、第2のダイ8が最大開放位置に引き上げれており、
第1のダイ7のガラス側装飾部押出形成口73が最大の
開口面積となるように設定されている。これにより図5
に示された横断面形状をなすサイドモールディング2C
が押出成形される。押出成形は、サイドモールディング
2Cの下端部分(図3右端部分)から開始され、ガラス
側装飾部22aの膨出厚肉部分が最大肉厚にて成形され
るとともに、その最大肉厚のガラス側装飾部22aに対
して、最大の開口形状を有する雨水受け溝26が形成さ
れる。このとき第1のダイ7の脚部押出形成口71に対
して、金属薄箔芯金23が供給される。
する場合には、第1のダイ7及び第2のダイ8が、図6
に示された位置関係に維持される。この状態において
は、第2のダイ8が最大開放位置に引き上げれており、
第1のダイ7のガラス側装飾部押出形成口73が最大の
開口面積となるように設定されている。これにより図5
に示された横断面形状をなすサイドモールディング2C
が押出成形される。押出成形は、サイドモールディング
2Cの下端部分(図3右端部分)から開始され、ガラス
側装飾部22aの膨出厚肉部分が最大肉厚にて成形され
るとともに、その最大肉厚のガラス側装飾部22aに対
して、最大の開口形状を有する雨水受け溝26が形成さ
れる。このとき第1のダイ7の脚部押出形成口71に対
して、金属薄箔芯金23が供給される。
【0029】一定横断面形状の状態で、サイドモールデ
ィング2Cが一定長にわたって押出成形され、コーナー
モールディング2Bの成形位置に近づいてくると、第2
のダイ8は図示下方側に閉じられ始め、コーナーモール
ディング2Bの成形が開始される。コーナーモールディ
ング2Bでは、図7に示されているように、第2のダイ
8が図示下側方向に回動されつつ押出が行われ、これに
より第1のダイ7のガラス側装飾部押出形成口73の開
口面積が縮小されていく。したがってガラス側装飾部2
2aにおける膨出厚肉部分の肉厚が徐々に減じられてい
くとともに、雨水受け溝26の開口形状も徐々に縮小さ
れていき、コーナー部の途中で消失される。
ィング2Cが一定長にわたって押出成形され、コーナー
モールディング2Bの成形位置に近づいてくると、第2
のダイ8は図示下方側に閉じられ始め、コーナーモール
ディング2Bの成形が開始される。コーナーモールディ
ング2Bでは、図7に示されているように、第2のダイ
8が図示下側方向に回動されつつ押出が行われ、これに
より第1のダイ7のガラス側装飾部押出形成口73の開
口面積が縮小されていく。したがってガラス側装飾部2
2aにおける膨出厚肉部分の肉厚が徐々に減じられてい
くとともに、雨水受け溝26の開口形状も徐々に縮小さ
れていき、コーナー部の途中で消失される。
【0031】コーナーモールディング2Bの押出成形が
終了した時点で、上記第2のダイ8は、図8に示されて
いる位置に至り、押出形成口の全体が、アッパーモール
ディング2Aの横断面形状に対応する形状に画成され
る。そしてこのときからアッパーモールディング2Aが
一定の横断面形状にて押出成形されていく。アッパーモ
ールディング2Aが一定長にわたって押出成形される
と、上述した手順とは逆にして、他方のコーナーモール
ディング2B及びサイドモールディング2Cの成形が行
われ、これにより一連のウインドウモールディング2が
得られる。このような実施例にかかる車両用ウインドモ
ールディングの製造装置を用いた製造方法によれば、ウ
インドモールディング2の横断面形状を連続的に変化さ
せるように押出成形が行われ、ウインドモールディング
2の全長が一連・一体に押出成形されるとともに、任意
横断面形状の雨水受け溝26が連続的に一体成形される
ようになっている。
終了した時点で、上記第2のダイ8は、図8に示されて
いる位置に至り、押出形成口の全体が、アッパーモール
ディング2Aの横断面形状に対応する形状に画成され
る。そしてこのときからアッパーモールディング2Aが
一定の横断面形状にて押出成形されていく。アッパーモ
ールディング2Aが一定長にわたって押出成形される
と、上述した手順とは逆にして、他方のコーナーモール
ディング2B及びサイドモールディング2Cの成形が行
われ、これにより一連のウインドウモールディング2が
得られる。このような実施例にかかる車両用ウインドモ
ールディングの製造装置を用いた製造方法によれば、ウ
インドモールディング2の横断面形状を連続的に変化さ
せるように押出成形が行われ、ウインドモールディング
2の全長が一連・一体に押出成形されるとともに、任意
横断面形状の雨水受け溝26が連続的に一体成形される
ようになっている。
【0032】次に図9ないし図12に示されている実施
例におけるウインドウモールディング12は、サイドモ
ールディング12C、コーナーモールディング12B及
びアッパーモールディング12Aが一連に押出成形され
てなるものであって、車体パネル3,4とウインドガラ
ス1の周端縁との間の隙間に介挿される脚部121の車
外側端部に、上記ウインドガラス1の車外側表面に圧接
するようにリップ状部材として成形された装飾部122
が一体に設けられている。この装飾部122における車
内外方向に直交する方向の幅寸法は、アッパー部の方が
サイド部よりも狭くなるように成形されており、コーナ
ー部の途中からサイド部にかけて幅広の装飾部122に
成形されている。
例におけるウインドウモールディング12は、サイドモ
ールディング12C、コーナーモールディング12B及
びアッパーモールディング12Aが一連に押出成形され
てなるものであって、車体パネル3,4とウインドガラ
ス1の周端縁との間の隙間に介挿される脚部121の車
外側端部に、上記ウインドガラス1の車外側表面に圧接
するようにリップ状部材として成形された装飾部122
が一体に設けられている。この装飾部122における車
内外方向に直交する方向の幅寸法は、アッパー部の方が
サイド部よりも狭くなるように成形されており、コーナ
ー部の途中からサイド部にかけて幅広の装飾部122に
成形されている。
【0033】より具体的には、本実施例における装飾部
122は、コーナー部からサイド部にかけて内周側及び
車外側に膨出されているとともに、サイド部における膨
出厚肉部分に雨水受け溝126が凹設されている。すな
わちまずアッパー部においては(図9参照)、ウインド
モールディング12の横断面形状が全長にわたって均一
になされており、幅狭に成形された装飾部122の図示
下面の全面がウインドガラス1の表面上に密着されてい
る。このようにアッパー部における装飾部122は、幅
狭に設定されているため、良好な運転視界を得ることが
できる。
122は、コーナー部からサイド部にかけて内周側及び
車外側に膨出されているとともに、サイド部における膨
出厚肉部分に雨水受け溝126が凹設されている。すな
わちまずアッパー部においては(図9参照)、ウインド
モールディング12の横断面形状が全長にわたって均一
になされており、幅狭に成形された装飾部122の図示
下面の全面がウインドガラス1の表面上に密着されてい
る。このようにアッパー部における装飾部122は、幅
狭に設定されているため、良好な運転視界を得ることが
できる。
【0034】またこれに連続するコーナー部においては
(図9、図10及び図11参照)、装飾部122が、内
周側及び車外側に向かって徐々に膨出されている。特に
図10及び図11に示されているように、コーナー部の
サイド寄りの部分における装飾部122は、略弓形状の
横断面形状に成形されており、その内周端部分は、サイ
ド側へ行くにしたがってウインドガラス1の表面から離
反され始めている。そしてサイド部においては(図9及
び図12参照)、上記装飾部122における内周端部分
の離反量が、サイド上端で最大になされており、その離
反部分に雨水受け溝126が、最大開口面積にて成形さ
れている。この装飾部122の最大膨出量及び雨水受け
溝126の最大開口面積は、サイド下部側に向かって一
定に維持されている。
(図9、図10及び図11参照)、装飾部122が、内
周側及び車外側に向かって徐々に膨出されている。特に
図10及び図11に示されているように、コーナー部の
サイド寄りの部分における装飾部122は、略弓形状の
横断面形状に成形されており、その内周端部分は、サイ
ド側へ行くにしたがってウインドガラス1の表面から離
反され始めている。そしてサイド部においては(図9及
び図12参照)、上記装飾部122における内周端部分
の離反量が、サイド上端で最大になされており、その離
反部分に雨水受け溝126が、最大開口面積にて成形さ
れている。この装飾部122の最大膨出量及び雨水受け
溝126の最大開口面積は、サイド下部側に向かって一
定に維持されている。
【0035】弾性リップ片125の車外側直上位置に
は、弾性リップ副片125aが同様にして設けられてお
り、この弾性リップ副片125aの屈曲凹部に外周側雨
水受け溝127が成形されている。その他の各構成部分
は、基本的に前記実施例と略同一であり、前記実施例に
おける符号「2」に替えて、それぞれに対応する各部に
符号「12」を付すこととし、全体の説明は省略する。
このような第2実施例にかかるウインドモールディング
12おいても、前述した実施例と同様の作用・効果を得
ることができる。
は、弾性リップ副片125aが同様にして設けられてお
り、この弾性リップ副片125aの屈曲凹部に外周側雨
水受け溝127が成形されている。その他の各構成部分
は、基本的に前記実施例と略同一であり、前記実施例に
おける符号「2」に替えて、それぞれに対応する各部に
符号「12」を付すこととし、全体の説明は省略する。
このような第2実施例にかかるウインドモールディング
12おいても、前述した実施例と同様の作用・効果を得
ることができる。
【0036】ウインドモールディング12を成形するた
めのダイの一例が、図13ないし図16に表されてい
る。このダイは、モールディングの押出方向(紙面垂直
方向)に並設された第1のダイ17と第2のダイ18と
からなっており、第1のダイ17の上に第2のダイ18
が重ね合わせらていることによって、上記ウインドモー
ルディング12の横断面形状が画成されている。上記第
1のダイ17は固定状態に設置されており、ウインドモ
ールディング12における装飾部122の外郭形状に相
当する開口形状に形成された装飾部押出成形口173
と、脚部121の外郭形状を包含する大型の開口形状に
形成された脚部押出成形口171とが設けられている。
めのダイの一例が、図13ないし図16に表されてい
る。このダイは、モールディングの押出方向(紙面垂直
方向)に並設された第1のダイ17と第2のダイ18と
からなっており、第1のダイ17の上に第2のダイ18
が重ね合わせらていることによって、上記ウインドモー
ルディング12の横断面形状が画成されている。上記第
1のダイ17は固定状態に設置されており、ウインドモ
ールディング12における装飾部122の外郭形状に相
当する開口形状に形成された装飾部押出成形口173
と、脚部121の外郭形状を包含する大型の開口形状に
形成された脚部押出成形口171とが設けられている。
【0037】上記第1ダイ17の装飾部押出成形口17
3を画成する仕切辺には、装飾部122の膨出厚肉部分
に雨水受け溝126を凹設するための凸状辺部174
と、装飾飾部122の内周側縁部を成形するための凹状
辺部175とが設けられている。これら凸状辺部174
及び凹状辺部175は、略半円形状をなす凸状部及び凹
状部にそれぞれ形成されており、これら両者は、連続し
た曲線状に形成されている。
3を画成する仕切辺には、装飾部122の膨出厚肉部分
に雨水受け溝126を凹設するための凸状辺部174
と、装飾飾部122の内周側縁部を成形するための凹状
辺部175とが設けられている。これら凸状辺部174
及び凹状辺部175は、略半円形状をなす凸状部及び凹
状部にそれぞれ形成されており、これら両者は、連続し
た曲線状に形成されている。
【0038】一方前記第2ダイ18は、扇形状をなす本
体部の一側辺部を、脚部121及び弾性リップ片12
5,125aの外郭形状に対応して切り欠いてなるもの
であり、上記第1ダイ171における大型の脚部押出成
形口171の上に重ね合わせられることによって、脚部
121及び弾性リップ片125,125aの押出形成口
を画成している。この第2ダイ18は、その扇形状の中
心部に相当する部位が、上記第1ダイ17に対してピン
181により回転移動自在に取り付けられている。上記
ピン181の取り付け位置、すなわち当該第2ダイ18
の回動中心は、装飾部押出成形口173と脚部押出成形
口171との境界部分における外側位置に設定されてお
り、第2ダイ18が回動されることによって、前記第1
ダイ17の装飾部押出成形口173に対する遮蔽面積が
変化されるようになっている。
体部の一側辺部を、脚部121及び弾性リップ片12
5,125aの外郭形状に対応して切り欠いてなるもの
であり、上記第1ダイ171における大型の脚部押出成
形口171の上に重ね合わせられることによって、脚部
121及び弾性リップ片125,125aの押出形成口
を画成している。この第2ダイ18は、その扇形状の中
心部に相当する部位が、上記第1ダイ17に対してピン
181により回転移動自在に取り付けられている。上記
ピン181の取り付け位置、すなわち当該第2ダイ18
の回動中心は、装飾部押出成形口173と脚部押出成形
口171との境界部分における外側位置に設定されてお
り、第2ダイ18が回動されることによって、前記第1
ダイ17の装飾部押出成形口173に対する遮蔽面積が
変化されるようになっている。
【0039】すなわち上記第2ダイ18に設けられた直
線状の一側辺部182は、第1ダイ17における装飾部
押出成形口173の図示下側領域を遮蔽するように配置
されており、装飾部押出成形口173の開口面積を変化
させつつモールディング素材を押出成形するための仕切
辺部として設けられている。
線状の一側辺部182は、第1ダイ17における装飾部
押出成形口173の図示下側領域を遮蔽するように配置
されており、装飾部押出成形口173の開口面積を変化
させつつモールディング素材を押出成形するための仕切
辺部として設けられている。
【0040】このようなモールデイング成形装置による
ウインドモールディング12の成形方法を説明する。ウ
インドモールディング12を成形するにあたっては、ア
ッパーモールディング12A、コーナーモールディング
12B、サイドモールディング12Cが一連一体に押出
成形されるが、そのときの成形順序は、一方のサイドモ
ールディング12C、一方のコーナーモールディング1
2B、アッパーモールディング12A、そして他方のコ
ーナーモールディング12B、他方のサイドモールディ
ング12Cの順である。
ウインドモールディング12の成形方法を説明する。ウ
インドモールディング12を成形するにあたっては、ア
ッパーモールディング12A、コーナーモールディング
12B、サイドモールディング12Cが一連一体に押出
成形されるが、そのときの成形順序は、一方のサイドモ
ールディング12C、一方のコーナーモールディング1
2B、アッパーモールディング12A、そして他方のコ
ーナーモールディング12B、他方のサイドモールディ
ング12Cの順である。
【0041】まずサイドモールディング12Cを押出成
形する場合には、第1のダイ17及び第2のダイ18
が、図13に示された位置関係に維持される。この状態
においては、第2のダイ18が最大開放位置に引き上げ
れており、第1のダイ17の装飾部押出形成口173が
最大の開口面積に拡張されている。これにより図12に
示された横断面形状をなすサイドモールディング12C
が押出成形される。押出成形は、サイドモールディング
12Cの下端部分(図9右端部分)から開始され、装飾
部122の膨出厚肉部分が最大肉厚にて成形されるとと
もに、その最大肉厚の装飾部122に対して、最大開口
形状を有する雨水受け溝126が形成される。このとき
第1のダイ17の脚部押出形成口対して、金属薄ワイヤ
ー123が供給される。
形する場合には、第1のダイ17及び第2のダイ18
が、図13に示された位置関係に維持される。この状態
においては、第2のダイ18が最大開放位置に引き上げ
れており、第1のダイ17の装飾部押出形成口173が
最大の開口面積に拡張されている。これにより図12に
示された横断面形状をなすサイドモールディング12C
が押出成形される。押出成形は、サイドモールディング
12Cの下端部分(図9右端部分)から開始され、装飾
部122の膨出厚肉部分が最大肉厚にて成形されるとと
もに、その最大肉厚の装飾部122に対して、最大開口
形状を有する雨水受け溝126が形成される。このとき
第1のダイ17の脚部押出形成口対して、金属薄ワイヤ
ー123が供給される。
【0042】一定横断面形状の状態で、サイドモールデ
ィング12Cが一定長にわたって押出成形され、コーナ
ーモールディング12Bの成形位置に近づいてくると、
第2のダイ18は閉じられ始め、コーナーモールディン
グ12Bの成形が開始される。コーナーモールディング
12Bでは、図14及び図15に示されているように、
第2のダイ18が図示上側方向に回動されつつ押出が行
われ、これにより第1のダイ17の装飾部押出形成口1
73が縮小されていく。したがって装飾部122におけ
る膨出厚肉部分の肉厚が徐々に減じられていくととも
に、雨水受け溝126の開口形状も徐々に縮小されてい
き、コーナー部の途中で消失される。
ィング12Cが一定長にわたって押出成形され、コーナ
ーモールディング12Bの成形位置に近づいてくると、
第2のダイ18は閉じられ始め、コーナーモールディン
グ12Bの成形が開始される。コーナーモールディング
12Bでは、図14及び図15に示されているように、
第2のダイ18が図示上側方向に回動されつつ押出が行
われ、これにより第1のダイ17の装飾部押出形成口1
73が縮小されていく。したがって装飾部122におけ
る膨出厚肉部分の肉厚が徐々に減じられていくととも
に、雨水受け溝126の開口形状も徐々に縮小されてい
き、コーナー部の途中で消失される。
【0043】コーナーモールディング12Bの押出成形
が終了した時点で、上記第2のダイ18は、図16に示
されている位置に至り、押出形成口の全体が、アッパー
モールディング12Aの横断面形状に対応する形状に画
成される。そしてこのときからアッパーモールディング
12Aが一定の横断面形状にて押出成形されていく。ア
ッパーモールディング12Aが一定長にわたって押出成
形されると、上述した手順とは逆にして、コーナーモー
ルディング12B及びサイドモールディング12Cの成
形が行われ、一連のウインドウモールディング12が得
られる。
が終了した時点で、上記第2のダイ18は、図16に示
されている位置に至り、押出形成口の全体が、アッパー
モールディング12Aの横断面形状に対応する形状に画
成される。そしてこのときからアッパーモールディング
12Aが一定の横断面形状にて押出成形されていく。ア
ッパーモールディング12Aが一定長にわたって押出成
形されると、上述した手順とは逆にして、コーナーモー
ルディング12B及びサイドモールディング12Cの成
形が行われ、一連のウインドウモールディング12が得
られる。
【0044】次に、図17及び図18に示されている実
施例におけるウインドウモールディング32は、サイド
モールディング32C、コーナーモールディング32B
及びアッパーモールディング32Aが一連に押出成形さ
れてなるものであって、車体パネル3,4とウインドガ
ラス1の周端縁との間の隙間に介挿される脚部321の
車外側端部に、上記ウインドガラス1の車外側表面に圧
接するリップ状部材として成形された装飾部322が一
体に設けられている。
施例におけるウインドウモールディング32は、サイド
モールディング32C、コーナーモールディング32B
及びアッパーモールディング32Aが一連に押出成形さ
れてなるものであって、車体パネル3,4とウインドガ
ラス1の周端縁との間の隙間に介挿される脚部321の
車外側端部に、上記ウインドガラス1の車外側表面に圧
接するリップ状部材として成形された装飾部322が一
体に設けられている。
【0045】上記装飾部322におけるガラス側装飾部
322a及びパネル側装飾部322bは、サイド部とア
ッパー部とで異なる横断面形状をなすように変化形成さ
れている。すなわちサイドモールディング32Cにおけ
る装飾部322が、当該サイド部のほぼ全長にわたって
薄肉厚状の均一横断面形状になされているのに対して、
コーナーモールディング32Bの途中部分からアッパー
モールディング32Aにかけて徐々に車外側に膨出され
ている。そしてアッパーモールディング32Aのコーナ
ー寄りの端部で、装飾部322の車内外方向の肉厚が最
大になされている。この装飾部322における膨出厚肉
部分の最大肉厚形状は、アッパー部の全長にわたって一
定に維持されている。
322a及びパネル側装飾部322bは、サイド部とア
ッパー部とで異なる横断面形状をなすように変化形成さ
れている。すなわちサイドモールディング32Cにおけ
る装飾部322が、当該サイド部のほぼ全長にわたって
薄肉厚状の均一横断面形状になされているのに対して、
コーナーモールディング32Bの途中部分からアッパー
モールディング32Aにかけて徐々に車外側に膨出され
ている。そしてアッパーモールディング32Aのコーナ
ー寄りの端部で、装飾部322の車内外方向の肉厚が最
大になされている。この装飾部322における膨出厚肉
部分の最大肉厚形状は、アッパー部の全長にわたって一
定に維持されている。
【0046】上記アッパーモールディング32Aにおけ
る膨出厚肉部分の外周側壁面すなわちパネル側装飾部3
22bの側壁には、横断面略円弧状の湾曲面からなる雨
水受け溝326が凹設されている。この雨水受け溝32
6は、装飾部322が最大の肉厚寸法になされたアッパ
ーモールディング32Aのコーナー寄りの端部から、ア
ッパー部全長にかけて設けられている。またこの雨水受
け溝326の溝深さ及び溝幅は、装飾部322の膨出厚
肉部分の肉厚に対応して変化するように成形されてい
る。
る膨出厚肉部分の外周側壁面すなわちパネル側装飾部3
22bの側壁には、横断面略円弧状の湾曲面からなる雨
水受け溝326が凹設されている。この雨水受け溝32
6は、装飾部322が最大の肉厚寸法になされたアッパ
ーモールディング32Aのコーナー寄りの端部から、ア
ッパー部全長にかけて設けられている。またこの雨水受
け溝326の溝深さ及び溝幅は、装飾部322の膨出厚
肉部分の肉厚に対応して変化するように成形されてい
る。
【0047】上記雨水受け溝326の上側に外周側へ張
り出しているパネル側装飾部322aのリップ状部分
は、アッパーモールディングの全長にわたって均一な横
断面形状に成形されている。そしてこのリップ状部分の
外周側端縁部分は、略半円状をなす凸状湾曲面に成形さ
れている。さらにこのリップ状部分における凸状湾曲面
に連続するようにして、前記雨水受け溝326の凹状湾
曲状壁面が形成されている。
り出しているパネル側装飾部322aのリップ状部分
は、アッパーモールディングの全長にわたって均一な横
断面形状に成形されている。そしてこのリップ状部分の
外周側端縁部分は、略半円状をなす凸状湾曲面に成形さ
れている。さらにこのリップ状部分における凸状湾曲面
に連続するようにして、前記雨水受け溝326の凹状湾
曲状壁面が形成されている。
【0048】このようなウインドモールディング32に
おいて、ルーフパネル3上に滴下した雨水が、減速時等
においてウインドガラス1側に流動しようとした際に、
ウインドモールディング32に設けられた雨水受け溝3
26に上記雨水は受けられ、所定の方向に誘導されてい
き、その結果、良好な運転視界が確保されるようになっ
ている。
おいて、ルーフパネル3上に滴下した雨水が、減速時等
においてウインドガラス1側に流動しようとした際に、
ウインドモールディング32に設けられた雨水受け溝3
26に上記雨水は受けられ、所定の方向に誘導されてい
き、その結果、良好な運転視界が確保されるようになっ
ている。
【0049】次に、上述したウインドウモールディング
32を成形する装置に設けられたダイは、図19及び図
20に示されているような2つのダイを備えている。こ
れらのダイは、モールディングの押出方向(紙面垂直方
向)に並設された第1のダイ47と第2のダイ48とか
らなっており、第1のダイ47の上に第2のダイ48が
重ね合わせらていることによって、上記ウインドモール
ディング32の横断面形状に対応する押出成形口が画成
されている。上記第1のダイ47は固定状態に設置され
ており、ウインドモールディング32における脚部32
1及び弾性リップ325の外郭形状に相当する開口形状
に形成された脚部押出成形口471と、装飾部322の
外郭形状を包含する大型の開口形状に形成された装飾部
押出成形口473とを備えている。
32を成形する装置に設けられたダイは、図19及び図
20に示されているような2つのダイを備えている。こ
れらのダイは、モールディングの押出方向(紙面垂直方
向)に並設された第1のダイ47と第2のダイ48とか
らなっており、第1のダイ47の上に第2のダイ48が
重ね合わせらていることによって、上記ウインドモール
ディング32の横断面形状に対応する押出成形口が画成
されている。上記第1のダイ47は固定状態に設置され
ており、ウインドモールディング32における脚部32
1及び弾性リップ325の外郭形状に相当する開口形状
に形成された脚部押出成形口471と、装飾部322の
外郭形状を包含する大型の開口形状に形成された装飾部
押出成形口473とを備えている。
【0050】一方前記第2ダイ48は、扇形状をなす本
体部の一側辺部を、装飾部322の外郭形状に対応して
切り欠いてなるものであり、その扇形状の中心部に相当
する部位が、上記第1ダイ47に対してピン481によ
り回転移動自在に取り付けられている。上記ピン481
の取り付け位置、すなわち当該第2ダイ48の回動中心
は、装飾部押出成形口473の内周側相当位置に設定さ
れており、この第2ダイ48が回動されることによっ
て、前記第1ダイ47の装飾部押出成形口473に対す
る遮蔽面積が変化されるようになっている。
体部の一側辺部を、装飾部322の外郭形状に対応して
切り欠いてなるものであり、その扇形状の中心部に相当
する部位が、上記第1ダイ47に対してピン481によ
り回転移動自在に取り付けられている。上記ピン481
の取り付け位置、すなわち当該第2ダイ48の回動中心
は、装飾部押出成形口473の内周側相当位置に設定さ
れており、この第2ダイ48が回動されることによっ
て、前記第1ダイ47の装飾部押出成形口473に対す
る遮蔽面積が変化されるようになっている。
【0051】第2ダイ48における切欠辺部は、前記第
1ダイ47における装飾部押出成形口473の一部を遮
蔽して装飾部322の車外側表面を成形するための仕切
辺部として設けられている。そしてこの仕切辺部には、
装飾部322の膨出厚肉部分に雨水受け溝326を凹設
するための凸状辺部482と、装飾部322の外周側縁
部を成形するための凹状辺部483とが設けられてい
る。これら凸状辺部482及び凹状辺部483は、略半
円形状をなす凸状部及び凹状部にそれぞれ形成されてお
り、これら両者は、連続した曲線状に形成されている。
1ダイ47における装飾部押出成形口473の一部を遮
蔽して装飾部322の車外側表面を成形するための仕切
辺部として設けられている。そしてこの仕切辺部には、
装飾部322の膨出厚肉部分に雨水受け溝326を凹設
するための凸状辺部482と、装飾部322の外周側縁
部を成形するための凹状辺部483とが設けられてい
る。これら凸状辺部482及び凹状辺部483は、略半
円形状をなす凸状部及び凹状部にそれぞれ形成されてお
り、これら両者は、連続した曲線状に形成されている。
【0052】このようなモールデイング成形装置による
ウインドモールディング32の成形方法を説明する。ま
ずサイドモールディング32Cを押出成形する場合に
は、第1のダイ47及び第2のダイ48が、図20に示
された位置関係に維持される。この状態においては、第
2のダイ48が最小開放位置に引き下げられており、第
1のダイ47の装飾部押出形成口473も最小開口面積
に閉じられている。これにより図18に示された横断面
形状をなすサイドモールディング32Cが押出成形され
る。押出成形は、サイドモールディング32Cの下端部
分(図17右端部分)から開始され、装飾部322の膨
出厚肉部分が最小肉厚にて成形される。このとき雨水受
け溝326は形成されず、第1のダイ47の脚部押出形
成口471に対して、金属薄箔芯金323が供給され
る。
ウインドモールディング32の成形方法を説明する。ま
ずサイドモールディング32Cを押出成形する場合に
は、第1のダイ47及び第2のダイ48が、図20に示
された位置関係に維持される。この状態においては、第
2のダイ48が最小開放位置に引き下げられており、第
1のダイ47の装飾部押出形成口473も最小開口面積
に閉じられている。これにより図18に示された横断面
形状をなすサイドモールディング32Cが押出成形され
る。押出成形は、サイドモールディング32Cの下端部
分(図17右端部分)から開始され、装飾部322の膨
出厚肉部分が最小肉厚にて成形される。このとき雨水受
け溝326は形成されず、第1のダイ47の脚部押出形
成口471に対して、金属薄箔芯金323が供給され
る。
【0053】一定横断面形状の状態で、サイドモールデ
ィング32Cが一定長にわたって押出成形され、コーナ
ーモールディング32Bの成形位置に近づいてくると、
第2のダイ48は開放され始め、コーナーモールディン
グ32Bの成形が開始される。コーナーモールディング
32Bでは、第2のダイ48が図示上側方向に回動され
つつ押出が行われ、これにより第1のダイ47の装飾部
押出形成口473が拡大されていく。したがって装飾部
322における膨出厚肉部分の肉厚が徐々に増大されて
いくとともに、コーナー部の途中から雨水受け溝326
が形成され始める。
ィング32Cが一定長にわたって押出成形され、コーナ
ーモールディング32Bの成形位置に近づいてくると、
第2のダイ48は開放され始め、コーナーモールディン
グ32Bの成形が開始される。コーナーモールディング
32Bでは、第2のダイ48が図示上側方向に回動され
つつ押出が行われ、これにより第1のダイ47の装飾部
押出形成口473が拡大されていく。したがって装飾部
322における膨出厚肉部分の肉厚が徐々に増大されて
いくとともに、コーナー部の途中から雨水受け溝326
が形成され始める。
【0054】コーナーモールディング32Bの押出成形
が終了した時点で、上記第2のダイ48は、図19に示
されている位置に至り、押出形成口の全体が、アッパー
モールディング32Aの横断面形状に対応する形状に画
成される。そしてこのときからアッパーモールディング
32Aが一定の横断面形状にて押出成形され、最大開口
形状になされた雨水受け溝326も一定の形状で成形さ
れる。アッパーモールディング32Aが一定長にわたっ
て押出成形されると、上述した手順とは逆にして、コー
ナーモールディング32B及びサイドモールディング3
2Cの成形が行われ、一連のウインドウモールディング
32が得られる。
が終了した時点で、上記第2のダイ48は、図19に示
されている位置に至り、押出形成口の全体が、アッパー
モールディング32Aの横断面形状に対応する形状に画
成される。そしてこのときからアッパーモールディング
32Aが一定の横断面形状にて押出成形され、最大開口
形状になされた雨水受け溝326も一定の形状で成形さ
れる。アッパーモールディング32Aが一定長にわたっ
て押出成形されると、上述した手順とは逆にして、コー
ナーモールディング32B及びサイドモールディング3
2Cの成形が行われ、一連のウインドウモールディング
32が得られる。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、相対的に回
転移動する複数のダイによって装飾部を成形するための
押出成形口を可変状態に画成するとともに、装飾部の側
壁を成形するための押出成形口に円弧状の凹凸部を設け
ることによって、雨水受け溝及び装飾リップを湾曲面状
に成形してなるものであるから、十分な堰止め機能を有
する雨水排出溝を備え、かつ鋭利なエッジ部分のない安
全性の高いウインドモールディングの全長を一連一体に
押出成形することができる。
転移動する複数のダイによって装飾部を成形するための
押出成形口を可変状態に画成するとともに、装飾部の側
壁を成形するための押出成形口に円弧状の凹凸部を設け
ることによって、雨水受け溝及び装飾リップを湾曲面状
に成形してなるものであるから、十分な堰止め機能を有
する雨水排出溝を備え、かつ鋭利なエッジ部分のない安
全性の高いウインドモールディングの全長を一連一体に
押出成形することができる。
【図1】本発明を適用してなる自動車の前部を表わした
外観斜視説明図である。
外観斜視説明図である。
【図2】本発明の第1実施例におけるモールディング構
造を表わした外観斜視説明図である。
造を表わした外観斜視説明図である。
【図3】図1中のA−A線に沿う横断面図である。
【図4】図3中のB−B線に沿う横断面図である。
【図5】図3中のC−C線に沿う横断面図である。
【図6】図1ないし図5に表わされたモールディングの
押出成形装置の一例を表わした正面説明図である。
押出成形装置の一例を表わした正面説明図である。
【図7】図6に表わされた押出成形装置の移動状態を表
わした正面説明図である。
わした正面説明図である。
【図8】図6に表わされた押出成形装置のさらに移動状
態を表わした正面説明図である。
態を表わした正面説明図である。
【図9】本発明の第2実施例におけるモールディングの
構造を表わした図3相当の横断面図である。
構造を表わした図3相当の横断面図である。
【図10】図9中のD−D線に沿う横断面図である。
【図11】図9中のE−E線に沿う横断面図である。
【図12】図9中のF−F線に沿う横断面図である。
【図13】図9ないし図12に表わされたモールディン
グの押出成形装置の一例を表わした正面説明図である。
グの押出成形装置の一例を表わした正面説明図である。
【図14】図13に表わされた押出成形装置の移動状態
を表わした正面説明図である。
を表わした正面説明図である。
【図15】図13に表わされた押出成形装置のさらに移
動状態を表わした正面説明図である。
動状態を表わした正面説明図である。
【図16】図13に表わされた押出成形装置のさらに移
動状態を表わした正面説明図である。
動状態を表わした正面説明図である。
【図17】本発明の第3実施例におけるモールディング
の構造を表わした図3相当の横断面図である。
の構造を表わした図3相当の横断面図である。
【図18】図17中のG−G線に沿う横断面図である。
【図19】図17及び図18に表わされたモールディン
グの押出成形装置の一例を表わした正面説明図である。
グの押出成形装置の一例を表わした正面説明図である。
【図20】図19に表わされた押出成形装置の移動状態
を表わした正面説明図である。
を表わした正面説明図である。
1 ウインドガラス 3,4 車体パネル 2,12,32 ウインドモールディング 2A,12A,32A アッパーモールディング 2B,12B,32B コーナーモールディング 2C,12C,32C サイドモールディング 21,121,331 脚部 22,122,332 装飾部 7,17,47 第1のダイ 8,18,48 第2のダイ 82,174,482 凸状仕切辺 83,175,483 凹状仕切辺
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−338524(JP,A) 特開 昭59−70528(JP,A) 特開 平3−246029(JP,A) 実開 平1−112693(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 47/00 - 47/96
Claims (3)
- 【請求項1】 ウインドプレートの周縁部と車体パネル
の窓枠開口部の内周縁部との間に形成された隙間内に挿
入される脚部と、上記隙間を車外側から覆う装飾部とを
有するウインドモールディングを押出成形するためのダ
イが備えられ、当該ダイには、ウインドモールディング
の脚部及び装飾部に対応した開口形状の押出成形口が設
けられてなる自動車用ウインドモールディングの製造装
置において、 上記ダイは、ウインドモールディングの横断面形状に相
当する押出成形口を画成するように押出方向に重ね合わ
せられた複数のダイからなり、 これら複数のダイにより、装飾部の外郭形状に対応した
開口形状を有する装飾部押出成形口と、脚部の外郭形状
に対応した開口形状を有する脚部押出成形口とが画成さ
れているとともに、 前記複数の各ダイどうしは、装飾部押出成形口の開口面
積を可変とするように、相対的に回転移動自在に取り付
けられ、 かつ装飾部押出成形口を画成するダイに装飾部の外郭形
状を造形するように設けられた仕切辺部には、装飾部の
側壁に相当する部位に凹溝を成形する凸状辺部と、装飾
部の側壁から車外側表面に至る部位を連続湾曲凸面状に
成形する凹状辺部とが備えられていることを特徴とする
自動車用ウインドモールディングの製造装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載された自動車用ウインド
モールディングの製造装置において、 複数のダイは、ウインドモールディングの横断面形状に
相当する押出成形口を画成するように重ね合わせられた
第1ダイと第2ダイとからなり、 上記第1ダイには、脚部の外郭形状に相当する開口形状
に形成された脚部押出成形口と、装飾部の外郭形状を包
含する大型の開口形状に形成された装飾部押出成形口と
が設けられているとともに、 前記第2ダイには、上記第1ダイにおける装飾部押出成
形口の一部を遮蔽して装飾部の車外側表面及び側壁を造
形する仕切辺部が設けられ、かつこの仕切辺部には、装
飾部の側壁に相当する部位に凹溝を成形する凸状辺部
と、装飾部の側壁から車外側表面に至る部位を連続湾曲
凸面状に成形する凹状辺部とが備えられ、 当該第2ダイは、前記第1ダイの装飾部押出成形口に対
する遮蔽面積を可変とするように、所定の軸回りに回転
移動自在に取り付けられていることを特徴とする自動車
用ウインドモールディングの製造装置。 - 【請求項3】 ウインドプレートの周縁部と車体パネル
の窓枠開口部の内周縁部との間に形成された隙間内に挿
入される脚部と、上記隙間を車外側から覆う装飾部とを
有するウインドモールディングを押出成形するものであ
って、上記脚部及び装飾部に対応する押出成形口を備え
たダイを用いて、ウインドモールディングの押出を行う
ようにした自動車用ウインドモールディングの製造方法
において、 上記ダイにおける装飾部対応の押出成形口の開口面積
を、所定のタイミングで変化させつつウインドモールデ
ィングの全長を一連一体に押し出すものであって、 上記ダイにおける押出成形口の開口面積を拡張させる際
には、ウインドモールディングの装飾部側壁に相当する
部位を凸状に遮蔽することによって凹溝を成形するとと
もに、装飾部側壁から車外側表面に至る部位を、連続曲
線をなす凹状に遮蔽することにより湾曲凸面状に押出成
形を行うようにしたことを特徴とする自動車用ウインド
モールディングの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3359070A JP3050440B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 自動車用ウインドモールディングの製造装置及び製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3359070A JP3050440B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 自動車用ウインドモールディングの製造装置及び製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05177690A JPH05177690A (ja) | 1993-07-20 |
JP3050440B2 true JP3050440B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=18462585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3359070A Expired - Lifetime JP3050440B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 自動車用ウインドモールディングの製造装置及び製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3050440B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0790586B2 (ja) * | 1993-02-25 | 1995-10-04 | 片山工業株式会社 | モールディングの製造方法及びその装置 |
US5489409A (en) * | 1993-06-25 | 1996-02-06 | Asahi Glass Company, Ltd. | Method of making a window frame and a window panel with a window frame |
JP6565329B2 (ja) * | 2015-05-26 | 2019-08-28 | Agc株式会社 | シール部材付き透明板 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP3359070A patent/JP3050440B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05177690A (ja) | 1993-07-20 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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