JPH09174658A - 長尺状部材の押出成形方法及び装置 - Google Patents

長尺状部材の押出成形方法及び装置

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JPH09174658A
JPH09174658A JP8358948A JP35894896A JPH09174658A JP H09174658 A JPH09174658 A JP H09174658A JP 8358948 A JP8358948 A JP 8358948A JP 35894896 A JP35894896 A JP 35894896A JP H09174658 A JPH09174658 A JP H09174658A
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groove
molding
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幸彦 矢田
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    • B60J10/00Sealing arrangements
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溝形状及び全体形状の成形自由度を大きくし
つつ全長を連続して効率的に押出成形することを可能と
する。 【解決手段】 溝形成部位の横断面形状を変化させて膨
出部21aを形成するように押出成形を行い、その横断
面変化により形成支した膨出部21aに、十分な大きさ
の溝28を形成しつつ全長を一連一体に連続的に押出形
成し、膨出部21aの形状及び溝28の形状を比較的任
意に選択可能とするとともに、長尺状部材の全長を効率
的に押出成形可能としたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺状部材に溝を
形成しつつ全長を一連一体に連続的に押出形成するよう
にした長尺状部材の押出成形方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、押出によって成形された長尺状
部材が種々の分野で広く用いられている。例えば、車体
パネルの窓開口部に取付けられたウインドガラスの周縁
部には、長尺状部材からなるウインドモールディングが
装着されている。具体的には、ウインドガラスの周縁と
車体パネルの窓開口部の開口縁との間に連続長尺状の隙
間が形成されており、この隙間内に、長尺状の押出部材
からなるウインドモールディングが嵌挿されシールが行
なわれている。このウインドモールディングは、車体パ
ネル側又はウインドガラス側に直接固定されたり、ある
いは予め車体パネル側に固定されたファスナーに挾持さ
れる。
【0003】このような長尺状押出部材としての自動車
用ウインドモールディングの一例が、特開平1−244
820号公報あるいは特開平1−269612号公報に
記載されている。まず前者(特開平1−244820号
公報)の長尺状押出部材では、頭部の下部側に上下2つ
の溝部を有する長尺状モールディング材が、アッパー装
着部分、コーナー装着部分及びサイド装着部分からなる
全長にわたって、横断面一定の形状で連続的に押出成形
される。ついで、アッパー装着部分において、上記2つ
の溝部のうちの下側の溝部が切除されるとともに、コー
ナー装着部分において上下2つの溝部がともに切除され
る。サイド装着部分においては上下2つの溝部がそのま
ま残される。
【0004】そしてアッパー装着部分では、切除されず
に残された上側の溝部内にウインドガラスのアッパー縁
が装着されるとともに、サイド装着部分では、上下2つ
の溝部のうちの下側の溝部内にウインドガラスのサイド
縁が装着される。すなわち、アッパー部からサイド部に
かけて、ウインドガラスの縁部に対し、上側の溝部から
下側の溝部に掛け代えるようにして装着が行なわれ、こ
れによってサイド部では、上側の溝部がガラス面から外
方に立ち上がるように配置され、その溝部により、雨水
を堰き止める雨水排出溝が画成されるようになってい
る。
【0005】なお、溝部の掛け代えが行なわれるアッパ
ー部とサイド部との境界部分であるコーナー部では、2
つの溝部がともに切除されているため、上述したウイン
ドガラス縁部の上側溝部から下側溝部への掛け代えが支
障なく行われるようになっている。また、このコーナー
部では、アッパー側の溝部とサイド側のガラス装着用の
溝部とが連続するように、予め塑性変形が加えられる。
【0006】ところがこのものは、基本的には横断面形
状が全長にわたって一定の押出部材が用いられているた
め、以下のような問題がある。すなわち、比較的長い区
間にわたって横断面形状が連続的に変化することを要す
る場合、例えば、車体パネルとウインドガラスとの間の
段差が、比較的長い区間にわたって連続的に変化してい
るものに対しては、この連続的変化区間の全長にわたっ
て上述した「掛け代え」が行われることになり、2つの
溝部がともに切除されている部位が長い区間にわたって
形成されることとなって、その区間内では固定力が得ら
れなくなり取付けが不安定となる。また、コーナー部の
端部において、切除された溝壁の切断端末部が外部から
見えてしまうという装飾性上の問題もある。
【0007】さらに、後者(特開平1−269612号
公報)においては、単純形状の長尺モールディング材
が、横断面一定の形状で連続的に押出成形されるととも
に、頭部から下側の部分が切除されることによってガラ
ス挿入溝と脚部とが形成されるようになっている。この
ときの切除の位置は、アッパー部とサイド部とで異なら
されており、これによってガラス挿入溝の位置と脚部の
突出量とが変化している。そして、アッパー部における
ガラス挿入溝と、サイド部におけるガラス挿入溝とが連
続するように塑性変形が加えられる。
【0008】このような長尺モールディング材を車体パ
ネル側に装着した場合には、アッパー部の頭部がガラス
面上に当接するように保持されるとともに、サイド部の
頭部は、支持部を介してガラス表面から離れるようにし
て保持される。そして、上記支持部の立上り壁面に堰部
が形成されるとともに、この支持部の立上り壁面と、当
該支持部の上方側にヒサシ状に延在する頭部とによって
雨水排出溝が形成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、後者
(特開平1−269612号公報)においても以下のよ
うな問題がある。すなわち、まず車体パネルの製造上の
バラツキや組付け精度のバラツキ等を考慮すると、ガラ
ス表面上における支持部のガラス当接部分を一定以上に
大きくするように張り出してガラス面との係合関係に余
裕を持たせる必要がある。また、十分な堰き止め作用を
有する雨水排出溝を形成するためには、頭部を支持部よ
りさらに大きく張り出す必要がある。そのため、サイド
部のみならずアッパー部を含む全長にわたってモールデ
ィング幅が大きくなってしまい、大型のモールディング
にせざるを得ない。ところが、このような大型のモール
ディングの場合には、本来余分な材料を使用することに
なって無駄が生じるのに加えて、ガラス面を覆う面積が
増大するため運転視界を狭める等の問題を生じる。
【0010】このように長手方向の一部に溝部を形成す
るようにした従来の長尺状押出部材の成形方法では、全
長を連続的に成形した場合に、全体の横断面形状に対し
て形成すべき溝部の大きさ(開口幅及び溝深さ)が十分
に確保されずに溝部の機能が不十分となったり、あるい
は全体が大型化してしまい、材料が無駄となる等のよう
に、全体の横断面形状に対して溝部の横断面形状が効率
的に成形されていないのが現状である。
【0011】そこで本発明は、全長を連続して効率的に
押出成形しつつ、全体の横断面形状に対して溝形状を効
率的に設けることができ、小型・軽量で、かつ高機能な
溝部を有する長尺状押出部材の成形方法及び装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明にかかる長尺状部材の押出成形方法
は、長尺状部材の全長を一連一体に連続的に押出形成す
るものであって、上記長尺状部材を一定の横断面形状に
て押出成形する工程と、前記長尺状部材の長手方向の一
部において、長手方向と直交する方向に横断面形状を拡
大して膨出部を押出形成する工程と、上記膨出部に所定
の横断面形状の溝を画成する壁部を押出成形する工程
と、を備えている。
【0013】また、請求項2記載の発明にかかる長尺状
部材の押出成形方法は、ダイ装置により所定の開口形状
に画成される押出形成口を通して、当該押出形成口の開
口形状に対応した横断面形状にて長尺状部材を押出形成
するようにした長尺状部材の押出成形方法において、上
記ダイ装置を移動させて押出形成口の開口形状を、押出
方向である第1の方向に略直交する第2の方向及び第3
の方向に変化させることにより、長尺状部材の横断面形
状を変化させつつ、全長を一連一体に連続的に押出形成
するものであって、上記ダイ装置を不動状態に保持して
押出形成口の開口形状を一定に維持することにより、長
尺状部材を一定の横断形状にて押出成形する工程と、上
記ダイ装置を移動させて押出形成口の開口形状を第2の
方向に変化させることにより、長尺状部材の横断面形状
を変化させて厚さを変える工程と、上記ダイ装置を更に
移動させて押出形成口の開口形状を上記第2の方向と交
差する第3の方向に変化させることにより、上記長尺状
部材に溝を画成する一対の対向壁部を形成する工程と、
を備えている。
【0014】さらに、請求項5記載の発明にかかる長尺
状部材の押出成形方法は、複数のダイを有するダイ装置
を用いて、長尺状部材を押出形成しつつ、当該長尺状部
材の長手方向の一部に溝を凹設するようにした長尺状部
材の押出成形方法において、上記ダイ装置を構成する複
数のダイのうち、第1及び第2のダイにより長尺状部材
の外表面を全長にわたって連続的に形成するとともに、
第3のダイによって上記溝の内表面を形成しつつ、全長
を一連一体に連続的に押出形成するものであって、上記
第1及び第2のダイを不動状態に保持して、長尺状部材
を一定の横断形状にて押出成形する工程と、上記第1及
び第2のダイを相対的に離反・近接させるように、押出
方向である第1の方向に略直交する第2の方向に移動さ
せることによって、長尺状部材の横断面形状を変化させ
て厚さを変える工程と、前記第3のダイを上記第2の方
向と交差する第3の方向に移動させることにより、長尺
状部材に溝を画成する一対の対向壁部を形成する工程
と、を備えている。
【0015】さらにまた、請求項19記載の発明にかか
る長尺状部材の押出成形装置は、長尺状部材の全長を一
連一体に連続的に押出形成するダイ装置を備えたもので
あって、上記ダイ装置は、前記長尺状部材を一定の横断
面形状にて押出成形する位置と、長尺状部材の長手方向
の一部に長手方向と直交する方向に横断面形状を拡大し
て膨出部を形成する位置との間で往復移動する本体形成
用ダイと、上記膨出部に所定の横断面形状を有する溝を
凹設する溝形成用ダイと、を備えている。
【0016】一方、請求項20記載の発明にかかる長尺
状部材の押出成形装置は、所定の開口形状の押出形成口
を有し、当該押出形成口の開口形状に対応した横断形状
にて長尺状部材を押出形成するダイ装置を備えた長尺状
部材の押出成形装置において、上記ダイ装置は、押出形
成口の開口形状を一定に維持して長尺状部材を一定の横
断面形状に押出成形する位置と、押出形成口の開口形状
を、押出方向である第1の方向に略直交する第2の方向
に変化させて長尺状部材の横断面形状を変化させ、当該
長尺状部材の厚さを変える位置との間で往復移動する本
体形成用ダイと、上記押出形成口の開口形状を上記第2
の方向と交差する第3の方向に変化させて長尺状部材に
溝を画成する一対の対向壁部を形成する溝形成用ダイ
と、を備えている。
【0017】また、請求項23記載の発明にかかる長尺
状部材の押出成形装置は、長尺状部材を押出形成しつつ
当該長尺状部材の長手方向の一部に溝を凹設する複数の
ダイを有するダイ装置を備えた長尺状部材の押出成形装
置において、上記ダイ装置は、長尺状部材の外表面を全
長にわたって連続的に形成する本体形成用ダイと、上記
溝の内表面を溝の全長にわたって連続的に形成する溝形
成用ダイと、を有し、上記本体形成用ダイは、長尺状部
材を一定の横断形状にて押出成形する位置と、長尺状部
材の横断面形状を変化させて厚さを変える位置との間
で、相対的に離反・近接するように押出方向である第1
の方向に略直交する第2の方向に往復移動する第1及び
第2のダイからなるとともに、前記溝形成用ダイは、長
尺状部材に溝を画成する一対の対向壁部を形成するよう
に上記第2の方向に略直交する第3の方向に移動する第
3のダイからなる、構成を有している。
【0018】このような構成を有する請求項1又は18
記載の手段においては、溝形成部位の横断面形状を変化
させて膨出部を形成するように押出成形が行われ、その
横断面変化により形成された膨出部に、十分な大きさの
溝が形成されつつ、全長が一連一体に連続的に押出形成
されるため、膨出部の形状及び溝の形状が比較的任意に
選択されるとともに、長尺状部材の全長が効率的に押出
成形されるようになっている。
【0019】また、請求項2又は19記載の手段におい
ては、ダイ装置の移動による押出形成口の変化によって
溝形成部位の横断面形状が変化され、膨出部を形成する
ように押出成形が行われるとともに、ダイ装置のさらな
る移動による押出形成口の変化によって上記膨出部に十
分な大きさの溝が形成されつつ、全長が一連一体に連続
的に押出形成されるため、膨出部の形状及び溝の形状が
比較的任意に選択されるとともに、長尺状部材の全長が
効率的に押出成形されるようになっている。
【0020】さらに、請求項5又は22記載の手段にお
いては、ダイ装置の移動によるダイの相対位置の変化に
よって溝形成部位の横断面形状が変化され、膨出部を形
成するように押出成形が行われるとともに、ダイ装置の
さらなる移動によるダイの相対位置の変化によって上記
膨出部に、十分な大きさの溝が形成されつつ、全長が一
連一体に連続的に押出形成されるため、膨出部の形状及
び溝の形状が比較的任意に選択されるとともに、長尺状
部材の全長が効率的に押出成形されるようになってい
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる長尺状部材
の実施形態として、自動車用ウインドモールディングを
製造する場合を図面に基づいて詳細に説明する。まず本
発明にかかる押出成形方法及び装置を用いて成形した長
尺状部材としての自動車用ウインドモールディングの構
造例を説明する。
【0022】図1に表わされているように、自動車のフ
ロント側のウインドガラス11の周縁部には、長尺状の
押出シール部材からなるウインドモールディング2が装
着されている。この長尺状部材としてのウインドモール
ディング2は、前記ウインドガラス11の上縁部とルー
フパネル12との間の隙間に装着されたアッパーモール
ディング2Aと、ウインドガラス11の両側縁部とピラ
ーパネル13との間の隙間に装着されたサイドモールデ
ィング2Cと、コーナーモールディング2Bとを有して
おり、これらモールディング2A,2C,2Bは、後述
するようにして一体連続的に押出成形される。
【0023】すなわち図2ないし図6に示されているよ
うに、上記ウインドモールディング2は、ウインドガラ
ス11の上縁部に装着されるアッパーモールディング2
Aと、ウインドガラス11の側縁部に装着されるサイド
モールディング2Cとを有し、これらアッパーモールデ
ィング2Aとサイドモールディング2Cとを連結してい
る湾曲部分をコーナーモールディング2Bとしている。
【0024】このウインドモールディング2は、ゴム、
合成樹脂等の弾性材料を後述する押出成形装置によって
長尺帯状に一体に押出成形してなるものであり、ウイン
ドガラス11の周縁部と、ルーフパネル12及びフロン
トピラー13との間隙に介挿される脚部22を有してい
るとともに、ウインドガラス11と、ルーフパネル12
の車外側表面及びフロントピラー13表面との間を車外
側(図3上側)から覆う装飾部21を備えている。これ
ら装飾部21と脚部22とによって長手方向に直交する
横断面形状が略T字状になされている。
【0025】このとき上記脚部22を含むモールディン
グ全体の車内外方向(図3上下方向)の高さは、アッパ
ーモールディング2Aにおいて小さく設定されていると
ともに、サイドモールディング2Cにおいて大きく設定
されている。これは、後述する車体側への取付構造にお
いて述べるようにウインドガラス11の車外側表面と車
体パネル12,13の車外側表面との間に形成されてい
る段差Hが、アッパー部よりサイド部の方が拡大されて
いるのに対応したものであって、この段差Hの変化にし
たがって上記脚部22を含むモールディング全体の高さ
が変化しており、コーナー部の途中位置から徐々に高め
られて(図4参照)サイド部の中央部付近で最大になさ
れている(図5参照)とともに、サイド部の下方側領域
では再び減じられている(図6参照)。
【0026】また、上記脚部22から装飾部21にかけ
ての部位に、芯材としての金属薄箔芯金23が埋設され
ているとともに、上記脚部22の車内側端縁(図3下端
縁)には、ウインドガラス11の下部を支持する支持片
24と、車体パネルの壁面側に向かって突出し圧接する
弾性リップ片25とが、全長にわたって設けられてい
る。
【0027】一方、前記装飾部21は、脚部22の車外
側端(図3上端)に設けられており、ウインドガラス1
1側に延びるウインドガラス側装飾部21aと、このウ
インドガラス側装飾部21aから車体パネル12側に延
びる車体パネル側装飾部21bと、を有している。この
うち、ウインドガラス側装飾部21aは、ウインドガラ
ス11の車外側表面を覆うリップ状部材からなるととも
に、車体パネル側装飾部21bは、車体パネル12の車
外側表面に当接するリップ状部材からなっている。そし
てウインドガラス側装飾部21aと上記支持片24との
間には、ウインドガラス11を受け入れるための横断面
コ字状の溝が画成されている。
【0028】このとき、前記脚部22とともに車体パネ
ル側装飾部21bは、モールディングの全長にわたって
均一な肉厚及び形状に設定されているが、ウインドガラ
ス側装飾部21aは、車内外方向(図4ないし図6の上
下方向)に横断面形状及び肉厚が変化させられており、
アッパーモールディング2Aにおける横断面形状及び肉
厚が小さく設定されているのに対して、サイドモールデ
ィング2Cにおける横断面形状及び肉厚は大きく設定さ
れている。これは、後述する車体側への取付構造におい
て述べるように、ウインドガラス11の車外側表面と車
体パネル12,13の車外側表面との間に形成されてい
る段差Hが、アッパー部よりサイド部の方が拡大されて
いるのに対応したものであって、この段差Hの変化にし
たがって上記ウインドガラス側装飾部21aの横断面形
状及び肉厚が変化している。
【0029】すなわち、まず上記段差Hがほとんどない
均一状態になされているアッパーモールディング2Aで
は(図3参照)、ウインドガラス側装飾部21aの肉厚
及び形状も最小の均一状態になされている。次に、コー
ナーモールディング2Bの途中部分からサイド寄りの端
部2Dにかけては(図2及び図4参照)、前記段差H1
の拡大に伴ってウインドガラス側装飾部21aは、車内
外方向(図4上下方)へ向かって膨出され厚肉化されて
いる。さらに、サイドモールディング2Cの長手方向略
中央領域においては(図5参照)、最大の段差H2 に対
応して最大の横断面形状に拡大されており、最大の膨出
厚肉部が設けられている。この最大状態は、サイド下方
に向かって所定の長さだけ一定に維持された後、この最
大膨出厚肉部から下方の領域においては(図6参照)、
段差H3 が減少するのに伴ってウインドガラス側装飾部
21aの肉厚は徐々に減少されている。
【0030】このように上記ウインドガラス側装飾部2
1aは、ウインドガラス11に対面する部分に膨出厚肉
部を有しており、この膨出厚肉部の内周側の立上り壁面
には、雨水受け溝28が内周側に向かって開口するよう
に凹設されている。上記雨水受け溝28は、横断面略三
角形状になされており、コーナーモールディング2Bの
サイド寄りの端部2Dからサイド部下方にかけて設けら
れている。この雨水受け溝28は、上記膨出厚肉部の下
壁部211aと、上壁部212aとの間に挾まれるよう
にして画成されており、これら下壁部211a及び上壁
部212aにおける各肉厚は、雨水受け溝28の溝深さ
及び溝開口幅を変化させることによって、全長にわたっ
て均一肉厚になされている。
【0031】すなわち、上記雨水受け溝28の溝深さ及
び溝開口幅は、上述したウインドガラス側装飾部21a
の膨出厚肉部の肉厚に対応して徐々に変化させられてお
り、ウインドガラス側装飾部21aの肉厚が最大になさ
れているサイド部中央領域において、上記雨水受け溝2
8の溝深さ及び溝開口幅が最大となるように設定されて
いるとともに(図5参照)、サイド部の下方側領域にお
ける雨水受け溝28の溝深さ及び溝開口幅は、ウインド
ガラス側装飾部21aの肉厚が減じられているのに対応
して徐々に小さくなされている(図6参照)。
【0032】一方、アッパーモールディング2Aからコ
ーナーモールディング2Bにおいては、前記支持片24
の図示上側面と、上記ウインドガラス側装飾部21aの
図示下側面とは平行になされており、これらの間に画成
された横断面コ字状溝の溝開口幅は、ウインドガラス1
1の厚さに対応する寸法に設定されている。さらに、雨
水受け溝28を有する部位、すなわちコーナーモールデ
ィング2Bのサイド側寄りの端部2Dからサイドモール
ディング2Cの下端までは、支持片24の図示上側面
と、ウインドガラス側装飾部21aの下壁部211aの
図示下側面とが平行になされており、これらの間に画成
された横断面コ字状溝の溝開口幅が、ウインドガラス1
1の厚さに対応する寸法に設定されている。
【0033】このようなウインドモールディング2を用
いたウインドガラス11の車体側取付構造を次に説明す
る。ルーフパネル12及びフロントピラー13に設けら
れたガラス取付用開口部の内周縁部は、ウインドガラス
11を受け入れるように室内側に向かって階段状に折り
曲げられており、傾斜壁12a,13aを介してフラン
ジ部12b,13bが設けられている。アッパー部の傾
斜壁12aの立上り高さは均一になされているが、サイ
ド部の傾斜壁13aの立上り高さは、コーナー部の途中
から次第に高められている。
【0034】そしてまずウインドガラス11の周縁部
に、ウインドモールディング2が装着される。このとき
ウインドガラス11のアッパー周縁部からコーナー周縁
部にかけては、アッパーモールディング2Aの支持片2
4とウインドガラス側装飾部21aとの間のコ字状溝が
嵌着されるとともに、ウインドガラス11のサイド周縁
部には、サイドモールディング2Cの支持片24とウイ
ンドガラス側装飾部21aとの間のコ字状溝が嵌着され
る。なおコーナーモールディング2Bは、ウインドモー
ルディングの装着に伴って所定の曲率に湾曲させられる
こととなるが、上述のようにして厚肉化が行われている
ため、曲げ周長の差によるシワ発生等の不具合は生じる
ことがない。
【0035】一方、前記車体パネル12,13側のフラ
ンジ部12b,13b上には、帯状のダムラバー14が
固着されるとともに、このダムラバー14の外周面に、
接着剤15が押出によって充填される。ついでウインド
モールディング2が装着されたウインドガラス11の車
内側面が、上記ダムラバー14上に当接され押圧され
る。これによりウインドモールディング2の支持片24
は、接着剤15で固着されるとともに、弾性リップ片2
5が、各傾斜壁12a,13aに対して屈曲状態にて弾
接される。この弾性リップ片25の屈曲による弾性反発
力は、設着剤が固化するまでの間、ウインドモールディ
ング2の固定力として作用する。
【0036】このようにしてウインドガラス11は、車
体パネル12,13側のフランジ部12b,13b上に
全周略均一の高さに固着される。そしてこのウインドガ
ラス11の車外側表面と、ルーフパネル12の表面との
間には、傾斜壁12a,13aの立上り高さに対応した
段差Hが形成されることとなり、上述したように、この
段差Hに対応するようにしてウインドガラス側装飾部2
1aの横断面形状及び肉厚が設定されている。
【0037】より具体的には、前述したように、まずア
ッパー部においては(図3参照)、全長にわたって上記
段差Hはほとんど形成されておらず、従って、ウインド
ガラス側装飾部21aの横断面形状及び肉厚は最小かつ
均一に維持されている。
【0038】次に、コーナー部においては(図4参
照)、サイド側に向かって段差H1 が形成され始めるの
に対応して、ウインドガラス側装飾部21aが膨出・厚
肉化され始める。すなわち、コーナー部の途中部分から
サイド部に向かって上記段差H1は徐々に拡大されてお
り、サイド部の上端部分から長手方向中央領域(図5参
照)にかけて最大の段差H2 に設定されている。そして
これに対応して、ウインドガラス側装飾部21aの膨出
厚肉量も徐々に拡大されてサイド部の上端部分から長手
方向中央領域にかけて最大になされている。
【0039】また、サイド部下方側領域における段差H
3 (図6参照)は、やや減少して前記段差H1 より大き
く段差H2 より小さく設定されており、それに対応して
ウインドガラス側装飾部21aの膨出厚肉量も縮小され
ている。
【0040】このようなウインドガラス11の車体側取
付構造において、ウインドガラス11上に滴化した雨水
は、ウインドモールディング2の内周壁部に導かれるよ
うにして所定の部位に排出されていく。すなわちアッパ
ー部からコーナー部においては、ウインドガラス側装飾
部21aの内周側壁面に誘導されていき、サイド部に集
められた雨水は、雨水受け溝28内を通って所定方向に
誘導されていく。
【0041】なお、上記ウインドモールディング2は、
ウインドガラス11に装着した状態で窓枠側に取り付け
ることとしてもよいし、予めウインドガラス11を窓枠
側に取り付けておいた上で、ウインドガラス11の周端
縁と車体パネル12,13との間の隙間内にウインドモ
ールディング2を挿入するようにしてもよい。
【0042】次に、上述したウインドモールディング2
を成形するための本発明の一実施形態にかかる押出成形
装置の構造を説明する。図7及び図8に示されているモ
ールディング成形装置3を構成するダイ装置は、合成樹
脂押出用の開口部を形成するための3つのダイ、すなわ
ちモールディングの押出方向(紙面垂直方向)に並設さ
れた第1のダイ31と、第2のダイ32と、第3のダイ
33とを有している。このうち、第1のダイ31及び第
2のダイ32はウインドモールディング2の本体部成形
用のダイであり、第3のダイ33は、溝形成用のダイで
あって、これら3体のダイ31,32,33は、単一の
押出形成口を画成するように相互に関与する配置関係に
なされている。
【0043】上記第1のダイ31は固定状態に設置され
ており、ウインドモールディング2を造形するための押
出形成口を備えている。この押出形成口は、ウインドモ
ールディング2の装飾部21に対応した開口形状を有す
る押出形成口34と、ウインドモールディング2の脚部
22、支持部24及び弾性リップ25に相当する押出形
成口とを有しており、脚部22、支持部24及び弾性リ
ップ25に相当する押出形成口は、上記各部を包含する
大型の略矩形状の開口形状になされている。
【0044】上記押出形成口34は、車体パネル側装飾
部21bに対応する押出形成口341と、ウインドガラ
ス側装飾部21aに対応する押出形成口343とを有し
ている。これら押出形成口341及び押出形成口343
は、ウインドモールディング2の装飾部21の外表面を
造形する弓形湾曲状の形成面を共通の上縁として有して
いるとともに、押出形成口341の下縁は、遮蔽部34
2によって車体パネル側装飾部21bを造形する形成面
になされている。また、前記押出形成口343は、雨水
受け溝28を含んだウインドガラス側装飾部21aの膨
出厚肉部に対応した略矩形状になされている。
【0045】一方、前記第2のダイ32及び第3のダイ
33は、板状部材からそれぞれ形成されており、前記第
1のダイ31の前面上に、一対のガイド32a,32a
及び33a,33aによって、図8中のX−Y方向及び
図8中のV−W方向にそれぞれ平行移動可能に支持され
ている。ここで、図8の紙面垂直方向である押出方向を
第1の方向としたとき、上述したX−Y方向及びV−W
方向は、上記第1の方向に略直交する平面内において互
いに略直交する方向に設定されており、以下、これらの
X−Y方向及びV−W方向を、それぞれ第2の方向及び
第3の方向とする。
【0046】第2のダイ32に設けられた押出形成口3
5は、ウインドモールディング2の脚部22、支持部2
4及び弾性リップ25を造形する形成面になされてお
り、図示上端に設けられた開放部分が、前記第1のダイ
31の押出形成口34側に連通するように重ね合わせら
れている。この第2のダイ32の図示下縁部には、連接
棒32dが接続されており、この連接棒32dが、回転
運動を直線運動に変換する変換器32bを介して駆動モ
ータ32cに連結されている。そしてこの駆動モータ3
2cからの駆動力によって上記第2のダイ32は、図7
に示されたアッパーモールディング形成位置と、図8に
示されたサイドモールディング形成位置との間において
図8中のX−Y方向(第2の方向)に往復移動されるよ
うになっている。
【0047】このように本体形成用ダイを構成する第1
のダイ31と第2のダイ32とは、ウインドモールディ
ング2における互いに反対側の車内外両表面を形成する
ように対向配置されており、相対的に離反・近接するよ
うに移動してウインドモールディング2の横断面形状を
変化させるように設けられている。
【0048】また、第3のダイ33は、上記第2のダイ
32と略直交する図8中のV−W方向(第3の方向)に
往復移動されるように設置されており、この第3のダイ
33の図示左側端縁部に接続された連接棒33dが、回
転運動を直線運動に変換する変換器33bを介して駆動
モータ33cに連結されている。この第3のダイ33の
図示右側における先端部分には、前述したウインドモー
ルディング2の雨水受け溝28に対応する略三角形状の
遮蔽突片331が形成されている。この第3のダイ33
の遮蔽突片331は、前記第1のダイ31の押出形成口
343内に進入し、あるいは押出形成口343から離間
するように配置されており、図7及び図8に示されてい
るように、前記ダイ2のダイ32の往復移動に連動して
図8中のV−W方向(第3の方向)に復移動されるよう
になっている。
【0049】このようなモールディング成形装置3を用
いて上述したウインドモールディング2を製造する本発
明の一実施形態にかかる成形方法を説明する。ウインド
モールディング2を成形するにあたっては、アッパーモ
ールディング2A、コーナーモールディング2B、サイ
ドモールディング2Cが一連に押出成形されるが、その
成形順は、一方のサイドモールディング2C、コーナー
モールディング2B、アッパーモールディング2A、そ
して他方のコーナーモールディング2B、サイドモール
ディング2Cの順である。
【0050】まず、サイドモールディング2Cを押出成
形する場合には、第1のダイ31に対して、第2のダイ
32及び第3のダイ33が図8のように位置されてお
り、第1のダイ31の押出形成口内に、帯状の金属薄箔
芯金23が供給される。押出成形は、サイドモールディ
ング2Cの下端部分(図3右端部分)から開始されるこ
ととなるが、そのときには図8で示された状態よりも、
第2のダイ32がY(第2の方向)にやや押し上げられ
た位置に移動しているとともに、第3のダイ33は、V
方向(第3の方向)にやや引き込まれた位置に移動して
いる。
【0051】このような一定横断面形状の状態で、サイ
ドモールディング2Cの下端部分が一定長にわたって押
し出された後、第2のダイ32は図8X方向(第2の方
向)に下降し始める。これにより第1のダイ31の押出
形成口343が徐々に拡開していき、ウインドガラス側
装飾部21aの膨出・厚肉化が行われる。このときウイ
ンドガラス側装飾部21a以外の各部は、同一の横断面
形状に維持されている。
【0052】そして、このウインドガラス側装飾部21
aの膨出・厚肉化に伴い、第3のダイ33はW方向(第
3の方向)に前進して押出形成口343内に進入してい
き、これによりウインドガラス側装飾部21aの膨出厚
肉部に形成される雨水受け溝28の横断面積が徐々に拡
大されていく。このとき第2のダイ32の移動速度に同
期して第3のダイ33の移動は行われ、上壁部212a
及び下壁部211aの肉厚が均一に維持される。
【0053】そして図8に示されている状態に至ったと
き、ウインドガラス側装飾部21aの膨出厚肉部及び雨
水受け溝28の横断面積は最大となる。この図8に示さ
れているウインドガラス側装飾部21a及び雨水受け溝
28の最大横断面積部分は、一定長さを有するように押
出成形される。
【0054】コーナーモールディング2Bの成形位置に
近づいてくると、第2のダイ32はY方向(第2の方
向)に再び押し上げ移動していくとともに、第3のダイ
33は、V方向(第3の方向)に引き込まれていく。こ
れにより第1のダイ31の押出形成口343は縮小して
いき、ウインドガラス側装飾部21aの膨出厚肉部が縮
小されていく。このときウインドガラス側装飾部21a
以外の各部は、同一の横断面形状に維持されている。こ
れと同時に第3のダイ33は、V方向(第3の方向)に
後退されていき、上記ウインドガラス側装飾部21aの
肉厚縮小化に比例して、雨水受け溝28の溝横断面積も
縮小されていく。このときも第2のダイ32の移動速度
に同期して第3のダイ33の移動が行われ、上壁部21
2a及び下壁部211aの肉厚は均一に維持される。そ
してコーナーモールディング2Bの押出成形が終了した
時点で、上記第2のダイ32及び第3のダイ33は、図
7に示されている位置に至る。
【0055】すなわち、第3のダイ33が後退して、第
1のダイ31の押出形成口343から離間したとき、ウ
インドガラス側装飾部21aの膨出厚肉部から雨水受け
溝28が消失する。ついで、第2のダイ32の上縁部
が、第1のダイ31の遮蔽部342の縁部と同一線上と
なるように重ね合わせられる位置まで上昇する。これに
よって、ウインドガラス側装飾部21aの膨出厚肉部が
なくなり、押出形成口の全体は、アッパーモールディン
グ2Aの横断面形状に対応する形状を画成することとな
って、以後アッパーモールディング2Aが一定の横断面
形状にて押出成形される。
【0056】そして、アッパーモールディング2Aが一
定長にわたって押出成形されると、上述した手順とは逆
にして、他方のコーナーモールディング2B及びサイド
モールディング2Cの成形が連続的に行われ、一連のウ
インドモールディング2が得られる。
【0057】このような実施形態にかかる押出成形ダイ
装置を用いた押出形成方法においては、雨水受け溝28
を成形すべき部位、すなわちサイドモールディング2C
からコーナーモールディング2Bの途中位置にかけて、
各ダイを相対的に離反・近接させて押出成形口の開口形
状を変化させることにより、ウインドガラス側装飾部2
1aの横断面形状を変化させつつ押出成形を行い、その
横断面変化により形成したウインドガラス側装飾部21
aの膨出厚肉部に、十分な大きさの雨水受け溝28を形
成しつつ、ウインドモールディング2の全長を一連一体
に連続的に押出形成している。従って、ウインドガラス
側装飾部21aの膨出厚肉厚部の形状及び雨水受け溝2
8の形状は、比較的任意に選択されるとともに、ウイン
ドモールディング2の全長が効率的に押出成形される。
【0058】図9ないし図12に示されたウインドモー
ルディングの他の例では、脚部42の車内側縁部(図示
下端縁)に、支持部44及び弾性リップ片45が全長に
わたって形成されている。支持部44の先端には、ウイ
ンドガラス11の車内側端縁稜部に係合する係合凹部4
44が成形されている。また弾性リップ片45は、その
先端側部分が、車体パネル12,13の傾斜壁12a,
13aに対して屈曲状に圧接する可撓性を有している。
さらに脚部42と装飾部41との連結部分には、芯材と
してのワイヤー43が全長にわたって埋設されていると
ともに、装飾部41の車外側頂部表面には、ウインドガ
ラス側装飾部41aと車体パネル側装飾部41bとの境
界部分に、金属色表面を有する装飾フィルム49が全長
にわたって埋設されている。
【0059】上記車体パネル側装飾部41bは、全長に
わたって均一の横断面形状に成形されており、したがっ
て車内外方向(図示上下方向)の肉厚は全周均一になさ
れている。一方ウインドガラス側装飾部41aは、前述
したものと同様に、ウインドガラス11の車外側表面と
車体パネル12,13との間の段差に対応して膨出・厚
肉化されている。すなわちアッパーモールディング4A
は、図9に示されている均一の横断面形状に維持されて
いるとともに、図10に示されているコーナーモールデ
ィング4Bでは、ウインドガラス側装飾部41aがやや
膨出・厚肉化されており、図11に示されているよう
に、サイドモールディング4Cの上部側から、ウインド
ガラス側装飾部41aの膨出・厚肉化に対応して、当該
膨出厚肉部に横断面略三角形状の雨水受け溝48が凹設
されている。
【0060】雨水受け溝48の溝深さ及び溝開口幅は、
ウインドガラス側装飾部41aの膨出厚肉部の膨出・厚
肉量に対応して変化しているとともに、雨水受け溝48
を挾む上壁部412a及び下壁部411aの肉厚は一定
に維持されている。そして、ウインドガラス側装飾部4
1aの膨出厚肉部の肉厚及び雨水受け溝48の大きさ
は、サイド部の上端から図12に示されているサイド部
の略中央部分にかけて最大になされており、それより下
方側(図9右側)部分は、一定の横断面形状に維持され
ている。
【0061】このようなウインドモールディング4を形
成する本発明の他の実施形態にかかるダイ装置が、図1
3に示されている。すなわちモールディング成形装置5
を構成するダイ装置における3つのダイ51,52,5
3のうち、第1のダイ51及び第2のダイ52はウイン
ドモールディング4の本体部成形用のダイであり、第3
のダイ53は、溝形成用のダイであって、これら3体の
ダイ51,52,53は、単一の押出形成口が画成する
ように相互に関与する配置関係にになされている。
【0062】第1のダイ51は、固定状態に設置されて
おり、ウインドモールディング4の装飾部41を形成す
るための押出形成口54を備えているとともに、ウイン
ドモールディング4の脚部42、支持部44及び弾性リ
ップ片45を包含する大型の押出形成口を有している。
上記押出形成口54の開口形状は、図7及び図8に示さ
れた装置と同様である。
【0063】一方、第2のダイ52及び第3のダイ53
は、板状部材からそれぞれ形成されており、前記第1の
ダイ51の前面上に、一対のガイド52a,52a及び
53a,53aによって、第2の方向及び第3の方向に
平行移動可能に支持されている。第2のダイ52に設け
られた押出形成口55は、ウインドモールディング4の
脚部42、支持部44及び弾性リップ45に対応する開
口形状になされており、図示上端に設けられた開放部分
が、前記第1のダイ51の押出形成口54側に連通する
ように重ね合わせられている。この第2のダイ52の図
示下端縁部には、連接棒52dが設けられており、この
連接棒52dが、回転運動を直線運動に変換する変換器
52bを介して駆動モータ52cに連結されている。そ
してこの駆動モータ52cからの駆動力によって上記第
2のダイ52は、アッパーモールディング形成位置とサ
イドモールディング形成位置との間において第2の方向
に往復移動されるようになっている。
【0064】このように本体形成用ダイを構成する第1
のダイ51と第2のダイ52とは、ウインドモールディ
ング4における互いに反対側の車内外表面を形成するよ
うに対向配置されており、相対的に離反・近接するよう
に移動してウインドモールディング4の横断面形状を変
化させるように設けられている。
【0065】また第3のダイ53は、上記第2のダイ5
2と直交する方向に往復移動されるように設置されてお
り、この第3のダイ53の図示左端縁部に設けられた連
接棒53dが、回転運動を直線運動に変換する変換器5
3bを介して駆動モータ53cに連結されている。この
第3のダイ53の図示右側における先端部分には、前述
したウインドモールディング2の雨水受け溝48に対応
する略三角形状の遮蔽突片が形成されている。この第3
のダイ53の遮蔽突片は、前記第1のダイ51の押出形
成口54内に進入可能に設けられており、前記第2のダ
イ52の往復移動に連動して第3の方向に往復移動され
るようになっている。
【0066】このようなモールディング成形装置5によ
るウインドモールディング4の成形方法は、2つのダイ
52,53を適宜移動させつつ押出成形を行なう点にお
いて前記実施形態と同様であるので説明を省略するが、
前述した第1の実施形態と同様の作用・効果を得ること
ができる。
【0067】次に図14に示されているウインドモール
ディング6は、サイドモールディング6C、コーナーモ
ールディング6B及びアッパーモールディング6Aが一
連に押出成形されてなるものであって、車体パネル1
2,13とウインドガラス11の周端縁との間の隙間に
介挿される脚部62の車外側端部に、上記隙間を車外側
から覆うように装飾部61が一体成形されている。特に
図15及び図16に示されているように、上記装飾部6
1におけるウインドガラス側装飾部61aの肉厚Ta,
Tbは、前記各実施形態と同様にアッパー部とサイド部
とにおける段差の変化に対応して異ならされている。
【0068】サイドモールディング6C及びコーナーモ
ールディング6Bにおける脚部62の車内側縁部(図示
下端縁)の内周側には、支持部64が突設されており、
この支持部64の先端に、ウインドガラス11の車内側
端縁稜部に係合する係合凹部が形成されている。また上
記脚部62の外周側途中部分には、車体パネル12,1
3側に延出する可撓性の弾性リップ片65が全長にわた
って形成されている。さらにまた、脚部62から装飾部
61にかけての部位には、金属薄箔芯金63が全長にわ
たって埋設されているとともに、装飾部61の頂部表面
には、ウインドガラス側装飾部61aと車体パネル側装
飾部61bとの境界部分に、金属色表面を有する装飾フ
ィルム69が全長にわたって埋設されている。
【0069】車体パネル12,13の段差を形成する傾
斜壁12a,13aには、両面テープ71を介してファ
スナー72が接着されている。このファスナー72は、
車体パネル側の傾斜壁12a,13aに沿って延びる帯
状の本体部材を有しており、この本体部材の車外側端部
に設けられたリップ部72aの両端縁部は、前記ウイン
ドモールディング6の車体パネル側装飾部61b及び車
体パネル12,13にそれぞれ圧接されている。またこ
のファスナー72の本体部材の表面部には、複数段の凹
凸を備えた係止部72bが成形されている。一方前記ウ
インドモールディング6の弾性リップ片65の先端側部
分には、突起体65aが形成されており、この突起体6
5aが、前記ファスナー72の係止部72bのいずれか
の段部に嵌合されている。
【0070】さらにこの例では、車体パネル12,13
とウインドガラス11の周端縁との間の隙間寸法が、ア
ッパー部では均一幅寸法に維持されているとともに、コ
ーナー部からサイド部にかけては、下方側に向かって徐
々に広げられている。したがって図16に示されている
アッパーモールディング6Aに対して図15に示されて
いるサイドモールディング6Cにおいては、車体パネル
側装飾部61bが、車体パネル13側に向かって伸長さ
れている。
【0071】一方、ウインドガラス側装飾部61aは、
前述した各例と同様に、ウインドガラス11の車外側表
面と車体パネル12,13との間の段差に対応して膨出
・厚肉化されている。すなわち、まずアッパーモールデ
ィング6Aは、図15に示されている均一の横断面形状
に維持されているとともに、コーナーモールディング6
Bから図16に示されているサイドモールディング6C
にかけては、ウインドガラス側装飾部61bが車内外方
向に向かって膨出・厚肉化されている。
【0072】そして、このウインドガラス側装飾部61
aの膨出厚肉部に対して、雨水受け溝68が凹設されて
いる。この雨水受け溝68は、横断面矩形状になされて
おり、ウインドガラス側装飾部61aの膨出厚肉部が所
定以上の肉厚を有する部位に設けられている。この雨水
受け溝68は、サイドモールディング6Cの上端側部分
において、コーナーモールディング6B側に向かって溝
深さが徐々に浅くなされた後、消失している。
【0073】なお、図14ないし図16において、符号
66は、ウインドガラス11及びウインドモールディン
グ6を車体パネル12,13側に接着するためのシーラ
ントを示し、また符号67は、上記シーラント66の流
出を防止するためのダムラバーを示している。
【0074】このようなウインドモールディング6を形
成する本発明のさらに他の実施形態にかかるダイ装置
が、図17及び図18に示されている。すなわちモール
ディング成形装置8を構成するダイ装置は、合成樹脂押
出用の開口部を形成するための4つのダイ、すなわち、
モールディングの押出方向(紙面垂直方向、第1の方
向)に並設された第1のダイ81、第2のダイ82、第
3のダイ83及び第4のダイ84を有している。このう
ち、第1のダイ81、第2のダイ82及び第4のダイ8
4は、ウインドモールディング6の本体部成形用のダイ
であり、第3のダイ83は、溝形成用のダイであって、
これら4体のダイ81,82,83,84は、単一の押
出形成口を画成するように相互に関与する配置関係にな
されている。
【0075】上記第1のダイ81は固定状態に設置され
ており、ウインドモールディング6の装飾部61及び弾
性リップ65を形成するための押出形成口85を備えて
いるとともに、ウインドモールディング6の脚部62及
び支持部64を包含する大型の押出形成口を有してい
る。
【0076】上記押出形成口85は、車体パネル側装飾
部61bを造形するための押出形成口851と、ウイン
ドガラス側装飾部61aを造形するための押出形成口8
53と、弾性リップ65を造形するための押出形成口8
52とを有している。上記押出形成口851と押出形成
口853とは、ウインドモールディング6の装飾部外表
面を造形する弓形の湾曲成形面を共通の上縁として有し
ている。押出形成口853は、雨水受け溝68を含むウ
インドガラス側装飾部61aの膨出厚肉部に対応した形
状になされているとともに、押出形成口851は、車体
パネル側装飾部61bを最大に延長した形状になされて
いる。
【0077】一方、第2のダイ82、第3のダイ83及
び第4のダイ84は、板状部材からそれぞれ形成されて
おり、前記第1のダイ81の前面上に、一対のガイド8
2a,82a、83a,83a及び84a,84aによ
って、図17中のX−Y方向(第2の方向)及び図17
中のV−W方向(第3の方向)にそれぞれ平行移動可能
に支持されている。第2のダイ82に設けられた押出形
成口86は、ウインドモールディング6の脚部62の内
周側面、支持部64の全体外周面、及びウインドガラス
側装飾部61aのガラス当接面を造形する形成面を備え
ており、前記第1のダイ81の押出形成口の一部を遮蔽
するように重ね合わせられている。
【0078】この第2のダイ82の図示下端縁部には、
連接棒82dが設けられており、この連接棒82dが、
回転運動を直線運動に変換する変換器82bを介して駆
動モータ82cに連結されている。そしてこの駆動モー
タ82cからの駆動力によって上記第2のダイ82は、
図18に示されたアッパーモールディング形成位置と、
図17に示されたサイドモールディング形成位置との間
において図17中のX−Y方向(第2の方向)に往復移
動されるようになっている。
【0079】このように本体形成用ダイを構成する第1
のダイ81と第2のダイ82と第4のダイ84は、ウイ
ンドモールディング6における互いに異なる車内外表面
を形成するように対向配置されており、相対的に離反・
近接するように移動してウインドモールディング6の横
断面形状を変化させるように設けられている。
【0080】また、第3のダイ83及び第4のダイ84
は、上記第2のダイ82と直交する図17中のV−W方
向(第3の方向)に往復移動されるように設置されてお
り、これら第3のダイ83及び第4のダイ84の後端縁
部に設けられた連接棒83d及び84dが、回転運動を
直線運動に変換する変換器83b及び84bを介して駆
動モータ83c及び84cに連結されている。
【0081】第3のダイ83の図示右側における先端部
分には、前述したウインドモールディング6の雨水受け
溝68を造形するための略矩形状の遮蔽突片831が形
成されている。この第3のダイ83の遮蔽突片831
は、前記第1のダイ81の押出形成口853内に進入
し、あるいは押出形成口853から離間するように配置
されており、図17及び図18に示されているように、
前記第2のダイ82の往復移動に連動して往復移動され
るようになっている。また第4のダイ84の図示左側に
おける先端部分には、前述したウインドモールディング
6の車体パネル側装飾部61bの先端部を造形するため
の略半円状の遮蔽凹片841が、前記第1のダイ81の
押出成形口851を先端側から遮蔽するように設けられ
ており、図17及び図18に示されているように、前記
第2のダイ82の往復移動に連動して往復移動されるよ
うになっている。
【0082】このようなウインドモールディング成形装
置8によるウインドモールディング6の成形方法は、複
数のダイ82,83,84を適宜移動させつつ押出成形
を行なう点において前記実施形態と同様であるので説明
を省略するが、前述した各実施形態と同様の作用・効果
を得ることができる。
【0083】次に図19ないし図22に示されているウ
インドモールディング9は、上述したものと同様に、サ
イドモールディング9C、コーナーモールディング9B
及びアッパーモールディング9Aが一連に押出成形され
てなるものであって、車体パネル12,13とウインド
ガラス11の周端縁との間の隙間に介挿される脚部92
の車外側端部に、上記隙間を車外側から覆う装飾部91
が一体に成形されている。
【0084】上記脚部92の車内側縁部(図示下端縁)
の内周側には、ウインドガラス11の下面側に向かって
突出する支持部94が突設されており、この支持部94
とウインドガラス側装飾部91aとの間に画成されるコ
の字状溝内に、ウインドガラス11の周端縁部が嵌着さ
れている。
【0085】また、上記支持部94の外周側部分には、
車体パネル12,13側に向かって突出し、傾斜壁面1
2a,13a表面に対しL字状に屈曲しつつ圧接する可
撓性の弾性リップ片95が全長にわたって形成されてい
る。また、脚部92から装飾部91側にかけての部位に
は、金属薄箔芯金93が全長にわたって埋設されてい
る。
【0086】一方、このものでは、車体パネル12,1
3の間において上述した各例のような段差は形成されて
おらず、車体パネル12,13自体は、全周同一の横断
面構造になされている。したがってウインドモールディ
ング9の各部は、基本的には全周同一の横断面形状にな
されており、ウインドガラス側装飾部91aのみがサイ
ド部で、上記段差と独立して車外側に向かって膨出・厚
肉化されている。ウインドガラス側装飾部91aの構造
を説明する。
【0087】図20に示されているように、アッパーモ
ールディング9Aにおいて、ウインドガラス側装飾部9
1aは均一の横断面形状に維持されている。またコーナ
ーモールディング9Bからサイドモールディング9Cに
かけてのウインドガラス側装飾部91aは、車外側に向
かって徐々に膨出・厚肉化されている。すなわち図21
に示されているサイドモールディング9Cの上部側で
は、ウインドガラス側装飾部91aが車外側にやや膨出
・厚肉化されており、図22に示されているサイドモー
ルディング9Cの中央寄りの部分において、ウインドガ
ラス側装飾部91aの肉厚は最大になされ、またサイド
下部側では一定の肉厚に維持されている。
【0088】このウインドガラス側装飾部91aの車外
側膨出厚肉部は、その車外側表面が捻り表面となるよう
に成形されている。すなわちウインドガラス側装飾部9
1aは、図23に示されているように、線分OPを半径
として回転するようにして車外側に膨出されており、当
該ウインドガラス側装飾部91aの車外側表面は、図示
O1 P1 ,O2 P2 ,…O5 P5 ,O6 P6 のようにし
て捻じれ面を形成しているものである。
【0089】そしてこのようなウインドガラス側装飾部
91aの車外側膨出厚肉部の肉厚に対応して、当該膨出
厚肉部に横断面略三角形状の雨水受け溝98が凹設され
ている。すなわち雨水受け溝98の溝深さ及び溝開口幅
は、ウインドガラス側装飾部91aの肉厚に関連して変
化しており、コーナーモールディング9Bのサイド寄り
の部分(図21参照)から雨水受け溝98は現出してい
るとともに、サイドモールディング7Cの長手方向略中
央部分(図22参照)で最大の溝横断面積になされてい
る。そしてそれより下方側部分は、一定の横断面形状に
維持されている。
【0090】なお、図19ないし図22において、符号
96は、ウインドガラス11及びウインドモールディン
グ9を車体パネル12,13側に接着するためのシーラ
ントを示し、また符号97は、上記シーラント96の流
出を防止するためのダムラバーを示している。
【0091】このようなウインドモールディング9を成
形する本発明のさらに他の実施形態にかかるダイ装置を
説明する。図24ないし図26に示されているように、
このモールディング成形装置100を構成するダイ装置
は、合成樹脂押出用の開口部を造形するための3つのダ
イ、すなわちモールディングの押出方向(紙面垂直方
向、第1の方向)に並設された第1のダイ102、第2
のダイ104、第3のダイ105を有している。このう
ち、第1のダイ102及び第2のダイ104はウインド
モールディング9の本体部成形用のダイであり、第3の
ダイ1053は、溝形成用のダイであって、これら3体
のダイ102,104,105は、単一の押出形成口を
画成するように相互に関与する配置関係になされてい
る。
【0092】上記第1のダイ102は固定状態に設置さ
れており、ウインドモールディング9の全体を成形する
ための押出形成口101を備えている。このときウイン
ドガラス側装飾部91aを造形する部分は、図24中の
破線及び図26に示されているように、最大の膨出厚肉
部に雨水受け溝98を形成をしない開口形状になされて
いる。
【0093】前記第2のダイ104及び第3のダイ10
5は、板状部材からそれぞれ形成されており、前記第1
のダイ102の前面上に移動可能に支持されている。こ
のうち第2のダイ104は、扇形状になされており、そ
の扇形の半径に相当する一辺部が、ウインドガラス側装
飾部91aの車外側面(上面)を造形する成形面になさ
れている。また、この第2のダイ104の中心部分は、
ウインドガラス側装飾部91aの付け根部分に相当する
位置に支点ピン103によって回転移動(第2の方向へ
移動)自在に支持されている。したがってこの支点ピン
103を中心にして第2のダイ104を回転させれば、
ウインドガラス側装飾部91aに対応する押出成形口の
開口面積が変化されるようになっている。
【0094】このように本体形成用ダイを構成する第1
のダイ102と第2のダイ104とは、ウインドモール
ディング9における互いに反対側の車内外表面を形成す
るように対向配置されており、相対的に離反・近接する
ように移動してウインドモールディング9の横断面形状
を変化させるように設けられている。
【0095】また、上記第3のダイ105は、一対のガ
イド106,106によって平行移動可能に支持されて
いる。この第3のダイ105の図示左側後端部には、連
接棒109が設けられており、この連接棒109が、回
転運動を直線運動に変換する変換器108を介して駆動
モータ107に連結されている。そしてこの駆動モータ
107からの駆動力によって上記第3のダイ105は、
図24に示されたアッパーモールディング形成位置と、
図25に示されたコーナーモールディング形成位置と、
図26に示されたサイドモールディング形成位置との間
において往復移動(第3の方向へ移動)されるようにな
っている。
【0096】この第3のダイ105の図示右側の先端部
分には、前述したウインドモールディング9の雨水受け
溝98を造形する略三角形状の遮蔽突片が形成されてい
る。この第3のダイ105の遮蔽突片は、前記第1のダ
イ102の押出形成口101のウインドガラス側装飾部
91aに対応する押出成形口内に進入し、あるいは押出
形成口101から離間するように配置されている。そし
て各図に示されているように、前記第2のダイ104の
回転往復移動に連動して平行往復移動されるようになっ
ている。
【0097】このようなモールディング成形装置100
によるウインドモールディング9の成形方法を説明す
る。ウインドモールディング9を成形するにあたって
は、アッパーモールディング9A、コーナーモールディ
ング9B、サイドモールディング9Cが、一連に押出成
形されるが、それらの成形順は、一方のサイドモールデ
ィング9C、コーナーモールディング9B、アッパーモ
ールディング9A、そして他方のコーナーモールディン
グ9B、サイドモールディング9Cの順である。
【0098】サイドモールディング9Cを押出成形する
場合には、第1のダイ102に対して、第2のダイ10
4及び第3のダイ105が、図26のように位置され、
第1のダイ102の押出形成口101には、脚部92の
押出相当位置に帯状の金属薄箔芯金が供給される。押出
成形は、まずサイド部の下端部分から開始され、図22
に示された横断面形状のサイドモールディング9Cが押
出成形される。このときウインドガラス側装飾部91a
は、膨出・厚肉化された状態で得られるとともに、雨水
受け溝98の溝断面積は最大状態になされている。
【0099】一定の横断面形状の状態でサイドモールデ
ィング9Cの一定長が押し出された後、第2のダイ10
4は図26のX方向(図示下方、第2の方向)に下降す
るように回動し始める。これにより第1のダイ102の
押出形成口101は、ウインドガラス側装飾部91aに
対応する開口部分が徐々に閉塞されていき、ウインドガ
ラス側装飾部91aの膨出厚肉部の肉厚が徐々に減じら
れていく。
【0100】そしてこのウインドガラス側装飾部91a
の膨出厚肉部の減少に比例して、第3のダイ105は後
退していき、ウインドガラス側装飾部91aに形成され
る雨水受け溝98の溝断面積が徐々に縮小していく。こ
のとき第3のダイ105の移動(第3の方向への移動)
は、第2のダイ104の移動(第2の方向への移動)に
同期して行われ、ウインドガラス側装飾部91aの膨出
厚肉部の肉厚量に関連した溝断面積を有する雨水受け溝
98が得られる。
【0101】コーナーモールディング9Bの成形位置に
近づき、図25に示されているように、第3のダイ10
5が第1のダイ102の押出形成口101から離間しよ
うとしたときには、図21に示すごとく、ウインドガラ
ス側装飾部91aの膨出厚肉部から雨水受け溝98が消
失しようとする。
【0102】そして、コーナーモールディング9Bの押
出成形が終了したときには、図24のように、第3のダ
イ105が第1のダイ102の押出形成口101から完
全に離間するとともに、第2のダイ104はさらに下降
する。これにより押出形成口101は、アッパーモール
ディング9Aの横断面形状に対応する形状を画成するこ
ととなり、以後アッパーモールディング9Aが、一定の
横断面形状にて一定長にわたって押出成形される。
【0103】アッパーモールディング9Aが一定長押出
成形されると、上述した手順とは逆にして、他方のコー
ナーモールディング9B及びサイドモールディング9C
の成形が行われ、一連のウインドモールディング9が得
られる。なお第3のダイ105の遮蔽突片を鋭利な形状
とすれば、肉厚の比較的小さいコーナー部に対しても雨
水受け溝を穿設することが可能となる。
【0104】以上、本発明者によってなされた発明の実
施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもない。例え
ば、前述した各実施形態は、自動車用のフロントウイン
ドガラス用のウインドモールディングに本発明を適用し
たものであるが、本発明はこれに限定されることはな
く、リアウインドウ用のモールディングの他、あらゆる
種類の溝付き長尺状部材に対しても同様に適用すること
ができる。
【0105】
【発明の効果】以上述べたように本発明にかかる長尺状
部材の押出成形方法及び装置は、溝形成部位の横断面形
状を変化させるようにして押出成形を行い、その横断面
変化により形成した膨出部に十分な大きさの溝を形成し
つつ全長を一連一体に連続的に押出形成するものであっ
て、膨出部の形状及び溝の形状を比較的任意に選択し、
かつ全長を効率的に押出成形するものであるから、溝形
状及び全体形状の成形自由度を大きくしつつ全長を連続
して効率的に押出成形することができ、溝付長尺状部材
の生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により製造された長尺状部材としてのウ
インドモールディングを装着した自動車の前部を表わし
た外観斜視説明図である。
【図2】本発明により製造された長尺状部材としてのウ
インドモールディングの一例を表わした外観斜視説明図
である。
【図3】図1中のI−I線に沿う横断面説明図である。
【図4】図3中のII−II線に沿う横断面説明図である。
【図5】図3中のIII−III線に沿う横断面図である。
【図6】図3中のIV−IV線に沿う横断面図である。
【図7】図1ないし図6に表わされたウインドモールデ
ィングの押出成形用ダイ装置の一実施形態を表わした正
面説明図である。
【図8】図7に表わされた押出成形用ダイ装置の移動状
態を表わした正面説明図である。
【図9】ウインドモールディングの他の例を表わした図
3相当の横断面説明図である。
【図10】図9中のV−V線に沿う横断面図である。
【図11】図9中のVI−VI線に沿う横断面図である。
【図12】図9中のVII−VII線に沿う横断面図である。
【図13】図9ないし図12に表わされたウインドモー
ルディングの押出成形用ダイ装置を表わした正面説明図
である。
【図14】さらに他のウインドモールディングのコーナ
ー部分近傍の構造を表わした外観斜視説明図である。
【図15】図14中のX−X線に沿う横断面説明図であ
る。
【図16】図14中のXI−XI線に沿う横断面図である。
【図17】図14ないし図16に表わされたウインドモ
ールディングの押出成形用ダイ装置を表わした正面説明
図である。
【図18】図17に表わされた押出成形用ダイ装置の移
動状態を表わした正面説明図である。
【図19】さらに他のウインドモールディングのコーナ
ー部分近傍の構造を表わした外観斜視説明図である。
【図20】図19に表わされたウインドモールディング
の構造を表わした図3相当の横断面図である。
【図21】図20中のXII−XII線に沿う横断面図であ
る。
【図22】図20中のXIII−XIII線に沿う横断面図であ
る。
【図23】図19ないし図22に表わされたウインドモ
ールディングのサイド部表面形状を表わした模式図であ
る。
【図24】図19ないし図22に表わされたウインドモ
ールディングの押出成形用ダイ装置の一例を表わした正
面説明図である。
【図25】図24に表わされた押出成形用ダイ装置の移
動状態を表わした正面説明図である。
【図26】図24に表わされた押出成形用ダイ装置さら
に移動状態を表わした正面説明図である。
【符号の説明】
2,4,6,9 ウインドモールディング 2A,4A,6A,9A アッパーモールディング 2B,4B,6B,9B コーナーモールディング 2C,4C,6C,9C サイドモールディング 11 ウインドガラス 12,13 車体パネル 21a,41a,61a,91a ウインドガラス側装
飾部 21b,41b,61b,91b 車体パネル側装飾部 28,48,68,98 雨水受け溝 31,51,81,102 第1のダイ 32,52,82,104 第2のダイ 33,53,83,105 第3のダイ

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状部材の全長を一連一体に連続的に
    押出形成するものであって、 上記長尺状部材を一定の横断面形状にて押出成形する工
    程と、 前記長尺状部材の長手方向の一部において、長手方向と
    直交する方向に横断面形状を拡大して膨出部を押出形成
    する工程と、 上記膨出部に所定の横断面形状の溝を画成する壁部を押
    出成形する工程と、を備えたことを特徴とする長尺状部
    材の押出成形方法。
  2. 【請求項2】 ダイ装置により所定の開口形状に画成さ
    れる押出形成口を通して、当該押出形成口の開口形状に
    対応した横断面形状にて長尺状部材を押出形成するよう
    にした長尺状部材の押出成形方法において、 上記ダイ装置を移動させて押出形成口の開口形状を、押
    出方向である第1の方向に略直交する第2の方向及び第
    3の方向に変化させることにより、長尺状部材の横断面
    形状を変化させつつ、全長を一連一体に連続的に押出形
    成するものであって、 上記ダイ装置を不動状態に保持して押出形成口の開口形
    状を一定に維持することにより、長尺状部材を一定の横
    断形状にて押出成形する工程と、 上記ダイ装置を移動させて押出形成口の開口形状を第2
    の方向に変化させることにより、長尺状部材の横断面形
    状を変化させて厚さを変える工程と、 上記ダイ装置を更に移動させて押出形成口の開口形状を
    上記第2の方向と交差する第3の方向に変化させること
    により、上記長尺状部材に溝を画成する一対の対向壁部
    を形成する工程と、を備えたことを特徴とする長尺状部
    材の押出成形方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の第2の方向を、ダイ装置
    の移動方向と同一の方向に設定したことを特徴とする長
    尺状部材の押出成形方法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の第3の方向を、ダイ装置
    の移動方向と同一の方向に設定したことを特徴とする長
    尺状部材の押出成形方法。
  5. 【請求項5】 複数のダイを有するダイ装置を用いて、
    長尺状部材を押出形成しつつ、当該長尺状部材の長手方
    向の一部に溝を凹設するようにした長尺状部材の押出成
    形方法において、 上記ダイ装置を構成する複数のダイのうち、第1及び第
    2のダイにより長尺状部材の外表面を全長にわたって連
    続的に形成するとともに、第3のダイによって上記溝の
    内表面を形成しつつ、全長を一連一体に連続的に押出形
    成するものであって、 上記第1及び第2のダイを不動状態に保持して、長尺状
    部材を一定の横断形状にて押出成形する工程と、 上記第1及び第2のダイを相対的に離反・近接させるよ
    うに、押出方向である第1の方向に略直交する第2の方
    向に移動させることによって、長尺状部材の横断面形状
    を変化させて厚さを変える工程と、 前記第3のダイを上記第2の方向と交差する第3の方向
    に移動させることにより、長尺状部材に溝を画成する一
    対の対向壁部を形成する工程と、を備えたことを特徴と
    する長尺状部材の押出成形方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の第1ないし第3の各ダイ
    を、相互に関連して一体に移動させるようにしたことを
    特徴とする長尺状部材の押出成形方法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の複数のダイを、押出方向
    において相互に近接した位置に準備するようにしたこと
    を特徴とする長尺状部材の押出成形方法。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の複数のダイによって、単
    一の押出形成口を画成するようにしたことを特徴とする
    長尺状部材の押出成形方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の単一の押出形成口を、第
    3のダイによって溝形状に対応して遮蔽するようにした
    ことを特徴とする長尺状部材の押出成形方法。
  10. 【請求項10】 請求項5記載の第1及び第2のダイに
    よって、長尺状部材の互いに対向する外表面をそれぞれ
    形成するようにしたことを特徴とする長尺状部材の押出
    成形方法。
  11. 【請求項11】 請求項2又は5記載における長尺状部
    材の厚さを変える第2の方向の移動と、溝を画成する第
    3の方向の移動とを、同時に行うようにしたことを特徴
    とする長尺状部材の押出成形方法。
  12. 【請求項12】 請求項2又は5記載における長尺状部
    材の厚さを変える工程と、長尺状部材に溝を画成する工
    程とを、同時に行うようにしたことを特徴とする長尺状
    部材の押出成形方法。
  13. 【請求項13】 請求項2又は5記載における長尺状部
    材の厚さを変える第2の方向の移動と、溝を画成する第
    3の方向の移動とを、ずらして行うようにしたことを特
    徴とする長尺状部材の押出成形方法。
  14. 【請求項14】 請求項2又は5記載の長尺状部材に、
    全長にわたって連続的な装飾外表面を形成するようにし
    たことを特徴とする長尺状部材の押出成形方法。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の装飾外表面に隣接す
    る側壁面に対して溝を形成するようにしたことを特徴と
    する長尺状部材の押出成形方法。
  16. 【請求項16】 請求項1又は2又は5記載の長尺状部
    材に、当該長尺状部材を固定するための取付部を形成す
    るようにしたことを特徴とする長尺状部材の押出成形方
    法。
  17. 【請求項17】 請求項1又は2又は5記載の溝の深さ
    を、長尺状部材の長手方向に沿って増大・減少するよう
    に変化させることを特徴とする長尺状部材の押出成形方
    法。
  18. 【請求項18】 請求項1又は2又は5記載の溝の深さ
    及び幅を、長尺状部材の長手方向に沿って増大・減少す
    るように変化させることを特徴とする長尺状部材の押出
    成形方法。
  19. 【請求項19】 長尺状部材の全長を一連一体に連続的
    に押出形成するダイ装置を備えたものであって、 上記ダイ装置は、前記長尺状部材を一定の横断面形状に
    て押出成形する位置と、長尺状部材の長手方向の一部に
    長手方向と直交する方向に横断面形状を拡大して膨出部
    を形成する位置との間で往復移動する本体形成用ダイ
    と、 上記膨出部に所定の横断面形状を有する溝を凹設する溝
    形成用ダイと、を備えていることを特徴とする長尺状部
    材の押出成形装置。
  20. 【請求項20】 所定の開口形状の押出形成口を有し、
    当該押出形成口の開口形状に対応した横断形状にて長尺
    状部材を押出形成するダイ装置を備えた長尺状部材の押
    出成形装置において、 上記ダイ装置は、押出形成口の開口形状を一定に維持し
    て長尺状部材を一定の横断面形状に押出成形する位置
    と、押出形成口の開口形状を、押出方向である第1の方
    向に略直交する第2の方向に変化させて長尺状部材の横
    断面形状を変化させ、当該長尺状部材の厚さを変える位
    置との間で往復移動する本体形成用ダイと、 上記押出形成口の開口形状を上記第2の方向と交差する
    第3の方向に変化させて長尺状部材に溝を画成する一対
    の対向壁部を形成する溝形成用ダイと、を備えているこ
    とを特徴とする長尺状部材の押出成形装置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の第2の方向を、本体
    形成用ダイの移動方向と同一の方向に設定したことを特
    徴とする長尺状部材の押出成形装置。
  22. 【請求項22】 請求項20記載の第3の方向を、溝形
    成用ダイの移動方向と同一の方向に設定したことを特徴
    とする長尺状部材の押出成形装置。
  23. 【請求項23】 長尺状部材を押出形成しつつ当該長尺
    状部材の長手方向の一部に溝を凹設する複数のダイを有
    するダイ装置を備えた長尺状部材の押出成形装置におい
    て、 上記ダイ装置は、長尺状部材の外表面を全長にわたって
    連続的に形成する本体形成用ダイと、上記溝の内表面を
    溝の全長にわたって連続的に形成する溝形成用ダイと、
    を有し、 上記本体形成用ダイは、長尺状部材を一定の横断形状に
    て押出成形する位置と、長尺状部材の横断面形状を変化
    させて厚さを変える位置との間で、相対的に離反・近接
    するように押出方向である第1の方向に略直交する第2
    の方向に往復移動する第1及び第2のダイからなるとと
    もに、 前記溝形成用ダイは、長尺状部材に溝を画成する一対の
    対向壁部を形成するように上記第2の方向に略直交する
    第3の方向に移動する第3のダイからなる、ことを特徴
    とする長尺状部材の押出成形装置。
  24. 【請求項24】 請求項23記載の第1ないし第3の各
    ダイは、相互に関連して一体に移動する構成を有してい
    ることを特徴とする長尺状部材の押出成形装置。
  25. 【請求項25】 請求項23記載の複数のダイを、押出
    方向において相互に近接した位置に配置したことを特徴
    とする長尺状部材の押出成形装置。
  26. 【請求項26】 請求項23記載の複数のダイを、単一
    の押出形成口を画成するように配置したことを特徴とす
    る長尺状部材の押出成形装置。
  27. 【請求項27】 請求項23記載の第3のダイは、単一
    の押出形成口の一部を溝形状に対応して閉塞する遮蔽ダ
    イからなることを特徴とする長尺状部材の押出成形装
    置。
  28. 【請求項28】 請求項23記載の第1及び第2のダイ
    を、長尺状部材の互いに反対側の外表面を形成するよう
    に対向配置したことを特徴とする長尺状部材の押出成形
    装置。
  29. 【請求項29】 請求項1又は2又は5又は19又は2
    0又は23記載の第2の方向及び第3の方向を、互いに
    直交する方向に設定したことを特徴とする長尺状部材の
    成形装置。
  30. 【請求項30】 請求項1又は2又は5又は19又は2
    0又は23記載の第2の方向及び第3の方向を、押出方
    向に直交する平面内において互いに直交する方向に設定
    したことを特徴とする長尺状部材の成形装置。
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