JPH0524433A - 自動車用ウインドウモールデイング及びその製造方法 - Google Patents

自動車用ウインドウモールデイング及びその製造方法

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JPH0524433A
JPH0524433A JP3208602A JP20860291A JPH0524433A JP H0524433 A JPH0524433 A JP H0524433A JP 3208602 A JP3208602 A JP 3208602A JP 20860291 A JP20860291 A JP 20860291A JP H0524433 A JPH0524433 A JP H0524433A
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molding
window
die
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window glass
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Yukihiko Yada
幸彦 矢田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好な排水機能を有するウインドウモールデ
ィング2を簡易に連続成形することを可能とする。 【構成】 サイドモールディング2Cにおける装飾部2
1に膨出厚肉部分21aを設けるとともに、このサイド
部の膨出厚肉部分21aにおける上方部分にのみ雨水受
け溝28を設けることによって、切除等の工程を付加す
ることなく押出のみによってウインドモールディングの
全体を一連に成形するようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車体パネルの
ウインドウ開口部に固着されたウインドウガラスの周縁
部と車体パネルとの間の間隙をシールするように装着さ
れる自動車用ウインドウモールディング及びその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車体パネルの窓開口部に取付け
られたウインドウガラスの周縁部には、ウインドウモー
ルディングが装着されている。具体的には、ウインドウ
ガラスの周縁と車体パネルの窓開口部の開口縁との間
に、連続長尺状の隙間が形成されており、この隙間内
に、長尺状の押出部材からなるウインドウモールディン
グが嵌挿されシールが行われている。このウインドウモ
ールディングは、上記隙間内に介挿される脚部と、その
隙間を車外側から覆う装飾部とを備えている。
【0003】このような自動車用ウインドウモールディ
ングにおいて、ウインドウガラス上の雨水を排出するた
めの凹溝を形成することが、実公昭57−54416号
公報等に提案されている。この場合の凹溝は、風切り音
発生防止及び剛性強化等の観点から、必要な部分のみに
設けることが好ましい。一方特に高速走行時においてウ
インドウガラス上の水流は、ウインドウガラス表面に沿
って上昇していくことから、サイドモールディングの下
端部分は比較的小さな断面積でよい。以上の観点より、
実公昭62−15044号公報及び実開昭59−315
13号公報記載のウインドウモールディングでは、サイ
ド部の上方側あるいは下方側のみに凹溝を設けるように
している。また実公平1−14488号公報及び実開昭
63−184117号公報記載のウインドウモールディ
ングでは、凹溝の一部分に別部品を埋め込むようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
ような凹溝を備える従来のウインドウモールディング
は、一般に用いられている押出技術によって一連に成形
することはできない。すなわち凹溝部分を成形するには
射出成形が考えられるが、その場合には、ウインドウモ
ールディングの全長を複数の接続部材から構成せざるを
得ない。また型の大型化及び工程数の増大が生じ、生産
性の低下を招来するという問題もある。なお上述した各
公報には、凹溝をいかに成形するかは開示されていな
い。
【0005】本発明は、良好な排水機能を備えたウイン
ドウモールディングを簡易な装置によって良好に得るこ
とができるようにした自動車用ウインドウモールディン
グ及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明にかかる自動車用ウインドウモールディングは、
車体パネルの窓枠開口部に固着されたウインドウガラス
のアッパー側から両サイド側にかけての周縁部に沿って
装着されるアッパーモールディング及びサイドモールデ
ィングを有してなるものであって、前記ウインドウガラ
スの周縁部と車体パネルの窓枠開口部の内周縁部との間
に形成された隙間に介挿される脚部と、この脚部の車外
側端から少なくとも内周側に延出してウインドウガラス
側に弾接される装飾部と、を備えてなる自動車用ウイン
ドウモールディングにおいて、サイドモールディングに
おける装飾部には、ウインドウガラスの車外側表面に弾
接しつつ車外側に向かって膨出された厚肉部分が設けら
れているとともに、この装飾部の膨出厚肉部分には、内
周側に開口するように凹設された雨水受け溝が備えら
れ、かつこの雨水受け溝は、サイドモールディングの長
手方向略中央部よりも上方側にのみ設けられ、下方側に
は設けられていない構成になされている。
【0007】また本発明にかかる自動車用ウインドウモ
ールディングの製造方法は、ウインドウガラスのアッパ
ー側から両サイド側にかけての周縁部に沿って装着され
るアッパーモールディング及びサイドモールディングを
押出成形するものであって、ウインドウガラスと車体パ
ネルの窓枠開口部との隙間内に挿入される脚部を押出成
形するための開口部と、少なくともウインドウガラス側
に弾接される装飾部を押出成形するための開口部を備え
てなるダイを用いて、モールディングの押出を行うよう
にした自動車用ウインドウモールディングの製造方法に
おいて、サイドモールディングを成形する際には、前記
ダイにおける装飾部に対応する押出開口部の開口面積を
拡張して、装飾部の肉厚を膨肉化させつつ押出を行い、
かつサイドモールディングの長手方向略中央部よりも上
方側を成形する際において、前記装飾部に対応する押出
開口部の開口面積拡張領域内に、他のダイを進入させる
ことによって、装飾部の膨肉厚肉部の側壁に雨水受け溝
を凹設するように押出を行うようにした構成になされて
いる。
【0008】
【作用】このような構成を有する手段においては、雨水
受け溝が必要な部分のみに設けられるとともに、切除等
の工程を付加することなく押出のみによってウインドウ
モールディングの全体が一連に成形されるようになって
いる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず図1に表わされているように、自動車
のフロント側のウインドウガラス11の周縁部には、長
尺状の押出シール部材からなるウインドウモールディン
グ2が装着されている。このウインドウモールディング
2は、前記ウインドウガラス11の上縁部とルーフパネ
ル12との間の隙間に装着されるアッパーモールディン
グ2Aと、ウインドウガラス11の両側縁部とピラーパ
ネル13との間の隙間に装着されるサイドモールディン
グ2Cと、これらアッパーモールディング2Aとサイド
モールディング2Cとを連結している湾曲部分としての
コーナーモールディング2Bとを有しており、これらモ
ールディング2A,2C,2Bは、後述するようにして
一体連続的に押出成形されている。
【0010】図2ないし図6に示された第1実施例にお
けるウインドウモールディング2は、ゴム、合成樹脂等
の弾性材料を後述する成形装置によって長尺帯状に一体
に押出成形してなるものであり、ウインドウガラス11
の周縁部と、ルーフパネル12及びフロントピラー13
との間隙に介挿される脚部22を有しているとともに、
上記隙間を車外側(図3上側)から覆う装飾部21を備
えている。そしてこれら装飾部21と脚部22とによっ
て、長手方向に直交する横断面形状が略L字状になされ
ている。
【0011】上記脚部22の車内外方向(図3上下方
向)の高さは、アッパーモールディング2Aにおいて短
く設定されているとともに、サイドモールディング2C
においてやや長く設定されている。これは、後述するよ
うにウインドガラス11の車外側表面と車体パネル1
2,13の車外側表面との間に形成されている段差が、
アッパー部よりサイド部の方が拡大されているのに対応
したものであって、この段差の変化にしたがって上記脚
部22の高さも変化されている。すなわちコーナー部か
ら徐々に高められて(図4参照)サイド部の上方側で最
大になされている(図5参照)とともに、この最大高さ
がサイド部の中央部及び下方側に向かって一定に維持さ
れている(図6,図7及び図8参照)。
【0012】また装飾部21の内部における車外側外周
部分には、芯材としてのワイヤー23が埋設されてい
る。さらに脚部22の車内側端縁(図3下端縁)には、
ウインドウガラス11の車内側(図示下部側)エッジ部
に係合する支持片24と、車体パネル12,13の壁面
側に圧接するように延びる弾性リップ片25とが全長に
わたって設けられているとともに、この弾性リップ片2
5のやや車外側(図3上方側)の脚部22には、弾性リ
ップ片26が、上記弾性リップ片25とほぼ平行に突設
されている。
【0013】装飾部21は、脚部22の車外側端(図3
上端)からウインドウガラス11側に延びるリップ状部
材からなり、ウインドウガラス11の車外側表面を覆っ
ている。この装飾部21は、前述したウインドガラス1
1の車外側表面と、車体パネル12,13の表面との間
に形成されている段差に対応して肉厚が変化させられて
いる。すなわちまず上記段差が均一になされているアッ
パーモールディング2Aでは(図3参照)、装飾部21
の肉厚及び形状も均一になされている。次にコーナーモ
ールディング2Bの途中部分からサイド寄りの端部2D
にかけては(図4及び図5参照)、前記段差の拡大に伴
って装飾部21が、車内側方向(図4,図5下方側)へ
向かって肉厚が膨出されており、膨出厚肉部分21aが
設けられている。さらにサイドモールディング2Cの長
手方向上方部及び中央部においては(図6及び図7参
照)、最大になされた段差に対応して、膨出厚肉部分2
1aの肉厚が最大になされている。そしてこの最大肉厚
の膨出厚肉部分21aは、サイド部下方側に向かって
(図8参照)一定に維持されている。
【0014】このように装飾部21は、ウインドウガラ
ス11に対面する内側部分に膨出厚肉部分21aを有し
ており、この膨出厚肉部分21aの内周側壁面には、雨
水受け溝28が内周側に向かって開口するように凹設さ
れている。この雨水受け溝28は、サイドモールディン
グ2Cの長手方向略中央部よりも上方側にのみ設けられ
ており、下方側には設けられていないものであって、底
側部分が横断面略三角形状になされているとともに、開
口側部分の両壁がほぼ平行に形成されている。この雨水
受け溝28の横断面形状を以下詳細に説明する。
【0015】まず図4及び図5に示されたコーナーモー
ルディング2Bにおける雨水受け溝28は、底部側の三
角形状頂部のみが凹設されており、当該雨水受け溝28
の溝深さ及び溝幅は、前記膨出肉厚部分21aの肉厚に
対応して徐々に変化させられている。次に図6に示され
ているように、膨出肉厚部分21aの肉厚が最大になさ
れているサイド部上方領域における雨水受け溝28は、
最大の溝幅及び溝深さになされている。この最大の溝幅
及び溝深さを備える部分は、サイド部の中央領域まで一
定長さにわたって延在されている。また図7に示されて
いるように、サイド部中央領域の所定位置から下方側に
向かっては、雨水受け溝28の溝幅及び溝深さが縮小さ
れており、雨水受け溝28は、所定の位置で消失されて
いる。この消失部位における雨水受け溝28は、底部側
の三角形状頂部のみの横断面形状になされており、当該
雨水受け溝28の溝深さ及び溝幅は、図7に示されてい
るように縮小されている。そして図8に示されているよ
うに、サイド部の下方側領域に雨水受け溝28は設けら
れていない。
【0016】このようなウインドウモールディング2を
用いたウインドウガラス11の車体側取付構造を次に説
明する。ルーフパネル12及びフロントピラー13に設
けられたガラス取付用開口部の内周縁部は、ウインドウ
ガラス11を受け入れるように室内側に向かって階段状
に折り曲げられており、折曲壁12a,13aを介して
フランジ部12b,13bが設けられている。アッパー
部の折曲壁12aの立上り高さは均一になされている
が、サイド部の折曲壁13aの立上り高さは、コーナー
部の途中から次第に高められている。
【0017】そしてまずウインドウガラス11の周縁部
に、ウインドウモールディング2が装着される。このと
きウインドウガラス11のアッパー周縁部からコーナー
周縁部にかけては、アッパーモールディング2Aの支持
片24と装飾部21との間に嵌着されるとともに、ウイ
ンドウガラス11のサイド周縁部には、サイドモールデ
ィング2Cの支持片24と、装飾部21の膨出肉厚部分
21aとの間に嵌着される。なおコーナーモールディン
グ2Bは、ウインドウモールディング2の装着に伴って
所定の曲率に湾曲させられることとなるが、上述のよう
にして装飾部21の厚肉化が行われているため、曲げ周
長の差によるシワ発生等の不具合は生じることがない。
【0018】一方前記車体パネル12,13側のフラン
ジ部12b,13b上には、帯状のダムラバー14が固
着されるとともに、このダムラバー14の外周面側に、
接着剤15が押出によって充填される。ついでウインド
ウモールディング2が装着されたウインドウガラス11
の車内側面が、上記ダムラバー14上に当接され押圧さ
れる。これによってウインドウモールディング2の支持
片24が、接着剤15で固着されるとともに、弾性リッ
プ片25,26が、各折曲壁12a,13aに対して屈
曲状態にて弾接される。これら弾性リップ片25,26
の屈曲による弾性反発力は、ウインドウモールディング
2の固定力及び姿勢安定力として作用する。
【0019】このようにしてウインドウガラス11は、
車体パネル12,13側のフランジ部12b,13b上
に全周略均一の高さに固着される。そしてこのウインド
ウガラス11の車外側表面と、ルーフパネル12の表面
との間には、折曲壁12a,13aの立上り高さに対応
した段差が形成され、この段差に対応して、装飾部21
の膨出肉厚部分21aの肉厚が設定されている。まずア
ッパー部においては(図3参照)、全長にわたって上記
段差はほとんどなく、装飾部21及び脚部22が均一な
横断面形状に維持されているとともに、装飾部21に膨
出肉厚部分は設けられていない。またコーナー部におい
ては(図4及び図5参照)、段差がややつけられている
のに対応して、装飾部21に膨出肉厚部分21aが設け
られている。この膨出肉厚部分21aの肉厚は、段差の
変動に対応するようにして、サイド側に向かって徐々に
膨肉化されている。このコーナー部の途中部分からサイ
ド部に向かって上記段差は徐々に拡大されており、サイ
ド部の長手方向上方側領域及び中央領域(図6及び図7
参照)で最大の段差に設定されている。そしてこれに対
応して、膨出肉厚部分21aの肉厚も最大になされてお
り、その最大肉厚が、サイド部下方側領域まで一定に維
持されている(図8参照)。
【0020】このようなウインドウガラス11の車体側
取付構造において、ウインドウガラス11上に滴化した
雨水は、ウインドウモールディング2の内周壁部に導か
れるようにして所定の部位に排出されていく。すなわち
アッパー部からコーナー部においては、装飾部21の内
周壁面に誘導されるとともに、サイド部に集められた雨
水は、装飾部21の膨出肉厚部分21aに設けられた雨
水受け溝28内を通って誘導されていく。
【0021】このときサイド部に集められた雨水は、特
に高速走行時点において風圧により上方に向かって流動
される。したがって雨水受け溝28は、本実施例のよう
にサイドモールディングの長手方向略中央部よりも上方
側にのみ設けられていれば十分であり、これにより好適
な排水が行われるようになっている。
【0022】なおウインドウモールディング2は、ウイ
ンドウガラス11に装着した状態で窓枠側に挿入するこ
ととしてもよいし、予めウインドウガラス11を窓枠側
に挿入しておいた上で、ウインドウガラス11の周端縁
と車体パネル12,13との間の隙間内にウインドウモ
ールディング2を挿入するようにしてもよい。
【0023】次に、上述したウインドウモールディング
2を成形する装置を説明する。図9ないし図12に示さ
れているように、モールディング成形装置3は、合成樹
脂押出用の開口部を形成するための3つのダイを備えて
いる。これらのダイは、モールディングの押出方向(紙
面垂直方向)に並設された第1のダイ31と、第2のダ
イ32と、第3のダイ33とを有している。上記第1の
ダイ31は固定状態に設置されており、ウインドウモー
ルディング2の装飾部21、脚部22及び弾性リップ片
26を成形するための押出形成口34を備えている。こ
の押出形成口34におけるウインドウモールディング2
の支持部24及び弾性リップ25に相当する図示下側の
部分は、上記各部24,25を包含する大型の矩形状開
口部になされている。
【0024】上記押出形成口34は、装飾部21に対応
する押出形成口341と、脚部22に対応する押出形成
口342と、弾性リップ26に対応する押出形成口34
3とを有している。押出形成口341は、ウインドウモ
ール2の装飾部上縁に相当する弓形湾曲形状の上辺部を
有しているとともに、装飾部21の膨出厚肉部21aに
雨水受け溝28を形成をしていない開口形状になされて
おり、上記押出形成口342に連通されている。
【0025】一方第2のダイ32及び第3のダイ33
は、板状部材からそれぞれ形成されており、前記第1の
ダイ31の前面上に、一対のガイド32a,32a及び
33a,33aによって平行移動可能に支持されてい
る。第2のダイ32に設けられた押出形成口35は、ウ
インドウモールディング2の脚部22の図示下部側、支
持部24及び弾性リップ25に対応する形状になされて
いる。そして脚部22に対応する部分の図示上端側に設
けられた開放部分が、前記第1のダイ31の押出形成口
34における膨出厚肉部分21aに相当する部分に連通
するように重ね合わせられている。この第2のダイ32
の図示下端縁部には、連接棒32bが設けられており、
この連接棒32bが、回転運動を直線運動に変換する変
換器を介して駆動モータ32cに連結されている。そし
てこの駆動モータ32cからの駆動力によって上記第2
のダイ32は、図9に示されたアッパーモールディング
形成位置と、図10ないし図12に示されたサイドモー
ルディング形成位置との間において往復移動されるよう
になっている。
【0026】また第3のダイ33は、上記第2のダイ3
2と直交する方向に往復移動されるように設置されてお
り、この第3のダイ33の図示左端縁部に設けられた連
接棒33bが、回転運動を直線運動に変換する変換器を
介して駆動モータ33cに連結されている。この第3の
ダイ33の図示右側における先端部分には、前述したウ
インドウモールディング2の雨水受け溝28に対応する
略三角形状の遮蔽突片331が形成されている。この第
3のダイ33の遮蔽突片331は、前記第1のダイ31
の押出形成口341内に進入可能に設けられており、図
9ないし図12の各図に示されているように、前記ダイ
2のダイ32の往復移動に連動して往復移動されるよう
になっている。
【0027】このようなモールディング成形装置3によ
るウインドウモールディング2の成形方法を説明する。
ウインドウモールディング2を成形するにあたっては、
アッパーモールディング2A、コーナーモールディング
2B、サイドモールディング2Cが、一連に押出成形さ
れるが、その成形順は、一方のサイドモールディング2
C、一方のコーナーモールディング2B、アッパーモー
ルディング2A、そして他方のコーナーモールディング
2B、他方のサイドモールディング2Cの順である。
【0028】まずサイドモールディング2Cを押出成形
する場合には、第1のダイ31と第2のダイ32とが、
図12,図11及び図10の各図に示された一定の位置
関係に維持されつつ、第3のダイ33は、当初図12に
示された退避位置におかれる。この状態でサイドモール
ディング2Cの下端部分(図3右端部分)から押出が開
始される。このとき第1のダイ31の押出形成口34
に、金属ワイヤー薄箔芯金23が供給される。
【0029】一定の横断面形状の状態で、サイドモール
ディング2Cの下方側部分が一定長にわたって押し出さ
れ、サイド部の中央領域に至ると、第3のダイ33が前
進され、図11のように第3のダイ33の遮蔽突片33
1が第1のダイ31の押出形成口341内に進入されて
いく。これにより膨出厚肉部分22aに雨水受け溝28
が成形され始め、第3のダイ33が前進していくにとも
なって、雨水受け溝28の溝深さは徐々に深くなされて
いく。そして図10に示されている状態に至ったとき、
雨水受け溝28の溝幅及び溝深さは最大になされる。こ
の図10に示されている雨水受け溝28の最大溝深さを
備えた部分は、一定長さにわたって押出成形される。
【0030】ついでコーナーモールディング2Bの成形
位置に近づいてくると、第2のダイ32が図示上側方向
に押し上げ移動されていくとともに、第3のダイ33が
退避され始める。これにより第1のダイ31の押出形成
口341は縮小されていき、膨出厚肉部分21aの肉厚
が縮小されていくとともに、雨水受け溝28の溝深さ及
び溝幅は、上記膨出厚肉部分21aの肉厚縮小化に比例
して縮小されていく。このとき膨出厚肉部分21a以外
の各部は同一の横断面形状に維持されている。上記第3
のダイ33の移動は、第2のダイ32の移動速度に同期
して行われる。コーナーモールディング2Bの押出成形
が終了した時点で、上記第2のダイ32及び第3のダイ
33は図9に示されている位置に至る。
【0031】第3のダイ33が後退して、第1のダイ3
1の押出形成口341から離間されたとき、脚部22の
膨出厚肉部分21aから雨水受け溝28が消失され、押
出形成口の全体は、アッパーモールディング2Aの横断
面形状に対応する形状に画成される。そしてこのときか
らアッパーモールディング2Aが一定の横断面形状にて
押出成形されていく。アッパーモールディング2Aが一
定長にわたって押出成形されると、上述した手順とは逆
にして、コーナーモールディング2B及びサイドモール
ディング2Cの成形が行われ、一連のウインドウモール
ディング2が得られる。
【0032】次に図13ないし図15に示された第2実
施例にかかるウインドウモールディング4おいては、ル
ーフパネル12及びピラーパネル13に対して、ファス
ナー44が接着テープ45を介して固定されている。こ
のファスナー44は、横断面略U字状の係止溝部を備え
ているとともに、この係止溝部の外周側壁を構成してい
る弾性リップ片44aが、車体パネル12,13の各折
曲壁12a,13aに沿って延び、車体パネル12,1
3の車外側表面にやや突出している。そしてウインドウ
モールディング4の脚部42の先端部に設けられた係合
部42aが、前記ファスナー44の係止溝部内に挿入さ
れて嵌合されることにより、ウインドウモールディング
4の固定が行われている。上記脚部42の車外側端部に
は、車体パネル12,13とウインドウガラス11との
間の隙間を車外側から覆う装飾部41が一体に成形され
ている。
【0033】本実施例においては、車体パネル12,1
3の間において段差はほとんど形成されておらず、車体
パネル12,13は、全周同一の横断面構造になされて
いる。したがってウインドウモールディング4の各部
は、基本的には全周同一の横断面形状になされていると
ともに、装飾部41のみがサイド部で扇形形状にて車外
側に膨肉化されている。この装飾部41の膨出厚肉部分
41aは、サイドモールディング4Cの長手方向上方部
にのみ形成されており、その膨出厚肉部分41aに対し
て雨水受け溝48が凹設されている。
【0034】すなわち装飾部41は、脚部42の車外側
端(図13上端)からウインドウガラス11側に延びる
リップ状部材からなり、ウインドウガラス11の車外側
表面に弾接されているとともに、一定半径にて回転する
ように車外側に膨出されている。この装飾部41の車外
側表面は捻じれ面となるように成形されている。
【0035】そしてまずアッパーモールディング4Aで
は(図13参照)、装飾部41の肉厚及び形状も均一に
なされている。次にコーナーモールディング4Bの途中
部分からサイド寄りの端部にかけては(図14参照)、
装飾部41が車外側方向(図14上方側)へ向かって膨
出されており、膨出厚肉部分41aが設けられている。
さらにサイドモールディング4Cの長手方向上方部にお
いて(図15参照)、上記膨出厚肉部分41aの肉厚は
最大になされているとともに、サイドモールディング4
Cの中央部において、膨出厚肉部分41aの肉厚は再び
減じられており、所定の位置で膨出厚肉部分41aが消
失されている。そしてサイドモールディング4Cの下方
領域は(図16参照)、前述したアッパーモールディン
グ4Aと同様の横断面形状になされている。
【0036】このように上記装飾部41は、ウインドウ
ガラス11に対面する内側部分に膨出厚肉部分41aを
有しており、この膨出厚肉部分41aの内周側壁面に
は、雨水受け溝48が内側に向かって開口するように凹
設されている。この雨水受け溝48は、横断面略三角形
状になされているものであって、上記膨出厚肉部分41
aに対応して設けられている。すなわち上記膨出厚肉部
分41aと同様に、サイドモールディング4Cの長手方
向略中央部よりも上方側にのみに雨水受け溝48は設け
られており、下方側の領域には設けられていない。雨水
受け溝48の構造を以下説明する。
【0037】まず図14に示されたコーナーモールディ
ング4Bにおける雨水受け溝48は、当該雨水受け溝4
8の溝深さ及び溝幅が、前記膨出肉厚部分41aの肉厚
に対応して徐々に変化させられている。次に図15に示
されているように、膨出肉厚部分41aの肉厚が最大に
なされているサイド部の上方領域における雨水受け溝4
8は、最大の溝幅及び溝深さを備えるように設定されて
いる。この最大の溝幅及び溝深さは、サイド部の中央領
域まで一定長さにわたって維持されている。また図13
に示されているように、サイド部中央領域の所定位置か
ら下方側に向かって、雨水受け溝48の溝幅及び溝深さ
は再び縮小されており、所定の位置で雨水受け溝48が
消失されている。そして図16に示されているようにサ
イド部の下方側領域には、雨水受け溝48は設けられて
いない。
【0038】このような第2実施例においても、前述し
た各実施例と同様の作用・効果を得ることができる。ま
たこの実施例においても、ウインドウモールディング4
をウインドウガラス11に装着した状態で窓枠側に挿入
することとしてもよいし、予めウインドウガラス11を
窓枠側に挿入しておいた上で、ウインドウガラス11の
周端縁と車体パネル12,13との間の隙間内にウイン
ドウモールディング4の脚部42を挿入するようにして
もよい。
【0039】次に、上述したウインドウモールディング
4を成形する装置を説明する。図17ないし図19に示
されているように、このモールディング成形装置6は、
合成樹脂押出用の開口部を有する3つのダイを備えてい
る。これらのダイは、モールディングの押出方向(紙面
垂直方向)に並設された第1のダイ61と、第2のダイ
62と、第3のダイ63とを有している。上記第1のダ
イ61は固定状態に設置されており、ウインドウモール
ディング4のファスナー44を除く部分を成形するため
の押出形成口601を備えている。このとき装飾部41
を成形する部分は、図19に示されているように、最大
肉厚を有する膨出厚肉部分41aに雨水受け溝48を形
成をしない場合に相当する開口形状になされており、正
面略扇形状に形成されている。
【0040】また前記第2のダイ62及び第3のダイ6
3は、板状部材からそれぞれ形成されており、上記第1
のダイ61の前面上に移動可能に支持されている。まず
第2のダイ62は、正面略扇形状に形成されており、そ
の扇形の半径に相当する一辺部62aが、装飾部41の
車外側縁(上縁)に相当する弓形状に形成されている。
この弓形状辺部62aを備えた部分は、第1のダイ61
における押出開口部601の一部、具体的には装飾部4
1の車外側部分に対応する領域を遮蔽している。またこ
の第2のダイ62の扇形状の中心部分は、装飾部41と
脚部42との連結部分近傍に配置されており、前記第1
のダイ61に対し支点ピン64を介して回転自在に支持
されている。したがってこの支点ピン64を中心にして
第2のダイ62を回転させれば、第1のダイ61の押出
成形口601に対する第2のダイ62の遮蔽面積が変化
されることとなり、装飾部41の押出開口面積が変動さ
れるようになっている。
【0041】また上述のように第2のダイ62が回動さ
れるとき、弓形状辺部62aの先端縁部は、回動中心で
ある支点ピン64を中心とした円弧状の軌跡を描くこと
となるが、これに対応するようにして前記第1のダイ6
1に設けられた押出形成口601の形状が設定されてい
る。すなわち押出形成口601における装飾部41の内
周側壁面に対応する縁部601aは、上記第2のダイ6
2の円弧状軌跡に沿った一定半径の円弧状に形成されて
おり、第1のダイ61における押出開口部601の円弧
状縁部601aを描くための軌跡中心が、第2のダイ6
1の回動中心64に略一致されている。
【0042】一方上記第3のダイ63は、一対のガイド
63a,63aによって平行移動可能に支持されてい
る。この第3のダイ63の図示左側後端部には、連接棒
63bが設けられており、この連接棒63bが、回転運
動を直線運動に変換する変換器を介して駆動モータ63
cに連結されている。そしてこの駆動モータ63cから
の駆動力によって上記第3のダイ63は、図17に示さ
れたアッパーモールディング形成位置と、図18及び図
19に示されたサイドモールディング形成位置との間に
おいて往復移動されるようになっている。
【0043】この第3のダイ63の図示右側の先端部分
には、前述したウインドウモールディング4の雨水受け
溝48に対応する略三角形状の遮蔽突片が形成されてい
る。この第3のダイ63の遮蔽突片は、前記第1のダイ
61の押出形成口601の装飾部41に対応する押出成
形口内に進入可能に設けられている。この第3のダイ6
3は、図17ないし図19に示されているように、前記
第2のダイ62の回転往復移動に連動して平行往復移動
されるようになっている。
【0044】このようなモールディング成形装置による
ウインドウモールディング4の成形方法を説明する。ウ
インドウモールディング4を成形するにあたっては、ア
ッパーモールディング4A、コーナーモールディング4
B、サイドモールディング4Cが、一連に押出成形され
るが、それらの成形順は、一方のサイドモールディング
4C、一方のコーナーモールディング4B、一方のアッ
パーモールディング4A、そして他方のコーナーモール
ディング4B、他方のサイドモールディング4Cの順で
ある。
【0045】サイドモールディング4Cを押出成形する
場合には、第1のダイ61に対して、第2のダイ62及
び第3のダイ63が、まず図17のように位置される。
このとき第3のダイ63は、第1のダイ61の押出形成
口601から完全に離間されているとともに、第2のダ
イ62は、第1のダイ61における押出開口部601を
最大に遮蔽する位置に停止される。これにより押出形成
口601は、最小の開口面積に維持される。この第1の
ダイ61の押出形成口601には、脚部62の押出相当
位置に、帯状の金属薄箔芯金が供給される。ウインドモ
ールディングの押出成形は、サイド部の下端部分(図1
3右端部分)から開始され、図16に示された横断面形
状を有するサイドモールディング4Cがまず押出成形さ
れる。
【0046】一定の横断面形状でサイドモールディング
4Cの一定長が押し出された後、中央領域に至ると、第
2のダイ62は、図18に示されているように図示上方
側に向かって回動され始める。これにより第1のダイ6
1の押出形成口601に対する第2のダイ62による遮
蔽量が徐々に減少されていき、装飾部41の膨出厚肉部
分41aの肉厚が徐々に増大されていく。そしてこの装
飾部41の膨出厚肉部分41aの肉厚増大に比例して、
第3のダイ63が前進されていき、押出形成口601内
に進入される。これにより装飾部41に雨水受け溝48
が形成され始め、当該雨水受け溝48の溝断面積が徐々
に拡大されていく。このとき第3のダイ63の移動は、
第2のダイ62の移動速度に同期して行われる。
【0047】そして第1のダイ61の押出形成口601
に対して、第2のダイ62が、図19のように最大開放
位置に位置されるとともに、第3のダイ63が最大に遮
蔽する位置に停止されると、装飾部41が、最大に膨肉
化された扇形状の横断面形状にて得られるとともに、雨
水受け溝48も最大の三角形状の横断面積になされ、図
15に示された横断面形状のサイドモールディング4C
が得られる。
【0048】一定横断面形状の状態でサイドモールディ
ング4Cの一定長が押し出された後、第2のダイ62は
再び図示下方側に下降するように回動され始める。これ
により第1のダイ61の押出形成口601は、装飾部4
1に対応する開口部分の遮蔽量が徐々に増大されてい
き、装飾部41の膨出厚肉部分の肉厚が徐々に減じられ
ていく。そしてこの装飾部41の膨出厚肉部分の減少に
比例して、第3のダイ63は後退されていき、これによ
って装飾部41に形成される雨水受け溝48の溝断面積
が徐々に縮小されていく。このときも第3のダイ63の
移動は、第2のダイ62の移動速度に同期して行われ
る。
【0049】コーナーモールディング4Bの成形位置に
近いて、第3のダイ63が第1のダイ61の押出形成口
601から離間されると、装飾部41の膨出厚肉部分か
ら雨水受け溝48が消失される。そしてコーナーモール
ディング4Bの押出成形が終了したときには、図17に
示されているように、第3のダイ63が退避して最終位
置に停止される。これにより押出形成口601は、アッ
パーモールディング4Aの横断面形状に対応する形状を
画成することとなり、以後アッパーモールディング4A
が、一定の横断面形状にて一定長にわたり押出成形され
る。
【0050】アッパーモールディング4Aが一定長押出
成形されると、上述した手順とは逆にして、コーナーモ
ールディング4B及びサイドモールディング4Cの成形
が行われ、一連のウインドウモールディング4が得られ
る。なお第3のダイ63の遮蔽突片を鋭利な形状とすれ
ば、肉厚の比較的小さいコーナー部に対しても雨水受け
溝を穿設することが可能となる。
【0051】また上述した各実施例にかかるウインドウ
モールディングは、フロントウインドウガラスのみなら
ず、リアウインドウガラス等他のウインドウガラスに対
しても同様に適用することができるものである。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、雨水受け溝
を必要な部分のみに設けるとともに、切除等の工程を付
加することなく押出のみによってウインドウモールディ
ングの全体を一連に成形するようにしたものであるか
ら、十分な堰き止め機能を備える雨水排出溝を備えたウ
インドウモールディングを簡易にかつ良好に連続成形す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してなる自動車の前部を表わした
外観斜視説明図である。
【図2】本発明の第1実施例におけるモールディング構
造を表わした外観斜視説明図である。
【図3】図1中のIII−III線に沿う横断面図である。
【図4】図3中のA−A線に沿う横断面図である。
【図5】図3中のB−B線に沿う横断面図である。
【図6】図3中のC−C線に沿う横断面図である。
【図7】図3中のD−D線に沿う横断面図である。
【図8】図3中のE−E線に沿う横断面図である。
【図9】図2ないし図8に表わされたモールディングの
押出成形装置の一例を表わした正面説明図である。
【図10】図9に表わされた押出成形装置の移動状態を
表わした正面説明図である。
【図11】図9に表わされた押出成形装置のさらに移動
状態を表わした正面説明図である。
【図12】図9に表わされた押出成形装置のさらに移動
状態を表わした正面説明図である。
【図13】本発明の第2実施例におけるモールディング
の構造を表わした図3相当の横断面図である。
【図14】図13中のF−F線に沿う横断面図である。
【図15】図13中のG−G線に沿う横断面図である。
【図16】図13中のH−H線に沿う横断面図である。
【図17】図13ないし図16に表わされたモールディ
ングの押出成形装置の一例を表わした正面説明図であ
る。
【図18】図17に表わされた押出成形装置の移動状態
を表わした正面説明図である。
【図19】図17に表わされた押出成形装置のさらに移
動状態を表わした正面説明図である。
【符号の説明】
11 ウインドウガラス 12,13 車体パネル 2,4 モールディング 2A,4A アッパーモールディング 2B,4B コーナーモールディング 2C,4C サイドモールディング 21,41 装飾部 22,42 脚部 28,48 雨水受け溝 31,61 第1のダイ 32,62 第2のダイ 33,63 第3のダイ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネルの窓枠開口部に固着されたウ
    インドウガラスのアッパー側から両サイド側にかけての
    周縁部に沿って装着されるアッパーモールディング及び
    サイドモールディングを有してなるものであって、 前記ウインドウガラスの周縁部と車体パネルの窓枠開口
    部の内周縁部との間に形成された隙間に介挿される脚部
    と、この脚部の車外側端から少なくとも内周側に延出し
    てウインドウガラス表面に弾接される装飾部と、を備え
    てなる自動車用ウインドウモールディングにおいて、 前記サイドモールディングにおける装飾部には、ウイン
    ドウガラスの車外側表面に弾接しつつ車外側に向かって
    膨出する厚肉部分が設けられているとともに、この装飾
    部の膨出厚肉部分には、内周側に開口するように凹設さ
    れた雨水受け溝が備えられ、 かつこの雨水受け溝は、サイドモールディングの長手方
    向略中央部よりも上方側にのみ設けられ、下方側には設
    けられていないことを特徴とする自動車用ウインドウモ
    ールディング。
  2. 【請求項2】 ウインドウガラスのアッパー側から両サ
    イド側にかけての周縁部に沿って装着されるアッパーモ
    ールディング及びサイドモールディングを押出成形する
    ものであって、 ウインドウガラスと車体パネルの窓枠開口部との隙間内
    に挿入される脚部を押出成形するための開口部と、少な
    くともウインドウガラス側に弾接される装飾部を押出成
    形するための開口部を備えてなるダイを用いて、モール
    ディングの押出を行うようにした自動車用ウインドウモ
    ールディングの製造方法において、 サイドモールディングを成形する際には、前記ダイにお
    ける装飾部に対応する押出開口部の開口面積を拡張し
    て、装飾部の肉厚を膨肉化させつつ押出を行い、 かつサイドモールディングの長手方向略中央部よりも上
    方側を成形する際において、前記装飾部に対応する押出
    開口部の開口面積拡張領域内に、他のダイを進入させる
    ことによって、装飾部の膨肉厚肉部の側壁に雨水受け溝
    を凹設するように押出を行うようにしたことを特徴とす
    る自動車用ウインドウモールディングの製造方法。
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